JP2020039842A - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020039842A JP2020039842A JP2018224095A JP2018224095A JP2020039842A JP 2020039842 A JP2020039842 A JP 2020039842A JP 2018224095 A JP2018224095 A JP 2018224095A JP 2018224095 A JP2018224095 A JP 2018224095A JP 2020039842 A JP2020039842 A JP 2020039842A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber layer
- fiber
- fibers
- topsheet
- absorbent article
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Abstract
Description
そのとき、第1繊維層に含まれる保水性繊維の平均繊維長よりも、第2繊維層に含まれる保水性繊維の平均繊維長が短いため、第2繊維層を構成する繊維を互いにより接近させることができる。よって、第2繊維層の繊維間の平均距離を第1繊維層の繊維間の平均距離と比較して短くできるので、第2繊維層において毛細管現象をより強く生じさせることができ、第1繊維層の肌側の表面に***された液状***物を第2繊維層へ素早く引き込むことができる。そして、第2繊維層に引き込まれた液状***物を、疎水性繊維により第2繊維層を介して吸収体へ迅速に移行させることができる。
その際、第1繊維層において、平均繊維長が相対的に長い保水性繊維により液状***物を平面方向に広く拡散させつつ、第2繊維層へ引き込むことができる。それにより、表面シートで平面方向に広く拡散された液状***物を、吸収体における平面方向に広い領域で吸収することができるので、吸収性能を高めることができる。
これにより表面シートの肌触りを良好にしつつ、吸収性能を向上させることができる。
そのとき、前記第2繊維層の繊維密度が第1繊維層の繊維密度よりも高いので、第2繊維層を構成する繊維を互いにより接近させることができる。よって、第2繊維層の繊維間の平均距離を第1繊維層の繊維間の平均距離と比較して短くできるので、第2繊維層において毛細管現象をより強く生じさせることができ、第1繊維層の肌側の表面に***された液状***物を第2繊維層へ素早く引き込むことができる。そして、第2繊維層に引き込まれた液状***物を、疎水性繊維により第2繊維層を介して吸収体へ迅速に移行させることができる。
その際、第1繊維層において、保水性繊維により液状***物を平面方向に広く拡散させつつ、第2繊維層へ引き込むことができる。それにより、表面シートで平面方向に広く拡散された液状***物を、吸収体における平面方向に広い領域で吸収することができるので、吸収性能を高めることができる。
これにより表面シートの肌触りを良好にしつつ、吸収性能を向上させることができる。
本吸収性物品では、第2繊維層の繊維密度よりも高い繊維密度を有する補助シートを更に備えているので、第2繊維層に引き込まれた液状***物を、毛細管現象により、補助シートに安定的に移行させることができる。それにより、表面シートから補助シートを介して吸収体へ液状***物をより安定的に移行させることができ、よって表面シートの肌触りを良好にしつつ、吸収性能を向上させることができる。
本吸収性物品では、第2繊維層において、熱融着性繊維同士が互いに熱融着していることで、第2繊維層の形状を安定的に保持することができる。それゆえ、第2繊維層に含まれる保水性繊維の平均繊維長が相対的に短くても、保水性繊維を疎水性繊維間に偏りなく安定的に保持することができる。それにより、第2繊維層に引き込まれた液状***物を偏りなく安定的に吸収体へ移行させることができ、吸収性能を向上させることができる。
本吸収性物品では、第2繊維層の熱融着性繊維の一部が第1繊維層の表面に露出するように第1繊維層内に存在することにより、第1繊維層の保水性繊維を熱融着性繊維間に安定的に保持することができる。それにより、第1繊維層の繊維間の平均距離が相対的に長く、第1繊維層の強度が相対的に弱くてもへたることを抑制することができる。また、第1繊維層の保水性繊維を熱融着性繊維間に保持することにより、毛羽立ちを抑制することも可能となる。それらにより、第1繊維層の肌触りをよりよくすることができる。また、第2繊維層における保水性を有さない熱融着性繊維の一部が第1繊維層内に存在することにより、熱融着性繊維を介した第1繊維層から第2繊維層への液状***物の移行を促進することができる。それにより、液状***物を吸収体へ安定的に移行させることができる。
本吸収性物品では、第2繊維層の熱融着性繊維の一部が圧搾部の内側の表面に露出するように第1繊維層内に存在することにより、圧搾部内の第1繊維層の保水性繊維を熱融着性繊維間に安定的に保持することができる。それにより、圧搾部内の第1繊維層の強度が相対的に弱くてもへたることや毛羽立つことを抑制することができ、圧搾部内の第1繊維層の肌触りをよりよくすることができる。また、第2繊維層における保水性を有さない熱融着性繊維の一部が圧搾部内の第1繊維層内に存在することにより、熱融着性繊維を介した圧搾部内の第1繊維層から第2繊維層への液状***物の移行を促進することができる。それにより、液状***物を吸収体へより安定的に移行させることができる。
本吸収性物品では、第2繊維層の熱融着性繊維の一部が低密度部の表面に露出するように第1繊維層内に存在することにより、低密度部内の第1繊維層の保水性繊維を熱融着性繊維間に安定的に保持することができる。それにより、低密度部内の第1繊維層の強度が相対的に弱くてもへたることや毛羽立つことを抑制することができ、低密度部内の第1繊維層の肌触りをよりよくすることができる。また、第2繊維層における保水性を有さない熱融着性繊維の一部が低密度部内の第1繊維層内に存在することにより、熱融着性繊維を介した低密度部内の第1繊維層から第2繊維層への液状***物の移行を促進することができる。それにより液状***物を最終的に吸収体へより安定的に移行させることができる。
本請求項8に係る吸収性物品では、表面シートにおいて、繊維密度が疎な凸部の頂部から、繊維密度が中位の凸部の頂部と凹部の底部との間の領域を介し、繊維密度が密な凹部の底部に向けて毛細管現象が働く。そのため、表面シートにおける最も肌側の表面(凸部の頂部又はその近傍)に***された液状***物を、表面シートにおける非肌側の表面の近傍に位置する凹部の底部へより引き込み易くできる。それにより、表面シートの肌側の表面から表面シートの非肌側の表面を介して吸収体へ液状***物をより安定的に移行させることができる。また、上記の繊維密度の勾配により、一旦吸収した液状***物をリウェットバックし難くすることができる。更に、凸部の繊維密度が低いので着用者は柔らかさを感じることができる。よって、表面シートの肌触りを良好にしつつ、吸収性能を向上させることができる。
本吸収性物品では、複数の窪み部において、第1繊維層と第2繊維層とが圧搾されて互いに固定され、したがって、第1繊維層の保水性繊維が圧縮されている。それにより、保水性繊維の毛羽立ちを抑制でき、表面シートの肌触りを良好に維持することができる。
本吸収性物品では、第2繊維層の疎水性繊維の平均繊維長が第1繊維層及び第2繊維層の保水性繊維の平均繊維長よりも長い。そのため、第2繊維層の疎水性繊維の少なくとも一部を第1繊維層内部に到達させることができる。それにより、第1繊維層の液状***物を、第2繊維層へより移行し易くすることができ、かつ、第2繊維層に移行した液状***物を吸収体へより移行し易くさせることができる。
本吸収性物品では、液拡散性の高いセルロース系繊維が表面シートの第1繊維層から第2繊維層を介して吸収体まで連通している。そのため、セルロース系繊維による液状***物の液拡散を利用することで、表面シートから吸収体へ液状***物を直接拡散させることができる。それにより、吸収性能を高めることができる。
本吸収性物品では、表面シートの繊維配向が中央部の方がランダムであることで、液状***物を同心円上に満遍なく拡散させることができるとともに、繊維配向が両端部の方が長手方向に配向していることで、両端部に達した液状***物を長手方向に拡散させることができる。すなわち、吸収性物品を全体的に使用することができ、吸収性能を高められる。また、表面シートの両端部では、端縁から露出する繊維本数が少なくなるため、肌への摩擦が低減され、肌触りの低下を抑制できる。
本吸収性物品では、保水性繊維はコットンであるため、表面シートの肌触りをより良好にしつつ、吸収性能をより維持又は向上することができる。
保水性繊維を多く含む表面シートの端縁が擦れると、その端縁から保水性繊維が解れて脱落し易い。そこで、本吸収性物品では、補助シートの幅方向の寸法が、保水性繊維を多く含む表面シートの幅方向の寸法よりも大きい。すなわち、平面視で、補助シートにおける、表面シートの幅方向の両端縁よりも外側に一対の延出部が形成されている。したがって、吸収性物品が着用者の大腿部から受ける力を、補助シートの幅方向の両端部の一対の延出部で受け止めることができ、表面シートの幅方向の両端縁と大腿部とを擦れ難くすることができる。それにより、表面シートの幅方向の両端縁が擦れて保水性繊維が表面シートの幅方向の両端縁から解れて脱落することを抑制でき、肌触りの低下を抑制できる。
図1〜図2は実施形態に係る生理用ナプキン1の構成例を示す図である。図1は生理用ナプキン1を展開した状態を示す平面図であり、図2(a)は図1のII−II線に沿った断面図であり、図2(b)は図2(a)の部分拡大断面図である。本実施形態の生理用ナプキン1は、互いに直交する長手方向L、幅方向W及び厚さ方向Tを有する。図1に描かれた生理用ナプキン1では、図の上側及び下側をそれぞれ長手方向Lの前側及び後側とし、左側及び右側をそれぞれ幅方向Wの左側及び右側とし、紙面に対して手前側及び奥側をそれぞれ厚さ方向Tの上側及び下側とする。生理用ナプキン1は、幅方向Wの中心を通り長手方向Lに延びる長手方向中心線CL(仮想線)と、長手方向Lの中心を通り幅方向Wに延びる幅方向中心線CW(仮想線)とを有する。長手方向中心線CLに向かう向き及び側をそれぞれ幅方向Wの内向き及び内側とし、遠ざかる向き及び側をそれぞれ幅方向Wの外向き及び外側とする。一方、幅方向中心線CWに向かう向き及び側をそれぞれ長手方向Lの内向き及び内側とし、遠ざかる向き及び側をそれぞれ長手方向Lの外向き及び外側とする。長手方向L及び幅方向Wを含む平面上に置いた生理用ナプキン1を厚さ方向Tの上側から見ることを「平面視」といい、平面視で把握される形状を「平面形状」という。長手方向L及び幅方向Wを含む平面内の任意の方向を「平面方向」という。上に置いた装着者が生理用ナプキン1を装着したとき、厚さ方向Tにて相対的に装着者の肌面に近い側及び遠い側となる側を「肌側」及び「非肌側」という。これら定義は、生理用ナプキン1の各資材にも共通に用いられる。
保水性繊維は、水分を吸収し、保持する性質(保水性)を有する繊維であれば、特に制限されない。保水性繊維としては、例えば、セルロース系繊維が挙げられる。セルロース系繊維としては、セルロースを含む繊維であれば、特に制限はなく、例えば、天然セルロース繊維、再生セルロース繊維、精製セルロース繊維及び半合成セルロース繊維が挙げられる。天然セルロース繊維としては、植物繊維、例えば、種子毛繊維(例示:コットン)、じん皮繊維(例示:麻)、葉脈繊維(例示:マニラ麻)、果実繊維(例示:やし)が挙げられる。コットンとしては、例えば、ヒルスツム種コットン(例示:アップランドコットン)、バルバデンセ種コットン、アルボレウム種コットン及びヘルバケウム種コットンが挙げられる。また、コットンとしては、オーガニックコットン、プレオーガニックコットン(商標)でもよい。ただし、オーガニックコットンは、GOTS(Global Organic Textile Standard)の認証を受けたコットンを意味する。再生セルロース繊維としては、レーヨン、例えば、ビスコースから得られるビスコースレーヨン、ポリノジック及びモダール、セルロースの銅アンモニア塩溶液から得られる銅アンモニアレーヨン(「キュプラ」とも称される)等の繊維が挙げられる。精製セルロース繊維としては、リヨセル、具体的には、パルプを、N−メチルモルホリンN−オキシドの水溶液に溶解させて紡糸原液(ドープ)とし、N−メチルモルホリンN−オキシドの希薄溶液中に押出して繊維としたものが挙げられる。精製セルロースは、例えば、テンセル(商標)として市販されている。半合成セルロース繊維としては、半合成セルロース、例えば、アセテート繊維、例えば、トリアセテート及びジアセテート等の繊維が挙げられる。中でも、保水性及び肌触りの観点から、天然セルロース繊維が好ましく、コットンがより好ましく、ヒルスツム種コットンが更に好ましい。本実施形態では、保水性繊維としてはヒルスツム種コットンである(以下、単に「コットン」ともいう。)。
疎水性繊維は、疎水性を有する繊維であれば、特に制限されない。疎水性繊維としては、例えば、熱可塑性樹脂繊維が挙げられる。熱可塑性樹脂繊維は、熱可塑性樹脂を含む繊維であれば、特に制限されない。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポチエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ乳酸(PLA)等のポリエステル系樹脂、6−ナイロン等のポリアミド系樹脂などの公知の樹脂が挙げられ、これらの樹脂は単独で使用しても、二種類以上の樹脂を併用してもよい。また、このような熱可塑性樹脂からなる繊維の構造は、特に制限されず、例えば、芯鞘型繊維、サイド・バイ・サイド型繊維、島/海型繊維等の複合繊維;中空タイプの繊維;扁平、Y字形、C字形等の異形断面型繊維;潜在捲縮又は顕在捲縮の立体捲縮繊維;水流、熱、エンボス加工等の物理的負荷により分割する分割繊維などが挙げられ、これらの構造を有する繊維は単独で使用しても、二種類以上の繊維を併用してもよい。本実施形態では、疎水性繊維としては、PET/PE芯鞘型複合繊維である。保水性繊維については第1繊維層2aの保水性繊維と同様である。なお、「疎水性」とは、水と馴染み難い、又は、水分を保持し難い性質をいい、例えば、イオン交換水(例示:比抵抗値10MΩ・cm)との接触角が80°〜100°程度となるものをいう。
更に、繊維長が上記の範囲に入る保水性繊維であって、繊維長が長い保水性繊維及び繊維長が短い保水性繊維の少なくとも二種類を混合した混合保水性繊維を用いることもできる。その一例としては、繊維長が長い保水性繊維を例えば15〜40mm(好ましくは20〜35mm)の繊維長とし、繊維長が短い保水性繊維を例えば3〜25mm(好ましくは5〜20mm)の繊維長とすることができる。その場合、繊維長が長い保水性繊維で第2繊維層2bでの保水性や肌触りを高めつつ、繊維長が短い保水性繊維で第2繊維層2bの繊維間距離を高めることができる。
また、第2繊維層2bの疎水性繊維の繊維長は、特に制限されず、例えば10〜80mmが挙げられる。ただし、第2繊維層2bの疎水性繊維と第1繊維層2aの主要な繊維である保水性繊維との絡み合いの容易性、すなわち第1繊維層2aからの液状***物の移行の容易性や、第1繊維層2aと第2繊維層2bとの間の剥離防止性の観点から、第2繊維層2bの疎水性繊維の繊維長は、第1繊維層2a及び第2繊維層2bの保水性繊維の繊維長と比較して長いことが好ましい。第2繊維層2bの疎水性繊維の平均繊維長は、それに対応して、例えば、15〜50mmが挙げられる。
すなわち、保水性繊維及び疎水性繊維をそれぞれ別の色で着色することで、繊維の種類の割合を測定する。(1)表面シート2を70mm×70mmの大きさに切り出して試料とする。(2)試薬カヤステインQ(KayastainQ)(株式会社色染社)にて着色処理を行うことにより、保水性繊維のみ青色に染め、疎水性繊維のみ黄色に着色する。(3)株式会社キーエンス製のデジタルマイクロスコープVHX−100にて、試料の肌側面(第1繊維層2a)から見たときの青色と黄色の割合を50mm×50mmの範囲で測定することで、第1繊維層2aにおける繊維の種類の割合とする。一方、非肌面(第2繊維層2b)から見たときの青色と黄色の割合を50mm×50mmの範囲で測定することで、第2繊維層2bにおける繊維の種類の割合とする。
そのとき、第1繊維層2aに含まれる保水性繊維の平均繊維長よりも、第2繊維層2bに含まれる保水性繊維の平均繊維長が短いため、第2繊維層2aを構成する繊維を互いにより接近させることができる。よって、第2繊維層2bの繊維間の平均距離を第1繊維層2aの繊維間の平均距離と比較して短くできるので、第2繊維層2bにおいて毛細管現象をより強く生じさせることができ、第1繊維層2aの肌側の表面に***された液状***物を第2繊維層2bへ素早く引き込むことができる。そして、第2繊維層2bに引き込まれた液状***物を、疎水性繊維により第2繊維層2bを介して吸収体4へ迅速に移行させることができる。
その際、第1繊維層2aにおいて、平均繊維長が相対的に長い保水性繊維により液状***物を平面方向に広く拡散させつつ、第2繊維層2bへ引き込むことができる。それにより、表面シート2で平面方向に広く拡散された液状***物を、吸収体4における平面方向に広い領域で吸収することができるので、吸収性能を高めることができる。
これらにより、表面シート2の肌触りを良好にしつつ、生理用ナプキン1の吸収性能を向上できる。
そのような構成を有する生理用ナプキン1では、まず、着用時に表面シート2の肌側の表面、すなわち第1繊維層2aの表面に***された液状***物を、第1繊維層2aに引き込むことができる。その後、繊維密度の勾配により、第1繊維層2aに引き込まれた液状***物が、第2繊維層2bに安定的に移行させることができる。それにより、保水性繊維を相対的に多く含む第1繊維層2aから、保水性繊維を相対的に少なく含む第2繊維層2bを介して、第2繊維層2bの非肌側に接する層(例示:補助シート、吸収体4)へ液状***物を安定的に移行させることができる。よって、表面シート2の肌触りを良好にしつつ、吸収性能を向上させることができる。なお、生理用ナプキン1の表面シート2は、このような繊維密度の勾配を有さなくてもよい。
ただし、第2繊維層2bの非肌側の表面に、一又は複数の繊維層を更に備える場合、すなわち表面シート2が三層又は多層構造の場合には、表面シート2の非肌側の表面に近い繊維層ほど、繊維密度が相対的に高いことが好ましい。それにより、肌側の繊維層から非肌側の繊維層への液透過性をより高めることができ、補助シートや吸収体4へ液状***物をより安定的に移行させることができる。
(1)表面シート2を10mm×10mmの大きさに切り出して試料とする。(2)試料の厚さ方向Tに平行な切断面を、走査電子顕微鏡(日本電子株式会社製:JCM−5100)を用いて、拡大観察する。倍率は、30〜60本の繊維の断面が一画面内に計測できる倍率(例示:150〜500倍)とする。(3)観察領域を厚さ方向Tに肌面側の層、中間の層、非肌面側の層に三等分し、肌面側の層を第1繊維層2aとし、非肌面側の層を第2繊維層2bとした上で、各繊維層における繊維の断面の数を測定する。すなわち、所定面積の切断面において、切断されている繊維の断面の数を数える。(4)得られた繊維の断面の数を1mm2当たりの繊維の断面の数に換算し、これを繊維密度(本/mm2)とする。測定は3ヶ所行い、測定値の平均値をその試料の繊維密度とする。すなわち、繊維密度として、繊維本数の密度を用いている。言い換えると、繊維密度として、厚さ方向Tに平行な断面における単位面積当たりの繊維の本数を用いている。なお、繊維密度として、単位体積当たりの繊維の本数を用いてもよい。単位体積当たりの繊維の本数は、例えばX線CTによる解析で求めることができる。単位面積当たりの繊維密度と、単位体積当たりの繊維密度とでは、数値は異なるが、繊維層間での繊維密度の相対的な比較(例示:大小の比較)では同じになる。
そのような構成を有する生理用ナプキン1では、第2繊維層2bにて、互いに熱融着した熱融着性繊維により、第2繊維層2bの形状を安定的に保持できる。それゆえ、第2繊維層2bに含まれる保水性繊維の平均繊維長が相対的に短くても、保水性繊維を熱融着性繊維間(のマトリックス内)に偏りなく安定的に保持できる。それにより、第2繊維層2bに引き込まれた液状***物を偏りなく安定的に吸収体4(及び補助シート5)へ移行させることができ、吸収性能を向上させることができる。なお、生理用ナプキン1の疎水性繊維は、このような互いに熱融着している熱融着性繊維を含まなくてもよい。
そのような構成を有する生理用ナプキン1では、第2繊維層2bの熱融着性繊維が第1繊維層2a内にまで連続的に延在することにより、第1繊維層2aの保水性繊維を熱融着性繊維間に安定的に保持することができる。それにより、第1繊維層2aの繊維間の平均距離が相対的に長く、第1繊維層2aの強度が相対的に弱くてもへたることを抑制することができる。また、第1繊維層2aの保水性繊維を熱融着性繊維間に保持することにより、毛羽立ちを抑制することも可能となる。それらにより、第1繊維層2aの肌触りをよりよくすることができる。また、第2繊維層2bにおける保水性を有さない熱融着性繊維の一部が第1繊維層2a内に存在することで、熱融着性繊維を介した第1繊維層2aから第2繊維層2bへの液状***物の移行を促進することができる。それにより、液状***物を吸収体4(及び補助シート5)へ安定的に移行させることができる。なお、生理用ナプキン1の第2繊維層2bの熱融着性繊維は、第1繊維層2aの表面に露出しなくてもよい。
そのような構成の生理用ナプキン1では、表面シート2の繊維配向が中央部で比較的ランダムなため、液状***物を略同心円状に拡散させることができ、繊維配向が両端部で長手方向Lなため、両端部に達した液状***物を長手方向Lに拡散させることができる。すなわち、生理用ナプキン1を全体的に使用でき、吸収性能を高められる。また、表面シート2の幅方向Wの両端部では、端縁から露出する繊維本数が少なくなるため、肌への摩擦が低減され、肌触りの低下を抑制できる。なお、生理用ナプキン1の表面シート2の繊維配向は、幅方向Wの両端部で長手方向Lの配向が相対的に大きくなくてもよい。
そのような構成の生理用ナプキン1では、熱融着性繊維が圧搾部の内側の表面に露出するように第1繊維層2a内に存在することにより、圧搾部内においても第1繊維層2aの保水性繊維を熱融着性繊維間に安定的に保持することができる。それにより、圧搾部内においても第1繊維層2aの強度が相対的に弱くてもへたることや毛羽立つことを抑制することができ、圧搾部内の第1繊維層2aの肌触りをよりよくすることができる。また、第2繊維層2bにおける保水性を有さない熱融着性繊維の一部が圧搾部内の第1繊維層2a内に存在することにより、熱融着性繊維を介した圧搾部内の第1繊維層2aから第2繊維層2bへの液状***物の移行を促進することができる。それにより、液状***物を吸収体4(及び補助シート5)へより安定的に移行させることができる。なお、生理用ナプキン1は、熱融着性繊維が圧搾部の内側の表面に露出しなくてもよい。
そのような構成の生理用ナプキン1では、熱融着性繊維が低密度部LPAの表面に露出するように第1繊維層2a内に存在することで、低密度部LPA内の第1繊維層2aの保水性繊維を熱融着性繊維間に安定的に保持できる。それにより、低密度部LPA内の第1繊維層2aの強度が相対的に弱くてもへたることや毛羽立つことを抑制でき、低密度部LPA内の第1繊維層2aの肌触りをよりよくすることができる。また、第2繊維層2bにおける保水性を有さない熱融着性繊維の一部が低密度部LPA内の第1繊維層2a内に存在することで、熱融着性繊維を介した低密度部LPA内の第1繊維層2aから第2繊維層2bへの液状***物の移行を促進できる。それにより、液状***物を最終的に吸収体4(及び補助シート5)へより安定的に移行させることができる。なお、生理用ナプキン1は、熱融着性繊維が低密度部LPAの表面に露出しなくてもよい。
そのような構成の生理用ナプキン1では、表面シートにおいて、疎な繊維密度S1を有する凸部21の頂部21Tから、中位の繊維密度S2を有する領域MPを介し、密な繊維密度S3を有する凹部22の底部22Bに向けて毛細管現象が働く。そのため、表面シート2における最も肌側の表面(凸部21の頂部21T又はその近傍)に***された液状***物を、表面シート2における非肌側の表面の近傍に位置する凹部22の底部22Bへより引き込み易くできる。それにより、表面シート2の肌側の表面から表面シート2の非肌側の表面を介して吸収体4(及び補助シート5)へ液状***物をより安定的に移行させることができる。また、上記の繊維密度の勾配(S1<S3<S2)により、一旦吸収した液状***物をリウェットバックし難くすることができる。更に、凸部21の繊維密度が低いので着用者は柔らかさを感じることができる。よって、表面シートの肌触りを良好にしつつ、吸収性能を向上させることができる。なお、生理用ナプキン1は、表面シート2に上記の凹凸構造を有していなくてもよく、上記の繊維密度勾配を有さなくてもよい。
そのような構成の生理用ナプキン1では、複数の窪み部23において、厚さ方向Tに、第1繊維層2と第2繊維層2bとが圧搾により固定され、したがって、第1繊維層の保水性繊維が圧縮されている。それにより、保水性繊維の毛羽立ちを抑制でき、表面シートの肌触りを良好に維持することができる。なお、生理用ナプキン1は、表面シート2に窪み部23を備えなくてもよい。
そのような構成の生理用ナプキン1では、液拡散性の高いセルロース系繊維が表面シート2の第1繊維層2aから第2繊維層2bを介して(場合によっては、補助シート5を介して)吸収体4まで連通している。そのため、セルロース系繊維による液状***物の液拡散を利用することで、表面シート2から吸収体4へ液状***物を直接拡散させることができる。それにより、吸収性能を高めることができる。なお、生理用ナプキン1は、吸収体4がセルロース系繊維又はコットンを含まなくてもよい。
次に、第2カード機120により、第1繊維層2aに対応する第1繊維ウェブP12が形成される。第2カード機120も第1カード機110と同様の乾式のローラーカードである。第1繊維ウェブP12は保水性繊維を含んでいる。第1繊維ウェブP12は、搬送装置で搬送中の第2繊維ウェブP11上に積層される。それにより、第1繊維ウェブP12と第2繊維ウェブP11とが積層された二層構造の複合繊維ウェブP13が形成され、搬送装置により搬送方向MDに搬送される。なお、各繊維ウェブにおける各繊維の比率は各カード機に供給する原料繊維の比率で制御可能である。
以下、第2実施形態の生理用ナプキン1につき、第1実施形態の生理用ナプキン1との相違点につき主に説明する。本実施形態の生理用ナプキン1は、第1繊維層2aの繊維密度が第2繊維層2bの繊維密度よりも小さい点で、第1実施形態の生理用ナプキン1と相違する。すなわち、本実施形態の生理用ナプキン1では、第1繊維層2aから第2繊維層2bへ向かって繊維密度が高くなるように繊維密度の勾配が存在している。ここで、繊維密度は、繊維本数の密度とする。
その際、第1繊維層2aにおいて、保水性繊維により液状***物を平面方向に広く拡散させつつ、第2繊維層2bへ引き込むことができる。それにより、表面シート2で平面方向に広く拡散された液状***物を、吸収体4における平面方向に広い領域で吸収することができるので、吸収性能を高めることができる。
よって、表面シート2の肌触りを良好にしつつ、吸収性能を向上させることができる。
2 表面シート
2a 第1繊維層
2b 第2繊維層
Claims (14)
- 表面シートと、裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に位置する吸収体とを備える吸収性物品であって、
前記表面シートは、
保水性繊維を含む第1繊維層と、
前記第1繊維層の非肌側に隣接し、疎水性繊維と保水性繊維とを含む第2繊維層と、
を備え、
前記第1繊維層の肌側の表面は、前記表面シートの肌側の表面を構成し、
前記第2繊維層の非肌側の表面は、前記表面シートの非肌側の表面を構成し、
前記第1繊維層を構成する繊維のうちの前記保水性繊維の割合は、前記第2繊維層を構成する繊維のうちの前記保水性繊維の割合よりも多く、
前記第2繊維層の繊維間の平均距離は、前記第1繊維層の繊維間の平均距離よりも短い、
吸収性物品。 - 表面シートと、裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に位置する吸収体とを備える吸収性物品であって、
前記表面シートは、
保水性繊維を含む第1繊維層と、
前記第1繊維層の非肌側に隣接し、疎水性繊維と保水性繊維とを含む第2繊維層と、
を備え、
前記第1繊維層の肌側の表面は、前記表面シートの肌側の表面を構成し、
前記第2繊維層の非肌側の表面は、前記表面シートの非肌側の表面を構成し、
前記第1繊維層を構成する繊維のうちの前記保水性繊維の割合は、前記第2繊維層を構成する繊維のうちの前記保水性繊維の割合よりも多く、
前記第1繊維層の繊維密度は、前記第2繊維層の繊維密度よりも小さい、
吸収性物品。 - 前記表面シートと前記吸収体との間に、前記第2繊維層の繊維密度よりも高い繊維密度を有する補助シートを更に備える、
請求項2に記載の吸収性物品。 - 前記第2繊維層に含まれる前記疎水性繊維は、互いに熱融着している熱融着性繊維を含む、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の吸収性物品。 - 前記第2繊維層の前記熱融着性繊維の少なくとも一部は、前記第1繊維層の肌側の表面に露出している、
請求項4に記載の吸収性物品。 - 前記吸収性物品の厚さ方向に、前記表面シートと前記吸収体とが圧縮された圧搾部を有し、
前記第2繊維層の前記熱融着性繊維の少なくとも一部は、前記圧搾部の内側の表面に露出している、
請求項4又は5に記載の吸収性物品。 - 前記圧搾部は、
前記吸収性物品の厚さ方向の深さが浅い低密度部と、
前記吸収性物品の厚さ方向の深さが深い高密度部と、
を含み、
前記第2繊維層の前記熱融着性繊維の少なくとも一部は、前記低密度部の表面に露出している、
請求項6に記載の吸収性物品。 - 前記表面シートは、
前記吸収性物品の長手方向に沿って延び、前記吸収性物品の幅方向に間隔を空けて位置する複数の凸部と、
前記吸収性物品の長手方向に沿って延び、互いに隣接する凸部間に位置する複数の凹部と、
を有し、
前記表面シートにおいて、前記凸部の頂部の繊維密度をS1、前記凹部の底部の繊維密度をS2、及び、前記凸部の頂部と前記凹部の底部との間の領域の繊維密度をS3、としたとき、S1<S3<S2、である、
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の吸収性物品。 - 前記表面シートは、前記複数の凹部の各々において、前記吸収性物品の厚さ方向に、前記第1繊維層から前記第2繊維層に向かって圧縮された複数の窪み部を有する、
請求項8に記載の吸収性物品。 - 前記第2繊維層の前記疎水性繊維の平均繊維長は、前記第1繊維層及び第2繊維層の前記保水性繊維の平均繊維長よりも長い、
請求項1乃至9のいずれか一項に記載の吸収性物品。 - 前記表面シートに含まれる前記保水性繊維はセルロース系繊維であり、
前記吸収体はセルロース系繊維を含み、
前記表面シートに含まれる前記セルロース系繊維の一部は、前記吸収体に含まれる前記セルロース繊維と接触している、
請求項1乃至10のいずれか一項に記載の吸収性物品。 - 前記表面シートを構成する繊維は、前記表面シートの幅方向の両端部の方が、前記表面シートの幅方向の中央部よりも、前記表面シートの長手方向に配向している、
請求項1乃至11のいずれか一項に記載の吸収性物品。 - 前記表面シートに含まれる前記保水性繊維はコットンである、
請求項1乃至12のいずれか一項に記載の吸収性物品。 - 前記表面シートと前記吸収体との間に位置する補助シートを更に備え、
前記表面シートの前記幅方向の寸法は、前記補助シートの前記幅方向の寸法よりも小さい、
請求項1乃至13のいずれか一項に記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018224095A JP7190883B2 (ja) | 2018-11-29 | 2018-11-29 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018224095A JP7190883B2 (ja) | 2018-11-29 | 2018-11-29 | 吸収性物品 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018169139A Division JP6445732B1 (ja) | 2018-09-10 | 2018-09-10 | 吸収性物品 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020039842A true JP2020039842A (ja) | 2020-03-19 |
JP2020039842A5 JP2020039842A5 (ja) | 2021-11-04 |
JP7190883B2 JP7190883B2 (ja) | 2022-12-16 |
Family
ID=69796993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018224095A Active JP7190883B2 (ja) | 2018-11-29 | 2018-11-29 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7190883B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022050214A1 (ja) * | 2020-09-04 | 2022-03-10 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
WO2024062957A1 (ja) * | 2022-09-22 | 2024-03-28 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001521590A (ja) * | 1997-03-21 | 2001-11-06 | キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド | デュアルゾーン化吸収性ウェブ |
JP2004324038A (ja) * | 2003-04-10 | 2004-11-18 | Kao Corp | 繊維シート |
JP2016120072A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品の製造方法、及び、吸収性物品の製造装置 |
JP2016220986A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
JP2017086170A (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-25 | 王子ホールディングス株式会社 | 吸収性物品 |
JP2017099562A (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
-
2018
- 2018-11-29 JP JP2018224095A patent/JP7190883B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001521590A (ja) * | 1997-03-21 | 2001-11-06 | キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド | デュアルゾーン化吸収性ウェブ |
JP2004324038A (ja) * | 2003-04-10 | 2004-11-18 | Kao Corp | 繊維シート |
JP2016120072A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品の製造方法、及び、吸収性物品の製造装置 |
JP2016220986A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
JP2017086170A (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-25 | 王子ホールディングス株式会社 | 吸収性物品 |
JP2017099562A (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022050214A1 (ja) * | 2020-09-04 | 2022-03-10 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
WO2024062957A1 (ja) * | 2022-09-22 | 2024-03-28 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7190883B2 (ja) | 2022-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2020053966A1 (ja) | 吸収性物品 | |
US8373016B2 (en) | Absorbent member and method of producing the same | |
RU2676441C2 (ru) | Способ формирования растягивающейся структуры для впитывающего изделия и растягивающаяся структура для впитывающего изделия | |
JP4901433B2 (ja) | 吸収体及びその製造方法 | |
US20120220971A1 (en) | Absorbent article | |
KR102557730B1 (ko) | 흡수 용품 | |
US20210059875A1 (en) | Absorbent body, method for manufacturing same, and absorbent article | |
WO2020110439A1 (ja) | 吸収性物品 | |
WO2020075653A1 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5766253B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP7190883B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2015198706A (ja) | 吸収性物品 | |
JP7325179B2 (ja) | 吸収性物品 | |
TWI763882B (zh) | 吸收性物品的透液性薄片用不織布及不織布卷 | |
JP7224157B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2018015078A (ja) | 吸収性物品 | |
WO2024034357A1 (ja) | 吸収性物品用の不織布の製造方法及び吸収性物品 | |
WO2024062957A1 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2021083950A (ja) | 吸収性物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210910 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210924 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220812 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220823 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221024 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221206 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7190883 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |