JP2020034247A - 空気調和機および空気調和システム - Google Patents

空気調和機および空気調和システム Download PDF

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Abstract

【課題】室内の音量や汚れの程度などの室内の状況を考慮して送風機の風量を調節することのできる空気調和機などを提供する。【解決手段】空気調和機の一例の空気清浄機10は、室内に風を送る送風機11と、音量を検知するマイク12(音量検知部)と、室内の臭いの程度を検知する臭気センサ13(汚れ検知部)と、制御部21とを備えている。制御部21は、マイク12が検知した音量と、臭気センサ13が検知した汚れの程度とに応じて送風機11の風量を変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、空気清浄機、冷暖房機、加湿器、ヒータなどの空気調和機に関する。また、本発明は、空気調和機を含む空気調和システムに関する。
空気清浄機は、室内の空気を取り込み、フィルタなどを用いて取り込んだ空気を清浄化し、室内へ放出する装置である。また、冷暖房機は、室内の空気を装置内に取り込み、装置内に配置された熱交換器によって取り込んだ空気を冷却または加熱して、室内へ放出する装置である。
このような空気清浄機および冷暖房機などの空気調和機には、室内の空気を循環させるための送風機が備えられている。送風機を作動させると、風切り音やモータ駆動音などの騒音が発生するため、例えば、就寝中などに空気調和機を稼働させると、ユーザによっては送風機の音が気になって、良好な睡眠を取れない可能性がある。
そこで、特許文献1には、おやすみ運転モードが設定されると、送風機から発生する騒音を変化させることなく快適な睡眠を得ることができる加湿機および加湿機能付空気清浄機が開示されている。
特開2016−90188号公報
しかし、特許文献1に開示された加湿機および加湿機能付空気清浄機は、ユーザが就寝中の送風機の騒音については考慮しているが、それ以外の室内の状況(例えば、室内の音の大きさ、室内の汚れの程度など)を考慮して送風機の音量を変化させる機能は有していない。
そこで、本発明では、室内の音量や汚れの程度などの室内の状況を考慮して送風機の風量を調節することのできる空気調和機を提供することを目的とする。
本発明の一局面にかかる空気調和機は、室内に風を送る送風機と、音量を検知する音量検知部と、室内の汚れの程度を検知する汚れ検知部と、制御部とを備えている。前記制御部は、前記音量検知部が検知した音量と、前記汚れ検知部が検知した汚れの程度とに応じて前記送風機の風量を変更する。
上記の本発明の一局面にかかる空気調和機は、室内における人の存在の有無を検知する人検知部をさらに備えていてもよい。そして、前記制御部は、前記人検知部が室内に人の存在を検知しない場合に、前記送風機の風量を増加させてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる空気調和機は、前記音量検知部が検知した音量が所定値よりも小さく、かつ前記音量検知部が検知した汚れの程度が所定値以上である場合には、ユーザによって前記送風機の風量が変更可能に構成されていてもよい。
また、本発明のもう一つの局面は、空気調和システムに関する。この空気調和システムは、上記の本発明の一局面にかかる空気調和機と、前記空気調和機と直接的または間接的に情報通信可能な端末とを備えている。この空気調和システムにおいて、前記空気調和機は、外部の機器と情報通信可能な通信インターフェイスを備えている。そして、前記音量検知部が検知した音量と、前記汚れ検知部が検知した汚れの程度とが所定の条件を満たした場合には、前記空気調和機から前記端末へその旨の通知がなされ、前記空気調和機は、前記端末からの操作指令を受け付けるように構成されている。
また、本発明のさらにもう一つの局面にかかる空気調和システムは、空気調和機と、前記空気調和機と情報通信可能なサーバと、前記空気調和機が設置されている室内に配置されている音量検知機とを備えている。前記空気調和機は、室内に風を送る送風機と、室内の汚れの程度を検知する汚れ検知部とを有している。この空気調和システムにおいて、前記サーバは、前記音量検知機が検知した音量と、前記汚れ検知部が検知した汚れの程度とに応じて前記送風機の風量を変更する制御部を有している。
また、本発明のさらにもう一つの局面にかかる空気調和システムは、空気調和機と、前記空気調和機と情報通信可能なサーバとを備えている。前記空気調和機は、室内に風を送る送風機と、音量を検知する音量検知部と、室内の汚れの程度を検知する汚れ検知部とを有している。この空気調和システムにおいて、前記サーバは、前記音量検知部が検知した音量と、前記汚れ検知部が検知した汚れの程度とに応じて前記送風機の風量を変更する制御部を有している。
本発明の一局面にかかる空気調和機によれば、室内の汚れの程度と室内の音量を考慮して、送風機の風量の調節を行うことができる。また、本発明の一局面にかかる空気調和システムによれば、室内の汚れの程度と室内の音量を考慮して、室内に設置されている空気調和機の送風機の風量の調節を行うことができる。このような空気調和機または空気調和システムによれば、室内の人の活動状況を考慮しながら室内環境をより良好な状態に保つことができる。
第1の実施形態にかかる空気調和システムの全体構成を示すイメージ図である。 図1に示す空気調和システムを構成する空気清浄機の内部構成を示すブロック図である。 図1に示す空気調和システムを構成するサーバの内部構成を示すブロック図である。 図1に示す空気調和システムを構成するスマートフォンの内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の空気清浄機における送風機の風量制御の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態にかかる空気調和システムの全体構成を示すイメージ図である。 図6に示す空気調和システムを構成する冷暖房機の内部構成を示すブロック図である。 第3の実施形態にかかる空気調和システムの全体構成を示すイメージ図である。 第3の実施形態の空気調和システムにおける送風機の風量制御の処理の流れを示すフローチャートである。 第4の実施形態にかかる空気調和システムの全体構成を示すイメージ図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施形態>
本実施形態では、本発明の空気調和機の一例である空気清浄機を有する空気調和システムを例に挙げて説明する。但し、本発明にかかる空気調和機は、空気清浄機に限定はされない。本発明は、装置内に取り込んだ空気を調整して外部へ放出する空気調和機(例えば、冷暖房機、加湿器、ヒータ、送風機など)に適用可能である。
(空気調和システムの全体構成)
まず、本実施形態にかかる空気調和システムの全体構成について説明する。図1には、本実施形態にかかる空気調和システム1の構成を概略的に示す。空気調和システム1は、主な構成要素として、空気清浄機10と、サーバ70と、スマートフォン(端末)80とを含む。
空気清浄機10は、部屋R内に置かれている。空気清浄機10は、室内の空気を取り込み、空気清浄フィルタなどを用いて取り込んだ空気を清浄化し、室内へ放出する。空気清浄機10は、インターネットやルータなどを介してサーバ70に無線接続し、サーバ70との間で情報通信可能に構成されている。
スマートフォン80は、例えば、部屋Rの住人が所持している。そのため、部屋Rの住人が外出中のときには、スマートフォン80も、部屋Rから離れた場所に存在する。スマートフォン80は、インターネットやルータなどを介してサーバ70に無線接続し、サーバ70との間で情報通信可能に構成されている。
(空気清浄機の構成)
続いて、空気調和システム1を構成している空気清浄機10の構成について、図1および図2を用いて説明する。図2は、空気清浄機10の構成を示すブロック図である。
空気清浄機10の外形は、筐体20で形成されている。空気清浄機10は、筐体20の他に、送風機11、マイク(音量検知部)12、臭気センサ(汚れ検知部)13、人感センサ(人検知部)14、操作部15、スピーカ16、通信インターフェイス17、制御部21、および空気清浄フィルタ(図示せず)などを備えている。
送風機11は、筐体20内に配置されている。送風機11は、空気清浄機10が設置されている室内の空気を取り込み、空気清浄フィルタ(図示せず)を通過させた後、吹き出し口(図示せず)から送出させるという空気の流れ(風)形成する。これにより、室内の空気は、空気清浄機10を経由して循環する。送風機11は、制御部21によって、運転の開始/停止、および風量が制御される。
マイク12は、例えば、筐体20の前面部に配置されている。マイク12は、部屋R内の音量を測定する。マイク12によって測定された音量の情報は、制御部21へ送信される。
臭気センサ13は、筐体20の表面に取り付けられている。例えば、臭気センサ13は、筐体20の背面側に形成された空気の吸い込み口(図示せず)の周囲に配置されている。臭気センサ13、部屋R内の臭いの有無を判定する。また、臭気センサ13は、部屋R内の臭いの程度も段階的に測定することができる。臭気センサ13による臭いの測定結果は、制御部21へ送信される。
人感センサ14は、部屋R内に人が存在するか否かを検知し、検知結果を制御部21へ送信する。人感センサ14は、例えば、感熱センサ、動きセンサ、赤外線センサ、およびカメラなどで構成されている。これらの各種センサを1種類のみ用いてもよいし、複数組み合わせて用いてもよい。
操作部15は、例えば、筐体20の上面部に配置されている。ユーザは、操作部15を操作することで空気清浄機10の運転状態を変更することができる。
スピーカ16は、制御部21からの信号に基づいて、音声を出力する。例えば、スピーカ16は、空気清浄機10が運転モードを変更するとき(例えば、送風機11の風量を変更するときなど)に、その旨のメッセージ音を出力することができる。
制御部21は、空気清浄機10内の各構成部品と接続され、これらの制御を行う。制御部21は、例えば、筐体20内に配置された電装品ユニット内に配置される。制御部21内には、メモリ22、およびタイマ23などが備えられている。
メモリ22は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含む。メモリ22は、空気清浄機10の動作プログラムや設定データを記憶するとともに制御部21による演算結果を一時記憶する。タイマ23は、必要に応じて、制御部21内で行われる処理の時間、空気清浄機10内の各構成部材の動作時間などを計測する。
通信インターフェイス17は、アンテナやコネクタによって実現される。通信インターフェイス17は、有線通信あるいは無線通信によって他の装置との間でデータをやり取りする。
具体的には、通信インターフェイス17は、サーバ70から送信される各種信号、各種データ、および各種指令などを受信する。また、通信インターフェイス17は、サーバ70に対して、空気清浄機10側の情報を送信することもできる。具体的には、通信インターフェイス17は、人感センサ14による検知結果、マイク12によって測定された音量データ、および臭気センサ13によって測定された臭気データなどをサーバ70へ送信することができる。
空気清浄フィルタは、例えば、筐体20内の背面側に配置されている。空気清浄フィルタは、微細な網目状の構造を有しており、空気清浄機10内に取り込まれた空気中に含まれる塵埃、花粉などのアレル物質、空気汚染の原因となる微小粒子状物質などを補足する。また、空気清浄フィルタは、脱臭機能を有する素材で形成されていてもよい。筐体20に設けられた空気の吸い込み口から取り込まれた空気は、空気清浄フィルタを通過した後、筐体20内の送風路(図示せず)を通って、筐体20に設けられた吹き出し口から吹き出される。これにより、空気清浄機10内に取り込まれた空気を清浄化し、部屋R内へ放出することができる。
(サーバの構成)
続いて、空気調和システム1を構成するサーバ70の構成について説明する。図3には、サーバ70の構成を示す。サーバ70は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)71と、メモリ72と、ディスプレイ73と、操作部74と、通信インターフェイス75とを含む。
CPU71は、メモリ72に記憶されているプログラムを実行することによって、サーバ70の各部を制御する。たとえば、CPU71は、メモリ72に格納されているプログラムを実行し、各種のデータを参照することによって、各種の処理を実行する。
メモリ72は、各種のRAM(Random Access Memory)、各種のROM(Read-Only Memory)などによって実現される。メモリ72は、CPU71によって実行されるプログラムや、CPU71によるプログラムの実行により生成されたデータ、入力されたデータ、および、空気清浄機10から送信された各種データベースなどを記憶する。例えば、メモリ72は、空気清浄機10から送信された音量検知結果および臭気検知結果に関する情報などを記憶する。
また、ディスプレイ73は、CPU71からの信号に基づいて、テキストや画像を表示する。操作部74は、サービスの管理者などの命令を受け付けて、当該命令をCPU71に入力する。
通信インターフェイス75は、CPU71からのデータを、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して、空気清浄機10などの他の装置に送信する。逆に、通信インターフェイス75は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して空気清浄機10などの他の装置からのデータを受信して、CPU71に受け渡す。
(スマートフォンの構成)
図4には、空気調和システム1を構成するスマートフォン80の構成を示す。スマートフォン80は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)81と、メモリ82と、ディスプレイ83と、操作部84と、通信インターフェイス85とを含む。スマートフォン80は、従来公知のスマートフォンと同様の構成が適用できるため、詳しい説明は省略する。
(送風機の風量の制御方法)
続いて、空気清浄機10における送風機11の制御方法について説明する。本実施形態にかかる空気清浄機10では、マイク12が検知した音量と、臭気センサ13が検知した臭いの程度とに応じて送風機11の風量(回転数)が変更される。また、本実施形態にかかる空気清浄機10では、室内に人がいるか否かによって送風機11の風量を変更する。
以下では、音量のレベル(程度)および臭いのレベル(程度)を、「大・中・小」の3段階に分けた場合を例に挙げて説明する。また、送風機の風量についても、「大・中・小」の3段階に分けた場合を例に挙げて説明する。
図5には、空気清浄機10の送風機11の風量制御に関する処理の流れを示す。空気清浄機10の稼働中、制御部21は、人感センサ14による検知情報(部屋R内に人が存在するか否かに関する情報)を受信する。そして、部屋R内に人がいない場合(ステップS11でNO)には、制御部21は、送風機11の風量を「大」に設定して、送風機11の回転数を通常の運転状態のときよりも上昇させる(ステップS16)。
これは、部屋R内に人がいない場合には、送風機11の音量を特に気にする必要がないためである。送風機11の風量が「大」に設定されることで、空気清浄機10による空気清浄化運転が促進され、部屋R内の空気をより清浄な状態(空気中の塵埃や臭いが少ない状態)とすることができる。
一方、部屋R内に人がいる場合(ステップS11でYES)には、マイク12が部屋R内の音量(騒音の程度)を測定する(ステップS12)。測定された音量の情報(音量データ)は、制御部21へ送信される。また、臭気センサ13は、部屋R内の臭いの程度を測定する(ステップS13)。測定された臭いの情報(臭気データ)は、制御部21へ送信される。なお、ステップS12とステップS13の順序は、任意に決めることができる。
続いて、制御部21は、送信された音量データおよび臭気データに基づいて、送風機11の風量を決定する。
例えば、部屋R内が騒がしく、かつ、部屋R内が臭い場合、すなわち、マイク12によって測定された音量が所定値以上(すなわち、音量レベルが「大」または「中」)であり(ステップS14でYES)、かつ、臭気センサ13によって測定された臭気が所定値以上(すなわち、臭気レベルが「大」または「中」)である(ステップS15でYES)場合には、制御部21は、送風機11の風量を「大」に設定する(ステップS16)。
これは、マイク12が所定値以上の音量を検知した場合には、部屋R内で人が活発に行動している状態にあると考えられ、送風機11の回転数を上昇させても、送風機11の騒音がそれほど気にならないと考えられるためである。また、臭気センサ13が測定した臭気が所定値以上である場合には、部屋R内が汚れていると考えられ、送風機11の回転数を上昇させて空気清浄機10の運転を促進させることが望ましいためである。
また、部屋R内が騒がしく、かつ、部屋R内の臭いが少ない場合、すなわち、マイク12によって測定された音量が所定値以上(すなわち、音量レベルが「大」または「中」)であり(ステップS14でYES)、かつ、臭気センサ13によって測定された臭気が所定値未満(すなわち、臭気レベルが「小」)である(ステップS15でNO)場合には、制御部21は、送風機11の風量を「中」に設定する(ステップS17)。ここで、送風機11の風量が「中」とは、例えば、通常の空気清浄化運転モードのときの送風機11の風量である。
一方、部屋R内が静かであり、かつ、部屋R内の臭いが少ない場合、すなわち、マイク12によって測定された音量が所定値未満(すなわち、音量レベルが「小」)であり(ステップS14でNO)、かつ、臭気センサ13によって測定された臭気が所定値未満(すなわち、臭気レベルが「小」)である(ステップS18でNO)場合には、制御部21は、送風機11の風量を「小」に設定する(ステップS19)。
これは、マイク12によって測定された音量が所定値未満の場合には、部屋R内で人が非活動状態(例えば、就寝中の状態)または低活動状態(例えば、読書中の状態)にあると考えられ、送風機11の回転数を上昇させると、送風機11の騒音が気になってしまうと考えられるためである。また、臭気センサ13が測定した臭気が所定値未満である場合には、部屋R内が比較的きれいな状態であると考えられ、空気清浄機10による空気清浄化の必要性が低いと考えられるためである。
一方、部屋R内が静かであり、かつ、部屋R内が臭い場合、すなわち、マイク12によって測定された音量が所定値未満(すなわち、音量レベルが「小」)であり(ステップS14でNO)、かつ、臭気センサ13によって測定された臭気が所定値以上(すなわち、臭気レベルが「大」または「中」)である(ステップS18でYES)場合には、制御部21は、通信インターフェイス17を介して、サーバ70へ部屋R内の音量および臭いに関する情報を通知する(ステップS20)。
サーバ70へ送信される情報は、例えば、測定された音量データおよび臭気データであってもよいし、部屋R内の送風機11の風量をどの程度に設定すべきかを問い合わせる旨の信号であってもよい。このようにすることで、部屋R内が静かであり、かつ、部屋R内が臭い場合には、ユーザの判断によって送風機11の風量を変更させることができる。
その後、サーバ70へ送信された情報は、通信インターフェイス75からメモリ72へ一旦格納される。その後、サーバ70内のCPU71は、メモリ72に格納された情報を、スマートフォン80へ送信する。
スマートフォン80は、サーバ70から送信された部屋R内の音量および臭気に関する情報を受信すると、ディスプレイ83に、部屋R内の送風機11の風量をどの程度に設定すべきかをユーザに問い合わせる内容の表示を行う。ユーザは、操作部84を用いて、送風機11の風量を決定する。ユーザによって選択された送風機11の風量に関する情報は、空気清浄機10に対する操作指令として、サーバ70を介して空気清浄機10へ送信される。
空気清浄機10が、スマートフォン80から送信された操作指令を受信すると(ステップS21)、制御部21は、受信した操作指令にしたがって送風機11の風量を変更する(ステップS22)。
このように、測定された部屋Rの音量および臭気の程度が所定の条件を満たした場合には、スマートフォン80のユーザへ送風機11の風量を問い合わせることができる。例えば、本実施形態では、音量が所定値未満であり、かつ臭気が所定値以上の場合に、送風機11の風量をユーザの所望とする風量に設定することができる。ユーザは、その時の状況に応じて、例えば、部屋Rの静かさを優先させたい場合には、風量を「小」とすることができる。一方、部屋Rの臭いが非常に気になる場合には、ユーザは、風量を「大」とすることで、部屋Rの静かさよりも部屋Rの清浄化を優先させることができる。
なお、ユーザが操作せず所定期間経過した場合には、制御部21は、室内に人がいないと認識して、汚れを取ることを優先するために、送風機11の風量を上げるように制御してもよい。
(第1の実施形態のまとめ)
以上のように、本実施形態にかかる空気清浄機10は、送風機11と、音量を検知するマイク12と、室内の汚れの程度を検知する臭気センサ13と、制御部21とを備えている。制御部21は、マイク12が検知した音量と、臭気センサ13が検知した臭いの程度とに応じて送風機11の風量(例えば、回転数)を変更する。
この構成によれば、室内の汚れの程度と室内の音量を考慮して、送風機11の回転数の調節を行うことができる。したがって、例えば、部屋R内が静かであり、かつ、部屋R内の臭いが少ない場合には、送風機11の風量を「小」に設定することで、例えば、就寝中や読書中などの人が送風機11の音をうるさく感じることを抑えることができる。
また、本実施形態にかかる空気調和システム1は、サーバ70を介してスマートフォン80などの外部の端末と情報通信を行うことがでできる。そして、測定された部屋Rの音量および臭気の程度が所定の条件を満たした場合には、スマートフォン80のユーザへ送風機11の風量を問い合わせることができる。ユーザは、その時の状況に応じて、例えば、部屋Rの静かさを優先させたい場合には、風量を「小」とすることができる。一方、部屋Rの臭いが非常に気になる場合には、ユーザは、風量を「大」とすることで、部屋Rの静かさよりも部屋Rの清浄化を優先させることができる。
このように、本実施形態にかかる空気調和システム1によれば、室内の音量や汚れの程度などの室内の状況を考慮して空気清浄機10の送風機11の風量を調節し、室内の人の活動状況を考慮しながら室内環境をより良好な状態に保つことができる。
本実施形態では、汚れ検知部の一例として臭気センサを挙げて説明したが、臭気センサの代わりにホコリセンサを用いてもよく、あるいはこれら2つのセンサを組み合わせてもよい。なお、ホコリセンサ(塵埃センサ)を用いて汚れの検知を行う例については、第4の実施形態で説明する。
<第2の実施形態>
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、空気調和機の一例である冷暖房機を有している空気調和システムについて説明する。図6には、本実施形態にかかる空気調和システム101の構成を概略的に示す。
空気調和システム101は、主な構成要素として、冷暖房機190と、サーバ70と、スマートフォン(端末)80とを含む。空気清浄機10の代わりに冷暖房機190で構成されている点が、第1の実施形態にかかる空気調和システム1とは異なっている。
冷暖房機190は、部屋R内に置かれている。図7には、冷暖房機190の構成を示す。冷暖房機190は、室内機190aと、室外機190bと、リモートコントローラ190cとで構成されている。
室内機190a内には、主として、室内側熱交換器191、室内送風機192、通信インターフェイス197、および制御部121などが備えられている。室外機190b内には、圧縮機193、室外送風機194、および室外側熱交換器195などが備えられている。これらの構成は、従来公知の冷暖房機と同様の構成が適用できる。
なお、通信インターフェイス197は、リモートコントローラ190cとの間で赤外線通信を行うことができる。これに加えて、通信インターフェイス197は、サーバ70から送信される各種信号、各種データ、および各種指令などを受信する。また、通信インターフェイス197は、サーバ70に対して、冷暖房機190側の情報(例えば、現在の運転モード、室温、外気温など)を送信することもできる。例えば、冷暖房機190は、サーバ70からの指令にしたがって、空調運転を開始したり、運転モードを変更したり、室内送風機の風量を変更したりすることができる。
また、室内機190aは、空気清浄化ユニット196を備えている。空気清浄化ユニット196内には、空気清浄フィルタなどが備えられている。室内機190aに取り込まれた空気は、空気清浄フィルタを通過した後、室内機190a内の送風路(図示せず)を通って、吹き出し口から吹き出される。これにより、冷暖房機190は、空気清浄化ユニット196を用いて取り込まれた空気を清浄化し、部屋R内へ放出することができる。
また、室内機190aは、マイク(音量検知部)12、臭気センサ(汚れ検知部)13、および人感センサ(人検知部)14を備えている。これらは、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
空気調和システム101を構成しているサーバ70およびスマートフォン(端末)80については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
本実施形態にかかる冷暖房機190では、マイク12が検知した音量と、臭気センサ13が検知した臭いの程度とに応じて室内送風機192の風量(回転数)が変更される。また、本実施形態にかかる冷暖房機190では、室内に人がいるか否かによって室内送風機192の風量を変更する。
冷暖房機190の室内送風機192の風量制御に関する処理については、第1の実施形態において図5を参照しながら説明した方法と同様の方法が適用できる。
なお、別の態様として、冷暖房機190が、サーバ70と接続されていない空気調和システムも可能である。この場合、冷暖房機190単体で、空気調和機システムを構成する。そして、リモートコントローラ190cが、空気調和機の本体(すなわち、室内機190a)と直接的に情報通信可能な端末に相当する。
この構成では、部屋R内が静かであり、かつ、部屋R内が臭い場合(すなわち、ステップS14でNO、かつ、ステップS18でYESの場合)には、制御部121は、通信インターフェイス197を介して、リモートコントローラ190cへ部屋R内の音量および臭いに関する情報を通知する(ステップS20)。
リモートコントローラ190cは、室内機190aから送信された部屋R内の音量および臭気に関する情報を受信すると、室内送風機192の風量をどの程度に設定すべきかをユーザに問い合わせる内容の表示を行う。ユーザは、リモートコントローラ190cの操作ボタンを操作して、室内送風機192の風量を決定する。ユーザによって選択された室内送風機192の風量に関する情報は、冷暖房機190に対する操作指令として室内機190aへ送信される。
冷暖房機190が、リモートコントローラ190cから送信された操作指令を受信すると(ステップS21)、制御部121は、受信した操作指令にしたがって室内送風機192の風量を変更する(ステップS22)。
<第3の実施形態>
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、空気調和機の一例である空気清浄機を有している空気調和システムについて説明する。図8には、本実施形態にかかる空気調和システム201の構成を概略的に示す。
空気調和システム201は、主な構成要素として、空気清浄機10と、サーバ70と、スマートフォン(端末)80と、マイク(音量検知機)212と、人感センサ214とを含む。マイク212および人感センサ214が、空気清浄機10内に備えられていない点が第1の実施形態とは異なっている。空気清浄機10、サーバ70、およびスマートフォン(端末)80については、第1の実施形態と概ね同様の構成が適用できる。
マイク212は、部屋R内に取り付けられている。具体的には、マイク212は、部屋Rの壁の上方あるいは天井に取り付けられている。マイク212には、通信インターフェイス(図示せず)が備えられている。通信インターフェイスは、アンテナやコネクタによって実現される。通信インターフェイスは、有線通信あるいは無線通信によって他の装置との間でデータをやり取りする。
具体的には、通信インターフェイスは、サーバ70から送信される各種信号、各種データ、および各種指令などを受信する。また、通信インターフェイスは、サーバ70に対して、測定した音量データを送信することができる。
人感センサ214は、部屋R内に取り付けられている。具体的には、人感センサ214は、部屋Rの壁の上方あるいは天井に取り付けられている。人感センサ214には、通信インターフェイス(図示せず)が備えられている。通信インターフェイスは、アンテナやコネクタによって実現される。通信インターフェイスは、有線通信あるいは無線通信によって他の装置との間でデータをやり取りする。
具体的には、通信インターフェイスは、サーバ70から送信される各種信号、各種データ、および各種指令などを受信する。また、通信インターフェイスは、サーバ70に対して、測定した臭気データを送信することができる。
(送風機の風量の制御方法)
続いて、空気調和システム201における空気清浄機10の送風機11の制御方法について説明する。本実施形態では、各種センサの検知結果に基づいて、サーバ70内のCPU(制御部)71が、空気清浄機10の送風機11の風量を変更する。
図9には、空気清浄機10の送風機11の風量制御に関する処理の流れを示す。空気清浄機10の稼働中、サーバ70のCPU71は、人感センサ214による検知情報(部屋R内に人が存在するか否かに関する情報)を受信する。そして、部屋R内に人がいない場合(ステップS31でNO)には、CPU71は、送風機11の風量を「大」に設定する(ステップS36)。この設定データは、各通信インターフェイス75および17を介して、空気清浄機10の制御部21へ送信される。制御部21は、送信された設定データにしたがって送風機11の回転数を通常の運転状態のときよりも上昇させる。
一方、部屋R内に人がいる場合(ステップS31でYES)には、CPU71は、マイク212によって測定された部屋R内の音量(騒音の程度)に関する情報(音量データ)を取得する(ステップS32)。また、CPU71は、空気清浄機10の臭気センサ13によって測定された部屋R内の臭気データを取得する(ステップS33)。なお、ステップS32とステップS33の順序は、任意に決めることができる。
続いて、CPU71は、送信された音量データおよび臭気データに基づいて、送風機11の風量を決定する。
例えば、部屋R内が騒がしく、かつ、部屋R内が臭い場合、すなわち、マイク212によって測定された音量が所定値以上であり(ステップS34でYES)、かつ、臭気センサ13によって測定された臭気が所定値以上である(ステップS35でYES)場合には、CPU71は、送風機11の風量を「大」に設定する(ステップS36)。
この設定データは、各通信インターフェイス75および17を介して、空気清浄機10の制御部21へ送信される。制御部21は、送信された設定データにしたがって送風機11の回転数を、例えば、通常の運転状態のときの回転数よりも上昇させる。
また、部屋R内が騒がしく、かつ、部屋R内の臭いが少ない場合、すなわち、マイク212によって測定された音量が所定値以上であり(ステップS34でYES)、かつ、臭気センサ13によって測定された臭気が所定値未満である(ステップS35でNO)場合には、制御部21は、送風機11の風量を「中」に設定する(ステップS37)。
この設定データは、各通信インターフェイス75および17を介して、空気清浄機10の制御部21へ送信される。制御部21は、送信された設定データにしたがって送風機11の回転数を、例えば、通常の空気清浄化運転モードのときの回転数とする。
一方、部屋R内が静かであり、かつ、部屋R内の臭いが少ない場合、すなわち、マイク212によって測定された音量が所定値未満であり(ステップS34でNO)、かつ、臭気センサ13によって測定された臭気が所定値未満である(ステップS38でNO)場合には、CPU71は、送風機11の風量を「小」に設定する(ステップS39)。
この設定データは、各通信インターフェイス75および17を介して、空気清浄機10の制御部21へ送信される。制御部21は、送信された設定データにしたがって送風機11の回転数を、例えば、通常の運転状態のときの回転数よりも低下させる。
一方、部屋R内が静かであり、かつ、部屋R内が臭い場合、すなわち、マイク212によって測定された音量が所定値未満であり(ステップS34でNO)、かつ、臭気センサ13によって測定された臭気が所定値以上である(ステップS38でYES)場合には、CPU71は、通信インターフェイス75を介して、外部の端末(例えば、スマートフォン80)へ部屋R内の音量および臭いに関する情報を通知する(ステップS40)。
スマートフォン80は、サーバ70から送信された部屋R内の音量および臭気に関する情報を受信すると、ディスプレイ83に、部屋R内の送風機11の風量をどの程度に設定すべきかをユーザに問い合わせる内容の表示を行う。ユーザは、操作部84を用いて、送風機11の風量を決定する。ユーザによって選択された送風機11の風量に関する情報は、空気清浄機10に対する操作指令として、サーバ70へ送信される。
サーバ70は、スマートフォン80から送信された操作指令を受信すると(ステップS41)、CPU71は、受信した操作指令にしたがって送風機11の風量の設定データを変更する(ステップS42)。
この設定データは、各通信インターフェイス75および17を介して、空気清浄機10の制御部21へ送信される。制御部21は、送信された設定データにしたがって送風機11の回転数を変更する。
以上のように、本実施形態にかかる空気調和システム201では、サーバ70内のCPU71によって、空気清浄機10の送風機11の風量を制御することができる。
<第4の実施形態>
続いて、本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態では、空気調和機の一例である空気清浄機を有している空気調和システムについて説明する。図10には、本実施形態にかかる空気調和システム301の構成を概略的に示す。
空気調和システム301は、主な構成要素として、空気清浄機310と、サーバ70と、スマートフォン(端末)80とを含む。サーバ70、およびスマートフォン(端末)80については、第1の実施形態と概ね同様の構成が適用できる。
空気清浄機310の外形は、筐体20で形成されている。空気清浄機310は、筐体20の他に、送風機11、マイク(音量検知部)12、塵埃センサ(汚れ検知部)313、人感センサ(人検知部)14、操作部15、スピーカ16、通信インターフェイス17、制御部21、および空気清浄フィルタ(図示せず)などを備えている。塵埃センサ313以外については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
塵埃センサ313は、筐体20の表面に取り付けられている。例えば、塵埃センサ313は、筐体20に形成された空気の吸い込み口(図示せず)の周囲に配置されている。塵埃センサ313は、吸い込み口から取り込んだ空気中に含まれる単位体積当たりの塵埃の数を測定する。塵埃センサ313による塵埃量の測定結果は、制御部21へ送信される。制御部21では、塵埃量の大小に応じて、室内の汚れの程度を決定することができる。
空気清浄機310の送風機11の風量制御に関する処理については、第1の実施形態において図5を参照しながら説明した方法と同様の方法が適用できる。なお、ステップS15およびS18での判定は、塵埃センサ313によって測定された空気中の塵埃量が所定値以上であるか否かによって行われる。また、別の態様では、空気清浄機310の送風機11の風量制御に関する処理については、第3の実施形態において図9を参照しながら説明した方法と同様の方法が適用できる。
なお、本実施形態にかかる空気清浄機310には、汚れ検知部として、臭気センサ13の代わりに塵埃センサ313が備えられている。但し、別の態様では、臭気センサ13および塵埃センサ313の両方が備えられていてもよい。
(まとめ)
本発明の一局面は、空気調和機(例えば、空気清浄機10・310、冷暖房機190)に関する。この空気調和機は、室内に風を送る送風機(例えば、送風機11・室内送風機192)と、音量を検知する音量検知部(例えば、マイク12)と、室内の汚れの程度を検知する汚れ検知部(例えば、臭気センサ13、塵埃センサ313)と、前記音量検知部が検知した音量と、前記汚れ検知部が検知した汚れの程度とに応じて前記送風機の風量を変更する制御部(例えば、制御部21・121)とを備えている。例えば、前記制御部は、前記送風機の回転数を変更することによって、風量を変更する。
上記の本発明の一局面にかかる空気調和機は、室内における人の存在の有無を検知する人検知部(例えば、人感センサ14)をさらに備えていてもよい。そして、前記制御部は、前記人検知部が室内に人の存在を検知しない場合に、前記送風機の風量を、例えば、人がいる場合と比較して増加させてもよい。この構成によれば、室内に人がいないときには、音量および汚れの程度に関係なく、風量を大きくさせて、換気または空気清浄化を促進させることができる。
上記の本発明の一局面にかかる空気調和機は、前記音量検知部が検知した音量が所定値よりも小さく、かつ前記音量検知部が検知した汚れの程度が所定値以上である場合には、ユーザによって前記送風機の風量が変更可能に構成されていてもよい。ここで、ユーザによって前記送風機の風量が変更可能に構成されているとは、例えば、空気調和機の制御部が、ユーザに対して送風機の風量を選択させるような問い合わせを行うように報知手段(例えば、表示部、スピーカなど)へ指示する構成が挙げられる。
本発明のもう一つの局面は、空気調和システム(例えば、空気調和システム1・101・301)に関する。この空気調和システムは、本発明の一局面にかかる空気調和機(例えば、空気清浄機10・310、冷暖房機190)と、前記空気調和機と直接的または間接的に情報通信可能な端末(例えば、スマートフォン80)とを備えている。前記空気調和機は、外部の機器(例えば、サーバ、スマートフォンなど)と情報通信可能な通信インターフェイス(例えば、通信インターフェイス17・197)を備えており、前記音量検知部が検知した音量と、前記汚れ検知部が検知した汚れの程度とが所定の条件を満たした場合には、前記空気調和機から前記端末へその旨の通知がなされ、前記空気調和機は、前記端末から前記空気調和機に対する操作指令を受け付けてもよい。
例えば、第1の実施形態のように、検知された音量が「小」で検知された汚れが「大」の場合に、スマートフォンなどの端末へ風量をどうするか問い合わせることができる。
また、本発明の別の局面にかかる空気調和システム(例えば、空気調和システム201)は、空気調和機(例えば、空気清浄機10)と、前記空気調和機と情報通信可能なサーバ(例えば、サーバ70)と、前記空気調和機が設置されている室内に配置されている音量検知機(例えば、マイク212)とを備えている。前記空気調和機は、室内に風を送る送風機(例えば、送風機11)と、室内の汚れの程度を検知する汚れ検知部(例えば、臭気センサ13)とを有している。前記サーバは、前記音量検知機が検知した音量と、前記汚れ検知部が検知した汚れの程度とに応じて前記送風機の風量を変更する制御部(例えば、CPU71)を有している。
また、本発明の別の局面にかかる空気調和システム(例えば、空気調和システム301)は、空気調和機(例えば、空気清浄機10)と、前記空気調和機と情報通信可能なサーバ(例えば、サーバ70)とを備えている。前記空気調和機は、室内に風を送る送風機(例えば、送風機11)と、音量を検知する音量検知部(例えば、マイク12)と、室内の汚れの程度を検知する汚れ検知部(例えば、臭気センサ13、塵埃センサ313)とを有している。前記サーバは、前記音量検知部が検知した音量と、前記汚れ検知部が検知した汚れの程度とに応じて前記送風機の風量を変更する制御部(例えば。CPU71)を有している。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1 :空気調和システム
10 :空気清浄機(空気調和機)
11 :送風機
12 :マイク(音量検知部)
13 :臭気センサ(汚れ検知部)
14 :人感センサ(人検知部)
17 :通信インターフェイス
20 :筐体
21 :制御部
70 :サーバ
71 :CPU(制御部)
80 :スマートフォン(端末)
101 :空気調和システム
190 :冷暖房機(空気調和機)
190c:リモートコントローラ(端末)
192 :室内送風機(送風機)
201 :空気調和システム
212 :マイク(音量検知機)
214 :人感センサ(人検知部)
301 :空気調和システム
310 :空気清浄機(空気調和機)
313 :塵埃センサ(汚れ検知部)

Claims (6)

  1. 室内に風を送る送風機と、
    音量を検知する音量検知部と、
    室内の汚れの程度を検知する汚れ検知部と、
    前記音量検知部が検知した音量と、前記音量検知部が検知した汚れの程度とに応じて前記送風機の風量を変更する制御部と
    を備えている空気調和機。
  2. 室内における人の存在の有無を検知する人検知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記人検知部が室内に人の存在を検知しない場合に、前記送風機の風量を増加させる、
    請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記音量検知部が検知した音量が所定値よりも小さく、かつ前記音量検知部が検知した汚れの程度が所定値以上である場合には、ユーザによって前記送風機の風量が変更可能に構成されている、
    請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の空気調和機と、
    前記空気調和機と直接的または間接的に情報通信可能な端末と
    を備えている空気調和システムであって、
    前記空気調和機は、外部の機器と情報通信可能な通信インターフェイスを備え、
    前記音量検知部が検知した音量と、前記汚れ検知部が検知した汚れの程度とが所定の条件を満たした場合には、前記空気調和機から前記端末へその旨の通知がなされ、
    前記空気調和機は、前記端末からの操作指令を受け付ける、
    空気調和システム。
  5. 室内に風を送る送風機と、室内の汚れの程度を検知する汚れ検知部と
    を有している空気調和機と、
    前記空気調和機と情報通信可能なサーバと、
    前記空気調和機が設置されている室内に配置されている音量検知機と
    を備え、
    前記サーバは、前記音量検知機が検知した音量と、前記汚れ検知部が検知した汚れの程度とに応じて前記送風機の風量を変更する制御部を有している
    空気調和システム。
  6. 室内に風を送る送風機と、
    音量を検知する音量検知部と、
    室内の汚れの程度を検知する汚れ検知部と
    を有している空気調和機と、
    前記空気調和機と情報通信可能なサーバと、
    を備え、
    前記サーバは、前記音量検知部が検知した音量と、前記汚れ検知部が検知した汚れの程度とに応じて前記送風機の風量を変更する制御部を有している
    空気調和システム。
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