JP2020033655A - 開繊体、開繊体製造装置、及び開繊体の製造方法 - Google Patents

開繊体、開繊体製造装置、及び開繊体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】開繊体を用いてなる開繊物品を製造する場合において、要求に応じた開繊物品を製造し易くする開繊体製造装置及び製造方法の提供。【解決手段】開繊体製造装置1は、捲縮された複数本のセルロースアセテート繊維をそれぞれ含み且つ搬送される複数のトウバンド7を、個別に搬送する複数の個別搬送路R1と、複数のトウバンドに含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を開繊する少なくとも1つの開繊装置9と、複数の個別搬送路R1を通過した複数のトウバンドを案内して合一することにより開繊体40を形成する案内装置5とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、捲縮されたセルロースアセテート繊維を含む開繊体、開繊体製造装置、及び開繊体の製造方法に関する。
本書では、以下の定義された各用語を使用する。
TD:全繊維度(トータルデニール)であり、トウバンドの繊維度(9000m当たりのグラム数)を指す。
FD:単繊維度(フィラメントデニール)であり、単繊維(1本のフィラメント)の繊維度(9000m当たりのグラム数)を指す。単繊維デニールとも称する。
フィラメント:連続する長繊維(long fiber)を指す。特には、紡糸口金の紡糸孔から吐出された単繊維を指す。
トウバンド:複数の紡糸筒の各紡糸口金から吐出されたフィラメント(単繊維)の集合体であるヤーンが合一され、複数のヤーンが合一され且つTDが所定の数値に設定されてエンドとなる。このエンドは捲縮される。この捲縮されたエンド(フィラメントの集合体)をトウバンドと称する。即ちトウバンドは、TDと捲縮数を有する。トウバンドは、ベール状に梱包される。
所謂合成された化学繊維と異なる半合成繊維であるセルロースアセテート繊維は、例えば、セルロースアセテートと有機溶媒とを含む紡糸原液を用い、乾式紡糸法により紡糸される。セルロースアセテート繊維には、例えば、セルローストリアセテート繊維とセルロースジアセテート繊維とが含まれる。セルローストリアセテート繊維は、主には織物又は編物に用いられる。セルロースジアセテート繊維は、主にはシガレットフィルターに用いられる。
セルロースアセテート繊維により織物又は編物を製造する場合、織物又は編物に用いられる繊維は、FDがある程度大きくないと、織物又は編物の製造工程において破断等の問題を生じうる。このため、例えばセルロースアセテート繊維を用いて織物又は織物を製造する場合、例えば非特許文献1に開示されるように、FDが40以上600以下の範囲の値に設定された繊維を、15本以上600本以下の範囲の本数で束ねて構成された繊維束が用いられる。当該繊維束のTDは、非特許文献1に開示された繊維の本数からの計算値としては、600以上360000以下の範囲の値となる。
また、セルロースアセテート繊維によりシガレットフィルターを製造する場合、例えば、捲縮されたセルロースアセテートの繊維を開繊してなる開繊体が用いられる。シガレットフィルターを製造する場合には、煙中に含まれるニコチンやタール等の成分を除去するため、開繊体に含まれる繊維のFDは、必然的に比較的小さい値に設定される。例えば、フィルター径が25mm程度の値に設定される場合、繊維のFDは、3以上4以下の範囲の値に設定される。フィルター径がこれよりも小さい場合、繊維のFDは、例えば特許文献1に開示されるように、フィルターの通気抵抗を下げるために比較的大きい値に設定される。
シガレットフィルターを製造する場合、開繊体は、ロッド状に成形される。このため、開繊体の材料となるトウバンドは、例えば、FDが3.0に設定される場合、TDは30000程度の値に設定される。またシガレットフィルターに用いられるトウバンドは、例えば特許文献2に開示されるように、空気等の気体により開繊されて幅寸法が調整される。開繊体の製造時には、ベール状のトウバンドが搬送されながら、トウバンドに含まれる複数本の繊維が、開繊装置により開繊される。
また、セルロースアセテート繊維のトウバンドからなる開繊体は、例えば、シガレットフィルター用のトウバンドを応用して製造され、紙おむつや尿漏れ防止用パッド等の吸収性物品の製造に用いられる。
Macromolecular Symposia 208, March 2004 , WILEY-VCH , pp.255-265
国際公開第2016/084120号公報 特開2014−221960号公報
ここで、シガレットフィルターを製造する場合、最終的なフィルターのサイズにより、製造に利用可能な開繊体のサイズが限定される場合がある。また吸収性物品は、製造に用いられる開繊体により、最大の寸法(例えば最大幅寸法)及び形状等が制約される場合がある。これにより、シガレットフィルター及び吸収性物品(以下、併せて開繊物品と称する。)の設計自由度が低下し、要求に応じた開繊物品を製造しにくくなるおそれがある。
そこで本発明は、開繊体を用いてなる開繊物品を製造する場合において、開繊体及び開繊物品の設計自由度を向上させることにより、要求に応じた開繊物品を製造し易くすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る開繊体製造装置は、捲縮された複数本のセルロースアセテート繊維をそれぞれ含み且つ搬送される複数のトウバンドを、個別に搬送する複数の個別搬送路と、前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を開繊する少なくとも1つの開繊装置と、前記複数の個別搬送路を通過した前記複数のトウバンドを案内して合一することにより開繊体を形成する案内装置とを備える。
上記構成によれば、複数の個別搬送路の各々により供給される複数のトウバンドが、個別搬送路を通過した後に案内装置により案内されて合一されることで開繊体が形成される。このため、製造しようとする開繊体の幅寸法及び厚み寸法の少なくともいずれかを、複数のトウバンドを合一することで比較的容易に調整できる。これにより開繊体の設計自由度を向上できるため、当該開繊体を用いた開繊物品の設計自由度を向上できる。従って、要求に応じた開繊物品を製造し易くすることができる。
複数の前記開繊装置が、前記複数の個別搬送路の各々に配置され、前記案内装置が、前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の下流側に配置され、前記複数の開繊装置を通過した前記複数のトウバンドが、前記案内装置により案内されて合一されてもよい。
上記構成によれば、個別搬送路の各々において開繊装置により開繊された複数のトウバンドを、案内装置により案内して合一することで、例えば、個々のトウバンドの幅寸法よりも大きな幅寸法を有する開繊体を、比較的容易に製造できる。
前記開繊装置は、前記複数の個別搬送路の各々に間隔をおいて配置されて、前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を開繊する複数の開繊ロール対と、前記複数の個別搬送路の各々に配置されて、前記複数の開繊ロール対を通過した前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する気体開繊装置とを有していてもよい。
上記構成によれば、複数の個別搬送路の各々に配置された開繊ロール対と気体開繊装置とにより開繊された複数のトウバンドを、案内装置により案内して合一できる。従って、例えば、開繊ロール対と気体開繊装置とを有する従来の開繊装置を複数用いながら、個々のトウバンドの幅寸法よりも大きな幅寸法を有する開繊体を、効率よく製造できる。
前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の上流側に配置され、前記複数のトウバンドが重ねて搬送される共通搬送路を更に備え、前記開繊装置は、前記共通搬送路に間隔をおいて配置されて、前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を開繊する複数の開繊ロール対と、前記複数の個別搬送路の各々に配置されて、前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する気体開繊装置とを有していてもよい。
上記構成によれば、共通搬送路に配置された複数の開繊ロール対を用いることで、開繊装置のコンパクト化及びコストの低減を図りながら、トウバンドに含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を、複数の開繊ロール対と、気体開繊装置とにより、効率よく開繊できる。
前記案内装置は、前記複数のトウバンドを合一してなる第1シート部及び第2シート部が互いに積層され、前記第1シート部を構成する前記トウバンド同士の境界位置と前記第2シート部を構成する前記トウバンド同士の境界位置とが互いにずれるように、前記複数のトウバンドを案内してもよい。
上記構成によれば、第1シート部及び第2シート部が形成されて積層されることで、開繊体の厚み寸法を容易に調整できる。また、第1シート部の前記境界位置と、第2シート部の前記境界位置とが互いにずれることにより、開繊体の厚み方向にトウバンドの境界位置が連続するのが回避される。これにより、複数のトウバンドに第1シート部及び第2シート部の厚み方向に圧力が負荷された場合でも、複数のトウバンドの配列を保持し易くすることができる。
前記案内装置は、前記複数のトウバンドが、前記トウバンドの搬送方向に垂直な一方向に間隙をおいて配置されてなる第1ブロック群及び第2ブロック群が互いに積層され、前記第1ブロック群を構成する前記トウバンドの位置と前記第2ブロック群を構成する前記トウバンドの位置とが互いにずれるように、前記複数のトウバンドを案内してもよい。このように、第1ブロック群と第2ブロック群とが配置されることで、複数のトウバンドの配列を保持し易くしながら、開繊体の密度を容易に調整できる。
前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の下流側に配置され、前記複数のトウバンドが重ねて搬送される共通搬送路を更に備え、前記開繊装置は、前記複数の個別搬送路の各々に間隔をおいて配置されて、前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を開繊する複数の開繊ロール対と、前記共通搬送路に配置されて、前記複数の開繊ロール対を通過した前記複数のトウバンドが合一されて導入され、前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する気体開繊装置とを有していてもよい。
上記構成によれば、複数の個別搬送路を搬送される複数のトウバンドを開繊ロール対により開繊しつつ、共通の気体開繊装置により複数のトウバンドを合一しながら開繊できる。このため、開繊装置のコンパクト化及びコストの低減を図りながら、複数のトウバンドを、複数の開繊ロール対と、気体開繊装置とにより、効率よく開繊できる。また、複数のトウバンドを共通の気体開繊装置により同時に開繊することで、トウバンドが気体開繊装置を通過することにより得られる開繊体の密度及び嵩高さを容易に調整できる。
前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の下流側に配置され、前記複数のトウバンドが重ねて搬送される共通搬送路を更に備え、前記開繊装置は、前記共通搬送路に間隔をおいて配置されて、前記複数の個別搬送路の各々により搬送された前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を開繊する複数の開繊ロール対と、前記共通搬送路に配置されて、前記複数の開繊ロール対を通過した前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する気体開繊装置とを有していてもよい。
上記構成によれば、複数の個別搬送路を搬送される複数のトウバンドを、共通搬送路において、複数の開繊ロール対により開繊すると共に気体開繊装置により開繊できる。このため、開繊装置のコンパクト化及びコストの低減を図りながら、複数のトウバンドを、複数の開繊ロール対と、気体開繊装置とにより、効率よく開繊できる。また、複数のトウバンドを共通の気体開繊装置により同時に開繊することで、トウバンドが気体開繊装置を通過することにより得られる開繊体の密度及び嵩高さを容易に調整できる。
本発明の一態様に係る開繊体の製造方法は、捲縮された複数本のセルロースアセテート繊維をそれぞれ含み且つ搬送される複数のトウバンドを、複数の個別搬送路に個別に搬送すると共に、前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を開繊し、前記複数の個別搬送路を通過した前記複数のトウバンドを案内して合一することにより、開繊体を形成する。
前記複数の個別搬送路の各々において、前記個別搬送路を搬送される前記トウバンドを開繊し、前記複数の個別搬送路において開繊された前記複数のトウバンドを、前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の下流側において案内して合一してもよい。
前記複数の個別搬送路の各々の間隔をおいた位置で、前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を複数の開繊ロール対により開繊し、前記複数の個別搬送路の各々において、前記複数の開繊ロール対を通過した前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊してもよい。
前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の上流側に配置した共通搬送路に前記複数のトウバンドを重ねて搬送し、前記共通搬送路の間隔をおいた位置で、前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を複数の開繊ロール対により開繊し、前記複数の個別搬送路の各々において、前記複数の開繊ロール対を通過した前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊してもよい。
前記複数のトウバンドを合一してなる第1シート部及び第2シート部を互いに積層し、前記第1シート部を構成する前記トウバンド同士の境界位置と前記第2シート部を構成する前記トウバンド同士の境界位置とが互いにずれるように、前記複数のトウバンドを案内してもよい。
前記複数のトウバンドを前記トウバンドの搬送方向に垂直な一方向に間隙をおいて配置してなる第1ブロック群及び第2ブロック群を互いに積層し、前記第1ブロック群を構成する前記トウバンドの位置と前記第2ブロック群を構成する前記トウバンドの位置とが互いにずれるように、前記複数のトウバンドを案内してもよい。
前記複数の個別搬送路の各々の間隔をおいた位置で、前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を複数の開繊ロール対により開繊し、前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の下流側に配置した共通搬送路に前記複数のトウバンドを重ねて搬送すると共に、前記共通搬送路において、前記複数の個別搬送路を通過した前記複数のトウバンドを合一して、前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊してもよい。
前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の下流側に配置した共通搬送路に前記複数のトウバンドを重ねて搬送すると共に、前記共通搬送路の各々の間隔をおいた位置で、前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を複数の開繊ロール対により開繊し、且つ、前記共通搬送路において、前記複数の開繊ロール対を通過した前記複数のトウバンドを合一して、前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊してもよい。
本発明の一態様に係る開繊体は、捲縮された複数本のセルロースアセテート繊維を含むトウバンドが開繊されてなる複数の帯状の開繊ブロックを備え、前記開繊ブロックが、長手方向に垂直な一方向に並べて配置されている。
上記構成によれば、帯状の開繊ブロックが長手方向に垂直な一方向に並べて配置されているので、開繊体の幅寸法を、個々の開繊ブロックの幅寸法よりも大きな幅寸法に比較的容易に設定できる。これにより、開繊体の設計自由度を向上できる。
前記複数の開繊ブロックが前記一方向に並べて配置されてなる第1シート部及び第2シート部を備え、前記第1シート部及び前記第2シート部が互いに積層され、前記第1シート部を構成する開繊ブロック同士の境界位置と前記第2シート部を構成する前記開繊ブロック同士の境界位置とが、互いにずれていてもよい。
上記構成によれば、第1シート部及び第2シート部が重ねて配置されることで、開繊体の厚み寸法を容易に調整できる。また、第1シート部の前記境界位置と第2シート部の前記境界位置とが互いにずれていることにより、開繊体の厚み方向に開繊ブロックの境界位置が連続するのが回避される。これにより、複数の開繊ブロックに第1シート部及び第2シート部の厚み方向に圧力が負荷された場合でも、複数の開繊ブロックの配列を保持し易くすることができる。
前記複数の開繊ブロックが前記一方向に間隙をおいて配置されてなる第1ブロック群及び第2ブロック群を備え、前記第1ブロック群及び前記第2ブロック群が互いに積層され、前記第1ブロック群を構成する前記開繊ブロックの位置と前記第2ブロック群を構成する前記開繊ブロックの位置とが、互いにずれていてもよい。このように、第1ブロック群及び第2ブロック群が配置されることで、複数の開繊ブロックの配列を保持し易くしながら、開繊体の密度を容易に調整できる。
本発明の別の様態に係る開繊体は、複数本のセルロースアセテート繊維を合一し且つ捲縮してなる開繊体であって、トータルデニールが、50000以上の値に設定され、フィラメントデニールが、0より大きく40.0未満の範囲の値に設定されている。
上記構成によれば、例えば、開繊物品用の開繊体として、トータルデニールが従来に比べて大幅に大きく、織物又は編物用途の繊維束に比べてフィラメントデニールが小さい開繊体を得ることができる。よって、例えば、比較的大型の開繊物品を製造する場合でも、要求に応じた開繊物品を製造し易くすることができる。
本発明の各態様によれば、開繊体を用いてなる開繊物品を製造する場合において、開繊体及び開繊物品の設計自由度を向上させることにより、要求に応じた開繊物品を製造し易くすることができる。
第1実施形態に係る開繊体製造装置の概略図である。 図1の開繊体製造装置により製造される開繊体の搬送方向に垂直な鉛直断面図である。 第2実施形態に係る開繊体製造装置の概略図である。 第3実施形態に係る開繊体の搬送方向に垂直な鉛直断面図である。 第4実施形態に係る開繊体の搬送方向に垂直な鉛直断面図である。 第5実施形態に係る開繊体製造装置の概略図である。 第6実施形態に係る開繊体製造装置の概略図である。
以下、各実施形態について図を参照して説明する。以下に言及する「上流」は、トウバンド7の搬送方向Pにおける上流を指し、「下流」は、トウバンド7の搬送方向Pにおける下流を指す。
(第1実施形態)
[開繊体製造装置]
図1は、第1実施形態に係る開繊体製造装置1(以下、単に製造装置1と称する。)の概略図である。図1は、製造装置1の開繊ロール対2,3の各軸方向に垂直な方向から見た図(ここでは上面図)に相当する。
製造装置1には、複数の梱包容器に収納されたベール状のトウバンド7が繰り出されて供給される。トウバンド7は、捲縮された複数本のセルロースアセテート繊維を含む。トウバンド7に含まれるセルロースアセテート繊維は、ここではセルロースジアセテートの長繊維である。一例として製造装置1では、トウバンド7は、幅方向が水平に保たれながら、予め定められた搬送方向Pに搬送される。
製造装置1は、少なくとも一つ(ここでは複数)の開繊装置9、案内装置5、可塑剤添着装置6、複数の個別搬送路R1、及び単一の共通搬送路R2を備える。複数の個別搬送路R1は、捲縮された複数本のセルロースアセテート繊維をそれぞれ含み且つ搬送される複数のトウバンド7を、個別に搬送する。開繊装置9は、複数のトウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を開繊する。製造装置1では、複数の個別搬送路R1を通過した複数のトウバンド7が案内されて合一されることで、開繊体40が形成される。
具体的構成として、個別搬送路R1と共通搬送路R2とは、搬送方向Pに延びている。製造装置1では、複数の個別搬送路R1が、共通搬送路R2よりも上流側において、並列的に配置されている。個別搬送路R1の数は、限定されない。
複数の開繊装置9は、複数の個別搬送路R1の各々に配置されている。開繊装置9は、複数の第1開繊ロール対2、複数の第2開繊ロール対3、及び複数の気体開繊装置4を有する。第1開繊ロール対2と第2開繊ロール対3とは、複数の個別搬送路R1の各々に間隔をおいて配置されて、トウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を開繊する。第2開繊ロール対3は、第1開繊ロール対2よりも下流側に配置されている。
第1開繊ロール対2は、平行に軸支され且つ互いの周面を対向させて配置されたロール15,16を有する。第2開繊ロール対3は、平行に軸支され且つ互いの周面を対向させて配置されたロール17,18を有する。第2開繊ロール対3は、第1開繊ロール対2の周速度よりも早い周速度で回転する。
各個別搬送路R1において搬送方向Pに搬送されるトウバンド7は、ロール15,16の間と、ロール17,18の間とに挿通される。トウバンド7は、ロール15〜18の各周面と接触しながら、第1開繊ロール対2と第2開繊ロール対3とにより搬送方向Pに張力を与えられ、嵩高く開繊される。
ロール15,16のうち一方のロール、又は、ロール17,18のうち一方のロールとの周面には、トウバンド7を幅方向に開繊するための溝部が、回転軸回りに螺旋状に形成されていてもよい。
複数の気体開繊装置4は、複数の個別搬送路R1の各々に配置されて、複数の開繊ロール対2,3を通過したトウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を気体Gにより開繊する。
気体開繊装置4は、全体として筒状に形成されている。気体開繊装置4は、トウバンド7を気体Gにより開繊する開繊室と、トウバンド7を搬送方向Pに搬送する搬送路とを有する。気体開繊装置4は、一例として、トウバンド7が導入される導入部13と、導入部13の下流側において、気体Gのジェットを発生させてトウバンド7と混合するジェット発生部14とを有する。
ジェット発生部14の側面には、気体Gが導入される導入口14aが設けられている。ジェット発生部14の下流側には、トウバンド7を滞留させることにより成形する滞留部が設けられていてもよい。
ここで気体開繊装置4の構造の詳細については、例えば、特開2012−239437号公報等の記載を参照できる。気体Gは、空気以外の気体でもよい。また、気体開繊装置4の下流側には、内壁に囲まれた内部空間を有し、トウバンド7をこの内部空間の形状に合わせて成形するアダプタ部が設けられていてもよい。
案内装置5は、複数の開繊装置9を通過した複数のトウバンド7を案内して合一することにより開繊体40を形成する。本実施形態の案内装置5は、トウバンド7を、第1方向(搬送方向P)に搬送すると共に第1方向に垂直な第2方向に合一する。一例として、第2方向は水平方向(トウバンド7の幅方向)である。
案内装置5は、複数の案内部材を有する。案内部材は、トウバンド7と接触可能に離隔して配置されている。案内部材は、例えば、ガイドロール、ガイドピン、及びガイド板の少なくともいずれかを含む。
案内装置5は、搬送される複数のトウバンド7を収束させて合一する。本実施形態の案内装置5は、複数の個別搬送路R1よりも下流側に配置されている。これにより、複数の開繊装置9を通過した複数のトウバンド7が、案内装置5により案内されて合一され、シート状のトウバンド集合体8が形成される。
可塑剤添着装置6は、案内装置5により案内されたトウバンド集合体8に可塑剤を添着することにより、トウバンド集合体8に含まれる複数のトウバンド7を結合する。可塑剤としては、公知のものを適宜使用できる。本実施形態の可塑剤は、トリアセチンである。一例として可塑剤添着装置6は、トウバンド集合体8の周面に液状の可塑剤をブラシで塗布することにより、トウバンド集合体8に可塑剤を添着する。
なお可塑剤添着装置6は、第1開繊ロール対2よりも上流側に配置されていてもよいし、第2開繊ロール対3と気体開繊装置4との間に配置されていてもよい。あるいは可塑剤添着装置6は、気体開繊装置4と案内装置5との間に配置されていてもよい。可塑剤添着装置6は、可塑剤を噴霧してトウバンド集合体8に添着してもよい。また可塑剤添着装置6は、適宜省略されてもよい。
トウバンド集合体8を用いることにより、シート状の開繊体40が得られる。この開繊体40を所定の長さ寸法に切断することにより、吸収体が製造される。例えば、通気性を有するバックシートと、通気性及び通液性を有するトップシートとの間に吸収体が配置されることにより、開繊物品である吸収性物品が製造される。
このように本実施形態では、製造装置1用いることにより開繊体40が製造される。本実施形態の開繊体40の製造方法では、搬送される複数のトウバンド7を、複数の個別搬送路R1に個別に搬送すると共に、複数のトウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を開繊し、複数の個別搬送路R1を通過した複数のトウバンド7を案内して合一することにより、開繊体40を形成する。
また本実施形態では、複数の個別搬送路R1の各々において、個別搬送路R1を搬送されるトウバンド7を開繊し、複数の個別搬送路R1において開繊された複数のトウバンド7を、複数の個別搬送路R1よりも下流側において案内して合一する。また本実施形態では、複数の個別搬送路R1の各々の間隔をおいた位置で、トウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を複数の開繊ロール対2,3により開繊し、複数の個別搬送路R1の各々において、複数の開繊ロール対2,3を通過したトウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する。
図2は、図1の製造装置1により製造される開繊体40の搬送方向Pに垂直な鉛直断面図である。図2に示すように、開繊体40は、捲縮された複数本のセルロースアセテート繊維を含むトウバンド7が開繊されてなる複数の帯状の開繊ブロック45を備える。開繊ブロック45は、開繊体40の長手方向に垂直な一方向に並べて配置されている。この一方向は、ロール15〜18の軸方向と一致する。一方向に並ぶ2つの開繊ブロック45は、可塑剤添着装置6により添着された可塑剤により結合している。このように開繊体40は、複数のトウバンド7を開繊且つ合一することにより構成されている。
これにより開繊体40は、少なくとも1つの開繊ブロック45の幅寸法よりも大きな幅寸法を有する。開繊体40の幅寸法は、開繊ブロック45の数を変化させることで容易に調整可能である。
このように開繊体40では、帯状の開繊ブロック45が長手方向に垂直な一方向に並べて配置されているので、開繊体40の幅寸法を、個々の開繊ブロック45の幅寸法よりも大きな幅寸法に比較的容易に設定できる。これにより、開繊体40の設計自由度を向上できる。
開繊体40のFD及びTDは、適宜設定可能である。製造装置1を用いることで、開繊体40のTDの設計自由度は、大幅に向上される。具体的に本実施形態では、開繊体40に含まれる繊維の本数を、従来の開繊体に比べて大幅に増大させることができる。
ここでは一例として、開繊体40は、FDが、0より大きく40未満の範囲の値に設定され、TDが、50000以上の値に設定されている。開繊体40は、捲縮されたセルロースアセテート繊維が開繊されて合一された繊維束(繊維集合体)である。
開繊体の各寸法は、その製造に用いられる繊維の本数に影響を受ける。従って、目的の開繊体を製造するためには、開繊体の製造に用いられる繊維を予め選定する手間が生じる。これに対して本実施形態では、開繊体40のTDの設計自由度が大幅に向上されているので、例えば、開繊体40の厚み寸法及び幅寸法の少なくともいずれかを、従来の開繊体よりも大きな値に容易に設定でき、上記手間を軽減できる。
以上に説明したように、製造装置1によれば、複数の個別搬送路R1の各々により供給される複数のトウバンド7が、個別搬送路R1を通過した後に案内装置5により案内されて合一されることで開繊体40が形成される。このため、製造しようとする開繊体40の幅寸法及び厚み寸法の少なくともいずれかを、複数のトウバンド7を合一することで比較的容易に調整できる。これにより開繊体40の設計自由度を向上できるため、当該開繊体40を用いた開繊物品の設計自由度を向上できる。従って、要求に応じた開繊物品を製造し易くすることができる。
また製造装置1では、複数の開繊装置9が、複数の個別搬送路R1の各々に配置され、案内装置5が、複数の個別搬送路R1よりも下流側に配置され、複数の開繊装置9を通過した複数のトウバンド7が、案内装置5により案内されて合一される。
このように、個別搬送路R1の各々において開繊装置9により開繊された複数のトウバンド7を、案内装置5により案内して合一することで、例えば、個々のトウバンド7の幅寸法よりも大きな幅寸法を有する開繊体40を、比較的容易に製造できる。
また開繊装置9は、複数の個別搬送路R1の各々に間隔をおいて配置された複数の開繊ロール対2,3と、複数の個別搬送路R1の各々に配置された気体開繊装置4とを有する。
これにより、複数の個別搬送路R1の各々に配置された開繊ロール対2,3と気体開繊装置4とにより開繊された複数のトウバンド7を、案内装置5により案内して合一できる。従って、例えば、開繊ロール対2,3と気体開繊装置4とを有する従来の開繊装置を複数用いながら、個々のトウバンド7の幅寸法よりも大きな幅寸法を有する開繊体40を、効率よく製造できる。
また、本実施形態の開繊体40は、複数本のセルロースアセテート繊維を合一し且つ捲縮してなる開繊体40であって、TDが、50000以上に設定され、FDが、0より大きく40.0未満の範囲の値に設定されている。
この場合、開繊体40のTDの下限値は、当該範囲内において適宜設定可能であるが、一例として、70000以上の値が好ましく、100,000以上の値がより好ましく、150,000以上の値が一層好ましい。また、開繊体40のTDの上限値は、当該範囲内において適宜設定可能であるが、一例として、3,600,000未満の値が好ましく、1,800,000未満の値がより好ましい。
開繊体40が含むセルロースアセテート繊維としては、セルロースジアセテート繊維が好ましい。このセルロースジアセテート繊維の置換度(平均置換度)としては、一例として、2.2以上2.6以下の範囲の値が好ましい。
これにより、例えば開繊物品用の開繊体として、TDが従来に比べて大幅に大きく、織物又は編物用途の繊維束に比べてFDが小さい開繊体40を得ることができる。よって、例えば、比較的大型の開繊物品を製造する場合でも、要求に応じた開繊物品を製造し易くすることができる。以下、その他の実施形態について、第1実施形態との差異を中心に述べる。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態に係る製造装置11の概略図である。図3に示すように、製造装置11は、複数の個別搬送路R1よりも上流側に配置され、複数のトウバンド7が重ねて搬送される共通搬送路R3を備える。共通搬送路R3は、搬送方向Pに延びている。共通搬送路R2は、個別搬送路R1を挟んで共通搬送路R3よりも下流側に配置されている。
製造装置11の開繊装置19は、共通搬送路R3に間隔をおいて配置された複数の開繊ロール対2,3と、複数の個別搬送路R1の各々に配置された複数の気体開繊装置4とを有する。
第2実施形態における開繊体40の製造方法では、複数の個別搬送路R1よりも上流側に配置した共通搬送路R2に複数のトウバンド7を重ねて搬送し、共通搬送路R2の間隔をおいた位置で、複数のトウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を複数の開繊ロール対2,3により開繊し、複数の個別搬送路R1の各々において、複数の開繊ロール対2,3を通過したトウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する。
第2実施形態によれば、共通搬送路R2に配置された複数の開繊ロール対2,3を用いることで、開繊装置19のコンパクト化及びコストの低減を図りながら、トウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を、複数の開繊ロール対2,3と、気体開繊装置4により、効率よく開繊できる。
(第3実施形態)
図4は、第3実施形態に係る開繊体41の搬送方向Pに垂直な鉛直断面図である。図4に示すように、開繊体41は、複数の帯状の開繊ブロック45が長手方向に垂直な一方向に並べて配置されてなる2枚のシート部46(第1シート部46A及び第2シート部46B)を備える。
開繊体41では、第1シート部46A及び第2シート部46Bが互いに積層され、第1シート部46Aを構成する開繊ブロック45同士の境界位置Sと第2シート部46Bを構成する開繊ブロック45同士の境界位置Sとが、互いにずれている。第1シート部46A及び第2シート部46Bの数は、1組以上であれば限定されない。開繊体41は、開繊体40と同様に、複数のトウバンド7を開繊且つ合一することにより構成されている。
第3実施形態の案内装置5は、このような開繊体41を製造するため、複数のトウバンド7を合一してなる第1シート部46A及び第2シート部46Bが互いに積層され、第1シート部46Aを構成するトウバンド7同士の境界位置(境界位置S)と第2シート部46Bを構成するトウバンド7同士の境界位置(境界位置S)とが互いにずれるように、複数のトウバンド7を案内する。
即ち、第3実施形態における開繊体41の製造方法では、複数のトウバンド7を合一してなる第1シート部46A及び第2シート部46Bを互いに積層し、第1シート部46Aを構成するトウバンド7同士の境界位置と第2シート部46Bを構成するトウバンド7同士の境界位置とが互いにずれるように、複数のトウバンド7を案内する。このような第1シート部46A及び第2シート部46Bの配置方法は、案内装置5が有する各案内部材の配置を調節することで実現される。
第3実施形態によれば、第1シート部46A及び第2シート部46Bが重ねて配置されることで、開繊体41の厚み寸法を容易に調整できる。また、第1シート部46Aの境界位置Sと第2シート部46Bの境界位置Sとが互いにずれていることにより、開繊体41の厚み方向に開繊ブロック45の境界位置Sが連続するのが回避される。これにより、複数の開繊ブロック45に第1シート部46A及び第2シート部46Bの厚み方向に圧力が負荷された場合でも、複数の開繊ブロック45の配列を保持し易くすることができる。
なお、複数の開繊ブロック45の配列が比較的強固に保持されている場合や、開繊体41を別部材により保持する場合等においては、シート部46の厚み方向に隣接する2つのシート部46において、境界位置Sを一致させてもよい。
(第4実施形態)
図5は、第4実施形態に係る開繊体42の搬送方向Pに垂直な鉛直断面図である。図5に示すように、開繊体42は、開繊体41と一部共通する構造を有しているが、複数の開繊ブロック45が前記一方向に間隙Qをおいて配置されてなる2つのブロック群47(第1ブロック群47A及び第2ブロック群47B)を備える。
第1ブロック群47A及び第2ブロック群47Bは、互いに積層されている。第1ブロック群47Aを構成する開繊ブロック45の位置と第2ブロック群47Bを構成する開繊ブロック45の位置とは、互いにずれている。間隙Qは、一例として一定である。第1ブロック群47A及び第2ブロック群47Bの数は、1組以上であれば限定されない。
第4実施形態の案内装置5は、このような開繊体42を製造するため、複数のトウバンド7が、前記一方向に間隙Qをおいて配置されてなる第1ブロック群47A及び第2ブロック群47Bが互いに積層され、第1ブロック群47Aを構成するトウバンド7の位置と第2ブロック群47Bを構成するトウバンド7の位置とが互いにずれるように、複数のトウバンド7を案内する。
即ち、第4実施形態における開繊体42の製造方法では、複数のトウバンド7を前記一方向に間隙Qをおいて配置してなる第1ブロック群47A及び第2ブロック群47Bを互いに積層し、第1ブロック群47Aを構成するトウバンド7の位置と第2ブロック群47Bを構成するトウバンド7の位置とが互いにずれるように、複数のトウバンド7を案内する。
このような第4実施形態によれば、第3実施形態と同様の効果が奏される。更に、このように第1ブロック群47A及び第2ブロック群47Bが配置されることで、複数の開繊ブロック45の配列を保持し易くしながら、開繊体42の密度を容易に調整できる。なお、第3及び第4実施形態の開繊体41,42は、第1実施形態の開繊体40と同様のFD及びTDを有していてもよい。
(第5実施形態)
図6は、第5実施形態に係る製造装置21の概略図である。図6に示すように、製造装置21は、複数の個別搬送路R1よりも下流側に配置され、複数のトウバンド7が重ねて搬送される共通搬送路R2を備える。
開繊装置29は、複数の個別搬送路R1の各々に間隔をおいて配置された複数の開繊ロール対2,3と、共通搬送路R2に配置されて、複数の開繊ロール対2,3を通過した複数のトウバンド7が合一されて導入され、複数のトウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を気体Gにより開繊する単一の気体開繊装置4とを有する。
複数のトウバンド7が気体開繊装置4を通過することにより、複数のトウバンド7が合一されると共に気体Gにより開繊されることで、トウバンド集合体10が得られる。第5実施形態では、気体開繊装置4が、複数のトウバンド7を案内して合一することにより開繊体40を形成する案内装置を兼ねている。
第5実施形態における開繊体40の製造方法では、複数の個別搬送路R1の各々の間隔をおいた位置で、トウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を複数の開繊ロール対2,3により開繊し、複数の個別搬送路R1よりも下流側に配置した共通搬送路R2に複数のトウバンド7を重ねて搬送すると共に、共通搬送路R2において、複数の個別搬送路R1を通過した複数のトウバンド7を合一して、トウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する。
第5実施形態によれば、複数の個別搬送路R1を搬送される複数のトウバンド7を開繊ロール対2,3により開繊しつつ、共通の気体開繊装置4により複数のトウバンド7を合一しながら開繊できる。このため、開繊装置29のコンパクト化及びコストの低減を図りながら、複数のトウバンド7を、複数の開繊ロール対2,3と、気体開繊装置4とにより、効率よく開繊できる。また、複数のトウバンド7を共通の気体開繊装置4により同時に開繊することで、トウバンド7が気体開繊装置4を通過することにより得られる開繊体40の密度及び嵩高さを容易に調整できる。
(第6実施形態)
図7は、第6実施形態に係る製造装置31の概略図である。図7に示すように、製造装置31は、複数の個別搬送路R1よりも下流側に配置され、複数のトウバンド7が重ねて搬送される共通搬送路R2を備える。
開繊装置39は、共通搬送路R2に間隔をおいて配置されて、複数の個別搬送路R1により搬送された複数のトウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を開繊する複数の開繊ロール対2,3と、共通搬送路R2に配置されて、複数の開繊ロール対2,3を通過したトウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する単一の気体開繊装置4とを有する。
開繊装置39では、複数の個別搬送路R1の各々により搬送された複数のトウバンド7が、複数の開繊ロール対2,3に導入される。第6実施形態では、複数の開繊ロール対2,3と気体開繊装置4とが、複数のトウバンド7を案内して合一することにより開繊体40を形成する案内装置を兼ねている。
第6実施形態における開繊体40の製造方法では、複数の個別搬送路R1よりも下流側に配置した共通搬送路R2に複数のトウバンド7を重ねて搬送すると共に、共通搬送路R2の各々の間隔をおいた位置で、複数のトウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を複数の開繊ロール対2,3により開繊し、且つ、共通搬送路R2において、複数の開繊ロール対2,3を通過した複数のトウバンド7を合一して、トウバンド7に含まれる複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する。
第6実施形態によれば、複数の個別搬送路R1を搬送される複数のトウバンド7を、共通搬送路R2において、複数の開繊ロール対2,3により開繊すると共に気体開繊装置4により開繊できる。このため、開繊装置39のコンパクト化及びコストの低減を図りながら、複数のトウバンド7を、複数の開繊ロール対2,3と、気体開繊装置4とにより、効率よく開繊できる。また、複数のトウバンド7を共通の気体開繊装置4により同時に開繊することで、トウバンド7が気体開繊装置4を通過することにより得られる開繊体40の密度及び嵩高さを容易に調整できる。
なお、図7に示す例では、複数のトウバンド7が案内されて合一されているが、トウバンド7は単一であってもよい。この場合、単一のトウバンド7は、製造される開繊体40のFD及びTDを有するように予め設定される。言い換えると、この場合の開繊体40は、単一のトウバンド7を開繊することにより構成されている。
このようなトウバンド7を製造するトウバンド製造装置が備える乾式紡糸装置は、従来のタバコフィルター用トウバンド製造装置が備える乾式紡糸装置とは異なり、例えば、繊維を紡糸する紡糸筒が数十〜数百台連結して配置されることにより構成される。このような乾式紡糸装置を用いることで、トウバンド7は、単一のトウバンドでありながら、上記した開繊体40のFD及びTDを有するように製造される。
このように、単一のトウバンド7により開繊体40を製造すれば、例えば、予めTDの大きな開繊体40を製造することで、複数の小さな開繊体を合一して目的の開繊体を製造する手間を省くこともできる。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、その構成及び方法を変更、追加、又は削除できる。上記各実施形態は、互いに任意に組み合わせてもよく、例えば1つの実施形態中の一部の構成または方法を他の実施形態に適用してもよい。
以上のように本発明によれば、開繊体を用いてなる開繊物品を製造する場合において、開繊体及び開繊物品の設計自由度を向上させることにより、要求に応じた開繊物品を製造し易くすることができる優れた効果を有する。従って、この効果の意義を発揮できる開繊体製造装置、開繊体の製造方法、及び開繊体として、広く適用すると有益である。
G 気体
P 搬送方向
Q 間隙
R1 個別搬送路
R2,R3 共通搬送路
S 境界位置
1,11,21,31 開繊体製造装置
2 第1開繊ロール対(開繊ロール対)
3 第2開繊ロール対(開繊ロール対)
4 気体開繊装置
5 案内装置
7 トウバンド
9,19,29,39 開繊装置
40〜42 開繊体
45 開繊ブロック
46A 第1シート部
46B 第2シート部
47A 第1ブロック群
47B 第2ブロック群

Claims (20)

  1. 捲縮された複数本のセルロースアセテート繊維をそれぞれ含み且つ搬送される複数のトウバンドを、個別に搬送する複数の個別搬送路と、
    前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を開繊する少なくとも1つの開繊装置と、
    前記複数の個別搬送路を通過した前記複数のトウバンドを案内して合一することにより開繊体を形成する案内装置とを備える、開繊体製造装置。
  2. 複数の前記開繊装置が、前記複数の個別搬送路の各々に配置され、
    前記案内装置が、前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の下流側に配置され、
    前記複数の開繊装置を通過した前記複数のトウバンドが、前記案内装置により案内されて合一される、請求項1に記載の開繊体製造装置。
  3. 前記開繊装置は、
    前記複数の個別搬送路の各々に間隔をおいて配置されて、前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を開繊する複数の開繊ロール対と、
    前記複数の個別搬送路の各々に配置されて、前記複数の開繊ロール対を通過した前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する気体開繊装置とを有する、請求項2に記載の開繊体製造装置。
  4. 前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の上流側に配置され、前記複数のトウバンドが重ねて搬送される共通搬送路を更に備え、
    前記開繊装置は、
    前記共通搬送路に間隔をおいて配置されて、前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を開繊する複数の開繊ロール対と、
    前記複数の個別搬送路の各々に配置されて、前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する気体開繊装置とを有する、請求項2に記載の開繊体製造装置。
  5. 前記案内装置は、前記複数のトウバンドを合一してなる第1シート部及び第2シート部が互いに積層され、前記第1シート部を構成する前記トウバンド同士の境界位置と前記第2シート部を構成する前記トウバンド同士の境界位置とが互いにずれるように、前記複数のトウバンドを案内する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の開繊体製造装置。
  6. 前記案内装置は、前記複数のトウバンドが、前記トウバンドの搬送方向に垂直な一方向に間隙をおいて配置されてなる第1ブロック群及び第2ブロック群が互いに積層され、前記第1ブロック群を構成する前記トウバンドの位置と前記第2ブロック群を構成する前記トウバンドの位置とが互いにずれるように、前記複数のトウバンドを案内する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の開繊体製造装置。
  7. 前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の下流側に配置され、前記複数のトウバンドが重ねて搬送される共通搬送路を更に備え、
    前記開繊装置は、
    前記複数の個別搬送路の各々に間隔をおいて配置されて、前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を開繊する複数の開繊ロール対と、
    前記共通搬送路に配置されて、前記複数の開繊ロール対を通過した前記複数のトウバンドが合一されて導入され、前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する気体開繊装置とを有する、請求項1に記載の開繊体製造装置。
  8. 前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の下流側に配置され、前記複数のトウバンドが重ねて搬送される共通搬送路を更に備え、
    前記開繊装置は、
    前記共通搬送路に間隔をおいて配置されて、前記複数の個別搬送路の各々により搬送された前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を開繊する複数の開繊ロール対と、
    前記共通搬送路に配置されて、前記複数の開繊ロール対を通過した前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する気体開繊装置とを有する、請求項1に記載の開繊体製造装置。
  9. 捲縮された複数本のセルロースアセテート繊維をそれぞれ含み且つ搬送される複数のトウバンドを、複数の個別搬送路に個別に搬送すると共に、前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を開繊し、
    前記複数の個別搬送路を通過した前記複数のトウバンドを案内して合一することにより、開繊体を形成する、開繊体の製造方法。
  10. 前記複数の個別搬送路の各々において、前記個別搬送路を搬送される前記トウバンドを開繊し、
    前記複数の個別搬送路において開繊された前記複数のトウバンドを、前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の下流側において案内して合一する、請求項9に記載の開繊体の製造方法。
  11. 前記複数の個別搬送路の各々の間隔をおいた位置で、前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を複数の開繊ロール対により開繊し、
    前記複数の個別搬送路の各々において、前記複数の開繊ロール対を通過した前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する、請求項10に記載の開繊体の製造方法。
  12. 前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の上流側に配置した共通搬送路に前記複数のトウバンドを重ねて搬送し、
    前記共通搬送路の間隔をおいた位置で、前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を複数の開繊ロール対により開繊し、
    前記複数の個別搬送路の各々において、前記複数の開繊ロール対を通過した前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する、請求項10に記載の開繊体の製造方法。
  13. 前記複数のトウバンドを合一してなる第1シート部及び第2シート部を互いに積層し、前記第1シート部を構成する前記トウバンド同士の境界位置と前記第2シート部を構成する前記トウバンド同士の境界位置とが互いにずれるように、前記複数のトウバンドを案内する、請求項10〜12のいずれか1項に記載の開繊体の製造方法。
  14. 前記複数のトウバンドを前記トウバンドの搬送方向に垂直な一方向に間隙をおいて配置してなる第1ブロック群及び第2ブロック群を互いに積層し、前記第1ブロック群を構成する前記トウバンドの位置と前記第2ブロック群を構成する前記トウバンドの位置とが互いにずれるように、前記複数のトウバンドを案内する、請求項10〜12のいずれか1項に記載の開繊体の製造方法。
  15. 前記複数の個別搬送路の各々の間隔をおいた位置で、前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を複数の開繊ロール対により開繊し、
    前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の下流側に配置した共通搬送路に前記複数のトウバンドを重ねて搬送すると共に、前記共通搬送路において、前記複数の個別搬送路を通過した前記複数のトウバンドを合一して、前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する、請求項9に記載の開繊体の製造方法。
  16. 前記複数の個別搬送路よりも前記トウバンドの搬送方向の下流側に配置した共通搬送路に前記複数のトウバンドを重ねて搬送すると共に、前記共通搬送路の各々の間隔をおいた位置で、前記複数のトウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を複数の開繊ロール対により開繊し、且つ、前記共通搬送路において、前記複数の開繊ロール対を通過した前記複数のトウバンドを合一して、前記トウバンドに含まれる前記複数本のセルロースアセテート繊維を気体により開繊する、請求項9に記載の開繊体の製造方法。
  17. 捲縮された複数本のセルロースアセテート繊維を含むトウバンドが開繊されてなる複数の帯状の開繊ブロックを備え、
    前記開繊ブロックが、長手方向に垂直な一方向に並べて配置されている、開繊体。
  18. 前記複数の開繊ブロックが前記一方向に並べて配置されてなる第1シート部及び第2シート部を備え、
    前記第1シート部及び前記第2シート部が互いに積層され、前記第1シート部を構成する開繊ブロック同士の境界位置と前記第2シート部を構成する前記開繊ブロック同士の境界位置とが、互いにずれている、請求項17に記載の開繊体。
  19. 前記複数の開繊ブロックが前記一方向に間隙をおいて配置されてなる第1ブロック群及び第2ブロック群を備え、
    前記第1ブロック群及び前記第2ブロック群が互いに積層され、前記第1ブロック群を構成する前記開繊ブロックの位置と前記第2ブロック群を構成する前記開繊ブロックの位置とが、互いにずれている、請求項17に記載の開繊体。
  20. 複数本のセルロースアセテート繊維を合一し且つ捲縮してなる開繊体であって、
    トータルデニールが、50000以上の値に設定され、フィラメントデニールが、0より大きく40.0未満の範囲の値に設定されている、開繊体。
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