JP2020032113A - 浴室カウンター - Google Patents

浴室カウンター Download PDF

Info

Publication number
JP2020032113A
JP2020032113A JP2018163351A JP2018163351A JP2020032113A JP 2020032113 A JP2020032113 A JP 2020032113A JP 2018163351 A JP2018163351 A JP 2018163351A JP 2018163351 A JP2018163351 A JP 2018163351A JP 2020032113 A JP2020032113 A JP 2020032113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
counter
bathroom
bracket
main body
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018163351A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7186552B2 (ja
Inventor
新一朗 吉原
Shinichiro Yoshihara
新一朗 吉原
研一 西澤
Kenichi Nishizawa
研一 西澤
美紀子 澤▲崎▼
Mikiko Sawazaki
美紀子 澤▲崎▼
隆磨 井口
Ryuma Iguchi
隆磨 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lixil Corp
Original Assignee
Lixil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lixil Corp filed Critical Lixil Corp
Priority to JP2018163351A priority Critical patent/JP7186552B2/ja
Publication of JP2020032113A publication Critical patent/JP2020032113A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7186552B2 publication Critical patent/JP7186552B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)

Abstract

【課題】見栄え良く配置するとともに、確実に排水可能な浴室カウンターを提供する。【解決手段】カウンター本体2に物品を載置可能な載置面41を備えた浴室カウンター1であって、載置面内に排水孔24が形成され、カウンター本体の周縁部25から排水孔に向かって載置面が下り傾斜しており、壁面103に取り付けられた状態で、カウンター本体の周縁部の頂部25aが水平に保持されている。【選択図】図10

Description

本発明は、浴室カウンターに関する。
従来、浴室内の壁面には、石鹸、洗面器等、浴室で使用する物品を載置する浴室カウンターが取り付けられている。例えば、シャワーや蛇口等の吐水装置の下方に浴室カウンターが設けられ、カウンター本体の載置面上に石鹸、シャンプー、洗面器等を載置して使用する場合がある。
このような浴室カウンターは載置面上に水がかかるため、載置面が手前側(使用者側)または奥側(壁面側)に傾斜するように配設し、載置面上の水を排水するようにしていた。
特開2018-51119号公報
しかしながら、壁面に対して傾斜させて浴室カウンターを取り付けると、近傍に設置される浴槽に対しても浴室カウンターが傾斜することになり、見栄えがよくないという問題があった。
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、見栄え良く配置するとともに、確実に排水可能な浴室カウンターを提供することを目的とする。
本発明に係る浴室カウンターは、カウンター本体に物品を載置可能な載置面を備えた浴室カウンターであって、前記載置面内に排水孔が形成され、前記カウンター本体の周縁部から前記排水孔に向かって前記載置面が下り傾斜しており、壁面に取り付けられた状態で、前記カウンター本体の周縁部の頂部が水平に保持されていることを特徴としている。
この発明によれば、カウンター本体の載置面内に排水孔を形成し、周縁部から排水孔に向かって下り傾斜しているため、載置面上の水を排水孔に向かって案内させることができ、確実に排水させることができる。また、浴室カウンターを壁面に取り付けた状態で、カウンター本体の周縁部の頂部が水平になるように構成したため、例えば、浴室カウンターの近傍に配置された浴槽の上面や浴槽とエプロンとの境界線に対して、カウンター本体の周縁部の頂部が平行になるため、見栄えを良くすることができる。
また、本発明に係る浴室カウンターは、前記カウンター本体が前記壁面に対して着脱可能に構成され、浴室内に、前記排水孔と嵌合可能に構成されたブラケットを備えていてもよい。
この発明によれば、カウンター本体が壁面に対して着脱可能に構成され、取り外したカウンター本体はブラケットに排水孔を利用して嵌合できるため、収納状態(カウンター未使用状態)においても、カウンター本体をブラケットで安定支持できる。また、カウンター本体をブラケットと嵌合させて保持するため、収納状態のカウンター本体が動くことを防止できる。その結果、カウンター本体あるいはブラケットの取付位置周辺に傷がつくことを防止できる。
また、カウンター本体がブラケットに対して着脱可能に嵌合されるため、ビス等の固定具が不要となる。その結果、カウンター本体をブラケットに対して容易に着脱可能とすることができる。
さらに、本発明に係る浴室カウンターは、前記ブラケットが前記壁面に設けられ、前記載置面が上方に向いた使用状態で前記カウンター本体を支持可能に構成されていてもよい。
この発明によれば、浴室カウンターを使用状態および収納状態で保持(支持嵌合)するブラケットを共通化することができる。その結果、浴室内に取り付けるブラケットの数を抑えられるため、部品点数低減及び施工工数の低減によりコストを抑えられる。
また、浴室カウンターが使用状態あるいは収納状態にあるときに、使用されないブラケットが外観上露出することがないため、浴室内の外観意匠性を高めることができる。
本発明は、見栄え良く配置するとともに、確実に排水可能な浴室カウンターを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る浴室カウンターを備える浴室ユニットの浴室カウンターの使用状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る浴室カウンターを備える浴室ユニットの浴室カウンターの収納状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の浴室カウンターの収納状態の側面図である。 本発明の一実施形態の浴室カウンターをブラケットに取り付ける態様(収納状態)を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のブラケットの側面図である。 本発明の一実施形態のカウンター本体の裏面側からの斜視図である。 本発明の一実施形態のカウンター本体の裏面側の平面図である。 本発明の一実施形態のカウンター本体をブラケットに取り付ける態様(使用状態)を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の浴室カウンターの収納状態の縦断面図である。 本発明の一実施形態の浴室カウンターの使用状態の縦断面図である。 本発明の一実施形態のカウンター本体の表面側の平面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る浴室カウンターについて説明する。図1及び図2は、本実施形態に係る浴室カウンター1を備える浴室ユニット100の斜視図である。図1は、浴室カウンター1の使用状態を示す斜視図であり、図2は浴室カウンター1の収納状態を示す斜視図である。また、図3は、本実施形態の浴室カウンターの収納状態を示す側面図(一部断面図)である。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る浴室カウンター1は、カウンター本体2と、ブラケット3とを備え、カウンター本体2がブラケット3に着脱可能に保持される。換言すると、浴室カウンター1は、浴室空間BRの第一壁部103に対して着脱可能に構成されたカウンター本体2を備えている。以下では、浴室カウンター1を用いた浴室ユニット100を例に説明する。なお、浴室カウンター1は浴室ユニット100に限らず、在来工法により施工された浴室においても適用可能である。
浴室ユニット100は、建物の躯体内にフレームとパネルとを用いて、床、壁、天井及び浴槽等を組み立てて設置されている。浴室ユニット100内に形成される浴室空間BR(浴室)には、外枠形状が平面視で略長方形の浴槽101と、平面視略矩形であり、浴槽101と壁との間の床部を構成する洗い場(床面)102と、が設けられている。浴槽101の洗い場102との境界部分となる端部には、浴槽101の側面を覆うエプロン105が設けられ、洗い場102と浴槽101とは、エプロン105を介して接続されている。浴室空間BRは、四方に立設された複数の壁部により形成されている。
本実施形態では、浴室ユニット100の複数の壁部のうち、シャワー器具109、水栓110、シャワーホルダ107が設けられた壁を第一壁部103と称する。また、浴槽101のエプロン105の表面は、第一壁部103と直交して配置されている。
以下の説明において、第一壁部103の壁面に沿った水平方向を幅方向、幅方向に直交する水平方向を奥行方向とする。奥行方向のうち第一壁部103に近接する方向を奥行方向の奥側とし、第一壁部103と離間する方向を奥行方向の手前側とする。第一壁部103の幅方向のうち、使用者が第一壁部103に向かって立つ場合の左右をそれぞれ左側、右側と称する。本実施形態では、幅方向の左側に浴槽101が配置され、右側に洗い場102が配置されている。
図1及び図2に示すように、カウンター本体2は、第一壁部103に取り付けられた後述するブラケット3に対して着脱可能に構成されている。本実施形態では、第一壁部103の水栓110の下方、かつ、洗い場102の床面から上方に離間した位置に、カウンター本体2(浴室カウンター1)が取り付けられている。
本実施形態に係る浴室カウンター1は、第一壁部103に対して着脱可能なカウンター本体2をブラケット3から取り外した際に、カウンター本体2を収納状態で保持する構造を備えている。なお、図1に示すように、天板(載置面)41を上方に向けて配置してブラケット3に支持された状態をカウンター本体2(浴室カウンター1)の使用状態と称する。使用状態では、天板41は上方(天井側)を向いて第一壁部103からに水平方向に突出して配置される。一方、図2に示すように、カウンター本体2の天板41が水平方向に向いて配置されて保持される状態を収納状態と称する。
カウンター本体2の構成について、使用状態の配置に基づき説明する。図8に示すように、カウンター本体2は、物品を載置可能な天板41を備える略平板状の部材である。カウンター本体2は、使用状態において上側に配置される天板部材4と、下側に配置される底板部材5と、を有し、天板部材4と底板部材5とが接合されて構成されている。天板部材4および底板部材5は、それぞれ樹脂材料により形成されている。
図3〜図5に示すように、ブラケット3は、第一壁部103に取り付けられている。ブラケット3は、金属製のネジ(不図示)などにより第一壁部103に固定され、樹脂部材によりネジが覆われている。ブラケット3は、第一壁部103側に配されたベース部材31と、カウンター本体2が嵌合されるアーム部材32と、を備える。ベース部材31は、幅方向に長尺な部材であり、裏面311が第一壁部103に当接して固定されている。
ベース部材31の表面側(手前側)にアーム部材32が配設されている。アーム部材32は、ベース部材31の表面を覆うように構成された表面部320を備えている。表面部320は、上部が上下方向に延びる(水平方向を向く)平面形状であり、下部は下端側に向かって次第にわずかに奥側に傾斜する傾斜面が形成されている。表面部320の幅方向両端部は、ベース部材31より幅方向外側に僅かに突出する突出縁320a,320aを有している。
また、アーム部材32は、平面視略U字形状を有し、表面部320から手前側に向かって略水平方向に突出した一対の基部321,321と、該一対の基部321,321間を架設するバー322と、を有している。表面部320の幅方向に離間した位置に、一対の基部321,321が設けられ、それぞれ表面部320から手前側に突出している。各基部321,321の手前側の端部間にバー322が架設されている。つまり、一対の基部321,321およびバー322が、表面部320から突起状に突出形成されたアーム部(突起)325を構成している。バー322は、表面部320と略平行に延設されている。バー322の手前側の端面は長楕円形状を有している。バー322の表面には、化粧パネル323が取り付けられている(図9参照)。一対の基部321,321の幅方向外側の各端部には、幅方向に突出する突起34,34がそれぞれに形成されている。
アーム部材32における、表面部320とアーム部325とで囲まれた領域に、係合孔33が形成されている。係合孔33は上下方向に貫通している。
係合孔33の奥側で表面部320の上部には、ベース部材31の上面313よりも上方に突出する突出壁324が形成されている。突出壁324は、アーム部材32の表面部320に沿って上方に延出するように突出している。突出壁324の左右上端部は幅方向外側に向かって下側になだらかに傾斜している。
なお、図9に示すように、ブラケット3の第一壁部103からの突出長L2は、水栓110の第一壁部103からの突出長L3よりも短くなるように、ブラケット3の大きさが設定されている。
カウンター本体2の構造について、さらに詳細に説明する。カウンター本体2は、ブラケット3を介して浴室空間BRの第一壁部103に対して着脱可能に構成されている。図6は、カウンター本体2の底板部材5側から見た斜視図である。図7は、カウンター本体2の裏面側の(底板部材5側から見た)平面図である。図10は、カウンター本体2(浴室カウンター1)の使用状態を示す縦断面図である。図11は、カウンター本体2の表面側の(天板部材4側から見た)平面図である。
図6、図7、図10、図11に示すように、カウンター本体2は、厚さ方向から見た平面視における形状が略長方形であり、4つの角部は円弧形状を有する。天板部材4と底板部材5とは周縁部同士が接合されている。天板部材4の周縁部には、厚さ方向(上下方向)に厚みを有する外周側壁23が形成されている。外周側壁23は、略平面状の壁部である。
カウンター本体2は、使用状態における手前側と奥側に2つの長辺端部21,22を備え、該2つの長辺端部21,22のうちの一方の長辺端部22側でブラケット3に係合され、第一壁部103から手前側に向かって突出して配置されている。2つの長辺端部21,22のうち、使用状態において手前側に位置する長辺端部を第一長辺端部21と称し、奥側に位置する長辺端部を第二長辺端部22と称する。
カウンター本体2には、厚さ方向に貫通する排水孔24が形成されている。排水孔24は、第一長辺端部21の近傍であって、第一長辺端部21よりも奥側に形成されている。排水孔24は、第一長辺端部21と略平行に延びる長孔である。排水孔24の幅方向の両端部は、円弧状に形成されている。
図10に示すように、天板部材4及び底板部材5に、排水孔24の形状に倣う貫通孔440,540がそれぞれ形成されている。各貫通孔440,540の周縁には、カウンター本体2の厚さ方向に立設されたリブ441,541が形成されている。天板部材4と底板部材5とが接合されると、リブ441,541同士が嵌合し、排水孔24が形成される。排水孔24が形成されることにより、天板部材4と底板部材5との間に形成されるカウンター本体2の内部空間への水の浸入が防止される構造になっている。
図10、図11に示すように、天板部材4の天板41は略扁平に形成されている。天板41は、カウンター本体2の周縁部25から排水孔24に向かって僅かに下降傾斜している(図11の矢印方向に下降傾斜)。すなわち、天板41の上面(載置面)は、排水孔24の縁部の高さが最も低く、カウンター本体2の周縁部25から排水孔24に向かって緩やかに下降傾斜して形成されている。ただし、天板41の傾斜角度は、天板41上の水が排水孔24に向かって流れ、物品を載置した際に、物品が自重で傾斜に沿って移動しない程度の僅かな傾斜に設定されている。
さらに、本実施形態の天板41の使用状態における周縁部25の頂部(上端)25aが、水平に保持されるように構成されている。つまり、天板41の周縁部25の頂部25aが同一平面上に位置するように構成されるとともに、使用状態において、第一壁部103に対して略垂直方向(水平方向)に周縁部25の頂部25aが位置するように構成されている。このように構成することで、例えば、浴室カウンター1の近傍に配置された浴槽101の上面101aや浴槽101とエプロン105との境界線106と、カウンター本体2の周縁部25の頂部25aと、が平行になるため、見栄えを良くすることができる。
図8、図10に示すように、底板51は、幅方向(長辺方向)の中央部において、第一長辺端部21から第二長辺端部22に向かって下方に傾斜した傾斜面を備えている。
底板51の第二長辺端部22側の領域に被係合部52が形成されている。被係合部52は、第二長辺端部22の幅方向略中央部、かつ第二長辺端部22側の外周側壁23より下方に形成されている。底板51の被係合部52は、内側凹部55と、外側凹部56と、突条部53と、挿入穴54と、を有している。
内側凹部55は、底板51の幅方向略中央部に略矩形に形成された凹部である。内側凹部55の幅方向の長さは、排水孔24の幅方向の長さと略等しい。また、内側凹部55の左右の側壁551,551間の距離は、ブラケット3のバー322の幅方向の寸法よりも僅かに大きい。図6に示すように、各側壁551,551には、係止凸部57,57が形成されている。係止凸部57,57は、それぞれ幅方向の中央側に向かって突出し、かつ奥行方向に延びる長尺な突起である。
内側凹部55の第二長辺端部22側の端部に、突条部53が形成されている。突条部53は、略直方体形状であり、内側凹部55の底部553から下方に突出して形成されている。突条部53は、ブラケット3の係合孔33の平面視内周形状と略同一の平面形状を有する。また、突条部53の高さは、底板51の表面形状に倣う(稜線を揃えた)高さになるように設定されている。
外側凹部56は、内側凹部55と第二長辺端部22との間に形成された凹部である。外側凹部56は、内側凹部55と連続して形成され、幅方向に長尺な略矩形の凹部である。外側凹部56は、内側凹部55よりも幅方向の開口寸法が長い。外側凹部56の幅方向の寸法は、ブラケット3の表面部320の幅方向の寸法よりも僅かに長い。
挿入穴54は、外側凹部56の底部561の幅方向中央部に、さらに窪むように形成されている。挿入穴54は、突条部53の奥側に隣接する位置に形成されている。挿入穴54は、ブラケット3の突出壁324の形状と略同一の形状を有する。
外側凹部56の幅方向の左右の側壁562,562には、幅方向外側に窪むスリット563,563がそれぞれ形成されている。スリット563は、側壁562の高さ方向略全長に亘って形成されている。また、スリット563は、側壁562の手前側端部に形成されている。
次に、カウンター本体2とブラケット3との係合構造について説明する。カウンター本体2は、使用状態と収納状態でそれぞれブラケット3に係合可能に構成されている。まず、使用状態におけるカウンター本体2とブラケット3との係合構造について説明する。
図8は、使用状態におけるカウンター本体2をブラケット3へ取り付ける態様を示す斜視図である。図8に示すように、カウンター本体2の天板41を上方に向けて、底板51の被係合部52をブラケット3に上方から近付け、突条部53を係合孔33に挿入し、挿入穴54に突出壁324を挿入する。
突条部53は、アーム部材32の係合孔33の平面視形状と相似し、内側凹部55の側壁551,551間の距離はブラケット3の一対の基部321,321間(アーム部325)の幅方向の寸法よりも僅かに大きいため、図10に示すように、アーム部材32と被係合部52とが係合する。また、内側凹部55の手前側壁部552と突条部53とにより、アーム部材32のバー322が挟持される。さらに、突条部53の奥側壁531がブラケット3の表面部320に当接する。この結果、カウンター本体2の上方からの力に対して十分な耐荷重を備えて、カウンター本体2を使用状態で支持できる。
アーム部材32と被係合部52との係合時、内側凹部55の各側壁551,551に形成された係止凸部57,57がアーム部材32の基部321,321の突起34,34を乗り越え、係止凸部57,57が突起34,34に係止される。さらに、外側凹部56のスリット563,563に表面部320の突出縁320a,320aが挿入される。結果として、カウンター本体2は、ブラケット3に対して確実に位置決めした状態で係合される。
使用状態におけるカウンター本体2の支持構造が、上述の構成を備える結果、カウンター本体2はブラケット3の上方から近付けて、被係合部52とアーム部材32とを係合させる簡易な構成で、カウンター本体2をブラケット3に着脱可能に係合(支持)させることができる。つまり、ネジ等の固定部材を用いることなく、カウンター本体2をブラケット3に係合できる。また、カウンター本体2の使用中に上方向へ不慮の力が加わった場合でも、カウンター本体2がブラケット3から外れ難い。
一方、カウンター本体2をブラケット3から取り外す場合は、使用者がカウンター本体2を把持しながら上方に持ち上げると、係止凸部57,57が突起34,34の上方へ乗り越えて被係合部52とブラケット3との係合が解除可能となり、カウンター本体2をブラケット3から取り外すことができる。
一般に、浴室カウンターは、天板41上に洗面器(不図示)などを載置して、水栓110やシャワー器具109からの吐水を溜める場合等の使用を想定している。本実施形態においても、水栓110の下方にカウンター本体2が使用状態で取り付けられると、第一壁部103からカウンター本体2の第一長辺端部21までの水平方向の寸法L1(図10参照)が水栓110の第一壁部103からの水平方向の突出寸法L3(図9参照)よりも長くなるように、カウンター本体2の奥行方向の寸法が設定されている。
次に、収納状態におけるカウンター本体2とブラケット3との係合構造について説明する。図4は、カウンター本体2をブラケット3に取り付ける態様(収納状態)を示す斜視図である。図9は、カウンター本体2の収納状態を示す縦断面図である。
図4、図9に示すように、収納状態では、天板41の向きを使用状態と異なる向きに配置してブラケット3に保持する。使用状態のカウンター本体2をブラケット3から取り外した後、天板41を水平方向に向け、底板51側をブラケット3に対向させ、該ブラケット3に近付ける。このとき、第一長辺端部21が上側となるように配置し、排水孔24をブラケット3のアーム部325に近付ける。排水孔24の平面視開口形状は、アーム部材32のバー322の正面視形状と略同一に形成され、排水孔24の開口寸法がバー322の正面視形状よりもわずかに大きい。したがって、底板51側をアーム部材32に対して奥行方向に近付けると、排水孔24内にアーム部材32のアーム部325が挿入可能となり、アーム部325が排水孔24に係止される。この結果、カウンター本体2は、アーム部材32に係止された状態で支持され、カウンター本体2がブラケット3に収納状態で保持される。なお、図9に示すように、底板51の第二長辺端部22側の端部領域59が第一壁部103に当接するように構成すると、カウンター本体2が上下方向の2か所で第一壁部103に支持されるため、カウンター本体2が収納状態で安定的に保持される。
図9に示すように、収納状態では、カウンター本体2の天板41とブラケット3のアーム部325の表面(化粧パネル323の表面)とが上下方向に略面一な状態で配置される。この結果、収納状態において、洗い場102におけるカウンター本体2の収納スペースを抑えることができ、洗い場102を広く使用できる。
また、収納状態では、カウンター本体2の第一壁部103から天板41までの水平方向の寸法L2(図9参照)は、水栓110の第一壁部103からの水平方向の突出寸法L3よりも短くなるように設定されている。その結果、着脱可能なカウンター本体2を使用しない場合に、使用者の動線を妨げない位置でカウンター本体2を収納保持できる。
図2、図3及び図9に示すように、収納状態では、カウンター本体2の排水孔24がブラケット3に係合された状態で、カウンター本体2の外周側壁23の全周(天板41の周縁全周)が第一壁部103及び床面102から離間した位置でブラケット3に保持されている。その結果、収納状態のカウンター本体2の全周(外周側壁23)を容易に清掃できる。さらに、収納状態では、カウンター本体2を浴室BRの床面102から上方に離間した位置で保持できる。その結果、清掃時に、作業者がカウンター本体2を持ちながら作業する必要がなく、容易に清掃できる。
本実施形態に係る浴室カウンター1によれば、カウンター本体2の天板(載置面)41に排水孔24を形成し、周縁部25から排水孔24に向かって下り傾斜しているため、載置面上の水を排水孔24に向かって案内させることができ、確実に排水させることができる。また、浴室カウンター1(カウンター本体2)を第一壁部103に取り付けた状態で、カウンター本体2の周縁部25の頂部25aが水平になるように構成したため、例えば、浴室カウンター1の近傍に配置された浴槽101の上面101aや浴槽101とエプロン105との境界線106に対して、カウンター本体2の周縁部25の頂部25aのラインが平行になるため、見栄えを良くすることができる。
また、本実施形態に係る浴室カウンター1によれば、カウンター本体2がブラケット3に対して着脱可能に構成され、取り外したカウンター本体2は、ブラケット3に形成されたアーム部(突起)325に排水孔24を嵌合できるため、収納状態(カウンター未使用状態)においても、カウンター本体2をブラケット3で安定支持できる。また、カウンター本体2をブラケット3と嵌合させて保持するため、収納状態のカウンター本体2が動くことを防止できる。その結果、カウンター本体2あるいはブラケット3の取付位置周辺に傷がつくことを防止できる。
また、カウンター本体2がブラケット3に対して着脱可能に嵌合されるため、ビス等の固定具が不要となる。その結果、カウンター本体2をブラケット3に対して容易に着脱可能とすることができる。
さらに、ブラケット3にカウンター本体2の排水孔24と嵌合するアーム部(突起)325を形成したため、浴室カウンター1を使用状態および収納状態で保持するブラケット3を共通化することができる。その結果、浴室BR内に取り付けるブラケット3の数を抑えられるため、部品点数低減及び施工工数の低減によりコストを抑えられる。
そして、浴室カウンター1が使用状態あるいは収納状態にあるときに、使用されないブラケット3が外観上露出することがないため、浴室BR内の外観意匠性を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、上述の実施形態及び各変形例において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
例えば、上述の実施形態のブラケット3に加えて、カウンター本体2の収納用のブラケットを別途設けてもよい。また、カウンター本体2を水栓110等の下方以外の場所に保持してもよい。
また、本実施形態では、カウンター本体2は着脱可能である場合の説明を行ったが、壁部に固定する浴室カウンターであってもよい。
また、本実施形態では、カウンター本体2に排水孔24が一つ形成された場合の説明をしたが、排水孔の個数や形状について特に限定する必要はない。
1 浴室カウンター
2 カウンター本体
3 ブラケット
24 排水孔
25 周縁部
25a 頂部
41 天板(載置面)
103 第一壁部(壁面)
325 アーム部(突起)

Claims (3)

  1. カウンター本体に物品を載置可能な載置面を備えた浴室カウンターであって、
    前記載置面内に排水孔が形成され、
    前記カウンター本体の周縁部から前記排水孔に向かって前記載置面が下り傾斜しており、
    壁面に取り付けられた状態で、前記カウンター本体の周縁部の頂部が水平に保持されていることを特徴とする浴室カウンター。
  2. 前記カウンター本体が前記壁面に対して着脱可能に構成され、
    浴室内に、前記排水孔と嵌合可能に構成されたブラケットを備えている請求項1に記載の浴室カウンター。
  3. 前記ブラケットは前記壁面に設けられ、前記載置面が上方に向いた使用状態で前記カウンター本体を支持可能に構成されている請求項2に記載の浴室カウンター。
JP2018163351A 2018-08-31 2018-08-31 浴室カウンター Active JP7186552B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018163351A JP7186552B2 (ja) 2018-08-31 2018-08-31 浴室カウンター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018163351A JP7186552B2 (ja) 2018-08-31 2018-08-31 浴室カウンター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020032113A true JP2020032113A (ja) 2020-03-05
JP7186552B2 JP7186552B2 (ja) 2022-12-09

Family

ID=69666337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018163351A Active JP7186552B2 (ja) 2018-08-31 2018-08-31 浴室カウンター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7186552B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11113778A (ja) * 1997-10-17 1999-04-27 Toto Ltd 洗面器置台の取付構造
JP2005224540A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Iecom:Kk 浴室用洗面器及び浴室用備品載置台
JP2009106361A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Inax Corp 浴室の洗い場用カウンター
JP2018051120A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 株式会社Lixil 浴室カウンターの取付構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11113778A (ja) * 1997-10-17 1999-04-27 Toto Ltd 洗面器置台の取付構造
JP2005224540A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Iecom:Kk 浴室用洗面器及び浴室用備品載置台
JP2009106361A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Inax Corp 浴室の洗い場用カウンター
JP2018051120A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 株式会社Lixil 浴室カウンターの取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP7186552B2 (ja) 2022-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4634237B2 (ja) 洗濯機用防水パン
JP2020032113A (ja) 浴室カウンター
JP7186550B2 (ja) 浴室カウンター及び浴室ユニット
JP7186551B2 (ja) 浴室カウンター収納構造及び浴室ユニット
JP7296700B2 (ja) 浴室カウンター収納構造
JP7158215B2 (ja) 浴室カウンター構造
JP7158214B2 (ja) 浴室カウンター
JP2023035276A (ja) 浴室カウンター
JP2020032112A (ja) 浴室カウンター
JP2023035275A (ja) 浴室カウンター
JPH0421515Y2 (ja)
JP7278126B2 (ja) 室内壁構造、室内壁構造の施工方法および室内壁構造作製キット
JPH07155Y2 (ja) 浴室用備品収納籠の取付構造
JP2001061700A (ja) 浴室の洗い場カウンター
JP2023035274A (ja) 浴室カウンター収納構造
JP2023035277A (ja) 浴室カウンター収納構造
JPS5927195Y2 (ja) 浴室
JP2000189335A (ja) 洗面カウンタ―
JP2023035273A (ja) 浴室カウンター収納構造
JP4315098B2 (ja) 浴室用カウンターパネル
JP2019041858A (ja) カウンターの取付構造
JP2023133819A (ja) 手洗い装置
JP4168937B2 (ja) 浴室用パーテーション
JP3349472B2 (ja) 鏡の取付構造
JP4003966B2 (ja) 浴室用フロアの点検口構造

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20210120

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7186552

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150