JP2020027537A - 入力装置および移動体 - Google Patents

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憲彦 齋藤
Norihiko Saito
憲彦 齋藤
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Abstract

【課題】感覚的な操作が可能で、優れた操作性を有する入力装置および移動体を提供すること。【解決手段】車両に搭載される入力装置2であって、外力が入力される第1面および前記第1面の反対側の第2面が規定される弾性層22と、弾性層22に配置され、弾性層22の変形に伴って変位するマーカーMと、を有する弾性入力部28と、弾性層22の第2面側に位置づけられ、マーカーMの変位に基づいて弾性層22の変形を検出する検出部23と、を備える。また、マーカーMは、弾性層22の厚さ方向にずれて配置された第1マーカーM1および第2マーカーM2を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、入力装置および移動体に関するものである。
従来から、自動車に搭載されたオーディオ、カーナビゲーション、エアーコンディショナー等を操作したり、自動車の走行モード(ECOモード/通常モード/スポーツモード/オフロードモード等)を変更したり、その他各部の設定を変更したりするのに、センターコンソールに設けられた操作装置を用いる構成が知られている。また、前記操作装置としては、例えば、特許文献1に記載されているように、ジョグダイヤルを備え、表示画面を見ながらジョグダイヤルを回転させたり、前後左右にスライドさせたり、押圧したりすることで操作する構成が知られている。また、タッチパッドを備え、表示画面を見ながらタッチパッド上で指をスライドしたり、タップしたりすることで操作する構成も知られている。
特開2004−306709号公報
しかしながら、ジョグダイヤルを備える構成では、ジョグダイヤルを回し過ぎたり、前方にスライドさせたはずが左右にスライドしていたり、と思い通りの操作を行うことが困難であり、ある程度の慣れが必要となる。また、タッチパッドを備える構成でも、表示画面上に表示されるポイントを思い通りに動かすことが困難であり、ある程度の慣れが必要となる。そのため、これらの操作機構では、運転手の感覚通りに操作することが困難であり、操作性が悪いとの問題がある。
本発明の目的は、感覚的な操作が可能で、優れた操作性を有する入力装置および移動体を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
(1) 車両に搭載される入力装置であって、
外力が入力される第1面および前記第1面の反対側の第2面が規定される弾性層と、前記弾性層に配置され、前記弾性層の変形に伴って変位するマーカーと、を有する弾性入力部と、
前記弾性層の前記第2面側に位置づけられ、前記マーカーの変位に基づいて前記弾性層の変形を検出する検出部と、を備えることを特徴とする入力装置。
(2) 前記マーカーは、前記弾性層の厚さ方向にずれて配置された第1マーカーおよび第2マーカーを有する上記(1)に記載の入力装置。
(3) 前記第1マーカーおよび前記第2マーカーは、形状および色彩の少なくとも一方が互いに異なっている上記(2)に記載の入力装置。
(4) 前記マーカーは、前記第1面に露出する露出マーカーを有する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の入力装置。
(5) 前記弾性入力部は、前記弾性部の変形によって変位せず、前記検出部によって検出可能な基準マーカーを有する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の入力装置。
(6) 前記検出部は、前記弾性層を撮像する撮像部を有し、前記撮像部が撮像した前記弾性層の画像データに基づいて前記弾性層の変形を検出する上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の入力装置。
(7) 前記車両は、運転席と、運転席と並んで設けられた助手席と、前記運転席と助手席との間に位置するセンターコンソールと、を有し、
前記入力装置は、前記センターコンソールに配置されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の入力装置。
(8) 前記車両は、運転席を有し、
前記入力装置は、前記運転席に配置されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の入力装置。
(9) 前記弾性層の変形に基づいて、前記運転席に着座した運転手の生体情報を測定することができる上記(8)に記載の入力装置。
(10) 前記車両は、当該車両の進行方向を変更するステアリングホイールを有し、
前記入力装置は、前記ステアリングホイールに配置されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の入力装置。
(11) 前記弾性層の変形に基づいて、前記ステアリングホイールを握る運転手の生体情報を測定することができる上記(10)に記載の入力装置。
(12) 車両と、
前記車両に配置されている入力装置と、を有し、
前記入力装置は、
外力が入力される第1面および前記第1面の反対側の第2面が規定される弾性層と、前記弾性層に配置され、前記弾性層の変形に伴って変位するマーカーと、を有する弾性入力部と、
前記弾性層の前記第2面側に位置づけられ、前記マーカーの変位に基づいて前記弾性層の変形を検出する検出部と、を備えることを特徴とする移動体。
本発明の入力装置によれば、例えば、使用者が弾性層を押したり、摘まんで引っ張ったりすることにより弾性層が変形し、この変形を検出部が検出することにより、弾性入力部への入力を検出することができる。このように、本発明の入力装置は、人間が日常で行う動作によって入力が可能であるため、感覚的な操作が可能で、優れた操作性を有する入力装置となる。また、このような入力装置を有する本発明の移動体は、優れた操作性を有する移動体となる。
第1実施形態に係る移動体のセンターコンソールまわりを示す図である。 入力装置を示す断面図である。 入力装置の入力方法の一例を示す図である。 入力装置を示す断面図である。 入力装置による操作の一例を示す図である。 入力装置による操作の一例を示す図である。 入力装置が有する弾性入力部の変形例を示す断面図である。 入力装置が有する弾性入力部の変形例を示す断面図である。 入力装置が有する弾性入力部の変形例を示す断面図である。 第2実施形態に係る移動体のセンターコンソールまわりを示す図である。 第2実施形態に係る移動体の変形例を示す図である。 第3実施形態に係る移動体のセンターコンソールまわりを示す図である。 ステアリングホイールが有するグリップを示す横断面図である。 第4実施形態に係る移動体が有する運転席を示す断面図である。 第5実施形態の入力装置の断面図である。 第6実施形態の入力装置の断面図である。 第7実施形態の入力装置の断面図である。 第8実施形態の入力装置の断面図である。 第9実施形態の入力装置の断面図である。 第10実施形態の入力装置の断面図である。 第11実施形態の入力装置の断面図である。 第12実施形態の入力装置の断面図である。 第13実施形態の入力装置の断面図である。 第13実施形態の入力装置の断面図である。 第13実施形態の入力装置の断面図である。
以下、本発明の入力装置および移動体を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1に、移動体としての自動車1のセンターコンソールまわりを示す。図1に示すように、自動車1は、車両10を有する。また、車両10は、運転席11と、運転席11の前方に配置され、車両の進行方向を変更するステアリングホイール12と、運転席11の左側に並んで配置された助手席13と、運転席11と助手席13との間に位置するセンターコンソール14と、センターコンソール14に配置された入力装置2と、センターコンソール14の前方に、センターコンソール14と一体的に設けられたインストルメントパネル15と、インストルメントパネル15に配置された表示画面16と、自動車1の各部を制御する制御装置19と、を有する。制御装置19は、例えば、車両10の各部を制御するCPU、メモリー、フラッシュメモリー等の記憶部等を含んだコンピューターであり、所定のプログラム(コード)を実行できるように構成されている。
また、自動車1では、表示画面16に自動車1の各種情報が表示されるようになっている。各種情報としては、特に限定されず、車両の種類によっても異なるが、例えば、オーディオ/カーナビゲーション/各種設定等を選択可能なメニュー情報、再生中の曲、再生可能な曲等のオーディオに関する情報、設定温度、外気/内気等のエアーコンディショナーに関する情報、現在位置、目的地登録/解除等のカーナビゲーションに関する情報、瞬間燃費、平均燃費、運転時間、走行モード(モーター走行モード/ECOモード/通常モード/スポーツモード/オフロードモード等)等の運転状況に関する情報、等が挙げられる。
操作者は、表示画面16に表示された情報を確認しながら入力装置2を操作することにより、例えば、オーディオ、カーナビゲーション、エアーコンディショナー等を操作したり、自動車の走行モードを変更したり、その他自動車1の各部の設定を変更したりすることができる。
なお、移動体としては、自動車1に限定されず、例えば、自転車、原動機付自転車、二輪自動車(バイク)、軽自動車、電車、船舶、飛行機等であってもよい。すなわち、移動体は、エンジン、モーター等の動力源を有するか否かに関わらず、人や物の移動のために用いられるものであればよい。
図2に入力装置2の断面を示す。図2に示すように、入力装置2は、略半球状(ドーム状)の弾性入力部28を有する。なお、図2では、説明の便宜上、弾性入力部28の断面を示すハッチングを省略している。また、弾性入力部28は、筐体21と、筐体21の外周面に配置された弾性層22と、弾性層22に配置されたマーカーMと、弾性層22の変形を検出する検出部23と、弾性層22を照らす光源24と、検出部23の検出結果から入力信号を生成する信号生成部25と、を有している。信号生成部25で生成された入力信号は、制御装置19に送信され、制御装置19は、受けた入力信号に基づいて自動車1の各部を制御する。
筐体21は、略半球状(ドーム状)であり、センターコンソール14に支持されている。筐体21の外周面には弾性層22が配置されており、内周面側すなわち筐体21やセンターコンソール14の内部には検出部23、光源24および信号生成部25が収納されている。ただし、検出部23、光源24、信号生成部25の配置は、その目的を達成することができる限り、特に限定されない。また、例えば、信号生成部25は、制御装置19に含まれていてもよい。
筐体21は、硬質な部材、具体的には指による押圧程度では実質的に変形しない程度の硬さを有する部材で構成されている。また、筐体21は、光透過性を有している。本実施形態では、筐体21は、樹脂材料で構成され、無色透明である。なお、筐体21は、例えば、弾性層22が筐体21に支持されなくても一定の形状を保つことができるような場合等には、省略してもよい。
弾性層22は、弾性を有し、操作者により操作される入力部としての機能を有する。例えば、操作者は、図3に示すように、弾性層22を押したり、摘まんだり、伸ばしたりすることで入力装置2への入力を行うことができる。これらの各動作は、人間が日常、特に意識することなく行っている動作である。また、弾性層22は、反発によって弾性層22に触れた使用者に対して「何か物に触れている」との感覚を与えることもがきる。そのため、使用者は、弾性層22への直感的な入力が可能となる。また、使用者は、弾性層22への入力の強さ、方向、速度等を繊細なタッチ(感覚)かつ無段階で自由に決定することができるため、より細かい入力が可能となる。したがって、感覚的な操作が可能で、優れた操作性を発揮することのできる入力装置2となる。つまり、操作ミスが少なく、快適な操作が可能な入力装置2となる。
図2に示すように、弾性層22は、外力が入力される外周面22a(第1面)および外周面22aの反対側の内周面22b(第2面)が規定される層である。弾性層22は、筐体21に支持され、半球状となっている。このように、弾性層22を半球状、すなわち凸状に湾曲した部分を有する形状とすることにより、弾性層22に指を添え易くなり、弾性層22への入力をより自然に行うことができる。また、弾性層22を引っ張り易くもなるし、摘まみ易くもなるため、その分、より繊細な入力を行うことができる。ただし、弾性層22の形状としては、特に限定されず、半球状の他にも、例えば、球状、扁平球状、正四面体状、正六面体状、正八面体状等の多面体状、平板状(平らなシート状)等であってもよい。
弾性層22には、弾性層22の変形によって変位するマーカーMが配置されている。このマーカーMは、検出部23で検出可能な検出対象である。図2に示すように、マーカーMは、弾性層22の厚さ方向にずれて配置され、筐体21からの距離が互いに異なる第1マーカーM1、第2マーカーM2および第3マーカーM3を有する。第1マーカーM1、第2マーカーM2および第3マーカーM3は、それぞれ、ドット状すなわち点形状をなしている。
これら第1マーカーM1、第2マーカーM2および第3マーカーM3は、それぞれ、弾性層22の変形に伴って変位する。そのため、これら第1マーカーM1、第2マーカーM2および第3マーカーM3の変位に基づいて弾性層22の変形を検出でき、弾性層22の変形から弾性層22への入力を検出することができる。
弾性層22は、筐体21の外周に配置され、第1マーカーM1を有する第1弾性層221(第1マーカー配置層)と、第1弾性層221上に配置され、第2マーカーM2を有する第2弾性層222(第2マーカー配置層)と、第2弾性層222上に配置され、第3マーカーM3を有する第3弾性層223(第3マーカー配置層)と、第3弾性層223上に配置された保護層224と、を有する。
第1弾性層221、第2弾性層222および第3弾性層223は、それぞれ、光透過性および弾性を有する。そして、第1弾性層221の表面に複数の第1マーカーM1が互いに離間して配置され、第2弾性層222の表面に複数の第2マーカーM2が互いに離間して配置され、第3弾性層223の表面に複数の第3マーカーM3が互いに離間して配置されている。なお、本実施形態では、第1〜第3弾性層221〜223は、それぞれ、実質的に無色透明である。ただし、第1〜第3弾性層221〜223は、光透過性を有していれば、その少なくとも1つが、例えば、有色透明であってもよい。
第1〜第3弾性層221〜223の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリウレタン系エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、塩ビ系熱可塑性エラストマー、エステル系熱可塑性エラストマー、アミド系熱可塑性エラストマー、シリコーン系熱可塑性エラストマー、フッ素系熱可塑性エラストマー等の各種熱可塑性エラストマー、アクリル系ゴム、シリコーン系ゴム、ブタジエン系ゴム、スチレン系ゴム等の各種ゴム材料等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(例えば2層以上の積層体として)用いることができる。
第1〜第3弾性層221〜223の厚さとしては、それぞれ、特に限定されないが、例えば、1mm以上5mm以下とすることができる。これにより、弾性層22の小型化を図りつつ、入力時に第1〜第3弾性層221〜223を十分に変形させることができる。また、入力時の弾性層22の変形量が適度なものとなる。そのため、操作感が向上すると共に、弾性層22への入力を精度よく検出することができる。なお、第1〜第3弾性層221〜223の厚さは、互いに同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、第1〜第3弾性層221〜223の弾性率(ヤング率)は、それぞれ、特に限定されず、互いに等しくてもよいし、互いに異なっていてもよい。例えば、第1弾性層221のヤング率E1と、第2弾性層222のヤング率E2と、第3弾性層223のヤング率E3とが、E1=E2=E3の関係を満足していてもよいし、E1<E2<E3の関係を満足していてもよいし、E1>E2>E3の関係を満足していてもよい。
例えば、E1>E2>E3の関係を満足する場合、弱い力F1の入力では、最も柔らかい第3弾性層223だけを実質的に変形させ、力F1よりも大きい力F2の入力では、第2、第3弾性層222、223だけを実質的に変形させ、力F2よりも大きい力F3の入力では、第1、第2、第3弾性層221、222、223を変形させるといった設計を実現することができる。この場合、どの弾性層のマーカーMが変位したかを検出することにより、入力強度を大まかに検出することができる。
複数の第1マーカーM1の配置としては、特に限定されず、規則的に配置されていてもよいし、不規則に配置されていてもよい。なお、図示しないが、本実施形態では、複数の第1マーカーM1は、隣り合う3つが正三角形の頂点に位置するように均一に配置されている。第2マーカーM2および第3マーカーM3についても同様である。これにより、マーカーMを、弾性層22の全域にわたって過不足なく配置することができる。そのため、弾性層22の各部への入力を精度よく検出することができる。ただし、第1〜第3マーカーM1〜M3の配置としては、それぞれ、上述の配置に限定されない。
また、第1〜第3マーカーM1〜M3は、形状および色彩の少なくとも一方が互いに異なっており、検出部23によって識別可能となっている。本実施形態では、第1〜第3マーカーM1〜M3は、互いに色彩が異なっており、例えば、第1マーカーM1が赤色、第2マーカーM2が緑色、第3マーカーM3が青色となっている。なお、第1〜第3マーカーM1〜M3の色彩ではなく形状を互いに異ならせる場合には、例えば、第1マーカーM1を円形、第2マーカーM2を三角形、第3マーカーM3を四角形とすることができる。もちろん、色彩および形状を共に異ならせてもよいし、色彩や形状を異ならせる以外の方法によって、第1、第2、第3マーカーM1〜M3を検出部23で識別可能としてもよい。
また、第1〜第3マーカーM1〜M3は、自然状態において、検出部23のカメラ231から見て互いに重ならないように配置されていることが好ましい。すなわち、カメラ231によって撮像される画像上で、第2マーカーM2がその手前にある第1マーカーM1に隠れることなく、第3マーカーM3がその手前にある第1、第2マーカーM1、M2に隠れることがないように配置されていることが好ましい。これにより、カメラ231によって、より多くのマーカーMの変位を検出することができる。そのため、弾性層22への入力をより精度よく検出することができる。なお、前記「自然状態」とは、例えば、静止した状態で、弾性層22に操作者が触れていない状態(言い換えると、実質的に重力以外の外力が加わっていない状態)を言う。
以上のような第1〜第3マーカーM1〜M3の構成は、それぞれ、検出部23で検出可能であれば、特に限定されない。例えば、第1〜第3マーカーM1〜M3は、ドット状に限定されず、線形状、面形状、立体形状等であってもよい。また、線と当該線上に離間して配置された複数のドットとを組み合わせた形状であってもよい。また、第1マーカーM1(第2マーカーM2および第3マーカーM3についても同様)が線状の場合には、例えば、複数の第1マーカーM1を同心円状に配置してもよいし、例えば、指紋(紋様)のように、複数の第1マーカーM1が年輪状に、互いに沿って規則性なく湾曲していてもよい。
また、例えば、第1〜第3マーカーM1〜M3は、それぞれ、第1〜第3弾性層221〜223の表面に貼着されたものであってもよいし、第1〜第3弾性層221〜223の表面にインク等を用いて印刷されたものであってもよい。また、例えば、第1〜第3マーカーM1〜M3は、それぞれ、第1〜第3弾性層221〜223内に埋設されていてもよい。
保護層224は、第3弾性層223の表面に配置された第3マーカーM3を保護する機能を有している。保護層224は、第1〜第3弾性層221〜223と同様に、光透過性および弾性を有している。保護層224の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、前述した第1〜第3弾性層221〜223の構成材料と同様の材料が挙げられる。
検出部23は、ステレオ写真法によって、弾性層22の変形を三次元的に検出する。検出部23は、撮像部としての複数のカメラ231を有する。複数のカメラ231は、弾性層22の方を向いて放射状に配置されており、それぞれ、弾性層22を撮像可能となっている。また、弾性層22の各部は、少なくとも2つのカメラ231で撮像できるようになっており、これにより、弾性層22の各部を三次元画像認識すなわちステレオ画像認識することができる。なお、前記「弾性層22の各部」とは、弾性層22の全域を意味する場合もあれば、弾性層22の選択された一部の領域を意味する場合もある。
カメラ231としては、特に限定されず、例えば、CCDカメラ、CMOSカメラ等を用いることができる。また、本実施形態では、2つのカメラ231を用いて弾性層22の各部を三次元画像認識しているが、例えば、1つのカメラ231を用いて弾性層22の各部を三次元画像認識してもよい。1つのカメラ231を用いる場合には、例えば、複数の光軸を有するレンズを用いて複数の画像を時分割で取得し、これらの画像を用いて弾性層22の各部を三次元画像認識してもよい。
また、検出部23は、各カメラ231からの画像情報に基づいて弾性層22の三次元画像認識を行う処理部232を有している。処理部232は、例えば、各カメラ231等の各部を制御するCPU、メモリー、フラッシュメモリー等の記憶部等を含んだコンピューターであり、所定のプログラム(コード)を実行できるように構成されている。なお、前記プログラムは、例えば、記憶媒体に記憶されていてもよいし、外部のサーバーからダウンロードしてもよい。
図4に示すように、処理部232は、弾性層22への入力に伴う第1〜第3マーカーM1〜M3の変位を三次元画像認識によって検出し、検出結果に基づいて、入力位置、入力方向、入力強度、入力速度、入力加速度等を含む入力情報(接触入力情報)を得る。特に、本実施形態では、第1〜第3マーカーM1〜M3が弾性層22の厚さ方向にずれて配置されている。そのため、検出部23は、弾性層22の厚さ方向に異なる位置での変形を検出することができ、弾性層22の変形をより詳細に検出することができる。
ここで、処理部232による入力情報の取得方法の一例について簡単に説明する。処理部232の記憶部には予め各カメラ231の3次元座量が記憶されている。そして、処理部232は、所定マーカーMの変位を検出するのに用いられる2台のカメラ231によって同時刻における画像を取得し、両画像中の所定マーカーMの2次元座標を取得する。次に、処理部232は、両画像中の所定マーカーMの2次元座標のずれと各カメラ231の3次元座標とに基づいて所定マーカーMの3次元座標を取得し、記憶部に記憶する。処理部232は、この作業をフレーム毎に連続的に行う。そして、処理部232は、前回取得した前記所定マーカーMの3次元座標と、今回新たに取得した前記所定マーカーMの3次元座標とを比較することで、その間に生じた所定マーカーMの変位を検出することができる。処理部232は、このような作業を全マーカーMについて行うことで、入力情報を得ることができる。なお、各カメラ231のフレームレートとしては、特に限定されず、例えば、15フレーム/秒、30フレーム/秒、60フレーム/秒等とすることができる。
以上、処理部232による入力情報の取得方法について説明したが、入力情報の取得方法は、これに限定されない。例えば、全マーカーMについて上述の作業を行うと処理量が膨大となってしまい、処理部232の性能等によっては処理が追いつかない場合が考えられる。また、用途によっては、大まかな入力情報が得られれば、それで足りる場合も考えられる。そのため、このような場合には、例えば、処理部232は、予め選択した一部のマーカーMについてのみ上述の作業を行うようにしてもよい。
また、処理部232は、例えば、自然状態における弾性層22の各部の画像を基準画像として記憶しておき、この基準画像と、上述のように得られた画像とをリアルタイムに比較して第1〜第3マーカーM1〜M3の変位を特定することにより、上記の入力情報を得てもよい。信号生成部25は、検出部23が取得した入力情報(接触入力情報)を受信し、受信した入力情報に基づいて入力信号(接触入力信号)を生成する。
光源24は、筐体21の内側から弾性層22を照らす。図2に示すように、光源24は、内部空間S内に配置された発光部241を有する。発光部241としては、特に限定されず、例えば、LEDを用いることができる。また、発光部241は、可視光を出射してもよいし、NIR光(近赤外光)を出射してもよいし、紫外光を出射してもよい。発光部241として可視光を出射するものを用いる場合には、各カメラ231を可視光に対応した構成とし、発光部241としてNIR光を出射するものを用いる場合には、各カメラ231をNIR光に対応した構成とし、発光部241として紫外光を出射するものを用いる場合には、各カメラ231を紫外光に対応した構成とすればよい。特に、NIR光や紫外光は、人間の目には見えないため、弾性層22を介して外部に漏れたとしても操作者が眩しく思うことがない。各カメラ231が紫外光を出射する場合には、マーカーMは、蛍光体であってもよい。これにより、マーカーMをカメラ231によってより鮮明に撮像することができる。
なお、光源24は、例えば、外界からの光によって弾性層22を画像認識可能な程に十分に明るく保てる場合等には省略してもよい。また、内部空間Sに輝度センサーを配置して、この輝度センサーにより検知された内部空間Sの明るさに基づいて、発光部241の光量が制御されるようになっていてもよい。これにより、例えば、内部空間S内をほぼ一定の明るさに保つことができ、検出部23による弾性層22の画像認識をより安定して行うことができる。
ここで、本実施形態では、第1〜第3弾性層221〜223および保護層224が無色透明である。そのため、各カメラ231は、弾性層22を介して弾性層22の外界を撮像することができる。したがって、各カメラ231を用いて、外界にある操作者の手の動きを捉えることができ、弾性層22に触れることのない入力や、第1〜第3マーカーM1〜M3が変位しない程度に軽く弾性層22に触れた状態での入力が可能となる。
具体的には、例えば、弾性層22上を通過させるように手を動かすと、この手の動きを処理部232がカメラ231からの画像に基づいて検出し、その動きに基づく入力情報(非接触入力情報)を得る。このようにして得られた入力情報も、信号生成部25に送信され、信号生成部25は、受信した入力情報に基づいて入力信号(非接触入力信号)を生成する。このような構成によれば、前述した接触型の入力に加えて、非接触型の入力が可能となり、入力装置2の操作性および利便性がさらに向上する。
なお、検出部23は、手と重なる部分の第1〜第3マーカーM1〜M3が変位していない場合には非接触入力情報だけを取得し、手と重なる部分の第1〜第3マーカーM1〜M3が変位している場合には接触入力情報だけを取得することが好ましい。また、信号生成部25は、手と重なる部分の第1〜第3マーカーM1〜M3が変位していない場合には非接触入力信号だけを生成し、第1〜第3マーカーM1〜M3が変位している場合には接触入力情報だけを生成することが好ましい。これにより、誤った入力信号の生成を低減することができる。
また、入力装置2は、接触型の入力と非接触型の入力とを同時行うことができるようになっていてもよい。すなわち、例えば、一方の手で接触型の入力をしつつ、他方の手で非接触型の入力を行うことができるようになっていてもよい。この場合は、接触型の入力と非接触型の入力とを弾性層22の異なる領域で行うことが好ましい。これにより、検出部23による接触入力情報および非接触入力情報の取得が比較的容易となる。
なお、非接触型の入力は必須ではなく、できなくてもよい。この場合、保護層224は、光透過性を有する必要がないため、光透過性を有していなくてもよい。保護層224が光透過性を有しなければ、光源24の光が弾性層22の外部に漏れることがないため、例えば、光源24からの光量が大きい場合等に、使用者が眩しく感じることがなくなる。
次に入力装置2の具体的な使用方法の一例を説明する。例えば、弾性層22の中心部分(頂上部分)を指で押圧すると、弾性層22の変形を検出部23が検出し、それに応じた入力信号が信号生成部25から出力される。制御装置19は、入力装置2からの入力信号を受けると、図5に示すように、表示画面16にメニューを表示させる。図5では、表示画面16に、オーディオ(AUDIO)、カーナビゲーション(NAVI)、車両に関する各種設定(設定)が表示され、これらを選択できるようになっている。また、表示画面16には、表示画面16上で移動可能なポイントPが表示され、このポイントPを移動させることにより、メニューを選択できるようになっている。なお、ポイントPの移動やメニューの選択は、弾性層22を変形させることにより行うことができる。
例えば、弾性層22を指で押圧し、その指を前後左右に移動させると、それに応じて弾性層22が変形するため、指の移動に応じた入力信号が入力装置2から出力される。制御装置19は、入力装置2から受けた入力信号に基づいて、表示画面16上でポイントPを上下左右に移動させる。例えば、車内で好きな曲を再生したい場合、前述した指の移動によって「AUDIO」のアイコン上にポイントPを移動させた状態で弾性層22をさらに押圧すると、「AUDIO」が選択され、図6に示すように、表示画面16にオーディオ画面が表示される。以降は、前述と同様にして弾性層22を変形させることにより、ポイントPの移動と決定とを繰り返すことにより、好みの曲を選択でき、選択した曲を再生することができる。
別の方法として、例えば、弾性層22を指で摘まみ、指で摘まんだ部分を前後左右に移動させると、その移動方向に対応してポイントPが表示画面16上で上下左右に移動するようになっていてもよい。また、この場合は、「AUDIO」のアイコン上にポイントPを移動させた状態で弾性層22をさらに強く摘まむと「AUDIO」が選択され、表示画面16にオーディオ画面が表示されるようになっていてもよい。
以上、本実施形態の自動車1について説明した。自動車1(移動体)は、前述したように、車両10と、車両10に設けられている入力装置2と、を有する。また、入力装置2は、外力が入力される外周面22a(第1面)および外周面22aの反対側の内周面22b(第2面)が規定される弾性層22と、弾性層22に配置され、弾性層22の変形に伴って変位するマーカーMと、を有する弾性入力部28と、弾性層22の内周面22b側に位置づけられ、マーカーMの変位に基づいて弾性層22の変形を検出する検出部23と、を備える。このような構成の入力装置2では、使用者が弾性層22を押したり、引っ張ったり、摘まんだりすることで弾性層22が変形し、この変形を検出部23が検出することで、弾性入力部28への入力を検出することができる。押す、引っ張る、摘まむ等の指を用いた動作は、人間の日常的な動作であるため、このような動作を入力操作として用いることのできる入力装置2によれば、より繊細で直感的な入力を実現することができる。さらには、弾性層22の反発によって何か物に触れているとの感覚を使用者に与えることができるため、使用者は、より直感的な入力が可能となる。したがって、感覚的な操作が可能で、優れた操作性を有する入力装置2となる。
また、前述したように、入力装置2では、マーカーMは、弾性層22の厚さ方向にずれて配置された第1マーカーM1および第2マーカーM2を有している。そのため、検出部23は、弾性層22の厚さ方向の各部(例えば、外面付近、中央付近、内面付近)における変形をそれぞれ取得することができる。したがって、検出部23によって、弾性層22の変形をより精度よく検出することができる。特に、本実施形態では、第1、第2マーカーM1、M2に加えて第3マーカーM3を有しているため、上述の効果がより顕著となる。
また、前述したように、入力装置2では、第1マーカーM1、第2マーカーM2および第3マーカーM3は、形状および色彩の少なくとも一方が互いに異なっている。これにより、検出部23が第1マーカーM1、第2マーカーM2および第3マーカーM3を識別し易くなる。そのため、検出部23によって、第1マーカーM1、第2マーカーM2および第3マーカーM3のそれぞれの変位をより精度よく検出することができる。
また、前述したように、入力装置2では、検出部23は、弾性層22を撮像する撮像部としてのカメラ231を有し、カメラ231が撮像した弾性層22の画像データに基づいて弾性層22の変形を検出する。これにより、比較的簡単な構成で、弾性層22の変形を検出することができる。特に、本実施形態では、検出部23は、ステレオ写真法によって弾性層22の変形を検出する。そのため、比較的簡単に、かつ、高精度に弾性層22の変形を検出することができる。
また、前述したように、車両10は、運転席11と、運転席11と並んで設けられた助手席13と、運転席11と助手席13との間に位置するセンターコンソール14と、を有する。そして、入力装置2は、センターコンソール14に配置されている。入力装置2をセンターコンソール14に配置することにより、運転席11に座ったままの姿勢でも入力装置2の操作がし易くなる。
なお、入力装置2の構成は、上述の構成に限定されない。例えば、本実施形態では、弾性層22は、第1弾性層221と、第2弾性層222と、第3弾性層223と、を有するが、例えば、第2弾性層222および第3弾性層223の少なくとも1つを省略してもよい。また、例えば、図7に示すように、1層で構成された弾性層22内に、筐体21からの距離が異なるように複数のマーカーMが規則的または不規則に配置されていてもよい。また、本実施形態では、マーカーMが、筐体21からの距離が互いに異なる第1〜第3マーカーM1〜M3を有するが、例えば、第2、第3マーカーM2、M3の少なくとも1つを省略してもよい。
また、弾性入力部28は、弾性層22の変形によって変位せず、かつ、検出部23によって検出可能な基準マーカーを有していてもよい。具体的には、例えば、図8に示すように、弾性入力部28は、弾性層22が押されたり、引っ張られたりしても実質的に変位しない基準マーカーM4を有していてもよい。なお、図8の構成では、基準マーカーM4は、第1弾性層221と筐体21との間であって筐体21の外周面に配置されているが、基準マーカーM4の配置としては、これに限定されず、例えば、筐体21の内周面に配置されていてもよい。
基準マーカーM4は、各カメラ231との相対的位置関係が一定であり、検出部23が第1〜第3マーカーM1〜M3の変位を検出する際の基準として機能する。このような構成によれば、例えば、検出部23は、基準マーカーM4に対する第1〜第3マーカーM1〜M3の変位を検出することにより、より精度のよい入力情報を得ることができる。なお、基準マーカーM4は、検出部23が第1〜第3マーカーM1〜M3のそれぞれと区別(識別)できるように、例えば、第1〜第3マーカーM1〜M3と形状および色彩の少なくとも一方が異なっていることが好ましい。
また、本実施形態では、弾性層22が保護層224を有しているが、図9に示すように、保護層224を省略してもよい。この場合には、弾性層22の表面に第3マーカーM3が露出する。すなわち、マーカーMは、弾性層22の外周面22aに露出する露出マーカーM5を有する。弾性層22の外周面22aは、外力が入力される場所である。そのため、弾性層22の外周面22aに露出する露出マーカーM5を配置することにより、入力に対するマーカーMの追従性がより高まる。そのため、検出部23は、より精度のよい入力情報を得ることができる。
露出マーカーM5は、弾性層22の外周面22aから突出する部分を有することが好ましい。これにより、露出マーカーM5に指が引っかかり易くなる。そのため、特に、弾性層22の外周面22aで指を滑らせるような入力に対する弾性層22の応答性が向上する。また、この場合、露出マーカーM5のヤング率は、弾性層22の外周面22aを構成する層、本実施形態では第3弾性層223のヤング率よりも大きいことが好ましい。これにより、露出マーカーM5にさらに指が引っかかり易くなり、上述した効果がより顕著なものとなる。
なお、図9に示す構成では、露出マーカーM5が第3マーカーM3で構成されている場合について説明したが、露出マーカーM5の構成としては、特に限定されず、第3マーカーM3以外のマーカーで構成されていてもよい。
また、本実施形態では、カメラ231が内部空間S内に配置されているが、カメラ231の配置としては、特に限定されず、内部空間S外に配置されていてもよい。この場合は、例えば、内部空間S内にレンズを配置し、このレンズで集光した光を光ファイバー等の導光部を介してカメラ231まで導く構成とすることができる。このような構成によれば、カメラ231を内部空間S内に配置する必要がなくなり、弾性層22の小型化を図ることができる。
また、本実施形態では、筐体21が硬質な部材で形成されているが、例えば、入力時に弾性層22と共に撓む程度の軟質な部材で形成されていてもよい。これにより、第1〜第3マーカーM1〜M3の変位量をそれぞれより大きくすることができる。そのため、検出部23は、より高精度の入力情報を得ることができる。
また、入力装置2は、弾性層22への入力を行う指に触覚を提供する触覚提供部を有していてもよい。これにより、入力の感覚がより現実に近くなり、より直感的な入力が可能となる。触覚提供部の構成としては、特に限定されないが、例えば、筐体21内に複数のスピーカーを配置し、これらスピーカーのうちの少なくとも1つから弾性層22の入力箇所に向けて超音波(音波)を出力することにより、弾性層22への入力を行っている指に触覚を提供するように構成されていてもよい。特に、複数のスピーカーから超音波を出力し、弾性層22の入力箇所に音の焦点を形成することにより、より効果的に、前記指に触覚を提供することができる。
また、入力装置2は、筐体21の内側から筐体21の内周面に向けて映像光を投影し、弾性層22の外側から視認可能な画像(映像)を表示する画像投影部を有していてもよい。前記画像としては、特に限定されないが、例えば、弾性層22への入力を補助、案内する画像が挙げられる。これにより、入力装置2の操作性が向上し、弾性層22への入力が容易となる。なお、画像投影部としては、特に限定されないが、例えば、液晶型のプロジェクタ、光走査型のプロジェクタ等を有する構成とすることができる。
<第2実施形態>
本実施形態に係る移動体は、入力装置の配置が異なること以外は、前述した第1実施形態の移動体と同様である。以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図10および図11では前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図10に示すように、本実施形態の自動車1では、ステアリングホイール12に入力装置2が配置されている。具体的には、ステアリングホイール12は、ステアリングコラムに回転可能に支持されたベース121と、ベース121の周囲に配置された環状のグリップ122と、ベース121とグリップ122とを接続する複数のスポーク123と、を有し、スポーク123に入力装置2が配置されている。このように、スポーク123に入力装置2を配置することにより、グリップ122を握りながら入力装置2を操作することができる。そのため、入力装置2の操作性が向上する。
このように、本実施形態の移動体では、入力装置2は、ステアリングホイール12に配置されている。これにより、ステアリングホイール12を握りながら入力装置2を操作することができる。そのため、入力装置2の操作性が向上する。
なお、入力装置2の配置としては、特に限定されず、例えば、図11に示すように、ベース121に配置されていてもよいし、後述する第3実施形態のようにグリップ122に配置されていてもよい。図11に示すように、入力装置2がベース121に配置されていている場合、例えば、入力装置2への入力により、自動車1のクラクションが鳴るようになっていてもよい。また、この場合、例えば、異なる入力を行うことにより、感謝を伝えるクラクション、危険を伝えるクラクション、怒りを伝えるクラクション等、クラクションの鳴り方を選択できるようになっていてもよい。
<第3実施形態>
本実施形態に係る移動体は、入力装置の配置が異なること以外は、前述した第2実施形態の移動体と同様である。以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第2実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図12および図13では前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図12に示すように、本実施形態の自動車1では、ステアリングホイール12のグリップ122に入力装置2の弾性層22が配置されている。具体的に説明すると、図13に示すように、入力装置2は、グリップ122の一部を構成する筐体21と、筐体21の外周面に支持された環状の弾性層22と、グリップ122内に配置された複数のカメラ231および光源24と、スポーク123やベース121内に配置された処理部232および信号生成部25と、を有する。なお、図13中の右側が運転席側(後方側)であり、左側がフロントガラス側(前方側)である。このような構成の入力装置によれば、グリップ122を握りながら入力装置2を操作することができる。そのため、入力装置2の操作性が向上する。
また、このような構成の入力装置2によれば、グリップ122を握ること自体を入力として検知することができる。そのため、入力装置2を、例えば、運転手の居眠り運転の抑制に利用することができる。例えば、居眠りをすると、グリップ122から手が離脱したり、グリップ122を握る力(握力)が低下したりする。グリップ122から手が離れたり、グリップ122を握る力が低下したりすると、それに応じて弾性層22が変形するため、それに応じて入力装置2から出力される入力信号が変化する。そのため、制御装置19は、入力装置2からの入力信号に基づいて、運転手が居眠りをしているかそれに近い状態となっている可能性があることを検知することができる。つまり、入力装置2によって、グリップ122を握る運転手の生体情報を測定することができる。制御装置19は、運転手が居眠りまたはそれに近い状態である可能性があることを検知した場合は、音、光、振動等によって運転手に刺激を与え、居眠り状態またはそれに近い状態からの復帰を促すことができる。なお、測定する生体情報としては、握力に限定されず、例えば、脈拍等であってもよい。
なお、本実施形態では、グリップ122の全周に亘って弾性層22が配置されているが、これに限定されず、例えば、グリップ122の周方向の一部にのみ弾性層22が配置されていてもよい。また、本実施形態では、グリップ122の運転席側の部分に弾性層22が配置されているが、これに限定されず、例えば、グリップ122のフロントガラス側の部分に弾性層22が配置されていてもよいし、運転席側およびフロントガラス側の両方に配置されていてもよい。
<第4実施形態>
本実施形態に係る移動体は、入力装置の配置が異なること以外は、前述した第1実施形態の移動体と同様である。以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図14では前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図14に示すように、本実施形態の自動車1では、運転席11に入力装置2が配置されている。具体的に説明すると、運転席11は、運転手の臀部を支える座面111と、背中を支える背もたれ112と、頭部を支えるヘッドレスト113と、を有する。なお、座面111および背もたれ112は、それぞれ、図示しないモーター等の駆動源によって、その姿勢を変更できるようになっている。
入力装置2は、座面111に設けられた弾性層22を有する第1入力装置2Aと、背もたれ112に設けられた弾性層22を有する第2入力装置2Bと、を有する。運転席11に運転手が座ると、運転手の体型に応じて第1、第2入力装置2A、2Bの弾性層22がそれぞれ変形し、各弾性層22の変形に応じた入力信号が第1、第2入力装置2A、2Bのそれぞれから出力される。制御装置19は、例えば、第1、第2入力装置2A、2Bから出力された入力信号に基づいて前記駆動源を駆動させ、座面111および背もたれ112の姿勢を運転手の体型や姿勢に合ったより適切な姿勢に変更する。これにより、運転中の運転手の負担を低減することができる。
例えば、制御装置19は、第1入力装置2Aからの入力信号に基づいて、座面111に加わる力(運転手の重量)の分布すなわち座面111の各部に加わる力を検出する。そして、制御装置19は、現状よりも座面111の広域に亘って均等に分散して力が加わるように、すなわち、座面111の局所的な部分への力の集中が低減されるように座面111の姿勢を変更する。制御装置19は、このような座面111の姿勢の変更を、第1入力装置2Aから出力される入力信号をフィードバックしながら行うことができる。
同様に、制御装置19は、第2入力装置2Bからの入力信号に基づいて、背もたれ112に加わる力(運転手の重量)の分布すなわち背もたれ112の各部に加わる力を検出する。そして、制御装置19は、現状よりも背もたれ112の広域に亘って均等に分散して力が加わるように、すなわち、背もたれ112の局所的な部分への力の集中が低減されるように背もたれ112の姿勢を変更する。制御装置19は、このような背もたれ112の姿勢の変更を、第2入力装置2Bから出力される入力信号をフィードバックしながら行うことができる。
このように、本実施形態では、入力装置2は、運転席11に配置されている。これにより、例えば、入力装置2から出力された入力信号に基づいて、座面111および背もたれ112の姿勢を運転手の体型や姿勢に合ったより適切な姿勢に変更することができる。そのため、運転中の運転手の負担を低減することができる。
なお、本実施形態では、前述したように、座面111に設けられた弾性層22を有する第1入力装置2Aと、背もたれ112に設けられた弾性層22を有する第2入力装置2Bと、を有しているが、これに限定されず、いずれか一方を省略してもよい。また、例えば、さらに、ヘッドレスト113に第3入力装置を配置してもよい。また、本実施形態では、運転席11に入力装置2が配置されているが、これに限定されず、助手席13に入力装置2を配置してもよいし、後部座席等に入力装置2を配置してもよい。
また、例えば、背もたれ112の内部に赤外線センサー等を用いた温度センサーを配置し、筐体21および弾性層22を介して運転手の体温を計測できるようになっていてもよい。これにより、運転手の健康状態を把握することができる。そして、例えば、運転手の健康状態に疑いがある場合には、その旨を当人や同乗者に報知することで、より安全な運転を心がけることができる。また、例えば、運転手の脈拍による微小な振動により弾性層22が変形する場合には、その変形から運転手の脈拍(生体情報)を測定できるようになっていてもよい。これにより、上記の温度センサーと同様に、運転手の健康状態を把握することができる。なお、測定する生体情報としては、脈拍に限定されず、例えば、運転手の姿勢、座り直しの回数等であってもよい。
<第5実施形態>
本実施形態に係る移動体は、入力装置の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態の移動体と同様である。以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図15では前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。なお、後述する検出部61は、前述した第1実施形態の検出部23に相当し、検出部23と同様の機能を有するものである。
図15に示すように、本実施形態の入力装置2では、弾性層22は、筐体21の外周面に配置された光透過層22Aと、光透過層22Aの表面に積層された光反射層22Bと、を有する。光透過層22Aは、光透過性を有し、特に、本実施形態では実質的に無色透明である。一方、光反射層22Bは、後述する光Lを反射する光反射性を有している。また、光透過層22Aは、弾性入力部28への入力時に光反射層22Bと共に変形し、光反射層22Bの内面22B’の形状変化を許容する機能を有する。
検出部61は、光プローブ法によって弾性層22の変形を三次元的に検出する。光プローブ法を用いることにより、弾性層22の変形を比較的簡単に、かつ、精度よく検出することができる。検出部61は、光反射層22Bの内面22B’に向けて光Lを出射する光源611と、スポット状の光の一次元の位置を受光面上で検出することのできるフォトダイオードから構成される半導***置検出素子612(PSD)と、を有する光学システム613を備えている。なお、光源611としては、特に限定されず、例えば、LD(レーザーダイオード)を用いることができる。
光源611から出射された光Lは、レンズ系614によって細い光束に絞られ、光反射層22Bの内面22B’上に光スポットLSを形成する。この光スポットLSは、レンズ系615によって半導***置検出素子612の表面に結像される。このような構成では、光学システム613と光スポットLSとの間の相対的変位量Zは、半導***置検出素子612の表面上の像の移動量Aとして観察される。すなわち、移動量Aから相対的変位量Zを求めることができ、内面22B’の光スポットLSが形成されている部分の座標値を求めることができる。
このような構成の検出部61によれば、例えば、自然状態における内面22B’の各部の座標値を基準座標値として記憶しておき、この基準座標値と、内面22B’の各部の座標値と、をリアルタイムに比較することにより、内面22B’の変形を検出することができる。さらに、検出部61は、内面22B’の変形に基づいて弾性層22の変形を検出することができる。
なお、前述したように、検出部61では内面22B’の変形に基づいて弾性層22の変形を検出しているため、光反射層22Bは、薄い方が好ましい。例えば、光反射層22Bは、光透過層22Aの厚さよりも薄いことが好ましい。これにより、内面22B’を弾性層22の表面の近くに配置することができるため、内面22B’を入力に対してより正確にかつより大きく変形させることができる。そのため、検出部61の検出精度が向上する。このようなことから、本実施形態では、光反射層22BがマーカーMとして機能しているとも言える。
このような第5実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。なお、検出部61は、1つの光学システム613を用いて内面22B’の各部の座標値を求めてもよいし、複数の光学システム613を用いて内面22B’の各部の座標値を求めてもよい。
<第6実施形態>
本実施形態に係る移動体は、入力装置の構成が異なること以外は、前述した第5実施形態の移動体と同様である。以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第5実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図16では前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。なお、後述する検出部62は、前述した第5実施形態の検出部61に相当し、検出部61と同様の機能を有するものである。
検出部62は、光プローブ法によって、弾性層22の変形を三次元的に検出する。図16に示すように、検出部62は、光反射層22Bの内面22B’に向けて光Lを出射する光源621(例えばLD)と、光Lを集光するレンズ系622と、光源621とレンズ系622との間に配置されたビームスプリッタ623と、ディテクタ624(フォトダイオード)と、レンズ系622を移動させるモーター625と、を有する光学システム626を備えている。
光源621から出射された光Lは、レンズ系622によって集光され、光反射層22Bの内面22B’上に光スポットLSを形成する。そして、内面22B’で反射した光Lは、レンズ系622を通ってビームスプリッタ623で反射した後結像する。そして、当該結像点にはディテクタ624が配置されている。また、ディテクタ624に結像点が常に位置するように、モーター625によってレンズ系622を光軸方向に移動させる。この時のレンズ系622の移動量に基づいて、内面22B’の光スポットLSが形成されている部分の座標値を求めることができる。
このような構成の検出部62によれば、例えば、自然状態における内面22B’の各部の座標値を基準座標値として記憶しておき、この基準座標値と、内面22B’の各部の座標値と、をリアルタイムに比較することにより、内面22B’の変形を検出することができる。さらに、検出部62は、内面22B’の変形に基づいて弾性層22の変形を検出することができる。
このような第6実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。なお、検出部62は、1つの光学システム626を用いて内面22B’の各部の座標値を求めてもよいし、複数の光学システム626を用いて内面22B’の各部の座標値を求めてもよい。
<第7実施形態>
本実施形態に係る移動体は、入力装置の構成が異なること以外は、前述した第5実施形態の移動体と同様である。以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第5実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図17では前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。なお、後述する検出部63は、前述した第5実施形態の検出部61に相当し、検出部61と同様の機能を有するものである。
検出部63は、光プローブ法によって、弾性層22の変形を三次元的に検出する。図17に示すように、検出部63は、光反射層22Bの内面22B’に向けて光Lを出射する光源631(例えばLD)と、光Lを拡大平行光とするレンズ系632と、レンズ系632を通過した光Lを集光するレンズ系633と、レンズ系632、633の間に位置する偏光ビームスプリッタ634と、偏光ビームスプリッタ634とレンズ系633との間に位置するλ/4板635と、内面22B’で反射した光Lを分割する波面分割ミラー636と、波面分割ミラー636で分割された一方の光Lを受光する第1ディテクタ637(フォトダイオード)および他方の光Lを受光する第2ディテクタ638(フォトダイオード)と、を有する光学システム639を備えている。
このような構成では、内面22B’がレンズ系633の焦点位置から変位すると、反射光束が変化し、第1、第2ディテクタ637、638の光量に差が生じる。そのため、この差に基づいて、内面22B’の光Lが照射されている部分の座標値を求めることができる。
このような構成の検出部63によれば、例えば、自然状態における内面22B’の各部の座標値を基準座標値として記憶しておき、この基準座標値と、内面22B’の各部の座標値と、をリアルタイムに比較することで、内面22B’の変形を検出することができる。さらに、検出部63は、内面22B’の変形に基づいて弾性層22の変形を検出することができる。
このような第7実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。なお、検出部63は、1つの光学システム639を用いて内面22B’の各部の座標値を求めてもよいし、複数の光学システム639を用いて内面22B’の各部の座標値を求めてもよい。
<第8実施形態>
本実施形態に係る移動体は、入力装置の構成が異なること以外は、前述した第5実施形態の移動体と同様である。以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第5実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図18では前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。なお、後述する検出部64は、前述した第5実施形態の検出部61に相当し、検出部61と同様の機能を有するものである。
検出部64は、断面計測法、特に光切断法によって弾性層22の変形を三次元的に検出する。具体的には、検出部64は、スリット状の光Lを内面22B’に照射し、内面22B’に写った光Lの形状に基づいて弾性層22の変形を検出する。このような断面計測法(光切断法)を用いることにより、弾性層22の変形を比較的簡単に、かつ、精度よく検出することができる。
図18に示すように、検出部64は、光反射層22Bの内面22B’に向けて光Lを出射する光源641と、光Lをスリット状にするスリット光形成部642と、光Lの光軸からずれた位置に設けられ、内面22B’に写ったスリット状の光Lを撮像する撮像素子644と、内面22B’と撮像素子644との間に位置するレンズ系645と、を有する光学システム646を備えている。
このような構成では、撮像素子644によって取得された画像すなわち内面22B’に写る光Lの形状に基づいて、内面22B’の光Lが写っている部分の断面形状を取得することができる。そのため、例えば、スリット状の光Lを内面22B’の全域に走査し、内面22B’の各部の断面形状を取得することにより、内面22B’の形状を検出することができる。
このような構成の検出部64によれば、例えば、自然状態における内面22B’の形状を基準形状として記憶しておき、この基準形状と内面22B’の形状とをリアルタイムに比較することにより、内面22B’の変形を検出することができる。さらに、検出部64は、内面22B’の変形に基づいて弾性層22の変形を検出することができる。
このような第8実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。なお、検出部64は、1つの光学システム646を用いて内面22B’の全域の形状を検出してもよいし、複数の光学システム646を用いて内面22B’の全域の形状を検出してもよい。
<第9実施形態>
本実施形態に係る移動体は、入力装置の構成が異なること以外は、前述した第5実施形態の移動体と同様である。以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第5実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図19では前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。なお、後述する検出部65は、前述した第5実施形態の検出部61に相当し、検出部61と同様の機能を有するものである。
検出部65は、等高線計測法、特にモアレ縞を用いたモアレポトグラフィー法によって、弾性層22の変形を三次元的に検出する。具体的には、検出部65は、内面22B’のモアレ縞画像を取得し、このモアレ縞画像に基づいて弾性層22の変形を検出する。このような等高線計測法を用いることにより、弾性層22の変形を比較的簡単に、かつ、精度よく検出することができる。以下、検出部65について簡単に説明する。なお、本実施形態では光源24が省略されている。
図19に示すように、検出部65は、光Lを出射する光源651と、撮像素子652と、光源651および撮像素子652と内面22B’との間に設けられた格子653と、を有する光学システム654を備えている。このような構成では、格子653を通った光源651からの光Lと、格子653を通して撮像素子652で見える部分と、が交差する部分が撮像素子652により撮像される部分であり、この交点を連ねた面に実質的な等高面が作られ、撮像素子652で取得した画像には、前記等高面に応じたモアレ縞が映し出される。この画像をモアレ縞画像とすれば、当該モアレ縞画像に基づいて内面22B’の形状を取得することができる。
このような構成の検出部65によれば、例えば、自然状態における内面22B’の形状を基準形状として記憶しておき、この基準形状と、リアルタイムに求められた内面22B’の形状と、を比較することにより、内面22B’の変形を検出することができる。さらに、検出部65は、内面22B’の変形に基づいて弾性層22の変形を検出することができる。
このような第9実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。なお、検出部65は、1つの光学システム654を用いて内面22B’の全域の形状を検出してもよいし、複数の光学システム654を用いて内面22B’の全域の形状を検出してもよい。
<第10実施形態>
本実施形態に係る移動体は、入力装置の構成が異なること以外は、前述した第5実施形態の移動体と同様である。以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第5実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図20では前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。なお、後述する検出部66は、前述した第5実施形態の検出部61に相当し、検出部61と同様の機能を有するものである。
検出部66は、パターン投影法によって弾性層22の変形を検出する。パターン投影法を用いることにより、弾性層22の変形を比較的簡単に、かつ、精度よく検出することができる。図20に示すように、検出部66は、光Lからなる基準パターンを内面22B’に投影する画像投影部661と、画像投影部661の光軸からずれた位置から内面22B’に投影された基準パターンを撮像する撮像素子662と、を有する光学システム663を備えている。このような構成では、撮像素子662で取得した画像に写る基準パターンの形状に基づいて、基準パターンが投影されている部分の内面22B’の形状を検出することができる。そのため、例えば、内面22B’の全域に基準パターンを投影することにより、内面22B’の形状を検出することができる。なお、内面22B’に投影する基準パターンとしては、特に限定されず、例えば、平行な直線が離間して並ぶ格子状のパターンを用いることができる。
このような構成の検出部66によれば、例えば、自然状態における内面22B’の形状を基準形状として記憶しておき、この基準形状と、リアルタイムに求められた内面22B’の形状と、を比較することにより、内面22B’の変形を検出することができる。さらに、検出部66は、内面22B’の変形に基づいて弾性層22の変形を検出することができる。
このような第10実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。なお、検出部66は、1つの光学システム663を用いて内面22B’の全域の形状を検出してもよいし、複数の光学システム663を用いて内面22B’の全域の形状を検出してもよい。
<第11実施形態>
本実施形態に係る移動体は、入力装置の構成が異なること以外は、前述した第5実施形態の移動体と同様である。以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第5実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図21では前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。なお、後述する検出部67は、前述した第5実施形態の検出部61に相当し、検出部61と同様の機能を有するものである。
検出部67は、位相シフト法によって弾性層22の変形を検出する。位相シフト法を用いることにより、弾性層22の変形を比較的簡単に、かつ、精度よく検出することができる。図21に示すように、検出部67は、基準パターンを内面22B’に投影する画像投影部671と、画像投影部671の光軸からずれた位置から内面22B’に投影された基準パターンを撮像する撮像素子672と、を有する光学システム673を備えている。
このような構成では、例えば、基準パターンとして、輝度値の明暗で正弦波を表した縞パターンを内面22B’に投影し、内面22B’に投影された基準パターンを撮像素子672で撮像する。基準パターンは、π/2ずつずらして4回投影され、その都度、撮像素子672で撮像する。こうして得られた4つの画像から、基準パターンが投影されている部分の内面22B’の形状を検出することができる。なお、基準パターンや基準パターンのずらし方等は、特に限定されない。
このような構成の検出部67によれば、例えば、自然状態における内面22B’の形状を基準形状として記憶しておき、この基準形状と、リアルタイムに求められた内面22B’の形状と、を比較することにより、内面22B’の変形を検出することができる。さらに、検出部67は、内面22B’の変形に基づいて弾性層22の変形を検出することができる。
このような第11実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。なお、検出部67は、1つの光学システム673を用いて内面22B’の全域の形状を検出してもよいし、複数の光学システム673を用いて内面22B’の全域の形状を検出してもよい。
なお、前述した第5実施形態ないし本実施形態では、光学的な方法によって内面22B’の形状変化を検出し、これにより、弾性入力部28への入力を検出する方法について説明したが、内面22B’の形状変化を検出する方法としては、第5実施形態から本実施形態に限定されない。すなわち、内面22B’の形状を検出することができれば如何なる方法を用いてもよい。例えば、いわゆる「点計測式」の方法であれば、前述した第5、第6、第7実施形態で説明した光プローブ方式の他にも、超音波プローブを用いた超音波方式、磁気を利用した磁気方式等を用いることができる。また、いわゆる「面計測式」の方法であれば、シルエット法、光包絡線法、前述した第8実施形態で説明した光切断法等を含む断面計測方式、干渉縞法、ホログラフィー法、前述した第9実施形態のモアレポトグラフィー法等を含む等高線計測方式を用いることができる。
<第12実施形態>
本実施形態に係る移動体は、入力装置の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態の移動体と同様である。以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図22では前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図22に示すように、本実施形態の入力装置2では、弾性層22は、筐体21の外周面に配置された光透過層22Aと、光透過層22Aの表面に積層された画像表示層22Cと、を有する。光透過層22Aは、光透過性を有し、特に、本実施形態では実質的に無色透明である。一方、画像表示層22Cは、光反射性を有し、後述する画像投影部71からの光によって画像が表示される層である。光透過層22Aは、弾性入力部28への入力時に画像表示層22Cと共に変形し、画像表示層22Cの内面22C’の形状変化を許容する機能を有している。
また、本実施形態の入力装置2は、筐体21内に配置された画像投影部71を有している。なお、画像投影部71としては、特に限定されないが、例えば、液晶型のプロジェクタ、光走査型のプロジェクタ等を有する構成とすることができる。
そして、画像投影部71からの光によって画像表示層22Cの内面22C’に所定の画像が表示される。特に、本実施形態では、画像投影部71によって画像表示層22Cの内面22C’にマーカーMが表示される。すなわち、内面22C’にマーカーMを表示することにより、弾性層22にマーカーMを配置している。これにより、マーカーMのパターンを目的に応じて変更することができる。マーカーMは、内面22C’の変形に伴って変位するため、検出部23は、マーカーMの変位を検出することにより、内面22C’の変形を検出することができる。さらに、検出部23は、内面22C’の変形に基づいて弾性層22の変形を検出することができる。
このような第12実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第13実施形態>
本実施形態に係る移動体は、入力装置の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態の移動体と同様である。以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図23ないし図25では前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図23ないし図25に示すように、本実施形態の入力装置2では、第1マーカーM1は、第1弾性層221と第2弾性層222との間に配置された膜状(シート状)をなしている。また、第2マーカーM2は、第2弾性層222と第3弾性層223との間に配置された膜状(シート状)をなしている。また、第3マーカーM3は、第3弾性層223と保護層224との間に配置された膜状(シート状)をなしている。これら第1〜第3マーカーM1〜M3は、それぞれ、弾性層22の変形に伴って変形する。
第1マーカーM1、第2マーカーM2および第3マーカーM3は、それぞれ、特定の波長の光を反射し、それ以外の波長の光を透過する。また、第1マーカーM1、第2マーカーM2および第3マーカーM3は、それぞれ、反射する光の波長が異なっている。このような第1マーカーM1、第2マーカーM2および第3マーカーM3としては、例えば、ダイクロイックフィルタ等の光学フィルターを用いることができる。
また、本実施形態の入力装置2は、前述した第5実施形態で用いられている検出部61を有する。また、図23ないし図25に示すように、検出部61は、第1マーカーM1の変形を検出する第1検出部61Aと、第2マーカーM2の変形を検出する第2検出部61Bと、第3マーカーM3の変形を検出する第3検出部61Cと、を有する。
図23に示すように、第1検出部61Aでは、光源611から第1マーカーM1で反射される波長の光L1が出射される。一方、半導***置検出素子612は、光L1を透過し、後述する光L2、L3の透過を阻止する図示しないバンドパスフィルターを有する。そのため、第1検出部61Aは、光L1を用いて第1マーカーM1の変形を検出することができる。
また、図24に示すように、第2検出部61Bでは、光源611から第2マーカーM2で反射される波長の光L2が出射される。なお、この光L2は、第1マーカーM1を透過する。一方、半導***置検出素子612は、光L2を透過し、光L1、L3の透過を阻止する図示しないバンドパスフィルターを有する。そのため、第2検出部61Bは、光L2を用いて第2マーカーM2の変形を検出することができる。
また、図25に示すように、第3検出部61Cでは、光源611から第3マーカーM3で反射される波長の光L3が出射される。なお、この光L3は、第1マーカーM1および第2マーカーM2を透過する。一方、半導***置検出素子612は、光L3を透過し、光L1、L2の透過を阻止する図示しないバンドパスフィルターを有する。そのため、第3検出部61Cは、光L3を用いて第3マーカーM3の変形を検出することができる。
このような構成の検出部61によれば、第1検出部61Aで検出された第1マーカーM1の変形、第2検出部61Bで検出された第2マーカーM2の変形および第3検出部61Cで検出された第3マーカーM3の変形に基づいて弾性層22の変形を検出することができる。
このような第13実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。なお、本実施形態では、3つの検出部61A、61B、61Cを有しているが、これに限定されず、1つの検出部61を有する構成であってもよい。この場合には、例えば、光源611が光L1、L2、L3を周期的に切り替えて出射するように構成し、第1〜第3マーカーM1〜M3の変形を時分割で検出するようにすればよい。また、検出部61に替えて、例えば、前述した第6実施形態から第11実施形態で説明したような検出部62、63、64、65、66、67を用いてもよい。
以上、本発明の入力装置および移動体について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、入力装置2を車両のセンターコンソール、ステアリングホイールおよび運転席に配置した構成について説明したが、入力装置2の配置は、特に限定されない。例えば、ボンネット、フロントバンパー、リアバンパー、フロントドア、リアドア、トランクドア、ホイール等、車両の外側に臨むようにして配置してもよい。また、インストルメントパネル、ダッシュボード、ステアリングコラム等、運転席の周囲に配置してもよい。また、運転席の足元に配置し、運転手が足で操作できるようになっていてもよい。
また、前述した実施形態では、車両が表示画面を有し、この表示画面に画像を表示できるようなっているが、これに限定されず、例えば、ヘッドアップディスプレイシステムを利用して、フロントガラスに画像を表示できるようになっていてもよい。
1 自動車
2 入力装置
2A 第1入力装置
2B 第2入力装置
7 画像投影部
10 車両
11 運転席
12 ステアリングホイール
13 助手席
14 センターコンソール
15 インストルメントパネル
16 表示画面
19 制御装置
21 筐体
22 弾性層
22A 光透過層
22B 光反射層
22B’ 内面
22C 画像表示層
22C’ 内面
22a 外周面
22b 内周面
23 検出部
24 光源
25 信号生成部
28 弾性入力部
61 検出部
61A 第1検出部
61B 第2検出部
61C 第3検出部
62 検出部
63 検出部
64 検出部
65 検出部
66 検出部
67 検出部
71 画像投影部
111 座面
112 背もたれ
113 ヘッドレスト
121 ベース
122 グリップ
123 スポーク
221 第1弾性層
222 第2弾性層
223 第3弾性層
224 保護層
231 カメラ
232 処理部
241 発光部
611 光源
612 半導***置検出素子
613 光学システム
614 レンズ系
615 レンズ系
621 光源
622 レンズ系
623 ビームスプリッタ
624 ディテクタ
625 モーター
626 光学システム
631 光源
632 レンズ系
633 レンズ系
634 偏光ビームスプリッタ
635 λ/4板
636 波面分割ミラー
637 第1ディテクタ
638 第2ディテクタ
639 光学システム
641 光源
642 スリット光形成部
644 撮像素子
645 レンズ系
646 光学システム
651 光源
652 撮像素子
653 格子
654 光学システム
661 画像投影部
662 撮像素子
663 光学システム
671 画像投影部
672 撮像素子
673 光学システム
A 移動量
L 光
L1 光
L2 光
L3 光
LS 光スポット
M マーカー
M1 第1マーカー
M2 第2マーカー
M3 第3マーカー
M4 基準マーカー
M5 露出マーカー
P ポイント
S 内部空間
Z 相対的変位量

Claims (12)

  1. 車両に搭載される入力装置であって、
    外力が入力される第1面および前記第1面の反対側の第2面が規定される弾性層と、前記弾性層に配置され、前記弾性層の変形に伴って変位するマーカーと、を有する弾性入力部と、
    前記弾性層の前記第2面側に位置づけられ、前記マーカーの変位に基づいて前記弾性層の変形を検出する検出部と、を備えることを特徴とする入力装置。
  2. 前記マーカーは、前記弾性層の厚さ方向にずれて配置された第1マーカーおよび第2マーカーを有する請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記第1マーカーおよび前記第2マーカーは、形状および色彩の少なくとも一方が互いに異なっている請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記マーカーは、前記第1面に露出する露出マーカーを有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の入力装置。
  5. 前記弾性入力部は、前記弾性部の変形によって変位せず、前記検出部によって検出可能な基準マーカーを有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の入力装置。
  6. 前記検出部は、前記弾性層を撮像する撮像部を有し、前記撮像部が撮像した前記弾性層の画像データに基づいて前記弾性層の変形を検出する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の入力装置。
  7. 前記車両は、運転席と、運転席と並んで設けられた助手席と、前記運転席と助手席との間に位置するセンターコンソールと、を有し、
    前記入力装置は、前記センターコンソールに配置されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の入力装置。
  8. 前記車両は、運転席を有し、
    前記入力装置は、前記運転席に配置されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の入力装置。
  9. 前記弾性層の変形に基づいて、前記運転席に着座した運転手の生体情報を測定することができる請求項8に記載の入力装置。
  10. 前記車両は、当該車両の進行方向を変更するステアリングホイールを有し、
    前記入力装置は、前記ステアリングホイールに配置されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の入力装置。
  11. 前記弾性層の変形に基づいて、前記ステアリングホイールを握る運転手の生体情報を測定することができる請求項10に記載の入力装置。
  12. 車両と、
    前記車両に配置されている入力装置と、を有し、
    前記入力装置は、
    外力が入力される第1面および前記第1面の反対側の第2面が規定される弾性層と、前記弾性層に配置され、前記弾性層の変形に伴って変位するマーカーと、を有する弾性入力部と、
    前記弾性層の前記第2面側に位置づけられ、前記マーカーの変位に基づいて前記弾性層の変形を検出する検出部と、を備えることを特徴とする移動体。
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