JP2020018528A - 血流センサ及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電気的なノイズをより低減できる血流センサを提供すること。【解決手段】 受光器の側方に、接地シールド部を備える血流センサ。受光器の側方に、接地シールド部を備える血流センサを単数又は複数備える情報処理装置。 前記接地シールド部が、受光器の側方の全周又は部分周に設けられていてもよい。 前記接地シールド部が、接地シールド枠又は接地シールド膜であってもよい。 前記接地シールド部におけるシールド部分が、少なくともボンディングワイヤ接続部の位置より低い位置に配置されていてもよい。【選択図】図2

Description

本技術は、血流センサ、及び血流センサを備える情報処理装置に関する。
血流等の生体情報を測定できる計測センサが知られている。例えば、血流は、光のドップラー効果を利用して計測することができる。血液に光を照射すると、赤血球等の血球細胞で光が散乱される。照射光の周波数と散乱光の周波数とから血球細胞の移動速度が算出される。このようにして、従来から、ヒトの皮膚にコヒーレント光を照射し、その後方散乱光を解析することにより、皮膚下の血流速度を非侵襲的に計測するレーザドップラー血流計と呼ばれる技術が存在し、その技術を利用した計測装置が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、基体は、発光素子を実装する第1底面を含む第1収容凹部、及び受光素子を実装する第2底部を含む第2収容凹部を有し、第1収容凹部の深さが第2収容凹部の深さよりも浅くすることが記載されている。
例えば、特許文献2には、被計測物にレーザ光を入射させ、被計測物内で散乱した光を受光して被計測物の血流量を測定するレーザドップラー方式の血流測定方法が提案されている。
さらに、医療分野等において、血流センサを備える血流計は、血流に関する情報である脈拍や血流速度を測定する技術が利用されている。血流計は、被験者に不快感、痛み等を与えることなく、被験者が装着して脈拍や血流速度を簡単に測定することが可能である。例えば、特許文献3には、消費電力を抑えつつ、正確な血流情報を得ることが可能な情報処理装置が提案されている。
特開2017−131286号公報 特開平8−182658号公報 特開2018−68428号公報
血流センサは、微弱な戻り光を増幅して用いる装置であるため、感度がセンセティブであり電気的なノイズに弱いが、一方で人体からの電気的ノイズもあるが人体と血流センサを近接させる必要がある。血流センサと人体を近接して設置した場合でも、人体からの電気的ノイズを低減する必要がある。
そこで、本技術では、電気的なノイズをより低減できる血流センサを提供することを主目的とする。
本技術では、受光器の側方に、接地シールド部を備える血流センサを提供することができる。
また、本技術の別の側面では、受光器の側方に、接地シールド部を備える血流センサを単数又は複数備える情報処理装置を提供することができる。
前記接地シールド部が、受光器の側方の全周又は部分周に設けられていてもよい。
前記接地シールド部が、接地シールド枠又は接地シールド膜であってもよい。
前記接地シールド部におけるシールド部分が、少なくともボンディングワイヤ接続部の位置より低い位置に配置されていてもよい。
前記受光器と、当該受光器の受光方向にある蓋体との間に、受光が通過する開口部を有する接地導体層をさらに配置してもよい。
前記接地シールド部が、受光器を収容する第2収容凹部の側面に設けられていてもよい。
さらに光源と、当該光源を収容する第1収容凹部及び前記受光器を収容する第2収容凹部を有する基体とを備えてもよい。
前記受光器が、1つの光源を中心として略円状に等間隔又は不等間隔で配置されていてもよい。
前記受光器が複数であり、これら受光器が分けられて受光器群として配置されていてもよい。
前記受光器群に近接する領域に、受光器出力を増幅する半導体回路を配置してもよい。
本技術によれば、電気的なノイズをより低減できる血流センサを提供することができる。なお、ここに記載された効果は、必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の第一実施形態に係る血流センサを示す図である。 本技術の第一実施形態に係る血流センサの断面図(A−A線)である。 Aは、側方の接地導体シールドがないときの血流である。Bは、側方の接地導体シールドがあるときの血流である。縦軸が血流であり、横軸が時間であり、10〜30秒間の左右矢印は、人体に接触させて計測した期間を示す。 本技術の第二実施形態に係る血流センサを示す図である。 本技術の第二実施形態に係る血流センサの断面図(B−B線)である。 本技術の第三実施形態に係る血流センサを示す図である。 本技術の第三実施形態に係る血流センサの断面図(C−C線)である。 本技術の第三実施形態に係る血流センサの断面図(D−D線)である。 本技術の第四実施形態に係る血流センサを示す図である。 本技術の第四実施形態に係る血流センサの断面図(E−E線)である。 本技術の第四実施形態に係る血流センサの断面図(F−F線)である。 本技術の第四実施形態に係る血流センサの変形例1を示す図である。 本技術の第四実施形態に係る血流センサの変形例2を示す図である。 本技術の第四実施形態に係る血流センサの変形例3を示す図である。 本技術の第四実施形態に係る血流センサの変形例4を示す上面図である。 本技術の第四実施形態に係る血流センサの変形例4を搭載した血流センサチップの一例を示す下面の概略図である。 本技術の第四実施形態に係る血流センサの変形例4を搭載した血流センサチップの一例を示す側面の概略図である。 本技術の第四実施形態に係る血流センサの変形例4を搭載した血流センサチップの一例を示す上面の概略図である。 本技術の情報処理システム1000の機能構成を示すブロック図である。 本技術の測定モジュール500の実施形態の一例を示す図である。 本技術の測定モジュール500の実施形態の一例を示す図である。 本技術の実施形態に適用される血流測定方法を説明する図である。
以下、本技術を実施するための好適な形態について図面を参照しながら説明する。
以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。なお、説明は以下の順序で行う。なお、図面については、同一又は同等の要素又は部材には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
1.血流センサ1
1−1)接地シールド部2
1−2) 第一の実施形態の血流センサ
1−3) 第二の実施形態の血流センサ
1−4) 第三の実施形態の血流センサ
1−5) 第四の実施形態の血流センサ及びその変形例1
1−6) 第四の実施形態の血流センサの変形例2及び3
1−7) 第四の実施形態の血流センサの変形例4
2.生体情報装置1000
1.血流センサ1
血流センサは、微弱な戻り光を増幅して用いる装置であるため、感度がセンセティブであり電気的なノイズに弱いが、一方で人体からの電気的ノイズもあるが人体と血流センサを近接させる必要がある。血流センサと人体を近接して設置した場合でも、人体からの電気的ノイズをできるだけ低減する必要がある。
本発明者は、血流センサと人体の離間(1mm以上)している場合には、金属膜よりなる導体層が人体との間に平行に入るように血流センサに設けることによって、電気的ノイズが除去されていることを確認している。しかしながら、本発明者は、血流センサと人体とが近接していると電気的ノイズが除去できない場合があることに気がついた(図3A参照)。
本発明者は、このことから、さらなる電気的ノイズの低減の可能性について種々検討した。本実施の形態では血流計パッケージの周囲を銅テープよりなる導体壁で囲み、別途パッケージ(基体)とは異なる位置で設置を行った(図1及び2参照)。なお、側方を導体(銅テープ)で囲んだ血流センサを、側方シールドあり(図1〜2参照)とし、囲んでいない血流センサを側方シールドなし(図示略)とした。
本発明者は、〔試験1〕として、上述した側方シールド(導体壁)ありと側方シールド(導体壁)なしの血流センサを用いてそれぞれ測定を行った。〔試験1〕では、血流計と人体が直接接触しないように薄い透明フィルム(PETフィルム0.1t)越しに指先を計測したものであり、最初10秒間は人体を接地し血流計と人体を同電位とし、その後30秒まで人体の接地を行わなかったものである。
図3に示した通り、人体を接地している場合は脈動が観測されており、血流速度が観測できていることが分かる。しかし、血流センサに導体壁がない場合(図3A)は10秒から30秒までの間、ノイズが重畳するため全体的にオフセットが発生し、かつ波形が乱れているため正確に計測できていないことが分かる。一方で、導体壁が設置されている場合(図3B)は人体の接地有無によらず安定して脈動による血流速度の変化が観測されており、人体由来のノイズが導体壁によってフォトダイオード(PD)と電気的に結合していないことが分かる。
斯様にして、本発明者は、血流センサにおいて、受光器の側方に、接地シールド部を備えることによって、電気的なノイズを良好に低減できることを見出した。すなわち、本技術によれば、受光器の側方に、接地シールド部を備える血流センサを提供することができる。
1−1)接地シールド部2
本技術に係る血流センサ1の接地シールド部2の概念について、図1、4、6、9、12及び13等を参照して以下に説明するが、本技術はこれに限定されるものではない。
本技術の血流センサにおける接地シールド部2は、受光器6の側方に備えられている。本技術の血流センサは、さらに光源4を収容する第1収容凹部5及び受光器6を収容する第2収容凹部7を有する基体3とを備えることが好ましい。
本技術の接地シールド部2は、受光器6を収納する基体3の側方に備えられていることが好適であり、さらに受光器6を収容する第2収容凹部7の側面に設けられていることが好適である。第2収容凹部7の側面に接地シールド部2を設ける場合、第2収容凹部の受光器側の内側でもよいし、基体外の外側でもよいが、作業性の観点から、基体の外側が好適である。
本技術における接地シールド部2が、受光器6の側方の全周又は部分周に設けられていることが好適である。本技術の接地シールド部2の設ける形状や位置等は、例えば、図1、4、6、9、12及び13等が例示として挙げられるが、本技術はこれに限定されるものではない。
図1及び4に示すように、本技術における接地シールド部2の配置は、少なくとも受光器6の側方に対して配置されることが好ましく、受光器6の全周又は部分周が好適である。
全周の場合、基体の全周であってもよいし、第2収容凹部7の全周であってもよいが、配置の容易性から基体の全周が好適である。
部分周の場合、受光器周りの全てを囲っていない。部分周の場合、内側方向(例えば光源方向、第1収容凹部方向等)が一部開放されていてもよい。部分周の場合、受光器6に電気的ノイズが側方から入らないように受光器6周りを囲うことが好ましい。部分周における囲いとして、例えば、第2収容凹部7の基体側壁の外周部分、や第2収容凹部7の基体側壁(受光器が右側に格納されている場合、前面、後面と右面)の壁面の少なくとも何れか1つ、2つ又は3つ以上の外周部分等が挙げられる。
接地シールド部2の形状は、特に限定されないが、基体側壁に対応可能な形状であることが好適である。接地シールド部2は、接地シールド部2の壁面のシールド部分が直接回路基板に接するように構成してもよい。
接地シールド部2の基体側壁を囲う形状として、例えば、L字状、U字状、弧形状、多角形状、円形状等が挙げられる。多角形状には、三角形状、四角形状、長方形形状、五角形状、六角形状、八角形状等が挙げられる。
なお、多角形状又は円周状の場合には、全周として使用するものであるが、全周の形状を1又は2以上に分割した後に、この分割した形状を組み合わせて全周形状としてもよい。
また、L字状、U字状、弧形状等の場合には、部分周として使用するものである。また、部分周の形状を複数組み合わせて基体側壁を全周的又は部分周的に囲ってもよい。
また、接地シールド部2は、電気的ノイズをより低減させやすいようにするための接地面8をさらに有することが好適であり、接地面8は回路基板の面と接する形状であればよく、当該形状として例えば面形状等が挙げられる。接地面8の形状は、基体側壁のシールド部分が延伸し、回路基板と接地可能な形状が好適である。接地面8は、接地シールド部2の壁面のシールド部分の全周又は部分周に設けることが好適である。
接地シールド部2の素材は、導電性素材であれば特に限定されないが、このような金属材料として、例えば、Cr、Ti、Al、Cu、Co、Ag、Au、Pd、Pt、Ru、Sn、Ta、Fe、In、Ni、W等の金属及びこれらの合金等が挙げられる。
前記接地シールド部2が、接地シールド枠又は接地シールド膜であることが好適である。接地シールド枠は、枠表面に導電性を有していればよく、金属箔成形、金属板成形、鋳型成形、射出成形、コーティング成形等の成形方法は特に問わない。成形方法として、例えば、金属板からプレス加工にて枠成形してもよいし、樹脂枠表面に金属膜コーティングしてもよい。金属薄膜形成のコーティングとして、例えば、蒸着、スパッタ、焼付け、メタライズ加工等が挙げられるが、これに限定されず、コーテング層厚みは、例えば、500Å〜4000Åである。樹脂枠に用いる樹脂は、合成樹脂又は天然樹脂の何れでもよく、非導電性でもよい。
本技術は、受光器6の側方に接地シールド部2を備え、さらに、受光器6と、当該受光器6の受光方向にある蓋体10との間に、受光が通過する開口部を有する接地導体層9をさらに配置することが好適である。これにより、蓋体10方向からの電気的ノイズをさらに低減できる。また、当該接地導体層9は、人体との間に入るように構成されることが好適である。
接地導体層9は、透明セラミック材料又はガラス材料からなる蓋体10の表面に、上述した導電性の金属及びこれらの合金等の金属材料を蒸着、スパッタ、焼付け等による金属薄膜として形成することができるが、これに限定されない。接地導体層9の層厚みは、例えば、500Å〜4000Åである。
接地導体層9は、蓋体10の主面、すなわち手指が接触する側の主面とは反対側の主面に配設され、接地電位に接続されることが好適である。蓋体10は、第1収容凹部5及び第2収容凹部7に対向する側に配置され、その間に接地導体層9が配置されていてもよい。
接地導体層9には、光源4から出射される光が通過する第1開口部と、受光器6が受光する光が通過する第2開口部とが設けられていることが好適である。蓋体10の主面に、光を通過させるための第1開口部及び第2開口部を除いた領域に、接地導体層9を設けることで、開口部方向からの電気的ノイズ侵入を低減することができる。
接地導体層9は、不要な光が第1収容凹部5から外部に出射しないよう、また不要な光が外部から第2収容凹部7に進入しないように、第1開口部及び第2開口部が設けられたマスク部材としても機能することも可能である。
ここで、例えば、特許文献1には、2つの凹部を有するパッケージにレーザダイオード(LD)とフォトダイオード(PD)をそれぞれ設置し、透明材料よりなる蓋で密閉した構造が開示されている。さらにはこの蓋の裏面に導体層を設け、接地することにより人体より生じるノイズが信号に与える影響を減ずることが示されている。
ところで、このように構成されたドップラー血流計は小型であるため、常時身に着けて日常での血流速度変化を計測することも可能である。しかし実際に日常生活で血流計を用いると体動によって計測位置がずれるため連続した血流速度変化を捉えることができないという問題が生じる。
この簡便な対策の一つとして例えば体動によって計測位置のずれる量を最小化するため、血流計と人体の位置をできるだけ近接させる手法が考えられる。しかし実際に人体と血流計を近接して設置すると前述の蓋裏面の導体層のみでは人体より生じるノイズを防ぎきれないという問題があった。
また一方例えば、特許文献2には、一つの送光ファイバと周囲を同心円状に囲む複数の受光ファイバよりなるレーザドップラー血流計を用いて測定位置がずれても計測結果のばらつきを抑える技術が開示されている。しかし、多数の受光器を用いた場合に設置されるべき遮光構造や電気的なノイズ防止構造についての記載は見られない。
また、特許文献1では電気的/光学的なノイズを減らすために遮光膜を設けつつワイヤボンディング用の接続パッドをなるべく離間させる技術が開示されている。しかし、多数の受光器を円状に配置した際にはPDとLDの接続パッドの距離を必ずしも確保できないという問題があった。この問題については、例えば参考文献1(特開2016−96848号公報)に示すようにPDを一カ所に集めることで外形サイズを縮小することも可能であることが一見考えられる。しかし、この場合各PDと各LDの距離が異なるため、PDの受光量がそれぞれ異なるとともに皮膚への光の侵入深さが異なることから深さ方向に異なる血管の情報を取得することとなり望ましくない。
これに対し、本技術によれば、血流センサにおいて、受光器の側方に接地シールド部を備えることで、電気的なノイズをより低減できる。よって、本技術であれば、血流センサと人体が近接して設置しても、人体からのノイズを防止することができる血流センサを提供することができる。本技術であれば、血流センサと人体が直接接触しないように(例えば、間隔1mm以内等)、計測可能な薄い透明フィルム(例えば、PET等)を配置し、この透明フィルム越しに人体を計測することができる。
また、本技術の別の側面によれば、血流センサの受光器の側方に導電性素材を配置する、血流センサにおける電気的なノイズの低減方法を提供することも可能である。本技術の別の側面によれば、血流センサの受光器の側方に、接地シールド部を備える、血流センサにおける電気的なノイズの低減方法を提供することも可能である。
さらに、本技術により、安定して計測を行うことができる血流計(情報処理装置)を提供でき、血流計のより小型化も可能である。さらに、近接させることで発生する電気的ノイズを防止できるので、血流センサと人体との距離をより近接させる又は密着させることが可能となる。さらに本技術であれば血流センサと人体をより近接させることができるため、体動によって計測位置がずれにくい血流計を提供する可能性がある。血流センサは、計測位置がズレにくいため、日常生活で連続的な血流速度の変化を測定しやすくなる。
以下、より詳細に本技術の接地シールド部について、第一〜第四の実施形態の血流センサの各一例を示して説明するが、本技術はこれに限定されるものではない。
1−2)第一の実施形態の血流センサ
本技術に係る第一の実施形態について、図1及び2を参照して説明する。上述した「1−1)接地シールド部2」と重複する構成の説明は適宜省略する。
本技術の第一実施形態の血流センサ1は、受光器6の側方に接地シールド部2を備えている。
第一実施形態の接地シールド部(以下、「第一の接地シールド部」ともいう)2は、受光器6の側方の全周に設けられている。第一の接地シールド部2は、少なくとも受光器6を収容する基体3側方に設けられていることが好適であり、より好適には、基体3の外周の側壁に設けられていることである。
第一の接地シールド部2は、接地シールド枠であってもよいし、接地シールド膜であってもよい。第一の接地シールド部2は、回路基板に接するための接地面8を有することが好適である。第一の接地シールド部2の枠形状は、基体側壁の外周に合わせたものが好ましく、例えば基体側壁外周が円形状の場合には円形状であり、長方形状の場合には長方形状である。
第一の実施形態では、血流センサのパッケージの周囲を接地シールド部2で囲み、シールドすることで、人体から出るノイズが受光器(PD)に結合しないようになる。このような構成を採用することにより、本技術の第一実施形態の血流センサ1は、電気的なノイズをより低減できる血流センサを提供することができる。
本技術の第一実施形態の血流センサ1及び血流センサ用パッケージについて、以下に説明する。
図1は、第一実施形態の血流センサ1をヒトに近接させる方向からみたときの図である。図2は第一実施形態のA−A線の断面図である。
血流センサ1は、光源4及び受光器6を収容する基体3を備える。光源4は、例えば、レーザ等を少なくとも備え、受光器6は、例えば、フォトダイオード等を少なくとも備える。
基体3の形状は特に限定されないが、長方形の板状が好適である。基体3は、複数の誘電体層が積層されて形成されているものである。この基体3には、少なくとも2つの凹部が設けられている。2つの凹部のうち、一方は光源4を収納する第1収容凹部5であり、他方は受光器6を収容する第2収容凹部7である。第1収容凹部5及び第2収容凹部7は、ヒトと近接させる方向に設ける主面に開口するように設けられている。
第1収容凹部5及び第2収容凹部7は、それぞれ光源4及び受光器6を実装するための底部を有する。実装する底部から導体層9までの距離は、例えば0.3〜1.5mmである。収容凹部の底部は、光源4又は受光器6が実装される領域を有するが、それぞれの収容凹部内において、段差構造であってもよいし、平面構造であってもよい。また、第1収容凹部5の底部の高さと第2収容凹部7の底部の高さとは、同じであってもよいし、異なってもよい。
第1収容凹部5及び第2収容凹部7のそれぞれ大きさは、それぞれ収容しようとする光源及び受光器の大きさに応じて適宜設定することができる。一例として、短手方向0.3〜1.5mm、長手方向0.3〜2.0mm等が挙げられる。
第1収容凹部5及び第2収容凹部7の開口部形状は、特に限定されず、例えば、円形状、正方形状、長方形状等であってもよく、その他の形状であってもよい。開口部の大きさはそれぞれ収容しようとする光源及び受光器の大きさに応じて適宜設定することができる。一例として、短手方向0.5〜2.0mm、長手方向0.5〜2.5mm等が挙げられる。
また、第1収容凹部5の内側面に、異なる高さの段差面を2つを有する第1段差部が設けられること、及び/又は、第2収容凹部7の内側面に、異なる高さの段差面を2つを有する第2段差部が設けられること、が好適である。好適には、第1段差部の下の段に光源、上の段に電気的に光源に接続される第1接続パッドが配設されること、及び/又は、第2段差部の下の段に受光器、上の段に電気的に受光器に接続される第2接続パッドが配設されることである。第1接続パッドは、第1段差部上段の全面に配設されても一部分のみに配設されてもよく、第2接続パッドは、第2段差部上段の全面に配設されても一部分のみに配設されてもよい。第1接続パッド及び第2接続パッドを設けることによって、血流センサ1と光源4及び受光器6とを、例えばボンディングワイヤ11,11によって、容易に、電気的に接続することができる。
なお、光源4及び受光器6は、ボンディングワイヤ11,11を介してそれぞれ信号配線導体と電気的に接続され、当該信号配線導体によって、光源に入力される電気信号が伝送され、受光器から出力される電気信号が伝送される。信号配線導体は外部接続端子を含む構成であり、外部接続端子は、血流センサが実装される外部実装基板の接続端子とはんだ等の接合材料によって電気的に接続されるように構成されている。
本技術の血流センサ1は、蓋体10及び接地導体層9をさらに有する。
蓋体10は、基体3の一方主面に接合された、第1収容凹部5及び第2収容凹部7を蓋のように覆うように構成されている。蓋体10は、絶縁材料からなる板状部材であり、第1収容凹部5に収容される光源4から出射される光が透過し、第2収容凹部7に収容される受光器6によって受光される光が透過されるように構成される。
また、蓋体10は、光源4による被計測物への照射光及び散乱光を通過するように構成されている。蓋体の波長透過率は好ましくは70%以上、より好ましくは90%以上の透過率を有する絶縁材料の蓋体10が、検出精度の観点から好適である。
蓋体10に用いる絶縁材料として、例えば、透明セラミック材料、ガラス材料、及び樹脂材料等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。透明セラミック材料として、例えば、サファイア等が挙げられる。ガラス材料として、例えば、ホウケイ酸ガラス、結晶化ガラス、石英、ソーダガラス等が挙げられる。樹脂材料として、例えば、ポリカーボネート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
蓋体10は、人体(手や指等の被計測物)が直接接触する場合もあるため、所定の強度を有することが望ましい。蓋体10の強度は、構成する材料の強度、板厚みによる。例えば、透明セラミック材料やガラス材料の場合、所定の厚み以上(例えば厚みを0.05mm〜5mm)とすることで十分な強度が得られる。
1−3) 第二の実施形態の血流センサ
本技術に係る第二の実施形態について、図4及び5を参照して説明する。上述した「接地シールド部2」及び第一の実施形態と重複する構成の説明は適宜省略する。
本技術の第二実施形態の血流センサ1は、受光器6の側方に接地シールド部2を備えている。
第二の実施形態の接地シールド部(以下、「第二の接地シールド部」ともいう)2は、受光器6の側方の部分周に設けられている。第二の接地シールド部2は、少なくとも受光器6を収容する基体3の第2収容凹部7側方に設けられていることが好適であり、より好適には、基体3の第2収容凹部7の外周の側壁に設けられていることである。
第二の接地シールド部2は、接地シールド枠であってもよいし、接地シールド膜であってもよい。第二の接地シールド部2は、回路基板に接するための接地面8を有することが好適である。第二の接地シールド部2の枠形状は、第2収容凹部7の外周に合わせたものが好ましく、例えば第2収容凹部の外周が半円状の場合には半円形状であり、U字形状の場合にはU字形状である。
第二の実施形態では、受容器に対向する側面にのみ接地シールド部2を設置してシールドすることで、人体と受容器(PD)の電気的な結合がノイズ重畳の原因を防止することができる。第二の接地シールド部を設置することで設置面積を小さくすることができるため実質的な実装サイズを小さくすることができる。上記このような構成を採用することにより、本技術の第二実施形態の血流センサ1は、電気的なノイズをより低減できる血流センサを提供することができる。
なお、本技術の第二実施形態の血流センサ1及び血流センサ用パッケージは、第二の接地シールド部以外は、上述した本技術の第一実施形態の血流センサ1及び血流センサ用パッケージと同様の構成であるため、この説明を省略する。
1−4) 第三の実施形態の血流センサ
本技術に係る第三の実施形態について、図6〜8を参照して説明する。上述した「接地シールド部2」及び第一及び第二の実施形態と重複する構成の説明は適宜省略する。
本技術の第三実施形態の血流センサ1は、受光器6の側方に接地シールド部2を備えている。
第三実施形態の接地シールド部(以下、「第三の接地シールド部」ともいう)2は、受光器6の側方の全周に設けられている。第三の接地シールド部2は、少なくとも受光器6を収容する基体3側方に設けられていることが好適であり、より好適には、基体3の外周の側壁の全部又は一部に設けられていることである。
第三の接地シールド部2は、パッケージの基体側面に導体の金属膜を付着させた接地シールド膜である。当該接地シールド膜は、メタライズ加工を施すことによって形成させることができるが、これに限定されるものではない。当該接地シールド膜は、基体側面全体を覆っていてもよいし、上述した第二実施形態のように受光器に対向する側面にのみを覆っていてもよい。
図7に示すように、第三の接地シールド部2は、光源4及び受光器6のワイヤボンディング11,11を行う接続部より低い位置まで少なくとも形成されていることが好適である。より好適には、第三の接地シールド部2は、光源4又は受光器6の下端よりも低い位置まで延伸されていることである。さらに好適には、第三の接地シールド部2の下端が、基体3を配置する回路基板(図示略)に接触しないように構成されることであり、受光器方向の基体3の下端まで到達しないように構成されることがより好適である。第三の接地シールド部2の下端が基体3の下端に到達しないことで、基板への実装時のはんだの巻き上げや光源、受光器、電極とのショートを防ぐことが可能となる。
図6に示すように、第三の接地シールド部2の接地は、基体内に接地ピア12を単数又は複数貫通させ、この接地ピア12を利用して基体3裏面に設けた接地電極パッドと接地シールド部2とを接続してもよい。又は、第三の接地シールド部2の接地は、回路基板上に設けられた接続パッドと接続するように、接地シールド膜の下端を少なくとも一部又は全体を基体3の底面まで延伸するように構成してもよい。
第三の実施形態では、受容器に対向する側面の全周又は部分周を接地シールド膜で覆うことで、人体と受容器(PD)の電気的な結合がノイズ重畳の原因を防止することができる。接地シールド膜を設置することで、接地シールド枠よりも高度な位置決めも可能となり、設置時の作業性も容易になる。上記このような構成を採用することにより、本技術の第三実施形態の血流センサ1は、電気的なノイズをより低減できる血流センサを提供することができる。
なお、本技術の第三実施形態の血流センサ1及び血流センサ用パッケージは、第三の接地シールド部以外は、上述した本技術の第一〜第二実施形態の血流センサ1及び血流センサ用パッケージと同様の構成であるため、この説明を省略する。
1−5) 第四の実施形態の血流センサ及びその変形例1
本技術に係る第四の実施形態の血流センサについて、図9〜18を参照して説明する。上述した「接地シールド部2」及び第一〜第三の実施形態と重複する構成の説明は適宜省略する。
本技術の第四実施形態の血流センサ1は、1つの光源4を中心として略円状にて複数の受光器6を等間隔又は不等間隔で配置するものであり、単数又は複数の受光器6の側方に接地シールド部2を備えるものである。また、受光器6は、光源4を中心として、半径の異なる複数の略円を形成し、略同心円状に配置されてもよい。また、光源4と受光器6をそれぞれ同心円状に基体内に配置することも可能であり、光源4が、受光器6よりも基体の内側方向に配置されることが好適である。
本技術の第四実施形態の血流センサ1において、前記接地シールド部2が、受光器の側方の全周又は部分周に設けられていることが好適である。また、前記接地シールド部2が、接地シールド枠又は接地シールド膜であることが好適である。また、前記接地シールド部2におけるシールド部分が、少なくともボンディングワイヤ接続部の位置より低い位置に配置されることが好適である。
また、本技術の第四実施形態の血流センサ1において、複数の受光器6からなる受光器群として配置されることが好適である。さらに、受光器群に近接する領域に、受光器出力を増幅する半導体回路を配置することが好適である。
図9に示すように、第四の実施形態の血流センサ1は、基体14上の中央に1つの光源4を配置し、光源4を中心とする略円状の上に受光器6が複数配置されている。基体14は、光源4を収容する第1収容部凹部15と、複数の受光器6を収容する第2収容凹部16を有していることが好適である。第1収容凹部15は、1つの光源4を収納するように基体14の中央に形成されていることが好適である。第2収容凹部15は、第1収容凹部15の外周に、複数の受光器6を収納するように形成されていることが好適である。さらに、その第2収容凹部15の側方に、接地シールド部2が設けられていることが好適である。シールド部2の形状は、八角形状に限らず特に限定されない。
図10及び11に示すように、光源4及び受光器6は、それぞれ、ボンディングワイヤ11,11,・・・を介して接続パッド13と接続している。さらに、光源4及び受光器6の上方には、光の出力又は入力可能な開口部を有する遮光膜17及び蓋体10が順次備えられている。遮光膜17は、上述した導電性を有するものが好適である。
また、第四の実施形態の変形例1として、略円状の上に配置された受光器6,6,・・・の側方に設ける接地シールド部2を第1側方シールドとして設けてもよい(図9等参照)。また、第四の実施形態の変形例1として、個々の受光器6の周囲に接地シールド部2を第2側方シールド18としてさらに設けてもよい(図12等参照)。当該第2側方シールド18は、第2収容凹部16内にある受光器6及び接続パッド13からなる1群の側方を囲うことが好適である。第2側方シールド18は、上述の接地シールド枠又は接地シールド膜であることが好適である。第2側方シールド18は、上述した接地シールド部2と同様にして形成することができる。また、第2側方シールド18を設けた場合、略円状上の受光器の側方に設ける第1側方シールドである接地シールド部2を設けなくともよい。
第四の実施形態の血流センサは、1つの光源4を中心に、略円状の上に受光器6を複数配置し、多数の受光器を利用することによって、血流センサの検出精度が向上できる。本技術の接地シールド部であれば、複数の受光器を利用した場合による個々の受光器への電気的ノイズに対して効率よく防止できるため、より血流センサの検出精度を向上させることができる。
1−6) 第四の実施形態の血流センサの変形例2及び3
本技術に係る第四の実施形態の変形例2及び3について、図13及び14を参照して説明する。上述した「接地シールド部2」及び第一〜第四の実施形態と重複する構成の説明は適宜省略する。
本技術の第四実施形態の変形例2又は変形例3の血流センサ1は、略円状上の受光器6の側方に接地シールド部2を備えている。
変形例2及び3の血流センサでは、基体14上の中央に光源4を配置しなくともよく、1つの光源4の略円状上に受光器6を不均等に複数配置することができ、略円状上の全周上ではなく部分周上に受光器6を複数配置することができる。
また、変形例2及び3の血流センサは、光源4を中心として略円状上に複数の受光器6,6・・・を不均等で配置することが好適である。複数の受光器6を略円状上に設置する際に、受光器6と受光器6とのそれぞれの中心角は同じでもよいし、異なっていてもよいが、同じ中心角が好適である。
光源4の第1収容凹部15及び受容器6の第2収容凹部16の形状は、特に限定されず、光源4を中心に基体壁が形成されていなくともよく、上方からみて多角形状(単純多角形状、凸多角形状等)や半円形状等であってもよい。一例として、第1収容凹部15及び第2収容凹部16の形状が、例えば、正多角形状でなく、単純六角形状や単純四角形状であってもよい。例えば、第2収容凹部16の形状を四角形状(例えば、長方形状や正方形状等)にすることによって、外形サイズを抑制することも可能である。
変形例2及び3の接地シールド部2が、第2収容凹部16内にある各受光器6の側方の全周又は部分周に設けられていることが好適である。受光器6及び接続パッド13からなる群の側方また、前記接地シールド部2が、接地シールド枠又は接地シールド膜であることが好適である。
変形例2及び3の血流センサは、1つの光源を中心に、略円状の上に受光器を複数配置し、多数の受光器を利用することによって、血流センサの検出精度が向上できる。さらに、変形例2及び3のように、受光器同士の間隔が不等間隔に構成することで、例えば受光器同士の間隔が広がった領域に光源の接続パッドを配置することも可能となる。このような構成により、受光器から接続パッドを離すことで電気的ノイズを低減しつつ、外形サイズを抑制することができる。
そして、本技術の接地シールド部であれば、複数の受光器の配置に伴う第2収容凹部の外壁の形状に適宜対応することができる。さらに、本技術の接地シールド部であれば、複数の受光器を利用した場合による個々の受光器への電気的ノイズに対して効率よく防止できるため、より血流センサの検出精度を向上させることができる。
1−7) 第四の実施形態の血流センサの変形例4
本技術に係る第四の実施形態の変形例4について、図15〜18を参照して説明する。上述した「接地シールド部2」及び第一〜第四の実施形態と重複する構成の説明は省略する。
本技術の第四実施形態の変形例4の血流センサ1は、略円状上の受光器6の側方に接地シールド部2を備えている。
変形例4の血流センサ1は、光源4及び当該光源4を囲むように複数の受光器6,6,・・・が配置されている。変形例4において、複数の受光器6,6,・・・は、グループごとに分けられて受光器群を構成し、受光器群として配置されている。このように配置することで受光器群間に間隙が発生するために、この間隙部分(領域部分)に電気部品を配置することができる。
例えば、図15において、8つの受光器6が2つごとに分けられて4つの受光器群20として配置されている。受光器群20は、光源4を中心に十字状に配置されている。光源4中心から上下左右の斜め方向には受光器群20の間隙部分が発生している。このような受光器群20の間に、受光器6の出力を増幅する半導体回路部品21(オペアンプ)を半導体基板22の裏面に設置することが可能となる(図16〜18参照)。このように、オペアンプ等の半導体回路を設置することで受光器6と半導体回路の距離を最小化することができる。距離を最小化することで電気的ノイズが低減することができ、ノイズに強い血流センサを製造することができる。
図15には、本変形例4では、ワイヤボンディングのように平板上別の位置に設けられる電極を持たず、電極上に光源や受光器を実装するフィリップチップボンディングとして図示している。しかし、本技術ではこれに限定されず、ワイヤボンディング等であってもよい。また、本変形例4では、血流センサ1を配置する半導体基板22の面の裏面に、血流センサの上下左右の斜め方向に半導体回路部品21を4箇所設置することができる。
前記接地シールド部2が、第2収容凹部16内にある各受光器6の側方の全周又は部分周に設けられていることが好適である。受光器6及び接続パッド13からなる群の側方また、前記接地シールド部2が、接地シールド枠又は接地シールド膜であることが好適である。
変形例4の血流センサは、1つの光源を中心に、略円状上に受光器を複数配置し、多数の受光器を利用することによって、血流センサの検出精度が向上できる。さらに、変形例4のように、受光器群を設け、受光器群のない領域の基板の上に、半導体回路部品を血流センサと対向する側に配置することも可能となる。このような構成により、電気的ノイズを低減するしつつ、外形サイズを抑制することができる。
そして、本技術の接地シールド部であれば、複数の受光器の配置に伴う第2収容凹部の外壁の形状に適宜対応することができる。さらに、本技術の接地シールド部であれば、複数の受光器を利用した場合による個々の受光器への電気的ノイズに対して効率よく防止できるため、より血流センサの検出精度を向上させることができる。
2.生体情報処理装置1000
本技術に係る生体情報処理装置は、上述した本技術の接地シールド部を備える血流センサを備えるものである。
本技術の実施形態において、被験者の血流に関する血流情報を得るために血流測定を行う。具体的には、血流情報とは、脈拍数、平均血流速度、血流量、血管中の粒子の速度分布等の血流に関する情報のことをいう。
本技術の実施形態において、血流情報を取得するために、手や腕、首、足等の被測定者の部位(測定領域)に光を照射し、被測定者の血管中を移動する物質や静止している生体組織で散乱された光を検出する。そして、本実施形態において、検出した光(詳細には、検出信号)を処理することにより血流情報を取得する。
血流測定の結果としての脈拍数を取得する場合を例に本技術の実施形態を説明するが、本技術の実施形態はこれに限定されず、他の血流情報を取得してもよい。
本技術に係る情報処理システム1000は、本技術の血流センサ1を少なくとも備えるものである。本技術の情報処理システム1000の実施形態の一例として、図19に、本技術の血流センサ1を含む測定モジュール500と、情報処理装置300とを主に有する情報処理システムを示す。当該情報処理システムの構成及び動作は、例えば特許文献3の構成及び動作を利用することができるが、本技術はこれに限定されることはない。
本技術の情報処理システム1000は、測定結果等をユーザに表示する情報表示装置を有していてもよい。当該ユーザには、血流測定の測定対象者である被測定者、被測定者以外の情報処理システムを利用する人物等を含む。
<照射部501>
照射部501は、光源を有し、当該光源から所定の波長を持つ照射光を被測定者の測定領域(身体の一部)に向かって照射する。照射部100が照射する照射光の波長は、適宜選択することが可能であり、例えば、850nm前後の波長を照射することが可能である。当該照射部501として、コヒーレント光を照射するために小型レーザ等を利用できる。そして、後述する制御部504によって、照射部500の照射パターン(例えば、照射光の照射するタイミング、照射時間、照射間隔、及び強度等)は制御できる。
<検出部502>
検出部502は、被験者の測定領域から散乱された光を受光器にて検出する。検出部502は、例えば、フォトダイオード(Photo Detector:PD)を有し、受光した光の強度を電気信号に変換して、後述する情報処理装置300へ出力する。なお、検出部502としては、CCD(Charge Coupled Devices)型センサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型センサ等を利用することもできる。また、検出部502は、例えば、フォトダイオード、増幅回路、フィルター回路、およびアナログ−デジタル変換器を有していてもよい。また、上述のようなフォトダイオードやセンサ等は、測定モジュール500に、1個又は複数個設けられることができる。そして、後述する制御部104によって、検出部102が検出信号を出力する(タイミング等)が制御される。
<制御部504>
制御部504は、所定の同期信号に基づいて、照射部501の照射パターンを制御したり、検出部502の読み出し(サンプリング)タイミングを制御したり等、測定モジュール500における測定全般を制御する。例えば、制御部504は、情報処理システム1000の動作にあわせて、照射部501の照射周波数や、照射周波数に同期した検出部502のサンプリング周波数を制御する。また、制御部504は、図示しない記憶部をさらに有する又はアクセスしてもよく、当該記憶部には、照射部501等を制御するための各種プログラムやパラメータ等が格納されていてもよい。さらに、制御部504は、検出信号と別の情報(例えば時刻等)を紐づけて情報処理装置300へ出力するために、別の情報を把握する機構(例えば時計機構等;図示せず)を内蔵してもよい。制御部504は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により実現される。なお、制御部504の行う機能の一部又は全体は、後述する情報処理装置300又はアクセス可能な情報処理装置(例えば、サバー等)において行われてもよい。
<測定モジュール500>
本技術の測定モジュール500は、照射部501等に電力を供給するための電源を有する。さらに、測定モジュール500は、上述した照射部501,検出部502、制御部504の他にも、後述の情報処理装置300等との間で通信する通信部(図示略)等を有していてもよい。また、測定モジュール500は、被測定者の身体の一部に測定モジュールが装着されたことを検知する圧力センサ;体の動きを検出する加速度センサやジャイロセンサ等の各種センサ(図示略)を有していてもよい。
また、測定モジュール500は、例えば、被測定者の身体に装着して用いられるウェアブル装置としての形態を有することができる。例えば、測定モジュール500は、腕時計型、指輪型、リストバンド型、アンクレット型、首輪型、イヤーフォン型等の形状を有し、手首や腕、首、脚、耳等の被測定者の部位に装着可能な装置であってもよい。また、測定モジュール500は、絆創膏型のようなパッド形状を有し、手や腕、首、脚等の被測定者の部位に貼付可能な装置であってもよい。さらに、当該測定モジュール500は、被測定者の身体の一部に埋め込まれるインプラント型の形状であってもよい。
以下に、本実施形態に係る測定モジュール500の具体的な形態の一例について、図20及び図21を参照して説明する。例えば、図20に示すように、測定モジュール500はベルト状の形態を有することができる。測定モジュール500は、図20に示すように、ベルト状のバンド部110と、制御ユニット112と、測定ユニット114とを有する。制御ユニット112は、上述の制御部504が設けられる部分である。なお、測定モジュール500と後述する情報処理装置300とが一体の装置である場合には、情報処理装置300の後述する各機能部は当該制御ユニット112に設けられてもよい。また、測定ユニット114は、上述した照射部501及び検出部502が設けられる部分であり、測定モジュール500が被測定者の身体の一部に装着された際には、当該身体に接する、又は、対向する。
バンド部110は、例えば被測定者の手首に巻きつけるように測定モジュール500を固定するための部品であり、手首の形状に合わせてリング状の形態になるように、柔らかいシリコンゲル等の材料で形成されている。すなわち、バンド部110が手首に沿ったリング状の形態になることができることから、図21に示すように、被測定者の手首に測定モジュール500を巻きつけて固定することができる。また、測定モジュール500は血流測定中に測定モジュール500が動きにくい被測定者の測定領域上に固定されることが好ましい。そこで、バンド部110の被測定者の皮膚と接する部分には、被測定者の皮膚に付着可能な粘着層116が設けられていてもよい。さらには、多様な手首の太さに対応することができるように、測定モジュール500がリング状の形態になった際の当該リングの円周の長さは、自由に調整できることが好ましい。そこで、バンド部110の端部には、固定部118が設けられており、固定部118は、バンド部110上のいずれかの部分と重ねられることによりバンド部110上の様々な位置に固定されることができる。このようにすることで、測定モジュール500は、被測定者の手首の太さにあわせて装着、固定することができる。
<情報処理装置300>
情報処理装置300は、測定モジュール500で測定された検出信号を利用して、脈拍等の血流情報を取得する装置である。本技術の情報処理装置300は、処理部301及び記憶部302を少なくとも備えると共に、さらに測定モジュール500を備えてもよいし、アクセス可能な状態の構成であってもよい。
処理部301は、測定モジュール500で得られた検出信号を処理することにより、血流情報を取得する。取得した血流情報は、記憶部302に出力したり、他の装置に出力したりすることができる。
記憶部302は、処理部301における処理に用いられるプログラムや各種データ、さらには、処理部301で取得された血流情報等が格納される。また、記憶部302には、これらのデータ等以外のパラメータや途中経過等を適宜格納してもよい。記憶部302に対して、処理部301等が、自由にアクセスしデータを書き込んだり読み込んだりしたりすることができる。
なお、情報処理装置300は、測定モジュール等との間で通信するための通信部(図示略)等を有していてもよい。さらに、情報処理装置300は、情報処理システム1000を利用するユーザからの操作を受け付ける入力部(図示略)等を有していても良い。
また、情報処理装置300は、上述の測定モジュール500と一体となった装置であってもよく、測定モジュール500と別体の装置であってもよい情報処理装置300として、例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ(PC)等情報処理装置であってもよく、他の装置(例えば、医療用装置等)と接続された情報処理装置であってもよい。さらには、情報処理装置300は、サバー等の被測定者から離れた場所等に設置された情報処理装置であってもよい。
<血流測定方法及び処理方法>
本技術の血流センサを含む測定モジュール又は情報処理装置等にて、被測定者の血流に関する血流情報を取得するために血流測定を行う。測定に際し、手、腕又は脚等の被測定者の部位に光を照射し、被測定者の血管中を移動する物質や静止している生体組織で散乱された光を検出し、検出した光(詳細には、検出信号)を処理する。
本実施形態の血流測定方法の一例として、レーザドップラー血流測定技術や、動的光散乱法(Dyanamic light scattering;DLS)を用いた速度分布の分析技術を挙げることができる。これらは、血流によるコヒーレント光の干渉現象を利用して行うことができる。
図22は、血流にコヒーレント光の干渉現象を模式的に示し、図22中の303は、当該測定によって得られる検出波形の一例を示す。
本技術における血流情報測定法は、照射部501から光を被測定者の測定領域に照射した際に、被測定者の血管中を移動する散乱物質(主に赤血球)によって散乱された光が、散乱物質の位置移動とドップラー効果とにより干渉光を生じさせることを利用することが可能であり、特に限定されない(例えば特許文献3等参照)。フォトダイオード等の検出部502によって干渉光は受光され、受光された干渉光におけるドップラーシフト周波数の分布から血流情報を算出する。
図22に示すように、照射部501により被測定者の被測定者の測定領域に照射された周波数fの光が、被測定者の皮膚や皮下組織等の静止している静止組織171によって散乱された場合には、その散乱光は周波数fを維持している。一方、被験者の測定領域に照射された周波数fの光が、被測定者の血管中を移動する散乱物質(散乱光にドップラーシフトを引き起こす移動する粒子)172によって散乱された場合には、その散乱光は、散乱物質の位置移動とドップラー効果とにより周波数シフトし、周波数f+Δfを持つこととなる。散乱物質として、例えば、赤血球が挙げられ、赤血球は直径8〜10μmの物質である。
そして、静止組織171に散乱された周波数fの散乱光と、移動する散乱物質172によって散乱された周波数f+Δfの散乱光とが鑑賞することから、検出部502は、光ビート(うなり)を有する干渉光を検出することができる。なお、一般的に、シフト周波数Δfは、照射光の周波数fよりも非常に小さい。
そして、検出部502により検出された干渉光(検出信号)を処理することにより、血流情報を得ることができる。
そして、上述した本技術の側方シールドを用いることで血流センサにおける電気的なノイズを低減することができる。具体的には、上述したように血流センサの受光器の側方に導電性素材を配置することによって、さらに、上述したように、血流センサの受光器の側方に、接地シールド部を備える、血流センサにおける電気的なノイズを低減することができる。これにより、上述の「1.血流センサ1」に示したように、例えば、安定して計測を行うことができる血流計(情報処理装置)を提供でき、血流計のより小型化も可能である。
なお、本技術では、以下の構成を取ることもできる。
〔1〕
受光器の側方に、接地シールド部を備える血流センサ。
〔2〕
前記接地シールド部が、受光器の側方の全周又は部分周に設けられている、前記〔1〕記載の血流センサ。
〔3〕
前記接地シールド部が、接地シールド枠又は接地シールド膜である、前記〔1〕又は〔2〕記載の血流センサ。
〔4〕
前記接地シールド部におけるシールド部分が、少なくともボンディングワイヤ接続部の位置より低い位置に配置される、前記〔1〕〜〔3〕のいずれか記載の血流センサ。
〔5〕
前記受光器と、当該受光器の受光方向にある蓋体との間に、受光が通過する開口部を有する接地導体層をさらに配置する、前記〔1〕〜〔4〕のいずれか記載の血流センサ。
〔6〕
前記接地シールド部が、受光器を収容する第2収容凹部の側面に設けられている、前記〔1〕〜〔5〕のいずれか記載の血流センサ。
〔7〕
さらに光源と、当該光源を収容する第1収容凹部及び前記受光器を収容する第2収容凹部を有する基体とを備える、前記〔1〕〜〔6〕のいずれか記載の血流センサ。
〔8〕
前記受光器が、1つの光源を中心として略円状にて等間隔又は不等間隔で配置される、前記〔1〕〜〔7〕のいずれか記載の血流センサ。
〔9〕
前記受光器が複数であり、これら受光器が分けられて受光器群として配置される、前記〔1〕〜〔8〕のいずれか記載の血流センサ。
〔10〕
前記受光器群に近接する領域に、受光器出力を増幅する半導体回路を配置する、前記〔1〕〜〔9〕のいずれか記載の血流センサ。
〔11〕
受光器の側方に、接地シールド部を備える血流センサを単数又は複数備える情報処理装置。前記〔1〕〜〔10〕のいずれか記載の血流センサを単数又は複数備える情報処理装置。
1 血流センサ
2 接地シールド部
3 基体
4 光源
5 第1収容凹部
6 受光器
7 第2収容凹部
8 接地面
9 接地導体層
10 蓋体
11 ワイヤ

Claims (11)

  1. 受光器の側方に、接地シールド部を備える血流センサ。
  2. 前記接地シールド部が、受光器の側方の全周又は部分周に設けられている、請求項1記載の血流センサ。
  3. 前記接地シールド部が、接地シールド枠又は接地シールド膜である、請求項1記載の血流センサ。
  4. 前記接地シールド部におけるシールド部分が、少なくともボンディングワイヤ接続部の位置より低い位置に配置される、請求項1記載の血流センサ。
  5. 前記受光器と、当該受光器の受光方向にある蓋体との間に、受光が通過する開口部を有する接地導体層をさらに配置する、請求項1記載の血流センサ。
  6. 前記接地シールド部が、受光器を収容する第2収容凹部の側面に設けられている、請求項1記載の血流センサ。
  7. さらに光源と、当該光源を収容する第1収容凹部及び前記受光器を収容する第2収容凹部を有する基体とを備える、請求項1記載の血流センサ。
  8. 前記受光器が、1つの光源を中心として略円状にて等間隔又は不等間隔で配置される、請求項1記載の血流センサ。
  9. 前記受光器が複数であり、これら受光器が分けられて受光器群として配置される、請求項8記載の血流センサ。
  10. 前記受光器群に近接する領域に、受光器出力を増幅する半導体回路を配置する、請求項9記載の血流センサ。
  11. 受光器の側方に、接地シールド部を備える血流センサを単数又は複数備える情報処理装置。
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