JP2020017000A - サービス活動支援方法、サービス活動支援プログラム、及びシステム - Google Patents

サービス活動支援方法、サービス活動支援プログラム、及びシステム Download PDF

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Akira Karasutani
彰 烏谷
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Miho Murata
美穂 村田
関口 実
Minoru Sekiguchi
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Abstract

【課題】特定のエリア内でのサービス活動を支援するサービス活動支援方法を提供する。【解決手段】サービス活動支援方法は、仮想的に地図上に設定された特定のエリアの内側に位置する第1の端末装置から送信されたサービス活動の支援に関する要求を受信すると、前記特定のエリアの内側に位置する、前記第1の端末装置とは異なる、1以上の第2の端末装置を特定し、特定した前記1以上の第2の端末装置に対して、前記要求に関する情報を送信する、処理をコンピュータが実行する。【選択図】図1

Description

本件は、サービス活動支援方法、サービス活動支援プログラム、及びシステムに関する。
移動する端末が仮想的な柵(ジオフェンス)で範囲が規定された特定のエリア内に進入したことを検知すると、端末を保持するユーザにそのエリアへの進入を通知したり外部に発信したりするジオフェンシングと呼ばれる技術が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特表2011−524123号公報 特開2017−111001号公報 特表2015−524950号公報
ここで、ボランティアといったサービス活動の分野では、ジオフェンスの技術を採用して、サービス活動を支援することが考えられる。
そこで、1つの側面では、特定のエリア内でのサービス活動を支援するサービス活動支援方法、サービス活動支援プログラム、及びシステムを提供することを目的とする。
1つの実施態様では、サービス活動支援方法は、仮想的に地図上に設定された特定のエリアの内側に位置する第1の端末装置から送信されたサービス活動の支援に関する要求を受信すると、前記特定のエリアの内側に位置する、前記第1の端末装置とは異なる、1以上の第2の端末装置を特定し、特定した前記1以上の第2の端末装置に対して、前記要求に関する情報を送信する、処理をコンピュータが実行する。
特定のエリア内でのサービス活動を支援することができる。
図1は実施形態1に係るサービス活動支援システムの一例である。 図2(a)は実施形態1に係る第1ユーザ端末の画面表示例である。図2(b)及び(c)は実施形態1に係る第2ユーザ端末の画面表示例である。 図3は第1ユーザ端末のハードウェア構成の一例である。 図4は管理サーバのハードウェア構成の一例である。 図5は実施形態1に係る第1ユーザ端末のブロック図の一例である。 図6は実施形態1に係るローカルエリア管理テーブルの一例である。 図7は実施形態1に係る管理サーバのブロック図の一例である。 図8(a)は実施形態1に係る静的エリア管理テーブルの一例である。図8(b)は実施形態1に係るエリアサービス管理テーブルの一例である。図8(c)は実施形態1に係るアプリデータ管理テーブルの一例である。図8(d)は実施形態1に係る端末状態管理テーブルの一例である。 図9は実施形態1に係る第1ユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図10は実施形態1に係る管理サーバの動作の一例を示すフローチャートである。 図11はサービスアプリ部の動作の一例を示すフローチャートである。 図12は実施形態2に係るサービス活動支援システムの一例である。 図13(a)乃至(d)は実施形態2に係る第2ユーザ端末の画面表示例である。 図14(a)乃至(c)は実施形態2に係る第1ユーザ端末の画面表示例である。 図15は実施形態2に係る第1ユーザ端末のブロック図の一例である。 図16はローカルエリア管理テーブルの一例である。 図17は実施形態2に係る管理サーバのブロック図の一例である。 図18(a)は実施形態2に係る静的エリア管理テーブルの一例である。図18(b)は実施形態2に係るエリアサービス管理テーブルの一例である。図18(c)は実施形態2に係るアプリデータ管理テーブルの一例である。図18(d)は実施形態2に係る端末状態管理テーブルの一例である。 図19は実施形態2に係る第1ユーザ端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図20は実施形態2に係る管理サーバの動作の一例を示すフローチャートである。 図21は実施形態2に係るサービスアプリ部の動作の一例を示すフローチャートである。 図22(a)は実施形態3に係る第1ユーザ端末の動作の一部を例示するフローチャートである。図22(b)及び(c)は実施形態3に係る第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末のそれぞれに表示される画面の一例である。 図23(a)乃至(d)は実施形態3に係る第1ユーザ端末及び第2ユーザ端末のそれぞれに表示される画面の他の一例である。 図24は実施形態4に係る端末状態管理テーブルの一例である。 図25(a)及び(b)は実施形態4に係る第2ユーザ端末の画面表示例である。図25(c)及び(d)は実施形態4に係る第1ユーザ端末の画面表示例である。 図26は実施形態5に係る端末状態管理テーブルの一例である。 図27(a)乃至(d)は実施形態5に係る第1ユーザ端末の画面表示例である。 図28は実施形態6に係るサービス活動支援システムの一例である。 図29(a)及び(b)は実施形態6に係る第1ユーザ端末の画面表示例である。 図30は実施形態6に係る第1ユーザ端末のブロック図の一例である。 図31は実施形態6に係るローカルエリア管理テーブルの一例である。 図32は実施形態6に係る管理サーバのブロック図の一例である。 図33(a)は実施形態6に係る端末状態管理テーブルの一例である。図33(b)は実施形態6に係る設定範囲管理テーブルの一例である。図33(c)は実施形態6に係る動的エリア管理テーブルの一例である。 図34(a)は実施形態6に係る第1ユーザ端末の動作の一部を例示するフローチャートである。図34(b)は候補者検索処理の一例を示すフローチャートである。 図35は実施形態6に係る管理サーバの動作の一部を例示するフローチャートである。
本明細書において、ボランティアを自発的な意志に基づき人や社会に有償又は無償で貢献するサービス活動と定義し、ボランティアを行う者を支援者、ボランティアを要請する者を要請者と定義する。以下、サービス活動を支援するサービス活動支援方法、サービス活動支援プログラム、及びシステムの一例であるサービス活動支援システムについて、複数の実施形態を説明する。
(実施形態1)
図1は実施形態1に係るサービス活動支援システムST1の一例である。図2(a)は実施形態1に係る第1ユーザ端末100の画面表示例である。図2(b)及び(c)は実施形態1に係る第2ユーザ端末150,160の画面表示例である。サービス活動支援システムST1は管理サーバ200を備えている。サービス活動支援システムST1の構成要素に1台の第1ユーザ端末100と2台の第2ユーザ端末150,160を含む複数のユーザ端末を含めてもよい。図1では、第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,160の一例として、スマートフォンが示されているが、タブレット端末やウェアラブルデバイスなどの端末装置であってもよい。一方、管理サーバ200は様々なクラウドサービスを提供するデータセンターDCなどに設置されている。なお、管理サーバ200をデータセンターDCに設置せず、観光資源の普及を目指す企業や団体の事務所などに設置してもよい。すなわち、管理サーバ200はいわゆるオンプレミス型であってもよい。
第1ユーザ端末100と第2ユーザ端末150,160と管理サーバ200は、第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,160が携帯基地局BSの通信可能領域内に含まれていれば、いずれも無線通信WL及び通信ネットワークNWを介して互いに接続される。なお、無線通信WLとしては、たとえばLong Term Evolution(LTE)などが利用され、通信ネットワークNWとしては、たとえばインターネットが利用される。このように、第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,160は無線通信WL及び通信ネットワークNWを利用して管理サーバ200と接続することができる。したがって、第1ユーザ端末100と第2ユーザ端末150,160は管理サーバ200を介して互いに接続することができる。
ここで、図1に示すように、第1ユーザ端末100はユーザUAによって携帯される。一方、第2ユーザ端末150はユーザUBによって携帯され、第2ユーザ端末160はユーザUCによって携帯される。第1ユーザ端末100、第2ユーザ端末150,160には互いにメッセージを含む情報(以下、単にメッセージという)を送受信可能なアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリという)がインストールされている。本実施形態1にかかる管理サーバ200は、第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,160の現在の位置がいずれも同じサービスエリアAR内に含まれる場合に、第1ユーザ端末100、第2ユーザ端末150,160をグループ化し、互いにメッセージを送受信することを可能とする。したがって、例えば、ボランティアのように、あるユーザが何か困ったことがあった旨のメッセージを送ることで、同じサービスエリアAR内に存在する別のユーザが支援を申し出ることができる。そして、別のユーザが、あるユーザにとって役立つ情報をメッセージで送るなどの、ボランティア支援サービスを実現することが可能となる。
例えば、図2(a)に示すように、ユーザUAが第1ユーザ端末100に道案内の支援を要請するメッセージを入力すると、第1ユーザ端末100は入力されたメッセージを送信する。第1ユーザ端末100から送信されたメッセージは管理サーバ200が受信し、管理サーバ200は受信したメッセージを、同じサービスエリアARに存在する第2ユーザ端末150,160に向けて送信する。第2ユーザ端末150,160はそれぞれメッセージを受信すると、受信したメッセージを表示する。
例えば、ユーザUCがメッセージを確認した場合、図2(b)に示すように、ユーザUCは第2ユーザ端末160に道案内を支援するメッセージを入力する。また、ユーザUBがユーザUCの後にメッセージを確認すると、図2(c)に示すように、ユーザUBは第2ユーザ端末150にユーザUAの行動に注意を促すメッセージを入力する。第2ユーザ端末150,160は入力されたメッセージをそれぞれ送信する。第2ユーザ端末150,160からそれぞれ送信されたメッセージは管理サーバ200が受信し、管理サーバ200は受信したメッセージを第1ユーザ端末100に向けて送信する。このように、支援の要請者であるユーザUAと支援者であるユーザUB及びユーザUCがサービスエリアAR内でグルーピングされ、ユーザUAとユーザUBとユーザUCとの間でメッセージが交換されて共有される。なお、実施形態1では、道案内に関するメッセージの提供といったサービス活動を説明している。
以下、サービス活動支援システムST1の詳細について説明する。
図3は第1ユーザ端末100のハードウェア構成の一例である。なお、第2ユーザ端末150,160については第1ユーザ端末100と同様のハードウェア構成であるため、説明を省略する。図3に示すように、第1ユーザ端末100は、ハードウェアプロセッサとしてのCentral Processing Unit(CPU)100A、Random Access Memory(RAM)100B、Read Only Memory(ROM)100C、Non-Volatile Memory(NVM)100D及びRadio Frequency(RF)回路100Eを含んでいる。RF回路100Eにはアンテナ100E´が接続されている。RF回路100Eに代えて通信機能を実現するCPUが利用されてもよい。
また、第1ユーザ端末100は、GPSセンサ100F、カメラ100G、タッチパネル100H、ディスプレイ100I、及びスピーカ100Jを含んでいる。CPU100Aからスピーカ100Jまでは、内部バス100Kによって互いに接続されている。なお、CPU100Aに代えてMicro Processing Unit(MPU)をハードウェアプロセッサとして利用してもよい。
上述したRAM100Bには、ROM100CやNVM100Dに記憶されたプログラムがCPU100Aによって一時的に格納される。格納されたプログラムをCPU100Aが実行することにより、CPU100Aは後述する各種の機能を実現し、また、後述する各種の処理を実行する。なお、プログラムは後述するフローチャートに応じたものとすればよい。
図4は管理サーバ200のハードウェア構成の一例である。図4に示すように、管理サーバ200は、少なくともハードウェアプロセッサとしてのCPU200A、RAM200B、ROM200C及びネットワークI/F(インタフェース)200Dを含んでいる。CPU200Aに代えてMPUをハードウェアプロセッサとして利用してもよい。管理サーバ200は、必要に応じて、Hard Disk Drive(HDD)200E、入力I/F200F、出力I/F200G、入出力I/F200H、ドライブ装置200Iの少なくとも1つを含んでいてもよい。CPU200Aからドライブ装置200Iまでは、内部バス200Jによって互いに接続されている。すなわち、管理サーバ200はコンピュータによって実現することができる。
入力I/F200Fには、入力装置710が接続される。入力装置710としては、例えばキーボードやマウスなどがある。出力I/F200Gには、表示装置720が接続される。表示装置720としては、例えば液晶ディスプレイがある。入出力I/F200Hには、半導体メモリ730が接続される。半導体メモリ730としては、例えばUniversal Serial Bus(USB)メモリやフラッシュメモリなどがある。入出力I/F200Hは、半導体メモリ730に記憶されたプログラムやデータを読み取る。入力I/F200F及び入出力I/F200Hは、例えばUSBポートを備えている。出力I/F200Gは、例えばディスプレイポートを備えている。
ドライブ装置200Iには、可搬型記録媒体740が挿入される。可搬型記録媒体740としては、例えばCompact Disc(CD)−ROM、Digital Versatile Disc(DVD)といったリムーバブルディスクがある。ドライブ装置200Iは、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムやデータを読み込む。ネットワークI/F200Dは、例えばLANポートや通信回路、ネットワークI/Fカードなどを備えている。ネットワークI/F200Dは上述した通信ネットワークNWと接続される。
上述したRAM200Bには、ROM200CやHDD200Eに記憶されたプログラムがCPU200Aによって一時的に格納される。RAM200Bには、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムがCPU200Aによって一時的に格納される。格納されたプログラムをCPU200Aが実行することにより、CPU200Aは後述する各種の機能を実現し、また、後述する各種の処理を実行する。なお、プログラムは後述するフローチャートに応じたものとすればよい。
続いて、実施形態1に係る第1ユーザ端末100の機能について説明する。
図5は実施形態1に係る第1ユーザ端末100のブロック図の一例である。図6は実施形態1に係るローカルエリア管理テーブルT1の一例である。なお、第2ユーザ端末150,160については第1ユーザ端末100と同様の機能構成であるため、説明を省略する。図5に示すように、第1ユーザ端末100は基本アプリ部110とサービスアプリ部120を備えている。
基本アプリ部110は基本アプリをCPU100AがRAM100BやNVM100Dと協働して実行することによって実現される。基本アプリはクラウドサービスを実現する個々のアプリ(以下、サービスアプリという)を利用できる状態に制御するアプリである。一方、サービスアプリ部120はサービスアプリをCPU100AがRAM100BやNVM100Dと協働して実行することによって実現される。基本アプリとサービスアプリは親子関係を有し、親としての基本アプリが第1ユーザ端末100にインストールされていない場合、CPU100Aは子としてのサービスアプリを実行することができない。第1ユーザ端末100はサービスアプリを利用する前に管理サーバ200などから基本アプリを取得して、自身へのインストールを完了させておく必要がある。
基本アプリ部110は、図5に示すように、エリア設定部111、エリア情報記憶部112、エリア検知部113、端末ID管理部114、送信部としての検知結果送信部115、及びアプリデータ受信部116を備えている。エリア設定部111は管理サーバ200からサービスエリアARの範囲を定義する静的エリア情報を取得して、エリア情報記憶部112に保存する。これにより、図6に示すように、エリア情報記憶部112はサービスエリアARを識別するエリア識別子「X」とサービスエリアARの範囲を緯度、経度、及び半径により特定するエリア定義座標「xx,yy,rr」とを関連付けて記憶する。この結果、第1ユーザ端末100に仮想的なサービスエリアARがローカルエリア情報として設定される。
エリア検知部113は第1ユーザ端末100のサービスエリアARへの出入りを検知する。より詳しくは、エリア検知部113はGPSセンサ100Fが検出した第1ユーザ端末100の位置情報がサービスエリアARの外側から内側に通過すると、エリア検知部113はサービスエリアARへの進入を表すエリアインを含むイン/アウト情報をエリア識別子「X」を含む検知エリア情報と共に出力する。逆に、エリア検知部113はGPSセンサ100Fが検出した第1ユーザ端末100の位置情報がサービスエリアARの内側から外側に通過すると、エリア検知部113はサービスエリアARからの退出を表すエリアアウトを含むイン/アウト情報をエリア識別子「X」を含む検知エリア情報と共に出力する。なお、このようなGPSセンサ100Fを利用した位置情報の測位以外にも、管理サーバ200に予め設置位置を登録したビーコン端末が発信する電波やWi−Fi(登録商標)のアクセスポイントなどの電波を利用して位置情報を測位するようにしてもよいし、Near Field Communication(NFC)により位置情報を測位するようにしてもよい。
端末ID管理部114は第1ユーザ端末100を識別する端末ID(例えば端末ID「T−A」など)を管理する。端末IDにユーザUAの名前を関連付けてもよいし、端末IDがその一部にユーザUAの名前(例えば名前「Aさん」)を含んでいてもよい。名前は実名であってもよいし匿名であってもよい。検知結果送信部115はエリア検知部113からイン/アウト情報と検知エリア情報が出力されると、端末ID管理部114から端末IDを取得し、端末ID、イン/アウト情報、及び検知エリア情報を含む検知結果を管理サーバ200に向けて送信する。アプリデータ受信部116は検知結果を受信した管理サーバ200から送信されたアプリデータを受信して、サービスアプリ部120に出力する。なお、アプリデータの詳細については後述する。
サービスアプリ部120はアプリデータ受信部116から出力されたアプリデータを受け付けると、受け付けたアプリデータを解凍して、アプリデータが情報交換に関するデータである場合には、メッセージ交換部121に展開する。メッセージ交換部121は、メッセージ入力部122、メッセージ送信部123、メッセージ受信部124、及びメッセージ表示部125を含んでいる。
メッセージ入力部122はユーザUAがタッチパネル100Hを操作して入力したメッセージを受け付けて、メッセージ送信部123に出力する。メッセージ送信部123はメッセージ入力部122から出力されたメッセージを管理サーバ200に向けて送信する。メッセージ受信部124は例えばユーザUBがタッチパネル100Hを操作して入力したメッセージを管理サーバ200から受信して、メッセージ表示部125に出力する。メッセージ表示部125はメッセージ受信部124から出力されたメッセージをディスプレイ100Iに表示する。
続いて、実施形態1に係る管理サーバ200の機能について説明する。
図7は実施形態1に係る管理サーバ200のブロック図の一例である。図8(a)は実施形態1に係る静的エリア管理テーブルT2の一例である。図8(b)は実施形態1に係るエリアサービス管理テーブルT3の一例である。図8(c)は実施形態1に係るアプリデータ管理テーブルT4の一例である。図8(d)は実施形態1に係る端末状態管理テーブルT5の一例である。
図7に示すように、管理サーバ200は静的エリア記憶部201、エリアサービス記憶部202、アプリデータ記憶部203、及び端末状態記憶部204を構成要素として備えている。また、管理サーバ200は検知結果受信部205、アプリ名取得部206、端末状態管理部207、アプリデータ取得部208、アプリデータ送信部209、及び管理部としての情報管理部210を構成要素として備えている。なお、管理サーバ200が備えるこれらの構成要素の少なくとも1つを管理サーバ200と異なる装置に設定し、構成要素同士を連携させるようにしてもよい。
ここで、静的エリア記憶部201、エリアサービス記憶部202、アプリデータ記憶部203、及び端末状態記憶部204は上述したHDD200Eによって実現することができる。アプリ名取得部206、端末状態管理部207、及びアプリデータ取得部208は上述したCPU200Aによって実現することができる。検知結果受信部205及びアプリデータ送信部209は上述したネットワークI/F200Dによって実現することができる。なお、情報管理部210のハードウェア要素については後述する。
静的エリア記憶部201は静的エリア情報を記憶する。静的エリア情報は、図8(a)に示すように、エリア識別子「X」とエリア定義座標「xx,yy,rr」とを含み、静的エリア管理テーブルT2によって管理される。したがって、上述した第1ユーザ端末100のエリア設定部111は静的エリア記憶部201から静的エリア情報を取得することができる。
エリアサービス記憶部202はサービスエリアARで提供されるサービスを含むサービス情報を記憶する。サービス情報は、図8(b)に示すように、エリア識別子「X」と提供サービス「情報交換サービス」と提供サービスを実現するアプリのアプリ名「情報交換アプリ」とを含み、エリアサービス管理テーブルT3によって管理される。なお、エリアサービス記憶部202にて管理されるアプリ名に対応するアプリは、サービスアプリである。これにより、サービスエリアARを識別するエリア識別子「X」が特定されると、特定されたエリア識別子「X」に対応付けられたアプリ名を抽出することができる。エリアサービス記憶部202は、情報交換サービスに限らず、様々なサービス情報を予め記憶している。
アプリデータ記憶部203はサービスアプリに関するアプリ情報を記憶する。アプリ情報は、図8(c)に示すように、アプリ名「情報交換アプリ」とアプリを圧縮したアプリデータファイル(以下、アプリデータという)「情報交換.zip」を含み、アプリデータ管理テーブルT4によって管理される。これにより、アプリ名に応じたアプリデータを抽出することができる。アプリデータ記憶部203はアプリ名が異なる様々なアプリデータを予め記憶している。なお、情報交換.zipは例えばチャット機能を実現するアプリを圧縮したアプリデータである。
端末状態記憶部204は端末状態情報を記憶する。端末状態情報は第1ユーザ端末100や第2ユーザ端末150,160の現在の状態を表す情報である。現在の状態とは、具体的には、第1ユーザ端末100や第2ユーザ端末150,160が現時点で所属するサービスエリアARである。端末状態情報は、図8(d)に示すように、端末ID「T−A」とユーザ名「Aさん」とエリア識別子「X」とを含み、端末状態管理テーブルT5によって管理される。本実施形態1では、図8(d)に示すように、端末ID「T−A」によって識別される第1ユーザ端末100、端末ID「T−B」によって識別される第2ユーザ端末150、及び端末ID「T−C」によって識別される第2ユーザ端末160はいずれもエリア識別子「X」で識別されるサービスエリアARに所属している。例えば、端末ID「T−R」によって識別されるユーザ端末(不図示)はエリア識別子「Y」で識別される別のサービスエリア(不図示)に位置している。このように、端末状態記憶部204は端末IDとユーザ名とエリア識別子とを対応付けて記憶している。
検知結果受信部205は第1ユーザ端末100から送信された検知結果を受信する。上述したように、検知結果は端末ID、イン/アウト情報、及び検知エリア情報を含んでいる。検知結果受信部205は検知結果に含まれる端末IDをアプリ名取得部206に出力せずに、検知結果に含まれるイン/アウト情報と検知エリア情報をアプリ名取得部206に出力する。検知結果受信部205は検知結果に含まれる端末IDとイン/アウト情報と検知エリア情報のすべてを端末状態管理部207に出力する。
アプリ名取得部206は、検知結果受信部205から出力されたイン/アウト情報にエリアインが含まれると判断した場合、検知結果受信部205から出力された検知エリア情報に基づいて、エリアサービス記憶部202から検知エリア情報に応じたアプリ名を抽出する。したがって、アプリ名取得部206が検知エリア情報「X」を受け付けた場合、アプリ名「情報交換アプリ」を抽出する(図8(b)参照)。アプリ名取得部206は、アプリ名を抽出すると、抽出したアプリ名をアプリデータ取得部208に出力する。
端末状態管理部207は、検知結果受信部205から端末ID、イン/アウト情報、及び検知エリア情報が出力されると、端末状態記憶部204が記憶する端末状態情報を更新する。例えば、端末状態管理部207は、イン/アウト情報にエリアインが含まれている場合、端末IDとユーザ名と検知エリア情報とを関連付けた端末状態情報を端末状態記憶部204に保存する(図8(d)参照)。逆に、端末状態管理部207は、イン/アウト情報にエリアアウトが含まれている場合、端末IDとユーザ名と検知エリア情報とを含む端末状態情報を端末状態記憶部204から削除する。
アプリデータ取得部208は、検知結果受信部205から出力されたアプリ名に基づいて、アプリデータ記憶部203からアプリ名に応じたアプリデータを抽出する。アプリデータ取得部208は、アプリデータを抽出すると、抽出したアプリデータをアプリデータ送信部209に出力する。アプリデータ送信部209はアプリデータ取得部208から出力されたアプリデータを第1ユーザ端末1000に向けて送信する。これにより、第1ユーザ端末100のアプリデータ受信部116はアプリデータを受信することができる。
情報管理部210は端末状態管理部207と連携し、端末状態管理部207を介して、同じサービスエリアARに位置する端末状態情報を確認して管理する。特に、情報管理部210は、メッセージ統合部211、メッセージ受信部210A、メッセージ送信部210B、及び端末特定部210Cを構成要素として備えている。情報管理部210が備えるこれらの構成要素の少なくとも1つを情報管理部210以外の装置に設定し、構成要素同士を連携させるようにしてもよい。メッセージ統合部211及び端末特定部210Cは上述したCPU200Aによって実現することができる。メッセージ受信部210A及びメッセージ送信部210Bは上述したネットワークI/F200Dによって実現することができる。
メッセージ受信部210Aは、第2ユーザ端末160から送信されたメッセージを受信する。端末特定部210Cは、メッセージ受信部210Aが第2ユーザ端末160から送信されたメッセージを受信すると、受信したメッセージに基づいて端末状態管理部207と連携し、端末状態管理部207を介して、同じサービスエリアARに位置する端末を特定する。メッセージ統合部211は、メッセージ受信部210Aが第2ユーザ端末160から送信されたメッセージを受信すると、メッセージ受信部210Aが受信したメッセージと第1ユーザ端末100から送信されたメッセージとを統合する。なお、メッセージ統合部211は、第2ユーザ端末160から送信されたメッセージが、どのメッセージに対する返信なのかを識別し、対象のメッセージ(第1ユーザ端末100から送信されたメッセージ)と結合する。メッセージ送信部210Bはメッセージ統合部211が2つのメッセージを統合した統合後のメッセージを、同じサービスエリアARに位置する第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,160に送信する。これにより、第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,160はそれぞれ統合後のメッセージを含む画面を表示する(図2(b)参照)。
続いて、図9及び図10を参照して、サービス活動支援システムST1の動作を説明する。
図9は実施形態1に係る第1ユーザ端末100の動作の一例を示すフローチャートである。特に、図9に示すフローチャートは基本アプリ部110によって実行される。上述したように、基本アプリ部110を実現する基本アプリは第1ユーザ端末100に事前にインストールされている。図10は実施形態1に係る管理サーバ200の動作の一例を示すフローチャートである。なお、第2ユーザ端末150,160の動作については基本的に第1ユーザ端末100の動作と同様であるため、説明を省略する。
まず、第1ユーザ端末100に基本アプリがインストールされると、図9に示すように、エリア設定部111は静的エリア情報を取得する(ステップS101)。より詳しくは、エリア設定部111は、静的エリア記憶部201に対し静的エリア情報の第1ユーザ端末100への送信を要求することにより、静的エリア情報を取得する。エリア設定部111は静的エリア情報を取得すると、エリア情報記憶部112に保存する。これにより、第1ユーザ端末100にサービスエリアARが設定される。
ステップS101の処理が完了すると、エリア検知部113はサービスエリアARへの出入りを検知するまで後続の処理を待機する(ステップS102:NO)。エリア検知部113はサービスエリアARへの出入りを検知すると(ステップS102:YES)、検知結果送信部115にイン/アウト情報を出力する(ステップS103)。例えば、エリア検知部113はサービスエリアARへの進入を検知すると、エリアインを含むイン/アウト情報を検知エリア情報と共に出力する。エリア検知部113はサービスエリアARからの退出を検知すると、エリアアウトを含むイン/アウト情報を検知エリア情報と共に出力する。
ステップS103の処理が完了すると、検知結果送信部115は検知結果を管理サーバ200に向けて送信する(ステップS104)。より詳しくは、検知結果送信部115はエリア検知部113から出力されたイン/アウト情報を受け付けると、端末ID管理部114から端末IDを取得する。検知結果送信部115は取得した端末IDと、イン/アウト情報と、検知エリア情報とを含む検知結果を管理サーバ200に向けて送信する。ステップS104の処理が完了すると、エリア検知部113は、ステップS102の処理で検知したサービスエリアARへの出入りが、サービスエリアARへの進入であったかを判断する(ステップS105)。
ここで、図10に示すように、管理サーバ200では、検知結果受信部205が検知結果を受信するか、情報管理部210がメッセージを受信するまで待機する(ステップS201:NO、ステップS207:NO)。仮に、検知結果受信部205が第1ユーザ端末100から送信された検知結果を受信した場合(ステップS201:YES)、検知結果を、アプリ名取得部206および端末状態管理部207に出力する(ステップS202)。より詳しくは、検知結果受信部205は検知結果に含まれる端末IDを除き、検知結果に含まれるイン/アウト情報と検知エリア情報をアプリ名取得部206に出力する。また、検知結果受信部205は検知結果に含まれる端末ID、イン/アウト情報、及び検知エリア情報のすべてを端末状態管理部207に出力する。
ステップS202の処理が完了すると、次いで、端末状態管理部207は端末状態情報を更新する(ステップS203)。より詳しくは、端末状態管理部207は検知結果受信部205から出力された端末ID、イン/アウト情報、及び検知エリア情報を受け付けると、イン/アウト情報を確認する。そして、イン/アウト情報にサービスエリアインが含まれている場合、端末状態管理部207は端末IDと検知エリア情報とを対応付けて端末状態記憶部204に保存する。これにより、端末状態記憶部204は端末状態情報を記憶する(図8(d)参照)。なお、イン/アウト情報にサービスエリアアウトが含まれている場合、端末状態管理部207は受け付けた端末IDと検知エリア情報の組み合わせに応じた端末状態情報を端末状態記憶部204から削除する。
ステップS203の処理が完了すると、次いで、アプリ名取得部206はアプリ名を取得して出力する(ステップS204)。より詳しくは、アプリ名取得部206は検知結果受信部205から出力されたイン/アウト情報と検知エリア情報を受け付ける。アプリ名取得部206は受け付けたイン/アウト情報にエリアインが含まれると判断した場合、エリアサービス記憶部202にアクセスし、受け付けた検知エリア情報に応じたアプリ名を取得する。アプリ名取得部206はアプリ名を取得すると、取得したアプリ名をアプリデータ取得部208に出力する。
ステップS204の処理が完了すると、次いで、アプリデータ取得部208はアプリデータを取得して出力する(ステップS205)。より詳しくは、アプリデータ取得部208はアプリ名取得部206から出力されたアプリ名を受け付けると、アプリデータ記憶部203にアクセスし、受け付けたアプリ名に応じたアプリデータを取得する。本実施形態1では、アプリデータ取得部208はアプリデータ「情報交換.zip」を取得する(図8(c)参照)。アプリデータ取得部208はアプリデータを取得すると、取得したアプリデータをアプリデータ送信部209に出力する。ステップS205の処理が完了すると、次いで、アプリデータ送信部209はアプリデータを、検知結果を送信した第1ユーザ端末100に向けて送信する(ステップS206)。ステップS206の処理が完了すると、再び、検知結果受信部205が検知結果を受信するか、メッセージ受信部210Aがメッセージを受信するまで待機する。なお、ステップS203の処理とステップS204乃至S206の処理は処理の順序が逆であってもよいし、並行して実行されてもよい。
図9に戻り、第1ユーザ端末100では、ステップS105の処理において、エリア検知部113がサービスエリアARへの進入を検知した場合(ステップS105:YES)、管理サーバ200からアプリデータが動的に送信されるため、アプリデータ受信部106はアプリデータの受信が完了するまで待機する(ステップS106:NO)。そして、アプリデータ受信部106はアプリデータの受信が完了すると(ステップS106:YES)、サービスアプリ部120にアプリを実行させる(ステップS107)。これにより、サービスアプリ部120はアプリを実行する。より詳しくは、アプリデータ受信部106はアプリデータの受信が完了すると、受信したアプリデータをサービスアプリ部120に出力する。
サービスアプリ部120はアプリデータを受け付けると、受け付けたアプリデータを解凍して展開する。本実施形態1では、サービスアプリ部120はアプリデータ「情報交換.zip」を受け付けるため、アプリデータを解凍して展開して、実行することで、メッセージ交換部121を生成する。これにより、第2ユーザ端末150,160が第1ユーザ端末100と同じサービスエリアARに存在する場合に同様に実現される、第2ユーザ端末150,160のメッセージ交換部と、第1ユーザ端末100のメッセージ交換部121とは、メッセージを交換することができる。
具体的には、第1ユーザ端末100がサービスエリアARの外側から内側に進入した場合、第1ユーザ端末100は第1ユーザ端末100のサービスエリアARへの進入を検知した管理サーバ200から動的に送信されたアプリデータを受信する。同様に、第2ユーザ端末150,160についても、サービスエリアARの外側から内側に進入した場合、第2ユーザ端末150,160は第2ユーザ端末150,160のサービスエリアARへの進入を検知した管理サーバ200から動的に送信されたアプリデータを受信する。そして、詳細は後述するが、管理サーバ200によって、メッセージの配信が制御されることにより、同じサービスエリアAR内に存在する第1ユーザ端末100と第2ユーザ端末150,160は、受信したアプリデータを解凍して展開したアプリを使って、メッセージを交換することができる。
なお、ステップS105の処理において、エリア検知部113がサービスエリアARからの退出を検知した場合(ステップS105:NO)、サービスアプリ部120にアプリの動作を終了させる(ステップS108)。これにより、アプリが動作中であれば、サービスアプリ部120はアプリの動作を終了する。すなわち、第1ユーザ端末100がサービスエリアARの内側から外側に通過した場合、メッセージ交換部121によるメッセージの交換が中止されて終了する。
さらに、図11を図10と共に参照して、上述したステップS107の詳細について説明する。
図11はサービスアプリ部120の動作の一例を示すフローチャートである。図11に示すように、サービスアプリ部120がメッセージ交換部121を生成すると、メッセージ入力部122はメッセージが入力されたか否かを判断する(ステップS111)。メッセージ入力部122はメッセージが入力されたと判断した場合(ステップS111:YES)、メッセージ送信部123は入力されたメッセージを管理サーバ200に向けて送信する(ステップS112)。より詳しくは、メッセージ送信部123は端末ID管理部114から端末IDを取得し、取得した端末IDと共にメッセージを送信する。一方、メッセージ入力部122はメッセージが入力されていないと判断した場合(ステップS111:NO)、ステップS112の処理をスキップする。
管理サーバ200では、図10に示すように、メッセージ受信部210Aがメッセージを受信すると(ステップS207:YES)、端末特定部210Cが端末状態情報を確認する(ステップS208)。より詳しくは、端末特定部210Cは端末状態管理部207に情報確認依頼を出力する。情報確認依頼は、端末状態管理部207に端末状態情報の確認を依頼する情報であって、第1ユーザ端末100から送信された端末IDを含んでいる。端末状態管理部207は情報確認依頼を受け付けると、情報確認依頼に含まれる端末IDとエリア識別子が共通する他の端末IDを取得する。例えば、情報確認依頼に端末ID「T−A」が含まれている場合、端末状態情報において端末ID「T−A」にはエリア識別子「X」が対応付けられているため(図8(d)参照)、このエリア識別子「X」と共通するエリア識別子「X」と対応付けられた端末ID「T−B」及び端末ID「T−C」を取得する。端末状態管理部207は端末IDを取得すると、取得した端末IDを端末特定部210Cに出力する。これにより、端末特定部210Cは第1ユーザ端末100が所属するサービスエリアARと同じサービスエリアARに所属する第2ユーザ端末150,160を特定することができる。
ステップS208の処理が完了すると、メッセージ統合部211はメッセージを統合する(ステップS209)。より詳しくは、メッセージ統合部211はメッセージ受信部210Aが受信したメッセージと、所属するサービスエリアARが共通し、かつ、メッセージ受信部210Aが受信したメッセージに連続する過去のメッセージとを統合する。なお、過去のメッセージが存在しない場合、メッセージ統合部211はステップS209の処理をスキップする。ステップS209の処理が完了すると、メッセージ送信部210Bは統合したメッセージを送信する(ステップS210)。
つまり、管理サーバ200は、第1ユーザ端末100からのメッセージを受けて、当該第1ユーザ端末100のメッセージを配信する、第2ユーザ端末150,160を特定することができる。なお、あるユーザ端末のメッセージを配信する際に、配信対象のユーザ端末を限定することを、グルーピングと称する。さらに、第1ユーザ端末100と第2ユーザ端末150,160には、各々、サービスエリアARへの進入を契機に、アプリ名「情報交換アプリ」のアプリがインストールされているため、当該アプリを使って、グルーピングされた範囲で、メッセージのやり取りを行うことができる。言い換えると、グルーピングされたユーザ端末のユーザは、互いの個人情報(電話番号、電子メールアドレス等)を、互いに明かすことなく、管理サーバ200により配信されたアプリデータのアプリを使って、ボランティアなどのサービス活動にかかるメッセージをやり取りすることができる。
より詳しくは、メッセージ送信部210Bは所属するサービスエリアARが共通する第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,160のそれぞれに統合したメッセージを送信する。なお、メッセージ受信部210Aは第1ユーザ端末100から送信された端末IDを受信している。また、端末特定部210Cは端末状態管理部207が取得して出力した端末IDを受け付けている。このため、メッセージ受信部210Aが受信した端末IDと、端末特定部210Cが受けつけた端末IDとによって、端末特定部210Cは第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,160を特定することができる。この結果、メッセージ送信部210Bは端末特定部210Cが特定した第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,160に統合後のメッセージを送信することができる。ステップS210の処理が完了すると、再び、検知結果受信部205が検知結果を受信するか、メッセージ受信部210Aがメッセージを受信するまで待機する。
一方、図11に示すステップS111又はS112の処理が完了した場合、第1ユーザ端末100では、メッセージ受信部124がメッセージを受信したか否かを判断する(ステップS113)。このメッセージは統合後のメッセージであるが、上述したように、過去のメッセージが存在しない場合には、統合されていないメッセージの場合もある。メッセージ受信部124はメッセージを受信したと判断した場合(ステップS113:YES)、受信したメッセージをメッセージ表示部125に出力する(ステップS114)。メッセージ表示部125はメッセージ受信部124から出力されたメッセージを受け付けると、受け付けたメッセージを表示する(ステップS115)。これにより、第1ユーザ端末100は統合後のメッセージを含む画面を表示する。また、第2ユーザ端末150,160も第1ユーザ端末100と同様に統合後のメッセージを含む画面を表示する。逆に、統合されていないメッセージをメッセージ受信部124が受信した場合、第1ユーザ端末100は統合されていないメッセージを含む画面を表示する。このような画面を第2ユーザ端末150,160も同様に表示する。なお、メッセージ受信部124はメッセージを受信していないと判断した場合(ステップS113:NO)、後続のステップS114,S115の処理は実行されずに、スキップされて終了する。
以上、図1から図11を参照して、実施形態1を説明した。本実施形態1によって、ボランティアであれば、範囲を規定できるジオフェンスを利用して仮想的に地図上に設定されたあるエリア内で複数のユーザを繋げ、一時的にメッセージ等をやり取りするようなシーンへ応用することができる。また、上述したように、本実施形態1においては、あるエリアに存在する複数のユーザは、互いの個人情報(電話番号、電子メールアドレス等)を、互いに明かすことなく、管理サーバ200により配信されたアプリ名「情報交換アプリ」を有するアプリデータに応じたアプリを使って、ボランティアなどのサービス活動にかかるメッセージをやり取りすることができる。
実施形態1を運用するにあたっては、さらに、以下について、技術的に検討しうる。
(1)属性
支援者によっては、ある対象について協力を要請する要請者がいる場合に、そのボランティア対象に対応できる場合もあれば、対応できない場合もある。なお、ボランティア対象とは、ボランティアなどのサービス活動にて、提供される行為、または提供される物品を示す。
このため、要請者がボランティアを要請しても、支援者の属性によっては要請者の要請に支援者が協力できない場合がある。例えば、要請者が実施形態1の技術を利用して支援者に道案内を要請するメッセージを送信しても、支援者が地理の知識に乏しく支援に自信がなければ、支援者は要請者の要請を断りたいこともある。仮に、支援者は要請者の要請を断らない場合、支援者は要請者に誤った道を案内するおそれがあり、この結果、要請者と支援者との間で無用なトラブルが発生する可能性がある。このように、属性の1つとして地理の知識を挙げたが、機械(例えばカメラなど)の操作能力や撮影技術、非母国語の言語能力、年齢や性別に応じた体力なども、支援者の属性として挙げられる。なお、属性については協力姿勢と言い換えてもよい。
(2)コンディション(状況)
上述した属性を考慮しても、偶発的に支援者が要請者の要請に対応できない状況におかれている場合もある。このような状況としては、例えば支援者が別の要請者の要請に応じている場合などがある。偶発的に支援者が要請者の要請に対応できない状況を無視して、要請者からの支援の要請が配信された場合に、支援者にとって煩わしいことがある。
(3)スキル(技能レベル)
上述した属性を考慮しても、支援者のスキルにはバラツキがあり、支援者の信頼度やボランティアの質を保つことが難しい。例えば、要請者が高度の撮影技術を有する支援者を求めていても、支援者の撮影技術を客観的に判断する情報がないため、撮影技術が低い支援者が誤って要請者の要請に応じると、要請者と支援者との間でトラブルが生じるおそれがある。
(4)距離
ボランティアといっても、ボランティアを要請する対象によっては要請者と支援者との距離が問題になる場合がある。例えば、至急を要する写真の撮影であれば、同じサービスエリアARに存在するとしても、要請者に対して、所定距離内に存在する支援者であることが望ましい。しかしながら、距離に応じて要請者と支援者とを精度良く適合(マッチング)させることは難しい。
以上説明した事項について検討した、複数の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態2)
図12は実施形態2に係るサービス活動支援システムST2の一例である。図13(a)乃至(d)は実施形態2に係る第2ユーザ端末160の画面表示例である。図14(a)乃至(c)は実施形態2に係る第1ユーザ端末100の画面表示例である。サービス活動支援システムST2は管理サーバ200を備えている。サービス活動支援システムST2の構成要素に1台の第1ユーザ端末100と5台の第2ユーザ端末150,160,170,180,190とを含む複数のユーザ端末を含めてもよい。第2ユーザ端末170,180,190と管理サーバ200は、第2ユーザ端末170,180,190が携帯基地局BSの通信可能領域内に含まれていれば、第2ユーザ端末150,160と同様に、いずれも無線通信WL及び通信ネットワークNWを介して互いに接続される。このように、第2ユーザ端末170,180,190も、第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,160と同様に、無線通信WL及び通信ネットワークNWを利用して管理サーバ200と接続することができる。
ここで、図12に示すように、第2ユーザ端末170はユーザUDによって携帯される。第2ユーザ端末180はユーザUEによって携帯される。第2ユーザ端末190はユーザUFによって携帯される。第1ユーザ端末100、第2ユーザ端末150,160,170,180,190はいずれもサービスエリアAR内に位置するため、第1ユーザ端末100、第2ユーザ端末150,160,170,180,190には互いにメッセージを送受信可能な機能を含むボランティアを支援する特定のアプリ(以下、ボランティアアプリという)がインストールされている。なお、ボランティアアプリは、サービスアプリの一例である。管理サーバ200の制御の下、同じサービスエリアAR内において第1ユーザ端末100は、ボランティアの要請を第2ユーザ端末150,160,170,180,190に対して送信することができる。また、第2ユーザ端末150,160,170,180,190はいずれも当該要請に応じた支援に関する情報を送信することができる。
ボランティアアプリにより、例えば図13(a)及び(b)に示すように、ユーザUCは第2ユーザ端末160にユーザUC自身が支援できるボランティア対象の種別(なお、以下、ボランティア可能種別と称する)を管理サーバ200に登録することができる。具体的には、まず、ユーザUCが第2ユーザ端末160に表示されたボランティアアプリのスタート画面10においてボランティア可能種別を登録する操作ボタンBT1を押下する操作を行う。第2ユーザ端末160は当該操作を検出すると、ボランティア種別登録画面20を表示する。ユーザUCが第2ユーザ端末160に表示されたボランティア種別登録画面20において、例えばボランティア可能種別として情報提供を選択するチェックボックスBX1を押下する操作を行う。第2ユーザ端末160は当該操作を検出すると、選択されたボランティア可能種別が端末IDと共に管理サーバ200に登録される。このような操作をユーザUBも第2ユーザ端末150に対して同様に行い、ユーザUDも第2ユーザ端末170に対して同様に行う。
一方、ボランティアアプリにより、例えば図14(a)及び(b)に示すように、ユーザUAは第1ユーザ端末100に要請を望むボランティアの種別に応じた支援者を選定することができる。具体的には、まず、ユーザUAが第1ユーザ端末100に表示されたスタート画面10においてボランティアの種別として情報提供を選択する操作ボタンBT2を押下する操作を行う。第1ユーザ端末100は当該操作を検出すると、マッチング画面30を表示する。マッチング画面30には、ユーザUAと同じサービスエリアARに存在し、かつ、管理サーバ200にボランティア可能種別として情報提供を登録した支援者について、名前とその支援者に連絡するための複数の操作ボタンBT3が、含まれている。ユーザUAが第1ユーザ端末100に表示されたマッチング画面30において、例えばユーザUCに連絡する操作ボタンBT3を押下する操作を行う。第1ユーザ端末100は当該操作を検出すると、図14(c)に示すように、情報交換画面40を表示する。これにより、要請者であるユーザUAは情報提供のボランティアを支援者であるユーザUCに要請することができる。
ここで、ユーザUAが操作ボタンBT3を押下する操作を行うと、管理サーバ200の処理に基づいて、図13(c)に示すように、第2ユーザ端末160はマッチング画面30と異なる別のマッチング画面31を表示する。例えば、ユーザUCが第2ユーザ端末160に表示されたマッチング画面31においてユーザUAの要請を引き受ける操作ボタンBT4を押下する操作を行う。第2ユーザ端末160は当該操作を検出すると、図13(d)に示すように、情報交換画面40を表示する。これにより、支援者であるユーザUCは要請者であるユーザUAの要請に応じた情報を提供してユーザUAを支援することができる。
続いて、実施形態2に係る第1ユーザ端末100の機能について説明する。
図15は実施形態2に係る第1ユーザ端末100のブロック図の一例である。図16はローカルエリア管理テーブルT11の一例である。なお、第2ユーザ端末150,160,170,180,190については第1ユーザ端末100と同様の機能構成であるため、説明を省略する。また、第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,160,170,180,190のハードウェア構成については、図3を参照して説明したハードウェア構成と同様であるため、説明を省略する。図15に示すように、第1ユーザ端末100は基本アプリ部110とサービスアプリ部120を備えている。
基本アプリ部110は、エリア設定部111、エリア情報記憶部112、エリア検知部113、端末ID管理部114、検知結果送信部115、及びアプリデータ受信部116を備えている。エリア設定部111は管理サーバ200から静的エリア情報を取得して、エリア情報記憶部112に保存する。これにより、図16に示すように、エリア情報記憶部112はエリア識別子「X」とエリア定義座標「xx,yy,rr」とを関連付けて記憶する。この結果、第1ユーザ端末100に仮想的なサービスエリアARがローカルエリア情報として設定される。
エリア検知部113は第1ユーザ端末100のサービスエリアARへの出入りを検知する。端末ID管理部114は第1ユーザ端末100を識別する端末ID(例えば端末ID「T−A」など)を管理する。端末IDにユーザUAの名前を関連付けてもよいし、端末IDがその一部にユーザUAの名前(例えば名前「Aさん」)を含んでいてもよい。検知結果送信部115は検知結果を管理サーバ200に向けて送信する。アプリデータ受信部116は管理サーバ200から送信されたアプリデータを受信して、サービスアプリ部120に出力する。なお、実施形態2に係るアプリデータの詳細については後述する。
サービスアプリ部120はアプリデータ受信部116から出力されたアプリデータを受け付けると、受け付けたアプリデータを解凍して、メッセージ交換部121、ボランティア種別登録部126、希望種別選択部127、候補者取得部128、及びマッチング画面表示部129に展開する。なお、メッセージ交換部121は、実施形態1で説明したように、図5における、メッセージ入力部122、メッセージ送信部123、メッセージ受信部124、及びメッセージ表示部125(図15ではいずれも不図示)を含んでいる。
ボランティア種別登録部126は、支援者であるユーザUCなどの操作に基づいて、ボランティア可能種別を管理サーバ200に登録する。より詳しくは、図13(b)を参照して説明したように、ボランティア種別登録部126はボランティア可能種別を登録する操作を検出した場合、端末ID管理部114が管理する端末IDを取得し、取得した端末IDとチェックボックスBX1で指定された可能種別とを対応付けて管理サーバ200に向けて送信する。
希望種別選択部127は、要請者であるユーザUAの操作に基づいて、ボランティアの希望種別を管理サーバ200に送信する。より詳しくは、図14(a)を参照して説明したように、希望種別選択部127はボランティアの希望種別を選択する操作を検出した場合、選択された希望種別を候補者取得部128に出力する。候補者取得部128は希望種別選択部127から出力された希望種別を受け付けると、端末ID管理部114から端末IDを取得し、取得した端末IDと受け付けた希望種別を管理サーバ200に送信する。候補者取得部128は端末IDと希望種別を送信すると、管理サーバ200から、第1ユーザ端末100と同じサービスエリアARに存在し、かつ、希望種別に応じた支援者の情報を候補者情報として取得する。候補者取得部128は取得した候補者情報をマッチング画面表示部129に出力する。
マッチング画面表示部129は候補者取得部128から出力された候補者情報を表示する。より詳しくは、図14(b)を参照して説明したように、マッチング画面表示部129は候補者情報を含むマッチング画面30を表示する。これにより、ユーザUAといったボランティアの要請者はユーザUCといったボランティアの支援者を選択することができる。マッチング画面表示部129はマッチング画面30において特定の候補者情報が選択されたことを検出すると、選択された候補者情報をメッセージ交換部121に通知する。これにより、メッセージ交換部121は、ボランティアアプリを介して、選択された候補者情報が示す支援者とのメッセージ交換を開始する。
一方、マッチング画面表示部129は管理サーバ200から支援者として特定されたことを示す通知を受信すると、要請者に関する情報を表示する。より詳しくは、図13(c)を参照して説明したように、マッチング画面表示部129は要請者の情報を含む別のマッチング画面31を表示する。これにより、ユーザUCといったボランティアの支援者はユーザUAといったボランティアの要請者の要請を引き受けるか否かを判断することができる。マッチング画面表示部129はボランティアの要請者の要請を引き受ける旨を示す操作を検出した場合、その旨をメッセージ交換部121に通知する。これにより、メッセージ交換部121は、ボランティアアプリを介して、要請者とのメッセージ交換を開始する。
続いて、実施形態2に係る管理サーバ200の機能について説明する。
図17は実施形態2に係る管理サーバ200のブロック図の一例である。図18(a)は実施形態2に係る静的エリア管理テーブルT12の一例である。図18(b)は実施形態2に係るエリアサービス管理テーブルT13の一例である。図18(c)は実施形態2に係るアプリデータ管理テーブルT14の一例である。図18(d)は実施形態2に係る端末状態管理テーブルT15の一例である。
図17に示すように、実施形態2に係る管理サーバ200は静的エリア記憶部201、エリアサービス記憶部202、アプリデータ記憶部203、及び端末状態記憶部204を構成要素として備えている。また、管理サーバ200は検知結果受信部205、アプリ名取得部206、端末状態管理部207、アプリデータ取得部208、アプリデータ送信部209、及び管理部としての情報管理部210を構成要素として備えている。すなわち、実施形態2に係る管理サーバ200の構成要素は実施形態1に係る管理サーバ200と同様である。したがって、管理サーバ200が備えるこれらの構成要素の少なくとも1つを管理サーバ200と異なる装置に設定し、構成要素同士を連携させるようにしてもよい。
静的エリア記憶部201は静的エリア情報を記憶する。静的エリア情報は、図18(a)に示すように、エリア識別子「X」とエリア定義座標「xx,yy,rr」とを含み、静的エリア管理テーブルT12によって管理される。したがって、上述した第1ユーザ端末100のエリア設定部111は静的エリア記憶部201から静的エリア情報を取得する。
エリアサービス記憶部202はサービスエリアARに対して提供するサービスなどを含むサービス情報を記憶する。サービス情報は、図18(b)に示すように、エリア識別子「X」と提供サービス「ボランティアサービス」と提供サービスを実現するアプリのアプリ名「ボランティアアプリ」とを含み、エリアサービス管理テーブルT13によって管理される。これにより、サービスエリアARを識別するエリア識別子「X」が特定されると、特定されたエリア識別子「X」に対応付けられたアプリ名を抽出することができる。エリアサービス記憶部202は様々なサービス情報を予め記憶している。なお、ボランティアアプリは、チャット機能を含み、ボランティアの要請者と支援者との円滑なマッチングを支援するアプリである。
アプリデータ記憶部203はアプリに関するアプリ情報を記憶する。アプリ情報は、図18(c)に示すように、アプリ名「ボランティアアプリ」とアプリを圧縮したアプリデータ「ボランティア.zip」を含み、アプリデータ管理テーブルT14によって管理される。これにより、アプリ名に応じたアプリデータを抽出することができる。アプリデータ記憶部203はアプリ名が異なる様々なアプリデータを予め記憶している。
端末状態記憶部204は端末状態情報を記憶する。端末状態情報は第1ユーザ端末100や第2ユーザ端末150,160,170,180,190などの現在の状態を表す情報である。現在の状態とは、具体的には、第1ユーザ端末100や第2ユーザ端末150,160,170,180,190などが現時点で所属するサービスエリアARである。端末状態情報は、図18(d)に示すように、例えば端末ID「T−B」とユーザ名「Bさん」とエリア識別子「X」とボランティア可能種別「情報提供」を含み、端末状態管理テーブルT15によって管理される。すなわち、実施形態1と異なり、実施形態2に係る端末状態管理テーブルT15はボランティア可能種別を有している。実施形態2では、図18(d)に示すように、端末ID「T−A」によって識別される第1ユーザ端末100、及び端末ID「T−B」によって識別される第2ユーザ端末150、・・・、端末ID「T−F」によって識別される第2ユーザ端末190の全てがいずれもエリア識別子「X」で識別されるサービスエリアAR内に位置している。このように、端末状態記憶部204は端末IDとユーザ名とエリア識別子とボランティア可能種別とを対応付けて記憶している。
検知結果受信部205は第1ユーザ端末100から送信された検知結果を受信する。実施形態1で説明したように、検知結果は端末ID、イン/アウト情報、及び検知エリア情報を含んでいる。検知結果受信部205は検知結果に含まれる端末IDをアプリ名取得部206に出力せずに、検知結果に含まれるイン/アウト情報と検知エリア情報をアプリ名取得部206に出力する。一方、検知結果受信部205は検知結果に含まれる端末IDとイン/アウト情報と検知エリア情報のすべてを端末状態管理部207に出力する。
アプリ名取得部206は、検知結果受信部205から出力されたイン/アウト情報にエリアインが含まれると判断した場合、検知結果受信部205から出力された検知エリア情報に基づいて、エリアサービス記憶部202から検知エリア情報に応じたアプリ名を抽出する。したがって、アプリ名取得部206が検知エリア情報「X」を受け付けた場合、アプリ名「ボランティアアプリ」を抽出する(図18(b)参照)。アプリ名取得部206は、アプリ名を抽出すると、抽出したアプリ名をアプリデータ取得部208に出力する。
端末状態管理部207は、検知結果受信部205から端末ID、イン/アウト情報、及び検知エリア情報が出力されると、端末状態記憶部204が記憶する端末状態情報を更新する。例えば、端末状態管理部207は、イン/アウト情報にエリアインが含まれていると判断した場合、ユーザ名と関連付けられた端末IDと検知エリア情報を端末状態情報として端末状態記憶部204に保存する。なお、端末状態管理部207は、イン/アウト情報にエリアアウトが含まれている場合、端末IDと検知エリア情報とを含む端末状態情報を端末状態記憶部204から削除する。
また、端末状態管理部207は、例えば第2ユーザ端末160からボランティア可能種別が端末IDと共に送信された場合、ボランティア可能種別と端末IDを受信し、端末状態記憶部204に登録する。特に、受信した端末IDと共通する端末状態情報の端末IDに、受信した可能種別を関連付けて登録する。これにより、端末状態記憶部204は端末IDとユーザ名とエリア識別子とボランティア可能種別が互いに関連付いた端末状態情報を記憶する(図18(d)参照)。
一方、例えば第1ユーザ端末100から、端末IDと、ボランティアの支援要請として希望種別とが送信された場合、端末状態管理部207は端末IDと希望種別を受信する。その後、端末状態管理部207は端末状態記憶部204にアクセスして、受信した端末IDと関連付けられたエリア識別子を特定する。端末状態管理部207は特定したエリア識別子と共通し、かつ、ボランティアの希望種別と一致(マッチ)するボランティア可能種別を特定し、特定したボランティア可能種別と関連付いたユーザ名を第1ユーザ端末100に向けて送信する。したがって、例えば端末状態管理部207が端末ID「T−A」と希望種別「情報提供」の組み合わせを受信した場合、まず、端末ID「T−A」と関連付けられたエリア識別子「X」を特定し、特定したエリア識別子「X」と共通し、かつ、希望種別「情報提供」と一致する可能種別「情報提供」と関連付いたユーザ名「Bさん」、「Cさん」、「Dさん」を支援者の情報として第1ユーザ端末100に送信する。これにより、第1ユーザ端末100はこれら支援者の情報を含むマッチング画面30を表示することができる。なお、端末状態管理部207は、第1ユーザ端末100でマッチング画面において選択された候補者の候補者情報を受け付けると、受け付けた候補者情報に支援要請に関する情報を送信する。
アプリデータ取得部208は、検知結果受信部205から出力されたアプリ名に基づいて、アプリデータ記憶部203からアプリ名に応じたアプリデータを抽出する。アプリデータ取得部208は、アプリデータを抽出すると、抽出したアプリデータをアプリデータ送信部209に出力する。アプリデータ送信部209はアプリデータ取得部208から出力されたアプリデータを第1ユーザ端末1000に向けて送信する。これにより、第1ユーザ端末100のアプリデータ受信部116はアプリデータを受信することができる。なお、第2ユーザ端末150,160,170,180,190についても、特定のサービスエリアARへの進入を契機に、管理サーバ200から、進入したサービスエリアARに対応するアプリデータを受信することとなる。
情報管理部210は端末状態管理部207と連携し、端末状態管理部207を介して、同じサービスエリアARに位置する端末状態情報を確認して管理する。実施形態1で説明したように、情報管理部210は、図7における、メッセージ統合部211、メッセージ受信部210A、メッセージ送信部210B、及び端末特定部210C(図17ではいずれも不図示)を備えている。したがって、端末特定部210Cは、メッセージ受信部210Aが第2ユーザ端末160から送信されたメッセージを受信すると、受信したメッセージに基づいて端末状態管理部207と連携し、端末状態管理部207を介して、同じサービスエリアARに位置する端末を特定する。メッセージ統合部211は、メッセージ受信部210Aが第2ユーザ端末160から送信されたメッセージを受信すると、メッセージ受信部210Aが受信したメッセージと第1ユーザ端末100から送信されたメッセージとを統合する。メッセージ送信部210Bは2つのメッセージを統合した統合後のメッセージを第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末160に送信する。これにより、第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末160はそれぞれ統合後のメッセージを含む画面を表示することができる。このように、ユーザUAとユーザUCはメッセージを交換することができる。
図19は実施形態2に係る第1ユーザ端末100の動作の一例を示すフローチャートである。特に、図19に示すフローチャートは基本アプリ部110によって実行される。上述したように、基本アプリ部110を実現する基本アプリは第1ユーザ端末100に事前にインストールされている。図20は実施形態2に係る管理サーバ200の動作の一例を示すフローチャートである。なお、第2ユーザ端末150,160,170,180,190の動作についてはいずれも第1ユーザ端末100の動作と同様であるため、説明を省略する。
まず、第1ユーザ端末100に基本アプリがインストールされると、図19に示すように、エリア設定部111は静的エリア情報を取得する(ステップS301)。より詳しくは、エリア設定部111は、静的エリア記憶部201に対し静的エリア情報の第1ユーザ端末100への送信を要求することにより、静的エリア情報を取得する。エリア設定部111は静的エリア情報を取得すると、エリア情報記憶部112に保存する。これにより、第1ユーザ端末100にサービスエリアARが設定される。
ステップS301の処理が完了すると、エリア検知部113はサービスエリアARへの出入りを検知するまで後続の処理を待機する(ステップS302:NO)。エリア検知部113はサービスエリアARへの出入りを検知すると(ステップS302:YES)、検知結果送信部115にイン/アウト情報を出力する(ステップS303)。例えば、エリア検知部113はサービスエリアARへの進入を検知すると、エリアインを含むイン/アウト情報を検知エリア情報と共に出力する。エリア検知部113はサービスエリアARからの退出を検知すると、エリアアウトを含むイン/アウト情報を検知エリア情報と共に出力する。
ステップS303の処理が完了すると、検知結果送信部115は検知結果を管理サーバ200に向けて送信する(ステップS304)。より詳しくは、検知結果送信部115はエリア検知部113から出力されたイン/アウト情報を受け付けると、端末ID管理部114から端末IDを取得する。検知結果送信部115は取得した端末IDと、イン/アウト情報と、検知エリア情報とを含む検知結果を管理サーバ200に向けて送信する。ステップS304の処理が完了すると、エリア検知部113は、ステップS302の処理で検知したサービスエリアARへの出入りが、サービスエリアARへの進入であったかを判断する(ステップS305)。
ここで、図20に示すように、管理サーバ200では、検知結果受信部205が検知結果を受信するか、端末状態管理部207がボランティア可能種別を受信するか、端末状態管理部207がボランティアの希望種別を受信まで待機する(ステップS401:NO、ステップS407:NO、ステップS409:NO)。検知結果受信部205は第1ユーザ端末100から送信された検知結果を受信した場合(ステップS401:YES)、検知結果を、アプリ名取得部206および端末状態管理部207に出力する(ステップS402)。より詳しくは、検知結果受信部205は検知結果に含まれるイン/アウト情報と検知エリア情報をアプリ名取得部206に出力する。また、検知結果受信部205は検知結果に含まれる端末ID、イン/アウト情報、及び検知エリア情報のすべてを端末状態管理部207に出力する。
ステップS402の処理が完了すると、次いで、端末状態管理部207は端末状態情報を更新する(ステップS403)。より詳しくは、端末状態管理部207は検知結果受信部205から出力された端末ID、イン/アウト情報、及び検知エリア情報を受け付けると、イン/アウト情報を確認する。そして、イン/アウト情報にエリアインが含まれていると判断した場合、端末状態管理部207は端末IDと検知エリア情報とを対応付けて端末状態記憶部204に保存する。これにより、端末状態記憶部204は端末状態情報を記憶する。なお、イン/アウト情報にエリアアウトが含まれている場合、端末状態管理部207は受け付けた端末IDと検知エリア情報の組み合わせに応じた端末状態情報を端末状態記憶部204から削除する。
ステップS403の処理が完了すると、次いで、アプリ名取得部206はアプリ名を取得して出力する(ステップS404)。より詳しくは、アプリ名取得部206は検知結果受信部205から出力されたイン/アウト情報と検知エリア情報を受け付ける。アプリ名取得部206は受け付けたイン/アウト情報にエリアインが含まれていると判断した場合、エリアサービス記憶部202にアクセスし、受け付けた検知エリア情報に応じたアプリ名を取得する。アプリ名取得部206はアプリ名を取得すると、取得したアプリ名をアプリデータ取得部208に出力する。
ステップS404の処理が完了すると、次いで、アプリデータ取得部208はアプリデータを取得して出力する(ステップS405)。より詳しくは、アプリデータ取得部208はアプリ名取得部206から出力されたアプリ名を受け付けると、アプリデータ記憶部203にアクセスし、受け付けたアプリ名に応じたアプリデータを取得する。実施形態2では、アプリデータ取得部208はアプリデータ「ボランティア.zip」を取得する(図18(c)参照)。アプリデータ取得部208はアプリデータを取得すると、取得したアプリデータをアプリデータ送信部209に出力する。ステップS405の処理が完了すると、次いで、アプリデータ送信部209はアプリデータを、検知結果を送信した第1ユーザ端末100に向けて送信する(ステップS406)。ステップS406の処理が完了すると、再び、検知結果受信部205が検知結果を受信するか、端末状態管理部207がボランティア可能種別を受信するか、端末状態管理部207がボランティアの希望種別を受信まで待機する。なお、ステップS403の処理とステップS404乃至S406の処理は処理の順序が逆であってもよいし、並行して実行されてもよい。
図19に戻り、第1ユーザ端末100では、ステップS305の処理において、エリア検知部113がサービスエリアARへの進入を検知した場合(ステップS305:YES)、アプリデータ受信部106は管理サーバ200から送信されたアプリデータの受信が完了するまで待機する(ステップS306:NO)。そして、アプリデータ受信部106はアプリデータの受信が完了すると(ステップS306:YES)、サービスアプリ部120にアプリを実行させる(ステップS307)。これにより、サービスアプリ部120はアプリを実行する。より詳しくは、アプリデータ受信部106はアプリデータの受信が完了すると、受信したアプリデータをサービスアプリ部120に出力する。サービスアプリ部120はアプリデータを受け付けると、受け付けたアプリデータを解凍して展開する。実施形態2では、サービスアプリ部120はアプリデータ「ボランティア.zip」を受け付けるため、アプリデータを解凍して展開して、実行することで、メッセージ交換部121、ボランティア種別登録部126、希望種別選択部127、候補者取得部128、及びマッチング画面表示部129を生成する。これにより、メッセージ交換部121、ボランティア種別登録部126、希望種別選択部127、候補者取得部128、及びマッチング画面表示部129はそれぞれ自身の機能を発揮することができる。
したがって、第2ユーザ端末160であれば、ボランティア可能種別を管理サーバ200に登録することができる。第1ユーザ端末100であれば、ボランティアの希望種別を選択すれば、第1ユーザ端末100とエリア識別子が共通し、選択した希望種別に応じたボランティア可能種別を登録した支援者の情報を含むマッチング画面30を表示することができる。
なお、ステップS305の処理において、エリア検知部113がサービスエリアARからの退出を検知した場合(ステップS305:NO)、サービスアプリ部120にアプリの動作を終了させる(ステップS308)。これにより、アプリが動作中であれば、サービスアプリ部120はアプリの動作を終了する。すなわち、第1ユーザ端末100がサービスエリアARの内側から外側に通過した場合、メッセージ交換部121によるメッセージの交換ができなくなる。
さらに、図21を図20と共に参照して、上述したステップS307の詳細について説明する。
図21は実施形態2に係るサービスアプリ部120の動作の一例を示すフローチャートである。図21に示すように、サービスアプリ部120がメッセージ交換部121、ボランティア種別登録部126、希望種別選択部127、候補者取得部128、及びマッチング画面表示部129を生成すると、ボランティア種別登録部126はボランティア可能種別が登録されたか否かを判断する(ステップS311)。ボランティア種別登録部126は可能種別が登録されたと判断した場合(ステップS311:YES)、可能種別を管理サーバ200に向けて送信する(ステップS312)。より詳しくは、ボランティア種別登録部126は端末ID管理部114から端末IDを取得し、取得した端末IDと共に可能種別を送信する。一方、ボランティア種別登録部126は可能種別が登録されていないと判断した場合(ステップS311:NO)、ステップS312の処理をスキップする。
管理サーバ200では、図20に示すように、端末状態管理部207が可能種別を受信すると(ステップS407:YES)、可能種別を登録する(ステップS408)。より詳しくは、端末状態管理部207は可能種別と端末IDを受信すると、受信した端末IDと可能種別の組み合わせを端末状態情報として端末状態記憶部204に登録する。例えば、端末状態管理部207が可能種別「情報提供」及び端末ID「T−C」を受信すると、端末状態情報において端末ID「T−C」がエリア識別子「X」及びユーザ名「Cさん」と関連付けられて登録されているため、端末状態管理部207は受信した端末ID「T−C」を含む端末状態情報に、受信した可能種別「情報提供」を関連付けて登録する(図18(d)参照)。ステップS408の処理が完了すると、ステップS401の処理に戻る。
一方、図21に示すステップS311又はS312の処理が完了した場合、希望種別選択部127が操作に基づいて希望種別を選択したか否かを判断する(ステップS313)。希望種別選択部127が希望種別を選択したと判断した場合(ステップS313:YES)、希望種別選択部127は候補者取得部128に希望種別を出力する(ステップS314)。候補者取得部128は希望種別を受け付けると、受け付けた希望種別を管理サーバ200に向けて送信する(ステップS315)。より詳しくは、候補者取得部128は端末ID管理部114から端末IDを取得し、取得した端末IDと共に希望種別を送信する。
管理サーバ200では、図20に示すように、端末状態管理部207が希望種別を受信すると(ステップS409:YES)、第2ユーザ端末150,・・・,190の少なくとも1台を特定し(ステップS410)、特定した第2ユーザ端末150を携帯するユーザUBの氏名や特定した第2ユーザ端末160を携帯するユーザUCの氏名などを含む候補者情報を第1ユーザ端末100に向けて送信する(ステップS411)。より詳しくは、端末状態管理部207は希望種別と共に受信した端末IDに基づいて、まず、第1ユーザ端末100のエリア識別子を特定する。その後、端末状態管理部207は特定したエリア識別子が共通し、受信した希望種別と対応(具体的には一致)するボランティア可能種別を検出すると、検出したボランティア可能種別と対応付けられた端末IDを有する第2ユーザ端末150,・・・,190の少なくとも1台を特定する。また、端末状態管理部207は特定したエリア識別子が共通し、受信した希望種別と対応(具体的には一致)するボランティア可能種別と対応付けられたユーザ名を特定し、特定したユーザ名を含む候補者情報を第1ユーザ端末100に送信する。ステップS411の処理が完了すると、端末状態管理部207はユーザ名を受信するまで待機する(ステップS412:NO)。
第1ユーザ端末100では、図21に示すように、候補者取得部128が管理サーバ200から送信された候補者情報を取得する(ステップS316)。ステップS316の処理が完了すると、マッチング画面表示部129は候補者情報に含まれる一又は複数のユーザ名を表示する(ステップS317)。より詳しくは、マッチング画面表示部129は候補者情報に含まれる一又は複数のユーザ名とユーザ名のそれぞれに対応する操作ボタンBT3を含むマッチング画面30(図14(b)参照)を表示する。マッチング画面表示部129は指示に基づいていずれかのユーザ名を選択して管理サーバ200に送信する(ステップS318)。例えば、マッチング画面表示部129はユーザUAの指示に基づいてユーザ名「Cさん」を選択すると、選択したユーザ名「Cさん」を管理サーバ200に向けて送信する。
管理サーバ200では、図20に示すように、端末状態管理部207がユーザ名を受信すると(ステップS412:YES)、支援要請の情報を送信し(ステップS413)、ステップS401の処理に戻る。例えば、端末状態管理部207がステップS410の処理で3台の第2ユーザ端末150,160,170を特定した場合、まず、端末状態管理部207は特定した3台の第2ユーザ端末150,160,170の中から、受信したユーザ名「Cさん」と対応付けられた端末ID「T−C」を特定する。そして、端末状態管理部207は特定した端末ID「T−C」の第2ユーザ端末160に支援要請の情報を送信する。
これにより、第2ユーザ端末160では、第2ユーザ端末160のマッチング画面表示部が別のマッチング画面31を表示する(図13(c)参照)。第2ユーザ端末160のマッチング画面表示部は要請を引き受ける旨の操作を検出すると、その旨を管理サーバ200に通知する。
管理サーバ200の情報管理部210は第2ユーザ端末160から要請を引き受ける旨が通知されると、その旨を第1ユーザ端末100に通知する。これにより、図21に示すように、第1ユーザ端末100のメッセージ交換部121は第2ユーザ端末160とメッセージを交換する(ステップS319)。
したがって、ユーザUAが第1ユーザ端末100に表示されたユーザUB、ユーザUC、ユーザUDの各氏名の中からユーザUCに連絡する旨の指示を行うと(図14(b)参照)、メッセージ交換部121は管理サーバ200を経由した第2ユーザ端末160とメッセージを交換する。なお、希望種別選択部127が希望種別を選択しなかったと判断した場合(ステップS313:NO)、希望種別選択部127は後続のステップS314からステップS319までの処理をスキップする。
以上、実施形態2によれば、管理サーバ200は端末状態管理部207を備えている。端末状態管理部207はサービスエリアARの内側に位置する第1ユーザ端末100からボランティアの支援要請として送信された希望種別「情報提供」を受信すると、受信した希望種別「情報提供」に応じて、例えばサービスエリアARの内側に位置する第2ユーザ端末150,160,170を特定する。第2ユーザ端末150,160,170のいずれか1台しかボランティア可能種別「情報提供」を登録していない場合には、端末状態管理部207はその1台を特定する。端末状態管理部207は第2ユーザ端末150,160,170を特定すると、特定した第2ユーザ端末150,160,170のいずれかに対し、支援要請に関する情報を送信する。端末状態管理部207が情報を送信する送信先は第1ユーザ端末100に対して行われた第2ユーザ端末150,160,170の保持者の選択に応じて決定される。
これにより、サービスエリアAR内でのボランティアを支援することができる。本実施形態2によれば、管理サーバ200が、支援者となりうるユーザにより登録されたボランティア可能種別を管理する。したがって、本実施形態2は、要請者がボランティアを要請しても、支援者の属性(ボランティア可能種別)によっては要請者の要請に支援者が協力できないという状況を開示することができる。
(実施形態3)
続いて、図22及び図23を参照して、本件の実施形態3について説明する。図22(a)は実施形態3に係る第1ユーザ端末100の動作の一部を例示するフローチャートである。特に、図22(a)に示すフローチャートは基本アプリ部110によって実行される。図22(b)及び(c)は実施形態3に係る第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,160,170,180,190のそれぞれに表示される画面の一例である。図23(a)乃至(d)は実施形態3に係る第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,160,170,180,190のそれぞれに表示される画面の他の一例である。
図22(a)に示すように、実施形態2で説明したステップS308の処理の後にアプリを消去する処理を表すステップS309を実行してから、ステップS301の処理に戻ってもよい。これにより、第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,160,170,180,190のどれもがサービスエリアARの内側から外側に通過すると、サービスアプリ(ボランティアアプリ)が消去される。これにより、例えば第1ユーザ端末100がサービスエリアARから退出すると、第1ユーザ端末100にインストールされたサービスアプリが占有していた記憶領域が動的に開放され、記憶領域が増大する。また、ユーザUBやユーザUCなどの支援者の個人情報を含む履歴情報なども動的に消去され、履歴情報が占有していた記憶領域が動的に開放され、記憶領域が増大する。さらに、履歴情報が消去されることにより履歴情報の情報漏洩の危険性が回避されるため、さらに、セキュリティが向上する。結果的に、メッセージを交換していた要請者や支援者のプライバシーが確保される。メッセージのやり取りの中で、個人を特定する情報がやり取りされた場合に、サービスアプリ上に個人情報が残ってしまう危険性がある。例えば、写真撮影など、要請者と支援者が直接会って、支援を行う場合には、待ち合わせなどの目的で、氏名や服装などの個人情報をメッセージでやり取りすることが考えられる。本実施形態3は、サービスエリアARを退出したタイミングで、これらの個人情報を削除することで、個人情報が互いの端末に残ることを防ぐ。
より詳しく説明すると、図19を参照して説明したステップS305の処理において、エリア検知部113がサービスエリアARからの退出を検知した場合、エリア検知部113はサービスアプリ部120にサービスアプリの動作を終了させ、その後、そのサービスアプリを消去する(ステップS309)。例えば、第1ユーザ端末100がサービスエリアARから退出すると、エリア検知部113は、図22(b)に示すように、サービスエリアARからの退出とサービスアプリの消去を通知する通知画面を表示する。そして、エリア検知部113は、サービスアプリの消去が完了すると、図22(c)に示すように、サービスアプリの消去完了を通知する通知画面を表示する。
なお、図23(a)に示すように、エリア検知部113は、消去対象の選択に応じて、サービスアプリの消去を実行せずに、履歴情報を消去するようにしてもよいし、サービスアプリの消去と履歴情報を消去のいずれも実行しないようにしてもよい。例えば、図23(a)に示すように、サービスアプリの消去を実行せずに、履歴情報を消去する選択が行われた場合、エリア検知部113はサービスアプリを残存させつつ、履歴情報を消去して、図23(b)に示すように、その旨を通知する通知画面を表示する。
また、図23(c)に示すように、エリア検知部113は、消去対象の選択に応じて、サービスアプリの消去を実行せずに、属性情報を消去するようにしてもよいし、サービスアプリの消去と属性情報を消去のいずれも実行しないようにしてもよい。属性情報は管理サーバ200に登録されたボランティア可能種別を表している。例えば、図23(c)に示すように、サービスアプリの消去を実行せずに、属性情報を残す選択が行われた場合、エリア検知部113はサービスアプリを残存させつつ、属性情報の維持を管理サーバ200に通知し、図23(d)に示すように、その旨を通知する通知画面を表示する。この場合、管理サーバ200の端末状態管理部207はボランティア可能種別を消去せずに保持する。これにより、ユーザUBやユーザUCといった支援者はボランティア可能種別の再登録を行わないで済み、継続してサービスを利用することができる。
(実施形態4)
続いて、図24及び図25を参照して、本件の実施形態4について説明する。図24は実施形態4に係る端末状態管理テーブルT16の一例である。図25(a)及び(b)は実施形態4に係る第2ユーザ端末160の画面表示例である。図25(c)及び(d)は実施形態4に係る第1ユーザ端末100の画面表示例である。
実施形態2では、端末状態管理テーブルT15(図18(d)参照)を説明したが、図24に示すように、端末状態管理テーブルT15にコンディションを含めた端末状態管理テーブルT16を採用してもよい。コンディションはユーザUBやユーザUCの現在の状況を表している。
例えば、図25(a)及び(b)に示すように、実施形態4では、ボランティア可能種別「情報提供」が第2ユーザ端末150,160,170のそれぞれから登録され、さらに、第2ユーザ端末160から現在のコンディションが取込中である旨が登録される。例えば、ユーザUCがボランティアを要請するユーザUAと異なる別の要請者(不図示)に対応していたり、私用などで現時点では対応できなかったりする場合、ユーザUCは第2ユーザ端末160を操作して取込中である旨を第2ユーザ端末160に入力する。これにより、図24に示すように、ボランティア種別登録部126は取込中である旨を第2ユーザ端末160の端末IDと共に管理サーバ200に向けて送信し、端末状態管理部207は受信した端末IDを含む端末状態情報のコンディションをOKから取込中に書き換える。これにより、図24に示すように、端末状態管理テーブルT16におけるユーザUCのコンディションが取込中に変更される。
この状態で、例えば図25(c)及び(d)に示すように、ユーザUAは第1ユーザ端末100に要請を望むボランティアの種別に応じた支援者を選定することができる。具体的には、まず、ユーザUAが第1ユーザ端末100に表示されたスタート画面10においてボランティアの種別として情報提供を選択する操作ボタンBT2を押下する操作を行う。第1ユーザ端末100は当該操作を検出すると、マッチング画面30を表示する。マッチング画面30には、管理サーバ200にボランティア可能種別として情報提供を登録した支援者の名前とその支援者に連絡するための複数の操作ボタンBT3が管理サーバ200の処理により含まれている。特に、管理サーバ200にコンディションとして取込中を登録した支援者については操作ボタンBT3に取込中である旨が表示され、操作ボタンBT3を押下する操作が行えないように制御されている。これにより、ユーザUAは第1ユーザ端末100に表示されたマッチング画面30において、ユーザUCへの連絡を回避し、ユーザUB又はユーザUDに連絡する操作ボタンBT3を押下する操作を行う。
このように、実施形態4によれば、偶発的に支援者が要請者の要請に対応できない状況におかれている場合には、要請者にその旨が伝わり、要請者の要請に対応できない状況におかれている支援者には無駄な要請が送信されないで済む。
(実施形態5)
続いて、図26及び図27を参照して、本件の実施形態5について説明する。図26は実施形態5に係る端末状態管理テーブルT17の一例である。図27(a)乃至(d)は実施形態5に係る第1ユーザ端末100の画面表示例である。
実施形態2では、端末状態管理テーブルT15(図18(d)参照)を説明したが、図26に示すように、端末状態管理テーブルT15にスキルを含めた端末状態管理テーブルT17を採用してもよい。スキルはユーザUBやユーザUCといった支援者が有する技能レベルを表している。スキルにおいて、星印の数が多いほど高い評価を表している。例えば情報提供であれば支援者の地理の知識の質や量などが該当し、例えば写真撮影であれば支援者の撮影技術の質などが該当する。同様に、通訳であれば非母国語の言語能力の質などが該当し、荷物持ちであれば、荷物の搬送時の取り扱いに関する質などが該当する。
例えば、図27(a)に示すように、第1ユーザ端末100において希望種別「写真撮影」が選択されて管理サーバ200に送信されると、管理サーバ200(具体的には端末状態管理部207)は第1ユーザ端末100が所属するサービスエリアARのエリア識別子「X」と共通し、かつ、希望種別「写真撮影」と一致(マッチ)するボランティア可能種別「写真撮影」が登録されたユーザUE及びユーザUFを候補者情報として特定する。特に、管理サーバ200は候補者情報を特定するとともに、特定した候補者情報のスキルも特定する。管理サーバ200は候補者情報とスキルを特定すると、特定した候補者情報とスキルを第1ユーザ端末100に送信する。これにより、図27(b)に示すように、第1ユーザ端末100は特定した候補者情報としてのユーザUE及びユーザUF並びにこれら候補者情報のスキルを含むマッチング画面30を表示する。
例えば、図27(b)に示すように、ユーザUAがユーザUFより評価が高いユーザUEとの連絡を行うための操作ボタンBT3を押下する指示を行うと、第1ユーザ端末100は指示に応じた候補者情報を選択し、選択した候補者情報を管理サーバ200に向けて送信する。管理サーバ200は候補者情報を受信すると、受信した候補者情報に基づいてその候補者情報に対応する支援者が保持する第2ユーザ端末180に向けて、支援要請に関する情報を送信する。これにより、第2ユーザ端末180が別のマッチング画面を表示するため、ユーザUEはユーザUAの要請を引き受けるか否か判断することができる。ユーザUEはユーザUAの要請を引き受けた場合、第2ユーザ端末180は要請を引き受けた旨の情報を管理サーバ200に送信する。これにより、図27(c)に示すように、ユーザUAとユーザUEは写真撮影のボランティアに関するメッセージを交換することができる。
そして、ユーザUEがユーザUAに対する支援を終えると、第1ユーザ端末100は、図27(d)に示すように、評価登録画面を表示する。ユーザUAがユーザUEに対する評価を登録すると、希望種別選択部127はユーザUEの情報(例えば氏名など)と共に管理サーバ200に向けて評価を送信する。端末状態管理部207はユーザUEの情報と評価を受信すると、端末状態記憶部204にアクセスし、受信した情報を含む端末状態情報のスキルを、受信した評価に基づいて更新する。
このように、実施形態5によれば、要請者が高度の撮影技術を有する支援者を要請する場合には、支援者の評価に基づいて、支援者を選択することができ、要請者と支援者との間でトラブルが発生しないで済む。
(実施形態6)
続いて、図28乃至図35を参照して、本件の実施形態6について説明する。まず、図28を参照して、実施形態6の概要について説明する。図28は実施形態6に係るサービス活動支援システムST3の一例である。図29(a)及び(b)は実施形態6に係る第1ユーザ端末100の画面表示例である。サービス活動支援システムST3は、実施形態2に係るサービス活動支援システムST2と同様に、1台の第1ユーザ端末100及び5台の第2ユーザ端末150,160,170,180,190を含む複数のユーザ端末と、処理装置としての管理サーバ200とを備えている。一方で、実施形態6では、実施形態2と異なり、サービスエリアARより小さなサブエリアAR−SがサービスエリアARと共に第1ユーザ端末100の位置に基づき、設定される。サブエリアAR−Sの範囲はユーザUAを中心に、ユーザUAが要請するボランティアの希望種別に応じて決定される。なお、図28では示さないが、第2ユーザ端末150,160,170,180,190にも同様にユーザUAを中心とするサブエリアAR−Sが設定される。
詳細は後述するが、管理サーバ200はサービスエリアARに所属し、かつ、サブエリアAR−Sにも所属する支援者の中から、希望種別に応じたボランティア可能種別を登録した支援者を候補者情報として特定する。例えばユーザUEとユーザUFがどちらもボランティア可能種別として写真撮影を登録していても、図28に示すように、ユーザUFがサブエリアAR−Sに所属していなければ、図29(a)及び(b)に示すように、ユーザUFは候補者情報として特定することができない。したがって、この場合、サービスエリアARとサブエリアAR−Sの両方に所属するユーザUEが候補者情報として特定される。すなわち、ユーザUAを中心に、ユーザUAが要請するボランティアの希望種別に応じて決定される範囲の外に位置するユーザUFが候補者情報の特定対象から除外される。そして、ユーザUAを中心に、ユーザUAが要請するボランティアの希望種別に応じて決定される一定の範囲の内に位置するユーザUEが候補者情報として特定される。したがって、ユーザUEはユーザUAの至急の要請に対して迅速に対応することができる。
以下、実施形態6の詳細について説明する。
図30は実施形態6に係る第1ユーザ端末100のブロック図の一例である。図31は実施形態6に係るローカルエリア管理テーブルT18の一例である。なお、第2ユーザ端末150,160,170,180,190については第1ユーザ端末100と同様の機能構成であるため、説明を省略する。また、第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,160,170,180,190のハードウェア構成については、図3を参照して説明したハードウェア構成と同様であるため、説明を省略する。さらに、図15に示される構成と同様の構成には基本的に同一符号を付し、その説明を省略する。図30に示すように、実施形態6に係る第1ユーザ端末100は候補者取得部128が位置情報送信部128Aを有する点を除き実施形態2に係る第1ユーザ端末100と同様である。
ここで、実施形態6に係るエリア設定部117は管理サーバ200から静的エリア情報を取得して、エリア情報記憶部112に保存する。これにより、図31に示すように、エリア情報記憶部112はエリア識別子「X」とエリア定義座標「xx,yy,rr」とを関連付けて記憶する。この結果、第1ユーザ端末100に仮想的なサービスエリアARがローカルエリア情報として設定される。また、エリア設定部117は管理サーバ200から後述する動的エリア情報を取得して、エリア情報記憶部112に保存する。これにより、図31に示すように、エリア情報記憶部112はエリア識別子「A1」とエリア定義座標「x−a1,y−a1,r−a1」とを関連付けて記憶する。この結果、第1ユーザ端末100に仮想的なサブエリアAR−Sがローカルエリア情報として設定される。
一方、位置情報送信部128Aは、第1ユーザ端末100がサービスエリアARに進入すると、端末ID管理部114から端末IDを取得し、サブエリアAR−Sに対して付与するエリア識別子を新たに生成する。位置情報送信部128Aは新たなエリア識別子を生成せずに、予め定められたエリア識別子を利用してもよい。位置情報送信部128Aは、エリア識別子を新たに生成すると、緯度と経度によって特定される第1ユーザ端末100の現在の位置座標と新たなエリア識別子とを含む位置情報を、取得した端末IDと共に、管理サーバ200に向けて送信する。なお、位置情報送信部128Aが位置情報と端末IDを送信した後、候補者取得部128が希望種別選択部127から希望種別を受け付けると、候補者取得部128は受け付けた希望種別と新たなエリア識別子とを管理サーバ200に向けて送信する。
図32は実施形態6に係る管理サーバ200のブロック図の一例である。図33(a)は実施形態6に係る端末状態管理テーブルT19の一例である。図33(b)は実施形態6に係る設定範囲管理テーブルT20の一例である。図33(c)は実施形態6に係る動的エリア管理テーブルT21の一例である。
なお、図17に示される構成と同様の構成には基本的に同一符号を付し、その説明を省略する。図32に示すように、実施形態6に係る管理サーバ200は設定範囲記憶部213、動的エリア記憶部214、及び動的エリア設定部215をさらに有する点を除き、基本的に実施形態2に係る管理サーバ200と同様である。なお、設定範囲記憶部213及び動的エリア記憶部214は上述したHDD200Eによって実現することができる。動的エリア設定部215は上述したCPU200Aによって実現することができる。
ここで、実施形態6に係る端末状態記憶部204は端末状態情報を記憶する。端末状態情報は第1ユーザ端末100や第2ユーザ端末150,160,170,180,190などの現在の状態を表す情報である。実施形態6に係る現在の状態とは、具体的には、第1ユーザ端末100や第2ユーザ端末150,160,170,180,190などが現時点で所属するサービスエリアARやサブエリアAR−Sである。端末状態情報は、図33(a)に示すように、例えば端末ID「T−B」とユーザ名「Bさん」とエリア識別子「X」及び「A1」とボランティア可能種別「情報提供」を含み、端末状態管理テーブルT19によって管理される。実施形態6では、図33(a)に示すように、端末ID「T−A」によって識別される第1ユーザ端末100、及び端末ID「T−B」によって識別される第2ユーザ端末150、・・・、端末ID「T−F」によって識別される第2ユーザ端末190の全てがいずれもエリア識別子「X」で識別されるサービスエリアAR内に位置している。一方で、第1ユーザ端末100、及び第2ユーザ端末150,180はいずれもエリア識別子「A1」で識別されるサブエリアAR−S内に位置しているが、第2ユーザ端末160,170,190は端末状態管理テーブルT19にエリア識別子「A1」が登録されていないため、第2ユーザ端末160,170,190はサブエリアAR−S外に位置している。このように、端末状態記憶部204は端末IDとユーザ名とエリア識別子とボランティア可能種別とを対応付けて記憶している。
設定範囲記憶部213はサブエリアAR−Sの半径を設定範囲として表す設定範囲情報を記憶する。設定範囲情報は、図33(b)に示すように、例えばボランティア種別「写真撮影」とそのボランティア種別に応じた設定範囲「80m」を対応付けて含む。設定範囲情報は設定範囲管理テーブルT20によって管理される。これにより、ボランティア種別に応じた設定範囲を抽出することができる。
動的エリア記憶部214は動的エリア情報を記憶する。動的エリア情報は、図33(c)に示すように、サブエリアAR−Sを識別するエリア識別子「A1」とサブエリアAR−Sの範囲を定義するエリア定義座標「x−a1,y−a1,r−a1」とを含む。動的エリア情報は動的エリア管理テーブルT21によって端末ID毎に管理される。このように、動的エリア情報によってサブエリアAR−Sが定義される。上述した第1ユーザ端末100のエリア設定部111は動的エリア記憶部214から動的エリア情報を取得する。
動的エリア設定部215は第1ユーザ端末100から送信された端末ID、及び位置情報を受信する。動的エリア設定部215は端末ID、及び位置情報を受信すると、動的エリア記憶部214にアクセスし、受信した位置情報に含まれる新たなエリア識別子と緯度及び経度によって特定される位置座標とを対応付けて、動的エリア情報の一部として動的エリア記憶部214に登録する。そして、動的エリア設定部215は第1ユーザ端末100から送信された希望種別を受信すると、設定範囲記憶部213にアクセスし、受信した希望種別に応じた設定範囲を取得する。動的エリア設定部215は設定範囲を取得すると、動的エリア記憶部214にアクセスし、取得した設定範囲を動的エリア記憶部214が記憶する動的エリア情報の一部に関連付けて登録する。これにより、希望種別に応じた範囲を定義する動的エリア情報が完成する(図33(c)参照)。
動的エリア設定部215は設定範囲を登録すると、登録した動的エリア情報を第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,・・・,190の全てに向けて送信する。これにより、第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,・・・,190のそれぞれにユーザUAを中心とするサブエリアAR−Sが設定される。これにより、エリア検知部113は第1ユーザ端末100がサブエリアAR−Sに所属していれば、検知エリア情報「A1」を管理サーバ200に向けて送信することができる。第2ユーザ端末150,・・・,190のそれぞれのエリア検知部(不図示)も同様に検知エリア情報「A1」を管理サーバ200に向けて送信することができる。この結果、管理サーバ200の端末状態管理部207は端末状態記憶部204にサブエリアAR−Sのエリア識別子「A1」を登録することができる。
続いて、実施形態6に係るサービス活動支援システムST3の動作について説明する。
図34(a)は実施形態6に係る第1ユーザ端末100の動作の一部を例示するフローチャートである。特に、図34(a)に示すフローチャートは基本アプリ部110とサービスアプリ部120によって実行される。図34(b)は候補者検索処理の一例を示すフローチャートである。図35は実施形態6に係る管理サーバ200の動作の一部を例示するフローチャートである。なお、基本アプリ部110の動作については、図19を参照して説明した実施形態2の動作と同様である。
図34(a)に示すように、実施形態2で説明したステップS314の処理とステップS316の処理の間に実行されるステップS315の処理を、実施形態6では、候補者検索処理を表すステップS320に変更する。これにより、第1ユーザ端末100から希望種別が送信された場合、第1ユーザ端末100を中心に希望種別に応じた設定範囲によって定義されるサブエリアAR−S内に位置する支援者が候補者情報として第1ユーザ端末100に表示される。
より詳しく説明すると、図21を参照して説明したステップS314の処理において、希望種別選択部127が希望種別を出力すると、基本アプリ部110とサービスアプリ部120が協働して候補者検索処理を実行する(ステップS320)。候補者検索処理が開始すると、図34(b)に示すように、まず、位置情報送信部128Aは端末IDと位置情報を管理サーバ200に向けて送信する(ステップS321)。上述したように、位置情報は、第1ユーザ端末100の位置座標と新たなエリア識別子を含んでいる。その後、候補者取得部128は希望種別を管理サーバ200に向けて送信する(ステップS322)。
ここで、図35に示すように、管理サーバ200では、図20を参照して説明したように、検知結果受信部205が検知結果を受信するか、端末状態管理部207がボランティア可能種別を受信するかだけでなく、動的エリア設定部215が位置情報と端末IDを受信するまで待機する(ステップS401:NO、ステップS407:NO、ステップS501:NO)。
動的エリア設定部215は第1ユーザ端末100から送信された位置情報と端末IDを受信した場合(ステップS501:YES)、位置情報と端末IDを登録し(ステップS502)、希望種別を受信するまで待機する(ステップS503:NO)。より詳しくは、動的エリア設定部215は位置情報に含まれる新たなエリア識別子と位置座標とを対応付けて端末ID毎に動的エリア情報の一部として動的エリア記憶部214に登録し、希望種別を受信するまで待機する。
そして、動的エリア設定部215は第1ユーザ端末100から送信された希望種別を受信した場合(ステップS503:YES)、設定範囲を抽出して(ステップS504)、抽出した設定範囲を動的エリア記憶部214に登録する(ステップS505)。これにより、動的エリア情報が完成する(図33(c)参照)。すなわち、希望種別が写真撮影である場合、設定範囲として80メートルが抽出され、エリア定義座標の半径であるr−a1が80メートルとなる。動的エリア設定部215は動的エリア情報が完成すると、動的エリア情報を第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150,・・・,190の全てに送信する(ステップS506)。動的エリア設定部215が動的エリア情報を送信した後、端末状態管理部207は新たなエリア識別子を受信するまで待機する(ステップS507:NO)。
一方、図34(b)に示すように、第1ユーザ端末100では、エリア設定部111が管理サーバ200から送信された動的エリア情報を取得すると(ステップS323)、ローカルエリア情報を更新する(ステップS324)。これにより、第1ユーザ端末100にサブエリアAR−Sが設定される。なお、第2ユーザ端末150,・・・,190も第1ユーザ端末100と同様にサブエリアAR−Sが設定される。
この結果、例えば第2ユーザ端末180がサブエリアAR−Sに進入すると、第2ユーザ端末180のエリア検知部は第2ユーザ端末180のサブエリアAR−Sへの進入を検知し、サブエリアAR−Sへのエリアインを含むイン/アウト情報を検知エリア情報と共に出力する(ステップS325)。この場合、検知エリア情報は新たなエリア識別子「A1」を表している。第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末150についても第2ユーザ端末180と同様である。
第2ユーザ端末180の検知結果送信部はイン/アウト情報を受け付けると、イン/アウト情報を管理サーバ200に向けて送信する(ステップS326)。より詳しくは、第2ユーザ端末180の検知結果送信部はイン/アウト情報を検知エリア情報と共に受け付けると、端末ID管理部114から端末IDを取得する。第2ユーザ端末180の検知結果送信部は、取得した端末IDとイン/アウト情報と検知エリア情報とを管理サーバ200に向けて送信する。これにより、管理サーバ200では、端末状態管理部207が検知エリア情報を端末状態記憶部204に登録することができる。すなわち、新たなエリア識別子「A1」が端末状態管理テーブルT19に登録される(図33(a)参照)。
ステップS326の処理が完了すると、次いで、候補者取得部128は希望種別と新たなエリア識別子を管理サーバ200に向けて送信する(ステップS327)。これにより、図35に示すように、管理サーバ200では、端末状態管理部207が新たなエリア識別子を受信する(ステップS507:YES)。端末状態管理部207が新たなエリア識別子を受信すると、新たなエリア識別子と希望種別と第1ユーザ端末100が所属するサービスエリアARのエリア識別子とに基づいて、対応する支援者を候補者情報として抽出する。端末状態管理部207は候補者情報を抽出すると、抽出した候補者情報を第1ユーザ端末100に向けて送信する(ステップS508)。第1ユーザ端末100では、図34(b)に示すように、候補者取得部128は管理サーバ200から送信された候補者情報を取得する(ステップS328)。これにより、第1ユーザ端末100はユーザUAから離れたユーザUFを除外して、候補者情報としてユーザUEを表示する(図29(b)参照)。このように、実施形態6によれば、要請者と支援者との距離に応じて要請者と支援者とを精度良く適合させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、サービスエリアARもサブエリアAR−Sも円に限定されず、楕円や矩形を含む多角形などであってもよい。また、実施形態2から実施形態6を適宜組み合わせてもよい。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)仮想的に地図上に設定された特定のエリアの内側に位置する第1の端末装置から送信されたサービス活動の支援に関する要求を受信すると、前記特定のエリアの内側に位置する、前記第1の端末装置とは異なる、1以上の第2の端末装置を特定し、特定した前記1以上の第2の端末装置に対して、前記要求に関する情報を送信する、処理をコンピュータが実行するサービス活動支援方法。
(付記2)前記コンピュータは、前記1以上の第2の端末装置から事前に登録された、サービス活動を特定する種別を、前記1以上の第2の端末装置毎に対応付けて管理し、前記要求に含まれる前記サービス活動の種別に対応付けられた前記1以上の第2の端末装置を特定する、ことを特徴とする付記1に記載のサービス活動支援方法。
(付記3)前記コンピュータは、前記1以上の第2の端末装置から事前に登録された、サービス活動を特定する種別と、前記1以上の第2の端末装置それぞれのユーザの状況を、前記1以上の第2の端末装置毎に対応付けて管理し、特定した前記1以上の第2の端末装置のうち、前記状況に基づき、少なくとも一つの第2の端末装置を特定する、ことを特徴とする付記1又は2に記載のサービス活動支援方法。
(付記4)前記コンピュータは、前記1以上の第2の端末装置から事前に登録された、サービス活動を特定する種別と、前記1以上の第2の端末装置のユーザの前記サービス活動に対する技能レベルとを、前記1以上の第2の端末装置毎に対応付けて管理し、前記第1の端末装置に対して、特定した前記1以上の第2の端末装置の情報とともに、前記技能レベルに関する情報を送信し、前記第1の端末装置により、選択された第2の端末装置に対して、前記要求に関する情報を送信する、ことを特徴とする付記1から3のいずれか1項に記載のサービス活動支援方法。
(付記5)前記コンピュータは、前記サービス活動を特定する種別と、エリアに関する範囲情報とを対応づけて管理し、前記要求で指定されたサービス活動の種別に対応する範囲情報で規定されるエリア内に存在する、前記1以上の第2の端末装置を特定する、ことを特徴とする付記1から4のいずれか1項に記載のサービス活動支援方法。
(付記6)仮想的に地図上に設定された特定のエリアの内側に位置する第1の端末装置から送信されたサービス活動の支援に関する要求を受信すると、前記特定のエリアの内側に位置する、前記第1の端末装置とは異なる、1以上の第2の端末装置を特定し、特定した前記1以上の第2の端末装置に対して、前記要求に関する情報を送信する、処理をコンピュータに実行させるサービス活動支援プログラム。
(付記7)複数の端末装置と通信可能なシステムであって、位置情報と仮想的に地図上に設定されたエリアにかかるエリア情報とに基づき、自装置が属するエリアにかかる第1のエリア情報を送信する送信部をそれぞれ有する複数の端末装置から、前記第1のエリア情報を受信し、前記複数の端末装置のうちの第1の端末装置から、サービス活動の支援に関する要求を受信した場合、前記第1の端末装置にかかる前記第1のエリア情報に基づき、前記第1の端末装置が属するエリアの内側に位置する1以上の第2の端末装置を特定し、特定した前記1以上の第2の端末装置に対して、前記要求に関する情報を送信する管理部を有することを特徴とするシステム。
(付記8)前記第1の端末装置は、前記第1の端末装置が属するエリアの外側に位置することを検知した場合、前記要求を送信するアプリケーションソフトウェアを消去し、前記1以上の第2の端末装置は、前記1以上の第2の端末装置が属するエリアの外側に位置することを検知した場合、前記要求に関する情報を受信するアプリケーションソフトウェアを消去する、ことを特徴とする付記7に記載のシステム。
ST1,ST2,ST3 サービス活動支援システム
100 第1ユーザ端末
110 基本アプリ部
120 サービスアプリ部
150,160,170,180,190 第2ユーザ端末
200 管理サーバ
201 静的エリア記憶部
202 エリアサービス記憶部
203 アプリデータ記憶部
204 端末状態記憶部
205 検知結果受信部
206 アプリ名取得部
207 端末状態管理部
208 アプリデータ取得部
209 アプリデータ送信部
210 情報管理部
210A メッセージ受信部
210B メッセージ送信部
210C 端末特定部
211 メッセージ統合部
213 設定範囲記憶部
214 動的エリア記憶部
215 動的エリア設定部

Claims (8)

  1. 仮想的に地図上に設定された特定のエリアの内側に位置する第1の端末装置から送信されたサービス活動の支援に関する要求を受信すると、前記特定のエリアの内側に位置する、前記第1の端末装置とは異なる、1以上の第2の端末装置を特定し、
    特定した前記1以上の第2の端末装置に対して、前記要求に関する情報を送信する、
    処理をコンピュータが実行するサービス活動支援方法。
  2. 前記コンピュータは、
    前記1以上の第2の端末装置から事前に登録された、サービス活動を特定する種別を、前記1以上の第2の端末装置毎に対応付けて管理し、
    前記要求に含まれる前記サービス活動の種別に対応付けられた前記1以上の第2の端末装置を特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサービス活動支援方法。
  3. 前記コンピュータは、
    前記1以上の第2の端末装置から事前に登録された、サービス活動を特定する種別と、前記1以上の第2の端末装置それぞれのユーザの状況を、前記1以上の第2の端末装置毎に対応付けて管理し、
    特定した前記1以上の第2の端末装置のうち、前記状況に基づき、少なくとも一つの第2の端末装置を特定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のサービス活動支援方法。
  4. 前記コンピュータは、
    前記1以上の第2の端末装置から事前に登録された、サービス活動を特定する種別と、前記1以上の第2の端末装置のユーザの前記サービス活動に対する技能レベルとを、前記1以上の第2の端末装置毎に対応付けて管理し、
    前記第1の端末装置に対して、特定した前記1以上の第2の端末装置の情報とともに、前記技能レベルに関する情報を送信し、前記第1の端末装置により、選択された第2の端末装置に対して、前記要求に関する情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のサービス活動支援方法。
  5. 前記コンピュータは、
    前記サービス活動を特定する種別と、エリアに関する範囲情報とを対応づけて管理し、
    前記要求で指定されたサービス活動の種別に対応する範囲情報で規定されるエリア内に存在する、前記1以上の第2の端末装置を特定する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のサービス活動支援方法。
  6. 仮想的に地図上に設定された特定のエリアの内側に位置する第1の端末装置から送信されたサービス活動の支援に関する要求を受信すると、前記特定のエリアの内側に位置する、前記第1の端末装置とは異なる、1以上の第2の端末装置を特定し、
    特定した前記1以上の第2の端末装置に対して、前記要求に関する情報を送信する、
    処理をコンピュータに実行させるサービス活動支援プログラム。
  7. 複数の端末装置と通信可能なシステムであって、
    位置情報と仮想的に地図上に設定されたエリアにかかるエリア情報とに基づき、自装置が属するエリアにかかる第1のエリア情報を送信する送信部をそれぞれ有する複数の端末装置から、前記第1のエリア情報を受信し、前記複数の端末装置のうちの第1の端末装置から、サービス活動の支援に関する要求を受信した場合、前記第1の端末装置にかかる前記第1のエリア情報に基づき、前記第1の端末装置が属するエリアの内側に位置する1以上の第2の端末装置を特定し、特定した前記1以上の第2の端末装置に対して、前記要求に関する情報を送信する管理部を有する、
    ことを特徴とするシステム。
  8. 前記第1の端末装置は、前記第1の端末装置が属するエリアの外側に位置することを検知した場合、前記要求を送信するアプリケーションソフトウェアを消去し、
    前記1以上の第2の端末装置は、前記1以上の第2の端末装置が属するエリアの外側に位置することを検知した場合、前記要求に関する情報を受信するアプリケーションソフトウェアを消去する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
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