JP2020014278A - 電力変換装置 - Google Patents

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高橋 望
Nozomi Takahashi
望 高橋
敬介 竹本
Keisuke Takemoto
敬介 竹本
智弘 倉岡
Toshihiro Kuraoka
智弘 倉岡
英史 小芦
Hidefumi Koashi
英史 小芦
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Abstract

【課題】パワーモジュールの出力側に電気的に接続されるバスバと、コンデンサモジュール及びパワーモジュールに電気的に接続されるバスバとを効率的に冷却する電力変換装置を提供する。【解決手段】電力変換装置であるインバータモジュール9は、コンデンサを収容するコンデンサ本体10と、パワーモジュール70と、第1方向でコンデンサ本体10とパワーモジュール70との間に、冷却水の流路を形成する水路形成部材72と、コンデンサに電気的に接続される第1バスバ(正極バスバ40、負極バスバ42)と、パワーモジュール70の出力側に電気的に接続される第2バスバ(出力バスバ50)とを含む。第1バスバ及び第2バスバは、第1方向でコンデンサ本体10と水路形成部材72との間に延在する。【選択図】図2

Description

本開示は、電力変換装置に関する。
コンデンサモジュール(コンデンサ本体)の上側にパワーモジュールを設け、パワーモジュールの上側にバスバーアッセンブリを設ける技術が知られている。
特開2014−113051号公報
しかしながら、上記のような従来技術では、バスバーアッセンブリを構成する各バスバ(パワーモジュールの出力側に電気的に接続されるバスバ)と、コンデンサモジュールに電気的に接続されるバスバとを、パワーモジュール用の冷却装置を用いて効率的に冷却することが難しい。例えば、冷却装置におけるパワーモジュールが配置される側では、パワーモジュールの比較的大きい占有領域に起因して、他のバスバを冷却することが難しい。
そこで、1つの側面では、本発明は、パワーモジュールの出力側に電気的に接続されるバスバと、コンデンサモジュール及びパワーモジュールに電気的に接続されるバスバとを効率的に冷却することを目的とする。
1つの側面では、コンデンサを収容するコンデンサ本体と、
パワーモジュールと、
第1方向で前記コンデンサ本体と前記パワーモジュールとの間に、冷却水の流路を形成する水路形成部材と、
前記コンデンサに電気的に接続される第1バスバと、
前記パワーモジュールの出力側に電気的に接続される第2バスバとを含み、
前記第1バスバ及び前記第2バスバは、前記第1方向で前記コンデンサ本体と前記水路形成部材との間に延在する、電力変換装置が提供される。
1つの側面では、本発明によれば、パワーモジュールの出力側に電気的に接続されるバスバと、コンデンサモジュール及びパワーモジュールに電気的に接続されるバスバとを効率的に冷却することが可能となる。
インバータを含む電気回路の一例を示す図である。 インバータモジュールの断面構造を概略的に示す説明図である。 パワーモジュールの放熱部位と水路形成部材との関係を示す概念図である。 コンデンサ本体と蓋部材との組立体を示す斜視図である。 図4に示す組立体の分解図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、インバータ4を含む電気回路1の一例を示す図である。電気回路1は、例えばモータ駆動用である。
電気回路1は、バッテリ2と、インバータ(電力変換装置の一例)4と、平滑コンデンサC1とを含む。インバータ4には、モータ5が電気的に接続される。モータ5は、ハイブリッド車又は電気自動車で使用される走行用モータであってよい。本例では、モータ5は、3相交流モータである。平滑コンデンサC1は、バッテリ2の正極側と負極側との間に電気的に接続される。
インバータ4は、複数のスイッチング素子Q1〜Q6を備える。スイッチング素子Q1〜Q6は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。ただし、IGBTに代えて、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field−Effect Transistor)のような他のスイッチング素子であってもよい。インバータ4は、スイッチング素子Q1〜Q6のそれぞれに対して並列にフリーホイールダイオードD1〜D6を備えてよい。
図2は、インバータモジュール9の断面構造を概略的に示す説明図である。なお、図2は、説明用の概略図であるため、各構成要素は非常に概略的に示されている。図2には、Z方向が示されている。以下では、Z方向(第1方向の一例)の「Z1側」は「上側」とし、Z方向の「Z2側」は「下側」とする。ただし、コンデンサ本体10を含むインバータ4の搭載の向きは任意である。
インバータモジュール9は、コンデンサ本体10と、蓋部材20(樹脂部材の一例)と、正極側バスバ40(第1バスバの一例)と、負極側バスバ42(第1バスバの一例)と、出力バスバ50(第2バスバの一例)と、パワーモジュール70と、水路形成部材72と、放熱シート80(伝熱性要素の一例)と、ケース84を含む。
コンデンサ本体10は、平滑コンデンサC1を形成するコンデンサ内部素子14を含む。なお、コンデンサ本体10は、Yコンデンサ(図示せず)を含んでもよい。コンデンサ本体10は、正極側バスバ40及び負極側バスバ42を一体的に含む。正極側バスバ40及び負極側バスバ42は、コンデンサ内部素子14とともに樹脂モールドにより封止されることで、コンデンサ本体10のケース11に一体化される。コンデンサ本体10の詳細例は、図4以降を参照して後述する。
蓋部材20は、樹脂により形成され、コンデンサ本体10の上側を覆う。蓋部材20は、例えば、コンデンサ本体10の上面に接着等により固定される。蓋部材20は、ケース84にボルト90により固定される。従って、コンデンサ本体10は、蓋部材20を介してケース84に固定される。なお、コンデンサ本体10は、底面がケース84に接着等により接合されてもよい。
蓋部材20は、出力バスバ50を一体的に含む。すなわち、出力バスバ50は、インサート成形等により、蓋部材20と一体に形成される。蓋部材20の上面には、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50が露出する。例えば、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50のうちの、蓋部材20の領域に延在する部位(以下、「正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50の放熱部位」とも称する)は、蓋部材20の上面と同一面内に上面を有する。ただし、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50の放熱部位は、蓋部材20の上面よりもわずかに上側にオフセットした上面を有してもよい。
正極側バスバ40は、バッテリ2の正極側に電気的に接続される。正極側バスバ40は、バッテリ2の正極側を、平滑コンデンサC1やパワーモジュール70に電気的に接続する。図2では、正極側バスバ40は、パワーモジュール70側の電極(図示せず)の位置で、パワーモジュール70にボルト94により結合される。なお、図2は説明用の概略図であるので、パワーモジュール70との接続側での正極側バスバ40及びボルト94は、断面視ではなく側面視として示されている。
負極側バスバ42は、バッテリ2の負極側に電気的に接続される。負極側バスバ42は、バッテリ2の負極側を、平滑コンデンサC1やパワーモジュール70に電気的に接続する。なお、負極側バスバ42が電気的に接続される平滑コンデンサC1の端子は、負極端子であり、正極側バスバ40が電気的に接続される平滑コンデンサC1の端子(正極端子)とは異なる。パワーモジュール70についても同様である。図2では、負極側バスバ42は、パワーモジュール70側の電極(図示せず)の位置で、パワーモジュール70にボルト94により結合される。なお、図2は説明用の概略図であるので、パワーモジュール70との接続側での負極側バスバ42及びボルト94は、断面視ではなく側面視として示されている。
出力バスバ50は、U、V、W相の3相分の3本存在し、パワーモジュール70の出力側に電気的に接続される。出力バスバ50は、パワーモジュール70の出力をモータ5に伝送する。図2では、出力バスバ50は、接続端子52を介してパワーモジュール70に電気的に接続される。接続端子52は、パワーモジュール70側の電極76の位置で、パワーモジュール70にボルト93により結合される。
パワーモジュール70は、インバータ4(図1参照)を含む。パワーモジュール70は、その他、温度センサ等(図示せず)を含んでよい。パワーモジュール70は、例えば蓋部材20にボルト92で固定される。パワーモジュール70には、水路形成部材72が接続される。
水路形成部材72は、冷却水(例えばロングライフクーラントを含む水)が循環する水路を形成する。なお、図2には、冷却水の流れが、矢印R1〜R4で示される。水路内には、パワーモジュール70の半導体チップ71(スイッチング素子Q1〜Q6等のチップ)の下面に形成されるフィン721が配置される。これにより、フィン721を介して半導体チップ71の熱を冷却水に効率的に移動させることができる。なお、水路の形態は任意であり、蛇行する形態であってもよい。
なお、変形例では、水路形成部材72は、他の態様で半導体チップ71に熱的に接続されてもよい。例えば、パワーモジュール70は、半導体チップ71と熱的に接続される金属板を備え、金属板のフィンが水路に配置されてよい。なお、この場合、半導体チップ71は、例えば銅のような伝導性が高い部材と絶縁層を介して金属板に接続されてもよい。
放熱シート80は、伝熱性を有するシートである。放熱シート80は、樹脂シートから形成されてもよい。放熱シート80に代えて、放熱グリース等が利用されてもよい。放熱シート80は、水路形成部材72の下面と蓋部材20の上面との間に延在する。放熱シート80は、水路形成部材72の下面と蓋部材20の上面との間で圧縮された状態とされてもよい。
ここで、上述のように、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50の放熱部位は、蓋部材20の上面と同一面内に上面を有する。従って、放熱シート80は、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50の放熱部位と水路形成部材72の下面との間にも延在することになる。これにより、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50の放熱部位から放熱シート80及び水路形成部材72の下面を介して冷却水への熱の移動(図2の矢印Q10参照)が促進される。これにより、正極側バスバ40及び負極側バスバ42を介したコンデンサ内部素子14から冷却水への熱の移動(図2の矢印Q20参照)が促進される。すなわち、コンデンサ内部素子14の冷却が促進される。なお、図2は説明用の概略図であるので、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50は、一部重なる態様で図示されているが、実際には、紙面垂直方向でオフセットして配置されており、互いに対して必要な絶縁距離が確保される。
ケース84は、例えば駆動ユニット(例えば遊星歯車機構やモータ5等)のケースであり、例えばアルミの鋳造により形成される。
本実施例によれば、上述のように、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50が水路形成部材72の下側に配置されるので、パワーモジュール70の半導体チップ71とは異なる側で、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50を水路形成部材72内の冷却水により冷却できる。この効果については、図3を参照して後で詳説する。
また、本実施例によれば、上述のように、出力バスバ50は蓋部材20に一体に形成されるので、出力バスバ50が、蓋部材20とは別体に形成されて蓋部材20のような部材に取り付けられる場合に比べて、出力バスバ50の固定構造が簡易となる。すなわち、出力バスバ50が、蓋部材20とは別体に形成されて蓋部材20のような部材に取り付けられる場合、出力バスバ50のそれぞれを固定するための固定手段(例えばボス等)が必要であるのに対して、本実施例によれば、かかる固定手段が不要となる。このように、本実施例によれば、蓋部材20が出力バスバ50を一体的に含むので、出力バスバ50のそれぞれをボス等で固定する場合に比べて、組み付け工数を低減できる。
図3は、パワーモジュール70の放熱部位と水路形成部材72との関係を示す概念図である。
図3において、710は、パワーモジュール70の概念的な放熱部位を表し、例えばフィン721が形成される部位に対応する。S1は、放熱部位710の面積(上側の表面積)を表す。720は、水路形成部材72の概念的な受熱可能な部位を表し、例えば水路形成部材72における水路が形成される部位に対応する。S2は、受熱可能な部位720の面積(上側の表面積)を表す。
ここで、インバータモジュール9の小型化を図るためには、水路形成部材72の受熱可能な部位720は、パワーモジュール70の放熱部位710に対応したサイズを有することが望ましい。すなわち、インバータモジュール9の小型化を図るためには、水路形成部材72の受熱可能な部位720の面積S2は、放熱部位710の面積S1と略同じであることが望ましい。
しかしながら、水路形成部材72の受熱可能な部位720の面積S2が放熱部位710の面積S1と略同じであることは、放熱部位710が、放熱部位710の一方側(図3の場合は上側)を、実質的に占有することを意味する。換言すると、放熱部位710の一方側で、放熱部位710以外にバスバを冷却しようとすると、水路形成部材72の受熱可能な部位720の面積S2を、必要以上に(すなわちバスバの冷却用の分だけ余計に)大きくする必要が生じる。
この点、本実施例によれば、図2に示すように、半導体チップ71が水路形成部材72の上側に配置され、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50が水路形成部材72の下側に配置される。すなわち、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50のすべてが、水路形成部材72に対して、上下方向で半導体チップ71とは逆側(図3では水路形成部材72の受熱可能な部位720のZ2側)に配置される。これにより、本実施例によれば、水路形成部材72の受熱可能な部位720の面積S2を必要以上に大きくすることなく、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50を効率的に冷却できる。
また、本実施例によれば、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50の各上面は、水路形成部材72の下側において、同一平面内に延在するので、水路形成部材72の平らな下面に沿って延在することになる。これにより、水路形成部材72の下面を介して正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50を効率的に冷却できる。ただし、変形例では、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50の各上面は、上下方向にわずかにオフセットを有してもよい。すなわち、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50の各上面は、略同一の平面内であればよい。略同一の平面内とは、例えば放熱シート80の変形により吸収できる範囲のオフセットを許容する概念である。
次に、図4以降を参照して、コンデンサ本体10、蓋部材20、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50の詳細例について説明する。なお、図4以降では、詳細例が示され、図2に示した概略図での位置関係に対して異なる位置関係を示す場合がある。
図4は、コンデンサ本体10と蓋部材20との組立体を示す斜視図である。図5は、図4に示す組立体の分解図である。図4及び図5には、直交する3方向であるX、Y、Z方向が示されている。
コンデンサ本体10は、内部に平滑コンデンサC1を含む。コンデンサ本体10は、ケース11内に配置した平滑コンデンサC1をモールド樹脂12(図5参照)により封止した構造を有してよい。コンデンサ本体10は、また、正極側バスバ40と、負極側バスバ42とを内蔵する。すなわち、正極側バスバ40及び負極側バスバ42は、一部が上側に露出する態様でモールド樹脂12により封止される。
正極側バスバ40は、バッテリ2の正極側と平滑コンデンサC1の正極側とを電気的に接続するとともに、平滑コンデンサC1の正極側と上アームのスイッチング素子Q1、Q3、Q5のコレクタ側とを電気的に接続する。なお、図4及び図5には、正極側バスバ40の一部として、後述の開口部24を介して上側の露出する放熱部位401−1と、バッテリ2の正極側との接続用の端子を形成する端子部位401−2とが図示されている。また、正極側バスバ40のその他の一部として、パワーモジュール70との接続用の各端子を形成する端子部位402が図示されている。なお、放熱部位401−1は、平滑コンデンサC1の正極端子(図示せず)に接触する部位の一部(例えば上側にオフセットされた部位)であってよい。
負極側バスバ42は、バッテリ2の負極側と平滑コンデンサC1の負極側とを電気的に接続するとともに、平滑コンデンサC1の負極側と下アームのスイッチング素子Q2、Q4、Q6のエミッタ側とを電気的に接続する。なお、図4及び図5には、負極側バスバ42の一部として、後述の開口部26を介して上側の露出する放熱部位403−1と、バッテリ2の負極側との接続用の端子を形成する端子部位403−2とが図示されている。また、負極側バスバ42のその他の一部として、パワーモジュール70との接続用の各端子を形成する端子部位404が図示されている。放熱部位403−1の上面は、放熱部位401−1の上面と同一又は略同一の平面内に延在する。なお、放熱部位403−1は、平滑コンデンサC1の負極端子(図示せず)に接触する部位の一部(例えば上側にオフセットされた部位)であってよい。
蓋部材20は、コンデンサ本体10の上側に配置される。蓋部材20は、上述のように、樹脂により形成され、出力バスバ50を一体的に含む。すなわち、出力バスバ50は、インサート成形等により、蓋部材20と一体に形成される。なお、図5では、分解図としての説明用に、出力バスバ50が蓋部材20から離れて図示されているが、実際には、一体構造である。ただし、変形例では、出力バスバ50は、蓋部材20とは別に形成され、蓋部材20にボス等で結合されてもよい。
蓋部材20は、基部領域(水路形成部材72の下側となる領域)において、放熱部位401−1を上側に露出させる開口部24と、放熱部位403−1を上側に露出させる開口部26とを有する。また、蓋部材20は、Y2側の縁部領域において、端子部位402及び端子部位404のそれぞれの上下方向に延在する部位を上下方向に貫通させる開口部28を有する。開口部28を通る端子部位402及び端子部位404は、X方向に並んで3組設けられる。なお、3組は、U、V、W相の3相に対応する。Y2側で開口部28を通る端子部位402及び端子部位404の各上側端部は、ボルト挿通穴(図2のボルト94用の穴)402a、404aをそれぞれ有し、パワーモジュール70との接続用の各端子(図示せず)に電気的に接続される。
出力バスバ50は、例えばU相に係るスイッチング素子Q1、Q2の中点とモータ5のU相コイル(図示せず)とを電気的に接続するためのバスバ501と、V相に係るスイッチング素子Q3、Q4の中点とモータ5のV相コイル(図示せず)とを電気的に接続するためのバスバ502と、W相に係るスイッチング素子Q5、Q6の中点とモータ5のW相コイル(図示せず)とを電気的に接続するためのバスバ503とを含む。なお、スイッチング素子Q1、Q2の中点とは、スイッチング素子Q1のエミッタ側とスイッチング素子Q2のコレクタ側との間におけるモータ5のV相コイルが電気的に接続される点を指す。他の中点も同様である。
出力バスバ50は、蓋部材20の4方のうちの、一方(Y1側)に第1接続端子510を有し、4方のうちの、一方(Y1側)に対して隣接する他方(X1側)に第2接続端子520を有する。第1接続端子510のそれぞれは、パワーモジュール70との接続用の各端子(図2の接続端子52参照)に電気的に接続される。第1接続端子510のそれぞれは、Y1側でX方向に沿って並んで設けられ、Y2側で開口部28を通る端子部位402及び端子部位404にY方向で対向する。また、第2接続端子520のそれぞれは、モータ5との接続用のコネクタ(図示せず)に電気的に接続される。
図4及び図5に示す例では、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50の各上面は、蓋部材20の基部領域(水路形成部材72の下側となる領域)において、同一又は略同一の平面内に延在する。すなわち、放熱部位403−1の上面、放熱部位401−1の上面、及び出力バスバ50の一部(蓋部材20の基部領域内の部位)の上面は、同一又は略同一の平面内に延在する。これにより、水路形成部材72(図2参照)内の冷却水により正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50を効率的に冷却できる。
また、図4及び図5に示す例によれば、出力バスバ50は、蓋部材20の基部領域を横断する態様で形成される。すなわち、出力バスバ50は、蓋部材20の基部領域のY1側から同基部領域のX1側まで延在する。これにより、出力バスバ50は、比較的大きい面積で水路形成部材72に放熱シート80(図2参照)を介して熱的に接続できるので、出力バスバ50を効率的に冷却できる。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50の各上面は、水路形成部材72の下側において、同一又は略同一の平面内に延在するが、これに限られない。例えば、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50の各上面の少なくとも1つは、上下方向で他に対して有意にオフセットを有してもよい。この場合、当該オフセットは、水路形成部材72の下面の形状(凹凸)により吸収されてよい。
また、上述した実施例では、正極側バスバ40、負極側バスバ42、及び出力バスバ50は、水路形成部材72に放熱シート80を介して熱的に接続するが、水路形成部材72に直接的に当接してもよい。
また、上述した実施例では、パワーモジュール70は、下側だけが水路により冷却されるが、上下の両側が水路により冷却されてもよい。すなわち、水路形成部材72は、パワーモジュール70の上側にも水路を形成する態様で構成されてもよい。
<付記>
以上の実施例に関し、更に以下を開示する。なお、以下で記載する効果のうちの、一の形態に対する追加的な各形態に係る効果は、当該追加的な各形態に起因した付加的な効果である。
一の形態は、コンデンサ(C1)を収容するコンデンサ本体(10)と、
パワーモジュール(70)と、
第1方向(Z)で前記コンデンサ本体(10)と前記パワーモジュール(70)との間に、冷却水の流路を形成する水路形成部材(72)と、
前記コンデンサ(C1)に電気的に接続される第1バスバ(40、42)と、
前記パワーモジュール(70)の出力側に電気的に接続される第2バスバ(50)とを含み、
前記第1バスバ(40、42)及び前記第2バスバ(50)は、前記第1方向(Z)で前記コンデンサ本体(10)と前記水路形成部材(72)との間に延在する、電力変換装置(4)である。
本形態によれば、水路形成部材(72)に対してパワーモジュール(70)とは逆側に、第1バスバ(40、42)及び第2バスバ(50)が配置されることになるので、第1バスバ(40、42)及び/又は第2バスバ(50)が水路形成部材(72)に対してパワーモジュール(70)と同じ側に配置される場合に比べて、水路形成部材(72)内の冷却水により第1バスバ(40、42)及び第2バスバ(50)を効率的に冷却できる。
また、本形態においては、前記第1方向(Z)で前記水路形成部材(72)と前記第1バスバ(40、42)及び前記第2バスバ(50)との間に伝熱性要素(80)を更に含んでもよい。
この場合、第1バスバ(40、42)及び第2バスバ(50)からの熱を伝熱性要素(80)を介して水路形成部材(72)内の冷却水に効率的に移動させることができる。
また、本形態においては、前記第1バスバ(40、42)及び前記第2バスバ(50)は、前記第1方向(Z)で前記コンデンサ本体(10)と前記水路形成部材(72)との間において、同一又は略同一の面内に延在することとしてもよい。
この場合、水路形成部材(72)の表面(第1バスバ(40、42)及び第2バスバ(50)側の表面)に凹凸等を形成することなく、当該表面に第1バスバ(40、42)及び第2バスバ(50)を沿わせることができる。
また、本形態においては、前記第1バスバ(40、42)は、前記コンデンサ本体(10)との一体構造であり、
前記第2バスバ(50)は、前記第1方向(Z)で前記コンデンサ本体(10)を覆う樹脂部材(20)との一体構造であり、
前記樹脂部材(20)は、前記第1バスバ(40、42)を前記第1方向(Z)で前記水路形成部材(72)に露出させる開口部(24,26)を有してもよい。
この場合、第2バスバ(50)を樹脂部材(20)にボス等で取り付ける必要がなく、組み付け工数を低減できる。また、樹脂部材(20)の開口部(24,26)を利用して、第1バスバ(40、42)を水路形成部材(72)側に露出させることができる。
また、本形態においては、前記第2バスバ(50)は、前記第1方向(Z)に視て、前記樹脂部材(20)の4方のうちの、一方に前記パワーモジュール(70)側の第1接続端子(510)を有し、前記4方のうちの、前記一方に対して隣接する他方にモータ側の第2接続端子(520)を有してもよい。
この場合、第2バスバ(50)における樹脂部材(20)を横断する部位を利用して、当該部位を水路形成部材(72)内の冷却水により冷却できる。
1 電気回路
2 バッテリ
4 インバータ
5 モータ
9 インバータモジュール
10 コンデンサ本体
11 ケース
12 モールド樹脂
14 コンデンサ内部素子
20 蓋部材
24 開口部
26 開口部
40 正極側バスバ
42 負極側バスバ
50 出力バスバ
52 接続端子
70 パワーモジュール
71 半導体チップ
72 水路形成部材
76 電極
80 放熱シート
84 ケース
90 ボルト
92 ボルト
93 ボルト
94 ボルト
401−1 放熱部位
402 端子部位
403−1 放熱部位
404 端子部位
501 バスバ
502 バスバ
503 バスバ
510 第1接続端子
520 第2接続端子

Claims (5)

  1. コンデンサを収容するコンデンサ本体と、
    パワーモジュールと、
    第1方向で前記コンデンサ本体と前記パワーモジュールとの間に、冷却水の流路を形成する水路形成部材と、
    前記コンデンサに電気的に接続される第1バスバと、
    前記パワーモジュールの出力側に電気的に接続される第2バスバとを含み、
    前記第1バスバ及び前記第2バスバは、前記第1方向で前記コンデンサ本体と前記水路形成部材との間に延在する、電力変換装置。
  2. 前記第1方向で前記水路形成部材と前記第1バスバ及び前記第2バスバとの間に伝熱性要素を更に含む、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記第1バスバ及び前記第2バスバは、前記第1方向で前記コンデンサ本体と前記水路形成部材との間において、同一又は略同一の面内に延在する、請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1バスバは、前記コンデンサ本体との一体構造であり、
    前記第2バスバは、前記第1方向で前記コンデンサ本体を覆う樹脂部材との一体構造であり、
    前記樹脂部材は、前記第1バスバを前記第1方向で前記水路形成部材側に露出させる開口部を有する、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記第2バスバは、前記第1方向に視て、前記樹脂部材の4方のうちの、一方に前記パワーモジュール側の第1接続端子を有し、前記4方のうちの、前記一方に対して隣接する他方にモータ側の第2接続端子を有する、請求項4に記載の電力変換装置。
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