JP2020010982A - 自走式掃除機 - Google Patents

自走式掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP2020010982A
JP2020010982A JP2018137079A JP2018137079A JP2020010982A JP 2020010982 A JP2020010982 A JP 2020010982A JP 2018137079 A JP2018137079 A JP 2018137079A JP 2018137079 A JP2018137079 A JP 2018137079A JP 2020010982 A JP2020010982 A JP 2020010982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
unit
control unit
self
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018137079A
Other languages
English (en)
Inventor
雅弘 河合
Masahiro Kawai
雅弘 河合
義文 郡
Yoshifumi Kori
義文 郡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018137079A priority Critical patent/JP2020010982A/ja
Priority to PCT/JP2019/024667 priority patent/WO2020017236A1/ja
Priority to CN201980047818.XA priority patent/CN112423639B/zh
Priority to US17/258,712 priority patent/US20210153707A1/en
Publication of JP2020010982A publication Critical patent/JP2020010982A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L9/00Details or accessories of suction cleaners, e.g. mechanical means for controlling the suction or for effecting pulsating action; Storing devices specially adapted to suction cleaners or parts thereof; Carrying-vehicles specially adapted for suction cleaners
    • A47L9/009Carrying-vehicles; Arrangements of trollies or wheels; Means for avoiding mechanical obstacles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L9/00Details or accessories of suction cleaners, e.g. mechanical means for controlling the suction or for effecting pulsating action; Storing devices specially adapted to suction cleaners or parts thereof; Carrying-vehicles specially adapted for suction cleaners
    • A47L9/28Installation of the electric equipment, e.g. adaptation or attachment to the suction cleaner; Controlling suction cleaners by electric means
    • A47L9/2836Installation of the electric equipment, e.g. adaptation or attachment to the suction cleaner; Controlling suction cleaners by electric means characterised by the parts which are controlled
    • A47L9/2852Elements for displacement of the vacuum cleaner or the accessories therefor, e.g. wheels, casters or nozzles
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/60Intended control result
    • G05D1/648Performing a task within a working area or space, e.g. cleaning
    • G05D1/6484Performing a task within a working area or space, e.g. cleaning by taking into account parameters or characteristics of the working area or space, e.g. size or shape
    • G05D1/6485Performing a task within a working area or space, e.g. cleaning by taking into account parameters or characteristics of the working area or space, e.g. size or shape by taking into account surface type, e.g. carpeting
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L2201/00Robotic cleaning machines, i.e. with automatic control of the travelling movement or the cleaning operation
    • A47L2201/04Automatic control of the travelling movement; Automatic obstacle detection
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D2105/00Specific applications of the controlled vehicles
    • G05D2105/10Specific applications of the controlled vehicles for cleaning, vacuuming or polishing
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D2107/00Specific environments of the controlled vehicles
    • G05D2107/40Indoor domestic environment
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D2109/00Types of controlled vehicles
    • G05D2109/10Land vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

【課題】敷物に対する掃除の確実性を高めることができる自走式掃除機を提供する。【解決手段】自走式掃除機100は、左右一対の車輪131を有し、床面上を移動して当該床面を掃除する本体部101と、本体部101に設けられて、本体部101を移動または旋回させるための移動部(駆動ユニット130)と、本体部101に設けられて、本体部101の周辺に存在する段差Bを検出する段差検出部(衝突センサ119、障害物センサ173、測距センサ174及びカメラ175)と、段差検出部の検出結果に基づいて、移動部を制御する制御部150とを備え、制御部150は、段差検出部が検出した段差Bの縁辺b1に対して、本体部101における現在の進行方向Y1が傾斜している場合には、段差Bの縁辺b1に対して略直交する進路を含む変更進路C1で本体部101が段差Bに進入するように、移動部を制御する。【選択図】図5

Description

本発明は、自律的に走行しながら掃除を行う自走式掃除機に関する。
従来、自律的に走行しながら、床面上を掃除する自走式掃除機が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許第4277214号公報
自走式掃除機は、例えば絨毯などの敷物に対して乗り上がって、当該敷物上を走行することで敷物を掃除することがある。自走式掃除機が敷物に乗り上がる際に、当該敷物に対して斜めに進入すると、敷物の縁に対して車輪が滑ってしまい、敷物に乗り上がれないおそれがある。自走式掃除機が敷物に乗り上がれないと、敷物を掃除できなくなってしまう。
本発明は上記課題を解決するものであり、敷物に対する掃除の確実性を高めることができる自走式掃除機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の1つである自走式掃除機は、左右一対の車輪を有し、床面上を移動して当該床面を掃除する本体部と、本体部に設けられて、本体部を移動または旋回させるための移動部と、本体部に設けられて、本体部の周辺に存在する段差を検出する段差検出部と、段差検出部の検出結果に基づいて、移動部を制御する制御部とを備え、制御部は、段差検出部が検出した段差の縁辺に対して、本体部における現在の進行方向が傾斜している場合には、段差の縁辺に対して略直交する進路を含む変更進路で本体部が前記段差に進入するように、移動部を制御する。
なお、前記自走式掃除機の各処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを実施することも本発明の実施に該当する。無論、そのプログラムが記録された記録媒体を実施することも本発明の実施に該当する。
本発明によれば、敷物に対する掃除の確実性を高めることができる自走式掃除機を提供することができる。
図1は、実施の形態における自走式掃除機の外観を上方から示す平面図である。 図2は、実施の形態における自走式掃除機の外観を下方から示す底面図である。 図3は、実施の形態における自走式掃除機の外観を斜め上方から示す斜視図である。 図4は、実施の形態に係る持ち上げ部の概略構成を示す模式断面図である。 図5は、実施の形態に係る自走式掃除機の制御構成を示すブロック図である。 図6は、実施の形態に係る本体部の進行方向が段差の縁辺に対して傾斜していない場合を示す説明図である。 図7は、実施の形態に係る本体部の進行方向が段差の縁辺に対して傾斜している場合を示す説明図である。 図8は、実施の形態に係る自走式掃除機における段差に対する動作の流れを示すフローチャートである。 図9は、実施の形態に係る段差の縁辺に対して本体部が斜めに進入した場合の未掃除領域を示す説明図である。 図10は、実施の形態に係る本体部が予定経路を外れた場合を示す説明図である。 図11は、実施の形態に係る目的地である充電台が段差上にある場合を示す説明図である。 図12は、実施の形態に係る目的地である充電台が段差外にある場合を示す説明図である。
次に、本発明における自走式掃除機の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明における自走式掃除機の一例を示したものに過ぎない。従って本発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
また、図面は、本発明を示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。
図1は、実施の形態における自走式掃除機の外観を上方から示す平面図である。図2は、実施の形態における自走式掃除機の外観を下方から示す底面図である。図3は、実施の形態における自走式掃除機の外観を斜め上方から示す斜視図である。
自走式掃除機100は、自律的に床面上などを移動しながら当該床面の掃除を実行することができる掃除ロボットである。具体的には、自走式掃除機100は、環境地図に基づき所定の領域内を自律的に走行し、前記領域内に存在するごみを吸引するロボット掃除機である。自走式掃除機100は、床面上を移動して、当該床面を掃除する本体部101と、駆動ユニット130(図2参照)、掃除エリアに存在するごみを吸引口178から吸引する清掃ユニット140(図2参照)、各種センサと、制御部150(図5参照)と、持ち上げ部133とを備えている。
駆動ユニット130は、自走式掃除機100の平面視における幅方向の中心に対して左側及び右側にそれぞれ1つずつ配置されている。なお、駆動ユニット130の数は、2つに限られず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
駆動ユニット130は、本実施の形態の場合、床面上を走行する車輪131、車輪131にトルクを与える走行用モータ136(図5参照)及び走行用モータ136を収容するハウジングなどを有する。一対の駆動ユニット130の各車輪131は、本体部101の下面に形成された凹部に収容され、本体部101に対して回転できるように取り付けられている。また、自走式掃除機100は、キャスター179を補助輪として備えた対向二輪型であり、一対の駆動ユニット130のそれぞれの車輪131の回転を独立して制御することで、前進、後退、左回転、右回転など自走式掃除機100を自在に走行させることができる。自走式掃除機100は、前進または後退しながら左回転、右回転する場合には、前進時あるいは後退時に右折または左折をすることになる。一方、自走式掃除機100は、前進または後退しない状態で左回転、右回転する場合には、現地点で旋回することになる。このように駆動ユニット130は、本体部101を移動または旋回させるための移動部である。駆動ユニット130は、制御部150からの指示に基づき自走式掃除機100を走行させる。
清掃ユニット140は、ゴミを集めて吸引するユニットであり、吸引口178内に配置されるメインブラシ、メインブラシを回転させるブラシ駆動モータなどを備えている。吸引口178からゴミを吸引する吸引装置は、本体部101の内部に配置されており、ファンケース及びファンケースの内部に配置される電動ファンを有する。清掃ユニット140は、制御部150からの指示に基づいて電動ファン及びブラシ駆動モータなどを動作させる。
自走式掃除機100が備える各種センサとして以下のようなセンサを例示できる。
障害物センサ173は、本体部101の前方に存在する障害物を検出するセンサである。本実施の形態の場合、障害物センサ173は、超音波センサが用いられる。障害物センサ173は、本体部101の前方の中央に配置される発信部171及び発信部171の両側にそれぞれ配置される受信部172を有し、発信部171から発信されて障害物によって反射して帰ってきた超音波を受信部172がそれぞれ受信することで、障害物の距離や位置を検出することができる。
測距センサ174は、自走式掃除機100の周囲に存在する障害物などの物体と自走式掃除機100との距離を検出するセンサである。本実施の形態の場合、測距センサ174は、レーザ光をスキャンして障害物に反射した光に基づき距離を測定するいわゆるレーザーレンジスキャナである。
衝突センサ119は、自走式掃除機100の周囲に取り付けられているバンパが、障害物に接触して自走式掃除機100に対して押し込まれることに伴いオンされるスイッチ接触変位センサである。
カメラ175は、本体部101の前方空間を撮像する装置である。カメラ175で撮像された画像は、画像処理され、画像内の特徴点の位置から本体部101の前方空間にある障害物の形状を認識することができるものとなっている。
このように、障害物センサ173、測距センサ174及びカメラ175は、本体部101の周辺に存在する障害物を検出する障害物検出部である。
床面センサ176は、自走式掃除機100の底面の複数箇所に配置され、掃除エリアとしての床面が存在するか否かを検出する。本実施の形態の場合、床面センサ176は、発光部及び受光部を有する赤外線センサであり、発光部から放射した赤外線光が戻ってくる場合は床面有り、閾値以下の光しか戻ってこない場合は床面無しとして検出する。
エンコーダ137は、駆動ユニット130に備えられており、走行用モータ136によって回転する一対の車輪131のそれぞれの回転角を検出する。エンコーダ137からの情報により、自走式掃除機100の走行量、旋回角度、速度、加速度、角速度などを算出することができる。
加速度センサ138は、駆動ユニット130に備えられており、自走式掃除機100が走行する際の加速度を検出する。角速度センサ135は、駆動ユニット130に備えられており、自走式掃除機100が旋回する際の角速度を検出する。加速度センサ138、角速度センサ135により検出された情報は、車輪131の空回りによって発生する誤差を修正するための情報等に用いられる。
以上の障害物センサ173、測距センサ174、衝突センサ、カメラ175、床面センサ176、エンコーダは、例示であり、自走式掃除機100は、他の種類のセンサを備えてもよい。
持ち上げ部133は、本体部101の少なくとも一部を持ち上げる装置である。図4は、実施の形態に係る持ち上げ部133の概略構成を示す模式断面図である。図4の(a)は、持ち上げ部133による本体部101の持ち上げが解除された状態(正常状態)を示している。図4の(b)は、持ち上げ部133により本体部101が持ち上げられた状態(持ち上げ状態)を示している。
図4に示すように、持ち上げ部133は、駆動ユニット130に組み込まれている。具体的には、持ち上げ部133は、先端部で車輪131を回転可能に保持するアーム132と、当該アーム132の基端部を回転させることで、アーム132の先端部を本体部101から出没させる駆動モータ134(図5参照)とを備えている。図4の(a)に示すように、アーム132の先端部が本体部101内に収まっていると、本体部101は正常状態となる。正常状態であると、各種センサが上向くことがなく、種々の検出を正確に行うことができる。
一方、図4の(b)に示すように、アーム132の先端部が本体部101から突出されていると、本体部101は持ち上げ状態となる。持ち上げ状態では、本体部101の前部が後部よりも持ち上がっており、本体部101の全体としては前部が後部よりも高位となるように傾いている。
持ち上げ部133は、本体部101の前部を持ち上げることで、本体部101が前進時に障害物に対して衝突せずに乗り上がることを支援できるようになっている。例えば、障害物が絨毯などの敷物である場合には、本体部101が持ち上げ状態でないと敷物に接触して、敷物を捲り上げてしまうおそれがある。敷物が捲り上がっていると、当該部分に本体部101が座礁してそれ以上の走行が阻害されてしまう。または、捲り上がった敷物に対して本体部101が差し込まれてしまい、敷物上を清掃できなくなってしまう。いずれにしろ敷物に対する清掃性が低下してしまう。本実施の形態では、持ち上げ部133によって本体部101が持ち上げ状態となってから敷物上に乗り上がるために、敷物に干渉しにくくなる。これにより、敷物に対して安定した清掃性を実現できるようになっている。
図5は、実施の形態に係る自走式掃除機100の制御構成を示すブロック図である。図5に示すように、制御部150には、駆動ユニット130と、障害物センサ173と、測距センサ174と、カメラ175と、床面センサ176と、衝突センサ119と、清掃ユニット140と、持ち上げ部133とが電気的に接続されている。なお、図5においては、駆動ユニット130を一つしか図示していないが、実際には、左右の車輪131のそれぞれに対応して駆動ユニット130が設けられている。つまり、本実施の形態では駆動ユニット130は2つ設けられている。
制御部150は、例えばCPU、RAM、ROMなどを備えており、CPUがROMに格納されたプログラムをRAMに展開して実行することで、各部を制御する。
ここで、制御部150は、各種センサが検出した蓄積したデータを統合して環境地図を作成する。環境地図は、所定領域内であって自走式掃除機100が移動し掃除を行う領域の地図である。環境地図を生成する方法は特に限定されるものではないが、例えばSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)等を例示することができる。制御部150は、自走式掃除機100の走行実績に基づき実際に走行した領域の外形及び走行を阻害する障害物などを示す情報を環境地図として生成する。環境地図は、例えば2次元の配列データとして実現される。制御部150は、走行実績を例えば縦横10cmなどの所定の大きさの四角形で分割し、各四角形が環境地図を構成する配列の要素エリアであるとみなし、配列データとして処理してもよい。なお、環境地図は、自走式掃除機100の外部から取得してもよい。
また、制御部150は、掃除時においては、その走行時における環境地図内の各座標を走行経路として記録する。具体的には、制御部150は、掃除時に各種センサが検出したデータに基づいて自走式掃除機100の環境地図内の各座標を検出し、走行経路として記録する。
制御部150は、掃除時においては、清掃ユニット140を制御して、ブラシ駆動モータ及び電動ファンを制御して、メインブラシを回転させながら、床面上のゴミを吸引する。
また、制御部150は、障害部の有無に基づいて持ち上げ部133の駆動モータ134を制御して、正常状態と持ち上げ状態とを切り替える。具体的には、制御部150は、障害物検出部である障害物センサ173、測距センサ174及びカメラ175の少なくとも一つが障害物を検出した際に障害物検出部の検出結果に基づいて、以降の進路を決定する。ここで、障害物としては、自走式掃除機100が乗り越え可能な障害物(段差B:図6等参照)と、乗り越えが不可能な障害物とに分類される。乗り越え可能な段差Bとしては、例えば絨毯などの敷物が挙げられる。また、乗り越え不可能な障害物としては、壁や家具などが挙げられる。制御部150は、乗り越えが可能な障害物か、不可能な障害物かの判断を、衝突センサ119の検出結果に基づいて行う。以降、乗り越えが可能な障害物を段差Bと称する。具体的には、制御部150は、障害物検出部が障害物を検出している状態で、衝突センサ119の検出結果がオンとなった場合には、乗り越え不可能な障害物であると判断し、衝突センサ119の検出結果がオフのままの場合には段差Bと判断する。このように、衝突センサ119、障害物センサ173、測距センサ174及びカメラ175は、本体部101の周辺に存在する段差Bを検出する段差検出部である。なお、カメラ175が取得した障害物の画像から当該障害物の厚みが検出できるのであれば、制御部150は、その厚みに基づいて障害物が段差Bか否かの判断を行ってもよい。また、段差検出部は、本体部101の周辺に存在する段差Bを検出できるのであれば、衝突センサ119、障害物センサ173、測距センサ174及びカメラ175の少なくとも一つから構成されていてもよい。
以降の説明では、障害物として段差Bを例示して説明する。制御部150は、カメラ175が検出した段差Bの画像に基づいて当該段差Bの形状、大きさ、位置などを認識する。制御部150は、この認識結果から、本体部101の前方にある段差Bの縁辺b1に対して、本体部101における現在の進行方向が傾斜しているか否かを判断する。なお、制御部150は、カメラ175以外の障害物検出部の検出結果に基づいて、本体部101の前方にある段差Bの縁辺b1に対して、本体部101における現在の進行方向が傾斜しているか否かを判断してもよい。
図6は、実施の形態に係る本体部101の進行方向が段差Bの縁辺b1に対して傾斜していない場合を示す説明図である。ここで、図6中、矢印Y1は、本体部101の現在の進行方向を示している。制御部150は、カメラ175から取得した画像に基づいて段差Bの縁辺b1を検出する。段差Bには複数の縁辺が存在しているが、制御部150は、本体部101に対して進行方向Y1で対向する縁辺b1を判断対象とする。制御部150は、判断対象である縁辺b1と、本体部101の進行方向Y1とがなす角度α1を算出する。
図6に示すように、制御部150は、角度α1が略90度である場合には、縁辺b1に対して現在の進行方向Y1が略直交していると判断する。つまり、制御部150は、縁辺b1に対して進行方向Y1が傾斜していないと判断する。この場合に、本体部101は、現在の進行方向Y1のままで段差Bに進入することになる。
なお、ここで「略」とは、完全に一致することを意味するだけでなく、実質的に一致する、すなわち、数%〜数十%程度の誤差を含むことも意味するものとする。
制御部150は、本体部101が段差Bに進入する直前に、持ち上げ部133の駆動モータ134を制御して、当該持ち上げ部133による持ち上げを行った状態(持ち上げ状態)とする。その後、制御部150は、本体部101が進行方向を変えずに段差B上に乗り上がるように駆動ユニット130の走行用モータ136を制御する。乗り上げ後においては、制御部150は、持ち上げ部133の駆動モータ134を制御して、当該持ち上げ部133による持ち上げを解除した状態(正常状態)とする。これにより、段差B上においても本体部101が正常状態であるので、段差Bに対して通常の吸引力を発揮することができる。
図7は、実施の形態に係る本体部101の進行方向が段差Bの縁辺b1に対して傾斜している場合を示す説明図である。ここで、図7中、矢印Y1は、本体部101の現在の進行方向を示している。制御部150は、上述したように判断対象である縁辺b1と、本体部101の進行方向Y1とがなす角度α2を算出する。
図7に示すように、制御部150は、角度α2が略90度でない場合には、縁辺b1に対して現在の進行方向Y1が傾斜していると判断する。この場合には、本体部101は、現在の進行方向から方向を変え、変更進路C1で段差Bに進入することになる。変更進路C1は、段差Bの縁辺b1に対して略直交する進路を含んでいる。本実施の形態では、変更進路C1は、全体として、段差Bの縁辺b1に対して略直交する直線状の進路となっている。なお、変更進路C1は、段差Bに対して本体部101が進入する際の部分的な進路だけが、段差Bの縁辺b1に対して略直交していればよい。
具体的には、制御部150は、本体部101が旋回して方向転換(図7中、矢印Y2参照)した後に変更進路C1をとるように、駆動ユニット130の走行用モータ136を制御する。旋回後には、本体部101は段差Bに正対した状態であり、この状態で本体部101が変更進路C1をとることとなる。
制御部150は、本体部101が段差Bに進入する直前に、持ち上げ部133の駆動モータ134を制御して、当該持ち上げ部133による持ち上げを行った状態(持ち上げ状態)とする。その後、制御部150は、本体部101が変更進路C1で段差B上に乗り上がるように駆動ユニット130の走行用モータ136を制御する。乗り上げ後においては、制御部150は、持ち上げ部133の駆動モータ134を制御して、当該持ち上げ部133による持ち上げを解除した状態(正常状態)とする。これにより、段差B上においても本体部101が正常状態であるので、段差Bに対して通常の吸引力を発揮することができる。
なお、制御部150は、掃除の予定経路が予め登録されている場合には、当該予定経路に対して変更進路C1が反映されるように予定経路を更新すればよい。また、予定経路が登録されていない場合には、制御部150は、各種センサの検出結果に基づいて、以降の本体部101の走行経路に変更進路C1が含まれるように駆動ユニット130を制御すればよい。
次に、自走式掃除機100の動作のうち、段差Bに対する動作の一態様について説明する。図8は、実施の形態に係る自走式掃除機100における段差Bに対する動作の流れを示すフローチャートである。なお、このフローチャートは掃除時に実行されているものとする。
ステップS1では、制御部150は、段差検出部が段差Bを検出したか否かを判断し、段差Bを検出していない場合には、そのままの進路で掃除を継続し、段差Bを検出した場合にはステップS2に移行する。
ステップS2では、制御部150は、段差検出部の検出結果に基づいて、本体部101の前方にある段差Bの縁辺b1に対して、本体部101における現在の進行方向Y1が傾斜しているか否かを判断する。なお、このとき、制御部150は、本体部101における前方の所定範囲内にある段差Bを対象とする。所定範囲とは、本体部101に対して接近した段差Bを判断するための範囲であり、例えば本体部101の全長よりも小さい範囲である。
そして、ステップS2において制御部150は、段差Bの縁辺b1に対して、本体部101における現在の進行方向Y1が傾斜していない場合にはステップS3に移行し、傾斜している場合にはステップS8に移行する。
ステップS3では、制御部150は、現在の進行方向で段差Bに進入することを決定し、ステップS4に移行する。
ステップS4では、制御部150は、持ち上げ部133の駆動モータ134を制御して、当該持ち上げ部133による持ち上げを行った状態(持ち上げ状態)とし、ステップS5に移行する。
ステップS5では、制御部150は、本体部101が進行方向を変えずに進行することで段差B上に乗り上がるように駆動ユニット130の走行用モータ136を制御し、ステップS6に移行する。
ステップS6では、制御部150は、各種センサの検出結果に基づいて、段差B上に本体部101が乗り上げたか否かを判断し、乗り上げていない場合にはステップS5に移行し、乗り上げている場合にはステップS7に移行する。
ステップS7では、制御部150は、持ち上げ部133の駆動モータ134を制御して、当該持ち上げ部133による持ち上げを解除した状態(正常状態)とする。これにより、本体部101は、段差B上でも通常の吸引力を発揮することが可能となる。その後、制御部150は、ステップS1に移行する。
ステップS8では、制御部150は、変更進路C1で段差Bに進入することを決定し、ステップS9に移行する。
ステップS9では、制御部150は、本体部101が変更進路C1で進行するように駆動ユニット130の走行用モータ136を制御し、ステップS10に移行する。
ステップS10では、制御部150は、段差検出部の検出結果に基づいて、本体部101の前方にある段差Bの縁辺b1に対して、本体部101における現在の進行方向Y1が傾斜しているか否かを判断する。なお、このときにおいても、制御部150は、本体部101における前方の所定範囲内にある段差Bを対象とする。そして、ステップS10において制御部150は、段差Bの縁辺b1に対して、本体部101における現在の進行方向Y1が傾斜していない場合にはステップS11に移行し、傾斜している場合にはステップS9に移行する。
ステップS11では、制御部150は、持ち上げ部133の駆動モータ134を制御して、当該持ち上げ部133による持ち上げを行った状態(持ち上げ状態)とし、ステップS12に移行する。
ステップS12では、制御部150は、本体部101が変更進路C1で進行することで段差B上に乗り上がるように駆動ユニット130の走行用モータ136を制御し、ステップS13に移行する。
ステップS13では、制御部150は、各種センサの検出結果に基づいて、段差B上に本体部101が乗り上げたか否かを判断し、乗り上げていない場合にはステップS12に移行し、乗り上げている場合にはステップS14に移行する。
ステップS14では、制御部150は、持ち上げ部133の駆動モータ134を制御して、当該持ち上げ部133による持ち上げを解除した状態(正常状態)とする。これにより、本体部101は、段差B上でも通常の吸引力を発揮することが可能となる。その後、制御部150は、ステップS1に移行する。
以上のように、本実施の形態に係る自走式掃除機100によれば、左右一対の車輪131を有し、床面上を移動して当該床面を掃除する本体部101と、本体部101に設けられて、本体部101を移動または旋回させるための移動部(駆動ユニット130)と、本体部101に設けられて、本体部101の周辺に存在する段差Bを検出する段差検出部(衝突センサ119、障害物センサ173、測距センサ174及びカメラ175)と、段差検出部の検出結果に基づいて、移動部を制御する制御部150とを備え、制御部150は、段差検出部が検出した段差Bの縁辺b1に対して、本体部101における現在の進行方向Y1が傾斜している場合には、段差Bの縁辺b1に対して略直交する進路を含む変更進路C1で本体部101が段差Bに進入するように、移動部を制御する。
これによれば、本体部101における現在の進行方向Y1が段差Bの縁辺b1に対して傾斜している場合には、段差Bの縁辺b1に対して略直交する進路を含む変更進路C1で本体部101が段差Bに進入する。これにより、本体部101は、段差Bの縁辺b1に対して略直交する進路で乗り上がるので、段差Bに対して斜めに進入することが避けられる。このため、本体部101の車輪131も段差Bの縁辺b1に対して滑りにくくなり、当該段差Bに本体部101が確実に乗り上がることができる。このように本体部101が確実に段差Bに乗り上がることができるので、段差B(敷物)に対する掃除の確実性を高めることができる。
また、段差Bに対して本体部101が斜めに進入する場合には、一方の車輪131のみが段差B上に乗り上がって、他方の車輪131が空転する場合がある。この空転が発生すると、本体部101の進行方向が変化したり、現在位置の検出に不具合が生じたりして走行制御が不安定となるおそれがある。しかし、本実施の形態では、段差Bの縁辺b1に対して略直交する進路がとられることで、一対の車輪131も概ね同時に段差B上に乗り上がる。このため、一方の車輪131のみが段差B上に乗り上がった状態を避けることができ、走行制御の確実性を高めることができる。
また、自走式掃除機100には、本体部101に設けられて、当該本体部101を床面に対して持ち上げる持ち上げ部133が備えられている。
これによれば、持ち上げ部133によって本体部101を持ち上げ状態とすることができる。したがって、本体部101を持ち上げ状態で段差B上に乗り上げさせることができるので、本体部101が段差Bに干渉しにくくなる。これにより、段差Bに対して安定した清掃性を実現できるようになっている。
ところで、本体部101が持ち上げ状態の場合には、吸引口178から床面または段差Bまでの間隔が正常状態よりも大きくなるので、吸引力が低下してしまう。このため、本体部101が持ち上げ状態では、通常の掃除が施されない領域(未掃除領域Q)が発生する。
図9は、実施の形態に係る段差Bの縁辺b1に対して本体部101が斜めに進入した場合の未掃除領域Qを示す説明図である。
図9に示すように、段差Bの縁辺b1に対して本体部101が斜めに進入する際には、その縁辺b1を完全に通過するまで本体部101は持ち上げ状態となっているので、未掃除領域Qが広範囲に形成される。しかしながら、上記したように段差Bの縁辺b1に対して略直交する進路を含む変更進路C1で本体部101が段差Bに進入するのであれば、短時間で縁辺b1を通過することができる。つまり、持ち上げ状態の時間を短縮することができ、未掃除領域Qを小さくすることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本発明に含まれる。
例えば、制御部150は、掃除の予定経路を環境地図に基づいて自ら作成してもよいし、外部の機器から予定経路を受け取ってもよい。いずれの場合においても、制御部150が予定経路を取得することに含まれる。このように、制御部150が掃除の予定経路を取得していたとしても、変更進路C1が使用されると本体部101が予定経路から外れてしまう場合がある。
図10は、実施の形態に係る本体部101が予定経路C10を外れた場合を示す説明図である。図10では、例えば段差Bを直線的に通過する予定経路C10を制御部150が予め取得しているものとする。予定経路C10上を本体部101が進行している途中で、制御部150は、段差検出部が検出した段差Bの縁辺b1に対して、本体部101における現在の進行方向Y1が傾斜していることを検出する。この検出により、制御部150は、段差Bの縁辺b1に対して略直交する進路を含む変更進路C1で本体部101が段差Bに進入するように、駆動ユニット130を制御する。つまり、本体部101は、予定経路C10から外れることになる。制御部150は、本体部101が予定経路C10で段差Bに進入し、当該段差B上で方向転換可能な所定位置まで進行すると、段差B上で本体部101が予定経路C10に復帰するように駆動ユニット130を制御する。具体的には、制御部150は、所定位置から段差B上にある予定経路C10の途中位置までの復帰経路C11で本体部101が復帰するように、駆動ユニット130を制御する。途中位置は、段差Bの縁辺b1に極力接近した位置とする。これにより予定経路C10の断続部分を小さくすることができる。
このように、制御部150は、掃除の予定経路C10を取得しており、本体部101が段差Bに進入した際に予定経路C10を外れた場合には、段差B上で本体部101が予定経路C10に復帰するように移動部(駆動ユニット130)を制御する。
したがって、変更進路C1がとられたとしても段差B上で予定経路C10上に確実に本体部101を復帰させることができる。これにより予定経路C10にしたがって段差B上を確実に掃除することができる。
また、掃除の終盤においては、目的地である充電台300(図11、図12参照)に本体部101が自動的に帰還する場合もある。充電台300が段差B上にある場合には、本体部101は帰還時に段差B上に乗り上がる必要がある。一方、充電台300が段差B外にある場合には、本体部101は帰還時に段差B上に必ずしも乗り上がらなくてもよい。このため、制御部150は、充電台300が段差B上にあるか否かで異なる進路をとるように駆動ユニット130を制御する。なお、本体部101は、所定の領域内の掃除が概ね終わったタイミング、あるいは充電が必要なタイミングで充電台300に帰還するものとする。
図11は、実施の形態に係る目的地である充電台300が段差B上にある場合を示す説明図である。環境地図には、予め充電台300の座標が登録されており、この環境地図に基づいて制御部150は充電台300の座標を取得している。本体部101の帰還時において、制御部150は、段差検出部が検出した段差B上に充電台300があるか否かを判断している。具体的には、制御部150は、カメラ175が撮影した段差Bの画像に基づいて当該段差Bの形状、大きさ、位置などを認識し、この認識結果と充電台300の座標とを比較することで、段差B上に充電台300があるか否かを判断する。
制御部150は、図11に示すように、充電台300が段差B上にあると判断して、さらに段差Bの縁辺b1に対して現在の進行方向Y1が傾斜していると判断した場合には、本体部101が変更進路C1で段差Bに進入するように駆動ユニット130を制御する。一方、制御部150は、充電台300が段差B上にあると判断して、さらに段差Bの縁辺b1に対して現在の進行方向Y1が傾斜していないと判断した場合には、本体部101が現在の進行方向Y1のままで段差Bに進入するように駆動ユニット130を制御する。
その後、本体部101が段差B上に乗り上がると、制御部150は、本体部101が充電台300まで戻るように駆動ユニット130を制御する。
図12は、実施の形態に係る目的地である充電台300が段差B外にある場合を示す説明図である。制御部150は、図12に示すように、充電台300が段差B外にあると判断した場合には、現在の進行方向Y1から回避進路C20に切り替える。回避進路C20は、段差Bを回避して充電台300まで至る進路である。制御部150は、本体部101が回避進路C20で充電台300まで戻るように駆動ユニット130を制御する。これにより、帰還時に本体部101が段差Bを乗り越える回数を低減することができる。
このように、制御部150は、掃除の最終的な充電台300を取得しており、段差検出部が検出した段差B上に充電台300がある場合には、本体部101が段差Bに進入するように駆動ユニット130を制御し、段差検出部が検出した段差B外に充電台300がある場合には、段差Bを回避して充電台300に到達するように、駆動ユニット130を制御する。
これにより、充電台300が段差B外にある場合には、本体部101が段差Bを回避して充電台300に到達するので、帰還時に本体部101が段差Bを乗り越える回数を低減することができる。したがって、本体部101が段差Bに対して座礁してしまう可能性を抑制することができる。
なお、ここでは目的地として充電台300を例示したが、充電台300以外の地点を目的地としてもよい。例えば、その他の目的地としては、予め目的地として制御部150に登録された地点または予定経路の最終地点などが挙げられる。
また、上記実施の形態では、制御部150は、カメラ175が撮影した画像に基づいて、本体部101の前方にある段差Bの縁辺b1に対して、本体部101における現在の進行方向Y1が傾斜しているか否かを判断する場合を例示した。しかし、本体部101における右前部と左前部とのそれぞれに測距センサを搭載することで、縁辺b1に対する本体部101の進行方向Y1の傾きを取得してもよい。具体的には、制御部150は、各測距センサの検出結果に基づいて、本体部101の右前部から段差Bまでの間隔と、本体部101の左前部から段差Bまでの間隔とをそれぞれ取得し、これらの間隔から縁辺b1に対する本体部101の進行方向Y1の傾きを検出する。
また、制御部150は、段差検出部が検出した段差Bの縁辺b1に対して、本体部101における現在の進行方向Y1が傾斜している場合には、縁辺b1と進行方向Y1とがなす角度によって異なる進路を選択してもよい。具体的には、制御部150は、縁辺b1と進行方向Y1とがなす鈍角側の角度が所定値未満であるときには変更進路C1で本体部101が段差Bに進入するように移動部を制御する。一方、制御部150は、縁辺b1と進行方向Y1とがなす鈍角側の角度が所定値以上であるときには段差Bを回避するように移動部を制御する。これにより、縁辺b1と進行方向Y1とがなす角度に応じて適切な進路が選択されることになり、効率的な掃除が可能となる。ここで、所定値とは、変更進路C1を選択するか、回避を選択するかを判断するための閾値であり、90度以上の値である。所定値は、種々のシミュレーション、実験、経験則等により決まる値である。
本発明は、自律走行可能な自走式掃除機に適用可能である。
100 自走式掃除機
101 本体部
119 衝突センサ(段差検出部)
130 駆動ユニット(移動部)
131 車輪
132 アーム
133 持ち上げ部
134 駆動モータ
135 角速度センサ
136 走行用モータ
137 エンコーダ
138 加速度センサ
140 清掃ユニット
150 制御部
171 発信部
172 受信部
173 障害物センサ(段差検出部)
174 測距センサ(段差検出部)
175 カメラ(段差検出部)
176 床面センサ
178 吸引口
179 キャスター
300 充電台
B 段差
b1 縁辺
C1 変更進路
C10 予定経路
C11 復帰経路
C20 回避進路
Q 未掃除領域
Y1 進行方向
α1、α2 角度

Claims (5)

  1. 左右一対の車輪を有し、床面上を移動して当該床面を掃除する本体部と、
    前記本体部に設けられて、前記本体部を移動または旋回させるための移動部と、
    前記本体部に設けられて、前記本体部の周辺に存在する段差を検出する段差検出部と、
    前記段差検出部の検出結果に基づいて、前記移動部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記段差検出部が検出した前記段差の縁辺に対して、前記本体部における現在の進行方向が傾斜している場合には、前記段差の縁辺に対して略直交する進路を含む変更進路で前記本体部が前記段差に進入するように、前記移動部を制御する
    自走式掃除機。
  2. 前記本体部に設けられて、当該本体部を前記床面に対して持ち上げる持ち上げ部を備える
    請求項1に記載の自走式掃除機。
  3. 前記制御部は、掃除の予定経路を取得しており、前記本体部が前記段差に進入した際に前記予定経路を外れた場合には、前記段差上で前記本体部が前記予定経路に復帰するように前記移動部を制御する
    請求項1または2に記載の自走式掃除機。
  4. 前記制御部は、掃除の最終的な目的地を取得しており、
    前記段差検出部が検出した前記段差上に前記目的地がある場合には、前記本体部が前記段差に進入するように、前記移動部を制御し、
    前記段差検出部が検出した前記段差外に前記目的地がある場合には、前記段差を回避して前記目的地に到達するように、前記移動部を制御する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の自走式掃除機。
  5. 前記制御部は、前記段差検出部が検出した前記段差の縁辺に対して、前記本体部における現在の進行方向が傾斜している場合に、前記縁辺と前記進行方向とがなす鈍角側の角度が所定値未満であるときには前記変更進路で前記本体部が前記段差に進入するように、前記移動部を制御し、前記縁辺と前記進行方向とがなす鈍角側の角度が所定値以上であるときには前記段差を回避するように、前記移動部を制御する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の自走式掃除機。
JP2018137079A 2018-07-20 2018-07-20 自走式掃除機 Pending JP2020010982A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018137079A JP2020010982A (ja) 2018-07-20 2018-07-20 自走式掃除機
PCT/JP2019/024667 WO2020017236A1 (ja) 2018-07-20 2019-06-21 自走式掃除機
CN201980047818.XA CN112423639B (zh) 2018-07-20 2019-06-21 自主行走式吸尘器
US17/258,712 US20210153707A1 (en) 2018-07-20 2019-06-21 Self-propelled vacuum cleaner

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018137079A JP2020010982A (ja) 2018-07-20 2018-07-20 自走式掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020010982A true JP2020010982A (ja) 2020-01-23

Family

ID=69165076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018137079A Pending JP2020010982A (ja) 2018-07-20 2018-07-20 自走式掃除機

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20210153707A1 (ja)
JP (1) JP2020010982A (ja)
CN (1) CN112423639B (ja)
WO (1) WO2020017236A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113974507B (zh) * 2021-09-30 2023-09-12 云鲸智能(深圳)有限公司 清洁机器人的地毯探测方法、装置、清洁机器人及介质
CN113985886B (zh) * 2021-11-02 2024-01-19 珠海格力电器股份有限公司 设备作业路径规划方法、装置、计算机设备和存储介质
CN114587210B (zh) * 2021-11-16 2023-06-20 北京石头创新科技有限公司 清洁机器人控制方法及控制装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004194751A (ja) * 2002-12-16 2004-07-15 Toshiba Tec Corp 電気掃除機
JP2006178664A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Funai Electric Co Ltd 自走掃除ロボット
US20150150429A1 (en) * 2013-12-04 2015-06-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Cleaning robot and control method thereof
JP2017113172A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 東芝ライフスタイル株式会社 電気掃除機

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3854164A (en) * 1973-01-15 1974-12-17 Whirlpool Co Self-propelled upright vacuum cleaner
US3962746A (en) * 1974-12-06 1976-06-15 Whirlpool Corporation Self-propelled vacuum cleaner
US4249281A (en) * 1979-07-30 1981-02-10 National Union Electric Corporation Self-propelled vacuum cleaner
US4766640A (en) * 1986-12-31 1988-08-30 Whirlpool Corporation Self-propelled upright vacuum cleaner having a remotely disposed transmission and a positive locking mechanism
US6131238A (en) * 1998-05-08 2000-10-17 The Hoover Company Self-propelled upright vacuum cleaner with offset agitator and motor pivot points
US20040000022A1 (en) * 2002-06-27 2004-01-01 Royal Appliance Mfg. Co Resiliently-coupled drive wheel assembly for self-propelled vacuum cleaner
US7150068B1 (en) * 2002-08-12 2006-12-19 Gary Dean Ragner Light-weight self-propelled vacuum cleaner
US7043794B2 (en) * 2003-01-09 2006-05-16 Royal Appliance Mfg. Co. Self-propelled vacuum cleaner with a neutral return spring
US7222390B2 (en) * 2003-01-09 2007-05-29 Royal Appliance Mfg. Co. Clutchless self-propelled vacuum cleaner and nozzle height adjustment mechanism therefor
KR100492588B1 (ko) * 2003-01-23 2005-06-03 엘지전자 주식회사 자동 주행 청소기의 위치정보 인식장치
JP2005211368A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Funai Electric Co Ltd 自走式掃除機
KR101450569B1 (ko) * 2013-03-05 2014-10-14 엘지전자 주식회사 로봇 청소기
TWM466626U (zh) * 2013-03-26 2013-12-01 Liang-Xiong Wang 清潔機
JP2014206850A (ja) * 2013-04-12 2014-10-30 シャープ株式会社 電子機器および自走式掃除機
JP6258626B2 (ja) * 2013-08-05 2018-01-10 シャープ株式会社 自律移動装置およびその制御方法
JP6207388B2 (ja) * 2013-12-27 2017-10-04 シャープ株式会社 自走式電気掃除機
JP6271284B2 (ja) * 2014-02-17 2018-01-31 シャープ株式会社 自走式電気掃除機の充電ユニットと充電システム
JP6666695B2 (ja) * 2015-11-16 2020-03-18 シャープ株式会社 自走式電子機器および自走式電子機器の走行方法
JP6645922B2 (ja) * 2016-07-07 2020-02-14 トヨタ自動車株式会社 自律移動体および自律移動体の移動制御方法
US20200345191A1 (en) * 2017-11-16 2020-11-05 Chiba Institute Of Technology Self-propelled vacuum cleaner
JP7141220B2 (ja) * 2018-01-22 2022-09-22 東芝ライフスタイル株式会社 自走式電気掃除機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004194751A (ja) * 2002-12-16 2004-07-15 Toshiba Tec Corp 電気掃除機
JP2006178664A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Funai Electric Co Ltd 自走掃除ロボット
US20150150429A1 (en) * 2013-12-04 2015-06-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Cleaning robot and control method thereof
JP2017113172A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 東芝ライフスタイル株式会社 電気掃除機

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020017236A1 (ja) 2020-01-23
CN112423639A (zh) 2021-02-26
CN112423639B (zh) 2022-03-04
US20210153707A1 (en) 2021-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10750918B2 (en) Cleaning robot and controlling method thereof
JP4677888B2 (ja) 自律移動掃除機
KR101566207B1 (ko) 로봇 청소기 및 그 제어방법
US11497364B2 (en) Robot cleaner and controlling method thereof
US20070032904A1 (en) Self-propelled working robot
JP2005135400A (ja) 自走式作業ロボット
WO2020017236A1 (ja) 自走式掃除機
US20210274987A1 (en) Self-propelled vacuum cleaner
US11141860B2 (en) Method for operating an automatically moving cleaning device and cleaning device of this type
JP4429850B2 (ja) 自走式作業ロボット
JP7065449B2 (ja) 自走式掃除機
US20230053480A1 (en) Robot vacuum cleaner and control method therefor
JP7129659B2 (ja) 自走式掃除機
WO2020059292A1 (ja) 自律走行掃除機
JP7325058B2 (ja) 自走式掃除機
WO2020017239A1 (ja) 自走式掃除機及び自走式掃除機の制御方法
JP2005346477A (ja) 自律走行体
EP4248828A1 (en) Robot cleaner
JP2010167055A (ja) 自走式掃除機
JP2024006218A (ja) 移動制御システム、移動制御方法、及び、プログラム
JP2021114177A (ja) 自走式移動体、判定プログラム、及び判定方法
JP2019144849A (ja) 自律走行掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220617

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220719