JP2020008381A - 気象観測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 支柱の高さを抑制しつつ、発電量を確保することが難しい。【解決手段】 鉛直方向に延びるよう設置される支柱と、吹き流し本体の支柱側端部と支柱とを連結する連結器具と、吹き流し本体よりも鉛直方向で下方に配置される太陽光発電機器の受光部とを備える。無風状態において、吹き流し本体の支柱に対する他端部が、太陽光発電機器の支柱側端部よりも反支柱側となるように、吹き流し本体と太陽光発電機器とが配置される。【選択図】図7

Description

本発明は、気象観測装置に関する。
太陽光発電パネルと、吹き流しとを備えた気象観測装置が知られている(例えば、特許文献1〜2を参照)。従来の気象観測装置においては、支柱の頂部又は中央近傍に、当該支柱の太さに応じた比較的小型の平面型の太陽光発電パネルが設置されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2002−123900号公報
[特許文献2] 特開2003−342921号公報
[特許文献3] 特開2005−139795号公報
例えば、気象観測の結果を無線通信により送信しようとすると、電力消費量が増加する。そこで、支柱の高さを高くして、吹き流しが太陽光発電パネルを覆うことによる発電量の低下を抑制することが考えられる。しかし、この場合、吹き流しと飛行体との干渉が問題となる。このように、支柱の高さを抑制しつつ、発電量を確保することが難しい。
本発明の第1の態様においては、気象観測装置が提供される。上記の気象観測装置は、例えば、鉛直方向に延びるよう設置される支柱を備える。上記の気象観測装置は、例えば、吹き流し本体の支柱側端部と支柱とを連結する連結器具を備える。上記の気象観測装置は、例えば、吹き流し本体よりも鉛直方向で下方に配置される太陽光発電機器の受光部を備える。上記の気象観測装置においては、例えば、無風状態において、吹き流し本体の支柱に対する他端部が、太陽光発電機器の受光部の支柱側端部よりも反支柱側となるように、吹き流し本体と太陽光発電機器の受光部とが配置される。
本発明の第2の態様においては、気象観測装置が提供される。上記の気象観測装置は、例えば、支柱を備える。上記の気象観測装置は、例えば、吹き流し本体の支柱側端部と支柱とを連結する連結器具を備える。上記の気象観測装置は、例えば、支柱に取り付けられる太陽光発電機器の受光部を備える。上記の気象観測装置においては、例えば、吹き流し本体及び太陽光発電機器の受光部が、支柱の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように支柱が設置された場合に、太陽光発電機器の受光部が、吹き流し本体の上端よりも鉛直方向で下方となるように配置される。上記の気象観測装置においては、例えば、吹き流し本体及び太陽光発電機器の受光部が、無風状態において、吹き流し本体の支柱に対する他端部が、太陽光発電機器の受光部の支柱側端部よりも反支柱側となるように配置される。
上記の第1の態様及び第2の態様に係る気象観測装置において、吹き流し本体の支柱側端部が、太陽光発電機器の受光部の支柱に対する他端部よりも支柱側となるように、吹き流し本体と太陽光発電機器の受光部とが配置されてよい。上記の気象観測装置において、太陽光発電機器の受光部が、支柱が設置された場合における鉛直方向の上方側が支柱寄りで、支柱が設置された場合における鉛直方向の下方側が反支柱側に広がる傾斜部を有してよい。上記の気象観測装置において、傾斜部は、支柱の軸心を中心とする円周方向に湾曲する湾曲部を有してよい。
上記の気象観測装置において、連結器具は、吹き流し本体よりも堅い材料で構成されてよい。上記の気象観測装置において、連結器具の支柱に対する他端部が、吹き流し本体の支柱側端部よりも反支柱側となるように、吹き流し本体と連結器具とが配置されてよい。上記の気象観測装置において、連結器具の支柱に対する他端部が、 太陽光発電機器の受光部の支柱に対する他端部と略同等か、太陽光発電機器の受光部の支柱に対する他端部よりも反支柱側となるように、吹き流し本体と連結器具とが配置されてよい。
上記の気象観測装置において、太陽光発電機器の受光部は、(a)支柱上の領域であって、太陽光発電機器の受光部が支柱の延伸方向に垂直な方向に投影された第1領域と、支柱の延伸方向の一方の端部との距離の最小値が、支柱上の領域であって、連結器具が配される第2領域と、支柱の一方の端部との距離の最小値よりも大きくなるように、支柱に取り付けられてよい。上記の気象観測装置において、太陽光発電機器の受光部は、(b)支柱の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように支柱が設置された場合に、支柱の軸心と、太陽光発電機器の受光部との距離の最小値が、支柱の軸心と、無風状態における吹き流し本体の支柱に対向する面との距離の最大値よりも小さくなるように、支柱に取り付けられてよい。
本発明の第3の態様においては、気象観測装置が提供される。上記の気象観測装置は、例えば、吹き流し本体が取り付けられる支柱を備える。上記の気象観測装置は、例えば、支柱に取り付けられる太陽光発電機器の受光部を備える。上記の気象観測装置において、例えば、太陽光発電機器の受光部は、(a)支柱上の領域であって、太陽光発電機器の受光部が支柱の延伸方向に垂直な方向に投影された第1領域と、支柱の延伸方向の一方の端部との距離の最小値が、支柱上の領域であって、吹き流し本体を支柱に連結する連結器具が配される第2領域と、支柱の一方の端部との距離の最小値よりも大きくなるように、支柱に取り付けられる。上記の気象観測装置において、例えば、太陽光発電機器の受光部は、(b)支柱の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように支柱が設置された場合に、支柱の軸心と、太陽光発電機器の受光部との距離の最小値が、支柱の軸心と、無風状態における吹き流し本体の支柱に対向する面との距離の最大値よりも小さくなるように、支柱に取り付けられる。
上記の気象観測装置において、太陽光発電機器の受光部は、(c)支柱の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように支柱が設置された場合に、第1領域において、支柱の軸心と、太陽光発電機器の受光部との距離の最大値が、支柱の軸心と、無風状態における吹き流し本体の支柱に対向する面との距離の最小値よりも大きくなるように、支柱に取り付けられてよい。上記の気象観測装置において、太陽光発電機器の受光部は、(d)支柱の第1領域と、支柱の一方の端部との距離の最大値が、吹き流し本体の長さ以下となるように、支柱に取り付けられてよい。
本発明の第4の態様においては、気象観測装置が提供される。上記の気象観測装置は、例えば、吹き流し本体が取り付けられる支柱を備える。上記の気象観測装置は、例えば、支柱に取り付けられる太陽光発電機器の受光部を備える。上記の気象観測装置において、例えば、太陽光発電機器の受光部は、(a)支柱上の領域であって、太陽光発電機器の受光部が支柱の延伸方向に垂直な方向に投影された第1領域と、支柱の延伸方向の一方の端部との距離の最小値が、支柱上の領域であって、吹き流し本体を支柱に連結する連結器具が配される第2領域と、支柱の一方の端部との距離の最小値よりも大きくなるように、支柱に取り付けられる。上記の気象観測装置において、例えば、太陽光発電機器の受光部は、(d)支柱の第1領域と、支柱の一方の端部との距離の最大値が、吹き流し本体の長さ以下となるように、支柱に取り付けられる。
上記の第1の態様、第2の態様、第3の態様、及び、第4の態様に係る気象観測装置において、連結器具は、その一方の端部が吹き流し本体の吸込口の近傍に取り付けられる紐状の部材を有してよい。上記の気象観測装置において、連結器具は、支柱に取り付けられるベース部を有してよい。連結器具は、ベース部に回転可能に支持され、吹き流し本体が取り付けられる回転部を有してよい。ベース部は、回転部の回転軸と、支柱の軸心とが略平行になるように、支柱に取り付けられてよい。上記の気象観測装置において、回転部は、ベース部に回転可能に支持される回転体を含んでよい。回転部は、筒状の第1フレーム部材を含んでよい。回転部は、第1フレーム部材を回転体の外縁の一部に連結する第2フレーム部材を含んでよい。上記の気象観測装置において、ベース部及び回転部の少なくとも一方は、風速測定機器及び撮像機器の少なくとも一方が取り付けられる保持部をさらに含んでよい。
上記の気象観測装置において、太陽光発電機器の受光部は、支柱の延伸方向に沿った少なくとも2つの位置において、支柱の軸心と、太陽光発電機器の受光部と距離が相違するように、支柱に取り付けられてよい。上記の気象観測装置において、太陽光発電機器の受光部は、曲面形状を有する太陽光発電パネルを含んでよい。上記の気象観測装置は、吹き流し本体を備えてよい。
本発明の第5の態様においては、連結器具が提供される。上記の連結器具は、例えば、吹き流し本体を支柱に連結する。上記の連結器具は、例えば、支柱に取り付けられるベース部を備える。上記の連結器具は、例えば、ベース部に回転可能に支持される回転部を備える。上記の連結器具において、回転部は、例えば、吹き流し本体が取り付けられる第1保持部を有する。上記の連結器具において、回転部は、例えば、風速測定機器及び撮像機器の少なくとも一方が取り付けられる第2保持部を有する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
気象情報提供システム100のシステム構成の一例を概略的に示す。 ユーザインタフェース部32の内部構成の一例を概略的に示す。 気象情報収集装置110の側面図の一例を概略的に示す。 気象情報収集装置110の上面図の一例を概略的に示す。 気象情報収集装置110のA−A'断面図の一例を概略的に示す。 受配電部564の内部構成の一例を概略的に示す。 受光部332及び吹き流し表示部350の位置関係の一例を概略的に示す。 受光部332及び吹き流し表示部350の位置関係の一例を概略的に示す。 受光部332及び吹き流し表示部350の位置関係の一例を概略的に示す。 管理サーバ120の内部構成の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して、重複する説明を省く場合がある。
[気象情報提供システム100の概要]
図1は、気象情報提供システム100のシステム構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、気象情報提供システム100は、気象情報収集装置110と、管理サーバ120とを備える。気象情報提供システム100は、気象観測装置の一例であってよい。気象情報収集装置110は、気象観測装置の一例であってよい。
本実施形態において、気象情報収集装置110は、ヘリポート20の近傍に配される。気象情報収集装置110は、例えば、ヘリポート20の近傍の気象等に関する情報(気象情報と称される場合がある。)を収集する。気象情報としては、風速、風向き、温度、湿度、雨量、放射線量、特定の化学物質の濃度、地震動、振動、騒音などに関する情報が例示される。放射線量は、空間放射線量であってよい。地震動に関する情報としては、Gal数、振幅、震度、SI値などが例示される。気象情報収集装置110は、気象情報と、当該気象情報が収集された時刻を示す情報とを対応付けて、任意の記憶装置に格納してよい。
気象情報収集装置110は、気象情報収集装置110の状態に関する情報(状態情報と称される場合がある。)を収集してもよい。状態情報としては、気象情報収集装置110の近傍の画像、気象情報収集装置110に生じた異常などに関する情報が例示される。上記の画像は、ヘリポート20を被写体とする画像であってよい。画像は、静止画像であってもよく、動画像であってもよい。上記の異常は、構造に関する異常であってもよく、機能に関する異常であってもよい。気象情報収集装置110は、状態情報と、当該状態情報が収集された時刻を示す情報とを対応付けて、任意の記憶装置に格納してよい。
本実施形態において、気象情報収集装置110は、収集された各種の情報を、通信ネットワーク10を介して、管理サーバ120に送信する。気象情報収集装置110は、収集された気象情報を、ヘリポート20を利用するヘリコプター30に送信してもよい。気象情報収集装置110は、収集された気象情報を、P2Pでヘリコプター30に送信してもよく、通信ネットワーク10を介してヘリコプター30に送信してもよい。
本実施形態において、ヘリコプター30は、ユーザインタフェース部32を備える。ヘリコプター30は、気象情報提供システム100の一部を構成してもよい。ヘリコプター30は、飛行体の一例であってよい。飛行体としては、飛行機、飛行船又は風船、気球、ヘリコプター、ドローンなどが例示される。飛行体は、有人の飛行体であってもよく、無人の飛行体であってもよい。
本実施形態において、通信ネットワーク10は、有線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路及び有線通信の伝送路の組み合わせであってもよい。通信ネットワーク10は、無線パケット通信網、インターネット、P2Pネットワーク、専用回線、VPN、電力線通信回線などを含んでもよい。通信ネットワーク10は、(i)携帯電話回線網などの移動体通信網を含んでもよく、(ii)無線MAN(例えば、WiMAX(登録商標)である。)、無線LAN(例えば、WiFi(登録商標)である。)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near Field Communication)などの無線通信網を含んでもよい。
本実施形態において、管理サーバ120は、気象情報収集装置110が収集した各種の情報を取得する。管理サーバ120は、1又は複数の気象情報収集装置110のそれぞれから、各気象情報収集装置が収集した情報を取得してもよい。気象情報収集装置110は、1又は複数の気象情報収集装置110のそれぞれが収集した情報を、任意の記憶装置に格納し、当該情報を管理する。
一実施形態において、気象情報収集装置110は、予め定められたタイミング又は任意のタイミングで、1又は複数の気象情報収集装置110の少なくとも1つに対して、特定の情報の収集を要求する。気象情報収集装置110は、上記の要求に応じて送信される情報に基づいて、記憶装置に格納されている情報を更新する。
他の実施形態において、気象情報収集装置110は、ヘリコプター30のユーザインタフェース部32からの要求を取得し、当該要求に応じた情報を提供する。例えば、気象情報収集装置110は、通信ネットワーク10を介して、ヘリコプター30のユーザインタフェース部32から、特定のヘリポート20に関する気象情報及び状態情報の少なくとも一方を要求する要求信号を受信する。気象情報収集装置110は、記憶装置に格納された情報を参照して、当該要求信号に示された情報を抽出する。気象情報収集装置110は、通信ネットワーク10を介して、抽出された情報を、要求信号に対する応答として送信する。
[気象情報提供システム100の各部の具体的な構成]
気象情報提供システム100の各部は、ハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウェア及びソフトウエアにより実現されてもよい。気象情報提供システム100の各部は、その少なくとも一部が、単一のサーバによって実現されてもよく、複数のサーバによって実現されてもよい。気象情報提供システム100の各部は、その少なくとも一部が、仮想マシン上又はクラウドシステム上で実現されてもよい。気象情報提供システム100の各部は、その少なくとも一部が、パーソナルコンピュータ又は携帯端末によって実現されてもよい。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどが例示される。気象情報提供システム100の各部は、ブロックチェーンなどの分散型台帳技術又は分散型ネットワークを利用して、情報を格納してもよい。
気象情報提供システム100を構成する構成要素の少なくとも一部がソフトウエアにより実現される場合、当該ソフトウエアにより実現される構成要素は、一般的な構成の情報処理装置において、当該構成要素に関する動作を規定したプログラムを起動することにより実現されてよい。上記の情報処理装置は、例えば、(i)CPU、GPUなどのプロセッサ、ROM、RAM、通信インタフェースなどを有するデータ処理装置と、(ii)キーボード、タッチパネル、カメラ、マイク、各種センサ、GPS受信機などの入力装置と、(iii)表示装置、スピーカ、振動装置などの出力装置と、(iv)メモリ、HDDなどの記憶装置(外部記憶装置を含む。)とを備える。
上記の情報処理装置において、上記のデータ処理装置又は記憶装置は、プログラムを格納してよい。上記のプログラムは、非一時的なコンピュータ可読記録媒体に格納されてよい。上記のプログラムは、プロセッサによって実行されることにより、上記の情報処理装置に、当該プログラムによって規定された動作を実行させる。
プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、メモリ、ハードディスクなどのコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されていてもよく、ネットワークに接続された記憶装置に記憶されていてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体又はネットワークに接続された記憶装置から、気象情報提供システム100の少なくとも一部を構成するコンピュータにインストールされてよい。プログラムが実行されることにより、コンピュータが、気象情報提供システム100の各部の少なくとも一部として機能してもよい。
コンピュータを気象情報提供システム100の各部の少なくとも一部として機能させるプログラムは、気象情報提供システム100の各部の動作を規定したモジュールを備えてよい。これらのプログラム又はモジュールは、データ処理装置、入力装置、出力装置、記憶装置等に働きかけて、コンピュータを気象情報提供システム100の各部として機能させたり、コンピュータに気象情報提供システム100の各部における情報処理方法を実行させたりする。
プログラムに記述された情報処理は、当該プログラムがコンピュータに読込まれることにより、当該プログラムに関連するソフトウエアと、気象情報提供システム100の各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段として機能する。そして、上記の具体的手段が、本実施形態におけるコンピュータの使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、当該使用目的に応じた気象情報提供システム100が構築される。
図2は、ユーザインタフェース部32の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、ユーザインタフェース部32は、入力部220と、出力部230と、通信部240とを備える。本実施形態において、通信部240は、近距離無線通信部242と、移動体通信部244とを有する。
本実施形態において、入力部220は、ヘリコプター30の搭乗者からの入力を受け付ける。入力部220は、キーボード、タッチパネル、ポインティングデバイスなどを介して、ユーザからの入力を受け付けてもよく、音声入力システム又はジェスチャ入力システムを用いて、ユーザからの入力を受け付けてもよい。
本実施形態において、出力部230は、ヘリコプター30の搭乗者に情報を出力する。一実施形態において、出力部230は、情報を表示又は投影する表示デバイスを含む。上記の表示デバイスは、ヘリコプター30に配された据付型の機器であってもよく、ヘリコプター30の搭乗員が利用するウェアラブルデバイスに配された機器であってもよい。他の実施形態において、出力部230は、情報を音又は振動として出力するスピーカ、ヘッドホン又はイヤホンを含む。
本実施形態において、通信部240は、ヘリコプター30と、気象情報収集装置110及び管理サーバ120の少なくとも一方との間で、情報を送受する。近距離無線通信部242は、近距離無線通信方式により、情報を送受する。移動体通信部244は、移動体通信方式により、情報を送受する。なお、他の実施形態において、通信部240は、衛星通信方式により情報を送受してもよい。
通信部240は、気象情報収集装置110及び管理サーバ120の少なくとも一方に対して、特定の情報を要求する要求信号を送信してよい。一実施形態において、通信部240は、近距離無線通信部242を利用して、気象情報収集装置110に要求信号を送信する。また、通信部240は、近距離無線通信部242を利用して、上記の要求信号に対する応答を受信する。他の実施形態において、通信部240は、移動体通信部244を用いて、管理サーバ120に要求信号を送信する。また、通信部240は、移動体通信部244を利用して、上記の要求信号に対する応答を受信する。
[気象情報収集装置110の各部の概要]
図3、図4及び図5を用いて、気象情報収集装置110の一例の詳細が説明される。図3は、気象情報収集装置110の側面図の一例を概略的に示す。図4は、気象情報収集装置110の上面図の一例を概略的に示す。図5は、気象情報収集装置110のA−A'断面図の一例を概略的に示す。なお、図3、図4及び図5は、比較的強い風が吹いている状態における、気象情報収集装置110の様子を示す。
図3に示されるとおり、本実施形態において、気象情報収集装置110は、土台310と、支柱320と、発電部330と、連結部340と、吹き流し表示部350と、機器収容部360とを備える。本実施形態において、発電部330は、受光部332を有する。また、本実施形態において、気象情報収集装置110は、機器保持部362と、ケーブル364と、風速計372と、カメラ374と、スピーカ382と、警告灯384とを備える。なお、図3は、支柱320の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように、支柱320が設置された場合における、気象情報収集装置110の外観の一例を概略的に示す。
また、図4に示されるとおり、本実施形態において、吹き流し表示部350の一方の端部は、吸込口452として機能する。吹き流し表示部350の他方の端部は、吹出口454として機能する。また、本実施形態において、吸込口452の側の端部は、連結部340を介して、支柱320に取り付けられる。吹出口454の側の端部は、自由端であり、風速に応じて、たなびいたり、垂れ下がったりする。
発電部330は、太陽光発電機器の一例であってよい。受光部332は、太陽光発電機器及び傾斜部の一例であってもよい。連結部340は、連結器具の一例であってよい。吹き流し表示部350は、吹き流し本体の一例であってよい。吸込口452は、吹き流し本体の支柱側端部の一例であってよい。吹出口454は、吹き流し本体の支柱に対する他端部の一例であってよい。
本実施形態において、土台310は、ヘリポート20の近傍に配され、支柱320を支持する。土台310は、コンクリート、砂利などの基礎の上に形成されてよい。土台310の上面は、平面であることが好ましく、水平であることが好ましい。
本実施形態において、支柱320は、気象情報収集装置110を構成する1又は複数の機器の少なくとも1つを支持する。例えば、支柱320には、発電部330、連結部340、機器収容部360及び機器保持部362が取り付けられる。支柱320には、吹き流し表示部350が取り付けられてよい。本実施形態において、吹き流し表示部350は、連結部340を介して、支柱320に取り付けられる。同様に、支柱320には、連結部340を介して、風速計372が取り付けられてよい。また、支柱320には、機器保持部362を介して、カメラ374、スピーカ382及び警告灯384の少なくとも1つが取り付けられてよい。
なお、各種の機器の設置位置は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、例えば、カメラ374が、連結部340を介して、支柱320に取り付けられる。風速計372が、機器保持部362を介して、支柱320に取り付けられてもよい。
気象情報収集装置110が設置される場合、支柱320は、支柱320の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように、土台310の上に設置される。これにより、支柱320は、鉛直方向に延びるように設置される。土台310の上に設置された支柱320の高さは、地上から1.5m〜2.5mであることが好ましく、1.7m〜2.3mであることがより好ましく、1.8〜2mであることがさらに好ましい。例えば、支柱320は、中実又は中空の、棒状又は柱状の部材を含む。また、気象情報収集装置110は、支柱320を支持する補助部材(図示されていない。)を備えてもよい。
支柱320の材質及び構造は、気象情報収集装置110の設置場所における、適切な再現期間において設定された風速の風に耐えられるように決定される。支柱320の材質及び構造は、支柱320と、ヘリポート20のロータとが接触した場合に、当該ロータよりも先に支柱320が破損するように決定されてよい。支柱320には、設置場所において遵守すべき法規により定められた色又は模様が付されてもよい。
本実施形態において、発電部330は、電力を発生させる。発電部330は、発電部330の状態を示す情報を出力してよい。発電部330の状態としては、発電量、異常の有無などが例示される。
発電部330は、例えば、再生可能エネルギを利用して、電力を発生させる。発電部330は、太陽光発電パネル、太陽光発電素子などの機器を有してよい。太陽光発電パネル、太陽光発電素子などの機器は、例えば、受光部332に配される。発電部330は、太陽光発電設備の一部を構成してよい。太陽光発電設備は、例えば、発電部330と、変電機器と、蓄電機器とを備える。
本実施形態において、発電部330は、支柱320に取り付けられる。例えば、気象情報収集装置110の設置が完了し、支柱320が設置された場合、発電部330は、吹き流し表示部350よりも鉛直方向で下方に配置される。支柱320における発電部330の取り付け位置は、支柱320における連結部340又は吹き流し表示部350の取り付け位置よりも、支柱320の中央寄りであってよい。
本実施形態において、発電部330は、円錐台形状の外形を有する。なお、発電部330の外形の基本形状は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、発電部330は、円錐形の基本形状を有してもよく、多角錐形の基本形状を有してもよく、多角錐台形の基本形状を有してもよい。
また、本実施形態において、発電部330は、気象情報収集装置110の設置が完了し、支柱320が設置された場合に、受光部332が鉛直方向に対して傾斜するように、支柱320に取り付けられる。例えば、発電部330は、支柱320が設置された場合に、受光部332の上方側の端部と、支柱320の軸心との距離が、受光部332の下方側の端部と、支柱320の軸心との距離よりも小さくなるように、支柱320に取り付けられる。
支柱320が設置され、発電部330が支柱320に取り付けられた状態において、受光部332は、鉛直方向の上方側が支柱寄りとなり、鉛直方向の下方側が反支柱側に広がる。なお、支柱320の軸心の延伸方向に垂直な平面において、支柱320の軸心に近づく方向が「支柱側」と称され、支柱320の軸心から離れる方向が「反支柱側」と称される場合がある。また、支柱320の近傍の2つの位置を比較される場合において、支柱320に近い方の位置が「支柱寄り」と称される場合がある。
本実施形態において、発電部330は、支柱320の周囲を全体的に取り囲むように配される。同様に、1又は複数の受光部332が、支柱320の周囲を全体的に取り囲むように配される。複数の受光部332の間には、適切なサイズの隙間が形成されていてもよい。
なお、他の実施形態において、発電部330は、支柱320の周囲の180度以上を取り囲むように配されてもよく、支柱320の周囲の180度以上240度以下を取り囲むように配されてもよく、支柱320の周囲の180度以上270度以下を取り囲むように配されてもよい。同様に、1又は複数の受光部332が、支柱320の周囲の180度以上を取り囲むように配されてもよく、支柱320の周囲の180度以上240度以下を取り囲むように配されてもよく、支柱320の周囲の180度以上270度以下を取り囲むように配されてもよい。
この場合、一実施形態によれば、支柱320の周囲のうち、気象情報収集装置110が設置場所に設置された場合に北側となる領域には、発電部330が配されない。他の実施形態において、発電部330の外周のうち、気象情報収集装置110が設置場所に設置された場合に北側となる領域には、受光部332が配されない。さらに他の実施形態において、発電部330の外周のうち、気象情報収集装置110が設置場所に設置された場合に東側、南側又は北側となる領域には、発電部330の表面及び裏面に受光部332が配される。そして、発電部330の外周のうち、気象情報収集装置110が設置場所に設置された場合に北側となる領域には、太陽光を、発電部330の裏面に配された受光部332に向かって反射する反射板が配される。
本実施形態において、受光部332は、例えば、支柱320の軸心を中心とする円周方向に湾曲する湾曲部を有する。これにより、吹き流し表示部350が、受光部332の受光面上を、より滑らかに転がる。その結果、吹き流し表示部350の寿命が長くなるとともに、受光部332の損傷が抑制される。
一実施形態において、受光部332は、それぞれの受光面が曲面形状を有する、1又は複数の太陽光発電パネルを有する。例えば、受光部332は、円錐台形状の外形を有する、単一の太陽光パネルにより構成される。なお、支柱320の周囲の一部に発電部330が配されない場合、受光部332は、円錐台の一部が除去された形状の外形を有する、単一の太陽光パネルにより構成されてもよい。上記の除去される部分は、円錐台の軸心を回転軸とする回転体であってよい。
他の実施形態において、受光部332は、(i)それぞれの受光面が平面形状を有する、1又は複数の太陽光発電パネルと、(ii)当該1又は複数の太陽光発電パネルを覆い、円錐台形状の外形を有する透明な保護カバーとを有する。なお、支柱320の周囲の一部に発電部330が配されない場合、保護カバーは、円錐台の一部が除去された形状の外形を有してよい。上記の除去される部分は、円錐台の軸心を回転軸とする回転体であってよい。
本実施形態において、連結部340は、吹き流し表示部350の吸込口452と、支柱320とを連結する。本実施形態において、連結部340は、所定の長さを有する筒状の部材を有する。筒状の部材の一方の端部が、吹き流し表示部350の吸込口452の近傍に取り付けられ、筒状の部材の他方の端部が、支柱320に取り付けられる。これにより、吹き流し表示部350の吸込口452と、支柱320とが連結される。
上記の筒状の部材は、例えば、吹き流し表示部350よりも堅い材料で構成される。これにより、吹き流し表示部350と、発電部330の受光部332との接触面積が減少する。その結果、吹き流し表示部350の寿命が長くなる。また、受光部332の損傷が抑制され、発電効率が向上する。
なお、他の実施形態において、連結部340は、紐状の部材を有する。紐状の部材の一方の端部が、吹き流し表示部350の吸込口452の近傍に取り付けられ、紐状の部材の他方の端部が、支柱320に取り付けられる。これにより、吹き流し表示部350の吸込口452と、支柱320とが連結される。
本実施形態において、連結部340には、風速計372が取り付けられる。連結部340は、ケーブル364と、風速計372との間で、通信信号及び電力の少なくとも一方を伝送する回転接続コネクタ(図示されていない。)を有してもよい。なお、他の実施形態において、連結部340に、カメラ374が取り付けられてもよい。
本実施形態において、吹き流し表示部350は、少なくとも吹出口454の側の端部が揺動自在となるように、支柱320に連結される。吹き流し表示部350は、例えば、円筒形状を有する。風速に応じた気流が、吹き流し表示部350の吸込口452から、吹き流し表示部350の内部に導入される。上記の気流は、吹き流し表示部350の内部を通過し、吹出口454に向かって吹き抜ける。吸込口452の断面積は、吹出口454の断面積より大きくてもよい。吹き流し表示部350の材質は、特に限定されない。吹き流し表示部350には、設置場所において遵守すべき法規により定められた色又は模様が付されてもよい。
本実施形態において、機器収容部360は、各種の機器を収容する。機器収容部360は、例えば、支柱320が設置された場合に底部側となる端部の近傍に配される。機器収容部360には、例えば、電源設備、制御装置などの比較的大きな質量を有する機器が収容される。
本実施形態において、機器保持部362は、各種の機器を保持する。機器保持部362は、例えば、支柱320が設置された場合に頂部側となる端部の近傍に配される。機器保持部362は、機器収容部360に収容される機器と比較して、質量の小さな機器を保持してよい。本実施形態において、機器保持部362は、カメラ374と、スピーカ382と、警告灯384とを保持する。機器保持部362は、他の種類の機器を保持してもよい。例えば、他の実施形態において、機器保持部362は、風速計372を保持する。
本実施形態において、ケーブル364は、気象情報収集装置110の各部の間で、情報及び電力の少なくとも一方を送受する。ケーブル364は、通信ケーブル及び電力ケーブルの少なくとも一方を含んでよい。
本実施形態において、風速計372は、風速を測定する。風速計372は、風速及び風向きを測定してもよい。風速計372は、測定結果を示すデータを出力する。風速計372は、測定結果を示すデータと、測定時刻を示すデータとを対応付けて出力してもよい。
本実施形態において、カメラ374は、気象情報収集装置110の周囲を撮像する。カメラ374は、例えば、ヘリポート20を撮像する。カメラ374は、画像データを出力する。カメラ374は、画像データと、撮像時刻を示すデータとを対応付けてを出力してもよい。カメラ374は、パノラマ撮影機能又は広角撮影機能を有してよい。カメラ374は、180度カメラであってもよく、360度カメラであってもよい。カメラ374は、赤外線撮像素子を有してもよい。カメラカメラ374は照明機器を有してもよい。
本実施形態において、スピーカ382及び警告灯384は、特定のイベントが発生した場合、又は、特定のイベントが発生するときに、その旨を示す情報を出力する。一実施形態によれば、気象情報収集装置110に近接するヘリポート20にヘリコプター30が着陸する場合、スピーカ382は、ヘリポート20から離れることを指示する音声メッセージを出力する。また、警告灯384は、予め定められたパターンに従って点灯又は点滅して、ヘリポート20にヘリコプター30が着陸することを示す。他の実施形態によれば、災害が発生した場合、スピーカ382は、災害が発生したことを示す音声メッセージを出力する。また、警告灯384は、予め定められたパターンに従って点灯又は点滅して、災害が発生したことを示す。
[発電部330の一例]
図5に示されるとおり、発電部330は、フレーム520と、シール部材524とを備える。フレーム520は、例えば、ネジ、クランプなど(図示されていない。)により、支柱320に固定される。フレーム520は、1又は複数の受光部332を保持する。フレーム520は、気象情報収集装置110が設置された場合に、1又は複数の受光部332の受光面532が鉛直方向に対して傾斜を有するように、1又は複数の受光部332を保持する。
本実施形態において、発電部330は、傘状又はお椀状の形状を有する。本実施形態において、発電部330は、気象情報収集装置110が設置された場合に、発電部330を支柱320の軸心に平行な面で切断したときの断面が上に凸となるように、支柱320に取り付けられる。これにより、発電部330は、その内部に、各種の機器を収容することができる。その結果、発電部330は、雨、雪、風、直射日光などから、機器を保護することができる。なお、他の実施形態において、発電部330は、箱状の形状を有してもよい。
本実施形態において、発電部330と、支柱320との結合部分には、シール部材524が配される。これにより、発電部330の内部への雨水の侵入が抑制される。本実施形態において、発電部330の内部には、1又は複数の機器保持部526が配される。本実施形態において、機器保持部526は、気象観測部572と、傾斜検出部574と、通信部582とを保持する。機器保持部526は、棚又はラックであってよい。機器保持部526は、支柱320に固定されてもよく、フレーム520に固定されてもよい。
本実施形態において、気象観測部572は、気象情報収集装置110の設置場所における各種の気象情報を収集する。例えば、気象観測部572は、気温、湿度、雨量、放射線量、及び、特定の化学物質の濃度の少なくとも1つを測定する。気象観測部572は、測定結果を示すデータを出力する。気象観測部572は、測定結果を示すデータと、測定時刻を示すデータとを対応付けて出力してもよい。
本実施形態において、傾斜検出部574は、支柱320の傾斜を検出する。傾斜検出部574は検出結果を示すデータを出力する。検出結果を示すデータは、支柱320の鉛直方向に対する傾斜角を示すデータであってもよく、支柱320の鉛直方向に対する傾斜角が予め定められた値より大きいことを示すデータであってもよい。傾斜検出部574は、検出結果を示すデータと、検出時刻を示すデータとを対応付けて出力してもよい。
本実施形態において、通信部582は、気象情報収集装置110と、ヘリコプター30及び管理サーバ120の少なくとも一方との間で、情報を送受する。通信部582は、複数の通信方式に対応してよい。上記の通信方式としては、近距離無線通信方式、移動体通信方式、衛星通信方式などが例示される。通信部582は、複数の通信キャリアの通信サービスを利用して、情報を送受してよい。通信部582は、LoRa通信によるホイップ接続に対応していてもよい。これにより、災害時であっても強靭な通信系統が確立される。
一実施形態において、通信部582は、予め定められたスケジュールに従って、気象情報収集装置110が収集した気象情報、及び、気象情報収集装置110の状態情報の少なくとも一方を、管理サーバ120に送信する。この場合、上記の情報は、移動体通信方式により送信されてよい。
他の実施形態において、通信部582は、特定の情報を要求する要求信号が受信されたことに応じて、当該要求信号により要求された情報を、当該要求信号の送信元に送信する。例えば、通信部582は、ヘリコプター30からの要求信号を、近距離無線通信により受信し、当該要求信号により要求された情報を、近距離無線通信によりヘリコプター30に送信する。これにより、電力の消費が抑制される。また、通信部582は、管理サーバ120からの要求信号を、移動体通信により受信してもよく、当該要求信号により要求された情報を、移動体通信により管理サーバ120に送信してもよい。
[連結部340の一例]
図5に示されるとおり、本実施形態において、連結部340は、ベース部材540と、回転部材550とを備える。また、回転部材550は、回転体552と、筒状フレーム554と、連結フレーム556と、機器保持部558とを有する。
ベース部材540は、ベース部の一例であってよい。回転部材550は、回転部の一例であってよい。筒状フレーム554は、第1フレーム部材及び第1保持部の一例であってよい。連結フレーム556は、第2フレーム部材の一例であってよい。機器保持部558は、第2保持部の一例であってよい。
本実施形態において、ベース部材540は、支柱320に取り付けられる。ベース部材540は、例えば、回転部材550の回転軸と、支柱320の軸心とが略平行になるように、支柱320に取り付けられる。ベース部材540は、ネジ、クランプなど(図示されていない。)ににより、支柱320に固定されてよい。ベース部材540は、例えば、支柱320の端部の近傍に取り付けられる。ベース部材540は、支柱320の端部に取り付けられてもよい。
本実施形態において、回転部材550は、ベース部材540に回転可能に支持される。また、回転部材550には、吹き流し表示部350が取り付けられる。これにより、吹き流し表示部350は、支柱320に連結され、支柱320の軸心を中心として回転することができる。
回転体552及びベース部材540の少なくとも一方には、機器保持部558及び筒状フレーム554の少なくとも一方の示す方角又は方位を検出する方位検出部が配されてよい。方位検出部は、回転体552の回転角及び回転速度の少なくとも一方を検出するロータリエンコーダであってよい。
回転体552及びベース部材540の少なくとも一方には、風速が予め定められた値よりも小さい場合に、板バネ、モータなどの動力源を利用して、回転体552を回転させる回転機構が配されてよい。回転機構は、風速が予め定められた値よりも小さい場合に、筒状フレーム554が北側に配されるように、回転体552を回転させてよい。これにより、吹き流し表示部350が発電部330の受光部332を覆うことによる発電量の低下が抑制される。
本実施形態において、回転体552は、ベース部材540に回転可能に支持される。回転体552は、ベース部材540との間で通信信号及び電力の少なくとも一方を伝送する回転接続コネクタ(図示されていない。)を有してもよい。これにより、機器保持部558に保持された機器と、支柱320に配されたケーブル364との間で、通信信号及び電力の少なくとも一方が伝送され得る。
本実施形態において、筒状フレーム554は、筒状の形状を有し、吹き流し表示部350の吸込口452を保持する。筒状フレーム554の連結フレーム556側の端部と、吸込口452との位置関係は、特に限定されない。一実施形態において、吸込口452は、筒状フレーム554の連結フレーム556側の端部に配される。他の実施形態において、吸込口452は、筒状フレーム554の連結フレーム556側の端部と、筒状フレーム554の反対側の端部との間に配される。
筒状フレーム554の材料及び構造は、吸込口452が開いた状態を維持できるように決定される。筒状フレーム554は、(i)吹き流し表示部350の内側から、吹き流し表示部350を保持してもよく、(ii)吹き流し表示部350の外側から、吹き流し表示部350を保持してもよい。
本実施形態において、連結フレーム556は、筒状フレーム554を回転体552の外縁の一部に連結する。連結フレーム556の材料及び構造は、気象情報収集装置110の設置場所における、適切な再現期間において設定された風速の風に耐えられるように決定される。なお、回転体552及び吹き流し表示部350の連結方法は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、回転体552及び吹き流し表示部350は、紐状、棒状又は板状の部材により連結されてよい。
本実施形態において、機器保持部558は、風速計372を保持する。機器保持部558は、例えば、回転体552の外縁の一部に配される。一実施形態において、機器保持部558は、回転体552の回転軸を中心として、機器保持部558の代表点及び筒状フレーム554の代表点が略点対称となる位置に配されてよい。他の実施形態において、機器保持部558は、筒状フレーム554の内部に配されてもよい。なお、機器保持部558は、風速計372とは異なる機器を保持してよい。例えば、他の実施形態において、機器保持部558は、カメラ374を保持する。
[機器収容部360の一例]
図5に示されるとおり、本実施形態において、機器収容部360は、蓄電部562と、受配電部564と、振動検出部576と、制御部584とを収容する。機器収容部360は、雨、雪、風、直射日光などから、機器収容部360の内部に収容された機器を保護してよい。機器収容部360の内部には、各種の機器が保持される棚又はラックが配されてよい。
本実施形態において、蓄電部562は、発電部330が発生させた電力を蓄積する。蓄電部562は、ケーブル364を介して、気象情報収集装置110に配された各種の機器に電力を供給してよい。蓄電部562は、蓄電部562の状態を示す情報を出力してよい。例えば、蓄電部562は、ケーブル364を介して、蓄電部562の状態を示す情報を、通信部584及び制御部584の少なくとも一方に出力する。蓄電部562の状態としては、蓄電量、異常の有無などが例示される。一実施形態において、ケーブル364は、主に、支柱320の外表面に配される。他の実施形態において、支柱320が中空柱状であり、ケーブル364の少なくとも一部が支柱320の内部に配されてもよい。
本実施形態において、受配電部564は、気象情報収集装置110の外部から電力を受け取り、気象情報収集装置110の各部に電力を供給する。受配電部564は、発電部330から電力を受け取り、気象情報収集装置110の各部に電力を供給する。受配電部564は、蓄電部562から電力を受け取り、気象情報収集装置110の各部に電力を供給する。受配電部564の詳細は後述される。
本実施形態において、振動検出部576は、振動又は加速度を検出する。振動検出部576は、気象情報収集装置110の設置場所における地震動に関する情報を収集してよい。振動検出部576は、測定結果を示すデータを出力する。振動検出部576は、測定結果を示すデータと、測定時刻を示すデータとを対応付けて出力してもよい。
本実施形態において、制御部584は、気象情報収集装置110に配された各種の機器を制御する。例えば、制御部584は、ケーブル364を介して、各種の機器に制御信号を送信する。制御部584は、ケーブル364を介して、気象情報収集装置110に配された各種の測定機器から測定結果を示すデータを取得してもよい。制御部584は、通信部582を利用して、ヘリコプター30及び管理サーバ120との間で情報を送受し、各種の情報処理を実行してよい。
制御部584は、予め定められたスケジュールに従って、気象情報収集装置110が収集した気象情報、及び、気象情報収集装置110の状態情報の少なくとも一方を、管理サーバ120に送信してよい。制御部584は、特定の情報を要求する要求信号が受信されたことに応じて、当該要求信号により要求された情報を、当該要求信号の送信元に送信してよい。要求信号の送信元としては、ヘリコプター30及び管理サーバ120の少なくとも一方が例示される。
制御部584は、ヘリコプター30からの要求信号を、近距離無線通信により受信してよい。また、上記の要求信号に対する応答を、近距離無線通信により送信してよい。これにより、電力の消費が抑制される。また、制御部584は、ヘリコプター30又は管理サーバ120から、ヘリコプター30の到着予想時間を示す情報を取得してよい。制御部584は、ヘリコプター30の到着予想時間になるまで、近距離無線通信機能を無効にしてよい。これにより、電力の消費がさらに抑制される。
制御部584は、気象情報収集装置110に配された各種の機器の状態を管理してよい。例えば、制御部584は、気象情報収集装置110の各機器から、当該機器の稼働状態を示す情報、当該機器において発生した異常の有無を示す情報などを取得する。
制御部584は、傾斜検出部574及び振動検出部576の検出結果に基づいて、気象情報収集装置110又はヘリポート20の異常を検出してもよい。例えば、制御部584は、振動検出部576が予め定められた強度以上の地震動を検出した場合に、傾斜検出部574により検出された当該地震動の前後における支柱320の傾きの変化量が、予め定められた閾値を超えたか否かを判定する。支柱320の傾きの変化量が閾値を超えている場合、制御部584は、気象情報収集装置110又はヘリポート20に異常が生じたと判定してよい。
制御部584は、電力の利用状態を管理してもよい。例えば、制御部584は、外部からの受電量、外部への送電量、発電部330の発電量、及び、蓄電部562の蓄電量、及び、各機器における消費電力量の少なくとも1つを管理する。
制御部584は、Webサーバの機能を有してもよい。制御部584は、管理サーバ120との間における情報の送受に異常が検出された場合に、Webサーバ機能を有効にしてよい。これにより、管理サーバ120に異常が発生した場合であっても、気象情報などの配信が継続される。制御部584は、管理サーバ120から、気象情報収集装置110の特定の機器を遠隔操作するための信号を受信した場合、当該信号に基づいて、当該特定の機器を制御してよい。
図6は、受配電部564の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、受配電部564は、AC/DCインバータ622と、DC/DCコンバータ624と、電源制御部626とを備える。
本実施形態において、AC/DCインバータ622は、気象情報収集装置110の外部から電力を受け取る。例えば、AC/DCインバータ622は、一般商用電源及び可搬式発電機の少なくとも一方から受電する。AC/DCインバータ622は、外部からの電力を、DC/DCコンバータ624に伝送する。なお、AC/DCインバータ622は、気象情報収集装置110の外部に電力を供給してもよい。AC/DCインバータ622は、外部との電力の授受に関する情報を、制御部584に送信してよい。
本実施形態において、DC/DCコンバータ624は、AC/DCインバータ622、発電部330及び蓄電部562の少なくとも1つから電力を受け取る。DC/DCコンバータ624は、電圧を調整した後、電源制御部626及びケーブル364を介して、気象情報収集装置110の各部に電力を供給する。DC/DCコンバータ624は、蓄電部562を充電してもよい。DC/DCコンバータ624は、AC/DCインバータ622、発電部330及び蓄電部562の少なくとも1つとの間の電力の授受に関する情報を、制御部584に送信してよい。
本実施形態において、電源制御部626は、ケーブル364の電圧及び電流を監視する。電源制御部626は、電圧の変動を抑制し、電圧を安定化させてもよい。電源制御部626は、気象情報収集装置110における電力の需給を調整してもよい。電源制御部626は、例えば、蓄電部562の充放電を制御することで、気象情報収集装置110における電力の需給を調整する。電源制御部626は、ケーブル364の電圧及び電流に関する情報、及び、気象情報収集装置110の電力需給に関する情報の少なくとも一方を、制御部584に送信してよい。
図7は、受光部332及び吹き流し表示部350の位置関係の一例を概略的に示す。図7は、無風状態における気象情報収集装置110の様子を示す。図7には、図3〜図5に関連して説明された気象情報収集装置110の代表的な機器又は部材が示されている。
図7に示されるとおり、支柱320は、軸心720の延伸方向に、端部722及び端部724を有する。支柱320の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように支柱320が設置された場合に、端部722は上方側に配され、端部724は下方側に配される。受光部332の受光面532は、端部732及び端部734を有する。支柱320の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように支柱320が設置された場合に、端部732は上方側に配され、端部734は下方側に配される。
連結部340の筒状フレーム554は、筒状形状の延伸方向に、端部742及び端部744を有する。本実施形態において、筒状フレーム554の一方の端部742は、連結フレーム556と結合される。また、吹き流し表示部350の吸込口452が、筒状フレーム554の一方の端部742と筒状フレーム554の他方の端部744との間に配されるように、吹き流し表示部350が、筒状フレーム554に取り付けられる。本実施形態においては、吹き流し表示部350の吸込口452が、筒状フレーム554の一方の端部742に配され、筒状フレーム554の他方の端部744が、吹き流し表示部350の内部に配されるように、吹き流し表示部350が、筒状フレーム554に取り付けられる。
なお、図7において、支柱320の領域711は、受光部332が、支柱320の支柱の延伸方向に垂直な方向に投影された領域を示す。支柱320の領域712は、支柱320において連結部340が配される領域を示す。領域711は、第1領域の一例であってよい。領域712は、第2領域の一例であってよい。
[吹き流し表示部350及び受光部332の位置関係の一例]
気象情報収集装置110の一側面によれば、無風状態において、吹き流し表示部350の吹出口454が、受光部332の支柱側の端部732よりも反支柱側となるように、受光部332及び吹き流し表示部350が配置される。本実施形態によれば、無風状態において、受光部332の一部が吹き流し表示部350により覆われる位置に配されるように、発電部330が支柱320に取り付けられる。これにより、支柱320の高さが抑制され得る。
国又は地域によっては、法規制などにより、吹き流し表示部350の長さの下限値が定められている場合がある。この場合、無風状態において受光部332が吹き流し表示部350に覆われないように、発電部330が支柱320に取り付けられるとすると、支柱320の高さが非常に高くなる可能性がある。支柱320の高さが非常に高くなると、ヘリコプター、ドローンなど飛行体が、気象情報収集装置110の近傍に着陸する場合に、支柱320が、当該飛行体の接近又は着陸を妨害する可能性がある。これに対して、本実施形態によれば、吹き流し表示部350の長さを確保しつつ、支柱320の高さを抑制することができるので、飛行体の発着地点の近傍に設置される吹き流しとして利用されることに適している。
また、発電部330の受光部332が、単一の方角を向いた、一枚の平面状の太陽光発電パネルであったとすると、受光部332の一部が吹き流し表示部350により覆われたときに、発電部330の発電量が大きく低下する。一方、本実施形態においては、受光部332が、支柱320の周囲を囲むように配されており、受光部332の法線ベクトルが複数の方角を向いている。
例えば、受光部332は、気象情報収集装置110の設置が完了したときに、(i)その法線ベクトルが南方向を向く領域と、(ii)その法線ベクトルが北東方向を向く領域、その法線ベクトルが東方向を向く領域、その法線ベクトルが南東方向を向く領域、その法線ベクトルが南西方向を向く領域、及び、その法線ベクトルが西方向を向く領域の少なくとも1つとを有する。これにより、受光部332の一部が吹き流し表示部350に覆われたとしても、発電部330は、ある程度の発電量を確保することができる。
本実施形態において、吹き流し表示部350の吸込口452が、受光部332の支柱320に対する他端側の端部734よりも支柱側となるように、受光部332及び吹き流し表示部350が配置されてもよい。これにより、連結部340及び受光部332の寿命が長くなり得る。
例えば、筒状フレーム554又は連結フレーム556の延伸方向の長さが長い場合、又は、発電部330の寸法が小さい場合、吹き流し表示部350の吸込口452が、受光部332の端部734よりも反支柱側となるよう配置され得る。しかしながら、筒状フレーム554又は連結フレーム556の延伸方向の長さが長くなるほど、支柱320及び連結部340の強度を大きくする必要があり、コストが増加する。また、万が一、飛行体が支柱320に接触した場合を想定すると、支柱320の強度は、飛行体の強度よりも小さいことが好ましい。さらに、発電部330の寸法が小さくなると、発電部330の内部に収容することのできる機器の種類及び個数が少なくなる。
また、例えば、連結部340が、口紐などの紐状の部材を含む場合、仮に、無風状態において、吹き流し表示部350の吸込口452が、受光部332の端部734よりも反支柱側となるよう配置されたとすると、口紐と受光部332の縁とが干渉する。例えば、口紐は、風向きの変動に応じて、受光部332の縁と接触しながら、受光部332の上を移動する。また、連結部340が、吸込口452の形状を維持するための部材を含む場合、当該部材の移動により、受光部332が破損することも考えられる。その結果、口紐及び受光部332の少なくとも一方の寿命が短くなる場合がある。
一方、本実施形態によれば、吹き流し表示部350の吸込口452が、受光部332の支柱320に対する他端側の端部734よりも支柱側となるように、支柱320における受光部332の取付位置が決定される。これにより、連結部340及び受光部332の干渉が抑制される。その結果、上述のとおり、連結部340及び受光部332の寿命が長くなり得る。
また、本実施形態によれば、支柱320及び連結部340の製造コストが低減される。さらに、支柱320の強度が比較的小さくなるので、万が一、飛行体が支柱320に接触した場合であっても、当該飛行体の損傷が抑制又は軽減され得る。加えて、本実施形態によれば、発電部330の下方の空間が有効に利用され得る。例えば、発電部330の下方の空間に、測定機器、通信機器などが配置され得る。これにより、測定機器、通信機器などと、吹き流し表示部350との干渉が抑制される。
本実施形態において、連結部340の支柱320に対する他端側の端部744が、吹き流し表示部350の吸込口452よりも反支柱側となるように、連結部340及び吹き流し表示部350が配置されてもよい。また、連結部340の支柱320に対する他端側の端部744が、受光部332の支柱320に対する他端側の端部734と略同等か、端部734よりも反支柱側となるように、連結部340及び吹き流し表示部350が配置されてもよい。
さらに、気象情報収集装置110が設置された場合に、受光部332の受光面532が鉛直方向に対して傾斜を有するように、受光部332が支柱320に取り付けられてもよい。これにより、受光部332への太陽光の入射角が90度により近くなり、発電部330の発電効率が向上する。
[吹き流し表示部350及び受光部332の位置関係の他の例]
気象情報収集装置110の他の側面によれば、(a)支柱320の領域711と、支柱320の端部722との距離の最小値L12が、支柱320の領域712と、支柱320の端部722との距離の最小値L22よりも大きくなるように、受光部332が、支柱320に取り付けられる。支柱320の端部722は、支柱320の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように支柱320が設置された場合に、支柱320の上端となる側の端部であってよい。これにより、気象情報収集装置110の設置が完了したときに、受光部332が、吹き流し表示部350の上端よりも下方に取り付けられる。
また、(b)支柱320の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように支柱320が設置された場合に、支柱320の軸心720と、受光部332との距離の最小値L32が、支柱320の軸心720と、無風状態における吹き流し表示部350の支柱320に対向する面752との距離の最大値L54よりも小さくなるように、受光部332が、支柱320に取り付けられてもよい。支柱320の軸心720と、受光部332との距離は、支柱320の軸心720と、受光部332の受光面532との距離であってよい。
(c)支柱320の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように支柱320が設置された場合に、領域711において、支柱320の軸心720と、受光部332との距離の最大値L34が、支柱320の軸心720と、無風状態における吹き流し表示部350の面752との距離の最小値L56よりも大きくなるように、受光部332が、支柱320に取り付けられてもよい。上述のとおり、支柱320の軸心720と、受光部332との距離は、支柱320の軸心720と、受光部332の受光面532との距離であってよい。
例えば、受光部332は、(i)筒状フレーム554の延伸方向の長さが、支柱320の軸心720と受光部332との距離の最大値L34よりも大きくなるように、支柱320に取り付けられる。受光部332は、(ii)筒状フレーム554の延伸方向の長さと、支柱320の軸心720及び受光部332の距離の最大値L34との差の絶対値が、予め定められた値より小さくなるように、支柱320に取り付けられてもよい。
この場合、吹き流し表示部350は、吸込口452が、連結部340の端部744よりも、端部742に近い位置に取り付けられる。これにより、気象情報収集装置110の設置面積がさらに低減される。
(d)支柱320の領域711と、支柱320の端部722との距離の最大値L14が、吹き流し表示部350の長さ以下となるように、受光部332が、支柱320に取り付けられてもよい。無風状態において、上記の最大値L14が、筒状フレーム554の端部744の上端から、吹き流し表示部350の吹出口454の先端までの距離よりも小さくなるように、受光部332が、支柱320に取り付けられてもよい。これにより、自由端である吹き流し表示部350の吹出口454が、受光部332に衝突することによる、受光部332の破損が抑制される。
さらに、支柱320の軸心720と吹き流し表示部350の吸込口452との距離の最小値L52が、支柱320の軸心720と受光部332との距離の最大値L34よりも小さくなるように、受光部332が、支柱320に取り付けられてもよい。これにより、連結部340及び受光部332の寿命が長くなり得る。
例えば、筒状フレーム554又は連結フレーム556の延伸方向の長さが長い場合、又は、発電部330の寸法が小さい場合、L52がL34よりも大きくなり得る。しかしながら、筒状フレーム554又は連結フレーム556の延伸方向の長さが長くなるほど、支柱320及び連結部340の強度を大きくする必要があり、コストが増加する。また、万が一、飛行体が支柱320に接触した場合を想定すると、支柱320の強度は、飛行体の強度よりも小さいことが好ましい。さらに、発電部330の寸法が小さくなると、発電部330の内部に収容することのできる機器の種類及び個数が少なくなる。
また、例えば、連結部340が、口紐などの紐状の部材を含む場合、仮に、無風状態においてL52がL34よりも大きくなるよう配置されたとすると、口紐と受光部332の縁とが干渉する。例えば、口紐は、風向きの変動に応じて、受光部332の縁と接触しながら、受光部332の上を移動する。また、連結部340が、吸込口452の形状を維持するための部材を含む場合、当該部材の移動により、受光部332が破損することも考えられる。その結果、口紐及び受光部332の少なくとも一方の寿命が短くなる場合がある。
一方、本実施形態によれば、L52がL34よりも小さくなるように、支柱320における受光部332の取付位置が決定される。これにより、連結部340及び受光部332の干渉が抑制される。その結果、上述のとおり、連結部340及び受光部332の寿命が長くなり得る。また、支柱320及び連結部340の製造コストが低減され得る。さらに、万が一、飛行体が支柱320に接触した場合であっても、当該飛行体の損傷が抑制又は軽減され得る。加えて、発電部330の下方の空間が有効に利用され得る。
さらに、受光部332は、支柱320の延伸方向に沿った少なくとも2つの位置において、支柱320の軸心720と受光部332との距離が相違するように、支柱320に取り付けられてよい。つまり、受光部332は、気象情報収集装置110が設置された場合に、鉛直方向に対して傾斜を有してよい。これにより、受光部332への太陽光の入射角が90度により近くなり、発電部330の発電効率が向上する。
一実施形態において、支柱320における受光部332の取り付け位置は、(a)支柱320の領域711と、支柱320の端部722との距離の最小値L12が、支柱320の領域712と、支柱320の端部722との距離の最小値L22よりも大きくなり、(b)支柱320の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように支柱320が設置された場合に、支柱320の軸心720と、受光部332との距離の最小値L32が、支柱320の軸心720と、無風状態における吹き流し表示部350の支柱320に対向する面752との距離の最大値L54よりも小さくなるように、決定される。本実施形態によれば、無風状態において、受光部332の一部が吹き流し表示部350により覆われる位置に配されるように、発電部330が支柱320に取り付けられる。
これにより、支柱320の高さが抑制され得る。上述のとおり、法規制などにより、吹き流し表示部350の長さの下限値が定められている場合がある。そのような場合であっても、本実施形態によれば、吹き流し表示部350の長さを確保しつつ、支柱320の高さを抑制することができるので、飛行体の発着地点の近傍に設置される吹き流しとして利用されることに適している。
また、上述のとおり、本実施形態においては、受光部332が、支柱320の周囲を囲むように配されており、受光部332の法線ベクトルが複数の方角を向いている。例えば、受光部332は、気象情報収集装置110の設置が完了したときに、(i)その法線ベクトルが南方向を向く領域と、(ii)その法線ベクトルが北東方向を向く領域、その法線ベクトルが東方向を向く領域、その法線ベクトルが南東方向を向く領域、その法線ベクトルが南西方向を向く領域、及び、その法線ベクトルが西方向を向く領域の少なくとも1つとを有する。これにより、受光部332の一部が吹き流し表示部350に覆われたとしても、発電部330は、ある程度の発電量を確保することができる。
他の実施形態において、支柱320における受光部332の取り付け位置は、(a)支柱320の領域711と、支柱320の端部722との距離の最小値L12が、支柱320の領域712と、支柱320の端部722との距離の最小値L22よりも大きくなり、(d)支柱320の領域711と、支柱320の端部722との距離の最大値L14が、吹き流し表示部350の長さ以下となるように、決定される。これにより、支柱320の高さが抑制され得る。本実施形態によれば、吹き流し表示部350の長さを確保しつつ、支柱320の高さを抑制することができるので、飛行体の発着地点の近傍に設置される吹き流しとして利用されることに適している。
また、本実施形態によれば、自由端である吹き流し表示部350の吹出口454が、受光部332に衝突することによる、受光部332の破損が抑制される。さらに、本実施形態においても、受光部332が、支柱320の周囲を囲むように配されている場合には、受光部332の一部が吹き流し表示部350に覆われたとしても、発電部330は、ある程度の発電量を確保することができる。
図8は、受光部332及び吹き流し表示部350の位置関係の一例を概略的に示す。図8は、無風状態における気象情報収集装置810の様子を示す。図8には、気象情報収集装置810の代表的な機器又は部材が示されている。
本実施形態において、気象情報収集装置810は、連結部340の代わりに、連結部840が利用される点を除いて、気象情報収集装置110と同様の構成を有してよい。連結部840は、筒状フレーム554のかわりにリング状フレーム854が利用され、連結フレーム556の代わりにロープ856が利用されている点を除いて、連結部340と同様の構成を有してよい。ロープ856は、一方の端部が吹き流し表示部350の吸込口452の近傍に取り付けられ、他方の端部が回転体552に取り付けられる。ロープ856は、口紐と称される場合がある。
気象情報収集装置810は、気象観測装置の一例であってよい。連結部840及び連結部840の各部は、連結器具の一例であってよい。ロープ856は、連結器具の紐状の部材の一例であってよい。
図8に示されるとおり、連結部340の代わりに連結部840が利用された場合であっても、受光部332及び吹き流し表示部350の位置関係は、図7に関連して説明された位置関係と同様であってよい。したがって、受光部332の取り付け位置が、図7に関連して説明された手順と同様の手順に基づいて決定されてよい。
図9は、受光部332及び吹き流し表示部350の位置関係の一例を概略的に示す。図9は、比較的強い風が吹いている状態における、気象情報収集装置910の様子を示す。図9には、気象情報収集装置910の代表的な機器又は部材が示されている。
本実施形態において、気象情報収集装置910は、連結部840の代わりに、連結部940が利用される点を除いて、気象情報収集装置810と同様の構成を有してよい。図9において、領域912は、支柱320において連結部940が配される領域を示す。
本実施形態において、連結部940は、滑車942と、滑車944と、ロープ946と、取付治具948とを備える。滑車942は、支柱320の端部722の近傍に配され、滑車944は、支柱320の端部724の近傍に配される。ロープ946は、ベルト状又はリング状に加工され、滑車944及びロープ946の間に配される。取付治具948は、ロープ946の一部に固定される。これにより、ロープ946の移動に伴い、取付治具948が移動する。
気象情報収集装置910は、気象観測装置の一例であってよい。領域912は、第2領域の一例であってよい。連結部940は、連結器具の一例であってよい。
図9に示されるとおり、連結部340又は連結部840の代わりに連結部940が利用された場合であっても、受光部332及び吹き流し表示部350の位置関係は、図7又は図8に関連して説明された位置関係と同様であってよい。したがって、受光部332の取り付け位置が、図7又は図8に関連して説明された手順と同様の手順に基づいて決定されてよい。
図10は、管理サーバ120の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、管理サーバ120は、通信部1020と、格納部1030と、管理部1040とを備える。本実施形態において、管理部1040は、要求処理部1042と、制御信号生成部1044とを有する。
本実施形態において、通信部1020は、1又は複数のヘリコプター30との間で情報を送受する。通信部1020は、例えば、移動体通信方式、又は、衛星通信方式により、情報を送受する。例えば、通信部1020は、少なくとも1つのヘリコプター30から、ヘリコプター30の目的地の近傍の気象情報を要求する要求信号を受信する。通信部1020は、受信された要求信号を、管理部1040に転送する。
本実施形態において、通信部1020は、1又は複数の気象情報収集装置110との間で情報を送受する。通信部1020は、例えば、移動体通信方式、又は、衛星通信方式により、情報を送受する。例えば、通信部1020は、1又は複数の気象情報収集装置110のそれぞれから、気象情報及び状態情報の少なくとも一方を受信する。通信部1020は、受信された気象情報又は状態情報を、格納部1030に格納する。
通信部1020は、管理部1040の指示に基づいて、1又は複数のヘリコプター30、又は、1又は複数の気象情報収集装置110に、情報を送信する。一実施形態において、通信部1020は、ヘリコプター30からの要求信号に対する応答を、ヘリコプター30に送信する。他の実施形態において、通信部1020は、1又は複数の気象情報収集装置110の少なくとも1つを制御するための制御信号を、対象となる気象情報収集装置110に送信する。制御信号としては、気象情報又は状態情報を送信させるための信号、カメラ374を制御して、ヘリポート20の周囲の画像を撮像させるための信号などが例示される。
管理部1040は、1又は複数の気象情報収集装置110を管理する。管理部1040は、1又は複数の気象情報収集装置110から取得した気象情報及び状態情報の少なくとも一方を管理してよい。
要求処理部1042は、ヘリコプター30又は気象情報収集装置110からの要求信号により要求される処理を実行する。例えば、要求処理部1042は、格納部1030を参照して、要求信号により要求される情報を抽出し、抽出された情報を返信する。
制御信号生成部1044は、ヘリコプター30のユーザインタフェース部32又は気象情報収集装置110を制御するための制御信号を生成する。例えば、制御信号生成部1044は、気象情報収集装置110の特定の機器に特定の動作を実行させるための制御信号を生成する。制御信号生成部1044は、生成された制御信号を、気象情報収集装置110に送信してよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、技術的に矛盾しない範囲において、特定の実施形態について説明した事項を、他の実施形態に適用することができる。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 通信ネットワーク、20 ヘリポート、30 ヘリコプター、32 ユーザインタフェース部、100 気象情報提供システム、110 気象情報収集装置、120 管理サーバ、220 入力部、230 出力部、240 通信部、242 近距離無線通信部、244 移動体通信部、310 土台、320 支柱、330 発電部、332 受光部、340 連結部、350 表示部、360 機器収容部、362 機器保持部、364 ケーブル、372 風速計、374 カメラ、382 スピーカ、384 警告灯、452 吸込口、454 吹出口、520 フレーム、524 シール部材、526 機器保持部、532 受光面、540 ベース部材、550 回転部材、552 回転体、554 筒状フレーム、556 連結フレーム、558 機器保持部、562 蓄電部、564 受配電部、572 気象観測部、574 傾斜検出部、576 振動検出部、582 通信部、584 制御部、622 AC/DCインバータ、624 DC/DCコンバータ、626 電源制御部、711 領域、712 領域、720 軸心、722 端部、724 端部、732 端部、734 端部、742 端部、744 端部、752 面、810 気象情報収集装置、840 連結部、854 リング状フレーム、856 ロープ、910 気象情報収集装置、912 領域、940 連結部、942 滑車、944 滑車、946 ロープ、948 取付治具、1020 通信部、1030 格納部、1040 管理部、1042 要求処理部、1044 制御信号生成部

Claims (19)

  1. 鉛直方向に延びるよう設置される支柱と、
    吹き流し本体の支柱側端部と前記支柱とを連結する連結器具と、
    前記吹き流し本体よりも鉛直方向で下方に配置される太陽光発電機器の受光部と、
    を備え、
    無風状態において、前記吹き流し本体の前記支柱に対する他端部が、前記太陽光発電機器の前記受光部の支柱側端部よりも反支柱側となるように、前記吹き流し本体と前記太陽光発電機器の前記受光部とが配置される、
    気象観測装置。
  2. 支柱と、
    吹き流し本体の支柱側端部と前記支柱とを連結する連結器具と、
    前記支柱に取り付けられる太陽光発電機器の受光部と、
    を備え、
    前記吹き流し本体及び前記太陽光発電機器の前記受光部が、
    前記支柱の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように前記支柱が設置された場合に、前記太陽光発電機器の前記受光部が、前記吹き流し本体の上端よりも鉛直方向で下方となり、
    無風状態において、前記吹き流し本体の前記支柱に対する他端部が、前記太陽光発電機器の前記受光部の支柱側端部よりも反支柱側となるように、
    配置される、
    気象観測装置。
  3. 前記吹き流し本体の前記支柱側端部が、前記太陽光発電機器の前記受光部の前記支柱に対する他端部よりも前記支柱側となるように、前記吹き流し本体と前記太陽光発電機器の前記受光部とが配置される、
    請求項1又は請求項2に記載の気象観測装置。
  4. 前記太陽光発電機器の前記受光部が、前記支柱が設置された場合における鉛直方向の上方側が支柱寄りで、前記支柱が設置された場合における鉛直方向の下方側が反支柱側に広がる傾斜部を有する、
    請求項1から請求項3まで何れか一項に記載の気象観測装置。
  5. 前記傾斜部は、前記支柱の軸心を中心とする円周方向に湾曲する湾曲部を有する、
    請求項4に記載の気象観測装置。
  6. 前記連結器具は、前記吹き流し本体よりも堅い材料で構成され、
    前記連結器具の前記支柱に対する他端部が、前記吹き流し本体の前記支柱側端部よりも反支柱側となるように、前記吹き流し本体と前記連結器具とが配置される、
    請求項1から請求項5までの何れか一項に記載の気象観測装置。
  7. 前記連結器具の前記支柱に対する前記他端部が、 前記太陽光発電機器の前記支柱に対する他端部と略同等か、前記太陽光発電機器の前記受光部の前記支柱に対する前記他端部よりも反支柱側となるように、前記吹き流し本体と前記連結器具とが配置される
    請求項6に記載の気象観測装置。
  8. 前記太陽光発電機器の前記受光部は、
    (a)前記支柱上の領域であって、前記太陽光発電機器の前記受光部が前記支柱の延伸方向に垂直な方向に投影された第1領域と、前記支柱の延伸方向の一方の端部との距離の最小値が、前記支柱上の領域であって、前記連結器具が配される第2領域と、前記支柱の前記一方の端部との距離の最小値よりも大きくなり、
    (b)前記支柱の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように前記支柱が設置された場合に、前記支柱の軸心と、前記太陽光発電機器の前記受光部との距離の最小値が、前記支柱の前記軸心と、無風状態における前記吹き流し本体の前記支柱に対向する面との距離の最大値よりも小さくなるように、
    前記支柱に取り付けられる、
    請求項1から請求項7まで何れか一項に記載の気象観測装置。
  9. 吹き流し本体が取り付けられる支柱と、
    前記支柱に取り付けられる太陽光発電機器の受光部と、
    を備え、
    前記太陽光発電機器の前記受光部は、
    (a)前記支柱上の領域であって、前記太陽光発電機器の前記受光部が前記支柱の延伸方向に垂直な方向に投影された第1領域と、前記支柱の延伸方向の一方の端部との距離の最小値が、前記支柱上の領域であって、前記吹き流し本体を前記支柱に連結する連結器具が配される第2領域と、前記支柱の前記一方の端部との距離の最小値よりも大きくなり、
    (b)前記支柱の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように前記支柱が設置された場合に、前記支柱の軸心と、前記太陽光発電機器の前記受光部との距離の最小値が、前記支柱の前記軸心と、無風状態における前記吹き流し本体の前記支柱に対向する面との距離の最大値よりも小さくなるように、
    前記支柱に取り付けられる、
    気象観測装置。
  10. 前記太陽光発電機器の前記受光部は、
    (c)前記支柱の延伸方向が鉛直方向に略平行となるように前記支柱が設置された場合に、前記第1領域において、前記支柱の前記軸心と、前記太陽光発電機器の前記受光部との距離の最大値が、前記支柱の前記軸心と、無風状態における前記吹き流し本体の前記支柱に対向する面との距離の最小値よりも大きくなるように、
    前記支柱に取り付けられる、
    請求項9に記載の気象観測装置。
  11. 前記太陽光発電機器の前記受光部は、
    (d)前記支柱の前記第1領域と、前記支柱の前記一方の端部との距離の最大値が、前記吹き流し本体の長さ以下となるように、
    前記支柱に取り付けられる、
    請求項9又は請求項10に記載の気象観測装置。
  12. 吹き流し本体が取り付けられる支柱と、
    前記支柱に取り付けられる太陽光発電機器の受光部と、
    を備え、
    前記太陽光発電機器の受光部は、
    (a)前記支柱上の領域であって、前記太陽光発電機器の前記受光部が前記支柱の延伸方向に垂直な方向に投影された第1領域と、前記支柱の延伸方向の一方の端部との距離の最小値が、前記支柱上の領域であって、前記吹き流し本体を前記支柱に連結する連結器具が配される第2領域と、前記支柱の前記一方の端部との距離の最小値よりも大きくなり、
    (d)前記支柱の前記第1領域と、前記支柱の前記一方の端部との距離の最大値が、前記吹き流し本体の長さ以下となるように、
    前記支柱に取り付けられる、
    気象観測装置。
  13. 前記連結器具は、その一方の端部が前記吹き流し本体の吸込口の近傍に取り付けられる紐状の部材を有する、
    請求項1から請求項12までの何れか一項に記載の気象観測装置。
  14. 前記連結器具は、
    前記支柱に取り付けられるベース部と、
    前記ベース部に回転可能に支持され、前記吹き流し本体が取り付けられる回転部と、
    を有し、
    前記ベース部は、前記回転部の回転軸と、前記支柱の軸心とが略平行になるように、前記支柱に取り付けられる、
    請求項1から請求項13までの何れか一項に記載の気象観測装置。
  15. 前記回転部は、
    前記ベース部に回転可能に支持される回転体と、
    筒状の第1フレーム部材と、
    前記第1フレーム部材を前記回転体の外縁の一部に連結する第2フレーム部材と、
    を含む、
    請求項14に記載の気象観測装置。
  16. 前記ベース部及び前記回転部の少なくとも一方は、風速測定機器及び撮像機器の少なくとも一方が取り付けられる保持部をさらに含む、
    請求項14又は請求項15に記載の気象観測装置。
  17. 前記太陽光発電機器の前記受光部は、
    前記支柱の延伸方向に沿った少なくとも2つの位置において、前記支柱の軸心と、前記太陽光発電機器の前記受光部と距離が相違するように、
    前記支柱に取り付けられる、
    請求項1から請求項16までの何れか一項に記載の気象観測装置。
  18. 前記太陽光発電機器の前記受光部は、曲面形状を有する太陽光発電パネルを含む、
    請求項1から請求項17までの何れか一項に記載の気象観測装置。
  19. 前記吹き流し本体をさらに備える、
    請求項1から請求項18までの何れか一項に記載の気象観測装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102225115B1 (ko) * 2020-07-17 2021-03-09 주식회사 에이앤디시스템 기상상태 관측용 cctv 모니터링 시스템
CN113031111A (zh) * 2021-02-25 2021-06-25 水利部牧区水利科学研究所 一种气候变化下水文干旱辅助监测装置
CN113987070A (zh) * 2021-10-09 2022-01-28 重庆电子工程职业学院 一种基于区块链的地质灾害风险识别和预警***

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