JP2020008225A - 加湿装置及び換気装置 - Google Patents

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Yoshitaka Matsuki
義孝 松木
耕一 村田
Koichi Murata
耕一 村田
一裕 塩山
Kazuhiro Shioyama
一裕 塩山
大輝 栗田
Daiki Kurita
大輝 栗田
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Abstract

【課題】給水弁の異常を検知する。【解決手段】貯水槽(25)に給水する給水管(23)と、給水管(23)に配置され、給水管(23)の流路を開閉する給水弁(21)と、貯水槽(25)の水位を検知する貯水槽スイッチ(27)と、換気制御部(60)とを設け、換気制御部(60)は、貯水槽(25)の水位が開始水位(74)になると給水弁(21)を開き、貯水槽(25)の水位が開始水位(74)以上に位置する停止水位(72)になると給水弁(21)を閉じる弁制御部(60a)と、貯水槽(25)の水位に基づいて給水弁(21)の異常を検知する異常検知部(60b)とを設ける。【選択図】図4

Description

本開示は、加湿装置及び換気装置に関するものである。
従来より、特許文献1には、加湿ユニットを有する空気調和装置が開示されている。この加湿ユニットは、給水弁が配置された給水管が貯水槽に給水するようになっている。そして、貯水槽の水位を検知する給水センサの検知結果に基づいて、給水弁の開度を調節することにより貯水槽の水位を調節している。
特開2015−143595号公報
特許文献1のような加湿装置では、給水弁が故障してしまうと、貯水槽に給水され続けて貯水槽から水があふれ、又は貯水槽に給水できず加湿できなくなるおそれがある。
本開示の目的は、給水弁の異常を検知することにある。
本開示の第1の態様は、貯水槽(25)内の水を蒸発させて加湿を行う加湿装置(7)であって、上記貯水槽(25)に給水する給水路(23)と、上記給水路(23)に配置され、上記給水路(23)を開閉する給水弁(21)と、上記貯水槽(25)の水位を検知する水位検知部(27)と、上記貯水槽(25)の水位が開始水位(74)になると上記給水弁(21)を開き、上記貯水槽(25)の水位が上記開始水位(74)以上に位置する停止水位(72)になると上記給水弁(21)を閉じる弁制御部(60a)と、上記貯水槽(25)の水位に基づいて上記給水弁(21)の異常を検知する異常検知部(60b)とを備えることを特徴とする。
第1の態様では、給水弁(21)の制御に必要な水位検知部(27)での検知結果に基づいて、給水弁(21)の異常を検知できる。このため、新たな部品を追加せずに給水弁(21)の異常を検知できる。
本開示の第2の態様は、第1の態様において、上記異常検知部(60b)は、上記貯水槽(25)の水位が上記停止水位(72)になってから第1所定時間を経過しても上記貯水槽(25)の水位が上記開始水位(74)まで下がらないとき、上記給水弁(21)の異常を検知することを特徴とする。
第2の態様では、貯水槽(25)の水位が停止水位(72)になっても貯水槽(25)の水位が十分に下がらないときは、給水弁(21)に異常が生じて給水弁(21)が閉じなくなっていると考えられる。したがって、この態様によれば、給水弁(21)が閉じないという異常を検知できる。
本開示の第3の態様は、第1又は第2の態様において、上記異常検知部(60b)は、上記貯水槽(25)の水位が上記開始水位(74)になってから第2所定時間を経過しても上記貯水槽(25)の水位が上記停止水位(72)まで上がらないとき、上記給水弁(21)の異常を検知することを特徴とする。
第3の態様では、貯水槽(25)の水位が開始水位(74)になっても貯水槽(25)の水位が十分に上がらないときは、給水弁(21)に異常が生じて給水弁(21)が開かなくなっていると考えられる。したがって、この態様によれば、給水弁(21)が開かないという異常を検知できる。
本開示の第4の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様において、上記弁制御部(60a)は、上記貯水槽(25)の水位が上記開始水位(74)になってから第3所定時間経過後に上記給水弁(21)を開くことを特徴とする。
第4の態様では、通常、貯水槽(25)の水位が開始水位(74)になっても貯水槽(25)に水が残っており、しばらくは加湿を続けることができる。そこで、給水弁(21)の開弁を遅らせることで給水の頻度を削減できる。
本開示の第5の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様の加湿装置(7)と、室外空気(OA)と室内空気(RA)との熱交換を行う全熱交換器(51)とを備え、上記異常検知部(60b)は、上記室外空気(OA)の温度が第1所定温度未満又は上記室内空気(RA)の温度が第2所定温度未満の場合、上記給水弁(21)の異常を検知しないことを特徴とする換気装置である。
第5の態様では、例えば、室外空気(OA)又は室内空気(RA)の温度が貯水槽(25)内の水が凍結するおそれのある温度であるときに、給水弁(21)の異常を検知しないようにすることができる。このため、給水弁(21)の異常の誤検知を抑制できる。
図1は、空気調和機の構成例を示す配管系統図である。 図2は、換気装置の構成例を示す概略図である。 図3は、全熱交換器の構成例を示す斜視図である。 図4は、加湿ユニットの構成例を示す概略図である。 図5は、換気制御部を示す模式図である。 図6は、貯水槽の水位が停止水位である状態を示す概略図である。 図7は、貯水槽の水位が開始水位である状態を示す概略図である。 図8は、給水弁の異常を検知するための制御動作を示すフローチャートである。
《実施形態》
−空気調和装置の構成−
実施形態について説明する。図1は、実施形態による空気調和機(1)の構成例を示している。この空気調和機(1)は、室内の空気調和と室内の換気とを行うものであり、所謂、ビル用マルチ式の空気調和機を構成している。具体的には、空気調和機(1)は、室外に設置された室外機(2)と、室内に設置された複数の室内機(3)及び換気装置(10)と、操作者によって操作されるコントローラ(4)とを備えている。空気調和機(1)では、室外機(2)に二つの冷媒管(ガス側連絡管(5a)及び液側連絡管(5b))が接続され、その二つの冷媒管(5a,5b)に複数の室内機(3)が並列に接続されている。これにより、冷媒を循環させて蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う冷媒回路(5)が構成されている。
〈室外機〉
室外機(2)には、圧縮機(2a)と室外熱交換器(2b)と室外膨張弁(2c)と四方切換弁(2d)と室外ファン(2e)と室外制御部(2f)とが設けられている。四方切換弁(2d)は、圧縮機(2a)の吐出側に接続された第1ポートと、圧縮機(2a)の吸入側に接続された第2ポートと、室外熱交換器(2b)のガス側に接続された第3ポートと、ガス側連絡管(5a)に接続された第4ポートとを有している。また、四方切換弁(2d)は、第1ポートと第4ポートとを連通させて第2ポートと第3ポートとを連通させる第1状態(図1の実線で示した状態)と、第1ポートと第3ポートとを連通させて第2ポートと第4ポートとを連通させる第2状態(図1の破線で示した状態)とに切換可能に構成されている。室外熱交換器(2b)の液側は、室外膨張弁(2c)を介して液側連絡管(5b)に接続されている。室外制御部(2f)は、コントローラ(4)との間で通信可能に構成され、圧縮機(2a)と四方切換弁(2d)と室外ファン(2e)とを制御する。
〈室内機〉
各室内機(3)には、室内熱交換器(3a)と室内膨張弁(3b)と室内ファン(3c)と室内制御部(3d)とが設けられている。室内熱交換器(3a)は、その液側が室内膨張弁(3b)を介して液側連絡管(5b)に接続され、そのガス側がガス側連絡管(5a)に接続されている。室内制御部(3d)は、コントローラ(4)との間で通信可能に構成され、室内膨張弁(3b)と室内ファン(3c)とを制御する。
〈換気装置〉
換気装置(10)には、給気ファン(52)と排気ファン(53)と全熱交換器(51)と換気制御部(60)とが設けられている。換気制御部(60)は、コントローラ(4)との間で通信可能に構成され、給気ファン(52)と排気ファン(53)とを制御する。なお、換気装置(10)の構成については、後で詳しく説明する。
〈コントローラ〉
コントローラ(4)は、室外制御部(2f)と室内制御部(3d)と換気制御部(60)との間で通信可能に構成されている。コントローラ(4)は、表示部(図示せず)を備えている。コントローラ(4)は、操作者による操作(例えば、運転モードの選択や設定温度の入力など)に応答して室内の空気調和及び室内の換気のための制御信号を送受信する。
−空気調和機の運転動作−
上記のように、空気調和機(1)では、圧縮機(2a)と室外熱交換器(2b)と室外膨張弁(2c)と四方切換弁(2d)と室内熱交換器(3a)と室内膨張弁(3b)とが接続されて冷媒回路(5)が構成されている。そして、空気調和機(1)では、暖房運転と冷房運転とが行われる。なお、この例では、全室内機(3)が同一の空気調和運転(暖房運転又は冷房運転)を行う。すなわち、空気調和機(1)は、全室内機(3)が暖房運転又は冷房運転を行う冷暖切換機を構成している。
〈暖房運転〉
暖房運転では、四方切換弁(2d)が第1状態に設定され、液冷媒を所定の圧力まで減圧するように室外膨張弁(2c)の開度が調節され、各室内機(3)において室内膨張弁(3b)の開度が所定の開度に調節され、圧縮機(2a)と室外ファン(2e)と室内ファン(3c)とが駆動する。これにより、冷媒回路(5)では、各室内機(3)において室内熱交換器(3a)が凝縮器となり室外熱交換器(2b)が蒸発器となる冷凍サイクルが行われる。このようにして室内の暖房が行われる。
〈冷房運転〉
冷房運転では、四方切換弁(2d)が第2状態に設定され、室外膨張弁(2c)の開度が全開に設定され、各室内機(3)において室内膨張弁(3b)の開度が所定の開度に調節され、圧縮機(2a)と室外ファン(2e)と室内ファン(3c)とが駆動する。これにより、冷媒回路(5)では、室外熱交換器(2b)が凝縮器となり各室内機(3)において室内熱交換器(3a)が蒸発器となる冷凍サイクルが行われる。このようにして室内の冷房が行われる。
−換気装置の構成−
図2は、実施形態による換気装置(10)の構成例を示している。この換気装置(10)は、室内の換気を行うものであり、例えば、所謂、ビル用マルチ式の空気調和機の一部を構成する。図2に示すように、換気装置(10)は、ケーシング(8)と、換気ユニット(9)と、加湿ユニット(7)と、換気制御部(60)とを備えている。
〈ケーシング〉
ケーシング(8)は、換気ユニット(9)のケーシングである換気ケーシング(50)と加湿ユニット(7)のケーシングである加湿ケーシング(11)とにより構成されている。ケーシング(8)には、給気通路(57)と排気通路(58)とが形成されている。
給気通路(57)は、室外空気(OA)を室内へ供給するための空気通路である。給気通路(57)は、室外側の外気吸込口(61)において室外に開口し、室内側の給気口(62)において室内に開口している。このように、給気通路(57)は、外気吸込口(61)と給気口(62)とを連通している。給気通路(57)を通過した室外空気(OA)は、供給空気(SA)として室内に供給される。外気吸込口(61)は、外気吸込ダクト(49)と接続されている。外気吸込ダクト(49)には、室外温度センサ(43)が配置されている。室外温度センサ(43)は、室外空気(OA)の温度(To)を計測する。給気口(62)は、給気ダクト(47)と接続されている。
排気通路(58)は、室内空気(RA)を室外へ排出するための空気通路である。排気通路(58)は、室内側の内気吸込口(63)において室内に開口し、室外側の排気口(64)において室外に開口している。このように、排気通路(58)は、内気吸込口(63)と排気口(64)とを連通している。排気通路(58)を通過した室内空気(RA)は、排出空気(EA)として室外に排出される。内気吸込口(63)は、内気吸込ダクト(46)と接続されている。内気吸込ダクト(46)には、室内温度センサ(41)が配置されている。室内温度センサ(41)は、室内空気(RA)の温度(Tr)を計測する。排気口(64)は、排気ダクト(48)と接続されている。
〈換気ユニット〉
図2に示すように、換気ユニット(9)は、換気ケーシング(50)と、給気ファン(52)と、排気ファン(53)と、全熱交換器(51)とを備えている。換気ケーシング(50)には、外気吸込口(61)と排気口(64)とが形成されている。
給気ファン(52)は、給気通路(57)において室外から室内へ空気を搬送する。この例では、給気ファン(52)は、給気通路(57)において全熱交換器(51)よりも室内側(すなわち、全熱交換器(51)の下流側)に設けられている。
排気ファン(53)は、排気通路(58)において室内から室外へ空気を搬送する。この例では、排気ファン(53)は、排気通路(58)において全熱交換器(51)よりも室外側(すなわち、全熱交換器(51)の下流側)に設けられている。
全熱交換器(51)は、給気通路(57)を流れる空気と排気通路(58)を流れる空気とを全熱交換させる。すなわち、全熱交換器(51)では、給気通路(57)の空気と排気通路(58)の空気との間で全熱(顕熱及び潜熱)が交換される。
例えば、図3に示すように、全熱交換器(51)は、四角柱状に形成されている。全熱交換器(51)では、隣り合う側面の一方に給気通路(57)の空気を流すための給気用流路(51a)が形成され、隣り合う側面の他方に排気通路(58)の空気を流すための排気用流路(51b)が形成されるように、平板部材と波状部材とが交互に積層されている。なお、平板部材及び波状部材は、透湿性を有した材料(例えば、紙)で構成されており、給気用流路(51a)内の空気と排気用流路(51b)内の空気との間で水分の移動が可能となっている。これにより、全熱交換器(51)では、顕熱の交換に加え、潜熱の交換が可能になる。
そして、全熱交換器(51)は、給気用流路(51a)が開口する側面が給気通路(57)に臨み、排気用流路(51b)が開口する側面が排気通路(58)に臨むように配置されている。すなわち、全熱交換器(51)は、給気用流路(51a)の伸長方向と排気用流路(51b)の伸長方向とが互いに直交する直交流型の熱交換器を構成している。
〈加湿ユニット〉
加湿ユニット(7)は、換気ユニット(9)よりも室内側に位置している。図4に示すように、加湿ユニット(7)は、加湿ケーシング(11)の内部に、貯水槽(25)と、加湿エレメント(13)と、給水路としての給水管(23)と、給水弁(21)と、水位検知部としての貯水槽スイッチ(27)とを備えている。加湿ユニット(7)は、貯水槽(25)内の水を蒸発させて、全熱交換器(51)を通過した空気に水分を放出して加湿を行う。このような構成により、給気通路(57)では、換気ユニット(9)を通過した空気は、加湿ユニット(7)を通過した後に供給空気(SA)として室内に供給される。
貯水槽(25)は、給水管(23)から供給された水を貯留する。給水管(23)は、ストレーナ(33)を介して外部の配管(19)に接続されている。給水管(23)は、給水源(例えば、水道管など、図示を省略)から貯水槽(25)へ水を供給する。給水弁(21)は、給水管(23)を流れる水の流量を調節可能に構成されている。例えば、給水弁(21)は、給水管(23)に配置されて、給水管(23)の流路を開閉する。この例では、給水弁(21)は、開閉を切換可能な電磁弁(すなわち、開度を全開と全閉の二段階に調節可能な電磁弁)によって構成されている。貯水槽(25)の底部には、オーバーフロー管(31)が挿通されている。オーバーフロー管(31)は、上下方向に延びている。オーバーフロー管(31)の上端は、貯水槽(25)の上部に位置している。貯水槽(25)内において、オーバーフロー管(31)の上端よりも上方の水はオーバーフロー管(31)により排出される。
加湿エレメント(13)は、吸水性を有する材料(例えば、紙)で構成され、毛細管現象を利用して貯水槽(25)に貯留された水を吸い上げて空気中に水分を放出する。加湿エレメント(13)は、長方形板状に形成されている。加湿ユニット(7)では、複数の加湿エレメント(13)が、所定の配列方向(空気流れ方向及び上下方向と直交する方向)に所定の間隔を置いて配列されている。また、加湿エレメント(13)の上部には、斜め上方に延びるスリット(13a)が形成されている。スリット(13a)により、加湿エレメント(13)の上部には、下方に垂れた垂下片(13b)が形成されている。貯水槽(25)は、その内部に加湿エレメント(13)の垂下片(13b)が収容されて垂下片(13b)が貯留水(貯水槽(25)に貯留された水)に浸水するように、加湿エレメント(13)の上部に形成されたスリット(13a)に挿入された状態で設置されている。このような構成により、加湿エレメント(13)は、その垂下片(13b)から貯水槽(25)に貯留された水を吸い上げて、貯水槽(25)内の水を蒸発させることが可能となっている。
加湿エレメント(13)及び貯水槽(25)の下方には、ドレンパン(17)が配置されている。ドレンパン(17)はオーバーフロー管(31)から排出される貯留水及び加湿エレメント(13)から滴下する貯留水を受ける。ドレンパン(17)内の水は、排水口(17a)から排水される。ドレンパン(17)には、ドレンパンスイッチ(15)が配置されている。ドレンパンスイッチ(15)は、ドレンパン(17)の水位を検知する。ドレンパンスイッチ(15)は、フロートを備えるフロートスイッチである。
貯水槽スイッチ(27)は、貯水槽(25)の水位を検知する。図4に示すように、貯水槽スイッチ(27)は、フロート(27a)を備えるフロートスイッチである。貯水槽スイッチ(27)は、貯水槽(25)の水位が、基準水位(70)以上か否か検知する。具体的に、貯水槽スイッチ(27)は、図6に示すように、フロート(27a)が基準水位(70)以上(停止水位(72))に位置するとOFF状態になる。一方、貯水槽スイッチ(27)は、図7に示すように、フロート(27a)が基準水位(70)未満(開始水位(74))に位置するとON状態になる。
〈換気制御部〉
図5に示すように、換気制御部(60)は、弁制御部(60a)及び異常検知部(60b)を構成する。換気制御部(60)は、例えば、換気ユニット(9)に配置されたプリント基板(図示せず)に設けられている。換気制御部(60)は、例えば、CPUやメモリ等によって構成されている。なお、換気制御部(60)は、換気ユニット(9)及び加湿ユニット(7)両方の制御を行う。このため、加湿ユニット(7)は、換気制御部(60)を備えていると言える。
換気制御部(60)は、給気ファン(52)及び排気ファン(53)を制御して換気装置(10)による換気運転(室内の換気)を制御する。
弁制御部(60a)は、貯水槽スイッチ(27)の検知結果に基づいて、給水弁(21)を制御する。弁制御部(60a)は、給水弁(21)の開閉を切り換えることにより、貯水槽(25)の水位を調節する。具体的に、弁制御部(60a)は、図6に示すように貯水槽スイッチ(27)がOFF状態のとき(貯水槽(25)の水位が停止水位(72)のとき)は、給水弁(21)を閉じる。一方、弁制御部(60a)は、図7に示すように貯水槽スイッチ(27)がON状態のとき(貯水槽(25)の水位が開始水位(74)のとき)は、給水弁(21)を開く。弁制御部(60a)は、貯水槽スイッチ(27)がOFF状態からON状態に切り替わってから第3所定時間(例えば120秒)経過後に給水弁(21)を開く。
異常検知部(60b)は、貯水槽スイッチ(27)の検知結果に基づいて、給水弁(21)の異常を検知する。すなわち、異常検知部(60b)は、貯水槽(25)の水位に基づいて、給水弁(21)の異常を検知する。図8を参照して、換気装置(10)の換気運転における給水弁(21)の異常を検知するための制御について説明する。
ステップ(ST1)において、異常検知部(60b)は、貯水槽スイッチ(27)の状態を判定する。貯水槽スイッチ(27)がON状態ならステップ(ST1)にとどまる。一方、異常検知部(60b)は、貯水槽スイッチ(27)がOFF状態ならステップ(ST2)へ移行する。
ステップ(ST2)において、異常検知部(60b)は、室外温度センサ(43)及び室内温度センサ(41)の計測値を読み込む。異常検知部(60b)は、室外空気(OA)の温度(To)がマイナス3℃以上且つ室内空気(RA)の温度(Tr)が17℃以上でなければステップ(ST2)にとどまる。一方、異常検知部(60b)は、室外空気(OA)の温度(To)がマイナス3℃以上且つ室内空気(RA)の温度(Tr)が17℃以上であれば、ステップ(ST3)へ移行し、タイマーをスタートさせる。室外空気(OA)の温度(To)がマイナス3℃以上且つ室内空気(RA)の温度(Tr)が17℃以上でないときは、貯水槽(25)内の水が凍結し、加湿ユニット(7)での加湿が正常に行われないおそれがある。この場合に、タイマーをスタートさせないので、給水弁(21)の異常の誤検知を抑制できる。
ステップ(ST4)において、異常検知部(60b)は、タイマーの計測時間を読み込む。異常検知部(60b)は、タイマーの計測時間が180分(第1所定時間)を経過していなければステップ(ST4)にとどまる。一方、異常検知部(60b)は、タイマーの計測時間が180分(第1所定時間)を経過していればステップ(ST5)へ移行する。
ステップ(ST5)において、異常検知部(60b)は、貯水槽スイッチ(27)の状態を判定する。貯水槽スイッチ(27)がON状態ならステップ(ST8)に移行する。一方、異常検知部(60b)は、貯水槽スイッチ(27)がOFF状態ならステップ(ST6)へ移行する。
ステップ(ST6)において、異常検知部(60b)は、室外温度センサ(43)及び室内温度センサ(41)の計測値を読み込む。異常検知部(60b)は、室外空気(OA)の温度(To)がマイナス5℃(第1所定温度)未満又は室内空気(RA)の温度(Tr)が15℃(第2所定温度)未満であればステップ(ST8)に移行する。一方、異常検知部(60b)は、室外空気(OA)の温度(To)がマイナス5℃(第1所定温度)未満又は室内空気(RA)の温度(Tr)が15℃(第2所定温度)未満でないとき、ステップ(ST7)に移行する。
ステップ(ST7)において、異常検知部(60b)は、給水弁(21)の異常を検知する。そして、異常検知部(60b)は、給水弁(21)が異常である旨をコントローラ(4)の表示部に表示することで、操作者に対して給水弁(21)の異常を報知する。室外空気(OA)の温度(To)がマイナス5℃(第1所定温度)未満又は室内空気(RA)の温度(Tr)が15℃(第2所定温度)未満のときは、貯水槽(25)内の水が凍結し、加湿ユニット(7)での加湿が正常に行われないおそれがある。この場合に、給水弁(21)の異常を検知しないので、給水弁(21)の異常の誤検知を抑制できる。
ステップ(ST8)において、異常検知部(60b)は、タイマーをリセットして、ステップ(ST1)に戻る。
−実施形態1の効果−
本実施形態の加湿ユニット(7)は、貯水槽(25)内の水を蒸発させて加湿を行う加湿装置であって、貯水槽(25)に給水する給水管(23)と、給水管(23)に配置され、給水管(23)の流路を開閉する給水弁(21)と、貯水槽(25)の水位を検知する貯水槽スイッチ(27)と、貯水槽(25)の水位が開始水位(74)になると給水弁(21)を開き、貯水槽(25)の水位が開始水位(74)以上に位置する停止水位(72)になると給水弁(21)を閉じる弁制御部(60a)と、貯水槽(25)の水位に基づいて給水弁(21)の異常を検知する異常検知部(60b)とを備える。
本実施形態では、給水弁(21)の制御に必要な水位検知部(27)での検知結果に基づいて、給水弁(21)の異常を検知できる。このため、新たな部品を追加せずに給水弁(21)の異常を検知できる。
また、本実施形態の加湿ユニット(7)において、異常検知部(60b)は、貯水槽(25)の水位が停止水位(72)になってから180分(第1所定時間)経過しても貯水槽(25)の水位が開始水位(74)まで下がらないとき、給水弁(21)の異常を検知する。
本実施形態では、貯水槽(25)の水位が停止水位(72)になっても貯水槽(25)の水位が十分に下がらないときは、給水弁(21)に異物が挟まる等の異常が生じて給水弁(21)が閉じなくなっていると考えられる。したがって、給水弁(21)が閉じないという異常を検知できる。
また、本実施形態の加湿ユニット(7)において、換気制御部(60)は、貯水槽(25)の水位が開始水位(74)になってから120秒(第3所定時間)経過後に給水弁(21)を開く。
本実施形態では、通常、貯水槽(25)の水位が開始水位(74)になっても貯水槽(25)に水が残っており、しばらくは加湿を続けることができる。そこで、給水弁(21)の開弁を遅らせることで給水の頻度を削減できる。このため、貯水槽(25)が小さいときでも、給水弁(21)の開閉が頻繁に行われることを抑制できる。
また、本実施形態の換気装置(10)は、本実施形態の加湿ユニット(7)と、室外空気(OA)と室内空気(RA)との熱交換を行う全熱交換器(51)とを備え、異常検知部(60b)は、室外空気(OA)の温度(To)がマイナス5℃未満又は室内空気(RA)の温度(Tr)が15℃未満の場合、給水弁(21)の異常を検知しない。
本実施形態では、貯水槽(25)内の水が凍結するおそれがあり、貯水槽(25)への給水や貯留水の蒸発が正常に行われないときに、給水弁(21)の異常を検知しないようにすることができる。このため、給水弁(21)の異常の誤検知を抑制できる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
換気装置(10)の換気運転における給水弁(21)の異常を検知するための制御について、異常検知部(60b)は、貯水槽スイッチ(27)がOFF状態からON状態に切り替わると、タイマーをスタートさせてもよい。このとき、異常検知部(60b)は、貯水槽(25)の水位が開始水位(74)なることでタイマーをスタートさせて180分(第2所定時間)経過しても、貯水槽(25)の水位が停止水位(72)まで上がらず貯水槽スイッチ(27)がON状態のままであるとき、給水弁(21)の異常を検知する。
本実施形態では、貯水槽(25)の水位が開始水位(74)になっても貯水槽(25)の水位が十分に上がらないときは、給水弁(21)に異常が生じて給水弁(21)が開かなくなっていると考えられる。したがって、給水弁(21)が開かないという異常を検知できる。
給水弁(21)は、開度を調節可能な電動弁によって構成されていてもよい。
加湿装置は、換気装置(10)の一部を構成する加湿ユニット(7)でなくてもよい。
以上、実施形態及び変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態及び変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
以上説明したように、本開示は、加湿装置及び換気装置について有用である。
7 加湿ユニット(加湿装置)
10 換気装置
21 給水弁
23 給水管(給水路)
25 貯水槽
27 貯水槽スイッチ(水位検知部)
51 全熱交換器
60a 弁制御部
60b 異常検知部
72 停止水位
74 開始水位
OA 室外空気
RA 室内空気

Claims (5)

  1. 貯水槽(25)内の水を蒸発させて加湿を行う加湿装置であって、
    上記貯水槽(25)に給水する給水路(23)と、
    上記給水路(23)に配置され、上記給水路(23)を開閉する給水弁(21)と、
    上記貯水槽(25)の水位を検知する水位検知部(27)と、
    上記貯水槽(25)の水位が開始水位(74)になると上記給水弁(21)を開き、上記貯水槽(25)の水位が上記開始水位(74)以上に位置する停止水位(72)になると上記給水弁(21)を閉じる弁制御部(60a)と、
    上記貯水槽(25)の水位に基づいて上記給水弁(21)の異常を検知する異常検知部(60b)とを備えることを特徴とする加湿装置。
  2. 請求項1において、
    上記異常検知部(60b)は、上記貯水槽(25)の水位が上記停止水位(72)になってから第1所定時間を経過しても上記貯水槽(25)の水位が上記開始水位(74)まで下がらないとき、上記給水弁(21)の異常を検知することを特徴とする加湿装置。
  3. 請求項1又は2において、
    上記異常検知部(60b)は、上記貯水槽(25)の水位が上記開始水位(74)になってから第2所定時間を経過しても上記貯水槽(25)の水位が上記停止水位(72)まで上がらないとき、上記給水弁(21)の異常を検知することを特徴とする加湿装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つにおいて、
    上記弁制御部(60a)は、上記貯水槽(25)の水位が上記開始水位(74)になってから第3所定時間経過後に上記給水弁(21)を開くことを特徴とする加湿装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1つの加湿装置(7)と、
    室外空気(OA)と室内空気(RA)との熱交換を行う全熱交換器(51)とを備え、
    上記異常検知部(60b)は、上記室外空気(OA)の温度が第1所定温度未満又は上記室内空気(RA)の温度が第2所定温度未満の場合、上記給水弁(21)の異常を検知しないことを特徴とする換気装置。
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