JP2020005236A - 色分解光学系および撮像素子起因のゴースト像の補正方法、及び、画像処理装置、撮像装置 - Google Patents

色分解光学系および撮像素子起因のゴースト像の補正方法、及び、画像処理装置、撮像装置 Download PDF

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晋一 沖田
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Abstract

【課題】 従来、色分解光学系または撮像素子起因のゴーストについて、画像処理による有効な画質改善方法が提案されていない為、画質が低下する問題がある。【解決手段】撮像エリア内またはエリア外に高輝度光源を配置した状態で、色分解プリズムが組み込まれた撮像系を用いて入力画像データを取り込み(S201)、撮像条件毎に色分解光学系または撮像素子起因の各種ゴースト像をR/G/B色成分毎に取得し、参照データとして事前登録する(S202)。そして、事前登録された各種参照データをパターン・マッチングによりサーチし(S203)、前記、ゴースト像があるか否かの認識判定を行う(S204)。ゴースト像があると認識された場合は、該当する参照データに対してゴースト像強度補正処理(S205)を行い、R/G/B色成分毎の撮像データに対し、ゴースト像強度補正された参照データを差し引くことで、ゴースト像除去処理(S206)を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、デジタル画像処理により、色分解光学系または撮像素子起因のゴースト像を除去し、画質を向上させるための画像処理技術に関する。
従来のデジタル画像処理によるゴースト除去として、入力画像データ中のゴースト光源をサーチし、この情報からゴースト像成分のシミュレーション画像を生成して、原画像から差し引くという方法がある。
特開2008−289034号公報
従来、色分解光学系または撮像素子起因のゴーストについては、画像処理による有効な画質改善方法が提案されていない。
このため、プリズム形状、遮光部材、ダイクロイック膜、トリミング膜などの調整、先端部・エッジ部・ガラス面・面取り部の黒塗りなどを行ってもとりきれなかった色分解光学系起因のゴースト、及び、ブラケットエッジ・カバーガラス・撮像素子面・ワイヤーボンド・遮光マスクエッジなどを改善してもとりきれなかった撮像素子起因のゴーストにより、画質が低下してしまう問題があった。
そこで、本発明では、まず、撮像エリア内またはエリア外に高輝度光源を配置した状態で、色分解プリズムが組み込まれた撮像系を用いて、撮像条件毎に色分解光学系または撮像素子起因の各種ゴースト像をR/G/Bの色成分ごとに取得し、参照データとして事前に登録する。前記、撮像条件としては、Fナンバー、焦点距離、絞り、ズーム状態、デフォーカス量のいずれか1つが含まれることを特徴とする。前記、色分解光学系または撮像素子起因のゴーストとしては、下記(1)〜(3)の3項目に記載のいずれかを含むことを特徴とする。
(1)撮像素子ブラケットのエッジ・撮像素子カバーガラス等の撮像素子周辺部、及び、撮像素子内の撮像素子面・ワイヤーボンド・遮光マスクエッジ部などから反射した光束が色分解プリズムの接合面・エアギャップ・接着剤・ガラスエッジ・遮光スリット先端部・プリズム射出面などのプリズム内部で反射または干渉または回折して、再度撮像素子へ入射するゴースト像。
(2)撮像素子ブラケットのエッジ・撮像素子カバーガラス等の撮像素子周辺部、及び、撮像素子面・ワイヤーボンド・遮光マスクエッジ部などの撮像素子内部、及び、色分解プリズムの接合面・エアギャップ・接着剤・ガラスエッジ・遮光スリット先端部・プリズム射出面等のプリズム内部からの反射または干渉または回折光が撮像素子へ入射するゴースト像。
(3)色分解プリズム直前に配置されたIRカット・ND・CC・光学ローパスなどの各種フィルターの外周面取り・エッジ・フィルター棚、及び、鏡室のエッジで反射して、撮像素子へ入射するゴースト像。
そして、R/G/B各色成分の撮像データに対して、前記、事前登録された各種参照データをパターン・マッチング(正規化相関等)によりサーチし、色分解光学系または撮像素子起因のゴースト像があるか否かの認識判定処理を行う。
前記、認識判定処理の結果、色分解光学系または撮像素子起因のゴースト像があると認識された場合は、該当する参照データに対して撮像データのゴースト像強度に合わせるための補正処理を行った後、R/G/B色成分毎の撮像データに対して、前記、ゴースト像強度補正された参照データを差し引くことにより、色分解光学系、または、撮像素子起因のゴースト像の除去補正が行える。
本発明によれば、従来、自動的に除去できなかった入力画像データ中の色分解光学系および撮像素子起因のゴースト像を自動的に除去し、高画質の出力画像データを取得することが可能となる。
本発明の実施例における画像処理装置を有する撮像装置の構成例を示す図 本発明の実施例におけるゴースト除去処理を示すフローチャート 色分解光学系におけるゴースト発生事例を示す図 ゴースト像強度補正処理のイメージを示す図 干渉縞ゴーストを示す図 日の出形状ゴーストを示す図 光束跳ね上げ拡散ゴーストを示す図 光束跳ね上げ山状ゴーストを示す図 光束跳ね上げ鋭角ゴーストを示す図 光束跳ね上げ棒状ゴーストを示す図 光束跳ね上げ放射状ゴーストを示す図 キャンドルフレームゴーストを示す図 セルゴーストを示す図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。本実施例では、撮像光学系と撮像素子を用いて取得された原画像を、入力画像データといい、エアギャップを有する3色分解プリズムを用いて、赤、緑、青の3原色からなるカラー画像であるとして説明する。
図1には、本発明の実施例である画像処理装置を有する撮像装置の構成例を示す。撮像装置は、基本的には、撮像光学系101と、撮像素子部102と、画像形成部103と、メモリ部109、画像出力部110及びコントロール部108を備える。撮影光学系101は、撮像素子部102に被写体光を導く。
撮像素子部102は、被写体光を電気信号に変換する撮像素子があり、CCDセンサやCMOSセンサ等のイメージセンサで構成される。
画像形成部103は、撮像素子部102からのアナログ出力信号をデジタル化し、更に各種処理を施して画像信号を生成する。画像形成部103は、A/D変換部(A/D)104、オートゲイン制御部(AGC)105、オートホワイトバランス部(AWD)106、及び、ゴースト除去部107を含む。
A/D104は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。AGC105は、デジタル信号のレベル補正を行う。AWB106は、画像の白レベル補正を行う。
ゴースト除去部107は、撮像光学系101、及び、撮像素子部102を用いて画像形成部103で生成された入力画像データからゴースト像成分を除去する。ゴースト除去部107は、不図示の操作部にて選択できるゴースト除去モードの設定により動作し、後に説明する図2のフローチャートに示す処理を実行する。
コントロール部108は撮像装置全体の制御を司る。
メモリ部109は画像形成部103から出力された画像データを記憶保持する。
画像出力部110は画像形成部103から出力された画像データを、図示しないモニタや記録媒体等の画像出力装置に表示または記録する画像出力部である。
次に、図2を用いて、本実施例の撮像装置のゴースト除去部107で行われるゴースト除去処理について説明する。本処理は、ゴースト除去部107を構成するコンピュータにおいて、該コンピュータ内に格納された画像処理プログラムとして実行される。
ステップS201では、前記、コンピュータは、ゴースト除去部107に入力画像データを取り込む。
次にステップS202では、撮像エリア内またはエリア外に高輝度光源が配置された状態で、色分解プリズムが組み込まれた撮像系を用いて、撮像条件毎に色分解光学系または撮像素子起因の各種ゴースト像をR/G/Bの色成分ごとに取得し、ゴースト像参照データとして事前に登録する。前記、撮像条件としては、Fナンバー、焦点距離、絞り、ズーム状態、デフォーカス量がある。前記、色分解光学系または撮像素子起因のゴーストとしては、下記の(1)〜(3)がある。
(1)撮像素子ブラケットのエッジ・撮像素子カバーガラス等の撮像素子周辺部および撮像素子面・ワイヤーボンド・遮光マスクエッジ部等の撮像素子内部から反射した光束が色分解プリズムの接合面・エアギャップ・接着剤・ガラスエッジ・遮光スリット先端部・プリズム射出面等のプリズム内部で反射または干渉または回折して、再度撮像素子へ入射することにより発生するゴースト像。
(2)撮像素子ブラケットのエッジ・撮像素子カバーガラス等の撮像素子周辺部および撮像素子面・ワイヤーボンド・遮光マスクエッジ部等の撮像素子内部、及び、色分解プリズムの接合面・エアギャップ・接着剤・ガラスエッジ・遮光スリット先端部・プリズム射出面等のプリズム内部で反射または干渉または回折した光が撮像素子へ入射することにより発生するゴースト像。
(3)色分解プリズム直前に配置されたIRカット・ND・CC・光学ローパスなどの各種フィルターの外周面取り・エッジ・フィルター棚、及び、鏡室のエッジで反射して、撮像素子へ入射することにより発生するゴースト像。
本ステップで事前登録するゴースト像参照データの詳細は後に説明する。
次にステップS203では、入力されたR/G/B各色成分の撮像データに対して、色分解光学系または撮像素子起因のゴースト像があるか否かの判定を行うため、前記、撮像条件毎、及び、R/G/B毎に事前登録された参照データをパターン・マッチング(正規化相関等)によりサーチ処理を行う。本ステップで実行する処理の詳細は後に説明する。
次にステップS204では、ステップS203で出力したパターン・マッチング処理の結果に基づいて、ゴースト除去が可能か否かを判断する。パターン・マッチング処理の結果が所定の閾値以下ならば、参照データとして登録されたゴーストが存在しないと判定し、ステップS207に進む。一方、マッチング処理の結果が所定の閾値以上ならば、参照データとして登録されたゴーストが存在すると判断してステップS205に進む。
ステップS205では、参照データを入力画像データ中のゴースト像強度と整合させるためのゴースト像強度補正処理を行う。本ステップで実行する処理の詳細は後に述べる。
次にステップS206では、入力画像データから、ステップS205で生成したゴースト像強度補正データを減算する。R/G/B成分毎に、入力画像データからゴースト像強度補正された参照データを差し引くことにより、色分解光学系または撮像素子起因のゴースト除去が行える。これにより、ゴースト除去された出力画像データが生成される。
次にステップS207では、入力画像データについて、撮影条件毎に、事前に登録された参照データを使用して、すべてサーチ処理が完了したか否かを判定する。全てのゴースト像参照データのサーチ処理が終了するまで、ステップS203〜S207の処理を繰り返す。全てのゴースト像参照データのサーチ処理が終了した場合は、ステップS208に進む。
最後に、ステップS208では、ステップS202〜ステップS207の一連のゴースト除去処理を行った出力画像データを、画像出力部110に出力する。
以下、図2の各ステップについて詳細を説明する。
ステップS202で事前登録するゴースト像参照データの9つの具体例について、図3、及び、図5〜図13を用いて、以下に説明する。
図3に示す撮像素子面309で反射した光が色分解プリズムに戻り、エアギャップ304の前面、後面で反射する際、干渉を起こして、再度、撮像素子部318へ入射することにより、図5に示すような干渉縞ゴーストが発生する。このゴースト像のパターン部分(参照データ登録エリア部501の点線枠内)を除去対象参照データとして事前登録する。
図3に示す撮像素子カバーガラス310で反射した光束が色分解プリズム315と色分解プリズム316の接合面で2次反射して、撮像素子面309に入射することにより、図6に示すような日の出形状ゴーストが発生する。このゴースト像のパターン部分(参照データ登録エリア部601の点線枠内)を除去対象参照データとして事前登録する。
図3に示す撮像素子内部のワイヤーボンドまたは遮光マスクのエッジ308からの光束の跳ね上げが撮像素子面309に入射することにより、図7に示すような光束跳ね上げ拡散ゴーストが発生する。このゴースト像のパターン部分(参照データ登録エリア部701の点線枠内)を除去対象参照データとして事前登録する。
図3に示すエアギャップ接着剤の溜まり305または撮像素子ブラケットのエッジ307からの光束の跳ね上げが撮像素子面309に入射することにより、図8に示すような光束跳ね上げ山状ゴーストが発生する。このゴースト像のパターン部分(参照データ登録エリア部801の点線枠内)を除去対象参照データとして事前登録する。
図3に示すプリズム内のガラスエッジまたはプリズム内スリット先端部306からの光束の跳ね上げが撮像素子面309に入射することにより、図9に示すような光束跳ね上げ鋭角ゴーストが発生する。このゴースト像のパターン部分(参照データ登録エリア部901の点線枠内)を除去対象参照データとして事前登録する。
図3に示す鏡室のエッジ301または金物のフィルター棚、マスクエッジ303からの垂直方向に発生する光束の跳ね上げが撮像素子面309に入射することにより、図10に示すような光束跳ね上げ棒状ゴーストが発生する。このゴースト像のパターン部分(参照データ登録エリア部1001の点線枠内)を除去対象参照データとして事前登録する。
図3に示すプリズム前に配置されたフィルター外周の面取り部302から垂直方向に発生する光束の跳ね上げが撮像素子面309に入射することにより、図11に示すような光束跳ね上げ放射状ゴーストが発生する。このゴースト像のパターン部分(参照データ登録エリア部1101の点線枠内)を除去対象参照データとして事前登録する。
図3に示すエアギャップ304内で多重反射して、再度、撮像素子面309に入射することにより、図12に示すようなキャンドルフレームゴーストが発生する。このゴースト像のパターン部分(参照データ登録エリア部1201の点線枠内)を除去対象参照データとして事前登録する。
図3に示す撮像素子309の規則的な微細パターンにより、反射光が干渉作用を起こし、色分解プリズム316の射出面で2次反射して、再度、撮像素子面309に入射することにより、図13に示すようなセルゴーストが発生する。このゴースト像のパターン部分(参照データ登録エリア部1301の点線枠内)を除去対象参照データとして事前登録する。
次に、ステップS203で行われるゴースト像のサーチ処理について、以下に説明する。従来から、登録された参照画像をその中に含む入力画像を対象に、この参照画像と入力画像とのパターン・マッチングを行って、これら参照画像と入力画像との相対的な位置関係を求める技術は周知である。
このようなパターン・マッチングの手法として、参照画像および入力画像を2値化することなく、濃淡画像のままで互いの相互相関値を求め、この相互相関値の最大値から参照画像と入力画像との相対的な位置関係を求める手法がある。この際、画像の明るさやコントラストによる影響を除去するため、相互相関値を画像の平均値と分散値とで正規化することが行われている。
相互相関の演算は、入力画像Sと参照画像Tとについて分散Ds[数3]、Dt[数2]、及び、画像S、Tの共分散Dst[数4]を求め、これら分散Ds、Dtおよび共分散Dstから相関係数Cst[数5]を算出することにより行われる。
ここで、Mは相互相関演算を行うべき領域の画素のX方向の個数、NはY方向の個数であり、入力画像Sと参照画像Tとの大きさは等しいものとしている。
相関係数Cstは、−1≦Cst≦1の範囲の値をとり、入力画像Sと参照画像Tとが一致した場合はCst=1、全く相関がない場合はCst=0の値をとる。一般に、入力画像Sは参照画像Tより大きく、従って、相互相関をとるべき入力画像Cの領域を参照画像Tと等しい大きさに区切り、この区切りを順次走査して、相関係数Cstが最大値をとる領域を入力画像Sと参照画像Tが一致する箇所であるとしてパターン・マッチングが行われる。
相互相関演算によるパターン・マッチングでは、パターン全体の濃淡分布の情報をそのまま用い、これを各画像の特徴としてマッチングが行われるので、入力画像Sと参照画像Tとの間に明るさやコントラストの変化があっても比較的確実に認識が行えるとともに、パターンに多少の相違があっても認識できるという利点がある。
Figure 2020005236
Figure 2020005236
Figure 2020005236
Figure 2020005236
Figure 2020005236
次に、ステップS204で行われるゴースト除去判定処理について説明する。ステップS204では、ステップS203のゴースト像のサーチ処理結果に対して、閾値を用いた判定処理を行う。
サーチ処理結果が所定の閾値以上であれば、以降のステップS205とS206でゴースト除去処理を行い、閾値未満であればステップS207に進んで、ゴースト除去処理を行わない。除去したいゴースト像に応じて、任意に閾値を設定する。
次に、ステップS205で行われるゴースト像の強度補正処理について説明する。ステップS205の処理により、入力画像データ中のゴーストと除去対象のゴースト像参照データとが良好に一致すると判定される。しかし、入力画像データ中のゴーストと除去対象のゴースト像参照データとをより近似させるため、双方のゴースト像の強度とオフセットを近づける。
参照データのゴースト像強度とオフセットを入力画像データ中のゴースト像に近似させる従来技術の1つとして、線形近似による最小二乗法がある。
線形近似による最小二乗法では、入力画像データ中のゴースト像Sとゴースト像参照データT、ゴースト像の振幅倍率をA、オフセットをBとすると、[数6]を最小とするA、Bを求める。ここで、Mは画像領域のX方向の画素個数、NはY方向の画素個数であり、入力画像Sと参照画像Tとの大きさは等しいものとしている。
Figure 2020005236
このように、R/G/Bチャンネルのゴースト像参照データごとに、ゴースト像の強度を調整することにより、精度良く強度を合わせることができる。
図4に、ゴースト像強度補正処理のイメージ図を示す。401は入力画像データ中のゴースト像の1次元の強度分布を示し、402は強度補正前のゴースト像の1次元の強度分布を示す。縦軸は画素階調値を、横軸は画素位置を表す。
前記、ゴースト像の振幅倍率AとオフセットBを最小二乗法で算出して、ゴースト像参照データを補正すれば、像強度402を、像強度401に近づけることができる。
入力画像データ中のゴーストに対して、強度補正されたゴースト像のパターンが最も良く一致する位置で、入力画像データから強度補正されたゴースト像参照データの減算処理を実行する。その結果、入力画像データからゴーストが良好に除去された出力画像データが得られる。
このように、本実施例によれば、従来、自動的に除去できなかった入力画像データ中の色分解光学系および撮像素子起因のゴースト像を自動的に除去し、高画質の出力画像データを取得することが可能となる。
以上説明したように、本発明のデジタル画像処理により、色分解光学系または撮像素子起因のゴースト像を除去し、画質を向上するのに適用できる。
101 撮像光学系
102 撮像素子部
103 画像形成部
104 A/D
105 AGC
106 AWB
107 ゴースト除去部
108 コントロール部
109 メモリ部
110 画像出力部
301 鏡室のエッジ
302 フィルター外周の面取り
303 金物のフィルター棚、マスクエッジ
304 エアギャップ
305 エアギャップ接着剤の溜まり
306 プリズムのガラスエッジ、または、スリット先端部
307 撮像素子ブラケットのエッジ
308 撮像素子内部のワイヤーボンド、または、遮光エッジ
309 撮像素子面
310 撮像素子カバーガラス
311 色温度変換フィルター(CCフィルター)
312 光量調節フィルター(NDフィルター)
313 光学ローパスフィルター(OLPフィルター)
314 色分解プリズム1
315 色分解プリズム2
316 色分解プリズム3
317 撮像素子部1
318 撮像素子部2
319 撮像素子部3
401 入力画像データ中のゴースト像の1次元の強度分布
402 強度補正前のゴースト像の1次元の強度分布
501 干渉縞ゴーストの参照データ登録エリア部
601 日の出形状ゴーストの参照データ登録エリア部
701 光束跳ね上げ拡散ゴーストの参照データ登録エリア部
801 光束跳ね上げ山状ゴーストの参照データ登録エリア部
901 光束跳ね上げ鋭角ゴーストの参照データ登録エリア部
1001 光束跳ね上げ棒状ゴーストの参照データ登録エリア部
1101 光束跳ね上げ放射状ゴーストの参照データ登録エリア部
1201 キャンドルフレームゴーストの参照データ登録エリア部
1301 セルゴーストの参照データ登録エリア部

Claims (8)

  1. 色分解プリズムが組み込まれた撮像系で取得された画像に対して、撮像エリア内またはエリア外に高輝度光源を置いて、撮像条件毎に色分解光学系または撮像素子起因のゴースト像をR/G/Bの色成分ごとに参照データとして事前登録する手段と、R/G/B各色成分の撮像データに対して、前記、事前登録された参照データをパターン・マッチング(正規化相関等)によりサーチし、色分解光学系または撮像素子起因のゴースト像があるか否かの認識判定処理を行う手段と、前記、認識判定処理の結果、色分解光学系または撮像素子起因のゴースト像があると認識された場合は該当する参照データに対して撮像データのゴースト像強度に合わせるための補正処理を行う手段と、R/G/B色成分毎の撮像データに対して、前記、ゴースト像強度補正された参照データを差し引いてゴースト像の除去を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記、請求項1の撮像条件として、Fナンバー、焦点距離、絞り、ズーム状態、デフォーカス量のいずれか1つが含まれることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記、請求項1の色分解光学系または撮像素子起因のゴーストとして、撮像素子ブラケットのエッジ・撮像素子カバーガラス等の撮像素子周辺部、及び、撮像素子面・ワイヤーボンド・遮光マスクエッジ部等の撮像素子内部から反射した光束が色分解プリズムの接合面・エアギャップ・接着剤・ガラスエッジ・遮光スリット先端部・プリズム射出面等のプリズム内部で反射または干渉または回折して、再度撮像素子へ入射するゴースト像を含むことを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記、請求項1の色分解光学系または撮像素子起因のゴーストとして、撮像素子ブラケットのエッジ・撮像素子カバーガラス等の撮像素子周辺部、及び、撮像素子面・ワイヤーボンド・遮光マスクエッジ部等の撮像素子内部、及び、色分解プリズムの接合面・エアギャップ・接着剤・ガラスエッジ・遮光スリット先端部・プリズム射出面等のプリズム内部からの反射または干渉または回折光が撮像素子へ入射するゴースト像を含むことを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記、請求項1の色分解光学系起因のゴーストとして、色分解プリズム直前に配置されたIRカット・ND・CC・光学ローパスなどの各種フィルターの外周面取り・エッジ・フィルター棚、及び、鏡室のエッジで反射して、撮像素子へ入射するゴースト像を含むことを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記、請求項1から請求項5の色分解プリズムは、R/G/Bの3チャンネルタイプ以外に、2チャンネルタイプ、4チャンネルタイプ、4チャンネル以上のタイプにも対応することを特徴とする画像処理装置。
  7. 前記、請求項1から請求項6のいずれか1つの画像処理装置を有することを特徴とする撮像装置。
  8. 前記、請求項1から請求項6のいずれか1つの処理を実行することを特徴とする画像処理プログラム。
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