JP2020001226A - 化粧シート及びその製造方法 - Google Patents
化粧シート及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020001226A JP2020001226A JP2018121292A JP2018121292A JP2020001226A JP 2020001226 A JP2020001226 A JP 2020001226A JP 2018121292 A JP2018121292 A JP 2018121292A JP 2018121292 A JP2018121292 A JP 2018121292A JP 2020001226 A JP2020001226 A JP 2020001226A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- nucleating agent
- decorative sheet
- vesicle
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
Description
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、耐傷性、印刷加工時の伸び抑制と曲げ白化や割れの両立、更に不燃材料への適合を両立した、着色ポリプロピレンフィルムを単体で用いた化粧シートや、着色ポリプロピレンフィルムを基材層とした化粧シートを提供することを目的とする。
課題を達成するべく、本発明の一態様に係る化粧シートは、無機顔料をポリプロピレン樹脂に混合してなる着色ポリプロピレンフィルムからなる基材層を有し、上記基材層は無機顔料を含有するポリプロピレン樹脂に対し、単層膜の外膜を具備するベシクルにナノサイズの造核剤が内包された造核剤ベシクルを添加して形成し、上記基材層のマルテンス硬さが30N/mm2以上100N/mm2以下であり、上記基材層の厚さが20μm以上55μm以下であることを要旨とする。
ここで、造核剤ベシクルとは、単層膜の外膜を具備するカプセル状のベシクルに造核剤が内包された構成となっており、例えば超臨界逆相蒸発法によって調製することができる。また、造核剤とは結晶性ポリプロピレン樹脂中において結晶化の起点となる物質である。
ここで、本発明の化粧シートが有する不燃性は、不燃基板に評価対象の化粧シートを貼り付けた不燃化粧板に対して燃焼試験を実施し、建築基準法施行令第108条の2第1号及び第2号に記載した不燃材料の技術的基準を満たすことが好ましい。具体的には、本発明の化粧シートが有する不燃性は、ISO5660−1に準拠したコーンカロリ燃焼試験に準拠し、化粧板の時間に対する総発熱量及び時間に対する発熱速度を求めた際に、(i)加熱開始後20分間の総発熱量が8MJ/m2以下であり、(ii)加熱開始後20分間、最大発熱速度が10秒以上継続して200kW/m2を超えず、かつ(iii)加熱開始後20分間、防火上有害な外側から内側まで貫通する亀裂及び穴がないことを満たす不燃性を有することが好ましい。
ここで、図面は模式的なものであり、厚さと平面寸法との関係、各層の厚さの比率等は現実のものとは異なる。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状及び構造等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
図1に示す実施形態の化粧シート10は、基材層1(原反層)だけの単層構造の場合の例である。
本実施形態の基材層1は、着色ポリプロピレンフィルムから構成される。着色ポリプロピレンフィルムからなる基材層1は、ポリプロピレン樹脂に着色のために無機顔料が混合していると共に、ナノサイズの造核剤を含有する。本実施形態では、造核剤は、外膜で包含されてベシクル化した造核剤ベシクルの状態でポリプロピレン樹脂に添加される。
その基材層1は、マルテンス硬さが30N/mm2以上100N/mm2以下であり、基材層1の厚さが20μm以上55μm以下となっている。
基材層1を構成するポリプロピレン樹脂は、その50質量%以上100質量%以下が、アイソタクチックペンタッド分率(mmmm分率)が95%以上の高結晶性ホモポリプロピレン樹脂であることが好ましい。
必要に応じて、基材層1の一方の面に絵柄層2を形成(積層)して、意匠性を向上させても良い。
また、化粧シート10は、基材層1の一方の面側に、透明樹脂層3及びトップコート層4の少なくとも1方の層が積層していても良い、図2に例示した化粧シート10は、化粧シート10の一方の面に、絵柄層2、透明樹脂層3及びトップコート層4がこの順に積層した例である。透明樹脂層3又はトップコート層4の一方が省略されていても良い。また、絵柄層2を省略しても良い。
ここで、透明樹脂層3及びトップコート層4の少なくとも一方の層には、意匠性の要求によっては、エンボスによる凹凸形状を付与しても良い。更に、耐傷性などの要求から、透明樹脂層3及びトップコート層4の少なくとも一方の層を複数層積層することも可能であり、その他、公知の他の層を配置する構成としてもよい。
化粧シート10と基板Bとの間に、適宜、プライマー層や隠蔽層などを設けても良い。
本実施形態の化粧シート10の引張弾性率、特に基材層1単体の引張弾性率の範囲が、700MPa以上2000MPa以下であることが好ましい。引張弾性率が700MPa未満の場合、印刷加工時の不具合を抑制することができないおそれがある。引張弾性率が2000MPaを超える場合、結晶性が高すぎるため、造核剤ベシクルを用いた場合でも、曲げ加工において白化や割れといった不具合が生じてしまうおそれがある。引張弾性率の好適な範囲は1000MPa以上、1800MPa以下である。この範囲とすることで、印刷加工時の不具合、耐傷性、曲げ加工について、それぞれ優れた状態で両立することができる。
<基材層1>
基材層1は、着色ポリプロピレンフィルムからなる。着色ポリプロピレンフィルムは、ポリプロピレン樹脂を主原料とし、そのポリプロピレン樹脂に無機顔料が混合されて着色されている。
更に、基材層1に、結晶性を上げるためにナノサイズの造核剤が添加されている。本実施形態では、ナノサイズの造核剤が、造核剤ベシクルの状態で添加される。
ポリプロピレン樹脂は、後述する高結晶性ホモポリプロピレンを用いることが好ましいが、高結晶性ホモポリプロピレンに限定されない。曲げ加工などの加工性をより重視する用途においては、高結晶性ホモポリプロピレンに対し、所定の範囲内でエチレンコンテンツを有するランダムポリプロピレン樹脂や公知の非晶性ポリプロピレン樹脂を混合することができる。
着色ポリプロピレンフィルムからなる基材層1のマルテンス硬さを、30N/mm2以上100N/mm2以下に調整する。
基材層1のマルテンス硬さの好適な範囲は50N/mm2以上80N/mm2以下である。この範囲とすることで、印刷加工時の不具合、耐傷性、曲げ加工について、それぞれ優れた状態で両立することができる。
また、着色ポリプロピレンフィルムからなる基材層1の厚さは、20μm以上55μm以下であることが重要である。
基材層1の厚さのより好適な範囲は、30μm以上45μm以下である。この範囲であれば、印刷加工時の不具合、耐傷性、曲げ加工を十分な余裕を持って両立ができると共に、不燃性試験においても不燃基材に特に制限なく、不燃性を合格にすることができる。
ポリプロピレン樹脂の結晶化温度は、一般的に100〜130℃の範囲内とされており、造核剤を添加すると110〜140℃の範囲内とされる。本実施形態の化粧シート10における着色ポリプロピレンフィルムにおいては、この範囲内にある結晶化温度から硬化完了温度までの冷却時間を、公知の冷却プロセスによる制御で行うことによって、マルテンス硬さを30N/mm2以上100N/mm2以下に調整している。また、アイソタクチックペンタッド分率(mmmm分率)が95%未満のポリプロピレン樹脂を用いた場合、結晶性が不足するため、冷却プロセスをコントロールしてもマルテンス硬さが好適な範囲より低くなってしまう。また、高結晶性ホモポリプロピレン樹脂が50%未満の場合も同様に、結晶性が不足するため、冷却プロセスをコントロールしてもマルテンス硬さが好適な範囲より低くなってしまう。
無機顔料は、隠蔽性を付与するための酸化チタンに代表される公知の無機顔料を用いることができる。着色用の無機顔料としては、鉄−亜鉛、クロム−アンチモン、鉄−アルミなどの複合酸化物、酸化鉄などが挙げられるが、これらは所望の色によって自由に配合を調整されるものである。また、無機顔料として、アルミフレークやパール顔料といった光輝材も添加することができる。カーボンブラックのような有機顔料を併用しても構わない。
更に、分散性の向上や、押出適正を改善するために脂肪酸金属塩などの添加剤を加えても構わない。
また、基材層1はナノサイズの造核剤を含んでいる。ナノサイズの造核剤は、単層膜の外膜を具備するベシクルに内包された、造核剤ベシクルの形でポリプロピレン樹脂に添加されて使用される。基材層1は造核剤を含むため結晶化度を向上でき、基材層1の耐擦傷性(耐傷性)を向上することができる。なお、本実施形態において、基材層1を構成する樹脂中の造核剤は、当該造核剤の一部を露出させた状態で、ベシクルに内包されていてもよい。
ナノサイズの造核剤は、平均粒径が可視光の波長領域の1/2以下であることが好ましく、具体的には、可視光の波長領域が400nm以上750nm以下であるので、平均粒径が375nm以下であることが好ましい。
本実施形態の化粧シート10を構成する、着色ポリプロピレンフィルムからなる基材層1は、主成分としてのポリプロピレン樹脂100質量部に対して造核剤添加量に換算して0.05質量部以上0.5質量部以下、好ましくは、0.1質量部以上0.3質量部以下の造核剤ベシクルが添加されていることが好ましい。造核剤ベシクルの添加量が0.05質量部未満の場合、結晶化度が十分に向上せず、必要な弾性率(硬度)に達しないおそれがある。また、0.5質量部を超える添加量の場合、結晶核が過多のため球晶成長が逆に阻害され、結果的に結晶化度が十分に向上せず、必要な弾性率(硬度)に達しないおそれがある。
なお、造核剤ベシクルは、Bangham法、エクストルージョン法、水和法、界面活性剤透析法、逆相蒸発法、凍結融解法、超臨界逆相蒸発法などによって調製することができる。その中でも特に超臨界逆相蒸発法が好ましい。
本明細書では、外膜がリン脂質のような生体脂質を含む物質から構成される造核剤ベシクルを、造核剤リポソームと称する。
外膜を構成するリン脂質としては、例えば、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジン酸、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、カルジオピン、黄卵レシチン、水添黄卵レシチン、大豆レシチン、水添大豆レシチン等のグリセロリン脂質、スフィンゴミエリン、セラミドホスホリルエタノールアミン、セラミドホスホリルグリセロール等のスフィンゴリン脂質が挙げられる。
造核剤としては、樹脂が結晶化する際に結晶化の起点となる物質であれば特に限定するものではない。造核剤としては、例えば、リン酸エステル金属塩、安息香酸金属塩、ピメリン酸金属塩、ロジン金属塩、ベンジリデンソルビトール、キナクリドン、シアニンブルー及びタルク等が挙げられる。特に、ナノ化処理の効果を最大限に得るべく、非溶融型で良好な透明性が期待できるリン酸エステル金属塩、安息香酸金属塩、ピメリン酸金属塩、ロジン金属塩を用いることが好ましいが、ナノ化処理によって材料自体の透明化が可能な場合には、有色のキナクリドン、シアニンブルー、タルクなども用いることができる。また、非溶融型の造核剤に対して、溶融型のベンジリデンソルビトールを適宜混合して用いるようにしてもよい。
ここで、上記構成の造核剤ベシクルが、透明樹脂層3やトップコート層4にも含有させていても良い。
着色ポリプロピレンフィルム1の表面には、化粧シート10に柄模様を付加するための絵柄層2を設けることができる。柄模様としては、木目模様、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、皮絞模様、幾何学図形等を用いることができる。
更に、基材層1と絵柄層2との間には、目的とする意匠の程度に応じて下地ベタインキ層(不図示)を設けるようにしてもよい。下地ベタインキ層は、基材層1の全面を被覆するようにして設けられる。また、下地ベタインキ層は、隠蔽性等、必要に応じて2層以上の多層としてもよい。更に、絵柄層2は、求められる意匠を表現するために必要な分版の数だけ積層して形成してもよい。このように、絵柄層2と下地ベタインキ層とは、求められる意匠、つまり、表現したい意匠に応じて様々な組み合わせとなるが、特に限定されるものではない。
ここで、下地ベタインキ層及び絵柄層2は、グラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法、静電印刷法、インクジェット印刷法等の各種印刷方法によって形成することができる。また、下地ベタインキ層は、基材層1の全面を被覆しているため、ロールコート法、ナイフコート法、マイクログラビアコート法、ダイコート法等の各種コーティング方法によっても形成することができる。これらの印刷方法、コーティング方法は、形成する層によって別々に選択してもよいが、同じ方法を選択して一括加工することが効率的である。
透明樹脂層3の主成分として用いる樹脂材料は、オレフィン系樹脂からなることが好適であり、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブテンなどの他に、αオレフィン(例えば、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイコセン、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、3−エチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセン、4、4−ジメチル−1−ペンテン、4−エチル−1−ヘキセン、3−エチル−1−ヘキセン、9−メチル−1−デセン、11−メチル−1−ドデセン、12−エチル−1−テトラデセンなど)を単独重合あるいは2種類以上を共重合させたものや、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合体、エチレン・メチルメタクリレート共重合体、エチレン・エチルメタクリレート共重合体、エチレン・ブチルメタクリレート共重合体、エチレン・メチルアクリレート共重合体、エチレン・エチルアクリレート共重合体、エチレン・ブチルアクリレート共重合体などのように、エチレン又はαオレフィンとそれ以外のモノマーとを共重合させたものが挙げられる。また、化粧シート10の表面強度の向上を図る場合には、基材層1と同様に高結晶性のポリプロピレンを用いることが好ましい。
透明樹脂層3を設ける場合、透明樹脂層3の層厚は50μm以上100μm以下が好ましい。50μm未満の場合、透明樹脂層3表面の耐傷性の向上効果が低く、透明樹脂層3を設ける意義が少なくなってしまう。100μmを超える場合、単位面積当たりの有機物量が多くなってしまい、不燃規格の適合が困難となってしまうおそれがある。
もっとも、透明樹脂層3の上にトップコート層4を設ける場合には、透明樹脂層3の層厚は50μm未満としても良い。
なお、透明樹脂層3を構成する樹脂組成物には、必要に応じて熱安定剤、光安定剤、ブロッキング防止剤、触媒捕捉剤、着色剤、光散乱剤及び艶調整剤などの各種機能性添加剤を含有させてもよい。これらの各種機能性添加剤は、周知のものから適宜選択して用いることができる。
更なる耐傷性の向上や艶の調整が必要な場合は、透明樹脂層3の表面にトップコート層4を設けることができる。
トップコート層4の主成分の樹脂材料としては、ポリウレタン系、アクリルシリコン系、フッ素系、エポキシ系、ビニル系、ポリエステル系、メラミン系、アミノアルキッド系、尿素系などの樹脂材料から適宜選択して用いることができる。樹脂材料の形態は、水性、エマルジョン、溶剤系など特に限定されるものではない。硬化法についても1液タイプ、2液タイプ、紫外線硬化法など適宜選択して行うことができる。
トップコート層4の層厚は3μm以上15μm以下が好ましい。3μm未満の場合、耐傷性の向上効果が低く、トップコート層4を設ける意義が少なくなってしまう。15μmを超える場合、曲げ加工時においてクラックや割れが生じてしまい、意匠上の問題や耐候性が悪化する問題が発生する。
化粧シート10の製造例について説明する。
ベシクルに造核剤を内包させて当該造核剤をベシクル化してなる造核剤ベシクルを作製し、作製した造核剤ベシクルを、無機顔料と共にポリプロピレン樹脂に添加して基材層用の樹脂材料を作製する。
造核剤ベシクルは、例えば、超臨界逆相蒸発法によって単層膜を具備するベシクルに上記造核剤を内包させてベシクル化することで作製する。
使用するポリプロピレン樹脂は、その50質量%以上100質量%以下に、アイソタクチックペンタッド分率(mmmm分率)が95%以上の高結晶性ホモポリプロピレン樹脂を使用することが好ましい。
このとき、結晶化温度から硬化完了温度までの冷却時間を公知の調整方法で調整することで、当該基材層1のマルテンス硬さを30N/mm2以上100N/mm2以下に制御する。
更に、必要に応じて、基材層1の上面に絵柄層2を印刷によって形成し、その上に透明樹脂層3及びトップコート層4の少なくとも1方の層を印刷によって形成する。
このとき、透明樹脂層3の厚さを50μm以上100μm以下の範囲とし、トップコート層4の厚さを3μm以上15μm以下の範囲とし、化粧シート10の総厚を140μm以下とすることが好ましい。
(1)本実施形態の化粧シート10は、無機顔料をポリプロピレン樹脂に混合してなる着色ポリプロピレンフィルムからなる基材層1を有し、基材層1はナノサイズの造核剤を含有し、その造核剤は、外膜で包含されてベシクル化した造核剤ベシクルの状態で添加され、基材層1は、マルテンス硬さが30N/mm2以上100N/mm2以下であり、基材層1の厚さが20μm以上55μm以下である。
この構成によれば、ポリプロピレンの結晶化度を向上させる造核剤をベシクル化して造核剤ベシクルとして添加し、更にマルテンス硬さ及び膜厚を最適化することで、印刷加工適性(伸びにくさ等)及び耐傷性と曲げ加工性の両立、更には、不燃性と、印刷加工適性(伸びにくさ等)及び耐傷性の両立が可能な化粧シート10を提供することが出来る。
この構成によれば、より確実にマルテンス硬さを30N/mm2以上、100N/mm2以下に調整可能となる。
(3)本実施形態の化粧シート10は、基材層1への造核剤ベシクルの添加量が、ポリプロピレン樹脂100質量部に対し、造核剤ベシクル中の造核剤に換算して0.05質量部以上0.5質量部以下であることが好ましい。
この構成によれば、基材層1を構成する着色ポリプロピレンの結晶化度が十分に向上し、確実に必要な弾性率(硬度)を確保できるようになる。
この構成によれば、基材層1の主成分である樹脂材料とベシクルとの相溶性を良好なものとすることができる。
(5)本実施形態の化粧シート10は、基材層1の一方の面に絵柄層2を積層されていることが好ましい。
この構成によれば、化粧シート10の意匠性を向上させることが出来る。
(6)本実施形態の化粧シート10は、基材層1の一方の面側に、透明樹脂層3及びトップコート層4の少なくとも1方の層が積層し、化粧シート10の総厚が140μm以下であることが好ましい。
この構成によれば、化粧シート10が透明樹脂層3及びトップコート層4を有していても、化粧シート10に不燃性を付与可能となる。
(造核剤ベシクルの製造方法)
まず、本実施例において用いた造核剤リポソームの製造方法を説明する。
造核剤リポソームは、前述の超臨界逆相蒸発法を用いて、メタノール100質量部、造核剤としてのリン酸エステル金属塩系造核剤(アデカスタブNA−21;ADEKA社製)70質量部、ベシクルの外膜を構成するリン脂質としてのホスファチジルコリン5質量部を60℃に保たれた高圧ステンレス容器に入れて密閉し、圧力が20MPaになるように当該容器内に二酸化炭素を注入して超臨界状態とする。その後、当該容器内を激しく攪拌するとともに、イオン交換水100質量部を注入する。温度と圧力を超臨界状態に保ちながら更に15分間攪拌混合後、二酸化炭素を容器から排出して大気圧に戻すことでリン脂質からなる単層膜の外膜を具備するベシクルに造核剤を内包する造核剤ベシクルを得た。
着色ポリプロピレンフィルムの原料として、ペンタッド分率が97.8%、メルトフローレート(MFR)が15g/10min(230℃)、分子量分布MWD(Mw/Mn)が2.3の高結晶性ホモポリプロピレン樹脂78質量部に対し、無機顔料として酸化チタン顔料6質量部、クロム−アンチモン複合酸化物顔料16質量部、上述の造核剤ベシクルを造核剤として0.05質量部となるように添加して、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ20μmの着色ポリプロピレンフィルムからなる基材層1を製膜した。
(実施例2)
上述の造核剤ベシクルを造核剤として0.5質量部となるように添加した以外は実施例1と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ20μmの基材層1を製膜した。
着色ポリプロピレンフィルムの原料として、ペンタッド分率が97.8%、メルトフローレート(MFR)が15g/10min(230℃)、分子量分布MWD(Mw/Mn)が2.3の高結晶性ホモポリプロピレン樹脂39質量部に対し、エチレン成分を4%配合したメルトフローレート(MFR)が12g/10min(230℃)のランダムポリプロピレン樹脂39部、無機顔料として酸化チタン顔料6質量部、クロム−アンチモン複合酸化物顔料16質量部、上述の造核剤ベシクルを造核剤として0.05質量部となるように添加して、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ20μmの着色ポリプロピレンフィルムからなる基材層1を製膜した。
上述の造核剤ベシクルを造核剤として0.5質量部となるように添加した以外は実施例1と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ20μmの基材層1を製膜した。
(実施例5)
実施例1と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ55μmの基材層1を製膜した。
(実施例6)
実施例2と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ55μmの基材層1を製膜した。
(実施例7)
実施例3と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ55μmの基材層1を製膜した。
(実施例8)
実施例4と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ55μmの基材層1を製膜した。
実施例1と同様に作成した、厚さ20μmの基材層1に対し、一方の面にコロナ処理を施して表面の濡れ張力を40dyn/cm以上とした。続いて、ペンタッド分率が97.8%、メルトフローレート(MFR)が15g/10min(230℃)、分子量分布MWD(Mw/Mn)が2.3の高結晶性ホモポリプロピレン樹脂を、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ70μmの透明樹脂層3を作成し、その両面にコロナ処理を施して表面の濡れ張力を40dyn/cm以上とした。
続いて、基材層1のコロナ処理を施した面に対して、2液硬化型ウレタンインキ(V180;東洋インキ製造(株)製)にて絵柄印刷を行って絵柄層2を形成した。更に、絵柄層2の表面に対して、上記透明樹脂層3をドライラミネート用接着剤(タケラックA540;三井化学社製、塗布量2g/m2)からなる接着剤層を介してドライラミネート法により貼り合わせた。次に、透明樹脂層3の表面に対してエンボス用の金型ロールを用いてエンボス模様を形成した後、当該エンボス模様を覆うように2液硬化型ウレタントップコート(W184;DICグラフィックス社製、塗布量3g/m2)を塗布してトップコート層4を形成し化粧シート10を得た。
実施例2と同様に作成した、厚さ20μmの基材層1に対し、実施例9と同様に透明樹脂層3及びトップコート層4を形成し、化粧シート10を得た。
(実施例11)
実施例3と同様に作成した、厚さ20μmの基材層1に対し、実施例9と同様に透明樹脂層3及びトップコート層4を形成し、化粧シート10を得た。
(実施例12)
実施例4と同様に作成した、厚さ20μmの基材層1に対し、実施例9と同様に透明樹脂層3及びトップコート層4を形成し、化粧シート10を得た。
実施例5と同様に作成した、厚さ55μmの基材層1に対し、実施例9と同様に透明樹脂層3及びトップコート層4を形成し、化粧シート10を得た。
(実施例14)
実施例6と同様に作成した、厚さ55μmの基材層1に対し、実施例9と同様に透明樹脂層3及びトップコート層4を形成し、化粧シート10を得た。
(実施例15)
実施例7と同様に作成した、厚さ55μmの基材層1に対し、実施例9と同様に透明樹脂層3及びトップコート層4を形成し、化粧シート10を得た。
(実施例16)
実施例8と同様に作成した、厚さ55μmの基材層1に対し、実施例9と同様に透明樹脂層3及びトップコート層4を形成し、化粧シート10を得た。
上述の造核剤ベシクルではなく、処理していない造核剤を用いた以外は実施例1と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ20μmの基材層1を製膜した。
(比較例2)
上述の造核剤ベシクルではなく、処理していない造核剤を用いた以外は実施例2と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ20μmの基材層1を製膜した。
(比較例3)
上述の造核剤ベシクルではなく、処理していない造核剤を用いた以外は実施例3と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ20μmの基材層1を製膜した。
上述の造核剤ベシクルではなく、処理していない造核剤を用いた以外は実施例4と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ20μmの基材層1を製膜した。
(比較例5)
上述の造核剤ベシクルではなく、処理していない造核剤を用いた以外は実施例5と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ55μmの基材層1を製膜した。
(比較例6)
上述の造核剤ベシクルではなく、処理していない造核剤を用いた以外は実施例6と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ55μmの基材層1を製膜した。
上述の造核剤ベシクルではなく、処理していない造核剤を用いた以外は実施例7と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ55μmの基材層1を製膜した。
(比較例8)
上述の造核剤ベシクルではなく、処理していない造核剤を用いた以外は実施例8と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ55μmの基材層1を製膜した。
(比較例9)
比較例2と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ60μmの基材層1を製膜した。その後、実施例9と同様に透明樹脂層3及びトップコート層4を形成し、化粧シート10を得た。
実施例2と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ60μmの基材層1を製膜した。その後、実施例9と同様に透明樹脂層3及びトップコート層4を形成し、化粧シート10を得た。
(比較例11)
実施例2と同様に、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ15μmの基材層1を製膜した。
着色ポリプロピレンフィルムの原料として、ペンタッド分率が97.8%、メルトフローレート(MFR)が15g/10min(230℃)、分子量分布MWD(Mw/Mn)が2.3の高結晶性ホモポリプロピレン樹脂31.2質量部に対し、エチレン成分を4%配合したメルトフローレート(MFR)が12g/10min(230℃)のランダムポリプロピレン樹脂46.8部、無機顔料として酸化チタン顔料6質量部、クロム−アンチモン複合酸化物顔料16質量部、上述の造核剤ベシクルを造核剤として0.5質量部となるように添加して、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ20μmの着色ポリプロピレンフィルムからなる基材層1を製膜した。
着色ポリプロピレンフィルムの原料として、ペンタッド分率が97.8%、メルトフローレート(MFR)が15g/10min(230℃)、分子量分布MWD(Mw/Mn)が2.3の高結晶性ホモポリプロピレン樹脂39質量部に対し、エチレン成分を4%配合したメルトフローレート(MFR)が12g/10min(230℃)のランダムポリプロピレン樹脂39部、無機顔料として酸化チタン顔料6質量部、クロム−アンチモン複合酸化物顔料16質量部、上述の造核剤ベシクルを造核剤として1.0質量部となるように添加して、溶融押出機を用いて押出成形して厚さ20μmの着色ポリプロピレンフィルムからなる基材層1を製膜した。
以上の実施例1〜16、比較例1〜13について、マルテンス硬さの測定、引張弾性率の測定、印刷不具合、耐傷性、曲げ加工適正、及び不燃性の評価を行った。
<マルテンス硬さ>
ISO14577に準拠したマルテンス硬さ測定装置(フィッシャースコープHM2000;株式会社フィッシャー・インストルメンツ)を用いて測定を行った。サンプルは、測定時に基材層1以外の積層された樹脂層の影響を避けるために化粧シート10の断面から行った。具体的には、化粧シート10を冷間硬化タイプのエポキシ樹脂やUV硬化樹脂などの樹脂に包埋して十分に硬化させた後、化粧シート10の断面が現れるように切断して機械研磨を施すことにより測定面を得た。具体的な測定方法は、各サンプルの測定面における基材層1に対して圧子を押し込み、その押し込み深さと荷重からマルテンス硬さを算出する。測定条件は、試験力10mN、試験力負荷所要時間10秒、試験力保持時間5秒として測定を行った。算出した各サンプルのマルテンス硬さは表1に示す通りである。
引張弾性率の測定は、(株)島津製作所製オートグラフ(AGS−500NX)を用い、引張速度を50mm/minとして引張試験を実施し、引張弾性率を算出した。
<印刷不具合>
絵柄層2をグラビア印刷機を用いてグラビア印刷により形成し、その際、基材層1が張力により伸びて、各色の積層時に見当がずれる不具合を印刷不具合として評価した。
全く見当調整不要な場合を「◎」、自動見当調整により簡便に調整可能な場合は「○」、見当調整に注意を要する場合は「△」、見当調整が不可能で印刷継続が不可能な場合を「×」とした。また、印刷中のフィルムが高い頻度で破断し、量産性に問題がある場合も「×」とした。なお、「△」以上の評価であれば印刷加工としては問題ない。
耐傷性については、鉛筆硬度試験を実施して評価した。鉛筆硬度試験においては、3Bの鉛筆を用い、化粧シート10に対して鉛筆の角度を45±1°に固定して、当該鉛筆に750kgの荷重を付加した状態でスライドさせて化粧シート10の表面状態を観察した。(旧JIS規格 JISK5400に準拠)。試験は5回実施し、鉛筆の傷、跡について評価を行った。
全く傷や跡の見られない場合を「◎」、僅かに鉛筆の跡が見える場合を「○」、鉛筆の跡が見える場合を「△」、鉛筆の傷や着色ポリプロピレンフィルムの破れが見える場合を「×」とした。
なお、「○」以上の評価であれば、実用上の問題はない。また、「△」以上の評価であれば、例えば家具や人の触れない高い位置の垂直面などの用途に限定されるものの、問題は発生しない。「○」以上の評価であることが好ましい。
曲げ加工適性試験においては、基材層1として中質繊維板(MDF)の一方の面に対して、上記の方法により得られた実施例1〜16及び比較例1〜13の各化粧シート10をウレタン系の接着剤を用いて貼り付け、基材層1の他方の面に対して、反対側の化粧シート10にキズが付かないようにV型の溝を基材層1と化粧シート10とを貼り合わせている境界まで入れる。次に、化粧シート10の面が山折りとなるように基材層1を当該V型の溝に沿って90度まで曲げ、化粧シート10の表面の折れ曲がった部分に白化や亀裂などが生じていないかを光学顕微鏡を用いて観察し、曲げ加工性の状態について評価を行った。
白化や亀裂などが全く見られない場合を「◎」、一部に僅かに白化が見える場合を「○」、一部に白化が見える場合を「△」、全面に白化が見えるか一部に亀裂が見える場合を「×」とした。なお、「△」以上の評価であれば、実用上問題ない。
実施例1〜16及び比較例1〜13の各化粧シート10を用いて、ISO5660−1に準拠したコーンカロリーメータ試験機による発熱性試験を実施した。不燃性は、建築基準法施行令第108条の2第1号及び第2号の規定を満足したか否かで判定した。
合格を「○」、不合格を「×」と表記した。
これらの評価結果を表1に示す。
ここで比較例11では、自動見当調整は可能であったものの、印刷中のフィルムが高い頻度で破断してしまい、製品を作ることができなかった。これは、マルテンス硬さ及び引張弾性率は十分だったものの、厚さが小さすぎたため、印刷中の張力変動にフィルムが耐えられず、破断する頻度が高まってしまったものと考えられる。
なお、本発明の化粧シート10は、上記の実施形態及び実施例に限定されるものではなく、発明の特徴を損なわない範囲において種々の変更が可能である。
1 基材層
2 絵柄層
3 透明樹脂層
4 トップコート層
B 基板
Claims (11)
- 無機顔料をポリプロピレン樹脂に混合してなる着色ポリプロピレンフィルムからなる基材層を有し、上記基材層は無機顔料を含有するポリプロピレン樹脂に対し、単層膜の外膜を具備するベシクルにナノサイズの造核剤が内包された造核剤ベシクルを添加して形成し、上記基材層のマルテンス硬さが30N/mm2以上100N/mm2以下であり、上記基材層の厚さが20μm以上55μm以下であることを特徴とする化粧シート。
- 上記ポリプロピレン樹脂の50質量%以上100質量%以下が、アイソタクチックペンタッド分率(mmmm分率)が95%以上の高結晶性ホモポリプロピレン樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載した化粧シート。
- 上記造核剤ベシクルの添加量が、ポリプロピレン樹脂100質量部に対し、造核剤ベシクル中の造核剤に換算して0.05質量部以上0.5質量部以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した化粧シート。
- 上記造核剤ベシクルが、リン脂質からなる外膜を備える造核剤リポソームであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した化粧シート。
- 上記基材層の一方の面に絵柄層を積層されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載した化粧シート。
- 上記基材層の一方の面側に、透明樹脂層及びトップコート層の少なくとも1方の層が積層され、
化粧シートの総厚が140μm以下であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載した化粧シート。 - 上記造核剤ベシクルは、超臨界逆相蒸発法によって単層膜を具備するベシクルに上記造核剤を内包させてベシクル化したものであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載した化粧シート。
- 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載した化粧シートの製造方法であって、
ベシクルに造核剤を内包させて当該造核剤をベシクル化してなる造核剤ベシクルを作製し、
ポリプロピレン樹脂に無機顔料及び上記作製した造核剤ベシクルを添加した樹脂材料から、マルテンス硬さが30N/mm2以上100N/mm2以下であり、厚さが20μm以上55μm以下の上記基材層を作製することを特徴とする化粧シートの製造方法。 - 上記ポリプロピレン樹脂の50質量%以上100質量%以下に、アイソタクチックペンタッド分率(mmmm分率)が95%以上の高結晶性ホモポリプロピレン樹脂を使用することを特徴とする請求項8に記載した化粧シートの製造方法。
- 上記基材層を製造する際に、結晶化温度から硬化完了温度までの冷却時間を調整することで、当該基材層のマルテンス硬さを30N/mm2以上100N/mm2以下に制御することを特徴とする請求項9に記載した化粧シートの製造方法。
- 上記基材層の一方の面側に、透明樹脂層及びトップコート層の少なくとも1方の層を積層し、
上記透明樹脂層及びトップコート層を設ける場合、上記透明樹脂層の厚さを50μm以上100μm以下の範囲とし、上記トップコート層の厚さを3μm以上15μm以下の範囲とし、化粧シートの総厚を140μm以下とすることを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載した化粧シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018121292A JP7035846B2 (ja) | 2018-06-26 | 2018-06-26 | 化粧シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018121292A JP7035846B2 (ja) | 2018-06-26 | 2018-06-26 | 化粧シート及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020001226A true JP2020001226A (ja) | 2020-01-09 |
JP7035846B2 JP7035846B2 (ja) | 2022-03-15 |
Family
ID=69098151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018121292A Active JP7035846B2 (ja) | 2018-06-26 | 2018-06-26 | 化粧シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7035846B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6879423B1 (ja) * | 2020-10-19 | 2021-06-02 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧材 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06198831A (ja) * | 1993-01-06 | 1994-07-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
JP2016132172A (ja) * | 2015-01-20 | 2016-07-25 | 株式会社トッパン・コスモ | 化粧シート |
JP2016168830A (ja) * | 2014-11-11 | 2016-09-23 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート |
JP2017047573A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート |
-
2018
- 2018-06-26 JP JP2018121292A patent/JP7035846B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06198831A (ja) * | 1993-01-06 | 1994-07-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
JP2016168830A (ja) * | 2014-11-11 | 2016-09-23 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート |
JP2016132172A (ja) * | 2015-01-20 | 2016-07-25 | 株式会社トッパン・コスモ | 化粧シート |
JP2017047573A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6879423B1 (ja) * | 2020-10-19 | 2021-06-02 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧材 |
JP6892032B1 (ja) * | 2020-10-19 | 2021-06-18 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧材 |
JP2022067036A (ja) * | 2020-10-19 | 2022-05-02 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧材 |
JP2022066956A (ja) * | 2020-10-19 | 2022-05-02 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7035846B2 (ja) | 2022-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6861941B2 (ja) | 化粧シートおよび化粧シートの製造方法 | |
JP6650706B2 (ja) | 化粧シートおよび化粧シートの製造方法 | |
JP6622468B2 (ja) | 化粧シートおよび化粧シートの製造方法 | |
JP6563233B2 (ja) | 化粧シートおよび化粧シートの製造方法 | |
WO2021246470A1 (ja) | 化粧シート | |
JP2016132172A (ja) | 化粧シート | |
JP2016190466A (ja) | 化粧シート | |
JP2017019134A (ja) | 化粧シート | |
JP7322381B2 (ja) | 化粧シート及びその製造方法 | |
JP2016221745A (ja) | 化粧シート | |
JP2020001226A (ja) | 化粧シート及びその製造方法 | |
JP6576096B2 (ja) | 化粧シートおよび化粧シートの製造方法 | |
JP7331626B2 (ja) | 化粧シート及びその製造方法 | |
JP7451886B2 (ja) | 化粧シート及びその製造方法 | |
JP7404771B2 (ja) | 化粧シート及びその製造方法 | |
JP2016175363A (ja) | 化粧シート | |
JP7298137B2 (ja) | 化粧シート及びその製造方法 | |
JP7326862B2 (ja) | 着色シート、化粧シート及びその製造方法 | |
JP2017177814A (ja) | 化粧シート及び化粧シートの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210415 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20211028 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220111 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7035846 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |