JP2020001057A - レーザ加工機 - Google Patents

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宏則 冨永
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Abstract

【課題】特定の金属の粉塵と他の金属の粉塵を分別して回収しなければならない場合でも、レーザ加工を行う前の段取り作業を簡略化すること。【解決手段】粉塵ボックス35の第1開口部37側には、第1集塵ダクト67の一端部が接続され、集塵装置49の他の第1開口部59側には、第1集塵ダクト67の他端部が接続されている。粉塵ボックス35の第2開口部39側には、第2集塵ダクト69の一端部が接続され、集塵装置49の他の第2開口部61側には、第2集塵ダクト69の他端部が接続されている。第1切替部材71は、その開閉方向の揺動によって、第1集塵ダクト67の内部を粉塵ボックス35の内部に第1開口部37を介して連通した状態と、粉塵ボックス35の内部から遮断した状態とに切り替える。第2集塵ダクト69の内部を粉塵ボックス35の内部に第2開口部39を介して連通した状態と、粉塵ボックス35の内部から遮断した状態とに切り替える。【選択図】図4

Description

本発明は、ワークのレーザ加工(レーザ切断加工)を行うレーザ加工機に関する。
レーザ加工機は、レーザ加工によって生じた粉塵を回収する粉塵回収システムを備えている。そして、粉塵回収システムの構成について簡単に説明すると、次の通りである。
レーザ加工機におけるワークテーブルの下側には、粉塵を取入れる粉塵ボックスが設けられており、粉塵ボックスの壁部には、開口部が形成されている。また、粉塵ボックスの開口部側には、集塵ダクトの一端部が接続されており、集塵ダクトの他端部には、粉塵を集塵する集塵装置が接続されている。集塵ダクトの内部は、粉塵ボックスの内部及び集塵装置の内部に連通している。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1に示すものがある。
特開平10−277769号公報
ところで、近年、ファイバレーザの普及に伴い、アルミニウムのワークの切断加工にレーザ加工機が用いられることが多くなっている。一方、集塵ダクトの内部においてアルミニウムの粉塵と酸化鉄等の粉塵が混ざると、テルミット反応等による火災発生のリスクが高くなるため、アルミニウムの粉塵を他の金属(特定金属以外の金属)の粉塵と分別する必要がある。また、白金等の高級金属のワークのレーザ加工を行う際には、高級金属の希少性から、高級金属の粉塵を他の金属の粉塵と分別する必要がある。つまり、アルミニウム又は白金等の特定金属の粉塵と他の金属の粉塵を分別及び回収することが必要な場合がある。
そのため、前述の加工した金属を分別及び回収をする場合には、特定金属のワークのレーザ加工を行う前に、集塵ダクトの一端部を粉塵ボックス側から取り外し(離脱させ)、かつ集塵ダクトの他端部を集塵装置側から取り外して、集塵ダクトの内部を清掃することで、別の加工した際の粉塵が混ざらないようにする必要がある。また、特定金属のワークのレーザ加工を行った後であって他の金属のワークのレーザ加工を行う前も、集塵ダクトの内部を清掃する必要がある。その結果、レーザ加工を行う前の段取り作業に多くの時間と手間を要し、レーザ加工機の生産性を高めることとが困難になるという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成からなるレーザ加工機を提供することを目的とする。
本発明の実施態様に係るレーザ加工機は、第1開口部及び第2開口部が形成され、レーザ加工によって生じた粉塵を取入れる粉塵ボックスと、粉塵を集塵する集塵装置と、一端部が前記粉塵ボックスに前記第1開口部を介して接続され、他端部が前記集塵装置に接続された第1集塵ダクトと、一端部が前記粉塵ボックスに前記第2開口部を介して接続され、他端部が前記集塵装置に接続された第2集塵ダクトと、前記第1集塵ダクトを介して前記粉塵ボックス(前記集塵装置の集塵室)と前記集塵装置を連通した状態と、前記第1集塵ダクトを介した前記粉塵ボックスと前記集塵装置の連通を遮断した状態とに切り替える第1切替部材と、前記第2集塵ダクトを介して前記粉塵ボックスと前記集塵装置を連通した状態と、前記第2集塵ダクトを介した前記粉塵ボックスと前記集塵装置の連通を遮断した状態とに切り替える第2切替部材と、を備えている。なお、前記集塵装置は、第1集塵装置と第2集塵装置とに分かれてもよい。
本発明の実施態様では、前記集塵装置に他の第1開口部及び他の第2開口部が形成され、前記第1集塵ダクトの他端部が前記集塵装置の前記他の第1開口部側に接続され、前記第2集塵ダクトの他端部が前記集塵装置の前記他の第2開口部側に接続されてもよい。更に、本発明の実施態様では、前記第1集塵ダクトの内部を前記集塵装置の内部に前記他の第1開口部を介して連通した状態と、前記集塵装置の内部から遮断した状態とに切り替える他の第1切替部材と、前記第2集塵ダクトの内部を前記集塵装置の内部に前記他の第2開口部を介して連通した状態と、前記集塵装置の内部から遮断した状態とに切り替える他の第2切替部材と、を備えてもよい。
本発明の実施態様では、前記粉塵ボックスの内部における前記第1開口部から離隔した位置に設けられ、粉塵を前記第1開口部側へ寄せるようにエアを送風する第1送風手段と、前記粉塵ボックスの内部における前記第2開口部から離隔した位置に設けられ、粉塵を前記第2開口部側へ寄せるようにエアを送風する第2送風手段と、備えてもよい。
本発明の実施態様によると、特定金属のワークのレーザ加工を行う前に、前記第1切替部材によって前記第1集塵ダクトを介して前記粉塵ボックスと前記集塵装置を連通した状態に切り替える。また、前記第2集塵ダクトを介した前記粉塵ボックスと前記集塵装置の連通を遮断した状態に維持しておく。これにより、特定金属のワークのレーザ加工中に、特定金属の粉塵を前記粉塵ボックス及び前記第1集塵ダクトを介して前記集塵装置から回収することができる。
他の金属(特定金属以外の金属)のワークのレーザ加工を行う前に、前記第2切替部材によって前記第2集塵ダクトを介して前記粉塵ボックスと前記集塵装置を連通した状態に切り替える。また、前記第1切替部材によって前記第1集塵ダクトを介した前記粉塵ボックスと前記集塵装置の連通を遮断した状態に切り替える。これにより、他の金属のワークのレーザ加工中に、他の金属の粉塵を前記粉塵ボックス及び前記第2集塵ダクトを介して前記集塵装置から回収することができる。
つまり、前記第1切替部材及び前記第2切替部材の切替動作によって、前記粉塵ボックスから前記集塵装置までの集塵経路を2つに分けることができ、特定金属の粉塵と他の金属の粉末を分別して回収することができる。
本発明によれば、特定金属の粉塵と他の金属の粉塵を分別して回収しなければならない場合でも、レーザ加工を行う前の段取り作業を簡略化して、前記レーザ加工機の生産性を十分に高めることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るレーザ加工機の模式的な平面図であり、図1では、本体フレームの一部を判断している。 図2は、図1におけるII-II線に沿った図である。 図3は、本発明の実施形態に係る粉塵回収システム及びその周辺を示す模式的な平面図である。 図4は、本発明の実施形態に係る粉塵回収システム及びその周辺を示す模式的な斜視図である。 図5は、図3におけるV-V線に沿った拡大断面図である。 図6は、図3におけるVI-VI線に沿った拡大断面図である。 図5は、図3におけるVII-VII線に沿った拡大断面図である。 図8は、図2におけるVIII-VIII線に沿った拡大断面図である。
本発明の実施形態について図1から図8を参照して説明する。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲であって、「設けられる」とは、直接的に設けられることの他に、別部材を介して間接的に設けられることを含む意である。また、本発明の実施形態において、次のように定義する。「X軸方向」とは、図面に矢印等で示す水平方向の1つのことであり、左右方向とも言う。「Y軸方向」とは、図面に矢印等で示す水平方向の1つでかつX軸方向に直交する方向のことであり、前後方向とも言う。また、図面中、「FF」は、前方向、「FR」は、後方向、「L」は、左方向、「R」は、右方向、「U」は、上方向、「D」は、下方向をそれぞれ指している。
図1から図4に示すように、本発明の実施形態に係るレーザ加工機1は、板状のワーク(板金)Wのレーザ加工(レーザ切断加工)を行う加工機である。また、レーザ加工機1は、本体フレーム(加工機本体)3を備えており、本体フレーム3は、X軸方向及びY軸方向に延びた下部フレーム(ベッド)5と、下部フレーム5の上面に設けられた門型の上部フレーム(支持フレーム)7とを有している。上部フレーム7は、Y軸方向に延びた水平部7aを有している。
下部フレーム5の上側には、ワークWをX軸方向へ移動自在に支持するワークテーブル9が設けられている。なお、図示は省略するが、ワークテーブル9は、Wを支持するための複数のフリーボールベアリング又は多数のブラシを有している。
下部フレーム5の上側の右部には、X軸方向に延びたキャリッジベース11が設けられている。また、キャリッジベース11の前側には、キャリッジ13がX軸方向へ移動可能に設けられている。キャリッジ13は、キャリッジベース11の適宜位置に設けられたX軸モータ(図示省略)の駆動によりX軸方向へ移動する。更に、キャリッジ13には、ワークWの端部を把持する複数のクランパ15が設けられている。
上部フレーム7の水平部7aには、スライダ17がY軸方向へ移動可能に設けられている。スライダ17は、上部フレーム7の適宜位置に設けられたY軸モータ(図示省略)の駆動によりY軸方向へ移動する。また、スライダ17には、ワークWに向かってレーザ光を照射するレーザ加工ヘッド19が設けられている。レーザ加工ヘッド19(レーザ加工ヘッド19の照射位置BP)は、Y軸モータの駆動によりスライダ17と一体的にY軸方向へ移動する。レーザ加工ヘッド19は、レーザ光を発振するファイバレーザ発振器又はCO2レーザ発振器等のレーザ発振器(図示省略)に光学的に接続されている。
ワークテーブル9におけるレーザ加工ヘッド19の先端部の移動領域の下方には、レーザ光を通過させるためのレーザ開口部21がY軸方向に沿って形成されている。
前述の構成により、複数のクランパ15によってワークWの端部を把持した状態で、X軸モータの駆動によりキャリッジ13をX軸方向へ移動させると共に、Y軸モータの駆動によりレーザ加工ヘッド19をY軸方向へ移動させる。すると、ワークWをレーザ加工ヘッド19の照射位置BPに対して相対的にX軸方向及びY軸方向に位置決めすることができる。そして、ワークWをX軸方向及びY軸方向に位置決めしながら、レーザ加工ヘッド19からワークWに向かってレーザ光を照射することにより、ワークWに対して所望のレーザ加工を行う。
レーザ加工機1は、レーザ加工によって生じた粉塵等を回収する粉塵回収システム23を備えている。そして、本発明の実施形態に係る粉塵回収システム23の具体的な構成は、以下の通りである。
図3から図7に示すように、ワークテーブル9におけるレーザ開口部21の下側には、粉塵を吸引するための吸引パイプ25が設けられており、吸引パイプ25は、Y軸方向に延びている。吸引パイプ25の下側には、Y軸方向に延びた中間パイプ27が設けられており、中間パイプ27は、吸引パイプ25を介してレーザ開口部21に連通している。
中間パイプ27の下方位置には、スクラップを回収するためのスクラップボックス29が設けられており、スクラップボックス29は、Y軸方向に延びている。スクラップボックス29の一端側(後端側)は、開閉扉31によって開閉可能に構成されている。また、スクラップボックス29の内部の底部には、スクラップを回収するための一対のトレイ33が設けられており、一対のトレイ33は、適宜に連結されている。一対のトレイ33は、スクラップボックス29の一端側を開いた状態において、スクラップボックス29の内部に対して出し入れ可能に構成されている。
スクラップボックス29の上側には、粉塵を取入れる粉塵ボックス35が設けられており、粉塵ボックス35は、Y軸方向に延びている。また、粉塵ボックス35の内部は、スクラップボックス29の内部に連通している。粉塵ボックス35の上側は、中間パイプ27の下側に接続されており、粉塵ボックス35の内部は、中間パイプ27及び吸引パイプ25を介してレーザ開口部21に連通している。更に、粉塵ボックス35の左壁部の後側部分には、第1開口部(入口側の第1開口部)37が形成されており、粉塵ボックス35の左壁部の前側部分には、第2開口部(入口側の第2開口部)39が形成されている。
粉塵ボックス35の左側近傍には、Y軸方向に延びた第1接続パイプ41が配設されている。第1接続パイプ41の基端側(後端側)には、第1中継ダクト(第1中継ボックス)43が設けられており、第1中継ダクト43の上端側(右端側)は、粉塵ボックス35の第1開口部37側に接続されている。また、粉塵ボックス35の左側近傍には、Y軸方向に延びた第2接続パイプ45が配設されている。第2接続パイプ45の基端側(後端側)には、第2中継ダクト(第2中継ボックス)47が設けられており、第2中継ダクト47の上端側(右端側)は粉塵ボックス35の第2開口部39側に接続されている。なお、スクラップボックス29を粉塵ボックス35の一部として捉えてもよい。
図3、図4、及び図8に示すように、粉塵ボックス35から離隔した位置には、粉塵を集塵する集塵装置49が配設されている。集塵装置49は、箱型の集塵装置本体51を有しており、集塵装置本体51の内部は、仕切板53によって排気室55と集塵室57に上下に区画されている。また、集塵装置本体51の左壁部には、他の第1開口部(出口側の第1開口部)59が形成されており、他の第1開口部59は、集塵室57に連通している。集塵装置本体51の右壁部には、他の第2開口部(出口側の第2開口部)61が形成されており、他の第2開口部61は、集塵室57に連通している。更に、図示は省略するが、集塵装置49は、排気室55に設けられかつ空気を外部に排気する排気ファンと、集塵室57に設けられかつ粉塵を捕捉する円筒状の複数のフィルタとを有している。集塵装置49は、集塵室57におけるフィルタの下方に設けられかつ粉塵を回収するための回収ボックスを有している。
集塵装置本体51(集塵装置49)の他の第1開口部59側には、第1接続ボックス63が設けられている。また、集塵装置本体51(集塵装置49)の他の第2開口部61側には、第2接続ボックス65が設けられている。
図3から図6に示すように、第1接続パイプ41の先端側(前端側)には、第1集塵ダクト67の一端部が着脱可能に接続されており、第1接続ボックス63には、第1集塵ダクト67の他端部が着脱可能に接続されている。換言すれば、粉塵ボックス35の第1開口部37と集塵装置49の他の第1開口部59は、第1集塵ダクト67を介して接続されている。
第2接続パイプ45の先端側(前端側)には、第2集塵ダクト69の一端部が着脱可能に接続されており、第2接続ボックス65には、第2集塵ダクト69の他端部が着脱可能に接続されている。換言すれば、粉塵ボックス35の第2開口部39と集塵装置49の他の第2開口部61は、第2集塵ダクト69を介して接続されている。
図3、図4、及び図5に示すように、第1中継ダクト43の上端側の内部には、板状の第1切替部材71がY軸方向に平行な揺動軸心71s周りに開閉方向(開方向・閉方向)へ揺動可能に設けられている。第1切替部材71は、その開閉方向の揺動によって、第1集塵ダクト67の内部を粉塵ボックス35の内部に第1開口部37を介して連通した状態と、粉塵ボックス35の内部から遮断した状態とに切り替える。また、第1中継ダクト43の前壁部には、第1切替部材71を開閉方向へ揺動させる第1切替アクチュエータ(入口側の第1切替アクチュエータ)として第1切替モータ73が設けられている。第1切替アクチュエータとして第1切替モータ73の代わりに、第1揺動シリンダ(図示省略)を用いてもよい。
図3、図4、及び図6に示すように、前述の第1切替部材71の構成と同様に、第2中継ダクト47の上端側の内部には、板状の第2切替部材75がY軸方向に平行な揺動軸心75s周りに開閉方向へ揺動可能に設けられている。第2切替部材75は、その開閉方向の揺動によって、第2集塵ダクト69の内部を粉塵ボックス35の内部に第2開口部39を介して連通した状態と、粉塵ボックス35の内部から遮断した状態とに切り替える。また、第2中継ダクト47の後壁部には、第2切替部材75を開閉方向へ揺動させる第2切替アクチュエータ(入口側の第2切替アクチュエータ)として第2切替モータ77が設けられている。
図3、図4、及び図8に示すように、前述の第1切替部材71の構成と同様に、第1接続ボックス63の内部には、板状の他の第1切替部材79が鉛直な揺動軸心79s周りに開閉方向へ揺動可能に設けられている。他の第1切替部材79は、その開閉方向の揺動によって、第1集塵ダクト67の内部を集塵装置49の集塵室57(集塵装置49の内部)に他の第1開口部59を介して連通した状態と、集塵装置49の集塵室57から遮断した状態とに切り替える。また、第1接続ボックス63の上壁部には、他の第1切替部材79を開閉方向へ揺動させる他の第1切替アクチュエータ(出口側の第1切替アクチュエータ)として他の第1切替モータ81が設けられている。
第2接続ボックス65の内部には、前述の第1切替部材71の構成と同様に、板状の他の第2切替部材83が鉛直な揺動軸心83s周りに開閉方向へ揺動可能に設けられている。他の第2切替部材83は、その揺動によって、第2集塵ダクト69の内部を集塵装置49の集塵室57に他の第2開口部61を介して連通した状態と、集塵装置49の集塵室57から遮断した状態とに切り替える。また、第2接続ボックス65の上壁部には、他の第2切替部材83を開閉方向へ揺動させる他の第2切替アクチュエータ(出口側の第1切替アクチュエータ)として他の第2切替モータ85が設けられている。
図7に示すように、粉塵ボックス35の内部における前側部分(第1開口部37から離隔した位置)には、粉塵を第1開口部37側へ寄せるようにエアを送風する第1送風手段としての第1送風パイプ87が設けられている。第1送風パイプ87は、X軸方向に延びている。第1送風パイプ87には、後方向(第1開口部37側)に向かってエアを噴射する複数(1つのみ図示)の噴射孔89がX軸方向に間隔を置いて形成されている。第1送風パイプ87は、工場設備のエアコンプレッサ等のエア源(図示省略)に接続されている。
粉塵ボックス35の内部における後側部分(第2開口部39から離隔した位置)には、粉塵を第2開口部39側へ寄せるようにエアを送風する第2送風手段としての第2送風パイプ91が設けられている。第2送風パイプ91は、X軸方向に延びている。第2送風パイプ91には、前方向(第2開口部39側)に向かってエアを噴射する複数(1つのみ図示)の噴射孔93がX軸方向に間隔を置いて形成されており、第2送風パイプ91は、エア源に接続されている。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
特定金属(例えばアルミニウム又は白金等)のワークWのレーザ加工を行う前に、第1切替モータ73の駆動により第1切替部材71を開方向へ揺動させることにより、第1集塵ダクト67の内部を粉塵ボックス35の内部に連通した状態に切り替える。他の第1切替モータ81の駆動により他の第1切替部材79を開方向へ揺動させることにより、第1集塵ダクト67の内部を集塵装置49の集塵室57に連通した状態に切り替える。換言すれば、第1集塵ダクト67を介して粉塵ボックス35と集塵室57を連通した状態に切り替える。また、第2切替部材75及び他の第2切替部材83をそれぞれ閉じたままで、第2集塵ダクト69の内部を集塵装置49の集塵室57から遮断した状態を維持しておく。換言すれば、第2集塵ダクト69を介した粉塵ボックス35と集塵室57の連通を遮断した状態に維持しておく。
その後、前述のように、特定金属のワークWをX軸方向及びY軸方向に位置決めしながら、レーザ加工ヘッド19から特定金属のワークWに向かってレーザ光を照射することにより、特定金属のワークWに対して所望のレーザ加工を行う。
特定金属のワークWのレーザ加工中、第1送風パイプ87の複数の噴射孔89から後方向に向かってエアを噴射しながら、集塵装置49の稼動によって特定金属の粉塵を含むエア(周辺空気)を集塵装置49側に吸引して、特定金属の粉末を集塵する。これにより、特定金属の粉塵を粉塵ボックス35及び第1集塵ダクト67等を介して集塵装置49の回収ボックスから回収することができる。
その後、他の金属(例えば軟鋼又はステンレス鋼等)のワークWのレーザ加工を行う前に、第2切替モータ77の駆動により第2切替部材75を開方向へ揺動させることにより、第2集塵ダクト69の内部を粉塵ボックス35の内部に連通した状態に切り替える。他の第2切替モータ85の駆動により他の第2切替部材83を開方向へ揺動させることにより、第2集塵ダクト69の内部を集塵装置49の集塵室57に連通した状態に切り替える。換言すれば、第2集塵ダクト69を介して粉塵ボックス35と集塵室57を連通した状態に切り替える。また、第1切替モータ73の駆動により第1切替部材71を閉方向へ揺動させることにより、第1集塵ダクト67の内部を粉塵ボックス35の内部から遮断した状態に切り替える。他の第1切替モータ81の駆動により他の第1切替部材79を閉方向へ揺動させることにより、第1集塵ダクト67の内部を集塵装置49の集塵室57から遮断した状態に切り替える。換言すれば、第1集塵ダクト67を介した粉塵ボックス35と集塵室57の連通を遮断した状態に切り替える。更に、トレイ33をスクラップボックス29内から引き出して、清掃(粉塵の回収を含む)してスクラップボックス29内に戻しておく。
その後、前述のように、他の金属のワークWをX軸方向及びY軸方向に位置決めしながら、レーザ加工ヘッド19から他のワークWに向かってレーザ光を照射することにより、他のワークWに対して所望のレーザ加工を行う。
他の金属のワークWのレーザ加工中に、第2送風パイプ91の複数の噴射孔93から前方向に向かってエアを噴射しながら、集塵装置49の稼動によって他の金属の粉塵を含むエア(周辺空気)を集塵装置49側に吸引して、他の金属の粉末を集塵する。これにより、他の金属の粉塵を粉塵ボックス35及び第2集塵ダクト69等を介して集塵装置49の回収ボックスから回収することができる。
つまり、第1切替部材71、他の第1切替部材79、第2切替部材75、他の第2切替部材83の切替動作によって、粉塵ボックス35から集塵装置49までの集塵経路を2つに分けることができる。これにより、特定金属の粉塵と他の金属の粉末を分別して混ざり合うことを防止しつつ、容易に回収することができる。
また、前述のように、特定金属のワークWのレーザ加工中、第1送風パイプ87の複数の噴射孔89から後方向に向かってエアを噴射しているため、特定金属の粉塵を第1開口部37側へ寄せることができる。同様に、他の金属のワークWのレーザ加工中に、第1送風パイプ91の複数の噴射孔93から前方向に向かってエアを噴射しているため、他の金属の粉塵を第2開口部39側へ寄せることができる。
本発明の実施形態によれば、前述のように、特定金属と他の金属の加工の切り替えの都度、集塵ダクト67,69内を清掃する必要がなく、特定金属の粉塵と他の金属の粉末を分別することができ、テルミット反応を防止することができる。また、特定の金属の粉塵と他の金属の粉塵を分別及び回収を必要とする場合でも、レーザ加工を行う前の段取り作業を簡略化して、レーザ加工機1の生産性を十分に高めることができる。
また、本発明の実施形態によれば、前述のように、特定金属のワークのレーザ加工中、特定金属の粉塵を第1開口部37側へ寄せることができる。他の金属のワークWのレーザ加工中に、他の金属の粉塵を第2開口部39側へ寄せることができる。そのため、特定金属のワークWのレーザ加工中、特定金属の粉塵の第1集塵ダクト67側への流入を促進して、集塵装置49による特定金属の粉末の集塵効率を高めることができる。他の金属のワークWのレーザ加工中、他の金属の粉塵の第2集塵ダクト69側への流入を促進して、集塵装置49による他の金属の粉末の集塵効率を高めることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限るものでなく、次のように種々の態様で実施可能である。
例えば、第1集塵ダクト67の他端部及び第2集塵ダクト69の他端部を共通の集塵装置49に接続する代わりに、個別の集塵装置に接続してもよい。また、第1切替部材71と他の第1切替部材79の両方を用いる代わりに、第1切替部材71と他の第1切替部材79のうちの片方を用いて、粉塵ボックス35と集塵室57を連通した状態と、粉塵ボックス35と集塵室57の連通を遮断した状態とに切り替えてもよい。同様に、第2切替部材75と他の第2切替部材83の両方を用いる代わりに、第2切替部材75と他の第2切替部材83のうちの片方を用いて、粉塵ボックス35と集塵室57を連通した状態と、粉塵ボックス35と集塵室57の連通を遮断した状態とに切り替えてもよい。
そして、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されるものでない。
1 レーザ加工機
3 本体フレーム(加工機本体)
5 下部フレーム
7 上部フレーム
7a 水平部
9 ワークテーブル
11 キャリッジベース
13 キャリッジ
15 クランパ
17 スライダ
19 レーザ加工ヘッド
21 レーザ開口部
23 粉塵回収システム
25 吸引パイプ
27 中間パイプ
29 スクラップボックス
31 開閉扉
33 トレイ
35 粉塵ボックス
37 第1開口部
39 第2開口部
41 第1接続パイプ
43 第1中継ダクト
45 第2接続パイプ
47 第2中継ダクト
49 集塵装置
51 集塵装置本体
53 仕切板
55 排気室
57 集塵室
59 他の第1開口部
61 他の第2開口部
63 第1接続ボックス
65 第2接続ボックス
67 第1集塵ダクト
69 第2集塵ダクト
71 第1切替部材
71s 揺動軸心
73 第1切替モータ(第1切替アクチュエータ)
75 第2切替部材
75s 揺動軸心
77 第2切替モータ(第2切替アクチュエータ)
79 他の第1切替部材
79s 揺動軸心
81 他の第1切替モータ(他の第1切替アクチュエータ)
83 他の第2切替部材
83s 揺動軸心
85 他の第2切替モータ(他の第2切替アクチュエータ)
87 第1送風パイプ(第1送風手段)
89 噴射孔
91 第2送風パイプ(第2送風手段)
93 噴射孔
BP 照射位置
W ワーク(板金)

Claims (2)

  1. 第1開口部及び第2開口部が形成され、レーザ加工によって生じた粉塵を取入れる粉塵ボックスと、
    粉塵を集塵する集塵装置と、
    一端部が前記粉塵ボックスに前記第1開口部を介して接続され、他端部が前記集塵装置に接続された第1集塵ダクトと、
    一端部が前記粉塵ボックスに前記第2開口部を介して接続され、他端部が前記集塵装置に接続された第2集塵ダクトと、
    前記第1集塵ダクトを介して前記粉塵ボックスと前記集塵装置を連通した状態と、前記第1集塵ダクトを介した前記粉塵ボックスと前記集塵装置の連通を遮断した状態とに切り替える第1切替部材と、
    前記第2集塵ダクトを介して前記粉塵ボックスと前記集塵装置を連通した状態と、前記第2集塵ダクトを介した前記粉塵ボックスと前記集塵装置の連通を遮断した状態とに切り替える第2切替部材と、を備えたことを特徴とするレーザ加工機。
  2. 前記粉塵ボックスの内部における前記第1開口部から離隔した位置に設けられ、粉塵を前記第1開口部側へ寄せるようにエアを送風する第1送風手段と、
    前記粉塵ボックスの内部における前記第2開口部から離隔した位置に設けられ、粉塵を前記第2開口部側へ寄せるようにエアを送風する第2送風手段と、備えたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022192299A3 (en) * 2021-03-08 2022-10-20 Cricut, Inc. Laser crafting apparatus, system, and method

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