JP2020000606A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着時に位置ずれが生じ難く良好なフィット性を有するベルトタイプの吸収性物品を提供する。【解決手段】第1胴回り部(10b)と第2胴回り部(10f)とを備えた本体部(10)と、幅方向において、第1胴回り部(10b)の一方側に接合された第1ベルト部(20L)と、第1胴回り部(10b)の他方側に接合された第2ベルト部(20R)と、を有する吸収性物品(1)であって、第1ベルト部(20L)には、第2ベルト部(20R)に第1ベルト部(20L)を係合させる第1係合部(51)が設けられており、第2胴回り部(10b)には、係合した状態の第1ベルト部(20L)及び第2ベルト部(20R)のうち少なくとも一方に第2胴回り部(10b)を係合させる第2係合部(52)が設けられており、第1ベルト部(20L)及び第2ベルト部(20R)は、幅方向の内側から外側に向かって長手方向の外側に傾斜するように接合されている。【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
従来、吸収性物品としてベルトタイプの使い捨ておむつが知られている。ベルトタイプの使い捨ておむつでは、装着者の腰回り(胴回り)にベルト部を巻き付けて腰回りの輪を形成することにより、装着者の身体におむつ(ベルト部及び本体部)を固定する。例えば、特許文献1には、本体(4)の長手方向の一端側に、一体型の帯状の腰ベルト(10)が接合されたベルトタイプの使い捨ておむつが開示されている。
特表2008−521458号公報
特許文献1のようなベルトタイプの使い捨ておむつを装着する際には、ベルト部を装着者の胴回り(腰回り)に沿って回しこみ、該ベルト部同士を厚さ方向に重ね合わせて面ファスナー等の係合部材を介して係合させることで装着者の胴回りに固定する。しかしながら、このような構成のおむつでは、装着時において上下方向の位置ずれが生じやすい。すなわち、装着者の胴回りにおいてベルト部が上下方向に固定されていないため、例えば、装着者が身体を動かした際に、ベルト部が下方側にずれ落ちやすくなる。この場合、ベルト部がずれ落ちるのに応じて本体部(吸収体)もずれ落ち、装着者の脚回りや鼠蹊部に隙間が生じて尿漏れ等が生じやすくなったり、フィット性が悪化したりするおそれがある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、装着時に位置ずれが生じ難く良好なフィット性を有するベルトタイプの吸収性物品を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
互いに交差する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、前記長手方向の一方側に位置する第1胴回り部と、前記長手方向の他方側に位置する第2胴回り部とを備えた本体部と、前記幅方向において、前記第1胴回り部の一方側に接合された第1ベルト部と、前記第1胴回り部の他方側に接合された第2ベルト部と、を有する吸収性物品であって、前記第1ベルト部には、前記吸収性物品を装着する際に、前記第2ベルト部の非肌側に前記第1ベルト部を係合させる第1係合部が設けられており、前記第2胴回り部には、前記吸収性物品を装着する際に、係合した状態の前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部のうち少なくとも一方の非肌側に前記第2胴回り部を係合させる第2係合部が設けられており、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部は、それぞれ前記幅方向の内側から外側に向かって前記長手方向の外側に傾斜するように前記第1胴回り部に接合されている、ことを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、装着時に位置ずれが生じ難く良好なフィット性を有するベルトタイプの吸収性物品を提供することができる。
おむつ1の展開平面図及び断面図である。 図2A〜図2Cは、おむつ1の装着方法について説明する概略斜視図である。 ベルト部20の詳細な構成について説明する拡大平面図である。 おむつ1を梱包する際の一例について説明する図である。 おむつ1の変形例の展開平面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに交差する長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、前記長手方向の一方側に位置する第1胴回り部と、前記長手方向の他方側に位置する第2胴回り部とを備えた本体部と、前記幅方向において、前記第1胴回り部の一方側に接合された第1ベルト部と、前記第1胴回り部の他方側に接合された第2ベルト部と、を有する吸収性物品であって、前記第1ベルト部には、前記吸収性物品を装着する際に、前記第2ベルト部の非肌側に前記第1ベルト部を係合させる第1係合部が設けられており、前記第2胴回り部には、前記吸収性物品を装着する際に、係合した状態の前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部のうち少なくとも一方の非肌側に前記第2胴回り部を係合させる第2係合部が設けられており、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部は、それぞれ前記幅方向の内側から外側に向かって前記長手方向の外側に傾斜するように前記第1胴回り部に接合されている、ことを特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、装着する際に、ベルト部が斜め上方に引き上げられることにより、本体部が幅方向の両側、かつ、上下方向の上側(長手方向の外側)に引っ張られる。そして、装着者の胴回りに沿ってベルト部が背側から腹側に斜めに巻き付きけられるため、上下方向の位置ずれが生じ難くなる。また、本体部と交差する部分におけるベルト部の幅が広くなり、本体部がより広い範囲で引っ張られやすくなり、装着者の身体が本体部によって広く覆われるようになる。これらにより、装着時における位置ずれを生じ難くし、また、良好なフィット性を実現することができる。
かかる吸収性物品であって、前記第1胴回り部には、前記幅方向に伸縮可能な胴回り弾性領域が設けられており、前記長手方向において、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部と、前記胴回り弾性領域とが重複する部分を有している、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、ベルト部と胴回り弾性領域とが長手方向に重複する領域において、ベルト部を幅方向の外側に引っ張る力が胴回り弾性領域に作用しやすくなり、胴回り弾性領域を幅方向に伸長させやすくなる。これにより、胴回り弾性領域による伸縮力が装着者の背側胴回り部に効率的に作用するようになり、吸収性物品のフィット性が向上する。
かかる吸収性物品であって、前記長手方向において、前記第1ベルト部の前記幅方向の外側端及び前記第2ベルト部の前記幅方向の外側端と、前記胴回り弾性領域とが重複する部分を有している、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、ベルト部の幅方向を掴んで幅方向の両側に引っ張る際に、ベルト部を幅方向外側に引っ張る力が胴回り弾性領域により作用しやすくなり、胴回り弾性領域による伸縮力を装着者の背側胴回りに作用させやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記厚さ方向において、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部と、前記胴回り弾性領域とが重複する部分を有している、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、ベルト部を幅方向両側に引っ張る力が、胴回り弾性領域に直接作用し、胴回り弾性領域を幅方向により伸長させやすくなる。これにより、胴回り弾性領域による伸縮力が装着者の背側胴回りにより効率的に作用するようになり、吸収性物品の第1胴回り部におけるフィット性がより向上する。
かかる吸収性物品であって、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部の少なくとも一方には、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部の各々の長辺方向に伸縮可能なベルト部弾性領域が設けられている、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、ベルト部自体が幅方向(ベルト部の長辺方向)に伸縮可能となり、胴回り弾性領域による伸縮性と相まって、装着者の胴回りに対する吸収性物品の適合可能範囲をより広くすることができる。また、装着者が吸収性物品を装着した状態で身体を動かした場合であっても、身体の動きに応じてベルト部が変形しやすくなるため、フィット性をより向上させることができる。
かかる吸収性物品であって、前記第1ベルト部に設けられた前記ベルト部弾性領域は、前記幅方向において、前記第1ベルト部の外側端よりも前記本体部の前記一方側の端に近い位置に配置されており、前記第2ベルト部に設けられた前記ベルト部弾性領域は、前記幅方向において、前記第2ベルト部の外側端よりも前記本体部の前記他方側の端に近い位置に配置されている、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、本体部の幅方向両側端の付近にベルト部弾性領域が設けられていることにより、吸収性物品の装着時でもベルト部が幅方向に伸縮しやすくなり、フィット性を向上させやすい。また、ベルト部のうち、ベルト部弾性領域の剛性は他の領域の剛性よりも低いため、本体部の幅方向両側端付近で装着者の肌と接触しやすい領域においてベルト部の剛性を低くすることにより、装着時の肌触りを柔らかくすることができる。
かかる吸収性物品であって、前記第1胴回り部には、前記幅方向に伸縮可能な胴回り弾性領域が設けられており、前記ベルト部弾性領域の伸長応力は、前記胴回り弾性領域の伸長応力よりも高い、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、吸収性物品の装着時に、ベルト部を幅方向の外側に引っ張ると、先ず、胴回り弾性領域が幅方向に伸長し、続いてベルト部弾性領域が幅方向に伸長するようになる。したがって、先に伸長した胴回り弾性領域が適切な応力で装着者の背側胴回りに隙間なくフィットしやすくなり、胴回りにおけるフィット性をより向上させることができる。
かかる吸収性物品であって、前記本体部の前記幅方向の両側には、前記長手方向に沿って伸縮可能な脚回り弾性部材が設けられており、前記幅方向において、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部と、前記脚回り弾性部材とが重複する部分を有している、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、ベルト部が斜め上方に引っ張られる際に、該ベルト部と連動して脚回り弾性部材が上方に引っ張られ、長手方向に伸長することによって、装着者の脚繰りにおいて脚回り開口の密着性をより高くすることができる。これにより、吸収性物品の脚回り開口と着用者の身体(鼠径部)との間に隙間が生じ難くなり、尿等の横漏れを抑制しやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記厚さ方向において、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部と、前記脚回り弾性部材とが重複する部分を有している、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、ベルト部を斜め上方へ引き上げる力が、脚回り弾性部材に直接作用し、脚回り弾性部材を長手方向により伸長させやすくなる。これにより、吸収性物品の脚回り開口と着用者の身体との間の隙間がより生じ難くなる。
かかる吸収性物品であって、前記第1胴回り部は、前記厚さ方向に積層された肌側シートと非肌側シートとを有し、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部の少なくとも一部は、前記肌側シートと前記非肌側シートとの間に挟まれた状態で接合されている、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、着用する際に、ベルト部が強い力で斜め上方に引っ張られたとしても、ベルト部と本体部との接合が外れ難くなる。したがって、ベルト部を引っ張る力が、胴回り弾性領域やベルト部弾性領域、脚回り弾性部材等にしっかりと伝達され、各々の弾性領域(弾性部材)が適切に伸長するようになり、吸収性物品のフィット性をより高めることができる。
かかる吸収性物品であって、前記幅方向において、前記第2胴回り部の両端部から外側に延出する一対のテープ部を有し、前記第2係合部は、前記テープ部に設けられており、一対の前記テープ部は、それぞれ前記幅方向の内側から外側に向かって前記長手方向の外側に傾斜するように前記第2胴回り部に接合されている、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、着用時に、第2胴回り部を装着者の胴回りに引き上げる際に、テープ部を掴んで斜め上方に引っ張り上げながら、第2係合部をベルト部に係合させることができる。したがって、本体部を幅方向に拡幅しつつ、上方に引っ張り上げることにより、装着者の股間部に本体部がよりフィットしやすくなる。
かかる吸収性物品であって、梱包状態において、前記第1ベルト部の長辺方向と、前記第2ベルト部の長辺方向とが互いに交差するように、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部が前記第1係合部によって係合されている、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、使用者は、第1ベルト部と第2ベルト部とが第1係合部によって交差するように係合されていることを、一見して把握することができる。また、係合部が分かりやすいため、使用者は、梱包状態の吸収性物品を迷うことなく展開することができるようになる。
かかる吸収性物品であって、梱包状態において、前記第1係合部の長辺方向と、前記第2ベルト部の長辺方向とがなす角度のうち小さい方の角度は、前記第1係合部の前記長辺方向と、前記第2ベルト部の短辺方向とがなす角度のうち小さい方の角度よりも小さい、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、第2ベルト部の長辺方向(ベルト長手方向)における第1係合部の係合長さが長くなり、当該ベルト長手方向において第1ベルト部と第2ベルト部との係合が剥がれ難くなる。したがって、使用者が吸収性物品をパッケージから取り出す際に、ベルト部の係合が自然に剥がれてしまうことが抑制される。
===実施形態===
本実施形態に係る吸収性物品として、ベルトタイプの使い捨ておむつ1(以下、単におむつ1とも呼ぶ)を例に挙げて説明する。
<おむつ1の基本構成>
図1は、おむつ1の展開平面図及び断面図である。同図1では、おむつ1の「伸長状態」について表している。「伸長状態」とは、おむつ1を皺なく伸長させた状態であり、おむつ1を構成する各部材(例えば後述する本体部10やベルト部20等)の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い長さになるまで伸長した状態である。
また、図1に示されるように、おむつ1は、互いに交差する長手方向、幅方向、厚さ方向を有している。そして、長手方向の一方側を「背側」若しくは「後側」とし、長手方向の他方側を「腹側」若しくは「前側」とする。また、厚さ方向において、おむつ1の装着時に装着者の身体に接する側を「肌側」とし、その反対側を「非肌側」とする。
おむつ1は、本体部10と、本体部10の長手方向の一方側に接合された一対のベルト部20とを有している。なお、一対のベルト部20が本体部10の長手方向の他方側に接合されていても良い。また、ベルト部20及び本体部10には、おむつ1を装着する際に部材同士を係合する係合部50が設けられている。
(本体部10)
本体部10は、図1のように長辺が長手方向に沿った略長方形状の部材であり、吸収体11と、センタートップシート12とサイドトップシート13と、バックシート14とを有する。また、本体部10のうち、長手方向の一方側端部で、装着時において装着者の背側胴回りに位置する部位を第1胴回り部10bとし、長手方向の他方側端部で、装着時において装着者の腹背側胴回りに位置する部位を第2胴回り部10fとする。
吸収体11は、液吸収性の吸収性コア11aと、吸収性コア11aを厚さ方向の両側から覆うコアラップシート11bとを有する。吸収性コア11aは、尿等の***液を吸収して保持する部材であり、例えば高吸収性ポリマー(SAP)が混入したパルプ繊維等の液体吸収性繊維により形成される。本実施形態の吸収性コア11aは、長手方向の前側端と後側端との間において、幅が狭くなったくびれ部111を有しており、図1に示されるような平面視略砂時計形状を有している。くびれ部111は、おむつ1装着時に装着者の両脚の間に挟まれる部位であり、当該くびれ部111において幅が狭くなっていることにより、本体部10が装着者の股下部にフィットしやすくなっている。また、吸収性コア11aの幅方向中央領域には、長手方向に沿って周囲よりも坪量が低くなった複数の低坪量領域115が設けられている。おむつ1の装着時には、当該低坪量領域115を起点として吸収性コア11aが折れ曲がり変形することにより、吸収体11が装着者の身体の曲面に沿って自然にフィットしやすくなる。
コアラップシート11bは、例えばティッシュペーパーによって形成され、低坪量領域115にて吸収性コア11aと接合されている。これにより、おむつ1の装着中に吸収性コア11aの型崩れが生じることが抑制される。
センタートップシート12は、液透過性のシートであり、幅方向の中央部において長手方向に沿うように吸収体11の肌側面に積層されている。本実施形態のセンタートップシート12としては、例えば親水性のスパンボンド不織布やポイントボンド不織布等が用いられる。センタートップシート12は、幅方向において外側端部12eoが内側に折り返され、該折り返された部分の厚さ方向の間に、糸ゴム等のLSG弾性部材15が長手方向に伸長された状態で接合されることにより、内側立体ギャザーLSGiを形成している。おむつ1の装着時には、LSG弾性部材15の伸縮性に基づいて、LSGiが長手方向に収縮しつつ装着者の肌側に立ち上がり、尿等の***部の横漏れを抑制する防漏壁として機能する。
サイドトップシート13は、疎水性のシートであり、センタートップシート12の幅方向両側かつ厚さ方向の肌側に配置されている。本実施形態のサイドトップシート13としては、例えば疎水性のスパンボンド不織布やSMS不織布等が用いられる。サイドトップシート13は、幅方向において内側端部13eiが外側に折り返され、該折り返された部分の厚さ方向の間に、糸ゴム等のLSG弾性部材16が長手方向に伸長された状態で接合されることにより、外側立体ギャザーLSGoを形成している。おむつ1の装着時には、LSG弾性部材16の伸縮性に基づいて、LSGoが長手方向に収縮しつつ装着者の肌側に立ち上がり、内側立体ギャザーLSGiと共に防漏壁として機能する。
バックシート14は、吸収体11の非肌側面に積層されたシート部材であり、液不透過性シート14a、及び、その非肌側に配された疎水性シート14bの二層構造である。液不透過性シート14aとしては、例えば樹脂フィルム等が用いられ、疎水性シート14bとしては、例えば柔軟性を有する疎水性の不織布等が用いられる。
また、吸収性コア11aのくびれ部111の幅方向両側において、サイドトップシート13とバックシート14との厚さ方向の間には、糸ゴム等の複数の脚回り弾性部材18が、長手方向に伸長された状態で接合固定されている。おむつ1の装着時には、該脚回り弾性部材18が発現する伸縮性に基づいて、本体部10の幅方向両側部が長手方向に収縮してレッグギャザーとして機能し、装着者の脚回りにフィットする。なお、図1では、長手方向において脚回り弾性部材18の伸縮性が発現する領域が、破線で示されているが、より広い領域で脚回り弾性部材18による伸縮性が発現するようにしても良い。
また、第1胴回り部10bにおいて、センタートップシート12(サイドトップシート13)とバックシート14との厚さ方向の間には、胴回り弾性部材19が幅方向に伸長された状態で接合固定されることにより、胴回り弾性領域91が形成されている。おむつ1の装着時には、胴回り弾性領域91が発現する伸縮性に基づいて、本体部10の第1胴回り部10bが幅方向に収縮してウェストギャザーとして機能し、装着者の胴回りにフィットする。本実施形態では、複数の糸ゴムが長手方向に並列に並ぶことによって胴回り弾性領域91が形成されているが、伸縮不織布等の平面状の弾性部材によって胴回り弾性領域91が形成されていても良い。伸縮不織布を用いた場合には、胴回り弾性領域91の全体に亘って均等な伸縮力が作用しやすくなり、装着者の腹部にウェストギャザーを柔らかくフィットさせることができる。
(ベルト部20)
ベルト部20は、幅方向において、第1胴回り部10bの一方側(図1では左側)に配置された第1ベルト部20Lと、第1胴回り部10bの他方側(図1では右側)に配置された第2ベルト部20Rと、を有する。各々のベルト部20L,20Rはほぼ同じ大きさ・形状を有する略長方形状のシート部材であり、本実施形態では、長辺の長さが約440mm、短辺の長さが約90mmである。ベルト部20は、肌側シート21と、該肌側シート21よりも厚さ方向の非肌側に積層された非肌側シート22とを有し、ホットメルト接着剤等の接合材によって両者が接合されることにより形成されている。肌側シート21及び非肌側シート22としては、例えば疎水性を有する、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、SMS不織布、その他伸縮性不織布等が用いられる。このうち、肌側シート21は、おむつ1の装着時に装着者の肌と触れるため、柔軟性を高めるために滑剤を添加することが好ましい。
ベルト部20(第1ベルト部20L及び第2ベルト部20R)は、幅方向の内側端部20Lei,20Reiがトップシート12,13と、バックシート14との間に挟まれた状態で本体部10に接合固定されている。そして、それぞれ幅方向の内側から外側に向かって長手方向の外側(背側)に傾斜するように配置されている。すなわち、おむつ1の幅方向に対してベルト部20の長辺方向が所定の角度αだけ傾くように、ベルト部20が本体部10と接合されている。
また、ベルト部20の幅方向の内側端と外側端との間には、ベルト部20の長辺方向(以下、ベルト長手方向とも呼ぶ)に沿って伸縮可能なベルト部弾性領域92が設けられている。ベルト部弾性領域92は、ベルト部20の肌側シート21及び非肌側シート22を長辺方向(ベルト長手方向)の所定位置にて切断し、切断部を跨ぐように、ベルト部20の長辺方向に伸縮可能な弾性部材を配置して接合することによって形成される。ベルト部弾性領域92を構成する弾性部材としては、例えば、伸縮性不織布や伸縮性フィルム、若しくはそれらを積層させた複合シートが用いられる。
(係合部50)
一対のベルト部20の少なくとも一方には、おむつ1の装着時にベルト部20同士を係合させる第1係合部51が設けられている。本実施形態では、第1ベルト部20Lの幅方向の外側端部20Leо(すなわち、第1ベルト部20Lの自由端側の端部)において、厚さ方向の肌側面(肌側シート21)に略長方形状の第1係合部51が接合されている。第1係合部51は、厚さ方向に突出した複数のフックを有する部材であり、例えば面ファスナー等によって構成される。第1係合部51のフック(不図示)が非係合対象である第2ベルト部20Rを構成する不織布(非肌側シート21)の表面の繊維に引っかかることにより、第1ベルト部20Lを第2ベルト部20Rに係合させることができる。
また、本体部10のうち、長手方向においてベルト部20が接合されていない側の端部には、おむつ1の装着時に本体部10をベルト部20に係合させる第2係合部52が設けられている。本実施形態では、本体部10の長手方向の他方側の端部(すなわち第2胴回り部10f)において、幅方向の両側かつ厚さ方向の肌側面(トップシート12,13)に、略長方形状の第2係合部52が一対接合されている。第2係合部52は、第1係合部51と同様の構成を有し、例えば面ファスナー等によって構成される。なお、図1の例では、第2胴回り部10fの幅方向の両側に一対の第2係合部52,52が設けられているが、第2係合部52の配置や数量はこの限りではない。例えば、幅方向の中央部に第2係合部52が設けられていても良い。
<おむつ1の装着方法>
続いて、おむつ1を装着する方法について簡単に説明する。図2A〜図2Cは、おむつ1の装着方法について説明する概略斜視図である。
おむつ1を装着する際には、先ず、図1に示されるような展開状態のおむつ1について、本体部10の第1胴回り部10bを装着者の背側胴回りに配置しつつ、両ベルト部20L,20Rを幅方向の外側に広げた状態とする(図2A参照)。
この状態から、第2ベルト部20Rを装着者の胴回りに沿って背側から腹側へ巻き付けるようにして、外側端部20Reоを腹側へ配置させる。続いて、第1ベルト部20Lを装着者の胴回りに沿って背側から腹側へ巻き付けるようにして、外側端部20Leоを腹側へ配置させる。そして、装着者の腹側において、第2ベルト部20Rの非肌側面に、第1ベルト部20Lの外側端部20Leоを重ね合わせ、第1係合部51を第2ベルト部20Rの非肌側面に係合させる(図2B参照)。これにより、第1ベルト部20L及び第2ベルト部20Rが装着者の胴回りに沿った環状となり、おむつ1の第1胴回り部10bが着用者の背側胴回りに固定される。
そして、本体部10の第2胴回り部10fを、装着者の股間部を通して背側から前側に回しこみつつ、第2胴回り部10fを装着者の腹側胴回りに引き上げ、ベルト部20(係合した状態の第1ベルト部20L及び第2ベルト部20Rのうち少なくとも一方)の非肌側面に第2係合部52を係合させる(図2C参照)。これにより、胴回り開口BH、及び、一対の脚回り開口LHを有するパンツ型形状のおむつ1が形成される。
なお、本実施形態のおむつ1は、前後を逆にして装着することも可能である。すなわち、本体部10の第1胴回り部10bを装着者の腹側胴回りに配置し、装着者の背側において第1係合部51及び第2係合部52に係合させるようにしておむつ1を装着しても良い。
<おむつ1のフィット性について>
本実施形態のおむつ1では、ベルト部20の長辺方向(ベルト長手方向)が、幅方向に対して所定角度α傾斜して配置されていることにより、装着時における位置ずれが生じ難く、良好なフィット性が得られるようになっている。
従来のベルトタイプのおむつでは、ベルト部が幅方向に沿って配置されていた、すなわち、ベルト部長手方向とおむつ本体の長手方向とが垂直に交差するように配置されていた。このような構成のベルト部は、装着時において装着者の身体を非肌側から肌側へ締め付けることによって、装着者の胴回りにフィットさせることができる。しかしながら、おむつ装着時において上下方向には締め付けが作用しないため、上下方向(長手方向)に位置ずれが生じやすくなっていた。例えば、装着者がおむつを装着した状態で歩行したり身体を動かしたりした際に、おむつが下方にずれ落ちてしまう可能性が高く、鼠径部に隙間が生じたりフィット性が悪化したりすることによって、装着者に不快感を与えるおそれがあった。
これに対して、本実施形態のおむつ1では、幅方向の内側から外側に向かって長手方向の外側(背側)に傾斜するようにベルト部20が配置されている。したがって、図2A〜2Cで説明したように、おむつ1を装着する際にベルト部20が左右方向(幅方向)の両側に広げられると、ベルト部20の外側端部20eоが斜め上方に引っ張り上げられる。すなわち、一対のベルト部20L,20Rによって、本体部10が幅方向の両側、かつ、上下方向の上側(長手方向の外側)に引っ張られる。そして、装着者の胴回りに沿ってベルト部20が背側から腹側に斜めに巻き付きけられることにより、上下方向の位置ずれが生じ難くなる。したがって、本体部10が下方にずれ落ちてしまうことも抑制されやすくなり、装着者の鼠径部と本体部10との間に隙間が生じて尿漏れが発生してしまうこと等が抑制される。
また、ベルト部20が傾斜して配置されていることにより、本体部10の幅方向における外側端(端縁)10sとベルト部20とが重複している部分の長手方向における長さW20(図3参照)が、ベルト部20が傾斜していない場合(従来例)と比較して長くなる。すなわち、本体部10と交差する部分におけるベルト部20の幅W20が広くなる。したがって、ベルト部20によって本体部10がより広い範囲で引っ張られやすくなり、装着者の身体(臀部)が本体部10によって広く覆われるようになる。
このように、おむつ1では、本体部10の幅方向に対してベルト部20の長辺方向が傾斜するように配置されていることにより、装着時における位置ずれが生じ難く、また、良好なフィット性を実現することができる。
なお、おむつ1の幅方向に対するベルト部20の長辺方向(ベルト長手方向)の傾斜角度αの大きさは、3度以上50度以下であることが望ましく、10度前後とすることがより望ましい。傾斜角度が小さすぎると、従来のベルト型おむつと同様、上下方向の位置ずれを十分に抑制することができなくなる。一方、傾斜角度が大きすぎると、おむつ1の装着時にベルト部20を幅方向外側に引っ張った際に、当該幅方向の力が本体部10に対して十分作用し難くなり、本体部10のフィット性が悪化するおそれがある。そのため、おむつ1では、ベルト部20の傾斜角度αを3度以上、50度以下としている。
また、おむつ1では、ベルト部20が他の部位と連動することによって、位置ずれやフィット性の悪化をより抑制しやすくしている。図3は、ベルト部20の詳細な構成について説明する拡大平面図である。なお、第1ベルト部20Lと第2ベルト部20Rとは、幅方向について対称(左右対称)に配置されているため、図3では、第1ベルト部20Lについて示し、第2ベルト部20Rについては図示を省略している。ただし、第1ベルト部20Lと第2ベルト部20Rとは必ずしも左右対称に配置されている必要なない。例えば、第1ベルト部20Lと第2ベルト部20Rとで、左右方向の長さや長手方向の長さが異なっていても構わないし、それぞれが長方形とは異なる形状であっても構わない。
図3の斜線部の領域で示されるように、長手方向において、ベルト部20(第1ベルト部20L及び第2ベルト部20R)は、胴回り弾性領域91と重複する部分を有している。したがって、おむつ1を装着する際に、ベルト部20が幅方向(左右方向)の両側に引っ張られると、胴回り弾性領域91も幅方向の外側に引っ張られやすくなる。すなわち、長手方向においてベルト部20と胴回り弾性領域91とが重複する領域で、ベルト部20を幅方向の外側に引っ張る力が胴回り弾性領域91に作用しやすくなり、胴回り弾性領域91が幅方向に伸長されやすくなる。これにより、胴回り弾性領域91による伸縮力が装着者の背側胴回りに効率的に作用するようになり、第1胴回り部10bにおけるフィット性が向上する。
さらに、胴回り弾性領域91とベルト部20とが厚さ方向において重複する部分を有するようにしても良い。この場合、ベルト部20を幅方向両側に引っ張る力が、胴回り弾性領域91に直接作用し、胴回り弾性領域91を幅方向により伸長させやすくなる。これにより、胴回り弾性領域91による伸縮力が装着者の背側胴回りに対してより効率的に作用するようになり、おむつ1の第1胴回り部10bにおけるフィット性がより向上する。
また、長手方向において、ベルト部20の幅方向の外側端20sと胴回り弾性領域91とが重複する部分を有している。なお、ここで言う「ベルト部20の幅方向の外側端20s」とは、ベルト部20のうち、幅方向の外側に位置している短辺のことを指す。おむつ1の装着時にベルト部20が幅方向の両側に引っ張られる際には、幅方向におけるベルト部20の外側端部20Leо,20Reoが掴まれて引っ張られる場合が多い。したがって、仮に、ベルト部20の幅方向外側の端(短辺)20sの位置と胴回り弾性領域91の位置とが長手方向においてずれていた場合、ベルト部20を幅方向外側に引っ張る力が作用する位置と、胴回り弾性領域91を方向外側に引っ張る力が作用する位置とがずれてしまい、胴回り弾性領域91が幅方向に伸長し難くなってしまうおそれがある。これに対して、本実施形態では、ベルト部20の幅方向外側の端(短辺)20sと胴回り弾性領域91とが長手方向において重複する部分を有しているため、ベルト部20を幅方向外側に引っ張る力が作用する位置と胴回り弾性領域91を方向外側に引っ張る力が作用する位置とが、少なくとも長手方向の一部で重複する。したがって、胴回り弾性領域91を幅方向に伸長させやすく、胴回り弾性領域91による伸縮力を装着者の背側胴回りに作用させやすくすることができる。
また、ベルト部20には、ベルト長手方向に沿って伸縮可能なベルト部弾性領域92が設けられているため、ベルト部20自体が幅方向に伸縮することが可能である。したがって、胴回り弾性領域91による伸縮性と相まって、装着者の胴回りに対するおむつ1の適合可能範囲をより広くすることができる。また、装着者がおむつ1を装着した状態で身体を動かした場合であっても、身体の動きに応じてベルト部20が変形しやすくなるため、フィット性をより向上させることができる。なお、ベルト部弾性領域92は、第1ベルト部20L及び第2ベルト部20Rの両方に設けられていることが望ましいが、第1ベルト部20L及び第2ベルト部20Rの一方側にのみに設けられているのであっても上述の効果を得ることができる。
このベルト部弾性領域92は、幅方向(ベルト長手方向)において、ベルト部20(20L,20R)の外側端20sよりも、本体部10の外側端10sに近い位置に配置されていることが望ましく、厚さ方向において本体部10の外側端10sと重複して配置されていることがより望ましい。例えば、第1ベルト部20Lの外側端20sを含む幅方向外側端部20Leоは、おむつ1の装着時に第1係合部51によって第2ベルト部20Rの外側端部20Reоと係合されるため(図2B参照)、当該領域付近にベルト部弾性領域92が設けられていてもベルト部20は幅方向に伸縮し難い。一方、本体部10の外側端10s付近にベルト部弾性領域92が設けられていれば、おむつ1の装着時においてもベルト部20が幅方向に伸縮しやすく、フィット性を向上させやすい。また、ベルト部20のうち、ベルト部弾性領域92の剛性は他の領域の剛性よりも低いため、本体部10の外側端10s付近で装着者の肌と接触しやすい領域においてベルト部20の剛性を低くすることにより、肌触りを柔らかくすることができる。
そして、ベルト部弾性領域92の幅方向における伸長応力は、胴回り弾性領域91の幅方向における伸長応力よりも高いことが望ましい。すなわち、ベルト部弾性領域92は、胴回り弾性領域91よりも幅方向に伸長し難いことが望ましい。この場合、ベルト部20を幅方向の外側に引っ張ると、先ず、胴回り弾性領域91が幅方向に伸長し、続いてベルト部弾性領域92が幅方向に伸長するようになる。したがって、先に伸長した胴回り弾性領域91(ウェストギャザー)が適切な応力で装着者の背側胴回りに隙間なくフィットしやすく、その後、ベルト部弾性領域92による伸縮性に基づいてベルト部20を装着者の胴回りに沿ってフィットさせることができる。これにより、おむつ1装着時における胴回りのフィット性がより高くなる。
なお、「伸長応力」は、例えば、以下のような応力試験を行うことによって測定することができる。まず、おむつ1から胴回り弾性領域91を含む部位を切り出して、所定の大きさにカットして試験片Aとする。同様に、ベルト部弾性領域92を含む部位を切り出して、試験片Aと同じ大きさにカットして試験片Bとする。これらの試験片A,Bについて、それぞれ左右方向において弛緩時における長さ(例えば25mm)を測定区間として引っ張り試験器(インストロン社)のチャックで挟み込む。そして、所定の速度(例えば100mm/min)で測定区間を所定の長さ(例えば50mm)に伸長するまで左右方向の両側に引っ張り、その後、100mm/minの速度でチャック間距離がはじめの長さ(25mm)に戻るまで収縮させる。このサイクルを複数回(例えば2回)繰り返し、複数サイクル目において、所定の長さまで伸長させたときの引っ張り荷重を測定することにより、試験片A及び試験片Bの伸長応力をそれぞれ算出して比較する。なお、試験片の伸縮可能範囲が狭く所定の長さまで伸長できない場合は、測定区間の伸長時の所定の長さを短くする(例えば50mmを40mmとする)など調整すればよい。
また、幅方向において、ベルト部20(第1ベルト部20L及び第2ベルト部20R)は、脚回り弾性部材18と重複する部分を有している。おむつ1では、ベルト部20が斜め上方(長手方向の外側)に引っ張られることにより、ベルト部20と脚回り弾性部材18とが重複する領域では、該ベルト部20と連動して、脚回り弾性部材18も上方に引っ張られる。したがって、脚回り弾性部材18が長手方向に伸長しやすくなり、装着者の鼠蹊部おいておむつ1の脚回り開口LHの密着性をより高くすることができる。これにより、おむつ1の脚回り開口LHと装着者の鼠径部との間に隙間が生じ難くなり、尿等の横漏れを抑制しやすくなる。
さらに、脚回り弾性部材18とベルト部20とが厚さ方向において重複する部分を有するようにしても良い。この場合、ベルト部20を斜め上方へ引き上げる力が、脚回り弾性部材18に直接作用し、脚回り弾性部材18を長手方向により伸長させやすくなる。これにより、おむつ1の脚回り開口LHと着用者の鼠径部との間の隙間がより生じ難くなる。
なお、上述したように、ベルト部20の幅方向の内側端部20Lei,20Reiは、トップシート12,13と、バックシート14との間に挟まれた状態で本体部10に強固に接合されている。したがって、おむつ1を着用する際に、ベルト部20が強い力で斜め上方に引っ張られたとしても、ベルト部20と本体部10との接合は外れ難い。これにより、ベルト部20を引っ張る力が、第1胴回り部10bやベルト部弾性領域92、脚回り弾性部材18等にしっかりと伝達され、各々の弾性部材が適切に伸長するようになり、おむつ1のフィット性を高めやすくなっている。
また、おむつ1のベルト部20は、幅方向において本体部10の外側端10sよりも外側に大きく延出していることから、おむつ1を市場に流通させる際には、ベルト部20を小さく折り畳んで、なるべくコンパクトな形状として梱包する必要がある。図4は、おむつ1を梱包する際の一例について説明する図である。
おむつ1を梱包する際には、ベルト部20L,20Rをそれぞれ幅方向の内側に折り曲げて、幅方向中央部付近にて第1係合部51によって第1ベルト部20Lと第2ベルト部20Rとを係合させ、両者の位置を固定する。このとき、図4に示されるように、第1ベルト部20L及び第2ベルト部20Rを斜めに折り曲げることにより、第1ベルト部20Lの長辺方向(ベルト長手方向)と、第2ベルト部20Rの長辺方向(ベルト長手方向)とが交差するようにしてベルト部20を折り畳む。そして、長手方向の所定位置において幅方向に沿った第1折り曲げ部F1及び第2折り曲げ部F2にて本体部10を長手方向に3つ折りにする。このようにして、おむつ1をコンパクトに折り畳むことができる。なお、図4ではベルト部20L,20Rが本体部10の肌側に折り畳まれているが、本体部10の非肌側に折り畳むようにしても良い。また、本体部10は長手方向に2つ折りにされるのであっても良いし、4つ折り以上であっても良い。
図4のように、ベルト部20L,20Rが互いに交差するように係合されていることにより、おむつ1を購入して梱包を開封した使用者は、第1ベルト部20Lと第2ベルト部20Rとが第1係合部51によって幅方向中央部にて係合されていることを、一見して把握しやすくなる。仮に、第1ベルト部20L及び第2ベルト部20Rが共に幅方向に沿って真っすぐ折り曲げられていた場合、第1ベルト部20Lと第2ベルト部20Rとが厚さ方向に重なり合って一本の帯に見えてしまうおそれがある。また、両者は、幅方向の端部において第1係合部51によって係合されることになるため、第1ベルト部20Lと第2ベルト部20Rとの係合位置が目立ちにくく、おむつ1をスムーズに展開することが困難になるおそれがある。これに対して、図4のように第1ベルト部20Lと第2ベルト部20Rと交差させるようにして折り畳むことで、第1ベルト部20Lと第2ベルト部20Rとの係合位置が認識されやすくなり、使用者は、第1ベルト部20Lと第2ベルト部20Rをどのように展開すればよいのかを理解しやすい。したがって、使用者はおむつ1を迷うことなくスムーズに展開できるようになる。
また、第1ベルト部20Lと第2ベルト部20Rとが交差するように係合される場合、図4に示されるように、第1係合部51の長辺方向が、第2ベルト部20Rの長辺方向(ベルト長手方向)に対して沿うような配置となる。すなわち、第1係合部51の長辺方向と第2ベルト部20Rの長辺方向とがなす角度のうち小さい方の角度θ1が、第1係合部51の長辺方向と第2ベルト部20Rの短辺方向とがなす角度のうち小さい方の角度θ2よりも小さくなる(θ1<θ2)。この場合、第2ベルト部20Rのベルト長手方向に対して第1係合部51が係合している部分の長さが長くなる。すなわち、ベルト長手方向における係合範囲が大きくなり、当該ベルト長手方向において第1ベルト部20Lと第2ベルト部20Rとの係合が剥がれ難くなる。したがって、おむつ1を購入した人がパッケージから取り出す際に、ベルト部20の係合が自然に剥がれてしまうこと等が抑制される。
<変形例>
おむつ1の第2係合部52は、以下のように変形しても良い。図5は、おむつ1の変形例の展開平面図である。変形例のおむつ1では、本体部10の第2胴回り部10fの幅方向両端部に、一対のテープ部40,40が設けられている。テープ部40は、図5に示されるような略長方形状のシート部材であり、本体部10の幅方向の外側端10sから外側に延出して配置されており、延出した部分の肌側面に第2係合部52が設けられている。そして、テープ部40は、それぞれ幅方向の内側から外側に向かって長手方向の外側(腹側)に傾斜するように配置されている。すなわち、テープ部40は、おむつ1の幅方向に対してテープ部40の長辺方向が所定の角度βだけ傾くように、本体部10と接合されている。
変形例のおむつ1を装着する際には、図2A〜2Cで説明したのと同様に、先ず本体部10の第1胴回り部10bを装着者の背側胴回りに配置した状態から、ベルト部20を胴回りに巻き付けるようにして環状に係合させる。そして、第2胴回り部10fを装着者の股間部を通して背側から前側に回しこみつつ、第2胴回り部10fを装着者の腹側胴回りに引き上げ、ベルト部20の非肌側面に第2係合部52を係合させる。
本変形例では、第2胴回り部10fを装着者の腹側胴回りに引き上げる際に、一対のテープ部40,40を掴んで斜め上方に引っ張り上げながら、第2係合部52をベルト部20に係合させることができる。すなわち、本体部10の第2胴回り部10fを幅方向に拡幅しつつ、上方に引っ張り上げることにより、装着者の股間部に本体部10をよりフィットさせやすくすることができる。また、腹側において本体部10が幅方向に広げられた状態で第2係合部52によってベルト部20と係合されるため、装着者の腹側胴回りの広い領域を本体部10によって覆うことができるようになる。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
上述の実施形態では、係合部50(第1係合部51及び第2係合部52)として、フックを有する面ファスナーが例示されていたが、係合部50が他の構成であっても良い。例えば、係合部50として不織布に対して貼付可能な粘着部材等が用いられるのであっても良い。
1 使い捨ておむつ(おむつ)、
10 本体部、
10b 第1胴回り部、10f 第2胴回り部、10s 端、
11 吸収体、11a 吸収性コア、11b コアラップシート、
12 センタートップシート、12eo 外側端部、
13 サイドトップシート、13ei 内側端部、
14 バックシート、14a 液不透過性シート、14b 疎水性シート、
15 LSG弾性部材、
16 LSG弾性部材、
18 脚回り弾性部材、
19 胴回り弾性部材、
20 ベルト部、20s 端(短辺)、
20L 第1ベルト部、20Lei 内側端部、20Leо 外側端部、
20R 第2ベルト部、20Rei 内側端部、20Reо 外側端部、
21 肌側シート、22 非肌側シート、
40 テープ部、
50 係合部、
51 第1係合部、52 第2係合部、
91 胴回り弾性領域、92 ベルト部弾性領域、
111 くびれ部、115 低坪量領域、
LSGi 内側立体ギャザー、LSGo 外側立体ギャザー、
LB 胴回り開口、
LH 脚回り開口、
α 角度、β 角度

Claims (13)

  1. 互いに交差する長手方向と幅方向と厚さ方向を有し、
    前記長手方向の一方側に位置する第1胴回り部と、前記長手方向の他方側に位置する第2胴回り部とを備えた本体部と、
    前記幅方向において、前記第1胴回り部の一方側に接合された第1ベルト部と、前記第1胴回り部の他方側に接合された第2ベルト部と、
    を有する吸収性物品であって、
    前記第1ベルト部には、前記吸収性物品を装着する際に、前記第2ベルト部の非肌側に前記第1ベルト部を係合させる第1係合部が設けられており、
    前記第2胴回り部には、前記吸収性物品を装着する際に、係合した状態の前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部のうち少なくとも一方の非肌側に前記第2胴回り部を係合させる第2係合部が設けられており、
    前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部は、それぞれ前記幅方向の内側から外側に向かって前記長手方向の外側に傾斜するように前記第1胴回り部に接合されている、ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記第1胴回り部には、前記幅方向に伸縮可能な胴回り弾性領域が設けられており、
    前記長手方向において、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部と、前記胴回り弾性領域とが重複する部分を有している、ことを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品であって、
    前記長手方向において、前記第1ベルト部の前記幅方向の外側端及び前記第2ベルト部の前記幅方向の外側端と、前記胴回り弾性領域とが重複する部分を有している、ことを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項2または3に記載の吸収性物品であって、
    前記厚さ方向において、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部と、前記胴回り弾性領域とが重複する部分を有している、ことを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部の少なくとも一方には、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部の各々の長辺方向に伸縮可能なベルト部弾性領域が設けられている、ことを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項5に記載の吸収性物品であって、
    前記第1ベルト部に設けられた前記ベルト部弾性領域は、前記幅方向において、前記第1ベルト部の外側端よりも前記本体部の前記一方側の端に近い位置に配置されており、
    前記第2ベルト部に設けられた前記ベルト部弾性領域は、前記幅方向において、前記第2ベルト部の外側端よりも前記本体部の前記他方側の端に近い位置に配置されている、ことを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項5または6に記載の吸収性物品であって、
    前記第1胴回り部には、前記幅方向に伸縮可能な胴回り弾性領域が設けられており、
    前記ベルト部弾性領域の伸長応力は、前記胴回り弾性領域の伸長応力よりも高い、ことを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記本体部の前記幅方向の両側には、前記長手方向に沿って伸縮可能な脚回り弾性部材が設けられており、
    前記幅方向において、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部と、前記脚回り弾性部材とが重複する部分を有している、ことを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項8に記載の吸収性物品であって、
    前記厚さ方向において、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部と、前記脚回り弾性部材とが重複する部分を有している、ことを特徴とする吸収性物品。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記第1胴回り部は、前記厚さ方向に積層された肌側シートと非肌側シートとを有し、
    前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部の少なくとも一部は、前記肌側シートと前記非肌側シートとの間に挟まれた状態で接合されている、ことを特徴とする吸収性物品。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記幅方向において、前記第2胴回り部の両端部から外側に延出する一対のテープ部を有し、
    前記第2係合部は、前記テープ部に設けられており、
    一対の前記テープ部は、それぞれ前記幅方向の内側から外側に向かって前記長手方向の外側に傾斜するように前記第2胴回り部に接合されている、ことを特徴とする吸収性物品。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    梱包状態において、前記第1ベルト部の長辺方向と、前記第2ベルト部の長辺方向とが互いに交差するように、前記第1ベルト部及び前記第2ベルト部が前記第1係合部によって係合されている、ことを特徴とする吸収性物品。
  13. 請求項12に記載の吸収性物品であって、
    梱包状態において、前記第1係合部の長辺方向と、前記第2ベルト部の長辺方向とがなす角度のうち小さい方の角度は、
    前記第1係合部の前記長辺方向と、前記第2ベルト部の短辺方向とがなす角度のうち小さい方の角度よりも小さい、ことを特徴とする吸収性物品。
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