JP2019535208A - 無線通信システムにおける位相雑音除去のためのptrsのパワーブースティングレベルの決定方法及びその装置 - Google Patents

無線通信システムにおける位相雑音除去のためのptrsのパワーブースティングレベルの決定方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

本発明の一実施例によれば、mmWave通信システムにおいて端末が位相雑音を除去するための信号を基地局が送信する方法を提供することができる。このとき、位相雑音を除去するための信号を送信する方法は、下りリンク信号の位相雑音推定のためのPTRSを生成するステップ、下りリンクシグナリングを介してPTRSに対するPTRSパワーブースティングレベル情報を端末に送信するステップ及びPTRSパワーブースティングレベル情報に基づいて下りリンクシグナリングを介してPTRSを送信するステップを含むことができる。このとき、PTRSパワーブースティングレベル情報はMCSレベル及び物理リソースブロックサイズのうち少なくともいずれか1つ以上に基づいて決定されることができる。【選択図】 図17

Description

本発明は、無線通信システムに関し、より詳細には、システムにおける位相雑音除去のためのPTRS(Phase Tracking Reference Signal)のパワーブースティングレベル (Power Boosting Level)の決定方法及びそのための装置を提供することができる。
ミリメートルウェーブ(mmWave、ミリ波)を用いた超高周波無線通信システムは、中心周波数が数GHz乃至数十GHzで動作するように構成される。このような中心周波数の特性によって、mmWave通信システムでは、陰影領域でパスロス(path loss)が目立つことがある。同期信号は、基地局のカバレッジ内に位置する全ての端末に安定的に送信されなければならないため、mmWave通信システムでは、上述した超高周波帯域の特性から生じ得る潜在的なdeep−null現象を考えた上で、同期信号を設計及び送信しなければならない。
本発明は、上述した問題点を解決するためのものであって、PTRSのパワーブースティングレベルを決定するための方法を提供することに目的がある。
本発明が遂げようとする別の技術的課題は、無線通信システムにおける端末の位相雑音除去手順を改善することで、受信信号の正確なデコーディングを可能にすることに目的がある。
本発明が遂げようとする別の技術的課題は、位相雑音除去のための信号送信の効率を改善する方法を提供することに目的がある。
本発明が遂げようとする別の技術的課題は、位相雑音除去のための信号送信に関する情報を提供して、受信側の動作を改善することに目的がある。
本発明が遂げようとする別の技術的課題は、位相雑音に対する補償及び参照信号のオーバーヘッドを考慮して、位相雑音除去のための信号を送信する方法を提供することに目的がある。
本発明の一実施例によれば、mmWave通信システムにおいて、基地局が位相雑音を除去するための信号を送信する方法を提供することができる。このとき、位相雑音を除去するための信号を送信する方法は、下りリンク信号の位相雑音に対するPTRSを生成するステップ、PTRSに対するPTRSパワーブースティングレベル情報を端末に送信するステップ、及びPTRSパワーブースティングレベル情報に基づいて、下りリンクシグナリングを介してPTRSを送信するステップを含むことができる。このとき、PTRSパワーブースティングレベル情報は、PTRSポート数、PTRSポートに関わるDMRSポート数、及び前記PTRSポートに関わるDMRSポートグループのDMRSポート数のうち少なくともいずれか1つ以上に基づいて決定されることができる。
本発明の一実施例によれば、mmWave通信システムにおいて、位相雑音を除去するための信号を送信する基地局を提供することができる。このとき、外部デバイスから信号を受信する受信部、外部デバイスに信号を送信する送信部、および受信部及び送信部を制御するプロセッサを提供することができる。このとき、プロセッサは、下りリンク信号の位相雑音に対するPTRSを生成して、下りリンクシグナリングを介してPTRSに対するPTRSパワーブースティングレベル情報を端末に送信して、PTRSパワーブースティングレベル情報に基づいて、PTRSを送信することができる。このとき、PTRSパワーブースティングレベル情報は、PTRSポート数、PTRSポートに関わるDMRSポート数、及び前記PTRSポートに関わるDMRSポートグループのDMRSポート数のうち少なくともいずれか1つ以上に基づいて決定されることができる。
また、mmWave通信システムにおいて、位相雑音を除去するための信号を送信する方法及び装置に対して、以下の事項が共通して適用できる。
本発明の一実施例によれば、PTRSパワーブースティングレベル情報は、PTRSパワーブースティングのオンオフ(on off)状態及びPTRSパワーブースティングのレベル値のうち少なくともいずれか1つ以上を指示する情報であってもよい。
また、本発明の一実施例によれば、PTRSに対するPTRSパワーブースティングレベル情報は、端末に明示的又は暗示的に送信されてもよい。
このとき、本発明の一実施例によれば、PTRSパワーブースティングレベル情報は、下りリンクDCI又はRRCシグナリングを介して前記端末に送信されてもよい。
また、本発明の一実施例によれば、PTRSパワーブースティングレベル情報は、予め設定された規則に基づいて端末に設定されてもよい。
このとき、本発明の一実施例によれば、予め設定された規則は、PTRSパワーブースティングのレベル値がレイヤー数に基づいて決定されることを意味してもよい。
また、本発明の一実施例によれば、予め設定された規則は、PTRSパワーブースティングのレベル値がPTRSポート数に基づいて決定されることを意味してもよい。
また、本発明の一実施例によれば、予め設定された規則は、PTRSパワーブースティングのレベル値が活性化したPTRSポート数に基づいて決定されてもよい。
また、本発明の一実施例によれば、PTRSパワーブースティングのレベル値は、3dB、4.77dB、6dB又は9dBのうちいずれか1つに決定されてもよい。
また、本発明の一実施例によれば、レイヤー数がLである場合、PTRSパワーブースティングのレベル値は、次の数式に基づいて決定されてもよい。Power boosting level=10×Log2(L)+ZdB。このとき、Zは、RRC及びDCIのうち少なくともいずれか1つによって指示されてもよい。
また、本発明の一実施例によれば、ZはMCSレベルによって暗示的に決定されてもよい。このとき、MCSレベルが閾値以下である場合、Zは3dBと設定され、MCSレベルが閾値を超える場合、Zは0dBと設定されてもよい。
また、本発明の一実施例によれば、DMRSポート数は、レイヤー数に対応されてもよい。
また、本発明の一実施例によれば、PTRSパワーブースティングのレベル値は、PTRSとPDSCHとの間のEPRE比率で表現されてもよい。
本発明は、無線通信システムにおける端末の位相雑音除去手順を改善することで、受信信号の正確なデコーディングを可能にすることができる。
本発明は、位相雑音除去のための信号送信の効率を改善する方法を提供することができる。
本発明は、位相雑音除去のための信号送信に関する情報を提供して、受信側の動作を改善することができる。
本発明は、PTRSのパワーブースティングレベルを決定するための方法を提供することができる。
本発明は、位相雑音に対する補償及び参照信号のオーバーヘッドを考慮して、位相雑音除去のための信号を送信する方法を提供することができる。
本発明の実施例から得られる効果は、以上で言及した効果に限定されず、言及していない別の効果は、以下の本発明の実施例に関する記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に明確に理解されるであろう。
位相雑音による位相歪みを示す図である。 周波数ドメインのPTRS密度(density)に基づいてBLER(Block Error Rate)性能(Performance)を示す図である。 時間ドメインのPTRS密度に基づいてBLER性能を示す図である。 互いにTRBサイズに基づいてPTRS密度に対するスペクトル効率(Spectral Efficiency)を示す図である。 CFO(Carrier Frequency Offset)に基づいてBLER性能を示す図である。 PTRSの時間ドメイン及び周波数ドメインのマッピング手順に基づいてBLER性能を示す図である。 PTRSが割り当てられたパターンを示す図である。 PTRSに基づいてBLER性能を測定した図である。 PTRSに基づいてBLER性能を測定した図である。 PTRSに基づいてBLER性能を測定した図である。 PTRSに基づいてBLER性能を測定した図である。 PTRSを配置する方法を示す図である。 MCS及びPRBによって互いに異なるPTRSパターンを示す図である。 PRBサイズに基づいて周波数軸に定義されたPTRS数及びPTRSパワーブースティングの有無によるスペクトル効率(Spectral efficiency)を示す図である。 互いに異なるMCSレベルにおいてスペクトル効率を示す図である。 互いに異なるMCSレベルにおいてスペクトル効率を示す図である。 直交(Orthogonal)PTRSポートにマルチプレクシングを適用する方法を示す図である。 PTRSポートパターンを示す図である。 活性化したPTRSポートに基づいてパワーブースティングを行う方法を示す図である。 活性化したPTRSポートに基づいてパワーブースティングを行う方法を示す図である。 通信システムにおいて基地局が位相雑音を除去するための信号を送信する方法に関するフローチャートである。 PTRSパワーブースティングを行うか否かを決定する方法を示す図である。 本発明の一実施例による端末及び基地局の構成を示す図である。
本発明で使う用語は本発明における機能を考慮してできるだけ現在広く使われる一般的な用語を選択したが、これは当該分野の技術者の意図又は判例、新技術の出現などによって変わることもある。また、特定の場合は出願人が任意に選定した用語もあり、この場合、該当の発明の説明部で詳細にその意味を記載する。したがって、本発明で使う用語は単純な用語の名称ではなくて、その用語が有する意味と本発明の全般的な内容に基づいて定義されなければならない。
以下の実施例は本発明の構成要素及び特徴を所定の形態に結合したものである。それぞれの構成要素又は特徴は別途の明示的言及がない限り選択的なものと見なすことができる。それぞれの構成要素又は特徴は他の構成要素又は特徴と結合しなかった形態に実施可能である。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明する動作の順序は変更可能である。一実施例の一部の構成又は特徴は他の実施例に含まれることができ、あるいは他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替えられることができる。
図面の説明において、本発明の要旨を曖昧にするような過程又は段階などは記述せず、当業者の水準で理解可能な程度の過程又は段階も記述しなかった。
明細書全体を通じて、ある部分がある構成要素を「含む(comprising又はincluding)」というとき、これは、別に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。また、明細書でいう「…部」、「…機」、「モジュール」などの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの結合によって実装することができる。また、「ある(a又はan)」、「1つ(one)」、「その(the)」及び類似の関連語は、本発明を記述する文脈において(特に、以下の請求項の文脈において)本明細書に別に指示されたり文脈によって明らかに反駁されない限り、単数及び複数の両方を含む意味で使うことができる。
本明細書において本発明の実施例は基地局と移動局との間のデータ送受信関係を中心に説明される。ここで、基地局は、移動局と通信を直接行うネットワークの終端ノード(terminal node)としての意味を有する。本文書において基地局によって行われるとされている特定動作は、場合によっては、基地局の上位ノード(upper node)によって行われてもよい。
すなわち、基地局を含む複数のネットワークノード(network node)からなるネットワークにおいて、移動局との通信のために行われる様々な動作は、基地局、又は基地局以外の他のネットワークノードで行うことができる。このとき、「基地局」は、固定局(fixed station)、Node B、eNode B(eNB)、発展した基地局(Advanced Base Station, ABS)、又はアクセスポイント(access point)などの用語に言い換えることができる。
また、「移動局(Mobile Station,MS)」は、UE(User Equipment)、SS(Subscriber Station)、MSS(Mobile Subscriber Station)、移動端末(Mobile Terminal)、発展した移動端末(Advanced Mobile Station,AMS)、端末(Terminal)又はステーション(STAtion,STA)などの用語に言い換えることができる。
また、送信端はデータサービス又は音声サービスを提供する固定及び/又は移動ノードを意味し、受信端はデータサービス又は音声サービスを受信する固定及び/又は移動ノードを意味する。したがって、上りリンクでは移動局を送信端にし、基地局を受信端にすることができる。同様に、下りリンクでは移動局を受信端にし、基地局を送信端にすることができる。
また、デバイスが「セル」と通信を行うとは、デバイスが当該セルの基地局と信号を送受信することを意味することができる。すなわち、デバイスが信号を送信して受信する実質的な対象は特定の基地局であってもよいが、記載の便宜のために、特定の基地局によって形成されるセルと信号を送受信すると記載されてもよい。同様に、「マクロセル」及び/又は「スモールセル」という記載はそれぞれ、特定のカバレッジ(coverage)を意味してもよく、また「マクロセルを支援するマクロ基地局」及び/又は「スモールセルを支援するスモールセル基地局」を意味してもよい。
本発明の実施例は、無線接続システムであるIEEE 802.xxシステム、3GPPシステム、3GPP LTEシステム及び3GPP2システムのうち少なくとも1つに開示されている標準文書によって裏付けられることができる。すなわち、本発明の実施例のうち、説明していない自明な段階又は部分は、上記文書を参照して説明することができる。
また、本文書で開示する全ての用語は上記標準文書によって説明することができる。特に、本発明の実施例は、IEEE 802.16システムの標準文書であるP802.16e−2004、P802.16e−2005、P802.16.1、P802.16p及びP802.16.1b標準文書のうち一つ以上によって裏付けられることができる。
以下、本発明による好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。添付図面と一緒に以下に開示する詳細な説明は本発明の例示的実施形態を説明するためのものであり、本発明を実施することができる唯一の実施形態を示そうとするものではない。
また、本発明の実施例で使う特定用語は本発明の理解を助けるために提供するもので、このような特定用語の使用は本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で他の形態に変更可能である。
1.位相雑音(Phase Noise)分析及び位相追跡参照信号(Phase Tracking Reference Signal,PTRS)デザイン
図1は、位相雑音による位相歪みを示す図である。位相雑音は、信号の位相に対して短期間で発生する波動(fluctuation)であり得る。このとき、位相雑音は、受信される信号の時間ドメインで位相をランダムに変化させることができるため、信号受信を妨げることがある。一例として、図1(a)を参照すると、位相雑音はランダムに発生する。但し、位相雑音は隣接した時間サンプルに対するCPE(Common Phase Error)と周波数ドメインのICI(Inter Carrier Interference)との所定の相関関係(Correlation)を有することができる。
このとき、図1(b)は、受信されるコンステレーションポイント(constellation point)でCPE及びICIに対する効果を示す。このとき、図1(b)の四角形「A」において全てのコンステレーションポイントはCPEに基づいて3度回転した状態であり得る。また、円形「B」にはICIに基づいてコンステレーションポイントがランダムに分布されることができる。すなわち、位相雑音に基づいてCPEに対する補償が必要となり得て、そのために、CPE推定のためのPTRS(Phase Tracking Reference Signal)を用いることができる。以下の表1は、位相雑音のためのシミュレーション条件値を示す。
表1を参照すると、Traffic RB数を変更することでPTRSがCPE推定に及ぼす影響を確認することができる。
このとき、図2は、周波数ドメインのPTRS密度(density)に基づいてBLER(Block Error Rate)性能(Performance)を示す図である。より詳細には、図2(a)及び図2(b)は、OFDMシンボルの周波数ドメインにおいてPTRS密度を0、1、4、8、16に変化させながらBLER性能を推定した図である。このとき、「PTRS=0」はCPE補償のない状態であり、「Ideal」はCEP補償が行われた状態である。図2(a)は4TRBであるとき、周波数ドメインにおいてPTRS密度を変化させながらBLER性能を測定した図であり、図2(b)は64TRBであるとき、周波数ドメインにおいてPTRS密度を変化させながらBLER性能を測定した図である。
図2(a)と図2(b)を比較すると、PTRS密度によるBLER性能は、TBRサイズが大きくなるほど差も大きくなることが分かる。具体的に、TRBサイズが小さい図2(a)では、CPE補償のないBLER性能が、PTRS=8に基づいてCPE補正を行ったBLER性能と1dBだけ差があることから、差が小さいことが分かる。一方、TRBサイズが大きい図2(b)では、CPE補償のないBLER性能が、PTRS=8に基づいてCPE補償を行ったBLER性能とは5.8dBと差が大きいことが分かる。
また、図2(b)を参照すると、PTRS密度が増加するほどCPE補償に基づいてBLER性能が理想的に収束することが分かる。より具体的に、図2(b)では、PTRSが4以上である場合、BLER性能が理想的な状態で収束できるため、PTRS密度が4又は8であるとき、十分なCPE補償が行われることができる。このとき、一例として、図2(a)及び図2(b)はいずれもPTRS密度が4又は8である場合に十分なCPE補償が行われるため、TRBサイズとは関係なく、PTRS密度が4又は8であれば十分なCPE補償が行われることができる。
別の一例として、図3は、時間ドメインのPTRS密度に基づいてBLER性能を示す図である。
図3は、時間ドメインにおいてPTRSインターバル(Interval)を変更してBLER性能を測定した結果であり、図3において、1つのOFDMにおけるPTRS数は4である。図3を参照すると、図2と同様な結果となることが分かる。より具体的には、TRBサイズが大きくなるほど時間ドメインにおいてPTRS密度による差が大きくなることが分かる。すなわち、TRBサイズが小さい場合(図3における4TRBs)には、時間ドメインでPTRS密度から大きい影響が与えられず、類似するBLER性能を示すことができる。一方、TRBサイズが大きい場合(図3における64TRBs)には、時間ドメインでPTRS密度によってBLER性能が大きく変化することが分かる。すなわち、PTRS密度によるBLER性能の差はTRBサイズが大きくなるにつれて敏感に変化することができる。
図4は、互いにTRBサイズに基づいてPTRS密度に対するスペクトル効率(Spectral Efficiency)を示す図である。
図4(a)は、TRBサイズが4である場合にPTRS数によるスペクトル効率を示す図である。このとき、図4(a)を参照すると、TRBサイズが4である場合、CPE補償を行っていない方が、所定数のPTRSに基づいてCPE補償を行った場合よりもさらに効率的なスペクトル効率を有することが分かる。このとき、TRBサイズが4である場合には、コードワードにおいて1つのコードブロックのみが定義されて用いられることができ、コードブロックがサブフレームでスプレッドするため、位相雑音への影響を減らすことができる。これは、上述した図2(a)と同様に、TRBサイズが小さい場合にはCPE補償に大きく影響しないことと類似している。一方、PTRS数が増加する場合には、情報サイズが増加するため、PTRS割り当て部分に基づいてスループット(throughput)に損失が発生し得る。このとき、小さいTRBサイズでは、スループット損失がCPE補償より大きくなり得るため、PTRSが不要になることがある。
一方、図4(b)を参照すると、TRBサイズが64である場合には、PTRS数が増加するほど理想的なスペクトル効率を有することが分かる。これは、TRBサイズが大きい場合には、1つのコードワードに複数のコードブロックを定義することができ、各々のコードブロックが1つ又は2つのOFDMシンボルにスプレッドするため、位相雑音への影響が大きいからである。すなわち、特定のOFDMシンボルで高い位相雑音が発生した場合、特定のOFDMシンボルに位置するコードブロックに対するデコーディング失敗率が高くなる可能性がある。これは、図2(b)と同様である。すなわち、TRBサイズが大きくなると、位相雑音への影響が大きくなり、PTRSに対するオーバーヘッドが相対的に小さくなるため、PTRS数が増加するほどスループットが良好になる。
図4(c)は、時間ドメインに基づいてPTRS密度変化の影響を示す図であって、図3と同様である。すなわち、TRBサイズが小さいと、PTRS時間密度がスループットに大きく影響を及ぼすことができないが、TRBサイズが大きくなると、PTRS時間密度によってスループットが大きく変更することができ、これは上述した通りである。
図5は、CFO(Carrier Frequency Offset)に基づいてBLER性能を示す図である。
上述のように、TRBサイズが小さいと、PTRSが不要となる可能性がある。但し、TRBサイズが小さくても、オシレータ誤差及びドップラーによるCFOのためにPTRSが必要となる可能性がある。このとき、図5を参照すると、TRBサイズが4と小さい場合でも、CFO=1.4kHzである場合には、BLER性能が低下することが分かる。このとき、基地局と端末間のCFOは±0.1ppmであり、30GHzでは、CFOの最大値が3kHzである。すなわち、高周波を用いる場合には、CFOがBLER性能に大きく影響を及ぼすことができる。よって、トレードオフ(trade−off)関係であるCPE補償及びPTRSオーバーヘッドを考慮して、PTRS数を決定する必要があり、これについては後述する。
図6は、PTRSの時間ドメイン及び周波数ドメインのマッピング手順に基づいてBLER性能を示す図である。
図6は、PTRSを、先に時間ドメインでマッピングした場合と、先に周波数ドメインでマッピングした場合とを示す図である。図6を参照すると、先に時間ドメインでPTRSをマッピングした方が、PTRSを先に周波数ドメインでマッピングした場合よりも良好なBLER性能となることが分かる。これは、上述したICIによるものであって、時間ドメインでコードブロックがスプレッドする場合には位相雑音への影響が減少するため、図6のようなグラフとなる。これは、時間ドメインでコードブロックスプレッドが位相雑音の減少に有効であることを示し、これについても後述する。
2.MCSレベルを考慮したPTRSデザイン
上述のように、位相雑音への影響を考慮してPTRSを使用する必要がある。上述のように、参照信号のオーバーヘッドを考慮してPTRSを割り当てる必要がある。
図7は、PTRSが割り当てられたパターンを示す図である。図7を参照すると、パターン1は時間周期が1であり、パターン2は時間周期が2であり、パターン3は時間周期が3である。すなわち、パターン1は時間ドメインで最高の密度でPTRSを割り当てたパターンであり、パターン3は時間ドメインで最低の密度でPTRSを割り当てたパターンである。図7を参照すると、以下の表2は、各々のPTRSパターンが性能劣化に及ぼす影響を確認するためのシミュレーションセットアップの構成である。一例として、以下の表2では、CFOは−3kHz〜3kHzからランダムに選択することができる。また、モジュレーション及びコードレート(Modulation & Code Rate)はQPSK(1/2)、16QAM(3/4)及び64QAM(5/6)と設定されることができる。
図8〜図11は、上述した表2に基づいて、BLER性能を測定した図であり、これからPTRSの影響を確認することができる。
一例として、図8(a)は、位相雑音のない状態で周波数オフセット(frequency offset)がBLER性能に及ぼす影響を示す。図8(a)を参照すると、CFO補償がない場合には、低いMCSレベルであるQPSK(1/2)にもかかわらず、BLERの性能が低下することが分かる。一方、CFO補償がある場合には、BLERの性能が維持できる。すなわち、MCSレベルが低くてもCFO補償はBLER性能に影響を及ぼすことができる。
また、一例として、図8(b)は、周波数オフセットのない状況で位相雑音がBLER性能に及ぼす影響を示す図である。このとき、高いMCSレベルである64QAM(5/6)でCPE補償によってBLER性能が良好になることが分かる。但し、MCSレベルが低い16QAM(3/4)ではCPE補償の有無には関係ばく、同様なBLER性能であることが分かる。すなわち、位相雑音がBLER性能に及ぼす影響は、高いレベルのMCSでさらに大きい。
また、図9は、周波数オフセット及び位相雑音がいずれも存在する場合、BLER性能に影響を与える要素を示す図である。このとき、互いに異なるPTRSパターンによって、BLER性能が大きく変化することが分かる。すなわち、周波数オフセット及び位相雑音がいずれも存在する場合には、PTRSのパターンによって、BLER性能が劣化するか否かが決定されることができる。
また、図10は、MCSに基づいてスペクトル効率を示す図である。図10(a)及び図10(b)を参照すると、QPSK(1/2)及び16QAM(3/4)では、上述の図7において、パターン1、2及び3のいずれもPRBサイズとは関係なく高いスペクトル効率を有することが分かる。すなわち、上述のように、低いMCSレベルでは位相雑音への影響が無視できるため、高いスペクトル効率を有することができる。一例として、図10(a)では、PRBサイズが小さいため、参照信号のオーバーヘッドを考慮すれば、むしろパターン3で高いスペクトル効率を有することができ、これは上述した通りである。
また、図11は、MCSに基づいてスペクトル効率を示す図である。図11(a)を参照すると、4PRBでは、上述した図7において、パターン1、2及び3のいずれもPRBサイズとは関係なく高いスペクトル効率を有することが分かる。すなわち、上述のように、低いMCSレベルでは、位相雑音への影響が無視できるため、高いスペクトル効率を有することができる。このとき、一例として、図11(a)では、PRBサイズが小さいため、参照信号のオーバーヘッドを考慮すれば、むしろパターン3で高いスペクトル効率を有することができ、これは上述した通りである。
一方、図11(b)を参照すると、64QAM(5/6)及び32PRBでは、図7のパターン1及び2において高いスペクトル効率を有することが分かる。これは、32PRBでは1つのコードワードに複数のコードブロックが定義されており、各々のコードブロックが1つ又は2つのOFDMシンボルにスプレッドしているため、位相雑音への影響が大きいからである。すなわち、高いレベルのMCS及び大きいPRBサイズによって送信が行われる場合には、位相雑音への影響がさらに大きい可能性があり、これは上述した通りである。
一例として、各々の端末が上りリンク送信を行う際にPTRSを用いることができる。但し、UL MU−MIMOであって複数の端末が存在する場合、端末の数が増加すると、参照信号のオーバーヘッドが増加する可能性がある。よって、低いMCSレベル及び小さいPRBサイズでは、参照信号のオーバーヘッドを考慮して、PTRSを使用するか否かを決定する必要がある。
別の一例として、下りリンク送信では、繰り返して送信される信号(ex、PSS、SSS)やチャネル(ex、PBCH)が設計されているため、データ受信前にCFOに対する推定を行うことができる。よって、高いMCSレベル及び大きいPRBサイズを考慮して、PTRSに対するパターンをデータの受信前に設定して用いることができるが、この実施例に限定されない。
さらに、位相雑音及び周波数オフセットを考慮して用いられる、上述した参照信号に対しては、以下の表3に含まれた構成を適用して設計することができるが、この実施例に限定されない。
提案1(PTRS周波数軸数の固定)
上述した図面を参照すると、PTRS周波数軸数が4又は8である場合、BLER性能に対する曲線は理想的なケース(idea case)曲線に近づくことが分かる。すなわち、PTRSの周波数軸数がTRB数(又は、サイズ)には関係なく決定されることができる。よって、PTRSの周波数軸数をTRB数には関係なく、特定の値に固定して使用することができる。
より詳細には、PTRSの周波数軸数をNと定義する場合、Nは次の方法に基づいて決定することができる。
1.TRB数には関係なく、4又は8と決定(Nは明細書(spec)に規則(rule)として定義されてもよい)
2.RRC及び/又はDCIを介してNの数を知らせることができる。
すなわち、PTRSの周波数軸数は、予め定義された特定の値であって、4又は8と決定して使用することができる。別の一例として、RRCやDCIを介してPTRS周波数軸数を予め知らせることができる。このとき、参照信号としてPTRSのオーバーヘッドを考慮して、上述の方法を用いることができる。
また、図12は、PTRSを配置する方法を示す図である。一例として、図13において、PTRSの周波数軸数は4である。このとき、PTRSは分散(Distributed)又は局部化(Localized)によって配置されてもよい。一例として、分散は、与えられたTRBでPTRS同士の周波数間隔を一定(Uniform)に設計することができる。また、局部化は、与えられたTRBの中心(Center)又は特定の位置にPTRSを隣接して配置することを意味してもよい。
一例として、上述した配置は、基地局が端末にRRC及び/又はDCIでシグナリングすることができる。また、一例として、予め定義された配置方法として1つの形態が定義されてもよい(明細書に規則として1つの形態が定義されてもよい)。また、上りリンク送信の場合でも、制御情報に含まれてシグナリングされるか、予め定義された配置方法が用いられてもよいが、この実施例に限定されない。
別の一例として、TRB数(又は、サイズ)を考慮して、PTRSの周波数軸数を変更して設定することができる。これは、CFOによって発生したICIがCFO及びCPE推定性能を減少させることがあるからである。このとき、上述した図面のように、TRB数が増加するほど推定性能が減少し、BLER性能が大きく減少する可能性がある。ただし、TRB数が増加すれば参照信号に対するオーバーヘッドが減少するため、周波数軸にさらに多いPTRSを割り当てて推定性能を向上させることができる。すなわち、BLER性能減少及びPTRSの参照信号オーバーヘッドを考慮して、PTRSの周波数軸数をTRB数に基づいて決定することができる。一例として、PTRSの数は、以下の表4のように定義されてもよい。表4によれば、TRB数(又は、サイズ)がNより小さいか同一の場合には、周波数軸のPTRS数をM1値に設定することができる。一方、TRB数がNより大きい場合には、周波数側のPTRSをM2値に設定することができる。このとき、一例として、基準となるTRB数は8であってもよい。また、一例として、M1は4であり、M2は8であるが、この実施例に限定されず、特定値に定められてもよい。
また、一例として、上述したN、M1、M2は、RRC及び/又はDCIを介して設定されてもよい。また、一例として、上述したN、M1、M2は、予め設定された値に設定されて用いられてもよい( 明細書に規則として定義されてもよい)。
提案2(PTRS時間軸間隔をTRBサイズによって変動)
PTRSの時間軸インターバルによってスペクトル効率が変動されることができ、これは上述した通りである。
より詳細には、上述した図3では、TRBサイズが4であるとき、インターバルが2の場合がインターバルが1である場合よりもスペクトル効率が良いことが分かる。一方、TRBサイズが64であるとき、インターバルが1である場合がインターバルが2である場合よりもスペクトル効率が良いことが分かる。すなわち、上述のように、TRBサイズが小さい場合には、参照信号のオーバーヘッドによるスループット損失がCPE補償利得より大きくなり得るため、参照信号のオーバーヘッドの影響が大きい可能性がある。一方、TRBサイズが大きい場合には、参照信号のオーバーヘッドは減少することができ、これに対してCPE補償利得が大きくなり得るため、スペクトル効率が良くなる可能性がある。
このとき、一例として、PTRSの時間軸間隔は、以下の表5のように定義することができる。より詳細には、TRBサイズがNより小さいか同一の場合には、PTRS時間間隔をM1と定義することができる。一方、TRBサイズがNより大きい場合には、PTRS時間間隔をM2と定義することができる。このとき、M1はM2より大きい値であってもよい。一例として、M1は2であり、M2は1である。また、一例として、上述のNは8である。
すなわち、TRBサイズが小さい場合、PTRSのオーバーヘッドを考慮して、PTRSの時間間隔をより長くすることができる。一方、TRBサイズが大きい場合には、CPE補償を考慮して、PTRS時間間隔をより短くすることができる。
また、一例として、上述したN、M1、M2は、RRC及び/又はDCIを介して設定されてもよい。また、一例として、上述したN、M1、M2は、予め設定された値に設定されて用いられてもよい(明細書に規則として定義されてもよい)。
別の一例として、PTRSの時間軸間隔は、さらにCR(Code Rate)及びMO(Modulation Order)を考慮して決定することができる。すなわち、PTRSの時間軸間隔は、TRBサイズ、CR(Code Rate)及びMO(Modulation Order)によって決定することができる。
このとき、上述した図4(c)において、MO=64QAM、code rate=5/6であってもよい。一例として、MO及び/又はCRが大きくなる場合、PTRS時間間隔は2から1に縮小される。MO及びCRを考慮して、上述した表5を表6のように修正することができる。
また、一例として、以下の表6において、「If CR <= M(e.g. 5/6)」は、MOを基準として設定されてもよいが、この実施例に限定されない。すなわち、PTRS時間間隔は、MO及び/又はCRが大きくなる場合には、TRBサイズが小さくても間隔が短く設定されることができ、この実施例に限定されない。
別の一例として、PTRSはCFO推定に用いられることができる。このとき、基地局はPTRS時間間隔を決定して、端末にシグナリングすることができる。また、一例として、CFP推定のみを行う場合、送信機及び受信機にPTRS時間間隔は予め約束(又は、予め設定)されており、必要に応じて、オン/オフ(on/off)のみをDCIを介してシグナリングすることができる。
PTRSの時間間隔配置に関する具体的な実施例であって、図13は、MCS及びPRBによって互いに異なるPTRSパターンを示す図である。
より詳細には、図13は、互いに異なるMCS及びPRBによってPTRSパターンを定義した場合であって、パターン1−3は、以下の1−3条件に対応することができる。一方、以下のマッピング方式は、RRC、DCI及び/又は規則(rule)によって端末に設定されてもよい。
このとき、以下の条件に関連して、パターン1のインターバルが最短であり、パターン3のインターバルが最長であってもよい。すなわち、MCSレベルが高く、PRBサイズが大きい場合であれば、PTRSの時間間隔を短くすることができる。一方、MCSレベルが高くても、PRBサイズが小さい場合であれば、PTRSの時間間隔をさらに長くすることができる。また、MCSレベルも低く、PRBサイズが小さい場合であれば、PTRSの時間間隔を最も長くなるように設定することができる。すなわち、PTRSの時間間隔は、PRBサイズ及びMCSレベル情報が大きくなるにつれて時間間隔が減少することができ、これは上述した通りである。これによって、TRBパターンをMCSレベル及びPRBサイズによって異ならせて設定してもよく、PTRSのオーバーヘッドを考慮して、各々のパターンが定義されてもよい。
1.High MCS(e.g.#26)+large PRB(e.g.32PRBs):Pattern 1
2.High MCS(e.g.#26)+middle PRB(e.g.8PRBs):Pattern 2
提案3(TRBサイズによるPTRSのマッピング方法)
TRBサイズによってPTRSのマッピング方法が決定されてもよい。すなわち、時間優先マッピング方法及び周波数優先マッピング方法のいずれか一方がTRBサイズによって決定されてもよい。一例として、図5を参照すると、データを時間優先マッピング(time first mapping)方法によってマッピングする場合、周波数優先マッピング(frequency first mapping)に比べて位相雑音に強い。すなわち、位相雑音への影響が少ない。
また、一例として、上述のように、TRBが小さい場合には、コードワードに1つのコードブロックのみが定義されるため、結果として、周波数優先マッピング(frequency first mapping)しても、時間優先マッピング(time first mapping)と同様な効果を得ることができる。
一方、TRBサイズが大きい場合、時間優先マッピング(time first mapping)又は時間軸にコードスプレッドする方式は、大きい性能利得を得ることができる。よって、TRBサイズが大きくなる場合には、PTRSマッピング方法を考慮する必要があり、以下の表7のようである。
すなわち、TRBサイズがNより小さいか同一の場合には、データを周波数優先マッピング方法によってマッピングすることができる。一方、TRBサイズがNより大きい場合には、データを時間優先マッピング方法、時間ドメインコードスプレッド方法、又は上述したInter−CB interleavingに基づいてマッピングすることができるが、この実施例に限定されない。
また、一例として、Nは8であってもよい。このとき、Nは他の値であってもよく、予め設定された値で定義されてもよい(明細書に規則として定義されてもよい)。また、一例として、NはDCI及び/又はRRCによって決定されてもよいが、この実施例に限定されない。
一方、URLLC(ultra−reliable and low latency communications)のように、デコーディング遅延(decoding latency)にとても敏感なサービスは、上述したNとは関係なく、常に周波数優先マッピング方式によってマッピングを行うことができる。
また、CR又はMOが低くなる場合、周波数優先マッピング方式による性能劣化が減少することができる。よって、一例として、上述したNは、TRBサイズ、CR及び/又はMOを考慮して決定することができ、この実施例に限定されない。
提案4(PTRS送信を行うか否かの決定方法)
PTRSの送信を行うか否かは、TRBサイズ、基地局能力(Capability)及び/又は端末能力(capability)によって決定することができる。
このとき、一例として、図4(a)では、PTRSが送信されない方が送信されるよりもスペクトル効率が高いことが分かる。
一方、図5では、CFO=1.4kHzである場合、PTRSを送信しないと、通信そのものが失敗する可能性がある。このとき、CFOは端末及び基地局の能力によるもので、オシレータ(oscillator)によって異なることがある。すなわち、端末及び基地局の能力が非常に優れていてCFOが非常に小さく発生する場合、TRBサイズが小さいときには、PTRSを送信しない方が高いスペクトル効率を得ることができる。
すなわち、TRBサイズのみならず、端末の能力及び基地局の能力もPTRS送信有無に対する決定要素であり得る。そのために、端末は自身のCFOに関する情報(e.g. oscillator、movement or speed)を基地局に送信することができる。このとき、基地局は端末から受信した情報及び自身の能力情報を用いてPTRS送信有無(又は、送信可否)を決定することができるが、この実施例に限定されない。
以上、PTRSの周波数及び時間軸への密度について説明したが、以下では、PTRSの配置方法について説明する。
提案5−1(PTRSパワーブースティングレベルの決定方法)
PTRSのパワーブースティングレベル(Power Boosting Level)は、MCSレベル及び/又はPRBサイズ(又は、TRBサイズ)によって決定することができる。このとき、PTRSパワーブースティングレベルは、RRC、DCI及び/又は規則(Rule)として端末に設定(configure)することができる。
より詳細には、図14〜図16は、PRBサイズが4である場合、周波数軸に定義されたPTRS数及びPTRSパワーブースティングを行うか否かによるスペクトル効率を示す。このとき、PTRSパワーブースティングに対しては、オン/オフ(on/off)状態で定義されてもよい。
一例として、図14は、PTRSパワーブースティングがオン/オフの状態でPTRSが2及び4である場合のスペクトル効率を示す図である。PTRSパワーブースティングがオフの状態でPTRSが2である場合、PTRSが4である場合に比べて、低いSNRで性能が低下することが分かる。このとき、低いSNRでは雑音への影響が大きい可能性がある。すなわち、低いSNRでは雑音への影響が大きいことから、CPE及びCFOの測定が十分にできない可能性があるため、PTRSが2である場合はPTRSが4である場合に比べて性能が低下する可能性がある。よって、低いSNRではサンプル数を増加させて、PTRSが4である場合として性能を向上させる必要がある。
一方、高いSNRでは雑音への影響が減少することができる。よって、PTRSの数が少なくても、CPE及びCFOの測定が十分可能となり得る。図15を参照すると、高いSNRでは、PTRS数が2である場合はPTRSが4である場合より性能が良い可能性がある。すなわち、PTRS数が少なくても、CPE及びCFOに対する十分な測定が可能であり、上述のように、PTRS数が増加するとオーバーヘッドが増加するため、かえって性能が低下する可能性がある。
上述のように、PRBサイズが小さく、低いSNR(又は低いMCS)では、周波数軸のPTRS数を増加させることでスペクトル効率を向上させることができる。一方、この場合、参照信号オーバーヘッドが増加することがあり、MU UL(Multiuser Uplink)を考慮すれば、他の端末に周波数軸でPTRSが増加したことを通知する必要があるため、更なる手順が必要となる可能性がある。
このとき、一例として、図14において、PTRSパワーブースティングがオン状態であり、PTRSが2である場合、PTRSが4である場合よりも常にスペクトル効率が高くなる。すなわち、周波数軸のPTRSを増加させることよりも、既存のPTRSのパワーブースティングをオン状態にした方が、スペクトル効率を向上させることができる。PTRSパワーブースティングによってCPE及びCFOの測定が十分に行われることができ、PTRSのサンプル数を増加させないことから、参照信号のオーバーヘッドを増加させないことができる。一例として、上述の状況では、MU ULを考慮してもPTRSが周波数軸に増加しないため、他の端末にこれを通知する必要がない。
すなわち、SNRの高低を考慮して、周波数軸のPTRS数を増加させず、PTRSパワーブースティングによって性能を向上させることができ、不要な手順も省略することができる。
また、一例として、SNRが高い場合、通常、高いMCSが選ばれる。すなわち、SNRが高い場合には高いレベルのMCSを選択して使用し、SNRが低い場合には低いレベルのMCSを選択して使用することができる。よって、上述において、SNRが高い場合はMCSレベルが高い場合に対応することができる。また、SNRが低い場合はMCSレベルが低い場合に対応することができる。すなわち、MCSレベルによって、周波数軸のPTRS数を調整せず、PTRSパワーブースティングによって性能を向上させることができ、これは上述した通りである。
より詳細には、図15及び図16は、互いに異なるMCSレベルでのスペクトル効率を示す図である。このとき、ブースティングオフの状態でPTRSが2である場合とPTRSが4である場合とを比較すると、低いSNRにおけるPTRSが2である場合、スペクトル効率が低いことが分かり、これは上述した通りである。
このとき、上述の状況を考慮して、端末は割り当てられたPRBサイズ及びMCSレベルによって、PTRSパワーブースティングのオン/オフを決定することができる。一例として、端末のPTRSパワーブースティングのオン/オフの決定は、暗示的又は明示的に決定することができる。
また、一例として、PTRSパワーブースティングのオン/オフは、以下の表8のように決定することができる。このとき、PRBサイズが4であり、MCSレベルが16QAMより小さいか同一の場合、周波数軸のPTRSを2と設定して、PTRSパワーブースティングをオン状態にすることができる。一方、PRBサイズが4であり、MCSレベルが16QAMより大きい場合、周波数軸のPTRSを2と設定して、PTRSパワーブースティングをオフ状態にすることができる。
また、PRBサイズが32であり、MCSレベルが16QAMより小さいか同一の場合、周波数軸のPTRSを4と設定して、PTRSブースティングをオン状態にすることができる。最後に、PRBサイズが32であり、MCSレベルが16QAMより大きい場合、周波数軸のPTRSを4と設定して、PTRSパワーブースティングをオフ状態にすることができる。
すなわち、PTRSパワーブースティングのオン/オフとPTRS数は、PRBサイズ及びMCSレベルのうち少なくともいずれか1つ以上に基づいて決定することができる。
より詳細には、PRBサイズが小さく、MCSレベルが低い場合、周波数軸のPTRS数を小さくして、PTRSパワーブースティングを行うことによって性能を向上させることができる。一方、PRBサイズが小さくても、MCSレベルが高い場合には、CPE及びCFOに対する十分な推定ができるため、PTRSパワーブースティングをオフ状態にすることができる。このとき、上述のように、高いSNRでは、通常、高いレベルのMCSレベルが選択される。すなわち、上述において、MCSレベルはSNRレベルに対応することができる。
また、上述した図面において、高いSNRではPTRSパワーブースティングのオン/オフとは関係なく、類似する性能を示すことができるため、MCSレベルが高い場合には、PTRSパワーブースティングをオフ状態にすることができる。
また、PRBサイズがさらに大きくなっても、MCSレベルが低いと、周波数軸のPTRS数を増加させずに、PTRSパワーブースティングをオン状態にすることができる。また、MCSレベルが高い場合であれば、上述のように、PTRSブースティングをオフにすることができる。
このとき、一例として、以下の表8のPRBサイズ及びMCSレベルは、一例に過ぎず、それぞれの値が他の基準値に設定されてもよいが、この実施例に限定されない。
また、一例として、PTRSのパワーブースティングがオン状態である場合、PTRSパワーブースティングに対するブースティングレベル値が決定されることができる。このとき、ブースティングレベル値はデータシンボルの平均パワー(Average Power)に対するブースティングレベルのことを意味してもよい。或いは、ブースティングレベル値は、PTRSとPDSCHとのEPRE ratioで表現されてもよい。このとき、PDSCHはレイヤー当りPDSCH又はレイヤー当りデータシンボルの平均パワーを示すことができ、この実施例に限定されない。
また、一例として、ブースティングレベルは3dB/6dBであってもよい。また、一例として、上記値は端末にRRC、DCI及び/又は規則(rule)として設定されてもよいが、この実施例に限定されない。
すなわち、上述したPTRSパワーブースティングのオン/オフ及びPTRSパワーブースティングレベル値は、RRC、DCI及び/又は規則によって設定することができる。このとき、一例として、PTRSパワーブースティングのオン/オフとPTRSパワーブースティングレベル値は、互いに異なる方式によって指示することができる。すなわち、オーバーヘッド及び遅延を考慮して、所定の条件に基づいて、PTRSパワーブースティングのオン/オフが設定され、PTRSパワーブースティングレベル値がシグナリングされることができ、これはシステムに基づいて異なるように設定されてもよい。
また、別の一例として、PTRSパワーブースティングレベル値は、レイヤー数に基づいて異なるように設定されてもよい。このとき、一例として、2/4レイヤー(2/4−layer)送信の場合、単一レイヤー(1−layer)送信に比べて、PDSCHが送信される各々のレイヤーのパワーが−3dB/−6dBと減少することができる。このとき、PTRSもそれぞれ−3dB/−6dB分だけパワーが減少することができる。よって、上述したパワー減少を補償するために、PTRSパワーに対する補償のために、それぞれ3dB/6dB分だけブースティングする必要があり得る。但し、不要なパワーブースティングは行わないことが効率的であるため、レイヤー数が少ない場合には、PTRSパワーブースティングレベル値を3dBと設定してもよい。すなわち、PTRSパワーブースティングレベル値はレイヤー数を考慮して決定されてもよいが、この実施例に限定されない。
また、上述した図16において、MCSレベルの低い場合には3dBブースティングが性能向上に役立つことが分かる。よって、上述の状況では、単一レイヤーでは3dBブースティングが必要となり得て、4レイヤーでは補償すべきパワーまで考慮して、9dBブースティングが必要となり得る。このとき、一例として、パワーブースティングレベル値は、上述の状況を考慮して、次の数式3のようである。次の数式1によると、パワーブースティングレベル値は、レイヤー数が増加するほど高い値に設定されることが分かる。また、一例として、次の数式1において、Z値はRRCと設定されるか、明細書において規則(e.g.3dB、6dB)として設定されてもよいが、この実施例に限定されない。
また、一例として、Z値はMCSレベルによって暗示的(implicit)に決定することができる。このとき、MCSレベルが低い場合、Z値は3dBと設定することができる。また、MCSレベルが高い場合、Z値は0dBと設定することができる。すなわち、MCSレベルが低いとパワーブースティングをオンにして、MCSレベルが高いとパワーブースティングはオフにすることと同様に、パワーブースティングレベルに対してもMCSレベルを考慮することができる。このとき、MCSレベルが低い場合には、さらに高いパワーブースティングレベルが設定される必要があるため、Zは3dBと設定することができる。また、MCSレベルが高い場合には、高いパワーブースティングレベルが不要となるため、Zを0dBと設定することができるが、この実施例に限定されない。また、MCSレベルは閾値に基づいて決定することができる。すなわち、MCSレベルが閾値以下である場合、Zは3dBと設定することができる。一方、MCSレベルが閾値を超える場合、Zは0dBと設定されることができる。このとき、閾値は1つの基準値に過ぎず、その他として設定されてもよいが、この実施例に限定されない。
[数式1]
Power boosting level=10×Log2(#of layers)+ZdB
また、一例として、上述した構成では、規則は送信機と受信機との間で予め定義された(又は、予め約束された)ものであって、特定のMCSレベル及びPRBサイズが定められた場合、別に設定せずに端末が規則に従って動作することを意味してもよい。一例として、「PRB size=4, MCS level<=16QAM(code rate=3/4)」である場合、端末は周波数軸のPTRS数=2、PTRS 3dB/6dB boosting onにしてPTRSを送信することができる。すなわち、PRBサイズ及びMCSレベルが1つの条件であって、これに基づいて端末が動作することができる。
別の一例として、PTRSパワーブースティングは、PRBサイズ及びMCSレベルとは関係なく、常にブースティングしてもよい。このとき、一例として、上述したブースティングレベル値は、端末にRRC、DCI及び規則として設定されてもよいが、この実施例に限定されない。すなわち、PTRSパワーブースティングは常にオン状態であってもよいため、別にシグナリングされず、パワーブースティングレベル値のみを指示してもよいが、この実施例に限定されない。
上述のように、雑音を減らすために、PTRSを用いることができる。このとき、PTRSに対してパワーブースティングを行うか否かは、上述したSNRレベル(又は、MCSレベル)によって決定することができる。すなわち、PTRSパワーブースティングのオン/オフをSNRレベル(又は、MCSレベル)によって決定することができる。これは、上述のように、PTRSが増加する場合には、参照信号オーバーヘッドが大きくなるため、性能が低下する可能性があり、PTRSを増加せずに、PTRSパワーをブースティングして性能を向上させることができる。また、これによって、周波数軸のPTRSを増加させないことから、オーバーヘッドを減らすことができる。また、MU ULでも他の端末にPTRS増加に関する情報を通知する必要がないため、効率性が増加することができる。
提案5−2(PTRSポート数によるパワーブースティング)
PTRSポートに関連して、直交PTRSマルチプレクシング(Orthogonal PTRS multiplexing)が行われてもよい。このとき一例として、図17では、下りリンクを中心として直交PTRSマルチプレクシングを説明するが、上りリンクにも同様に適用することができる。また、以下では、OCC(Orthogonal Cover Code、又はCS(Cyclic Shift))の長さが2である場合に基づいて説明するが、これに限定されず、任意の長さを適用することもできる。
また、一例として、AとBが直交(orthogonal)するとは、AとBが互いに異なる時間、周波数又はコードリソースを別として使うことを意味してもよい。一方、直交しない(Non−orthogonal)とは、AとBが同一の時間/周波数/コードリソースを使えることを意味してもよい。また、図17において、レートマッチング(rate matching)は端末が当該領域でデータの送信を期待しないことを意味してもよい。すなわち、端末は当該領域でデータを受信しないことを意味することができるが、この実施例に限定されない。
また、PTRSポートはPTRSパワーブースティングを支援することができる。PTRSポートはFDMされることができる。また、PTRSパワーブースティングレベルは、RRC、MAC−CE及びDCIのうち少なくともいずれか1つに基づいて端末に設定されるか、明細書で規則として定義されてもよく、これについては後述する。
図17を参照すると、一例として、4つのDMRSポート及び2つのPTRSポートが設定されてもよい。但し、DMRSポート及びPTRSポートの数は変更されてもよいが、この実施例に限定されない。
このとき、一例として、2つのDMRSポート(e.g.DMRS port #1,#2)はCSによって周波数ドメインで定義されてもよい。このとき、周波数ドメインでComb 2方式で配置されることができる。DMRSポート#1及びDMRSポート#2の線形結合(linear combination)によって、それぞれ(A)及び(C)と定義されてもよい。すなわち、[DMRSポート#1+DMRSポート#2](=(A))及び[DMRSポート#1−DMRSポート#2](=(C))と定義されてもよい。このとき、PTRSポート#1は、DMRSポート#1及びDMRSポート#2に基づいて、(a)及び(c)のように定義されることができる。すなわち、DMRSポート#1及びDMRSポート#2が割り当てられた周波数ドメインと同軸にPTRSポート#1が定義されてもよい。
また、一例として、DMRSポート#3及びDMRSポート#4の線形結合によって、それぞれ(B)と(D)が定義されてもよい。すなわち、[DMRSポート#3+DMRSポート#4](=(B))と[DMRSポート#1−DMRSポート#2](=(D))と定義されることができる。このとき、PTRSポート#2は、DMRSポート#3及びDMRSポート#4に基づいて、(b)及び(d)のように定義されることができる。すなわち、DMRSポート#3及びDMRSポート#4が割り当てられた周波数ドメインと同軸にPTRSポート#2が定義されてもよい。
また、一例として、図17においてPTRSポート#1は、上述した(a)と(c)のうち1つにのみ対応することができる。また、PTRSポート#2も、上述した(b)と(d)のうち1つにのみ対応することができる。より詳細には、PTRSポートはそれぞれのRBにおいてその周波数位置を同様に設定できる。すなわち、PTRSポート#1は(a)と(c)のうちいずれか一方にのみ設定される共に、他方には設定されない。また、PTRSポート#2も(b)と(d)のうちいずれか一方にのみ設定されると共に、他方には設定されない。一例として、1つの端末が2つのPTRSポートを割り当てられた場合、PTRSポート#1は(a)と(c)のうちいずれか一方に割り当てられ、PTRSポート#2は(b)と(d)のうちいずれか一方に割り当てられる。図17は、それぞれの場合を示すための実施例であり、それぞれのRBに対しては、上述のように別々に解釈することができる。上述のように、PTRSポートの周波数位置は、PTRSポートに関連するDMRSポートグループの1つ又はそれ以上のDMRSポートが位置した位置に割り当てられることができる。このとき、PTRSポートに関連するDMRSポートグループは、同一の位相ソース(phase source)を有することができる。また、PTRSポートに対する時間軸の位置は、図18のように、パターン1又はパターン2のようである。すなわち、全てのOFDMシンボルに割り当てられるか、所定のパターンに基づいて割り当てられてもよいが、この実施例に限定されない。一例として、時間軸パターンは、RRC、MAC CE及びDCIのうち少なくともいずれか1つによって端末に設定されることができる。また、一例として、明細書で規則として定義されてもよい。また、SU(Single User)に基づいてPTRSポートマルチプレクシングが行われてもよい。また、MU(Multi User)に基づいてPTRSポートマルチプレクシングが行われてもよい。
SUに基づいてPTRSポートマルチプレクシングが行われる場合、1つの端末に複数のPTRSポートが直交(Orthogonal)して定義されてもよい。一例として、端末にDMRSポート#1及びDMRSポート#3が割り当てられてもよい。このとき、DMRSポート#1に対応するPTRSポートは、PTRSポート#1であり得る。また、DMRSポート#3に対応するPTRSポートは、PTRSポート#3であり得る。このとき、PTRSポート同士は直交して定義されることができる。
但し、上述したポート番号は一例に過ぎない。より詳細には、1つの端末に割り当てられた複数のPTRSポートが直交して定義されることができ、このポート番号に制限されない。一例として、図17において、PTRSポート#1及びPTRSポート#2は、1つの端末に割り当てられて互いに直交して定義されてもよい。上述では、PTRSポート#2又はPTRSポート#3と記載したが、このポート番号には制限されず、1つの端末において直交するPTRSポートが定義されてもよい。
また、MUに基づいてPTRSポートマルチプレクシングが行われることができる。このとき、互いに異なるOCC(又は、CS)に定義された複数のDMRSポートと関連する複数のPTRSポートが直交してマルチプレクシングを支援することができる。
このとき、一例として、上述のように、基地局は端末にPTRSパワーブースティングレベルをRRC、MAC−CE及びDCIのうち少なくともいずれか1つを用いて指示することができる。また、一例として、PTRSパワーブースティングレベルは、明細書で規則として定義されてもよい。
このとき、一例として、上述したSUによる場合及びMUによる場合において、1つのPTRSポートを受信するときには他のPTRSポートによってデータが送信されない。一例として、上述したPTRSポート#1を受信する場合、PTRSポート#2ではデータが送信されない。また、上述したPTRSポート#1を受信する場合、PTRSポート#3ではデータが送信されない。よって、PTRSポート#2(又は、PTRSポート#3)に割り当てられたパワーを用いてPTRSポート#1のパワーをブースティングすることができる。このとき、パワーブースティングレベルは同一のOFDMシンボルに定義されたZP(Zero Power)PTRS数に関連して定義することができる。すなわち、同一のOFDMシンボルでPTRSポートパワーが0である場合に基づいてパワーブースティングレベルを決定してもよい。このとき、一例として、図17では、2つのPTRSポートが設定され、1つのPTRSポートのみが用いられる場合、パワーブースティングレベルは3dBと定義することができる。
また、一例として、PTRSパワーブースティングレベルは、PTRSとPDSCHのパワー比率で示すことができる。このとき、PTRSポートが1つである場合には、パワーブースティングのためのZP PTRSが存在しないため、PTRSパワーブースティングレベルは0dBと設定されることができる。一方、PTRSポートが2つであり、上述のように、1つのPTRSポートが受信され、他のPTRSポートでデータが送信されない場合には、PTRSパワーブースティングレベルは3dBと設定することができる。
このとき、PTRSパワーブースティングレベルに対しては、上述したSUによる場合及びMUによる場合のいずれにも同様に適用できるが、この実施例に限定されない。
提案6−1(PTRS及びDMRSマッピングによるパワーブースティング)
1つの端末におけるPTRSとデータの送信及び受信において直交マルチプレクシング(orthogonal multiplexing)が適用できる。よって、1つの端末においてPTRSリソース要素とデータリソース要素とはオーバーラップしない。また、一例として、端末に複数のPTRSが定義されてもよい。このとき、n番目のPTRSポートにマッピングされたDMRSポート数がNnであり、全体のDMRSポート数がNである場合、n番目のPTRSポートはN/Nn分だけパワーブースティングされることができる。すなわち、PTRSパワーはリソース要素別に利用可能な最大の送信パワーを用いるために、N/Nn分だけブースティングされることができる。
このとき、一例として、端末はN番目のPTRSとDMRSのマッピング関係に従って、ブースティングレベルを暗示的(implicit)に決定することができる。また、一例として、上述したパワーブースティングの可否及び/又はブースティング値はRRC、DCI及びMAC−CEのうち少なくともいずれか1つによって明示的(explicit)に指示することができる。別の一例として、パワーブースティングの可否及び/又はブースティング値は規則として決定することができ、この実施例に限定されない。このとき、一例として、パワーブースティングの可否は、基地局がRRC及びDCIのうち少なくともいずれか1つによって設定(Configure)することができ、規則として決定することができるが、この実施例に限定されない。
別の一例として、PTRSとDMRSのマッピング関係は規則として暗示的に決定することができる。また、一例として、PTRSとDMRSのマッピング関係は、RRC、DCI及びMAC−CEのうち少なくともいずれか1つによって明示的に指示することができる。
別の一例として、基地局が端末にPTRSポートをRRC、DCI及びMAC−CEのうち少なくともいずれか1つによって明示的に指示する場合、端末はこれを用いてPTRSとDMRSのマッピング関係を分かることができる。
一例として、PTRSポート#1はDMRSポート#1、#2とマッピングされ、PTRSポート#2はDMRSポート#3、#4とマッピングされる。或いは、上述した実施例において、PTRSポート#1はDMRSポート#1、PTRSポート#2はDMRSポート#3とマッピングされることができる。但し、これは一例に過ぎず、この実施例に限定されない。
また、上述した提案は、上りリンクに限定されず、下りリンクに対してもパワーブースティングのために同様に適用することができ、この実施例に限定されない。
提案6−2(関連するDMRSポートグループのレイヤー数に基づいたPTRSパワーブースティング)
PTRSポートとDMRSポートはQCL(Quasi−Co−Location)関係にあり得る。すなわち、Large Scale Propertyに対しては、PTRSポートとDMRSポートが同様に適用される。但し、一例として、PTRSパワーブースティングが行われる場合、PTRSポートとDMRSポートとの間に平均ゲイン(average gain)の観点からQCLが適用されなくてもよい。すなわち、上述の状況では、QCLのための別の定義が必要となり得る。
このとき、一例として、端末は下りリンクPTRSパワーブースティングレベルをPTRSが含まれたDMRSポートグループの全レイヤー(Total Layer)によって決定することができる。より詳細には、パワーブースティングレベルはPDSCHに送信される1つのレイヤーに対するパワーオフセット値(power offset value)であってもよい。このとき、上述したレイヤーはPTRSと関連(associated)するDMRSポートグループに含まれているものと限定されてもよい。このとき、一例として、PTRSパワーブースティングレベルは、次の数式2に基づいて決定することができる。
[数式2]
PTRS Power boosting level=10×log10(L)
このとき、LはPTRSポートに関連するDMRSポートグループの全レイヤー数であってもよい。すなわち、PTRSパワーブースティングレベルは、DMRSポートグループの全レイヤー数に基づいて決定することができる。
一例として、2つのDMRSポートグループ#0及びDMRSポートグループ#1の各々のレイヤー数が2及び3である場合が考えられる。このとき、DMRSポートグループ#0のみがP TRSポート#0を送信する場合、PTRSパワーブースティングレベルは3dBとなる。すなわち、上記数式2においてLは2であり、PTRSパワーブースティングレベルは3dBとなり得る。
また、一例として、上述したレイヤー数はDMRSポート数に対応することができる。すなわち、DMRSポートグループの全レイヤー数とDMRSポート数とは同一であってもよい。このとき、一例として、提案6−1との関係からして、提案6−2では、複数のDMRSポートグループが存在する場合に適用することができる。一例として、DMRSポートグループ#1及びDMRSポートグループ#2が存在する。このとき、DMRSポートグループ#1にはDMRSポート#1及びDMRSポート#2が割り当てられ、DMRSポートグループ#2にはDMRSポート#3、DMRSポート#4及びDMRSポート#5が割り当てられた場合を考慮することができる。このとき、PTRSポート#1はDMRSポート#1に対応して、PTRSポート#2はDMRSポート#3に対応する場合、上述のように、レイヤー数がDMRSポート数に対応することができるため、PTRSポート#1は10*log10(2)分だけブースティングすることができる。また、PT−RSポート#2は10*log10(3)分だけブースティングすることができる。
また、一例として、DMRSポートグループ#1のみがPTRSポート#0を送信する場合、PTRSパワーブースティングレベルは4.77dBとなる。すなわち、上記数式2において、Lは3であり、PTRSパワーブースティングレベルは4.77dBとなる。
別の一例として、端末はPTRSパワーブースティングレベルをPTRSが含まれたDMRSポートグループの総レイヤー数及びPTRSを送信する他のDMRSポートグループ数に基づいて決定することができる。より詳細には、図19を参照すると、DMRSポート#0と#1が互いに異なるDMRSポートグループに含まれ、PTRSポート#0のみが送信される場合が考えられる。このとき、PTRSポート#0は、パワーが供給されるレイヤー又はREがないため、パワーブースティングができない可能性がある。すなわち、DMRSポートグループの総レイヤー数が1であるため、パワーブースティングを行うことができない。
別の一例として、他のUEに割り当てられたPTRS領域にはデータが送信されない可能性がある。すなわち、他の端末のPTRSを使うか否かとは関係なく、PTRSに該当するREを使用しなくてもよい。このとき、端末はPTRSポートにデータを送信しないため、当該パワーをPTRSパワーブースティングに用いることができる。一例として、端末はポート#2にデータが送信されない場合、端末はポート#1のPTRSパワーをポート#2に対するパワーに基づいてブースティングすることができるが、この実施例に限定されない。このとき、パワーブースティング可否は、基地局がDCI及びRRCのうち少なくとも1つを用いて設定(configure)することができる。また、パワーブースティング可否は、標準スペック(spec)として決定することができ、この実施例に限定されない。
上述の状況を考慮して、一例として、図20を参照すると、DMRSポート#0と#1が互いに異なるDMRSポートグループに含まれ、PTRSポート#0及びPTRSポート#1が送信される場合が考えられる。このとき、PTRSポート#0はパワーが供給される他のREが存在する可能性がある。すなわち、PTRSポート#1が送信されるREがあるため、PTRSパワーブースティングが可能である。
すなわち、活性化したPTRSポートがある場合には、PTRSポートに対するREによってパワーブースティングが可能であり、上記数式2は、次の数式3のように変更されてもよい。
[数式3]
PTRS Power boosting level=10×log10(L)+10×log10(P)
このとき、Lは、上述のように、PTRSポートが関連するDMRSポートグループの総レイヤー数であり、Pは、活性化した(activated)PTRSポートの総数である。すなわち、PTRSパワーブースティングレベルは、DMRSポートグループの総レイヤー数及び活性化したPTRSポートの総数をいずれも考慮して決定することができる。
このとき、一例として、PTRSパワーブースティングレベルが閾値以上である場合、PTRSパワーブースティングレベルを特定の値に限定することができる。すなわち、閾値以上にはPTRSパワーブースティングレベルを設定しなくてもよい。一例として、PTRSパワーブースティングレベルが6dB以上である場合、PTRSパワーブースティングレベルを6dBと設定することができる。すなわち、6dBを閾値に設定することができる。このとき、閾値は上位層信号及び規則のうち少なくともいずれか1つに基づいて明示されてもよい。また、標準スペック(spec)として予め設定されてもよい。
具体例として、DMRSポートグループ#0及びDMRSポートグループ#1がいずれもPTRSポート#0及びPTRSポート#1を送信する場合が考えられる。このとき、PTRSポート#0のPTRSパワーブースティングレベルは6dBに限定して、PTRSポート#1のパワーブースティングレベルは7.77dBに限定することができるが、この実施例に限定されない。
別の一例として、DMRSポートグループ#0のレイヤー数が2、DMRSポートグループ#1のレイヤー数が3、DMRSポートグループ#2のレイヤー数が1及びDMRSポートグループ#3のレイヤー数が2である場合が考えられる。このとき、上述したDMRSポートグループがいずれもPTRSポート#0、PTRSポート#1、PTRSポート#2及びPTRSポート#3を送信する場合、それぞれのPT−RSポート当りパワーブースティングレベルは、以下の表9のようである。すなわち、上記数式3に基づいてパワーブースティングレベルを決定することができる。
図21は、通信システムにおいて基地局が位相雑音を除去するための信号を送信する方法に関するフローチャートである。
基地局はPTRSを生成することができる。(S2110)このとき、図1〜図20において上述したように、基地局が送信するPTRSは位相雑音を除去するための参照信号であり得る。
次に、基地局は下りリンクシグナリングを介してPTRSパワーブースティングレベル情報を端末に送信することができる。(S2120)このとき、図1〜図20において上述したように、PTRSパワーブースティングレベル情報は、MCSレベル及びPRBサイズのうち少なくともいずれか1つに基づいて決定することができる。また、一例として、PTRSパワーブースティングレベル情報は、RRC、DCI及び/又は規則として端末に設定することができる。このとき、一例として、PTRSブースティングレベル情報は、PTRSパワーブースティングのオン/オフを指示する情報であり得る。一例として、上述のように、MCSレベルが予め設定された値よりも小さい場合には、PTRSパワーブースティングはオン状態に決定される。このとき、一例として、MCSレベルの予め設定された値は16QAMである。また、PRBサイズが小さい場合には、周波数軸のPTRS数は小さい値を有して、パワーブースティングされ使用されることができるが、これは上述した通りである。
すなわち、MCSレベルが予め設定された値よりも小さいか同一の場合、周波数軸のPTRS数はPRBサイズを考慮して予め設定された数に決定することができる。また、MCSレベルが予め設定された値よりも大きい場合には、上述のように、PTRSパワーブースティングがオフの状態であってもよい。また、一例として、SNRが高い場合には、通常、MCSレベルが高く決定されるため、SNRが高い場合には、PTRSパワーブースティングがオフの状態であってもよく、これは上述した通りである。
次に、PTRSパワーブースティングレベル情報に基づいてPTRSが送信されることができる。(S2130)このとき、図1〜図20において上述したように、PTRSパワーブースティングレベルはPTRSパワーブースティングのオン/オフを示す情報であり得る。また、PTRSパワーブースティングに対するレベル値であってもよい。このとき、一例として、PTRSパワーブースティングに対するレベル値は3dB又は6dBであってもよい。また別の一例として、PTRSパワーブースティングに対するレベル値はレイヤー数に基づいて決定されてもよく、これは上述した通りである。
図22は、PTRSパワーブースティングを行うか否かを決定する方法を示す図である。PRBサイズ及びMCSレベルを決定することができる。(S2210)このとき、図1〜図21において上述したように、決定されたPRBサイズ及びMCSレベルに基づいてPTRSに対するPTRSパワーブースティングレベルが決定されてもよい。このとき、PRBサイズが小さい場合には、PTRS数も少なくなる。また、PRBサイズが大きくなる場合には、PTRS数も多くなる。また、一例として、上述したように、SNRが高い場合には、通常、MCSレベルが高い。よって、一例として、PTRSパワーブースティングレベルはSNRレベルに基づいて決定されてもよく、これは上述した通りである。
次に、MCSレベルが予め設定された値よりも小さいか同一の場合(S2220)、PRBサイズに基づいて周波数軸のPTRS数が決定され、PTRSパワーブースティングはオン状態になり得る。(S2230)また、MCSレベルが予め設定された値よりも大きい場合(S2220)、PRBサイズに基づいて周波数軸のPTRS数が決定され、PTRSパワーブースティングはオン状態になり得る。(S2240)このとき、図1〜図21において上述したように、MCSレベルが予め設定された値よりも小さいか同一の場合には、周波数軸のPTRS数を増加させず、PTRSパワーブースティングによってPTRSを送信することができる。これによって、PTRS数が増加しないため、参照信号のオーバーヘッドによる性能劣化が減少できる。一方、PTRSパワーブースティングによって、CPE及びCFOの推定性能が向上できるため、性能劣化を防ぐことができる。また、一例として、予め設定されたMCSレベル値は16QAMであってもよい。但し、これは一例に過ぎず、この実施例に限定されない。
また、MCSレベルが予め設定された値より大きい場合には、周波数軸のPTRS数を増加させず、PTRSパワーブースティングをオフ状態に維持することもできる。これは、上述のように、MCSレベルが高い場合は、SNRが高い場合であり得る。このとき、SNRが高いため、CPE及びCFOに対する推定性能をある程度保証できるため、PTRSに対するPTRSパワーブースティングが不要となる可能性がある。
別の一例として、PTRSパワーブースティングがオン状態である場合、異なるPTRSパワーブースティングレベル値を設定することもできる。また、一例として、PTRSパワーブースティングレベル値はレイヤー数に基づいて決定されてもよく、これは上述した通りである。
別の一例として、PTRSパワーブースティングはMCSレベルには関係なく常にオン状態であってもよい。このとき、別の一例として、PTRSパワーブースティングに対して異なるレベル値を設定することができ、これは上述した通りである。
また、図1〜図21において、基地局が下りリンクを送信することを中心として説明したが、上りリンクに対しても同様に適用できる。すなわち、端末がPTRSを生成して、PTRSに対するPTRSパワーブースティングレベル情報を基地局に送信した後、PTRSを基地局に送信する場合にも、上述した実施例が同様に適用できる。
装置構成
図23は、本発明の一実施例による端末及び基地局の構成を示す図である。図23において、端末100及び基地局200は、それぞれ無線周波数(RF)ユニット110,210、プロセッサ120,220及びメモリ130,230を含むことができる。図23では、端末100と基地局200との1:1の通信環境のみを示したが、複数の端末と複数の基地局との通信環境を構築することもできる。また、図23に示された基地局200は、マクロセル基地局とスモールセル基地局のいずれにも適用できる。
RFユニット110,210は、それぞれ、送信部112,212及び受信部114,214を含むことができる。端末100の送信部112及び受信部114は、基地局200及び他の端末と信号を送信及び受信するように構成され、プロセッサ120は送信部112及び受信部114と機能的に接続されて、送信部112及び受信部114が他の機器と信号を送受信する過程を制御するように構成されることができる。また、プロセッサ120は送信する信号に対する各種の処理を行った後、送信部112に送信して、受信部114が受信した信号に対する処理を行う。
必要に応じて、プロセッサ120は交換されたメッセージに含まれた情報をメモリ130に記憶することができる。このような構造により、端末100は、前述した本発明の様々な実施の形態の方法を実行することができる。
基地局200の送信部212及び受信部214は、他の基地局及び端末と信号を送信及び受信するように構成され、プロセッサ220は、送信部212及び受信部214と機能的に接続して送信部212及び受信部214が他の機器と信号を送受信する過程を制御するように構成されることができる。また、プロセッサ220は、送信する信号に対する各種の処理を行った後に送信部212に送信し、受信部214が受信した信号に対する処理を行うことができる。必要に応じて、プロセッサ220は、交換されたメッセージに含まれた情報をメモリ230に記憶させることができる。このような構造により、基地局200は、前述した様々な実施の形態の方法を実行することができる。
端末100及び基地局200のプロセッサ120,220はそれぞれ、端末100及び基地局200における動作を指示(例えば、制御、調整、管理など)する。それぞれのプロセッサ120,220は、プログラムコード及びデータを格納するメモリ130,230と接続してもよい。メモリ130,230は、プロセッサ120,220に接続して、オペレーティングシステム、アプリケーション、及び一般ファイル(general files)を格納する。
本発明のプロセッサ120,220は、コントローラ(controller)、マイクロコントローラ(microcontroller)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、マイクロコンピュータ(microcomputer)などとも呼ばれる。一方、プロセッサ120,220は、ハードウェア(hardware)又はファームウェア(firmware)、ソフトウェア、又はこれらの結合によって実装されてもよい。
ハードウェアによる実装の場合、本発明を実行するように構成されたASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)などがプロセッサ120、220に備えられてもよい。
ファームウェアやソフトウェアによる実装では、本発明の一実施例による方法は、以上で説明された機能又は動作を実行するモジュール、手順、関数などの形態で実装されてもよい。ソフトウェアコードは、メモリユニットに格納され、プロセッサによって駆動可能である。メモリユニットは、プロセッサの内部又は外部に設けられ、既知の様々な手段によってプロセッサとデータを交換することができる。
上述したように開示された本発明の好ましい実施の形態に関する詳細な説明は、当業者が本発明を実装し実施できるように提供された。以上では本発明の好ましい実施の形態を参照して説明したが、当該技術の分野における熟練した当業者は、下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で、本発明を様々に修正及び変更できることが理解できる。したがって、本発明は、ここに表した実施の形態に制限されるものではなく、ここに開示された原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲を付与しようとするものである。また、以上では本明細書の好ましい実施例について図示及び説明したが、本明細書は、上述した特定の実施例に限定されず、特許請求の範囲で請求する本明細書の要旨から逸脱することなく、当該発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって様々な変形実施が可能であることは勿論、それらの変形実施は本明細書の技術的思想や展望から離れて理解されてはならない。
また、当該明細書では、物の発明及び方法の発明が両方説明されており、必要に応じて両発明の説明は補充的に適用されてもよい。
上述した内容は、3GPP LTE、LTE−Aシステムのみならず、その他にもIEEE 802.16x、802.11xシステムを含む様々な無線通信システムに適用することができる。さらに、提案した方法は、超高周波帯域を用いるmmWave通信システムに適用することもできる。

Claims (20)

  1. mmWave通信システムにおいて、端末が位相雑音を除去するための信号を基地局が送信する方法であって、
    下りリンク信号の位相雑音推定のためのPTRS(Phase Tracking Reference Signal)を生成するステップと、
    下りリンクシグナリングを介して前記PTRSに対するPTRSパワーブースティングレベル(PTRS Power Boosting Level)情報を端末に送信するステップと、
    前記PTRSパワーブースティングレベル情報に基づいて、前記PTRSを送信するステップと、を含み、
    前記PTRSパワーブースティングレベル情報は、PTRSポート数、PTRSポートに関わるDMRSポート数及び前記PTRSポートに関わるDMRSポートグループのDMRSポート数のうち少なくともいずれか1つ以上に基づいて決定される、信号送信方法。
  2. 前記PTRSパワーブースティングレベル情報は、PTRSパワーブースティングのオンオフ(on off)状態及び前記PTRSパワーブースティングのレベル値のうち少なくともいずれか1つ以上を指示する情報である、請求項1に記載の信号送信方法。
  3. 前記PTRSに対するPTRSパワーブースティングレベル情報は、前記端末に明示的に又は暗示的に送信される、請求項1に記載の信号送信方法。
  4. 前記PTRSパワーブースティングレベル情報は、下りリンクDCI(Downlink Control Information)又はRRC(Radio Resource Control)シグナリングを介して前記端末に送信される、請求項1に記載の信号送信方法。
  5. 前記PTRSパワーブースティングレベル情報は、予め設定された規則に基づいて、前記端末に設定(configure)される、請求項1に記載の信号送信方法。
  6. 前記予め設定された規則は、前記PTRSパワーブースティングの前記レベル値がレイヤー数に基づいて決定されることを意味する、請求項5に記載の信号送信方法。
  7. 予め設定された規則は、前記PTRSパワーブースティングの前記レベル値が前記PTRSポート数に基づいて決定されることを意味する、請求項5に記載の信号送信方法。
  8. 予め設定された規則は、前記PTRSパワーブースティングの前記レベル値が活性化したPTRSポート数に基づいて決定されることを意味する、請求項5に記載の信号送信方法。
  9. 前記レイヤー数がLである場合、前記PTRSパワーブースティングの前記レベル値は、数式
    Power boosting level=10×Log2(L)+ZdB
    に基づいて決定され、
    前記Zは、RRC及びDCIのうち少なくともいずれか1つによって指示される、請求項6に記載の信号送信方法。
  10. 前記Zは、MCSレベルによって暗示的(implicit)に決定され、
    前記MCSレベルが閾値以上である場合、前記Zは3dBと設定され、前記MCSレベルが前記閾値を超える場合、前記Zは0dBと設定される、請求項9に記載の信号送信方法。
  11. 前記PTRSパワーブースティングの前記レベル値は、3dB、4.77dB、6dB又は9dBのうちいずれか1つに決定される、請求項1に記載の信号送信方法。
  12. 前記DMRSポート数は、レイヤー数に対応する、請求項1に記載の信号送信方法。
  13. 前記PTRSパワーブースティングの前記レベル値は、前記PTRSとPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)とのEPRE比率で表現される、請求項1に記載の信号送信方法。
  14. mmWave通信システムにおいて、端末が位相雑音を除去するための信号を送信する基地局であって、
    外部デバイスから信号を受信する受信部と、
    外部デバイスに信号を送信する送信部と、
    前記受信部及び送信部を制御するプロセッサであって、
    前記プロセッサは、
    下りリンク信号の位相雑音推定のためのPTRS(Phase Tracking Reference Signal)を生成して、
    下りリンクシグナリングを介して前記PTRSに対するPTRSパワーブースティングレベル(PTRS Power Boosting Level)情報を端末に送信して、
    前記PTRSパワーブースティングレベル情報に基づいて、下りリンクシグナリングを介して前記PTRSを送信して、
    前記PTRSパワーブースティングレベル情報は、PTRSポート数、PTRSポートに関わるDMRSポート数及び前記PTRSポートに関わるDMRSポートグループのDMRSポート数のうち少なくともいずれか1つ以上に基づいて決定される、基地局。
  15. 前記PTRSパワーブースティングレベル情報は、PTRSパワーブースティングのオンオフ(on off)状態及び前記PTRSパワーブースティングのレベル値のうち少なくともいずれか1つ以上を指示する情報である、請求項14に記載の信号送信方法。
  16. 前記PTRSに対するPTRSパワーブースティングレベル情報は、前記端末に明示的に又は暗示的に送信される、請求項14に記載の信号送信方法。
  17. 前記PTRSパワーブースティングレベル情報は、下りリンクDCI(Downlink Control Information)又はRRC(Radio Resource Control)シグナリングを介して前記端末に送信される、請求項14に記載の信号送信方法。
  18. 前記PTRSパワーブースティングレベル情報は、予め設定された規則に基づいて前記端末に設定(configure)される、請求項14に記載の信号送信方法。
  19. 前記予め設定された規則は、前記PTRSパワーブースティングの前記レベル値がレイヤー数に基づいて決定されることを意味する、請求項18に記載の信号送信方法。
  20. 前記予め設定された規則は、前記PTRSパワーブースティングの前記レベル値が前記PTRSポート数に基づいて決定されることを意味する、請求項18に記載の信号送信方法。
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