JP2019531578A - 照明制御 - Google Patents

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Abstract

少なくとも1つの照明設定を少なくとも1つの照明源に適用し、適用された照明設定に従って照明源に光を放出させるよう構成されるコントローラと、コントローラにアクセス可能な電子ストレージと、適用された照明設定に関するロックコマンドを生成するよう構成されるロッキングデバイスとを含むシステムであって、当該システムは、ロックコマンドに応答して、照明設定を電子ストレージ内にロックされているとマークするよう構成され、コントローラは、適用された照明設定に関する制御コマンドを受信し、制御コマンドが受信された際に照明設定がロックされているとマークされていない限り、制御コマンドに従って適用された照明設定を変更し、照明設定がロックされている場合、照明設定は、前記制御コマンドに応答して変更されない、システムが提供される。

Description

本開示は、環境内で照明シーンをレンダリングする照明器具、すなわち、照明デバイスを制御するためのシステム及び方法に関する。
電子デバイスはますます接続されてきている。「接続される(コネクテッド)(connected)」デバイスとは、ユーザ端末、又は家庭用若しくはオフィス用機器等のデバイスであって、該デバイスの制御のより多くの可能性を可能にするために無線又は有線接続を介して1つ以上の他の斯かるデバイスに接続される、デバイスを指す。例えば、当該デバイスは、Wi-Fi、ZigBee、又はBluetoothネットワーク等の有線又は無線ネットワークの一部として1つ以上の他のデバイスに接続されることがよくある。接続は、例えば、1つ以上の他のデバイスのうちの1つから、例えば、スマートフォン、タブレット又はラップトップ等のユーザデバイス上で動作するアプリ(アプリケーション)から、当該デバイスを制御することを可能にしてもよく、及び/又は、よりインテリジェントな及び/又は分散型の自動制御を提供するためにデバイス間でセンサ情報又は他のデータを共有することを可能にしてもよい。
近年、コネクテッドデバイスの数は劇的に増加している。照明システムは、コネクテッドインフラストラクチャに向けたこのムーブメントの一部である。従来のコネクテッド照明システムは、固定光源(fixed light source)から構成される。固定光源は、壁に取り付けられたスイッチ、調光器、若しくは事前プログラムされた設定及び効果を持つより高度なコントロールパネルを介して、又はスマートフォン、タブレット、ラップトップ等のユーザ端末で動作するアプリからも制御され得る。例えば、これは、ユーザが、広範囲の色付き照明、調光オプション、及び/又は動的効果を使用して雰囲気を作り出すことを可能にしてもよい。制御の観点で、最もよくあるアプローチは、ライトスイッチ(light switch)を、照明を拡張して制御できるスマートフォンベースのアプリ(例えば、Philips hue、LIFX等)に置き換えることである。
照明シーンは、ある環境内の光源によってレンダリングされる当該環境における特定の全体的な照明効果である。例えば、光源が可視スペクトルの赤色−黄色の範囲の色相を出力するように設定される「夕焼け」のシーンが定義されてもよい。各光源は、例えば、異なる色相(又は彩度若しくは輝度等の他の設定)を出力してもよく、又はシーンは、すべて(又はいくつか)のライトが単一の色又は類似の色をレンダリングすることによってレンダリングされてもよい。照明シーンは、1つ以上の光源の出力が時間の経過とともに変化する、動的であってもよいことに留意されたい。
コネクテッドライティングシステムは、例えばスマートフォン等のユーザデバイスからネットワーク(例えばZigBeeネットワーク)を介して照明命令を受信することによって照明シーンをレンダリングすることができ、照明システムが環境内で所望の照明シーンをレンダリングするために各光源に対して適切な照明設定を決定するために照明命令を解釈することができる。
コネクテッドライティングシステムでは、照明器具の制御は一般に複数のソース(例えば、ユーザ入力、タイマ、及びセンサ入力)から来得、それゆえコマンドが対立する(conflicting)可能性が生じ、結果として、照明器具が、所望よりも頻繁に照明シーンを変更する場合がある。特にユーザ入力は、それぞれのユーザデバイスを有する第1及び第2のユーザ等の複数のソースから来る場合がある。斯かる大規模なアプリケーションシステムや制御デバイスでは、短期間にこれらすべての挙動(behavior)を「無効にする(disable)」のは負担が大きい(burden)ことが(又は時には不可能でさえ)あり得る。例えば、ユーザが、該ユーザの通常のルーチンの外側にあるアクティビティをしているか、又は邪魔されたくない(「瞑想(mediation)セッション」等)ために、ユーザは、斯かる挙動を無効にしたい場合がある。
本発明は、照明器具設定が「フリーズされる(frozen)」ある期間にわたり照明器具の状態を「ロック(lock)」することをユーザ手段に可能にすることによってこの課題を解決する。ロックは、照明器具の出力が、当該フリーズ時にレンダリングされていた特定の設定にフリーズされる、すなわち、各照明器具の輝度、色相及び彩度設定がフリーズされる、「ハードロック(hard lock)」であってもよい。代替的に、ロックは、照明器具によってレンダリングされているシーンがフリーズされ、当該シーンのいかなる動的な効果も変更されない、「ソフトロック(soft lock)」であってもよい。ロックは、あるタイプの制御コマンドのみが無視されるように選択的にすることもできる。
斯くして、本明細書で開示される第1の態様によれば、少なくとも1つの照明設定を少なくとも1つの照明源に適用し、適用された照明設定に従って照明源に光を放出させるよう構成されるコントローラと、コントローラにアクセス可能な電子ストレージと、適用された照明設定に関するロックコマンド(lock command)を生成するよう構成されるロッキングデバイス(locking device)とを含むシステムであって、当該システムは、ロックコマンドに応答して照明設定を電子ストレージ内にロックされている(as locked)とマークするよう構成され、コントローラは、適用された照明設定に関する制御コマンドを受信し、制御コマンドが受信された際に照明設定がロックされているとマークされていない限り、当該制御コマンドに従って適用された照明設定を変更し(modify)、照明設定がロックされている場合には、照明設定は、当該制御コマンドに応答して変更されない、システムが提供される。
好ましくは、コントローラは、ロッキングデバイスによって生成される制御コマンドに応答して照明設定を照明器具に適用するよう構成される。好ましくは、ロッキングデバイスは複数のユーザインターフェース(UI)エレメントを含み、これらユーザインターフェースエレメントのうちの1つのユーザインターフェースエレメントのアクチュエーション(actuation)に応答して当該制御コマンドを生成し、同じユーザインターフェースエレメントの即時アクチュエーション(immediate actuation)に応答してロックコマンドを生成するよう構成される。
この文脈における「即時(immediate)」とは、アクチュエーションの順序(すなわち、その間に他のUIエレメントのどれも作動されない)を意味し、それ自体の相対的なタイミングを意味するものではない。しかしながら、一部の実施形態では、照明設定は、照明設定を適用させるアクチュエーションの所定の継続期間内に即時アクチュエーションが発生した場合にのみ、当該システムによりロックされているとマークされてもよい。
ある実施形態では、照明源及びコントローラは、当該システムの照明器具内に具現化され、制御コマンドは、照明器具において受信される。
ある実施形態では、照明源は、当該システムの照明器具内に具現化され、コントローラは、当該システムの中央制御デバイス内に具現化され、制御コマンドは、中央制御デバイスにおいて受信され、中央制御デバイスのコントローラは、照明器具にメッセージを送信することによって適用された照明設定を変更するよう構成される。
ある実施形態では、コントローラは、照明設定に関する制御コマンドを受信し、制御コマンドのタイプを識別するよう構成され、コントローラは、第1のタイプの制御コマンドが受信された際に照明設定がロックされているとマークされていない場合にのみ、該第1のタイプの制御コマンドに従って照明設定を変更するよう構成され、コントローラは、第2のタイプの制御コマンドが受信された際に照明設定がロックされているとマークされているかどうかに関係なく、該第2のタイプの制御コマンドに従って照明設定を変更するよう構成される。
ある実施形態では、タイプは、コマンドが自動的に生成されたのかユーザによって生成されたのかを識別することによって識別され、第1のタイプの制御コマンドは、自動生成制御コマンドであり、第2のタイプの制御コマンドは、ユーザ生成制御コマンドである。
ある実施形態では、タイプは、制御コマンドのソース(source)を識別することによって識別される。
ある実施形態では、タイプは、コマンドがロッキングプロトコルに準拠しているかどうかを判断することによって識別され、第1のタイプの制御コマンドは、ロッキングプロトコルに準拠しない制御コマンドであり、第2のタイプの制御コマンドは、ロッキングプロトコルに準拠する制御コマンドである。
ある実施形態では、当該システムは、ロッキングデバイスによって生成され、照明設定が同じロッキングデバイスによってロックされているとマークされている場合にコントローラにおいて受信される制御コマンドに応答して、照明設定をロック解除されているとマークするよう構成され、コントローラは、ロッキングデバイスからの当該制御コマンドに従って照明設定を変更するよう構成される。
ある実施形態では、当該システムは、ロックされているとマークされた時点からのアンロック期間の満了に応答して、照明設定をロック解除されていると自動的にマークするよう構成される。
本明細書に開示される第2の態様によれば、照明システムのためのロッキングデバイスであって、ユーザインターフェースと、照明システムと通信するためのデータインターフェースと、データインターフェースにおいて、ユーザインターフェースにおけるユーザからの少なくとも1つの入力に応答して、少なくとも1つの照明設定を照明システムの少なくとも1つの照明源に適用するための制御コマンドを生成するよう構成される制御コマンドモジュールと、データインターフェースにおいて、照明設定をロックされているとマークするための、照明設定に関するロックコマンドを生成するよう構成されるロックコマンドモジュールとを含むロッキングデバイスが提供される。
ある実施形態では、ユーザインターフェースは、複数のユーザインターフェースエレメントを含み、制御コマンドは、これらユーザインターフェースエレメントのうちの1つのユーザインターフェースのアクチュエーションに応答して生成され、ロックコマンドは、同じユーザインターフェースエレメントの即時アクチュエーションに応答して生成される。
ある実施形態では、ロッキングデバイスは、データインターフェースにおいて、ユーザインターフェースエレメントのその後のアクチュエーションに応答して、適用された照明設定をロック解除するためのコマンドを生成するよう構成される。
本明細書に開示される第3の態様によれば、照明システムの照明源を制御する方法であって、当該方法は、照明システムのコントローラによって、照明設定を照明源に適用するステップと、適用された照明設定に関する制御コマンドを受信するステップと、制御コマンドに応答して、照明設定が電子ストレージ内にロックされているとマークされているかどうかを判断するために電子ストレージにアクセスするステップと、制御コマンドが受信された際に照明設定が電子ストレージ内にロックされているとマークされていない限り、受信された制御コマンドに従って適用された照明設定を変更し、照明設定がロックされている場合、照明設定は、当該制御コマンドに応答して変更されない、ステップとを実施することを含む、方法が提供される。
本明細書に開示される第4の態様によれば、照明源を制御するのに使用するためのコントローラであって、本明細書に開示される第3の態様による方法を実施するよう構成されるコントローラが提供される。
本明細書に開示される第5の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体に格納され、実行時に本明細書に開示される第4の態様による方法を実施するよう構成されるコードを含むコンピュータプログラムが提供される。
場合によっては、ロッキングデバイス自体が、本明細書でロッキングコマンドモジュール(locking command module)と呼ばれる、設定をロックするというユーザの意図を認識するためのロジックを含んでもよい。例えば、ロッキングデバイス自体が、設定をロックするためのユーザからの指示としてUIの2回のアクチュエーションを認識し、ロックコマンドを介してこのことをシステムに通知してもよい。代替的に、ロッキングデバイスは、UIエレメントが作動されるたびに単にシステムに通知し、システムをロックするというユーザの意思は、例えばコントローラ又はシステムの他の構成要素等の他の場所で認識されてもよい。言い換えれば、ロッキングデバイス自体が、自身のUIにおけるロッキング動作(例えば、同じボタンの2回の押下)を認識し、認識されたロック動作をロックコマンドにおいてシステムに伝達してもよく、又はロック動作は、システム内の他の場所(例えば、コントローラ又は他の構成要素において)認識されてもよい。
このように、設定は、ロッキングデバイス、コントローラ、又はシステムの他の何らかの構成要素によって電子ストレージ内にロックされているとマークされることができる。
好ましくは、ユーザは、同じUIエレメントを3回作動させ、それに応じてロッキングデバイスは照明設定に関するアンロックコマンドを生成し、それに応じてシステムは設定をロック解除されているとマークすることによって、設定をロック解除することができる。例えば、UIエレメントは(物理的)ボタンであってもよく、例えば、ロッキングデバイスは、専用の照明システム制御ユニットであってもよい。
一般に、照明システムによって実施されるものとして上述した機能のいずれも、ロッキングデバイス、コントローラ、又は照明システムの他の構成要素によって実施されることができる。
例えば、本発明の別の態様は、照明源のためのコントローラであって、少なくとも1つの照明設定を少なくとも1つの照明源に適用し、適用された照明設定に関するロックコマンドを受信し、それに応じて照明設定を電子ストレージ内にロックされているとマークするよう構成されるコントローラに関する。コントローラはまた、適用された照明設定に関する制御コマンドを受信し、制御コマンドが受信された際に照明設定がロックされているとマークされていない限り、当該制御コマンドに従って適用された照明設定を変更し、照明設定がロックされている場合には、照明設定は、当該制御コマンドに応答して変更されない、よう構成される。
一部の実施形態では、コントローラは、ロッキングデバイスからの初期制御コマンドに応答して照明設定を適用し、例えばロックコマンドが初期制御コマンドの所定の継続期間内に同じロッキングデバイスから受信された場合にのみ、設定をロックされているとマークしてもよい。
例えば、ロッキングデバイス上のボタン(又は他のUIエレメント)を押すことが、(例えば照明シーンをレンダリングするための)初期制御コマンドを起動して(instigate)照明シーンを適用し、所定の継続期間内に同じボタンを再び押すことが、ロックコマンドを起動してもよい。(いつでも)同じボタンを押すことが、ロッキングデバイスからアンロックコマンドを起動することによって、設定(例えばシーン)を再びロック解除してもよい。
本開示の理解を助け、実施形態がどのように実施され得るかを示すために、例として添付の図面を参照する。
本発明のある実施形態によるシステムを示す。 本発明のある実施形態によるコントローラの機能ブロック図である。 コントローラの例示的な実装形態である。 コントローラの例示的な実装形態である。 本発明のある実施形態によるコントローラによって実行される方法である。 本発明のある実施形態によるコントローラによって実行される方法である。 コントローラの挙動を示すフローチャートである。
本発明は、複数のソースから制御され得るコネクテッドライティングシステムに関する。照明システムとインターフェースすることができるすべてのデバイスは、照明設定を変えることができる。これらは、例えば、ユーザデバイス上のスイッチ又はアプリを介する等ユーザによりトリガされる、タイムスケジュール等自動化される、又は、フットボールチームの得点若しくは他の外部データにリンクされた照明シーンの更新等の家庭外の状態変化からトリガされる場合がある。
本発明は、専用のユーザ動作を実行することによって、ユーザが、そのコンテンツ(状態/ダイナミクス)を照明器具のいくつか又はすべてに「ロック」することを可能にする。例えば、専用のユーザ動作は、特定の入力パターン(例えばスイッチのトリプルタップ)であってもよく、又は専用のユーザ動作は、ユーザが特定のシーンを成立させる(enact)等の所与の動作を2回実行することであってもよい。後者の場合、第1のコマンドは、前記シーンをレンダリングするために1つ以上の照明設定を適用することにより該シーンをアクティブにし(activate)、第2のコマンドは、該シーンをさらなる変更からロックする。一部の実装形態では、これは、第1のコマンドと第2のコマンドとの間の継続期間が閾値未満であること(例えば、1秒又は数秒)を条件としてもよい。この場合、(あるタイムアウト後の)第3のコマンドが、照明器具が再び他の入力に応答するようにこれら照明器具をロック解除することが好ましい。
図1は、本発明の実施形態による照明システム100を示す。環境103は、複数の照明器具101a〜d及びスイッチ105を含む。照明器具101a〜cは、上方から環境103内で照明を提供するよう設計された天井型照明器具である。照明器具101dは、天井型照明器具101a〜cよりも低い位置から環境103内で照明を提供するように設計されたテーブル上に配置された自立ランプ型照明器具である。各照明器具101a〜dは、白熱灯、蛍光灯、LED照明デバイス等の任意の適切なタイプの照明器具であってもよい。複数の照明器具101a〜dは、2つ以上のタイプの照明器具を含んでもよく、又は各照明器具101a〜dは、同じタイプのものであってもよい。各照明器具は少なくとも1つの照明源(401、図2)を含む。
スイッチ105は、図1では壁に取り付けられたスイッチとして示されており、ユーザ入力が複数の照明器具101a〜dを制御することを可能にする任意の適切なタイプのスイッチであり得る。例えば、スイッチ105は、単純なオンオフコントローラスイッチであってもよく、又は調光等のより複雑な制御、さらには色相及び彩度等の個々の照明特性の制御さえも可能にしてもよい。スイッチ105は、ある環境から別の環境に移動することが可能なポータブルスイッチ(ポータブルリモートコントロール)であってもよい。用語「スイッチ」は、本明細書では、ユーザが照明システムにコマンドを入力することを可能にする任意の制御デバイスを指すために使用される。
複数の照明器具101a〜d、スイッチ105は、照明ブリッジ307と共に、コネクテッドライティングネットワークを形成する。すなわち、それらはすべて、図1において点線で示される、有線及び/又は無線接続によって相互接続されている。とりわけ、図1は、ZigBee照明ネットワークで実施され得るような「連鎖(chaining)」接続を示し、各デバイスが互いに直接接続される必要はない。代わりに、デバイスは、例えば照明器具101b及び101aを介して照明ブリッジ307にデータを中継することによって照明器具101cが照明ブリッジ307と通信することを可能にする通信信号を中継することができる。しかしながら、他のネットワークトポロジが実施され得ることを排除するものではない。例えば、各デバイスが照明ブリッジ307に直接(例えば無線で)接続され、ネットワーク内の他のどのデバイスにも接続されない「ハブアンドスポーク」トポロジが使用されてもよい。
別の例として、ネットワーク内の各照明器具は、ZigBee等のある通信プロトコルに従って構成されてもよく、スイッチは、WiFi等の別の通信プロトコルに従って構成されてもよい。したがって、照明器具は、図1に示されるようにスイッチを介してデータを中継することなく互いに及び照明ブリッジ307と通信してもよく、スイッチ105は照明ブリッジ307と直接通信してもよいことを理解されたい。いずれの場合も、照明ブリッジ307は、任意の適切な手段によって、照明ネットワーク内の他の各デバイスと通信できることを理解されたい。
上述のような照明ブリッジを含まないコネクテッドライティングシステムが存在することに留意されたい。これらの場合、照明制御コマンドは、各照明器具に直接(すなわちブリッジを介さずに)提供されてもよい。重要なことは、コネクテッドライティングシステムが、制御デバイス(例えばユーザデバイス)と通信することができ、したがって制御され得る照明器具を含むことである。照明器具は互いに通信できてもできなくてもよい。
照明ブリッジ307は、少なくとも、(例えばスイッチ105から)入力を受信し、照明制御コマンドを照明器具101a〜dに送信するよう構成される。
図1はまた、ユーザ309及びスマートフォン等のユーザデバイス311を示す。ユーザデバイス311は、有線又は無線接続(例えば、WiFi又はZigBee)によって照明ブリッジ307に動作可能に結合され、したがって照明ネットワークの一部を形成する。ユーザ309は、例えば、ユーザデバイス311のグラフィカルユーザインターフェースを使用して、ユーザデバイス311を介して照明ブリッジ307にユーザ入力を提供することができる。次いで、照明ブリッジ307は、ユーザ入力を解釈し、それに応じて照明器具101a〜dに制御コマンドを送信する。上述のように、ユーザデバイス311は一般に、スイッチ105よりも複雑な制御を可能にする。例えば、ユーザ309は、個々の照明器具を制御するためにユーザデバイス311を使用してもよい。一般に、スイッチ自体と同じ環境で照明器具を制御するためのスイッチ、すなわち図1ではスイッチ105が照明器具101a〜101dのみを制御することが望ましいが、ユーザデバイス311は照明ネットワーク内のあらゆる照明器具を制御してもよい。例えば、ユーザ309は、ユーザデバイス311を使用して、ユーザ309及びユーザデバイス311が現在いる部屋と異なる部屋の照明器具を制御する等、他の環境の照明器具を制御してもよい。ユーザデバイス311は一般にスイッチ(特に壁に取り付けられたスイッチ)よりも携帯性があり、したがって物理的に異なる場所で使用されることができるので、これは特に有利である。ユーザデバイス311は、例えばユーザデバイス311のGUIを使用して照明シーン及び所望の照明器具を選択することによって、照明シーンをレンダリングするために複数の照明器具101a〜dを制御するために使用されてもよい。
図1に示されるように、照明ブリッジ307はまた、インターネット313への接続等の広域ネットワーク(WAN)接続を備えてもよい。当技術分野で知られているように、この接続は、照明ブリッジ307がメモリ315等の外部データ及びサービスに接続することを可能にする。ユーザデバイス311と照明ブリッジ307との間の無線接続は、図1では直接接続として示されているが、ユーザデバイス311はインターネット313を介して照明ブリッジ307に接続してもよいことを理解されたい。
センサ107が環境103内に存在し、環境103内のユーザの存在を検出するよう構成される。センサ107は、有線又は無線接続を介してネットワークと通信するよう構成されているという点で照明ネットワークの一部である。すなわち、センサ107は、少なくとも照明ブリッジ307に動作可能に結合されるよう構成される。
図1においては単一のエンティティとして示されているが、本明細書に記載の機能をセンサ107に提供するために任意の適切なセンサ又は複数のセンサが使用されてもよいことを理解されたい。例えば、センサ107は、近赤外センサ、カメラ、超音波センサ、又は当技術分野で知られている他のセンサ等、ユーザの存在を直接検出するよう構成されるセンサを含んでもよい。さらなる例として、センサ107は、例えばユーザが携帯するユーザデバイス311の存在及び/又は位置を検出することによって、間接的にユーザの存在を検出するよう構成されるセンサを含んでもよい。この場合、センサ107は、当技術分野で知られているように、ユーザデバイス311の位置を判断するためにユーザデバイス311と通信するよう構成される複数のシグナリングビーコンを備えてもよい。
動作中、照明器具101a〜101dは、照明シーンをレンダリングしている。ユーザ309は照明シーンを楽しんでおり、それを継続することを望む。しかしながら、ユーザ309による動作なく、照明シーンは変化する可能性がある。例えば、第2のユーザが、照明器具101a〜101dを制御して異なる照明シーンをレンダリングするかもしれず、又は異なる照明シーンが、タイマ又は他の入力等に応答して成立されるかもしれない。したがって、ユーザ309は、照明シーンをロックすることを望む。本発明は、ユーザ309が、これを簡単且つ効率的に行うことを可能にする。ユーザ309が照明システム100をロックすることができる2つの主な方法がある。
− 所定のタイムウィンドウ内に同じ照明シーンを2回アクティブにする、又は
− 専用のロックボタンの動作、又は既存のボタンの指定された動作、例えばスイッチ105のトリプルタップ等、シーンをロックするための専用のユーザ動作。
システムは、上記のユーザ動作の一方又は両方を認識するよう構成されてもよい。いずれにせよ、ユーザ309は、スイッチ105又はユーザデバイス311等の任意の適切な手段を介してユーザ動作を入力してもよい。
上述のように、照明システムは、照明器具101a〜d以外のデバイス、例えばスイッチ105を備える。したがって、本明細書で述べられる「ロック」挙動("lock" behavior)は、一般に「アクチュエータ(actuator)」と呼ばれる、システムのすべての入力/出力デバイスを網羅することが好ましい。すなわち、シーンがロックされる場合、照明器具だけでなく、スイッチや他の入力デバイスもロックされる。これは選択的とすることができる。例えば、センサや自動化されたルーチン等からのみデバイスをロックする、すなわち、自動的に生成された制御コマンドをブロックするが、ライトスイッチ等からはデバイスをロックしない、すなわち、ロック状態に関係なく(すなわち、関連する設定がロックされているとマークされているかどうかに関係なく)すべてのユーザ生成(すなわち、手動)コマンドを実行することが好ましいかもしれない。ロックされた照明器具とは、少なくとも1つのロックされた照明設定を有する照明器具を意味する。ロックされた制御デバイスとは、ロックされた設定に関する限り、制御コマンドが無視される制御デバイスを意味する。「アクチュエータ」という用語は、ユーザにとって知覚できる効果を生み出し得るシステム内の他のデバイスも含む。例えば、窓を覆うカーテンの位置を制御するアクチュエータである。この場合、アクチュエータ(したがってカーテンの位置、例えば閉じた位置又は開いた位置)も同様にロックされることができる。これは、例えば、ユーザ309が日中に映画を見ることを望み、照明器具101a〜dを最小限の照明を含む「映画」シーンをレンダリングするよう設定し、外部の自然光を遮断するためにカーテンを閉じるよう設定する場合にとりわけ有利である。この場合、映画シーン及びカーテンの位置の両方がロックされてもよい。
タイプが、コマンドの識別情報(identity)又はソースによって識別されることができ、例えば、自動生成コマンドに関するセンサ/ルーチンと、ユーザ生成コマンドに関するスイッチ/手動コントローラとが識別されることができる。
好ましくは、いったん照明シーンがフリーズされると、ユーザ309が誤って再び直接システムをロック解除しないようにタイムアウト期間(例えば30秒)に入る。これは、ロックコマンドに対するユーザ入力が、ロック解除コマンド(unlocked command)に対するユーザ入力と同じである(すなわちトグルスイッチ)場合にとりわけ有利である。タイムアウト期間は、入力デバイス(例えばスイッチ105)にのみ適用してもよい。この場合、すべてのアクチュエータは最初ロックされる(したがって、入力デバイスは照明器具にいかなる影響も与えない)が、タイムアウト期間後、入力デバイスはもはやロックされず、照明器具が、例えばスイッチ105又はユーザデバイス311からさらなる入力が受信されるまでロックされたシーンをレンダリングし続ける。
アクチュエータは、どのアクチュエータがロックされているかのインディケーションをメモリ315に記憶することによってロックされる。したがって、システム100は、ユーザ入力を受け取ると、まずメモリ315をチェックして、ユーザ入力がロックされたアクチュエータに関連するかどうかを確認し、関連する場合は、ユーザ入力を無視する。
図2は、ロッキングデバイス402、照明コントローラ404、メモリ315の形態の電子ストレージ、少なくとも1つの照明源401、及び少なくとも1つの追加の制御デバイス406を含むように示されている、照明システム(100)のブロック図を示す。照明コントローラ404は、ロック状態に基づく制御コマンドの処理に関する照明システム100内のある制御機能を表す。これは以下に述べられ、中央制御デバイス、例えばブリッジ307において、又は照明器具自体において局所的に、又はユーザデバイス311若しくはスイッチ105においてさえも実装され得る。代替的に、機能は、これらのデバイスのうちの2つ以上に分散されることができ、例えば、一部はブリッジ107において実装され、一部は1つ以上の照明器具において実装されてもよい。コントローラ404は、ソフトウェア、すなわち、関連する1つ又は複数のデバイスの1つ又は複数のプロセッサ上で実行されるコード、専用ハードウェア、又はそれらの任意の組合せとして実装されることができる。ロッキングデバイス402は、例えば、図1のスイッチ105又はユーザデバイス311であってもよい。
ロッキングデバイス402は、ユーザインターフェース403、ロックコマンドモジュール405、制御コマンドモジュール407、及びデータインターフェース409を備える。ユーザインターフェースは、ユーザ309からユーザ入力を受け、ユーザ入力のインディケーションをロックコマンドモジュール405及び制御コマンドモジュール407の両方に提供するよう構成される。例えば、ユーザインターフェース403は、スイッチ、スライダ、グラフィカルユーザインターフェース等を含み、これによってユーザ309が制御システム400にユーザ入力を提供することを可能にしてもよい。制御及びロックコマンドモジュール405、407は、例えば、ロッキングデバイスのプロセッサ上で実行されるコードモジュール、ロッキングデバイス402の専用ハードウェア、又はその両方の組み合わせであり得る。
ユーザ入力は、2つのブロードタイプ(broad type)のうちの一方又は両方であってもよい。第1に、ユーザ入力は、例えば照明シーンをレンダリングするために、照明器具101a〜101dの出力を変えることを目的とした制御タイプのものであってもよい。第2に、ユーザ入力は、後でより詳しく述べられるように、照明器具101a〜101dのうちの1つ以上をロックすることを目的としたロックコマンドタイプのものであってもよい。
制御コマンドモジュール407は、ユーザインターフェース403を介してユーザ309からユーザ入力のインディケーションを受け、ユーザ入力が制御コマンドタイプのものである場合を決定するよう動作可能である。ユーザ入力が制御コマンドタイプのものである場合、制御コマンドモジュール407は制御コマンドを生成し、照明コントローラ404への送信のためにデータインターフェース409に該制御コマンドを提供する。その後、照明コントローラ404は、制御コマンドを解釈し、それに従って照明源401を制御することができる。これは、レンダリングされる照明効果を変えるために(例えば、色相、輝度及び/又は彩度を変えるために)照明器具101a〜dのうちの少なくとも1つを制御することを含んでもよい。
同様の制御コマンドは、制御デバイス406から照明制御デバイス404によって受信されることができる。ここで、制御デバイス406は、照明制御デバイス404に照明源401によって提供される照明を変えさせることになる入力を照明制御デバイス404に提供することができる任意の他のデバイスを表す。例えば、制御デバイス406は、システムへのアクセスを有するユーザデバイス311以外の他のユーザデバイスであってもよい。制御デバイス406は、ユーザデバイス以外のデバイス、例えば、照明コントローラ404に照明を変更させる(例えば、当技術分野で知られているように、センサ107が環境103内のユーザ309の存在を検出することに応答して照明器具101a〜101dの輝度を増加させる)センサデータを照明コントローラ404に提供することができるセンサ107、又は制御コマンドを自動的に生成する自動化ルーチンを実行するデバイスであってもよい。重要なことは、制御デバイス406が照明コントローラ404に照明源401を制御するよう指示することができることである。したがって、制御デバイス406は、ユーザ309が望まない方法で照明を変更することが可能であり得る。
すなわち、ロックコマンドモジュールは、ロッキングデバイス307自体において、ユーザが設定をロックしたい場合を認識し、それに応じて照明システム100に通知するためのロジックを構成する(代替的に、この決定は、システム100の他の場所で行われることもできる(下記参照))。
ユーザインターフェース403はまた、ユーザ入力のインディケーションをロックコマンドモジュール405に提供する。ロックコマンドモジュール405は、ユーザ入力がロックコマンドタイプのものである場合を決定するよう動作可能である。ユーザ入力がロックコマンドタイプのものである場合、ロックコマンドモジュール405は、ユーザ入力に基づいて、ロックされるべき照明器具101a〜101dのうちの少なくとも1つのセットを示すロックコマンドを生成する。その後、ロックコマンドモジュール405は、メモリ315への送信のために、生成されたロックコマンドをデータインターフェース409に提供する。図2においては直接示されているが、ロックコマンドモジュール405は、概して照明器具のセットをメモリ315に記憶させるだけであり、データインターフェース409からメモリ315への直接送信を必要としなくてもよいことを理解されたい。例えば、ロックコマンドモジュール405は、コントローラ404にロックコマンドを送信してもよく、その後、コントローラ404は、照明器具のセットをメモリ315に記憶するステップを実行してもよい。いずれにしても、ロックされたセットの一部である照明器具のセットのリストが、以下に説明されるように、照明コントローラ404がアクセスするメモリ315に記憶される。これは、ユーザ309が、システムによって「ロックされている」とみなされるべき照明器具のリストを指定することができることを意味する。
ユーザ入力はまた、照明器具101a〜101dのうちの1つ以上をロック解除することができてもよい。この場合、ロックコマンドモジュール405が受けるユーザ入力のインディケーションにより、ロックコマンドモジュールは、メモリ315への送信のための(これも、必ずしも直接である必要はない)アンロックコマンドを生成する。アンロックコマンドにより、照明器具101a〜dのうちの当該1つ以上が、ロックされたセットから削除される。この意味で、メモリ315に記憶される照明器具のセットは、ロックされた照明器具の完全なリストを含んでもよく(この場合、照明器具が、セットに追加されたりセットから削除されたりされることができる)、又は該セットは、すべての照明器具、及び各照明器具がロックされているかどうかについてのそれぞれのインディケーションを含んでもよい。いずれの場合も、記憶されたセットは、照明器具の「ブラックリスト(blacklist)」と見なされてもよい。
上述のように、ユーザ309は、ユーザインターフェース403を介してシステムに入力を提供することによって照明源を制御することができ、ユーザ309はまた、照明器具101a〜dのうちの1つ以上をロックすることができる。
ここで、さらなるコマンドが、(データインターフェース409を介して制御コマンドモジュール407から、又は制御デバイス406から)照明コントローラ404によって受信される場合、照明コントローラ404は、先ずメモリ315にアクセスして、受信された制御コマンドがロックされた照明器具又はロックされていない照明器具のいずれを制御しようとしているか判断する。すなわち、コントローラ404は、メモリ315にアクセスして、受信された制御コマンドが関連する照明器具が、メモリ315に記憶されているロックされたセットの一部であるか否かを判断する。
制御コマンドがロックされていない照明器具(メモリ315に記憶されたロックされたセットの一部ではない照明器具)に関する場合、照明コントローラ404は、通常通り、制御コマンドに従って照明器具101a〜101dを制御する。
制御コマンドがロックされている照明器具(メモリ315に記憶されたロックされたセットの一部である照明器具)に関する場合、照明コントローラ404は、制御コマンドを許可するか否か(すなわち、制御コマンドに従って照明器具101a〜101dを制御するか否か)を判断するために追加のステップを実行しなければならない。これらのステップは、図3A、図3B及び図4を参照して後述される。
図2A及び図2Bは、制御システム400の実装例を示す。
図2Aは、照明器具中心のアプローチを示す。この例では、2つの照明器具101a及び101bのみが示されているが、いかなる数の照明器具が存在してもよいことを理解されたい。各照明器具は、それぞれの照明源401、照明コントローラ404、及びメモリ315を備える(ただし、メモリは照明器具自体の外部にあってもよい)。図2Aでは、照明器具101aは、照明コントローラ404a、メモリ315a及び照明源401aを備える。照明器具101bは、照明コントローラ404b、メモリ315b及び照明源401bを備える。ロックコマンドモジュール405によって生成されたロックコマンド及び制御コマンドモジュール407によって生成された制御コマンドは、各照明器具に提供される。すなわち、ロックコマンドは、メモリ315a及びメモリ315bの両方によって受信されて格納され、制御コマンドは、照明コントローラ404a及び404bの両方によって受信される。
ロックコマンドに関する代替例が、図2において点線の矢印で示されている。これらの実施形態では、ロックコマンドモジュール405によって生成されたロックコマンドは、上述のようにメモリ315ではなく照明コントローラ404に送信される。その後、照明コントローラ404は、メモリ315にロックされた照明器具のセットを記憶させるステップを実行する。他の実施形態では、ロックコマンドモジュール405のいくつかの機能が、照明コントローラ404内に実装されてもよい。これは、例えば、既にレンダリングされている照明シーンをレンダリングするための制御コマンドがロックコマンドとして使用される実施形態においてとりわけ有利である。したがって、コントローラ404は、受信された制御コマンドが、既にレンダリングされている照明シーンをレンダリングするためのものであることを判断し、それゆえ(外部ロックコマンドモジュール405からロックコマンドを受信するのではなく)自身でロックコマンドを生成することができる。
いくつかの既知のシステムアーキテクチャは、制御コマンドが意図されている照明器具に該制御コマンドを送信するだけである。しかしながら、他のアーキテクチャ(例えばDALI)は、すべての制御コマンドをすべての照明器具に送信し、各照明器具は、先ず制御コマンドが自身にアドレスされていることを判断しなければならない。いずれの場合も、図2Aの照明器具中心のアプローチは、各照明器具101a〜bのそれぞれの照明コントローラ404a〜bがそれらのそれぞれのメモリ315a〜bにアクセスしてそれら自身がロックされているかどうかを判断することを含み、これは、図2の照明コントローラ404がメモリ315にアクセスして、受信された制御コマンドが1つ以上のロックされた照明器具に関するものであるかどうかを判断する特別な例である。
図2Bは、集中型アプローチ(centralized approach)を示す。この場合、図2Bに示されるように照明ブリッジ307内に実装されてもよい(又は例えば、スイッチ105、又はユーザデバイス311等の照明システム100の他のエレメント内に実装されてもよい)照明コントローラ404の単一のインスタンスがある。
ロックコマンドは、照明ブリッジ307の単一の集中型メモリユニットとして図2Aに示されているメモリ315において受信されるが、照明コントローラ404によってアクセス可能な任意のメモリが使用されてもよいことを理解されたい。例えば、有線又は無線ネットワークによってアクセスすることができる照明ブリッジ307の外部にある1つ以上のメモリユニット(例えば、ユーザデバイス311、スイッチ105、又は1つ以上の照明器具101a〜101d上のメモリ)が使用されてもよい。いずれにせよ、ロックコマンドは受信され、上述のようにメモリ315に記憶される。
制御コマンドは照明コントローラ404によって受信され、図2Aの実施形態と同様に、照明コントローラ404はメモリ315にアクセスして、受信された制御コマンドが1つ以上のロックされた照明器具に関するものであるかどうかを判断する。制御コマンドが、ロックされていない照明器具を制御することを意図している場合、制御デバイス404は、制御コマンドに従ってこれら照明器具を制御する。これは、それぞれの照明源401a〜bによってレンダリングされる照明効果を変えるために照明器具101a〜bのうちの1つ以上を制御することを含む。そうでない場合、コントローラ404は、以下により詳細に述べられるように、追加のステップを実行しなければならない。
図3A及び図3Bは、本発明の実施形態によるコントローラ400によって実施される方法のフロー図である。
図3Aにおいて、照明シーンは、ユーザ309がロックすることを望む照明器具101a〜dによってレンダリングされている。そうするために、ステップS501において、ユーザ309は、ユーザインターフェース403を介してロッキングデバイス402にユーザ入力を提供し、これにより、ロックコマンドモジュール405は、メモリ315がロックされた照明器具のセット4を記憶するトリガとなるロックコマンドを生成する。これは、前記セットの照明器具をメモリ315内にロックされているとマークすることを含むことができ、ロックされた照明器具の記憶されたセットに照明器具を追加することを含むことができる。
ユーザ入力は、専用のロック入力であってもよい。例えば、ユーザデバイス311上で動作する照明アプリケーションによって、ユーザ309が、システム100をロックするようにロッキングデバイス402に明示的に指示する「ロック」ボタンを選択することを可能にしてもよい。そのような専用の「ロックボタン」はまた、スイッチ105上に実装されてもよい。
ユーザ入力は、他の入力の特定の、所定の、組み合わせ又はパターンであってもよい。例えば、ユーザデバイス311又はスイッチ105上のボタンを3回タップすることであってもよい。この場合、(例えば、通常はシーンを制御するために使用され得る)ボタンは、該ボタンがシステム100をロックするために使用されるという点で追加の機能を備える。他のパターンは、異なるボタンの組み合わせ又はそれらの継続期間を含む。例えば、「オン」ボタンと「オフ」ボタンの両方を同時に、好ましくは5秒等の閾値時間を超えて押すことであってもよい。
ユーザ入力は、照明器具101a〜dによって既にレンダリングされているシーンと同じシーンをレンダリングするためのコマンドであってもよい。この場合、ユーザ309は、自身のユーザデバイス311(又はスイッチ105)上でシーンを選択することによってシステム100をロックすることができる。その後、コントローラ404は、ユーザによって選択されたシーンが既に照明器具によってレンダリングされていることを判断し、それゆえこの入力をロックコマンドとして解釈することができる。これは、ユーザ309にとって実施が容易であるのでとりわけ有利である。同じシーンをレンダリングするためのさらなるコマンドが、システムをロック解除するために使用されてもよい。ユーザ入力は、(例えば、スイッチ105又はユーザデバイス311上の)ボタンの単一プレス(single press)であってもよい。第1のプレスは、シーンをレンダリングするための制御コマンドをトリガし、(しきい値時間内の)第2のプレスは、(例えばすべての照明器具、又は少なくとも環境内でシーンをレンダリングしている照明器具に対する)ロックコマンドをトリガし、その後の第3のプレスは、システムをロック解除することをトリガする。例えば、ユーザ309は、
1)ライトスイッチを一回押して、関連するシーンをトリガし、
2)(閾値時間内、例えば5秒以内に)該ライトスイッチをもう一度押して、シーンをロックし(すなわち、例えばセンサ及びルーチンからのさらなる入力は無視される)、
3)該ライトスイッチをもう一度押して、シーンをロック解除してもよい。
ステップS502において、ロックされた照明器具のセットはメモリ315に記憶され、斯くして、これら照明器具はロックされる。
図2Aに関連して上述したように、この「ロックされた」状態は分散的に実装されることができ、すなわち、各個々のアクチュエータがロックされる。これを行うために、ロックされた状態はアクチュエータに保存され、他のすべてのネットワークノードは依然として該アクチュエータにコマンドを送ることができるが、該アクチュエータは単に当該コマンドの実行を拒否する。当該アクチュエータは、該アクチュエータがコマンドを拒否した(当該コマンドを実行しなかった)という何らかの(マルチモーダル)インディケーションをユーザに提供することができる。例えば、アクチュエータが照明器具である場合、該照明器具は明滅してもよく、又は一般的なアクチュエータの場合、該アクチュエータは可聴信号を発してもよく、又はユーザデバイス311のグラフィカルユーザインターフェース等のユーザインターフェースにアイコンを表示させてもよい。
代替的に、図2Bに関連して述べたように、「ロックされた」状態は集中的に実装されることができ、すなわち、中央制御デバイス404によって実装されることができる。これを行うために、コントローラ404は、ロックされたアクチュエータへの及び/又はロックされたアクチュエータからの信号を単に無視する。すなわち、アクチュエータがロックされた場合、コントローラ404は、該アクチュエータにいかなるコマンドも送信しない。この集中型の場合、システムはまた、(コントローラ404上で)再び集中的にロック解除されなければならない。
(上記の分散方法とは対照的に)これらの実施形態の1つのとりわけ有利な点は、ユーザ309がどのアクチュエータがロックされているかを見るための集中管理(central administration)があることである。例えば、コントローラ404は、どのアクチュエータがロックされているかのインディケーションをユーザデバイス311に提供してもよく、該インディケーションは、ユーザデバイス311のユーザインターフェースを介してユーザ309に表示されることができる。加えて、メッセージが各アクチュエータに送信される必要がないので、集中化された方法は、一般にネットワークトラフィック要件を低減させる。しかしながら、アクチュエータへの直接通信は依然として当該アクチュエータを制御することができ、したがって上述の分散方法は、(潜在的に悪意のある)ユーザが集中型アプローチの場合と同じようにロックを回避することができないという利点を有する。
(集中型アプローチの場合のように)いくつかのアクチュエータが中央コントローラ404によってロックされ、(分散型アプローチの場合のように)他のアクチュエータがそれら自身のローカルコントローラ404a〜bによってロックされるハイブリッドアプローチも可能である。さらに、1つ以上のアクチュエータが中央コントローラ404及びローカルコントローラ404a〜bの両方を介してロックされてもよいことが排除されるわけではない。
ロックされた状態は、静的な照明シーンのみがロックされ得ることを意味するわけではない。動的なシーンもまたロックされてもよい。その場合、アクチュエータ及びトランスミッタは、当該ソースからのコマンドを識別するための通信方法(「ロッキングプロトコル」)に合意する(agree)。このプロトコルに合わないコマンドは除外され、処理されない。これにより、ユーザは、「動的なシーン」をロックすることができる。シーンは依然として再生され、ライトが変わる可能性があるが、これは、動的なシーンの一部としてのみである。一般に、ロッキングプロトコルは、例えばロッキングデバイスとコントローラとの間で動的に予め決められた、又は合意されたルールのセットであり、ロックされた設定に対してどのタイプのコマンドが無視されるかを規定する。
その制御コマンドがロックされた照明設定について無視されるようなタイプを有する制御デバイスは、該制御コマンドが該設定を制御するために使用される場合の意味で(上記の意味において)ロックされる。
好ましくは、システム100は、ユーザ生成コマンドによってのみロックされることができる。これは、自動スクリプトが偶発的に又は誤って2つのコマンドを互いに直後に送信して、システム全体をロックすることを防ぐためである。さらに、これには、意図的なユーザーコマンドのみがシステムをロックするという利点もある。
図3Bに示されるように、システムをロック解除するために、ユーザは、ユーザインターフェース403を介して照明器具をロック解除するためのユーザ入力を提供する。これは、ロックコマンドモジュール405によってアンロックコマンドとして認識される。これに応答して、ロックコマンドモジュール405は、ロック解除された照明器具をロックされているとリストアップしないよう、メモリ315に記憶されているロックされた照明器具のリストを更新する。これは、ロッキングを参照して上述したものと類似の方法で達成されることができるので、ここでは繰り返さない。いずれの場合も、ステップS504において、照明器具がメモリ315から取り除かれる、又はメモリ316内でロックされていないとマークされる場合、システムはロック解除される。上述のように、ロックモジュール405は、ユーザ309からのアンロックコマンドのみを受け入れ、システムが最初にロックされた後、所定の時間間隔又はタイムアウト期間の後にアンロックをもたらす上記ステップを実行することが好ましい。
アンロックコマンドは、専用のアンロックコマンドであってもよい。例えば、ユーザデバイス311上で動作する照明アプリケーションによって、ユーザ309が、システム100をロック解除するようにコントローラ400に明示的に指示する「アンロック」ボタンを選択することを可能にしてもよい。そのような専用の「アンロックボタン」はまた、スイッチ105上に実装されてもよい。アンロックボタンは、上述したロックボタンと同じ物理的なボタンであってもよい。
アンロックコマンドは、他の入力の特定の、所定の、組み合わせ又はパターンであってもよい。例えば、ユーザデバイス311又はスイッチ105上のボタンを3回タップすることであってもよい。この場合、(例えば、通常はシーンを制御するために使用され得る)ボタンは、該ボタンがシステム100をロック解除するために使用されるという点で追加の機能を備える。ロックパターンと同様に、他のパターンは、異なるボタンの組み合わせ及びそれらの継続期間を含む。
アンロックコマンドは、照明器具101a〜dによって既にレンダリングされているシーンと同じシーンをレンダリングするためのコマンドであってもよい。この場合、ユーザ309は、自身のユーザデバイス311(又はスイッチ105)上でシーンを選択することによってシステム100をロック解除することができる。その後、コントローラ404は、ユーザによって選択されたシーンが既にロックされた照明器具によってレンダリングされていることを判断し、斯くしてこの入力をアンロックコマンドとして解釈することができる。
さらに、アンロックコマンドは暗黙的であってもよい(又は少なくとも上記の例よりも明示的でなくてもよい)。例えば、ライトが(ハード電源オフ(hard power-off)により)「リセット」された場合、いかなるロックされたコンテンツも失われるべきである。どこにロッキング機構が実装されるかに応じて、アクチュエータは、再起動された場合にこのロックをリセットする(メモリ315に記憶されているブラックリストから自身を取り除く)か、又はアクチュエータは、再起動した場合に(メモリ315に記憶されているブラックリストから自身を取り除くために)ロックを解放するようコントローラ404に通知してもよい。
ユーザにとっては、ロックされたシステムが自動的に解放されることが重要である。特に、ユーザが、照明シーンを長時間ロックしている場合、又は誤って照明シーンをロックした場合、該ユーザは、設定がロックされていることに気付かないかもしれない。したがって、システムは、ある期間(例えば6時間)の後、特定の時刻(例えば毎晩02:00)、(当技術分野で知られているように、センサ107によって検出され得るように)すべてのユーザが家を出た場合、又は「オールオフ」コマンドがシステム内で実行される場合、自動的に(ステップS504のように)ロック解除されることが好ましい。
図4は、上述した条件をフローチャートにまとめたものである。ステップS601において、制御コマンドがコントローラ404によって受信される。制御コマンドは、少なくとも1つの照明器具及び少なくとも1つの新しい照明設定又は既存の照明設定に対する変更を指定する。照明コントローラ404は、照明器具を適切に制御するために制御コマンドを解釈することができることを理解されたい。しかしながら、本発明では、コントローラ404は最初にいくつかのステップを実行して、受信された制御コマンドに作用するかどうかを決定する。
ステップS602において、コントローラ404は、制御コマンドが受信された照明設定に関するものであるか否かを判断する。これは、メモリ315にアクセスして、制御コマンドが該メモリに記憶されているロックされたセットのメンバである照明器具に関するものであるかどうかを判断することを含む。制御コマンドがロックされた照明器具に関するものではない場合、コントローラ404はステップS603に進み、従来の照明システムで行われていたように、制御コマンドに従って照明器具を制御する。
制御コマンドがロックされた照明器具に関するものである場合、コントローラ404はステップS604に進み、受信された制御コマンドにロックを適用するか否かを判断する。つまり、特定のコマンドについてロックの例外があってもよい。これらの例外には、コマンドタイプ、コマンドソース及びコマンド優先度が含まれる。
コマンドタイプの例外の場合、コマンドのタイプが、コントローラ404によって考慮に入れられてもよい。例えば、「緊急」コマンドは、制御デバイス404によって常にロックされないと見なされ、コントローラ404は、たとえそれらがメモリ315内のロックされたセットのメンバであっても、常に緊急コマンドに従って照明器具101a〜101dを制御する。実際には、緊急コマンドタイプ等のいくつかのタイプのコマンドについては、コントローラ315は、メモリ315を全くチェックしなくてもよい。
いくつかの制御コマンド、例えばロッキングデバイス402自体から発せられるものは、この段階でそれらが関係する設定を自動的にロック解除させてもよい。他のタイプの制御コマンドが、ロックされた設定でさえ変更するために実行されてもよいが、将来のコマンドのために設定をロック解除しなくてもよい。
優先度の例外の場合、すべての挙動、デバイス及び/又はユーザは「優先度レベル」を有する。この場合、例えば、所与の優先度レベル(例えば優先度レベルB)のユーザがシステムをロックする場合、同じ優先度レベル以上(優先度レベルB以上)のユーザだけがシステムをロック解除することができる。
ユーザはまた、優先度レベルを指定する特定のロックコマンドを入力してもよい。例えば、ユーザがスイッチ105をX回押した場合、優先度レベルがX以上の優先度レベルを有する挙動、デバイス、ユーザのみがロックされた設定を覆す(overrule)ことができる。2つのレベルがある場合、これは、ロックされたシーンを「オーバライドすることができる」及び「オーバライドすることができない」という単純なケースである。
コマンドソースの例外の場合、一部の制御デバイス、例えばユーザのスマートフォンは常にライトを制御してもよい。これはまた、異なる優先度を有する制御コマンドの階層を有することによってもたらされてもよく、それによって、より低い優先度の制御コマンドは、関連する設定がロック解除されるまで、より高い優先度の制御コマンドの設定を決して上書きし得ない。与えられた制御コマンドの優先度は、コマンド自体のタイプ、又はコマンドのソースであったデバイスのいずれかに基づいて決定されることができる。前者の場合、一例は、照明器具の輝度を変えるコマンドは許可されてもよいが、照明器具の色を変えるコマンドは禁止されてもよいことである。後者の場合、制御コマンドのタイプにかかわらず、一部のデバイスは制御を許可され、一部のデバイスは制御を許可されなくてもよい。例えば、複数のユーザデバイスが存在するが、照明器具を制御することが許可されるのは1つのユーザデバイスのみであってもよい。この場合、許可されたデバイスは「マスタ」デバイスと見なされてもよく、メモリ315は、どのデバイスがマスタデバイスであるかのインディケーションを(例えばデバイスのIDによって)記憶してもよく、又はマスタデバイスが提供してもよい。
制御コマンドがいずれの例外にも該当しない場合、ロックが適用され、コントローラ404はステップS605に進み、制御コマンドを無視する。
制御コマンドがいずれかの例外に該当する場合、ロックは適用されず、コントローラ404は上述したステップS603に進む。
以下は、本発明の利点を明確にすることを目的とした例示の使用例である。このシナリオでは、ユーザは自身のリビングルームで映画を鑑賞したいと考え、またリビングルームにおいて、ユーザは毎日の「就寝」ルーチン及びセンサを有している。
− ユーザは、第1のプレスによりスイッチ105を介して「映画シーン」をリコールする。
− ユーザは、スイッチ105上の第2のプレスにより「映画シーン」からのコンテンツを「ロック」する。
− このシーンの一部であるすべての照明器具は、再びロック解除された場合にのみコマンドに応答する。
− 任意選択的に、同じスイッチ105からの(別のシーンの設定又はライトのオフを含む)コマンドのみが前記コンテンツを再びロック解除する。
− 「就寝」ルーチンは23時にトリガするが、スイッチ105上での先の「ダブルアクション」によってロックされているので、照明設定を変えない。
− ユーザが浴室に行き、(リビングルームの)モーションセンサが動きを検出する場合、ライトは、依然としてスイッチ105によってロックされているので、変わらない。
− 映画の後、ユーザは、スイッチ105上で一回のプレスにより「ソーシャライズ(socialize)」シーンを選択する。ここで、コンテンツは、該コンテンツが自動的な挙動(behavior)により変えられ得ることを意味するロック解除された状態で「ソーシャル化」される。代替的に、ユーザは、ロック解除するために「映画」シーン用のボタンを一回押すことができ、これが、ロックを解放し、他のすべてのデバイス及び自動スクリプトが再びライトを制御することを可能にする。
上記の実施形態は例としてのみ述べられていることが理解されよう。開示された実施形態に対する他の変更は、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲の研究から、クレームされた発明を実施する際に当業者により理解され、達成され得る。
例えば、ロックされたアクチュエータは、例えばユーザデバイス311から受信された「識別」コマンドに応答して、ユーザ309に自身を識別させてもよい。これは、例えば、アクチュエータが照明器具である場合、該照明器具が点滅すること、又は一般的なアクチュエータの場合、該アクチュエータが可聴信号を発する、若しくはユーザデバイス311のグラフィカルユーザインターフェース等のユーザインターフェースにアイコンを表示させることによって、ロックされたアクチュエータに自身を識別させてもよい。さらなる拡張は、各アクチュエータがまた、どのデバイスが当該アクチュエータをロックしたのかを(例えばステップS501で受信された元々の(original)ロックコマンドを入力したデバイス(例えば、ユーザデバイス311)のIDによって)ユーザに示すことである。
特許請求の範囲において、「含む(comprising)」という単語は他の要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「a」又は「an」は複数を除外しない。単一のプロセッサ又は他のユニットが、請求項に列挙されたいくつかの項目の機能を果たすことができる。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用できないことを示すものではない。コンピュータプログラムは、他のハードウェアと一緒に又は他のハードウェアの一部として供給される光学記憶媒体又は固体媒体等の適切な媒体上に記憶/分配され得るが、インターネット又は他の有線又は無線の電気通信システム等の他の形態で分配されてもよい。請求項中の如何なる参照符号も範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの照明設定を少なくとも1つの照明源に適用し、前記適用された照明設定に従って前記照明源に光を放出させるよう構成されるコントローラと、
    前記コントローラにアクセス可能な電子ストレージと、
    前記適用された照明設定に関するロックコマンドを生成するよう構成されるロッキングデバイスと
    を含むシステムであって、当該システムは、前記ロックコマンドに応答して、前記適用された照明設定を前記電子ストレージ内にロックされているとマークするよう構成され、
    前記コントローラは、前記適用された照明設定に関する制御コマンドを受信し、前記制御コマンドが受信された際に前記適用された照明設定がロックされているとマークされていない限り、受信された前記制御コマンドに従って前記適用された照明設定を変更し、前記適用された照明設定がロックされている場合、前記適用された照明設定は、受信された前記制御コマンドに応答して変更されず、
    前記ロッキングデバイスは、前記照明設定を適用させる、複数のユーザインターフェースエレメントを含むユーザインターフェースの、同じユーザインターフェースエレメントのさらなるアクチュエーションが、前記照明設定を適用させる前記ユーザインターフェースエレメントのアクチュエーションの所定の継続期間内に発生した場合に前記ロックコマンドを生成するよう構成される、システム。
  2. 前記照明源及び前記コントローラは、当該システムの照明器具内に具現化され、前記制御コマンドは、前記照明器具において受信される、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記照明源は、当該システムの照明器具内に具現化され、前記コントローラは、当該システムの中央制御デバイス内に具現化され、前記制御コマンドは、前記中央制御デバイスにおいて受信され、前記中央制御デバイスの前記コントローラは、前記照明器具にメッセージを送信することによって前記適用された照明設定を変更するよう構成される、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記コントローラは、照明設定に関する制御コマンドを受信し、前記制御コマンドのタイプを識別するよう構成され、
    前記コントローラは、第1のタイプの制御コマンドが受信された際に前記適用された照明設定がロックされているとマークされていない場合にのみ、該第1のタイプの制御コマンドに従って前記適用された照明設定を変更するよう構成され、
    前記コントローラは、第2のタイプの制御コマンドが受信された際に前記適用された照明設定がロックされているとマークされているかどうかに関係なく、該第2のタイプの制御コマンドに従って前記適用された照明設定を変更するよう構成される、請求項1、2又は3に記載のシステム。
  5. 前記コントローラは、コマンドが自動的に生成されたのかユーザによって生成されたのかを識別することによって前記タイプを識別するよう構成され、前記第1のタイプの制御コマンドは、自動生成制御コマンドであり、前記第2のタイプの制御コマンドは、ユーザ生成制御コマンドである、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記コントローラは、前記制御コマンドのソースを識別することによって前記タイプを識別するよう構成される、請求項4又は5に記載のシステム。
  7. 前記コントローラは、前記コマンドが所定のロッキングプロトコルルールに準拠しているかどうかを判断することによって前記タイプを識別するよう構成され、前記第1のタイプの制御コマンドは、前記所定のロッキングプロトコルルールに準拠しない制御コマンドであり、前記第2のタイプの制御コマンドは、前記所定のロッキングプロトコルルールに準拠する制御コマンドである、請求項4に記載のシステム。
  8. 当該システムは、前記ロッキングデバイスによって生成され、前記適用された照明設定が同じロッキングデバイスによってロックされているとマークされている場合に前記コントローラにおいて受信される制御コマンドに応答して、前記適用された照明設定をロック解除されているとマークするよう構成され、前記コントローラは、前記ロッキングデバイスからの当該制御コマンドに従って前記適用された照明設定を変更するよう構成される、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のシステム。
  9. 当該システムは、ロックされているとマークされた時点からのアンロック期間の満了に応答して、前記適用された照明設定をロック解除されていると自動的にマークするよう構成される、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のシステム。
  10. 前記ロッキングデバイスは、前記適用された照明設定に関するアンロックコマンドを生成するよう構成され、当該システムは、前記アンロックコマンドに応答して、前記適用された照明設定を前記電子ストレージ内にロックされていることをマーク解除するよう構成され、
    前記ロッキングデバイスは、前記照明設定を適用させる前記同じユーザインターフェースエレメントの他のさらなるアクチュエーションが、前記照明設定を適用させる前記アクチュエーションの所定の継続期間内又は前記照明設定をロックさせるアクチュエーションの所定の継続期間内に発生した場合に前記アンロックコマンドを生成するよう構成される、請求項1乃至8のいずれか一項に記載のシステム。
  11. 前記ユーザインターフェースはスイッチを含む、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のシステム。
  12. 前記スイッチはオンオフコントローラスイッチを含む、請求項11に記載のシステム。
  13. 照明システムの照明源を制御する方法であって、当該方法は、前記照明システムのコントローラによって、
    照明設定を前記照明源に適用するステップと、
    前記適用された照明設定に関する制御コマンドを受信するステップと、
    前記制御コマンドに応答して、前記適用された照明設定が電子ストレージ内にロックされているとマークされているかどうかを判断するために該電子ストレージにアクセスするステップと、
    前記制御コマンドが受信された際に前記適用された照明設定が前記電子ストレージ内にロックされているとマークされていない限り、受信された前記制御コマンドに従って前記適用された照明設定を変更し、前記適用された照明設定がロックされている場合、前記適用された照明設定は、受信された前記制御コマンドに応答して変更されない、ステップと
    を実施することを含み、
    当該方法は、前記照明システムのロッキングデバイスによって、
    前記照明設定を適用させる、複数のユーザインターフェースエレメントを含むユーザインターフェースの、同じユーザインターフェースエレメントのさらなるアクチュエーションが、前記照明設定を適用させる前記ユーザインターフェースエレメントのアクチュエーションの所定の継続期間内に発生することに応答して、ロックコマンドを生成するステップ
    を実施することを含み、
    当該方法は、前記照明システムによって、
    前記ロックコマンドに応答して、前記適用された照明設定を前記電子ストレージ内にロックされているとマークするステップ
    を実施することを含む、方法。
  14. 当該方法は、前記照明システムの前記ロッキングデバイスによって、
    前記照明設定を適用させる前記同じユーザインターフェースエレメントの他のさらなるアクチュエーションが、前記照明設定を適用させる前記アクチュエーションの所定の継続期間内又は前記照明設定をロックさせるアクチュエーションの所定の継続期間内に発生したことに応答して、アンロックコマンドを生成するステップ
    を実施することを含み、
    当該方法は、前記照明システムによって、
    前記アンロックコマンドに応答して、前記適用された照明設定を前記電子ストレージ内にロックされていることをマーク解除するステップ
    を実施することを含む、請求項13に記載の方法。
  15. コンピュータ可読記憶媒体に格納され、請求項1乃至12のいずれか一項に記載のシステムのロッキングデバイス上で部分的に及びコントローラ上で部分的に実行された場合に、請求項13又は14に記載の方法を実行するよう構成されるコードを含むコンピュータプログラム。
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