JP2019527621A - 間接式電気油圧絞り成形用工具、装置および方法 - Google Patents

間接式電気油圧絞り成形用工具、装置および方法 Download PDF

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Abstract

間接式電気油圧絞り成形用のツール(110;120)は、−管状の円筒形領域(113a;213a)を有する本体(113;213)と、−液体で満たされることを意図されたチャンバ(115;215)と、−それぞれがチャンバ(115;215)内に配置された部分を有する2つの電極(116a、116b;216a、216b)と、−パンチ(111;211)を備える。また、ツールは、−円筒形領域内で封止された状態で摺動するよう取り付けられ、チャンバ(115;215)を封止的に画定するピストン(114;214)をさらに備えるさらに、パンチ(111;211)は、チャンバと反対側の面(114a;214a)でピストン(114;214)によって担持される。【選択図】図1B

Description

本発明は、材料の間接式電気油圧絞り成形用の工具、装置、および方法に関する。
絞り加工は、材料、特に自動車の車体部品等の板金加工物を形成するために最も一般的に使用される方法のひとつである。絞り加工は、ブランクホルダを用いて材料のブランクをその縁で保持し、ダイの中にパンチ(成形ツールと呼ばれる)を適用することによって、材料のブランクの自由部分を変形させることからなる。パンチおよびダイは各々、シートの厚さを収容することを除けば、得られる加工物の所望の形状と実質的に同一である外部形状を有する。これを行うために、パンチは、変形されるべき材料のブランクに対して所定の力で適用される。加えられた応力が変形されるべき材料の降伏強度を超えると、材料のブランクは永久塑性変形を受ける。しかし、加えられた応力が解放されると、弾性変形によって吸収された応力の部分は、加工物の寸法特性を実質的に変えるスプリングバックを引き起こす。加工物のスプリングバックを考慮に入れるために、加工物のスプリングバックを補償するパンチおよびダイ形状が用いられる。しかし、所望の形状を有する加工物を得るためには、しばしば長い段階のツール開発が依然として必要とされることが多い。絞り加工方法で遭遇する別の困難は、成形されるべき加工物上のエンボスまたは鋭利な線等の細部を得ることである。この困難は、局所的に利用可能な圧力の欠如によって、または、材料の成形限界に達することによってしばしば遭遇する。
仏国特許出願公開第3000909号は、従来の絞り加工工程および電気油圧成形工程を含む絞り成形方法を提示している。この目的のために、パンチは液体と電極を備えるチャンバの下面によって成形される。従来の絞り加工工程の間、加工物を塑性変形させるために、準静的な力がパンチに加えられる。この力は、加工物に対してパンチの壁を弾性的に変形させる衝撃波を生成し、衝撃波の一部を加工物に伝達するために、2つの電極間に放電が発生した場合にも維持される。この工程は、パンチがもはや加工物に圧力をかけていないときの加工物のスプリングバックを減少させることを目的としている。しかし、この解決策は、パンチアセンブリを加工物上で高速で移動させることを可能にせず、このことは、加工物の実際の成形を可能にせず、その用途をスプリングバックの低減に限定する。
仏国特許出願公開第3000909号
本発明は、従来技術の上記の欠点を克服することを目的としている。
この目的のために、本発明の第1の態様は、
−管状の円筒形領域を有する本体と、
−液体で満たされることを意図されたチャンバ(115;215)と、
−それぞれがチャンバ(115;215)内に配置された部分を有する2つの電極(116a、116b;216a、216b)と、
−パンチ(111;211)
を備える間接式電気油圧絞り成形用のツールを提供する。
また、ツールは、円筒形領域内で封止された状態で摺動するよう取り付けられ、チャンバを封止的に画定するピストンも備える。パンチは、チャンバと反対側の面でピストンによって担持される。
本発明によれば、液体が充填されたチャンバ内で放電が発生すると、衝撃波がチャンバ内を伝播してピストンの高速移動を引き起こす。次いで、ピストンによって担持されたパンチは、変形すべき材料のブランクに高速で衝突する。従来の電気油圧成形工程と比較して、加工物は水と接触していないので、生産速度が上がり、腐食の問題および/または潜在的な乾燥の必要性を引き起こし得る水と加工物の接触を回避する傾向がある。
「間接式電気油圧成形」とは、電極が配置されているチャンバ内の液体と材料のブランクが直接接触していない電気油圧放電を適用することによる、材料のブランクの成形を意味すると理解される。この特許出願の以下の部分では、チャンバ内の液体内で発生した放電が衝撃波を生じた際に電気油圧放電が発生したと仮定されている。
本発明によるツールは、加工物を迅速かつ容易に成形することを可能にし、従来の絞り加工方法により成形されたものに対して、特に、スプリングバックの減少および/またはエンボス加工等の微小な細部および/または形状半径の減少および/または破断前の局所伸びの改善を提供する。さらに、このようなツールを使用することにより、欠点を呈することなく、すなわち、チャンバの液体と変形されるべき材料のブランクとの間の直接接触の存在なしに、電気液圧成形により成形された加工物の利点を有する加工物を製造することができる。また、パンチの下面は、成形されるべき加工物の幾何学的形状に応じて平坦であっても凸凹であってもよく、同じことがダイにも当てはまることに留意されたい。
別の実施形態では、一方の電極はチャンバ内に浸漬された端部を備え、他方の電極はチャンバ内に存在する本体の内面を備える。
この構成は、チャンバの内面を電極として使用することを可能にする。2つの電極がそれぞれチャンバ内に一端を有する構成と比較して、この構成はチャンバの壁上の「望ましくない」電気的破壊の危険性を排除する。しかし、この構成は、チャンバと電極の距離が十分な出力を得ることを可能にするような直径の小さなチャンバにのみ適している。
他の代替実施形態では、2つの電極はそれぞれチャンバ内に一端を有する。
それぞれチャンバ内に一端を有する2つの電極の使用は、電極の配置およびそれらの間隔を最適化することによって、異なる種類のチャンバに適応することを可能にする。加えて、電極の保守は、腐食されたときに両方とも容易に交換することができるので容易になり、一方、前の構成ではチャンバも交換することも必要であろう。「望ましくない」破壊を回避するために、2つの電極はチャンバから絶縁されなければならないことに留意されたい。この構成は大きなチャンバに特に適している。
一実施形態では、本体は、突出したパンチが本体を貫通して出ることができる開口部を有する。
一実施形態では、開口部は横方向壁に成形され、前記横方向壁とパンチを支承するピストン面との間に少なくとも付勢手段が配置される。
復元手段は、ツールが変形されるべき材料のブランクの上方に配置された場合に、ピストンがその元の位置に復元することを可能にする。対照的に、ツールが材料のブランクの下方に配置された場合には、ピストンは単に重力のみによってその元の位置に復元することができる。復元手段は、例えば、ばね、皿ばねワッシャ、または十分な弾性を有するエラストマーとすることができる。
一実施形態では、ツールは加圧下でチャンバ内に液体を入れるためのポンプを備える。
ポンプは、チャンバ内の液体を準静圧下に置き、電気油圧放電の前にピストンの動きを開始させることを可能とする。さらに、準静的圧力が十分であれば、パンチは十分な準静的力で材料のブランクを押圧し、材料のブランクを打ち抜くことができる。電気油圧放電は、パンチを加速し、間接式電気油圧成形に関連する利点を得るために、動圧を加えることを可能とする。
本発明の第2の態様は、ダイと、本体およびパンチを有するツールとを備える、間接式電気油圧絞り成形のための装置を提供する。ダイとパンチとは略相補的な形状である。装置は、パンチおよびダイが互いに対向し、変形されるべき材料のブランクから所定の距離となり、材料のブランクが、ダイと接触し、所定の力でダイに対して保持されるように、ツールおよびダイを保持するように構成される。パンチは、液体で充填されるように意図された封止されたチャンバを画定する一方、本体の管状円筒形領域内で封止された状態で摺動するように取り付けられたピストンによって担持される。パンチは、チャンバの反対側のピストンの面に配置される。ツールは2つの電極をさらに備え、各電極はチャンバ内に配置された部分を有する。
絞り加工装置の多くでは、パンチの動作中にブランクの絞り加工を制御するために、ブランクホルダがブランクの縁に使用されている。場合によっては、特に、大きな加工物を深絞りする場合には、材料をダイで絞り込むことを可能とし、それによって、破裂を招く可能性がある材料の伸びを制限しつつも、加工物のしわを回避するように、ブランクホルダの力を制御する。他の場合には、特に、小さな加工物を浅く絞り込む場合には、ブランクを所定の位置に固定し、絞り加工を回避するために、ブランクホルダを使用することがでる。また、これらの機能を確実にするために、ブランクホルダを本発明による装置に使用することもできる。
一実施形態では、一方の電極はチャンバ内に浸漬された端部を備え、他方の電極はチャンバ内に存在する本体の内面を備える。
この構成は、チャンバの内面を電極として使用することを可能にする。2つの電極がそれぞれチャンバ内に一端を有する構成と比較して、この構成はチャンバの壁上の「望ましくない」電気的破壊の危険性を排除する。しかし、この構成は、チャンバと電極の距離が十分な出力を得ることを可能にするような直径の小さなチャンバにのみ適している。
一実施形態では、2つの電極はそれぞれチャンバ内に一端を有する。
それぞれチャンバ内に一端を有する2つの電極の使用は、電極の配置およびそれらの間隔を最適化することによって、異なる種類のチャンバに適応することを可能にする。加えて、電極の保守は、腐食されたときに両方とも容易に交換することができるので容易になり、一方、前の構成ではチャンバを交換することも必要であろう。「望ましくない」破壊を回避するために、2つの電極はチャンバから絶縁されなければならないことに留意されたい。この構成は大きなチャンバに特に適している。
一実施形態では、ツールの本体は、パンチが貫通して出ることができる開口部を有する横方向壁を含む。
この横方向壁は、ブランクホルダとして機能し、成形中のブランクの絞り加工を制御するために使用することができる。
一実施形態では、ツールは、本体の横方向壁とパンチを支承するピストン面との間に配置された復元手段を備える。
復元手段は、成形されるべき材料のブランクの上方にツールが配置された場合に、ピストンがその元の位置に復元することを可能にする。対照的に、ツールが材料のブランクの下に配置された場合には、ピストンは単に重力のみによってその元の位置に復元することができる。
一実施形態では、間接式電気油圧絞り成形用の装置は、チャンバ内の液体を加圧するためのポンプを備える。
ポンプは、チャンバ内の液体を準静圧下に置き、電気油圧放電の前にピストンの動きを開始させることを可能にする。さらに、準静的圧力が十分であれば、パンチは十分な準静的力で材料のブランクを押圧して材料のブランクを打ち抜くことができる。電気油圧放電は、パンチを加速し、間接式電気油圧成形に関連する利点を得るために、動圧を加えることを可能となる。
本発明の第3の態様は、間接式電気油圧絞り成形方法であって、
−変形されるべき材料のブランクから所定の距離に、上述したようなもので、かつ、パンチを有する間接式電気油圧絞り成形用のツールを配置するステップと、
−少なくとも2つの電極間に発生する放電によって、パンチを支承するピストンを動かすステップ
を含む方法を提供する。
本発明による方法は、減少したスプリングバックおよび/またはエンボス加工等のより微小な細部および/または減少した形状半径および/または破断前の改善された局所的伸びを有する加工物を得ることを可能にする。
一実施形態では、ツールは、変形されるべき材料のブランクと所定の力で接触するように配置される。
材料のブランクと接触して配置されたツールは、ブランクホルダとして機能する。これにより、アセンブリがより小型になり、成形される材料のブランクの寸法が小さくなり、したがってコストが削減される。
一実施形態では、チャンバの液体は放電前に準静圧下に置かれる。
チャンバ内に存在する液体を準静的圧力下に置くことにより、電気油圧放電の前にピストンの動きを開始させることが可能になる。さらに、準静的圧力が十分であれば、パンチは十分な準静的力で材料のブランクを押圧し、材料のブランクを打ち抜くことができる。
有利には、準静的圧力下に置くことはポンプによって達成される。
一実施形態では、パンチは、変形されるべき材料のブランクに対して所定の準静的力で適用される。
所定の準静的力は、ツールに直接、または準静的圧力下でチャンバ内に液体を配置した後に加えることができる。
したがって、材料のブランクは、従来の絞り加工工程、次いで電気油圧放電の適用による間接式電気油圧絞り成形工程を組み合わせることによって成形することができる。
本発明の詳細および利点は、添付の図面を参照して行われる以下の説明からより明らかになるであろう。
第1の実施形態を示す図であり、電気油圧放電前の成形装置を示す。 第1の実施形態を示す図であり、電気油圧放電直後の装置を示す。 第2の実施形態を示す図であり、電気油圧放電前の成形装置を示す。 第2の実施形態を示す図であり、電気油圧放電直後の装置を示す。
図1Aおよび図1Bは、第1の実施形態による間接式電気油圧絞り成形用の装置を示す。間接式電気油圧絞り成形装置100は、ツール110、ダイ120、およびブランクホルダ140を備える。成形されるべき材料のブランク130、ここでは金属板は、ブランクホルダ140とダイ120との間に保持される。ブランクホルダは、間接式電気油圧成形中のブランクの絞り加工を制御するために使用される。ブランクホルダの力は、材料をダイで絞り込むことを可能にしつつも加工物上のしわを回避するために制御され、それによって破裂につながる可能性のある材料の伸びを制限する。この実施形態では、ツール110はダイ120および成形されるべき材料のブランク130の上方にある。ツール110は、シートの厚さを収容しつつもパンチ111をダイ120に挿入することを可能にするために、ダイ120の形状と略相補的形状のパンチ111を含む。パンチ111は、ダイ120のキャビティ122の反対側に配置されている。図1Aおよび図1Bを参照して説明した実施形態では、パンチ111の表面112は、ダイ120のキャビティ122上に存在するレリーフと実質的に同一のレリーフを備える。
ツール110は、本体113と、パンチ111を支承するピストン114とを含む。本体113は、上側横方向壁113bと下側横方向壁113cとによって閉鎖された管状円筒形領域113aを含む。下側横方向壁113cは、パンチ111が貫通して本体113から出ることができる開口部113dを有する。ピストン114は、筒状の円筒形領域113a内で封止状態で摺動するように取り付けられている。ピストンは、上面114a、底面114b、およびシール手段114c、ここではOリングを有する。ピストン114、より具体的にはその底面114bは、付勢手段、ここでは下側横方向壁113cを押圧するコイルばね118に載置される。皿ばねワッシャ、または、ピストンをその初期位置に復元するのに十分な弾性を有するエラストマー等の他の付勢手段を用いることもできる。パンチ111は、ピストンの下面114bにより担持される。チャンバ115は、ピストン114の上側横方向壁113bと上側壁114aとの間の管状の円筒形領域に形成される。このチャンバ115は封止手段114cにより液密であり、水等の液体で完全に満たされている。
また、ツール110は、封止されたフィードスルー117a、117bを通ってチャンバ115に入る2つの電極116a、116bも備える。この実施形態では、電極116a、116bはそれらの外周を電気的に絶縁されている。互いに対向する端部だけがむき出しである。
両電極116a、116bに大きな電位差が作用すると、図1Bに示すように、両電極間で放電が発生する。この放電は、チャンバ115内を伝播してピストン114に強い下向きの圧力を加える衝撃波を引き起こす。次いで、パンチ111は、高速でダイ120のキャビティ122に対して材料のブランク130を打撃するか、むしろ押し付ける。絞り加工の間、ツール110とダイ120は互いに対して保持される。したがって、装置100は、パンチとダイが互いに対向し、かつ材料のブランクから所定の距離にあるようにツールとダイを保持するための手段を備える。この目的のために、ツール110およびダイ120は、プレス機または特定のフレームのプラテンの間に取り付けられる。シートを引き裂くことを回避するために、ブランクを所定の位置に固定するため、または、その絞り加工を制御し、しわの形成を回避するために、ブランクホルダを制御された力で使用する。
図2Aおよび図2Bは、第2の実施形態による間接式電気油圧絞り成形用の装置を示す。この装置のいくつかの要素は、図1Aおよび図1Bを参照して説明したものと同様である。したがって、これらの要素には同じようにして、しかし100ではなく200から始まる番号が付与される。
間接式電気油圧絞り成形装置200もまたツール210とダイ220とを備える。この実施形態では、材料のブランクがダイ220とツール210との間に保持された場合に、ツール210はダイ220の下方および材料のブランクの下方に位置する。ブランクがツール210とダイ220との間に保持された場合に、ダイのキャビティ222は、ダイの下面で、材料230のブランクと接触する部分に位置する。ツールは、パンチがダイ220のキャビティ222に面するように配置される。
この実施形態では、装置200は、ブランクホルダそれ自体を含まない。ツール210は、一定の所定の力を及ぼすように、変形されるべき材料のブランクに対して配置されており、ブランクホルダとして機能する。したがって、間接式電気油圧絞り成形用の装置200は、変形されるべき材料のブランクから所定の距離に所定の力でツール210を保持するための手段を備える。ツール210は、成形されるべきブランクと接触することができ、または1mm未満、好ましくは0.1mmの距離とすることもできる。また、装置200は、ツールおよび変形されるべき材料のブランクに対して所定の距離でダイ220を保持するための手段を含む。
図2Aおよび図2Bを参照して説明した変形実施形態では、パンチ211の表面212およびダイ220のキャビティ222の表面は平坦である。ダイのキャビティ222の表面の任意の他の形状も考えられる。パンチの表面112の形状は、平坦なままとすることもでき、ダイのキャビティ222と実質的に同様の形状を有することもできる。
第1の実施形態と同様に、ツール210は本体213とパンチ211を支承するピストン214とを備える。この第2の実施形態では、本体213は、下側横方向壁213bによって閉鎖された管状円筒形領域213を有し、上側横方向壁を有していない。したがって、本体210の上部は閉鎖されていない。本体210の管状端部は平坦であり、変形されるべき材料のブランクと直接接触している。ピストン211は、環状円筒領域213a内で液密に摺動するように取り付けられている。ピストンは上面214a、下面214b、およびシール手段214cを有する。パンチ214は、ピストンの上面214bによって担持されている。ピストン214は、材料のブランクに向かって長手方向に移動するように適合される。この特定の実施形態では、ツールの本体213は材料のブランクと接触している。しかし、代替の実施形態では、ツール210は、パンチが本体から出ることを可能にするための開口部を有する横方向壁を含むことができる。第1の実施形態と同様に、ピストン214は液体で充填される封止されたチャンバ215を画定し、また、ツール210は、それぞれチャンバ内に配置された一端を有する2つの電極216a、216bを備える。別の実施形態では、電極216a、216bのうちの一方は、チャンバ215内に浸漬された端部を備え、他方の電極は、チャンバ115、215内に存在する本体113、213の導電性内面を備える。
2つの電極216a、216bが大きな電位差を受けると、図2Bに示すように、2つの電極間で放電が生じる。この放電は、チャンバ215内を伝播してピストン214に強い上向きの圧力を加える衝撃波を引き起こす。次いで、パンチ211は高速で材料のブランク230に強い圧力を加える。代替実施形態では、ピストンの移動は、ポンプを用いてチャンバの液体を準静圧下に置くことによって開始または促進することができる。ポンプは、チャンバ内の所望の圧力が達成されるまでチャンバ内に加圧液体を注入するように働く。チャンバ内に注入された液体の圧力に耐えることができるバルブおよびパイプを使用することができる。加圧は、液体圧力がチャンバ全体にわたって均一であるように十分に遅くなければならず、これは、液体を「準静的圧力下」に置くこと、が意味するものである。
準静的圧力が十分であれば、パンチは十分な準静的力で材料のブランクを押圧し、材料のブランクを打ち抜くことができる。電気油圧放電はパンチを加速するために動圧を加える。
次いで、ピストン214は、単に重力のみによって、図2Aを参照して示されるその初期位置に復元する。チャンバ215内に存在する水は、逆転防止装置として機能する。別の変形形態では、本体213は、図2Bにおいて点線で示されている逆転防止装置ストップ218’を含む。2B。この第2の実施形態に示されるツールは、付勢手段を含まないので、より軽量であるという利点を有する。
電気油圧放電はパンチを高速で移動させることを可能にし、それによって成形されるべき加工物に強い圧力を発生させる。このようにして得られた絞り加工は、従来の絞り加工と比較して、潜在的により少ないパスで、スプリングバックの減少および/またはより微細なエンボス加工および/またはフォーム半径の減少、および/または破断前の局所伸びの改善を有する。パンチおよび/またはダイの表面に凹凸がある場合、より微細なエンボス加工を得ることができる。
本発明は、上記の実施形態にも言及された変形実施形態にも限定されず、特許請求の範囲内で当業者が到達する任意の実施形態にも関する。

Claims (12)

  1. −管状の円筒形領域(113a;213a)を有する本体(113;213)と、
    −液体で満たされることを意図されたチャンバ(115;215)と、
    −それぞれがチャンバ(115;215)内に配置された部分を有する2つの電極(116a、116b;216a、216b)と、
    −パンチ(111;211)
    を備える間接式電気油圧絞り成形用のツール(110;120)であって、
    −円筒形領域内で封止された状態で摺動するよう取り付けられ、チャンバ(115;215)を封止的に画定するピストン(114;214)をさらに備え、
    パンチ(111;211)は、チャンバと反対側の面(114a;214a)でピストン(114;214)によって担持されることを特徴とするツール。
  2. 一方の電極(216a、216b)は、チャンバ(115;215)内に浸漬された端部を備え、他方の電極((116a、116b)は、チャンバ(115;215)内に存在する本体(113;213)の内面を備える、請求項1に記載のツール。
  3. 2つの電極(116a、116b;216a、216b)はそれぞれチャンバ(115;215)内に一端を有する、請求項2に記載のツール。
  4. 本体(113;213)は、突出したパンチ(111;211)が本体113;213)を貫通して出ることができる開口部(113d;213d)を有する、請求項1〜3に記載のツール。
  5. 開口部(113d)は横方向壁(113c)に成形され、前記横方向壁(113c)とパンチ(114b)を支承するピストン面との間に少なくとも付勢手段(116)が配置される、請求項4に記載のツール。
  6. ツールは、加圧下でチャンバ内に液体を入れるためのポンプを備える、請求項1〜5の何れか一項に記載のツール。
  7. ダイ(120;220)と、本体(113;213)およびパンチ(111,211)を有するツール(110,210)とを備える、間接式電気油圧絞り成形のための装置(100;200)であって、ダイ(120;220)とパンチ(111,211)とは略相補的な形状であり、前記装置(100;200)は、パンチ(111,211)およびダイ(120;220)が互いに対向し、変形されるべき材料のブランク(130;230)から所定の距離となり、材料のブランク(130;230)が、ダイ(120;220)と接触し、所定の力でダイ(120;220)に対して保持されるように、ツール(110,210)およびダイ(120;220)を保持するように構成される装置において、前記ツール(110;210)は、請求項1〜6の何れか一項に記載の絞り成形用ツールであることを特徴とする装置。
  8. 間接式電気油圧絞り成形方法であって、
    −変形されるべき材料のブランクから所定の距離に、請求項1〜6の何れか一項に記載の、かつ、パンチ(111,211)を有する間接式電気油圧絞り成形用のツール(110;210)を配置するステップと、
    −少なくとも2つの電極(116a,116b;216a,216b)の間に発生する放電によって、パンチ(111;211)を支承するピストン(114;214)を動かすステップ
    を含むことを特徴とする方法。
  9. ツール(110,210)は、変形されるべき材料のブランク(130;230)と所定の力で接触するように配置される、請求項8に記載の方法。
  10. チャンバ(115;215)の液体は放電前に準静圧下に置かれる、請求項8または9に記載の方法。
  11. 準静的圧力下に置くことはポンプによって達成される、請求項10に記載の方法。
  12. パンチ(111、211)は、変形されるべき材料のブランク(130;230)に対して所定の準静的力で適用される、請求項11に記載の方法。
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