JP2019525832A - ニーダー反応器 - Google Patents

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Abstract

原料の反応空間が形成されるチャンバーと、前記チャンバーの内部に設けられて回転する少なくとも一つの回転軸と、前記回転軸に回転可能に結合され、前記回転軸の長さ方向に配置される複数のパドルとを含み、前記複数のパドルの少なくとも一部は、複数の頂点を有する形状に形成される本体と、前記回転軸に挿入されるように、前記本体の中心に形成される貫通ホールと、前記頂点から突出し、前記回転軸の回転軌跡に一致する少なくとも一つの稜を含む形状に形成される突起とを含む、ニーダー反応器を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、ニーダー反応器に関する。
一般に、ニーダー反応器とは、製造する原料物質が異なる液状体と、液状体または微細粉末とを粘性体に混ぜて均質化する装置を言う。ニーダー反応器は、原料が供給される供給部および排出される排出部が設けられる筒状ケーシングと、筒状ケーシング内に配置され、投入口側から排出口側に向かって配置される複数のパドルと、パドルが設けられている回転軸とを含む。ニーダー反応器では、パドルの回転により原料が混ぜ合わされ、生成された生成物を排出部から排出する。
最近では、新材料の開発などにより材料の種類が多くなり、ニーダー反応器の能力向上への要求が高まっている。
しかしながら、従来のニーダー反応器に用いられるパドルは、稜が円弧状をしているため、ニーダー反応器内で占める体積が大きい。また、パドルが偏心回転し、原料と接触して反応する接点が一つであるため、反応時間が長くなる。
本発明の目的は、多量の原料を注入できるニーダー反応器を提供することである。
また、本発明の目的は、原料の反応時間を短縮できるニーダー反応器を提供することである。
本発明の目的は、多量の原料を反応できるニーダー反応器を提供することである。
但し、本発明が解決しようとする技術的課題は前述の課題に限定されず、言及していない他の課題は、以下の記載から当業者に明確に理解されるだろう。
本発明の一実施形態によると、原料の反応空間が形成されるチャンバーと、前記チャンバーの内部に設けられて回転する少なくとも一つの回転軸と、前記回転軸に回転可能に結合され、前記回転軸の長さ方向に配置される複数のパドルとを含み、前記複数のパドルの少なくとも一部は、複数の頂点を有する形状に形成される本体と、前記回転軸に挿入されるように、前記本体の中心に形成される貫通ホールと、前記頂点から突出し、前記回転軸の回転軌跡に一致する少なくとも一つの稜を含む形状に形成される突起とを含む、ニーダー反応器を提供する。
前記パドルの前記本体は、正三角形状に形成することができる。
前記突起は、非対称形状に形成され、前記本体の厚さよりも厚く形成され、前記各頂点を取り囲むように設けることができる。
前記チャンバーは、前記原料が注入される注入部に隣接する第1の空間と、前記第1の空間に隣接して位置する第2の空間と、前記第2の空間に隣接して位置し、前記原料の反応により生成される生成物が排出される排出部に隣接する第3の空間とを含むことができる。
前記第1の空間及び前記第3の空間に配置される前記複数のパドルは、既に決定された角度ずつ互いにずれて配置することができる。
前記第3の空間に配置される前記パドルは、前記第1の空間に配置される前記パドルと反対方向にずれて配置することができる。
前記既に決定された角度は、15度であってもよい。
前記回転軸は、第1の回転軸と、前記第1の回転軸の回転方向と同一および反対の方向の少なくとも一つの方向に回転する第2の回転軸とを含み、前記第1の回転軸及び前記第2の回転軸に配置される前記複数のパドルは、交互に配置することができる。
前記原料は、ピロリドンを含むラクタムであってもよい。
本発明によると、パドルの形状を、直線を有する正三角形状に形成することで、パドルがチャンバー内に占める体積を小さくして、多量の原料を注入することができる。
また、本発明によると、パドルは、原料と接触する複数の接点を含んでいるため、原料との反応時間を短縮することができる。
本発明によると、原料との反応時間が短縮できるため、多量の原料を反応することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るニーダー反応器の平面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るパドルの形状を示す図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るパドルの断面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るチャンバーの第1の空間〜第3の空間を示す図である。 図5aは、本発明の一実施形態に係るパドルの形状によるニーダー反応器の反応時間及びチャンバーに占める原料の量を比較するための表である。 図5bは、本発明の一実施形態に係るパドルの形状によるニーダー反応器の反応時間に対する電流値を示すグラフである。 図6は、本発明の一実施形態に係るパドルと比較するために、他の形状のパドルを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の具体的な実施形態を説明する。但し、これは例示的実施形態に過ぎず、本発明を限定するものではない。
本発明を説明するにあたり、関連する公知技術に関する具体的な説明が本発明の要旨を不明確にする虞があると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。また、後述する用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語であり、使用者、運用者の意図または慣例などによって異なり得る。従って、その定義は、本明細書全般に亘る内容に基づいて行われるべきである。
本発明の技術的思想は、特許請求の範囲により決定される。また、以下の実施形態は、進歩的な本発明の技術的思想を、当業者に効率的に説明するための一手段に過ぎない。
図1は、本発明の一実施形態に係るニーダー反応器100の平面図である。
図1に示すように、ニーダー反応器100は、チャンバー200と、回転軸300と、パドル400とを含むことができる。
まず、ニーダー反応器100は、原料を反応して生成物を生成するための装置であってもよい。ここで、原料は、ピロリドンを含むラクタムであってもよく、それの反応によって生成される生成物は、バイオナイロンであってもよい。本発明の一実施形態に係るニーダー反応器100は、バイオナイロンを製造するために用いられる装置であってもよい。しかし、これに限定されるものではない。
チャンバー200は、原料の反応空間であってもよい。チャンバー200は、水平方向に沿って長い筒状に形成することができる。これにより、チャンバー200は、原料を注入する注入部210と、前記原料の反応によって生成される生成物を排出する排出部220とを含むことができる。また、チャンバー200内への原料の供給、及び生成物の排出を可能にする少なくとも一つのスクリュー(図示せず)を含むことができる。
さらに、チャンバー200は、原料が注入される注入部210に隣接する第1の空間S1と、第1の空間S1に隣接して位置する第2の空間S2と、第2の空間S2に隣接して位置し、前記原料の反応によって生成される生成物が排出される排出部220に隣接する第3の空間S3とを含むことができる。これらについては、後述することとする。
チャンバー200は、内部に設けられて回転する少なくとも一つの回転軸300を含むことができる。回転軸300は、複数のパドル400が回転するように、チャンバー200の長さ方向に長く設けることができる。また、回転軸300は、チャンバー200内に2つ設けることができる。具体的には、回転軸300は、第1の回転軸300aと、該第1の回転軸300aの回転方向と同一及び反対の方向の少なくとも一つの方向に回転する第2の回転軸300bとを含むことができる。ここで、第1の回転軸300aと第2の回転軸300bの回転方向は、時計回りにしてもよく、反時計回りにしてもよい。しかし、これらに限定されるものではなく、第1の回転軸300aを時計回りに回転し、第2の回転軸300bを反時計回りに回転してもよい。すなわち、第1の回転軸300a及び第2の回転軸300bの回転方向は、同一でもよく異なっていてもよい。本発明では、第1の回転軸300a及び第2の回転軸300bがパドル400を同一方向に回転させて、原料の反応により生成物を生成することができる。また、回転軸300と結合して回転軸300に動力を提供するための動力部(図示せず)を設けることができる。
パドル400は、回転軸300に回転可能に結合され、回転軸の長さ方向に複数配置することができる。
複数のパドル400は、回転軸300に挿入することができる。複数のパドル400は、一定の間隔を置いて配置することができる。ここで、第1の回転軸300a及び第2の回転軸300bに配置される複数のパドル400は、交互に配置することができる。すなわち、第1の回転軸300aに配置される複数のパドル400と、第2の回転軸300bに配置される複数のパドル400とは、ずれて配置することができる。
複数のパドル400は、回転軸300により回転することによって、チャンバー200内の原料と接触するように設けることができる。具体的には、パドル400は、複数の突起430と接触することになり、前記原料の反応によって生成物を生成するようにすることができる。つまり、パドル400は、前記原料と連続して接触することにより、材料が反応できるようにすることができる。
図2は、本発明の一実施形態に係るパドル400の形状を示す図である。図3は、本発明の一実施形態に係るパドル400の断面図である。
図2及び図3に示すように、複数のパドル400の少なくとも一部は、本体410と、貫通ホール420と、突起430とを含むことができる。
本体410は、複数の頂点を有する形状に形成することができる。例えば、本体410は、正三角形状に形成することができる。本体410は、正三角形状に形成することによって、複数の頂点、すなわち3つの頂点を有することになる。これにより、パドル400が回転すると、3つの頂点と原料の界面で連続して接触反応が大きく起こるようになる。
また、本体410は、直線を有する稜で形成することにより、チャンバー200内に多量の原料を流入することができる。従来は、本体を、円弧形状を有する稜で形成したことにより、チャンバー200内で占める体積が相対的に大きくなり、チャンバー200内に流入できる原料の量が相対的に少なかった。
これに対し、本発明の一実施形態に係るパドル400は、直線を有する稜で形成することにより、チャンバー200内で占める体積が相対的に小さくなり、相対的に多い量の原料をチャンバー200内に流入することができる。これにより、チャンバー200内で反応できる原料の量が増加し、生成物の量も増加することになる。
貫通ホール420は、回転軸300に挿入されるように、本体410の中心に形成することができる。貫通ホール420を本体410の中心に形成することにより、パドル400は、回転軸300を中心に回転することができる。これにより、パドル400は、中心回転して、パドル400の頂点、すなわち本体410の3つの頂点とチャンバー200内の原料を接触反応させることができる。
突起430は、本体410の複数の頂点から突出し、回転軸300の回転軌跡に一致する少なくとも一つの稜を含む形状に形成することができる。具体的には、突起430は、非対称形状に形成され、本体410の厚さよりも厚く形成され、3つの各頂点を取り囲むように設けることができる。ここで、突起430は、回転軌跡が一致する稜と、各頂点を取り囲む稜とが異なってもよい。
突起430は、原料と接触する接点であってもよい。突起430は、各頂点で本体410の厚さよりも厚く形成し、原料との接触面積を増加させることができる。これにより、突起430は、原料の反応が大きく起こるように、原料を混ぜ合わせる役割を果たすことができる。
また、突起430は、図3に示すように、回転軸300の回転軌跡が一致する稜を含んでいる。反応により生成される生成物が例えば固体である場合には、反応によって原料が徐々に固化し、生成物(固体)の重量により回転軸の回転速度が低くなることがある。これを考慮し、突起430は、回転軸300の回転軌跡に少なくとも一部が一致するようにして、生成物に作用する力が大幅に減少することがないようにする。つまり、突起430は、生成物(固体)に作用する力によってパドル400を回転させる回転力が減少することがないようにし、安定した反応が起こるようにすることができる。
図4は、本発明の一実施形態に係るチャンバー200の第1の空間S1〜第3の空間S3を示す図である。
図4に示すように、複数のパドル400の少なくとも2つ以上のパドル400は、決定された角度だけずれて配置することができる。具体的には、第1の空間S1及び第3の空間S3に配置される複数のパドル400は、既に決定された角度ずつ互いにずれて配置することができる。すなわち、第3の空間S3に配置されるパドル400は、第1の空間S1に配置されるパドル400と反対方向にずれて配置することができる。
例えば、第1の空間S1に配置される複数のパドル400のうち、第2の空間S2に隣接して配置されるパドル400と、注入部210に隣接して配置されるパドル400とで、頂点の位相差が発生し得る。例えば、第2の空間S2に隣接して配置されるパドルを第1のパドル400aといい、注入部210に隣接して配置されるパドルを第2のパドル400bという。第1のパドル400a及び第2のパドル400bは、既に決定された角度ずつずれて配置することができる。
また、第3の空間S3に配置される複数のパドル400のうち、第2の空間S2に隣接して配置されるパドル400と、排出部220に隣接して配置されるパドル400とで、頂点の位相差が発生し得る。例えば、第2の空間S2に隣接して配置されるパドルを第3のパドル400cといい、排出部220に隣接して配置されるパドルを第4のパドル400dという。第3のパドル400c及び第4のパドル400dは、既に決定された角度ずつずれて配置することができる。
ここで、既に決定された角度は、15度であってもよい。すなわち、第1の空間S1及び第3の空間S3に配置される複数のパドル400は、15度ずつ互いにずれて配置される。これにより、第1の空間S1に配置されるパドル400の数だけ15度ずつずれて配置することができる。また、第3の空間S3に配置されるパドル400の数だけ15度ずつずれて配置することができる。すなわち、第2のパドル400bは、第1のパドル400aから15度ずれて配置し、第4のパドル400dは、第3のパドル400cから15度ずれて配置することができる。なお、既に決定された角度とは、回転軸300の長さ方向から複数のパドル400を見たときに、一のパドル400の本体410の各頂点と、複数のパドル400の中心と、一のパドル400に隣接するパドル400の本体410の各頂点とを結ぶ角度をいう。
また、第3のパドル400c及び第4のパドル400dは、第1のパドル400a及び第2のパドル400bと反対方向にずれて配置することができる。すなわち、第3の空間S3に配置される複数のパドル400は、第1の空間S1と反対方向にずれて配置することにより、接触して反応が進行される原料を第2の空間S2側に移動させることができる。すなわち、第3の空間S3は、反応が完了していない原料を第2の空間S2側に移動させて反応が完了するようにする。
図5aは、本発明の一実施形態に係るパドル400の形状によるニーダー反応器100の反応時間およびチャンバー200に占める原料の量を比較するための表である。図5bは、本発明の一実施形態に係るパドル400の形状によるニーダー反応器100の反応時間に対する電流値を示すグラフである。図6は、本発明の一実施形態に係るパドル400と比較するために、他の形状のパドル1を示す図である。
以下では、説明を容易にするために、図6に示すパドル1(従来のパドル)をAパドルといい、本発明の一実施形態に係るパドル400をBパドルという。また、複数のAパドルを含むニーダー反応器をAニーダー反応器といい、複数のパドルの少なくとも一部がBパドルからなるニーダー反応器をBニーダー反応器という。
図6に示すように、Aパドルは、複数の頂点を有し、稜を円弧状に形成することができ、Aパドルを回転させるために回転軸と結合するホールが偏心されている。また、Aパドルは、前記複数の頂点から突出する突起が形成されている。
前述のように、本発明の一実施形態に係るパドルであるBパドルは、複数の頂点を有する形状であり、正三角形状に形成することができる。また、Bパドルを回転させるために回転軸と結合するホールは、中心に形成されている。突起は、前記複数の頂点から突出し、回転軌跡に一致する少なくとも一つの稜を含んでいる。
図5aは、Aニーダー反応器とBニーダー反応器の反応時間およびチャンバーで原料が占める量を調べた結果を示す表である。ここで、Aニーダー反応器とBニーダー反応器の反応条件(例えば、チャンバーの大きさ、原料の注入量など)は、一致している。
図5aに示すように、Aニーダー反応器の反応完了時間は、330分であるのに対し、Bニーダー反応器の反応完了時間は、220分である。Aニーダー反応器は、複数のパドルが偏心回転しているので、原料と反応(重合)するための接触部が1つである。これに対し、Bニーダー反応器は、中心回転しているので、原料と反応(重合)するための接触部が3つである。つまり、Bニーダー反応器では、Aニーダー反応器よりも複数の接触部が設けられているので、反応(重合)時間を短縮することができる。
また、同じサイズのチャンバー内で原料が占める割合は、Aニーダー反応器の場合は50%であり、Bニーダー反応器の場合は60%である。つまり、Aパドルの場合は、チャンバー内で占める体積がBパドルよりも大きい。これにより、AパドルとBパドルの体積の差だけチャンバー内で占める原料の量に差が発生することになる。これは生成物の量と直結するため、Bニーダー反応器は、Aニーダー反応器よりも相対的に多い量の原料を反応して生成物を生成することができる。
図5bは、複数のAパドルからなるAニーダー反応器と、複数のパドルの少なくとも一部がBパドルからなるBニーダー反応器の反応時間による電流値を示すグラフである。
図5bにおいて、x軸は反応時間、y軸は電流値を示す。
Aニーダー反応器とBニーダー反応器を比較すると、Aニーダー反応器では、一定の時間が経過した後に電流値が急激に上昇することを確認できる。Aニーダー反応器では、反応による生成物(固体)の重量により過負荷状態になり、回転に大きな力(トルク)が必要とされ、動作に求められる電流値が急激に上昇することがある。
これに対し、Bニーダー反応器では、一定の時間が経過した後に上昇する電流値がAニーダー反応器よりも小さい。Bニーダー反応器は、反応による生成物(固体)を回転させるために、Bパドルの回転軌跡に一致する少なくとも一つの稜を有する突起を含んでいる。つまり、突起は、Bパドルが生成物(固体)を回転するのに必要な力を分散できるので、回転に相対的に小さな力(トルク)が必要とされる。
本発明の一実施形態に係るニーダー反応器100は、複数のパドル400を用いて原料と接触反応することができる。また、複数のパドル400は、本体410を正三角形状に形成することにより、チャンバー200内で占める体積が小さくなり、チャンバー200内に多い量の原料を注入することができる。
さらに、パドル400は、複数の頂点から突出する突起430を含んでいる。突起430は、原料をよく混合するために、原料をかき混ぜることができる。
さらに、突起430は、回転軸300の回転軌跡に一致する少なくとも一つの稜を含んでいるので、パドル400を回転させる回転力が減少することがないようにし、安定した反応が起こるようにする。
これにより、本発明の一実施形態に係るニーダー反応器100は、原料の反応時間を短縮することができ、生成物の量を増加させることができる。
以上、代表的な実施形態により本発明を詳細に説明したが、当業者であれば、本発明の範疇を逸脱しない範囲内で、前述した実施形態に対する様々な変形が可能であることを理解するはずである。従って、本発明の権利範囲は、説明した実施形態に限定されてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、その特許請求の範囲と均等なものによって定められるべきである。
100:ニーダー反応器
200:チャンバー
210:注入部
220:排出部
300:回転軸
400:パドル
410:本体
420:貫通ホール
430:突起

Claims (9)

  1. 原料の反応空間が形成されるチャンバーと、
    前記チャンバーの内部に設けられて回転する少なくとも一つの回転軸と、
    前記回転軸に回転可能に結合され、前記回転軸の長さ方向に配置される複数のパドルとを含み、
    前記複数のパドルの少なくとも一部は、
    複数の頂点を有する形状に形成される本体と、
    前記回転軸に挿入されるように、前記本体の中心に形成される貫通ホールと、
    前記頂点から突出し、前記回転軸の回転軌跡に一致する少なくとも一つの稜を有する形状に形成される突起とを含む、ニーダー反応器。
  2. 前記パドルの前記本体は、正三角形状に形成される、請求項1に記載のニーダー反応器。
  3. 前記突起は、非対称形状に形成され、前記本体の厚さよりも厚く形成されて、前記各頂点を取り囲むように設けられる、請求項1に記載のニーダー反応器。
  4. 前記チャンバーは、
    前記原料が注入される注入部に隣接する第1の空間と、
    前記第1の空間に隣接して位置する第2の空間と、
    前記第2の空間に隣接して位置し、前記原料の反応により生成される生成物が排出される排出部に隣接する第3の空間とを含む、請求項1に記載のニーダー反応器。
  5. 前記第1の空間および前記第3の空間に配置される前記複数のパドルは、既に決定された角度ずつ互いにずれて配置される、請求項4に記載のニーダー反応器。
  6. 前記第3の空間に配置される前記パドルは、前記第1の空間に配置される前記パドルと反対方向にずれて配置される、請求項5に記載のニーダー反応器。
  7. 前記既に決定された角度は15度である、請求項5に記載のニーダー反応器。
  8. 前記回転軸は、
    第1の回転軸と、
    前記第1の回転軸の回転方向と同一及び反対の方向の少なくとも一つの方向に回転する第2の回転軸とを含み、
    前記第1の回転軸および前記第2の回転軸に配置される前記複数のパドルは、交互に配置される、請求項1に記載のニーダー反応器。
  9. 前記原料は、ピロリドンを含むラクタムである、請求項1に記載のニーダー反応器。
JP2018569049A 2016-08-24 2017-08-24 ニーダー反応器 Active JP6893221B2 (ja)

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