以下に、本発明の実施例における添付図面を参照して、本発明の実施例における技術的解決策について明確且つ完全に説明する。明らかに、説明する実施例は、本発明の実施例の一部であり、全部ではない。創造的取り組みなしに本発明の実施例に基づいて当業者により取得される全ての他の実施例は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
図1は、本発明の実施例によるV2V通信シナリオの概略図である。図1は、レーン内の4つの車両の間の通信の概略図である。
V2V通信において、支援運転及び自動運転は、複数の車載器(On board Unit, OBU)の間の無線通信を通じて実現でき、有効に交通効率を改善し、交通事故を回避し、運転リスクを低減する。
図2は、本発明の実施例による適用シナリオの概略図である。図2は、進化型ノードB(evolved NodeB, eNB)10と、路側器(Road Side Unit, RSU)30と、UE41と、UE42と、UE43とを示す。RSU30は、eNB10と直接通信できる。UE41、UE42及びUE43は、eNB10と直接通信するか、或いはRSU30を使用することによりeNBと通信できる。図2は、位置及び時間のような情報を他のネットワークエレメントに提供するように構成されてもよい全地球衛星測位システム(Global Navigation Satellite System, GNSS)20を更に示す。
RSU30は、機能的に、車両デバイス機能又はeNB機能でもよい。UE41、UE42及びUE43は、車両デバイスでもよく、車両デバイスは、サイドリンク(Sidelink)を使用することにより互いにV2V通信を実行してもよい。車両デバイスは、車両と共に高速で移動する。例えば、UE41及びUE42が反対方向に移動するとき、最大相対移動速度が存在する。
図2に示すデバイスは、互いに通信するために、セルラリンクのスペクトルを使用するか、或いは5.9GHz付近のインテリジェント交通スペクトルを使用してもよい。デバイスの間の通信に使用される技術は、LTEプロトコルに基づいて拡張されてもよく、或いはD2D技術に基づいて拡張されてもよい。
本発明の実施例では、サイドリンク(SL)は、UEの間の通信リンクであり、D2D通信におけるD2Dリンク又はいくつかの他のシナリオにおけるPC5リンクとも呼ばれる。車両のインターネットでは、サイドリンクはV2Vリンク、車両対インフラストラクチャ(Vehicle to Infrastructure, V2I)リンク、車両対歩行者(Vehicle to Pedestrian, V2P)リンク等とも呼ばれてもよい。サイドリンクは、以下の方式、すなわち、ブロードキャスト、ユニキャスト及びマルチキャストのうちいずれか1つで情報を送出してもよい。サイドリンクは、セルラリンクのスペクトルを使用し、例えば、セルラリンクの上りリンクスペクトルを使用してもよく、或いはインテリジェント交通に割り当てられた専用スペクトルを使用してもよい。これは本発明では限定されない。
本発明の実施例では、UEは、端末とも呼ばれてもよく、車両内のOBUを含んでもよく、或いは路側上の端末機能を有するRSU等を含んでもよく、或いは歩行者により使用される移動電話等を含んでもよい。
ユーザ装置(User Equipment, UE)は、高速移動状態にあってもよい。これは、V2X通信における無線リンク送信品質により高い要件を提起する。受信機の複雑性をかなり増加させる必要なく、どのように制御情報及びデータ情報がUEの間で正確に送信されるかを確保することは、本発明において解決されるべき主要な問題である。
既存の解決策では、UEの間の送信中に使用される物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel, PSCCH)のサイズは、1つの物理リソースブロック(Physical Resource Block, PRB)である。しかし、従来技術では、5.9GHz付近のインテリジェント交通スペクトルにおける最大相対車両速度は500km/hであり、性能が大きく劣化し、送信距離のカバレッジ要件を満たすことができない。さらに、PSCCHの復調性能が低下すると、PSCCHによりスケジューリングされたデータチャネル、すなわち、物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel, PSSCH)の復調能力が対応して影響を受ける。
以下に、本発明におけるいくつかの用語について簡単に説明する。
第1のリンク:UEの間の通信リンクを示す。第1のリンクは、D2Dリンク又はV2Xリンク又はサイドリンク(Sidelink, SL)等でもよい。例えば、第1のリンクは、図2におけるUE41とUE42との間のリンクでもよく、或いは図2におけるRSU30とUE43との間のリンクでもよい。第1のリンク上での通信は、以下の方式、すなわち、ユニキャスト、マルチキャスト及びブロードキャストのうちいずれか1つに基づいて実行されてもよい。
第2のリンク:UEと基地局との間の通信リンクを示す。第2のリンクは、セルラリンクでもよい。例えば、第2のリンクは、図2におけるUE41/UE42/UE43と基地局10との間のリンクでもよく、或いは図2におけるRSU30とeNB10との間のリンクでもよい。代替として、図2におけるRSU30が基地局機能を有するRSUである場合、第2のリンクは、UE41/UE42/UE43とRSU30との間のリンクでもよい。
さらに、本発明の実施例における「予め規定された」は、プロトコルにおいて指定されてもよく、或いは予め設定されてもよく、例えば、シグナリングを使用することにより予め設定されてもよい。これは本発明では限定されない。
本発明の実施例では、第1のタイプのUE及び第2のタイプのUEを含む少なくとも2つのタイプのUEが規定される。第1のタイプのUEの速度は予め設定された速度閾値未満であり、第2のタイプのUEの速度は予め設定された速度閾値以上である。
言い換えると、第1のタイプのUEは、速度が予め設定された速度閾値未満であるUEであり、第2のタイプのUEは、速度が予め設定された速度閾値以上であるUEである。第1のタイプのUEは低速UE又は非高速UEと呼ばれてもよく、第2のタイプのUEは高速UEと呼ばれてもよい。
任意選択で、例では、本発明の実施例におけるUE速度は、絶対速度、すなわち、対地速度でもよい。第1の絶対速度を取得するためにUEにより使用される方式は、GNSSモードを使用することにより第1の絶対速度を決定すること、又はUEがOBUである場合、車両内の対応するモジュール(エンジンブロック、ギアボックスモジュール、又は速度を電気的に制御する他のモジュール等)を使用することにより対応する速度情報を取得すること、又は基地局により指示された情報に基づいて第1の絶対速度を取得することを含む。任意選択で、UEが物理レイヤにおける通信モジュールである場合、第1の絶対速度は、他のレイヤからの指示情報に基づいて取得されてもよい。
任意選択で、予め設定された速度閾値は、予め規定された速度値でもよい。例えば、予め設定された速度閾値は250km/hである。
任意選択で、例えば、第1の速度閾値、第2の速度閾値及び第3の速度閾値を含む複数の速度閾値が、本発明の実施例において規定されてもよい。対応して、異なる速度等級が速度について設定されてもよい。さらに、速度等級は、複数の速度閾値に関係する。
例えば、第1の速度閾値がv1として表され、第2の速度閾値がv2として表され、第3の速度閾値がv3として表され、v1<v2<v3であることが仮定される。UE速度がvとして表されることが仮定される。この場合、速度等級と複数の速度閾値との間の関係は、以下の表1に示されもよい。
予め設定された速度閾値は、速度等級を使用することにより表されてもよいことが理解できる。予め設定された速度閾値がv2である場合、表1において速度等級が0及び1であるUEは、前述の第1のタイプのUEであり、表1において速度等級が2及び3であるUEは、前述の第2のタイプのUEである。言い換えると、第1のタイプのUEは、速度等級が予め設定された等級閾値より低いUEであり、第2のタイプのUEは、速度等級が予め設定された等級閾値より高い或いはそれと等しいUEである。表1に示す場合では、予め設定された等級閾値は1でもよい。さらに、表1に従って、予め設定された等級閾値に対応する最大速度は、予め設定された速度閾値であることが理解できる。予め設定された速度閾値は1つでもよく、或いは1つより多くてもよい。これは本発明において限定されない。
例では、v1=150km/h、v2=200km/h及びv3=250km/hである。
任意選択で、他の例では、本発明の実施例におけるUE速度は相対速度でもよい。例えば、速度は、他の物体(他のUE又は複数の他のUEでもよい)と相対的な速度でもよい。例えば、他の物体は、第1のリンクを使用することによりUEと通信可能なピアUEでもよい。
UE速度は、ピアエンドにおける他のUE(例えば、図2におけるUE42)と相対的なUE(例えば、図2におけるUE41)の速度でもよい。代替として、UE速度は、ピアエンドにおける複数の他のUE(例えば、図2におけるUE42及びUE43)と相対的なUE(例えば、図2におけるUE41)の速度でもよい。相対速度を取得するためにUEにより使用される方式は、まずUEの絶対速度を取得し、次に他のUEから送出されたデータパケットを測定又は解析することにより、他のUEの速度及び位置情報を取得することを含む。UEは、その情報に基づいて1つ以上のUEと相対的な速度についての情報を取得する。任意選択で、UEが物理レイヤにおける通信モジュールである場合、相対速度は、他のレイヤからの指示情報に基づいて取得されてもよい。
予め設定された速度閾値は、予め設定された等級閾値を使用することにより表されてもよい。第1のタイプのUEは、速度等級が予め設定された等級閾値より低いUEであり、第2のタイプのUEは、速度等級が予め設定された等級閾値より高い或いはそれと等しいUEである。
図2におけるUE41を例として使用して、UE42と相対的なUE41の相対速度がΔv2であり、UE43と相対的なUE41の相対速度がΔv3であり、v2≦Δv2<v3であり、v2≦Δv3<v3であることが仮定される。この場合、表1を参照することにより、UE41の速度等級が2であることが習得できる。
本発明の実施例では、第1のタイプのUEは、第1のリンク上で制御情報を送出するために第1の送信方式を使用してもよく、第2のタイプのUEは、第1のリンク上で制御情報を送出するために第2の送信方式を使用してもよい。
第1の送信方式及び第2の送信方式は異なる。
送信方式は、以下のもの、すなわち、制御情報により使用される送信リソース、制御情報の巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check, CRC)マスク、制御情報のスクランブル系列、制御情報を搬送する制御チャネルにより使用される復調参照信号(DeModulation Reference Signal, DMRS)、制御情報を送信するために占有される物理リソースのサイズ、制御情報により使用される変調及び符号化方式(Modulation and Coding Scheme, MCS)、制御情報の送信回数等のうち少なくとも1つを含んでもよい。
制御情報の送信回数は、制御情報の最大送信回数でもよい。
送信方式が異なることは、前述の項目のうち少なくとも1つが異なることを意味する。言い換えると、送信方式が異なることは、以下のもの、すなわち、送信リソース、CRCマスク、スクランブル系列、DMRS、物理リソースのサイズ、MCS、制御情報の送信回数等のうち少なくとも1つが異なることを意味する。
送信リソースが異なることは、第1のタイプのUEにより使用される送信リソース及び第2のタイプのUEにより使用される送信リソースが異なるリソースセットからのものであること、又は第1のタイプのUEにより使用される送信リソース及び第2のタイプのUEにより使用される送信リソースが同じリソースセットからのものであるが、第2のタイプのUEにより使用されるリソース又はリソースサブセットが情報を使用することにより示されるか、或いは第2のタイプのUEにより使用されるリソースサブセットが予め規定された方式で指定されることを意味してもよい。
CRCマスクは、系列により規定された系列文字列であり、送信対象の情報のCRC部分をスクランブルするために使用される。例えば、制御チャネルで搬送される情報はxビット(例えば、50ビット)であり、xビットの情報が符号化される前に、Nビット(例えば、16ビット)の長さのCRCパリティビットがxビットの情報に追加される。CRCマスクは、Nビットの長さの予め規定された系列文字列であり、対応するCRCビットに追加されるために使用される。例えば、16ビットの長さのCRCについて、CRCマスクは1111000011110000でもよく、或いは1111111100000000でもよく、或いは他の予め規定された値でもよい。これはここでは列挙されない。制御情報が生成されるとき、CRCパリティビットが取得された後に、予め規定されたマスクが対応するCRCパリティビットに追加される必要がある。受信機は、これらの予め規定されたマスクを認識した後にのみ、対応するCRC検査動作を完了できる。第1の送信方式及び第2の送信方式は、異なるCRCマスクを使用することにより区別される。このように、これらの2つの送信方式を使用するUE送信機又は受信機は、対応する処理方法を使用することにより、2つのタイプの送信方式に対応する情報を受信し、処理効率を改善できる。
スクランブル系列が異なることは、スクランブル系列を生成するための系列タイプが異なること、又はスクランブル系列を生成するための生成多項式が異なることを意味する。任意選択で、スクランブル系列が異なることは、スクランブル系列を生成するための初期値が異なることを含んでもよい。
DMRSが異なることは、DMRS系列が異なること、すなわち、以下のもの、すなわち、ルート系列番号、サイクリックシフト(cyclic shift)及び直交カバーコード(Orthogonal Cover Code, OCC)のうち少なくとも1つが異なることを意味してもよい。DMRSが異なることは、単一の送信中に使用される複数の異なるDMRSにより占有されるシンボルについて、異なるシンボルにマッピングされたDMRS系列が異なることを意味してもよい。例えば、単一の送信中に4つのDMRSシンボルが存在し、4つのDMRSシンボルのいくつかの上のDMRS系列が他のDMRSシンボル上のDMRS系列と異なる。ここで、DMRSは、予め規定された系列(DMRS系列)が、ルールに従ってDMRSにより占有されるシンボルにマッピングされるときに生成される信号である。
制御情報を送信するために占有される物理リソースのサイズが異なることは、第1の送信方式で制御情報を送信するために占有されるPRB数が、第2の送信方式のものと異なることを意味してもよい。例えば、1つのPRBが第1の送信方式で占有され、2つ、3つ又は4つのPRBが第2の送信方式で占有される。
MCSが異なることは、異なるタイプの制御チャネルが制御情報を送信するために使用されるときに異なるMCSが使用されることを意味する。例えば、第1の送信方式でのMCSはMCS1であり、第2の送信方式でのMCSはMCS2である。高速UEの送信成功率を確保するために、MCS2はMCS1より低い。
制御情報の送信回数が異なることは、送信回数が異なるタイプについて異なることを意味する。例えば、第1の送信方式での送信回数はN1であり、第2の送信方式での送信回数はN2であり、N1<N2である。第2のタイプのUEの速度は第1のタイプのUEの速度より大きく、したがって、第2のタイプのUEにより使用される送信方式での送信回数は、第1のタイプのUEにより使用される送信方式での送信回数より大きい。これは、高速UEの送信成功率を確保する。
任意選択で、代替として、送信方式は、制御情報に含まれるフィールド等でもよい。例えば、第1の送信方式を使用する制御情報はA1個のフィールドを含み、第2の送信方式を使用する制御情報はA2個のフィールドを含み、A1<A2である。
任意選択で、実施例では、第1のタイプのUEにより送信される制御情報は、第1の制御チャネルで搬送されてもよく、第2のタイプのUEにより送信される制御情報は、第2の制御チャネルで搬送されてもよい。第1の制御チャネルは第1のPSCCHでもよく、第2の制御チャネルは第2のPSCCHでもよい。
言い換えると、本発明の実施例では、2つの異なる制御チャネル、すなわち、第1のPSCCH及び第2のPSCCHが第1のリンク上で規定されてもよい。対応するデータチャネル(サービスチャネルとも呼ばれてもよい)は、第1のPSSCH及び第2のPSSCHを含んでもよく、第1のPSSCHは第1のPSCCHに対応し、第2のPSSCHは第2のPSCCHに対応する。第1のPSCCHは、第1のタイプのUEの第1のリンクのデータを送信するために使用され、第2のPSCCHは、第2のタイプのUEの第1のリンクのデータを送信するために使用される。第1のPSCCH及び第2のPSCCHは異なる送信方式を使用する。第1のPSCCH及び第2のPSCCHは同じでもよく、或いは異なってもよい。第1のPSCCH及び第2のPSCCHが異なることは、送信方式が前述のフィールドのうち1つで異なることを意味する。第1のPSCCH及び第2のPSCCHが同じである場合、2つの送信方式に含まれる前述のフィールドの全てが同じであり、第1の制御チャネル及び第2の制御チャネルは同じフィールドを使用し、第1の制御チャネルについてのフィールドの一部又は全部の値が第2の制御チャネルについてのものと異なる。例えば、第1の制御チャネル及び第2の制御チャネルは、速度情報を示す同じフィールドを含む。第1の制御チャネルについての同じフィールドの値は第2の制御チャネルについてのものと異なる。例えば、第1の制御チャネルは1ビットの速度指示情報を含み、速度指示情報の値は0であり、これは第1のタイプのUEに対応し、第1の制御チャネルは1ビットの速度指示情報を含み、速度指示情報の値は1であり、これは第2のタイプのUEに対応する。
第1のタイプのUEの速度は予め設定された速度閾値未満であり、第2のタイプのUEの速度は予め設定された速度閾値以上である。言い換えると、第1のタイプのUEは、速度が予め設定された速度閾値未満であるUEであり、第2のタイプのUEは、速度が予め設定された速度閾値以上であるUEである。第1のPSCCHが平均速度(非拘束とも呼ばれる)のシナリオで使用され、第2のPSCCHが高速のシナリオで使用されることが理解できる。
さらに、第1のPSCCH及び第2のPSCCHのサイズは同じでもよく、或いは異なってもよい。これは本発明では限定されない。
任意選択で、実現方式では、第1の送信方式は、制御情報により使用される送信リソースが第1の送信リソースであることを含む。第2の送信方式は、制御情報により使用される送信リソースが第2の送信リソースであることを含む。代替として、以下のように表現されてもよい。第1の送信方式は第1の送信リソースを含み、第2の送信方式は第2の送信リソースを含む。
第1の送信リソースは、第1のリソースセットからのものでもよく、第2の送信リソースは、第2のリソースセットからのものでもよい。代替として、第1の送信リソースは、第1のリソースセットの第1のリソースサブセットからのものでもよく、第2の送信リソースは、第2のリソースセットの第2のリソースサブセットからのものでもよい。代替として、第1の送信リソースは、第1のリソースセットからのものでもよく、第2の送信リソースもまた、第1のリソースセットからのものでもよく、第2の送信のために占有されるリソースは、情報を使用することにより示されるか、或いは第2のタイプのUEにより使用される第1のリソースセットのサブセットは、予め規定された方式で指定される。
任意選択で、本発明の実施例では、第1のリソースセット(及び/又は第1のリソースサブセット)及び第2のリソースセット(及び/又は第2のリソースサブセット)は予め規定されてもよく、例えば、予め設定されてもよく、或いはプロトコルにおいて事前に指定されてもよい。
任意選択で、本発明の実施例では、第1のリソースセット(及び/又は第1のリソースサブセット)及び第2のリソースセット(及び/又は第2のリソースサブセット)は、第1の基地局により送出された第1の指示情報から取得されてもよい。第1の指示情報は、以下の方法の実施例においてより詳細に説明する。
例では、図3(a)に示すように、第1のリソースセット及び第2のリソースセットは、同じリソースセットでもよい。同じリソースセットがリソースセットと呼ばれることを仮定すると、第1の送信リソース及び第2の送信リソースはリソースセットから決定されてもよい。
第1のリソースセットがN個の物理リソースブロック(Physical Resource Block, PRB)を含み、N個のPRBが{0,1,2,...,N-1}として表されてもよいことが仮定される。
第1の送信リソース及び第2の送信リソースは、N個のPRBを含むリソースセット内にN個の異なる候補位置をそれぞれ有する。この場合、UEは、全ての可能な候補位置に対してブラインド検出を実行し、比較的高い複雑性を引き起こす。
他の例では、図3(b)に示すように、第2のリソースセットは、第1のリソースセットのサブセットである。この場合、第1の送信リソースは、第1のリソースセットから決定されてもよく、第2の送信リソースは、第2のリソースセットから決定されてもよい。
他の例では、第1のリソースセット及び第2のリソースセットは異なる。第1のリソースセット及び第2のリソースセットは、周波数ドメインにおいて隣接してもよく、或いは隣接しなくてもよい。図3(c)は、周波数ドメインにおいて隣接しない第1のリソースセット及び第2のリソースセットを示す。図3(d)は、周波数ドメインにおいて隣接する第1のリソースセット及び第2のリソースセットを示す。この場合、第1の送信リソースは、第1のリソースセットから決定されてもよく、第2の送信リソースは、第2のリソースセットから決定されてもよい。
他の例では、第1のリソースセット及び第2のリソースセットは異なる。したがって、第1の送信リソースは、第1のリソースセットの第1のリソースサブセットから決定されてもよく、第2の送信リソースは、第2のリソースセットの第2のリソースサブセットから決定されてもよい。代替として、第1の送信リソースは、第1のリソースセットから決定され、第2の送信リソースは、第2のリソースセットの第2のリソースサブセットから決定される。代替として、第1の送信リソースは、第1のリソースセットの第1のリソースサブセットから決定され、第2の送信リソースは、第2のリソースセットから決定される。
他の例では、第1のリソースセット及び第2のリソースセットは同じリソースセットである。したがって、第1の送信リソースは、第1のリソースセットの第1のリソースサブセットから決定されてもよく、第2の送信リソースは、第2のリソースセットの第2のリソースサブセットから決定されてもよい。代替として、第1の送信リソースは、第1のリソースセットから決定され、第2の送信リソースは、第2のリソースセットの第2のリソースサブセットから決定される。代替として、第1の送信リソースは、第1のリソースセットの第1のリソースサブセットから決定され、第2の送信リソースは、第2のリソースセットから決定される。
本発明の実施例では、リソースサブセットが含まれる場合についてより詳細に説明する。図3(a)に示すように、第1のリソースセット及び第2のリソースセットが同じリソースセットであり、図3(e)及び図3(f)に示すように、第1のリソースサブセットが第1のリソースセットのサブセットであり、第2のリソースサブセットが第2のリソースセットのサブセットであることが仮定される。
第1のリソースセット内の第1のリソースサブセットの時間周波数リソース位置は予め規定されてもよく、或いはシグナリングを使用することにより指示されてもよく、第2のリソースセット内の第2のリソースサブセットの時間周波数リソース位置も予め規定されてもよく、或いはシグナリングを使用することにより指示されてもよい。
第1のリソースセット及び第2のリソースセットは同じリソースセットである。この場合、第1のリソースセット及び第2のリソースセットの双方は、リソースセットと呼ばれてもよい。リソースセットがN個の物理リソースブロック(Physical Resource Block, PRB)を含み、N個のPRBが{0,1,2,...,N-1}として表されてもよいことが仮定される。
第1のリソースサブセットの位置及び/又は第2のリソースサブセットの位置、例えば、リソースセット内の時間周波数リソース位置がリソースセット内で指定された場合、UEは、決定された位置に基づいてブラインド検出を実行できる。これは、ブラインド検出数を低減し、複雑性を低減できる。
例では、第1のリソースサブセット及び/又は第2のリソースサブセットの周波数ドメイン位置は、リソースセット内で指定されてもよい。
第2のリソースサブセットの周波数ドメイン位置又は時間ドメイン位置のみが、第2のリソースセット内で指定されてもよい。この場合、第1の送信リソースは、第1のリソースセットから決定されてもよく、第2の送信リソースは、第2のリソースサブセットから決定されてもよい。
第1のリソースサブセットの周波数ドメイン位置又は時間ドメイン位置のみが、第1のリソースセット内で指定されてもよい。この場合、第1の送信リソースは、第1のリソースサブセットから決定されてもよく、第2の送信リソースは、第2のリソースセットから決定されてもよい。
第1のリソースサブセットの周波数ドメイン位置又は時間ドメイン位置は、第1のリソースセット内で指定されてもよく、第2のリソースサブセットの周波数ドメイン位置又は時間ドメイン位置は、第2のリソースセット内で指定されてもよい。この場合、第1の送信リソースは、第1のリソースサブセットから決定されてもよく、第2の送信リソースは、第2のリソースサブセットから決定されてもよい。
図3(e)は、リソースセット内で第1のリソースサブセット及び第2のリソースサブセットにより占有される周波数ドメイン位置を示し、第1のリソースサブセット及び第2のリソースサブセットは、異なる周波数ドメイン位置を占有する。
さらに、第1のリソースサブセット及び第2のリソースサブセットは、周波数ドメインにおいて隣接してもよく、或いは隣接しなくてもよい。これは本発明では限定されない。
図3(e)は、単なる例を示しているに過ぎず、第1のリソースサブセット及び/又は第2のリソースサブセットは、不連続な周波数ドメイン位置を占有してもよい点に留意すべきである。
例えば、図3(e)に示すように、第1のリソースサブセットは連続した周波数ドメイン位置を占有し、第2のリソースサブセットは連続した周波数ドメイン位置を占有し、第1のリソースサブセット及び第2のリソースサブセットは、周波数ドメインにおいて隣接しない。
他の例では、第2のリソースサブセットは、リソースセットの第i1、第(i1+M1)、第(i1+2*M1)、...、第(i1+k1*M1)のサブキャリアを占有する。i1及びM1の値は予め規定されてもよく、或いはシグナリングを使用することにより基地局により指示されてもよい。通常では、0≦i1<M1であり、i1及びM1は整数である。
任意選択で、第1のリソースサブセットが、リソースセットの第i2、第(i2+M2)、第(i2+2*M2)、...、第(i2+k2*M2)のサブキャリアを占有することが示されてもよい。i2及びM2の値は予め規定されてもよく、或いはシグナリングを使用することにより基地局により指示されてもよい。通常では、0≦i2<M2であり、i2及びM2は整数である。
図3(f)は、リソースセット内で第1のリソースサブセット及び第2のリソースサブセットにより占有される時間ドメイン位置を示し、第1のリソースサブセット及び第2のリソースサブセットは、異なる時間ドメイン位置を占有する。
さらに、第1のリソースサブセット及び第2のリソースサブセットは、時間ドメインにおいて隣接してもよく、或いは隣接しなくてもよい。これは本発明では限定されない。
図3(f)は、単なる例を示しているに過ぎず、第1のリソースサブセット及び/又は第2のリソースサブセットは、不連続な時間ドメイン位置を占有してもよい点に留意すべきである。
例えば、図3(e)に示すように、第1のリソースサブセットは連続した時間ドメイン位置を占有し、第2のリソースサブセットは連続した時間ドメイン位置を占有し、第1のリソースサブセット及び第2のリソースサブセットは、時間ドメインにおいて隣接しない。
他の例では、第2のリソースサブセットは、リソースセットの第i3、第(i3+M3)、第(i3+2*M3)、...、第(i3+k3*M3)のシンボル(又はサブフレーム)を占有する。i3及びM3の値は予め規定されてもよく、或いはシグナリングを使用することにより基地局により指示されてもよい。通常では、0≦i3<M3であり、i3及びM3は整数である。
任意選択で、第1のリソースサブセットが、リソースセットの第i4、第(i4+M4)、第(i4+2*M4)、...、第(i4+k4*M4)のシンボル(又はサブフレーム)を占有することが示されてもよい。i4及びM4の値は予め規定されてもよく、或いはシグナリングを使用することにより基地局により指示されてもよい。通常では、0≦i4<M4であり、i4及びM4は整数である。
例えば、i1及びM1が第2のリソースセット内の第2のリソースサブセットの周波数ドメイン位置を指定するために使用される場合、第1の送信リソースは、第1のリソースセットから決定されてもよく、第2の送信リソースは、第2のリソースサブセットから決定されてもよい。i1=1且つM1=4であることが仮定される。この場合、第1のUEは、第2のリソースサブセットにより占有されるサブキャリアの系列番号が{1,5,9,13...}であると決定してもよい。この場合、第1のリソースセットに対して実行されるブラインド検出数はNであり、第2のリソースサブセットに対して実行されるブラインド検出数はN/M1であり、ブラインド検出総数はN+N/M1であることが習得できる。したがって、第2のリソースサブセットに対して実行されるブラインド検出数は、第2のリソースサブセットに対して実行される元のブラインド検出数の1/M1に低下し、ブラインド検出の複雑性を大きく低減する。
例えば、i1及びM1が第2のリソースセット内の第2のリソースサブセットの周波数ドメイン位置を指定するために使用され、i2及びM2が第1のリソースセット内の第1のリソースサブセットの周波数ドメイン位置を指定するために使用される場合、第1の送信リソースは、第1のリソースサブセットから決定されてもよく、第2の送信リソースは、第2のリソースサブセットから決定されてもよい。i1=1、M1=4、i2=0且つM2=4であることが仮定される。この場合、第1のUEは、第1のリソースサブセットにより占有されるサブキャリアの系列番号が{0,4,8,12...}であり、第2のリソースサブセットにより占有されるサブキャリアの系列番号が{1,5,9,13...}であると決定してもよい。この場合、第1のリソースサブセットに対して実行されるブラインド検出数はN/M2であり、第2のリソースサブセットに対して実行されるブラインド検出数はN/M1であり、ブラインド検出総数はN/M2+N/M1であることが習得できる。したがって、第1のリソースサブセットに対して実行されるブラインド検出数は、第1のリソースサブセットに対して実行される元のブラインド検出数の1/M2に低下し、第2のリソースサブセットに対して実行されるブラインド検出数は、第2のリソースサブセットに対して実行される元のブラインド検出数の1/M1に低下し、ブラインド検出の複雑性を大きく低減する。さらに、M1=M2=2であるとき、ブラインド検出総数はNであり、これは、第2のリソースサブセットが存在しないときに実行されるブラインド検出総数と等しいことが理解できる。さらに、第1のリソースサブセット及び第2のリソースサブセットに対して課されるより大きい制限数は、より小さいブラインド検出数を示すが、より少ない利用可能なリソースも示すことが理解できる。したがって、基地局は、ブラインド検出数及び利用可能なリソース数に基づいて最適化を実行し、利用可能なリソースの要件を満たしつつ、できるだけブラインド検出数を低減してもよい。
本発明の実施例では、UEタイプと送信方式との間の対応関係は、表2に示されてもよい。対応関係は、予め規定されてもよく、或いはシグナリングを使用することにより基地局により指示されてもよい。
図4は、本発明の実施例による情報送信方法のフローチャートである。図4に示す方法は、第1のUEにより実行されてもよい。第1のUEは、図2に示すUE41でもよい。方法は以下のステップを含む。
S101:第1のUEは、第1のUEの第1の速度情報を決定する。
本発明のこの実施例では、第1の速度情報は、第1のUEの速度を示すために使用されてもよい。任意選択で、第1の速度情報は、速度等級の形式で第1のUEの速度を示すために使用されてもよい。ここで、第1のUEの速度は絶対速度でもよく、或いは他のUE又は複数の他のUEと相対的な相対速度でもよく、或いは地面と相対的な第1のUEの加速度又は他のUE若しくは複数の他のUEと相対的な加速度でもよい。これは本発明では限定されない。
実施例では、第1の速度情報は、第1のUEの絶対速度を示すために使用される。
任意選択で、第1のUEは、GNSSモードで第1の速度情報を取得してもよい。代替として、第1のUEは、第1の基地局により指示された情報を使用することにより第1の速度情報を取得してもよい。
任意選択で、第1のUEが物理レイヤにおける通信モジュールである場合、第1のUEは、他のレイヤからの指示情報に基づいて第1の速度情報を取得してもよい。
任意選択で、第1のUEは、対応する速度測定装置を使用することにより、第1の速度情報を決定してもよい。例えば、第1のUEがOBUである場合、第1のUEは、エンジンモジュール、ギアボックスモジュール、又は速度を電気的に制御する他のモジュールのような車内の対応するモジュールを使用することにより、第1の速度情報を決定してもよい。例えば、測定された第1のUEの現在速度はvであり、速度の単位はkm/h又はmiles/hである。
他の実施例では、第1の速度情報は、他のUE(例えば、第2のUE)と相対的な第1のUEの相対速度を示すために使用される。
任意選択で、第1のUEは、まず第1のUE自体の絶対速度(すなわち、第1のUEの絶対速度)を決定し、次に、第2のUEから送出された信号又はデータパケットを測定又は解析することにより、第2のUEの速度情報及び/又は位置情報を取得してもよい。第1のUEは、その情報に基づいて第2のUEと相対的な第1のUEの相対速度についての情報を更に決定してもよい。ここで、第2のUEは1つのUEでもよく、或いは複数の異なるUEでもよい。第2のUEが複数の異なるUEである場合、相対速度は、複数のUEと相対的な速度の加重値、例えば、算術加重平均値及び幾何加重平均値である。
任意選択で、第1のUEが物理レイヤにおける通信モジュールである場合、第1のUEは、他のレイヤからの指示情報に基づいて第1の速度情報を取得してもよい。
S102:第1のUEは、第1の速度情報に基づいて制御情報の送信方式を決定する。
第1のUEは、第1のUEの第1の速度情報に基づいて第1のUEのタイプを決定し、すなわち、第1のUEが第1のタイプのUE又は第2のタイプのUEであると決定してもよい。
任意選択で、第1の速度情報が、第1のUEの速度が予め設定された速度閾値未満であることを示す場合、第1のUEは第1のタイプのUEである。第1の速度情報が、第1のUEの速度が予め設定された速度閾値以上であることを示す場合、第1のUEは第2のタイプのUEである。
代替として、第1の速度情報が、第2のUEと相対的な第1のUEの相対速度が予め設定された速度閾値未満であることを示す場合、第1のUEは第1のタイプのUEである。第1の速度情報が、第2のUEと相対的な第1のUEの相対速度が予め設定された速度閾値以上であることを示す場合、第1のUEは第2のタイプのUEである。
任意選択で、第1の速度情報が、第1のUEの速度等級が予め設定された等級閾値より低いことを示す場合、第1のUEは第1のタイプのUEである。第1の速度情報が、第1のUEの速度等級が予め設定された等級閾値より高い或いはそれと等しいことを示す場合、第1のUEは第2のタイプのUEである。第1のUEの速度等級は、第1のUEの速度に基づいて決定され、第1のUEの速度は、絶対速度又は相対速度でもよい。
速度閾値及び/又は速度等級閾値は予め規定されてもよく、或いはシグナリングを使用することにより第1の基地局により指示されてもよい。ここで、第1の基地局は、第1のUEのサービング基地局でもよい。例えば、第1の基地局は、図2に示すeNB10でもよく、或いは基地局機能を有するRSUでもよい。これは本発明では限定されない。
実現方式では、本発明のこの実施例における制御情報は、第3の制御チャネルで搬送される。例えば、第3の制御チャネルはPSCCHでもよく、或いは物理サイドリンクブロードキャストチャネル(Physical Sidelink Broadcast Channel, PSBCH)でもよい。
第3の制御チャネルがPSBCHである場合、ステップS102の前に、PSBCHで搬送される制御情報の送信方式は、第1のUEに設定されてもよく、対応して、ステップS102において、第1のUEは、予め設定された送信方式を取得してもよい。任意選択で、ステップS102において決定される制御情報の送信方式は、第3の送信リソースを含んでもよい。
任意選択で、制御情報を搬送する第3の制御チャネルは、サービスタイプを示すために使用されてもよい。サービスはセキュリティサービス及び非セキュリティサービスを含んでもよい。セキュリティサービスは、例えば、公共安全又はインテリジェント交通システム(Intelligent Transportation Systems, ITS)に使用されるセキュリティサービス、すなわち、ITS-safetyでもよい。非セキュリティサービスは、例えば、ITSにおける非セキュリティサービス、すなわち、non-ITS-safetyでもよく、或いは非公共安全サービス、すなわち、一般のデータ送信サービスでもよい。対応して、サービスタイプはセキュリティタイプ又は非セキュリティタイプでもよい。
例えば、サービスタイプは、制御情報により示されてもよい。言い換えると、制御情報はサービスタイプを示すために使用され、サービスタイプはセキュリティタイプ又は非セキュリティタイプである。
例えば、サービスタイプは、第3の制御チャネル内の1ビットのフィールド、予め規定されたCRCマスク、予め規定されたスクランブル系列、予め規定されたDMRS、予め規定された送信リソース等を使用することにより示されてもよい。
具体的には、1ビットのフィールドに示される「1」は、セキュリティサービスを示すために、「0」は、非セキュリティサービスを示すために使用されてもよい。
代替として、具体的には、全てが「1」のCRCマスクは、セキュリティサービスを示すために使用されてもよく、全てが「0」のCRCマスクは、非セキュリティサービスを示すために使用されてもよい。
代替として、具体的には、予め規定されたDMRSは、セキュリティサービスを示すために使用される。例えば、制御情報内で送出されるDMRS系列は2つのグループに分割され、一方のグループは、セキュリティサービスを示すために使用され、他方のグループは、非セキュリティサービスを示すために使用される。制御情報はPSCCHで搬送されてもよく、或いはPSBCHで搬送されてもよい。2つのグループのDMRSは、異なるサイクリックシフトを有する2つのグループのDMRS系列でもよく、或いは異なるルート系列番号を有する2つのグループのDMRS系列でもよく、或いは異なるOCCを有する2つのグループのDMRS系列でもよい。
代替として、具体的には、異なるリソースは、セキュリティサービスを示すために使用される。ここで、リソースは、異なる時間ドメインリソース又は異なる周波数ドメインリソースでもよく、或いは制御情報の送信周期又は間隔でもよい。異なる送信周期及び異なる送信間隔は、セキュリティサービス及び非セキュリティサービスに対応する。
任意選択で、本発明のこの実施例では、図4に示す方法は、第1のUEにより、第1のリンク上で同期信号を送出することを更に含んでもよい。同期信号はサイドリンク同期信号(Sidelink Synchronization Signal, SLSS)でもよい。
この場合、第1のUEにより送出された同期信号が他のUE(例えば、第2のUE)により検出された場合、第2のUEは、第1のUEを第2のUEの同期源として選択してもよく、第2のUEは、第1のUEにより送出された同期信号に基づいて第1のUEと同期を完了してもよい。
任意選択で、同期信号は、サービスタイプを示すために使用されてもよい。サービスタイプはセキュリティタイプ又は非セキュリティタイプでもよい。
例えば、同期信号送信周期又は間隔は、サービスタイプを示すために使用されてもよい。例えば、周期閾値が設定されてもよく、同期信号の送信周期が周期閾値より大きいとき、サービスタイプはセキュリティタイプであり、同期信号の送信周期が周期閾値以下であるとき、サービスタイプは非セキュリティタイプである。例えば、間隔閾値が設定されてもよく、同期信号の送信間隔が間隔閾値より大きいとき、サービスタイプはセキュリティタイプであり、同期信号の送信間隔が間隔閾値以下であるとき、サービスタイプは非セキュリティタイプである。これは本発明では限定されない。
例えば、異なるプライマリ同期信号の組み合わせは、サービスタイプを示すために使用されてもよい。代替として、異なるセカンダリ同期信号の組み合わせは、サービスタイプを示すために使用されてもよい。代替として、プライマリ同期信号とセカンダリ同期信号との組み合わせは、サービスタイプを示すために使用されてもよい。例えば、2つのプライマリ同期信号の異なる系列の組み合わせ及び/又は2つの異なるセカンダリ同期信号の異なる系列の組み合わせは、サービスタイプ及び非サービスタイプを示すために使用される。例えば、2つのプライマリ同期信号の系列が同じであるとき、サービスはセキュリティサービスであり、2つのプライマリ同期信号の系列が異なるとき、サービスは非セキュリティサービスである。他の例では、2つのプライマリ同期信号の系列が同じであるとき、サービスは非セキュリティサービスであり、2つのプライマリ同期信号の系列が異なるとき、サービスはセキュリティサービスである。同様に、プライマリ同期信号の系列に対して実行されるものと同じ動作が、指示のために2つのセカンダリ同期信号の系列に対して実行されてもよい。ここでは列挙は更に提供されない。
任意選択で、異なるプライマリ同期信号系列は、セキュリティサービス及び非セキュリティサービスをそれぞれ示すために使用されてもよく、及び/又は異なるセカンダリ同期信号系列は、セキュリティサービス及び非セキュリティサービスをそれぞれ示すために使用されてもよい。
例えば、2つのグループのプライマリ同期信号系列が規定されてもよく、第1のグループのプライマリ同期信号系列及び第2のグループのプライマリ同期信号系列は異なり、セキュリティサービス及び非セキュリティサービスをそれぞれ示すために使用される。例えば、第1のグループのプライマリ同期信号系列は、ルート系列番号が26及び37であるZadoff-Chu系列を含み、第2のグループのプライマリ同期信号系列は、ルート系列番号が26又は37でない1つ以上のZadoff-Chu系列を含む。
例えば、2つのグループのセカンダリ同期信号系列が規定されてもよく、第1のグループのセカンダリ同期信号系列及び第2のグループのセカンダリ同期信号系列は異なり、セキュリティサービス及び非セキュリティサービスをそれぞれ示すために使用される。例えば、第1のグループのセカンダリ同期信号系列の識別子の値の範囲は[0,83]であり、第2のグループのセカンダリ同期信号系列の識別子の値の範囲は[84,167]である。他の例では、第1のグループのセカンダリ同期信号系列の識別子の値の範囲は[0,167]であり、第2のグループのセカンダリ同期信号系列の識別子の値の範囲は[168,335]である。
任意選択で、制御情報を搬送する第3の制御チャネルは、以下の情報、すなわち、第1のUEが同期源であるか否か、及び第1のUEの同期源の識別子のうち少なくとも1つを更に示してもよい。
第1のUEの同期源が第1の基地局である場合、第1のUEの同期源の識別子は、第1の基地局の物理セル識別子であり、或いは第1のUEの同期源がGNSSである場合、第1のUEの同期源の識別子は、GNSSに対応する予め規定された識別子である。
本発明のこの実施例では、GNSSに対応する予め規定された識別子は、事前にGNSSのために設定されてもよく、例えば、-1のような負の数でもよく、或いは、例えば、336又は400のような既存の第1のリンクのサービスセット識別子(Service Set Identifier, SSID)より大きい値でもよく、或いは、例えば、0と335との間の予め規定された識別子でもよいことが理解できる。これは本発明では限定されない。
第1のUEが同期源として使用されてもよいか否かは、明示的又は暗示的に示されてもよい。例えば、第1のUEが同期源として使用されてもよいか否かは、制御情報により示されてもよい。言い換えると、制御情報は、第1のUEが同期源であるか否かを示すために使用されてもよい。例えば、第1のUEの同期源の識別子は、制御情報により示されてもよい。言い換えると、制御情報は、第1のUEの同期源の識別子を示すために使用されてもよい。
他の例では、第1のUEが同期源として使用されてもよいか否かは、第3の制御チャネル内の特定のフィールドを使用することにより示されてもよい。特定のフィールドがフィールドAであると仮定すると、フィールドAは1に設定されてもよく、これは、第1のUEが同期源として使用されてもよいことを示す。フィールドAは0に設定されてもよく、これは、第1のUEが同期源として使用できないことを示す。
第1のUEの同期源の識別子は、第3の制御チャネル内の他の特定のフィールドを使用することにより示されてもよい。任意選択で、第1のUEの同期源がGNSSである場合、他の特定のフィールドは1に設定されてもよい。第1のUEの同期源がGNSSでない場合、他の特定のフィールドは0に設定されてもよい。代替として、任意選択で、第1のUEの同期源が第1の基地局である場合、第1のUEの同期源の識別子は、第1の基地局の物理セル識別子である。第1のUEの同期源がGNSSである場合、第1のUEの同期源の識別子は、GNSSに対応する予め規定された識別子である。第1のUEの同期源が他のUE(例えば、第3のUE又は第4のUE)である場合、第1のUEの同期源の識別子は、他のUEの識別子又は他のUEの同期信号識別子である。
第1のUEの同期源の識別子を示す他の特定のフィールドがフィールドBであることを仮定すると、フィールドBは-1に設定されてもよく、これは、第1のUEの同期源がGNSSであることを示す。
第3の制御チャネルが、第1のUEが同期源として使用されてもよいことを更に示し、第1のUEが第1のリンク上で同期信号を送出する場合、制御情報及び同期信号を受信した他のUE(例えば、第2のUE)は、第1のUEにより送出された制御情報及び同期信号に基づいて、第1のUEを第2のUEの同期源として選択してもよいことが理解できる。
第3の制御チャネルが第1のUEの同期源の識別子を示す場合、この前に、方法が、第1のUEにより、第1のUEの同期源を決定することを更に含んでもよいことが理解できる。
具体的には、第1のUEは、第1の速度情報に基づいて第1のUEの同期源を決定してもよい。
第1のUEが、第1の速度情報に基づいて、第1のUEが第1のタイプのUEであると決定した場合、第1のUEは、予め設定された情報に従って同期源を決定してもよい。
例えば、予め設定された情報が、第1のタイプのUEの同期源が基地局であることを示す場合、第1のUEは、同期源が第1の基地局であると決定する。第1の基地局は、第1のUEのサービング基地局でもよい。
第1のUEが第1のタイプのUEであり、予め設定された情報が、第1のUEの同期源が基地局であることを示す場合、第1のUEは、従来技術の方法を使用することにより、第1の基地局と同期を完了してもよく、詳細はここでは説明しない。
例えば、予め設定された情報が、第1のタイプのUEの同期源がGNSSであることを示す場合、第1のUEは、同期源がGNSSであると優先的に決定する。
例えば、予め設定された情報が、第1のタイプのUEの同期源がRSUであることを示す場合、第1のUEは、同期源がRSUであると決定する。
第1のUEが、第1の速度情報に基づいて、第1のUEが第2のタイプのUEであると決定した場合、第1のUEは、同期源がGNSSであると優先的に決定してもよい。代替として、第1のUEが、第1の速度情報に基づいて、第1のUEが第1のタイプのUEであり、予め設定された情報が、同期源がGNSSであることを示す場合、第1のUEは、同期源がGNSSであると優先的に決定してもよい。
第1のUEが、同期源がGNSSであると優先的に決定することは、GNSS信号が第1のUEにより検出された場合、第1のUEがGNSSを同期源として使用し、GNSS信号が第1のUEにより検出されない場合、第1のUEが、同期源が第1の基地局又は第3のUEであると決定することを含んでもよい。第1の基地局は、第1のUEのサービング基地局であり、第3のUEは、GNSSと直接同期したUEである。
具体的には、GNSS信号が第1のUEにより検出された場合、第1のUEは、GNSSを同期源として使用する。
任意選択で、GNSS信号が検出されることは、信号強度が予め設定された信号強度閾値以上であるGNSS信号が検出されることを含む。
任意選択で、GNSS信号が検出されることは、GNSS信号が現時点で検出されることを含んでもよい。
代替として、GNSS信号が検出されることは、GNSS信号が検出されないとき、第1のUEがタイマを開始し、次にGNSS信号がタイマの持続時間内に検出されることを含んでもよい。
GNSS信号が第1のUEにより検出されない場合、第1のUEは、タイマの持続時間内にGNSS信号を検出することを再び試みてもよく、それにより、第1のUEはできるだけGNSSと同期できることが習得できる。
第1のUEが第2のタイプのUEである場合、第1のUEにより送信されるサービスチャネルの受信端は第2のUEであることが仮定される。第1のUEがサービスチャネルを送信するとき、第1のUE及び第2のUEが2つの異なる基地局と同期している場合、第1のUEと第2のUEとの間の相対車両速度が500km/hであるとき、5.9GHzにおける第1のリンク上での2つのUEの間の最大周波数偏差値は7.4kHzである。第1のUEがサービスチャネルを送信するとき、第1のUE及び第2のUEがGNSSに同期している場合、第1のUEと第2のUEとの間の相対車両速度が500km/hであるとき、5.9GHzにおける第1のリンク上での2つのUEの間の最大周波数偏差値は4.0kHzである。高速UEによる信号送出及び受信のために、高速UEはできるだけGNSSと同期すべきであることが習得できる。したがって、第1のUEが第2のタイプのUEであるとき、本発明のこの実施例では、第1のUEの同期源はGNSSとして優先的に決定され、それにより、第1のUEはできるだけGNSSと同期できる。これは、第1のリンク上でのサービス送信の周波数偏差を最小化し、第1のリンクの送信性能を確保し、パケット誤り率を低減し、カバレッジエリアを拡大できる。
本発明の実施例におけるタイマは、第1の基地局により設定されてもよく、或いは予め規定されてもよく、或いは第1のUEの内部に実現されてもよい点に留意すべきである。例えば、第1のUEは、第1のUEの内部クロックに基づいて生成されたタイマの持続時間内の期間に、GNSSにロックされてもよい。タイマの持続時間は、UEの内部クロックの精度に依存してもよく、或いは基地局により設定されたシグナリングを使用することにより指示されてもよく、或いは予め規定されてもよい。例えば、持続時間は10分又は2分である。
具体的には、GNSS信号が第1のUEにより検出されない場合、第1のUEは、第1の基地局又は第3のUEを同期源として使用してもよい。第1の基地局は、第1のUEのサービング基地局であり、第3のUEは、GNSSと直接同期したUEである。すなわち、第3のUEの同期源はGNSSである。
第1のUEが第3のUEを同期源として使用することは、第1のUEが第3のUEにより送出された同期信号を受信し、第3のUEにより送出された同期信号に基づいて時間調整を実行することを含んでもよい。第3のUEにより送出された同期信号はサイドリンク同期信号(Sidelink Synchronization Signal, SLSS)でもよい。
任意選択で、GNSS信号が検出されないことは、GNSS信号が検出されないこと、又は信号強度が予め設定された信号強度閾値未満であるGNSS信号が検出されたことを含んでもよい。
代替として、GNSS信号が検出されることは、GNSS信号が検出されないとき、第1のUEがタイマを開始し、GNSS信号がタイマの持続時間内に依然として検出されないことを含んでもよい。
他の理解では、本発明のこの実施例では、第1のUEが第2のタイプのUEである場合、第1のUEは、予め規定された優先順序に従って同期源を決定してもよい。
予め規定された優先順序は、GNSS→第1の基地局→第3のUE→第4のUEでもよい。代替として、予め規定された優先順序は、GNSS→第3のUE→第1の基地局→第4のUEでもよい。ここで、第3のUEは、GNSSに直接同期したUEであり、第4のUEはGNSSに直接同期していないUEであるか、或いは第4のUEはGNSSと間接的に同期したUEである。すなわち、第3のUEの同期源はGNSSであり、第4のUEの同期源はGNSSでない。
具体的には、第1のUEにより受信された上位優先度信号の信号品質が性能要件を満たさない場合、次に低い優先度のデバイスが同期源として使用される。代替として、第1のUEにより受信された上位優先度信号の信号品質が性能要件を満たさない場合、タイマが開始され、タイマが満了する前に信号品質が依然として性能要件を満たさない場合、タイマが満了した後に、次に低い優先度のデバイスが同期源として使用される。
異なる優先度のタイマに設定される持続時間は等しくてもよく、或いは等しくなくてもよいことが理解できる。これは本発明では限定されない。例えば、第1のタイマは、GNSSと同期するプロセスで使用されてもよく、第2のタイマは、第1の基地局と同期するプロセスで使用されてもよく、第3のタイマは、第3のUEと同期するプロセスで使用されてもよく、第4のタイマは、第4のUEと同期するプロセスで使用されてもよい。
優先順序がGNSS→第1の基地局→第3のUE→第4のUEである場合、GNSS信号が第1のUEにより検出されないとき、同期源を決定するプロセスは以下を含んでもよい。
第1のUEは、第1の基地局を同期源として使用することを試みる。第1のUEの試行が成功した場合、第1のUEは、第1の基地局を同期源として使用し、第1のUEの試行が失敗し、第3のUEの同期信号が第1のUEにより検出された場合、第1のUEは、第3のUEを同期源として使用し、第1のUEの試行が失敗し、第3のUEの同期信号が第1のUEにより検出されない場合、第1のUEは、第4のUEを同期源として使用する。
優先順序がGNSS→第3のUE→第1の基地局→第4のUEである場合、GNSS信号が第1のUEにより検出されないとき、同期源を決定するプロセスは以下を含んでもよい。
第3のUEの同期信号が第1のUEにより検出された場合、第1のUEは、第3のUEを同期源として使用する。第3のUEの同期信号が第1のUEにより検出されない場合、第1のUEは、第1のUEは、第1の基地局を同期源として使用することを試みる。第1のUEの試行が成功した場合、第1のUEは、第1の基地局を同期源として使用し、第1のUEの試行が失敗した場合、第1のUEは、第4のUEを同期源として使用する。
他の実現方式では、本発明のこの実施例における制御情報は第1の制御チャネル又は第2の制御チャネルで搬送される。すなわち、制御情報を搬送する制御チャネルは第1の制御チャネル又は第2の制御チャネルでもよい。例えば、第1の制御チャネルは第1のPSCCHでもよく、第2の制御チャネルは第2のPSCCHでもよい。
第1のUEが第1のタイプのUEである場合、制御情報は第1の制御チャネルで搬送される。第1のUEが第2のタイプのUEである場合、制御情報は第2の制御チャネルで搬送される。
具体的には、第1のUEが、第1の速度情報に基づいて、第1のUEが第1のタイプのUEであると決定した場合、第1のUEは、送信方式が第1の送信方式であると決定してもよい。第1のUEが、第1の速度情報に基づいて、第1のUEが第2のタイプのUEであると決定した場合、第1のUEは、送信方式が第2の送信方式であると決定してもよい。
任意選択で、実施例では、第1の送信方式及び第2の送信方式は予め規定されてもよい。例えば、第1の送信方式及び第2の送信方式は、第1のUEに予め設定されてもよく、或いは第1の送信方式及び第2の送信方式は、プロトコルにおいて事前に指定されてもよい。
例えば、第1の送信方式での送信リソースは第1の送信リソースとして予め設定されてもよく、第2の送信方式での送信リソースは第2の送信リソースとして予め設定されてもよい。
第1の送信リソースは、第1のリソースセットからのものでもよく、第2の送信リソースは、第2のリソースセットからのものでもよい。代替として、第1の送信リソースは、第1のリソースセットの第1のリソースサブセットからのものでもよく、第2の送信リソースは、第2のリソースセットの第2のリソースサブセットからのものでもよい。
本発明のこの実施例では、第1のリソースセット及び第2のリソースセットは予め規定されてもよい。代替として、第1のリソースサブセット及び第2のリソースサブセットは予め規定されてもよい。第1のリソースセット及び第2のリソースセットが予め規定されてもよく、同時に、第1のリソースセット内の第1のリソースサブセットの位置が予め規定されてもよく、第2のリソースセット内の第2のリソースサブセットの位置が予め規定されてもよい。
任意選択で、第1のリソースセット及び第2のリソースセットは2つの異なるリソースセットでもよく、或いは第1のリソースセット及び第2のリソースセットは同じリソースセットでもよく、或いは第2のリソースセットは第1のリソースセットのサブセットでもよい。
例えば、第1の送信方式でのスクランブル系列は、第1のスクランブル系列として予め設定されてもよく、第2の送信方式でのスクランブル系列は、第2のスクランブル系列として予め設定されてもよい。
例えば、第1の送信方式でのCRCマスクは、第1のCRCマスクとして予め設定されてもよく、第2の送信方式でのCRCマスクは、第2のCRCマスクとして予め設定されてもよい。
このように、ステップS102において、第1のUEは、予め規定された第1の送信方式及び第2の送信方式を取得し、第1の速度情報に基づいて、制御情報の送信方式が第1の送信方式又は第2の送信方式であると決定してもよい。
任意選択で、他の実施例では、第1の送信方式及び第2の送信方式は、第1の基地局のシグナリング指示に基づいて決定されてもよい。ここで、第1の基地局は、図2に示すeNB10、又は基地局機能を有するRSUでもよい。これは本発明では限定されない。
例えば、第1の送信方式は第1の送信リソースを含み、第2の送信方式は第2の送信リソースを含む。本発明のこの実施例では、ステップS102の前に、方法は、第1のUEにより、第1の基地局により送出された第1の指示情報を受信し、第1の指示情報は、第1のリソースセット及び第2のリソースセットを示すために使用されることを含んでもよい。さらに、ステップS102において、第1のUEは、第1の指示情報及び第1の速度情報に基づいて制御情報の送信方式を決定してもよい。
任意選択で、第1の指示情報は、マルチキャスト方式又はブロードキャスト方式で第1の基地局により送出されてもよい。第1の指示情報は、第1の基地局によりサービス提供されるセル内のいくつかのUE又は全てのUEに、第2のリンク上で第1の基地局により送出されてもよい。ここで、いくつかのUEは第1のUEを含む。
任意選択で、第1の指示情報は、無線リソース制御(Radio Resource Control, RRC)シグナリング又はシステム情報ブロック(System Information Block, SIB)を使用することにより、第1の基地局により送出されてもよい。
任意選択で、第1の指示情報は、ダイナミックシグナリングを使用することにより、下りリンク制御情報(Downlink Control Information, DCI)内に第1の基地局により指示されてもよい。例えば、DCIは、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel, PDCCH)内のDCIでもよく、専用のDCIでもよい。例えば、DCI内の特定のフィールドは、予め設定されたリソースが高速又は低速UEに使用されることを示すために使用される。具体的には、DCI内の1ビットは、DCIにより示される送信リソース、又はRRCシグナリング及び/又はSIB内に示される送信リソースが高速UE又は低速UEに使用されることを示すために使用されてもよい。
例では、第1の送信方式は第1の送信リソースを含み、第2の送信方式は第2の送信リソースを含む。第1の送信リソースは、第1のリソースセット又は第1のリソースセットの第1のリソースサブセットからのものでもよい。第2の送信リソースは、第2のリソースセット又は第2のリソースセットの第2のリソースサブセットからのものでもよい。本発明のこの実施例における第1の指示情報は、第1のリソースセット又は第2のリソースセットを示すために使用されてもよい。
対応して、ステップS102は、第1のUEが第1のタイプのUEである場合、第1のUEにより、第1の指示情報に基づいて、第1のリソースセット又は第1のリソースセットの第1のリソースサブセットから第1の送信リソースを決定し、それにより、第1の送信方式を決定し、第1のUEが第2のタイプのUEである場合、第1のUEにより、第1の指示情報に基づいて、第2のリソースセット又は第2のリソースセットの第2のリソースサブセットから第2の送信リソースを決定し、それにより、第2の送信方式を決定することを含む。
任意選択で、第1の基地局は、第1の基地局によりサービス提供されるセル内のUEの速度情報に基づいて、いつ第1の指示情報を送出するか、又はいつどのように第1の指示情報を送出するかを決定してもよい。
本発明のこの実施例では、ステップS102の前に、方法は、第1のUEにより、第1の速度情報を第1の基地局に送出し、第1の基地局により送出された第1の指示情報を受信することを含んでもよいことが理解できる。さらに、ステップ102において、第1のUEは、第1の速度情報及び第1の指示情報に基づいて制御情報の送信方式を決定する。
具体的には、第1のUEは、第2のリンク上で第1の速度情報を第1の基地局に送出してもよい。
任意選択で、第1のUEは、第2のリンク上で第1の速度情報を第1の基地局に周期的に送出してもよい。代替として、第1のUEの速度が変化したとき(例えば、低速から高速に変化したとき、或いは高速から低速に変化したとき)、第1のUEは、第2のリンク上で第1の速度情報を第1の基地局に送出してもよい。代替として、第1の基地局から第1のUEの速度情報を報告する命令を受信した後に、第1のUEは、第2のリンク上で第1の速度情報を第1の基地局に送出してもよい。
例では、第1のUEは、第1のUEの速度情報を第1の基地局に直接送出してもよい。ここで、速度は第1のUEの絶対速度でもよく、或いは他のUEと相対的な第1のUEの相対速度でもよい。具体的には、第1のUEは、第2のリンク上で第1のUEの速度情報を第1の基地局に送出してもよい。
他の例では、第1のUEは、第1のUEの速度等級情報を第1の基地局に送出してもよい。具体的には、第1のUEは、第2のリンク上で第1のUEの速度等級情報を第1の基地局に送出してもよい。
他の例では、第1のUEは、第1のUEの位置情報を第1の基地局に送出してもよい。具体的には、第1のUEは、第2のリンク上で第1のUEの位置情報を第1の基地局に送出してもよい。この場合、第1の基地局は、第1の基地局により少なくとも2回報告された位置情報、時間間隔等に基づいて、第1のUEの速度情報を決定してもよい。
他の例では、第1のUEは、第1のUEの加速度を第1の基地局に送出してもよい。具体的には、第1のUEは、第2のリンク上で第1のUEの加速度情報を第1の基地局に送出してもよい。この場合、第1の基地局は、加速度に基づいて第1のUEの速度を予測してもよい。
第1の基地局のサービス範囲内の他のUEも、速度を報告するプロセスを実行してもよいことが理解できる。
この場合、第1の基地局は、受信した速度情報に基づいて、いつ第1の指示情報を送出するか、又はいつどのように第1の指示情報を送出するかを決定してもよい。
例えば、第1の基地局が、UEの報告に基づいて、速度が予め設定された速度閾値値以上(又は予め設定された等級閾値以上)である複数のUEが存在すると決定し、複数のUEがセル内に分散している(例えば、いくつかのUEがセルの中心に位置し、いくつかのUEがセルの端に位置する)場合、第1の基地局は、第1の指示情報がブロードキャスト方式で送出されると決定してもよい。
例えば、第1の基地局が第1のUEからの報告のみを受信し、第1のUEの速度が予め設定された速度閾値以上(又は予め設定された等級閾値以上)である場合、第1の基地局は、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel, PDCCH)内のDCIを使用することにより、第1の指示情報を第1のUEに送出してもよい。
他の実現方式では、例えば、第1の基地局が、UEからの報告に基づいて、速度が予め設定された速度閾値以上(又は予め設定された等級閾値以上)であるUEが存在せず、すなわち、セル内の全てのUEが低速UE(又は非高速UE)であると決定した場合、第1の基地局は、第1の指示情報を送出しなくてもよいことが理解できる。第1の基地局は、高速UEが存在しないことを示すために使用される指示情報を送出してもよい。代替として、基地局は、第1の送信方式のみを示してもよい。
明示的な指示方式では、フィールドが指示のために使用される。例えば、1ビットのフィールドが指示のために使用されてもよい。例えば、「1」は高速UEが存在することを示し、「0」は高速UEが存在しないことを示す。
任意選択で、本発明のこの実施例では、ステップS102の前に、第1のUEが第2のタイプのUEである場合、第1のUEは、第1の速度情報を第1の基地局に送出する。次に、第1のUEは、第1の基地局により送出された第1の指示情報を受信してもよい。さらに、ステップS102において、第1のUEは、第1の速度情報及び第1の指示情報に基づいて制御情報の送信方式を決定する。
制御情報が第1の制御チャネル又は第2の制御チャネルで搬送される場合、図4に示す方法は、第1のUEにより、第1のUEの同期源を決定することを更に含んでもよい。さらに、このステップは、ステップS102の前又は後に実行されてもよい。これは本発明では限定されない。
具体的には、第1のUEは、第1の速度情報に基づいて第1のUEの同期源を決定してもよい。
第1のUEが、第1の速度情報に基づいて、第1のUEが第1のタイプのUEであると決定した場合、第1のUEは、予め設定された情報に従って同期源を決定してもよい。第1のUEが、第1の速度情報に基づいて、第1のUEが第2のタイプのUEであると決定した場合、第1のUEは、同期源がGNSSであると優先的に決定してもよい。
他の理解では、本発明のこの実施例では、第1のUEが第2のタイプのUEである場合、第1のUEは、予め規定された優先順序に従って同期源を決定してもよい。
具体的には、第1のUEにより同期源を決定する方法について、前述の実施例における説明に参照が行われてもよく、繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
S103:第1のUEは、第1のリンク上で制御情報を送出する。
具体的には、第1のUEは、ステップ102において決定された送信方式で、第1のリンク上で制御情報を送出する。
任意選択で、ステップS103において、第1のUEは、第1のリンク上で制御情報を第2のUEに送出してもよい。第1のUEと第2のUEとの間のリンクは第1のリンクである。第1のUEは、第1のリンク上での送信端デバイスでもよく、第2のUEは、第1のリンク上での受信端デバイスでもよいことが理解できる。
第1のUEが第1のタイプのUEである場合、ステップS103において、第1のUEは、第1の送信方式で第1のリンク上で制御情報を送出してもよい。第1のUEが第2のタイプのUEである場合、ステップS103において、第1のUEは、第2の送信方式で第1のリンク上で制御情報を送出してもよい。
ステップS102において説明した通り、実現方式では、制御情報は第3の制御チャネル上のキャリアである。例えば、第3の制御チャネルはPSBCHである。任意選択で、ステップS103において送出される制御情報は、第1のUEが同期源であるか否かを示すために使用されてもよく、及び/又は第1のUEの同期源の識別子を示すために使用されてもよい。
他の実現方式では、制御情報は第1の制御チャネル又は第2の制御チャネルで搬送される。第1のUEが第1のタイプのUEである場合、制御情報は第1の制御チャネルで搬送される。第1のUEが第2のタイプのUEである場合、制御情報は第2の制御チャネルで搬送される。例えば、第1の制御チャネルは第1のPSCCHでもよく、第2の制御チャネルは第2のPSCCHでもよい。
本発明のこの実施例では、制御情報は、以下の情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。
1.第1のUEの速度指示情報
例では、第1のUEのタイプが含まれてもよく、すなわち、第1のUEは第1のタイプのUE又は第2のタイプのUEである。言い換えると、制御情報は、第1のUEが第1のタイプのUEであるという指示情報を含んでもよく、或いは制御情報は、第1のUEが第2のタイプのUEであるという指示情報を含んでもよい。例えば、「1」である1ビットは、第1のUEが第2のタイプのUE(すなわち、高速UE)であることを示すために使用されてもよく、「0」である1ビットは、第1のUEが第1のタイプのUE(すなわち、非高速UE)であることを示すために使用されてもよい。
他の例では、第1のUEの速度指示情報は、第1の速度情報を含む。これは、制御情報が第1の速度情報を含むことを意味する。
例えば、第1のUEの速度が含まれてもよい。ここで、速度は絶対速度でもよく、或いは相対速度でもよい。
例えば、第1のUEの速度等級情報が含まれてもよい。例えば、「10」である2ビットは、速度等級情報を示すために使用されてもよく、すなわち、速度等級が2である。「11」である2ビットは、速度等級が3であることを示すために使用されてもよい。
任意選択で、第1のUEが第2のタイプのUEである場合、制御情報は第1の速度情報を含んでもよい。
ステップS103において、方法は、第1のUEにより、第1のリンクを使用することにより第1の速度情報を第2のUEに送出することを含んでもよい。第1の速度情報を受信した後に、第2のUEは、対応する処理を実行する。例えば、制御情報において、1ビットは、第1のUEが高速UEであるか否かを示すために使用されてもよい。第1のUEが高速UEである場合、第1のUEのために選択及び予約されるリソースはより高い優先度を有する。第2のUEが第1のUEにより送出された制御情報を受信した後に、リソースを選択及び再選択するとき、第2のUEは、第1のUEにより選択及び/又は予約されたリソースを選択するのをできるだけ回避するべきである。これは、リソースが高速UE(第1のUE)により優先的に使用されることを確保する。
2.制御情報に基づいてスケジューリングされた送信回数及び各送信に使用される時間周波数リソース
制御情報はSAでもよい。例えば、自律モードに基づくリソース選択及び指示プロセスにおいて、第1のUEは、SAを使用することにより、スケジューリングされたデータの時間周波数リソースを示してもよい。
本発明のこの実施例では、データの送信回数は予め規定されてもよい。例えば、データの送信回数は第1のUEに予め設定されるか、或いは高速UEのデータの送信回数はプロトコルにおいて予め指定される。代替として、データの送信回数は、第2のUEのサービング基地局により送出された情報から、第1のUEにより取得されてもよい。代替として、データの送信回数は、以下の情報、すなわち、第1のUEの第1の速度情報、第1のUE及び/又は第2のUEの地理的位置情報、第1のUEの信号品質、第2のUEにより送出されたデータ及び/又は信号の信号品質等のうち少なくとも1つに基づいて、第1のUEにより決定される。これは本発明では限定されない。
任意選択で、実施例では、第1のUEは、第1のUEの第1の速度情報に基づいてデータの送信回数を決定してもよい。例えば、第1のUEが、第1のUEが第1のタイプのUEであると決定した場合、第1のUEは、データの送信回数がN1であると決定してもよく、第1のUEが、第1のUEが第2のタイプのUEであると決定した場合、第1のUEは、データの送信回数がN2であると決定してもよい。N1及びN2の値は予め設定されてもよく、或いはプロトコルにおいて指定されてもよく、或いはシグナリングを使用することにより基地局により指示されてもよく、同様のものでもよい。これは本発明では限定されない。任意選択で、N1及びN2の値はN1<N2を満たしてもよい。
本発明のこの実施例では、制御情報は、1回又は複数回送出されてもよい。本発明のこの実施例では、第1のUEが第1のリンク上で制御情報を第2のUEに送出し、すなわち、第2のUEが制御情報の受信端デバイスである場合、第2のUEは、場合によっては複数回送出された制御情報を受信する。複数の制御情報が予め規定された時間セグメント内に第2のUEにより検出され、複数の制御情報に含まれる内容(すなわち、スケジューリングされたデータの送信回数及び各送信に使用される時間周波数リソース)が同じである場合、第2のUEは、複数の受信した制御情報が同じデータ送信を示すと決定してもよい。
制御情報が複数回送信される場合、制御情報は、現在の送信回数の指示情報を更に含んでもよい。任意選択で、制御情報は、現在の送信回数を示すフィールドを含んでもよい。例えば、制御情報の送信回数が2である場合、1ビットのフィールドが現在の送信回数を示すために制御情報内で使用されてもよい。具体的には、「0」である1ビットのフィールドは、現在の送信が制御情報の最初の送信であることを示し、「1」である1ビットのフィールドは、現在の送信が制御情報の2回目の送信であることを示す。対応して、第2のUEについて、2回の送信のいずれかの中で第2のUEにより受信された制御情報が有効である。第2のUEが2回の送信の双方の中で制御情報を受信でき、送信回数を示すフィールドがそれぞれ0及び1であり、スケジューリングされたデータの時間周波数リソースの示された位置が全く同じである場合、これは、同じ制御情報が2回の送信中に受信されたと考えられてもよい。
任意選択で、制御情報は、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数の指示情報を含んでもよい。制御情報は、明示的又は暗示的な方式でデータの送信回数の指示情報を含んでもよい。例えば、制御情報は、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数を示すフィールドを含んでもよく、例えば、2ビットのフィールドが1回、2回、3回又は4回の送信を示すために使用される。
任意選択で、データの送信回数がNである場合、制御情報は、送信回数と、N回の送信の時間ドメインリソース及び周波数ドメインリソースとをそれぞれ示す2*N+1個の値を含んでもよい。
任意選択で、データの送信回数が1より多く、同じ周波数ドメインリソースがデータの各送信に使用される場合、制御情報は、同じ周波数ドメインリソースと、データの1回より多い送信に1対1に対応する複数の時間ドメインリソースの指示情報とを含んでもよい。例えば、送信回数がNであることを仮定すると、制御情報は、送信回数と、同じ周波数ドメインリソースと、N個の時間ドメインリソースとをそれぞれ示す少なくとも2+N個の値を含む。
任意選択で、データの送信回数がNである場合、制御情報は、N回の送信のうちM回に使用される時間周波数リソースを含み、他のN-M回の送信に使用される時間周波数リソースを明示的な方式で示してもよい。制御情報の受信端デバイスは、制御情報に含まれるM回の送信に使用される時間周波数リソースに基づいて、他のM-N回の送信に使用される時間周波数リソースを決定してもよい。例えば、制御情報の受信端デバイスは、受信した制御情報及び予め規定された関係に基づいて、他のN-M回の送信に使用される時間周波数リソースを決定してもよく、M<Nであり、M及びNは正の整数である。
前述の「2*N+1個の値」及び「2+N個の値」は、単に「2*N+1個の数値」及び「2+N個の数値」として理解できるものではない点に留意すべきである。例えば、送信のための周波数ドメインリソースを示す「値」は、周波数ドメイン開始位置の数値、周波数ドメイン終了位置の数値等を含んでもよい。
本発明のこの実施例では、送信回数が異なるとき、制御情報の送信方式は同じでもよく、或いは異なってもよい。
任意選択で、統一送信方式が制御情報に使用されてもよい。例では、制御情報に含まれる情報はnumTx、t1、f1、t2及びf2であることが仮定される。
numTx=2である場合、t1及びf1は、それぞれ最初の送信における時間ドメイン位置及び最初の送信における周波数ドメイン位置を示すために使用されてもよく、t2及びf2は、それぞれ2回目の送信における時間ドメイン位置及び2回目の送信における周波数ドメイン位置を示すために使用されてもよい。
t1は時間ドメイン位置の絶対値を表してもよく、或いは時間ドメイン位置の相対値、例えば、制御情報が現在送信されている時間ドメインと相対的な相対値を表してもよい。図5に示すように、最初の送信におけるデータの時間ドメイン位置t1は、制御情報内の時間ドメイン開始位置と相対的な相対位置である。
t2は時間ドメイン位置の絶対値を表してもよく、或いは時間ドメイン位置の相対値、例えば、制御情報が現在送信されている時間ドメインと相対的な相対値、又は最初の送信における時間ドメインと相対的な相対値を表してもよい。図5に示すように、2回目の送信におけるデータの時間ドメイン位置t2は、最初の送信におけるデータの時間ドメイン開始位置と相対的な相対位置である。
f1は周波数ドメイン位置の絶対値を表してもよく、或いは周波数ドメイン位置の相対値、例えば、制御情報が現在送信されている周波数ドメインと相対的な相対値を表してもよい。
f2は周波数ドメイン位置の絶対値を表してもよく、或いは周波数ドメイン位置の相対値、例えば、制御情報が現在送信されている周波数ドメインと相対的な相対値、又は最初の送信における周波数ドメインと相対的な相対値を表してもよい。
f1は、データの最初の送信中に占有される周波数ドメイン開始位置及び周波数ドメイン終了位置と、データの最初の送信中に占有される各PRBの位置とを含んでもよい。f2は、データの最初の送信中に占有される周波数ドメイン開始位置及び周波数ドメイン終了位置と、データの最初の送信中に占有される各PRBの位置とを含んでもよい。
numTx=1である場合、t1及びf1は、それぞれこの送信における時間ドメイン位置及び周波数ドメイン位置を示すために使用されてもよい。この場合、以下のように設定されてもよく、すなわち、t2=t1及びf2=f1である。代替として、この場合、t2及びf2は予め規定された固定値に設定されてもよく、これらの予め規定された固定値は意味のない値であり、例えば、t2=f2=0である。代替として、この場合、t2及びf2は予備フィールドとして設定されてもよい。具体的には、制御情報を受信した受信デバイスについて、受信デバイスが解析を通じてnumTx=1であることを取得したとき、受信デバイスは、t2及びf2フィールドを読み取らない。t1及びf1は相対値又は絶対値でもよい。図6に示すように、t1は相対値を表す。
numTx=4である場合、t1及びf1は、それぞれ4回の送信のうちi回目の送信における時間ドメイン位置及び4回の送信のうちi回目の送信における周波数ドメイン位置を示すために使用されてもよく、t2及びf2は、それぞれ4回の送信のうちj回目の送信における時間ドメイン位置及び4回の送信のうちj回目の送信における周波数ドメイン位置を示すために使用されてもよい。
例えば、i=1及びj=3である。この場合、2回目の送信に使用される時間周波数リソースは、t1及びf1の関数に基づいて決定されてもよく、或いは2回目の送信に使用される時間周波数リソースは、t2及びf2の関数に基づいて決定されてもよく、或いは2回目の送信に使用される時間周波数リソースは、t1、f1、t2及びf2の関数に基づいて決定されてもよい。同様に、4回目の送信に使用される時間周波数リソースは、t1及びf1の関数に基づいて決定されてもよく、或いは4回目の送信に使用される時間周波数リソースは、t2及びf2の関数に基づいて決定されてもよく、或いは4回目の送信に使用される時間周波数リソースは、t1、f1、t2及びf2の関数に基づいて決定されてもよい。
図7に示すように、2回目の送信に使用される時間周波数リソースは、1回目の送信に使用される時間周波数リソースに基づいて決定され、4回目の送信に使用される時間周波数リソースは、3回目の送信に使用される時間周波数リソースに基づいて決定される。
例えば、2回目の送信における時間ドメイン位置は、1回目の送信における時間ドメイン位置の後の隣接するサブフレームであると決定されてもよく、2回目の送信における周波数ドメイン位置は、1回目の送信における周波数ドメイン位置と同じであると決定されてもよい。例えば、4回目の送信における時間ドメイン位置は、3回目の送信における時間ドメイン位置の後の隣接するサブフレームであると決定されてもよく、4回目の送信における周波数ドメイン位置は、3回目の送信における周波数ドメイン位置と同じであると決定されてもよい。
例えば、2回目の送信における時間ドメイン位置は、1回目の送信における時間ドメイン位置を予め設定された第1のシフト値だけシフトすることにより取得されると決定されてもよく、2回目の送信における周波数ドメイン位置は、1回目の送信における周波数ドメイン位置を予め設定された第2のシフト値だけシフトすることにより取得されると決定されてもよい。例えば、4回目の送信における時間ドメイン位置は、3回目の送信における時間ドメイン位置を予め設定された第3のシフト値だけシフトすることにより取得されると決定されてもよく、4回目の送信における周波数ドメイン位置は、3回目の送信における周波数ドメイン位置を予め設定された第4のシフト値だけシフトすることにより取得されると決定されてもよい。
例えば、2回目の送信における時間ドメイン位置がg1(t1,f1,SAID)であると決定し、2回目の送信における周波数ドメイン位置がg2(t1,f1,SAID)であると決定し、4回目の送信における時間ドメイン位置がg3(t1,f1,SAID)であると決定し、4回目の送信における周波数ドメイン位置がg4(t1,f1,SAID)であると決定するための関数が設定されてもよく、g1、g2、g3及びg4は関数であり、SAIDは制御情報のIDを表す。
理解を容易にするために、特定の例がここで与えられてもよい。2回目の送信における時間ドメイン位置は、(t1+SAID)modAであり、2回目の送信における周波数ドメイン位置は、(f1+SAID)modBであり、4回目の送信における時間ドメイン位置は、(t2+SAID)modAであり、4回目の送信における周波数ドメイン位置は、(f2+SAID)modBである。modはモジュロ演算を表す。A及びBは、予め規定されてもよいパラメータである。予め規定されたパラメータA及びBは固定値でもよく、或いはリソースプールに関係してもよい。
ここで、この実施例では、異なる送信回数についての時間周波数リソースの指示を確保し、受信機によるブラインド検出の複雑性を低減するために、制御情報の統一送信方式が使用される。ここで、受信機は、制御情報を受信する受信デバイスである。
任意選択で、異なる送信回数について、異なる送信方式が制御情報に使用されてもよい。対応して、本発明のこの実施例では、ステップS102は、第1のUEにより、第1の速度情報に基づいて、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数を決定し、データの送信回数に基づいて制御情報の送信方式を決定することを含んでもよい。
送信回数が1である場合、制御情報はt1及びf1を含んでもよい。
送信回数が2である場合、制御情報はt1、f1、t2及びf2を含んでもよい。f1=f2である場合、送信回数が2であるとき、制御情報はf、t1及びt2を含んでもよい。
送信回数が4である場合、制御情報はt1、f1、t2、f2、t3、f3、t4及びf4を含んでもよい。f1=f2=f3=f4である場合、送信回数が4であるとき、制御情報はf、t1、t2、t3及びt4を含んでもよい。
異なる送信方式が使用されるとき、毎回使用される時間周波数リソースの位置は、明示的なシグナリングを使用することにより示されてもよく、リソーススケジューリングの柔軟性を確保することが習得できる。対応して、制御情報を受信する受信デバイスについて、各送信に使用される時間周波数リソースは、複雑な計算処理を実行する必要なく、迅速に取得できる。
前述の実施例におけるf、f1-f4及びt1-t4は絶対値又は相対値でもよい点に留意すべきである。これは本発明では限定されない。
制御情報を受信する第2のUEについて、第2のUEは、第1のリンク上で、第1のUEにより送出された制御情報を受信し、第2のUEは、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数の指示情報を取得してもよく、さらに、第2のUEは、制御情報内の各送信に対応するフィールドから、各送信に使用される時間周波数リソースを取得してもよい。この後に、第2のUEは、第1のリンク上で、制御情報に基づいて、第1のUEにより送出されたデータを受信してもよい。
任意選択で、例では、データの送信回数が1であるとき、この送信に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第1のフィールドから取得される。データの送信回数が2であるとき、2回の送信のうち最初の送信に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第1のフィールドから取得され、2回の送信のうち2回目の送信に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第2のフィールドから取得される。データの送信回数が4であるとき、4回の送信のうち最初の送信に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第1のフィールドから取得され、4回の送信のうち2回目の送信に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第2のフィールドから取得され、4回の送信のうち3回目の送信に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第3のフィールドから取得され、4回の送信のうち4回目の送信に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第4のフィールドから取得される。
任意選択で、他の例では、データの送信回数が1より多く、同じ周波数ドメインリソースがデータの各送信に使用され、制御情報は、同じ周波数ドメインリソースと、データの1回より多い送信に1対1に対応する複数の時間ドメインリソースの指示情報とを含む。対応して、第2のUEは、制御情報内の周波数ドメインフィールドから同じ周波数ドメインリソースを取得し、送信に1対1に対応するフィールドから複数の送信に使用される時間ドメインリソースを取得してもよい。
任意選択で、他の例では、データの送信回数が4であるとき、4回の送信のうち2回に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第1のフィールド及び制御情報内の第2のフィールドから取得され、4回の送信のうち他の2回に使用される時間周波数リソースは、4回の送信のうち2回に使用される時間周波数リソースに基づいて決定される。
例えば、制御情報は、最初の送信に使用される時間周波数リソースと、3回目の送信に使用される時間周波数リソースとを含んでもよい。この場合、第2のUEは、制御情報及び予め規定されたシフト又は関数に基づいて、2回目の送信に使用される時間周波数リソースと、4回目の送信に使用される時間周波数リソースとを決定してもよい。
前述のように、異なる送信回数について、制御情報の送信方式は異なってもよい。したがって、第2のUEは、データの送信回数に基づいて制御情報の送信方式を決定してもよく、送信方式は、少なくとも2つの予め規定された送信方式のうち1つであり、決定された送信方式に基づいて各送信に使用される時間周波数リソースを更に取得してもよい。
さらに、ステップS103の後に、方法は、第1のUEにより、第1のリンク上でデータを送出することを更に含んでもよい。
データはサービスチャネル(データチャネルとも呼ばれる)で搬送される。具体的には、第1のUEが第1のタイプのUEである場合、データは第1のサービスチャネルで搬送されてもよい。第1のUEが第2のタイプのUEである場合、データは第2のサービスチャネルで搬送されてもよい。ここで、第1のサービスチャネルは第1のPSSCHでもよく、第2のサービスチャネルは第2のPSSCHでもよい。
具体的には、第1のUEは、第4の送信リソースを使用することにより、第1のリンク上でデータを送出してもよい。
任意選択で、第4の送信リソースは、リソースプールから選択されてもよく、リソースプールは、基地局により設定されてもよい。任意選択で、第4の送信リソースは、制御情報により示されてもよい。
本発明のこの実施例では、複数の送信モードがサービスチャネルに規定されてもよい。データを送信するために、1つの送信モードが複数の送信モードから選択されてもよい。
任意選択で、1つの送信モード、すなわち、従来技術で使用される送信モードが図8に示されてもよい。図8に示すように、DMRSは、系列番号が2、5、8及び11であるシンボル上で送信され、データは、系列番号が1、3、4、6、7、9、10及び12であるシンボル上で送信される。さらに、データは、シンボル1、3、4、6、7、9、10及び12の各サブキャリアで送信される。
任意選択で、他の送信モードでは、同じシンボルに位置するそれぞれK個の連続するサブキャリアは、データを送信するために使用されるサブキャリアを含み、Kは2以上の正の整数である。例えば、K=2である。
図9に示すように、DMRSはシンボル2、5、8及び11上で送信される。シンボル1、3、4、6、7、9、10及び12のそれぞれの上で、それぞれ2つの隣接するサブキャリアのうち1つのみがデータを送信するために使用される。さらに、データを送信するために使用される2つの隣接するシンボル(シンボル1及び3又はシンボル3及び4等)上で、データを送信するために使用されるサブキャリアは互い違いになる。
図10に示すように、DMRSはシンボル2、5、8及び11上で送信される。シンボル1、3、4、6、7、9、10及び12のそれぞれの上で、それぞれ2つの隣接するサブキャリアのうち1つのみがデータを送信するために使用される。さらに、いずれか2つの隣接するサブキャリアのうち1つのシンボルはデータを送信するために使用されない。代替として、言い換えると、データを送信するために使用される2つの隣接するシンボル(シンボル1及び3又はシンボル3及び4等)上で、データを送信するために使用されるサブキャリアの系列番号は同じである。
データシンボル(前述のシンボル1、3、4、6、7、9、10及び12等)上で、データを送信するためのサブキャリアは等しい間隔になってもよいことが習得できる。図9及び図10に示す実施例では、間隔は2である。同じデータシンボルに位置する2つの隣接するサブキャリアでは、一方のサブキャリアは、データを送信するために使用され、他方のサブキャリアは、データを送出せず、空である。
図8〜図10に記載の送信モードは、本発明の実施例の単にいくつかの例に過ぎない点に留意すべきである。他の送信モードが存在してもよく、これらはここに列挙されない。
本発明のこの実施例では、第1のUEは、データを送信するためにいずれかの送信モードを使用してもよい。代替として、UEが第1のタイプのUEであるとき、第1のUEは、データを送信するために図8に示す送信モードを使用する。UEが第2のタイプのUEであるとき、第1のUEは、データを送信するために図9又は図10に示す送信モードを使用する。
代替として、この前に、第1のUEは、第1の基地局の指示を受信し、第1の基地局の指示に従って送信モードを使用してもよい。
例えば、第1の基地局が第1のUEに対して、データを送信するために図9に示す送信モードを使用するように命令した場合、第1のUEは、第1の基地局の命令に従って、データを送信するために図9に示す送信モードを使用する。対応して、データの受信端(例えば、第2のUE)も、第1の基地局により指示された送信モードでデータを受信してもよい。
任意選択で、本発明のこの実施例では、データを送出するとき、第1のUEは、送信モードの指示情報をサービスチャネルに追加してもよい。例えば、2ビットのフィールドが使用されるべき送信モードを示すために使用される。例えば、「00」は、図8に示す送信モードを示すために使用され、「01」は、図9に示す送信モードを示すために使用され、「10」は、図10に示す送信モードを示すために使用される。この場合、データの受信端(例えば、第2のUE)は、指示に従って送信モードを決定し、さらに、送信モードでデータを受信してもよい。
実施例では、本発明のこの実施例では、第1のUEは、第1のリンク上でデータと共に第1の系列を送出してもよい。
具体的には、第1のUEは、第4の送信リソースを使用することにより、第1のリンク上でデータ及び第1の系列を送出してもよい。
任意選択で、第4の送信リソースは、リソースプールから選択されてもよく、リソースプールは、基地局により設定されてもよい。任意選択で、第4の送信リソースは、制御情報により示されてもよい。
第1の系列は、図8〜図10に示すDMRS系列でもよい。第1の系列は、予め規定された長さのZC系列(すなわち、Zadoff-Chu系列)セットから予め規定された第2の系列を除去することにより決定されてもよい。予め規定された長さは、DMRSにより占有される帯域幅であり、また、単一の送信中に周波数ドメインにおいてデータにより占有される帯域幅である。
任意選択で、第1のUEが第1のタイプのUEである場合、第1のUEは、第1のリンク上でデータ及びZC系列を送出してもよい。第1のUEが第2のタイプのUEである場合、第1のUEは、第1のリンク上でデータ及び第1の系列を送出してもよい。第2のタイプのUEにより使用される系列のセットは、第1のタイプのUEにより使用される系列のセット未満であることが習得できる。
第1の系列のセットがZとして表され、ZC系列のセットがZ1として表され、第2の系列のセットがZ0として表されることが仮定され、以下の関係、すなわち、Z=Z1-Z0が存在してもよい。したがって、第1のUEは、Zから第1の系列を決定してもよい。
例では、既存のD2D技術において、PSCCHに含まれるIDは、ZCルート系列番号を取得するために使用されてもよい。ZC系列のセットZ1は{0,1,2,...,29}でもよく、第2の系列のセットZ0は{0,20}でもよく、したがって、Z={1,2,...,19,21,...,29}である。第1の系列はZから選択されてもよい。例えば、計算及び選択は、PSCCHに含まれるIDに基づいて実行されてもよい。例えば、21が選択される。
他の例では、DMRS系列番号を決定するための既存の式はnID SAmodLに直接変更されてもよい。
ここで、Lの値はセットZのサイズである。前述の例に示すように、Z={1,2,...,19,21,...,29}であり、したがって、L=28であり、その場合、対応するルート系列は、Z0内の系列を除去した後に取得されたマッピング関係に従って取得される。前述の例では、新たなマッピング関係は表3に示されてもよい。
本発明のこの実施例では、第1のUEは、第1のリンク上でデータを第2のUEに送出する。第1のUEが第2のタイプのUEであるとき、第1のUEは、基地局の支援によって第2のリンク上でデータを第2のUEに送出してもよい。
具体的には、第1のUE及び第2のUEのサービング基地局が共に第1の基地局である場合、第1のUEは、第2のリンク上で第1のリンクのデータを第1の基地局に送出してもよい。さらに、第1の基地局は、第2のリンク上でデータを第2のUEに送出してもよい。
この前に、第1のUEは、リソース要求情報を第1の基地局に送出してもよく、さらに、第1のUEは、第1の基地局により送出された第5の送信リソースの指示情報を受信する。この場合、第1のUEは、第2のリンク上でデータを第1の基地局に送出するために第5の送信リソースを使用してもよい。リソース要求情報は、速度に関するスケジューリング要求(Scheduling Request, SR)又はバッファ状態レポート(Buffer Status Report, BSR)でもよい。速度に関する情報は、SR若しくはBSRに含まれる速度指示情報、又は第1のUEによりSR若しくはBSRと共に送出される第1のUEの速度指示情報でもよい。任意選択で、速度指示情報は、第1のUEの具体的な速度値でもよく、或いは第1のUEが高速状態にあるか否かを示す指示情報でもよい。速度に関するSR又はBSRを受信した後に、第1の基地局は、第1のUEが高速UEであると決定してもよく、次に、第1の基地局は、第1のUEのためにより高い優先度を決定してもよい。さらに、第1の基地局は、上りリンク送出リソースを第1のUEに割り当てる。ここで、上りリンク送出リソースは第5の送信リソースでもよい。
任意選択で、第1のUEが接続モードにある場合、第1のUEは、速度に関するSR又はBSRを直接送出する。第1のUEがアイドルモードにある場合、第1のUEは、接続モードに入った後に、速度に関するSR又はBSRを送出する。
例えば、第1のUEが図11におけるUE1であり、第2のUEが図11におけるUE2であることが仮定される。UE1及びUE2のサービング基地局は共にeNB1である。この場合、UE1は、UE1とeNB1との間の第2のリンク上でデータをeNB1に送出してもよく、次に、eNB1は、eNB1とUE2との間の第2のリンク上でデータをUE2に送出する。
具体的には、第1のUEのサービング基地局が第1の基地局であり、第2のUEのサービング基地局が第2の基地局である場合、第1のUEは、第2のリンク上で第1のリンクのデータを第2の基地局に送出してもよい。さらに、第2の基地局は、第2のリンク上でデータを第2のUEに送出してもよい。
この前に、第1のUEは、リソース要求情報を第2の基地局に送出してもよく、さらに、第1のUEは、第2の基地局により送出された第5の送信リソースの指示情報を受信する。この場合、第1のUEは、第2のリンク上でデータを第2の基地局に送出するために第5の送信リソースを使用してもよい。リソース要求情報は速度に関するSR又はBSRでもよい。
例えば、第1のUEが図11におけるUE1であり、第2のUEが図11におけるUE3であることが仮定される。UE1のサービング基地局はeNB1であり、UE3のサービング基地局はeNB2である。この場合、UE1は、UE1とeNB2との間の第2のリンク上でデータをeNB2に送出してもよく、次に、eNB2は、eNB2とUE3との間の第2のリンク上でデータをUE3に送出する。
具体的には、第1のUEのサービング基地局が第1の基地局であり、第2のUEのサービング基地局が第2の基地局である場合、第1のUEは、第2のリンク上で第1のリンクのデータを第1の基地局に送出してもよく、第1の基地局は、データを第2の基地局に送出する。さらに、第2の基地局は、第2のリンク上でデータを第2のUEに送出してもよい。
この前に、第1のUEは、リソース要求情報を第1の基地局に送出してもよく、さらに、第1のUEは、第1の基地局により送出された第5の送信リソースの指示情報を受信する。この場合、第1のUEは、第2のリンク上でデータを第1の基地局に送出するために第5の送信リソースを使用してもよい。リソース要求情報は速度に関するSR又はBSRでもよい。
例えば、第1のUEが図11におけるUE1であり、第2のUEが図11におけるUE3であることが仮定される。UE1のサービング基地局はeNB1であり、UE3のサービング基地局はeNB2である。この場合、UE1は、UE1とeNB1との間の第2のリンク上でデータをeNB1に送出してもよく、eNB1は、eNB1とeNB2との間のS1インタフェースを使用することによりデータをeNB2に送出してもよく、次に、eNB2は、eNB2とUE3との間の第2のリンク上でデータをUE3に送出する。
本発明のこの実施例では、第1のUEは、第1のリンク上でデータを複数のUEに送出し、例えば、第1のUEは、ブロードキャスト方式で第1のリンク上でデータを送出してもよい。第1のUEが第2のタイプのUEであるとき、第1のUEは、複数のUEのサービング基地局の支援によって、第2のリンク上でデータを複数のUEに送出してもよい。
具体的には、第1のUE及び複数のUEのサービング基地局が共に第1の基地局である場合、第1のUEは、第2のリンク上で第1のリンクのデータを第1の基地局に送出してもよい。さらに、第1の基地局は、第2のリンク上でデータを複数のUEに送出してもよい。第1の基地局は、ブロードキャスト方式又はマルチキャスト方式でデータを複数のUEに送出してもよい。
この前に、第1のUEは、リソース要求情報を第1の基地局に送出してもよく、さらに、第1のUEは、第1の基地局により送出された第5の送信リソースの指示情報を受信する。この場合、第1のUEは、第2のリンク上でデータを第1の基地局に送出するために第5の送信リソースを使用してもよい。リソース要求情報は速度に関するSR又はBSRでもよい。速度に関するSR又はBSRを受信した後に、第1の基地局は、第1のUEが高速UEであると決定してもよく、次に、第1の基地局は、第1のUEのためにより高い優先度を決定してもよい。さらに、第1の基地局は、上りリンク送出リソースを第1のUEに割り当てる。ここで、上りリンク送出リソースは第5の送信リソースでもよい。
例えば、第1のUEが図11におけるUE1であり、複数のUEが図11におけるUE2及びUE4であることが仮定される。UE1、UE2及びUE4のサービング基地局は共にeNB1である。この場合、UE1は、UE1とeNB1との間の第2のリンク上でデータをeNB1に送出してもよく、次に、eNB1は、第2のリンク上でデータをUE2及びUE4に送出する。例えば、eNB1は、ブロードキャスト方式又はマルチキャスト方式でセルラリンク上でデータを複数のUEに送出してもよい。
具体的には、第1のUEのサービング基地局が第1の基地局であり、複数のUEが同じセル内にない場合、すなわち、複数のUEの中でサービング基地局が異なる2つのUEが存在する。第1のUEは、第2のリンク上で第1のリンクのデータを複数のUEのサービング基地局に送出してもよい。さらに、複数のUEのサービング基地局は、第2のリンク上でデータを複数のUEのうち対応するUEに送出してもよい。
この前に、第1のUEは、リソース要求情報を複数のUEのサービング基地局に送出してもよく、さらに、第1のUEは、複数のUEのサービング基地局により送出された第5の送信リソースの指示情報を受信する。第5の送信リソースは、公共上りリンク送信リソースでもよい。この場合、第1のUEは、第2のリンク上でデータを複数のUEのサービング基地局に送出するために第5の送信リソースを使用してもよい。リソース要求情報は、SR又はBSRを使用することにより送出されてもよい。具体的には、リソース要求情報は速度に関するSR又はBSRでもよい。
例えば、第1のUEが図11におけるUE1であり、複数のUEが図11におけるUE2及びUE3であることが仮定される。UE1及びUE4のサービング基地局は共にeNB1であり、UE3のサービング基地局はeNB2である。この場合、UE1は、UE1とeNB1との間の第2のリンク上でデータをeNB1に送出し、UE1とeNB2との間の第2のリンク上でデータをeNB2に送出してもよく、次に、eNB1は、eNB1とUE4との間の第2のリンク上でデータをUE4に送出し、eNB2は、eNB2とUE3との間の第2のリンク上でデータをUE3に送出する。UE1は、データをeNB1とeNB2との双方に送出するために第5の送信リソースを使用してもよい。
任意選択で、第5の送信リソースは、第1のUEに割り当てられた公共上りリンク送出リソースでもよい。例えば、予め規定された方式が公共上りリンク送出リソースを第1のUEに割り当てるために使用されてもよく、或いはeNB1は、公共上りリンク送出リソースを第1のUEに割り当てるために、eNB2と交渉してもよい。
したがって、本発明のこの実施例では、第2のリンクは、第1のリンクのデータを送信するために使用され、送信信頼性及び第1のUE(高速UE)によりデータを送出するためのカバレッジエリアを改善してもよい。
第1のUEは、第1のリンク上で制御情報を送出してもよく、第1のリンク上でデータをデータを送出してもよいことが習得できる。制御情報は制御チャネルで搬送されてもよく、データはサービスチャネルで搬送されてもよい。
本発明のこの実施例では、第1のUEは、第1のリンク上でデータを送出するために、前述の制御情報送出方式と同様の方式を使用してもよい点に留意すべきである。例えば、第1のUEは、同様の方法を使用することにより、データの送信方式を決定し、次に、第1のリンク上で決定された送信方式でデータを送出してもよい。
任意選択で、制御チャネルはPSCCH(例えば、第2のPSCCH)でもよく、サービスチャネルはPSSCH(例えば、PSSCH)でもよい。
本発明のこの実施例では、PSCCH及びPSSCHは、異なるサブフレーム内で送信されてもよく、或いは同じサブフレーム内で送信されてもよい。すなわち、本発明のこの実施例では、制御情報及びデータは異なるサブフレームに位置してもよく、或いは制御情報及びデータは同じサブフレームに位置してもよい。
任意選択で、制御情報及びデータが送信のために同じサブフレームに位置するとき、制御情報の送信電力及びデータの送信電力は以下の方式で決定されてもよい。
制御情報の第1の送信電力及びデータの第2の送信電力は、開ループ電力に従って決定される。制御情報の第1の送信電力がP
PSCCH_Oであり、データの第2の送信電力がP
PSSCH_Oであることが仮定される。第1の送信電力及び第2の送信電力は、線形値、対数値又は他の値として表現されてもよい。これは本発明では限定されない。制御情報の第1の送信電力の値が線形値である場合、第1の送信電力は
として表現され、データの第2の送信電力の値が線形値である場合、第2の送信電力は
として表現される。
開ループ電力に従って第1の送信電力及び第2の送信電力を決定するための方法は
である。
ここで、取得された第1の送信電力PPSCCH_O及び第2の送信電力PPSSCH_Oは対数値でもよい。.
MPSCCHはPSCCHの送信帯域幅を示し、MPSSCHはPSSCHの送信帯域幅を示す。PLは第1のUEとサービング基地局(例えば、第1の基地局)との間の第2のリンクのパスロス値を示す。αPSCCH,1及びαPSSCH,1は、それぞれPSCCHのパスロス補償係数及びPSSCHのパスロス補償係数を示す。PO_PSCCH,1及びPO_PSSCH,1は基地局により設定されるか、或いは予め規定された2つの電力値である。
PLはサービング基地局により決定され、次に、シグナリングの形式で第1のUEに通知されてもよく、或いは第1のUEにより決定されてもよい。パスロス値を計算するための方法について、従来技術に参照が行われてもよく、詳細はここでは説明しない。
αPSCCH,1、αPSSCH,1、PO_PSCCH,1及びPO_PSSCH,1は、シグナリングの形式でサービング基地局により第1のUEに通知されてもよく、或いは予め規定されてもよい。例えば、図4に示す方法の前に、サービング基地局は、設定情報を送出してもよく、設定情報は、αPSCCH,1、αPSSCH,1、PO_PSCCH,1及びPO_PSSCH,1の値を含んでもよい。
実現方式では、第1の送信電力と第2の送信電力との和が第1のリンク上での第1のUEの最大送信電力より大きくない場合、制御情報の実際の送信電力が第1の送信電力であり、データの実際の送信電力が第2の送信電力であると決定されてもよい。
他の実現方式では、第1の送信電力と第2の送信電力との和が第1のリンク上での第1のUEの最大送信電力より大きい場合、第1の送信電力及び第2の送信電力は換算されてもよく、それにより、換算の後に取得された第1の送信電力と第2の送信電力との和が、第1のリンク上での第1のUEの最大送信電力より大きくなくなる。
例では、第1の送信電力及び第2の送信電力は、同じ比wで換算され、換算後に以下を満たす必要があってもよい。
したがって、制御情報の実際の送信電力は、第1の送信電力を換算比で乗算することにより取得された値であり、すなわち、
である。データの実際の送信電力は、第2の送信電力を換算比で乗算することにより取得された値であり、すなわち、
である。
他の例では、第1の送信電力及び第2の送信電力は、それぞれ異なる比w1及びw2で換算され、換算後に以下を満たす必要があってもよい。
したがって、制御情報の実際の送信電力は、第1の送信電力を換算比w1で乗算することにより取得された値であり、すなわち、
である。データの実際の送信電力は、第2の送信電力を換算比w2で乗算することにより取得された値であり、すなわち、
である。
本発明のこの実施例では、制御情報及びデータが同じサブフレームに位置する場合、制御チャネルの第1の送信電力とデータチャネルの第2の送信電力との和が最大送信電力より大きいと決定された場合、第1の送信電力を第1の換算比で乗算することにより取得された値が第1の電力として使用されてもよく、第2の送信電力を第2の換算比で乗算することにより取得された値が第2の電力として使用されてもよく、それにより、第1の電力と第2の電力との和が最大送信電力より大きくなくなることが習得できる。さらに、第1の電力は、第1のリンク上で制御情報を送出するために使用されてもよく、第2の電力は、第1のリンク上でデータチャネルを送出するために使用されてもよい。
他の実現方式では、第1の基地局が、シグナリングを使用することにより、第1のUEが同じサブフレーム内でPSCCH及びPSSCHを送信する必要があることを指示するか、或いは第1のUEが、PSCCH及びPSSCHが同じサブフレーム内で送信される必要があると決定し、PSCCHの第3の送信電力とPSSCHの第4の送信電力との和が第1のリンク上での第1のUEの最大送信電力より大きい場合、以下の方式のうちいずれか1つが、送信電力をPSCCH及びPSSCHに割り当てるため、又はPSCCH及びPSSCHの送信方式を決定するために使用されてもよい。
方式1:第1のUEは、PSSCHを破棄し、現在のサブフレーム内でPSCCHのみを送信してもよい。
方式2:第1のUEは、異なるサブフレーム内でPSCCH及びPSSCHを送信してもよい。
方式3:第1のUEは、送信回数を増加させ、複数の送信のいくつかの中で同じサブフレーム内でPSCCH及びPSSCHを送信し、複数の送信のうちいくつかの中で異なるサブフレーム内でPSCCH及びPSSCHを送信してもよい。
ここで、第3の送信電力は第1の送信電力でもよく、第4の送信電力は第2の送信電力でもよく、或いは第3の送信電力及び第4の送信電力は、第1の基地局により指示された送信電力でもよく、或いは第3の送信電力及び第4の送信電力は、予め規定されたルールに従って第1のUEにより決定されてもよい。
第1のUEは、送信回数がNであると決定し、N回の送信のうちM回の中で、PSCCH及びPSSCHは同じサブフレームに位置し、残りのN-M回の送信の中で、PSCCH及びPSSCHは異なるサブフレームに位置する。M回の送信の中で、PSCCHの実際の送信電力及びPSSCHの実際の送信電力がまず決定されてもよく、PSCCH及びPSSCHは同じサブフレームに位置する。
図12は、本発明の他の実施例による情報送信方法のフローチャートである。図12に示す方法は以下のステップを含む。
S201:第1のUEは、第1のUEの第1の速度情報を決定する。
本発明のこの実施例では、第1の速度情報は、第1のUEの速度を示すために使用されてもよい。任意選択で、第1の速度情報は、速度等級の形式で第1のUEの速度を示すために使用されてもよい。ここで、第1のUEの速度は絶対速度でもよく、或いは他のUE又は複数の他のUEと相対的な相対速度でもよく、或いは地面と相対的な第1のUEの加速度又は他のUE若しくは複数の他のUEと相対的な加速度でもよい。これは本発明では限定されない。
実施例では、第1の速度情報は、第1のUEの絶対速度を示すために使用される。
任意選択で、第1のUEは、GNSSモードで第1の速度情報を取得してもよい。代替として、第1のUEは、第1の基地局により指示された情報を使用することにより第1の速度情報を取得してもよい。
任意選択で、第1のUEが物理レイヤにおける通信モジュールである場合、第1のUEは、他のレイヤからの指示情報に基づいて第1の速度情報を取得してもよい。
任意選択で、第1のUEは、対応する速度測定装置を使用することにより、第1の速度情報を決定してもよい。例えば、第1のUEがOBUである場合、第1のUEは、エンジンモジュール、ギアボックスモジュール、又は速度を電気的に制御する他のモジュールのような車内の対応するモジュールを使用することにより、第1の速度情報を決定してもよい。例えば、測定された第1のUEの現在速度はvであり、速度の単位はkm/h又はmiles/hである。これは本発明では限定されない。
他の実施例では、第1の速度情報は、他のUE(例えば、第2のUE)と相対的な第1のUEの相対速度を示すために使用される。
任意選択で、第1のUEは、まず第1のUE自体の絶対速度(すなわち、第1のUEの絶対速度)を決定し、次に、第2のUEから送出された信号又はデータパケットを測定又は解析することにより、第2のUEの速度情報及び/又は位置情報を取得してもよい。第1のUEは、その情報に基づいて第2のUEと相対的な第1のUEの相対速度についての情報を更に決定してもよい。ここで、第2のUEは1つのUEでもよく、或いは複数の異なるUEでもよい。第2のUEが複数の異なるUEである場合、相対速度は、複数のUEと相対的な速度の加重値、例えば、算術加重平均値及び幾何加重平均値である。
任意選択で、第1のUEが物理レイヤにおける通信モジュールである場合、第1のUEは、他のレイヤからの指示情報に基づいて第1の速度情報を取得してもよい。
S202:第1のUEは、第1の速度情報に基づいて第1のUEの同期源を決定する。
第1のUEが、第1の速度情報に基づいて、第1のUEが第1のタイプのUEであると決定した場合、第1のUEは、予め設定された情報に従って同期源を決定してもよい。
例えば、予め設定された情報が、第1のタイプのUEの同期源が基地局であることを示す場合、第1のUEは、同期源が第1の基地局であると決定する。任意選択で、第1の基地局は、第1のUEのサービング基地局である。第1のUEが第1のタイプのUEであり、予め設定された情報が、第1のUEの同期源が基地局であることを示す場合、第1のUEは、従来技術の方法を使用することにより、第1の基地局と同期を完了してもよく、詳細はここでは説明しない。
例えば、予め設定された情報が、第1のタイプのUEの同期源がGNSSであることを示す場合、第1のUEは、同期源がGNSSであると優先的に決定する。
例えば、予め設定された情報が、第1のタイプのUEの同期源がRSUであることを示す場合、第1のUEは、同期源がRSUであると決定する。
第1のUEが、第1の速度情報に基づいて、第1のUEが第2のタイプのUEであると決定した場合、第1のUEは、同期源がGNSSであると優先的に決定してもよい。代替として、第1のUEが、第1の速度情報に基づいて、第1のUEが第1のタイプのUEであり、予め設定された情報が、同期源がGNSSであることを示す場合、第1のUEは、同期源がGNSSであると優先的に決定してもよい。
第1のUEが、同期源がGNSSであると優先的に決定することは、GNSS信号が第1のUEにより検出された場合、第1のUEがGNSSを同期源として使用し、GNSS信号が第1のUEにより検出されない場合、第1のUEが、同期源が第1の基地局又は第3のUEであると決定することを含んでもよい。第1の基地局は、第1のUEのサービング基地局であり、第3のUEは、GNSSと直接同期したUEである。
具体的には、GNSS信号が第1のUEにより検出された場合、第1のUEは、GNSSを同期源として使用する。
任意選択で、GNSS信号が検出されることは、信号強度が予め設定された信号強度閾値以上であるGNSS信号が検出されることを含む。言い換えると、有効なGNSS信号が第1のUEにより検出された場合、第1のUEは、GNSSを同期源として使用する。ここで、有効な信号は、信号強度が予め設定された信号強度閾値以上であることを意味してもよい。
任意選択で、GNSS信号が検出されることは、GNSS信号が現時点で検出されることを含んでもよい。代替として、GNSS信号が検出されることは、GNSS信号が検出されないとき、タイマが開始され、次にGNSS信号がタイマの持続時間内に検出されることを含んでもよい。
GNSS信号が第1のUEにより検出されない場合、第1のUEは、タイマの持続時間内にGNSS信号を検出することを再び試みてもよく、それにより、第1のUEはできるだけGNSSと同期できることが習得できる。
第1のUEが第2のタイプのUEである場合、第1のUEにより送信されるサービスチャネルの受信端は第2のUEであることが仮定される。第1のUEがサービスチャネルを送信するとき、第1のUE及び第2のUEが2つの異なる基地局と同期している場合、第1のUEと第2のUEとの間の相対車両速度が500km/hであるとき、5.9GHzにおける第1のリンク上での2つのUEの間の最大周波数偏差値は7.4kHzである。第1のUEがサービスチャネルを送信するとき、第1のUE及び第2のUEがGNSSに同期している場合、第1のUEと第2のUEとの間の相対車両速度が500km/hであるとき、5.9GHzにおける第1のリンク上での2つのUEの間の最大周波数偏差値は4.0kHzである。高速UEによる信号送出及び受信のために、高速UEはできるだけGNSSと同期すべきであることが習得できる。したがって、第1のUEが第2のタイプのUEであるとき、本発明のこの実施例では、第1のUEの同期源はGNSSとして優先的に決定され、それにより、第1のUEはできるだけGNSSと同期できる。これは、第1のリンク上でのサービス送信の周波数偏差を最小化し、第1のリンクの送信性能を確保し、パケット誤り率を低減し、カバレッジエリアを拡大できる。
本発明の実施例におけるタイマは、第1の基地局により設定されてもよく、或いは予め規定されてもよく、或いは第1のUEの内部に実現されてもよい点に留意すべきである。例えば、第1のUEは、第1のUEの内部クロックに基づいて生成されたタイマの持続時間内の期間に、GNSSにロックされてもよい。タイマの持続時間は予め規定されてもよく、或いはUEの内部クロックの精度に依存してもよく、或いは基地局により設定されたシグナリング指示に依存してもよい。例えば、持続時間は10分又は2分である。
具体的には、GNSS信号が第1のUEにより検出されない場合、第1のUEは、第1の基地局又は第3のUEを同期源として使用してもよい。第1の基地局は、第1のUEのサービング基地局であり、第3のUEは、GNSSと直接同期したUEである。すなわち、第3のUEの同期源はGNSSである。
第1のUEが第3のUEを同期源として使用することは、第1のUEが第3のUEにより送出された同期信号を受信し、第3のUEにより送出された同期信号に基づいて時間調整を実行することを含んでもよい。第3のUEにより送出された同期信号はSLSSでもよい。
任意選択で、GNSS信号が検出されないことは、GNSS信号が検出されないこと、又は信号強度が予め設定された信号強度閾値未満であるGNSS信号が検出されたことを含んでもよい。
代替として、GNSS信号が検出されないことは、GNSS信号が検出されないとき、タイマが開始され、GNSS信号がタイマの持続時間内に依然として検出されないことを含んでもよい。
他の理解では、本発明のこの実施例では、第1のUEが第2のタイプのUEである場合、第1のUEは、予め規定された優先順序に従って同期源を決定してもよい。
予め規定された優先順序は、GNSS→第1の基地局→第3のUE→第4のUEでもよい。代替として、予め規定された優先順序は、GNSS→第3のUE→第1の基地局→第4のUEでもよい。ここで、第3のUEは、GNSSに直接同期したUEであり、第4のUEはGNSSに直接同期していないUEである。すなわち、第3のUEの同期源はGNSSであり、第4のUEの同期源はGNSSでない。
具体的には、第1のUEにより受信された上位優先度信号の信号品質が性能要件を満たさない場合、次に低い優先度のデバイスが同期源として使用される。代替として、第1のUEにより受信された上位優先度信号の信号品質が性能要件を満たさない場合、タイマが開始され、タイマが満了する前に信号品質が依然として性能要件を満たさない場合、タイマが満了した後に、次に低い優先度のデバイスが同期源として使用される。
異なる優先度のタイマに設定される持続時間は等しくてもよく、或いは等しくなくてもよいことが理解できる。これは本発明では限定されない。例えば、第1のタイマは、GNSSと同期するプロセスで使用されてもよく、第2のタイマは、第1の基地局と同期するプロセスで使用されてもよく、第3のタイマは、第3のUEと同期するプロセスで使用されてもよく、第4のタイマは、第4のUEと同期するプロセスで使用されてもよい。
優先順序がGNSS→第1の基地局→第3のUE→第4のUEである場合、GNSS信号が第1のUEにより検出されないとき、同期源を決定するプロセスは以下を含んでもよい。
第1のUEは、第1の基地局を同期源として使用することを試みる。第1のUEの試行が成功した場合、第1のUEは、第1の基地局を同期源として使用し、第1のUEの試行が失敗し、第3のUEの同期信号が第1のUEにより検出された場合、第1のUEは、第3のUEを同期源として使用し、第1のUEの試行が失敗し、第3のUEの同期信号が第1のUEにより検出されない場合、第1のUEは、第4のUEを同期源として使用する。
優先順序がGNSS→第3のUE→第1の基地局→第4のUEである場合、GNSS信号が第1のUEにより検出されないとき、同期源を決定するプロセスは以下を含んでもよい。
第3のUEの同期信号が第1のUEにより検出された場合、第1のUEは、第3のUEを同期源として使用する。第3のUEの同期信号が第1のUEにより検出されない場合、第1のUEは、第1のUEは、第1の基地局を同期源として使用することを試みる。第1のUEの試行が成功した場合、第1のUEは、第1の基地局を同期源として使用し、第1のUEの試行が失敗した場合、第1のUEは、第4のUEを同期源として使用する。
さらに、ステップS202の後に、方法は、第1のUEにより、第1のリンク上で制御情報を送出することを含んでもよい。
任意選択で、実施例では、制御情報は、以下のもの、すなわち、サービスタイプ、第1の速度情報、第1のUEが同期源として使用されるか否か、及び第1のUEの同期源の識別子のうち少なくとも1つを示すために使用されてもよい。
例えば、制御情報は第3の制御チャネルで搬送されてもよい。例えば、第3の制御チャネルはPSCCH又はPSBCHである。任意選択で、制御情報を搬送する第3の制御チャネルは、以下のもの、すなわち、サービスタイプ、第1の速度情報、第1のUEが同期源として使用されるか否か、及び第1のUEの同期源の識別子のうち少なくとも1つを示すために使用されてもよい。
サービスはセキュリティサービス及び非セキュリティサービスを含んでもよい。対応して、サービスタイプはセキュリティタイプ又は非セキュリティタイプでもよい。セキュリティサービスは、例えば、公共安全又はインテリジェント交通システム(Intelligent Transportation Systems, ITS)に使用されるセキュリティサービス、すなわち、ITS-safetyでもよい。非セキュリティサービスは、例えば、ITSにおける非セキュリティサービス、すなわち、non-ITS-safetyでもよく、或いは非公共安全サービス、すなわち、一般のデータ送信サービスでもよい。
例えば、サービスタイプは、第3の制御チャネル内の1ビットのフィールド、予め規定されたCRCマスク、予め規定されたスクランブル系列、予め規定されたDMRS、予め規定された送信リソース等を使用することにより示されてもよい。具体的には、1ビットのフィールドに示される「1」は、セキュリティサービスを示すために、「0」は、非セキュリティサービスを示すために使用されてもよい。代替として、具体的には、全てが「1」のCRCマスクは、セキュリティサービスを示すために使用されてもよく、全てが「0」のCRCマスクは、非セキュリティサービスを示すために使用されてもよい。
代替として、具体的には、予め規定されたDMRSは、セキュリティサービスを示すために使用される。例えば、制御情報内で送出されるDMRS系列は2つのグループに分割され、一方のグループは、セキュリティサービスを示すために使用され、他方のグループは、非セキュリティサービスを示すために使用される。制御情報はPSCCHで搬送されてもよく、或いはPSBCHで搬送されてもよい。2つのグループのDMRSは、異なるサイクリックシフトを有する2つのグループのDMRS系列でもよく、或いは異なるルート系列番号を有する2つのグループのDMRS系列でもよく、或いは異なるOCCを有する2つのグループのDMRS系列でもよい。
代替として、具体的には、異なるリソースは、セキュリティサービスを示すために使用される。ここで、リソースは、異なる時間ドメインリソース、異なる周波数ドメインリソース又は異なるコードドメインリソースでもよく、或いは第3の制御チャネルの送信周期又は間隔でもよい。異なる送信周期及び異なる送信間隔は、セキュリティサービス及び非セキュリティサービスに対応する。
第1の速度情報は、第1のUEの速度又は第1のUEの速度等級情報を含んでもよい。
第1のUEが同期源として使用されてもよいか否かは、明示的又は暗示的に示されてもよい。
例えば、第1のUEが同期源として使用されてもよいか否かは、第3の制御チャネル内の特定のフィールドを使用することにより示されてもよい。特定のフィールドがフィールドAであると仮定すると、フィールドAは1に設定されてもよく、これは、第1のUEが同期源として使用されてもよいことを示す。フィールドAは0に設定されてもよく、これは、第1のUEが同期源として使用できないことを示す。
第1のUEの同期源の識別子は、明示的又は暗示的に示されてもよい。
例えば、第1のUEの同期源の識別子は、第3の制御チャネル内の他の特定のフィールドを使用することにより示されてもよい。任意選択で、第1のUEの同期源がGNSSである場合、他の特定のフィールドは1に設定されてもよい。第1のUEの同期源がGNSSでない場合、他の特定のフィールドは0に設定されてもよい。代替として、任意選択で、第1のUEの同期源が第1の基地局である場合、第1のUEの同期源の識別子は、第1の基地局の物理セル識別子である。第1のUEの同期源がGNSSである場合、第1のUEの同期源の識別子は、GNSSに対応する予め規定された識別子である。第1のUEの同期源が他のUE(例えば、第3のUE又は第4のUE)である場合、第1のUEの同期源の識別子は、他のUEの識別子又は他のUEの同期信号識別子である。
本発明のこの実施例では、GNSSに対応する予め規定された識別子は、事前にGNSSのために設定されてもよく、例えば、-1のような負の数でもよく、或いは、例えば、336又は400のような既存の第1のリンクのサービスセット識別子(Service Set Identifier, SSID)より大きい値でもよく、或いは、例えば、0と335との間の予め規定された識別子でもよいことが理解できる。これは本発明では限定されない。
第1のUEの同期源の識別子を示す他の特定のフィールドがフィールドBであることを仮定すると、フィールドBは-1に設定されてもよく、これは、第1のUEの同期源がGNSSであることを示す。
さらに、図12に示す方法は、第1のUEにより、第1のリンク上で同期信号を送出することを更に含む。同期信号はSLSSでもよい。
任意選択で、同期信号は、サービスタイプを示すために使用されてもよい。サービスタイプはセキュリティタイプ又は非セキュリティタイプでもよい。
例えば、同期信号送信周期又は間隔は、サービスタイプを示すために使用されてもよい。例えば、周期閾値が設定されてもよく、同期信号の送信周期が周期閾値より大きいとき、サービスタイプはセキュリティタイプであり、同期信号の送信周期が周期閾値以下であるとき、サービスタイプは非セキュリティタイプである。例えば、間隔閾値が設定されてもよく、同期信号の送信間隔が間隔閾値より大きいとき、サービスタイプはセキュリティタイプであり、同期信号の送信間隔が間隔閾値以下であるとき、サービスタイプは非セキュリティタイプである。これは本発明では限定されない。
例えば、異なるプライマリ同期信号の組み合わせは、サービスタイプを示すために使用されてもよい。代替として、異なるセカンダリ同期信号の組み合わせは、サービスタイプを示すために使用されてもよい。代替として、プライマリ同期信号とセカンダリ同期信号との組み合わせは、サービスタイプを示すために使用されてもよい。例えば、2つのプライマリ同期信号の異なる系列の組み合わせ及び/又は2つの異なるセカンダリ同期信号の異なる系列の組み合わせは、サービスタイプ及び非サービスタイプを示すために使用される。例えば、2つのプライマリ同期信号の系列が同じであるとき、サービスはセキュリティサービスであり、2つのプライマリ同期信号の系列が異なるとき、サービスは非セキュリティサービスである。他の例では、2つのプライマリ同期信号の系列が同じであるとき、サービスは非セキュリティサービスであり、2つのプライマリ同期信号の系列が異なるとき、サービスはセキュリティサービスである。同様に、プライマリ同期信号の系列に対して実行されるものと同じ動作が、指示のために2つのセカンダリ同期信号の系列に対して実行されてもよい。ここでは列挙は更に提供されない。
任意選択で、異なるプライマリ同期信号系列は、セキュリティサービス及び非セキュリティサービスをそれぞれ示すために使用されてもよく、及び/又は異なるセカンダリ同期信号系列は、セキュリティサービス及び非セキュリティサービスをそれぞれ示すために使用されてもよい。
例えば、2つのグループのプライマリ同期信号系列が規定されてもよく、第1のグループのプライマリ同期信号系列及び第2のグループのプライマリ同期信号系列は異なり、セキュリティサービス及び非セキュリティサービスをそれぞれ示すために使用される。例えば、第1のグループのプライマリ同期信号系列は、ルート系列番号が26及び37であるZadoff-Chu系列を含み、第2のグループのプライマリ同期信号系列は、ルート系列番号が26又は37でない1つ以上のZadoff-Chu系列を含む。
例えば、2つのグループのセカンダリ同期信号系列が規定されてもよく、第1のグループのセカンダリ同期信号系列及び第2のグループのセカンダリ同期信号系列は異なり、セキュリティサービス及び非セキュリティサービスをそれぞれ示すために使用される。例えば、第1のグループのセカンダリ同期信号系列の識別子の値の範囲は[0,83]であり、第2のグループのセカンダリ同期信号系列の識別子の値の範囲は[84,167]である。他の例では、第1のグループのセカンダリ同期信号系列の識別子の値の範囲は[0,167]であり、第2のグループのセカンダリ同期信号系列の識別子の値の範囲は[168,335]である。
ここで、第3の制御チャネル及び同期信号について、図4の実施例における関係する説明に参照が行われてもよく、繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
任意選択で、他の実施例では、制御情報は、以下のもの、すなわち、第1の速度情報、制御情報の現在の送信回数、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数、及びデータの各送信に使用される時間周波数リソースのうち少なくとも1つを示すために使用されてもよい。
例えば、制御情報は第1の制御チャネル又は第2の制御チャネルで搬送される。第1のUEが第1のタイプのUEである場合、制御情報は第1の制御チャネルで搬送される。第1のUEが第2のタイプのUEである場合、制御情報は第2の制御チャネルで搬送される。任意選択で、制御情報は第1のUEの速度指示情報を含んでもよい。
対応して、この後に、第1のUEは、第1のリンク上でデータを送出してもよいことが理解できる。
例では、第1のUEは、第4の送信リソースを使用することにより、第1のリンク上でデータを送出してもよい。代替として、第1のUEは、第4の送信リソースを使用することにより、第1のリンク上でデータ及び第1の系列を送出してもよい。第4の送信リソースは、制御情報により示されてもよい。
例えば、第1のUEが第1のタイプのUEであるとき、第1のUEは、第1のリンク上でデータ及びZC系列を送出してもよい。第1のUEが第2のタイプのUEであるとき、第1のUEは、第1のリンク上でデータ及び第1の系列を送出してもよい。第1の系列について、前述の実施例における関係する説明に参照が行われてもよく、繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
任意選択で、第1のリンク上で第1のUEにより送信される制御情報及び第1のリンク上で第1のUEにより送信されるデータは、異なるサブフレームに位置してもよく、或いは制御情報及びデータは同じサブフレームに位置してもよい。
任意選択で、制御情報及びデータが同じサブフレームに位置する場合、この方法の後に、方法は、第1のUEにより、第1のリンク上で制御情報及びデータを送出することを含んでもよい。
具体的には、これは、
制御情報の第1の送信電力及びデータの第2の送信電力を決定し、
第1の送信電力と第2の送信電力との和が最大送信電力より大きい場合、第1の送信電力を第1の換算値で乗算することにより取得された値を第1の電力として使用し、第2の送信電力を第2の換算値で乗算することにより取得された値を第2の電力として使用し、それにより、第1の電力と第2の電力との和が最大送信電力以下になり、
第1の電力を使用することにより第1のリンク上で制御情報を送出し、第2の電力を使用することにより第1のリンク上でデータを送出し、
第1の換算値及び第2の換算値は等しいか、或いは等しくないこと
を具体的に含んでもよい。
他の実現方式では、第1の基地局が、シグナリングを使用することにより、第1のUEが同じサブフレーム内でPSCCH及びPSSCHを送信する必要があることを指示するか、或いは第1のUEが、PSCCH及びPSSCHが同じサブフレーム内で送信される必要があると決定し、PSCCHの第3の送信電力とPSSCHの第4の送信電力との和が第1のリンク上での第1のUEの最大送信電力より大きい場合、以下の方式のうちいずれか1つが、送信電力をPSCCH及びPSSCHに割り当てるため、又はPSCCH及びPSSCHの送信方式を決定するために使用されてもよい。
方式1:第1のUEは、PSSCHを破棄し、現在のサブフレーム内でPSCCHのみを送信してもよい。
方式2:第1のUEは、異なるサブフレーム内でPSCCH及びPSSCHを送信してもよい。
方式3:第1のUEは、送信回数を増加させ、複数の送信のいくつかの中で同じサブフレーム内でPSCCH及びPSSCHを送信し、複数の送信のうちいくつかの中で異なるサブフレーム内でPSCCH及びPSSCHを送信してもよい。
ここで、第3の送信電力は第1の送信電力でもよく、第4の送信電力は第2の送信電力でもよく、或いは第3の送信電力及び第4の送信電力は、第1の基地局により指示された送信電力でもよく、或いは第3の送信電力及び第4の送信電力は、予め規定されたルールに従って第1のUEにより決定されてもよい。
ここで、制御情報及びデータについて、図4の実施例における関係する説明に参照が行われてもよく、繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
図13は、本発明の他の実施例による情報送信方法のフローチャートである。図13に示す方法は以下のステップを含む。
S301:第1のUEは、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数を決定し、データの送信回数に基づいて制御情報の送信方式を決定する。
第1のUEは、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数を決定するために、以下の方法のうち少なくとも1つを使用してもよい。第1のUEは、第1のUEの速度情報に基づいてデータの送信回数を決定する。第1のUEは、基地局により指示された情報に従ってデータの送信回数を決定する。第1のUEは、予め規定された情報に従ってデータの送信回数を決定する。第1のUEは、送信条件に基づいてデータの送信回数を決定する。第1のUEは、サービスの特性に基づいてデータの送信回数を決定する。
任意選択で、ステップS301において、第1のUEは、第1のUEの第1の速度情報に基づいて、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数を決定し、データの送信回数に基づいて制御情報の送信方式を決定してもよい。
本発明のこの実施例では、第1の速度情報は、第1のUEの速度を示すために使用されてもよい。ここで、速度情報は、絶対速度、相対速度及び加速度を含む。第1のUEにより、第1の速度情報を決定するための方法について、本発明の前述の実施例におけるステップS101及びS201の説明に参照が行われてもよく、詳細はここでは再び説明しない。
本発明のこの実施例では、データの送信回数は予め規定されてもよい。例えば、データの送信回数は第1のUEに予め設定されるか、或いは高速UEのデータの送信回数はプロトコルにおいて予め指定される。代替として、データの送信回数は、第2のUEのサービング基地局により送出された情報から、第1のUEにより取得されてもよい。代替として、データの送信回数は、以下の情報、すなわち、第1のUEの第1の速度情報、及び第1のUE及び/又は第2のUEの地理的位置情報のうち少なくとも1つに基づいて、第1のUEにより決定される。これは本発明では限定されない。
任意選択で、実施例では、第1のUEは、第1のUEの第1の速度情報に基づいてデータの送信回数を決定してもよい。例えば、第1のUEが、第1のUEが第1のタイプのUEであると決定した場合、第1のUEは、データの送信回数がN1であると決定してもよく、第1のUEが、第1のUEが第2のタイプのUEであると決定した場合、第1のUEは、データの送信回数がN2であると決定してもよい。N1及びN2の値は予め設定されてもよく、或いはプロトコルにおいて指定されてもよく、或いはシグナリングを使用することにより基地局により指示されてもよく、同様のものでもよい。これは本発明では限定されない。任意選択で、N1及びN2の値はN1<N2を満たしてもよい。
任意選択で、第1のUEは、基地局により指示された情報に従ってデータの送信回数を決定し、具体的には、基地局は、シグナリングを使用することにより、データの送信回数を第1のUEに指示する。例えば、基地局は、DCIシグナリング、RRCメッセージ及びSIBメッセージを使用することによりデータの送信回数を指示する。具体的には、RRCメッセージ又はSIBメッセージが指示のために使用されるとき、基地局は、リソースプールに関係するパラメータを使用することにより送信回数を指示してもよい。この方法では、基地局は、第1のUEにより実行されるデータ送信回数を制御し、基地局は、ネットワーク状態に応じて送信リソース及び効率を制御し、それにより、送信性能及び全体システムの効率を確保する。
任意選択で、第1のUEは、予め規定された情報に従ってデータの送信回数を決定する。データの送信回数が基地局により指示された情報に基づいて決定されることと同様に、第1のUEがネットワークカバレッジの外部にあるとき、データの送信回数は、予め規定された情報により示される。予め規定された情報は、UEに予め設定される。UEがネットワークにアクセスするとき、予め規定された情報も、ネットワークを介して更新されてもよい。
任意選択で、第1のUEは、送信条件に基づいてデータの送信回数を決定する。送信条件は、第1のUEにより受信されたデータの信号品質、第1のUEにより検出されたチャネル品質、データを送信するために使用されるリソースプール内で第1のUEにより測定された干渉信号のエネルギー、及びデータを送信するために使用されるリソースプール内で第1のUEにより検出された他のUEにより信号を送出するためのエネルギーを含む。一般的に、より悪い信号品質は、より大きい送信回数を示す。代替として、データを送信するために使用されるリソースプール内で第1のUEにより測定された干渉信号のエネルギーがより高いとき、送信回数はより小さく、UEの間の相互干渉を更に低減する。
任意選択で、第1のUEは、サービスの特性に基づいてデータの送信回数を決定する。ここで、サービスの特性は、UEがセキュリティサービスであるか非セキュリティサービスであるか、UEが送信するサービスについてのサービス品質QoS要件、UEが送信するサービスの優先度等を含む。UEにより送信されるサービスがセキュリティサービスであるとき、サービスの送信特性の要件を満たすために、QoS要件はより高く、優先度はより高く、実行される送信回数はより大きい。
任意選択で、異なる送信回数について、制御情報の送信方式は同じでもよく、或いは異なってもよい。
例えば、データの送信回数が異なるとき、制御情報内の有効なフィールドは異なる。
任意選択で、制御情報は、制御情報の現在の送信回数の指示情報を更に含んでもよく、及び/又は第1のUEの第1の速度情報を含んでもよい。
任意選択で、制御情報は、現在の送信回数を示すフィールドを含んでもよい。例えば、制御情報の送信回数が2である場合、1ビットのフィールドが現在の送信回数を示すために制御情報内で使用されてもよい。具体的には、「0」である1ビットのフィールドは、現在の送信が制御情報の最初の送信であることを示し、「1」である1ビットのフィールドは、現在の送信が制御情報の2回目の送信であることを示す。
任意選択で、制御情報は、第1のUEの速度情報を示すフィールドを含んでもよい。例えば、1ビットのフィールドが第1のUEの速度情報を示すために制御情報内で使用されてもよい。具体的には、「0」である1ビットのフィールドは、第1のUEの速度が予め設定された速度閾値未満であること、すなわち、第1のUEが第1のタイプのUEであることを示し、「1」である1ビットのフィールドは、第1のUEの速度が予め設定された速度閾値以上であること、すなわち、第1のUEが第2のタイプのUEであることを示す。
任意選択で、制御情報は、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数の指示情報を含んでもよい。制御情報は、明示的又は暗示的な方式でデータの送信回数の指示情報を含んでもよい。例えば、制御情報は、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数を示すフィールドを含んでもよく、例えば、2ビットのフィールドが1回、2回、3回又は4回の送信を示すために使用される。
任意選択で、制御情報は制御チャネルで搬送されてもよく、制御チャネルはPSCCHである。
任意選択で、データの送信回数は、明示的又は暗示的な方式で制御チャネルにより示されてもよい。例えば、データの送信回数は、制御チャネルの特定の指示情報により示されてもよい。特定の指示情報は予め規定されてもよく、例えば、プロトコルにおいて指定されてもよく、或いはシグナリングを使用することにより基地局により指示されてもよく、或いは制御情報内で示されてもよく、或いは制御チャネルを使用することにより暗示的に示されてもよい。これは本発明では限定されない。制御チャネルを使用することにより暗示的にデータの送信回数を示すことは、例えば、CRCマスク、制御チャネルのスクランブル系列、制御チャネルにより使用される復調参照信号、制御チャネルを送信するために占有される物理リソースのサイズ、及び制御チャネルにより占有される時間周波数リソース(例えば、異なるリソースセットが異なるデータ送信回数に使用される)を使用することにより、データの送信回数を示すことである。
本発明のこの実施例では、データの異なる送信回数について、制御情報の送信方式は同じでもよく、或いは異なってもよい。例えば、データの送信回数が異なるとき、制御情報内の有効なフィールドが異なる。
例では、データの送信回数が4であるとき、制御情報内の第1のフィールド及び制御情報内の第2のフィールドは、4回の送信のうち2回に使用される時間周波数リソースを含む。
他の例では、同じ周波数ドメインリソースがデータの各送信に使用される。制御情報は、同じ周波数ドメインリソースと、データの送信に1対1に対応する複数の時間ドメインリソースの指示情報とを含む。
他の例では、データの送信回数がNであり、制御情報は、N回の送信のうちM回に使用される時間周波数リソースを含み、それにより、制御情報の受信端は、制御情報に含まれるM回の送信に使用される時間周波数リソースに基づいて、N回の送信に使用される時間周波数リソースを決定し、M<Nであり、M及びNは正の整数である。
さらに、各送信に使用される時間周波数リソースの指示情報について、図5〜図7における関係する説明に参照が行われてもよく、繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
S302:第1のUEは、第1のリンク上でその送信方式で制御情報を送出する。
任意選択で、本発明のこの実施例における制御情報は、制御情報の現在の送信回数を更に含んでもよく、及び/又は第1のUEの第1の速度情報を更に含んでもよい。
任意選択で、方法は、第1のUEにより、第1のリンク上でデータを送出することを更に含んでもよい。データは、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータである。
代替として、任意選択で、方法は、第1のUEにより、第1のリンク上でデータ及び第1の系列を送出することを含んでもよい。第1の系列について、前述の実施例における関係する説明に参照が行われてもよく、詳細はここでは再び説明しない。
任意選択で、制御情報は制御チャネルで搬送され、データはデータチャネル(又はサービスチャネルと呼ばれる)で搬送される。制御チャネルはPSCCHでもよく、データチャネルはPSSCHでもよい。
本発明のこの実施例における制御情報及びデータは異なるサブフレームに位置してもよく、或いは本発明のこの実施例における制御情報及びデータは同じサブフレームに位置してもよい。
任意選択で、制御情報及びデータが同じサブフレームに位置する場合、ステップS302において、第1のUEは、送信方式で第1のリンク上で制御情報及びデータを送出する。
さらに、第1のUEが第1のリンク上で制御情報及びデータを送出することは、
制御情報の第1の送信電力及びデータの第2の送信電力を決定し、
第1の送信電力と第2の送信電力との和が最大送信電力より大きい場合、第1の送信電力を第1の換算値で乗算することにより取得された値を第1の電力として使用し、第2の送信電力を第2の換算値で乗算することにより取得された値を第2の電力として使用し、それにより、第1の電力と第2の電力との和が最大送信電力以下になり、
第1の電力を使用することにより第1のリンク上で制御情報を送出し、第2の電力を使用することにより第1のリンク上でデータを送出し、
第1の換算値及び第2の換算値は等しいか、或いは等しくないこと
を含んでもよい。
第1の送信電力及び第2の送信電力は、開ループ電力に基づく方法を使用することにより決定されてもよい。詳細について、前述の実施例において第1の送信電力及び第2の送信電力を決定するための方法に参照が行われてもよく、繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
本発明のこの実施例における送信方式は、以下のもの、すなわち、制御情報により使用される送信リソース、制御情報の巡回冗長検査CRCマスク、制御情報のスクランブル系列、制御情報を搬送する制御チャネルにより使用される復調参照信号、制御情報を送信するために占有される物理リソースのサイズ、制御情報により使用される変調及び符号化方式MCS、並びに制御情報の送信回数のうち少なくとも1つを含んでもよい。
図14は、本発明の他の実施例による情報送信方法のフローチャートである。図14に示す方法は以下のステップを含む。
S401:第2のUEは、第1のリンク上で、第1のUEにより送出された制御情報を受信する。
具体的には、制御情報は、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数及び各送信に使用される時間周波数リソースの指示情報を含む。
本発明のこの実施例では、データの送信回数は予め規定されてもよい。例えば、データの送信回数は第1のUEに予め設定されるか、或いは高速UEのデータの送信回数はプロトコルにおいて予め指定される。代替として、データの送信回数は、第2のUEのサービング基地局により送出された情報から、第1のUEにより取得されてもよい。代替として、データの送信回数は、以下の情報、すなわち、第1のUEの第1の速度情報、第1のUE及び/又は第2のUEの地理的位置情報、第1のUEの信号品質、第2のUEにより送出されたデータ及び/又は信号の信号品質等のうち少なくとも1つに基づいて、第1のUEにより決定される。これは本発明では限定されない。
任意選択で、制御情報は、制御情報の現在の送信回数の指示情報を含んでもよく、及び/又は制御情報は、第1のUEの第1の速度情報を含んでもよい。
任意選択で、制御情報は、現在の送信回数を示すフィールドを含んでもよい。例えば、制御情報の送信回数が2である場合、1ビットのフィールドが現在の送信回数を示すために制御情報内で使用されてもよい。具体的には、「0」である1ビットのフィールドは、現在の送信が制御情報の最初の送信であることを示し、「1」である1ビットのフィールドは、現在の送信が制御情報の2回目の送信であることを示す。対応して、第2のUEについて、2回の送信のいずれかの中で第2のUEにより受信された制御情報が有効である。第2のUEが2回の送信の双方の中で制御情報を受信でき、送信回数を示すフィールドがそれぞれ0及び1であり、スケジューリングされたデータの時間周波数リソースの示された位置が全く同じである場合、これは、同じ制御情報が2回の送信中に受信されたと考えられてもよい。
任意選択で、制御情報は、第1のUEの速度情報を示すフィールドを含んでもよい。例えば、1ビットのフィールドが第1のUEの速度情報を示すために制御情報内で使用されてもよい。具体的には、「0」である1ビットのフィールドは、第1のUEの速度が予め設定された速度閾値未満であること、すなわち、第1のUEが第1のタイプのUEであることを示し、「1」である1ビットのフィールドは、第1のUEの速度が予め設定された速度閾値以上であること、すなわち、第1のUEが第2のタイプのUEであることを示す。
任意選択で、制御情報は、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数の指示情報を含んでもよい。制御情報は、明示的又は暗示的な方式でデータの送信回数の指示情報を含んでもよい。例えば、制御情報は、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数を示すフィールドを含んでもよく、例えば、2ビットのフィールドが1回、2回、3回又は4回の送信を示すために使用される。
本発明のこの実施例における制御情報は制御チャネルで搬送されてもよい。任意選択で、制御チャネルはPSCCHでもよい。
S402:第2のUEは、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数の指示情報を取得する。
第2のUEは、明示的又は暗示的な方式でデータの送信回数を取得してもよい。例えば、第2のUEは、特定の指示情報からデータの送信回数を取得してもよい。特定の指示情報は予め規定されてもよく、例えば、プロトコルにおいて指定されてもよく、或いはシグナリングを使用することにより基地局により指示されてもよく、或いは制御情報内で示されてもよく、或いは制御情報を搬送する制御チャネルを使用することにより暗示的に示されてもよい。これは本発明では限定されない。制御情報を搬送する制御チャネルを使用することにより暗示的にデータの送信回数を示すことは、例えば、CRCマスク、制御チャネルのスクランブル系列、制御チャネルにより使用される復調参照信号、制御チャネルを送信するために占有される物理リソースのサイズ、及び制御チャネルにより占有される時間周波数リソース(例えば、異なるリソースセットが異なるデータ送信回数に使用される)を使用することにより、データの送信回数を示すことである。
S403:第2のUEは、制御情報内の各送信に対応するフィールド内で、各送信に使用される時間周波数リソースを取得する。
任意選択で、データの送信回数が1より多い場合、同じ周波数ドメインリソースがデータの各送信に使用され、制御情報は、同じ周波数ドメインリソースと、データの1回より多い送信に1対1に対応する複数の時間ドメインリソースの指示情報とを含んでもよい。対応して、第2のUEは、制御情報から同じ周波数ドメインリソースを取得し、送信に1対1に対応するフィールドから複数の送信に使用される時間ドメインリソースを取得してもよい。
任意選択で、例では、データの送信回数が1であるとき、この送信に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第1のフィールドから取得される。データの送信回数が2であるとき、2回の送信のうち最初の送信に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第1のフィールドから取得され、2回の送信のうち2回目の送信に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第2のフィールドから取得される。データの送信回数が4であるとき、4回の送信のうち最初の送信に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第1のフィールドから取得され、4回の送信のうち2回目の送信に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第2のフィールドから取得され、4回の送信のうち3回目の送信に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第3のフィールドから取得され、4回の送信のうち4回目の送信に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第4のフィールドから取得される。
任意選択で、他の例では、データの送信回数が4であるとき、4回の送信のうち2回に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の第1のフィールド及び制御情報内の第2のフィールドから取得され、4回の送信のうち他の2回に使用される時間周波数リソースは、4回の送信のうち2回に使用される時間周波数リソースに基づいて決定される。例えば、2回目の送信に使用される周波数ドメインリソースは、最初の送信に使用される周波数ドメインリソースと同じであり、2回目の送信に使用される時間ドメインリソース及び最初の送信に使用される時間ドメインリソースは、サブフレームで隣接するか、或いは予め規定された値だけ間隔が空いている。4回目の送信に使用される周波数ドメインリソースは、3回目の送信に使用される周波数ドメインリソースと同じであり、4回目の送信に使用される時間ドメインリソース及び3回目の送信に使用される時間ドメインリソースは、サブフレームで隣接するか、或いは予め規定された値だけ間隔が空いている。制御情報は、最初の送信及び3回目の送信に使用される時間周波数リソースのみを示し、2回目の送信及び4回目の送信に使用される時間周波数リソースは、予め規定された方式で取得されてもよい。
任意選択で、他の例では、データの送信回数がNであるとき、N回の送信のうちM回に使用される時間周波数リソースは、制御情報内の特定の位置から取得され、N回の送信に使用される時間周波数リソースは、制御情報に含まれるM回の送信に使用される時間周波数リソースに基づいて更に決定され、M<Nであり、M及びNは正の整数である。例えば、残りのN-M回の送信に使用される時間周波数リソースは、M回の送信に使用される時間周波数リソースに基づいて予め規定された方法に従って決定されてもよい。
本発明のこの実施例では、データの送信回数が異なるとき、制御情報の送信方式は同じでもよく、或いは異なってもよい。
任意選択で、制御情報の統一送信方式が使用されてもよい。この場合、ステップS403において、第2のUEは、統一送信方式で、制御情報内の対応するフィールドから各送信に使用される時間周波数リソースを取得してもよい。この実施例では、異なる送信回数に使用される時間周波数リソースの指示を確保し、第2のUEによるブラインド検出の複雑性を低減するために、制御情報の統一送信方式が使用される。
任意選択で、異なる送信回数について、異なる送信方式が制御情報に使用されてもよい。すなわち、異なる送信回数について、制御情報を搬送する制御チャネルの送信方式は異なる。
この場合、ステップS403は、第2のUEにより、データの送信回数に基づいて制御情報の送信方式を決定し、送信方式は、少なくとも2つの予め規定された送信方式のうち1つであり、送信方式に基づいて、各送信に使用される時間周波数リソースを取得することを含んでもよい。
送信回数が1である場合、制御情報はt1及びf1を含んでもよい。
送信回数が2である場合、制御情報はt1、f1、t2及びf2を含んでもよい。f1=f2である場合、送信回数が2であるとき、制御情報はf、t1及びt2を含んでもよい。
送信回数が4である場合、制御情報はt1、f1、t2、f2、t3、f3、t4及びf4を含んでもよい。f1=f2=f3=f4である場合、送信回数が4であるとき、制御情報はf、t1、t2、t3及びt4を含んでもよい。
異なる送信方式がデータの異なる送信回数に使用されるとき、各送信に使用される時間周波数リソースの位置は、明示的なシグナリングを使用することにより示されてもよく、リソーススケジューリングの柔軟性を確保することが習得できる。対応して、第2のUEについて、各送信に使用される時間周波数リソースは、複雑な計算処理を実行する必要なく、迅速に取得できる。
第2のUEは、データの送信回数に対応する送信方式の制御情報を検出しさえすればよく、他の送信方式に対応する制御情報を検出する必要がないことが習得できる。これは検出の複雑性を低減する。さらに、異なる送信方式は、データの異なる送信回数について設計され、制御情報の送信リソース利用率を確保し、送信中のリソース使用効率を改善する。
前述の実施例におけるf、f1-f4及びt1-t4は絶対値又は相対値でもよい点に留意すべきである。これは本発明では限定されない。
送信方式は、以下のもの、すなわち、制御情報により使用される送信リソース、制御情報の巡回冗長検査CRCマスク、制御情報のスクランブル系列、制御情報を搬送する制御チャネルにより使用される復調参照信号、制御情報を送信するために占有される物理リソースのサイズ、制御情報により使用される変調及び符号化方式MCS、並びに制御情報の送信回数のうち少なくとも1つを含んでもよい。
制御情報の送信方式について、図4の実施例における関係する説明に参照が行われてもよく、繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
任意選択で、ステップS403の後に、方法は、第2のUEにより、第1のリンク上で、制御情報に基づいて、第1のUEにより送出されたデータを受信することを更に含んでもよい。
具体的には、第2のUEは、制御情報により示された送信リソースを使用することにより、第1のUEにより送出されたデータを受信してもよい。
代替として、任意選択で、ステップS403の後に、方法は、第2のUEにより、第1のリンク上で、制御情報に基づいて、第1のUEにより送出されたデータ及び第1の系列を受信することを更に含んでもよい。
例では、第1のUEが第1のタイプのUEであるとき、第2のUEは、第1のリンク上で、制御情報に基づいて、第1のUEにより送出されたデータ及びZC系列を受信する。第1のUEが第2のタイプのUEであるとき、第2のUEは、第1のリンク上で、制御情報に基づいて、第1のUEにより送出されたデータ及び第1の系列を受信する。第1の系列について、前述の実施例における関係する説明に参照が行われてもよく、繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
任意選択で、データはサービスチャネルで搬送されてもよい。例えば、サービスチャネルはPSSCHである。
図15は、本発明の実施例によるユーザ装置の構成ブロック図である。図15に示すUEは第1のUE100であり、処理ユニット110と、送出ユニット120とを含む。
処理ユニット110は、第1のUEの第1の速度情報を決定するように構成される。
処理ユニット110は、第1の速度情報に基づいて制御情報の送信方式を決定するように更に構成される。
送出ユニット120は、第1のリンク上で、処理ユニット110により決定された送信方式で制御情報を送出するように構成される。
本発明のこの実施例では、第1の速度情報は、第1のUE100の速度を示すために使用されてもよい。任意選択で、第1の速度情報は、速度等級の形式で第1のUE100の速度を示すために使用されてもよい。ここで、第1のUE100の速度は絶対速度でもよく、或いは他のUE又は複数の他のUEと相対的な相対速度でもよく、或いは地面と相対的な第1のUEの加速度又は他のUE若しくは複数の他のUEと相対的な加速度でもよい。これは本発明では限定されない。
任意選択で、第1のUE100が物理レイヤにおける通信モジュールである場合、プロセッサユニット110は、他のレイヤからの指示情報に基づいて第1の速度情報を決定してもよい。
第1の速度情報が第1のUE100の絶対速度を示すために使用される場合、処理ユニット110は、GNSSモードで第1の速度情報を取得してもよい。代替として、処理ユニット110は、第1の基地局により指示された情報を使用することにより第1の速度情報を取得してもよい。任意選択で、第1のUE100は、対応する速度測定装置を使用することにより、第1の速度情報を取得してもよい。例えば、第1のUE100がOBUである場合、処理ユニット110は、エンジンモジュール、ギアボックスモジュール、又は速度を電気的に制御する他のモジュールのような車内の対応するモジュールを使用することにより、第1の速度情報を取得してもよい。例えば、測定された第1のUEの現在速度はvであり、速度の単位はkm/hでもよく、或いはmiles/hでもよい。
第1の速度情報が他のUE(例えば、第2のUE)と相対的な第1のUE100の相対速度を示すために使用される場合、任意選択で、処理ユニット110は、まず第1のUE100の絶対速度を決定し、次に、第2のUEから送出されたデータパケットを測定又は解析することにより、第2のUEの速度情報及び/又は位置情報を決定してもよい。処理ユニット110は、その情報に基づいて第2のUEと相対的な第1のUE100の相対速度についての情報を更に決定してもよい。ここで、第2のUEは1つのUEでもよく、或いは複数の異なるUEでもよい。第2のUEが複数の異なるUEである場合、相対速度は、複数のUEと相対的な速度の加重値、例えば、算術加重平均値及び幾何加重平均値である。
本発明のこの実施例では、送信方式は、以下のもの、すなわち、制御情報により使用される送信リソース、制御情報の巡回冗長検査CRCマスク、制御情報のスクランブル系列、制御情報を搬送する制御チャネルにより使用される復調参照信号、制御情報を送信するために占有される物理リソースのサイズ、制御情報により使用される変調及び符号化方式MCS、並びに制御情報の送信回数のうち少なくとも1つを含んでもよい。
任意選択で、第1の速度情報に基づいて、第1のUE100が第1のタイプのUEであると決定された場合、処理ユニット110は、送信方式が第1の送信方式であると決定してもよく、第1の速度情報に基づいて、第1のUE100が第2のタイプのUEであると決定された場合、処理ユニット110は、送信方式が第2の送信方式であると決定してもよい。第1のタイプのUEは非高速UEでもよく、第2のタイプのUEは高速UEでもよい。
任意選択で、例では、第1の送信方式は第1の送信リソースを含み、第2の送信方式は第2の送信リソースを含む。第1の送信リソースは、第1のリソースセット又は第1のリソースセットの第1のリソースサブセットからのものでもよく、第2の送信リソースは、第2のリソースセット又は第2のリソースセットの第1のリソースサブセットからのものでもよい。
本発明のこの実施例では、第1のUE100は、受信ユニットを更に含んでもよい。
例では、受信ユニットは、第1のリソースセット及び第2のリソースセットを取得するように構成される。第1のリソースセット及び第2のリソースセットは予め規定されてもよく、例えば、プロトコルにおいて指定されてもよい。
他の例では、受信ユニットは、第2のリンク上で、第1の基地局により送出された第1の指示情報を受信するように構成されてもよく、第1の指示情報は、第1のリソースセット及び第2のリソースセットを示すために使用される。
任意選択で、送出ユニット120は、第2のリンク上で第1の速度情報を第1の基地局に送出するように構成されてもよく、第1の速度情報は、第1のUE100の速度又は第1のUE100の速度等級情報を含む。さらに、処理ユニット110は、第2のリンク上で、第1の基地局により送出された第1の指示情報を受信してもよい。すなわち、第1の指示情報は、第1の速度情報を受信した後に、第1の基地局により指示されてもよい。
任意選択で、第1の指示情報は、第1のリソースセット内の第1のリソースサブセットの位置を示すために更に使用されてもよく、及び/又は第2のリソースセット内の第2のリソースサブセットの位置を示すために使用されてもよい。
送出ユニット120は、第2のリンク上で第1の速度情報を第1の基地局に周期的に送出するように、或いは第1のUE100の速度が変化したとき、第2のリンク上で第1の速度情報を第1の基地局に送出するように、或いは受信ユニットが第1の基地局から第1のUE100の速度情報を報告する命令を受信した後に、第2のリンク上で第1の速度情報を第1の基地局に送出するように具体的に構成されてもよい。
任意選択で、第1のリソースセット及び第2のリソースセットは同じリソースセットであるか、或いは第2のリソースセットは第1のリソースセットのサブセットである。
対応して、処理ユニット110は、第1の速度情報に基づいて、第1のUE100が第1のタイプのUEであると決定された場合、第1のリソースセット又は第1のリソースセットの第1のリソースサブセットから第1の送信リソースを決定し、第1のリソースサブセットは予め規定されるか或いは予め設定され、第1の速度情報に基づいて、第1のUE100が第2のタイプのUEであると決定された場合、第2のリソースセット又は第2のリソースセットの第2のリソースサブセットから第2の送信リソースを決定し、第1のリソースサブセットは予め規定されるか或いは予め設定される、ように具体的に構成されてもよい。
任意選択で、実現方式では、制御情報はサービスタイプを示すために使用され、サービスタイプはセキュリティタイプ又は非セキュリティタイプである。
例では、制御情報は、第1のUE100が同期源であるか否かを更に示してもよく、及び/又は制御情報は、第1のUE100の同期源の識別子を更に示してもよい。
第1のUE100の同期源が第1の基地局である場合、第1のUE100の同期源の識別子は、第1の基地局の物理セル識別子であり、或いは第1のUE100の同期源がGNSSである場合、第1のUE100の同期源の識別子は、GNSSに対応する予め規定された識別子である。
制御情報は第3の制御チャネルで搬送されてもよい。例えば、第3の制御チャネルはPSBCHである。
例では、第3の制御チャネルは、サービスタイプを示すために使用され、サービスタイプはセキュリティタイプ又は非セキュリティタイプである。
他の例では、送出ユニット120は、第1のリンク上で同期信号を送出するように更に構成されてもよい。任意選択で、同期信号は、サービスタイプを示すために使用され、サービスタイプはセキュリティタイプ又は非セキュリティタイプである。
任意選択で、他の実現方式では、制御情報は、第1の速度情報を示すために使用されてもよく、及び/又は制御情報は、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数及びデータの各送信に使用される時間周波数リソースを示すために使用されてもよい。
例では、制御情報は、制御情報の現在の送信回数を示すために更に使用されてもよい。
制御情報は第1の制御チャネル又は第2の制御チャネルで搬送されてもよい。例えば、第1の制御チャネルは第1のPSCCHであり、第2の制御チャネルは第2のPSCCHである。
第1の速度情報に基づいて、第1のUE100が第1のタイプのUEであると決定された場合、制御情報は第1の制御チャネルで搬送され、第1の速度情報に基づいて、第1のUE100が第2のタイプのUEであると決定された場合、制御情報は第2の制御チャネルで搬送される。
任意選択で、対応して、送出ユニット120は、第1のリンク上でその送信方式で第1の速度情報を第2のUEに送出するように構成されてもよい。
実施例では、処理ユニット110は、第1のUE100の同期源を決定するように更に構成されてもよい。
処理ユニット110は、第1の速度情報に基づいて、第1のUE100が第1のタイプのUEであると決定された場合、予め設定された情報に基づいて同期源を決定するように具体的に構成される。
例えば、予め設定された情報が、第1のタイプのUEの同期源が基地局であることを示す場合、第1のUEは、同期源が第1の基地局であると決定する。第1の基地局は、第1のUEのサービング基地局でもよい。
第1のUEが第1のタイプのUEであり、予め設定された情報が、第1のUEの同期源が基地局であることを示す場合、第1のUEは、従来技術の方法を使用することにより、第1の基地局と同期を完了してもよく、詳細はここでは説明しない。
例えば、予め設定された情報が、第1のタイプのUEの同期源がGNSSであることを示す場合、第1のUEは、同期源がGNSSであると優先的に決定する。
例えば、予め設定された情報が、第1のタイプのUEの同期源がRSUであることを示す場合、第1のUEは、同期源がRSUであると決定する。
第1の速度情報に基づいて、第1のUE100が第2のタイプのUEであると決定された場合、処理ユニット110は、同期源がGNSSであると優先的に決定する。
処理ユニット110は、GNSS信号が検出された場合、GNSSを同期源として使用し、或いはGNSS信号が検出されない場合、同期源が第1の基地局又は第3のUEであると決定するように具体的に構成される。任意選択で、第1の基地局は、第1のUE100のサービング基地局でもよく、第3のUEは、GNSSと直接同期したUEでもよい。
任意選択で、GNSS信号が処理ユニット110により検出されることは、GNSS信号が処理ユニット110により検出されない場合、処理ユニット110がタイマを開始し、次にGNSS信号がタイマの持続時間内に検出されることでもよい。GNSS信号が処理ユニット110により検出されないことは、GNSS信号が処理ユニット110により検出されない場合、処理ユニット110がタイマを開始し、GNSS信号がタイマの持続時間内に依然として検出されないことでもよい。
本発明のこの実施例では、GNSS信号が処理ユニット110により検出されることは、信号強度が予め設定された信号強度閾値以上であるGNSS信号が処理ユニット110により検出されることでもよい。GNSS信号が処理ユニット110により検出されないことは、GNSS信号が処理ユニット110により検出されないこと、又は信号強度が予め設定された信号強度閾値未満であるGNSS信号が検出されたことでもよい。
さらに、本発明のこの実施例における送出ユニット120は、第4の送信リソースを使用することにより、第1のリンク上でデータを送出するように更に構成されてもよく、第4の送信リソースは、制御チャネルで搬送された制御情報により示される。
送出ユニット120は、まず制御情報を送出し、次にデータを送出してもよい。代替として、送出ユニットは、制御情報及びデータを同時に送出してもよい。
任意選択で、制御情報及びデータは異なるサブフレームに位置してもよく、或いは制御情報及びデータは同じサブフレームに位置してもよい。これは本発明では限定されない。制御情報は制御チャネルで搬送されてもよく、データはサービスチャネルで搬送されてもよい。制御チャネルはPSCCHでもよく、サービスチャネルはPSSCHでもよい。
具体的には、送出ユニット120は、第4の送信リソースを使用することにより、第1のリンク上でデータを第2のUEに送出してもよい。
同じシンボルに位置するそれぞれK個の連続するサブキャリアは、データを送信するために使用されるサブキャリアを含んでもよく、Kは2以上の正の整数である。図9及び図10に示すK=2である前述の具体的な例に参照が行われてもよい。
任意選択で、制御情報は、データの送信回数及び各送信に使用される時間周波数リソースを示すために使用されてもよい。
例では、データの送信回数が1より多く、同じ周波数ドメインリソースがデータの各送信に使用され、第4の送信リソースは、同じ周波数ドメインリソースと、データの1回より多い送信に1対1に対応する複数の時間ドメインリソースとを含んでもよい。
他の例では、データの送信回数がNであり、第4の送信リソースはN回の送信のうちM回に使用される時間周波数リソースを含んでもよく、それにより、制御チャネルの受信端は、制御情報に含まれるM回の送信に使用される時間周波数リソースに基づいて、N回の送信に使用される時間周波数リソースを決定し、M<Nであり、M及びNは正の整数である。
任意選択で、送出ユニット120は、第4の送信リソースを使用することにより、第1のリンク上でデータ及び第1の系列を送出するように具体的に構成される。第1の系列は、予め規定された長さのZC系列セットから予め規定された第2の系列を除去することにより決定される。
具体的には、第1のUE100が第1のタイプのUEである場合、送出ユニット120は、第4の送信リソースを使用することにより、第1のリンク上でデータ及び予め規定された長さのZC系列を送出してもよい。第1のUE100が第2のタイプのUEである場合、送出ユニット120は、第4の送信リソースを使用することにより、第1のリンク上でデータ及び第1の系列を送出してもよい。第1の系列について、前述の方法の実施例における関係する説明に参照が行われてもよく、繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
制御情報及びデータが同じサブフレームに位置する場合、処理ユニット110は、制御情報の第1の送信電力及びデータの第2の送信電力を決定し、第1の送信電力と第2の送信電力との和が最大送信電力より大きい場合、第1の電力が第1の送信電力を第1の換算値で乗算することにより取得された値であると決定し、第2の電力が第2の送信電力を第2の換算値で乗算することにより取得された値であると決定し、それにより、第1の電力と第2の電力との和が最大送信電力以下になるように更に構成されてもよい。さらに、送出ユニット120は、第1の電力を使用することにより第1のリンク上で制御情報を送出し、第2の電力を使用することにより第1のリンク上でデータを送出するように具体的に構成される。第1の換算値及び第2の換算値は等しいか、或いは等しくない。
第1の送信電力及び第2の送信電力は、開ループ送信電力でもよい。第1の換算値はw1として表され、第2の換算値はw2として表され、w1=w2又はw1≠w2である。
代替として、処理ユニット110が、第1の送信電力と第2の送信電力との和が最大送信電力より大きいと決定した場合、送出ユニット120は、現在のサブフレーム内で制御情報を送出し、後のサブフレーム内でデータを送出してもよい。すなわち、制御情報及びデータは異なるサブフレーム内で送出される。
任意選択で、他の実施例では、送出ユニット120は、第1のUE100が第2のタイプのUEであるとき、第5の送信リソースを使用することにより、第2のリンク上で第1のリンクのデータを第2の基地局に送出するように更に構成される。第2の基地局は、データの受信端のサービング基地局である。
第5の送信リソースは、第1のUE100のために第1のUE100のサービング基地局により設定されてもよい。任意選択で、送出ユニット120は、リソース要求情報を第1の基地局に送出するように更に構成されてもよく、処理ユニット110は、第1の基地局により送出された第5の送信リソースの指示情報を受信するように更に構成されてもよい。リソース要求情報は、速度に関するSR又はBSRでもよい。
例では、データの受信端が第2のUEであり、第2のUEのサービング基地局が第1の基地局である場合、第1の基地局及び第2の基地局は同じ基地局である。
他の例では、データの受信端が第2のUE及び第4のUEを含み、第2のUEのサービング基地局が第1の基地局であり、第4のUEのサービング基地局が第3の基地局である場合、第2の基地局は、第1の基地局及び第3の基地局を含む。
本発明のこの実施例では、受信ユニットは受信機により実現されてもよく、処理ユニット110はプロセッサにより実現されてもよく、送出ユニット120は送信機により実現されてもよい点に留意すべきである。図16に示すように、第1のUE100は、プロセッサ151と、受信機152と、送信機153と、メモリ154とを含んでもよい。メモリ154は、速度閾値、速度等級閾値等を記憶するように構成されてもよく、プロセッサ151により実行されるべきコード等を記憶するように更に構成されてもよい。
第1のUE100のコンポーネントは、バスシステム155を使用することにより一緒に結合される。バスシステム155は、データバスに加えて、電力バス、制御バス及び状態信号バスを含む。
図15に示す第1のUE100又は図16に示す第1のUE100は、図4の方法の実施例における第1のUEにより実現される各プロセスを実現できる。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
図17は、本発明の実施例によるシステムチップの概略構成図である。図17におけるシステムチップ1600は、入力インタフェース1610と、出力インタフェース1620と、少なくとも1つのプロセッサ1630と、メモリ1640とを含む。入力インタフェース1610、出力インタフェース1620、プロセッサ1630及びメモリ1640は、バスを使用することにより接続される。プロセッサ1630は、メモリ1640内のコードを実行するように構成される。コードが実行されるとき、プロセッサ1630は、図4における第1のUEにより実行される情報送信方法を実現する。
図18は、本発明の他の実施例によるユーザ装置の構成ブロック図である。図18に示す第1のUE200は、第1の決定ユニット210と、第2の決定ユニット220とを含む。
第1の決定ユニット210は、第1のUEの第1の速度情報を決定するように構成される。
第2の決定ユニット220は、第1の決定ユニット210により決定された第1の速度情報に基づいて第1のUEの同期源を決定するように構成される。
本発明のこの実施例では、第1の速度情報は、第1のUE200の速度を示すために使用されてもよい。任意選択で、第1の速度情報は、速度等級の形式で第1のUE200の速度を示すために使用されてもよい。ここで、第1のUE200の速度は絶対速度でもよく、或いは他のUE又は複数の他のUEと相対的な相対速度でもよく、或いは地面と相対的な第1のUEの加速度又は他のUE若しくは複数の他のUEと相対的な加速度でもよい。これは本発明では限定されない。
任意選択で、第1のUE200が物理レイヤにおける通信モジュールである場合、第1の決定ユニット210は、他のレイヤからの指示情報に基づいて第1の速度情報を取得してもよい。
第1の速度情報が第1のUE210の絶対速度を示すために使用される場合、第1の決定ユニット210は、GNSSモードで第1の速度情報を取得してもよい。代替として、第1の決定ユニット210は、第1の基地局により指示された情報を使用することにより第1の速度情報を取得してもよい。任意選択で、第1のUE200は、対応する速度測定装置を使用することにより、第1の速度情報を取得してもよい。例えば、第1のUE200がOBUである場合、第1の決定ユニット210は、エンジンモジュール、ギアボックスモジュール、又は速度を電気的に制御する他のモジュールのような車内の対応するモジュールを使用することにより、第1の速度情報を取得してもよい。例えば、測定された第1のUEの現在速度はvであり、速度の単位はkm/hでもよく、或いはmiles/hでもよい。
第1の速度情報が他のUE(例えば、第2のUE)と相対的な第1のUE200の相対速度を示すために使用される場合、任意選択で、第1の決定ユニット210は、まず第1のUE200の絶対速度を決定し、次に、第2のUEから送出されたデータパケットを測定又は解析することにより、第2のUEの速度情報及び/又は位置情報を決定してもよい。第1の決定ユニット210は、その情報に基づいて第2のUEと相対的な第1のUE200の相対速度についての情報を更に決定してもよい。ここで、第2のUEは1つのUEでもよく、或いは複数の異なるUEでもよい。第2のUEが複数の異なるUEである場合、相対速度は、複数のUEと相対的な速度の加重値、例えば、算術加重平均値及び幾何加重平均値である。
任意選択で、第2の決定ユニット220は、第1の速度情報に基づいて、第1のUE200が第1のタイプのUEであると決定された場合、予め設定された情報に基づいて同期源を決定するように具体的に構成される。
例えば、予め設定された情報が、第1のタイプのUEの同期源が基地局であることを示す場合、第1のUEは、同期源が第1の基地局であると決定する。第1の基地局は、第1のUEのサービング基地局でもよい。
第1のUEが第1のタイプのUEであり、予め設定された情報が、第1のUEの同期源が基地局であることを示す場合、第1のUEは、従来技術の方法を使用することにより、第1の基地局と同期を完了してもよく、詳細はここでは説明しない。
例えば、予め設定された情報が、第1のタイプのUEの同期源がGNSSであることを示す場合、第1のUEは、同期源がGNSSであると決定し、予め設定された情報が、同期源がGNSSであることを示す場合、第1のUEは、同期源がGNSSであると優先的に決定する。
例えば、予め設定された情報が、第1のタイプのUEの同期源がRSUであることを示す場合、第1のUEは、同期源がRSUであると決定する。
第1の速度情報に基づいて、第1のUE100が第2のタイプのUEであると決定された場合、第2の決定ユニット220は、同期源がGNSSであると優先的に決定する。
第2の決定ユニット220は、GNSS信号が検出された場合、GNSSを同期源として使用し、或いはGNSS信号が検出されない場合、同期源が第1の基地局又は第3のUEであると決定するように具体的に構成される。任意選択で、第1の基地局は、第1のUE200のサービング基地局でもよく、第3のUEは、GNSSと直接同期したUEでもよい。
任意選択で、GNSS信号が第2の決定ユニット220により検出されることは、GNSS信号が第2の決定ユニット220により検出されない場合、第2の決定ユニット220がタイマを開始し、次にGNSS信号がタイマの持続時間内に検出されることでもよい。GNSS信号が第2の決定ユニット220により検出されないことは、GNSS信号が第2の決定ユニット220により検出されない場合、第2の決定ユニット220がタイマを開始し、GNSS信号がタイマの持続時間内に依然として検出されないことでもよい。
本発明のこの実施例では、GNSS信号が第2の決定ユニット220により検出されることは、信号強度が予め設定された信号強度閾値以上であるGNSS信号が第2の決定ユニット220により検出されることでもよい。GNSS信号が第2の決定ユニット220により検出されないことは、GNSS信号が第2の決定ユニット220により検出されないこと、又は信号強度が予め設定された信号強度閾値未満であるGNSS信号が検出されたことでもよい。
信号強度閾値は予め規定されてもよく、例えば、第1のUEに予め設定されてもよい。代替として、信号強度閾値はシグナリングを使用することにより第1の基地局により指示されてもよい。第1のUE200は、第1の基地局のシグナリング指示を受信し、信号強度閾値を取得するように構成された受信ユニットを含んでもよい。
さらに、図18に示す第1のUE200は、同期源との時間調整を完了した後に、第1のリンク上で制御情報を送出するか、或いは第1のリンク上で制御情報及びデータを送出するように構成された送出ユニットを更に含んでもよい。
任意選択で、送出ユニットは、第1のリンク上で制御情報を送出するように構成されてもよい。さらに、送出ユニットは、第1のリンク上でデータを送出する(或いはデータ及び系列を送出する)ように更に構成されてもよい。
例では、第1のUE200が第1のタイプのUEであるとき、送出ユニットは、第1のリンク上でデータ及び予め規定された長さのZC系列を送出するように構成されてもよい。第1のUE200が第2のタイプのUEである場合、送出ユニットは、第1のリンク上でデータ及び第1の系列を送出するように構成されてもよい。第1の系列について、前述の方法の実施例における関係する説明に参照が行われてもよく、繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
本発明のこの実施例では、受信ユニットは受信機により実現されてもよく、第1の決定ユニット210及び第2の決定ユニット220はプロセッサにより実現されてもよく、送出ユニットは送信機により実現されてもよい点に留意すべきである。図19に示すように、第1のUE200は、プロセッサ181と、受信機182と、送信機183と、メモリ184とを含んでもよい。メモリ184は、速度閾値、速度等級閾値等を記憶するように構成されてもよく、プロセッサ181により実行されるべきコード等を記憶するように更に構成されてもよい。
第1のUE200のコンポーネントは、バスシステム185を使用することにより一緒に結合される。バスシステム185は、データバスに加えて、電力バス、制御バス及び状態信号バスを含む。
図18に示す第1のUE200又は図19に示す第1のUE200は、図12の方法の実施例における第1のUEにより実現される各プロセスを実現できる。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
図20は、本発明の実施例によるシステムチップの概略構成図である。図20におけるシステムチップ1900は、入力インタフェース1910と、出力インタフェース1920と、少なくとも1つのプロセッサ1930と、メモリ1940とを含む。入力インタフェース1910、出力インタフェース1920、プロセッサ1930及びメモリ1940は、バスを使用することにより接続される。プロセッサ1930は、メモリ1940内のコードを実行するように構成される。コードが実行されるとき、プロセッサ1930は、図12における第1のUEにより実行される情報送信方法を実現する。
図21は、本発明の他の実施例によるユーザ装置の構成ブロック図である。図21に示す第1のUE300は、処理ユニット310と、送出ユニット320とを含む。
処理ユニット310は、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数を決定し、データの送信回数に基づいて制御情報の送信方式を決定するように構成される。
送出ユニット320は、第1のリンク上でその送信方式で制御情報を送出するように構成される。
任意選択で、処理ユニット310は、第1のUEの速度情報に基づいてデータの送信回数を決定してもよい。任意選択で、処理ユニット310は、第1のUEの第1の速度情報に基づいて、制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数を決定し、データの送信回数に基づいて制御情報の送信方式を決定するように構成されてもよい。
第1の速度情報は、第1のUE300の速度を示すために使用されてもよい。例えば、第1の速度情報は、絶対速度、相対速度、加速度等の形式で表されてもよい。
例えば、第1のUE300が第1のタイプのUEであるとき、送信回数はN1であり、第1のUE300が第2のタイプのUEであるとき、送信回数はN2である。任意選択で、N1<N2である。
本発明のこの実施例では、データの送信回数は予め規定されてもよい。例えば、データの送信回数は第1のUEに予め設定されるか、或いは高速UEのデータの送信回数はプロトコルにおいて予め指定される。代替として、データの送信回数は、第2のUEのサービング基地局により送出された情報から、第1のUEにより取得されてもよい。代替として、データの送信回数は、以下の情報、すなわち、第1のUEの第1の速度情報、第1のUE及び/又は第2のUEの地理的位置情報、第1のUEの信号品質、第2のUEにより送出されたデータ及び/又は信号の信号品質等のうち少なくとも1つに基づいて、第1のUEにより決定される。これは本発明では限定されない。
データの送信回数が第2のUEのサービング基地局により送出された情報から第1のUEにより取得される場合、第1のUEは、第2のUEのサービング基地局により送出された情報を受信するように構成された受信ユニットを更に含んでもよいことが理解できる。
任意選択で、送信方式は、以下のもの、すなわち、制御情報により使用される送信リソース、制御情報の巡回冗長検査CRCマスク、制御情報のスクランブル系列、制御情報を搬送する制御チャネルにより使用される復調参照信号、制御情報を送信するために占有される物理リソースのサイズ、制御情報により使用される変調及び符号化方式MCS、並びに制御情報の送信回数のうち少なくとも1つを含む。
任意選択で、実施例では、データの送信回数が異なるとき、制御情報内の有効フィールドが異なる。
任意選択で、制御情報は、データの送信回数及びデータの各送信に使用される時間周波数リソースの指示情報を含む。
任意選択で、他の例では、データの送信回数がNであり、制御情報は、N回の送信のうちM回に使用される時間周波数リソースを含み、それにより、制御情報の受信端は、制御情報に含まれるM回の送信に使用される時間周波数リソースに基づいて、N回の送信に使用される時間周波数リソースを決定し、M<Nであり、M及びNは正の整数である。
例えば、データの送信回数が4であるとき、制御情報内の第1のフィールド及び制御情報内の第2のフィールドは、4回の送信の中の2回に使用される時間周波数リソースを含む。
任意選択で、他の実施例では、データの送信回数が1より多く、同じ周波数ドメインリソースがデータの各送信に使用され、制御情報は、同じ周波数ドメインリソースと、データの1回より多い送信に1対1に対応する複数の時間ドメインリソースの指示情報とを含む。
任意選択で、他の実施例では、制御情報は、現在の送信回数の指示情報を更に含んでもよく、及び/又は制御情報は、第1のUEの速度指示情報を更に含んでもよい。
例えば、制御情報は、第1のUE300の第1の速度情報を含んでもよい。
任意選択で、他の実施例では、送出ユニット320は、制御情報に基づいて第1のリンク上でデータを送出するように更に構成されてもよい。
代替として、送出ユニット320は、制御情報に基づいて第1のリンク上でデータ及び系列を送出するように更に構成されてもよい。
具体的には、送出ユニット320は、制御情報より示された送信リソースを使用することにより、第1のリンク上でデータを送出(或いはデータ及び系列を送出)してもよい。
例えば、第1のUE300が第1のタイプのUEである場合、送出ユニット320は、第1のリンク上でデータ及び予め規定された長さのZC系列を送出するように構成されてもよい。第1のUE300が第2のタイプのUEである場合、送出ユニット320は、第1のリンク上でデータ及び第1の系列を送出するように構成されてもよい。第1の系列について、前述の方法の実施例における関係する説明に参照が行われてもよく、繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
任意選択で、制御情報及びデータは異なるサブフレームに位置してもよく、或いは制御情報及びデータは同じサブフレームに位置してもよい。任意選択で、制御情報はPSCCHで搬送されてもよく、データはPSSCHで搬送されてもよい。
制御情報及びデータが同じサブフレームに位置する場合、処理ユニット310は、制御情報の第1の送信電力及びデータの第2の送信電力を決定し、第1の送信電力と第2の送信電力との和が最大送信電力より大きい場合、第1の電力が第1の送信電力を第1の換算値で乗算することにより取得された値であると決定し、第2の電力が第2の送信電力を第2の換算値で乗算することにより取得された値であると決定し、それにより、第1の電力と第2の電力との和が最大送信電力以下になるように更に構成されてもよい。さらに、送出ユニット320は、第1の電力を使用することにより第1のリンク上で制御情報を送出し、第2の電力を使用することにより第1のリンク上でデータを送出するように具体的に構成される。第1の換算値及び第2の換算値は等しいか、或いは等しくない。
第1の送信電力及び第2の送信電力は、開ループ送信電力でもよい。第1の換算値はw1として表され、第2の換算値はw2として表され、w1=w2又はw1≠w2である。
本発明のこの実施例では、受信ユニットは受信機により実現されてもよく、処理ユニット310はプロセッサにより実現されてもよく、送出ユニット320は送信機により実現されてもよい点に留意すべきである。図22に示すように、第2のUE300は、プロセッサ211と、受信機212と、送信機213と、メモリ214とを含んでもよい。メモリ214は、プロセッサ211により実行されるべきコード等を記憶するように構成されてもよい。
第1のUE300のコンポーネントは、バスシステム215を使用することにより一緒に結合される。バスシステム215は、データバスに加えて、電力バス、制御バス及び状態信号バスを含む。
図21に示す第1のUE300又は図22に示す第1のUE300は、図13の方法の実施例における第1のUEにより実現される各プロセスを実現できる。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
図23は、本発明の実施例によるシステムチップの概略構成図である。図23におけるシステムチップ2200は、入力インタフェース2210と、出力インタフェース2220と、少なくとも1つのプロセッサ2230と、メモリ2240とを含む。入力インタフェース2210、出力インタフェース2220、プロセッサ2230及びメモリ2240は、バスを使用することにより接続される。プロセッサ2230は、メモリ2240内のコードを実行するように構成される。コードが実行されるとき、プロセッサ2230は、図13における第1のUEにより実行される情報送信方法を実現する。
図24は、本発明の他の実施例によるユーザ装置の構成ブロック図である。図24に示す第2のUE500は、受信ユニット510と、処理ユニット520とを含む。
受信ユニット510は、第1のリンク上で、第1のUEにより送出された制御情報を受信するように構成される。
処理ユニット520は、受信ユニット510により受信された制御情報に基づいてスケジューリングされたデータの送信回数の指示情報を取得するように構成され、制御情報内の各送信に対応するフィールドから、各送信に使用される時間周波数リソースを取得するように更に構成される。
制御情報は、データの送信回数及び各送信に使用される時間周波数リソースを示すために使用されてもよい。データの送信回数は、第1のUEの速度情報に基づいて第1のUEにより決定されてもよい。例えば、データの送信回数は、第1のUEの第1の速度情報に基づいて第1のUEにより決定されてもよい。
任意選択で、制御情報は、現在の送信回数の指示情報を更に含んでもよく、及び/又は制御情報は、第1のUEの速度指示情報を更に含んでもよい。現在の送信回数は、制御情報の現在の送信回数である。
任意選択で、データの送信回数が1より多い場合、同じ周波数ドメインリソースがデータの各送信に使用され、制御情報は、同じ周波数ドメインリソースと、データの1回より多い送信に1対1に対応する複数の時間ドメインリソースの指示情報とを含んでもよい。
例では、処理ユニット520は、データの送信回数が1であるとき、制御情報内の第1のフィールドから、この送信に使用される時間周波数リソースを取得し、データの送信回数が2であるとき、制御情報内の第1のフィールドから、2回の送信のうち最初の送信に使用される時間周波数リソースを取得し、制御情報内の第2のフィールドから、2回の送信のうち2回目の送信に使用される時間周波数リソースを取得し、データの送信回数が4であるとき、制御情報内の第1のフィールドから、4回の送信のうち最初の送信に使用される時間周波数リソースを取得し、制御情報内の第2のフィールドから、4回の送信のうち2回目の送信に使用される時間周波数リソースを取得し、制御情報内の第3のフィールドから、4回の送信のうち3回目の送信に使用される時間周波数リソースを取得し、制御情報内の第4のフィールドから、4回の送信のうち4回目の送信に使用される時間周波数リソースを取得するように具体的に構成される。
他の例では、処理ユニット520は、データの送信回数が4であるとき、制御情報内の第1のフィールド及び制御情報内の第2のフィールドから、4回の送信のうち2回に使用される時間周波数リソースを取得し、4回の送信のうち2回に使用される時間周波数リソースに基づいて、4回の送信のうち他の2回に使用される時間周波数リソースを決定するように具体的に構成される。
本発明のこの実施例では、異なる送信回数について、制御情報を搬送する制御チャネルの送信方式は同じでもよく、或いは異なってもよい。
異なる送信回数について制御情報を搬送する制御チャネルの送信方式が異なる場合、処理ユニット520は、データの送信回数に基づいて制御情報の送信方式を決定し、送信方式は、少なくとも2つの予め規定された送信方式のうち1つであり、送信方式に基づいて各送信に使用される時間周波数リソースを取得するように具体的に構成される。
本発明のこの実施例では、送信方式は、以下のもの、すなわち、制御情報により使用される送信リソース、制御情報の巡回冗長検査CRCマスク、制御情報のスクランブル系列、制御情報を搬送する制御チャネルにより使用される復調参照信号、制御情報を送信するために占有される物理リソースのサイズ、制御情報により使用される変調及び符号化方式MCS、並びに制御情報の送信回数のうち少なくとも1つを含んでもよい。
さらに、受信ユニット510は、制御情報に基づいて第1のリンク上でデータを受信するように構成されてもよい。代替として、受信ユニット510は、制御情報に基づいて第1のリンク上でデータ及び系列を送出するように更に構成されてもよい。
例えば、第1のUEが第1のタイプのUEである場合、受信ユニット510は、第1のリンク上で、制御情報に基づいて、第1のUEにより送出されたデータ及びZC系列を受信する。第1のUEが第2のタイプのUEである場合、受信ユニット510は、第1のリンク上で、制御情報に基づいて、第1のUEにより送出されたデータ及び第1の系列を受信する。第1の系列について、前述の実施例における関係する説明に参照が行われてもよく、繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
制御情報は制御チャネルで搬送されてもよく、データはサービスチャネルで搬送されてもよい。例えば、制御チャネルはPSCCHでもよく、サービスチャネルはPSSCHでもよい。
本発明のこの実施例では、制御情報及びデータは異なるサブフレームに位置してもよく、或いは制御情報及びデータは同じサブフレームに位置してもよい。
さらに、図24に示す第2のUE500は、データのための送達確認メッセージ、例えば、ACK又はNACKを第1のUEに送出するように構成されてもよい送出ユニットを更に含んでもよい。
本発明のこの実施例では、受信ユニット510は受信機により実現されてもよく、処理ユニット520はプロセッサにより実現されてもよく、送出ユニットは送信機により実現されてもよい点に留意すべきである。図25に示すように、第2のUE500は、プロセッサ251と、受信機252と、送信機253と、メモリ254とを含んでもよい。メモリ254は、プロセッサ251により実行されるべきコード等を記憶するように構成されてもよい。
第2のUE500のコンポーネントは、バスシステム255を使用することにより一緒に結合される。バスシステム255は、データバスに加えて、電力バス、制御バス及び状態信号バスを含む。
図24に示す第2のUE500又は図25に示す第2のUE500は、図14の方法の実施例における第2のUEにより実現される各プロセスを実現できる。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
図26は、本発明の実施例によるシステムチップの概略構成図である。図26におけるシステムチップ2600は、入力インタフェース2610と、出力インタフェース2620と、少なくとも1つのプロセッサ2630と、メモリ2640とを含む。入力インタフェース2610、出力インタフェース2620、プロセッサ2630及びメモリ2640は、バスを使用することにより接続される。プロセッサ2630は、メモリ2640内のコードを実行するように構成される。コードが実行されるとき、プロセッサ2630は、図14における第2のUEにより実行される情報送信方法を実現する。
図27は、本発明の実施例による基地局の構成ブロック図である。図27に示す第1の基地局400は、受信ユニット410と、処理ユニット420と、送出ユニット430とを含む。
受信ユニット410は、少なくとも1つのUEにより送出された速度情報を受信するように構成される。
処理ユニット420は、受信ユニット410により受信された少なくとも1つのUEの速度情報に基づいて第1のリソースセット及び第2のリソースセットを決定するように構成される。
送出ユニット430は、第2のリンク上で第1の指示情報を少なくとも1つのUEに送出するように構成され、第1の指示情報は、第1のリソースセット及び第2のリソースセットを示すために使用される。
任意選択で、送出ユニット430は、ブロードキャスト又はマルチキャスト方式で第2のリンク上で第1の指示情報を送出してもよい。
少なくとも1つのUEは第1のUEを含む。第1の指示情報は、第1のリソースセットが第1のタイプのUEに使用され、第2のリソースセットが第2のタイプのUEに使用されることを示すために使用される。この場合、第1のUEが第1のタイプのUEである場合、第1のUEは、第1の指示情報に基づいて第1のリソースセット又は第1のリソースセットの第1のリソースサブセットから第1の送信リソースを決定する。第1のUEが第2のタイプのUEである場合、第1のUEは、第1の指示情報に基づいて第2のリソースセット又は第2のリソースセットの第2のリソースサブセットから第2の送信リソースを決定する。
任意選択で、第1の指示情報は、第1のリソースセット内の第1のリソースサブセットの位置を更に示してもよい。位置は、時間ドメイン位置又は周波数ドメイン位置又は時間周波数位置でもよい。任意選択で、第1の指示情報は、第2のリソースセット内の第2のリソースサブセットの位置を更に示してもよい。位置は、時間ドメイン位置又は周波数ドメイン位置又は時間周波数位置でもよい。
任意選択で、第1のリソースセット及び第2のリソースセットは同じリソースセットである。任意選択で、第2のリソースセットは第1のリソースセットのサブセットである。この場合、第1の指示情報は、第1のリソースセット内の第2のリソースサブセットの位置を更に示してもよい。位置は、時間ドメイン位置又は周波数ドメイン位置又は時間周波数位置でもよい。
任意選択で、第1の指示情報は、予め設定された速度閾値を更に示してもよく、それにより、少なくとも1つのUEは、少なくとも1つのUEが第1のタイプのUEであるか第2のタイプのUEであるかを決定する。
任意選択で、受信ユニット410は、第1のUEにより送出されたリソース要求情報を受信するするように更に構成されてもよい。処理ユニット420は、リソースを第1のUEに割り当て、送出ユニット430は、第5の送信リソースの指示情報を第1のUEに送出する。リソース要求情報は、速度に関するSR又はBSRでもよい。
さらに、受信ユニット410は、第2のリンク上で、第5の送信リソースを使用することにより第1のUEにより送出された第1のリンクのデータを受信してもよく、送出ユニット430は、第1のリンクのデータを第2のUEに送出してもよい。第2のUEは第1のリンクのデータの受信端である。
本発明のこの実施例では、受信ユニット410は受信機により実現されてもよく、処理ユニット420はプロセッサにより実現されてもよく、送出ユニット430は送信機により実現されてもよい点に留意すべきである。図28に示すように、第1の基地局400は、プロセッサ241と、受信機242と、送信機243と、メモリ244とを含んでもよい。メモリ244は、速度閾値、速度等級閾値等を記憶するように構成されてもよく、プロセッサ241により実行されるべきコード等を記憶するように更に構成されてもよい。
第1の基地局400のコンポーネントは、バスシステム245を使用することにより一緒に結合される。バスシステム245は、データバスに加えて、電力バス、制御バス及び状態信号バスを含む。
図27に示す第1の基地局400又は図28に示す第1の基地局400は、前述の方法の実施例における第1の基地局により実現される各プロセスを実現できる。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
図29は、本発明の実施例によるシステムチップの概略構成図である。図29におけるシステムチップ2500は、入力インタフェース2510と、出力インタフェース2520と、少なくとも1つのプロセッサ2530と、メモリ2540とを含む。入力インタフェース2510、出力インタフェース2520、プロセッサ2530及びメモリ2540は、バスを使用することにより接続される。プロセッサ2530は、メモリ2540内のコードを実行するように構成される。コードが実行されるとき、プロセッサ2530は、前述の方法の実施例における第1の基地局により実行される情報送信方法を実現する。
本発明の実施例におけるプロセッサは、信号処理能力を有する集積回路チップでもよいことが理解できる。実現プロセスにおいて、前述の方法の実施例におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することにより、或いはソフトウェアの形式の命令を使用することにより実現できる。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor, DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array, FPGA)若しくは他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリートゲート、トランジスタ論理デバイス又はディスクリートハードウェアコンポーネントでもよい。これは、本発明の実施例に開示された方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行してもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでもよく、或いはプロセッサは、いずれかの従来のプロセッサ等でもよい。本発明の実施例を参照して開示した方法のステップは、ハードウェアデコーディングプロセッサにより直接実行及び遂行されてもよく、或いはデコーディングプロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせを使用することにより実行及び遂行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラム可能メモリ、レジスタ等のような当該技術分野における成熟した記憶媒体に位置してもよい。記憶媒体は、メモリに位置し、プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと共に前述の方法におけるステップを完了する。
本発明の実施例におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリでもよく、或いは揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含んでもよいことが理解され得る。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラム可能読み取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリでもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)でもよい。限定的な説明ではなく例を通じて、多くの形式のRAMは、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、シンクロナス・ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート・シンクロナス・ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、エンハンスト・シンクロナス・ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクロナスリンク・ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)、及びダイレクト・ランバス・ランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)でもよい。この明細書に記載のシステム及び方法のメモリは、前述のメモリ及び適切なタイプのいずれかのメモリを含んでもよく、これらに限定されない点に留意すべきである。
当業者は、この明細書に開示された実施例に記載の例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムのステップが、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよいことを認識し得る。機能がハードウェアにより実行されるかソフトウェアにより実行されるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計上の制約条件に依存する。当業者は、特定の用途毎に記載の機能を実現するために異なる方法を使用してもよいが、実現方式が本発明の範囲を超えると考えられるべきではない。
便宜上且つ簡潔な説明の目的で、前述のシステム、装置及びユニットの詳細な動作プロセスについて、前述の方法の実施例における対応するプロセスに参照が行われてもよく、詳細はここでは再び説明しないことが当業者により明確に理解され得る。
この出願において提供されるいくつかの実施例において、開示のシステム、装置及び方法は、他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載の装置の実施例は、単なる例である。例えば、ユニットの分割は、単に論理的な機能分割であり、実際の実現方式では他の分割でもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは結合されてもよく、或いは他のシステムに統合されてもよく、或いはいくつかの特徴が無視されてもよく或いは実行されなくてもよい。さらに、表示又は説明した相互結合若しくは直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することにより実現されてもよい。装置又はユニットの間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的或いは他の形式で実現されてもよい。
別々の部分として記載したユニットは、物理的に別々でもよく或いは別々でなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理的なユニットでもよく或いは物理的なユニットでなくてもよく、1つの場所に位置してもよく、或いは複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施例の解決策の目的を達成するために、実際の要件に依存して選択されてもよい。
さらに、本発明の実施例における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、或いはユニットのそれぞれが物理的に単独で存在してもよく、或いは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。
機能がソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立したプロダクトとして販売又は使用されるとき、機能は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本発明の技術的解決策は、本質的に、或いは、従来技術に寄与する部分又は技術的解決策の一部は、ソフトウェアプロダクトの形式で実現されてもよい。コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス等でもよい)に対して本発明の実施例に記載の方法のステップの全部又は一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory, ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)、磁気ディスク又は光ディスクのようなプログラムコードを記憶できるいずれかの媒体を含む。
前述の説明は、本発明の単に具体的な実現方式に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図するものではない。本発明に開示された技術範囲内で当業者により容易に理解される如何なる変更又は置換も本発明の保護範囲内に入るものとする。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
f1は、データの最初の送信中に占有される周波数ドメイン開始位置及び周波数ドメイン終了位置と、データの最初の送信中に占有される各PRBの位置とを含んでもよい。f2は、データの2回目の送信中に占有される周波数ドメイン開始位置及び周波数ドメイン終了位置と、データの2回目の送信中に占有される各PRBの位置とを含んでもよい。