JP2019512949A - 信号伝送方法、端末デバイス、アクセスネットワークデバイスおよび信号伝送システム - Google Patents

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Abstract

本願の実施形態は、非ライセンススペクトルリソースにおいて信号を送信する確率を向上させるために、信号伝送方法、端末デバイス、アクセスネットワークデバイスおよび信号伝送システムを開示する。方法は、端末デバイスによって、非ライセンススペクトルにおけるチャネルの使用権が第1時点において取得されることを判定する段階であって、第1時点は時間ウィンドウにおける任意の時点であり、時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点、または、シンボルの開始時点の前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点、または、第2時点の前であり、第2時点は、シンボルによって占有される時間内にあり、信号は、少なくとも、実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含み、実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しいか、または、より短く、第1時間長は、シンボルの開始時点と第2時点との間の時間の長さである、段階と、端末デバイスによって、第1時点から信号を送信する段階とを備える。

Description

本発明は通信技術の分野に関連し、特に、信号伝送方法、端末デバイス、アクセスネットワークデバイスおよび信号伝送システムに関連する。
既存のロングタームエボリューション(英文全表記:Long Term Evolution、英文頭字語:LTE)システムにおいて、通信事業者によって使用されるスペクトルリソースは主に、ライセンススペクトルリソースである。モバイル通信ネットワークのユーザ数が増加し、通信速度およびサービス品質に対してより高い要件がユーザによって課されるにつれて、通信事業者は非ライセンススペクトルリソースに注目し始め、非ライセンススペクトルリソースを使用することによって、ネットワーク容量のオフロードを実装すること、および、サービス品質を改善することを期待している。例えば、既存のLTE使用ライセンス補助アクセス(英文全表記:Licensed‐Assisted Access Using LTE、英文頭字語:LAA‐LTE)システムおよびその発展型システムにおいて、既存のLTEシステムにおけるキャリアアグリゲーション(英文全表記:Carrier Aggregation、英文頭字語:CA)の構成および構造が使用され、通信事業者のライセンススペクトルにおけるキャリア上の通信が基本として使用され、非ライセンススペクトルにおける複数のキャリアが構成され、ライセンスキャリアが補助として使用されて非ライセンスキャリア上で通信を実行し、その結果、非ライセンススペクトルリソースを使用することによってネットワーク容量のオフロードが実装され、さらに、ライセンスキャリア上の負荷が低減される。
非ライセンススペクトルリソースの使用中に最初に解決される必要がある問題は、リソース競合である。既存のLAA‐LTEシステムにおいて使用されるリソース競合方法は、リッスンビフォアトーク(英文全表記:Listen Before Talk、英文頭字語:LBT)と称される。LBTの基本概念は、以下の通りである。チャネル上で信号を送信する前に、各通信デバイスはまず、現在のチャネルがアイドル状態かどうか、言い換えれば、近くのノードがチャネル上で信号を送信していることを検出できるかどうかを検出する必要がある。この検出プロセスは、クリアチャネルアセスメント(英文全表記:Clear Channel Assessment、英文頭字語:CCA)と称される。チャネルがアイドル状態であることを期間内に検出した場合、通信デバイスは信号を送信し得る。または、チャネルが占有されていることを検出した場合、通信デバイスは信号を現在送信できない。
競合方式LBTがLAA‐LTE通信システムまたは同様の通信システムに適用されるとき、新しい問題が生じ得る。LAA‐LTEシステムを例として使用すると、LAA‐LTEシステムはLTEシステムにおけるフレーム構造を引き継いでいるので、フレーム構造が比較的固定的であり、フレーム境界、サブフレーム境界またはシンボル境界が、時間的に固定される。言い換えれば、LAA‐LTEシステムについては、フレーム境界、サブフレーム境界またはシンボル境界は、時間的に、判定された時点に対応する。信号は、サブフレーム境界またはシンボル境界に対応する時点のみから送信される。通信デバイスのLBT検出結果が、予め定められた信号送信時点においてチャネルが占有されているというものである場合、通信デバイスは、予め定められた信号送信時点においてチャネル上で信号を送信できない。その結果、従来技術において、信号が非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で送信されるとき、信号の送信確率は比較的小さい。
本発明の実施形態は、信号伝送方法、端末デバイス、アクセスネットワークデバイスおよび信号伝送システムを提供し、これにより、非ライセンススペクトルリソースにおいて信号が送信されるとき、信号の送信時点はシンボル境界に限定されず、期間中の任意の時点において信号を送信することができる。したがって、従来技術と比較すると、非ライセンススペクトルリソースにおいて信号が送信される確率が向上する。
これに鑑み、第1態様によれば、本願の実施形態は、信号伝送方法を提供する。具体的な動作プロセスは、以下のように説明される。端末デバイスによって、非ライセンススペクトルにおけるチャネルの使用権が、時間ウィンドウのセグメントにおける任意の時点において取得されるかどうかを判定し、時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点であるか、または、シンボルの開始時点以前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点であるか、または、第2時点以前であり、第2時点は、シンボルによって占有される時間内にあり、シンボルは、少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含む信号を送信するために使用され、実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントは時間的に連続し、実際の巡回プレフィックスは、情報セグメントの前であり、実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しいか、または、より短く、第1時間長は、シンボルの開始時点と第2時点との間の時間の長さであり、端末デバイスによって、第1時点から信号を送信する。
上述の説明から理解できるように、本願のこの実施形態において、非ライセンススペクトルリソースにおけるチャネルの使用権が取得されるとき、非ライセンススペクトルリソースにおいて、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で信号が送信されるとき、信号の送信時点は、シンボル境界に限定されず、信号は、期間における任意の時点において送信でき、それにより、従来技術と比較すると、非ライセンススペクトルリソースにおいて、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で信号を送信する確率が向上する。
可能な設計において、信号の実際の巡回プレフィックスの時間長は、第1時間長より短く、端末デバイスが、第1時点から信号を送信する段階は、端末デバイスが、第1時点から第2時点まで、信号の実際の巡回プレフィックスを送信する段階と、端末デバイスが、第2時点から、信号の情報セグメントを送信する段階とを含む。
一方、本願のこの実施形態において、第1時点から信号を送信する具体的な方式が提供され、解決法の実行可能性を提供する。言い換えれば、端末デバイスは、第1時点から第2時点までの期間において、時間の長さが予め設定された巡回プレフィックスより短い、信号の巡回プレフィックスを送信できる。当該巡回プレフィックスが実際の巡回プレフィックスである。端末デバイスは、第2時点から、信号の情報セグメント部分を送信する。
可能な設計において、実際の巡回プレフィックスの時間長は、第2時間長に等しいか、または、より長いことが保証される必要がある。
好ましくは、実際の適用において、巡回プレフィックスの主な機能は、信号伝送の往復時間、および、信号伝送中のマルチパス干渉によって生じる、信号復調性能に対する影響を克服することであることを考慮して、第2時間長は、端末デバイスとアクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長と、最大チャネル遅延スプレッドとの和に等しいか、または、より長い。
任意で、第2時間長がセルにおけるすべてのユーザについて均一に判定され得ることを考慮すると、第2時間長は、端末デバイスのセルにおける端のユーザとアクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長と、起こり得る最大チャネル遅延スプレッドとの和に等しいか、または、より大きい。
上述の説明から理解できるように、本願のこの実施形態において、送信される信号の巡回プレフィックスの時間長が、端末デバイスとアクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長と最大チャネル遅延スプレッドとの和より大きいことが保証される。実際の適用において、信号伝送の往復時間、および、信号伝送中のマルチパス干渉によって生じる信号復調性能への影響が克服され、それにより、本願のこの実施形態の技術的解決法の実行可能性を保証する。さらに、第2時間長は、具体的には、セル端の端末デバイスと、アクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長と、起こり得る最大チャネル遅延スプレッドとの和に等しいか、または、より長く、第2時間長は、セル端の端末デバイスを基準として使用することによって構成され、それにより、端末デバイスが成功裏に信号を送信できることを保証する。
可能な設計において、端末デバイスが非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得する前に、好ましくは、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報に基づいて、第2時間長を判定し得る。
任意で、第2時間長は、端末デバイス自体の予め定められた構成に基づいて判定される。
本願のこの実施形態において、第2時間長を判定する2つの方式が提供され、それにより、本願のこの実施形態の多様性および実行可能性を向上させる。
可能な設計において、実際の巡回プレフィックスの時間長は、第1時間長に等しく、シンボルは、ガード時間長を含み、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点の以前であり、シンボルの開始時点と時間ウィンドウの終了時点との間の時間長は第3時間長に等しく、第3時間長は、第1時間長およびガード時間長のうちの、より小さい時間長より短い。
言い換えれば、上述の説明から理解できるように、本願のこの実施形態において、この設計では、端末デバイスが信号を送信するとき、時間領域リソースの送信は、時間領域リソースの予め設定された送信と比較すると、遅延することが可能になる。しかしながら、遅延時間が過剰に長い場合、アクセスネットワークデバイスが伝送信号に対して実行する復調に影響を与えるだけでなく、当該信号の後の信号の伝送にも影響を与える。したがって、シンボルの開始時点と、時間ウィンドウの終了時点との間の時間長が第3時間長に等しくなるように、限定が課される。言い換えれば、この方式において、端末デバイスが信号を送信するときの最大遅延時間は第3時間長であり、第3時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの時間長より短いことが可能になる。言い換えれば、本願のこの実施形態において、信号送信機会が向上し、同時に、信号送信機会の向上によって生じる、アクセスネットワークデバイスによる信号復調の結果に対する影響が減少する。
上述の実施形態を参照すると、可能な設計において、端末デバイスは、シンボルの開始時点と、第1時点との間の時間長についての情報を判定し、判定された時間長情報をアクセスネットワークデバイスへ報告し得る。
本願のこの実施形態において、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスの往復伝送時間、言い換えれば、タイミングアドバンス(英文全表記:Timing Advance、英文頭字語:TA)を推定するとき、遅延の時間長を減算し得て、これにより、端末デバイスの実際のTA情報を取得し、取得されたTA情報を端末デバイスへ送信する。端末デバイスは、遅延の時間長が減算されたタイミングアドバンスを取得し、タイミングアドバンスに基づいてアップリンク信号伝送を実行でき、それにより、遅延した送信によって生じる影響を低減する。
任意で、端末デバイスは、信号送信が遅延する第1時点と、シンボルの開始時点との間の時間長についての情報をアクセスネットワークデバイスに報告しないことがあり得るが、受信された、アクセスネットワークデバイスによって送信されたTA情報から取得された時間長から遅延の時間長を減算することにより、端末デバイスの実際のTA情報を取得することに留意すべきである。次に、端末デバイスは、タイミングアドバンスに基づいてアップリンク信号伝送を実行し得て、それにより、送信遅延によって生じる影響を低減する。
可能な設計において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権が第1時点に取得されることを端末デバイスが判定する前に、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、予め定められた構成に基づいて、第3時間長を判定し得る。
本願のこの実施形態において、第3時間長を判定する2つの方式が提供され、それにより、本願のこの実施形態の多様性および実行可能性が向上する。
可能な設計において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権が第1時点において取得されることを端末デバイスが判定する前に、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、予め定められた構成に基づいて、以下の情報のうちの少なくとも1つを判定し得る。
時間ウィンドウの長さ
時間ウィンドウの開始時点
時間ウィンドウの終了時点
シンボルの開始時点
第2時点
第1時間長
言い換えれば、本願のこの実施形態において、端末デバイスは、解決法の実行可能性および多様性を判定するために、時間ウィンドウの長さなどの情報を複数の方式で判定し得る。
可能な設計において、上述の解決法における信号は、ロングタームエボリューションLTEシステムにおける物理ランダムアクセスプリアンブル系列であり得て、さらに、物理ランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットは、具体的には、フォーマット0、または、フォーマット1、または、フォーマット2、または、フォーマット3、または、フォーマット4であり得る。
本願のこの実施形態における信号伝送方法において、信号は具体的には、物理ランダムアクセスプリアンブル系列であり得る。上述の実施形態における信号伝送方法を使用することによって、ランダムアクセスプリアンブル系列が非ライセンススペクトルリソースにおいて非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で送信されるとき、ランダムアクセスプリアンブル系列の送信時点は、フレーム境界、サブフレーム境界またはシンボル境界に限定されず、ランダムアクセスプリアンブル系列は、期間内の任意の時点に送信できる。従来技術と比較すると、ランダムアクセスプリアンブル系列を送信する機会が向上する。言い換えれば、ランダムアクセスプリアンブル系列が非ライセンススペクトルリソースにおいて非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で送信されるとき、シーケンスアクセス機会が向上する。
第2態様によると、本願の実施形態は、信号伝送方法を提供する。詳しく説明すると、方法は、アクセスネットワークデバイスが、指示情報を判定する段階であって、指示情報は、時間ウィンドウの長さ情報、時間ウィンドウの開始時点情報、時間ウィンドウの終了時点情報、シンボルの開始時点情報、第2時点情報、および、第1時間長情報のうちの少なくとも1つを含む、段階と、アクセスネットワークデバイスが、指示情報を端末デバイスへ送信することにより、端末デバイスが、指示情報に基づいて、時間ウィンドウ、シンボルの開始時点情報、第2時点、または、予め設定された巡回プレフィックスを判定する段階とを備える。
本願のこの実施形態において、アクセスネットワークデバイスは、指示情報を端末デバイスへ送信し得て、これにより、端末デバイスは、指示情報に基づいて、時間ウィンドウ、シンボルの開始時点情報、第2時点、または、予め設定された巡回プレフィックスを判定する。
可能な設計において、指示情報はさらに、第2時間長情報または第3時間長情報を含む。
第3態様によれば、本願の実施形態は、信号伝送方法を提供する。詳しく説明すると、方法は、アクセスネットワークデバイスが第1セットを判定する段階であって、第1セットは、1つのサブフレームにおける、信号伝送のための少なくとも2つの予め設定された開始時点を含む、段階と、アクセスネットワークデバイスが、第1リソースおよび第2リソースを判定する段階であって、第1リソースおよび第2リソースは、異なる周波数領域リソースであり、時間領域における、第1リソースおよび第2リソースの開始時点は両方とも第1時点であり、第1時点は、第1セットにおける時点である、段階と、アクセスネットワークデバイスが、第1リソースを含む情報を第1端末デバイスへ送信し、アクセスネットワークデバイスが、第2リソースを含む情報を第2端末デバイスへ送信する段階とを備え、第1リソースは、第1信号を伝送するために使用され、第2リソースは、第2信号を伝送するために使用される。
可能な設計において、第1信号は物理ランダムアクセスプリアンブル系列であり、第2信号はサウンディング参照信号である。
第4態様によれば、本願の実施形態は、信号伝送方法を提供する。詳しく説明すると、方法は、第1端末デバイスが、第1リソースを含む情報を受信する段階と、第2端末デバイスが、第2リソースを含む情報を受信する段階とを備え、第1リソースおよび第2リソースは、異なる周波数領域リソースであり、時間領域における、第1リソースおよび第2リソースの開始時点は両方とも第1時点であり、第1時点は第1セットにおける時点であり、第1セットは、1つのサブフレームにおける、信号伝送のための少なくとも2つの予め設定された開始時点を含み、第1端末デバイスが、第1時点から、第1リソースにおいて第1信号を送信し、第2端末デバイスが、第1時点から、第2リソースにおいて第2信号を送信する段階を備える。
可能な設計において、第1信号は物理ランダムアクセスプリアンブル系列であり、第2信号はサウンディング参照信号である。
第5態様によると、本願の実施形態は、端末デバイスを提供する。端末デバイスは、上述の方法の設計における端末デバイスの動作を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実装され得るか、または、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1または複数のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであり得る。
可能な設計において、端末デバイスは、非ライセンススペクトルにおけるチャネルの使用権が第1時点において取得されることを判定するように構成され、第1時点は、時間ウィンドウにおける任意の時点である、処理モジュールであって、時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点、または、シンボルの開始時点の前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点、または、第2時点の前であり、第2時点は、シンボルによって占有される時間内にあり、シンボルは、信号を送信するために使用されるシンボルであり、信号は、少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含み、実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントは時間的に連続し、実際の巡回プレフィックスは、情報セグメントの前であり、実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しいか、または、より短く、第1時間長は、シンボルの開始時点と第2時点との間の時間の長さである、処理モジュールと、第1時点から、信号を送信するように構成されている送信モジュールとを備える。
可能な設計において、端末デバイスの構造は、プロセッサおよび伝送器を含む。プロセッサは、非ライセンススペクトルにおけるチャネルの使用権が第1時点において取得されることを判定するように構成され、第1時点は、時間ウィンドウにおける任意の時点であり、時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点、または、シンボルの開始時点の前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点、または、第2時点の前であり、第2時点は、シンボルによって占有される時間内にあり、シンボルは、信号を送信するために使用されるシンボルであり、信号は、少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含み、実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントは時間的に連続し、実際の巡回プレフィックスは、情報セグメントの前であり、実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しいか、または、より短く、第1時間長は、シンボルの開始時点と第2時点との間の時間の長さであり、伝送器は、第1時点から、信号を送信するように構成されている。
第6態様によれば、本願の実施形態は、アクセスネットワークデバイスを提供する。アクセスネットワークデバイスは、上述の方法の設計におけるアクセスネットワークデバイスの動作を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実装され得るか、または、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1または複数のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであり得る。
可能な設計において、アクセスネットワークデバイスは、指示情報を判定するように構成されている判定モジュールであって、指示情報は、時間ウィンドウの長さ情報、時間ウィンドウの開始時点情報、時間ウィンドウの終了時点情報、シンボルの開始時点情報、第2時点情報、および、第1時間長情報のうちの少なくとも1つを含む、判定モジュールと、指示情報を端末デバイスへ送信し、端末デバイスに、指示情報に基づいて、時間ウィンドウ、シンボルの開始時点情報、第2時点、または、予め設定された巡回プレフィックスを判定させるように構成されている送信モジュールとを備える。
可能な設計において、アクセスネットワークデバイスの構造は、プロセッサおよび伝送器を含む。プロセッサは、指示情報を判定するように構成されている。伝送器は、指示情報を端末デバイスへ送信するように構成されている。
第7の態様によれば、本願の実施形態は、信号伝送システムを提供する。信号伝送システムは、第1端末デバイス、第2端末デバイスおよびアクセスネットワークデバイスを備える。信号伝送システムにおけるアクセスネットワークデバイスは、第3態様における方法の設計におけるアクセスネットワークデバイスの動作を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実装され得るか、または、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1または複数のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであり得る。同様に、第1端末デバイスおよび第2端末デバイスは、第4態様における方法の設計における第1端末デバイスおよび第2端末デバイスの動作を実装する機能を有する。
第8態様によれば、本願の実施形態は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、プログラムコードを記憶し、プログラムコードは、第1態様、第2態様、第3態様または第4態様における方法を実行するために命令を使用する。
従来技術と比較すると、上述の技術的解決法から理解できるように、本願の実施形態において、端末デバイスは、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を第1時点において取得する。第1時点は、時間ウィンドウのセグメントにおける任意の時点である。時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点、または、シンボルの開始時点の前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点、または、第2時点の前であり、第2時点は、シンボルによって占有される時間内にあり、シンボルは、信号を送信するために使用されるシンボルであり、信号は少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含み、実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントは時間的に連続し、信号の実際の巡回プレフィックスは、時間的に情報セグメントの前である。加えて、信号の実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しいか、または、より短く、第1時間長は、シンボルの開始時点と第2時点との間の時間の長さである。端末デバイスは、第1時点からシーケンスを送信する。言い換えれば、本願において、信号が非ライセンススペクトルリソースにおいて非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で送信されるとき、信号の送信時点は、シンボル境界に限定されず、信号は、期間内の任意の時点において送信でき、それにより、従来技術と比較すると、非ライセンススペクトルリソースにおいて信号を送信する確率が向上する。
本願の実施形態に係るシステムアーキテクチャの概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る、信号の予め設定された時間領域リソースの概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る、干渉を引き起こす遅延信号伝送を示す概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る端末デバイスの実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る端末デバイスの別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係るアクセスネットワークデバイスの実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係るアクセスネットワークデバイスの別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送システムの実施形態の概略図である。
本発明の実施形態は、信号が非ライセンススペクトルリソースにおいて送信されるときに信号送信確率が比較的小さいという、従来技術における問題を解決するために、信号伝送方法、端末デバイス、アクセスネットワークデバイスおよび信号伝送システムを提供する。
本願における技術的解決法を当業者がより良く理解できるように、以下では、本願の実施形態における添付の図面を参照しながら、本願の実施形態における技術的解決法を明確かつ完全に説明する。当然ながら、記載された実施形態は、本願の実施形態の全部ではなく、一部に過ぎない。想像的努力なく、本願の実施形態に基づいて当業者によって得られたすべての他の実施形態は、本願の保護範囲に属するものとする。
LTEシステムにおいて、伝送が非ライセンススペクトルリソースにおいて実行されるとき、LTEシステムは、非ライセンスロングタームエボリューション(英文全表記:Unlicensed Long Term Evolution、英文頭字語:U‐LTE)システムとみなされ得ることを理解すべきである。U‐LTEは一般的に、非ライセンススペクトルを使用する、すべてのLTEシステムおよびその発展型システムを指す。特に、以下の2つの事例があり得る。第1の事例において、非ライセンススペクトルリソースにおけるキャリア上の伝送は、ライセンススペクトルにおけるキャリアによって補助される。例えば、システムは、LTE使用ライセンス補助アクセスシステムおよびその発展型システムである。LAA‐LTEシステムでは、既存のLTEシステムにおけるキャリアアグリゲーションの構成および構造が主に使用され、通信事業者のライセンススペクトルにおけるキャリア上の通信が基本として使用され、非ライセンススペクトルにおける複数のキャリアが構成され、ライセンスキャリアが補助として使用されて非ライセンスキャリア上で通信を実行し、その結果、非ライセンススペクトルリソースを使用することによってネットワーク容量のオフロードを実装でき、さらに、ライセンスキャリア上の負荷が低減される。第2の事例において、非ライセンススペクトルリソースにおけるキャリア上の伝送は、ライセンススペクトルにおけるキャリアによって補助されない。例えば、システムはスタンドアロンLTE(英文全表記:Stand‐alone Long Term Evolution、英文頭字語:SA‐LTE)システムおよびその発展型システムである。SA‐LTEシステムとLAA‐LTEシステムとの間の違いは、LAA‐LTEシステムでは、データチャネルのみが非ライセンスキャリアにオフロードされ、初期アクセスおよびシステム共通メッセージの取得は依然としてライセンスキャリア上で実装され、一方、SA‐LTEシステムでは、ライセンスキャリアはアクセスを補助せず、その結果、ネットワークデバイスとユーザ機器との間のすべてのインタラクションプロセスは、非ライセンスキャリア上で実装される必要があるという点である。
本願の実施形態の技術的解決法は、無線セルラネットワークにおける様々な通信システム、例えば、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(英文全表記:Global System of Mobile communication、英文頭字語:GSM(登録商標))システム、符号分割多元接続(英文全表記:Code Division Multiple Access、英文頭字語:CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(英文全表記:Wideband Code Division Multiple Access Wireless、英文頭字語:WCDMA(登録商標))システム、ジェネラルパケットラジオサービス(英文全表記:General Packet Radio Service、英文頭字語:GPRS(登録商標))システム、LTEシステム、ユニバーサル移動体通信システム(英文全表記:Universal Mobile Telecommunications System、英文頭字語:UMTS(登録商標))、または、将来の5G通信システムに適用され得る。これは本願において限定されない。
本願の実施形態の技術的解決法は主に、LTEシステムおよびその発展型システムに適用され、特に、LAA‐LTEシステムまたはSA‐LTEシステムに適用される。本発明の実施形態が適用される、通信システムにおけるネットワーク要素は、アクセスネットワークデバイス(ネットワークデバイスとも称される)および端末デバイス(ユーザ機器とも称される)である。本願の実施形態の技術的解決法はまた、固定的なサブフレーム境界またはシンボル境界を含む、かつ、リソース競合要件を有する別の同様の通信システムに適用され得る。これは本願において限定されない。
本願の実施形態の技術的解決法において、1つのシンボルは、少なくとも巡回プレフィックス(英文全表記:Cyclic Prefix、英文頭字語:CP)部分および情報セグメント部分を含むことを理解すべきである。情報セグメント部分は、シンボルのすべての情報を含む。CPは、信号の情報セグメントの一部を反復する。本願の実施形態における技術的解決法において、シンボルは、LTEシステムにおける直交周波数分割多重(英文全表記:Orthogonal Frequency Division Multiplexing、英文頭字語:OFDM)シンボルであり得るか、または、LTEシステムにおける単一搬送波周波数分割多元接続(英文全表記:Single Carrier‐Frequency Division Multiple Access、英文頭字語:SC‐FDMA)シンボルであり得るか、または、LTEシステムにおいてランダムアクセスプリアンブル系列によって占有されるシンボルであり得る。本願の実施形態における技術的解決法において、シンボルは、別の種類の通信シンボルであり得る。これは本願において限定されない。
本願の実施形態において、基地局および端末デバイスが所在する通信システムは、予め定められた、または、固定された、サブフレーム開始時点、サブフレーム終了時点、シンボル開始時点およびシンボル終了時点を含む通信システムであることを理解すべきである。この通信システムにおいて、時間は固定的な時間単位によって分割される。言い換えれば、時間単位の粒度、ならびに、時間単位の開始時点および終了時点が判定されるとき、過去および未来の時間単位の開始時点および終了時点を知ることができる。本願の実施形態において、サブフレーム境界は、サブフレームの開始時点、または、サブフレームの終了時点であり、シンボル境界はシンボルの開始時点または終了時点であり、サブフレームの開始時点は先行のサブフレームの終了時点と同等であり、シンボルの開始時点は先行のシンボルの終了時点と同等である。第1期間および第2期間は時間的に連続し、第1期間は第2期間の前であると仮定すると、第1期間の終了時点は第2期間の開始時点と同等であるとみなされ得る。
図1を参照すると、図1は、本願において提案される解決法が適用され得る適用シナリオを示す。当該シナリオは、セル基地局101、当該セル基地局101の近くにあるセル基地局202、および、セル基地局101の受信可能範囲に所在し、セル基地局101と通信している端末デバイス103を含む。セル基地局101および端末デバイス103は、具体的には、非ライセンススペクトルリソースを使用することによって実行される、かつ、固定的なフレーム境界、サブフレーム境界またはシンボル境界を有する通信をサポートする通信デバイスである。セル基地局102によってサポートされる周波数帯域は、セル基地局101によってサポートされるものと同一であり得る。セル基地局102およびセル基地局101は、同一の種類の通信デバイスであり得るか、または、異なる種類の通信デバイスであり得る。例えば、セル基地局101は、LTEシステムにおける基地局であり得て、対応する端末デバイス103は、LTEシステムにおける端末デバイスであり得る。セル基地局102はまた、LTEシステムにおける基地局であり得るか、または、Wi‐Fiシステムにおける無線ルータ、無線リピータもしくは端末デバイスであり得る。本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。
本願の実施形態において、端末デバイスはまた、ユーザ機器(英文全表記:User Equipment、英文頭字語:UE)、移動局(英文全表記:Mobile Station、英文頭字語:MS)、または、モバイル端末などと称され得る。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(英文全表記:Radio Access Network、英文頭字語:RAN)を通して、1または複数のコアネットワークと通信し得る。例えば、端末デバイスは、携帯電話、または、モバイル端末を有するコンピュータであり得る。代替的に、端末デバイスは、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、または、車載のモバイル装置であり得て、無線アクセスネットワークとの間で音声および/またはデータを交換する。加えて、アクセスネットワークデバイスは、LTEシステムおよびその発展型システムにおける発展型NodeB(英文全表記:Evolutional Node B、英文頭字語:eNBまたはe‐NodeB)、マクロ基地局、ミクロ基地局、ピコ基地局、アクセスポイント(英文全表記:Access Point、英文頭字語:AP)、伝送ポイント(英文全表記:Transmission Point、英文頭字語:TP)、または同様のものであり得る。これは本願において限定されない。
説明の便宜上、本願のシナリオは、アクセスネットワークデバイスを例として使用して説明される。図1に示されるシナリオにおいて、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で信号をセル基地局101へ送信するとき、端末デバイス103は、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で信号を送信する前に、まず非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得する必要がある。
本願のこの実施形態において、端末デバイスが非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で信号を送信するとき、信号の送信時点は、フレーム境界、サブフレーム境界またはシンボル境界に対応する時点に限定されず、期間内の任意の時点において信号を送信でき、それにより、従来技術と比較すると、非ライセンススペクトルリソースにおいて、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で信号を送信する確率が向上する。
以下では、特定の例を参照しながら本願の実施形態を詳細に説明する。これらの例は、当業者が本願の実施形態をより良く理解することを助けるために使用されるに過ぎず、本願の実施形態の範囲を限定することを意図するものではないことに留意すべきである。本願の様々な実施形態において、以下に記載される方法のプロセスの連続する番号は、実行順序を意味するものではなく、プロセスの実行順序は、機能およびその内部論理に基づいて判定されるべきであることを理解されたい。連続する番号は、本願の実施形態の実装プロセスに対していかなる制限も構成すべきでない。
[実施形態1]
本願のこの実施形態は、信号伝送方法を提供する。本発明のこの実施形態において提供される方法は、非ライセンススペクトルにおけるチャネルリソースを使用するシナリオに適用され得る。具体的には、図2を参照すると、図2は、本願のこの実施形態における信号伝送方法の実施形態の概略図である。この方法は以下の段階を備える。
201.端末デバイスが、非ライセンススペクトルにおけるチャネルの使用権が第1時点において取得されたと判定する。
第1時点は、時間ウィンドウにおける任意の時点である。
時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点、または、シンボルの開始時点の前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点、または、第2時点の前である。
第2時点は、シンボルによって占有される時間内にあり、当該シンボルは、信号を送信するために使用されるシンボルである。
信号は、少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含み、実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントは時間的に連続し、実際の巡回プレフィックスは情報セグメントの前である。
実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しいか、または、より短く、第1時間長は、シンボルの開始時点と第2時点との間の時間の長さである。
実装段階201を実装する具体的なプロセスにおいて、任意で、端末デバイスは競合方式で非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得する。より具体的には、端末デバイスは、競合方式を使用することによって、LBTの基準に基づいて、使用権を取得し得る。端末デバイスが非ライセンススペクトルを使用することによって信号を伝送する必要があるとき、現在の非ライセンススペクトルにおけるチャネルがアイドル状態であるかどうか、言い換えれば、チャネルが利用可能かどうかを判定する複数の方式があり得る。チャネルが利用可能である場合、これは、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権が取得されたと判定したことを示す。現在の非ライセンススペクトルにおけるチャネルがアイドル状態であるかどうかを判定するための、以下の2つの方式があり得る。
第1の方式において、端末デバイスは、非ライセンススペクトルリソースにおけるチャネルを検出し、連続的な時間の長さTにおいて、チャネルがアイドル状態であるかどうかを判定する。チャネルがアイドル状態にある場合、端末デバイスがチャネル使用権を取得していること、言い換えれば、端末デバイスがチャネル上で信号を伝送できることを示し、そうでない場合、端末デバイスがチャネル使用権を取得していないこと、言い換えれば、端末デバイスがチャネル上で信号を伝送できないことを示す。
第2の方式において、端末デバイスは、非ライセンススペクトルリソースにおけるチャネルを検出し、連続的な時間の長さTにおいて、チャネルがアイドル状態であるかどうかを判定する。チャネルがアイドル状態であり、かつ、以下の段階4におけるカウンタの値Nが0である場合、端末デバイスは、チャネル使用権が取得されていると、言い換えれば、端末デバイスがチャネル上で信号を伝送できると判定する。以下の段階では、具体的な検出プロセスが示される。
1.N=Ninitに設定する。Ninitは、0からCWまでの範囲からランダムに選択された数であり、CWは、競合ウィンドウの長さとみなされ得て、NinitまたはCWは、端末デバイス自体によって判定され得るか、または、アクセスネットワークデバイスによって通知され得る。本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。
2.N>0である場合、端末デバイスは、カウンタの値Nから1を減算する。具体的には、N=N−1に設定する。
3.チャネルを検出し、連続的な時間の長さTslにおいてチャネルがアイドル状態であるかどうかを判定し、チャネルがアイドル状態である場合、段階4を実行し、そうでない場合、段階5を実行する。
4.N=0である場合、プロセスを終了し、そうでない場合、段階2を実行する。
5.チャネルを検出し、連続的な時間の長さTにおいて、チャネルがアイドル状態にあるかどうかを判定する。
6.連続的な時間の長さTにおいてチャネルがアイドル状態にある場合、段階2を実行し、そうでない場合、段階5を実行する。
上述の2つの方法において使用されるパラメータT、Tsl、CWの具体的な値は、これに限定されず、実際の適用の事例に従って設定され得ることに留意すべきである。任意で、Tの値は25μs、Tslの値は9μs、CWの最大値は1023、CWの最小値は3である。加えて、実際の適用において、端末デバイスはさらに、別の方法を使用することによって、非ライセンススペクトルリソースにおけるチャネル使用権が取得されているかどうかを判定し得る。本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。例えば、端末デバイスは、近くの通信デバイスとの間で調整またはスケジューリングを実行した後に、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得し得る。または、端末デバイスは、予め構成されたリソース使用パターンを使用することによって、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権が取得されていると判定し得る。詳細はここでは再度説明しない。
任意で、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権は、非ライセンススペクトルにおけるキャリアの使用権であり得る。任意で、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権は、非ライセンススペクトルにおいて伝送される物理的チャネルの使用権であり得る。
段階201を実装する具体的なプロセスにおいて、第1時点は、時間ウィンドウにおける任意の時点であり、時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点、または、シンボルの開始時点の前であり得るが、本明細書において、これに限定されない。時間ウィンドウの終了時点は、第2時点、または、第2時点の前であり得るが、本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。第2時点は、シンボルによって占有される時間内にあり、当該シンボルは、信号を送信するために使用されるシンボルである。
システムのアップリンク伝送プロセスにおいて、端末デバイスの信号伝送の動作は、アクセスネットワークデバイスによってスケジューリングされ得ることに留意すべきである。具体的には、アクセスネットワークデバイスは、シグナリングを使用することによって、特定のシンボルまたはサブフレームにおいて、物理アップリンク共有チャネル(英文全表記:physical uplink shared channel、英文頭字語:PUSCH)、物理アップリンク制御チャネル(英文全表記:physical uplink control channel、英文頭字語:PUCCH)、または、物理ランダムアクセスチャネル(英文全表記:physical random access channel、英文頭字語:PRACH)上で伝送を実行するように端末デバイスに命令する。加えて、ランダムアクセスプリアンブル系列の伝送については、アクセスネットワークデバイスは、複数のPRACHリソースを確保し得て、端末デバイスは、複数のPRACHリソースの少なくとも1つにおいてランダムアクセスプリアンブル系列を伝送することに留意すべきである。
本願のこの実施形態において、端末デバイスによって送信される信号は、PRACH上のランダムアクセスプリアンブル系列であり得るか、または、PUSCHもしくはPUCCH上の少なくとも1つのシンボルであり得るか、または、アップリンク復調参照信号(英文全表記:Demodulation Reference Signal、英文頭字語:DMRS)もしくはサウンディング参照信号(英文全表記:Sounding reference signal、英文頭字語:SRS)、または同様のものであり得る。本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。
方法が非ライセンススペクトルにおけるチャネルに適用されるとき、PRACH、PUSCHまたはPUCCHのチャネル構造と、LTEシステムにおけるPRACH、PUSCHまたはPUCCHのチャネル構造とは、同一であり得るか、または、異なり得ることに留意すべきである。ランダムアクセスプリアンブル系列は、フォーマット0からフォーマット4のいずれか1つの既存のランダムアクセスプリアンブル系列であり得るか、または、新しいランダムアクセスプリアンブル系列であり得る。これは本願において限定されない。理解および説明の便宜上、本願のこの実施形態において、端末デバイスによって送信される信号が既存のランダムアクセスプリアンブル系列である例を使用することによって説明が提供される。
既存のランダムアクセスプリアンブル系列は、2つの部分、すなわち、巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含む。巡回プレフィックスおよび情報セグメントは、時間的に連続し、巡回プレフィックスは、情報セグメントの前であり、情報セグメントは、ランダムアクセスプリアンブル系列の情報をすべて含み、巡回プレフィックスは、信号の情報セグメントの一部を反復する。巡回プレフィックスまたは情報セグメントに占有される異なる時間の長さに基づいて、5つのフォーマットがあり得る。表1は、各フォーマットにおける巡回プレフィックスおよび情報セグメントの長さ、ならびに、このフォーマットのランダムアクセスプリアンブル系列の伝送中にLTEシステムにおいて占有される時間を提供する。任意で、伝送中に占有される時間はさらに、ガード時間長を含む。Tは、LTEシステムの時間単位であり、T=1/(15000・2048)秒であり、30720・Tは1ミリ秒、言い換えれば、1サブフレームである。
上述のフォーマットの各々において、巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長であることに留意すべきである。信号の伝送プロセスにおいて、信号は、少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含み、実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントは時間的に連続し、実際の巡回プレフィックスは情報セグメントの前である。実際の巡回プレフィックスの時間長は、信号の伝送される巡回プレフィックスの長さである。
段階201を実装する具体的なプロセスにおいて、任意で、実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長より短い。任意で、実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しい。
任意で、端末デバイスが非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得する前に、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、予め定められた構成に基づいて、以下の情報のうちの少なくとも1つを判定し得る。
時間ウィンドウの長さ
時間ウィンドウの開始時点
時間ウィンドウの終了時点
シンボルの開始時点
第2時点
第1時間長
本願のすべての実施形態において、すべての指示情報は、物理層シグナリング、媒体アクセス制御(英文全表記:Media Access Control、英文頭字語:MAC)層シグナリング、または、無線リソース制御(英文全表記:Radio Resource Control、英文頭字語:RRC)シグナリングを使用することによって、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイスへ送信され得ることに留意すべきである。任意で、すべての指示情報は、現在のキャリアまたは現在以外のキャリアを使用することによって、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイスへ送信され得る。
任意で、アクセスネットワークデバイスは、スケジューリング情報を端末デバイスへ送信し、指定されたシンボルまたはサブフレームにおいて信号伝送を実行するように端末デバイスに命令する。端末デバイスは、スケジューリング情報に基づいてシンボルの開始時点を判定する。
任意で、時間ウィンドウの開始時点はシンボルの開始時点である。任意で、時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点の前であり得る。端末デバイスが、時間ウィンドウの開始時点の前に非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得する場合、端末デバイスは、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権が取得される時点から、時間ウィンドウの開始時点まで、可変長チャネル確保信号または巡回プレフィックスを送信し得て、これにより、端末デバイスがチャネル使用権の取得後の時間に非ライセンススペクトルにおけるチャネルを占有していないことが原因で、チャネルが別の通信デバイスによって占有されることを回避する。
任意で、端末デバイスがランダムアクセスプリアンブル系列を送信する必要がある場合、端末デバイスは、シンボルの開始時点を判定するために、アクセスネットワークデバイスの指示情報に基づいて、PRACHリソースの時間領域位置を判定し得る。任意で、アクセスネットワークデバイスは、ランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットを示すために指示情報を端末デバイスへ送信し、端末デバイスは、ランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットに基づいて、第1時間長または第2時点を判定する。
202.端末デバイスが第1時点から信号を送信する。
本願のこの実施形態において、端末デバイスが、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権が第1時点において取得されたと判定した後に、端末デバイスは、第1時点から信号を送信し得る。
図3を参照すると、LTEシステムにおけるランダムアクセスプリアンブル系列の時間領域構造が図3に示され、予め設定された巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含むシンボルを含む。異なる受信可能範囲を有するセルに適合するべく、表1に示される、5つのフォーマットのランダムアクセスプリアンブル系列が定義されている。
表1に示されるように、異なるフォーマットのランダムアクセスプリアンブル系列は、時間領域リソースにおいて異なる時間長を有する予め設定された巡回プレフィックスまたは情報セグメントを占有する。本願のこの実施形態において、端末デバイスがシンボルの開始時点において非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得しなかったが、シンボルの開始時点の一定期間後に非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得する場合、端末デバイスは依然としてランダムアクセスプリアンブル系列を送信できる。
具体的には、以下の2つの任意の送信方式があり得る。
方式1:
端末デバイスは、第1時点から第2時点まで、信号の実際の巡回プレフィックスを送信する。実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長より短い。言い換えれば、端末デバイスは、シンボルの開始時点後に、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得する。
端末デバイスは、第2時点から、信号の情報セグメントを送信する。
好ましくは、実際の巡回プレフィックスの時間長は、第2時間長に等しいか、または、より大きい。
任意で、端末デバイスが第1時点において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得する前に、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、予め定められた構成に基づいて、第2時間長を判定し得る。本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。
チャネル検出の実行後に端末デバイスによって伝送される必要がある信号が、複数の連続シンボルを含む場合、この方式は、信号の最初のシンボルに適用されることに留意すべきである。例えば、複数の連続シンボルを含むフォーマットのランダムアクセスプリアンブル系列が、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上に導入されると仮定すると、この方式は、ランダムアクセスプリアンブル系列の最初のシンボルに適用され得る。
具体的な送信方式は、図4aに示される。図において、伝送が予定されている時間領域リソースは、あるフォーマットの予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列によって占有された時間領域リソースである。ここでは、時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点であり、時間ウィンドウの終了時点は第2時点の前であると仮定する。シンボルの開始時点から第2時点までの時間の長さは、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長である。非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権がシンボルの開始時点において取得されなかったが、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権が時間ウィンドウにおける任意の時点において取得されると端末デバイスが判定したと仮定すると、この時点が第1時点である。図4aは1つの第1時点を示す。第1時点は、シンボルの開始時点の後であり、時間ウィンドウの終了時点の前である。予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメントを送信する開始時点が第2時点であり、予め設定された巡回プレフィックスは、信号の情報セグメントの内容の一部を巡回的に繰り返し送信するために使用されるに過ぎないので、端末デバイスは、第1時点から第2時点までの期間内に、時間の長さが予め設定された巡回プレフィックスより短い、ランダムアクセスプリアンブル系列の巡回プレフィックスを送信し得る。この巡回プレフィックスが実際の巡回プレフィックスである。言い換えれば、いかなる他の情報も、巡回プレフィックスを伝送するように予定されている、第1時点の前の時間領域リソースにおいて伝送されない。端末デバイスは、第2時点から、ランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメント部分を送信する。
好ましくは、実際の適用において、巡回プレフィックスの主な機能は、信号伝送の往復時間、および、信号伝送中のマルチパス干渉によって生じる、信号復調性能に対する影響を克服することであることを考慮して、ランダムアクセスプリアンブル系列の実際の巡回プレフィックスの時間長は、第2時間長に等しいか、または、それより大きい必要がある。任意で、時間ウィンドウの終了時点から第2時点までの時間の長さが第2時間長であり、図4aは、この事例における第2時間長を示している。任意で、第2時間長は、端末デバイスとアクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長と、起こり得る最大チャネル遅延スプレッドとの和に等しいか、または、より大きい。任意で、第2時間長がセルにおけるすべての端末デバイスについて均一に判定され得ることを考慮して、第2時間長は、端末デバイスのセルにおける端の端末デバイスとアクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長と、起こり得る最大チャネル遅延スプレッドとの和に等しいか、または、より大きい。ランダムアクセスプリアンブル系列の実際の巡回プレフィックスの時間長は、第2時間長に等しいか、または、より大きく、それにより、端末デバイスによって送信されてアクセスネットワークデバイスによって受信されるランダムアクセスプリアンブル系列の復調性能を保証できる。ここで、本願のこの実施形態において、第2時間長の具体的な値は、実際の適用事例に基づいて判定され得ることに留意すべきである。ここでは、これに限定されない。
任意で、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信される指示情報に基づいて、第2時間長を判定し得る。指示情報は、第2時間長、第2時間長の開始時点、および、第2時間長の終了時点のうちの少なくとも1つを含む。
理解および説明の便宜上、本願のこの実施形態における送信方式は、送信されるランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットがフォーマット0である例を使用して詳細に説明される。
表1に示されるように、ランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットがフォーマット0であるとき、予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列の予め設定された巡回プレフィックスによって占有される時間長、予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメントによって占有される時間長、および、予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列の伝送によって占有される時間長は、それぞれ、3168・T、24576・T、30720・Tである。説明の便宜上、ここでは時間長情報は、マイクロ秒(μs)を使用して表され、予め設定された巡回プレフィックスによって占有される時間長、情報セグメントによって占有される時間長、および、伝送によって占有される時間長はそれぞれ、103.1μs、800μs、1000μsである。言い換えれば、フォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列は、1つのサブフレームを占有する。加えて、伝送によって占有される時間長はさらに、ガード時間長を含み、ガード時間長は、(1000−800−103.1)μs=96.9μsである。ガード時間長の機能は、セルの中心における端末デバイスによって送信されるランダムアクセスプリアンブル系列と、セル端における端末デバイスによって送信されるランダムアクセスプリアンブル系列との間の干渉を回避することである。
端末デバイスとアクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長が、予め設定された巡回プレフィックスおよびガード時間長のうちの、より小さい値に等しいとき、フォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列をサポートするセルの受信可能範囲は、約(96.9×10−6/2)×3×10キロメートル=14.5キロメートルであることを理解されたい。10は、10のx乗を表し、3×10キロメートル/秒は光速を表す。非ライセンススペクトルにおけるキャリア上の信号伝送は、スペクトルにおける最大伝送電力または最大伝送電力密度の制限を受けるので、当該スペクトルを使用するセルの最大受信可能範囲は比較的小さい。例えば、セル受信可能範囲は、1.5キロメートルを超えない。
非ライセンススペクトルにおけるセルの最大受信可能範囲が1.5キロメートルであり、セル内にあるとみなされるために必要な最大チャネル遅延スプレッドが5μsであると仮定すると、信号伝送の往復時間、および、信号伝送中のマルチパス干渉によって生じる、信号復調性能への影響を克服するために使用される巡回プレフィックスの長さは、[1.5×2/(3×10)×10+5]μs=15μsである。セルのランダムアクセスプリアンブル系列がフォーマット0を使用するとき、実施形態において、上述の説明に基づいて、時間ウィンドウの開始時点は、フォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列を伝送することが予定されているシンボルの開始時点であり、第2時点は、予め設定された巡回プレフィックスの終了時点であり、第1時間長は103.1μsであり、第2時間長は15μsであり、時間ウィンドウの長さは103.1−15=88.1μsであり、時間ウィンドウの終了時点と第2時点との間の時間の長さが第2時間長であるとみなされ得る。端末デバイスは、時間ウィンドウにおける任意の時点において、チャネル使用権を取得し、ランダムアクセスプリアンブル系列を送信できる。言い換えれば、従来技術と比較すると、端末デバイスは、チャネルがアイドル状態かどうかを検出するために、追加の88.1μsを有する。
ここで、上述された、最大チャネル遅延スプレッドの具体的な時間長、および、最大往復時間長の具体的な時間長は、例として説明するために使用されているに過ぎないことに留意すべきである。実際の適用において、これら2つは、異なる変化を有し得るが、本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。
具体的な送信方式は図4bに示される。図4bは、この方式における4つの伝送の事例を提供する。端末デバイスがシンボルの開始時点において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得しなかった場合、端末デバイスが、シンボルの開始時点の後の88.1μs以内に非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得する場合、端末デバイスはランダムアクセスプリアンブル系列を送信でき、かつ、送信されたランダムアクセスプリアンブルの巡回プレフィックスの時間長が15μsより大きいことが保証される。
ここで、シンボルの開始時点に続く88.1μs以内の任意の時点が第1時点であり、ランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメントを送信する予め設定された開始時点が第2時点であると仮定する。端末デバイスが、シンボルの開始時点において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得しなかったが、第1時点において非ライセンススペクトルリソースにおけるチャネル使用権を取得する場合、端末デバイスは、第1時点から第2時点までの期間内において、ランダムアクセスプリアンブル系列の実際の巡回プレフィックス部分を送信し得て、第2時点からランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメント部分を送信し得る。
端末デバイスが、シンボルの開始時点の前に、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得する場合、端末デバイスは、第1時点から第2時点までの期間内において、信号の実際の巡回プレフィックスを送信し得ることに留意すべきである。実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長より大きい。図4cはこのシナリオにおける概略図である。
本願のこの実施形態において、フォーマット1のランダムアクセスプリアンブル系列からフォーマット4のランダムアクセスプリアンブル系列の送信方法は、上述のフォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列の送信方法と同様であることを理解されたい。ここでは詳細を再度説明しない。送信方法は本願の範囲内である。
本願のこの実施形態において、本願における信号伝送方法は、送信される信号がランダムアクセスプリアンブル系列である例を使用して説明され、ランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットはフォーマット0である。端末デバイスは、第1時点において非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得し、第1時点は、時間ウィンドウのセグメントにおける任意の時点であり、時間ウィンドウの開始時点は、ランダムアクセスプリアンブル系列を送信する予め設定された開始時点の以前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点の以前であり、第2時点は、ランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメントを送信する予め設定された開始時点である。次に、端末デバイスは、第1時点から第2時点までの期間内に、シーケンスの実際の巡回プレフィックスを送信し、第2時点からシーケンスの情報セグメントを送信する。言い換えれば、端末デバイスによって最後に送信された巡回プレフィックス部分によって占有される時間長は、ランダムアクセスプリアンブル系列の予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長より短く、それにより、巡回プレフィックスの時間長を短くすることにより、ランダムアクセスプリアンブル系列の送信機会が増加する。
本願のこの実施形態において、ランダムアクセスプリアンブル系列が、非ライセンススペクトルリソースにおいて、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で送信されるとき、ランダムアクセスプリアンブル系列の送信時点は、フレーム境界、サブフレーム境界またはシンボル境界に限定されず、ランダムアクセスプリアンブル系列は、期間内の任意の時点において送信でき、それにより、従来技術と比較すると、ランダムアクセスプリアンブル系列の送信機会が増加する。言い換えれば、非ライセンススペクトルリソースにおいて信号が送信されるとき、信号送信確率が増加する。
加えて、本願のこの実施形態において、送信されるランダムアクセスプリアンブル系列の巡回プレフィックスの時間長が、端末デバイスとアクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長と最大チャネル遅延スプレッドとの和より大きいことが保証される。実際の適用において、本願のこの実施形態の技術的解決法の実行可能性が保証され、さらに、端末デバイスがランダムアクセスプリアンブル系列を成功裏に送信できることが保証される。
方式2:
方式1とは異なり、方式2では、ランダムアクセスプリアンブル系列の実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの時間長に等しく、シンボルはガード時間長を含み、時間ウィンドウの終了時点は第2時点の前であり、シンボルの開始時点と時間ウィンドウの終了時点との間の時間長は第3時間長に等しく、第3時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの時間長およびガード時間長のうちのより小さい値より短い。
任意で、端末デバイスが非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得する前に、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、予め定められた構成に基づいて、第3時間長を判定し得る。本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。
端末デバイスがチャネル検出を実行した後に端末デバイスによって伝送される必要がある信号が、複数の連続シンボルを含む場合、この方式において、信号の送信は、ある期間だけ遅延し、遅延の時間の長さは、シンボルの開始時点と第1時点との間の長さであることに留意すべきである。
具体的な送信方式を図5aに示す。ここでは、時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点であり、時間ウィンドウの終了時点は第2時点の前であると仮定する。シンボルの開始時点から第2時点までの時間の長さは、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長である。シンボルはさらに、ガード時間長を含む。端末デバイスは、シンボルの開始時点において非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得しなかったが、時間ウィンドウにおける任意の時点において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得すると仮定すると、当該時点が第1時点である。図5aは、1つの第1時点を示す。第1時点は、シンボルの開始時点の後であり、時間ウィンドウの終了時点の前である。端末デバイスは、第1時点から信号を送信する。言い換えれば、この方式において、端末デバイスが信号の送信を遅延させることが可能になる。しかしながら、遅延時間が過剰に長い場合、アクセスネットワークデバイスが伝送信号に対して実行する復調に影響を与えるだけでなく、当該信号の後の信号の伝送にも影響を与える。したがって、シンボルの開始時点と、時間ウィンドウの終了時点との間の時間長は第3時間長に等しい。言い換えれば、この方式において、端末デバイスが信号を送信するときの最大遅延時間を第3時間長にすることが可能であり、第3時間長は、第1時間長およびガード時間長のうちの、より小さい値より短い。ここで、第3時間長の具体的な値は、実際の適用事例に基づいて判定され得ることに留意すべきである。ここではこれに限定されない。
任意で、方法はさらに、端末デバイスによって、第1時点とシンボルの開始時点との間の時間長についての情報、言い換えれば、図5aにおける遅延の時間長についての情報を判定する段階と、端末デバイスによって、時間長情報をアクセスネットワークデバイスへ送信する段階と、アクセスネットワークデバイスによって、端末デバイスのタイミングアドバンスTAを推定するとき、遅延の時間長を減算し、端末デバイスの実際のTA情報を求める段階と、求められたTA情報を端末デバイスへ送信する段階とを備える。
任意で、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスに対し、信号の送信が遅延する、第1時点とシンボルの開始時点との間の時間長についての情報を報告しないことがあり得るが、受信された、アクセスネットワークデバイスによって送信されたTA情報から求められた時間長から遅延の時間長を減算し、端末デバイスの実際のTA情報を求める。
この実施形態において、端末デバイスは、時間長情報を処理するとき、時間長をサンプリングレートの倍数へ量子化し得て、その結果、いくらかの量子化損失があり得ることを留意すべきである。これは、この実施形態において限定されない。
表2の内容は、表1に基づいて取得され得ることを理解されたい。言い換えれば、異なる複数のフォーマットで、ランダムアクセスプリアンブル系列の巡回プレフィックスまたは情報セグメントによって占有される時間領域リソースの長さは異なる。当業者であれば、ガード時間の時間長がセルの受信可能範囲に影響を与えることを認識し得る。表2は、5つのフォーマットのランダムアクセスプリアンブル系列の各部分の時間長を示す。
表2から理解できるように、フォーマット0からフォーマット4の物理ランダムアクセスチャネルリソースの各々は、ガード時間を含む。フォーマット0、フォーマット1、フォーマット2およびフォーマット4の予め設定された巡回プレフィックスの長さは、ガード時間より長く、フォーマット3の予め設定された巡回プレフィックスの長さは、ガード時間より短い。
実際の適用において、ガード時間は、図5bに示されるように、アクセスネットワークデバイスによって受信された、端末デバイスによって送信されて遅延してアクセスネットワークデバイスに到達したシンボルが、別の端末デバイスによって送信される次のシンボルに干渉しないようにすることを可能にし得る。図5bは、アクセスネットワークデバイスによって時間領域において受信される、3つの端末デバイスによってそれぞれ同一のシンボルにおいて送信される信号の概略図である。この概略図において、信号伝送遅延の影響は考慮されない。端末デバイス1が信号を送信するとき、遅延は無く、端末デバイス2が信号を送信するときに遅延する時間の長さはガード時間の長さより短く、端末デバイス3が信号を送信するときに遅延する時間の長さはガード時間の長さより長い。図5bから理解できるように、端末デバイス2については、信号が遅延する時間の長さが、シンボルのガード時間の長さより短いので、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイス2から受信される信号は、時間領域において、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイス1から受信される信号と重複しない。端末デバイス3については、信号が遅延する時間の長さが、ガード時間の長さより大きいので、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイス3から受信される信号は、時間領域において、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイス1から受信される信号と重複する。その結果、端末デバイス3の信号は、端末デバイス1の信号と干渉し、アクセスネットワークデバイスによる、端末デバイス3の信号または端末デバイス1の信号に対する復調の性能に影響を与える。好ましくは、第3時間長は、ガード時間の時間長に等しい。好ましくは、第3時間長は、ガード時間の時間長より短い。言い換えれば、ガード時間はまた、送信が遅延したシンボルのために確保される。好ましくは、第3時間長は、第1時間長、および、ガード時間の時間長のうちの、より小さい時間長より短い。
フォーマット0、フォーマット1、フォーマット2またはフォーマット4については、シンボルはガード時間を含み、ガード時間の時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの時間長より短い。したがって、この方式において、第3時間長は、ガード時間の時間長に等しいか、または、より短い。
フォーマット3については、シンボルはガード時間を含み、ガード時間の時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの時間長より長い。したがって、この方式において、第3時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの時間長より短いことがあり得る。
ここで、説明の便宜上、方式2による送信プロセスは、送信されるランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットがフォーマット0である例を使用することによっても説明される。
図5cを参照すると、図5cは、フォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列の送信の概略図である。上述のように、フォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列の予め設定された巡回プレフィックスによって占有される時間長、フォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメントによって占有される時間長、および、フォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列のガード時間によって占有される時間長は、それぞれ、103.1μs、800μs、96.9μsである。図において、シンボルの開始時点は、予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列における予め設定された巡回プレフィックスの開始時点であり、第2時点は、予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメントの開始時点である。
第3時間長は85μsであり、ガード時間の時間長より短いと仮定する。言い換えれば、シンボルの開始時点と時間ウィンドウの終了時点との間の時間長は、85μsである。端末デバイスが、シンボルの開始時点において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得しなかったが、時間ウィンドウの終了時点の前の第1時点において、チャネル使用権を取得し、かつ、第1時点とシンボルの開始時点との間の時間の長さが20μsである場合、端末デバイスは、第1時点から、ランダムアクセスプリアンブル系列を送信し得る。ランダムアクセスプリアンブル系列の実際の巡回プレフィックスの長さは、予め設定された巡回プレフィックスの長さに等しい。端末デバイスは、信号送信が遅延する20μs時間長情報をアクセスネットワークデバイスへ報告し得て、それにより、アクセスネットワークデバイスは、タイミングアドバンスTAとも称される、端末デバイスの往復時間を推定するとき、20μsを減算し、求められたTA情報を端末デバイスへ送信する。代替的に、端末デバイスは、信号送信が遅延する時間長情報20μsをアクセスネットワークデバイスへ報告しないが、アクセスネットワークデバイスから受信されたTA情報から求められた時間長から20μsを減算し、端末デバイスの実際のTA情報を求める。
図5cに示される概略図は、本願のこの実施形態における一例に過ぎないことに留意すべきである。
本願のこの実施形態において、シンボルの開始時点は、端末デバイスによって判定される開始時点であり、信号を送信するために使用され、システムにおけるシンボルの開始時点と同一か、または、異なり得ることをさらに留意すべきである。これは本願において限定されない。
任意で、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信される指示情報に基づいて、第3時間長を判定する。指示情報は、第3時間長、第3時間長の開始時点、および、第3時間長の終了時点のうちの少なくとも1つを含む。ここではこれに限定されない。
本願のこの実施形態において、端末デバイスは、第1時点において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権を取得する。第1時点は、時間ウィンドウのセグメントにおける任意の時点である。時間ウィンドウの開始時点は、予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列を送信する開始時点の以前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点の以前であり、第2時点を含まず、第2時点は、予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメントを送信する開始時点である。第1時点において、非ライセンススペクトルリソースにおけるチャネル使用権を取得した後に、端末デバイスは、予め定められたフォーマットに基づいて、ランダムアクセスプリアンブル系列を送信できる。送信されるランダムアクセスプリアンブル系列の実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しく、シンボルの開始時点と第1時点との間の時間長が、第1時間長およびガード時間の時間長のうちの、より小さい長さに等しいか、または、より短いことを保証し、それにより、アクセスネットワークデバイスによって異なる端末デバイスから受信される信号が互いに干渉することを回避する。
一方で、本願のこの実施形態において、端末デバイスはさらに、シンボルの開始時点と、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権が取得される時点との間の時間長を判定し得て、時間長情報をアクセスネットワークデバイスへ報告し、それにより、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスの測定された往復伝送時間から、当該時間を減算し、端末デバイスの実際の往復伝送時間を求める。
[実施形態2]
本願のこの実施形態は、信号伝送方法を提供する。本願のこの実施形態において提供される方法は、非ライセンススペクトルにおけるチャネルリソースを使用するシナリオに適用され得る。図6を参照すると、図6は、本願のこの実施形態における信号伝送方法の実施形態の概略図である。方法は以下の段階を含む。
601.アクセスネットワークデバイスが第1セットを判定する。
第1セットは、1つのサブフレームにおける、信号伝送のための少なくとも2つの予め設定された開始時点を含む。
任意で、第1セットは、1つのサブフレームにおける、信号伝送のための少なくとも2つの予め設定された開始時点を含む。アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスが信号伝送を実行し得る時点において、1つのサブフレームにおけるいくつかのシンボルの開始時点を判定し得る。例えば、アクセスネットワークデバイスは、1つのサブフレームにおいて、シンボル1、シンボル4、シンボル7、シンボル10およびシンボル13を、端末デバイスが信号伝送を実行し得るシンボルとして判定する。次に、第1セットは、5つの時点、すなわち、シンボル1、シンボル4、シンボル7、シンボル10およびシンボル13の開始時点を含む。第1時点は、シンボル1、シンボル4、シンボル7、シンボル10およびシンボル13のうちの1つの開始時点である。
任意で、1つのサブフレームは、アップリンクサブフレーム全体である。
任意で、1つのサブフレームは、アップリンクサブフレームの一部であり、アップリンクサブフレームの一部は、少なくとも1つのシンボルがアップリンク伝送のために使用されないサブフレームである。さらに任意で、1つのサブフレームは、アップリンクサブフレームの一部であり、アップリンクサブフレームの一部は、少なくとも最後のシンボルがアップリンク伝送のために使用されないサブフレームである。代替的に、1つのサブフレームは、アップリンクサブフレームの一部であり、アップリンクサブフレームの一部は、少なくとも最初のシンボルがアップリンク伝送のために使用されないサブフレームである。
602.アクセスネットワークデバイスが第1リソースおよび第2リソースを判定する。
第1リソースおよび第2リソースは異なる周波数領域リソースであり、時間領域における、第1リソースおよび第2リソースの開始時点は、両方とも第1時点である。
第1時点は、第1セットにおける時点である。
第1リソースは、第1信号を伝送するために使用され、第2リソースは、第2信号を伝送するために使用される。
段階601と段階602との間の順序は限定されないことに留意すべきである。
任意で、第1リソースは、物理ランダムアクセスプリアンブル系列を伝送するために使用され、第2リソースはサウンディング参照信号を伝送するために使用される。さらに任意で、第1リソースは、LTEシステムまたはその発展型システムにおいて、フォーマット4の物理ランダムアクセスプリアンブル系列を伝送するために使用され、第2リソースは、LTEシステムまたはその発展型システムにおいて、サウンディング参照信号を伝送するために使用される。
任意で、第1リソースおよび第2リソースは両方とも、物理ランダムアクセスプリアンブル系列を伝送するために使用される。さらに任意で、第1リソースおよび第2リソースは両方とも、LTEシステムまたはその発展型システムにおいて、フォーマット4の物理ランダムアクセスプリアンブル系列を伝送するために使用される。
任意で、第1リソースおよび第2リソースは両方とも、サウンディング参照信号を伝送するために使用される。さらに任意で、第1リソースおよび第2リソースは両方とも、LTEシステムまたはその発展型システムにおいて、サウンディング参照信号を伝送するために使用される。
図7aは、アクセスネットワークデバイスが第1リソースおよび第2リソースを判定することを示す概略図である。図7aから図7cに示されるように、アクセスネットワークデバイスは第1セットを判定する。第1セットは、アップリンクサブフレーム全体における信号伝送に使用される予め設定された開始時点である。具体的には、第1セットは、4つの時点、すなわち、シンボル1、シンボル4、シンボル7およびシンボル10の開始時点を含み、第1時点は、シンボル1、シンボル4、シンボル7およびシンボル10のうちの1つの開始時点である。第1時点はシンボル4の開始時点であると仮定すると、アクセスネットワークデバイスは、シンボル4の開始時点から、第1リソースおよび第2リソースの割り当てを判定する。第1リソースおよび第2リソースは異なる周波数領域リソースである。第1リソースは、物理ランダムアクセスプリアンブル系列を伝送するために使用され、第2リソースは、サウンディング参照信号を伝送するために使用される。
図7bは、アクセスネットワークデバイスが第1リソースおよび第2リソースを判定することを示す概略図である。図7bに示されるように、アクセスネットワークデバイスは第1セットを判定する。第1セットは、アップリンクサブフレームの一部における信号伝送のために使用される、予め設定された開始時点であり、アップリンクサブフレームの一部は、少なくとも最初のシンボルがアップリンク伝送のために使用されないサブフレームである。具体的には、第1セットは、2つの時点、すなわち、シンボル8およびシンボル11の開始時点を含み、第1時点は、シンボル8およびシンボル11のうちの1つの開始時点である。第1時点がシンボル8の開始時点であると仮定すると、アクセスネットワークデバイスは、シンボル8の開始時点から、第1リソースおよび第2リソースを割り当てることを判定する。第1リソースおよび第2リソースは異なる周波数領域リソースである。第1リソースは、物理ランダムアクセスプリアンブル系列を伝送するために使用され、第2リソースは、サウンディング参照信号を伝送するために使用される。
図7cは、アクセスネットワークデバイスが第1リソースおよび第2リソースを判定することを示す概略図である。図7cに示されるように、アクセスネットワークデバイスは第1セットを判定する。第1セットは、アップリンクサブフレームの一部における信号伝送のために使用される、予め設定された開始時点であり、アップリンクサブフレームの一部は、少なくとも最後のシンボルがアップリンク伝送のために使用されないサブフレームである。具体的には、第1セットは、3つの時点、すなわち、シンボル0、シンボル3およびシンボル6の開始時点を含み、第1時点は、シンボル0、シンボル3およびシンボル6のうちの1つの開始時点である。第1時点がシンボル3の開始時点であると仮定すると、アクセスネットワークデバイスは、シンボル3の開始時点から、第1リソースおよび第2リソースを割り当てることを判定する。第1リソースおよび第2リソースは異なる周波数領域リソースである。第1リソースは、物理ランダムアクセスプリアンブル系列を伝送するために使用され、第2リソースは、サウンディング参照信号を伝送するために使用される。
603.アクセスネットワークデバイスが、第1リソースを含む情報を第1端末デバイスへ送信し、アクセスネットワークデバイスが、第2リソースを含む情報を第2端末デバイスへ送信する。
第1端末デバイスおよび第2端末デバイスは、同一セルにおける端末デバイスであることに留意すべきである。任意で、第1端末デバイスおよび第2端末デバイスは異なる端末デバイスである。任意で、第1端末デバイスおよび第2端末デバイスは、代替的に、同一の端末デバイスであり得る。
任意で、第1端末デバイスは、第1リソースを含む情報に基づいて、第1リソースを判定し、第1リソースにおいて第1信号を伝送する。
任意で、第2端末デバイスは、第2リソースを含む情報に基づいて第2リソースを判定し、第2リソースにおいて第2信号を伝送する。
本願のすべての実施形態において、すべての指示情報は、物理層シグナリング、媒体アクセス制御層シグナリング、または、無線リソース制御シグナリングを使用することによって、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイスへ送信され得ることに留意すべきである。任意で、すべての指示情報は、現在のキャリアまたは現在以外のキャリアを使用することによって、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイスへ送信され得る。本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。
任意で、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、予め定められた構成に基づいて、第1セットを判定し得る。
本願のこの実施形態において提供される信号伝送方法において、第1端末デバイスは、第1リソースを含む情報を受信し得て、第2端末デバイスは、第2リソースを含む情報を受信し得る。第1リソースおよび第2リソースは、異なる周波数領域リソースであり、時間領域における、第1リソースおよび第2リソースの開始時点は両方とも第1時点であり、第1時点は、第1セットにおける時点であり、第1セットは、1つのサブフレームにおける信号伝送に使用される少なくとも2つの予め設定された開始時点を含む。第1端末デバイスは、第1時点から、第1リソースにおいて第1信号を送信し、第2端末デバイスは、第1時点から、第2リソースにおいて第2信号を送信する。言い換えれば、信号が非ライセンススペクトルリソースで送信されるとき、端末デバイスの送信時点は、1つのサブフレームに1つだけの伝送機会があることに限定されず、1つのサブフレームには複数の送信機会があり得る。したがって、従来技術と比較すると、信号送信機会が増加する。言い換えれば、非ライセンススペクトルリソースにおいて、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で信号が送信されるとき、信号送信確率が増加する。
上記では、本願の実施形態における信号伝送方法を説明した。以下では、本願の実施形態における端末デバイスを説明する。
図8を参照すると、図8は、本願における端末デバイスの実施形態を示す。端末デバイスは、処理モジュール801および送信モジュール802を備える。
処理モジュール801は、第1時点において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権が取得されることを判定するように構成され、第1時点は、時間ウィンドウにおける任意の時点である。
時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点、または、シンボルの開始時点の前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点、または、第2時点の前であり、第2時点は、シンボルによって占有される時間内にあり、シンボルは、信号を送信するために使用されるシンボルであり、信号は少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含み、実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントは時間的に連続し、実際の巡回プレフィックスは情報セグメントの前であり、実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しいか、または、それより短く、第1時間長は、シンボルの開始時点と第2時点との間の時間の長さである。
送信モジュール802は、第1時点から信号を送信するように構成されている。
上述の実施形態に関連して、処理モジュール801および送信モジュール802の機能、または、それらによって実行される段階については、上述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することに留意すべきである。ここでは詳細を再度説明しない。
上記では、モジュール式機能の観点から、本願の実施形態における端末デバイスを説明した。以下では、ハードウェア処理の観点から本願の実施形態における端末デバイスを説明する。図9を参照すると、図9は、本願の実施形態に係る端末デバイスの概略構造図である。端末デバイス900は、異なる構成または性能に起因して、大きく異なり得る。例えば、端末デバイス900は、上述の実施形態における処理モジュールに対応する、1または複数の実体装置であるプロセッサ901(例えば、1または複数のプロセッサ)と、上述の実施形態における送信モジュールに対応する、実体装置である伝送器902と、メモリ903と、データ904またはプログラムコード905を記憶する1または複数の記憶媒体906(例えば、1または複数の大容量ストレージデバイス)とを備え得る。メモリ903および記憶媒体906は、一時的または永続的なストレージであり得る。記憶媒体906に記憶されるプログラムは、1または複数のモジュール(図示せず)を含み得て、各モジュールは、端末デバイスの一連の命令動作を含み得る。なおさらに、中央演算処理装置901は、記憶媒体906と通信し、端末デバイス900上で、記憶媒体906における一連の命令動作を実行するように構成され得る。
端末デバイス900はさらに、1または複数の電源907および1または複数のオペレーティングシステム908を備え得る。
本願のこの実施形態において、端末デバイスによって実行される段階は、図8に示される端末デバイスの概略構造図に基づき得る。詳細については、実施形態1における対応するプロセスを参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
上記は、本願の実施形態における端末デバイスを説明し、以下では、本願の実施形態におけるアクセスネットワークデバイスを説明する。図10を参照すると、図10は、本願の実施形態に係る基地局の実施形態の概略図である。アクセスネットワークデバイス1000は、処理モジュール1001および送信モジュール1002を備える。
処理モジュール1001は、指示情報を判定するように構成され、指示情報は、時間ウィンドウの長さ情報、時間ウィンドウの開始時点情報、時間ウィンドウの終了時点情報、シンボルの開始時点情報、第2時点情報、および、第1時間長情報のうちの少なくとも1つを含む。
送信モジュール1002は、処理モジュール1001によって判定される指示情報を端末デバイスへ送信するように構成され、それにより、端末デバイスは、指示情報に基づいて、時間ウィンドウ、シンボルの開始時点情報、第2時点、または、予め設定された巡回プレフィックスを判定する。
上記では、モジュール式機能の観点から、本願の実施形態におけるアクセスネットワークデバイスを説明し、以下では、ハードウェア処理の観点から、本願の実施形態におけるアクセスネットワークデバイスを説明する。図11において示されるように、説明の便宜上、本願の実施形態に関連する一部のみが示される。開示されない具体的な技術的詳細については、本願のこの実施形態に対応する方法の部分を参照されたい。図11を参照すると、図11は、本願の実施形態に係るアクセスネットワークデバイスの概略構造図である。
アクセスネットワークデバイス1101は、上述の実施形態における処理モジュール1001に対応する、実体装置であるプロセッサ1101と、送信モジュール1002に対応する、実体装置である受信器1102とを備える。基地局はさらに、プログラムコードを記憶するように構成されているメモリ1103を備える。プログラムコードがプロセッサ1101によって実行されるとき、本願の実施形態における方法を実装できる。当業者であれば、図11に示されるアクセスネットワークデバイスの構造が、アクセスネットワークデバイスに対する限定を構成するものでなく、図に示されるものより多くの、または、より少ないコンポーネントを含み得るか、または、いくつかのコンポーネントが組み合わされ得るか、または、異なるコンポーネント配置が使用され得ることを理解し得る。
この実施形態において、アクセスネットワークデバイスによって実行される段階は、図10に示されるアクセスネットワークデバイスの概略構造図に基づき得る。詳細については、上述の実施形態における対応するプロセスを参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
上記では、本願の実施形態における端末デバイスおよび基地局を個別に説明した。以下では、端末デバイスおよび基地局を備える信号伝送システムを説明する。図12を参照すると、図12は、本願の実施形態に係る信号伝送システムの実施形態の概略図である。信号伝送システム1200は、第1端末デバイス1201、第2端末デバイス1202およびアクセスネットワークデバイス1203を備える。
アクセスネットワークデバイス1203は具体的には、第1セットを判定することであって、第1セットは、1つのサブフレームにおける、信号伝送のための少なくとも2つの予め設定された開始時点を含む、こと、第1リソースおよび第2リソースを判定することであって、第1リソースおよび第2リソースは異なる周波数領域リソースであり、時間領域における、第1リソースおよび第2リソースの開始時点は両方とも第1時点であり、第1時点は第1セットにおける時点である、こと、ならびに、第1リソースを含む情報を第1端末デバイス1201へ送信し、第2リソースを含む情報を第2端末デバイス1202へ送信することを行うように構成されている。
第1端末デバイス1201は、第1リソースを含む情報を受信し、第1時点から第1リソースにおいて第1信号を送信するように構成されている。
第2端末デバイス1202は、第2リソースを含む情報を受信し、第1時点から第2リソースにおいて第2信号を送信するように構成されている。
本発明の明細書、特許請求の範囲、および添付の図面において、(存在する場合には)用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等は、同様のオブジェクト間を区別することが意図されるものであり、必ずしも具体的な順序または順番を示すものではない。そのような方式で称されるデータは、適切な状況においては置き換え可能であり、これにより、本明細書において説明されている本発明の実施形態は、本明細書において示される、または説明されている順序以外の順序で実装され得ることが理解されるべきである。「含む」という用語、および、任意の他の派生語は、非排他的な包含を含むことが意図され、例えば、一組の段階またはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品またはデバイスは、これらのユニットに必ずしも限定されず、明示的に列挙されない、または、そのようなプロセス、方法、システム、製品またはデバイスに固有の他のユニットを含み得る。
装置の実施形態におけるプロセッサは、中央演算処理装置(英文全表記:central processing unit、英文頭字語:CPU)、ネットワークプロセッサ(英文全表記:network processor、英文頭字語:NP)、または、CPUおよびNPの組み合わせであり得ることに留意すべきである。プロセッサはさらに、ハードウェアチップを含み得る。ハードウェアチップは、具体的には、特定用途向け集積回路(英文全表記:application‐specific integrated circuit、英文頭字語:ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(英文全表記:programmable logic device、英文頭字語:PLD)、または、これらの組み合わせであり得る。加えて、PLDは、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(英文全表記:complex programmable logic device、英文頭字語:CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(英文全表記:field‐programmable gate array、英文頭字語:FPGA)、ジェネリックアレイロジック(英文全表記:generic array logic、英文頭字語:GAL)、または、これらの任意の組み合わせであり得る。これは、本発明において限定されない。
本願において提供される、いくつかのの実施形態において、開示されるシステム、モジュールおよび方法は、他の方式で実装され得ることを理解すべきである。例えば、説明された装置の実施形態は、例示的なものに過ぎない。例えば、モジュールの区分は、単に論理的な機能の区分に過ぎず、実際に実装する際には他の区分であってもよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、別のシステムと組み合わされまたは統合されてよい。または、いくつかの特徴は、無視されてよく、または、実行されなくてよい。加えて、表示または説明された相互結合または直接的な結合もしくは通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することによって実装され得る。装置間またはユニット間の間接連結または通信接続は、電子的、機械的、または他の形態で実装され得る。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に分かれていてもそうでなくてもよく、また、ユニットとして表示された部分は、物理的なユニットであってもそうでなくてもよく、1箇所に所在していてもよく、または、複数のネットワークユニットにおいて分散されていてもよい。実施形態の解決法の目的を達成するための実際の要件に従って、ユニットの一部または全部が選択されてよい。
加えて、本発明の実施形態における機能モジュールは、1つの処理ユニットに統合され得る、または、ユニットの各々は、物理的に単独で存在し得る、または、2つもしくはより多くのユニットは、1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてよく、または、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてよい。
統合されたモジュールが、ソフトウェア機能ユニットの形式で実装され、独立の製品として販売または使用されるとき、統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本発明の技術的解決法は基本的に、または従来技術に寄与する部分は、または技術的解決法の全部もしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実装されてよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであってよい)本発明の実施形態において説明された方法の段階のうちの全部または一部を実行するようコンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、プログラムコードを記憶できる、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(ROM、Read‐Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクをなどの任意の媒体を含む。
上述の実施形態は、本発明の技術的解決法を説明することが意図されているに過ぎず、本発明を限定することが意図されているわけではない。本発明は、上述の実施形態に関連して詳細に説明されているが、本発明の実施形態の技術的解決法の主旨および範囲から逸脱することなく、さらに、上述の実施形態において説明された技術的解決法に対して変更を施し、または、これらのいくつかの技術的機能に対して均等な置き換えを行い得ることを当業者は理解すべきである。
本発明は通信技術の分野に関連し、特に、信号伝送方法、端末デバイス、アクセスネットワークデバイスおよび信号伝送システムに関連する。
既存のロングタームエボリューション(英文全表記:Long Term Evolution、英文頭字語:LTE)システムにおいて、通信事業者によって使用されるスペクトルリソースは主に、ライセンススペクトルリソースである。モバイル通信ネットワークのユーザ数が増加し、通信速度およびサービス品質に対してより高い要件がユーザによって課されるにつれて、通信事業者は非ライセンススペクトルリソースに注目し始め、非ライセンススペクトルリソースを使用することによって、ネットワーク容量のオフロードを実装すること、および、サービス品質を改善することを期待している。例えば、既存のLTE使用ライセンス補助アクセス(英文全表記:Licensed‐Assisted Access Using LTE、英文頭字語:LAA‐LTE)システムおよびその発展型システムにおいて、既存のLTEシステムにおけるキャリアアグリゲーション(英文全表記:Carrier Aggregation、英文頭字語:CA)の構成および構造が使用され、通信事業者のライセンススペクトルにおけるキャリア上の通信が基本として使用され、非ライセンススペクトルにおける複数のキャリアが構成され、ライセンスキャリアが補助として使用されて非ライセンスキャリア上で通信を実行し、その結果、非ライセンススペクトルリソースを使用することによってネットワーク容量のオフロードが実装され、さらに、ライセンスキャリア上の負荷が低減される。
非ライセンススペクトルリソースの使用中に最初に解決される必要がある問題は、リソース競合である。既存のLAA‐LTEシステムにおいて使用されるリソース競合方法は、リッスンビフォアトーク(英文全表記:Listen Before Talk、英文頭字語:LBT)と称される。LBTの基本概念は、以下の通りである。チャネル上で信号を送信する前に、各通信デバイスはまず、現在のチャネルがアイドル状態かどうか、言い換えれば、近くのノードがチャネル上で信号を送信していることを検出できるかどうかを検出する必要がある。この検出プロセスは、クリアチャネルアセスメント(英文全表記:Clear Channel Assessment、英文頭字語:CCA)と称される。チャネルがアイドル状態であることを期間内に検出した場合、通信デバイスは信号を送信し得る。または、チャネルが占有されていることを検出した場合、通信デバイスは信号を現在送信できない。
競合方式LBTがLAA‐LTE通信システムまたは同様の通信システムに適用されるとき、新しい問題が生じ得る。LAA‐LTEシステムを例として使用すると、LAA‐LTEシステムはLTEシステムにおけるフレーム構造を引き継いでいるので、フレーム構造が比較的固定的であり、フレーム境界、サブフレーム境界またはシンボル境界が、時間的に固定される。言い換えれば、LAA‐LTEシステムについては、フレーム境界、サブフレーム境界またはシンボル境界は、時間的に、判定された時点に対応する。信号は、サブフレーム境界またはシンボル境界に対応する時点のみから送信される。通信デバイスのLBT検出結果が、予め定められた信号送信時点においてチャネルが占有されているというものである場合、通信デバイスは、予め定められた信号送信時点においてチャネル上で信号を送信できない。その結果、従来技術において、信号が非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で送信されるとき、信号の送信確率は比較的小さい。
本発明の実施形態は、信号伝送方法、端末デバイス、アクセスネットワークデバイスおよび信号伝送システムを提供し、これにより、非ライセンススペクトルリソース上で信号が送信されるとき、信号の送信時点はシンボル境界に限定されず、期間中の任意の時点において信号を送信することができる。したがって、従来技術と比較すると、当該実施形態では、非ライセンススペクトルリソース上で信号が送信される確率が向上する。
これに鑑み、第1態様によれば、本願の実施形態は、信号伝送方法を提供する。具体的な動作プロセスは、以下のように説明される。端末デバイスによって、非ライセンススペクトルにおけるチャネルの使用権限が、時間ウィンドウ任意の時点において取得されるかどうかを判定し、時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点であるか、または、シンボルの開始時点以前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点であるか、または、第2時点以前であり、第2時点は、シンボルによって占有される時間内にあり、シンボルは、少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含む信号を送信するために使用され、実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントは時間的に連続し、実際の巡回プレフィックスは、情報セグメントの前であり、実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しいか、または、より短く、第1時間長は、シンボルの開始時点と第2時点との間の時間の長さであり、端末デバイスによって、第1時点から信号を送信する。
上述の説明から理解できるように、本願のこの実施形態において、非ライセンススペクトルリソース上のチャネルの使用権限が取得されるとき、非ライセンススペクトルリソース上で、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で信号が送信されるとき、信号の送信時点は、シンボル境界に限定されず、信号は、期間における任意の時点において送信でき、それにより、従来技術と比較すると、この実施形態では、非ライセンススペクトルリソース上で、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で信号を送信する確率が向上する。
可能な設計において、信号の実際の巡回プレフィックスの時間長は、第1時間長より短く、端末デバイスが、第1時点から信号を送信する段階は、端末デバイスが、第1時点から第2時点まで、信号の実際の巡回プレフィックスを送信する段階と、端末デバイスが、第2時点から、信号の情報セグメントを送信する段階とを含む。
一方、本願のこの実施形態において、第1時点から信号を送信する具体的な方式が提供され、解決法の実行可能性を提供する。言い換えれば、端末デバイスは、第1時点から第2時点までの期間において、時間の長さが予め設定された巡回プレフィックスより短い、信号の巡回プレフィックスを送信できる。当該巡回プレフィックスが実際の巡回プレフィックスである。端末デバイスは、第2時点から、信号の情報セグメント部分を送信する。
可能な設計において、実際の巡回プレフィックスの時間長は、第2時間長に等しいか、または、より長いことが保証される必要がある。
好ましくは、実際の適用において、巡回プレフィックスの主な機能は、信号伝送の往復時間、および、信号伝送中のマルチパス干渉によって生じる、信号復調性能に対する影響を克服することであることを考慮して、第2時間長は、端末デバイスとアクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長と、最大チャネル遅延スプレッドとの和に等しいか、または、より長い。
任意で、第2時間長がセルにおけるすべてのユーザについて均一に判定され得ることを考慮すると、第2時間長は、端末デバイスのセルにおける端のユーザとアクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長と、起こり得る最大チャネル遅延スプレッドとの和に等しいか、または、より大きい。
上述の説明から理解できるように、本願のこの実施形態において、送信される信号の巡回プレフィックスの時間長が、端末デバイスとアクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長と最大チャネル遅延スプレッドとの和より大きいことが保証される。実際の適用において、信号伝送の往復時間、および、信号伝送中のマルチパス干渉によって生じる信号復調性能への影響が克服され、それにより、本願のこの実施形態の技術的解決法の実行可能性を保証する。さらに、第2時間長は、具体的には、セル端の端末デバイスと、アクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長と、起こり得る最大チャネル遅延スプレッドとの和に等しいか、または、より長く、第2時間長は、セル端の端末デバイスを基準として使用することによって構成され、それにより、端末デバイスが成功裏に信号を送信できることを保証する。
可能な設計において、端末デバイスが非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得する前に、好ましくは、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報に基づいて、第2時間長を判定し得る。
任意で、第2時間長は、端末デバイス自体の予め定められた構成に基づいて判定される。
本願のこの実施形態において、第2時間長を判定する2つの方式が提供され、それにより、本願のこの実施形態の多様性および実行可能性を向上させる。
可能な設計において、実際の巡回プレフィックスの時間長は、第1時間長に等しく、シンボルは、ガード時間長を含み、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点の以前であり、シンボルの開始時点と時間ウィンドウの終了時点との間の時間長は第3時間長に等しく、第3時間長は、第1時間長およびガード時間長のうちの、より小さい時間長より短い。
言い換えれば、上述の説明から理解できるように、本願のこの実施形態において、この設計では、端末デバイスが信号を送信するとき、時間領域リソースの送信は、時間領域リソースの予め設定された送信と比較すると、遅延することが可能になる。しかしながら、遅延時間が過剰に長い場合、アクセスネットワークデバイスが伝送信号に対して実行する復調に影響を与えるだけでなく、当該信号の後の信号の伝送にも影響を与える。したがって、シンボルの開始時点と、時間ウィンドウの終了時点との間の時間長が第3時間長に等しくなるように、限定が課される。言い換えれば、この方式において、端末デバイスが信号を送信するときの最大遅延時間は第3時間長であり、第3時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの時間長より短いことが可能になる。言い換えれば、本願のこの実施形態において、信号送信機会が向上し、同時に、信号送信機会の向上によって生じる、アクセスネットワークデバイスによる信号復調の結果に対する影響が減少する。
上述の実施形態を参照すると、可能な設計において、端末デバイスは、シンボルの開始時点と、第1時点との間の時間長についての情報を判定し、判定された時間長情報をアクセスネットワークデバイスへ報告し得る。
本願のこの実施形態において、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスの往復伝送時間、言い換えれば、タイミングアドバンス(英文全表記:Timing Advance、英文頭字語:TA)を推定するとき、遅延の時間長を減算し得て、これにより、端末デバイスの実際のTA情報を取得し、取得されたTA情報を端末デバイスへ送信する。端末デバイスは、遅延の時間長が減算されたタイミングアドバンスを取得し、タイミングアドバンスに基づいてアップリンク信号伝送を実行でき、それにより、遅延した送信によって生じる影響を低減する。
任意で、端末デバイスは、信号送信が遅延する第1時点と、シンボルの開始時点との間の時間長についての情報をアクセスネットワークデバイスに報告しないことがあり得るが、受信された、アクセスネットワークデバイスによって送信されたTA情報から取得された時間長から遅延の時間長を減算することにより、端末デバイスの実際のTA情報を取得することに留意すべきである。次に、端末デバイスは、実際のタイミング情報に基づいてアップリンク信号伝送を実行し得て、それにより、送信遅延によって生じる影響を低減する。
可能な設計において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限が第1時点に取得されることを端末デバイスが判定する前に、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、予め定められた構成に基づいて、第3時間長を判定し得る。
本願のこの実施形態において、第3時間長を判定する2つの方式が提供され、それにより、本願のこの実施形態の多様性および実行可能性が向上する。
可能な設計において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限が第1時点において取得されることを端末デバイスが判定する前に、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、予め定められた構成に基づいて、以下の情報のうちの少なくとも1つを判定し得る。
時間ウィンドウの長さ
時間ウィンドウの開始時点
時間ウィンドウの終了時点
シンボルの開始時点
第2時点
第1時間長
言い換えれば、本願のこの実施形態において、端末デバイスは、解決法の実行可能性および多様性を判定するために、時間ウィンドウの長さなどの情報を複数の方式で判定し得る。
可能な設計において、上述の解決法における信号は、ロングタームエボリューションLTEシステムにおける物理ランダムアクセスプリアンブル系列であり得て、さらに、物理ランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットは、具体的には、フォーマット0、または、フォーマット1、または、フォーマット2、または、フォーマット3、または、フォーマット4であり得る。
本願のこの実施形態における信号伝送方法において、信号は具体的には、物理ランダムアクセスプリアンブル系列であり得る。上述の実施形態における信号伝送方法を使用することによって、ランダムアクセスプリアンブル系列が非ライセンススペクトルリソース上で非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で送信されるとき、ランダムアクセスプリアンブル系列の送信時点は、フレーム境界、サブフレーム境界またはシンボル境界に限定されず、ランダムアクセスプリアンブル系列は、期間内の任意の時点に送信できる。従来技術と比較すると、この実施形態では、ランダムアクセスプリアンブル系列を送信する機会が向上する。言い換えれば、ランダムアクセスプリアンブル系列が非ライセンススペクトルリソース上の非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で送信されるとき、シーケンスアクセス機会が向上する。
第2態様によると、本願の実施形態は、信号伝送方法を提供する。詳しく説明すると、方法は、アクセスネットワークデバイスが、指示情報を判定する段階であって、指示情報は、時間ウィンドウの長さ情報、時間ウィンドウの開始時点情報、時間ウィンドウの終了時点情報、シンボルの開始時点情報、第2時点情報、および、第1時間長情報のうちの少なくとも1つを含む、段階と、アクセスネットワークデバイスが、指示情報を端末デバイスへ送信することにより、端末デバイスが、指示情報に基づいて、時間ウィンドウ、シンボルの開始時点情報、第2時点、または、予め設定された巡回プレフィックスを判定する段階とを備える。
本願のこの実施形態において、アクセスネットワークデバイスは、指示情報を端末デバイスへ送信し得て、これにより、端末デバイスは、指示情報に基づいて、時間ウィンドウ、シンボルの開始時点情報、第2時点、または、予め設定された巡回プレフィックスを判定する。
可能な設計において、指示情報はさらに、第2時間長情報または第3時間長情報を含む。
第3態様によれば、本願の実施形態は、信号伝送方法を提供する。詳しく説明すると、方法は、アクセスネットワークデバイスが第1セットを判定する段階であって、第1セットは、1つのサブフレームにおける、信号伝送のための少なくとも2つの予め設定された開始時点を含む、段階と、アクセスネットワークデバイスが、第1リソースおよび第2リソースを判定する段階であって、第1リソースおよび第2リソースは、異なる周波数領域リソースであり、時間領域における、第1リソースおよび第2リソースの開始時点は両方とも第1時点であり、第1時点は、第1セットにおける時点である、段階と、アクセスネットワークデバイスが、第1リソースを含む情報を第1端末デバイスへ送信し、アクセスネットワークデバイスが、第2リソースを含む情報を第2端末デバイスへ送信する段階とを備え、第1リソースは、第1信号を伝送するために使用され、第2リソースは、第2信号を伝送するために使用される。
可能な設計において、第1信号は物理ランダムアクセスプリアンブル系列であり、第2信号はサウンディング参照信号である。
第4態様によれば、本願の実施形態は、信号伝送方法を提供する。詳しく説明すると、方法は、第1端末デバイスが、第1リソースを含む情報を受信する段階と、第2端末デバイスが、第2リソースを含む情報を受信する段階とを備え、第1リソースおよび第2リソースは、異なる周波数領域リソースであり、時間領域における、第1リソースおよび第2リソースの開始時点は両方とも第1時点であり、第1時点は第1セットにおける時点であり、第1セットは、1つのサブフレームにおける、信号伝送のための少なくとも2つの予め設定された開始時点を含み、第1端末デバイスが、第1時点から、第1リソースにおいて第1信号を送信し、第2端末デバイスが、第1時点から、第2リソースにおいて第2信号を送信する段階を備える。
可能な設計において、第1信号は物理ランダムアクセスプリアンブル系列であり、第2信号はサウンディング参照信号である。
第5態様によると、本願の実施形態は、端末デバイスを提供する。端末デバイスは、上述の方法の設計における端末デバイスの動作を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実装され得るか、または、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1または複数のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであり得る。
可能な設計において、端末デバイスは、非ライセンススペクトルにおけるチャネルの使用権限が第1時点において取得されることを判定するように構成され、第1時点は、時間ウィンドウにおける任意の時点である、処理モジュールであって、時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点、または、シンボルの開始時点の前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点、または、第2時点の前であり、第2時点は、シンボルによって占有される時間内にあり、シンボルは、信号を送信するために使用されるシンボルであり、信号は、少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含み、実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントは時間的に連続し、実際の巡回プレフィックスは、情報セグメントの前であり、実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しいか、または、より短く、第1時間長は、シンボルの開始時点と第2時点との間の時間の長さである、処理モジュールと、第1時点から、信号を送信するように構成されている送信モジュールとを備える。
可能な設計において、端末デバイスの構造は、プロセッサおよび伝送器を含む。プロセッサは、非ライセンススペクトルにおけるチャネルの使用権限が第1時点において取得されることを判定するように構成され、第1時点は、時間ウィンドウにおける任意の時点であり、時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点、または、シンボルの開始時点の前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点、または、第2時点の前であり、第2時点は、シンボルによって占有される時間内にあり、シンボルは、信号を送信するために使用されるシンボルであり、信号は、少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含み、実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントは時間的に連続し、実際の巡回プレフィックスは、情報セグメントの前であり、実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しいか、または、より短く、第1時間長は、シンボルの開始時点と第2時点との間の時間の長さであり、伝送器は、第1時点から、信号を送信するように構成されている。
第6態様によれば、本願の実施形態は、アクセスネットワークデバイスを提供する。アクセスネットワークデバイスは、上述の方法の設計におけるアクセスネットワークデバイスの動作を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実装され得るか、または、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1または複数のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであり得る。
可能な設計において、アクセスネットワークデバイスは、指示情報を判定するように構成されている判定モジュールであって、指示情報は、時間ウィンドウの長さ情報、時間ウィンドウの開始時点情報、時間ウィンドウの終了時点情報、シンボルの開始時点情報、第2時点情報、および、第1時間長情報のうちの少なくとも1つを含む、判定モジュールと、指示情報を端末デバイスへ送信し、端末デバイスに、指示情報に基づいて、時間ウィンドウ、シンボルの開始時点情報、第2時点、または、予め設定された巡回プレフィックスを判定させるように構成されている送信モジュールとを備える。
可能な設計において、アクセスネットワークデバイスの構造は、プロセッサおよび伝送器を含む。プロセッサは、指示情報を判定するように構成されている。伝送器は、指示情報を端末デバイスへ送信するように構成されている。
第7の態様によれば、本願の実施形態は、信号伝送システムを提供する。信号伝送システムは、第1端末デバイス、第2端末デバイスおよびアクセスネットワークデバイスを備える。信号伝送システムにおけるアクセスネットワークデバイスは、第3態様における方法の設計におけるアクセスネットワークデバイスの動作を実装する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実装され得るか、または、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1または複数のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであり得る。同様に、第1端末デバイスおよび第2端末デバイスは、第4態様における方法の設計における第1端末デバイスおよび第2端末デバイスの動作を実装する機能を有する。
第8態様によれば、本願の実施形態は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、プログラムコードを記憶し、プログラムコードは、第1態様、第2態様、第3態様または第4態様における方法を実行するために命令を使用する。
従来技術と比較すると、上述の技術的解決法から理解できるように、本願の実施形態において、端末デバイスは、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を第1時点において取得する。第1時点は、時間ウィンドウのセグメントにおける任意の時点である。時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点、または、シンボルの開始時点の前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点、または、第2時点の前であり、第2時点は、シンボルによって占有される時間内にあり、シンボルは、信号を送信するために使用されるシンボルであり、信号は少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含み、実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントは時間的に連続し、信号の実際の巡回プレフィックスは、時間的に情報セグメントの前である。加えて、信号の実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しいか、または、より短く、第1時間長は、シンボルの開始時点と第2時点との間の時間の長さである。端末デバイスは、第1時点からシーケンスを送信する。言い換えれば、本願において、信号が非ライセンススペクトルリソース上の非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で送信されるとき、信号の送信時点は、シンボル境界に限定されず、信号は、期間内の任意の時点において送信でき、それにより、従来技術と比較すると、この実施形態では、非ライセンススペクトルリソース上で信号を送信する確率が向上する。
本願の実施形態に係るシステムアーキテクチャの概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る、信号の予め設定された時間領域リソースの概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る、干渉を引き起こす遅延信号伝送を示す概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送方法の別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る端末デバイスの実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る端末デバイスの別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係るアクセスネットワークデバイスの実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係るアクセスネットワークデバイスの別の実施形態の概略図である。
本願の実施形態に係る信号伝送システムの実施形態の概略図である。
本発明の実施形態は、信号が非ライセンススペクトルリソース上で送信されるときに信号送信確率が比較的小さいという、従来技術における問題を解決するために、信号伝送方法、端末デバイス、アクセスネットワークデバイスおよび信号伝送システムを提供する。
本願における技術的解決法を当業者がより良く理解できるように、以下では、本願の実施形態における添付の図面を参照しながら、本願の実施形態における技術的解決法を明確かつ完全に説明する。当然ながら、記載された実施形態は、本願の実施形態の全部ではなく、一部に過ぎない。想像的努力なく、本願の実施形態に基づいて当業者によって得られたすべての他の実施形態は、本願の保護範囲に属するものとする。
LTEシステムにおいて、伝送が非ライセンススペクトルリソース上で実行されるとき、LTEシステムは、非ライセンスロングタームエボリューション(英文全表記:Unlicensed Long Term Evolution、英文頭字語:U‐LTE)システムとみなされ得ることを理解すべきである。U‐LTEは一般的に、非ライセンススペクトルを使用する、すべてのLTEシステムおよびその発展型システムを指す。特に、以下の2つの事例があり得る。第1の事例において、非ライセンススペクトルリソース上のキャリア上の伝送は、ライセンススペクトルにおけるキャリアによって補助される。例えば、システムは、LTE使用ライセンス補助アクセスシステムおよびその発展型システムである。LAA‐LTEシステムでは、既存のLTEシステムにおけるキャリアアグリゲーションの構成および構造が主に使用され、通信事業者のライセンススペクトルにおけるキャリア上の通信が基本として使用され、非ライセンススペクトルにおける複数のキャリアが構成され、ライセンスキャリアが補助として使用されて非ライセンスキャリア上で通信を実行し、その結果、非ライセンススペクトルリソースを使用することによってネットワーク容量のオフロードを実装できライセンスキャリア上の負荷がさらに低減される。第2の事例において、非ライセンススペクトルリソース上のキャリア上の伝送は、ライセンススペクトルにおけるキャリアによって補助されない。例えば、システムはスタンドアロンLTE(英文全表記:Stand‐alone Long Term Evolution、英文頭字語:SA‐LTE)システムおよびその発展型システムである。SA‐LTEシステムとLAA‐LTEシステムとの間の違いは、LAA‐LTEシステムでは、データチャネルのみが非ライセンスキャリアにオフロードされ、初期アクセスおよびシステム共通メッセージの取得は依然としてライセンスキャリア上で実装され、一方、SA‐LTEシステムでは、ライセンスキャリアはアクセスを補助せず、その結果、ネットワークデバイスとユーザ機器との間のすべてのインタラクションプロセスは、非ライセンスキャリア上で実装される必要があるという点である。
本願の実施形態の技術的解決法は、無線セルラネットワークにおける様々な通信システム、例えば、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(英文全表記:Global System for Mobile communication、英文頭字語:GSM(登録商標))システム、符号分割多元接続(英文全表記:Code Division Multiple Access、英文頭字語:CDMA(登録商標))システム、広帯域符号分割多元接続(英文全表記:Wideband Code Division Multiple Acces、英文頭字語:WCDMA(登録商標))システム、ジェネラルパケットラジオサービス(英文全表記:General Packet Radio Service、英文頭字語:GPRS(登録商標))システム、LTEシステム、ユニバーサル移動体通信システム(英文全表記:Universal Mobile Telecommunications System、英文頭字語:UMTS(登録商標))、または、将来の5G通信システムに適用され得る。これは本願において限定されない。
本願の実施形態の技術的解決法は主に、LTEシステムおよびその発展型システムに適用され、特に、LAA‐LTEシステムまたはSA‐LTEシステムに適用される。本発明の実施形態が適用される、通信システムにおけるネットワーク要素は、アクセスネットワークデバイス(ネットワークデバイスとも称される)および端末デバイス(ユーザ機器とも称される)である。本願の実施形態の技術的解決法はまた、固定的なサブフレーム境界またはシンボル境界を含む、かつ、リソース競合要件を有する別の同様の通信システムに適用され得る。これは本願において限定されない。
本願の実施形態の技術的解決法において、1つのシンボルは、少なくとも巡回プレフィックス(英文全表記:Cyclic Prefix、英文頭字語:CP)部分および情報セグメント部分を含むことを理解すべきである。情報セグメント部分は、シンボルのすべての情報を含む。CPは、信号の情報セグメントの一部を反復する。本願の実施形態における技術的解決法において、シンボルは、LTEシステムにおける直交周波数分割多重(英文全表記:Orthogonal Frequency Division Multiple、英文頭字語:OFDM)シンボルであり得るか、または、LTEシステムにおける単一搬送波周波数分割多元接続(英文全表記:Single Carrier‐Frequency Division Multiple Access、英文頭字語:SC‐FDMA)シンボルであり得るか、または、LTEシステムにおいてランダムアクセスプリアンブル系列によって占有されるシンボルであり得る。本願の実施形態における技術的解決法において、シンボルは、別の種類の通信シンボルであり得る。これは本願において限定されない。
本願の実施形態において、基地局および端末デバイスが所在する通信システムは、予め定められた、または、固定された、サブフレーム開始時点、サブフレーム終了時点、シンボル開始時点およびシンボル終了時点を含む通信システムであることを理解すべきである。この通信システムにおいて、時間は固定的な時間単位によって分割される。言い換えれば、時間単位の粒度、ならびに、時間単位の開始時点および終了時点が判定されるとき、過去および未来の時間単位の開始時点および終了時点を知ることができる。本願の実施形態において、サブフレーム境界は、サブフレームの開始時点、または、サブフレームの終了時点であり、シンボル境界はシンボルの開始時点または終了時点であり、サブフレームの開始時点は先行のサブフレームの終了時点と同等であり、シンボルの開始時点は先行のシンボルの終了時点と同等である。第1期間および第2期間は時間的に連続し、第1期間は第2期間の前であると仮定すると、第1期間の終了時点は第2期間の開始時点と同等であるとみなされ得る。
図1を参照すると、図1は、本願において提案される解決法が適用され得る適用シナリオを示す。当該シナリオは、セル基地局101、当該セル基地局101の近くにあるセル基地局102、および、セル基地局101の受信可能範囲に所在し、セル基地局101と通信している端末デバイス103を含む。セル基地局101および端末デバイス103は、具体的には、非ライセンススペクトルリソースを使用することによって実行される、かつ、固定的なフレーム境界、サブフレーム境界またはシンボル境界を有する通信をサポートする通信デバイスである。セル基地局102によってサポートされる周波数帯域は、セル基地局101によってサポートされるものと同一であり得る。セル基地局102およびセル基地局101は、同一の種類の通信デバイスであり得るか、または、異なる種類の通信デバイスであり得る。例えば、セル基地局101は、LTEシステムにおける基地局であり得て、対応する端末デバイス103は、LTEシステムにおける端末デバイスであり得る。セル基地局102はまた、LTEシステムにおける基地局であり得るか、または、Wi‐Fiシステムにおける無線ルータ、無線リピータもしくは端末デバイスであり得る。本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。
本願の実施形態において、端末デバイスはまた、ユーザ機器(英文全表記:User Equipment、英文頭字語:UE)、移動局(英文全表記:Mobile Station、英文頭字語:MS)、または、モバイル端末などと称され得る。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(英文全表記:Radio Access Network、英文頭字語:RAN)を通して、1または複数のコアネットワークと通信し得る。例えば、端末デバイスは、携帯電話、または、モバイル端末を有するコンピュータであり得る。代替的に、端末デバイスは、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、または、車載のモバイル装置であり得て、無線アクセスネットワークとの間で音声および/またはデータを交換する。加えて、アクセスネットワークデバイスは、LTEシステムおよびその発展型システムにおける発展型NodeB(英文全表記:Evolved Node B、英文頭字語:eNBまたはe‐NodeB)、マクロ基地局、ミクロ基地局、ピコ基地局、アクセスポイント(英文全表記:Access Point、英文頭字語:AP)、伝送ポイント(英文全表記:Transmission Point、英文頭字語:TP)、または同様のものであり得る。これは本願において限定されない。
説明の便宜上、本願のシナリオは、アクセスネットワークデバイスを例として使用して説明される。図1に示されるシナリオにおいて、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で信号をセル基地局101へ送信するとき、端末デバイス103は、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で信号を送信する前に、まず非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得する必要がある。
本願のこの実施形態において、端末デバイスが非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で信号を送信するとき、信号の送信時点は、フレーム境界、サブフレーム境界またはシンボル境界に対応する時点に限定されず、期間内の任意の時点において信号を送信でき、それにより、従来技術と比較すると、この実施形態では、非ライセンススペクトルリソース上で、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で信号を送信する確率が向上する。
以下では、特定の例を参照しながら本願の実施形態を詳細に説明する。これらの例は、当業者が本願の実施形態をより良く理解することを助けるために使用されるに過ぎず、本願の実施形態の範囲を限定することを意図するものではないことに留意すべきである。本願の様々な実施形態において、以下に記載される方法のプロセスの連続する番号は、実行順序を意味するものではなく、プロセスの実行順序は、機能およびその内部論理に基づいて判定されるべきであることを理解されたい。連続する番号は、本願の実施形態の実装プロセスに対していかなる制限も構成すべきでない。
[実施形態1]
本願のこの実施形態は、信号伝送方法を提供する。本発明のこの実施形態において提供される方法は、非ライセンススペクトルにおけるチャネルリソースを使用するシナリオに適用され得る。具体的には、図2を参照すると、図2は、本願のこの実施形態における信号伝送方法の実施形態の概略図である。この方法は以下の段階を備える。
201.端末デバイスが、非ライセンススペクトルにおけるチャネルの使用権限が第1時点において取得されたと判定する。
第1時点は、時間ウィンドウにおける任意の時点である。
時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点、または、シンボルの開始時点の前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点、または、第2時点の前である。
第2時点は、シンボルによって占有される時間内にあり、当該シンボルは、信号を送信するために使用されるシンボルである。
信号は、少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含み、実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントは時間的に連続し、実際の巡回プレフィックスは情報セグメントの前である。
実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しいか、または、より短く、第1時間長は、シンボルの開始時点と第2時点との間の時間の長さである。
実装段階201の具体的なプロセスにおいて、任意で、端末デバイスは競合方式で非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得する。より具体的には、端末デバイスは、競合方式を使用することによって、LBTの基準に基づいて、使用権を取得し得る。端末デバイスが非ライセンススペクトルを使用することによって信号を伝送する必要があるとき、現在の非ライセンススペクトルにおけるチャネルがアイドル状態であるかどうか、言い換えれば、チャネルが利用可能かどうかを判定する複数の方式があり得る。チャネルが利用可能である場合、これは、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限が取得されことを示す。現在の非ライセンススペクトルにおけるチャネルがアイドル状態であるかどうかを判定するための、以下の2つの方式があり得る。
第1の方式において、端末デバイスは、非ライセンススペクトルリソース上のチャネルを検出し、連続的な時間の長さTにおいて、チャネルがアイドル状態であるかどうかを判定する。チャネルがアイドル状態にある場合、端末デバイスがチャネル使用権限を取得していること、言い換えれば、端末デバイスがチャネル上で信号を伝送できることを示し、そうでない場合、端末デバイスがチャネル使用権限を取得していないこと、言い換えれば、端末デバイスがチャネル上で信号を伝送できないことを示す。
第2の方式において、端末デバイスは、非ライセンススペクトルリソース上のチャネルを検出し、連続的な時間の長さTにおいて、チャネルがアイドル状態であるかどうかを判定する。チャネルがアイドル状態であり、かつ、以下の段階4におけるカウンタの値Nが0である場合、端末デバイスは、チャネル使用権限が取得されていると、言い換えれば、端末デバイスがチャネル上で信号を伝送できると判定する。以下の段階では、具体的な検出プロセスが示される。
1.N=Ninitに設定する。Ninitは、0からCWまでの範囲からランダムに選択された数であり、CWは、競合ウィンドウの長さとみなされ得て、NinitまたはCWは、端末デバイス自体によって判定され得るか、または、アクセスネットワークデバイスによって通知され得る。本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。
2.N>0である場合、端末デバイスは、カウンタの値Nから1を減算する。具体的には、N=N−1に設定する。
3.チャネルを検出し、連続的な時間の長さTslにおいてチャネルがアイドル状態であるかどうかを判定し、チャネルがアイドル状態である場合、段階4を実行し、そうでない場合、段階5を実行する。
4.N=0である場合、プロセスを終了し、そうでない場合、段階2を実行する。
5.チャネルを検出し、連続的な時間の長さTにおいて、チャネルがアイドル状態にあるかどうかを判定する。
6.連続的な時間の長さTにおいてチャネルがアイドル状態にある場合、段階2を実行し、そうでない場合、段階5を実行する。
上述の2つの方法において使用されるパラメータT、Tsl、CWの具体的な値は、これに限定されず、実際の適用の事例に従って設定され得ることに留意すべきである。任意で、Tの値は25μs、Tslの値は9μs、CWの最大値は1023、CWの最小値は3である。加えて、実際の適用において、端末デバイスはさらに、別の方法を使用することによって、非ライセンススペクトルリソース上のチャネル使用権限が取得されているかどうかを判定し得る。本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。例えば、端末デバイスは、近くの通信デバイスとの間で調整またはスケジューリングを実行した後に、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得し得る。または、端末デバイスは、予め構成されたリソース使用パターンを使用することによって、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限が取得されていると判定し得る。詳細はここでは再度説明しない。
任意で、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限は、非ライセンススペクトルにおけるキャリアの使用権限であり得る。任意で、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限は、非ライセンススペクトルにおいて伝送される物理的チャネルの使用権限であり得る。
段階201を実装する具体的なプロセスにおいて、第1時点は、時間ウィンドウにおける任意の時点であり、時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点、または、シンボルの開始時点の前であり得るが、本明細書において、これに限定されない。時間ウィンドウの終了時点は、第2時点、または、第2時点の前であり得るが、本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。第2時点は、シンボルによって占有される時間内にあり、当該シンボルは、信号を送信するために使用されるシンボルである。
システムのアップリンク伝送プロセスにおいて、端末デバイスの信号伝送の動作は、アクセスネットワークデバイスによってスケジューリングされ得ることに留意すべきである。具体的には、アクセスネットワークデバイスは、シグナリングを使用することによって、特定のシンボルまたはサブフレームにおいて、物理アップリンク共有チャネル(英文全表記:physical uplink shared channel、英文頭字語:PUSCH)、物理アップリンク制御チャネル(英文全表記:physical uplink control channel、英文頭字語:PUCCH)、または、物理ランダムアクセスチャネル(英文全表記:physical random access channel、英文頭字語:PRACH)上で伝送を実行するように端末デバイスに命令する。加えて、ランダムアクセスプリアンブル系列の伝送については、アクセスネットワークデバイスは、複数のPRACHリソースを確保し得て、端末デバイスは、複数のPRACHリソースの少なくとも1つにおいてランダムアクセスプリアンブル系列を伝送することに留意すべきである。
本願のこの実施形態において、端末デバイスによって送信される信号は、PRACH上のランダムアクセスプリアンブル系列であり得るか、または、PUSCHもしくはPUCCH上の少なくとも1つのシンボルにおいて保持される情報であり得るか、または、アップリンク復調参照信号(英文全表記:Demodulation Reference Signal、英文頭字語:DMRS)もしくはサウンディング参照信号(英文全表記:Sounding reference signal、英文頭字語:SRS)、または同様のものであり得る。本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。
方法が非ライセンススペクトルにおけるチャネルに適用されるとき、PRACH、PUSCHまたはPUCCHのチャネル構造と、LTEシステムにおけるPRACH、PUSCHまたはPUCCHのチャネル構造とは、同一であり得るか、または、異なり得ることに留意すべきである。ランダムアクセスプリアンブル系列は、フォーマット0からフォーマット4のいずれか1つの既存のランダムアクセスプリアンブル系列であり得るか、または、新しいランダムアクセスプリアンブル系列であり得る。これは本願において限定されない。理解および説明の便宜上、本願のこの実施形態において、端末デバイスによって送信される信号が既存のランダムアクセスプリアンブル系列である例を使用することによって説明が提供される。
既存のランダムアクセスプリアンブル系列は、2つの部分、すなわち、巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含む。巡回プレフィックスおよび情報セグメントは、時間的に連続し、巡回プレフィックスは、情報セグメントの前であり、情報セグメントは、ランダムアクセスプリアンブル系列の情報をすべて含み、巡回プレフィックスは、信号の情報セグメントの一部を反復する。巡回プレフィックスまたは情報セグメントに占有される異なる時間の長さに基づいて、5つのフォーマットがあり得る。表1は、各フォーマットにおける巡回プレフィックスおよび情報セグメントの長さ、ならびに、このフォーマットのランダムアクセスプリアンブル系列の伝送中にLTEシステムにおいて占有される時間を提供する。任意で、伝送中に占有される時間はさらに、ガード時間長を含む。Tは、LTEシステムの時間単位であり、T=1/(15000・2048)秒であり、30720・Tは1ミリ秒、言い換えれば、1サブフレームである。
上述のフォーマットの各々において、巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長であることに留意すべきである。信号の伝送プロセスにおいて、信号は、少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含み、実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントは時間的に連続し、実際の巡回プレフィックスは情報セグメントの前である。実際の巡回プレフィックスの時間長は、信号の伝送される巡回プレフィックスの長さである。
段階201を実装する具体的なプロセスにおいて、任意で、実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長より短い。任意で、実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しい。
任意で、端末デバイスが非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得する前に、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、予め定められた構成に基づいて、以下の情報のうちの少なくとも1つを判定し得る。
時間ウィンドウの長さ
時間ウィンドウの開始時点
時間ウィンドウの終了時点
シンボルの開始時点
第2時点
第1時間長
本願のすべての実施形態において、すべての指示情報は、物理層シグナリング、媒体アクセス制御(英文全表記:Media Access Control、英文頭字語:MAC)層シグナリング、または、無線リソース制御(英文全表記:Radio Resource Control、英文頭字語:RRC)シグナリングを使用することによって、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイスへ送信され得ることに留意すべきである。任意で、すべての指示情報は、現在のキャリアまたは現在以外のキャリアを使用することによって、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイスへ送信され得る。
任意で、アクセスネットワークデバイスは、スケジューリング情報を端末デバイスへ送信し、指定されたシンボルまたはサブフレームにおいて信号伝送を実行するように端末デバイスに命令する。端末デバイスは、スケジューリング情報に基づいてシンボルの開始時点を判定する。
任意で、時間ウィンドウの開始時点はシンボルの開始時点である。任意で、時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点の前であり得る。端末デバイスが、時間ウィンドウの開始時点の前に非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得する場合、端末デバイスは、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限が取得される時点から、時間ウィンドウの開始時点まで、可変長チャネル確保信号または巡回プレフィックスを送信し得て、これにより、端末デバイスがチャネル使用権限の取得後の時間に非ライセンススペクトルにおけるチャネルを占有していないことが原因で、チャネルが別の通信デバイスによって占有されることを回避する。
任意で、端末デバイスがランダムアクセスプリアンブル系列を送信する必要がある場合、端末デバイスは、シンボルの開始時点を判定するために、アクセスネットワークデバイスの指示情報に基づいて、PRACHリソースの時間領域位置を判定し得る。任意で、アクセスネットワークデバイスは、ランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットを示すために指示情報を端末デバイスへ送信し、端末デバイスは、ランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットに基づいて、第1時間長または第2時点を判定する。
202.端末デバイスが第1時点から信号を送信する。
本願のこの実施形態において、端末デバイスが、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限が第1時点において取得されたと判定した後に、端末デバイスは、第1時点から信号を送信し得る。
図3を参照すると、LTEシステムにおけるランダムアクセスプリアンブル系列の時間領域構造が図3に示され、予め設定された巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含むシンボルを含む。異なる受信可能範囲を有するセルに適合するべく、表1に示される、5つのフォーマットのランダムアクセスプリアンブル系列が定義されている。
表1に示されるように、異なるフォーマットのランダムアクセスプリアンブル系列は、時間領域リソースにおいて異なる時間長を有する予め設定された巡回プレフィックスまたは情報セグメントを占有する。本願のこの実施形態において、端末デバイスがシンボルの開始時点において非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得しなかったが、シンボルの開始時点の一定期間後に非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得する場合、端末デバイスは依然としてランダムアクセスプリアンブル系列を送信できる。
具体的には、以下の2つの任意の送信方式があり得る。
方式1:
端末デバイスは、第1時点から第2時点まで、信号の実際の巡回プレフィックスを送信する。実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長より短い。言い換えれば、端末デバイスは、シンボルの開始時点後に、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得する。
端末デバイスは、第2時点から、信号の情報セグメントを送信する。
好ましくは、実際の巡回プレフィックスの時間長は、第2時間長に等しいか、または、より大きい。
任意で、端末デバイスが第1時点において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得する前に、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、予め定められた構成に基づいて、第2時間長を判定し得る。本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。
チャネル検出の実行後に端末デバイスによって伝送される必要がある信号が、複数の連続シンボルを含む場合、この方式は、信号の最初のシンボルに適用されることに留意すべきである。例えば、複数の連続シンボルを含むフォーマットのランダムアクセスプリアンブル系列が、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で伝送されると仮定すると、この方式は、ランダムアクセスプリアンブル系列の最初のシンボルに適用され得る。
具体的な送信方式は、図4aに示される。図において、伝送が予定されている時間領域リソースは予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列によって占有された時間領域リソースである。ここでは、時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点であり、時間ウィンドウの終了時点は第2時点の前であると仮定する。シンボルの開始時点から第2時点までの時間の長さは、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長である。非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限がシンボルの開始時点において取得されなかったが、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限が時間ウィンドウにおける任意の時点において取得されると端末デバイスが判定したと仮定すると、この時点が第1時点である。図4aは1つの第1時点を示す。第1時点は、シンボルの開始時点の後であり、時間ウィンドウの終了時点の前である。予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメントを送信する開始時点が第2時点であり、予め設定された巡回プレフィックスは、信号の情報セグメントの内容の一部を巡回的に繰り返し送信するために使用されるに過ぎないので、端末デバイスは、第1時点から第2時点までの期間内に、時間の長さが予め設定された巡回プレフィックスより短い、ランダムアクセスプリアンブル系列の巡回プレフィックスを送信し得る。この巡回プレフィックスが実際の巡回プレフィックスである。言い換えれば、いかなる他の情報も、巡回プレフィックスを伝送するように予定されている、第1時点の前の時間領域リソースにおいて伝送されない。端末デバイスは、第2時点から、ランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメント部分を送信する。
好ましくは、実際の適用において、巡回プレフィックスの主な機能は、信号伝送の往復時間、および、信号伝送中のマルチパス干渉によって生じる、信号復調性能に対する影響を克服することであることを考慮して、ランダムアクセスプリアンブル系列の実際の巡回プレフィックスの時間長は、第2時間長に等しいか、または、それより大きい必要がある。任意で、時間ウィンドウの終了時点から第2時点までの時間の長さが第2時間長であり、図4aは、この事例における第2時間長を示している。任意で、第2時間長は、端末デバイスとアクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長と、起こり得る最大チャネル遅延スプレッドとの和に等しいか、または、より大きい。任意で、第2時間長がセルにおけるすべての端末デバイスについて均一に判定され得ることを考慮して、第2時間長は、端末デバイスのセルにおける端の端末デバイスとアクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長と、起こり得る最大チャネル遅延スプレッドとの和に等しいか、または、より大きい。ランダムアクセスプリアンブル系列の実際の巡回プレフィックスの時間長は、第2時間長に等しいか、または、より大きく、それにより、端末デバイスによって送信されてアクセスネットワークデバイスによって受信されるランダムアクセスプリアンブル系列の復調性能を保証できる。ここで、本願のこの実施形態において、第2時間長の具体的な値は、実際の適用事例に基づいて判定され得ることに留意すべきである。ここでは、これに限定されない。
任意で、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信される指示情報に基づいて、第2時間長を判定し得る。指示情報は、第2時間長、第2時間長の開始時点、および、第2時間長の終了時点のうちの少なくとも1つを含む。
理解および説明の便宜上、本願のこの実施形態における送信方式は、送信されるランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットがフォーマット0である例を使用して詳細に説明される。
表1に示されるように、ランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットがフォーマット0であるとき、予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列の予め設定された巡回プレフィックスによって占有される時間長、予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメントによって占有される時間長、および、予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列の伝送によって占有される時間長は、それぞれ、3168・T、24576・T、30720・Tである。説明の便宜上、ここでは時間長情報は、マイクロ秒(μs)を使用して表され、予め設定された巡回プレフィックスによって占有される時間長、情報セグメントによって占有される時間長、および、伝送によって占有される時間長はそれぞれ、103.1μs、800μs、1000μsである。言い換えれば、フォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列は、1つのサブフレームを占有する。加えて、伝送によって占有される時間長はさらに、ガード時間長を含み、ガード時間長は、(1000−800−103.1)μs=96.9μsである。ガード時間長の機能は、セルの中心における端末デバイスによって送信されるランダムアクセスプリアンブル系列と、セル端における端末デバイスによって送信されるランダムアクセスプリアンブル系列との間の干渉を回避することである。
端末デバイスとアクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長が、予め設定された巡回プレフィックスおよびガード時間長のうちの、より小さい値に等しいとき、フォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列をサポートするセルの受信可能範囲は、約(96.9×10−6/2)×3×10キロメートル=14.5キロメートルであることを理解されたい。10は、10のx乗を表し、3×10キロメートル/秒は光速を表す。非ライセンススペクトルにおけるキャリア上の信号伝送は、スペクトルにおける最大伝送電力または最大伝送電力密度の制限を受けるので、当該スペクトルを使用するセルの最大受信可能範囲は比較的小さい。例えば、セル受信可能範囲は、1.5キロメートルを超えない。
非ライセンススペクトルにおけるセルの最大受信可能範囲が1.5キロメートルであり、セル内にあるとみなされるために必要な最大チャネル遅延スプレッドが5μsであると仮定すると、信号伝送の往復時間、および、信号伝送中のマルチパス干渉によって生じる、信号復調性能への影響を克服するために使用される巡回プレフィックスの長さは、[1.5×2/(3×10)×10+5]μs=15μsである。セルのランダムアクセスプリアンブル系列がフォーマット0を使用するとき、実施形態において、上述の説明に基づいて、時間ウィンドウの開始時点は、フォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列を伝送することが予定されているシンボルの開始時点であり、第2時点は、予め設定された巡回プレフィックスの終了時点であり、第1時間長は103.1μsであり、第2時間長は15μsであり、時間ウィンドウの長さは103.1−15=88.1μsであり、時間ウィンドウの終了時点と第2時点との間の時間の長さが第2時間長であるとみなされ得る。端末デバイスは、時間ウィンドウにおける任意の時点において、チャネル使用権限を取得し、ランダムアクセスプリアンブル系列を送信できる。言い換えれば、従来技術と比較すると、端末デバイスは、チャネルがアイドル状態かどうかを検出するために、追加の88.1μsを有する。
ここで、上述された、最大チャネル遅延スプレッドの具体的な時間長、および、最大往復時間長の具体的な時間長は、例として説明するために使用されているに過ぎないことに留意すべきである。実際の適用において、これら2つは、異なる変化を有し得るが、本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。
具体的な送信方式は図4bに示される。図4bは、この方式における4つの伝送の事例を提供する。端末デバイスがシンボルの開始時点において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得しなかった場合、端末デバイスが、シンボルの開始時点の後の88.1μs以内に非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得する場合、端末デバイスはランダムアクセスプリアンブル系列を送信でき、かつ、送信されたランダムアクセスプリアンブル系列の巡回プレフィックスの時間長が15μsより大きいことが保証される。
ここで、シンボルの開始時点に続く88.1μs以内の任意の時点が第1時点であり、ランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメントを送信する予め設定された開始時点が第2時点であると仮定する。端末デバイスが、シンボルの開始時点において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得しなかったが、第1時点において非ライセンススペクトルリソース上のチャネル使用権限を取得する場合、端末デバイスは、第1時点から第2時点までの期間内において、ランダムアクセスプリアンブル系列の実際の巡回プレフィックス部分を送信し得て、第2時点からランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメント部分を送信し得る。
端末デバイスが、シンボルの開始時点の前に、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得する場合、端末デバイスは、第1時点から第2時点までの期間内において、信号の実際の巡回プレフィックスを送信し得ることに留意すべきである。実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長より大きい。図4cはこのシナリオにおける概略図である。
本願のこの実施形態において、フォーマット1のランダムアクセスプリアンブル系列からフォーマット4のランダムアクセスプリアンブル系列の送信方法は、上述のフォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列の送信方法と同様であることを理解されたい。ここでは詳細を再度説明しない。送信方法は本願の範囲内である。
本願のこの実施形態において、本願における信号伝送方法は、送信される信号がランダムアクセスプリアンブル系列である例を使用して説明され、ランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットはフォーマット0である。端末デバイスは、第1時点において非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得し、第1時点は、時間ウィンドウのセグメントにおける任意の時点であり、時間ウィンドウの開始時点は、ランダムアクセスプリアンブル系列を送信する予め設定された開始時点の以前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点の以前であり、第2時点は、ランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメントを送信する予め設定された開始時点である。次に、端末デバイスは、第1時点から第2時点までの期間内に、シーケンスの実際の巡回プレフィックスを送信し、第2時点からシーケンスの情報セグメントを送信する。言い換えれば、端末デバイスによって最後に送信された巡回プレフィックス部分によって占有される時間長は、ランダムアクセスプリアンブル系列の予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長より短く、それにより、巡回プレフィックスの時間長を短くすることにより、ランダムアクセスプリアンブル系列の送信機会が増加する。
本願のこの実施形態において、ランダムアクセスプリアンブル系列が、非ライセンススペクトルリソース上で、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で送信されるとき、ランダムアクセスプリアンブル系列の送信時点は、フレーム境界、サブフレーム境界またはシンボル境界に限定されず、ランダムアクセスプリアンブル系列は、期間内の任意の時点において送信でき、それにより、従来技術と比較すると、この実施形態では、ランダムアクセスプリアンブル系列の送信機会が増加する。言い換えれば、非ライセンススペクトルリソース上で信号が送信されるとき、信号送信確率が増加する。
加えて、本願のこの実施形態において、送信されるランダムアクセスプリアンブル系列の巡回プレフィックスの時間長が、端末デバイスとアクセスネットワークデバイスとの間の信号伝送の最大往復時間長と最大チャネル遅延スプレッドとの和より大きいことが保証される。実際の適用において、本願のこの実施形態の技術的解決法の実行可能性が保証され、さらに、端末デバイスがランダムアクセスプリアンブル系列を成功裏に送信できることが保証される。
方式2:
方式1とは異なり、方式2では、ランダムアクセスプリアンブル系列の実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの時間長に等しく、シンボルはガード時間長を含み、時間ウィンドウの終了時点は第2時点の前であり、シンボルの開始時点と時間ウィンドウの終了時点との間の時間長は第3時間長に等しく、第3時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの時間長およびガード時間長のうちのより小さい値より短い。
任意で、端末デバイスが非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得する前に、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、予め定められた構成に基づいて、第3時間長を判定し得る。本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。
端末デバイスがチャネル検出を実行した後に端末デバイスによって伝送される必要がある信号が、複数の連続シンボルを含む場合、この方式において、信号の送信は、ある期間だけ遅延し、遅延の時間の長さは、シンボルの開始時点と第1時点との間の長さであることに留意すべきである。
具体的な送信方式を図5aに示す。ここでは、時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点であり、時間ウィンドウの終了時点は第2時点の前であると仮定する。シンボルの開始時点から第2時点までの時間の長さは、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長である。シンボルはさらに、ガード時間長を含む。端末デバイスは、シンボルの開始時点において非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得しなかったが、時間ウィンドウにおける任意の時点において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得すると仮定すると、当該時点が第1時点である。図5aは、1つの第1時点を示す。第1時点は、シンボルの開始時点の後であり、時間ウィンドウの終了時点の前である。端末デバイスは、第1時点から信号を送信する。言い換えれば、この方式において、端末デバイスが信号の送信を遅延させることが可能になる。しかしながら、遅延時間が過剰に長い場合、アクセスネットワークデバイスが伝送信号に対して実行する復調に影響を与えるだけでなく、当該信号の後の信号の伝送にも影響を与える。したがって、シンボルの開始時点と、時間ウィンドウの終了時点との間の時間長は第3時間長に等しい。言い換えれば、この方式において、端末デバイスが信号を送信するときの最大遅延時間を第3時間長にすることが可能であり、第3時間長は、第1時間長およびガード時間長のうちの、より小さい値より短い。ここで、第3時間長の具体的な値は、実際の適用事例に基づいて判定され得ることに留意すべきである。ここではこれに限定されない。
任意で、方法はさらに、端末デバイスによって、第1時点とシンボルの開始時点との間の時間長についての情報、言い換えれば、図5aにおける遅延の時間長についての情報を判定する段階と、端末デバイスによって、時間長情報をアクセスネットワークデバイスへ送信する段階と、アクセスネットワークデバイスによって、端末デバイスのタイミングアドバンスTAを推定するとき、遅延の時間長を減算し、端末デバイスの実際のTA情報を求める段階と、求められたTA情報を端末デバイスへ送信する段階とを備える。
任意で、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスに対し、信号の送信が遅延する、第1時点とシンボルの開始時点との間の時間長についての情報を報告しないことがあり得るが、受信された、アクセスネットワークデバイスによって送信されたTA情報から求められた時間長から遅延の時間長を減算し、端末デバイスの実際のTA情報を求める。
この実施形態において、端末デバイスは、時間長情報を処理するとき、時間長をサンプリングレートの倍数へ量子化し得て、その結果、いくらかの量子化損失があり得ることを留意すべきである。これは、この実施形態において限定されない。
表2の内容は、表1に基づいて取得され得ることを理解されたい。言い換えれば、異なる複数のフォーマットで、ランダムアクセスプリアンブル系列の巡回プレフィックスまたは情報セグメントによって占有される時間領域リソースの長さは異なる。当業者であれば、ガード時間の時間長がセルの受信可能範囲に影響を与えることを認識し得る。表2は、5つのフォーマットのランダムアクセスプリアンブル系列の各部分の時間長を示す。
表2から理解できるように、フォーマット0からフォーマット4の物理ランダムアクセスチャネルリソースの各々は、ガード時間を含む。フォーマット0、フォーマット1、フォーマット2およびフォーマット4の予め設定された巡回プレフィックスの長さは、ガード時間より長く、フォーマット3の予め設定された巡回プレフィックスの長さは、ガード時間より短い。
実際の適用において、ガード時間は、図5bに示されるように、アクセスネットワークデバイスによって受信された、端末デバイスによって送信されて遅延してアクセスネットワークデバイスに到達したシンボルが、別の端末デバイスによって送信される次のシンボルに干渉しないようにすることを可能にし得る。図5bは、アクセスネットワークデバイスによって時間領域において受信され、3つの端末デバイスによって同一のシンボルにおいてそれぞれ送信される信号の概略図である。この概略図において、信号伝送遅延の影響は考慮されない。端末デバイス1が信号を送信するとき、遅延は無く、端末デバイス2が信号を送信するときに遅延する時間の長さはガード時間の長さより短く、端末デバイス3が信号を送信するときに遅延する時間の長さはガード時間の長さより長い。図5bから理解できるように、端末デバイス2については、信号が遅延する時間の長さが、シンボルのガード時間の長さより短いので、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイス2から受信される信号は、時間領域において、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイス1から受信される信号と重複しない。端末デバイス3については、信号が遅延する時間の長さが、ガード時間の長さより大きいので、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイス3から受信される信号は、時間領域において、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイス1から受信される信号と重複する。その結果、端末デバイス3の信号は、端末デバイス1の信号と干渉し、アクセスネットワークデバイスによる、端末デバイス3の信号または端末デバイス1の信号に対する復調の性能に影響を与える。好ましくは、第3時間長は、ガード時間の時間長に等しい。好ましくは、第3時間長は、ガード時間の時間長より短い。言い換えれば、ガード時間はまた、送信が遅延したシンボルのために確保される。好ましくは、第3時間長は、第1時間長、および、ガード時間の時間長のうちの、より小さい時間長より短い。
フォーマット0、フォーマット1、フォーマット2またはフォーマット4については、シンボルはガード時間を含み、ガード時間の時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの時間長より短い。したがって、この方式において、第3時間長は、ガード時間の時間長に等しいか、または、より短い。
フォーマット3については、シンボルはガード時間を含み、ガード時間の時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの時間長より長い。したがって、この方式において、第3時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの時間長より短いことがあり得る。
ここで、説明の便宜上、方式2による送信プロセスは、送信されるランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットがフォーマット0である例を使用することによっても説明される。
図5cを参照すると、図5cは、フォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列の送信の概略図である。上述のように、フォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列の予め設定された巡回プレフィックスによって占有される時間長、フォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメントによって占有される時間長、および、フォーマット0のランダムアクセスプリアンブル系列のガード時間によって占有される時間長は、それぞれ、103.1μs、800μs、96.9μsである。図において、シンボルの開始時点は、予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列における予め設定された巡回プレフィックスの開始時点であり、第2時点は、予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメントの開始時点である。
第3時間長は85μsであり、ガード時間の時間長より短いと仮定する。言い換えれば、シンボルの開始時点と時間ウィンドウの終了時点との間の時間長は、85μsである。端末デバイスが、シンボルの開始時点において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得しなかったが、時間ウィンドウの終了時点の前の第1時点において、チャネル使用権限を取得し、かつ、第1時点とシンボルの開始時点との間の時間の長さが20μsである場合、端末デバイスは、第1時点から、ランダムアクセスプリアンブル系列を送信し得る。ランダムアクセスプリアンブル系列の実際の巡回プレフィックスの長さは、予め設定された巡回プレフィックスの長さに等しい。端末デバイスは、信号送信が遅延する20μs時間長情報をアクセスネットワークデバイスへ報告し得て、それにより、アクセスネットワークデバイスは、タイミングアドバンスTAとも称される、端末デバイスの往復時間を推定するとき、20μsを減算し、求められたTA情報を端末デバイスへ送信する。代替的に、端末デバイスは、信号送信が遅延する時間長情報20μsをアクセスネットワークデバイスへ報告しないが、アクセスネットワークデバイスから受信されたTA情報から求められた時間長から20μsを減算し、端末デバイスの実際のTA情報を求める。
図5cに示される概略図は、本願のこの実施形態における一例に過ぎないことに留意すべきである。
本願のこの実施形態において、シンボルの開始時点は、端末デバイスによって判定される開始時点であり、信号を送信するために使用され、システムにおけるシンボルの開始時点と同一か、または、異なり得ることをさらに留意すべきである。これは本願において限定されない。
任意で、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信される指示情報に基づいて、第3時間長を判定する。指示情報は、第3時間長、第3時間長の開始時点、および、第3時間長の終了時点のうちの少なくとも1つを含む。ここではこれに限定されない。
本願のこの実施形態において、端末デバイスは、第1時点において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限を取得する。第1時点は、時間ウィンドウのセグメントにおける任意の時点である。時間ウィンドウの開始時点は、予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列を送信する開始時点の以前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点の以前であり、第2時点を含まず、第2時点は、予め設定されたランダムアクセスプリアンブル系列の情報セグメントを送信する開始時点である。第1時点において、非ライセンススペクトルリソース上のチャネル使用権限を取得した後に、端末デバイスは、予め定められたフォーマットに基づいて、ランダムアクセスプリアンブル系列を送信できる。送信されるランダムアクセスプリアンブル系列の実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しく、シンボルの開始時点と第1時点との間の時間長が、第1時間長およびガード時間の時間長のうちの、より小さい長さに等しいか、または、より短いことを保証し、それにより、アクセスネットワークデバイスによって異なる端末デバイスから受信される信号が互いに干渉することを回避する。
一方で、本願のこの実施形態において、端末デバイスはさらに、シンボルの開始時点と、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限が取得される時点との間の時間長を判定し得て、時間長情報をアクセスネットワークデバイスへ報告し、それにより、アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスの測定された往復伝送時間から、当該時間を減算し、端末デバイスの実際の往復伝送時間を求める。
[実施形態2]
本願のこの実施形態は、信号伝送方法を提供する。本願のこの実施形態において提供される方法は、非ライセンススペクトルにおけるチャネルリソースを使用するシナリオに適用され得る。図6を参照すると、図6は、本願のこの実施形態における信号伝送方法の実施形態の概略図である。方法は以下の段階を含む。
601.アクセスネットワークデバイスが第1セットを判定する。
第1セットは、1つのサブフレームにおける、信号伝送のための少なくとも2つの予め設定された開始時点を含む。
任意で、第1セットは、1つのサブフレームにおける、信号伝送のための少なくとも2つの予め設定された開始時点を含む。アクセスネットワークデバイスは、端末デバイスが信号伝送を実行し得る時点において、1つのサブフレームにおけるいくつかのシンボルの開始時点を判定し得る。例えば、アクセスネットワークデバイスは、1つのサブフレームにおいて、シンボル1、シンボル4、シンボル7、シンボル10およびシンボル13を、端末デバイスが信号伝送を実行し得るシンボルとして判定する。次に、第1セットは、5つの時点、すなわち、シンボル1、シンボル4、シンボル7、シンボル10およびシンボル13の開始時点を含む。第1時点は、シンボル1、シンボル4、シンボル7、シンボル10およびシンボル13のうちの1つの開始時点である。
任意で、1つのサブフレームは、アップリンクサブフレーム全体である。
任意で、1つのサブフレームは、アップリンクサブフレームの一部であり、アップリンクサブフレームの一部は、少なくとも1つのシンボルがアップリンク伝送のために使用されないサブフレームである。さらに任意で、1つのサブフレームは、アップリンクサブフレームの一部であり、アップリンクサブフレームの一部は、少なくとも最後のシンボルがアップリンク伝送のために使用されないサブフレームである。代替的に、1つのサブフレームは、アップリンクサブフレームの一部であり、アップリンクサブフレームの一部は、少なくとも最初のシンボルがアップリンク伝送のために使用されないサブフレームである。
602.アクセスネットワークデバイスが第1リソースおよび第2リソースを判定する。
第1リソースおよび第2リソースは異なる周波数領域リソースであり、時間領域における、第1リソースおよび第2リソースの開始時点は、両方とも第1時点である。
第1時点は、第1セットにおける時点である。
第1リソースは、第1信号を伝送するために使用され、第2リソースは、第2信号を伝送するために使用される。
段階601と段階602との間の順序は限定されないことに留意すべきである。
任意で、第1リソースは、物理ランダムアクセスプリアンブル系列を伝送するために使用され、第2リソースはサウンディング参照信号を伝送するために使用される。さらに任意で、第1リソースは、LTEシステムまたはその発展型システムにおいて、フォーマット4の物理ランダムアクセスプリアンブル系列を伝送するために使用され、第2リソースは、LTEシステムまたはその発展型システムにおいて、サウンディング参照信号を伝送するために使用される。
任意で、第1リソースおよび第2リソースは両方とも、物理ランダムアクセスプリアンブル系列を伝送するために使用される。さらに任意で、第1リソースおよび第2リソースは両方とも、LTEシステムまたはその発展型システムにおいて、フォーマット4の物理ランダムアクセスプリアンブル系列を伝送するために使用される。
任意で、第1リソースおよび第2リソースは両方とも、サウンディング参照信号を伝送するために使用される。さらに任意で、第1リソースおよび第2リソースは両方とも、LTEシステムまたはその発展型システムにおいて、サウンディング参照信号を伝送するために使用される。
図7aは、アクセスネットワークデバイスが第1リソースおよび第2リソースを判定することを示す概略図である。図7aから図7cに示されるように、アクセスネットワークデバイスは第1セットを判定する。第1セットは、アップリンクサブフレーム全体における信号伝送に使用される予め設定された開始時点を含む。具体的には、第1セットは、4つの時点、すなわち、シンボル1、シンボル4、シンボル7およびシンボル10の開始時点を含み、第1時点は、シンボル1、シンボル4、シンボル7およびシンボル10のうちの1つの開始時点である。第1時点はシンボル4の開始時点であると仮定すると、アクセスネットワークデバイスは、シンボル4の開始時点から、第1リソースおよび第2リソースの割り当てを判定する。第1リソースおよび第2リソースは異なる周波数領域リソースである。第1リソースは、物理ランダムアクセスプリアンブル系列を伝送するために使用され、第2リソースは、サウンディング参照信号を伝送するために使用される。
図7bは、アクセスネットワークデバイスが第1リソースおよび第2リソースを判定することを示す概略図である。図7bに示されるように、アクセスネットワークデバイスは第1セットを判定する。第1セットは、アップリンクサブフレームの一部における信号伝送のために使用される、予め設定された開始時点を含み、アップリンクサブフレームの一部は、少なくとも最初のシンボルがアップリンク伝送のために使用されないサブフレームである。具体的には、第1セットは、2つの時点、すなわち、シンボル8およびシンボル11の開始時点を含み、第1時点は、シンボル8およびシンボル11のうちの1つの開始時点である。第1時点がシンボル8の開始時点であると仮定すると、アクセスネットワークデバイスは、シンボル8の開始時点から、第1リソースおよび第2リソースを割り当てることを判定する。第1リソースおよび第2リソースは異なる周波数領域リソースである。第1リソースは、物理ランダムアクセスプリアンブル系列を伝送するために使用され、第2リソースは、サウンディング参照信号を伝送するために使用される。
図7cは、アクセスネットワークデバイスが第1リソースおよび第2リソースを判定することを示す概略図である。図7cに示されるように、アクセスネットワークデバイスは第1セットを判定する。第1セットは、アップリンクサブフレームの一部における信号伝送のために使用される、予め設定された開始時点を含み、アップリンクサブフレームの一部は、少なくとも最後のシンボルがアップリンク伝送のために使用されないサブフレームである。具体的には、第1セットは、3つの時点、すなわち、シンボル0、シンボル3およびシンボル6の開始時点を含み、第1時点は、シンボル0、シンボル3およびシンボル6のうちの1つの開始時点である。第1時点がシンボル3の開始時点であると仮定すると、アクセスネットワークデバイスは、シンボル3の開始時点から、第1リソースおよび第2リソースを割り当てることを判定する。第1リソースおよび第2リソースは異なる周波数領域リソースである。第1リソースは、物理ランダムアクセスプリアンブル系列を伝送するために使用され、第2リソースは、サウンディング参照信号を伝送するために使用される。
603.アクセスネットワークデバイスが、第1リソースを含む情報を第1端末デバイスへ送信し、アクセスネットワークデバイスが、第2リソースを含む情報を第2端末デバイスへ送信する。
第1端末デバイスおよび第2端末デバイスは、同一セルにおける端末デバイスであることに留意すべきである。任意で、第1端末デバイスおよび第2端末デバイスは異なる端末デバイスである。任意で、第1端末デバイスおよび第2端末デバイスは、代替的に、同一の端末デバイスであり得る。
任意で、第1端末デバイスは、第1リソースを含む情報に基づいて、第1リソースを判定し、第1リソースにおいて第1信号を伝送する。
任意で、第2端末デバイスは、第2リソースを含む情報に基づいて第2リソースを判定し、第2リソースにおいて第2信号を伝送する。
本願のすべての実施形態において、すべての指示情報は、物理層シグナリング、媒体アクセス制御層シグナリング、または、無線リソース制御シグナリングを使用することによって、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイスへ送信され得ることに留意すべきである。任意で、すべての指示情報は、現在のキャリアまたは現在以外のキャリアを使用することによって、アクセスネットワークデバイスによって端末デバイスへ送信され得る。本明細書において、具体的事項はこれに限定されない。
任意で、端末デバイスは、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、予め定められた構成に基づいて、第1セットを判定し得る。
本願のこの実施形態において提供される信号伝送方法において、第1端末デバイスは、第1リソースを含む情報を受信し得て、第2端末デバイスは、第2リソースを含む情報を受信し得る。第1リソースおよび第2リソースは、異なる周波数領域リソースであり、時間領域における、第1リソースおよび第2リソースの開始時点は両方とも第1時点であり、第1時点は、第1セットにおける時点であり、第1セットは、1つのサブフレームにおける信号伝送に使用される少なくとも2つの予め設定された開始時点を含む。第1端末デバイスは、第1時点から、第1リソースにおいて第1信号を送信し、第2端末デバイスは、第1時点から、第2リソースにおいて第2信号を送信する。言い換えれば、信号が非ライセンススペクトルリソースで送信されるとき、端末デバイスの送信時点は、1つのサブフレームに1つだけの伝送機会があることに限定されず、1つのサブフレームには複数の送信機会があり得る。したがって、従来技術と比較すると、この実施形態では、信号送信機会が増加する。言い換えれば、非ライセンススペクトルリソース上で、非ライセンススペクトルにおけるチャネル上で信号が送信されるとき、信号送信確率が増加する。
上記では、本願の実施形態における信号伝送方法を説明した。以下では、本願の実施形態における端末デバイスを説明する。
図8を参照すると、図8は、本願における端末デバイスの実施形態を示す。端末デバイスは、処理モジュール801および送信モジュール802を備える。
処理モジュール801は、第1時点において、非ライセンススペクトルにおけるチャネル使用権限が取得されることを判定するように構成され、第1時点は、時間ウィンドウにおける任意の時点である。
時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点、または、シンボルの開始時点の前であり、時間ウィンドウの終了時点は、第2時点、または、第2時点の前であり、第2時点は、シンボルによって占有される時間内にあり、シンボルは、信号を送信するために使用されるシンボルであり、信号は少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含み、実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントは時間的に連続し、実際の巡回プレフィックスは情報セグメントの前であり、実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しいか、または、それより短く、第1時間長は、シンボルの開始時点と第2時点との間の時間の長さである。
送信モジュール802は、第1時点から信号を送信するように構成されている。
上述の実施形態に関連して、処理モジュール801および送信モジュール802の機能、または、それらによって実行される段階については、上述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することに留意すべきである。ここでは詳細を再度説明しない。
上記では、モジュール式機能の観点から、本願の実施形態における端末デバイスを説明した。以下では、ハードウェア処理の観点から本願の実施形態における端末デバイスを説明する。図9を参照すると、図9は、本願の実施形態に係る端末デバイス900の概略構造図である。端末デバイス900は、異なる構成または性能に起因して、大きく異なり得る。例えば、端末デバイス900は、上述の実施形態における処理モジュールに対応する、1または複数の実体的なプロセッサ901(例えば、1または複数のプロセッサ)と、上述の実施形態における送信モジュールに対応する、実体的な伝送器902と、メモリ903と、データ904またはプログラムコード905を記憶する1または複数の記憶媒体906(例えば、1または複数の大容量ストレージデバイス)とを備え得る。メモリ903および記憶媒体906は、一時的または永続的なストレージであり得る。記憶媒体906に記憶されるプログラムは、1または複数のモジュール(図示せず)を含み得て、各モジュールは、端末デバイスの一連の命令動作を含み得る。なおさらに、中央演算処理装置901は、記憶媒体906と通信し、端末デバイス900上で、記憶媒体906における一連の命令動作を実行するように構成され得る。
端末デバイス900はさらに、1または複数の電源907および1または複数のオペレーティングシステム908を備え得る。
本願のこの実施形態において、端末デバイスによって実行される段階は、図8に示される端末デバイスの概略構造図に基づき得る。詳細については、実施形態1における対応するプロセスを参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
上記は、本願の実施形態における端末デバイスを説明し、以下では、本願の実施形態におけるアクセスネットワークデバイスを説明する。図10を参照すると、図10は、本願の実施形態に係るアクセスネットワークデバイス1000の実施形態の概略図である。アクセスネットワークデバイス1000は、処理モジュール1001および送信モジュール1002を備える。
処理モジュール1001は、指示情報を判定するように構成され、指示情報は、時間ウィンドウの長さ情報、時間ウィンドウの開始時点情報、時間ウィンドウの終了時点情報、シンボルの開始時点情報、第2時点情報、および、第1時間長情報のうちの少なくとも1つを含む。
送信モジュール1002は、処理モジュール1001によって判定される指示情報を端末デバイスへ送信するように構成され、それにより、端末デバイスは、指示情報に基づいて、時間ウィンドウ、シンボルの開始時点情報、第2時点、または、予め設定された巡回プレフィックスを判定する。
上記では、モジュール式機能の観点から、本願の実施形態におけるアクセスネットワークデバイスを説明し、以下では、ハードウェア処理の観点から、本願の実施形態におけるアクセスネットワークデバイスを説明する。図11において示されるように、説明の便宜上、本願の実施形態に関連する一部のみが示される。開示されない具体的な技術的詳細については、本願のこの実施形態に対応する方法の部分を参照されたい。図11を参照すると、図11は、本願の実施形態に係るアクセスネットワークデバイス1100の概略構造図である。
アクセスネットワークデバイス1100は、上述の実施形態における処理モジュール1001に対応する、実体的なプロセッサ1101と、送信モジュール1002に対応する、実体的な受信器1102とを備える。アクセスネットワークデバイス1100はさらに、プログラムコードを記憶するように構成されているメモリ1103を備える。プログラムコードがプロセッサ1101によって実行されるとき、本願の実施形態における方法を実装できる。当業者であれば、図11に示されるアクセスネットワークデバイスの構造が、アクセスネットワークデバイスに対する限定を構成するものでなく、図に示されるものより多くの、または、より少ないコンポーネントを含み得るか、または、いくつかのコンポーネントが組み合わされ得るか、または、異なるコンポーネント配置が使用され得ることを理解し得る。
この実施形態において、アクセスネットワークデバイスによって実行される段階は、図10に示されるアクセスネットワークデバイスの概略構造図に基づき得る。詳細については、上述の実施形態における対応するプロセスを参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
上記では、本願の実施形態における端末デバイスおよび基地局を個別に説明した。以下では、端末デバイスおよび基地局を備える信号伝送システムを説明する。図12を参照すると、図12は、本願の実施形態に係る信号伝送システム1200の実施形態の概略図である。信号伝送システム1200は、第1端末デバイス1201、第2端末デバイス1202およびアクセスネットワークデバイス1203を備える。
アクセスネットワークデバイス1203は具体的には、第1セットを判定することであって、第1セットは、1つのサブフレームにおける、信号伝送のための少なくとも2つの予め設定された開始時点を含む、こと、第1リソースおよび第2リソースを判定することであって、第1リソースおよび第2リソースは異なる周波数領域リソースであり、時間領域における、第1リソースおよび第2リソースの開始時点は両方とも第1時点であり、第1時点は第1セットにおける時点である、こと、ならびに、第1リソースを含む情報を第1端末デバイス1201へ送信し、第2リソースを含む情報を第2端末デバイス1202へ送信することを行うように構成されている。
第1端末デバイス1201は、第1リソースを含む情報を受信し、第1時点から第1リソースにおいて第1信号を送信するように構成されている。
第2端末デバイス1202は、第2リソースを含む情報を受信し、第1時点から第2リソースにおいて第2信号を送信するように構成されている。
本発明の明細書、特許請求の範囲、および添付の図面において、(存在する場合には)用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等は、同様のオブジェクト間を区別することが意図されるものであり、必ずしも具体的な順序または順番を示すものではない。そのような方式で称されるデータは、適切な状況においては置き換え可能であり、これにより、本明細書において説明されている本発明の実施形態は、本明細書において示される、または説明されている順序以外の順序で実装され得ることが理解されるべきである。「含む」という用語、および、任意の他の派生語は、非排他的な包含を含むことが意図され、例えば、一組の段階またはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品またはデバイスは、これらのユニットに必ずしも限定されず、明示的に列挙されない、または、そのようなプロセス、方法、システム、製品またはデバイスに固有の他のユニットを含み得る。
装置の実施形態におけるプロセッサは、中央演算処理装置(英文全表記:central processing unit、英文頭字語:CPU)、ネットワークプロセッサ(英文全表記:network processor、英文頭字語:NP)、または、CPUおよびNPの組み合わせであり得ることに留意すべきである。プロセッサはさらに、ハードウェアチップを含み得る。ハードウェアチップは、具体的には、特定用途向け集積回路(英文全表記:application‐specific integrated circuit、英文頭字語:ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(英文全表記:programmable logic device、英文頭字語:PLD)、または、これらの組み合わせであり得る。加えて、PLDは、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(英文全表記:complex programmable logic device、英文頭字語:CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(英文全表記:field‐programmable gate array、英文頭字語:FPGA)、ジェネリックアレイロジック(英文全表記:generic array logic、英文頭字語:GAL)、または、これらの任意の組み合わせであり得る。これは、本発明において限定されない。
本願において提供される、いくつかのの実施形態において、開示されるシステム、モジュールおよび方法は、他の方式で実装され得ることを理解すべきである。例えば、説明された装置の実施形態は、例示的なものに過ぎない。例えば、モジュールの区分は、単に論理的な機能の区分に過ぎず、実際に実装する際には他の区分であってもよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、別のシステムと組み合わされまたは統合されてよい。または、いくつかの特徴は、無視されてよく、または、実行されなくてよい。加えて、表示または説明された相互結合または直接的な結合もしくは通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することによって実装され得る。装置間またはユニット間の間接連結または通信接続は、電子的、機械的、または他の形態で実装され得る。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に分かれていてもそうでなくてもよく、また、ユニットとして表示された部分は、物理的なユニットであってもそうでなくてもよく、1箇所に所在していてもよく、または、複数のネットワークユニットにおいて分散されていてもよい。実施形態の解決法の目的を達成するための実際の要件に従って、ユニットの一部または全部が選択されてよい。
加えて、本発明の実施形態における機能モジュールは、1つの処理ユニットに統合され得る、または、ユニットの各々は、物理的に単独で存在し得る、または、2つもしくはより多くのユニットは、1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてよく、または、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてよい。
統合されたモジュールが、ソフトウェア機能ユニットの形式で実装され、独立の製品として販売または使用されるとき、統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本発明の技術的解決法は基本的に、または従来技術に寄与する部分は、または技術的解決法の全部もしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実装されてよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであってよい)本発明の実施形態において説明された方法の段階のうちの全部または一部を実行するようコンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、プログラムコードを記憶できる、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(ROM、Read‐Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクをなどの任意の媒体を含む。
上述の実施形態は、本発明の技術的解決法を説明することが意図されているに過ぎず、本発明を限定することが意図されているわけではない。本発明は、上述の実施形態に関連して詳細に説明されているが、本発明の実施形態の技術的解決法の主旨および範囲から逸脱することなく、さらに、上述の実施形態において説明された技術的解決法に対して変更を施し、または、これらのいくつかの技術的機能に対して均等な置き換えを行い得ることを当業者は理解すべきである。
(項目1)
第1端末デバイス、第2端末デバイスおよびアクセスネットワークデバイスを備える信号伝送システムであって、
上記アクセスネットワークデバイスは具体的には、
第1セットを判定することであって、上記第1セットは、1つのサブフレームにおける、信号伝送のための少なくとも2つの予め設定された開始時点を含む、こと、
第1リソースおよび第2リソースを判定することであって、上記第1リソースおよび上記第2リソースは、異なる周波数領域リソースであり、時間領域における、上記第1リソースおよび上記第2リソースの開始時点は両方とも第1時点であり、上記第1時点は上記第1セットにおける時点である、こと、ならびに、
上記第1リソースを含む情報を上記第1端末デバイスへ送信し、上記第2リソースを含む情報を上記第2端末デバイスへ送信すること
を行うように構成され、
上記第1端末デバイスは、上記第1リソースを含む上記情報を受信し、上記第1時点から、上記第1リソースにおいて第1信号を送信するように構成され、
上記第2端末デバイスは、上記第2リソースを含む上記情報を受信し、上記第1時点から、上記第2リソースにおいて第2信号を送信するように構成されている、
信号伝送システム。
(項目2)
上記第1信号は物理ランダムアクセスプリアンブル系列であり、上記第2信号はサウンディング参照信号である、項目1に記載の信号伝送システム。

Claims (28)

  1. 端末デバイスが、非ライセンススペクトルにおけるチャネルの使用権が第1時点において取得されることを判定する段階であって、前記第1時点は、時間ウィンドウにおける任意の時点であり、前記時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点、または、前記シンボルの前記開始時点の前であり、前記時間ウィンドウの終了時点は、第2時点、または、前記第2時点の前であり、前記第2時点は、前記シンボルによって占有される時間内にあり、前記シンボルは、信号を送信するために使用されるシンボルであり、前記信号は、少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含み、前記実際の巡回プレフィックスおよび前記情報セグメントは時間的に連続し、前記実際の巡回プレフィックスは、前記情報セグメントの前であり、前記実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しいか、または、より短く、前記第1時間長は、前記シンボルの前記開始時点と前記第2時点との間の時間の長さである、段階と、
    前記端末デバイスが前記第1時点から前記信号を送信する段階と
    を備える信号伝送方法。
  2. 前記実際の巡回プレフィックスの前記時間長は、前記第1時間長より短く、
    前記端末デバイスが、前記第1時点から前記信号を送信する前記段階は、
    前記端末デバイスが、前記第1時点から前記第2時点まで、前記信号の前記実際の巡回プレフィックスを送信する段階と、
    前記端末デバイスが、前記第2時点から、前記信号の前記情報セグメントを送信する段階と
    を含む、請求項1に記載の信号伝送方法。
  3. 前記実際の巡回プレフィックスの前記時間長は、第2時間長に等しいか、または、より大きい、請求項2に記載の信号伝送方法。
  4. 端末デバイスが、非ライセンススペクトルにおけるチャネルの使用権が第1時点において取得されることを判定する前記段階の前に、前記方法はさらに、
    前記端末デバイスが、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、予め定められた構成に基づいて、前記第2時間長を判定する段階
    を備える、請求項3に記載の信号伝送方法。
  5. 前記実際の巡回プレフィックスの前記時間長は、前記第1時間長に等しく、
    前記シンボルは、ガード時間長を含み、
    前記時間ウィンドウの前記終了時点は、前記第2時点の前であり、前記シンボルの前記開始時点と前記時間ウィンドウの前記終了時点との間の時間長は、第3時間長に等しく、前記第3時間長は、前記第1時間長および前記ガード時間長のうちの、より小さい値より短い、
    請求項1に記載の信号伝送方法。
  6. 前記方法はさらに、
    前記端末デバイスが、前記シンボルの前記開始時点と、前記第1時点との間の時間長についての情報を判定する段階と、
    前記端末デバイスが、前記時間長の情報を前記アクセスネットワークデバイスへ送信する段階と
    を備える、請求項5に記載の信号伝送方法。
  7. 端末デバイスが、非ライセンススペクトルにおけるチャネルの使用権が第1時点において取得されることを判定する前記段階の前に、前記方法はさらに、
    前記端末デバイスが、前記アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、前記予め定められた構成に基づいて、前記第3時間長を判定する段階
    を備える、請求項5または6に記載の信号伝送方法。
  8. 端末デバイスが、非ライセンススペクトルにおけるチャネルの使用権が第1時点において取得されることを判定する前記段階の前に、前記方法はさらに、
    前記端末デバイスが、前記アクセスネットワークデバイスによって送信された前記指示情報、または、前記予め定められた構成に基づいて、
    前記時間ウィンドウの長さ、
    前記時間ウィンドウの前記開始時点、
    前記時間ウィンドウの前記終了時点、
    前記シンボルの前記開始時点、
    前記第2時点、および、
    前記第1時間長
    のうちの少なくとも1つの情報を判定する段階
    を備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の信号伝送方法。
  9. 前記信号は、ロングタームエボリューションLTEシステムにおける物理ランダムアクセスプリアンブル系列であり、
    前記物理ランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットは、
    フォーマット0、または、
    フォーマット1、または、
    フォーマット2、または、
    フォーマット3、または、
    フォーマット4
    である、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の信号伝送方法。
  10. アクセスネットワークデバイスが、指示情報を判定する段階であって、前記指示情報は、時間ウィンドウの長さ情報、前記時間ウィンドウの開始時点情報、前記時間ウィンドウの終了時点情報、シンボルの開始時点情報、第2時点情報、および、第1時間長情報のうちの少なくとも1つを含む、段階と、
    前記アクセスネットワークデバイスが、前記指示情報を端末デバイスへ送信することにより、前記端末デバイスが、前記指示情報に基づいて、前記時間ウィンドウ、前記シンボルの前記開始時点情報、第2時点、または、予め設定された巡回プレフィックスを判定する段階と
    を備える信号伝送方法。
  11. 前記指示情報はさらに、第2時間長情報または第3時間長情報を含む、請求項10に記載の方法。
  12. アクセスネットワークデバイスが第1セットを判定する段階であって、前記第1セットは、1つのサブフレームにおける、信号伝送のための少なくとも2つの予め設定された開始時点を含む、段階と、
    前記アクセスネットワークデバイスが、第1リソースおよび第2リソースを判定する段階であって、前記第1リソースおよび前記第2リソースは、異なる周波数領域リソースであり、時間領域における、前記第1リソースおよび前記第2リソースの開始時点は両方とも第1時点であり、前記第1時点は、前記第1セットにおける時点である、段階と、
    前記アクセスネットワークデバイスが、前記第1リソースを含む情報を第1端末デバイスへ送信し、前記アクセスネットワークデバイスが、前記第2リソースを含む情報を第2端末デバイスへ送信する段階と
    を備え、
    前記第1リソースは、第1信号を伝送するために使用され、前記第2リソースは、第2信号を伝送するために使用される、
    信号伝送方法。
  13. 前記第1信号は、物理ランダムアクセスプリアンブル系列であり、前記第2信号は、サウンディング参照信号である、請求項12に記載の方法。
  14. 第1端末デバイスが、第1リソースを含む情報を受信する段階と、
    第2端末デバイスが、第2リソースを含む情報を受信する段階と、
    を備え、
    前記第1リソースおよび前記第2リソースは、異なる周波数領域リソースであり、時間領域における、前記第1リソースおよび前記第2リソースの開始時点は両方とも第1時点であり、前記第1時点は第1セットにおける時点であり、前記第1セットは、1つのサブフレームにおける、信号伝送のための少なくとも2つの予め設定された開始時点を含み、
    前記第1端末デバイスが、前記第1時点から、前記第1リソースにおいて第1信号を送信し、前記第2端末デバイスが、前記第1時点から、前記第2リソースにおいて第2信号を送信する段階
    を備える信号伝送方法。
  15. 前記第1信号は物理ランダムアクセスプリアンブル系列であり、前記第2信号はサウンディング参照信号である、請求項14に記載の方法。
  16. 非ライセンススペクトルにおけるチャネルの使用権が第1時点において取得されることを判定するように構成され、前記第1時点は、時間ウィンドウにおける任意の時点である、処理モジュールであって、前記時間ウィンドウの開始時点は、シンボルの開始時点、または、前記シンボルの前記開始時点の前であり、前記時間ウィンドウの終了時点は、第2時点、または、前記第2時点の前であり、前記第2時点は、前記シンボルによって占有される時間内にあり、前記シンボルは、信号を送信するために使用されるシンボルであり、前記信号は、少なくとも実際の巡回プレフィックスおよび情報セグメントを含み、前記実際の巡回プレフィックスおよび前記情報セグメントは時間的に連続し、前記実際の巡回プレフィックスは、前記情報セグメントの前であり、前記実際の巡回プレフィックスの時間長は、予め設定された巡回プレフィックスの第1時間長に等しいか、または、より短く、前記第1時間長は、前記シンボルの前記開始時点と前記第2時点との間の時間の長さである、処理モジュールと、
    前記第1時点から、前記信号を送信するように構成されている送信モジュールと
    を備える端末デバイス。
  17. 前記実際の巡回プレフィックスの前記時間長は、前記第1時間長より短く、
    前記送信モジュールは具体的には、
    前記第1時点から前記第2時点まで、前記信号の前記実際の巡回プレフィックスを送信するように、および、
    前記第2時点から、前記信号の前記情報セグメントを送信するように
    構成されている、
    請求項16に記載の端末デバイス。
  18. 前記実際の巡回プレフィックスの前記時間長は、第2時間長に等しいか、または、より長い、請求項17に記載の端末デバイス。
  19. 前記処理モジュールはさらに、アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、予め定められた構成に基づいて、前記第2時間長を判定するように構成されている、請求項18に記載の端末デバイス。
  20. 前記実際の巡回プレフィックスの前記時間長は、前記第1時間長に等しく、
    前記シンボルは、ガード時間長を含み、
    前記時間ウィンドウの前記終了時点は、前記第2時点の前であり、前記シンボルの前記開始時点と前記時間ウィンドウの前記終了時点との間の時間長は、第3時間長に等しく、前記第3時間長は、前記第1時間長および前記ガード時間長のうちの、より小さい値より短い、
    請求項16に記載の端末デバイス。
  21. 前記処理モジュールはさらに、前記シンボルの前記開始時点と前記第1時点との間の時間長についての情報を判定するように構成され、
    前記送信モジュールはさらに、前記時間長の情報を前記アクセスネットワークデバイスへ送信するように構成されている、
    請求項20に記載の端末デバイス。
  22. 前記処理モジュールはさらに、前記アクセスネットワークデバイスによって送信された指示情報、または、前記予め定められた構成に基づいて、前記第3時間長を判定するように構成されている、請求項20または21に記載の端末デバイス。
  23. 前記処理モジュールはさらに、
    前記アクセスネットワークデバイスによって送信された前記指示情報、または、前記予め定められた構成に基づいて、
    前記時間ウィンドウの長さ、
    前記時間ウィンドウの前記開始時点、
    前記時間ウィンドウの前記終了時点、
    前記シンボルの前記開始時点、
    前記第2時点、および、
    前記第1時間長
    のうちの少なくとも1つの情報を判定するように構成されている、請求項16から22のいずれか一項に記載の端末デバイス。
  24. 前記信号は、ロングタームエボリューションLTEシステムにおける物理ランダムアクセスプリアンブル系列であり、
    前記物理ランダムアクセスプリアンブル系列のフォーマットは、
    フォーマット0、または、
    フォーマット1、または、
    フォーマット2、または、
    フォーマット3、または、
    フォーマット4
    である、
    請求項16から23のいずれか一項に記載の端末デバイス。
  25. 指示情報を判定するように構成されている処理モジュールであって、前記指示情報は、時間ウィンドウの長さ情報、前記時間ウィンドウの開始時点情報、前記時間ウィンドウの終了時点情報、シンボルの開始時点情報、第2時点情報、および、第1時間長情報のうちの少なくとも1つを含み、
    前記処理モジュールによって判定された前記指示情報を端末デバイスへ送信し、前記端末デバイスに、前記指示情報に基づいて、前記時間ウィンドウ、前記シンボルの前記開始時点情報、第2時点、または、予め設定された巡回プレフィックスを判定させるように構成されている送信モジュール
    を備えるアクセスネットワークデバイス。
  26. 前記指示情報はさらに、第2時間長情報または第3時間長情報を含む、請求項25に記載のアクセスネットワークデバイス。
  27. 第1端末デバイス、第2端末デバイスおよびアクセスネットワークデバイスを備える信号伝送システムであって、
    前記アクセスネットワークデバイスは具体的には、
    第1セットを判定することであって、前記第1セットは、1つのサブフレームにおける、信号伝送のための少なくとも2つの予め設定された開始時点を含む、こと、
    第1リソースおよび第2リソースを判定することであって、前記第1リソースおよび前記第2リソースは、異なる周波数領域リソースであり、時間領域における、前記第1リソースおよび前記第2リソースの開始時点は両方とも第1時点であり、前記第1時点は前記第1セットにおける時点である、こと、ならびに、
    前記第1リソースを含む情報を前記第1端末デバイスへ送信し、前記第2リソースを含む情報を前記第2端末デバイスへ送信すること
    を行うように構成され、
    前記第1端末デバイスは、前記第1リソースを含む前記情報を受信し、前記第1時点から、前記第1リソースにおいて第1信号を送信するように構成され、
    前記第2端末デバイスは、前記第2リソースを含む前記情報を受信し、前記第1時点から、前記第2リソースにおいて第2信号を送信するように構成されている、
    信号伝送システム。
  28. 前記第1信号は物理ランダムアクセスプリアンブル系列であり、前記第2信号はサウンディング参照信号である、請求項27に記載の信号伝送システム。
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