本発明は、情報処理技術分野に関し、特には、データ伝送方法および装置、ならびに関連デバイスに関する。
デバイスツーデバイス(Device−to−Device、D2D)通信方式は、送信端が、電磁波を使用することによってデータを受信端に直接送信し、データは基地局またはセルラネットワークによって転送される必要がない方式を指す。しかしながら、消費電力およびユーザ機器(User Equipment、UE)の干渉などの要因によって制限されることで、この通信方式の通信距離が限られる。加えて、ネットワークのカバレッジ外(例えば、部分的なカバレッジの場合)のユーザ機器は、ネットワークへの接続を確立することができない。結果として、ユーザ機器とネットワークとの間の通信性能が影響を受ける。したがって、ネットワークのカバレッジ内のユーザ機器が第1のUE、すなわち中継サービスを提供するよう構成される中継ユーザ機器(Relay UE)として使用されてよく、ネットワークのカバレッジ外のユーザ機器が第2のUE、すなわちリモートユーザ機器(Remote UE)として使用されてよい。リモートユーザ機器がネットワークのカバレッジ外にあり、比較的ネットワークのカバレッジエリアの近くにあるとき、リモートユーザ機器は、中継ユーザ機器を使用することによってネットワークへの接続を確立し得る。
複数UE協調技術では、同一の第2のUEが同時に複数の第1のUEに中継サービスを提供するとき、データは、第2のUEを使用することによって複数の第1のUEと発展型基地局(evolved NodeB、eNB)との間で伝送される。伝送されるデータは、シグナリングデータまたはサービスデータを含んでよい。シグナリングデータは、アクセスネットワークにとって可視の制御信号である。サービスデータは、システム内で伝送されるデータのうちのシグナリングデータ以外のデータであり、例えば、コアネットワーク内で伝送されるデータまたはアプリケーション層において伝送されるデータである。eNBは、受信されたデータがシグナリングデータなのかサービスデータなのかを区別することができず、受信されたデータの送信元の送信端である具体的な第1のUEを区別することもできない。
本明細書は、データ伝送方法および装置、ならびに関連デバイスを提供する。これにより、ネットワーク側デバイスは、送信元の送信端とデータのデータタイプとを簡便に識別できる。
第1態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、送信される必要があるデータに第1の無線ベアラ識別子情報(RBID)および/または第1のUEの端末識別子情報を第1のUEが追加する段階であって、第1のRBIDに対応する第1の無線ベアラ(Radio Bear、RB)は、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子(Cell Radio Network Temporary Identifier、C‐RNTI)、インターネットプロトコルアドレス(Internet Protocol Address、IPアドレス)、一時的識別コード(Temporary Mobile Subscriber Identity、TMSI)、または、国際移動体加入者識別情報(International Mobile Subscriber Identity、IMSI)を含む、段階と、第2のUEがデータをネットワーク側デバイスに転送するよう、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを第1のUEが第2のUEに送信する段階とを備える。
この技術的解決手段において、ネットワーク側デバイスによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを含み、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを識別し、端末識別子情報に基づいてデータの送信元の送信端を識別してよい。
可能な設計において、送信される必要があるデータに第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を第1のUEが追加する段階は、データを含むデータパケットのヘッダに第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を第1のUEが追加する段階を有する。
可能な設計において、第1のUEはさらに、第2のUEによって転送されたネットワーク側デバイスのデータを受信してよく、データは第1のRBIDを保持し、第1のユーザ機器は、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを取得し、データタイプは、サービスまたはシグナリングを含み、シグナリングは、アクセスネットワークにとって可視の制御信号を示すために使用される。
この技術的解決手段において、第1のUEによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDを含み、データのデータタイプは、第1のRBIDに基づいて識別されてよい。
可能な設計において、第2のUEがデータをネットワーク側デバイスに転送するよう、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを第1のUEが第2のUEに送信する段階は、第2のUEが、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信するよう、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを、事前に確立された第2のUEへの通信接続を使用することによって第1のUEが第2のUEに送信する段階であって、当該通信接続は、D2D接続、ブルートゥース(登録商標)接続、またはWiFi(登録商標)接続を含む、段階を有する。
この技術的解決手段において、データは、D2D接続、ブルートゥース(登録商標)接続、またはWiFi(登録商標)接続などの通信接続を使用することによって第1のUEと第2のUEとの間で伝送され得て、それによって、第1のUEと第2のUEとの間の通信方式を向上させる。
本発明の第2態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、第1のUEによって送信されたデータを第2のUEが受信する段階であって、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持し、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含む、段階と、データが転送される必要があるデータであると第2のUEが判断する段階と、データを第2のUEがネットワーク側デバイスに送信する段階とを備える。
この技術的解決手段において、ネットワーク側デバイスによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを含み、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを識別し、端末識別子情報に基づいてデータの送信元の送信端を識別してよい。
可能な設計において、第2のUEはさらに、ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信してよく、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持し、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断し、第2のUEは、端末識別子情報に基づいてデータを第1のUEに送信する。
この技術的解決手段において、第1のUEによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDを含み、データのデータタイプは、第1のRBIDに基づいて識別されてよい。
可能な設計において、データが転送される必要があるデータであると第2のUEが判断する段階は、データが転送される必要があるデータであると第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて第2のUEが判断する段階を有する。
可能な設計において、データが転送される必要があるデータであると第2のUEが判断する段階は、データが転送される必要があるデータであるとデータの伝送リンク属性に基づいて第2のUEが判断する段階であって、伝送リンク属性は、第1のUEと第2のUEとの間の伝送リンクが、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間の第1のRBと一対一の対応関係にあることを示すために使用され、伝送リンク属性は、データが転送される必要があるかどうかを示す識別子を含む、段階を有する。
本発明の第3態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、第2のUEによって転送された第1のUEのデータをネットワーク側デバイスが受信する段階であって、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持し、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含む、段階と、ネットワーク側デバイスが、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端は第1のUEであると判断する段階であって、データタイプは、サービスまたはシグナリングを含む、段階とを備える。
この技術的解決手段において、ネットワーク側デバイスによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを含み、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを識別し、端末識別子情報に基づいてデータの送信元の送信端を識別してよい。
可能な設計において、第2のUEによって転送された第1のUEのデータをネットワーク側デバイスが受信する段階の後、当該方法は、第1のRBIDおよび端末識別子情報に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)処理プロセスを使用することによって、データをネットワーク側デバイスが処理する段階であって、PDCP処理プロセスは、第1のRBIDおよび端末識別子情報と一対一の対応関係にある、段階をさらに備える。
本発明の第4態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、送信される必要があるデータの第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報をネットワーク側デバイスが取得する段階であって、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含む、段階と、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をネットワーク側デバイスが追加する段階と、第2のUEがデータを第1のUEに転送するよう、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスが第2のUEに送信する段階とを備える。
この技術的解決手段において、第1のUEによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDを含み、データのデータタイプは、第1のRBIDに基づいて識別されてよい。
本発明の第5態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって第2のUEが受信する段階と、データの第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を、第3のRBエンティティと第1のRBIDおよび/または端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて第2のUEが取得する段階であって、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含む、段階と、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階と、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEがネットワーク側デバイスに送信する段階とを備える。
この技術的解決手段において、ネットワーク側デバイスによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを含み、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを識別し、端末識別子情報に基づいてデータの送信元の送信端を識別してよい。
可能な設計において、データの第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を、第3のRBエンティティと第1のRBIDおよび/または端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて第2のUEが取得する段階の後、当該方法は、データが転送される必要があるデータであると第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて第2のUEが判断するか、または、データが転送される必要があるデータであるとデータの伝送リンク属性に基づいて第2のUEが判断する段階をさらに備える。
可能な設計において、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階は、データの伝送リンク属性に基づいて、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階を有する。
可能な設計において、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって第2のUEが受信する段階は、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されたとき、第1のUEによって送信されたデータを第2のUEが第3のPDCPエンティティ層において受信する段階を有し、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階は、第3のPDCPエンティティ層においてデータに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階を有する。
可能な設計において、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって第2のUEが受信する段階は、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されないとき、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3の無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)エンティティ層において第2のUEが受信する段階を有し、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階は、第3のRLCエンティティ層においてデータに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階を有する。
可能な設計において、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階は、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のPDCPエンティティ層、第4のRLCエンティティ層、または第4の媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)エンティティ層において、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階を有する。
本発明の第6態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを第2のUEが受信する段階であって、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持し、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含む、段階と、データが転送される必要があるデータであると第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて第2のUEが判断する段階と、端末識別子情報に基づいてデータを第2のUEが第1のUEに送信する段階とを備える。
この技術的解決手段において、第1のUEによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDを含み、データのデータタイプは、第1のRBIDに基づいて識別されてよい。
可能な設計において、端末識別子情報に基づいてデータを第2のUEが第1のUEに送信する段階は、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成され、第3のPDCPエンティティ層が、第1のUEの第1のRBエンティティと一対一の対応関係にあるとき、第1のRBエンティティに対応する第3のPDCPエンティティ層を、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて第2のUEが判断し、第3のPDCPエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが削除する段階と、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が削除されたデータを、第3のPDCPエンティティ層を使用することによって第2のUEが第1のUEに送信する段階とを有する。
可能な設計において、端末識別子情報に対応するデータを第2のUEが第1のUEに送信する段階は、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されないとき、第1のRBエンティティに対応する第3のRLCエンティティ層であって、第2のUEと第1のUEとの間の通信に使用される第3のRLCエンティティ層を、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて第2のUEが判断し、第3のRLCエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが削除する段階と、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が削除されたデータを、第3のRLCエンティティ層を使用することによって第2のUEが第1のUEに送信する段階とを有する。
本発明の第7態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法はネットワーク側デバイスに適用され、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信する第5のPDCPエンティティ層と、第2のUEと通信するために使用される第2のRBエンティティ層とを備え、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータを第5のPDCPエンティティ層を使用することによって第2のRBエンティティ層に送信し、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報が保持され、第1のRBIDに対応する第1のRBは第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含み、ネットワーク側デバイスは、第2のRBエンティティ層において第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をデータに追加し、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを、第2のRBエンティティ層を使用することによって第2のUEに送信する。
可能な設計において、ネットワーク側デバイスはさらに、第1のユーザ機器と通信する第5のRLCエンティティ層を備えてよく、送信される必要があるデータを第5のPDCPエンティティ層を使用することによってネットワーク側デバイスが第2のRBエンティティ層に送信する段階は、データを第5のRLCエンティティ層を使用することによってネットワーク側デバイスが第2のRBエンティティ層に送信する段階を有する。
本発明の第8態様によれば、基地局が提供される。基地局は、先述の方法設計における基地局の動作を実装するための機能を有する。当該機能は、ハードウェアを使用することによって実装されてよく、または、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、先述の機能に対応する1または複数のモジュールを含む。
可能な設計において、基地局の構造は、プロセッサと送信機とを備える。プロセッサは、先述の方法における対応する機能を実行するように基地局をサポートするよう構成される。送信機は、基地局とUEとの間の通信をサポートし、先述の方法において説明された情報または命令をUEに送信するよう構成される。基地局は、メモリをさらに備えてよい。メモリは、プロセッサに結合され、基地局の必要なプログラム命令および必要なデータを記憶するよう構成される。
本発明の第9態様によれば、UEが提供される。UEは、先述の方法設計におけるUEの動作を実装するための機能を有する。当該機能は、ハードウェアを使用することによって実装されてよく、または、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、先述の機能に対応する1または複数のモジュールを含む。当該モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであってよい。
可能な設計において、UEの構造は、受信機とプロセッサとを備える。受信機は、基地局によって送信されたデータおよび同様のものを受信するようにUEをサポートするよう構成される。プロセッサは、受信機によって受信されたデータに基づいてデータタイプを識別するようUEを制御する。
本発明の第10態様によれば、データ伝送システムが提供される。当該システムは、第1のUEと第2のUEとネットワーク側デバイスとを備え、第1のUEは、第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とをデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信し、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含み、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断し、データをネットワーク側デバイスに送信し、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUEであると判断し、データタイプは、サービスまたはシグナリングを含む。
本発明の第11態様によれば、データ伝送システムが提供される。当該システムは、第1のUEと第2のUEとネットワーク側デバイスとを備え、第1のUEは、送信される必要があるデータを第1のUEの第1のRBエンティティを使用することによって第2のUEに送信し、データは第1のRBIDを保持し、第1のRBIDは、第1のUEの第1のRBを識別するためにネットワーク側デバイスによって使用され、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信し、第1のUEの端末識別子情報を第3のRBエンティティと第1のUEの端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、端末識別子情報をデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報を保持するデータをネットワーク側デバイスに送信し、第3のRBエンティティは、第1のUEと第2のUEとの間の通信に使用され、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含み、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUEであると判断する。
本発明の第12態様によれば、データ伝送システムが提供される。当該システムは、第1のUEと第2のUEとネットワーク側デバイスとを備え、第1のUEは、送信される必要があるデータを第1のUEの第1のRBエンティティを使用することによって第2のUEに送信し、データは、第1のUEの端末識別子情報を保持し、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含み、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信し、データの第1のRBIDを第3のRBエンティティと第1のRBIDとの間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、第1のRBIDをデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報を保持するデータをネットワーク側デバイスに送信し、第3のRBエンティティは、第1のUEと第2のUEとの間の通信に使用され、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUEであると判断する。
本発明の第13態様によれば、データ伝送システムが提供される。当該システムは、第1のUEと第2のUEとネットワーク側デバイスとを備え、第1のUEは、送信される必要があるデータを第1のUEの第1のRBエンティティを使用することによって第2のUEに送信し、第1のRBエンティティは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間でデータを伝送するために使用され、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信し、データの第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを、第3のRBエンティティと第1のRBIDおよび端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信し、第3のRBエンティティは、第1のUEと第2のUEとの間の通信に使用され、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含み、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUEであると判断する。
本発明の第14態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体は、プログラムを記憶してよく、当該プログラムが実行されたとき、第1態様から第7態様のうちの一部のまたは全部の段階が行われる。
本発明の実施形態をより明確に説明するべく、実施形態を説明するために必要な添付図面を以下で簡潔に説明する。以下の説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているに過ぎず、当業者であれば創造的努力なくこれらの添付図面からさらに他の図面を導出し得ることは明らかである。
本発明の一実施形態に係る、データ伝送システムにおける制御プレーンのプロトコルスタックアーキテクチャの概略図である。
本発明の一実施形態に係る、データ伝送システムにおけるユーザプレーンのプロトコルスタックアーキテクチャの概略図である。
本発明の別の実施形態に係る、データ伝送システムにおけるユーザプレーンのプロトコルスタックアーキテクチャの概略図である。
本発明の一実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。
本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムの概略構造図である。
本発明の実施形態における添付図面に関連して、本発明の実施形態における技術的解決手段を以下で明確かつ十分に説明する。説明される実施形態が、本発明の実施形態の全てではなく一部に過ぎないことは明らかである。創造的努力なく本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
図1を参照すると、図1は、本発明の一実施形態に係る、データ伝送システムにおける制御プレーンのプロトコルスタックアーキテクチャの概略図である。図1に示すように、データ伝送システムは、第1のUEと第2のUEとネットワーク側デバイスとを備えてよい。第2のUEを使用することによって、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間でアップリンクデータ伝送またはダウンリンクデータ伝送が行われる。第1のUEは、例えばグーグルグラス(Google glass)、リストバンド(例えば、シャオミリストバンドもしくはFibitリストバンド)、腕時計(例えばApple watchもしくはSamsung watch)、またはNikeシューズといったウェアラブルデバイスであってよい。第2のUEは、スマートフォン、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)、デジタルテレビ受信端末、車載端末、または同様のものであってよい。ネットワーク側デバイスは、発展型基地局または同様のものであってよい。第1のUEは、D2D接続、ブルートゥース(登録商標)接続、WiFi(登録商標)接続、または同様のものを使用することによって第2のUEと通信してよい。第2のUEは、Uuインタフェースを使用することによってネットワーク側デバイスと通信してよい。Uuインタフェースのユーザプレーンが、サービスデータを伝送するために使用され、Uuインタフェースの制御プレーンが、シグナリングを伝送するために使用される。本発明のこの実施形態では、第1のUEと第2のUEとの間でD2D通信が行われる例が説明のために使用される。
図1は、制御プレーンのプロトコルスタックアーキテクチャの概略図である。第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)リンクのプロトコルスタックアーキテクチャが存在する。ネットワーク側デバイスは、第1のUEを管理し、プロトコルスタックアーキテクチャを使用することによって第1のUEのためのパラメータを構成してよい。
第1のUEは、RRC層と、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第1のPDCP層と、第2のUEと通信するために使用される第2のPDCP層と、第2のUEと通信するために使用される第2のRLC層と、第2のUEと通信するために使用される第2のMAC層と、第2のUEと通信するために使用される第2の物理(Physical、PHY)層とを有してよい。
第2のUEは、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCP層、第3のRLC層、第3のMAC層、および第3のPHY層を有してよい。第2のUEは、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のPDCP層、第4のRLC層、第4のMAC層、および第4のPHY層をさらに有してよい。
ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信するために使用される第5のRRC層および第5のPDCP層を有してよい。ネットワーク側デバイスは、第2のUEと通信するために使用される第6のPDCP層、第6のRLC層、第6のMAC層、および第6のPHY層をさらに有してよい。
ネットワーク側デバイスは、ネットワーク側デバイスと第1のUEとの間に確立されたRRCリンクを使用することによってシグナリングを第1のUEに送信してよい。ネットワーク側デバイスの第5のRRC層は、第1のUEのアクセスリンクのパラメータ構成を管理し、第1のUEのベアラを確立し、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間のデータ伝送に使用されるセキュリティパラメータを構成するために使用される。第1のUEのベアラは、アクセスRBと、ネットワーク側デバイスからコアネットワークへのベアラとを含んでよい。プロトコルは、コアネットワークが、コア切り替えまたはコールルーティングの機能を実行する、例えばモビリティ管理エンティティ(Mobile Management Entity、MME)、サービングゲートウェイ(Serving Gateway、SGW)、またはPDNゲートウェイ(PDN Gateway、PGW)といったネットワーク要素であることを規定する。PDN(Public Data Network)ゲートウェイは、公衆データネットワークゲートウェイである。
プロトコルスタックアーキテクチャにおいて、ネットワーク側デバイスは、第5のRRC層を使用することによって第1のUEを管理する。コアネットワークは変化しないままであり、コアネットワークの互換性が維持され得る。加えて、コアネットワークにとって、コアネットワークによる第1のUEの管理は、第2のUEが中継機として使用されるかどうかとは無関係である。第1のUEと第2のUEとの間の通信距離が比較的大きいとき、第1のUEは、Uuインタフェースを使用することによってネットワーク側デバイスに直接連結してよく、ネットワーク側デバイスは、第1のUEのコンテキストを依然として保持する。したがって、データ転送性能が迅速に回復され得て、モビリティ処理手順は簡単であり、かつ遅延が小さい。
図2aを参照すると、図2aは、本発明の一実施形態に係る、データ伝送システムにおけるユーザプレーンのプロトコルスタックアーキテクチャの概略図である。図に示すように、データ伝送システムは、第1のUEと第2のUEとネットワーク側デバイスとコアネットワークとを備えてよい。
第1のUEは、インターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)層、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第1のPDCP層、ならびに、第2のUEと通信するために使用される第2のPDCP層、第2のRLC層、第2のMAC層、および第2のPHY層を有してよい。
第2のUEは、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCP層、第3のRLC層、第3のMAC層、および第3のPHY層を有してよい。第2のUEは、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のPDCP層、第4のRLC層、第4のMAC層、および第4のPHY層をさらに有してよい。
ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信するために使用される第5のPDCP層を有してよい。ネットワーク側デバイスは、第2のUEと通信するために使用される第6のPDCP層、第6のRLC層、第6のMAC層、および第6のPHY層をさらに有してよい。
アップリンクデータ伝送の場合、第1のUEは、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第1のPDCP層においてIP層からのIPデータパケットに対してセキュア処理を行い、次に、処理されたデータパケットを第2のUEに送信してよく、これにより、第2のUEは、処理されたデータパケットをネットワーク側デバイスに転送する。ダウンリンクデータ伝送の場合、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信するために使用される第5のPDCP層においてコアネットワークからのIPデータパケットに対してセキュア処理を行い、処理されたデータパケットを第2のUEに送信してよく、これにより、第2のUEは、処理されたデータパケットを第1のUEに転送する。
プロトコルスタックアーキテクチャにおいて、第1のUEのパラメータがネットワーク側デバイスによって直接管理される。ネットワーク側デバイスと通信するために使用される、第1のUEの第1のPDCP層と、第1のUEと通信するために使用される、ネットワーク側デバイスの第5のPDCP層だけが、データ伝送の完全性保護およびセキュア処理に関与し、第2のUEは、セキュア処理が行われたデータを復号することができず、それによって、データ伝送のセキュリティおよび信頼性を保証する。
図1または図2aに示されるプロトコルスタックアーキテクチャにおいて、第1のUEまたは第2のUEは、少なくとも1つのRBを有してよく、各RBは、PDCP処理プロセスを含み、各PDCP処理プロセスは、無線ベアラ識別子情報(RBID)および端末識別子情報と一対一の対応関係にあることに留意すべきである。第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第2のRBは、第2のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置する。ネットワーク側デバイスは、第2のUEの第2のRBと第1のUEの第1のRBとの間の対応関係を事前に確立してよい。第2のUEの1つの第2のRBが、複数の第1のUEの第1のRBに対応してよい。任意選択で、ネットワーク側デバイスは、サービス品質(Quality of Service、QoS)データのタイプごとにデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer、DRB)を確立してよい。DRBは、第1のUEの第1のRBによって保持されるデータを伝送するために使用され、第2のUEの1つのDRBが、複数の第1のUEの第1のRBに対応してよく、第1のRBによって保持されるQoSデータのタイプは、DRBによって保持されるQoSデータのタイプと同一である。
従来のデータ伝送方法では、第1のUEの第1のRBは、第2のUEの第2のRBと一対一の対応関係にあり、複数の第1のUEとネットワーク側デバイスとの間で第2のUEによってデータが転送されるとき、ネットワーク側デバイスは、異なる複数の第1のUEの第1のRBと第2のUEの異なる複数の第2のRBとの間の対応関係を構成する必要がある。したがって、構成オーバーヘッドが比較的高い。第2のUEによって含まれる第2のRBの数は、32を上回らない。同一の第2のUEが複数の第1のUEの中継機として同時に使用されるとき、第2のUEへの通信接続を確立できる第1のUEの数は限られる。第1のUEの第1のRBが第2のUEの第2のRBと一対一の対応関係にあるとき、第2のUEは、複数のPDCPプロセスを同時にサポートすることを要求される。結果として、第2のUEの処理の困難さが増す。しかしながら、本発明のこの実施形態においては、第2のUEの1つのDRBが、複数の第1のUEの第1のRBに対応する。これにより、構成オーバーヘッドを低減し、第2のUEによってサポートされ得る第1のUEの数を増大させ、第2のUEの処理の困難さを低減することができる。
図3を参照すると、図3は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態においては、アップリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、第1のUEは、送信される必要があるデータに第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加する。図3に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は以下の段階を備えてよい。
段階S301.第1のユーザ機器が、送信される必要があるデータに第1の無線ベアラ識別子情報および第1のユーザ機器の端末識別子情報を追加する。
データを送信する必要があるとき、第1のUEは、データの第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを取得し、送信される必要があるデータに第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを追加してよい。第1のRBIDは、第1のRBを識別するために使用され、異なるRBIDは、異なるRBに対応し、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置する。端末識別子情報は、第1のUEの第2層識別子であってよく、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、IMSI、または同様のものを含んでよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEは、データを含むデータパケットのヘッダに第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加してよい。例えば、第1のPDCP層においてデータに対してセキュア処理を行ってプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)データパケットを取得した後、第1のUEは、PDUデータパケットのヘッダに2つのフィールドを追加してよい。ここで、当該フィールドはそれぞれ、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加するために使用される。
任意選択的な実施形態において、図2bに示されるデータ伝送システムにおけるプロトコルスタックアーキテクチャの概略図が例として使用される。第1のUEが、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第1のRLC層を有し、ネットワーク側デバイスが、第1のUEと通信するために使用される第5のRLC層を有するとき、第1のUEは、第1のPDCP層においてデータに対してセキュア処理を行った後にPDUデータパケットを取得し、セキュア処理の後に取得されたPDUデータパケットを第1のRLC層に転送し、第1のRLC層において、PDUデータパケットのヘッダに2つのフィールドを追加してよい。ここで、当該フィールドはそれぞれ、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加するために使用される。
段階S302.第1のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。
具体的な実装例において、第1のUEは、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを、事前に確立された第2のUEへの通信接続を使用することによって第2のUEに送信してよい。通信接続は、D2D接続、ブルートゥース(登録商標)接続、WiFi(登録商標)接続、または同様のものを含んでよい。
段階S303.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
第1のUEによって送信されたデータを受信した後、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであるかどうかを判断してよい。データが転送される必要があるデータであるとき、第2のUEは、データをネットワーク側デバイスに送信してよい。データが転送される必要があるデータではないとき、第2のUEは、データを直接処理してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。具体的には、第1のUEがデータを第2のUEのみに送信する予定である場合、第1のUEは、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加せず、データを第2のUEに直接送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDも端末識別子情報も含まない。第2のUEがデータをネットワーク側デバイスに転送するよう、第1のUEがデータを第2のUEに送信する予定である場合、第1のUEは、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDおよび端末識別子情報を含む。言い換えれば、第2のUEは、受信されたデータが第1のRBIDまたは端末識別子情報を含むかどうかを判断してよく、受信されたデータが第1のRBIDまたは端末識別子情報を含むとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、データの伝送リンク属性に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。伝送リンク属性は、第1のUEと第2のUEとの間の伝送リンクが、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間の第1のRBと一対一の対応関係にあることを示すために使用される。伝送リンク属性は、データが転送される必要があるかどうかを示す識別子を含んでよい。任意選択で、伝送リンク属性は、伝送リンクによって取り扱われるユーザの識別子、または、伝送リンクによって取り扱われるユーザのRBIDをさらに含んでよい。
段階S304.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。
具体的な実装例において、データが転送される必要があるデータであると判断した後、第2のUEは、データを処理せず、ネットワーク接続を使用することによって、受信されたデータをネットワーク側デバイスに直接送信してよい。
段階S305.ネットワーク側デバイスが、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のユーザ機器であると判断する。
具体的な実装例において、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを受信したとき、ネットワーク側デバイスは第1のRBIDに基づいて、データのデータタイプを判断してよい。例えば、ネットワーク側デバイスは、受信されたデータがサービスデータなのか、シグナリングデータなのか、または同様のものなのかを第1のRBIDに基づいて識別してよい。ネットワーク側デバイスはさらに、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUEであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEによって送信されたデータを受信した後、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDおよび端末識別子情報に対応するPDCP処理プロセスを使用することによってデータを処理してよい。PDCP処理プロセスは、第1のRBIDおよび端末識別子情報と一対一の対応関係にある。具体的には、受信されたデータにおける第1のRBIDおよび端末識別子情報が、ネットワーク側デバイスのPDCP処理プロセスのうちのどれにも一致しないとき、ネットワーク側デバイスは、データを削除してよい。受信されたデータにおける第1のRBIDおよび端末識別子情報が、ネットワーク側デバイスのPDCP処理プロセスと一致するとき、ネットワーク側デバイスは、PDCP処理プロセスを使用することによってデータを処理してよい。
図3に示される実施形態において、第1のUEは、送信される必要があるデータに第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。これにより、第2のユーザ機器は、データをネットワーク側デバイスに送信し、ネットワーク側デバイスは、受信されたデータの送信元の送信端とデータタイプとを簡便に識別する。
図4を参照すると、図4は、本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態においては、ダウンリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータに第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加する。図4に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は、以下の段階を備えてよい。
段階S401.ネットワーク側デバイスが、送信される必要があるデータの第1の無線ベアラ識別子情報と第1のユーザ機器の端末識別子情報とを取得する。
ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータの第1のRBIDと、第1のUEの端末識別子情報とをローカルに取得してよい。例えば、第2のUEによって転送された第1のUEのデータに応答して、ネットワーク側デバイスは、第1のUEに送信される必要があるデータを取得し、データの第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを取得してよい。別の例の場合、ネットワーク側デバイスは、情報を第1のUEにプッシュしてよい。プッシュされた情報は、現在送信される必要があるデータであってよい。 ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータの第1のRBIDと、第1のUEの端末識別子情報とをローカルに取得してよい。
段階S402.ネットワーク側デバイスが、第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報をデータに追加する。
任意選択的な実施形態において、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータを含むデータパケットのヘッダに第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加してよい。例えば、第1のUEと通信するために使用される第5のPDCP層においてデータに対してセキュア処理を行ってPDUデータパケットを取得した後、ネットワーク側デバイスは、PDUデータパケットのヘッダに2つのフィールドを追加してよい。ここで、当該フィールドはそれぞれ、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加するために使用される。別の例の場合、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信するために使用される第5のPDCP層においてセキュア処理を行った後にPDUデータパケットを取得し、セキュア処理の後に取得されたPDUデータパケットを、第1のUEと通信するために使用される第5のRLC層に転送し、第5のRLC層においてPDUデータパケットのヘッダに2つのフィールドを追加する。ここで、当該フィールドはそれぞれ、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加するために使用される。
段階S403.ネットワーク側デバイスが、第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。
段階S404.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信した後、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであるかどうかを判断してよい。データが転送される必要があるデータであるとき、第2のUEは、データを端末識別子情報に対応する第1のUEに送信してよい。データが転送される必要があるデータではないとき、第2のUEは、データを直接処理してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。具体的には、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEのみに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加せず、データを第2のUEに直接送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDも端末識別子情報も含まない。第2のUEがデータを第1のUEに転送するよう、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDおよび端末識別子情報を含む。言い換えれば、第2のUEは、受信されたデータが第1のRBIDまたは端末識別子情報を含むかどうかを判断してよく、受信されたデータが第1のRBIDまたは端末識別子情報を含むとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEがネットワーク側において構成された第2のRBからデータパケットを取得したとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。第2のRBは、第2のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第2のRBは、送信元の送信端または送信先の送信端が第1のUEである1または複数のデータを伝送するために使用される。
段階S405.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報が追加されたデータを第1のユーザ機器に送信する。
任意選択的な実施形態において、データが転送される必要があるデータであると判断した後、第2のUEは、データから端末識別子情報を削除してよく、端末識別子情報が削除されたデータを、端末識別子情報に基づいて第1のUEに送信してよい。第1のUEは、第1のRBIDに基づいて、データのデータタイプを識別してよい。
任意選択的な実施形態において、データが転送される必要があるデータであると第2のUEが判断した後、第2のUEと第1のUEとの間の通信リンクが第1のUEの第1のRBと一対一の対応関係にあるとき、第2のUEは、データから第1のRBIDおよび端末識別子情報を削除し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が削除されたデータを、端末識別子情報に基づいて第1のUEに送信してよい。
図4に示された実施形態において、ネットワーク側デバイスは、伝送される必要があるデータの第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを取得し、第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。これにより、第2のユーザ機器は、データを第1のユーザ機器に転送し、これにより、第1のUEは、データのデータタイプを簡便に識別する。
図5を参照すると、図5は、本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、アップリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、第1のUEは、送信される必要があるデータに第1のRBIDを追加し、第2のUEは、第1のRBIDが追加されたデータに第1のUEの端末識別子情報を追加する。図5に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は、以下の段階を備えてよい。
段階S501.第1のユーザ機器が、送信される必要があるデータに第1の無線ベアラ識別子情報を追加する。
データを送信する必要があるとき、第1のUEは、データの第1のRBIDを取得し、送信される必要があるデータに第1のRBIDを追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEは、データを含むデータパケットのヘッダに第1のRBIDを追加してよい。例えば、第1のPDCP層においてデータに対してセキュア処理を行ってPDUデータパケットを取得した後、第1のUEは、PDUデータパケットのヘッダに1つのフィールドを追加してよい。ここで、当該フィールドは、第1のRBIDを追加するために使用される。別の例の場合、第1のUEは、第1のPDCP層においてデータに対してセキュア処理を行った後にPDUデータパケットを取得し、セキュア処理の後に取得されたPDUデータパケットを第1のRLC層に転送し、第1のRLC層においてPDUデータパケットのヘッダに2つのフィールドを追加する。ここで、当該フィールドはそれぞれ、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加するために使用される。
段階S502.第1のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。
段階S503.第2のユーザ機器が、第1のユーザ機器によって送信されたデータを、第3の無線ベアラエンティティを使用することによって受信する。
第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信してよい。第2のUEは、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCP層を有してよく、第3のPDCP層は、少なくとも1つのPDCP処理プロセスを含み、各PDCP処理プロセスは、第3のRBエンティティに対応し、第3のRBエンティティは、第2のUEと第1のUEとの間の通信に使用される。本発明のこの実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEの第1のRBが第2のUEの第3のRBと一対一の対応関係にあるよう構成し、第2のUEは、第3のRBと第1のUEの端末識別子情報との間の対応関係を事前に確立してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されたとき、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを第3のPDCPエンティティ層において受信する。
任意選択的な実施形態において、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCP層が第2のUEのために構成されないとき、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを第3のRLCエンティティ層において受信する。
段階S504.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
第1のUEによって送信されたデータを受信した後、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであるかどうかを判断してよい。データが転送される必要があるデータであるとき、第2のUEは、データをネットワーク側デバイスに送信してよい。データが転送される必要があるデータではないとき、第2のUEは、データを直接処理してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、第1のRBIDに基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。具体的には、第1のUEがデータを第2のUEのみに送信する予定である場合、第1のUEは、第1のRBIDを追加せず、データを第2のUEに直接送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDを含まない。第2のUEがデータをネットワーク側デバイスに転送するよう、第1のUEがデータを第2のUEに送信する予定である場合、第1のUEは、第1のRBIDを追加し、第1のRBIDが追加されたデータを第2のUEに送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDを含む。言い換えれば、第2のUEは、受信されたデータが第1のRBIDを含むかどうかを判断してよく、受信されたデータが第1のRBIDを含むとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、データの伝送リンク属性に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。伝送リンク属性は、第1のUEと第2のUEとの間の伝送リンクが、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間の第1のRBと一対一の対応関係にあることを示すために使用される。伝送リンク属性は、データが転送される必要があるかどうかを示す識別子を含んでよい。任意選択で、伝送リンク属性は、伝送リンクによって取り扱われるユーザの識別子、または、伝送リンクによって取り扱われるユーザのRBIDをさらに含んでよい。
段階S505.第2のユーザ機器が、第1のユーザ機器の端末識別子情報を第3の無線ベアラエンティティと第1のユーザ機器の端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得する。
段階S506.第2のユーザ機器が、端末識別子情報をデータに追加する。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、データの伝送リンク属性に基づいて、端末識別子情報をデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEによって送信されたデータを第3のPDCPエンティティ層において受信した後、第2のUEは、第3のPDCPエンティティ層において端末識別子情報をデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEによって送信されたデータを第3のRLCエンティティ層において受信した後、第2のUEは、第3のRLCエンティティ層において端末識別子情報をデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のPDCPエンティティ層、第4のRLCエンティティ層、または第4のMACエンティティ層において、端末識別子情報をデータに追加してよい。
第2のUEは、限定されないが先述のエンティティ層を含む層において、端末識別子情報をデータに追加することに留意すべきである。例えば、第2のUEは、アダプテーション層において端末識別子情報をデータに追加してよい。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
段階S507.第2のユーザ機器が、端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。
段階S508.ネットワーク側デバイスが、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のユーザ機器であると判断する。
図5に示される実施形態において、第1のUEは、送信される必要があるデータに第1のRBIDを追加し、第1のRBIDが追加されたデータを第2のUEに送信する。また、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを第3のRBエンティティを使用することによって受信し、第1のUEの端末識別子情報を第3のRBエンティティと第1のUEの端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、端末識別子情報をデータに追加し、端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。これにより、ネットワーク側デバイスは、受信されたデータの送信元の送信端とデータタイプとを簡便に識別する。
図6を参照すると、図6は、本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態においては、ダウンリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータに第1のRBIDを追加し、第2のUEは、第1のRBIDが追加されたデータを第1のUEに送信する。図6に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は、以下の段階を備えてよい。
段階S601.ネットワーク側デバイスが、伝送される必要があるデータの第1の無線ベアラ識別子情報を取得する。
段階S602.ネットワーク側デバイスが、第1の無線ベアラ識別子情報をデータに追加する。
任意選択的な実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信する第5のPDCPエンティティ層と、第2のUEと通信するために使用される第2のRBエンティティ層とを有してよい。ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータを第5のPDCPエンティティ層を使用することによって第2のRBエンティティ層に送信する。ここで、第1のRBIDが保持され、ネットワーク側デバイスは、第2のRBエンティティ層において第1のRBIDをデータに追加する。
任意選択的な実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信する第5のRLCエンティティ層をさらに有してよく、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータを、第5のRLCエンティティ層を使用することによって第2のRBエンティティ層に送信してよい。
段階S603.ネットワーク側デバイスが、第1の無線ベアラ識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。
第2のRBエンティティ層において第1のRBIDをデータに追加した後、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDが追加されたデータを、第2のRBエンティティ層を使用することによって第2のUEに送信してよい。
段階S604.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信した後、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであるかどうかを判断してよい。データが転送される必要があるデータであるとき、第2のUEは、端末識別子情報に対応する第1のUEにデータを送信してよい。データが転送される必要があるデータではないとき、第2のUEは、データを直接処理してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、第1のRBIDに基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。具体的には、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEのみに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDを追加せず、データを第2のUEに直接送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDを含まない。第2のUEがデータを第1のUEに転送するよう、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDを追加し、第1のRBIDが追加されたデータを第2のUEに送信してよい。第2のUEによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDを含む。言い換えれば、第2のUEは、受信されたデータが第1のRBIDを含むかどうかを判断してよく、受信されたデータが第1のRBIDを含むとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEがネットワーク側において構成された第2のRBからデータパケットを取得したとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。第2のRBは、第2のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第2のRBは、送信元の送信端または送信先の送信端が第1のUEである1または複数のデータを伝送するために使用される。
段階S605.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報が追加されたデータを第1のユーザ機器に送信する。
本発明のこの実施形態において、第2のUEが第1のUEのみの中継機として使用されるようネットワーク側デバイスが構成する場合、データが転送される必要があるデータであると判断した後、第2のUEは、第1のRBIDが追加されたデータを第1のUEに直接送信してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成され、第3のPDCPエンティティ層が第1のUEの第1のRBエンティティと一対一の対応関係にあるとき、第2のUEは、第1のRBエンティティに対応する第3のPDCPエンティティ層を第1のRBIDに基づいて判断し、第3のPDCPエンティティ層においてデータから第1のRBIDを削除し、第1のRBIDが削除されたデータを第3のPDCPエンティティ層を使用することによって第1のUEに送信してよい。
第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されないとき、第2のUEは、第1のRBエンティティに対応する第3のRLCエンティティ層を第1のRBIDに基づいて判断し、第3のRLCエンティティ層においてデータから第1のRBIDを削除し、第1のRBIDが削除されたデータを、第3のRLCエンティティ層を使用することによって第1のUEに送信する。
図6に示された実施形態において、ネットワーク側デバイスは、伝送される必要があるデータの第1のRBIDを取得し、第1のRBIDをデータに追加し、第1のRBIDが追加されたデータを第2のUEに送信し、第2のUEは、第1のRBIDが追加されたデータを第1のUEに送信する。これにより、第1のUEは、受信されたデータのデータタイプを簡便に識別する。
図7を参照すると、図7は、本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、アップリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、第1のUEは、送信される必要があるデータに第1のUEの端末識別子情報を追加し、第2のUEは、第1のUEの端末識別子情報が追加されたデータに第1のRBIDを追加する。図7に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は、以下の段階を備えてよい。
段階S701.第1のユーザ機器が、送信される必要があるデータに第1のユーザ機器の端末識別子情報を追加する。
データを送信する必要があるとき、第1のUEは、第1のUEの端末識別子情報を取得し、送信される必要があるデータに第1のUEの端末識別子情報を追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEは、データを含むデータパケットのヘッダに第1のUEの端末識別子情報を追加してよい。例えば、第1のPDCP層においてデータに対してセキュア処理を行ってPDUデータパケットを取得した後、第1のUEは、PDUデータパケットのヘッダに1つのフィールドを追加してよい。ここで、当該フィールドは、第1のUEの端末識別子情報を追加するために使用される。別の例の場合、第1のPDCP層においてデータに対してセキュア処理を行うことによってPDUデータパケットを取得した後、第1のUEは、セキュア処理の後に取得されたPDUデータパケットを第1のRLC層に転送し、第1のRLC層においてPDUデータパケットのヘッダに2つのフィールドを追加してよい。ここで、当該フィールドはそれぞれ、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加するために使用される。
段階S702.第1のユーザ機器が、端末識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。
段階S703.第2のユーザ機器が、第1のユーザ機器によって送信されたデータを、第3の無線ベアラエンティティを使用することによって受信する。
第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信してよい。第2のUEは、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCP層を有してよく、第3のPDCP層は、少なくとも1つのPDCP処理プロセスを含み、各PDCP処理プロセスは、第3のRBエンティティに対応し、第3のRBエンティティは、第2のUEと第1のUEとの間の通信に使用される。本発明のこの実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEの第1のRBが第2のUEの第3のRBと一対一の対応関係にあるよう構成し、第2のUEは、第3のRBと第1のRBIDとの間の対応関係を事前に確立してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されたとき、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを第3のPDCPエンティティ層において受信する。
任意選択的な実施形態において、第3のPDCP層が第2のUEのために構成されないとき、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRLCエンティティ層において受信する。
段階S704.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
第1のUEによって送信されたデータを受信した後、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであるかどうかを判断してよい。データが転送される必要があるデータであるとき、第2のUEは、データをネットワーク側デバイスに送信してよい。データが転送される必要があるデータではないとき、第2のUEは、データを直接処理してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、第1のRBIDに基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。具体的には、第1のUEが第2のUEのみにデータを送信する予定である場合、第1のUEは、端末識別子情報を追加せず、データを第2のUEに直接送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、端末識別子情報を含まない。第2のUEがデータをネットワーク側デバイスに転送するよう、第1のUEがデータを第2のUEに送信する予定である場合、第1のUEは、第1のUEの端末識別子情報を追加し、端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、端末識別子情報を含む。言い換えれば、第2のUEは、受信されたデータが端末識別子情報を含むかどうかを判断してよく、受信されたデータが端末識別子情報を含むとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、データの伝送リンク属性に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。伝送リンク属性は、第1のUEと第2のUEとの間の伝送リンクが、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間の第1のRBと一対一の対応関係にあることを示すために使用される。伝送リンク属性は、データが転送される必要があるかどうかを示す識別子を含んでよい。任意選択で、伝送リンク属性は、伝送リンクによって取り扱われるユーザの識別子、または、伝送リンクによって取り扱われるユーザのRBIDをさらに含んでよい。
段階S705.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報を第3の無線ベアラエンティティと第1の無線ベアラ識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得する。
段階S706.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報をデータに追加する。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、データの伝送リンク属性に基づいて、第1のRBIDをデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEによって送信されたデータを第3のPDCPエンティティ層において受信した後、第2のUEは、第3のPDCPエンティティ層において第1のRBIDをデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEによって送信されたデータを第3のRLCエンティティ層において受信した後、第2のUEは、第3のRLCエンティティ層において第1のRBIDをデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のPDCPエンティティ層、第4のRLCエンティティ層、または第4のMACエンティティ層において、第1のRBIDをデータに追加してよい。
第2のUEは、限定されないが先述のエンティティ層を含む層において、端末識別子情報をデータに追加することに留意すべきである。例えば、第2のUEは、アダプテーション層において端末識別子情報をデータに追加してよい。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
段階S707.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。
段階S708.ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のユーザ機器であると判断する。
図7に示される実施形態において、第1のUEは、送信される必要があるデータに第1のUEの端末識別子情報を追加し、端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信する。また、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第3のRBエンティティを使用することによって受信し、第1のRBIDを第3のRBエンティティと第1のRBIDとの間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、第1のRBIDをデータに追加し、第1のRBIDが追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。
図8を参照すると、図8は、本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、ダウンリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータに第1のUEの端末識別子情報を追加し、第2のUEは、第1のUEの端末識別子情報が追加されたデータに第1のRBIDを追加する。図8に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は、以下の段階を備えてよい。
段階S801.ネットワーク側デバイスが、第1のユーザ機器の端末識別子情報を取得する。
段階S802.ネットワーク側デバイスが、送信される必要があるデータに端末識別子情報を追加する。
任意選択的な実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信する第5のPDCPエンティティ層と、第2のUEと通信するために使用される第2のRBエンティティ層とを有してよい。ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータを第5のPDCPエンティティ層を使用することによって第2のRBエンティティ層に送信する。ここで、第1のUEの端末識別子情報が保持され、ネットワーク側デバイスは、第2のRBエンティティ層において第1のUEの端末識別子情報をデータに追加する。
任意選択的な実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信する第5のRLCエンティティ層をさらに有してよく、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータを、第5のRLCエンティティ層を使用することによって第2のRBエンティティ層に送信してよい。
段階S803.ネットワーク側デバイスが、端末識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。
第2のRBエンティティ層において第1のUEの端末識別子情報をデータに追加した後、ネットワーク側デバイスは、第1のUEの端末識別子情報が追加されたデータを、第2のRBエンティティ層を使用することによって第2のUEに送信してよい。
段階S804.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信した後、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであるかどうかを判断してよい。データが転送される必要があるデータであるとき、第2のUEは、データを端末識別子情報に対応する第1のUEに送信してよい。データが転送される必要があるデータではないとき、第2のUEは、データを直接処理してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、端末識別子情報に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。具体的には、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEのみに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、端末識別子情報を追加せず、データを第2のUEに直接送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、端末識別子情報を含まない。第2のUEがデータを第1のUEに転送するよう、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、第1のUEの端末識別子情報を追加し、第1のUEの端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、端末識別子情報を含む。言い換えれば、第2のUEは、受信されたデータが端末識別子情報を含むかどうかを判断してよく、受信されたデータが端末識別子情報を含むとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEがネットワーク側において構成された第2のRBからデータパケットを取得したとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。第2のRBは、第2のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第2のRBは、送信元の送信端または送信先の受信端が第1のUEである1または複数のデータを伝送するために使用される。
段階S805.第2のユーザ機器が、データの第1の無線ベアラ識別子情報を取得する。
本発明のこの実施形態において、第2のUEが第1のUEのみの中継機として使用されるようネットワーク側デバイスが構成する場合、第2のUEは、ローカルに記憶されたデータの第1のRBIDを取得してよい。
段階S806.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報をデータに追加する。
段階S807.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報が追加されたデータを第1のユーザ機器に送信する。
任意選択的な実施形態において、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成され、第3のPDCPエンティティ層が第1のUEの第1のRBエンティティと一対一の対応関係にあるとき、第2のUEは、第1のRBエンティティに対応する第3のPDCPエンティティ層を第1のRBIDに基づいて判断し、第3のPDCPエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび端末識別子情報を削除し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が削除されたデータを、第3のPDCPエンティティ層を使用することによって第1のUEに送信してよい。
第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されないとき、第2のUEは、第1のRBエンティティに対応する第3のRLCエンティティ層を第1のRBIDに基づいて判断し、第3のRLCエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび端末識別子情報を削除し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が削除されたデータを、第3のRLCエンティティ層を使用することによって第1のUEに送信する。
図8に示される実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEの端末識別子情報を取得し、端末識別子情報をデータに追加し、端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信する。また、第2のUEは、第1のRBIDを取得し、第1のRBIDをデータに追加し、第1のRBIDが追加されたデータを第1のUEに送信する。これにより、第1のUEは、受信されたデータのデータタイプを簡便に識別する。
図9を参照すると、図9は、本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態においては、アップリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、第2のUEは、第1のUEおよび第1のRBIDの端末識別子情報をデータに追加する。図9に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は、以下の段階を備えてよい。
段階S901.第1のユーザ機器が、送信される必要があるデータを第2のユーザ機器に送信する。
データを送信する必要があるとき、第1のUEは、送信される必要があるデータを第2のUEに直接送信してよい。
段階S902.第2のユーザ機器が、第1のユーザ機器によって送信されたデータを、第3の無線ベアラエンティティを使用することによって受信する。
第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信してよい。第2のUEは、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCP層を有してよく、第3のPDCP層は、少なくとも1つのPDCP処理プロセスを含み、各PDCP処理プロセスは、第3のRBエンティティに対応し、第3のRBエンティティは、第2のUEと第1のUEとの間の通信に使用される。本発明のこの実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEの第1のRBが第2のUEの第3のRBと一対一の対応関係にあるよう構成し、第2のUEは、第3のRBと第1のUEの端末識別子情報および第1のRBIDとの間の対応関係を事前に確立してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されたとき、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを第3のPDCPエンティティ層において受信する。
任意選択的な実施形態において、第3のPDCP層が第2のUEのために構成されないとき、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第3のRLCエンティティ層において受信する。
段階S903.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
具体的な実装例において、第2のUEは、データの伝送リンク属性に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
段階S904.第2のユーザ機器が、データの第1の無線ベアラ識別子情報と第1のユーザ機器の端末識別子情報とを、第3の無線ベアラエンティティと第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得する。
段階S905.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報をデータに追加する。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、データの伝送リンク属性に基づいて、第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEによって送信されたデータを第3のPDCPエンティティ層において受信した後、第2のUEは、第3のPDCPエンティティ層において第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEによって送信されたデータを第3のRLCエンティティ層において受信した後、第2のUEは、第3のRLCエンティティ層において第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のPDCPエンティティ層、第4のRLCエンティティ層、または第4のMACエンティティ層において、第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加してよい。
第2のUEは、限定されないが先述のエンティティ層を含む層において、端末識別子情報をデータに追加することに留意すべきである。例えば、第2のUEは、アダプテーション層において端末識別子情報をデータに追加してよい。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
段階S906.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。
段階S907.ネットワーク側デバイスが、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のユーザ機器であると判断する。
図9に示される実施形態において、第1のUEは、送信される必要があるデータを第2のUEに送信する。また、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを第3のRBエンティティを使用することによって受信し、データの第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを、第3のRBエンティティと第1のRBIDおよび端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係とに基づいて取得し、第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。これにより、ネットワーク側デバイスは、受信されたデータの送信元の送信端およびデータタイプを簡便に識別する。
図10を参照すると、図10は、本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態においては、ダウンリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、第2のUEは、第1のRBIDをデータに追加する。図10に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は、以下の段階を備えてよい。
段階S1001.ネットワーク側デバイスが、送信される必要があるデータを第2のユーザ機器に送信する。ここで、データは、第1の無線ベアラ識別子情報と第1のユーザ機器の端末識別子情報とを保持する。
段階S1002.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信した後、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであるかどうかを判断してよい。データが転送される必要があるデータであるとき、第2のUEは、データを端末識別子情報に対応する第1のUEに送信してよい。データが転送される必要があるデータではないとき、第2のUEは、データを直接処理してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。具体的には、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEのみに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を追加せず、データを第2のUEに直接送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDも端末識別子情報も含まない。第2のUEがデータを第1のUEに転送するよう、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を追加し、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDまたは端末識別子情報を含む。言い換えれば、第2のUEは、受信されたデータが第1のRBIDまたは端末識別子情報を含むかどうかを判断してよく、受信されたデータが第1のRBIDまたは端末識別子情報を含むとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEがネットワーク側において構成された第2のRBからデータパケットを取得したとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。第2のRBは、第2のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第2のRBは、送信元の送信端または送信先の送信端が第1のUEである1または複数のデータを伝送するために使用される。
段階S1003.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報をデータに追加する。
段階S1004.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報が追加されたデータを、端末識別子情報に基づいて第1のユーザ機器に送信する。
任意選択的な実施形態において、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成され、第3のPDCPエンティティ層が第1のUEの第1のRBエンティティと一対一の対応関係にあるとき、第2のUEは、第1のRBエンティティに対応する第3のPDCPエンティティ層を第1のRBIDに基づいて判断し、第3のPDCPエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび端末識別子情報を削除し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が削除されたデータを、第3のPDCPエンティティ層を使用することによって第1のUEに送信してよい。
第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されないとき、第2のUEは、第1のRBエンティティに対応する第3のRLCエンティティ層を第1のRBIDに基づいて判断し、第3のRLCエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび端末識別子情報を削除し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が削除されたデータを、第3のRLCエンティティ層使用することによって第1のUEに送信してよい。
図10に示される実施形態において、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータを第2のUEに送信する。ここで、データは、第1のRBIDおよび第1のUEの端末識別子情報を保持する。また、第2のUEは、第1のRBIDをデータに追加し、第1のRBIDが追加されたデータを、端末識別子情報に基づいて第1のUEに送信する。これにより、第1のUEは、受信されたデータのデータタイプを簡便に識別する。
図11を参照すると、図11は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において提供されるデータ伝送装置は、本発明における図3から図8に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。図11に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送装置は、少なくとも処理モジュール1101と送信モジュール1102とを備えてよい。
処理モジュール1101は、転送される必要があるデータに第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を追加するよう構成される。ここで、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置する。
送信モジュール1102は、第2のUEがデータを転送するように、データを第2のUEに送信するよう構成される。ここで、データは、処理モジュール1101によって追加された第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を含む。
任意選択的な実施形態において、処理モジュール1101は具体的に、データを含むデータパケットのヘッダに第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を追加するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、本発明のこの実施形態の装置は、第2のUEによって転送されたネットワーク側デバイスのデータを受信するよう構成される受信モジュール1103をさらに備えてよい。ここで、データは、第1のRBIDを保持する。
処理モジュール1101はさらに、受信モジュール1103によって受信されたデータのデータタイプを、第1のRBIDに基づいて取得するよう構成される。ここで、データタイプは、サービスまたはシグナリングを含む。
任意選択的な実施形態において、送信モジュール1102は具体的に、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを、事前に確立された第2のUEへの通信接続を使用することによって第2のUEに送信するよう構成される。これにより、第2のUEは、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。ここで、当該通信接続は、D2D接続、ブルートゥース(登録商標)接続、またはWiFi(登録商標)接続を含む。
任意選択的な実施形態において、装置のモジュールは、第1のUEと第2のUEとの間の通信に使用されるPDCP処理層に位置するか、または、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間の通信に使用されるPDCP処理層に位置するか、または、第1のUEと第2のUEとの間の通信に使用されるRLCエンティティ層に位置する。
本発明のこの実施形態において、処理モジュール1101に対応するエンティティデバイスはプロセッサであり、受信モジュール1103に対応するエンティティデバイスは受信機であり、送信モジュール1102に対応するエンティティデバイスは送信機であることに留意すべきである。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
図11を参照すると、図11は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において提供されるデータ伝送装置は、本発明における図3から図8に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。図11に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送装置は、少なくとも受信モジュール1103と処理モジュール1101と送信モジュール1102とを備えてよい。
受信モジュール1103は、第1のUEによって送信されたデータを受信するよう構成される。ここで、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持する。
処理モジュール1101は、受信モジュール1103によって受信されたデータが転送される必要があるデータであると判断するよう構成される。
送信モジュール1102は、処理モジュール1101によって処理されたデータをネットワーク側デバイスに送信するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、受信モジュール1103はさらに、ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信するよう構成される。ここで、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持する。
処理モジュール1101はさらに、データが転送される必要があるデータであると判断するよう構成される。
送信モジュール1102はさらに、端末識別子情報に基づいてデータを第1のUEに送信するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、データが転送される必要があるデータであると判断するとき、処理モジュール1101は具体的に、データが転送される必要があるデータであると第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて判断するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、データが転送される必要があるデータであると判断するとき、処理モジュール1101は具体的に、データが転送される必要があるデータであるとデータの伝送リンク属性に基づいて判断するよう構成される。ここで、伝送リンク属性は、第1のUEと第2のUEとの間の伝送リンクが第1のUEとネットワーク側デバイスとの間の第1のRBと一対一の対応関係にあることを示すために使用され、伝送リンク属性は、データが転送される必要があるかどうかを示す識別子を含む。
本発明のこの実施形態において、処理モジュール1101に対応するエンティティデバイスはプロセッサであり、受信モジュール1103に対応するエンティティデバイスは受信機であり、送信モジュール1102に対応するエンティティデバイスは送信機であることに留意すべきである。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
図11を参照すると、図11は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において提供されるデータ伝送装置は、本発明における図3から図8に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。図11に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送装置は、少なくとも受信モジュール1103と処理モジュール1101とを備えてよい。
受信モジュール1103は、第2のUEによって転送された第1のUEのデータを受信するよう構成される。ここで、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持し、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置する。
処理モジュール1101は、受信モジュール1103によって受信されたデータのデータタイプを第1のRBIDに基づいて判断し、受信モジュール1103によって受信されたデータの送信元の送信端が第1のUEであると端末識別子情報に基づいて判断するよう構成される。ここで、データタイプは、サービスまたはシグナリングを含む。
任意選択的な実施形態において、処理モジュール1101はさらに、受信モジュール1103によって受信されたデータを、第1のRBIDおよび端末識別子情報に対応するPDCP処理プロセスを使用することによって処理するよう構成される。ここで、PDCP処理プロセスは、第1のRBIDおよび端末識別子情報と一対一の対応関係にある。
本発明のこの実施形態において、処理モジュール1101に対応するエンティティデバイスはプロセッサであり、受信モジュール1103に対応するエンティティデバイスは受信機であり、送信モジュール1102に対応するエンティティデバイスは送信機であることに留意すべきである。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
図11を参照すると、図11は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において提供されるデータ伝送装置は、本発明における図3から図8に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。図11に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送装置は、少なくとも処理モジュール1101と送信モジュール1102とを備えてよい。
処理モジュール1101は、伝送される必要があるデータの第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を取得するよう構成される。
処理モジュール1101はさらに、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をデータに追加するよう構成される。
送信モジュール1102は、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信するよう構成される。これにより、第2のUEは、データを第1のUEに転送する。
本発明のこの実施形態において、処理モジュール1101に対応するエンティティデバイスはプロセッサであり、受信モジュール1103に対応するエンティティデバイスは受信機であり、送信モジュール1102に対応するエンティティデバイスは送信機であることに留意すべきである。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
図11を参照すると、図11は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において提供されるデータ伝送装置は、本発明における図5から図10に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。図11に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送装置は、少なくとも受信モジュール1103と処理モジュール1101と送信モジュール1102とを備えてよい。
受信モジュール1103は、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用された第3のRBエンティティを使用することによって受信するよう構成される。
処理モジュール1101は、受信モジュール1103によって受信されたデータの第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を、第3のRBエンティティと第1のRBIDおよび/または端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得するよう構成される。
処理モジュール1101はさらに、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をデータに追加するよう構成される。
送信モジュール1102は、データをネットワーク側デバイスに送信するよう構成される。ここで、データは、処理モジュール1101によって追加された第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を含む。
任意選択的な実施形態において、処理モジュール1101はさらに、データの第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を取得した後、データが転送される必要があるデータであると第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて判断するよう構成されるか、または、処理モジュール1101はさらに、データの第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を取得した後、データが転送される必要があるデータであるとデータの伝送リンク属性に基づいて判断するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、処理モジュール1101は具体的に、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をデータの伝送リンク属性に基づいてデータに追加するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、受信モジュール1103は具体的に、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されたとき、第1のUEによって送信されたデータを第3のPDCPエンティティ層において受信するよう構成され、処理モジュール1101は具体的に、第3のPDCPエンティティ層において第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をデータに追加するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、受信モジュール1103は具体的に、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されないとき、第1のUEによって送信されたデータを第1のUEと通信するために使用される第3のRLCエンティティ層において受信するよう構成され、処理モジュール1101は具体的に、第3のRLCエンティティ層において第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をデータに追加するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、処理モジュール1101は具体的に、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のPDCPエンティティ層、第4のRLCエンティティ層、または第4のMACエンティティ層において、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をデータに追加するよう構成される。
本発明のこの実施形態において、処理モジュール1101に対応するエンティティデバイスはプロセッサであり、受信モジュール1103に対応するエンティティデバイスは受信機であり、送信モジュール1102に対応するエンティティデバイスは送信機であることに留意すべきである。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
図11を参照すると、図11は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において提供されるデータ伝送装置は、本発明における図5から図10に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。図11に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送装置は、少なくとも受信モジュール1103と処理モジュール1101と送信モジュール1102とを備えてよい。
受信モジュール1103は、ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信するよう構成される。ここで、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持し、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置する。
処理モジュール1101は、受信モジュール1103によって受信されたデータが転送される必要があるデータであると第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて判断するよう構成される。
送信モジュール1102は、データを端末識別子情報に基づいて第1のUEに送信するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、データを端末識別子情報に基づいて第1のUEに送信するとき、送信モジュール1102は具体的に、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されず、第3のPDCPエンティティ層が第1のUEの第1のRBエンティティと一対一の対応関係にあるとき、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて第1のRBエンティティに対応する第3のPDCPエンティティ層を判断し、第3のPDCPエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を削除し、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が削除されたデータを、第3のPDCPエンティティ層を使用することによって第1のUEに送信するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、データを端末識別子情報に対応する第1のUEに送信するとき、送信モジュール1102が具体的に、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されないとき、第1のRBエンティティに対応する第3のRLCエンティティ層であって、第2のUEと第1のUEとの間の通信に使用される第3のRLCエンティティ層を第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて判断し、第3のRLCエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を削除し、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が削除されたデータを、第3のRLCエンティティ層を使用することによって第1のUEに送信するよう構成される。
本発明のこの実施形態において、処理モジュール1101に対応するエンティティデバイスはプロセッサであり、受信モジュール1103に対応するエンティティデバイスは受信機であり、送信モジュール1102に対応するエンティティデバイスは送信機であることに留意すべきである。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
図11を参照すると、図11は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において提供されるデータ伝送装置は、本発明における図5から図10に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。図11に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送装置は、少なくとも送信モジュール1102と処理モジュール1101とを備えてよい。
送信モジュール1102は、送信される必要があるデータを、第5のPDCPエンティティ層を使用することによって第2のRBエンティティ層に送信するよう構成される。ここで、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報が保持され、第1のRBIDは、第1のUEの第1のRBを識別するためにネットワーク側デバイスによって使用される。
処理モジュール1101は、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のRBエンティティ層においてデータに追加するよう構成される。
送信モジュール1102はさらに、第2のRBエンティティ層を使用することによってデータを第2のUEに送信するよう構成される。ここで、データは、処理モジュール1101によって追加された第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を含む。
任意選択的な実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信する第5のRLC層をさらに含んでよい。送信モジュール1102は、送信される必要があるデータを、第5のRLCエンティティ層を使用することによって第2のRBエンティティ層に送信するよう構成される。
本発明のこの実施形態において、処理モジュール1101に対応するエンティティデバイスはプロセッサであり、受信モジュール1103に対応するエンティティデバイスは受信機であり、送信モジュール1102に対応するエンティティデバイスは送信機であることに留意すべきである。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
図12を参照すると、図12は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムを示す。本発明のこの実施形態のデータ伝送システムは、本発明における図3および図4に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。データ伝送システムは、第1のUE1201と第2のUE1202とネットワーク側デバイス1203とを備える。
第1のUE1201は、第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とをデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを第2のUE1202に送信する。
第2のUE1202は、データが転送される必要があるデータであると判断し、データをネットワーク側デバイスに送信する。
ネットワーク側デバイス1203は、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUEであると判断する。ここで、データタイプは、サービスまたはシグナリングを含む。
図12を参照すると、図12は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムを示す。本発明のこの実施形態のデータ伝送システムは、本発明における図5および図6に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。データ伝送システムは、第1のUE1201と第2のUE1202とネットワーク側デバイス1203とを備える。
第1のUE1201は、送信される必要があるデータを、第1のUE1201の第1のRBエンティティを使用することによって第2のUE1202に送信する。ここで、データは第1のRBIDを保持し、第1のRBIDは、第1のUE1201の第1のRBを識別するためにネットワーク側デバイス1203によって使用される。
第2のUE1202は、第1のUE1201によって送信されたデータを、第1のUE1201と通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信し、第1のUE1201の端末識別子情報を第3のRBエンティティと第1のUEの端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、端末識別子情報をデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報を保持するデータをネットワーク側デバイス1203に送信する。ここで、第3のRBエンティティは、第1のUE1201と第2のUE1202との間の通信に使用される。
ネットワーク側デバイス1203は、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUE1201であると判断する。
図12を参照すると、図12は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムを示す。本発明のこの実施形態のデータ伝送システムは、本発明における図7および図8に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。データ伝送システムは、第1のUE1201と第2のUE1202とネットワーク側デバイス1203とを備える。
第1のUE1201は、送信される必要があるデータを、第1のUE1201の第1のRBエンティティを使用することによって第2のUE1202に送信する。ここで、データは、第1のUEの端末識別子情報を保持する。
第2のUE1202は、第1のUE1201によって送信されたデータを、第1のUE1201と通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信し、データの第1のRBIDを第3のRBエンティティと第1のRBIDとの間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、第1のRBIDをデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報を保持するデータをネットワーク側デバイス1203に送信する。ここで、第3のRBエンティティは、第1のUE1201と第2のUE1202との間の通信に使用される。
ネットワーク側デバイス1203は、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUE1201であると判断する。
図12を参照すると、図12は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムを示す。本発明のこの実施形態のデータ伝送システムは、本発明における図9および図10に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。データ伝送システムは、第1のUE1201と第2のUE1202とネットワーク側デバイス1203とを備える。
第1のUE1201は、送信される必要があるデータを、第1のUE1201の第1のRBエンティティを使用することによって第2のUE1202に送信する。ここで、第1のRBエンティティは、第1のUE1201とネットワーク側デバイス1203との間でデータを伝送するために使用される。
第2のUE1202は、第1のUE1201によって送信されたデータを、第1のUE1201と通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信し、データの第1のRBIDと第1のUE1201の端末識別子情報とを、第3のRBエンティティと第1のRBIDおよび端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイス1203に送信する。ここで、第3のRBエンティティは、第1のUE1201と第2のUE1202との間の通信に使用される。
ネットワーク側デバイス1203は、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUEであると判断する。
先述の実施形態において、各実施形態の説明にはそれぞれの着目点があることに留意すべきである。一実施形態において詳細に説明されない部分については、他の実施形態における関連する説明を参照されたい。加えて、本明細書において説明された全ての実施形態は例示的な実施形態であり、関連する動作およびモジュールは必ずしも本発明の実施形態にとって必須ではないということも当業者は理解するべきである。
本発明の実施形態の方法の段階の順序は修正されてよく、実際の必要性に応じて特定の段階がまた統合されても除去されてもよい。
本発明の実施形態の装置におけるモジュールは、実際の要件に応じて組み合わせられ、分割され、削除されてよい。
本発明の実施形態のユニットは、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け集積回路)などの汎用集積回路によって実行されてよい。
当業者であれば、実施形態における方法のプロセスの全部または一部が、関連するハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって実装されてよいことを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。プログラムが動作するとき、実施形態における方法のプロセスが行われる。先述の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリメモリ(Read−Only Memory、ROM)、または、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)を含んでよい。
上記において開示されたものは、本発明の例示的な実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図するものでないことは言うまでもない。したがって、本発明の特許請求の範囲にしたがって施される同等の変形が、本発明の範囲に含まれるものとする。
本発明は、情報処理技術分野に関し、特には、データ伝送方法および装置、ならびに関連デバイスに関する。
デバイスツーデバイス(Device−to−Device、D2D)通信方式は、送信端が、電磁波を使用することによってデータを受信端に直接送信し、データは基地局またはセルラネットワークによって転送される必要がない方式を指す。しかしながら、消費電力およびユーザ機器(User Equipment、UE)の干渉などの要因によって制限されることで、この通信方式の通信距離が限られる。加えて、ネットワークのカバレッジ外(例えば、部分的なカバレッジの場合)のユーザ機器は、ネットワークへの接続を確立することができない。結果として、ユーザ機器とネットワークとの間の通信性能が影響を受ける。したがって、ネットワークのカバレッジ内のユーザ機器が第1のUE、すなわち中継サービスを提供するよう構成される中継ユーザ機器(Relay UE)として使用されてよく、ネットワークのカバレッジ外のユーザ機器が第2のUE、すなわちリモートユーザ機器(Remote UE)として使用されてよい。リモートユーザ機器がネットワークのカバレッジ外にあり、比較的ネットワークのカバレッジエリアの近くにあるとき、リモートユーザ機器は、中継ユーザ機器を使用することによってネットワークへの接続を確立し得る。
複数UE協調技術では、同一の第2のUEが同時に複数の第1のUEに中継サービスを提供するとき、データは、第2のUEを使用することによって複数の第1のUEと発展型基地局(evolved NodeB、eNB)との間で伝送される。伝送されるデータは、シグナリングデータまたはサービスデータを含んでよい。シグナリングデータは、アクセスネットワークにとって可視の制御信号である。サービスデータは、システム内で伝送されるデータのうちのシグナリングデータ以外のデータであり、例えば、コアネットワーク内で伝送されるデータまたはアプリケーション層において伝送されるデータである。eNBは、受信されたデータがシグナリングデータなのかサービスデータなのかを区別することができず、受信されたデータの送信元の送信端である具体的な第1のUEを区別することもできない。
本明細書は、データ伝送方法および装置、ならびに関連デバイスを提供する。これにより、ネットワーク側デバイスは、送信元の送信端とデータのデータタイプとを簡便に識別できる。
第1態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、送信される必要があるデータに第1の無線ベアラ識別子情報(RBID)および/または第1のUEの端末識別子情報を第1のUEが追加する段階であって、第1のRBIDに対応する第1の無線ベアラ(Radio Bear、RB)は、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子(Cell Radio Network Temporary Identifier、C‐RNTI)、インターネットプロトコルアドレス(Internet Protocol Address、IPアドレス)、一時的識別コード(Temporary Mobile Subscriber Identity、TMSI)、または、国際移動体加入者識別情報(International Mobile Subscriber Identity、IMSI)を含む、段階と、第2のUEがデータをネットワーク側デバイスに転送するよう、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを第1のUEが第2のUEに送信する段階とを備える。
この技術的解決手段において、ネットワーク側デバイスによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを含み、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを識別し、端末識別子情報に基づいてデータの送信元の送信端を識別してよい。
可能な設計において、送信される必要があるデータに第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を第1のUEが追加する段階は、データを含むデータパケットのヘッダに第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を第1のUEが追加する段階を有する。
可能な設計において、第1のUEはさらに、第2のUEによって転送されたネットワーク側デバイスのデータを受信してよく、データは第1のRBIDを保持し、第1のユーザ機器は、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを取得し、データタイプは、サービスまたはシグナリングを含み、シグナリングは、アクセスネットワークにとって可視の制御信号を示すために使用される。
この技術的解決手段において、第1のUEによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDを含み、データのデータタイプは、第1のRBIDに基づいて識別されてよい。
可能な設計において、第2のUEがデータをネットワーク側デバイスに転送するよう、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを第1のUEが第2のUEに送信する段階は、第2のUEが、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信するよう、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを、事前に確立された第2のUEへの通信接続を使用することによって第1のUEが第2のUEに送信する段階であって、当該通信接続は、D2D接続、ブルートゥース(登録商標)接続、またはWiFi(登録商標)接続を含む、段階を有する。
この技術的解決手段において、データは、D2D接続、ブルートゥース(登録商標)接続、またはWiFi(登録商標)接続などの通信接続を使用することによって第1のUEと第2のUEとの間で伝送され得て、それによって、第1のUEと第2のUEとの間の通信方式を向上させる。
本発明の第2態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、第1のUEによって送信されたデータを第2のUEが受信する段階であって、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持し、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含む、段階と、データが転送される必要があるデータであると第2のUEが判断する段階と、データを第2のUEがネットワーク側デバイスに送信する段階とを備える。
この技術的解決手段において、ネットワーク側デバイスによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを含み、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを識別し、端末識別子情報に基づいてデータの送信元の送信端を識別してよい。
可能な設計において、第2のUEはさらに、ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信してよく、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持し、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断し、第2のUEは、端末識別子情報に基づいてデータを第1のUEに送信する。
この技術的解決手段において、第1のUEによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDを含み、データのデータタイプは、第1のRBIDに基づいて識別されてよい。
可能な設計において、データが転送される必要があるデータであると第2のUEが判断する段階は、データが転送される必要があるデータであると第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて第2のUEが判断する段階を有する。
可能な設計において、データが転送される必要があるデータであると第2のUEが判断する段階は、データが転送される必要があるデータであるとデータの伝送リンク属性に基づいて第2のUEが判断する段階であって、伝送リンク属性は、第1のUEと第2のUEとの間の伝送リンクが、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間の第1のRBと一対一の対応関係にあることを示すために使用され、伝送リンク属性は、データが転送される必要があるかどうかを示す識別子を含む、段階を有する。
本発明の第3態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、第2のUEによって転送された第1のUEのデータをネットワーク側デバイスが受信する段階であって、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持し、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含む、段階と、ネットワーク側デバイスが、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端は第1のUEであると判断する段階であって、データタイプは、サービスまたはシグナリングを含む、段階とを備える。
この技術的解決手段において、ネットワーク側デバイスによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを含み、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを識別し、端末識別子情報に基づいてデータの送信元の送信端を識別してよい。
可能な設計において、第2のUEによって転送された第1のUEのデータをネットワーク側デバイスが受信する段階の後、当該方法は、第1のRBIDおよび端末識別子情報に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)処理プロセスを使用することによって、データをネットワーク側デバイスが処理する段階であって、PDCP処理プロセスは、第1のRBIDおよび端末識別子情報と一対一の対応関係にある、段階をさらに備える。
本発明の第4態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、送信される必要があるデータの第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報をネットワーク側デバイスが取得する段階であって、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含む、段階と、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をネットワーク側デバイスが追加する段階と、第2のUEがデータを第1のUEに転送するよう、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスが第2のUEに送信する段階とを備える。
この技術的解決手段において、第1のUEによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDを含み、データのデータタイプは、第1のRBIDに基づいて識別されてよい。
本発明の第5態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって第2のUEが受信する段階と、データの第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を、第3のRBエンティティと第1のRBIDおよび/または端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて第2のUEが取得する段階であって、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含む、段階と、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階と、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEがネットワーク側デバイスに送信する段階とを備える。
この技術的解決手段において、ネットワーク側デバイスによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを含み、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを識別し、端末識別子情報に基づいてデータの送信元の送信端を識別してよい。
可能な設計において、データの第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を、第3のRBエンティティと第1のRBIDおよび/または端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて第2のUEが取得する段階の後、当該方法は、データが転送される必要があるデータであると第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて第2のUEが判断するか、または、データが転送される必要があるデータであるとデータの伝送リンク属性に基づいて第2のUEが判断する段階をさらに備える。
可能な設計において、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階は、データの伝送リンク属性に基づいて、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階を有する。
可能な設計において、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって第2のUEが受信する段階は、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されたとき、第1のUEによって送信されたデータを第2のUEが第3のPDCPエンティティ層において受信する段階を有し、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階は、第3のPDCPエンティティ層においてデータに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階を有する。
可能な設計において、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって第2のUEが受信する段階は、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されないとき、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3の無線リンク制御(Radio Link Control、RLC)エンティティ層において第2のUEが受信する段階を有し、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階は、第3のRLCエンティティ層においてデータに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階を有する。
可能な設計において、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階は、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のPDCPエンティティ層、第4のRLCエンティティ層、または第4の媒体アクセス制御(Media Access Control、MAC)エンティティ層において、データに第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが追加する段階を有する。
本発明の第6態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法は、ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを第2のUEが受信する段階であって、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持し、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含む、段階と、データが転送される必要があるデータであると第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて第2のUEが判断する段階と、端末識別子情報に基づいてデータを第2のUEが第1のUEに送信する段階とを備える。
この技術的解決手段において、第1のUEによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDを含み、データのデータタイプは、第1のRBIDに基づいて識別されてよい。
可能な設計において、端末識別子情報に基づいてデータを第2のUEが第1のUEに送信する段階は、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成され、第3のPDCPエンティティ層が、第1のUEの第1のRBエンティティと一対一の対応関係にあるとき、第1のRBエンティティに対応する第3のPDCPエンティティ層を、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて第2のUEが判断し、第3のPDCPエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが削除する段階と、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が削除されたデータを、第3のPDCPエンティティ層を使用することによって第2のUEが第1のUEに送信する段階とを有する。
可能な設計において、端末識別子情報に基づいてデータを第2のUEが第1のUEに送信する段階は、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されないとき、第1のRBエンティティに対応する第3のRLCエンティティ層であって、第2のUEと第1のUEとの間の通信に使用される第3のRLCエンティティ層を、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて第2のUEが判断し、第3のRLCエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のUEが削除する段階と、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が削除されたデータを、第3のRLCエンティティ層を使用することによって第2のUEが第1のUEに送信する段階とを有する。
本発明の第7態様によれば、データ伝送方法が提供される。当該方法はネットワーク側デバイスに適用され、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信する第5のPDCPエンティティ層と、第2のUEと通信するために使用される第2のRBエンティティ層とを備え、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータを第5のPDCPエンティティ層を使用することによって第2のRBエンティティ層に送信し、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報が保持され、第1のRBIDに対応する第1のRBは第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含み、ネットワーク側デバイスは、第2のRBエンティティ層において第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をデータに追加し、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを、第2のRBエンティティ層を使用することによって第2のUEに送信する。
可能な設計において、ネットワーク側デバイスはさらに、第1のユーザ機器と通信する第5のRLCエンティティ層を備えてよく、送信される必要があるデータを第5のPDCPエンティティ層を使用することによってネットワーク側デバイスが第2のRBエンティティ層に送信する段階は、データを第5のRLCエンティティ層を使用することによってネットワーク側デバイスが第2のRBエンティティ層に送信する段階を有する。
本発明の第8態様によれば、基地局が提供される。基地局は、先述の方法設計における基地局の動作を実装するための機能を有する。当該機能は、ハードウェアを使用することによって実装されてよく、または、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、先述の機能に対応する1または複数のモジュールを含む。
可能な設計において、基地局の構造は、プロセッサと送信機とを備える。プロセッサは、先述の方法における対応する機能を実行するように基地局をサポートするよう構成される。送信機は、基地局とUEとの間の通信をサポートし、先述の方法において説明された情報または命令をUEに送信するよう構成される。基地局は、メモリをさらに備えてよい。メモリは、プロセッサに結合され、基地局の必要なプログラム命令および必要なデータを記憶するよう構成される。
本発明の第9態様によれば、UEが提供される。UEは、先述の方法設計におけるUEの動作を実装するための機能を有する。当該機能は、ハードウェアを使用することによって実装されてよく、または、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、先述の機能に対応する1または複数のモジュールを含む。当該モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであってよい。
可能な設計において、UEの構造は、受信機とプロセッサとを備える。受信機は、基地局によって送信されたデータおよび同様のものを受信するようにUEをサポートするよう構成される。プロセッサは、受信機によって受信されたデータに基づいてデータタイプを識別するようUEを制御する。
本発明の第10態様によれば、データ伝送システムが提供される。当該システムは、第1のUEと第2のUEとネットワーク側デバイスとを備え、第1のUEは、第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とをデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信し、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含み、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断し、データをネットワーク側デバイスに送信し、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUEであると判断し、データタイプは、サービスまたはシグナリングを含む。
本発明の第11態様によれば、データ伝送システムが提供される。当該システムは、第1のUEと第2のUEとネットワーク側デバイスとを備え、第1のUEは、送信される必要があるデータを第1のUEの第1のRBエンティティを使用することによって第2のUEに送信し、データは第1のRBIDを保持し、第1のRBIDは、第1のUEの第1のRBを識別するためにネットワーク側デバイスによって使用され、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信し、第1のUEの端末識別子情報を第3のRBエンティティと第1のUEの端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、端末識別子情報をデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報を保持するデータをネットワーク側デバイスに送信し、第3のRBエンティティは、第1のUEと第2のUEとの間の通信に使用され、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含み、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUEであると判断する。
本発明の第12態様によれば、データ伝送システムが提供される。当該システムは、第1のUEと第2のUEとネットワーク側デバイスとを備え、第1のUEは、送信される必要があるデータを第1のUEの第1のRBエンティティを使用することによって第2のUEに送信し、データは、第1のUEの端末識別子情報を保持し、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含み、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信し、データの第1のRBIDを第3のRBエンティティと第1のRBIDとの間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、第1のRBIDをデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報を保持するデータをネットワーク側デバイスに送信し、第3のRBエンティティは、第1のUEと第2のUEとの間の通信に使用され、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUEであると判断する。
本発明の第13態様によれば、データ伝送システムが提供される。当該システムは、第1のUEと第2のUEとネットワーク側デバイスとを備え、第1のUEは、送信される必要があるデータを第1のUEの第1のRBエンティティを使用することによって第2のUEに送信し、第1のRBエンティティは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間でデータを伝送するために使用され、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信し、データの第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを、第3のRBエンティティと第1のRBIDおよび端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信し、第3のRBエンティティは、第1のUEと第2のUEとの間の通信に使用され、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第1のRBIDは、ネットワーク側デバイスによって第1のUEに割り当てられ、端末識別子情報は、第1のユーザ機器の第2層識別子であり、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、またはIMSIを含み、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUEであると判断する。
本発明の第14態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体は、プログラムを記憶してよく、当該プログラムが実行されたとき、第1態様から第7態様のうちの一部のまたは全部の段階が行われる。
本発明の実施形態をより明確に説明するべく、実施形態を説明するために必要な添付図面を以下で簡潔に説明する。以下の説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているに過ぎず、当業者であれば創造的努力なくこれらの添付図面からさらに他の図面を導出し得ることは明らかである。
本発明の一実施形態に係る、データ伝送システムにおける制御プレーンのプロトコルスタックアーキテクチャの概略図である。
本発明の一実施形態に係る、データ伝送システムにおけるユーザプレーンのプロトコルスタックアーキテクチャの概略図である。
本発明の別の実施形態に係る、データ伝送システムにおけるユーザプレーンのプロトコルスタックアーキテクチャの概略図である。
本発明の一実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。
本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムの概略構造図である。
本発明の実施形態における添付図面に関連して、本発明の実施形態における技術的解決手段を以下で明確かつ十分に説明する。説明される実施形態が、本発明の実施形態の全てではなく一部に過ぎないことは明らかである。創造的努力なく本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
図1を参照すると、図1は、本発明の一実施形態に係る、データ伝送システムにおける制御プレーンのプロトコルスタックアーキテクチャの概略図である。図1に示すように、データ伝送システムは、第1のUEと第2のUEとネットワーク側デバイスとを備えてよい。第2のUEを使用することによって、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間でアップリンクデータ伝送またはダウンリンクデータ伝送が行われる。第1のUEは、例えばグーグルグラス(Google glass)、リストバンド(例えば、シャオミリストバンドもしくはFitbitリストバンド)、腕時計(例えばApple watchもしくはSamsung watch)、またはNikeシューズといったウェアラブルデバイスであってよい。第2のUEは、スマートフォン、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)、デジタルテレビ受信端末、車載端末、または同様のものであってよい。ネットワーク側デバイスは、発展型基地局または同様のものであってよい。第1のUEは、D2D接続、ブルートゥース(登録商標)接続、WiFi(登録商標)接続、または同様のものを使用することによって第2のUEと通信してよい。第2のUEは、Uuインタフェースを使用することによってネットワーク側デバイスと通信してよい。Uuインタフェースのユーザプレーンが、サービスデータを伝送するために使用され、Uuインタフェースの制御プレーンが、シグナリングを伝送するために使用される。本発明のこの実施形態では、第1のUEと第2のUEとの間でD2D通信が行われる例が説明のために使用される。
図1は、制御プレーンのプロトコルスタックアーキテクチャの概略図である。第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)リンクのプロトコルスタックアーキテクチャが存在する。ネットワーク側デバイスは、第1のUEを管理し、プロトコルスタックアーキテクチャを使用することによって第1のUEのためのパラメータを構成してよい。
第1のUEは、RRC層と、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第1のPDCP層と、第2のUEと通信するために使用される第2のPDCP層と、第2のUEと通信するために使用される第2のRLC層と、第2のUEと通信するために使用される第2のMAC層と、第2のUEと通信するために使用される第2の物理(Physical、PHY)層とを有してよい。
第2のUEは、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCP層、第3のRLC層、第3のMAC層、および第3のPHY層を有してよい。第2のUEは、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のPDCP層、第4のRLC層、第4のMAC層、および第4のPHY層をさらに有してよい。
ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信するために使用される第5のRRC層および第5のPDCP層を有してよい。ネットワーク側デバイスは、第2のUEと通信するために使用される第6のPDCP層、第6のRLC層、第6のMAC層、および第6のPHY層をさらに有してよい。
ネットワーク側デバイスは、ネットワーク側デバイスと第1のUEとの間に確立されたRRCリンクを使用することによってシグナリングを第1のUEに送信してよい。ネットワーク側デバイスの第5のRRC層は、第1のUEのアクセスリンクのパラメータ構成を管理し、第1のUEのベアラを確立し、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間のデータ伝送に使用されるセキュリティパラメータを構成するために使用される。第1のUEのベアラは、アクセスRBと、ネットワーク側デバイスからコアネットワークへのベアラとを含んでよい。プロトコルは、コアネットワークが、コア切り替えまたはコールルーティングの機能を実行する、例えばモビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、サービングゲートウェイ(Serving Gateway、SGW)、またはPDNゲートウェイ(PDN Gateway、PGW)といったネットワーク要素であることを規定する。PDN(Public Data Network)ゲートウェイは、公衆データネットワークゲートウェイである。
プロトコルスタックアーキテクチャにおいて、ネットワーク側デバイスは、第5のRRC層を使用することによって第1のUEを管理する。コアネットワークは変化しないままであり、コアネットワークの互換性が維持され得る。加えて、コアネットワークにとって、コアネットワークによる第1のUEの管理は、第2のUEが中継機として使用されるかどうかとは無関係である。第1のUEと第2のUEとの間の通信距離が比較的大きいとき、第1のUEは、Uuインタフェースを使用することによってネットワーク側デバイスに直接連結してよく、ネットワーク側デバイスは、第1のUEのコンテキストを依然として保持する。したがって、データ転送性能が迅速に回復され得て、モビリティ処理手順は簡単であり、かつ遅延が小さい。
図2aを参照すると、図2aは、本発明の一実施形態に係る、データ伝送システムにおけるユーザプレーンのプロトコルスタックアーキテクチャの概略図である。図に示すように、データ伝送システムは、第1のUEと第2のUEとネットワーク側デバイスとコアネットワークとを備えてよい。
第1のUEは、インターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)層、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第1のPDCP層、ならびに、第2のUEと通信するために使用される第2のPDCP層、第2のRLC層、第2のMAC層、および第2のPHY層を有してよい。
第2のUEは、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCP層、第3のRLC層、第3のMAC層、および第3のPHY層を有してよい。第2のUEは、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のPDCP層、第4のRLC層、第4のMAC層、および第4のPHY層をさらに有してよい。
ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信するために使用される第5のPDCP層を有してよい。ネットワーク側デバイスは、第2のUEと通信するために使用される第6のPDCP層、第6のRLC層、第6のMAC層、および第6のPHY層をさらに有してよい。
アップリンクデータ伝送の場合、第1のUEは、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第1のPDCP層においてIP層からのIPデータパケットに対してセキュア処理を行い、次に、処理されたデータパケットを第2のUEに送信してよく、これにより、第2のUEは、処理されたデータパケットをネットワーク側デバイスに転送する。ダウンリンクデータ伝送の場合、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信するために使用される第5のPDCP層においてコアネットワークからのIPデータパケットに対してセキュア処理を行い、処理されたデータパケットを第2のUEに送信してよく、これにより、第2のUEは、処理されたデータパケットを第1のUEに転送する。
プロトコルスタックアーキテクチャにおいて、第1のUEのパラメータがネットワーク側デバイスによって直接管理される。ネットワーク側デバイスと通信するために使用される、第1のUEの第1のPDCP層と、第1のUEと通信するために使用される、ネットワーク側デバイスの第5のPDCP層だけが、データ伝送の完全性保護およびセキュア処理に関与し、第2のUEは、セキュア処理が行われたデータを復号することができず、それによって、データ伝送のセキュリティおよび信頼性を保証する。
図1または図2aに示されるプロトコルスタックアーキテクチャにおいて、第1のUEまたは第2のUEは、少なくとも1つのRBを有してよく、各RBは、PDCP処理プロセスを含み、各PDCP処理プロセスは、無線ベアラ識別子情報(RBID)および端末識別子情報と一対一の対応関係にあることに留意すべきである。第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第2のRBは、第2のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置する。ネットワーク側デバイスは、第2のUEの第2のRBと第1のUEの第1のRBとの間の対応関係を事前に確立してよい。第2のUEの1つの第2のRBが、複数の第1のUEの第1のRBに対応してよい。任意選択で、ネットワーク側デバイスは、サービス品質(Quality of Service、QoS)データのタイプごとにデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer、DRB)を確立してよい。DRBは、第1のUEの第1のRBによって保持されるデータを伝送するために使用され、第2のUEの1つのDRBが、複数の第1のUEの第1のRBに対応してよく、第1のRBによって保持されるQoSデータのタイプは、DRBによって保持されるQoSデータのタイプと同一である。
従来のデータ伝送方法では、第1のUEの第1のRBは、第2のUEの第2のRBと一対一の対応関係にあり、複数の第1のUEとネットワーク側デバイスとの間で第2のUEによってデータが転送されるとき、ネットワーク側デバイスは、異なる複数の第1のUEの第1のRBと第2のUEの異なる複数の第2のRBとの間の対応関係を構成する必要がある。したがって、構成オーバーヘッドが比較的高い。第2のUEによって含まれる第2のRBの数は、32を上回らない。同一の第2のUEが複数の第1のUEの中継機として同時に使用されるとき、第2のUEへの通信接続を確立できる第1のUEの数は限られる。第1のUEの第1のRBが第2のUEの第2のRBと一対一の対応関係にあるとき、第2のUEは、複数のPDCPプロセスを同時にサポートすることを要求される。結果として、第2のUEの処理の困難さが増す。しかしながら、本発明のこの実施形態においては、第2のUEの1つのDRBが、複数の第1のUEの第1のRBに対応する。これにより、構成オーバーヘッドを低減し、第2のUEによってサポートされ得る第1のUEの数を増大させ、第2のUEの処理の困難さを低減することができる。
図3を参照すると、図3は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態においては、アップリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、第1のUEは、送信される必要があるデータに第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加する。図3に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は以下の段階を備えてよい。
段階S301.第1のユーザ機器が、送信される必要があるデータに第1の無線ベアラ識別子情報および第1のユーザ機器の端末識別子情報を追加する。
データを送信する必要があるとき、第1のUEは、データの第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを取得し、送信される必要があるデータに第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを追加してよい。第1のRBIDは、第1のRBを識別するために使用され、異なるRBIDは、異なるRBに対応し、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置する。端末識別子情報は、第1のUEの第2層識別子であってよく、第2層識別子は、第1のUEを識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、端末識別子情報は、C‐RNTI、IPアドレス、TMSI、IMSI、または同様のものを含んでよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEは、データを含むデータパケットのヘッダに第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加してよい。例えば、第1のPDCP層においてデータに対してセキュア処理を行ってプロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)データパケットを取得した後、第1のUEは、PDUデータパケットのヘッダに2つのフィールドを追加してよい。ここで、当該フィールドはそれぞれ、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加するために使用される。
任意選択的な実施形態において、図2bに示されるデータ伝送システムにおけるプロトコルスタックアーキテクチャの概略図が例として使用される。第1のUEが、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第1のRLC層を有し、ネットワーク側デバイスが、第1のUEと通信するために使用される第5のRLC層を有するとき、第1のUEは、第1のPDCP層においてデータに対してセキュア処理を行った後にPDUデータパケットを取得し、セキュア処理の後に取得されたPDUデータパケットを第1のRLC層に転送し、第1のRLC層において、PDUデータパケットのヘッダに2つのフィールドを追加してよい。ここで、当該フィールドはそれぞれ、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加するために使用される。
段階S302.第1のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。
具体的な実装例において、第1のUEは、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを、事前に確立された第2のUEへの通信接続を使用することによって第2のUEに送信してよい。通信接続は、D2D接続、ブルートゥース(登録商標)接続、WiFi(登録商標)接続、または同様のものを含んでよい。
段階S303.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
第1のUEによって送信されたデータを受信した後、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであるかどうかを判断してよい。データが転送される必要があるデータであるとき、第2のUEは、データをネットワーク側デバイスに送信してよい。データが転送される必要があるデータではないとき、第2のUEは、データを直接処理してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。具体的には、第1のUEがデータを第2のUEのみに送信する予定である場合、第1のUEは、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加せず、データを第2のUEに直接送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDも端末識別子情報も含まない。第2のUEがデータをネットワーク側デバイスに転送するよう、第1のUEがデータを第2のUEに送信する予定である場合、第1のUEは、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDおよび端末識別子情報を含む。言い換えれば、第2のUEは、受信されたデータが第1のRBIDまたは端末識別子情報を含むかどうかを判断してよく、受信されたデータが第1のRBIDまたは端末識別子情報を含むとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、データの伝送リンク属性に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。伝送リンク属性は、第1のUEと第2のUEとの間の伝送リンクが、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間の第1のRBと一対一の対応関係にあることを示すために使用される。伝送リンク属性は、データが転送される必要があるかどうかを示す識別子を含んでよい。任意選択で、伝送リンク属性は、伝送リンクによって取り扱われるユーザの識別子、または、伝送リンクによって取り扱われるユーザのRBIDをさらに含んでよい。
段階S304.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。
具体的な実装例において、データが転送される必要があるデータであると判断した後、第2のUEは、データを処理せず、ネットワーク接続を使用することによって、受信されたデータをネットワーク側デバイスに直接送信してよい。
段階S305.ネットワーク側デバイスが、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のユーザ機器であると判断する。
具体的な実装例において、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを受信したとき、ネットワーク側デバイスは第1のRBIDに基づいて、データのデータタイプを判断してよい。例えば、ネットワーク側デバイスは、受信されたデータがサービスデータなのか、シグナリングデータなのか、または同様のものなのかを第1のRBIDに基づいて識別してよい。ネットワーク側デバイスはさらに、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUEであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEによって送信されたデータを受信した後、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDおよび端末識別子情報に対応するPDCP処理プロセスを使用することによってデータを処理してよい。PDCP処理プロセスは、第1のRBIDおよび端末識別子情報と一対一の対応関係にある。具体的には、受信されたデータにおける第1のRBIDおよび端末識別子情報が、ネットワーク側デバイスのPDCP処理プロセスのうちのどれにも一致しないとき、ネットワーク側デバイスは、データを削除してよい。受信されたデータにおける第1のRBIDおよび端末識別子情報が、ネットワーク側デバイスのPDCP処理プロセスと一致するとき、ネットワーク側デバイスは、PDCP処理プロセスを使用することによってデータを処理してよい。
図3に示される実施形態において、第1のUEは、送信される必要があるデータに第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。これにより、第2のユーザ機器は、データをネットワーク側デバイスに送信し、ネットワーク側デバイスは、受信されたデータの送信元の送信端とデータタイプとを簡便に識別する。
図4を参照すると、図4は、本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態においては、ダウンリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータに第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加する。図4に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は、以下の段階を備えてよい。
段階S401.ネットワーク側デバイスが、送信される必要があるデータの第1の無線ベアラ識別子情報と第1のユーザ機器の端末識別子情報とを取得する。
ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータの第1のRBIDと、第1のUEの端末識別子情報とをローカルに取得してよい。例えば、第2のUEによって転送された第1のUEのデータに応答して、ネットワーク側デバイスは、第1のUEに送信される必要があるデータを取得し、データの第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを取得してよい。別の例の場合、ネットワーク側デバイスは、情報を第1のUEにプッシュしてよい。プッシュされた情報は、現在送信される必要があるデータであってよい。 ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータの第1のRBIDと、第1のUEの端末識別子情報とをローカルに取得してよい。
段階S402.ネットワーク側デバイスが、第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報をデータに追加する。
任意選択的な実施形態において、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータを含むデータパケットのヘッダに第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加してよい。例えば、第1のUEと通信するために使用される第5のPDCP層においてデータに対してセキュア処理を行ってPDUデータパケットを取得した後、ネットワーク側デバイスは、PDUデータパケットのヘッダに2つのフィールドを追加してよい。ここで、当該フィールドはそれぞれ、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加するために使用される。別の例の場合、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信するために使用される第5のPDCP層においてセキュア処理を行った後にPDUデータパケットを取得し、セキュア処理の後に取得されたPDUデータパケットを、第1のUEと通信するために使用される第5のRLC層に転送し、第5のRLC層においてPDUデータパケットのヘッダに2つのフィールドを追加する。ここで、当該フィールドはそれぞれ、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加するために使用される。
段階S403.ネットワーク側デバイスが、第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。
段階S404.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信した後、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであるかどうかを判断してよい。データが転送される必要があるデータであるとき、第2のUEは、データを端末識別子情報に対応する第1のUEに送信してよい。データが転送される必要があるデータではないとき、第2のUEは、データを直接処理してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。具体的には、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEのみに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加せず、データを第2のUEに直接送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDも端末識別子情報も含まない。第2のUEがデータを第1のUEに転送するよう、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDおよび端末識別子情報を含む。言い換えれば、第2のUEは、受信されたデータが第1のRBIDまたは端末識別子情報を含むかどうかを判断してよく、受信されたデータが第1のRBIDまたは端末識別子情報を含むとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEがネットワーク側において構成された第2のRBからデータパケットを取得したとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。第2のRBは、第2のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第2のRBは、送信元の送信端または送信先の受信端が第1のUEである1または複数のデータを伝送するために使用される。
段階S405.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報が追加されたデータを第1のユーザ機器に送信する。
任意選択的な実施形態において、データが転送される必要があるデータであると判断した後、第2のUEは、データから端末識別子情報を削除してよく、端末識別子情報が削除されたデータを、端末識別子情報に基づいて第1のUEに送信してよい。第1のUEは、第1のRBIDに基づいて、データのデータタイプを識別してよい。
任意選択的な実施形態において、データが転送される必要があるデータであると第2のUEが判断した後、第2のUEと第1のUEとの間の通信リンクが第1のUEの第1のRBと一対一の対応関係にあるとき、第2のUEは、データから第1のRBIDおよび端末識別子情報を削除し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が削除されたデータを、端末識別子情報に基づいて第1のUEに送信してよい。
図4に示された実施形態において、ネットワーク側デバイスは、伝送される必要があるデータの第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを取得し、第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。これにより、第2のユーザ機器は、データを第1のユーザ機器に転送し、これにより、第1のUEは、データのデータタイプを簡便に識別する。
図5を参照すると、図5は、本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、アップリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、第1のUEは、送信される必要があるデータに第1のRBIDを追加し、第2のUEは、第1のRBIDが追加されたデータに第1のUEの端末識別子情報を追加する。図5に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は、以下の段階を備えてよい。
段階S501.第1のユーザ機器が、送信される必要があるデータに第1の無線ベアラ識別子情報を追加する。
データを送信する必要があるとき、第1のUEは、データの第1のRBIDを取得し、送信される必要があるデータに第1のRBIDを追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEは、データを含むデータパケットのヘッダに第1のRBIDを追加してよい。例えば、第1のPDCP層においてデータに対してセキュア処理を行ってPDUデータパケットを取得した後、第1のUEは、PDUデータパケットのヘッダに1つのフィールドを追加してよい。ここで、当該フィールドは、第1のRBIDを追加するために使用される。別の例の場合、第1のUEは、第1のPDCP層においてデータに対してセキュア処理を行った後にPDUデータパケットを取得し、セキュア処理の後に取得されたPDUデータパケットを第1のRLC層に転送し、第1のRLC層においてPDUデータパケットのヘッダに2つのフィールドを追加する。ここで、当該フィールドはそれぞれ、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加するために使用される。
段階S502.第1のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。
段階S503.第2のユーザ機器が、第1のユーザ機器によって送信されたデータを、第3の無線ベアラエンティティを使用することによって受信する。
第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信してよい。第2のUEは、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCP層を有してよく、第3のPDCP層は、少なくとも1つのPDCP処理プロセスを含み、各PDCP処理プロセスは、第3のRBエンティティに対応し、第3のRBエンティティは、第2のUEと第1のUEとの間の通信に使用される。本発明のこの実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEの第1のRBが第2のUEの第3のRBと一対一の対応関係にあるよう構成し、第2のUEは、第3のRBと第1のUEの端末識別子情報との間の対応関係を事前に確立してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されたとき、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを第3のPDCPエンティティ層において受信する。
任意選択的な実施形態において、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCP層が第2のUEのために構成されないとき、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを第3のRLCエンティティ層において受信する。
段階S504.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
第1のUEによって送信されたデータを受信した後、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであるかどうかを判断してよい。データが転送される必要があるデータであるとき、第2のUEは、データをネットワーク側デバイスに送信してよい。データが転送される必要があるデータではないとき、第2のUEは、データを直接処理してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、第1のRBIDに基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。具体的には、第1のUEがデータを第2のUEのみに送信する予定である場合、第1のUEは、第1のRBIDを追加せず、データを第2のUEに直接送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDを含まない。第2のUEがデータをネットワーク側デバイスに転送するよう、第1のUEがデータを第2のUEに送信する予定である場合、第1のUEは、第1のRBIDを追加し、第1のRBIDが追加されたデータを第2のUEに送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDを含む。言い換えれば、第2のUEは、受信されたデータが第1のRBIDを含むかどうかを判断してよく、受信されたデータが第1のRBIDを含むとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、データの伝送リンク属性に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。伝送リンク属性は、第1のUEと第2のUEとの間の伝送リンクが、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間の第1のRBと一対一の対応関係にあることを示すために使用される。伝送リンク属性は、データが転送される必要があるかどうかを示す識別子を含んでよい。任意選択で、伝送リンク属性は、伝送リンクによって取り扱われるユーザの識別子、または、伝送リンクによって取り扱われるユーザのRBIDをさらに含んでよい。
段階S505.第2のユーザ機器が、第1のユーザ機器の端末識別子情報を第3の無線ベアラエンティティと第1のユーザ機器の端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得する。
段階S506.第2のユーザ機器が、端末識別子情報をデータに追加する。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、データの伝送リンク属性に基づいて、端末識別子情報をデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEによって送信されたデータを第3のPDCPエンティティ層において受信した後、第2のUEは、第3のPDCPエンティティ層において端末識別子情報をデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEによって送信されたデータを第3のRLCエンティティ層において受信した後、第2のUEは、第3のRLCエンティティ層において端末識別子情報をデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のPDCPエンティティ層、第4のRLCエンティティ層、または第4のMACエンティティ層において、端末識別子情報をデータに追加してよい。
第2のUEは、限定されないが先述のエンティティ層を含む層において、端末識別子情報をデータに追加することに留意すべきである。例えば、第2のUEは、アダプテーション層において端末識別子情報をデータに追加してよい。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
段階S507.第2のユーザ機器が、端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。
段階S508.ネットワーク側デバイスが、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のユーザ機器であると判断する。
図5に示される実施形態において、第1のUEは、送信される必要があるデータに第1のRBIDを追加し、第1のRBIDが追加されたデータを第2のUEに送信する。また、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを第3のRBエンティティを使用することによって受信し、第1のUEの端末識別子情報を第3のRBエンティティと第1のUEの端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、端末識別子情報をデータに追加し、端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。これにより、ネットワーク側デバイスは、受信されたデータの送信元の送信端とデータタイプとを簡便に識別する。
図6を参照すると、図6は、本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態においては、ダウンリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータに第1のRBIDを追加し、第2のUEは、第1のRBIDが追加されたデータを第1のUEに送信する。図6に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は、以下の段階を備えてよい。
段階S601.ネットワーク側デバイスが、伝送される必要があるデータの第1の無線ベアラ識別子情報を取得する。
段階S602.ネットワーク側デバイスが、第1の無線ベアラ識別子情報をデータに追加する。
任意選択的な実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信する第5のPDCPエンティティ層と、第2のUEと通信するために使用される第2のRBエンティティ層とを有してよい。ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータを第5のPDCPエンティティ層を使用することによって第2のRBエンティティ層に送信する。ここで、第1のRBIDが保持され、ネットワーク側デバイスは、第2のRBエンティティ層において第1のRBIDをデータに追加する。
任意選択的な実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信する第5のRLCエンティティ層をさらに有してよく、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータを、第5のRLCエンティティ層を使用することによって第2のRBエンティティ層に送信してよい。
段階S603.ネットワーク側デバイスが、第1の無線ベアラ識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。
第2のRBエンティティ層において第1のRBIDをデータに追加した後、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDが追加されたデータを、第2のRBエンティティ層を使用することによって第2のUEに送信してよい。
段階S604.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信した後、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであるかどうかを判断してよい。データが転送される必要があるデータであるとき、第2のUEは、端末識別子情報に対応する第1のUEにデータを送信してよい。データが転送される必要があるデータではないとき、第2のUEは、データを直接処理してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、第1のRBIDに基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。具体的には、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEのみに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDを追加せず、データを第2のUEに直接送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDを含まない。第2のUEがデータを第1のUEに転送するよう、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDを追加し、第1のRBIDが追加されたデータを第2のUEに送信してよい。第2のUEによって受信されたデータパケットは、第1のRBIDを含む。言い換えれば、第2のUEは、受信されたデータが第1のRBIDを含むかどうかを判断してよく、受信されたデータが第1のRBIDを含むとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEがネットワーク側において構成された第2のRBからデータパケットを取得したとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。第2のRBは、第2のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第2のRBは、送信元の送信端または送信先の受信端が第1のUEである1または複数のデータを伝送するために使用される。
段階S605.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報が追加されたデータを第1のユーザ機器に送信する。
本発明のこの実施形態において、第2のUEが第1のUEのみの中継機として使用されるようネットワーク側デバイスが構成する場合、データが転送される必要があるデータであると判断した後、第2のUEは、第1のRBIDが追加されたデータを第1のUEに直接送信してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成され、第3のPDCPエンティティ層が第1のUEの第1のRBエンティティと一対一の対応関係にあるとき、第2のUEは、第1のRBエンティティに対応する第3のPDCPエンティティ層を第1のRBIDに基づいて判断し、第3のPDCPエンティティ層においてデータから第1のRBIDを削除し、第1のRBIDが削除されたデータを第3のPDCPエンティティ層を使用することによって第1のUEに送信してよい。
第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されないとき、第2のUEは、第1のRBエンティティに対応する第3のRLCエンティティ層を第1のRBIDに基づいて判断し、第3のRLCエンティティ層においてデータから第1のRBIDを削除し、第1のRBIDが削除されたデータを、第3のRLCエンティティ層を使用することによって第1のUEに送信する。
図6に示された実施形態において、ネットワーク側デバイスは、伝送される必要があるデータの第1のRBIDを取得し、第1のRBIDをデータに追加し、第1のRBIDが追加されたデータを第2のUEに送信し、第2のUEは、第1のRBIDが追加されたデータを第1のUEに送信する。これにより、第1のUEは、受信されたデータのデータタイプを簡便に識別する。
図7を参照すると、図7は、本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、アップリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、第1のUEは、送信される必要があるデータに第1のUEの端末識別子情報を追加し、第2のUEは、第1のUEの端末識別子情報が追加されたデータに第1のRBIDを追加する。図7に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は、以下の段階を備えてよい。
段階S701.第1のユーザ機器が、送信される必要があるデータに第1のユーザ機器の端末識別子情報を追加する。
データを送信する必要があるとき、第1のUEは、第1のUEの端末識別子情報を取得し、送信される必要があるデータに第1のUEの端末識別子情報を追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEは、データを含むデータパケットのヘッダに第1のUEの端末識別子情報を追加してよい。例えば、第1のPDCP層においてデータに対してセキュア処理を行ってPDUデータパケットを取得した後、第1のUEは、PDUデータパケットのヘッダに1つのフィールドを追加してよい。ここで、当該フィールドは、第1のUEの端末識別子情報を追加するために使用される。別の例の場合、第1のPDCP層においてデータに対してセキュア処理を行うことによってPDUデータパケットを取得した後、第1のUEは、セキュア処理の後に取得されたPDUデータパケットを第1のRLC層に転送し、第1のRLC層においてPDUデータパケットのヘッダに2つのフィールドを追加してよい。ここで、当該フィールドはそれぞれ、第1のRBIDおよび端末識別子情報を追加するために使用される。
段階S702.第1のユーザ機器が、端末識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。
段階S703.第2のユーザ機器が、第1のユーザ機器によって送信されたデータを、第3の無線ベアラエンティティを使用することによって受信する。
第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信してよい。第2のUEは、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCP層を有してよく、第3のPDCP層は、少なくとも1つのPDCP処理プロセスを含み、各PDCP処理プロセスは、第3のRBエンティティに対応し、第3のRBエンティティは、第2のUEと第1のUEとの間の通信に使用される。本発明のこの実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEの第1のRBが第2のUEの第3のRBと一対一の対応関係にあるよう構成し、第2のUEは、第3のRBと第1のRBIDとの間の対応関係を事前に確立してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されたとき、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを第3のPDCPエンティティ層において受信する。
任意選択的な実施形態において、第3のPDCP層が第2のUEのために構成されないとき、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRLCエンティティ層において受信する。
段階S704.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
第1のUEによって送信されたデータを受信した後、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであるかどうかを判断してよい。データが転送される必要があるデータであるとき、第2のUEは、データをネットワーク側デバイスに送信してよい。データが転送される必要があるデータではないとき、第2のUEは、データを直接処理してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、第1のRBIDに基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。具体的には、第1のUEが第2のUEのみにデータを送信する予定である場合、第1のUEは、端末識別子情報を追加せず、データを第2のUEに直接送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、端末識別子情報を含まない。第2のUEがデータをネットワーク側デバイスに転送するよう、第1のUEがデータを第2のUEに送信する予定である場合、第1のUEは、第1のUEの端末識別子情報を追加し、端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、端末識別子情報を含む。言い換えれば、第2のUEは、受信されたデータが端末識別子情報を含むかどうかを判断してよく、受信されたデータが端末識別子情報を含むとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、データの伝送リンク属性に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。伝送リンク属性は、第1のUEと第2のUEとの間の伝送リンクが、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間の第1のRBと一対一の対応関係にあることを示すために使用される。伝送リンク属性は、データが転送される必要があるかどうかを示す識別子を含んでよい。任意選択で、伝送リンク属性は、伝送リンクによって取り扱われるユーザの識別子、または、伝送リンクによって取り扱われるユーザのRBIDをさらに含んでよい。
段階S705.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報を第3の無線ベアラエンティティと第1の無線ベアラ識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得する。
段階S706.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報をデータに追加する。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、データの伝送リンク属性に基づいて、第1のRBIDをデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEによって送信されたデータを第3のPDCPエンティティ層において受信した後、第2のUEは、第3のPDCPエンティティ層において第1のRBIDをデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEによって送信されたデータを第3のRLCエンティティ層において受信した後、第2のUEは、第3のRLCエンティティ層において第1のRBIDをデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のPDCPエンティティ層、第4のRLCエンティティ層、または第4のMACエンティティ層において、第1のRBIDをデータに追加してよい。
第2のUEは、限定されないが先述のエンティティ層を含む層において、第1のRBIDをデータに追加することに留意すべきである。例えば、第2のUEは、アダプテーション層において第1のRBIDをデータに追加してよい。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
段階S707.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。
段階S708.ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のユーザ機器であると判断する。
図7に示される実施形態において、第1のUEは、送信される必要があるデータに第1のUEの端末識別子情報を追加し、端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信する。また、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第3のRBエンティティを使用することによって受信し、第1のRBIDを第3のRBエンティティと第1のRBIDとの間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、第1のRBIDをデータに追加し、第1のRBIDが追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。
図8を参照すると、図8は、本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、ダウンリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータに第1のUEの端末識別子情報を追加し、第2のUEは、第1のUEの端末識別子情報が追加されたデータに第1のRBIDを追加する。図8に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は、以下の段階を備えてよい。
段階S801.ネットワーク側デバイスが、第1のユーザ機器の端末識別子情報を取得する。
段階S802.ネットワーク側デバイスが、送信される必要があるデータに端末識別子情報を追加する。
任意選択的な実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信する第5のPDCPエンティティ層と、第2のUEと通信するために使用される第2のRBエンティティ層とを有してよい。ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータを第5のPDCPエンティティ層を使用することによって第2のRBエンティティ層に送信する。ここで、第1のUEの端末識別子情報が保持され、ネットワーク側デバイスは、第2のRBエンティティ層において第1のUEの端末識別子情報をデータに追加する。
任意選択的な実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信する第5のRLCエンティティ層をさらに有してよく、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータを、第5のRLCエンティティ層を使用することによって第2のRBエンティティ層に送信してよい。
段階S803.ネットワーク側デバイスが、端末識別子情報が追加されたデータを第2のユーザ機器に送信する。
第2のRBエンティティ層において第1のUEの端末識別子情報をデータに追加した後、ネットワーク側デバイスは、第1のUEの端末識別子情報が追加されたデータを、第2のRBエンティティ層を使用することによって第2のUEに送信してよい。
段階S804.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信した後、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであるかどうかを判断してよい。データが転送される必要があるデータであるとき、第2のUEは、データを端末識別子情報に対応する第1のUEに送信してよい。データが転送される必要があるデータではないとき、第2のUEは、データを直接処理してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、端末識別子情報に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。具体的には、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEのみに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、端末識別子情報を追加せず、データを第2のUEに直接送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、端末識別子情報を含まない。第2のUEがデータを第1のUEに転送するよう、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、第1のUEの端末識別子情報を追加し、第1のUEの端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、端末識別子情報を含む。言い換えれば、第2のUEは、受信されたデータが端末識別子情報を含むかどうかを判断してよく、受信されたデータが端末識別子情報を含むとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEがネットワーク側において構成された第2のRBからデータパケットを取得したとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。第2のRBは、第2のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第2のRBは、送信元の送信端または送信先の受信端が第1のUEである1または複数のデータを伝送するために使用される。
段階S805.第2のユーザ機器が、データの第1の無線ベアラ識別子情報を取得する。
本発明のこの実施形態において、第2のUEが第1のUEのみの中継機として使用されるようネットワーク側デバイスが構成する場合、第2のUEは、ローカルに記憶されたデータの第1のRBIDを取得してよい。
段階S806.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報をデータに追加する。
段階S807.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報が追加されたデータを第1のユーザ機器に送信する。
任意選択的な実施形態において、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成され、第3のPDCPエンティティ層が第1のUEの第1のRBエンティティと一対一の対応関係にあるとき、第2のUEは、第1のRBエンティティに対応する第3のPDCPエンティティ層を第1のRBIDに基づいて判断し、第3のPDCPエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび端末識別子情報を削除し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が削除されたデータを、第3のPDCPエンティティ層を使用することによって第1のUEに送信してよい。
第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されないとき、第2のUEは、第1のRBエンティティに対応する第3のRLCエンティティ層を第1のRBIDに基づいて判断し、第3のRLCエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび端末識別子情報を削除し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が削除されたデータを、第3のRLCエンティティ層を使用することによって第1のUEに送信する。
図8に示される実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEの端末識別子情報を取得し、端末識別子情報をデータに追加し、端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信する。また、第2のUEは、第1のRBIDを取得し、第1のRBIDをデータに追加し、第1のRBIDが追加されたデータを第1のUEに送信する。これにより、第1のUEは、受信されたデータのデータタイプを簡便に識別する。
図9を参照すると、図9は、本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態においては、アップリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、第2のUEは、第1のUEおよび第1のRBIDの端末識別子情報をデータに追加する。図9に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は、以下の段階を備えてよい。
段階S901.第1のユーザ機器が、送信される必要があるデータを第2のユーザ機器に送信する。
データを送信する必要があるとき、第1のUEは、送信される必要があるデータを第2のUEに直接送信してよい。
段階S902.第2のユーザ機器が、第1のユーザ機器によって送信されたデータを、第3の無線ベアラエンティティを使用することによって受信する。
第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信してよい。第2のUEは、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCP層を有してよく、第3のPDCP層は、少なくとも1つのPDCP処理プロセスを含み、各PDCP処理プロセスは、第3のRBエンティティに対応し、第3のRBエンティティは、第2のUEと第1のUEとの間の通信に使用される。本発明のこの実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEの第1のRBが第2のUEの第3のRBと一対一の対応関係にあるよう構成し、第2のUEは、第3のRBと第1のUEの端末識別子情報および第1のRBIDとの間の対応関係を事前に確立してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されたとき、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを第3のPDCPエンティティ層において受信する。
任意選択的な実施形態において、第3のPDCP層が第2のUEのために構成されないとき、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを、第3のRLCエンティティ層において受信する。
段階S903.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
具体的な実装例において、第2のUEは、データの伝送リンク属性に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
段階S904.第2のユーザ機器が、データの第1の無線ベアラ識別子情報と第1のユーザ機器の端末識別子情報とを、第3の無線ベアラエンティティと第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得する。
段階S905.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報をデータに追加する。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、データの伝送リンク属性に基づいて、第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEによって送信されたデータを第3のPDCPエンティティ層において受信した後、第2のUEは、第3のPDCPエンティティ層において第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第1のUEによって送信されたデータを第3のRLCエンティティ層において受信した後、第2のUEは、第3のRLCエンティティ層において第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のPDCPエンティティ層、第4のRLCエンティティ層、または第4のMACエンティティ層において、第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加してよい。
第2のUEは、限定されないが先述のエンティティ層を含む層において、端末識別子情報をデータに追加することに留意すべきである。例えば、第2のUEは、アダプテーション層において端末識別子情報をデータに追加してよい。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
段階S906.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報および端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。
段階S907.ネットワーク側デバイスが、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のユーザ機器であると判断する。
図9に示される実施形態において、第1のUEは、送信される必要があるデータを第2のUEに送信する。また、第2のUEは、第1のUEによって送信されたデータを第3のRBエンティティを使用することによって受信し、データの第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とを、第3のRBエンティティと第1のRBIDおよび端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係とに基づいて取得し、第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。これにより、ネットワーク側デバイスは、受信されたデータの送信元の送信端およびデータタイプを簡便に識別する。
図10を参照すると、図10は、本発明の別の実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態においては、ダウンリンクデータ伝送の応用シナリオが説明される。ここで、第2のUEは、第1のRBIDをデータに追加する。図10に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送方法は、以下の段階を備えてよい。
段階S1001.ネットワーク側デバイスが、送信される必要があるデータを第2のユーザ機器に送信する。ここで、データは、第1の無線ベアラ識別子情報と第1のユーザ機器の端末識別子情報とを保持する。
段階S1002.第2のユーザ機器が、データが転送される必要があるデータであると判断する。
ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信した後、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであるかどうかを判断してよい。データが転送される必要があるデータであるとき、第2のUEは、データを端末識別子情報に対応する第1のUEに送信してよい。データが転送される必要があるデータではないとき、第2のUEは、データを直接処理してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEは、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。具体的には、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEのみに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を追加せず、データを第2のUEに直接送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDも端末識別子情報も含まない。第2のUEがデータを第1のUEに転送するよう、ネットワーク側デバイスがデータを第2のUEに送信する予定である場合、ネットワーク側デバイスは、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を追加し、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信してよい。第2のUEによって受信されたデータは、第1のRBIDまたは端末識別子情報を含む。言い換えれば、第2のUEは、受信されたデータが第1のRBIDまたは端末識別子情報を含むかどうかを判断してよく、受信されたデータが第1のRBIDまたは端末識別子情報を含むとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。
任意選択的な実施形態において、第2のUEがネットワーク側において構成された第2のRBからデータパケットを取得したとき、第2のUEは、データが転送される必要があるデータであると判断してよい。第2のRBは、第2のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置し、第2のRBは、送信元の送信端または送信先の受信端が第1のUEである1または複数のデータを伝送するために使用される。
段階S1003.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報をデータに追加する。
段階S1004.第2のユーザ機器が、第1の無線ベアラ識別子情報が追加されたデータを、端末識別子情報に基づいて第1のユーザ機器に送信する。
任意選択的な実施形態において、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成され、第3のPDCPエンティティ層が第1のUEの第1のRBエンティティと一対一の対応関係にあるとき、第2のUEは、第1のRBエンティティに対応する第3のPDCPエンティティ層を第1のRBIDに基づいて判断し、第3のPDCPエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび端末識別子情報を削除し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が削除されたデータを、第3のPDCPエンティティ層を使用することによって第1のUEに送信してよい。
第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されないとき、第2のUEは、第1のRBエンティティに対応する第3のRLCエンティティ層を第1のRBIDに基づいて判断し、第3のRLCエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび端末識別子情報を削除し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が削除されたデータを、第3のRLCエンティティ層使用することによって第1のUEに送信してよい。
図10に示される実施形態において、ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータを第2のUEに送信する。ここで、データは、第1のRBIDおよび第1のUEの端末識別子情報を保持する。また、第2のUEは、第1のRBIDをデータに追加し、第1のRBIDが追加されたデータを、端末識別子情報に基づいて第1のUEに送信する。これにより、第1のUEは、受信されたデータのデータタイプを簡便に識別する。
図11を参照すると、図11は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において提供されるデータ伝送装置は、本発明における図3から図8に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。図11に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送装置は、少なくとも処理モジュール1101と送信モジュール1102とを備えてよい。
処理モジュール1101は、転送される必要があるデータに第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を追加するよう構成される。ここで、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置する。
送信モジュール1102は、第2のUEがデータを転送するように、データを第2のUEに送信するよう構成される。ここで、データは、処理モジュール1101によって追加された第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を含む。
任意選択的な実施形態において、処理モジュール1101は具体的に、データを含むデータパケットのヘッダに第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を追加するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、本発明のこの実施形態の装置は、第2のUEによって転送されたネットワーク側デバイスのデータを受信するよう構成される受信モジュール1103をさらに備えてよい。ここで、データは、第1のRBIDを保持する。
処理モジュール1101はさらに、受信モジュール1103によって受信されたデータのデータタイプを、第1のRBIDに基づいて取得するよう構成される。ここで、データタイプは、サービスまたはシグナリングを含む。
任意選択的な実施形態において、送信モジュール1102は具体的に、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを、事前に確立された第2のUEへの通信接続を使用することによって第2のUEに送信するよう構成される。これにより、第2のUEは、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイスに送信する。ここで、当該通信接続は、D2D接続、ブルートゥース(登録商標)接続、またはWiFi(登録商標)接続を含む。
任意選択的な実施形態において、装置のモジュールは、第1のUEと第2のUEとの間の通信に使用されるPDCP処理層に位置するか、または、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間の通信に使用されるPDCP処理層に位置するか、または、第1のUEと第2のUEとの間の通信に使用されるRLCエンティティ層に位置する。
本発明のこの実施形態において、処理モジュール1101に対応するエンティティデバイスはプロセッサであり、受信モジュール1103に対応するエンティティデバイスは受信機であり、送信モジュール1102に対応するエンティティデバイスは送信機であることに留意すべきである。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
図11を参照すると、図11は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において提供されるデータ伝送装置は、本発明における図3から図8に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。図11に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送装置は、少なくとも受信モジュール1103と処理モジュール1101と送信モジュール1102とを備えてよい。
受信モジュール1103は、第1のUEによって送信されたデータを受信するよう構成される。ここで、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持する。
処理モジュール1101は、受信モジュール1103によって受信されたデータが転送される必要があるデータであると判断するよう構成される。
送信モジュール1102は、処理モジュール1101によって処理されたデータをネットワーク側デバイスに送信するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、受信モジュール1103はさらに、ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信するよう構成される。ここで、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持する。
処理モジュール1101はさらに、データが転送される必要があるデータであると判断するよう構成される。
送信モジュール1102はさらに、端末識別子情報に基づいてデータを第1のUEに送信するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、データが転送される必要があるデータであると判断するとき、処理モジュール1101は具体的に、データが転送される必要があるデータであると第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて判断するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、データが転送される必要があるデータであると判断するとき、処理モジュール1101は具体的に、データが転送される必要があるデータであるとデータの伝送リンク属性に基づいて判断するよう構成される。ここで、伝送リンク属性は、第1のUEと第2のUEとの間の伝送リンクが第1のUEとネットワーク側デバイスとの間の第1のRBと一対一の対応関係にあることを示すために使用され、伝送リンク属性は、データが転送される必要があるかどうかを示す識別子を含む。
本発明のこの実施形態において、処理モジュール1101に対応するエンティティデバイスはプロセッサであり、受信モジュール1103に対応するエンティティデバイスは受信機であり、送信モジュール1102に対応するエンティティデバイスは送信機であることに留意すべきである。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
図11を参照すると、図11は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において提供されるデータ伝送装置は、本発明における図3から図8に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。図11に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送装置は、少なくとも受信モジュール1103と処理モジュール1101とを備えてよい。
受信モジュール1103は、第2のUEによって転送された第1のUEのデータを受信するよう構成される。ここで、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持し、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置する。
処理モジュール1101は、受信モジュール1103によって受信されたデータのデータタイプを第1のRBIDに基づいて判断し、受信モジュール1103によって受信されたデータの送信元の送信端が第1のUEであると端末識別子情報に基づいて判断するよう構成される。ここで、データタイプは、サービスまたはシグナリングを含む。
任意選択的な実施形態において、処理モジュール1101はさらに、受信モジュール1103によって受信されたデータを、第1のRBIDおよび端末識別子情報に対応するPDCP処理プロセスを使用することによって処理するよう構成される。ここで、PDCP処理プロセスは、第1のRBIDおよび端末識別子情報と一対一の対応関係にある。
本発明のこの実施形態において、処理モジュール1101に対応するエンティティデバイスはプロセッサであり、受信モジュール1103に対応するエンティティデバイスは受信機であり、送信モジュール1102に対応するエンティティデバイスは送信機であることに留意すべきである。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
図11を参照すると、図11は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において提供されるデータ伝送装置は、本発明における図3から図8に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。図11に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送装置は、少なくとも処理モジュール1101と送信モジュール1102とを備えてよい。
処理モジュール1101は、伝送される必要があるデータの第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を取得するよう構成される。
処理モジュール1101はさらに、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をデータに追加するよう構成される。
送信モジュール1102は、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が追加されたデータを第2のUEに送信するよう構成される。これにより、第2のUEは、データを第1のUEに転送する。
本発明のこの実施形態において、処理モジュール1101に対応するエンティティデバイスはプロセッサであり、受信モジュール1103に対応するエンティティデバイスは受信機であり、送信モジュール1102に対応するエンティティデバイスは送信機であることに留意すべきである。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
図11を参照すると、図11は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において提供されるデータ伝送装置は、本発明における図5から図10に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。図11に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送装置は、少なくとも受信モジュール1103と処理モジュール1101と送信モジュール1102とを備えてよい。
受信モジュール1103は、第1のUEによって送信されたデータを、第1のUEと通信するために使用された第3のRBエンティティを使用することによって受信するよう構成される。
処理モジュール1101は、受信モジュール1103によって受信されたデータの第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を、第3のRBエンティティと第1のRBIDおよび/または端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得するよう構成される。
処理モジュール1101はさらに、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をデータに追加するよう構成される。
送信モジュール1102は、データをネットワーク側デバイスに送信するよう構成される。ここで、データは、処理モジュール1101によって追加された第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を含む。
任意選択的な実施形態において、処理モジュール1101はさらに、データの第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を取得した後、データが転送される必要があるデータであると第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて判断するよう構成されるか、または、処理モジュール1101はさらに、データの第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を取得した後、データが転送される必要があるデータであるとデータの伝送リンク属性に基づいて判断するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、処理モジュール1101は具体的に、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をデータの伝送リンク属性に基づいてデータに追加するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、受信モジュール1103は具体的に、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されたとき、第1のUEによって送信されたデータを第3のPDCPエンティティ層において受信するよう構成され、処理モジュール1101は具体的に、第3のPDCPエンティティ層において第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をデータに追加するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、受信モジュール1103は具体的に、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されないとき、第1のUEによって送信されたデータを第1のUEと通信するために使用される第3のRLCエンティティ層において受信するよう構成され、処理モジュール1101は具体的に、第3のRLCエンティティ層において第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をデータに追加するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、処理モジュール1101は具体的に、ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のPDCPエンティティ層、第4のRLCエンティティ層、または第4のMACエンティティ層において、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報をデータに追加するよう構成される。
本発明のこの実施形態において、処理モジュール1101に対応するエンティティデバイスはプロセッサであり、受信モジュール1103に対応するエンティティデバイスは受信機であり、送信モジュール1102に対応するエンティティデバイスは送信機であることに留意すべきである。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
図11を参照すると、図11は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において提供されるデータ伝送装置は、本発明における図5から図10に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。図11に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送装置は、少なくとも受信モジュール1103と処理モジュール1101と送信モジュール1102とを備えてよい。
受信モジュール1103は、ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信するよう構成される。ここで、データは、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報を保持し、第1のRBIDに対応する第1のRBは、第1のUEとネットワーク側デバイスとの間に位置する。
処理モジュール1101は、受信モジュール1103によって受信されたデータが転送される必要があるデータであると第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて判断するよう構成される。
送信モジュール1102は、データを端末識別子情報に基づいて第1のUEに送信するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、データを端末識別子情報に基づいて第1のUEに送信するとき、送信モジュール1102は具体的に、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されず、第3のPDCPエンティティ層が第1のUEの第1のRBエンティティと一対一の対応関係にあるとき、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて第1のRBエンティティに対応する第3のPDCPエンティティ層を判断し、第3のPDCPエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を削除し、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が削除されたデータを、第3のPDCPエンティティ層を使用することによって第1のUEに送信するよう構成される。
任意選択的な実施形態において、データを端末識別子情報に対応する第1のUEに送信するとき、送信モジュール1102が具体的に、第1のUEと通信するために使用される第3のPDCPエンティティ層が第2のUEのために構成されないとき、第1のRBエンティティに対応する第3のRLCエンティティ層であって、第2のUEと第1のUEとの間の通信に使用される第3のRLCエンティティ層を第1のRBIDおよび/または端末識別子情報に基づいて判断し、第3のRLCエンティティ層においてデータから第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を削除し、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報が削除されたデータを、第3のRLCエンティティ層を使用することによって第1のUEに送信するよう構成される。
本発明のこの実施形態において、処理モジュール1101に対応するエンティティデバイスはプロセッサであり、受信モジュール1103に対応するエンティティデバイスは受信機であり、送信モジュール1102に対応するエンティティデバイスは送信機であることに留意すべきである。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
図11を参照すると、図11は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送装置の概略構造図である。本発明のこの実施形態において提供されるデータ伝送装置は、本発明における図5から図10に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。図11に示すように、本発明のこの実施形態のデータ伝送装置は、少なくとも送信モジュール1102と処理モジュール1101とを備えてよい。
送信モジュール1102は、送信される必要があるデータを、第5のPDCPエンティティ層を使用することによって第2のRBエンティティ層に送信するよう構成される。ここで、第1のRBIDおよび/または第1のUEの端末識別子情報が保持され、第1のRBIDは、第1のUEの第1のRBを識別するためにネットワーク側デバイスによって使用される。
処理モジュール1101は、第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を第2のRBエンティティ層においてデータに追加するよう構成される。
送信モジュール1102はさらに、第2のRBエンティティ層を使用することによってデータを第2のUEに送信するよう構成される。ここで、データは、処理モジュール1101によって追加された第1のRBIDおよび/または端末識別子情報を含む。
任意選択的な実施形態において、ネットワーク側デバイスは、第1のUEと通信する第5のRLC層をさらに含んでよい。送信モジュール1102は、送信される必要があるデータを、第5のRLCエンティティ層を使用することによって第2のRBエンティティ層に送信するよう構成される。
本発明のこの実施形態において、処理モジュール1101に対応するエンティティデバイスはプロセッサであり、受信モジュール1103に対応するエンティティデバイスは受信機であり、送信モジュール1102に対応するエンティティデバイスは送信機であることに留意すべきである。具体的事項は、本発明のこの実施形態において限定されない。
図12を参照すると、図12は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムを示す。本発明のこの実施形態のデータ伝送システムは、本発明における図3および図4に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。データ伝送システムは、第1のUE1201と第2のUE1202とネットワーク側デバイス1203とを備える。
第1のUE1201は、第1のRBIDと第1のUEの端末識別子情報とをデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータを第2のUE1202に送信する。
第2のUE1202は、データが転送される必要があるデータであると判断し、データをネットワーク側デバイスに送信する。
ネットワーク側デバイス1203は、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUEであると判断する。ここで、データタイプは、サービスまたはシグナリングを含む。
図12を参照すると、図12は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムを示す。本発明のこの実施形態のデータ伝送システムは、本発明における図5および図6に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。データ伝送システムは、第1のUE1201と第2のUE1202とネットワーク側デバイス1203とを備える。
第1のUE1201は、送信される必要があるデータを、第1のUE1201の第1のRBエンティティを使用することによって第2のUE1202に送信する。ここで、データは第1のRBIDを保持し、第1のRBIDは、第1のUE1201の第1のRBを識別するためにネットワーク側デバイス1203によって使用される。
第2のUE1202は、第1のUE1201によって送信されたデータを、第1のUE1201と通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信し、第1のUE1201の端末識別子情報を第3のRBエンティティと第1のUEの端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、端末識別子情報をデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報を保持するデータをネットワーク側デバイス1203に送信する。ここで、第3のRBエンティティは、第1のUE1201と第2のUE1202との間の通信に使用される。
ネットワーク側デバイス1203は、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUE1201であると判断する。
図12を参照すると、図12は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムを示す。本発明のこの実施形態のデータ伝送システムは、本発明における図7および図8に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。データ伝送システムは、第1のUE1201と第2のUE1202とネットワーク側デバイス1203とを備える。
第1のUE1201は、送信される必要があるデータを、第1のUE1201の第1のRBエンティティを使用することによって第2のUE1202に送信する。ここで、データは、第1のUEの端末識別子情報を保持する。
第2のUE1202は、第1のUE1201によって送信されたデータを、第1のUE1201と通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信し、データの第1のRBIDを第3のRBエンティティと第1のRBIDとの間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、第1のRBIDをデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報を保持するデータをネットワーク側デバイス1203に送信する。ここで、第3のRBエンティティは、第1のUE1201と第2のUE1202との間の通信に使用される。
ネットワーク側デバイス1203は、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUE1201であると判断する。
図12を参照すると、図12は、本発明の一実施形態に係るデータ伝送システムを示す。本発明のこの実施形態のデータ伝送システムは、本発明における図9および図10に関連して説明されたデータ伝送方法の実施形態の一部または全部の手順を実装するよう構成されてよい。データ伝送システムは、第1のUE1201と第2のUE1202とネットワーク側デバイス1203とを備える。
第1のUE1201は、送信される必要があるデータを、第1のUE1201の第1のRBエンティティを使用することによって第2のUE1202に送信する。ここで、第1のRBエンティティは、第1のUE1201とネットワーク側デバイス1203との間でデータを伝送するために使用される。
第2のUE1202は、第1のUE1201によって送信されたデータを、第1のUE1201と通信するために使用される第3のRBエンティティを使用することによって受信し、データの第1のRBIDと第1のUE1201の端末識別子情報とを、第3のRBエンティティと第1のRBIDおよび端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、第1のRBIDおよび端末識別子情報をデータに追加し、第1のRBIDおよび端末識別子情報が追加されたデータをネットワーク側デバイス1203に送信する。ここで、第3のRBエンティティは、第1のUE1201と第2のUE1202との間の通信に使用される。
ネットワーク側デバイス1203は、第1のRBIDに基づいてデータのデータタイプを判断し、端末識別子情報に基づいて、データの送信元の送信端が第1のUEであると判断する。
先述の実施形態において、各実施形態の説明にはそれぞれの着目点があることに留意すべきである。一実施形態において詳細に説明されない部分については、他の実施形態における関連する説明を参照されたい。加えて、本明細書において説明された全ての実施形態は例示的な実施形態であり、関連する動作およびモジュールは必ずしも本発明の実施形態にとって必須ではないということも当業者は理解するべきである。
本発明の実施形態の方法の段階の順序は修正されてよく、実際の必要性に応じて特定の段階がまた統合されても除去されてもよい。
本発明の実施形態の装置におけるモジュールは、実際の要件に応じて組み合わせられ、分割され、削除されてよい。
本発明の実施形態のユニットは、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け集積回路)などの汎用集積回路によって実行されてよい。
当業者であれば、実施形態における方法のプロセスの全部または一部が、関連するハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって実装されてよいことを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。プログラムが動作するとき、実施形態における方法のプロセスが行われる。先述の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリメモリ(Read−Only Memory、ROM)、または、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)を含んでよい。
上記において開示されたものは、本発明の例示的な実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図するものでないことは言うまでもない。したがって、本発明の特許請求の範囲にしたがって施される同等の変形が、本発明の範囲に含まれるものとする。
[項目1]
データ伝送方法であって、
送信される必要があるデータに第1の無線ベアラ識別子情報および/または第1のユーザ機器の端末識別子情報を上記第1のユーザ機器が追加する段階であって、上記第1の無線ベアラ識別子情報に対応する第1の無線ベアラは、上記第1のユーザ機器とネットワーク側デバイスとの間に位置し、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含む、段階と、
第2のユーザ機器が上記データを上記ネットワーク側デバイスに転送するよう、上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報が追加された上記データを上記第1のユーザ機器が上記第2のユーザ機器に送信する段階と
を備える
方法。
[項目2]
送信される必要があるデータに第1の無線ベアラ識別子情報および/または第1のユーザ機器の端末識別子情報を上記第1のユーザ機器が追加する上記段階は、
上記データを含むデータパケットのヘッダに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の上記端末識別子情報を上記第1のユーザ機器が追加する段階を有する、
項目1に記載の方法。
[項目3]
上記第2のユーザ機器によって転送された上記ネットワーク側デバイスのデータを上記第1のユーザ機器が受信する段階であって、上記データは、上記第1の無線ベアラ識別子情報を保持する、段階と、
上記第1の無線ベアラ識別子情報に基づいて上記データのデータタイプを上記第1のユーザ機器が取得する段階であって、上記データタイプは、サービスまたはシグナリングを含み、上記シグナリングは、上記アクセスネットワークにとって可視の制御信号を示すために使用される、段階
をさらに備える
項目1に記載の方法。
[項目4]
第2のユーザ機器が上記データを上記ネットワーク側デバイスに転送するよう、上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報が追加された上記データを上記第1のユーザ機器が上記第2のユーザ機器に送信する上記段階は、
上記第2のユーザ機器が、上記第1の無線ベアラ識別子情報および上記端末識別子情報が追加された上記データを上記ネットワーク側デバイスに送信するよう、上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報が追加された上記データを事前に確立された上記第2のユーザ機器への通信接続を使用することによって上記第1のユーザ機器が上記第2のユーザ機器に送信する段階であって、上記通信接続は、デバイスツーデバイス接続、ブルートゥース(登録商標)接続、またはWiFi(登録商標)接続を含む、段階を有する、
項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
[項目5]
データ伝送方法であって、
第1のユーザ機器によって送信されたデータを第2のユーザ機器が受信する段階であって、上記データは、第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の端末識別子情報を保持し、上記第1の無線ベアラ識別子情報に対応する第1の無線ベアラは、上記第1のユーザ機器とネットワーク側デバイスとの間に位置し、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含む、段階と、
上記データが転送される必要があるデータであると上記第2のユーザ機器が判断する段階と、
上記データを上記第2のユーザ機器が上記ネットワーク側デバイスに送信する段階と
を備える
方法。
[項目6]
上記ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを上記第2のユーザ機器が受信する段階であって、上記データは、上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の上記端末識別子情報を保持する、段階と、
上記データが転送される必要があるデータであると上記第2のユーザ機器が判断する段階と、
上記端末識別子情報に基づいて上記データを上記第2のユーザ機器が上記第1のユーザ機器に送信する段階と
をさらに備える
項目5に記載の方法。
[項目7]
上記データが転送される必要があるデータであると上記第2のユーザ機器が判断する上記段階は、
上記データが転送される必要がある上記データであると上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報に基づいて上記第2のユーザ機器が判断する段階を有する、
項目5または6に記載の方法。
[項目8]
上記データが転送される必要があるデータであると上記第2のユーザ機器が判断する上記段階は、
上記データが転送される必要がある上記データであると上記データの伝送リンク属性に基づいて上記第2のユーザ機器が判断する段階であって、上記伝送リンク属性は、上記第1のユーザ機器と上記第2のユーザ機器との間の伝送リンクが上記第1のユーザ機器と上記ネットワーク側デバイスとの間の上記第1の無線ベアラと一対一の対応関係にあることを示すために使用され、上記伝送リンク属性は、上記データが転送される必要があるかどうかを示す識別子を含む、段階を有する、
項目5に記載の方法。
[項目9]
データ伝送方法であって、
第2のユーザ機器によって転送された第1のユーザ機器のデータをネットワーク側デバイスが受信する段階であって、上記データは、第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の端末識別子情報を保持し、上記第1の無線ベアラ識別子情報に対応する第1の無線ベアラは、上記第1のユーザ機器と上記ネットワーク側デバイスとの間に位置し、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含む、段階と、
上記ネットワーク側デバイスが、上記第1の無線ベアラ識別子情報に基づいて上記データのデータタイプを判断し、上記端末識別子情報に基づいて、上記データの送信元の送信端が上記第1のユーザ機器であると判断する段階であって、上記データタイプは、サービスまたはシグナリングを含む、段階と
を備える
方法。
[項目10]
第2のユーザ機器によって転送された第1のユーザ機器のデータをネットワーク側デバイスが受信する上記段階の後に、
上記第1の無線ベアラ識別子情報および上記端末識別子情報に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル処理プロセスを使用することによって上記データを上記ネットワーク側デバイスが処理する段階であって、上記パケットデータコンバージェンスプロトコル処理プロセスは、上記第1の無線ベアラ識別子情報および上記端末識別子情報と一対一の対応関係にある、段階
をさらに備える
項目9に記載の方法。
[項目11]
データ伝送方法であって、
第1のユーザ機器によって送信されたデータを、上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3の無線ベアラエンティティを使用することによって第2のユーザ機器が受信する段階と、
上記データの第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の端末識別子情報を、上記第3の無線ベアラエンティティと上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて上記第2のユーザ機器が取得する段階であって、上記第1の無線ベアラ識別子情報に対応する第1の無線ベアラは、上記第1のユーザ機器とネットワーク側デバイスとの間に位置し、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含む、段階と、
上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を上記第2のユーザ機器が追加する段階と、
上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報が追加された上記データを上記第2のユーザ機器が上記ネットワーク側デバイスに送信する段階と
を備える
方法。
[項目12]
上記データの第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の端末識別子情報を、上記第3の無線ベアラエンティティと上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて上記第2のユーザ機器が取得する上記段階の後、
上記データが転送される必要があるデータであると上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報に基づいて上記第2のユーザ機器が判断する段階、または
上記データが転送される必要があるデータであると上記データの伝送リンク属性に基づいて上記第2のユーザ機器が判断する段階
をさらに備える
項目11に記載の方法。
[項目13]
上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を上記第2のユーザ機器が追加する上記段階は、
上記データの上記伝送リンク属性に基づいて、上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を上記第2のユーザ機器が追加する段階を有する、
項目12に記載の方法。
[項目14]
第1のユーザ機器によって送信されたデータを、上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3の無線ベアラエンティティを使用することによって第2のユーザ機器が受信する上記段階は、
上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層が上記第2のユーザ機器のために構成されたとき、上記第1のユーザ機器によって送信された上記データを上記第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層において上記第2のユーザ機器が受信する段階を有し、
上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を上記第2のユーザ機器が追加する上記段階は、
上記第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層において、上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を上記第2のユーザ機器が追加する段階を有する、
項目11から13のいずれか一項に記載の方法。
[項目15]
第1のユーザ機器によって送信されたデータを、上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3の無線ベアラエンティティを使用することによって第2のユーザ機器が受信する上記段階は、
上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層が上記第2のユーザ機器のために構成されないとき、上記第1のユーザ機器によって送信された上記データを上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3の無線リンク制御エンティティ層において上記第2のユーザ機器が受信する段階を有し、
上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を上記第2のユーザ機器が追加する上記段階は、
上記第3の無線リンク制御エンティティ層において、上記データに記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を上記第2のユーザ機器が追加する段階を有する、
項目11から13のいずれか一項に記載の方法。
[項目16]
上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を上記第2のユーザ機器が追加する上記段階は、
上記ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層、第4の無線リンク制御エンティティ層、または第4の媒体アクセス制御エンティティ層において、上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を上記第2のユーザ機器が追加する段階を有する、
項目11から13のいずれか一項に記載の方法。
[項目17]
データ伝送方法であって、
ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを第2のユーザ機器が受信する段階であって、上記データは、第1の無線ベアラ識別子情報および/または第1のユーザ機器の端末識別子情報を保持し、上記第1の無線ベアラ識別子情報に対応する第1の無線ベアラは、上記第1のユーザ機器と上記ネットワーク側デバイスとの間に位置し、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含む、段階と、
上記データが転送される必要があるデータであると上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報に基づいて上記第2のユーザ機器が判断する段階と、
上記端末識別子情報に基づいて上記データを上記第2のユーザ機器が上記第1のユーザ機器に送信する段階と
を備える
方法。
[項目18]
上記端末識別子情報に基づいて上記データを上記第2のユーザ機器が上記第1のユーザ機器に送信する上記段階は、
上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層が上記第2のユーザ機器のために構成され、上記第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層が、上記第1のユーザ機器の第1の無線ベアラエンティティと一対一の対応関係にあるとき、上記第1の無線ベアラエンティティに対応する上記第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層を、上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報に基づいて上記第2のユーザ機器が判断する段階と、
上記第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層において、上記データから上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を上記第2のユーザ機器が削除する段階と、
上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報が削除された上記データを、上記第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層を使用することによって上記第2のユーザ機器が上記第1のユーザ機器に送信する段階とを有する、
項目17に記載の方法。
[項目19]
上記端末識別子情報に基づいて上記データを上記第2のユーザ機器が上記第1のユーザ機器に送信する上記段階は、
上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層が上記第2のユーザ機器のために構成されないとき、第1の無線ベアラエンティティに対応する第3の無線リンク制御エンティティ層を、上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報に基づいて上記第2のユーザ機器が判断する段階であって、上記第3の無線リンク制御エンティティ層は、上記第2のユーザ機器と上記第1のユーザ機器との間の通信に使用される、段階と、
上記第3の無線リンク制御エンティティ層において、上記データから上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を上記第2のユーザ機器が削除する段階と、
上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報が削除された上記データを上記第3の無線リンク制御エンティティ層を使用することによって上記第2のユーザ機器が上記第1のユーザ機器に送信する段階とを有する、
項目17に記載の方法。
[項目20]
データ伝送方法であって、上記方法はネットワーク側デバイスに適用され、上記ネットワーク側デバイスは、第1のユーザ機器と通信する第5のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層と、第2のユーザ機器と通信するために使用される第2の無線ベアラエンティティ層とを含み、
上記ネットワーク側デバイスは、送信される必要があるデータを上記第5のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層を使用することによって上記第2の無線ベアラエンティティ層に送信し、第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の端末識別子情報が保持され、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第1の無線ベアラを識別するために上記ネットワーク側デバイスによって使用され、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含み、
上記ネットワーク側デバイスは、上記第2の無線ベアラエンティティ層において上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を追加し、
上記ネットワーク側デバイスは、上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報が追加されたデータを上記第2の無線ベアラエンティティ層を使用することによって上記第2のユーザ機器に送信する、
方法。
[項目21]
上記ネットワーク側デバイスは、上記第1のユーザ機器と通信する第5の無線リンク制御エンティティ層をさらに含み、
送信される必要があるデータを上記第5のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層を使用することによって上記ネットワーク側デバイスが上記第2の無線ベアラエンティティ層に送信する上記段階は、
上記第5の無線リンク制御エンティティ層を使用することによって上記データを上記ネットワーク側デバイスが上記第2の無線ベアラエンティティ層に送信する段階を有する、
項目20に記載の方法。
[項目22]
データ伝送装置であって、
転送される必要があるデータに第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の端末識別子情報を追加するよう構成される処理モジュールであって、上記第1の無線ベアラ識別子情報に対応する第1の無線ベアラは、上記第1のユーザ機器とネットワーク側デバイスとの間に位置し、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含む、処理モジュールと、
第2のユーザ機器が上記データを転送するよう、上記データを上記第2のユーザ機器に送信するよう構成される送信モジュールであって、上記データは、上記処理モジュールによって追加された上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を含む、送信モジュールと
を備える
装置。
[項目23]
上記処理モジュールは具体的に、
上記データを含むデータパケットのヘッダに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の上記端末識別子情報を追加するよう構成される、
項目22に記載の装置。
[項目24]
上記第2のユーザ機器によって転送された上記ネットワーク側デバイスのデータを受信するよう構成される受信モジュールであって、上記データは、上記第1の無線ベアラ識別子情報を保持する、受信モジュールをさらに備え、
上記処理モジュールはさらに、上記受信モジュールによって受信された上記第1の無線ベアラ識別子情報に基づいて上記データのデータタイプを取得するよう構成され、上記データタイプは、サービスまたはシグナリングを含み、上記シグナリングは、上記アクセスネットワークにとって可視の制御信号を示すために使用される、
項目23に記載の装置。
[項目25]
上記送信モジュールは具体的に、
上記第2のユーザ機器が上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報が追加された上記データを上記ネットワーク側デバイスに送信するよう、事前に確立された上記第2のユーザ機器への通信接続を使用することによって、上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報が追加された上記データを上記第2のユーザ機器に送信するよう構成され、上記通信接続は、デバイスツーデバイス接続、ブルートゥース(登録商標)接続、またはWiFi(登録商標)接続を含む、
項目22から24のいずれか一項に記載の装置。
[項目26]
上記装置の上記モジュールは、上記第1のユーザ機器と上記第2のユーザ機器との間の通信に使用されるパケットデータコンバージェンスプロトコル処理層に位置するか、または、上記第1のユーザ機器と上記ネットワーク側デバイスとの間の通信に使用されるパケットデータコンバージェンスプロトコル処理層に位置するか、または、上記第1のユーザ機器と上記第2のユーザ機器との間の通信に使用される無線リンク制御エンティティ層に位置する、
項目22から25のいずれか一項に記載の装置。
[項目27]
データ伝送装置であって、
第1のユーザ機器によって送信されたデータを受信するよう構成される受信モジュールであって、上記データは、第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の端末識別子情報を保持し、上記第1の無線ベアラ識別子情報に対応する第1の無線ベアラは、上記第1のユーザ機器とネットワーク側デバイスとの間に位置し、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含む、受信モジュールと、
上記受信モジュールによって受信された上記データが転送される必要があるデータであると判断するよう構成される処理モジュールと、
上記処理モジュールによって処理された上記データを上記ネットワーク側デバイスに送信するよう構成される送信モジュールと
を備える
装置。
[項目28]
上記受信モジュールはさらに、上記ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信するよう構成され、上記データは、上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の上記端末識別子情報を保持し、
上記処理モジュールはさらに、上記受信モジュールによって受信された上記データが転送される必要があるデータであると判断するよう構成され、
上記送信モジュールはさらに、上記処理モジュールによって処理された上記データを上記端末識別子情報に基づいて上記第1のユーザ機器に送信するよう構成される、
項目27に記載の装置。
[項目29]
上記処理モジュールは具体的に、上記データが転送される必要がある上記データであると上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報に基づいて判断するよう構成される、
項目27または28に記載の装置。
[項目30]
上記処理モジュールは具体的に、
上記データが転送される必要がある上記データであると上記データの伝送リンク属性に基づいて判断するよう構成され、上記伝送リンク属性は、上記第1のユーザ機器と上記第2のユーザ機器との間の伝送リンクが上記第1のユーザ機器と上記ネットワーク側デバイスとの間の上記無線ベアラと一対一の対応関係にあることを示すために使用され、上記伝送リンク属性は、上記データが転送される必要があるかどうかを示す識別子を含む、
項目27に記載の装置。
[項目31]
データ伝送装置であって、
第2のユーザ機器によって転送された第1のユーザ機器のデータを受信するよう構成される受信モジュールであって、上記データは、第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の端末識別子情報を保持し、上記第1の無線ベアラ識別子情報に対応する第1の無線ベアラは、上記第1のユーザ機器とネットワーク側デバイスとの間に位置し、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含む、受信モジュールと、
上記受信モジュールによって受信された上記データのデータタイプを上記第1の無線ベアラ識別子情報に基づいて判断し、上記受信モジュールによって受信された上記データの送信元の送信端が上記第1のユーザ機器であると上記端末識別子情報に基づいて判断するよう構成される処理モジュールであって、上記データタイプは、サービスまたはシグナリングを含む、処理モジュールと
を備える
装置。
[項目32]
上記処理モジュールはさらに、上記受信モジュールによって受信された上記データを、上記第1の無線ベアラ識別子情報および上記端末識別子情報に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル処理プロセスを使用することによって処理するよう構成され、上記パケットデータコンバージェンスプロトコル処理プロセスは、上記第1の無線ベアラ識別子情報および上記端末識別子情報と一対一の対応関係にある、
項目31に記載の装置。
[項目33]
データ伝送装置であって、
第1のユーザ機器によって送信されたデータを、上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3の無線ベアラエンティティを使用することによって受信するよう構成される受信モジュールと、
上記受信モジュールによって受信された上記データの第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の端末識別子情報を、上記第3の無線ベアラエンティティと上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得するよう構成される処理モジュールであって、上記第1の無線ベアラ識別子情報に対応する第1の無線ベアラは、上記第1のユーザ機器とネットワーク側デバイスとの間に位置し、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含み、
上記処理モジュールはさらに、上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を追加するよう構成される、処理モジュールと、
上記データを上記ネットワーク側デバイスに送信するよう構成される送信モジュールであって、上記データは、上記処理モジュールによって追加された上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を含む、送信モジュールと
を備える
装置。
[項目34]
上記処理モジュールはさらに、上記データの上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の上記端末識別子情報を取得した後、上記データが転送される必要があるデータであると上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報に基づいて判断するよう構成されるか、または、
上記処理モジュールはさらに、上記データの上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の上記端末識別子情報を取得した後、上記データが転送される必要があるデータであると上記データの伝送リンク属性に基づいて判断するよう構成される、
項目33に記載の装置。
[項目35]
上記処理モジュールは具体的に、
上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を上記データの上記伝送リンク属性に基づいて追加するよう構成される、
項目34に記載の装置。
[項目36]
上記受信モジュールは具体的に、
上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層が上記第2のユーザ機器のために構成されたとき、上記第1のユーザ機器によって送信された上記データを上記第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層において受信するよう構成され、
上記処理モジュールは具体的に、
上記第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層において上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を追加するよう構成される、
項目33から35のいずれか一項に記載の装置。
[項目37]
上記受信モジュールは具体的に、
上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層が上記第2のユーザ機器のために構成されないとき、上記第1のユーザ機器によって送信された上記データを、上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3の無線リンク制御エンティティ層において受信するよう構成され、
上記処理モジュールは具体的に、
上記第3の無線リンク制御エンティティ層において上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を追加するよう構成される、
項目33から35のいずれか一項に記載の装置。
[項目38]
上記処理モジュールは具体的に、
上記ネットワーク側デバイスと通信するために使用される第4のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層、第4の無線リンク制御エンティティ層、または第4の媒体アクセス制御エンティティ層において、上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を追加するよう構成される、
項目33から35のいずれか一項に記載の装置。
[項目39]
データ伝送装置であって、
ネットワーク側デバイスによって送信されたデータを受信するよう構成される受信モジュールであって、上記データは、第1の無線ベアラ識別子情報および/または第1のユーザ機器の端末識別子情報を保持し、上記第1の無線ベアラ識別子情報に対応する無線ベアラは、上記第1のユーザ機器と上記ネットワーク側デバイスとの間に位置し、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含む、受信モジュールと、
上記受信モジュールによって受信された上記データが転送される必要があるデータであると上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報に基づいて判断するよう構成される処理モジュールと、
上記データを上記端末識別子情報に基づいて上記第1のユーザ機器に送信するよう構成される送信モジュールと
を備える
装置。
[項目40]
上記送信モジュールは具体的に、
上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層が上記第2のユーザ機器のために構成され、上記第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層が上記第1のユーザ機器の第1の無線ベアラエンティティと一対一の対応関係にあるとき、上記第1の無線ベアラエンティティに対応する上記第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層を上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報に基づいて判断し、
上記第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層において上記データから上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を削除し、
上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報が削除された上記データを上記第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層を使用することによって上記第1のユーザ機器に送信するよう構成される、
項目39に記載の装置。
[項目41]
上記送信モジュールは具体的に、
上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層が上記第2のユーザ機器のために構成されないとき、第1の無線ベアラエンティティに対応する第3の無線リンク制御エンティティ層であって、上記第2のユーザ機器と上記第1のユーザ機器との間の通信に使用される第3の無線リンク制御エンティティ層を、上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報に基づいて判断し、
上記第3の無線リンク制御エンティティ層において上記データから上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を削除し、
上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報が削除された上記データを上記第3の無線リンク制御エンティティ層を使用することによって上記第1のユーザ機器に送信するよう構成される、
項目39に記載の装置。
[項目42]
データ伝送装置であって、
送信される必要があるデータを、第1のユーザ機器と通信するために使用される第5のパケットデータコンバージェンスプロトコルエンティティ層を使用することによって、第2のユーザ機器と通信するために使用される第2の無線ベアラエンティティ層に送信するよう構成される送信モジュールであって、第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記第1のユーザ機器の端末識別子情報が保持され、上記第1の無線ベアラ識別子は、上記第1のユーザ機器の第1の無線ベアラを識別するためにネットワーク側デバイスによって使用され、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含む、送信モジュールと、
上記第2の無線ベアラエンティティ層において上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を追加するよう構成される処理モジュールと
備え、
上記送信モジュールはさらに、上記データを上記第2の無線ベアラエンティティ層を使用することによって上記第2のユーザ機器に送信するよう構成され、上記データは、上記処理モジュールによって追加された上記第1の無線ベアラ識別子情報および/または上記端末識別子情報を含む、
装置。
[項目43]
上記送信モジュールは具体的に、
上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第5の無線リンク制御エンティティ層を使用することによって上記データを上記第2の無線ベアラエンティティ層に送信するよう構成される、
項目42に記載の装置。
[項目44]
第1のユーザ機器と第2のユーザ機器とネットワーク側デバイスとを備えるデータ伝送システムであって、
上記第1のユーザ機器は、上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および上記第1のユーザ機器の端末識別子情報を追加し、上記第1の無線ベアラ識別子情報および上記端末識別子情報が追加された上記データを上記第2のユーザ機器に送信し、上記第1の無線ベアラ識別子情報に対応する第1の無線ベアラは、上記第1のユーザ機器と上記ネットワーク側デバイスとの間に位置し、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含み、
上記第2のユーザ機器は、上記データが転送される必要があるデータであると判断し、上記データを上記ネットワーク側デバイスに送信し、
上記ネットワーク側デバイスは、上記第1の無線ベアラ識別子情報に基づいて上記データのデータタイプを判断し、上記端末識別子情報に基づいて、上記データの送信元の送信端が上記第1のユーザ機器であると判断し、上記データタイプは、サービスまたはシグナリングを含む、
システム。
[項目45]
第1のユーザ機器と第2のユーザ機器とネットワーク側デバイスとを備えるデータ伝送システムであって、
上記第1のユーザ機器は、送信される必要があるデータを上記第1のユーザ機器の第1の無線ベアラエンティティを使用することによって上記第2のユーザ機器に送信し、上記データは、第1の無線ベアラ識別子情報を保持し、上記第1の無線ベアラ識別子情報に対応する第1の無線ベアラは、上記第1のユーザ機器と上記ネットワーク側デバイスとの間に位置し、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、
上記第2のユーザ機器は、上記第1のユーザ機器によって送信された上記データを、上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3の無線ベアラエンティティを使用することによって受信し、上記第1のユーザ機器の端末識別子情報を上記第3の無線ベアラエンティティと上記第1のユーザ機器の上記端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、上記データに上記端末識別子情報を追加し、上記第1の無線ベアラ識別子情報および上記端末識別子情報を保持する上記データを上記ネットワーク側デバイスに送信し、上記第3の無線ベアラエンティティは、上記第1のユーザ機器と上記第2のユーザ機器との間の通信に使用され、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含み、
上記ネットワーク側デバイスは、上記第1の無線ベアラ識別子情報に基づいて上記データのデータタイプを判断し、上記端末識別子情報に基づいて、上記データの送信元の送信端が上記第1のユーザ機器であると判断する、
システム。
[項目46]
第1のユーザ機器と第2のユーザ機器とネットワーク側デバイスとを備えるデータ伝送システムであって、
上記第1のユーザ機器は、送信される必要があるデータを上記第1のユーザ機器の第1の無線ベアラエンティティを使用することによって上記第2のユーザ機器に送信し、上記データは、上記第1のユーザ機器の端末識別子情報を保持し、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含み、
上記第2のユーザ機器は、上記第1のユーザ機器によって送信された上記データを、上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3の無線ベアラエンティティを使用することによって受信し、上記データの第1の無線ベアラ識別子情報を、上記第3の無線ベアラエンティティと上記第1の無線ベアラ識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報を追加し、上記第1の無線ベアラ識別子情報および上記端末識別子情報を保持する上記データを上記ネットワーク側デバイスに送信し、上記第3の無線ベアラエンティティは、上記第1のユーザ機器と上記第2のユーザ機器との間の通信に使用され、上記第1の無線ベアラ識別子情報に対応する第1の無線ベアラは、上記第1のユーザ機器と上記ネットワーク側デバイスとの間に位置し、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、
上記ネットワーク側デバイスは、上記第1の無線ベアラ識別子情報に基づいて上記データのデータタイプを判断し、上記端末識別子情報に基づいて、上記データの送信元の送信端が上記第1のユーザ機器であると判断する、
システム。
[項目47]
第1のユーザ機器と第2のユーザ機器とネットワーク側デバイスとを備えるデータ伝送システムであって、
上記第1のユーザ機器は、送信される必要があるデータを上記第1のユーザ機器の第1の無線ベアラエンティティを使用することによって上記第2のユーザ機器に送信し、上記第1の無線ベアラエンティティは、上記第1のユーザ機器と上記ネットワーク側デバイスとの間でデータを伝送するために使用され、
上記第2のユーザ機器は、上記第1のユーザ機器によって送信された上記データを、上記第1のユーザ機器と通信するために使用される第3の無線ベアラエンティティを使用することによって受信し、上記データの第1の無線ベアラ識別子情報および上記第1のユーザ機器の端末識別子情報を、上記第3の無線ベアラエンティティと上記第1の無線ベアラ識別子情報および上記端末識別子情報との間の事前に確立された対応関係に基づいて取得し、上記データに上記第1の無線ベアラ識別子情報および上記端末識別子情報を追加し、上記第1の無線ベアラ識別子情報および上記端末識別子情報が追加された上記データを上記ネットワーク側デバイスに送信し、上記第3の無線ベアラエンティティは、上記第1のユーザ機器と上記第2のユーザ機器との間の通信に使用され、上記第1の無線ベアラ識別子情報に対応する第1の無線ベアラは、上記第1のユーザ機器と上記ネットワーク側デバイスとの間に位置し、上記第1の無線ベアラ識別子情報は、上記ネットワーク側デバイスによって上記第1のユーザ機器に割り当てられ、上記端末識別子情報は、上記第1のユーザ機器の第2層識別子であり、上記第2層識別子は、上記第1のユーザ機器を識別するようアクセスネットワークに命令するために使用され、上記端末識別子情報は、セル無線ネットワーク一時的識別子、インターネットプロトコルアドレス、一時的識別コード、または国際移動体加入者識別情報を含み、
上記ネットワーク側デバイスは、上記第1の無線ベアラ識別子情報に基づいて上記データのデータタイプを判断し、上記端末識別子情報に基づいて、上記データの送信元の送信端が上記第1のユーザ機器であると判断する、
システム。