JP2019215455A - ディスプレイ用反射防止フィルム及び反射防止フィルム付きディスプレイ - Google Patents
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Abstract
Description
したがって、外光の反射を抑制しつつ、ディスプレイから出射する光強度の低下が抑制された、ディスプレイ用反射防止フィルム、及びそのようなディスプレイ用反射防止フィルムを含む、反射防止フィルム付きディスプレイが求められている。
すなわち、本発明は、以下を提供する。
前記凹部は、前記第1主面からの深さがh1であり、前記第1主面と平行な面に対する傾斜角が(90°−1/2×θ1)である第1斜面部を含み、0°<θ1<180°であり、
前記第1斜面部は、前記第2主面側から入射した光を反射する、
ディスプレイ用反射防止フィルム。
[2] 前記凹部は、前記第1斜面部を2以上含み、前記第1斜面部は、前記第1主面からの深さh1の位置で互いに交わる、[1]に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[3] 前記第1斜面部の全光線反射率が70%以上である、[1]又は[2]に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[4] 複数の前記凹部が、複数の溝である、[1]〜[3]のいずれか1項に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[5] 複数の前記溝が、互いに交わらない複数の第1の溝を含む、[4]に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[6] 複数の前記第1の溝が、互いに平行に設けられている、[5]に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[7] 複数の前記第1の溝が、一定のピッチp1で設けられている、[5]又は[6]に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[8] 複数の前記溝が、互いに交わらない複数の第2の溝を更に含み、前記第2の溝は、前記第1の溝と交わる、[5]〜[7]のいずれか1項に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[9] 複数の前記第2の溝が、互いに平行に設けられている、[8]に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[10] 複数の前記第2の溝が、一定のピッチp1で設けられている、[8]又は[9]に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[11] 下記式(1)及び式(2)を満たす、[7]又は[10]に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
0°≦|θ1−(θCR−θR)|≦5° (1)
0.9×h1×(tanθCR+tan(θ1/2))≦p1≦1.1×h1×(tanθCR+tan(θ1/2)) (2)
但し、θCRは、前記透明部と空気との臨界角(°)であり、θRは、sinθR/sin25°=1.52/n1の関係を満たす角度(°)であり、ここでn1は前記透明部の屈折率である。
[12] 前記透明部の屈折率n1が1.53±0.1であり、θ1=16°±5°であり、p1=(1.01±0.1)×h1である、[7]、[10]又は[11]に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[13] 前記凹部が、前記第1主面と平行な面に対する傾斜角が(90°−1/2×θ2)であり、前記第1主面と連続する第2斜面部をさらに含み、180°>θ2>θ1>0°であり、前記第2斜面部は、前記第2主面側から入射した光を反射し、前記第1斜面部と前記第2斜面部とが連続する、[1]〜[12]のいずれか1項に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[14] 前記第2斜面部の全光線反射率が70%以上である、[13]に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[15] 前記凹部が、前記第2斜面部を2以上含み、θ2=41°±5°であり、2以上の前記第2斜面部を延ばして得られる面が互いに交わる位置の、前記第1主面からの深さをh2とすると、h2=(0.5±0.1)×h1を満たす、[13]又は[14]に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[16] 前記第1主面側における表面積の33%以上80%以下が前記黒色部で覆われている、[1]〜[15]のいずれか1項に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[17] 前記複数の凹部と、前記黒色部とで囲まれる空間が空気で満たされている、[1]〜[16]のいずれか1項に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[18] 前記第1斜面部の表面上に、又は前記第1斜面部及び前記第2斜面部の表面上に、反射膜が形成されている、[1]〜[17]のいずれか1項に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
[19] 表示面を含むディスプレイと、前記表示面上に設けられた[1]〜[18]のいずれか1項に記載のディスプレイ用反射防止フィルムとを含み、前記ディスプレイ用反射防止フィルムの前記第1主面側が視認側に配置されている、反射防止フィルム付きディスプレイ。
[ディスプレイ用反射防止フィルムの概要]
本発明のディスプレイ用反射防止フィルムは、第1主面と第2主面と前記第1主面に設けられた複数の凹部とを含む透明部と、前記凹部のそれぞれを覆う黒色部とを含み、前記凹部は、前記第1主面からの深さがh1であり、前記第1主面と平行な面に対する傾斜角が(90°−1/2×θ1)である第1斜面部を含み、0°<θ1<180°であり、前記第1斜面部は、前記第2主面側から入射した光を反射する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るディスプレイ用反射防止フィルムを、概略的に表す上面図である。図2は、図1におけるA−A切断面を概略的に表す断面図である。
図1及び図2に示すように、反射防止フィルム100は、透明部110と、黒色部120とを備える。
一方、ディスプレイの発光部から出射され、第2主面112側から反射防止フィルム100に入射した光の一部は透明部110を透過し、黒色部120で覆われていない、透明部110の表面110Uから、反射防止フィルム100の外部に出射される。また、当該光の別の一部は、凹部113が備える第1斜面部114a、114bと空気との界面で反射されることにより、黒色部120で覆われていない、透明部110の表面110Uから、反射防止フィルム100の外部に出射される。したがって、反射防止フィルム100が凹部113を備えることにより、凹部113を備えない場合には黒色部120によって遮られて出射されない光の少なくとも一部を、反射防止フィルム100から出射させることができる。
よって、反射防止フィルム100は、外光の反射を抑制しつつ、ディスプレイから出射する光の強度が低下することを抑制できる。
0°≦|θ1−(θCR−θR)|≦5° (1)
0.9×h1×(tanθCR+tan(θ1/2))≦p1≦1.1×h1×(tanθCR+tan(θ1/2)) (2)
図3は、本発明の第2実施形態に係るディスプレイ用反射防止フィルムを概略的に表す断面図である。
図3に示すように、反射防止フィルム200は、透明部210と、黒色部220と、更に反射膜230とを備える。
図4は、本発明の第3実施形態に係るディスプレイ用反射防止フィルムを、概略的に表す上面図である。図5は、図4におけるB−B切断面を概略的に表す断面図である。図6は、図4におけるB’−B’切断面を概略的に表す断面図である。
図7は、本発明の第4実施形態に係るディスプレイ用反射防止フィルムを概略的に表す斜視図である。
図7に示すように、反射防止フィルム400は、透明部410と、黒色部420と、更に反射膜430とを備える。
図8は、本発明の第5実施形態に係るディスプレイ用反射防止フィルムを概略的に表す上面図である。図9は、図8におけるC−C切断面を概略的に表す断面図である。図10は、図8におけるC’−C’切断面を概略的に表す断面図である。図11は、図9の一部の拡大図である。図12は、図10の一部の拡大図である。
よって、反射防止フィルム500は、外光の反射を抑制しつつ、ディスプレイから出射する光の強度が低下することを抑制できる。
図13は、本発明の第6実施形態に係るディスプレイ用反射防止フィルムを概略的に表す斜視図である。
図13に示すように、反射防止フィルム600は、透明部610と、黒色部620と、更に反射膜630とを備える。
また、例えば縁が直線状となるように凹部としての溝が形成されていてもよく、縁が曲線状となるように凹部としての溝が形成されていてもよい。
反射防止フィルムは、例えば下記の方法により製造されうる。
金属ブロックを準備し、ダイヤモンドバイトで切削することにより、金属ブロックに所望の形状の凹部を形成する。
凹部を形成した金属ブロックから、例えばニッケル電鋳により凹部の反転形状を有するスタンパー(金型)を作製する。
屈折率n1である透明樹脂フィルムを準備し透明樹脂フィルムの一方の面(第1主面)に対して作製したスタンパーを用いてホットプレスして、所望の形状の凹部を透明樹脂フィルムに形成する。
透明樹脂フィルムの第1主面とは反対側の面(第2主面)から、紫外線を照射する。紫外線は、凹部の有する斜面部(第1斜面部、又は第1斜面部及び第2斜面部)により反射されて、透明フィルムのうち、凹部を覆う部分以外から出射されるため、透明フィルムに塗布された粘着剤のうち、凹部を覆う部分以外は粘着性を失う。一方、凹部を覆う部分は、粘着性を保持している。
次いで、透明フィルムに黒色部を形成するためのカーボンシートを重ね、次いで剥離する。透明フィルムに塗布された粘着剤により、凹部を覆う透明フィルムの部分は、カーボンシートが付着し、粘着剤が紫外線の照射により粘着性を失っている凹部を覆っていない透明フィルムの部分は、カーボンシートが付着しない。これにより、凹部を覆う黒色部が形成される。
例えば上記の方法で、一方の面(第1主面)に所望の形状の凹部が形成された透明樹脂フィルムを製造する。
次いで、透明樹脂フィルムの凹部が形成された面に、アルミニウムなどの金属を蒸着し、凹部の内部を含む透明樹脂フィルムの全面に反射膜を形成する。次いで、金属を蒸着させた面に、黒色材料を塗布する。これにより、凹部の内部に黒色材料が充填される。次いで、黒色材料を塗布した透明樹脂フィルムの上面を研磨することにより、第1主面から黒色材料及び反射膜を除去して、反射膜が設けられた凹部の内部を埋めるように黒色部が形成されている反射防止フィルムを製造できる。
本発明の反射防止フィルムは、ディスプレイが有する発光素子より視認側に設けることにより、ディスプレイによる外光の反射を抑制でき、かつディスプレイから出射する光強度の低下を抑制できる。したがって、本発明の反射防止フィルムを、ディスプレイに好適に使用できる。
図14に示すように、反射防止フィルム付きディスプレイ1000は、反射防止フィルム100とディスプレイ1001とを備える。本実施形態では、ディスプレイ1001の最も外側であって、視認側に、反射防止フィルム100が設けられている。反射防止フィルム100を、別の実施形態に係る反射防止フィルムとしてもよい。
まず、有機ELディスプレイからどのような出射光が放出されているかを測定より確認した。有機ELディスプレイとしては、サムソン製スマートフォン「ギャラクシー(登録商標)」のディスプレイを使用した。測定結果から、有機ELディスプレイから出射される光の、表示面の法線方向に対する角度(以下、放射角度という。)θ(°)に対して光度をプロットしたグラフにおいて、半値幅が、50.5°であることが分かり、また、光の放射角度θ(°)に対する光度の関係が(cosθ)6により近似されることが分かった。そこで、有機ELディスプレイの発光体から出射される光の光度を、(cosθ)6と設定した。また、光の光度の近似:(cosθ)6に基づき、全放射光量に対する−25°≦θ≦25°の範囲の放射光量の割合を求めたところ、81%であった。
有機ELディスプレイに、反射防止フィルムを取り付けたモデルを設定した。反射防止フィルムは、第3実施形態と同様の構成とした。
反射防止フィルムは、黒色部と透明部とを備えており、黒色部によって外光が吸収され、外光の反射が抑制される。有機ELディスプレイから出射された光は、黒色部で覆われていない透明部の表面から反射防止フィルムの外部に出射される。外光の反射を抑制するためには、反射防止フィルムの第1主面側(視認側)を占める黒色部の面積が大きいほど好ましく、一方有機ELディスプレイから出射される光の強度が低下することを抑制するためには、黒色部で覆われていない透明部の表面から効率良く光を出射させることが好ましい。黒色部で覆われていない透明部の表面から出射される光の強度が大きくなるように、反射防止フィルムの凹部の形状を定めた。具体的には、有機ELディスプレイから放射角度θ=±25°の光を、黒色部で覆われていない透明部の表面から最も多く出射させる凹部の形状を定めた。
有機ELディスプレイの発光層の屈折率:1.52
有機ELディスプレイの発光層から放射角度θ=±25°で、屈折率n1(但し、屈折率n1は空気の屈折率より大きい)である透明部に光が入射し、入射した光は凹部が備える第1斜面部で全反射される。第1斜面部で全反射された光は、隣り合う凹部が備える第1斜面部に到達せずに、黒色部で覆われていない透明部の表面に到達し、透明部の表面から出射される。透明部の表面と空気との界面では光は全反射されない。
有機ELディスプレイの発光層Lから放射角度θ=25°で出射した、矢印A1で示される方向の光は、第1斜面部314Aa、314Abが交わる位置314APで全反射されて矢印A2で示される方向の光となり、透明部310の表面(第1主面311)から、第1主面311と平行な方向(即ち、矢印A3で示される方向)へ出射されるものとする。θCRは、全反射が起こる入射角と起こらない入射角との境界の入射角(臨界角)である。
|θ1−(θCR−θR)|=0° (1’)
p1=h1×(tanθCR+tan(θ1/2)) (2’)
但し、θCRは、前記透明部と空気との臨界角(°)であり、θRは、sinθR/sin25°=1.52/n1の関係を満たす角度(°)である。
RBL=1−RTR
有機ELディスプレイの発光範囲:10mm×10mm
モデリングの反射防止フィルムの面積:10mm×10mm
観測面の面積:2mm×2mm
観測面の位置:反射防止フィルムの中央部
n1=1.53
θ1=16°
h1=50μm
反射防止フィルムの厚みh=100μm
p1=50.5μm
有機ELディスプレイに、第5実施形態と同様の構成を有する反射防止フィルムを取り付けたモデルを設定した。下記の事項以外は実施例1と同様にして光線追跡シミュレーションを行った。
・黒色部に覆われる表面積の割合RBLが、60%となるようにh2を25μmに設定した。
・θ2を41°に設定した。
有機ELディスプレイに、第5実施形態と同様の構成を有する反射防止フィルムを取り付けたモデルを設定した。下記の事項以外は実施例1と同様にして光線追跡シミュレーションを行った。
・黒色部に覆われる表面積の割合RBLが、75%となるようにh2を34μmに設定した。
・θ2を41°に設定した。
有機ELディスプレイに、第4実施形態と同様の構成を有する反射防止フィルムを取り付けたモデルを設定し、下記の事項以外は実施例1と同様にして光線追跡シミュレーションを行った。
・反射膜の全光線反射率を85%に設定した。
有機ELディスプレイに、黒色部及び凹部を設けていない、屈折率n1=1.53、厚み100μmのフィルムを取り付けたモデルを設定し、実施例1と同じ照明設計解析ソフトウェアを用いて光線追跡シミュレーションを行った。
参考例1のモデルの視認側に更に円偏光板を取り付けたモデルを設定し、円偏光板により上面からの出射量が半減するとしてモデル上面からの出射量を求めた。
110 透明部
110U 表面
111 第1主面
112 第2主面
113 凹部
114a 第1斜面部
114b 第1斜面部
114P 位置
115 開口部
117 面
120 黒色部
200 反射防止フィルム
210 透明部
210U 表面
211 第1主面
213 凹部
214a 第1斜面部
214b 第1斜面部
215 開口部
220 黒色部
230 反射膜
300 反射防止フィルム
310 透明部
311 第1主面
312 第2主面
313A 凹部
313B 凹部
314Aa 第1斜面部
314Ab 第1斜面部
314AP 位置
314Ba 第1斜面部
314Bb 第1斜面部
314BP 位置
315 開口部
317 面
320 黒色部
400 反射防止フィルム
410 透明部
411 第1主面
413A 凹部
413B 凹部
414Aa 第1斜面部
414Ab 第1斜面部
414Ba 第1斜面部
414Bb 第1斜面部
415 開口部
420 黒色部
430 反射膜
500 反射防止フィルム
510 透明部
510U 表面
511 第1主面
512 第2主面
513A 凹部
513B 凹部
514Aa 第1斜面部
514Ab 第1斜面部
514Ba 第1斜面部
514Bb 第1斜面部
514AP 位置
514BP 位置
515 開口部
516Aa 第2斜面部
516Ab 第2斜面部
516Aaf 面
516Abf 面
516AP 位置
516Ba 第2斜面部
516Bb 第2斜面部
516Baf 面
516Bbf 面
516BP 位置
517 面
518 面
520 黒色部
600 反射防止フィルム
610 透明部
611 第1主面
613A 凹部
613B 凹部
614Aa 第1斜面部
614Ab 第1斜面部
614Ba 第1斜面部
614Bb 第1斜面部
615 開口部
616Aa 第2斜面部
616Ab 第2斜面部
616Ba 第2斜面部
616Bb 第2斜面部
620 黒色部
630 反射膜
1000 反射防止フィルム付きディスプレイ
1001 ディスプレイ
Claims (19)
- 第1主面と第2主面と前記第1主面に設けられた複数の凹部とを含む透明部と、前記凹部のそれぞれを覆う黒色部とを含み、
前記凹部は、前記第1主面からの深さがh1であり、前記第1主面と平行な面に対する傾斜角が(90°−1/2×θ1)である第1斜面部を含み、0°<θ1<180°であり、
前記第1斜面部は、前記第2主面側から入射した光を反射する、
ディスプレイ用反射防止フィルム。 - 前記凹部は、前記第1斜面部を2以上含み、前記第1斜面部は、前記第1主面からの深さh1の位置で互いに交わる、請求項1に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 前記第1斜面部の全光線反射率が70%以上である、請求項1又は2に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 複数の前記凹部が、複数の溝である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 複数の前記溝が、互いに交わらない複数の第1の溝を含む、請求項4に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 複数の前記第1の溝が、互いに平行に設けられている、請求項5に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 複数の前記第1の溝が、一定のピッチp1で設けられている、請求項5又は6に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 複数の前記溝が、互いに交わらない複数の第2の溝を更に含み、前記第2の溝は、前記第1の溝と交わる、請求項5〜7のいずれか1項に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 複数の前記第2の溝が、互いに平行に設けられている、請求項8に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 複数の前記第2の溝が、一定のピッチp1で設けられている、請求項8又は9に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 下記式(1)及び式(2)を満たす、請求項7又は10に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
0°≦|θ1−(θCR−θR)|≦5° (1)
0.9×h1×(tanθCR+tan(θ1/2))≦p1≦1.1×h1×(tanθCR+tan(θ1/2)) (2)
但し、θCRは、前記透明部と空気との臨界角(°)であり、θRは、sinθR/sin25°=1.52/n1の関係を満たす角度(°)であり、ここでn1は前記透明部の屈折率である。 - 前記透明部の屈折率n1が1.53±0.1であり、θ1=16°±5°であり、p1=(1.01±0.1)×h1である、請求項7、10又は11に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 前記凹部が、前記第1主面と平行な面に対する傾斜角が(90°−1/2×θ2)であり、前記第1主面と連続する第2斜面部をさらに含み、180°>θ2>θ1>0°であり、前記第2斜面部は、前記第2主面側から入射した光を反射し、前記第1斜面部と前記第2斜面部とが連続する、請求項1〜12のいずれか1項に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 前記第2斜面部の全光線反射率が70%以上である、請求項13に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 前記凹部が、前記第2斜面部を2以上含み、θ2=41°±5°であり、2以上の前記第2斜面部を延ばして得られる面が互いに交わる位置の、前記第1主面からの深さをh2とすると、h2=(0.5±0.1)×h1を満たす、請求項13又は14に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 前記第1主面側における表面積の33%以上80%以下が前記黒色部で覆われている、請求項1〜15のいずれか1項に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 前記複数の凹部と、前記黒色部とで囲まれる空間が空気で満たされている、請求項1〜16のいずれか1項に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 前記第1斜面部の表面上に、又は前記第1斜面部及び前記第2斜面部の表面上に、反射膜が形成されている、請求項1〜17のいずれか1項に記載のディスプレイ用反射防止フィルム。
- 表示面を含むディスプレイと、前記表示面上に設けられた請求項1〜18のいずれか1項に記載のディスプレイ用反射防止フィルムとを含み、前記ディスプレイ用反射防止フィルムの前記第1主面側が視認側に配置されている、反射防止フィルム付きディスプレイ。
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JP2004151592A (ja) * | 2002-10-31 | 2004-05-27 | Dainippon Printing Co Ltd | コントラスト向上シートおよび背面投射型スクリーン |
JP2010191472A (ja) * | 2010-05-27 | 2010-09-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 表示装置の製造方法 |
JP2014002928A (ja) * | 2012-06-19 | 2014-01-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 表示装置 |
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2018
- 2018-06-13 JP JP2018112969A patent/JP2019215455A/ja active Pending
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