JP2019214882A - 建物の玄関構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】玄関土間周りの基礎の施工を低減することのできる建物の玄関構造を提供すること。【解決手段】建物の玄関構造60であって、土間コンクリート5上に束材6を介して支持されている一階床材10と、一階床材10の玄関土間側に配設されている上り框20と、土間コンクリート5上に配設され、玄関土間2を形成するとともに表面仕上げ層40を表面に有する嵩上げ用のブロック材30と、を有し、玄関土間2の周囲のうち、建物の外壁に対応する位置には基礎1を有し、建物の玄関室内側に対応する位置には基礎1を有していない。【選択図】図1

Description

本発明は、建物の玄関構造に関する。
建物の基礎には布基礎やべた基礎が適用され、これらの基礎の上に外壁が載置される。例えば布基礎を取り上げて説明すると、布基礎を形成するフーチングの上方まで埋戻し土が施工され、埋戻し土の上に土間コンクリート(もしくは押さえコンクリート)が施工される。
建物の玄関に目を向けると、図5に示す横断面図(布基礎の立ち上がりの途中位置で切断した横断面図)と図6に示す縦断面図(図5のVI−VI矢視図)に示すように、玄関は玄関土間を有し、玄関土間と一階床材には段差が設けられ、土間コンクリートに固定された束材に支持される大引の上には一階床材が配設され、一階床材の玄関土間側の端部には上り框(見切り材)が取り付けられる。一階床材下方の埋め戻し土の天端レベルに比べて、玄関土間に埋め戻される土間用埋め戻し土の天端レベルは一般に高くなるように嵩上げが図られており、従って、この嵩上げ分の土間用埋め戻し土を土留めする必要が生じる。そのため、図5及び図6に示すように、玄関土間周りでは、外壁を支持する布基礎Aの他に、玄関室内側において土間用埋め戻し土を土留めするための布基礎Bを施工し、布基礎A,Bにより玄関土間下方の土間用埋め戻し土を包囲する施工が行われる。図6に示すように、土間用埋め戻し土の上には、モルタル等の表面にタイルが貼られた表面仕上げ層が施工されることにより、玄関が形成される。
このように、従来の玄関では、玄関土間下方の土間用埋め戻し土を土留めするための布基礎B(玄関室内側の布基礎)を施工する必要があることから、施工手間が生じるといった課題を有している。この施工手間に関する課題は、建物を新設する際に生じることは勿論であるが、玄関(この玄関には勝手口も含む)を追加したり、変更する等、建物のリフォームの際にも同様に生じ得る。また、埋め戻し土で嵩上げを図っていることから、布基礎には埋め戻し土による土圧に抗するべく、フーチングの幅を広げる必要が生じ、布基礎の規模が大きくなるといった別の課題もあり、布基礎の規模の増大は布基礎の施工手間を一層助長させることにも繋がる。
そこで、埋め戻し材料の軽量化を図ることにより、基礎の重量を低減させる基礎構造が提案されている。具体的には、土間コンクリートの内部の空間に、発砲スチロール等をセメントに混合した材料を充填して固めることにより、軽量化が図られた基礎構造とするものである(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2000−120077号公報 特開平5−112950号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載の基礎構造は、いずれも布基礎で包囲された空間内に、発砲スチロール等をセメントに混合した材料を充填して施工される構造であることから、充填材料を充填する空間を布基礎で包囲する必要がある。このように布基礎で包囲する構成を有する点では、図5及び図6を参照して既に説明した従来の玄関構造と変わりはなく、従って、施工手間を有するといった上記の課題を内包する技術であることに変わりはない。
本発明は上記する問題に鑑みてなされたものであり、玄関土間周りの基礎の施工を低減することのできる建物の玄関構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成すべく、本発明による建物の玄関構造の一態様は、
土間コンクリート上に束材を介して支持されている一階床材と、
前記一階床材の玄関土間側に配設されている上り框と、
前記土間コンクリート上に配設され、玄関土間を形成するとともに表面仕上げ層を表面に有する嵩上げ用のブロック材と、を有し、
前記玄関土間の周囲のうち、前記建物の外壁に対応する位置には基礎を有し、前記建物の玄関室内側に対応する位置には基礎を有していないことを特徴とする。
本態様によれば、玄関土間の土間コンクリート上に嵩上げ用のブロック材を適用したことにより、ブロック材の形が崩れないことから玄関土間周りを布基礎等の基礎で包囲することを不要にできる。そのため、建物の玄関室内側に対応する位置の基礎(図5,6の布基礎B)の施工を不要として、基礎の施工を低減することができる。ここで、「玄関」とは、建物の主要な出入口である通常の玄関の他にも勝手口を含み、さらには、掃出し窓の内側に設けられた室内テラスなども含む。また、「基礎」とは布基礎やべた基礎を含み、鉄筋が埋設された鉄筋コンクリート製の基礎(現場施工の基礎、プレキャストの基礎の双方を含む)のことである。
嵩上げ用のブロック材は、定型のブロック材であり、一枚のブロック材で玄関土間の嵩上げが図られてもよいし、複数枚のブロック材が積層されることにより玄関土間の嵩上げが図られてもよい。また、ブロック材には、軽量のブロック材、軽量で断熱性を有するブロック材、硬質のブロック材等、多様なブロック材が適用可能である。また、表面仕上げ層は、モルタルや接着剤等により形成され、表面にタイルが所定間隔で貼られた形態や、シート貼りされた形態などが適用できる。
また、本発明による建物の玄関構造の他の態様において、前記ブロック材は、発泡プラスチックにて形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、ブロック材が発泡プラスチックにて形成されていることにより、玄関土間の軽量化が図られるとともに玄関土間に断熱性が付与される。また、発泡プラスチックは軽量でありながら、ある程度の剛性を有していることから、玄関土間の嵩上げ材に適用された場合でも、玄関において要求される耐荷重性を十分に有している。玄関土間の軽量化により、玄関土間の周囲の建物の外壁に対応する位置に設けられる基礎(例えば布基礎)のフーチングの規模を小規模にすることが可能になり、基礎の施工手間をより一層軽減することができる。
また、本発明による建物の玄関構造の他の態様において、前記ブロック材は、床材にて形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、ブロック材が床材にて形成されていることにより、ブロック材が比較的硬質であり、クリープ等の経年による体積変化の問題がないことから、ブロック材と上り框(見切り材)等との取り合い箇所において不具合が生じる恐れがない。ここで、板材としては、床材として一般に使用される合板等が挙げられる。
また、本発明による建物の玄関構造の他の態様において、前記表面仕上げ層は、水平部と立ち上がり部を有しており、
前記上り框と前記立ち上がり部が縁切りされていることを特徴とする。
本態様によれば、上り框とブロック材の立ち上がり部とが縁切りされていることにより、例えば発泡プラスチックによるブロック材を適用した際に、ブロック材がクリープ等の経年による体積変化を生じた場合でも、立ち上がり部が破損する等の問題は生じない。そのため、発泡プラスチックから形成されるブロック材を適用した際の効果、すなわち、玄関土間の軽量化や断熱性といった効果を享受しながら、上り框とブロック材(の上の表面仕上げ層)との取り合い部において生じ得る不具合を解消することができる。
また、本発明による建物の玄関構造の他の態様は、前記上り框の下端に凹部を有し、該凹部に前記立ち上がり部が縁切りされた状態で嵌まり込んでいることを特徴とする。
本態様によれば、上り框の下端の凹部に表面仕上げ層の立ち上がり部が縁切りされた状態で嵌まり込んでいることにより、上り框と表面仕上げ層との取り合い部において生じ得る不具合を解消することに加えて、上り框の下端と表面仕上げ層の間に綺麗な見切りを形成することができる。ここで、凹部は、上り框の下端の背面側(一階床材側)に設けられてもよいし、上り框の下端の中央位置等に設けられてもよい。
また、本発明による建物の玄関構造の他の態様は、前記立ち上がり部と前記上り框が伸縮材で繋がれていることを特徴とする。
本態様によれば、例えば発泡プラスチックによるブロック材を適用した際に、ブロック材がクリープ等の経年による体積変化を生じた場合でも、ブロック材の体積収縮に応じて伸縮材が伸びることにより、上り框と表面仕上げ層の立ち上がり部との間に隙間が生じることを解消できる。また、仮に施工誤差により、上り框と表面仕上げ層の立ち上がり部との間に施工当初から隙間が生じ得る場合にも、伸縮材が伸びることによって隙間の発生を解消することができる。ここで、伸縮材としては、ゴム製のガスケット、ポリ塩化ビニル等により形成された薄片等が挙げられる。
以上の説明から理解できるように、本発明の建物の玄関構造によれば、玄関土間周りの基礎の施工を低減することができる。
実施形態に係る建物の玄関構造において、布基礎の立ち上がりの途中位置で切断した横断面図である。 図1のII−II矢視図であって、建物の玄関構造の縦断面図である。 上り框と表面仕上げ層の立ち上がり部の取り合い部の他の実施例の縦断面図である。 上り框と表面仕上げ層の立ち上がり部の取り合い部のさらに他の実施例の縦断面図である。 従来の建物の玄関構造において、布基礎の立ち上がりの途中位置で切断した横断面図である。 図5のVI−VI矢視図であって、建物の玄関構造の縦断面図である。
以下、実施形態に係る建物の玄関構造について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く場合がある。
[実施形態に係る建物の玄関構造]
はじめに、図1及び図2を参照して、実施形態に係る建物の玄関構造を説明する。ここで、図1は、実施形態に係る建物の玄関構造において、布基礎の立ち上がりの途中位置で切断した横断面図であり、図2は、図1のII−II矢視図であって、建物の玄関構造の縦断面図である。尚、従来の玄関構造と比較しながら説明をすることにより、本実施形態に係る玄関構造の特徴が理解し易くなることから、以下の説明では図5及び図6も合わせて参照する。また、以下の説明では、基礎として布基礎を取り上げて説明する。
図1及び図2に示す玄関構造60は、玄関土間2の周囲において、建物の外壁に対応する位置には布基礎1を有し、建物の玄関室内側に対応する位置には布基礎を有していない。玄関構造60は、布基礎1と、埋め戻し土4の上に施工された土間コンクリート5と、土間コンクリート5の表層において玄関土間2を形成するとともに表面仕上げ層40を表面に有する嵩上げ用のブロック材30と、を有する。
布基礎1は、フーチング1aと立ち上がり1bを有し、砕石層、捨てコンクリート層(いずれも図示せず)を施工した上にフーチング1aが敷設される。フーチング1a及び立ち上がり1bが施工された後、立ち上がり1bの所定高さまで埋め戻し土4の埋め戻しが行われ、埋め戻し土4の転圧の後、埋め戻し土4の表層に土間コンクリート5が施工される。
玄関土間2の室内側には、土間コンクリート5の上に複数の束材6が固定され、束材6の上に大引7が載置され、大引7の上に一階床材10が支持される。尚、大引7の上に根太(図示せず)が支持され、根太に一階床材10が支持される形態であってもよい。一階床材10の玄関土間2側の端部には、図2に示すようにL型の断面形状の上り框20が見切り材として接続される。
一方、玄関土間2では、土間コンクリート5の上に、所定の高さまで複数(図示例は4枚)の嵩上げ用のブロック材30が敷設され、相互にずれ止めのピン(図示せず)等で固定されている。尚、図示例は、4枚のブロック材30が積層されることにより所定の高さまでの嵩上げを図る形態であるが、1枚の厚みのあるブロック材により嵩上げが図られてもよい。
ここで、ブロック材30は、発泡プラスチックにて形成される形態と、床材にて形成される形態がある。いずれの形態であっても、定型のブロック材30が適用されることから、図6に示す土間用埋め戻し土のように嵩上げ材が崩れる恐れがないことから、玄関土間2周りを布基礎で包囲することを不要にできる。そのため、建物の玄関室内側に対応する位置の基礎(図5,6の布基礎B)の施工を不要として、基礎の施工を低減することができる。
ブロック材30が発泡プラスチックにて形成される形態では、玄関土間2の軽量化が図られると共に玄関土間2に断熱性が付与される。また、発泡プラスチックは軽量でありながら、ある程度の剛性を有していることから、玄関土間2の嵩上げ材に適用された場合でも、玄関において要求される耐荷重性を十分に有している。
ここで、発泡プラスチックとは、原料合成樹脂を所定の発砲倍率で発砲させた材料であり、原料合成樹脂には、ポリウレタン (PUR)、ポリスチレン (PS)、ポリオレフィン(主にポリエチレン (PE)やポリプロピレン (PP))、フェノール樹脂 (PF)、ポリ塩化ビニル (PVC)、ユリア樹脂 (UF)、シリコーン (SI)、ポリイミド (PI)、メラミン樹脂 (MF)などが含まれる。ポリウレタンフォーム(スポンジで、発砲倍率は10乃至60倍程度)、ポリスチレンフォーム(発砲スチロール、EPS(Expandable Polystyrene Beads : ビーズ法発泡ポリスチレン)、ポリエチレンフォーム(PEフォームで、PE には、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、リニアポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)やエチレン−プロピレン共重合体が含まれる)などが例示できる。
一方、ブロック材30が床材にて形成される形態では、ブロック材30が比較的硬質であり、クリープ等の経年による体積変化の問題がないことから、ブロック材30と上り框20等との取り合い箇所において不具合が生じる恐れがない。ここで、床材には、通常の床材として使用される合板や、ALCパネル(ALC:Autoclaved Lightweight aerated Concrete、高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)などが例示できる。
ブロック材30の表面に形成される表面仕上げ層40は、水平部41と、水平部41から立ち上がる立ち上がり部42とを有する。水平部41と立ち上がり部42は共に、モルタルや接着剤等により層が形成され、この層の表面にタイル43が所定間隔で貼られている。また、水平部41と立ち上がり部42の背面隅角部は、山形鋼44によりモルタル等の止め枠が形成されている。尚、タイル43に代わり、シート貼りが施されてもよい。表面仕上げ層40と同じレベルで玄関扉(図示せず)の屋外側には玄関ポーチ3が施工される。
表面仕上げ層40の立ち上がり部42の前面(玄関土間2側の面)は、上り框20の背面(玄関室内側の面)にその一部が接するようにして立ち上がり部42と上り框20が配設されており、かつ、立ち上がり部42と上り框20は相互に縁切りされている(図2の縁切り部G)。上り框20とブロック材30上の表面仕上げ層40の立ち上がり部42が縁切りされていることにより、ブロック材30が発泡プラスチックにより形成されている形態では、ブロック材30がクリープ等の経年による体積変化を生じた場合でも、立ち上がり部42が破損する等の問題は生じない。
例えば、上り框20と立ち上がり部42が繋がっていると、ブロック材30の体積収縮によって立ち上がり部42が引張られ、立ち上がり部42にクラック等の破損が生じる可能性が高い。そのため、発泡プラスチックから形成されるブロック材30を適用した際の効果、すなわち、玄関土間2の軽量化や断熱性といった効果を享受しながら、上り框20とブロック材30の取り合い部において生じ得る不具合を解消することができる。
次に、図3及び図4を参照して、上り框と表面仕上げ層の立ち上がり部との取り合い部の他の実施例について説明する。図2に示す玄関構造60では、立ち上がり部42の前面と上り框20の背面が一部で接するようにして双方が配設され、相互に縁切りされている形態である。これに対して、図3に示す他の実施例は、上り框20Aが下端の背面側の隅角部に凹部20aを有し、凹部20aに立ち上がり部42が縁切りされた状態で嵌まり込んでいる。
上り框20Aの下端の凹部20aに表面仕上げ層40の立ち上がり部42が縁切りされた状態で嵌まり込んでいることにより、上り框20Aと表面仕上げ層40との取り合い部において生じ得る不具合を解消することに加えて、上り框20Aの下端と表面仕上げ層40との間に綺麗な見切りを形成することができる。尚、凹部20aは、上り框20Aの下端の背面側の隅角部に設けられる他に、上り框20Aの下端の中央位置等に設けられてもよい。
一方、図4に示すさらに他の実施例は、表面仕上げ層40の立ち上がり部42と上り框20が伸縮材50で繋がれている。
立ち上がり部42と上り框20が伸縮材50で繋がれていることにより、発泡プラスチックによるブロック材30を適用した際に、ブロック材30がクリープ等の経年による体積変化を生じた場合でも、ブロック材30の体積収縮に応じて伸縮材50が伸びることにより、上り框20と表面仕上げ層40の立ち上がり部42との間に隙間が生じることを解消できる。また、仮に施工誤差により、上り框20と立ち上がり部42との間に施工当初から隙間が生じ得る場合にも、伸縮材50が伸びることによって隙間の発生を解消することができる。
ここで、伸縮材としては、ゴム製のガスケット、ポリ塩化ビニル等により形成された薄片等が挙げられる。
実施形態に係る玄関構造60によれば、土間用埋め戻し土に代わり、嵩上げ材に定型のブロック材を適用したことにより、玄関土間2周囲の基礎(布基礎1)を低減することができ、基礎の施工手間を低減することにより、工費を削減できる。また、玄関構造60は、新設の建物に適用できることは勿論のこと、リフォームにおいても、基礎を追加せずに玄関(勝手口等を含む)の施工を可能にする。また、土間用埋め戻し土に比べて、発泡プラスチックや床材から形成されるブロック材は軽量であることから、施工される布基礎1のフーチングの規模を小規模にすることができ、このことによっても基礎の施工手間の削減に繋がる。
上記実施形態に挙げた構成等に対し、その他の構成要素が組み合わされるなどした他の実施形態であってもよく、また、本発明はここで示した構成に何等限定されるものではない。この点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1:布基礎(基礎)、2:玄関土間、5:土間コンクリート、10:1階床材、20:上り框、30:ブロック材、40:表面仕上げ層、41:水平部、42:立ち上がり部、60:玄関構造(建物の玄関構造)

Claims (6)

  1. 建物の玄関構造であって、
    土間コンクリート上に束材を介して支持されている一階床材と、
    前記一階床材の玄関土間側に配設されている上り框と、
    前記土間コンクリート上に配設され、玄関土間を形成するとともに表面仕上げ層を表面に有する嵩上げ用のブロック材と、を有し、
    前記玄関土間の周囲のうち、前記建物の外壁に対応する位置には基礎を有し、前記建物の玄関室内側に対応する位置には基礎を有していないことを特徴とする、建物の玄関構造。
  2. 前記ブロック材は、発泡プラスチックにて形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の建物の玄関構造。
  3. 前記ブロック材は、床材にて形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の建物の玄関構造。
  4. 前記表面仕上げ層は、前記水平部と立ち上がり部を有しており、
    前記上り框と前記立ち上がり部が縁切りされていることを特徴とする、請求項2に記載の建物の玄関構造。
  5. 前記上り框の下端に凹部を有し、該凹部に前記立ち上がり部が縁切りされた状態で嵌まり込んでいることを特徴とする、請求項4に記載の建物の玄関構造。
  6. 前記立ち上がり部と前記上り框が伸縮材で繋がれていることを特徴とする、請求項4又は5に記載の建物の玄関構造。
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