JP2019202682A - 無人飛行体及びその飛行制御方法 - Google Patents

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【課題】簡単な構成でありながら、安全に設備を点検可能な無人飛行体及びその飛行制御方法を提供する。【解決手段】無人飛行体は、監視エリアに設けられた設備を点検して前記監視エリアを監視する無人飛行体であって、前記設備から漏洩する漏洩対象を検知可能なセンサと、前記設備を点検するために予め設定された飛行ルートに従って前記無人飛行体を飛行させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記センサの検知結果に基づいて前記漏洩対象が漏洩したと判断されると、前記無人飛行体の飛行が危険な危険エリアを決定し、決定された前記危険エリアを回避する新たな飛行ルートを設定し、設定された前記新たな飛行ルートに従って前記無人飛行体を飛行させる。【選択図】図5

Description

本発明は、無人飛行体及びその飛行制御方法に関する。
ドローン等の無人飛行体を、プラント等の広大な敷地に設けられた設備の点検に利用することが期待されている。
特許文献1には、無人飛行体を現場まで誘導する誘導情報を無人飛行体に出力し、無線通信によらず、無人飛行体を安全且つ確実に現場まで移動させる技術が開示されている。
特許文献2には、気体センサモジュールをガス管に沿って複数配置し、気体センサモジュールが気体を検知すると、上空を飛行する探索モジュールに対して、無線通信にて通知する技術が開示されている。
特開2017−33100号公報 特開2017−215312号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、爆発性を有するガス等が設備から漏洩した場合、無人飛行体に搭載されたモータ等の電気機器で発生する電気火花がガスに引火し、ガスが爆発する可能性がある。
また、特許文献2に開示された技術では、気体センサモジュールと探索モジュールとを別個に設ける必要があると共に、気体センサモジュールをガス管に沿って複数配置する必要があるため、複雑な構成となる。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、上述のような問題点を解決することを課題の一例とする。すなわち、本発明の課題の一例は、簡単な構成でありながら、安全に設備を点検可能な無人飛行体及びその飛行制御方法を提供することである。
本発明の一つの観点に係る無人飛行体は、監視エリアに設けられた設備を点検して前記監視エリアを監視する無人飛行体であって、前記設備から漏洩する漏洩対象を検知可能なセンサと、前記設備を点検するために予め設定された飛行ルートに従って前記無人飛行体を飛行させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記センサの検知結果に基づいて前記漏洩対象が漏洩したと判断されると、前記無人飛行体の飛行が危険な危険エリアを決定し、決定された前記危険エリアを回避する新たな飛行ルートを設定し、設定された前記新たな飛行ルートに従って前記無人飛行体を飛行させる。
好適には、前記無人飛行体において、前記設備は、点検の重要度に応じて予め複数の種類に分類されており、前記制御部は、前記重要度が高い前記設備である重要設備が前記危険エリアの外に有ると、前記危険エリアを回避しつつ、前記重要設備を点検可能な飛行ルートを、前記新たな飛行ルートとして設定し、前記新たな飛行ルートの飛行中に、前記重要設備を点検する。
好適には、前記無人飛行体は、位置情報を取得する位置情報取得部と、前記監視エリアの地図情報を記憶する地図情報記憶部と、を更に備え、前記制御部は、前記センサの検知結果、前記位置情報及び前記地図情報に基づいて、前記新たな飛行ルートを探索する。
好適には、前記無人飛行体は、前記監視エリアの画像を取得するカメラと、管理センタとの間で通信可能な無線通信部と、を更に備え、前記制御部は、前記カメラにより取得された前記監視エリアの画像に対して画像認識を行うことによって、前記監視エリアに設けられた前記設備を点検して前記監視エリアを監視し、前記監視エリアの監視状況を、前記無線通信部によって前記管理センタへ通知する。
好適には、前記無人飛行体において、前記漏洩対象は、爆発性を有するガスであり、前記センサは、前記設備から漏洩した前記ガスを検知可能な赤外線カメラにて構成されており、前記制御部は、前記赤外線カメラにより取得された画像に基づいて、前記漏洩対象が漏洩したか否かを判断する。
好適には、前記無人飛行体は、所定レベルの防爆構造を有するように予め設計されており、前記制御部は、前記赤外線カメラにより取得された画像に基づいて、前記設備から漏洩した前記ガスの拡散エリアを特定し、前記防爆構造の前記所定レベルと前記拡散エリアとに基づいて、前記危険エリアを決定する。
本発明の一つの観点に係る飛行制御方法は、監視エリアに設けられた設備を点検して前記監視エリアを監視する無人飛行体の飛行動作を制御する飛行制御方法であって、前記設備を点検するために予め設定された飛行ルートに従って前記無人飛行体を飛行させる第1飛行ステップと、前記設備から漏洩した漏洩対象をセンサにより検知する漏洩対象検知ステップと、前記漏洩対象が漏洩したと判断されると、前記無人飛行体の飛行が危険な危険エリアを決定する危険エリア決定ステップと、前記危険エリア決定ステップにより決定された前記危険エリアを回避する新たな飛行ルートを設定する飛行ルート設定ステップと、前記飛行ルート設定ステップにより設定された前記新たな飛行ルートに従って前記無人飛行体を飛行させる第2飛行ステップと、を備える。
本発明の一つの観点に係る無人飛行体及びその飛行制御方法は、簡単な構成でありながら、安全に設備を点検することができる。
本発明の実施形態1に係る無人飛行体の監視エリアを模式的に示す図である。 実施形態1に係る無人飛行体の機能的構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る飛行制御処理の流れを示すフローチャート図である。 実施形態1に係る飛行ルート設定処理の流れを示すフローチャート図である。 危険エリアを回避しつつ、現在の飛行ルートに合流可能な飛行ルートを模式的に示す図である。 発着場へ帰還する飛行ルートを模式的に示す図である。 危険エリアを回避しつつ、危険エリアの外に有る重要設備を点検可能な飛行ルートを模式的に示す図である。 実施形態2に係る飛行ルート設定処理の流れを示すフローチャート図である。 実施形態2に係る飛行ルート設定処理で設定される飛行ルートの一例を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[実施形態1:無人飛行体の構成]
図1は、本発明の実施形態1に係る無人飛行体1の監視エリアAを模式的に示す図である。図2は、実施形態1に係る無人飛行体1の機能的構成を示すブロック図である。
無人飛行体1は、監視エリアAを飛行し、監視エリアAに設けられた設備を点検して、監視エリアAを監視するための無人飛行体である。監視エリアAは、LNG基地、ガス製造基地及びガス整圧基地等のガス関連プラント並びに石油化学プラント等の、爆発性を有するガスを扱う工場等の区域である。このガスの一種としては、メタン等の成分を含む都市ガスが挙げられる。
図1には、監視エリアAの例として、ガス整圧基地が示されている。ガス整圧基地には、複数の設備B1〜B7と、複数の設備B1〜B7を管理するための建屋である管理センタCと、無人飛行体1の発着場Dとが設けられる。無人飛行体1の発着場Dは、例えば、管理センタCの屋上等に設置される。
複数の設備B1〜B7は、ガス整圧基地としての機能を実現するために必要な各種の設備によって構成される。例えば、設備B1は、ガス製造基地からガス整圧基地へガスを輸送すると共にガス整圧基地から他の場所へガスを輸送するための導管である。また、例えば、設備B2は、導管内のガスの流れを規制するバルブである。また、例えば、設備B3は、ガス製造基地から輸送されたガスを減圧するガバナである。また、例えば、設備B4は、災害発生時等にガスを大気中へ放出する放散塔である。
監視エリアAに設けられた設備は、点検の重要度に応じて、予め複数の種類に分類されている場合がある。図1の例では、爆発性を有するガスが漏洩し易い設備B1〜B4は、点検の重要度が高い設備として重要設備に分類されている。また、図1の例では、設備B5〜B7は、重要設備に比べて点検の重要度が低い設備として通常設備に分類されている。重要設備である設備B1〜B4は、通常設備である設備B5〜B7に比べて、頻繁に点検される。
無人飛行体1には、重要設備である設備B1〜B4を点検するための飛行ルートとして、図1に示されるような飛行ルートR0が予め設定されている。すなわち、図1に示された飛行ルートR0は、無人飛行体1が発着場Dから出発し、設備B1〜B4の上空を順に通過して、発着場Dへ帰還するような飛行ルートである。この飛行ルートR0は、無人飛行体1が発着場Dを出発する前に予め設定されたデフォルトの飛行ルートである。
無人飛行体1は、自律的な飛行が可能なドローンであり、複数の回転翼で飛行するマルチコプタ等にて構成される。無人飛行体1は、図2に示されるように、位置情報取得部2と、飛行情報取得部3と、カメラ4と、センサ5と、地図情報記憶部7と、無線通信部8と、報知装置9と、飛行装置10と、制御部20とを備える。
位置情報取得部2は、無人飛行体1の位置情報を取得する計器である。位置情報取得部2は、GPS(global positioning system)受信機等にて構成される。
飛行情報取得部3は、無人飛行体1の自律的な飛行に必要な飛行情報を取得する計器である。飛行情報は、無人飛行体1の飛行速度、方位角及び仰角等の飛行姿勢、飛行高度、飛行時間、並びに、航続距離等である。飛行情報取得部3は、加速度センサ、角速度センサ、気圧センサ、磁気方位センサ等によって構成される。また、飛行情報取得部3は、無人飛行体1の周囲にある物体からの距離を計測するためのミリ波レーダ又は超音波センサ等を含んで構成され得る。
カメラ4は、監視エリアAの画像を取得して、監視エリアAを監視するためのカメラである。カメラ4により取得された画像は、後述の画像認識部21により行われる画像認識に用いられる。また、カメラ4により取得された画像は、無人飛行体1の飛行動作の制御に用いられてよい。
センサ5は、監視エリアAに設けられた設備から漏洩する漏洩対象を検知するセンサである。漏洩対象は、例えば、爆発性を有するガスである。漏洩対象がガスである場合、センサ5は、赤外線カメラ6にて構成される。赤外線カメラ6は、赤外線を吸収するガスの性質を利用して漏洩したガスを可視化するカメラである。赤外線カメラ6は、漏洩したガスの成分及び濃度に応じた画像を取得可能に構成される。センサ5は、赤外線カメラ6に加えて、ガスの成分及び濃度を検知可能なガス検知器を含んで構成されてよい。
地図情報記憶部7は、監視エリアA及びその周辺の地図情報を記憶する記憶装置である。地図情報は、監視エリアA及びその周辺を三次元的にマッピングした情報である。地図情報は、監視エリアAに設けられた設備、建屋及び道路等の地点情報、それらの高さ情報、並びに、地形情報を含む。更に、地図情報は、点検の重要度に応じた設備の種類に関する情報を含み、どの設備が重要設備であり通常設備であるかが把握できるように構成される。更に、地図情報は、監視エリアAの場所に応じて予め設定されたデフォルトの飛行ルートR0が対応付けられて、予め地図情報記憶部7に記憶されていてよい。
無線通信部8は、無人飛行体1を管理する管理センタCとの間で無線通信を行う通信モジュールである。無線通信部8は、無人飛行体1の管理者が所持する情報端末との間で無線通信を行うこともできる。
報知装置9は、監視エリアAに存在する人物に警報等の情報を報知する装置である。報知装置9は、スピーカ及びランプ等にて構成される。
飛行装置10は、無人飛行体1を飛行させるための装置であり、複数の回転翼、回転翼を動かすモータ又はエンジン等の動力ユニット、及び、動力ユニットにより生成された動力を回転翼に伝達する機構等から構成される。動力ユニットには、モータの回転数等の動作情報を取得するセンサが設けられている。
制御部20は、無人飛行体1の各構成要素を統括的に制御する制御ユニットである。制御部20は、プロセッサ及び記憶装置を含むと共に、無人飛行体1の各種機能が実装された各種プログラムを含んで構成される。
具体的には、制御部20は、予め設定された飛行ルートに従って無人飛行体1を飛行させる制御ユニットである。制御部20は、位置情報取得部2により取得された位置情報、地図情報記憶部7により記憶された地図情報及び飛行ルート、並びに、飛行情報取得部3により取得された飛行情報等に基づいて、飛行装置10の動作を制御する。
また、制御部20は、カメラ4及び赤外線カメラ6により取得された画像に対して画像認識を行い、監視エリアAを監視する画像認識部21を備える。画像認識部21は、カメラ4により取得された監視エリアAの画像に対して画像認識を行い、監視エリアAに設けられた設備に損壊等の異常が有るか否かを点検する。更に、画像認識部21は、カメラ4により取得された監視エリアAの画像に対して画像認識を行い、監視エリアAに侵入者が存在するか否かを監視する。
更に、画像認識部21は、漏洩対象の漏洩に関する設備の異常が有るか否かを点検することができる。具体的には、制御部20は、漏洩対象がガスである場合、ガス漏洩時に赤外線カメラ6により取得される画像のパターンと、非漏洩時に赤外線カメラ6により取得される画像のパターンとに基づいて、ガスが漏洩したか否かを判断することができる。ガス漏洩時に赤外線カメラ6により取得される画像のパターンは、漏洩したガスの成分及び濃度に応じて異なるパターンを示し得る。このため、画像認識部21は、赤外線カメラ6により取得された画像に対して画像認識を行うことによって、ガスが漏洩した設備、漏洩したガスの成分及びその濃度を特定することができる。
また、制御部20は、赤外線カメラ6を含むセンサ5の検知結果に基づいて、漏洩対象のプロファイルを作成するプロファイル作成部22を備える。漏洩対象がガスである場合、漏洩したガスは、風向き及び風速等の影響を受けながら大気中に拡散し得る。漏洩したガスのプロファイルは、ガスが空間的にどのような濃度で分布し、その分布が時間的にどのように変化していくのかを示す情報である。すなわち、漏洩対象のプロファイルは、現在の漏洩対象の拡散状況を計測した結果に加えて、今後の漏洩対象の拡散状況を予測した結果を含む。本実施形態では、現に漏洩対象が拡散するエリアと、今後漏洩対象の拡散が予測されるエリアとを総称して、「拡散エリア」とも称する。
漏洩対象がガスである場合、プロファイル作成部22は、赤外線カメラ6により取得された画像に対する画像認識の結果から、漏洩したガスの成分及びその濃度を取得することができる。センサ5がガス検知器を含んで構成される場合、プロファイル作成部22は、赤外線カメラ6により取得された画像に対する画像認識の結果及びガス検知器の検知結果から、漏洩したガスの成分及びその濃度を取得することができる。また、プロファイル作成部22は、赤外線カメラ6により取得された画像に対する画像認識の結果と、無人飛行体1の位置情報及び地図情報とを考慮し、ガスの漏洩位置を取得することができる。また、プロファイル作成部22は、風速計及び温度計等の計測結果から、監視エリアAの風向き、風速及び気温等の気候情報を取得することができる。そして、プロファイル作成部22は、取得された各情報に基づいて、漏洩したガスのプロファイルを作成する。
また、制御部20は、無人飛行体1の飛行が危険な危険エリアを決定する危険エリア決定部23を備える。漏洩対象がガスである場合、漏洩したガスが爆発性を有することから、漏洩したガスの拡散エリアを無人飛行体1が飛行すると、無人飛行体1に搭載された各種の電気機器から発生する電気火花又は熱によってガスに引火し、ガスが爆発する可能性がある。このため、無人飛行体1が漏洩対象の拡散エリアで飛行することは、無人飛行体1が着火点となる可能性があるため、危険性を伴う。危険エリア決定部23は、赤外線カメラ6を含むセンサ5の検知結果に基づいて作成されたプロファイルを用いて、漏洩対象の拡散エリアを特定し、この拡散エリアを危険エリアに決定する。
また、制御部20は、赤外線カメラ6を含むセンサ5の検知結果により漏洩対象が漏洩したと判断されると、デフォルトの飛行ルートR0を新たな飛行ルートに変更して設定する飛行ルート設定部24を備える。飛行ルート設定部24は、危険エリア決定部23により決定された危険エリアを回避し得る飛行ルートを探索し、新たな飛行ルートとして設定する。新たな飛行ルートの詳細については、図4〜図7を用いて後述する。
[実施形態1:飛行制御処理]
図3は、実施形態1に係る飛行制御処理の流れを示すフローチャート図である。
本実施形態では、監視エリアAに設けられた設備を点検して監視エリアAを監視するために無人飛行体1の飛行動作を制御する処理を、単に「飛行制御処理」とも称する。また、本実施形態では、監視エリアAに設けられた設備を点検して監視エリアAを監視するために無人飛行体1の飛行動作を制御する方法を、単に「飛行制御方法」とも称する。
ステップ301において、制御部20は、位置情報取得部2及び地図情報記憶部7から位置情報及び地図情報を取得する。
ステップ302において、制御部20は、予め設定されたデフォルトの飛行ルートR0を確認すると共に、飛行情報取得部3から飛行情報を取得する。そして、制御部20は、無人飛行体1が飛行ルートR0に従って飛行するよう、飛行装置10の動作を制御する。
ステップ303において、制御部20は、監視エリアAの画像をカメラ4から取得して監視エリアAを監視する。具体的には、制御部20は、カメラ4により取得された監視エリアAの画像に対して画像認識を行い、監視エリアAに設けられた設備に損壊等の異常が有るか否かを点検する。更に、制御部20は、カメラ4により取得された監視エリアAの画像に対して画像認識を行い、監視エリアAに侵入者が存在するか否かを監視する。
ステップ304おいて、制御部20は、センサ5の検知結果を取得する。漏洩対象がガスである場合、制御部20は、監視エリアAに設けられた設備及びその周辺の画像を赤外線カメラ6から取得する。
ステップ305において、制御部20は、センサ5の検知結果に基づいて、漏洩対象が漏洩したか否かを判断する。漏洩対象がガスである場合、制御部20は、赤外線カメラ6により取得された画像に対して画像認識を行うことによって、ガスが漏洩したか否かを判断する。制御部20は、漏洩対象が漏洩していないと判断する場合、ステップ309へ移行する。一方、制御部20は、漏洩対象が漏洩したと判断する場合、ステップ306へ移行する。
ステップ306において、制御部20は、センサ5の検知結果に基づいて、漏洩対象のプロファイルを作成する。漏洩対象がガスである場合、制御部20は、赤外線カメラ6により取得された画像に対する画像認識を行った結果に基づいて、漏洩したガスのプロファイルを作成する。
ステップ307において、制御部20は、予め設定されたデフォルトの飛行ルートR0を新たな飛行ルートに変更する飛行ルート設定処理を行う。飛行ルート設定処理の詳細については、図4を用いて後述する。
ステップ308において、制御部20は、飛行ルート設定処理で設定された飛行ルートに従って無人飛行体1が飛行するよう、飛行装置10の動作を制御する。制御部20は、ステップ307において飛行ルートが設定された後も、設備の点検を行い、監視エリアAの監視を行う。
ステップ309は、制御部20は、監視エリアAに設けられた設備の点検状況を含む監視エリアAの監視状況を、無線通信部8によって管理センタCへ通知する。設備の点検状況は、設備の損壊等の異常の有無、漏洩対象の漏洩に関する設備の異常の有無、漏洩対象の拡散エリア等の情報で表される。監視エリアの監視状況は、設備の点検状況に加えて、監視エリアAへの侵入者の存否等の情報で表される。その後、制御部20は、本処理を終了する。なお、制御部20は、無人飛行体1が発着場Dに帰還するまで、図3に示された飛行制御処理を所定の周期で繰り返し行う。
図4は、実施形態1に係る飛行ルート設定処理の流れを示すフローチャート図である。図5は、危険エリアを回避しつつ、現在の飛行ルートR0に合流可能な飛行ルートR1を模式的に示す図である。図6は、発着場Dへ帰還する飛行ルートR2を模式的に示す図である。図7は、危険エリアを回避しつつ、危険エリアの外に有る重要設備を点検可能な飛行ルートR3を模式的に示す図である。
ステップ401において、制御部20は、漏洩対象のプロファイルを用いて、漏洩対象の拡散エリアを特定する。
ステップ402において、制御部20は、特定された拡散エリアを危険エリアに決定する。
ステップ403において、制御部20は、取得された地図情報に基づいて、危険エリアの外に重要設備が有るか否かを判断する。制御部20は、危険エリアの外に重要設備が有る場合、ステップ408へ移行する。一方、制御部20は、危険エリアの外に重要設備が無い場合、ステップ404へ移行する。
ステップ404において、制御部20は、位置情報及び地図情報に基づいて、危険エリアを回避しつつ、現在の飛行ルートR0に合流可能な飛行ルートR1を探索する。図5には、図1と同様に、設備B1〜B4が重要設備であり、設備B5〜B7が通常設備である例が示されている。図5には、設備B3から漏洩対象が漏洩し、拡散エリアPに広がっている例が示されている。図5の拡散エリアPは、危険エリアであり、現在の飛行ルートR0の進路先にある設備B4を覆う程には広がっていない。図5の例では、無人飛行体1は、危険エリアを回避しつつ、現在の飛行ルートR0に合流することが可能である。この場合、制御部20では、図5に示されるような飛行ルートR1が探索される。
ステップ405において、制御部20は、危険エリアを回避しつつ、現在の飛行ルートR0に合流可能な飛行ルートR1を探索できたか否かを判断する。制御部20は、飛行ルートR1を探索できた場合、ステップ407へ移行する。一方、制御部20は、飛行ルートR1を探索できなかった場合、ステップ406へ移行する。
ステップ406において、制御部20は、位置情報及び地図情報に基づいて、発着場Dへ帰還する飛行ルートR2を探索する。図6には、設備B1〜B4が重要設備であり、設備B5〜B7が通常設備である例が示されている。図6には、設備B3から漏洩対象が漏洩し、拡散エリアPに広がっている例が示されている。図6の拡散エリアPは、危険エリアであり、現在の飛行ルートR0の進路先にある設備B2〜B4を覆う程に広範囲に広がっている。図6の例では、無人飛行体1は、危険エリアを回避しつつ、現在の飛行ルートR0に合流することが困難である。この場合、制御部20では、図6に示されるような飛行ルートR2が探索される。
ステップ407において、制御部20は、探索されたルートを新たな飛行ルートに設定し、本処理を終了する。
ステップ408において、制御部20は、位置情報及び地図情報に基づいて、危険エリアを回避しつつ、危険エリアの外に有る重要設備を点検可能な飛行ルートR3を探索する。図7には、設備B1〜B4及びB6が重要設備であり、設備B5及びB7が通常設備である例が示されている。図7には、設備B3から漏洩対象が漏洩し、拡散エリアPに広がっている例が示されている。図7の拡散エリアPは、危険エリアであり、危険エリアの外に有る重要設備B6を覆う程には広がっていない。図7の例では、無人飛行体1は、危険エリアを回避しつつ、危険エリアの外に有る重要設備B6を点検することが可能である。この場合、制御部20では、図7に示されるような飛行ルートR3が探索される。
ステップ409において、制御部20は、危険エリアを回避しつつ、危険エリアの外に有る重要設備を点検可能な飛行ルートR3を探索できたか否かを判断する。制御部20は、飛行ルートR3を探索できた場合、ステップ407へ移行する。この場合、制御部20は、飛行ルートR3を新たな飛行ルートに設定する。一方、制御部20は、飛行ルートR3を探索できなかった場合、ステップ404へ移行する。この場合、制御部20は、危険エリアの外に有る重要設備B3を点検するよりも、危険エリアを回避しつつ現在の飛行ルートR0に合流可能な飛行ルートR2を探索することを優先する。
[実施形態1:作用効果]
以上のように、実施形態1に係る無人飛行体1は、赤外線カメラ6を含むセンサ5の検知結果に基づいて漏洩対象が漏洩したと判断されると、無人飛行体1の飛行が危険な危険エリアを決定し、決定された危険エリアを回避する新たな飛行ルートを設定する。そして、実施形態1に係る無人飛行体1は、新たな飛行ルートに従って飛行し、その飛行中に設備を点検することができる。このため、実施形態1に係る無人飛行体1は、例えば漏洩対象が爆発性を有するガスである場合に、無人飛行体1が防爆構造を有していなくても、無人飛行体1がガスの爆発を発生させることがない。よって、実施形態1に係る無人飛行体1は、簡単な構成でありながら、漏洩対象が漏洩しても安全に設備を点検することができる。
更に、実施形態1に係る無人飛行体1は、点検の重要度が高い重要設備が危険エリアの外に有ると、危険エリアを回避しつつ、この重要設備を点検可能な飛行ルートを設定する。そして、実施形態1に係る無人飛行体1は、新たな飛行ルートに従って無人飛行体1を飛行し、その飛行中に設備を点検することができる。このため、実施形態1に係る無人飛行体1は、単に危険エリアを回避して飛行するだけなく、危険エリアを回避しながら危険エリアの外に有る重要設備を点検することができる。それにより、実施形態1に係る無人飛行体1は、一の設備から漏洩した漏洩対象が他の設備の異常を誘発して二次的災害が発生することを抑制することができる。よって、実施形態1に係る無人飛行体1は、簡単な構成でありながら、更に安全に設備を点検することができる。
更に、実施形態1に係る無人飛行体1は、位置情報及び地図情報に基づいて、危険エリアを回避する新たな飛行ルートを探索する。このため、実施形態1に係る無人飛行体1は、特別な手段を設けなくとも、既存の技術を活用して、新たな飛行ルートで飛行することができる。よって、実施形態1に係る無人飛行体1は、より簡単な構成で安全に設備を点検することができる。
更に、実施形態1に係る無人飛行体1は、カメラ4により取得された監視エリアAの画像に対して画像認識を行うことによって、監視エリアAに設けられた設備を点検して監視エリアAを監視する。そして、実施形態1に係る無人飛行体1は、監視状況を無線通信部8によって管理センタCへ通知する。このため、実施形態1に係る無人飛行体1は、監視状況を、無人飛行体1の飛行中にリアルタイムで管理センタCに通知することができる。それにより、実施形態1に係る無人飛行体1は、設備の異常等が発生したことを、管理センタCの管理者に対して迅速に通知することができる。よって、実施形態1に係る無人飛行体1は、設備の異常等が発生しても二次的災害の発生を迅速に抑制することができるため、更に安全に設備を点検することができる。
[実施形態2]
実施形態2に係る無人飛行体1について説明する。実施形態2に係る無人飛行体1の説明において、実施形態1に係る無人飛行体1と同様の構成及び動作に係る説明については、重複する説明となるため省略する。
上述のように、実施形態1に係る無人飛行体1は、防爆構造を有していなくても、監視エリアAに設けられた設備を安全に点検することができる。
実施形態2に係る無人飛行体1は、所定レベルの防爆構造を有するように予め設計されていてよい。防爆構造のレベルは、規格等で予め規定されたレベルであってよい。例えば、防爆構造のレベルには、耐圧防爆構造、油入防爆構造、内圧防爆構造、安全増防爆構造、本質安全防爆構造、及び、特殊防爆構造等がある。
実施形態2に係る制御部20は、危険エリアを決定する際、漏洩対象の拡散エリアをそのまま危険エリアに決定するのではなく、無人飛行体1が有する防爆構造のレベルと拡散エリアとに基づいて、危険エリアを決定する。そして、実施形態2に係る制御部20は、決定された危険エリアを回避する新たな飛行ルートを設定する。具体的には、実施形態2に係る制御部20は、図4に示された飛行ルート設定処理の代わりに、図8に示された飛行ルート設定処理を行うことができる。
図8は、実施形態2に係る飛行ルート設定処理の流れを示すフローチャート図である。図9は、実施形態2に係る飛行ルート設定処理で設定される飛行ルートの一例を模式的に示す図である。
ステップ801において、制御部20は、漏洩対象のプロファイルを用いて、漏洩対象の拡散エリアを特定する。
ステップ802において、制御部20は、無人飛行体1が有する防爆構造のレベルを確認する。
ステップ803において、制御部20は、無人飛行体1が有する防爆構造のレベルが、拡散エリアの全域を飛行可能なレベルか否かを判断する。無人飛行体1が有する防爆構造のレベルで飛行可能な領域は、漏洩対象の物性等に応じて規格等により予め規定されている。制御部20は、無人飛行体1が有する防爆構造のレベルが、拡散エリアの全域を飛行可能なレベルでない場合、ステップ805へ移行する。一方、制御部20は、無人飛行体1が有する防爆構造のレベルが、拡散エリアの全域を飛行可能なレベルである場合、ステップ804へ移行する。
ステップ804において、制御部20は、現在の飛行ルートR0を続行するよう飛行ルートを設定する。そして、制御部20は、本処理を終了する。すなわち、制御部20は、無人飛行体1が有する防爆構造のレベルが、拡散エリアの全域を飛行可能なレベルであれば、拡散エリアの内外を問わず、無人飛行体1をそのまま飛行させるよう、飛行ルートを設定する。
ステップ805において、制御部20は、拡散エリアのうちから、無人飛行体1が有する防爆構造のレベルでは飛行が許されないエリアである防爆不許可エリアを特定する。図9には、設備B1〜B4が重要設備であり、設備B5〜B7が通常設備である例が示されている。図9には、設備B3から漏洩対象が漏洩し、拡散エリアPに広がっている例が示されている。図9の拡散エリアPは、その全域が防爆不許可エリアQではなく、その中心付近だけが防爆不許可エリアQである。図9の例では、無人飛行体1は、拡散エリアPの中心付近に広がる防爆不許可エリアQは飛行することが危険であるが、拡散エリアPのうちでも防爆不許可エリアQの外であれば飛行することが可能である。
ステップ806において、制御部20は、防爆不許可エリアを危険エリアに決定する。図9の例では、制御部20は、拡散エリアPの中心付近に広がる防爆不許可エリアQを、危険エリアに決定する。
ステップ807〜ステップ813において、制御部20は、それぞれ、図4のステップ403〜ステップ409と同様の処理を行う。すなわち、制御部20は、拡散エリアPの内外を問わず、危険エリアである防爆不許可エリアQを回避する飛行ルートを探索する。図9の例では、制御部20では、危険エリアである防爆不許可エリアQを回避しつつ、現在の飛行ルートR0に合流することが可能な飛行ルートR4が探索される。図9の飛行ルートR4は、危険エリアである防爆不許可エリアQを回避する飛行ルートであるが、拡散エリアPの中を通過する飛行ルートである。
このように、実施形態2に係る無人飛行体1は、防爆構造のレベルと拡散エリアとに基づいて、防爆不許可エリアを特定し、特定された防爆不許可エリアを危険エリアに決定する。そして、実施形態2に係る無人飛行体1は、危険エリアである防爆不許可エリアを回避する新たな飛行ルートを設定する。そして、実施形態2に係る無人飛行体1は、新たな飛行ルートに従って飛行し、その飛行中に設備を点検することができる。このため、実施形態2に係る無人飛行体1は、漏洩対象の拡散エリアであっても防爆構造を有することにより飛行可能な領域で設備を点検することができる。よって、実施形態2に係る無人飛行体1は、安全性を確保しながら、より多くの設備を効率的に点検することができる。
[その他]
上述の実施形態において、センサ5は、赤外線カメラ6の代わりに、赤外線を吸収するガスの性質を利用して漏洩したガスを検知可能な赤外線レーザを用いて構成されてよい。
無人飛行体1は、複数の回転翼で飛行するマルチコプタ等にて構成されるのではなく、固定翼で飛行する飛行体であってよい。また、無人飛行体1は、管理センタCの管理者等による遠隔操作によって飛行する飛行体であってよい。
上述の実施形態において、無人飛行体1は、特許請求の範囲に記載された「無人飛行体」の一例に該当する。位置情報取得部2は、特許請求の範囲に記載された「位置情報取得部」の一例に該当する。カメラ4は、特許請求の範囲に記載された「カメラ」の一例に該当する。センサ5は、特許請求の範囲に記載された「センサ」の一例に該当する。赤外線カメラ6は、特許請求の範囲に記載された「赤外線カメラ」の一例に該当する。地図情報記憶部7は、特許請求の範囲に記載された「地図情報記憶部」の一例に該当する。無線通信部8は、特許請求の範囲に記載された「無線通信部」の一例に該当する。制御部20は、特許請求の範囲に記載された「制御部」の一例に該当する。
上述の実施形態は、変形例を含めて各実施形態同士で互いの技術を適用することができる。上述の実施形態は、本発明の内容を限定するものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない程度に変更を加えることができる。
上述の実施形態及び特許請求の範囲で使用される用語は、限定的でない用語として解釈されるべきである。例えば、「含む」という用語は、「含むものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「備える」という用語は、「備えるものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「有する」という用語は、「有するものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。
1 無人飛行体
2 位置情報取得部
3 飛行情報取得部
4 カメラ
5 センサ
6 赤外線カメラ
7 地図情報記憶部
8 無線通信部
9 報知装置
10 飛行装置
20 制御部
21 画像認識部
22 プロファイル作成部
23 危険エリア決定部
24 飛行ルート設定部
A 監視エリア
B1 設備
B2 設備
B3 設備
B4 設備
B5 設備
B6 設備
B7 設備
C 管理センタ
D 発着場
P 拡散エリア
Q 防爆不許可エリア
R0 飛行ルート
R1 飛行ルート
R2 飛行ルート
R3 飛行ルート
R4 飛行ルート

Claims (7)

  1. 監視エリアに設けられた設備を点検して前記監視エリアを監視する無人飛行体であって、
    前記設備から漏洩する漏洩対象を検知可能なセンサと、
    前記設備を点検するために予め設定された飛行ルートに従って前記無人飛行体を飛行させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記センサの検知結果に基づいて前記漏洩対象が漏洩したと判断されると、前記無人飛行体の飛行が危険な危険エリアを決定し、
    決定された前記危険エリアを回避する新たな飛行ルートを設定し、
    設定された前記新たな飛行ルートに従って前記無人飛行体を飛行させる
    無人飛行体。
  2. 前記設備は、点検の重要度に応じて予め複数の種類に分類されており、
    前記制御部は、
    前記重要度が高い前記設備である重要設備が前記危険エリアの外に有ると、前記危険エリアを回避しつつ、前記重要設備を点検可能な飛行ルートを、前記新たな飛行ルートとして設定し、
    前記新たな飛行ルートの飛行中に、前記重要設備を点検する
    請求項1に記載の無人飛行体。
  3. 位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記監視エリアの地図情報を記憶する地図情報記憶部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記センサの検知結果、前記位置情報及び前記地図情報に基づいて、前記新たな飛行ルートを探索する、
    請求項1又は2に記載の無人飛行体。
  4. 前記監視エリアの画像を取得するカメラと、
    管理センタとの間で通信可能な無線通信部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、
    前記カメラにより取得された前記監視エリアの画像に対して画像認識を行うことによって、前記監視エリアに設けられた前記設備を点検して前記監視エリアを監視し、
    前記監視エリアの監視状況を、前記無線通信部によって前記管理センタへ通知する
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の無人飛行体。
  5. 前記漏洩対象は、爆発性を有するガスであり、
    前記センサは、前記設備から漏洩した前記ガスを検知可能な赤外線カメラにて構成されており、
    前記制御部は、前記赤外線カメラにより取得された画像に基づいて、前記漏洩対象が漏洩したか否かを判断する、
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の無人飛行体。
  6. 所定レベルの防爆構造を有するように予め設計されており、
    前記制御部は、
    前記赤外線カメラにより取得された画像に基づいて、前記設備から漏洩した前記ガスの拡散エリアを特定し、
    前記防爆構造の前記所定レベルと前記拡散エリアとに基づいて、前記危険エリアを決定する、
    請求項5に記載の無人飛行体。
  7. 監視エリアに設けられた設備を点検して前記監視エリアを監視する無人飛行体の飛行動作を制御する飛行制御方法であって、
    前記設備を点検するために予め設定された飛行ルートに従って前記無人飛行体を飛行させる第1飛行ステップと、
    前記設備から漏洩した漏洩対象をセンサにより検知する漏洩対象検知ステップと、
    前記漏洩対象が漏洩したと判断されると、前記無人飛行体の飛行が危険な危険エリアを決定する危険エリア決定ステップと、
    前記危険エリア決定ステップにより決定された前記危険エリアを回避する新たな飛行ルートを設定する飛行ルート設定ステップと、
    前記飛行ルート設定ステップにより設定された前記新たな飛行ルートに従って前記無人飛行体を飛行させる第2飛行ステップと、
    を備える飛行制御方法。
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