JP2019200853A - 軌道走行車両の前照灯 - Google Patents
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Abstract
【課題】鉄道車両のような軌道走行車両の前照灯として適した構造と照明機能を持つ前照灯を提供する。【解決手段】LED基板の表面にて二次元方向に分散配列され、固定された三組以上のLED光源セット(但し、各組のLED光源セットは、互いに近接して配置された主灯LEDと副灯LEDとから構成されている);それぞれのLED光源セットの上面に備えられ、底部でLED基板に固定されている集光レンズ:LED基板の背面の外側に備えられている、各LED光源セットの主灯LEDと副灯LEDのそれぞれに電気エネルギーを択一的に供給するコントローラ;LED基板の前側に被せられた光透過性カバー;そしてLED基板の背後に備えられた放熱板を含む前照灯。【選択図】図3
Description
本発明は、軌道走行車両の前照灯に関する。さらに詳しくは、本発明は、鉄道車両のような予め設置された軌道上を走行する車両の改良された前照灯に関する。
地上を走行する自動車などの車両および軌道に沿って走行する鉄道車両では、走行中の安全を確保するために、車輌の走行方向の前方に向けて照明光を発する前照灯と呼ばれる照明灯が備えられているのが通常である。車輌の前照灯の光源としては、当初は白熱灯が用いられ、次いでハロゲンランプが用いられてきたが、近年に至り、自動車などの地上を走行する車両では、消費エネルギーの少ないLEDを光源とする前照灯も一部では使われるようになってきている。
自動車等の地上を走行する車両の前照灯としてLEDを用いる構成やその制御システムについては既に多数の特許出願が提出されており、その例としては、以下に述べる特許文献1と特許文献2で公開された特許出願を挙げることができる。
自動車などの地上(特に道路)を走行する車両に備え付けられる前照灯については、法例に定められている通り、充分な照度の光を発する必要があるが、さらには数多くの自動車関連企業の好むデザインの多様性を考慮して、多数の自動車前照灯開発企業により幅広い研究が行われていることから、特許出願の数も多い。
一方、鉄道車両のような軌道上を走行する車両の前照灯については、その走行条件を考慮すると、自動車の前照灯に比較して、その照明機能についての要求項目は少ない。すなわち、鉄道車両の前照灯でも必要な照度の光を発する必要があることは当然であるが、それ以外には、実際には、当該鉄道車輌の運転者による鉄道軌道周囲の状況についての充分な視認性が確保できること、そして対向車両の運転者による当該鉄道車両の進行方向の確認が容易で、かつ対向車両の運転者の運転操作の障害とならないこと(すなわち、対向車両の運転者に過度のまぶしさを感じさせないこと)などが必要となる程度であって、関係省令でも、「標識灯:夜間に列車の前方及び後方からその列車の進行方向を確認することができるものであること。」との規定があるに過ぎない。
ただし、日本鉄道車輌工業会では、鉄道車両の前照灯の規格として、日本鉄道車輌工業会規格審査会による審議に基づき、「鉄道車両−ハロゲンシールドビームランプ(JRIS−R−1643)」を定めている。この鉄道車両の前照灯の規格に定められた鉄道車両用のハロゲンシールドビーム(HSB)ランプの基本構造について、丸形ランプを例として、その正面図と側面図とをそれぞれ、添付図面の図1の(a)と(b)に示して、以下に簡単に説明する。
図1の(a)と(b)に見られるように、丸形のHSBランプ1は、後半部分を構成する半球状の反射鏡2と前半部分を構成する透明カバー3からなるランプ容器、そしてランプ容器の反射鏡底部に並列固定された二個のハロゲンランプ(発光管)4、5から構成されている。二個の発光管は、主灯と呼ばれる反射鏡の中心部に固定されている発光管4そして主灯4の上部に並行して配置固定されている副灯と呼ばれる発光管5とからなる。主灯4は、その固定位置の関係から、HSBランプ1の前方、かつHSBランプ1に対して垂直な方向に、照明光を放射する。一方、副灯5は、その固定位置が反射鏡2の中心から上側にずれているため、HSBランプ1の前方ではあるが、斜め下側方向に照明光を放射する。
上記のように、主灯4は、鉄道車両の正面に向けて放射される照明光、すなわち鉄道軌道に平行な方向に放射される照明光を与え、副灯5は、鉄道車両の前方下側に向けて放射される照明光を与える。従って、鉄道車両の通常の走行(運行)時には、主灯4が点灯される。一方、対向して走行する車両が近接した場合あるいは駅のホームに接近した場合などには、副灯5が点灯される。このため、対向車両の運転者がまぶしさを感じて、正常な運転の障害となる状況を未然に防ぐことができ、また駅のホームで車両の接近を待っている乗客に不快なまぶしさを与えることを回避することができる。
主灯4と副灯5のそれぞれには、外部からの電気エネルギーの供与のための主灯端子と副灯端子そして共通端子からなる端子群6が接続されている。主灯4と副灯5との発光作動の切替は、HSBランプの外部に備えられ、主灯端子と副灯端子そして共通端子に電気的に接続されている切替器(図示なし)により行われる。
前述のように自動車等の地上を走行する車両の前照灯では、光源のLED化も進みつつあることから、種々の構成の自動車用LED前照灯の開発が行われている。一方、鉄道車両の前照灯のLED化も検討されていると推測されるが、鉄道車両の前照灯のLED化については、鉄道車輌用前照灯を備える鉄道車両の更新が頻繁に行われないという事情もあることから、充分な進展が見られていないようである。
すなわち、現在運行している鉄道車輌の大部分は、前述した前照灯規格のJRIS−R−1643に従った構造を持つハロゲンランプの前照灯を備えている。そして、それらの前照灯のLED化、すなわち、ハロゲンランプからLEDへの光源の切替に際しては、車両全体の更新が行われない限り、LEDを光源とするランプの外観構造は、図1に示したハロゲンシールドビームランプと略同一とする必要がある。
しかしながら、光源であるハロゲンランプ(発光管)を単にLEDに置き換えるのみでは解決しない問題も少なからず存在する。その一つに、LED自体が本質的に有する低い耐熱性の問題がある。すなわち、図1の主灯と副灯のハロゲンランプのそれぞれをLEDに置き換えて使用するためには、LEDの不充分な発光特性(単位面積当たりの発光量の不充分さ)を考慮すると、高い発光特性を示すLEDを用いる必要があるが、高い発光特性を示すLEDの発光には高電力の印加が必要となる。そして、そのような高電力の印加で発光するLEDを用いた場合には、LEDからの高輝度の発光に伴って発生する高い発熱に起因するLED周辺環境の高温化の問題が発生する。このため、LEDが短時間の内に劣化することを避けることができないという問題が発生する。
本発明の発明者(本発明者)は、JRIS−R−1643に従った構造を持つ前照灯のLED化、すなわち、これまでに鉄道車両の前照灯として用いられてきたJRIS−R−1643に従った構造のハロゲンランプを用いる前照灯の構成を大幅な変更する必要がなく、光源をLEDに切り替えることを目指して研究を行った。そしてその研究を行うに際して、特許済あるいは出願中の特許出願を開示する特許公報と公開特許公報の調査を行ったが、その調査では、上記の問題に対する具体的な解決方法を提示する発明を記載した特許公報や公開特許公報を見つけることができなかった。
本発明者はその後も調査を続けたところ、東京地区で運行されている鉄道車両で、LEDを光源として用いた前照灯を備えていると見られる鉄道車両が存在し、実際に運行されていることに気がついた。すなわち、現実に運行されている一部の鉄道車両の前照灯の照明挙動を観察すると、通常の運行時には、前照灯の下半部分は明るく光り、一方、上半部分は暗いままとなっているが、その車両が駅のホームに接近した際には、今度は前照灯の上半部分が明るく光るようになり、今度は下半部分が暗くなっている場合があることが観察された。従って、このような前照灯は、図1に示したHSBランプの形状の上半分の領域に、LEDと斜め下方に光を配向させるレンズを配置するか、あるいは斜め下方に向くLEDとレンズとを配置し、そして下半分の領域に、LEDと水平に光を配向させるレンズとを組み合わせて配置しているLEDを光源とする前照灯であろうと推測された。
鉄道車両−ハロゲンシールドビームランプ(JRIS−R−1643:2013)、日本鉄道車輌工業会発行
前述したような鉄道車両の光源としてLEDを用いていると推測される前照灯の照明挙動(すなわち、前照灯における明確な明暗領域の切り替わりの発現)については、その前照灯としての機能については特段の問題は無いと思われるが、実際には前照灯の照明挙動が従来のHSBランプを用いた前照灯と大きく変わり、また明るさが不足気味であることから、見た目の不自然さが目立つという問題が発生する。
本発明者は、以上に述べたような現実に運行している鉄道車両で採用されていると推測されるLEDを光源とする前照灯に代わる新規な構成の前照灯の開発、すなわち、限られたスペースの中で、従来のハロゲンランプ(発光管)を光源とした前照灯と殆ど変わることの無い明るさと照明挙動とを示す前照灯の開発を目指して研究を重ねた。そして、その結果、以下に述べる本発明に到達した。
本発明が提供する軌道走行車両の前照灯は、LED基板;LED基板の一方の側の表面にて二次元方向に分散配列された状態で固定された少なくとも三組のLED光源セット、ただし、各組のLED光源セットは、互いに近接して配置された主灯LEDと副灯LEDとから構成されている;それぞれのLED光源セットの上面に備えられ、LED基板もしくは後記の放熱板に固定されている集光レンズ;主灯LEDと副灯LEDに電気エネルギーを択一的に供給する電気エネルギー供給手段;LED基板の前側に被せられた光透過性カバー;そして上記LED基板の背後に備えられた放熱板を含む構成の前照灯である。
すなわち、本発明は、主灯となるLED光源と副灯となるLED光源との近接並行配置を維持した状態の主灯LED光源と副灯LED光源とのLED光源セットを複数組用意し、各LED光源セットのそれぞれの上面に集光レンズを配設することによりLED照明ユニットを構成した上で、これらのLED照明ユニットをLED基板の一方の側の表面側にて二次元方向に分散配列された状態で固定した構成とした点を主たる特徴とする軌道走行車両の前照灯を提供する。
本発明の軌道走行車両の前照灯の好ましい態様は、次の通りである。
(1)上記の電気エネルギー供給手段が、LED基板の背面に備えられている、各LED光源セットの主灯LEDと副灯LEDのそれぞれに電気的に接続している主灯LED入力端子と副灯LED入力端子そして共通端子からなる電気エネルギー入力端子;各LED光源セットの主灯LEDを直列に連結する第一の電気回路;各LED光源セットの副灯LEDを直列に連結する第二の電気回路;主灯LED入力端子と副灯LED入力端子と共通端子のそれぞれと第一の電気回路と第二の電気回路のそれぞれとを電気的に接続するLED駆動ドライバ;主灯LED入力端子と副灯LED入力端子と共通端子のそれぞれと第一の電気回路と第二の電気回路のそれぞれとに電気的に接続し、電気エネルギーを第一の電気回路あるいは第二の電気回路に択一的に供給するようにLED駆動ドライバの駆動を制御するコントローラを含む。
(1)上記の電気エネルギー供給手段が、LED基板の背面に備えられている、各LED光源セットの主灯LEDと副灯LEDのそれぞれに電気的に接続している主灯LED入力端子と副灯LED入力端子そして共通端子からなる電気エネルギー入力端子;各LED光源セットの主灯LEDを直列に連結する第一の電気回路;各LED光源セットの副灯LEDを直列に連結する第二の電気回路;主灯LED入力端子と副灯LED入力端子と共通端子のそれぞれと第一の電気回路と第二の電気回路のそれぞれとを電気的に接続するLED駆動ドライバ;主灯LED入力端子と副灯LED入力端子と共通端子のそれぞれと第一の電気回路と第二の電気回路のそれぞれとに電気的に接続し、電気エネルギーを第一の電気回路あるいは第二の電気回路に択一的に供給するようにLED駆動ドライバの駆動を制御するコントローラを含む。
(2)各LED照明ユニットの主灯となるLED光源が当該ユニットの集光レンズの焦点に配置され、副灯となるLED光源が主灯となるLED光源の上側に近接配置されている。
(3)LED光源セットと集光レンズのそれぞれが互いに同一のサイズと照明性能を持つ六組からなり、一組のLED光源セットと集光レンズを中心として、他の五組のLED光源セットと集光レンズとが上記一組のLED光源セットを中心としたの位置の周囲に均一な間隔にて配置されている。
(4)日本鉄道車輌工業会規格JRIS−R−1643に従う鉄道車両−ハロゲンシールドビームランプの代替品として使用するため本発明の前照灯である。
(3)LED光源セットと集光レンズのそれぞれが互いに同一のサイズと照明性能を持つ六組からなり、一組のLED光源セットと集光レンズを中心として、他の五組のLED光源セットと集光レンズとが上記一組のLED光源セットを中心としたの位置の周囲に均一な間隔にて配置されている。
(4)日本鉄道車輌工業会規格JRIS−R−1643に従う鉄道車両−ハロゲンシールドビームランプの代替品として使用するため本発明の前照灯である。
本発明はまた、本発明の上記構成の前照灯を備えた軌道走行車両をも提供する。
本発明の前照灯を利用することにより、LEDを発光源とする前照灯でありながら、主灯LEDの点灯時と副灯点灯時との切替の際に前照灯の明るさの発現位置の不自然さが見られなくなるため、光源としてハロゲンランプ(発光管)を用いたJRIS−R−1643の規定に従う従来のハロゲンシールドビームランプと同様に、外部から前照灯を見た場合において、主灯のみを点灯した場合でも、副灯のみを点灯した場合でも、いずれも同様の前照灯の全体においてほぼ均一に拡がる明るさが観察される。
本発明の軌道走行車両の前照灯を、図1に示した丸形タイプの前照灯を例にとって、添付図面の図2乃至図5を参照して説明する。なお、角形タイプの前照灯については、特に説明しないが、以下に記載する丸形タイプの前照灯の構成と、日本鉄道車輌工業会規格JRIS−R−1643に従う角形の鉄道車両−ハロゲンシールドビームランプに関する説明とを併せ読めば、本発明のLEDを光源として用いる前照灯(以下、LED前照灯と略すこともある)は、丸形のみならず、角形のLED前照灯であっても同様に構成して使用することができることは容易に理解できるはずである。
図2と図3において、LED前照灯11は、前方に透明カバー12を備え、後方に複数個のLED照明ユニット13を備えたLED基板14を備えており、LED基板14の背面には放熱板15が備えられている。LED照明ユニット13は、二個一組のLED(LED光源)、すなわち主灯として機能する主灯LED13a、そして副灯として機能する副灯LED13bとから構成されるLED光源セット、そして各LED光源セットの上面に備えられ、底部でLED基板14に固定されている集光レンズ16を含む。ただし、集光レンズ16のLED基板14への固定は、必ずしも底部でなされている必要はなく、任意の手段を介して間接的に固定されていてもよい。また、集光レンズ16は放熱板15に直接あるいは間接的に固定されていてもよい。
なお、図2と図3に示した形状の集光レンズを用いる場合には、副灯LED13bの上側(すなわち、主灯LED13aとは反対側)の近接した位置に、副灯LEDよりも若干幅広の遮光板13cを設けて、副灯LED13bから発せられる光が上方に拡がるのを回避するようにすることが好ましい。
なお、図2と図3に示した形状の集光レンズを用いる場合には、副灯LED13bの上側(すなわち、主灯LED13aとは反対側)の近接した位置に、副灯LEDよりも若干幅広の遮光板13cを設けて、副灯LED13bから発せられる光が上方に拡がるのを回避するようにすることが好ましい。
LED基板14の背面には、それぞれの各LED光源セットに電気エネルギーを供給する電気エネルギー入力端子17が備えられている。
図2に示したLED前照灯11は、合計六組のLED照明ユニット13を備えている。それらの六組のLED照明ユニット13は、前照灯の中央に位置する一組のLED照明ユニットと、その中央のLED照明ユニット周囲に均等に配置されている五組のLED照明ユニットから構成されている。ただし、このようなLED照明ユニットの配置は、本発明のLED前照灯にとって好ましいが、必須ではない。
図3に示されているように、本発明のLED前照灯11の各LED照明ユニット13は、LED基板の表面に二個一組のLED(LED光源)13a、13bからなるLED光源セットが固定され、それぞれのLED光源セットの前方(基板から見れば上方)には、LED光源から発せられる光を集光して、光の照射方向を規定する集光レンズ16が備えられた構成にある。そして、主灯として機能するLED13aは、この集光レンズ16の中央部(集光レンズ16の焦点の位置)に配置固定され、そして副灯として機能するLED13bは、主灯LED13aの上側に近接配置されることが好ましい。なお、LED基板14やLED基板の背後に装着する放熱板15としては、LEDを発光源として用いる各種の照明装置において、これまで知られ、あるいは利用されている各種のLED基板と放熱板とを使用することが可能であるため、LED基板と放熱板についての詳しい説明は省略する。
次に、それぞれのLED照明ユニット13へ電気エネルギーを供給する電気エネルギー供給システムの好ましい態様について、図5を参照して説明する。
図5において、電気エネルギー供給システムは、各LED光源セットの主灯LEDを直列に連結する第一の電気回路;各LED光源セットの副灯LEDを直列に連結する第二の電気回路;主灯LED入力端子と副灯LED入力端子と共通端子のそれぞれと第一の電気回路と第二の電気回路のそれぞれとを電気的に接続するLED駆動ドライバ(LEDドライバ);主灯LED入力端子と副灯LED入力端子と共通端子のそれぞれと第一の電気回路と第二の電気回路のそれぞれとに電気的に接続し、電気エネルギーを第一の電気回路あるいは第二の電気回路に択一的に供給するようにLED駆動ドライバの駆動を制御するコントローラを含む。
電気エネルギー供給システムを上記のように構成することにより、全ての主灯LEDは一斉に点灯し、また全ての主灯LEDの消灯と同時に副灯LEDは一斉に点灯する。そして、このような電気エネルギー供給システムの採用により、前照灯の前面全体が常に明るい状態で維持される。
ただし、本発明の軌道走行車両の前照灯で用いる電気エネルギー供給システムは、必ずしも、図5に示した回路構成のシステムとする必要はなく、例えば、図6に示すような、主灯LED点灯用ドライバと副灯点灯用ドライバを別個に備える電気エネルギー供給システムとすることもできる。このような回路構成の電気エネルギー供給システムを用いた場合には、電気エネルギー供給システム自体が大型化するが、本発明の軌道走行車両の前照灯の正常な作動には問題はない。
1 JRIS−R−1643に従う丸形の鉄道車両HSB前照灯
2 反射鏡
3 透明カバー
4 主灯発光管
5 副灯発光管
11 本発明のLED前照灯
12 透明カバー
13 LED照明ユニット
13a 主灯LED
13b 副灯LED
13c 遮光板
14 LED基板
15 放熱板
16 集光レンズ
17 入力端子
2 反射鏡
3 透明カバー
4 主灯発光管
5 副灯発光管
11 本発明のLED前照灯
12 透明カバー
13 LED照明ユニット
13a 主灯LED
13b 副灯LED
13c 遮光板
14 LED基板
15 放熱板
16 集光レンズ
17 入力端子
Claims (6)
- LED基板;LED基板の一方の側の表面にて二次元方向に分散配列された状態で固定された少なくとも三組のLED光源セット、ただし、各組のLED光源セットは、互いに近接して配置された主灯LEDと副灯LEDとから構成されている;それぞれのLED光源セットの上面に備えられ、LED基板もしくは後記の放熱板に固定されている集光レンズ;主灯LEDと副灯LEDに電気エネルギーを択一的に供給する電気エネルギー供給手段;LED基板の前側に被せられた光透過性カバー;そして上記LED基板の背後に備えられた放熱板を含む、軌道走行車両の前照灯。
- 上記の電気エネルギー供給手段が、LED基板の背面に備えられている、各LED光源セットの主灯LEDと副灯LEDのそれぞれに電気的に接続している主灯LED入力端子と副灯LED入力端子そして共通端子からなる電気エネルギー入力端子;各LED光源セットの主灯LEDを直列に連結する第一の電気回路;各LED光源セットの副灯LEDを直列に連結する第二の電気回路;主灯LED入力端子と副灯LED入力端子と共通端子のそれぞれと第一の電気回路と第二の電気回路のそれぞれとを電気的に接続するLED駆動ドライバ;主灯LED入力端子と副灯LED入力端子と共通端子のそれぞれと第一の電気回路と第二の電気回路のそれぞれとに電気的に接続し、電気エネルギーを第一の電気回路あるいは第二の電気回路に択一的に供給するようにLED駆動ドライバの駆動を制御するコントローラを含む、請求項1に記載の前照灯。
- 各LED照明ユニットの主灯LEDが当該ユニットの集光レンズの焦点に配置され、副灯LEDが主灯LEDの上側に近接配置されている請求項1もしくは2に記載の前照灯。
- LED光源セットと集光レンズのそれぞれが互いに同一のサイズと照明性能を持つ六組からなり、一組のLED光源セットと集光レンズを中心として、他の五組のLED光源セットと集光レンズとが上記一組のLED光源セットを中心としたの位置の周囲に均一な間隔にて配置されている請求項1乃至3のいずれかの1項に記載の前照灯。
- 日本鉄道車輌工業会規格JRIS−R−1643に従う鉄道車両−ハロゲンシールドビームランプの代替品として使用するための前照灯である請求項1乃至4の内のいずれかの1項に記載の前照灯。
- 請求項1乃至5の内のいずれかの1項に記載の前照灯を備えた軌道走行車両。
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