JP2019197326A - 加工制御装置、加工制御方法及びプログラム - Google Patents

加工制御装置、加工制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】数値制御によるNC加工において、加工品質を向上させる。【解決手段】加工制御装置200は、数値制御データによりNC加工機を制御する加工制御装置であって、教師データ取得手段(機械学習部212、入力部230)、機械学習手段(機械学習部212)、数値制御データ生成手段(最適化NCデータ生成部213)を備える。教師データ取得手段は、数値制御データに従ってNC加工機によって加工された加工品の品質の良否を示す教師データを取得する。機械学習手段は、教師データ取得手段が取得した教師データに基づいて、加工モデルを学習する。数値制御データ生成手段は、機械学習手段による学習結果に基づいて、数値制御データを生成する。【選択図】図3

Description

本発明は、加工制御装置、加工制御方法及びプログラムに関する。
数値制御によるNC(Numerical Control)加工において、板材に複数の部品をネスティングさせて配置する方法がある。特許文献1は、同一形状の部品同士を複数組み合わせて板材に配置する方法を開示している。
特許第4430172号公報
特許文献1の技術は、歩留まり率を向上させるため、同一形状の部品を複数組み合わせて板材に配置した後、他の部品を配置可能な空き領域がある場合には、更に、この空き領域に他の部品を配置する。このように、特許文献1の技術は、実際の加工の際に切り抜かれる部品相互に与える影響を考慮していないため、加工不具合、加工品の品質低下を招くおそれがあり、加工品質を向上させることが困難である。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、数値制御によるNC加工において、加工品質を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る加工制御装置は、数値制御データによりNC加工機を制御する加工制御装置であって、教師データ取得手段と、機械学習手段と、数値制御データ生成手段とを備える。教師データ取得手段は、数値制御データに従ってNC加工機によって加工された加工品の良否を示す教師データを取得する。機械学習手段は、教師データ取得手段が取得した教師データに基づいて、加工モデルを学習する。数値制御データ生成手段は、機械学習手段による学習結果に基づいて、数値制御データを生成する。
本発明に係る加工制御装置は、数値制御データに従ってNC加工機によって加工された加工品の品質の良否を示す教師データに基づいて、加工モデルを学習し、この学習結果に基づいて、数値制御データを生成する。このため、本発明によれば、数値制御によるNC加工において、加工品質を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る加工システムの構成を示すブロック図 設計装置の構成を示すブロック図 加工制御装置の構成を示すブロック図 ワークにおける部品の配置位置を説明するための図 ワークにおける部品の配置位置を説明するための図 ワーク各辺までの距離を説明するための図 加工制御処理の流れを示すフローチャート
以下、本発明の実施の形態に係る加工システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係る加工システム1は、図1に示すように、おもに設計者によって操作される設計装置100と、NC加工機300を制御する加工制御装置200と、数値制御によって加工対象物であるワークを加工するNC加工機300とを含む。設計装置100、加工制御装置200、NC加工機300は、例えば、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、Wi−Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)等のネットワークNWを介して相互に通信可能に接続されている。
本実施の形態では、NC加工機300の加工に用いられる数値制御データをNCデータと称する。また、加工システム1が実施する加工として、加工対象物である板状のワークから複数の部品を切り抜く切り抜き加工を例に説明する。そして、NC加工機300は、タレットパンチプレス機であるものとして説明するが、例えばレーザ加工機であってもよい。
(設計装置100)
設計装置100は、設計者の操作に応じてCADデータおよびNC加工機300用のNCデータを生成するソフトウェアが予めインストールされ、CAD(Computer Aided Design)/CAM(Computer Aided Manufacturing)機能を有する。設計装置100は、図2に示すように、制御部110、記憶部120、入力部130、表示部140、通信部150を備える。これらの各部は、バスラインBLを介して相互に電気的に接続されている。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を有するコンピュータを備え、CPUがROMに記憶された各種の制御プログラムを読み出してRAM上で実行することにより、設計装置100の各構成部位を制御する。
制御部110は、CAD/CAM機能を用いてワークから切り抜く各部品の形状を示すCADデータ、切り抜き加工に使用する工具および金型、加工内容等を示す部品NCデータ、部品NCデータに基づいてワークに対して複数の部品が板取り、すなわち、ネスティングされたNCデータを生成する。制御部110は、通信部150を制御して、設計データとしてCADデータおよびNCデータを加工制御装置200に送信する。
記憶部120は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Dive)等の記憶内容が書き換え可能な不揮発性の記憶装置を備え、設計装置100が各処理に用いる各種データを記憶する。記憶部120は、例えば、制御部110により生成されたCADデータ、部品NCデータ、NCデータを記憶する。
入力部130は、キーボード、マウス、タッチパネル、操作ボタン等を備え、ユーザの操作、CADデータ、部品NCデータ、NCデータ等を生成するために必要となる各種データの入力等を受け付ける。
表示部140は、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置を備え、制御部110の制御に従って、例えば、部品の形状をCAD空間上に描写したCAD画像を表示する。
通信部150は、有線または無線の通信モジュールを備え、制御部110の制御に従って、加工制御装置200と通信する。通信部150は、例えば、制御部110により生成されたCADデータおよびNCデータを加工制御装置200に送信する。
(加工制御装置200)
加工制御装置200は、設計装置100から取得したNCデータを最適化した最適化NCデータを生成し、この最適化NCデータを用いてNC加工機300を制御する。より詳細には、加工制御装置200は、教師あり学習による機械学習を行い、設計装置100から取得したCADデータおよびNCデータから最適化NCデータを生成し、NC加工機300を制御する。加工制御装置200は、図3に示すように、制御部210、記憶部220、入力部230、表示部240、通信部250を備える。
制御部210は、CPU、RAM、ROM等を有するコンピュータを備え、CPUがROMに記憶された各種の制御プログラムを読み出してRAM上で実行することにより、加工制御装置200の全体の動作を制御する。制御部210は、機能的には、設計データ解析部211、機械学習部212、最適化NCデータ生成部213を有する。
設計データ解析部211は、設計装置100から設計データとして取得したCADデータおよびNCデータを解析し、部品形状情報221A、配置情報221B、加工情報221C、加工ワーク情報221Dを生成する。設計データ解析部211は、生成したこれらの情報を、記憶部220の設計データDB(Data Base)221に記憶する。設計データ解析部211は、設計データ解析手段の一例である。設計データ解析部211は、CADデータ解析部211A、NCデータ解析部211Bを有する。
CADデータ解析部211Aは、設計装置100から取得したCADデータを解析し、切り抜き対象である部品毎に、その部品の外形を形成する外形線に関する情報として、例えば、「外形線の長さ」、「直線部の角度」、「円弧部の半径」、「外形線の始点位置」、「外形線の終点位置」等を抽出する。また、CADデータ解析部211Aは、CADデータから抽出したこれらの情報を、部品形状情報221Aとして記憶部220の設計データDB221に記憶する。
NCデータ解析部211Bは、設計装置100から取得したNCデータを解析し、切り抜き対象である部品毎に、「配置位置」、「配置角度」、「配置個数」等を抽出し、「隣接部品の配置位置」、「ワーク各辺までの距離」等を算出する。また、NCデータ解析部211Bは、NCデータから抽出および算出したこれらの情報を、配置情報221Bとして記憶部220の設計データDB221に記憶する。
ここで、「配置位置」は、例えば、ワークに設定された座標系における座標により表現される。また、「配置角度」は、例えば、ワークに設定された座標系における基準座標軸に対する角度により表現される。例えば、図4に示すように、矩形ワークWの左下の頂点を原点Oとし、長辺に沿ったX軸と短辺に沿ったY軸を座標軸とする直交座標系を設定する。このとき、部品P1の配置位置は、部品P1の左下の頂点Vaの座標(X,Y)によって表現される。また、部品P1の配置角度が、X軸に対して角度θ(≠0°)である場合、部品P1の配置位置は、図5に示すように、部品P1の外形を囲む破線で示す矩形領域Rの左下の頂点Vbの座標(X,X)によって表現される。「配置個数」は、ワークに配置された部品の識別情報をNCデータから収集することにより抽出することができる。
「隣接部品の配置位置」は、例えば、ワークに配置されたすべての部品の「配置位置」を比較することにより算出することができる。例えば、ワークにPからPのn個の部品が配置され、各部品の配置位置が座標(X,Y)、(X,Y)、(X,Y)、…、(X,Y)である場合、基準となる部品P1のX座標Xと他の部品のX座標との差、すなわち、X−X、X−X、…、X−Xを算出する。これらの差のうち最も小さい正の値、最も大きい負の値となる部品が部品P1のX軸方向における隣接部品であり、それらの配置座標が部品P1のX軸方向における隣接部品の配置位置となる。
ここで、最も小さい正の値となる差が存在しない場合、部品P1は、X座標が最も小さい位置、すなわち、X軸に最も近い位置に配置されていることを意味する。また、最も大きい負の値となる差が存在しない場合、部品P1は、X座標が最も大きい位置、すなわち、X軸から最も離れた位置に配置されていることを意味する。
同様に、基準となる部品P1のY座標Y1と他の部品のY座標との差を算出し、これらの差のうち最も小さい正の値、最も大きい負の値となる部品が部品P1のY軸方向における隣接部品であり、それらの配置座標が部品P1のY軸方向における隣接部品の配置位置となる。
「ワーク各辺までの距離」は、部品の配置位置を示す点からワークの各辺までの距離を示す。「ワーク各辺までの距離」は、図6に示すように、部品の配置位置を示す頂点Vbから、矩形ワークWの右辺WRまでのX軸正方向距離Dxp、左辺WLまでのX軸負方向距離Dxm、上辺WUまでのY軸正方向距離Dyp、下辺WDまでのY軸負方向距離Dymは、頂点Vbの座標と矩形ワークWのX寸法LxおよびY寸法Lyから算出される。
機械学習部212は、入力部230を介して取得した検査データに基づいて、教師データを用いて教師あり学習を行い、加工モデルを生成する。また、機械学習部212は、生成した加工モデルを記憶部220の加工モデルDB223に記憶する。本実施の形態において、機械学習部212は、適正な歩留まりで板取りを行うためのネスティングパターンを学習し、加工モデルを生成する。機械学習部212は、入力部230と共に教師データ取得手段の一例であり、機械学習手段の一例である。
機械学習部212は、入力部230を介して取得した検査データに基づいて、実際に加工に用いた最適化NCデータに対して正例と負例とを分類する2種類のラベルを付与する。検査データは、例えば、最適化NCデータに従ってNC加工機300によって実際に加工された部品の品質の良否を示す検査結果と、その検査結果に対応する最適化NCデータを特定するための情報を含む。検査結果は、例えば、加工された部品に不良または不具合が発生していない場合には「良好」、加工された部品に不良または不具合が発生した場合には「不良」とする。また、検査結果には、例えば、その加工に実際に用いられた最適化NCデータを識別する識別情報が対応付けられる。
機械学習部212は、例えば、検査結果が「良好」である最適化NCデータに正例のラベルを付与し、検査結果が「不良」である最適化NCデータに負例のラベルを付与する。ここで、正例のラベルが付与された最適化NCデータを正例NCデータ、負例のラベルが付与された最適化NCデータを負例NCデータと称する。機械学習部212は、ラベルを付与した最適化NCデータ、すなわち、正例NCデータまたは負例NCデータを、教師データとして記憶部220の教師データDB222に記憶する。
最適化NCデータ生成部213は、機械学習部212により生成された加工モデルに基づいて、設計装置100から取得したNCデータを最適化した最適化NCデータを生成する。本実施の形態において、最適化NCデータ生成部213は、機械学習部212により加工モデルとして生成されたネスティングモデルに基づいて、最適化NCデータを生成する。最適化NCデータ生成部213は、通信部250を制御して、ネスティングモデルに基づいて生成した最適化NCデータをNC加工機300に送信することにより、NC加工機300を制御する。最適化NCデータ生成部213は、数値制御データ生成手段の一例である。
なお、設計データ解析部211、機械学習部212、最適化NCデータ生成部213は、単一のコンピュータで各機能を実現してもよいし、各々別個のコンピュータによって各機能を実現してもよい。
記憶部220は、HDD、SSD等の記憶内容が書き換え可能な不揮発性の記憶装置を備え、加工制御装置200が各処理に用いる各種データを記憶する。記憶部220は、例えば、設計データDB221、教師データDB222、加工モデルDB223、最適化NCデータDB224、加工基本情報DB225を有する。
設計データDB221は、上述したように、設計データ解析部211によって生成された部品形状情報221A、配置情報221B、加工情報221C、加工ワーク情報221Dを記憶する。
部品形状情報221Aは、CADデータ解析部211Aが設計装置100から取得したCADデータから抽出した各部品の外形を示す「外形線分の長さ」、「直線部の角度」等の各種情報を含む。
配置情報221Bは、NCデータ解析部211Bが設計装置100から取得したNCデータから抽出した各種情報を含む。
加工情報221Cは、NCデータ解析部211Bが設計装置100から取得したNCデータから抽出した、「工具識別子」、「加工順序」、「加工位置」等の各種情報を含む。
加工ワーク情報221Dは、NCデータ解析部211Bが設計装置100から取得したNCデータから抽出した、加工対象であるワークを識別する「ワーク識別子」を含む。
教師データDB222は、教師データを記憶する。教師データは、入力部230を介して取得した検査データに基づいて、実際に加工に用いられた最適化NCデータと正例または負例を示すラベルとが対応付けられた情報である。
加工モデルDB223は、機械学習部212が生成した加工モデルを記憶する。
最適化NCデータDB224は、最適化NCデータ生成部213が生成した最適化NCデータを記憶する。
加工基本情報DB225は、ワーク基本情報225A、設備基本情報225Bを記憶する。ワーク基本情報225Aは、NC加工機300によって加工可能な各ワークの「材質」、「形状」、「サイズ」、「加工不可領域」、「さん幅」等を示す情報を含む。ワークの「サイズ」は、例えばワークが矩形板材である場合、長辺寸法を示すX寸法および短辺寸法を示すY寸法、板厚等で表される。設備基本情報225Bは、例えば、NC加工機300が有する工具の種別を示す「工具情報」、加工速度を示す「加工速度情報」を含む。
入力部230は、キーボード、マウス、タッチパネル、操作ボタン等を備え、ユーザの操作、各種データの入力等を受け付ける。入力部230は、例えば、加工制御装置200から取得した最適化NCデータに従ってNC加工機300によってワークから切り抜かれた部品の品質の良否を示す検査結果と、最適化NCデータを特定するための情報とを含む検査データの入力を受け付ける。検査データは、例えば、NC加工機300による加工品の品質を検査する検査担当者によって入力される。入力部230は、機械学習部212と共に、教師データ取得手段の一例である。
表示部240は、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置を備え、制御部210の制御に従って、例えば、設計装置100から設計データとして取得したCADデータが示すCAD画像を表示する。
通信部250は、有線または無線の通信モジュールを備え、制御部210の制御に従って、設計装置100およびNC加工機300と通信する。通信部250は、例えば、設計装置100から設計データとしてCADデータおよびNCデータを加工制御装置200に受信する。また、通信部250は、例えば、最適化NCデータをNC加工機300に受信する。通信部250は、設計データ取得手段の一例である。
(NC加工機300)
NC加工機300は、数値制御によって加工対象であるワークを加工するNC加工機である。NC加工機300は、加工制御装置200から供給された最適化NCデータに従って、ワークを加工する。
次に、図7に示すフローチャートを参照して、加工制御装置200の制御部210が実行する加工制御処理について説明する。加工制御処理は、設計装置100から取得したNCデータを最適化した最適化NCデータを用いてNC加工機300の加工を制御する処理である。制御部210、例えば、加工制御装置200の電源の投入に応答して、加工制御処理を開始する。
制御部210は、加工制御処理を開始すると、まず、設計データを取得したか否かを判定する(ステップS101)。制御部210は、通信部250を介して設計装置100からCADデータおよびNCデータを受信したか否かに応じて判定する。
設計データを取得したと判定した場合(ステップS101:YES)、制御部210の設計データ解析部211は、設計データを解析し、各情報を生成する(ステップS102)。設計データ解析部211は、設計データとして取得したCADデータおよびNCデータを解析し、部品形状情報221A、配置情報221B、加工情報221C、加工ワーク情報221Dを生成し、各情報を記憶部220の設計データDB221に記憶する。
続いて、制御部210の最適化NCデータ生成部213は、加工モデルを取得する(ステップS103)。最適化NCデータ生成部213は、記憶部220の加工モデルDB223に記憶された加工モデルを読み出すことにより取得する。
最適化NCデータ生成部213は、加工モデルDB223から読み出した加工モデルに基づいて、ステップS101において設計データとして取得したNCデータを最適化した最適化NCデータを生成する(ステップS104)。
最適化NCデータを生成した後、最適化NCデータ生成部213は、通信部250を制御して、最適化NCデータをNC加工機300に送信する(ステップS105)。NC加工機300は、加工制御装置200から受信した最適化NCデータに従って加工を実施する。
ステップS101において設計データを取得していないと判定した場合(ステップS101:NO)、または、ステップS105の処理を実行した後、制御部210は、検査データを取得したか否かを判定する(ステップS106)。制御部210は、入力部230を介して検査データを入力したか否かに応じて判定する。検査データを取得していないと判定した場合(ステップS106:NO)、制御部210は、ステップS101に処理を戻す。
一方、検査データを取得したと判定した場合(ステップS106:YES)、制御部210の機械学習部212は、取得した検査データに基づいて、実際にNC加工機300の加工に用いられた最適化NCデータに正例または負例のラベルを付与する(ステップS107)。続いて、正例または負例のラベルを付与した最適化NCデータ、すなわち、正例NCデータまたは負例NCデータを、教師データとして記憶部220の教師データDB222に記憶する(ステップS108)。
そして、機械学習部212は、教師データDB222に記憶された教師データに基づいて、加工モデルを生成する(ステップS109)。機械学習部212は、教師データDB222に蓄積された教師データを用いて、加工モデルを適宜更新することにより、適正な加工モデルを構築する。
ステップS109の処理を実行した後、制御部210は、ステップS101に処理を戻す。なお、加工制御処理は、例えば、加工制御装置200の電源が切断されるまで、または、ユーザによる停止の指示があるまで、繰り返し実行される。
以上に述べたように、本実施の形態に係る加工制御装置200は、NC加工機300によって実際に加工された部品の品質の良否を示す検査結果と、使用された最適化NCデータを特定するための情報とを含む検査データに基づく教師データを用いて、加工モデルを学習し、この学習結果に基づいて、最適化NCデータを生成する。これにより、加工制御装置200は、加工品質を向上させることができる。また、設計業務の偏りに伴う属人化を抑制することができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変形および応用が可能である。
上記の実施の形態では、加工システム1が実施する加工として切り抜き加工を例に説明したが、例えば、穴開け加工、成形加工、切削加工といった切り抜き加工以外の各種加工についても同様に、機械学習することにより、最適化NCデータを生成してもよい。この場合、設計データ解析部211は、設計装置100から設計データとして取得したCADデータおよびNCデータから穴加工、成形加工、切削加工に関する情報を抽出する。
上記の実施の形態では、加工制御装置200は、通信部250を介して設計装置100から設計データとしてCADデータおよびNCデータを取得したが、例えば、入力部230が設計者による入力を受け付けることより設計データを取得してもよい。また、加工制御装置200は、入力部230を介して検査データを取得したが、例えば、通信可能に接続された検査業務用の端末装置から通信部250を介して検査データを取得してもよい。
上記の実施の形態において、例えば加工制御装置200の制御部210のCPUが実行する制御プログラムは、あらかじめROMに記憶されていた。しかしながら、本発明は、これに限定されず、上記の各種処理を実行させるための動作プログラムを、既存の汎用コンピュータや、フレームワーク、ワークステーション等に実装することにより、上記の実施の形態に係る加工制御装置200に相当する装置として機能させてもよい。
このようなプログラムの提供方法は任意であり、例えば、コンピュータが読取可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM)等に格納して配布してもよいし、インターネットをはじめとするネットワーク上のストレージにプログラムを格納しておき、これをダウンロードさせることにより提供してもよい。
また、上記の処理をOS(Operating System)とアプリケーションプログラムとの分担、または、OSとアプリケーションプログラムとの協働によって実行する場合には、アプリケーションプログラムのみを記録媒体やストレージに格納してもよい。また、搬送波にプログラムを重畳し、ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、ネットワーク上の掲示板(Bulletin Board System:BBS)に上記プログラムを掲示し、ネットワークを介してプログラムを配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上記の処理を実行するべく設計してもよい。
1…加工システム、100…設計装置、110…制御部、120…記憶部、130…入力部、140…表示部、150…通信部、200…加工制御装置、210…制御部、211…設計データ解析部、211A…CADデータ解析部、211B…NCデータ解析部、212…機械学習部、213…最適化NCデータ生成部、220…記憶部、221…設計データDB、221A…部品形状情報、221B…配置情報、221C…加工情報、221D…加工ワーク情報、222…教師データDB、223…加工モデルDB、224…最適化NCデータDB、225…加工基本情報DB、225A…ワーク基本情報、225B…設備基本情報、230…入力部、240…表示部、250…通信部、300…NC加工機、BL…バスライン、Dxp…X軸正方向距離、Dxm…X軸負方向距離、Dyp…Y軸正方向距離、Dym…Y軸負方向距離、Lx…X寸法、Ly…Y寸法、O…原点、R…矩形領域、Va,Vb…頂点、W…矩形ワーク、WU…上辺、WD…下辺、WL…左辺、WR…右辺

Claims (6)

  1. 数値制御データによりNC加工機を制御する加工制御装置であって、
    前記数値制御データに従って前記NC加工機によって加工された加工品の品質の良否を示す教師データを取得する教師データ取得手段と、
    前記教師データ取得手段が取得した前記教師データに基づいて、加工モデルを学習する機械学習手段と、
    前記機械学習手段による学習結果に基づいて、前記数値制御データを生成する数値制御データ生成手段と、を備える、
    加工制御装置。
  2. 設計データを取得する設計データ取得手段、を備え、
    前記数値制御データ生成手段は、前記設計データ取得手段が取得した前記設計データを前記学習結果に基づいて最適化して、前記数値制御データを生成する、
    請求項1に記載の加工制御装置。
  3. 前記設計データ取得手段が取得した前記設計データを解析する設計データ解析手段、を備え、
    前記数値制御データ生成手段は、前記設計データ解析手段の解析結果に基づいて、前記数値制御データを生成する、
    請求項2に記載の加工制御装置。
  4. 前記加工モデルは、板材から複数の部品を板取りするネスティングモデルである、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の加工制御装置。
  5. 数値制御データに従ってNC加工機によって加工された加工品の品質の良否を示す教師データを取得し、
    前記教師データに基づいて、加工モデルを学習し、
    学習結果に基づいて、前記数値制御データを生成する、
    加工制御方法。
  6. コンピュータを、
    数値制御データに従ってNC加工機によって加工された加工品の品質の良否を示す教師データを取得する教師データ取得手段、
    前記教師データ取得手段が取得した前記教師データに基づいて、加工モデルを学習する機械学習手段、
    前記機械学習手段による学習結果に基づいて、前記数値制御データを生成する数値制御データ生成手段、
    として機能させるプログラム。
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