JP2019196741A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】配管継手及び上流吸気管の少なくとも一方からブローバイガス管が外れているか否かを診断することができる内燃機関を提供すること。【解決手段】内燃機関10は、上流吸気管51及び配管継手60に接続されるブローバイガス管61と、下流吸気管52と上流吸気管51とに接続されるバイパス管57と、バイパスバルブ58と、診断処理部102とを備える。上流吸気管51には、ブローバイガス管61が接続される第1の接続部511と、バイパス管57が接続される第2の接続部512とが設けられている。上流吸気管51内と第1の接続部511内とを連通する連通部位513が、上流吸気管51内と第2の接続部512内とを連通する連通部位514と対向している。診断処理部102は、バイパスバルブ58の開弁時からの配管継手60内の圧力の検出値の上昇量が判定上昇量未満であることを条件にブローバイガス管61が外れていると診断する。【選択図】図1

Description

本発明は、過給器のコンプレッサよりも吸気上流に配置されている上流吸気管内にブローバイガスを流入させる機能を有する内燃機関に関する。
特許文献1には、過給器を有する内燃機関の一例が記載されている。この内燃機関は、過給器のコンプレッサよりも吸気上流に配置されている上流吸気管内にブローバイガスを流入させるブローバイガス管と、ブローバイガス管内の圧力を検出する圧力センサとを備えている。ブローバイガス管の一端はクランクケースに接続されており、ブローバイガス管の他端は上流吸気管に接続されている。そのため、内燃機関のクランキング動作時にはブローバイガス管内の流体が上流吸気管内に吸引され、ブローバイガス管内の圧力が低下する。そこで、上記内燃機関では、クランキング動作時におけるブローバイガス管内の圧力の推移を圧力センサによって検出し、当該圧力の推移を基にクランクケース及び上流吸気管の少なくとも一方からブローバイガス管が外れているか否かの診断が行われるようになっている。
米国特許第9068486号明細書
クランクケース及び上流吸気管からブローバイガス管が外れていないときに内燃機関でクランキング動作が行われた場合、ブローバイガス管内の圧力は低下する。しかし、場合によってはその低下量があまり大きくならないおそれがある。そのため、特許文献1に記載の内燃機関では、ブローバイガス管内の圧力の微少な低下を検知できるように、圧力センサとして分解能の高い圧力センサを採用することになる。
上記課題を解決するための内燃機関は、ヘッドカバー又はクランクケースに設けられている配管継手と、過給器のコンプレッサよりも吸気上流に配置されている上流吸気管及び配管継手の双方に接続され、ブローバイガスを上流吸気管内に流入させるブローバイガス管と、配管継手に接続され、同配管継手内の圧力を検出する圧力センサと、コンプレッサよりも吸気下流に配置されている下流吸気管と上流吸気管とに接続され、コンプレッサをバイパスするバイパス管と、バイパス管を介した上流吸気管内と下流吸気管内との連通を許容又は遮断すべく作動するバイパスバルブと、配管継手及び上流吸気管の少なくとも一方からブローバイガス管が外れているか否かを診断する診断処理部と、を備えている。この内燃機関において、上流吸気管には、ブローバイガス管が接続される第1の接続部と、バイパス管が接続される第2の接続部とが設けられている。上流吸気管内と第1の接続部内とを連通する連通部位と、上流吸気管内と第2の接続部内とを連通する連通部位とが互いに対向している。そして、診断処理部は、コンプレッサによって圧縮された空気が下流吸気管内に供給されている状況下でバイパスバルブが開弁した場合、同バイパスバルブの開弁時からの圧力センサによる圧力の検出値の上昇量が判定上昇量未満であることを条件に配管継手及び上流吸気管の少なくとも一方からブローバイガス管が外れていると診断する。
上記構成によれば、コンプレッサによって圧縮された空気である圧縮空気が下流吸気管内に供給されている状況下でバイパスバルブが開弁されると、下流吸気管内の圧縮空気がバイパス管及び第2の接続部を介して上流吸気管内に流入する。上流吸気管内と第2の接続部内とを連通する連通部位は、上流吸気管内と第1の接続部内とを連通する連通部位と対向している。そのため、バイパス管を介して上流吸気管内に流入した圧縮空気を、第1の接続部内に流入させることができる。このとき、配管継手及び上流吸気管からブローバイガス管が外れていない場合、圧縮空気がブローバイガス管を介して配管継手内に流入するため、配管継手に接続されている圧力センサによる圧力の検出値が上昇する。一方、配管継手及び上流吸気管の少なくとも一方からブローバイガス管が外れている場合、圧縮空気が配管継手内に到達することがほとんどないため、圧力センサによる圧力の検出値が上昇しない。
そこで、上記構成では、バイパスバルブの開弁に伴う上記圧力の検出値の上昇量が判定上昇量未満であったことを条件に、配管継手及び上流吸気管の少なくとも一方からブローバイガス管が外れていると診断されるようになっている。配管継手及び上流吸気管からブローバイガス管が外れていない場合、バイパスバルブが開弁すると、圧縮空気がブローバイガス管内及び配管継手内に流入するため、配管継手内の圧力が大幅に上昇する。そのため、分解能がそれほど高くないセンサを圧力センサとして採用した場合であっても、配管継手及び上流吸気管の少なくとも一方からブローバイガス管が外れているか否かを診断することができるようになる。
配管継手及び上流吸気管からブローバイガス管が外れていない状況下でバイパスバルブを開弁させた場合、下流吸気管内の圧力が高いほど、ブローバイガス管内及び配管継手内の圧力を上昇させやすい。そのため、上記内燃機関は、下流吸気管内の圧力と大気圧との圧力差が判定圧力差以上であることを条件に、診断処理部による上記診断の実施を許可する許可判定部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、下流吸気管内の圧力と大気圧との圧力差が大きいときに、上記診断が実施されるようになる。すなわち、配管継手及び上流吸気管からブローバイガス管が外れていない場合にバイパスバルブの開弁に伴う圧力センサによる圧力の検出値の上昇量が大きくなりやすい状況下で、上記診断の実施が許可される。したがって、配管継手及び上流吸気管の少なくとも一方からブローバイガス管が外れていると誤った診断をしてしまうことを抑制できる。
バイパスバルブが閉弁した直後では、上記圧縮空気がブローバイガス管内及び配管継手内に流入していたことによる影響が未だ残っており、配管継手内の圧力が安定していないことがある。そして、配管継手内の圧力が安定していない状況下でバイパスバルブが開弁された場合に上記圧力の検出値の上昇量を算出すると、バイパスバルブの開弁直前における配管継手内の圧力の不安定さの影響により、当該上昇量があまり大きくならないおそれがある。つまり、配管継手及び上流吸気管からブローバイガス管が外れていないにも拘わらず、上昇量が判定上昇量以上にならないおそれがある。
なお、バイパスバルブが閉弁している状態が継続されていると、上記圧縮空気がブローバイガス管内及び配管継手内に流入したことによる影響が小さくなり、やがて配管継手内の圧力の不安定さは解消される。
そこで、上記内燃機関は、バイパスバルブが閉弁している状態が判定閉弁継続時間以上継続したことを条件に、診断処理部による上記診断の実施を許可する許可判定部を備えることが好ましい。この構成によれば、配管継手内の圧力が安定していないバイパスバルブの閉弁直後に上記診断が実施されることを抑制できる。そのため、配管継手及び上流吸気管の少なくとも一方からブローバイガス管が外れていると誤った診断をしてしまうことを抑制できる。
ところで、バイパスバルブが開弁されてから配管継手内の圧力が上昇し始めるまでには、ブローバイガス管内の容積に応じたタイムラグが生じる。そこで、内燃機関の一態様では、診断処理部は、コンプレッサによって圧縮された空気が下流吸気管内に供給されている状況下でバイパスバルブが開弁した場合、同バイパスバルブが開弁している状態が判定開弁継続時間以上継続した際における同バイパスバルブの開弁時からの圧力センサによる圧力の検出値の上昇量を算出する。そして、処理診断部は、当該上昇量が判定上昇量未満であることを条件に配管継手及び上流吸気管の少なくとも一方からブローバイガス管が外れていると診断する。
上記構成では、バイパスバルブが開弁している状態が判定開弁継続時間以上継続した場合における上記圧力の検出値の上昇量を用い、上記診断が実施される。そのため、タイムラグの影響により上記圧力の検出値が上昇し始めていないときに上記診断が実施されることを抑制できる。したがって、配管継手及び上流吸気管の少なくとも一方からブローバイガス管が外れていると誤った診断をしてしまうことを抑制できる。
なお、第1の接続部が、クランクケースよりもヘッドカバーの近くに配置されている場合、配管継手を、ヘッドカバーに設けるようにしてもよい。この構成によれば、配管継手を介してブローバイガス管をクランクケースに接続する場合と比較し、ブローバイガス管の長さを短くすることができる。その結果、ブローバイガス管内の容積が大きくなることを抑制できる分、上記タイムラグを小さくすることができる。
実施形態の内燃機関の概略を示す構成図。 同内燃機関の一部の断面と、上流吸気管にブローバイガス管及びバイパス管が接続されている状態とを示す図。 第1の接続部と第2の接続部との位置関係を示す断面図。 バイパスバルブを開弁させた際におけるタイミングチャート。 同内燃機関の許可判定部が実行する処理ルーチンを説明するフローチャート。 同内燃機関の診断処理部が実行する処理ルーチンを説明するフローチャート(前半部分)。 同内燃機関の診断処理部が実行する処理ルーチンを説明するフローチャート(後半部分)。 同内燃機関において、配管継手及び上流吸気管の少なくとも一方からブローバイガス管が外れているか否かの診断を実施する際のタイミングチャート。 変更例の内燃機関において、第1の接続部と第2の接続部との位置関係を示す断面図。 変更例の内燃機関の概略を示す構成図。
以下、内燃機関の一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の内燃機関10は、過給器11を備えている。図2に示すように、内燃機関10は、内部に複数の気筒22が形成されているシリンダブロック21と、シリンダブロック21の下部に取り付けられているクランクケース23とを備えている。クランクケース23内にはクランク軸24が収容されている。クランクケース23には、内燃機関10内を循環するオイルを貯留するオイルパン25が取り付けられている。また、シリンダブロック21の上部にはシリンダヘッド26が取り付けられているとともに、シリンダヘッド26にはヘッドカバー27が取り付けられている。
各気筒22内には、コネクティングロッド28を介してクランク軸24に連結されているピストン29が収容されている。そして、各ピストン29が気筒22内で往復動することにより、クランク軸24が回転するようになっている。
気筒22の周壁、ピストン29及びシリンダヘッド26によって燃焼室30が区画されている。各燃焼室30内には内燃機関10の吸気系50から空気が導入される。そして、各燃焼室30では、燃料噴射弁から噴射された燃料と空気とを含む混合気が燃焼される。混合気の燃焼によって各燃焼室30内で生じた排気が内燃機関10の排気系40に排出される。
また、シリンダヘッド26とヘッドカバー27とによって区画される空間をカバー内空間27Aとした場合、内燃機関10には、クランクケース23内とカバー内空間27A内とを連通する連通路31が設けられている。この連通路31は、シリンダブロック21とシリンダヘッド26とに跨るように形成されている。そして、燃焼室30からクランクケース23内に漏出したブローバイガスが連通路31を介してカバー内空間27A内に流入するようになっている。
図1に示すように、内燃機関10の吸気系50は、過給器11のコンプレッサ111よりも吸気上流に配置されている上流吸気管51と、コンプレッサ111よりも吸気下流に配置されている下流吸気管52と、下流吸気管52の下流端に接続されているスロットルボディ53とを備えている。スロットルボディ53内には、吸入空気量を調整すべく作動するスロットルバルブ54が設けられている。そして、スロットルボディ53内を通過した空気は、サージタンク55及び吸気マニホールド56を介して各燃焼室30内に導入されるようになっている。
また、内燃機関10の吸気系50には、下流吸気管52と上流吸気管51とに接続され、且つ、コンプレッサ111をバイパスするバイパス管57と、バイパス管57を介した下流吸気管52内と上流吸気管51内との連通を許容又は遮断すべく作動するバイパスバルブ58とが設けられている。バイパスバルブ58は、バイパス管57における下流吸気管52側の端部内に配置されている。
図1及び図2に示すように、ヘッドカバー27には配管継手60が設けられている。この配管継手60内は、ヘッドカバー27に形成されている連通孔271を介してカバー内空間27Aと連通している。また、配管継手60には、配管継手60内の圧力を検出する圧力センサ81が接続されている。圧力センサ81は、大気圧を基準とした圧力であるゲージ圧を検出する。配管継手60の先端部601には、ブローバイガス管61が接続されている。このブローバイガス管61内は、上流吸気管51内と連通している。そのため、本実施形態の内燃機関10では、カバー内空間27A内のブローバイガスを、配管継手60及びブローバイガス管61を介して上流吸気管51内に流入させることができる。
上流吸気管51には、ブローバイガス管61との接続部である第1の接続部511と、バイパス管57との接続部である第2の接続部512とが設けられている。すなわち、ブローバイガス管61は、第1の接続部511を介して上流吸気管51に接続されている。また、バイパス管57は、第2の接続部512を介して上流吸気管51に接続されている。なお、本実施形態では、第1の接続部511及び第2の接続部512は、クランクケース23よりもヘッドカバー27の近くにそれぞれ配置されている。
図2及び図3に示すように、第1の接続部511及び第2の接続部512は、上流吸気管51の周壁から上流吸気管51の中心軸51aと直交する方向にそれぞれ延伸している。そして、第1の接続部511及び第2の接続部512は、図3に破線で示す第1の接続部511の中心軸511aを延長した場合に中心軸511aが図3に二点鎖線で示す第2の接続部512の中心軸512aと重なるように、それぞれ配置されている。そのため、上流吸気管51内と第1の接続部511内とを連通する連通部位513と、上流吸気管51内と第2の接続部512内とを連通する連通部位514とが互いに対向している。よって、コンプレッサ111によって圧縮された空気である圧縮空気が下流吸気管52に供給されている状況下でバイパスバルブ58が開弁され、下流吸気管52内の圧縮空気がバイパス管57を介して上流吸気管51内に流入したときに、バイパス管57内から上流吸気管51内に流入した圧縮空気が、第2の接続部512及びブローバイガス管61を介して配管継手60内に流入する。その結果、配管継手60内の圧力が上昇する。
すなわち、図4に示すように、バイパスバルブ58が開弁するタイミングt11からバイパスバルブ58が閉弁するタイミングt13までの期間では、下流吸気管52内の圧縮空気がバイパス管57を介して上流吸気管51内に還流している。そのため、当該期間では、下流吸気管52内の圧力である過給圧Pbが低下し、且つ、圧力センサ81によって検出される圧力である圧力検出値Ppsvが変動する。具体的には、タイミングt11からタイミングt12までは圧力検出値Ppsvが上昇する。タイミングt12以降では、過給圧Pbの低下に応じて圧力検出値Ppsvもまた低下するようになる。
なお、バイパスバルブ58が開弁するタイミングt11から圧力検出値Ppsvが最大となるタイミングt12までの時間の長さは、ブローバイガス管61内の容積が大きいほど長くなる。
配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れてしまうことがある。この場合、バイパスバルブ58が開弁して下流吸気管52内の圧縮空気がバイパス管57を介して上流吸気管51内に流入しても、上流吸気管51内に流入した圧縮空気が配管継手60内までほとんど到達しない。そのため、配管継手60内の圧力が上昇しない。すなわち、圧力検出値Ppsvが上昇しない。
次に、図1を参照し、内燃機関10の制御構成について説明する。
内燃機関10の制御装置100には、圧力センサ81の他、過給圧センサ82、大気圧センサ83及びアクセル開度センサ84などの各種のセンサから信号が入力される。過給圧センサ82は、下流吸気管52内の絶対圧を過給圧Pbとして検出し、検出した過給圧Pbに応じた信号を出力する。大気圧センサ83は、大気圧Paを検出し、検出した大気圧Paに応じた信号を出力する。アクセル開度センサ84は、車両の運転者のアクセルペダル90の操作量ACCPを検出し、検出した操作量ACCPに応じた信号を出力する。そして、制御装置100は、各種のセンサ81〜84の出力信号を基に各種の制御を実施する。
制御装置100は、機能部として、運転制御部101、診断処理部102及び許可判定部103を有している。
運転制御部101は、機関運転時におけるスロットルバルブ54の開度の制御、及び、燃料噴射弁の制御を実施する。また、運転制御部101は、バイパスバルブ58を開弁させる制御、及び、バイパスバルブ58を閉弁させる制御も実施する。
診断処理部102は、バイパスバルブ58が開弁しているときに圧力センサ81によって検出される圧力、すなわち圧力検出値Ppsvの上昇量を基に、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れているか否かを診断する。
許可判定部103は、後述する所定の許可条件が成立しているか否かを判定し、許可条件が成立していると判定したときに診断処理部102による上記診断の実施を許可する。
次に、図5を参照し、許可判定部103が実行する処理ルーチンについて説明する。本処理ルーチンは、バイパスバルブ58が閉弁している場合に所定の制御サイクル毎に繰り返し実行される。
本処理ルーチンにおいて、許可判定部103は、過給圧Pbと大気圧Paとの差を圧力差ΔPとして算出する(S11)。続いて、許可判定部103は、算出した圧力差ΔPが判定圧力差ΔPThよりも大きいか否かを判定する(S12)。判定圧力差ΔPThは、下流吸気管52内と上流吸気管51内との差圧が大きいか否かの判断基準として設定されている。そして、圧力差ΔPが判定圧力差ΔPTh以下である場合(S12:NO)、許可判定部103は、その処理を後述するステップS18に移行する。
一方、圧力差ΔPが判定圧力差ΔPThよりも大きい場合(S12:YES)、許可判定部103は、バイパスバルブ58が閉弁している状態の継続時間である閉弁継続時間TMcを取得する(S13)。閉弁継続時間TMcの計測は、開弁していたバイパスバルブ58が閉弁されると開始される。ステップS13では、閉弁継続時間TMcの最新値が取得される。なお、閉弁継続時間TMcは、バイパスバルブ58が開弁されると「0」にリセットされる。
そして、許可判定部103は、取得した閉弁継続時間TMcが判定閉弁継続時間TMcThを越えているか否かを判定する(S14)。閉弁継続時間TMcが短い場合、バイパスバルブ58が前回に開弁されたときの影響が配管継手60内の圧力に未だ残っており、圧力検出値Ppsvが安定していないおそれがある。そのため、判定閉弁継続時間TMcThは、圧力検出値Ppsvが安定しているか否かの判断基準として設定されている。すなわち、閉弁継続時間TMcが判定閉弁継続時間TMcThを越えている場合は、圧力検出値Ppsvが安定していると判定する。一方、閉弁継続時間TMcが判定閉弁継続時間TMcTh以下である場合、圧力検出値Ppsvが安定しているとの判定がなされない。
そして、閉弁継続時間TMcが判定閉弁継続時間TMcTh以下である場合(S14:NO)、許可判定部103は、その処理を次のステップS18に移行する。一方、閉弁継続時間TMcが判定閉弁継続時間TMcThを越えている場合(S14:YES)、許可判定部103は、過給圧Pbが判定過給圧PbTh以上である状態の継続時間である過給大継続時間TMbを取得する(S15)。判定過給圧PbThは、過給器11の駆動によって下流吸気管52内の圧力である過給圧Pbがある程度高くなったか否かの判断基準として設定されている。過給大継続時間TMbの計測は、過給圧Pbが判定過給圧PbThに達すると開始される。ステップS15では、過給大継続時間TMbの最新値が取得される。なお、過給大継続時間TMbは、過給圧Pbが判定過給圧PbTh未満になると「0」にリセットされる。
続いて、許可判定部103は、取得した過給大継続時間TMbが判定過給大継続時間TMbTh以上であるか否かを判定する(S16)。過給大継続時間TMbが短い場合、バイパスバルブ58を開弁させて圧縮空気をバイパス管57を介して上流吸気管51内に流入させると、過給圧Pbが大気圧Pa近傍まで直ぐに低くなるおそれがある。この場合、配管継手60及び上流吸気管51の双方にブローバイガス管61が接続されていたとしても、配管継手60内の圧力、すなわち圧力検出値Ppsvが十分に上昇しないおそれがある。そこで、判定過給大継続時間TMbThは、バイパスバルブ58を開弁させることにより、圧力検出値Ppsvを十分に上昇させることができるか否かの判定基準として設定されている。
ステップS16において、過給大継続時間TMbが判定過給大継続時間TMbTh以上である場合(YES)、許可判定部103は、上記所定の許可条件が成立していると判断する。すなわち、許可判定部103は、圧力差ΔPが判定圧力差ΔPThよりも大きく、且つ、閉弁継続時間TMcが判定閉弁継続時間TMcThを越えており、且つ、過給大継続時間TMbが判定過給大継続時間TMcTh以上であるときに、所定の許可条件が成立していると判定する。そして、許可判定部103は、診断許可フラグFLGにオンをセットし(S17)、その後、本処理ルーチンを一旦終了する。一方、過給大継続時間TMbが判定過給大継続時間TMbTh未満である場合(NO)、許可判定部103は、その処理を次のステップS18に移行する。
ステップS18において、許可判定部103は、上記所定の許可条件が成立していないと判断し、診断許可フラグFLGにオフをセットする。その後、許可判定部103は、本処理ルーチンを一旦終了する。
次に、図6及び図7を参照し、診断処理部102が実行する処理ルーチンについて説明する。本処理ルーチンは、繰り返し実行される。ただし、配管継手60及び上流吸気管51からブローバイガス管61が外れていないと診断されたり、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れていると診断されたりすると、本処理ルーチンは実行されなくなる。
本処理ルーチンにおいて、診断処理部102は、バイパスバルブ58が開弁しているか否かを判定する(S21)。バイパスバルブ58が閉弁している場合(S21:NO)、診断処理部102は、本処理ルーチンを一旦終了する。一方、バイパスバルブ58が開弁している場合(S21:YES)、診断処理部102は、診断許可フラグFLGにオンがセットされているか否かを判定する(S22)。診断許可フラグFLGにオフがセットされている場合には、診断の実施が許可されているとの判定がなされない。そのため、診断許可フラグFLGにオフがセットされている場合(S22:NO)、診断処理部102は、本処理ルーチンを一旦終了する。
一方、診断許可フラグFLGにオンがセットされている場合は、診断の実施が許可されていると判定する。すなわち、診断許可フラグFLGにオンがセットされている場合、バイパスバルブ58が開弁されることを契機に、ステップS23以降の各処理が実施されることとなる。診断許可フラグFLGにオンがセットされている場合(S22:YES)、診断処理部102は、現時点の圧力検出値Ppsvを基準圧力Pbaseとして取得する(S23)。そして、診断処理部102は、最大圧力Pmaxを更新する(S24)。具体的には、診断処理部102は、この更新にあたっては、記憶されている最大圧力Pmaxと、圧力検出値Ppsvの最新値とのうち、大きい方の値を新たな最大圧力Pmaxとする。上述したように圧力検出値Ppsvはゲージ圧であり、最大圧力Pmaxの初期値は大気圧に相当する「0」になっている。
続いて、診断処理部102は、最大圧力Pmaxと基準圧力Pbaseとの差を圧力上昇量DPpsvとして算出する(S25)。この圧力上昇量DPpsvが、バイパスバルブ58の開弁時からの圧力検出値Ppsvの上昇量に相当する。そして、診断処理部102は、バイパスバルブ58が開弁している状態の継続時間である開弁継続時間TMoを取得する(S26)。開弁継続時間TMoの計測は、閉弁していたバイパスバルブ58が開弁されると開始される。ステップS26では、開弁継続時間TMoの最新値が取得される。なお、開弁継続時間TMoは、バイパスバルブ58が閉弁されると「0」にリセットされる。
そして、診断処理部102は、取得した開弁継続時間TMoが判定開弁継続時間TMoThを越えているか否かを判定する(S27)。判定開弁継続時間TMoThは、バイパスバルブ58の開弁によって、図4に示したように圧力検出値Ppsvがピーク値を越えているか否かの判断基準として設定されている。判定開弁継続時間TMoThは、ブローバイガス管61内の容積が大きいほど大きい値に設定されている。そのため、開弁継続時間TMoが判定開弁継続時間TMoThを越えている場合は、圧力検出値Ppsvがピーク値を既に越えており、圧力検出値Ppsvが低下傾向を示していると判定する。一方、開弁継続時間TMoが判定開弁継続時間TMoTh以下である場合は、圧力検出値Ppsvがピーク値を未だ越えておらず、圧力検出値Ppsvが未だ高くなる可能性があると判定する。
そして、開弁継続時間TMoが判定開弁継続時間TMoTh以下である場合(S27:NO)、診断処理部102は、バイパスバルブ58が閉弁したか否かを判定する(S28)。バイパスバルブ58が閉弁した場合(S28:YES)、診断処理部102は、基準圧力Pbase及び最大圧力Pmaxを「0」にリセットする(S29)。その後、診断処理部102は、本処理ルーチンを一旦終了する。一方、バイパスバルブ58が閉弁していない場合(S28:NO)、バイパスバルブ58が未だ開弁しているため、診断処理部102は、その処理を前述したステップS24に移行する。こうしてバイパスバルブ58が開弁継続時間TMoが判定開弁継続時間TMoThを越えるまで最大圧力Pmaxの更新が繰り返される。
その一方で、ステップS27において、開弁継続時間TMoが判定開弁継続時間TMoThを越えている場合(YES)、診断処理部102は、算出した圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh未満であるか否かを判定する(S30)。判定上昇量DPpsvThは、バイパスバルブ58の開弁によって圧力検出値Ppsvが十分に上昇したか否かの判断基準として設定されている。
圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh未満である場合には、バイパスバルブ58の開弁によって圧力検出値Ppsvが十分に上昇したとの判定がなされない。すなわち、圧力検出値Ppsvが十分に上昇しないということは、バイパスバルブ58が開弁しても圧縮空気が配管継手60内に到達していないことを意味する。このように圧縮空気が配管継手60内に到達しない事象は、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れているときに生じうる。したがって、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh未満である場合には、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れている可能性があると判断することができる。
そのため、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh未満である場合(S30:YES)、診断処理部102は、異常カウンタCNT1を「1」だけインクリメントする(S31)。続いて、診断処理部102は、正常カウンタCNT2を「0」にリセットする(S32)。そして、診断処理部102は、更新した異常カウンタCNT1がカウント判定値CNTTh以上であるか否かを判定する(S33)。本実施形態では、カウント判定値CNTThは「2」以上の整数(例えば、5)に設定されている。
異常カウンタCNT1がカウント判定値CNTTh未満である場合(S33:NO)、診断処理部102は、その処理を後述するステップS39に移行する。一方、異常カウンタCNT1がカウント判定値CNTTh以上である場合(S33:YES)、診断処理部102は、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れていると診断する(S34)。すなわち、診断処理部102は、異常であると診断する。その後、診断処理部102は、本処理ルーチンを一旦終了する。
その一方で、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh以上である場合は、バイパスバルブ58が開弁したことによって圧力検出値Ppsvが十分に上昇したと判定する。すなわち、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れている可能性があるとの判断がなされない。そのため、ステップS30において、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh以上である場合(NO)、診断処理部102は、正常カウンタCNT2を「1」だけインクリメントする(S35)。続いて、診断処理部102は、異常カウンタCNT1を「0」にリセットする(S36)。そして、診断処理部102は、正常カウンタCNT2がカウント判定値CNTTh以上であるか否かを判定する(S37)。
正常カウンタCNT2がカウント判定値CNTTh未満である場合(S37:NO)、診断処理部102は、その処理を後述するステップS39に移行する。一方、正常カウンタCNT2がカウント判定値CNTTh以上である場合(S37:YES)、診断処理部102は、配管継手60及び上流吸気管51からブローバイガス管61が外れていないと診断する(S38)。すなわち、診断処理部102は、正常であると診断する。その後、診断処理部102は、本処理ルーチンを一旦終了する。
ステップS39において、診断処理部102は、診断許可フラグFLGにオフをセットする。続いて、診断処理部102は、基準圧力Pbase、最大圧力Pmax及び圧力上昇量DPpsvを「0」にリセットする(S40)。その後、診断処理部102は、本処理ルーチンを一旦終了する。
次に、図8を参照し、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図8に示す例では、閉弁継続時間TMcが判定閉弁継続時間TMcThを越えているタイミングt21でバイパスバルブ58が開弁される。すると、下流吸気管52内の圧縮空気が、バイパス管57を介して上流吸気管51内に還流する。タイミングt21では、圧力差ΔPが判定圧力差ΔPThよりも大きいこと、及び、過給大継続時間TMbが判定過給大継続時間TMbTh以上であることの双方が既に成立している。すなわち、診断許可フラグFLGにオンがセットされている。そのため、タイミングt21からは、図6及び図7に示した処理ルーチンにおけるステップS23以降の各処理が実施されるようになる。すなわち、開弁継続時間TMoが計測され、且つ、圧力上昇量DPpsvが算出される。この場合、タイミングt21での圧力検出値Ppsvが基準圧力Pbaseとして選択された上で、圧力上昇量DPpsvが算出される。
まず始めに、配管継手60及び上流吸気管51からブローバイガス管61が外れていない場合の作用及び効果について説明する。なお、図8では、配管継手60及び上流吸気管51からブローバイガス管61が外れていない場合における、圧力検出値Ppsvの推移、圧力上昇量DPpsvの推移、正常カウンタCNT2の推移、及び異常カウンタCNT1の推移が実線で示されている。
タイミングt21でバイパスバルブ58が開弁されると、バイパス管57を介して上流吸気管51内に流入した圧縮空気が、第1の接続部511及びブローバイガス管61を介して配管継手60内にも流入する。これにより、配管継手60内の圧力である圧力検出値Ppsvが上昇する。そのため、最大圧力Pmaxが大きくなり、最大圧力Pmaxと基準圧力Pbaseとの差である圧力上昇量DPpsvが大きくなる。
本実施形態では、判定閉弁継続時間TMcThがブローバイガス管61内の容積に応じた値に設定されている。そのため、配管継手60及び上流吸気管51からブローバイガス管61が外れていない場合、開弁継続時間TMoが判定開弁継続時間TMoThに達しているときには、最大圧力Pmaxが十分に高くなっている。すなわち、圧力上昇量DPpsvが十分に大きくなっている。
ここで、判定開弁継続時間TMoThが短いと、圧力検出値Ppsvが未だ高くなるにも拘わらず、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh以上であるか否かの判定が行われることになりうる。この場合、圧力上昇量DPpsvが十分に大きくなっておらず、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh未満となってしまうおそれがある。
この点、本実施形態では、所定の許可条件が成立している状態であれば圧力検出値Ppsvがピーク値を越えた以降に開弁継続時間TMoが判定開弁継続時間TMoThに達するように、開弁継続時間TMoが設定されている。したがって、配管継手60及び上流吸気管51からブローバイガス管61が外れていない場合、開弁継続時間TMoが判定閉弁継続時間TMcThに達した時点で、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh未満である状態になりにくい。
そして、このように圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh以上である場合、正常カウンタCNT2が「1」だけインクリメントされる。タイミングt22では、正常カウンタCNT2がカウント判定値CNTTh未満であるため、配管継手60及び上流吸気管51からブローバイガス管61が外れていないとの診断が未だなされない。なお、このように正常カウンタCNT2が更新されると、基準圧力Pbase、最大圧力Pmax及び圧力上昇量DPpsvが「0」にリセットされる。また、診断許可フラグFLGにオフがセットされる。
そして、その後のタイミングt23でバイパスバルブ58が閉弁される。すると、タイミングt23からは、閉弁継続時間TMcの計測が開始される。
図8に示す例では、その後において閉弁継続時間TMcが判定閉弁継続時間TMcThよりも長くなっている状況下のタイミングt24で、バイパスバルブ58が開弁される。タイミングt24では、圧力差ΔPが判定圧力差ΔPThよりも大きいこと、及び、過給大継続時間TMbが判定過給大継続時間TMbTh以上であることの双方が既に成立しており、診断許可フラグFLGにオンがセットされている。そのため、タイミングt24からは、図6及び図7に示した処理ルーチンにおけるステップS23以降の各処理が実施されるようになる。ここでも圧力検出値Ppsvが上昇して最大圧力Pmaxが大きくなると、圧力上昇量DPpsvが大きくなる。そして、開弁継続時間TMoが判定閉弁継続時間TMcThに達するタイミングt25では、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh以上となっているため、正常カウンタCNT2が「1」だけインクリメントされる。タイミングt25では、正常カウンタCNT2がカウント判定値CNTTh以上であるため、配管継手60及び上流吸気管51からブローバイガス管61が外れていないと診断される。すなわち、本実施形態によれば、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh以上になることを条件に、配管継手60及び上流吸気管51からブローバイガス管61が外れていないと診断、すなわち正常であると診断することができる。
次に、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れている場合の作用及び効果について説明する。なお、図8では、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れている場合における、圧力検出値Ppsvの推移、圧力上昇量DPpsvの推移、正常カウンタCNT2の推移、及び異常カウンタCNT1の推移が破線で示されている。
タイミングt21でバイパスバルブ58が開弁されると、バイパス管57を介して上流吸気管51内に流入した圧縮空気が第1の接続部511内にも流入する。この場合、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れているため、第1の接続部511内に流入した圧縮空気は、配管継手60内には到達しない。そのため、バイパスバルブ58が開弁されても、圧力検出値Ppsvがほとんど上昇しない。
図8に示す例では、タイミングt21では診断許可フラグFLGにオンがセットされているため、タイミングt21からは、図6及び図7に示した処理ルーチンにおけるステップS23以降の各処理が実施されるようになる。この場合、バイパスバルブ58が開弁されても、圧力検出値Ppsvがほとんど上昇しないため、最大圧力Pmaxが大きくならない。すなわち、圧力上昇量DPpsvが大きくならない。その結果、開弁継続時間TMoが判定閉弁継続時間TMcThに達するタイミングt22では、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh未満であるため、異常カウンタCNT1が「1」だけインクリメントされる。タイミングt22では、異常カウンタCNT1がカウント判定値CNTTh未満であるため、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れているとの診断が未だなされない。なお、このように異常カウンタCNT1が更新されると、基準圧力Pbase、最大圧力Pmax及び圧力上昇量DPpsvが「0」にリセットされる。また、診断許可フラグFLGにオフがセットされる。
そして、その後のタイミングt23でバイパスバルブ58が閉弁される。すると、タイミングt23からは、閉弁継続時間TMcの計測が開始される。
図8に示す例では、その後のタイミングt24で、バイパスバルブ58が開弁される。タイミングt24では、診断許可フラグFLGにオンがセットされている。そのため、図6及び図7に示した処理ルーチンにおけるステップS23以降の各処理が実施されるようになる。ここでも圧力検出値Ppsvがほとんど上昇せず、最大圧力Pmaxが大きくならない。その結果、開弁継続時間TMoが判定閉弁継続時間TMcThに達するタイミングt25では、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh未満である。そのため、異常カウンタCNT1が「1」だけインクリメントされる。タイミングt25では、異常カウンタCNT1がカウント判定値CNTTh以上となるため、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れていると診断される。すなわち、本実施形態によれば、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh未満であることを条件に、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れていると診断、すなわち異常であると診断することができる。
本実施形態では、上流吸気管51内と第1の接続部511内とを連通する連通部位513と、上流吸気管51内と第2の接続部512内とを連通する連通部位514とが互いに対向している。そのため、配管継手60及び上流吸気管51からブローバイガス管61が外れていない場合にはバイパスバルブ58の開弁を契機に圧力上昇量DPpsvが大幅に上昇するのに対し、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れている場合にはバイパスバルブ58を開弁させても圧力上昇量DPpsvがほとんど上昇しない。つまり、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れているか否かによって、バイパスバルブ58の開弁に伴う圧力検出値Ppsvの上昇態様が大きく異なる。本実施形態では、こうしたバイパスバルブ58の開弁に伴う圧力検出値Ppsvの上昇態様を利用して上記診断が実施される。したがって、圧力センサ81として分解能の低いセンサを採用したとしても、上記診断を精度良く実施することができる。
なお、本実施形態では、上記の効果に加え、以下に示す効果をさらに得ることができる。
(1)圧力差ΔPが判定圧力差ΔPTh以上であることを条件に、図6及び図7に示した処理ルーチンにおけるステップS23以降の各処理が実施される。そのため、ブローバイガス管61が配管継手60及び上流吸気管51から外れていない場合にバイパスバルブ58の開弁に伴う圧力上昇量DPpsvが大きくなりやすい状況下で、ステップS23以降の各処理が実施される。したがって、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れていると誤って診断されることの抑制効果を高くすることができる。
(2)閉弁継続時間TMcが判定閉弁継続時間TMcTh以上である場合には、配管継手60内の圧力、すなわち圧力検出値Ppsvが安定したと判断することができる。そのため、閉弁継続時間TMcが判定閉弁継続時間TMcTh以上であることを条件に図6及び図7に示した処理ルーチンにおけるステップS23以降の各処理を実施することにより、配管継手60及び上流吸気管51からブローバイガス管61が外れていない場合には圧力上昇量DPpsvが十分に大きくなる。したがって、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れていると誤って診断されることの抑制効果を高くすることができる。
(3)本実施形態では、第1の接続部511は、クランクケース23よりもヘッドカバー27の近くに配置されており、ブローバイガス管61は、配管継手60を介してヘッドカバー27に接続されている。そのため、ブローバイガス管61が配管継手60を介してクランクケース23に接続される場合と比較し、ブローバイガス管61の長さを短くすることができる。すなわち、ブローバイガス管61内の容積が大きくなることを抑制できる。その結果、判定閉弁継続時間TMcThが長くなることを抑制できる。したがって、上記診断に要する時間が長くなることを抑制できる。
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図5に示した処理ルーチンにおいて、圧力差ΔPが判定圧力差ΔPThよりも大きいか否かの判定を省略してもよい。
・図5に示した処理ルーチンにおいて、閉弁継続時間TMcが判定閉弁継続時間TMcThを越えているか否かの判定を省略してもよい。
・図5に示した処理ルーチンにおいて、過給大継続時間TMbが判定過給大継続時間TMbTh以上であるか否かの判定を省略してもよい。
・上記実施形態では、開弁継続時間TMoが判定開弁継続時間TMoTh以下である状況下でバイパスバルブ58が閉弁したときには、基準圧力Pbase及び最大圧力Pmaxを「0」にリセットした上で図6及び図7に示した処理ルーチンの実行を一旦終了するようにしている。しかし、開弁継続時間TMoが判定開弁継続時間TMoTh以下である状況下でバイパスバルブ58が閉弁した場合であっても、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh以上であるときには、図6及び図7に示した処理ルーチンの実行を継続して正常カウンタCNT2を「1」インクリメントするようにしてもよい。
・上記実施形態において、図6及び図7に示した処理ルーチンにおけるステップS31〜S33の各処理を省略してもよい。この場合、ステップS30において、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh未満であると判定されたときに、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れていると診断されることとなる。
また、図6及び図7に示した処理ルーチンにおけるステップS35〜S37の各処理を省略してもよい。この場合、ステップS30において、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh以上であると判定されたときに、配管継手60及び上流吸気管51からブローバイガス管61が外れていないと診断されることとなる。
・バイパスバルブ58を開弁させて下流吸気管52内の圧縮空気をバイパス管57を介して上流吸気管51内に流入させると、図4に示したように過給圧Pbが低下する。そこで、バイパスバルブ58の開弁によって過給圧Pbが規定量以上低下しており、且つ、圧力上昇量DPpsvが判定上昇量DPpsvTh未満であることを条件に、配管継手60及び上流吸気管51の少なくとも一方からブローバイガス管61が外れていると診断するようにしてもよい。
・上流吸気管51内と第1の接続部511内とを連通する連通部位513と、上流吸気管51内と第2の接続部512内とを連通する連通部位514とが互いに対向している場合、上流吸気管51の延伸方向における連通部位513と連通部位514との重複度合いが大きいほど、バイパスバルブ58の開弁によってバイパス管57内を流れた圧縮空気を第1の接続部511内に流入させやすい。すなわち、圧力検出値Ppsvを上昇させやすい。また、連通部位513から連通部位514までの直線距離が短いほど、バイパスバルブ58の開弁によってバイパス管57内を流れた圧縮空気を第1の接続部511内に流入させやすい、すなわち圧力検出値Ppsvを上昇させやすい。
言い換えると、連通部位513から連通部位514までの直線距離が長くない場合、連通部位513と連通部位514とが互いに対向しているのであれば、上流吸気管51の延伸方向において連通部位513と連通部位514とが互いに重複しているため、バイパスバルブ58の開弁によってバイパス管57内を流れた圧縮空気を第1の接続部511内に流入させ、ひいては圧力検出値Ppsvを上昇させることができると考えられる。
そこで、例えば図9に示すように、第1の接続部511の中心軸511aと第2の接続部512の中心軸512aとが多少ずれていてもよい。この場合であっても、上流吸気管51の延伸方向において連通部位513と連通部位514とが互いに重複しているため、バイパスバルブ58が開弁したときにバイパス管57内を流れた圧縮空気を第1の接続部511内に流入させることができる、すなわち圧力検出値Ppsvを上昇させることができる。そのため、上記実施形態と同様に、バイパスバルブ58の開弁を契機に算出された圧力上昇量DPpsvを基に上記診断を行うことができる。
なお、図9に示した例では、第1の接続部511の中心軸511aが第2の接続部512の中心軸512aと平行になっている。この場合、第1の接続部511の中心軸511aが第2の接続部512の中心軸512aと平行でない場合と比較し、バイパスバルブ58の開弁によってバイパス管57内を流れた圧縮空気が第1の接続部511内に流入しやすい。
また、連通部位513と連通部位514とが互いに対向しているのであれば、上流吸気管51の延伸方向において連通部位513と連通部位514とが互いに重複しているため、第1の接続部511の中心軸511aが第2の接続部512の中心軸512aと平行でなくてもよい。この場合であっても、上流吸気管51の延伸方向において連通部位513と連通部位514とが互いに重複しているため、バイパスバルブ58が開弁したときにバイパス管57内を流れた圧縮空気を第1の接続部511内に流入させることができる、すなわち圧力検出値Ppsvを上昇させることができる。そのため、上記実施形態と同様に、バイパスバルブ58の開弁を契機に算出された圧力上昇量DPpsvを基に上記診断を行うことができる。
また、連通部位513と連通部位514とが互いに対向しているのであれば、連通部位513と連通部位514との間に上流吸気管51の中心軸51aが位置していなくてもよい。この場合であっても、上流吸気管51の延伸方向において連通部位513と連通部位514とが互いに重複しているため、バイパスバルブ58の開弁によってバイパス管57内を流れた圧縮空気を第1の接続部511内に流入させることができる、すなわち圧力検出値Ppsvを上昇させることができる。そのため、上記実施形態と同様に、バイパスバルブ58の開弁を契機に算出された圧力上昇量DPpsvを基に上記診断を行うことができる。
・バイパスバルブ58の作動によってバイパス管57内を介した上流吸気管51内と下流吸気管52との連通を許容したり、連通を遮断したりすることができるのであれば、バイパス管57における下流吸気管52側の端部とは異なる位置にバイパスバルブ58を配置してもよい。例えば、バイパス管57における上流吸気管51側の端部内にバイパスバルブ58を配置してもよいし、バイパス管57内のうち、下流吸気管52側の端部と上流吸気管51側の端部との間の部位にバイパスバルブ58を配置してもよい。
・内燃機関10を、上流吸気管51におけるブローバイガス管61との接続部である第1の接続部511がヘッドカバー27よりもクランクケース23の近くに位置するように構成してもよい。
・内燃機関10は、図10に示すように、ブローバイガス管61Aが配管継手60Aを介してクランクケース23に接続される構成であってもよい。この場合であっても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第1の接続部511がヘッドカバー27よりもクランクケース23の近くに位置するように吸気系50が構成されている場合にあっては、ブローバイガス管61A内の容積が大きくなることを抑制できる。
・過給器11は、排気駆動式の過給器であってもよいし、機関駆動式の過給器であってもよい。
10…内燃機関、11…過給器、111…コンプレッサ、23…クランクケース、27…ヘッドカバー、51…上流吸気管、511…第1の接続部、512…第2の接続部、513,514…連通部位、52…下流吸気管、57…バイパス管、58…バイパスバルブ、60,60A…配管継手、61,61A…ブローバイガス管、81…圧力センサ、102…診断処理部、103…許可判定部。

Claims (5)

  1. ヘッドカバー又はクランクケースに設けられている配管継手と、
    過給器のコンプレッサよりも吸気上流に配置されている上流吸気管及び前記配管継手の双方に接続され、ブローバイガスを前記上流吸気管内に流入させるブローバイガス管と、
    前記配管継手に接続され、同配管継手内の圧力を検出する圧力センサと、
    前記コンプレッサよりも吸気下流に配置されている下流吸気管と前記上流吸気管とに接続され、前記コンプレッサをバイパスするバイパス管と、
    前記バイパス管を介した前記上流吸気管内と前記下流吸気管内との連通を許容又は遮断すべく作動するバイパスバルブと、
    前記配管継手及び前記上流吸気管の少なくとも一方から前記ブローバイガス管が外れているか否かを診断する診断処理部と、を備え、
    前記上流吸気管には、前記ブローバイガス管が接続される第1の接続部と、前記バイパス管が接続される第2の接続部とが設けられており、前記上流吸気管内と前記第1の接続部内とを連通する連通部位と、前記上流吸気管内と前記第2の接続部内とを連通する連通部位とが互いに対向しており、
    前記診断処理部は、前記コンプレッサによって圧縮された空気が前記下流吸気管内に供給されている状況下で前記バイパスバルブが開弁した場合、同バイパスバルブの開弁時からの前記圧力センサによる圧力の検出値の上昇量が判定上昇量未満であることを条件に前記配管継手及び前記上流吸気管の少なくとも一方から前記ブローバイガス管が外れていると診断する
    内燃機関。
  2. 前記下流吸気管内の圧力と大気圧との圧力差が判定圧力差以上であることを条件に、前記診断処理部による前記診断の実施を許可する許可判定部を備える
    請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記バイパスバルブが閉弁している状態が判定閉弁継続時間以上継続したことを条件に、前記診断処理部による前記診断の実施を許可する許可判定部を備える
    請求項1に記載の内燃機関。
  4. 前記診断処理部は、
    前記コンプレッサによって圧縮された空気が前記下流吸気管内に供給されている状況下で前記バイパスバルブが開弁した場合、
    同バイパスバルブが開弁している状態が判定開弁継続時間以上継続した際における同バイパスバルブの開弁時からの前記圧力センサによる圧力の検出値の上昇量を算出し、
    当該上昇量が前記判定上昇量未満であることを条件に前記配管継手及び前記上流吸気管の少なくとも一方から前記ブローバイガス管が外れていると診断する
    請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の内燃機関。
  5. 前記第1の接続部は、前記クランクケースよりも前記ヘッドカバーの近くに配置されており、
    前記配管継手は、前記ヘッドカバーに設けられている
    請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の内燃機関。
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