JP2019196045A - 車両用ホイール - Google Patents

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寿信 齋藤
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雅章 西
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Yoichi Kamiyama
洋一 神山
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Abstract

【課題】本発明は、ヘルムホルツレゾネータ(副気室部材)の数が一つでありながら、十分な消音効果を達成することができる車両用ホイールを提供する【解決手段】本発明の車両用ホイール(1)は、一つのヘルムホルツレゾネータ(副気室部材(10))と、前記ヘルムホルツレゾネータ(副気室部材(10))をウェル部(11c)の外周面(11d)に対して摺動可能に吊り下げてタイヤ空気室(9)内に配置する吊下げ部材(17)と、を備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ホイールに関する。
タイヤとホイールのリムとの間に形成されるタイヤ空気室内で生じる気柱共鳴が、自動車のロードノイズの要因になることが知られている。気柱共鳴とは、走行中路面からタイヤトレッドに伝達されるランダムな加振入力がタイヤ空気室内の空気を振動させ、タイヤ空気室の共鳴周波数付近で生じる共鳴現象をいう。この共鳴現象によりタイヤ空気室内には気柱共鳴音が発生する。そして、この気柱共鳴音は、サスペンションを介して車体に伝達されて車内ではロードノイズとして感じられる。
このようなロードノイズを低減するホイールとしては、タイヤ空気室と連通孔を介して連通する副気室を有するヘルムホルツレゾネータが設けられたものが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、ホイールは、その回転時にタイヤトレッドが接地する際にタイヤに加振入力される。そして、従来のホイールは、タイヤに加振入力された際に、ヘルムホルツレゾネータのいわゆる「消音むら」を防止するために、連通孔がホイール周方向に90°間隔で2つ又は4つ並ぶようになっている。
特許第6031425号公報
ところが、ヘルムホルツレゾネータは、一つの連通孔に対して一つの副気室を有する構成となっているために、従来のホイールにおいては、少なくとも2つのヘルムホルツレゾネータが必要となる。
その一方で、製造コストの削減、製造工程の簡素化などの要請からヘルムホルツレゾネータの数を一つのみに減じたいところ、一つのみのヘルムホルツレゾネータでは、「消音むら」を防止することができずに十分な消音効果が得られない。
そこで、本発明の課題は、ヘルムホルツレゾネータの数が一つでありながら、十分な消音効果を達成することができる車両用ホイールを提供することにある。
前記の課題を達成する本発明の車両用ホイールは、一つのヘルムホルツレゾネータと、前記ヘルムホルツレゾネータをホイールに対して摺動可能に吊り下げてタイヤ空気室内に配置する吊下げ部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の車両用ホイールによれば、ヘルムホルツレゾネータの数が一つでありながら、十分な消音効果を達成することができる。
本発明の実施形態に係る車両用ホイールの斜視図である。 ホイール回転軸を含む鉛直面におけるタイヤ付き車両用ホイールの断面図である。 ヘルムホルツレゾネータ(副気室部材)の全体斜視図である。 図2のIV−IV線におけるホイールの断面図である。 図4の矢示V部の部分拡大図である。 車両走行時におけるヘルムホルツレゾネータ(副気室部材)の動作説明図である。
次に、本発明の実施形態に係る車両用ホイールついて、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、参照する図において、「X」は、ホイール周方向、「Y」は、ホイール幅方向、「Z」は、ホイール径方向、をそれぞれ示している。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用ホイール1の斜視図である。図2は、ホイール回転軸Axを含む鉛直面におけるタイヤ8を組み付けた車両用ホイール1の断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用ホイール1は、ヘルムホルツレゾネータとしての一つの副気室部材10と、この副気室部材10をホイール本体1aに吊り下げてタイヤ空気室9(図2参照)内に配置する吊下げ部材17と、を備えている。
ホイール本体1aは、タイヤ8(図2参照)が組み付けられるリム11と、このリム11を図示しないハブに連結するディスク12とで主に構成されている。本実施形態でのホイール本体1aは、例えばアルミニウム合金、マグネシウム合金などの軽合金製のものを想定している。
リム11は、ホイール幅方向Yの両端部にそれぞれ形成される図示しないビードシート同士の間で、ホイール径方向の内側(回転中心側)に向かって窪んだウェル部11cを有している。この窪みの底面で規定されるウェル部11cの外周面11dは、ホイール幅方向Yにわたってホイール軸を中心に略同径になっている。
この外周面11dは、吊下げ部材17が収まる周溝14を有している。
図2に示すように、この周溝14は、ウェル部11cの外周面11dにおけるホイール幅方向Yの略中央で、ホイール周方向X(図1参照)に延びている。この周溝14は、吊下げ部材17が嵌り込んで収まる溝幅と溝深さを有している。この周溝14は、断面視で溝深さが浅い矩形を呈している。
次に、副気室部材10(ヘルムホルツレゾネータ)について説明する。
図3は、副気室部材10の全体斜視図である。
図3に示すように、副気室部材10は、内側が中空の本体部13(レゾネータ本体部)と、管体18と、を備えている。
本体部13は、ホイール径方向Zに薄く、ホイール周方向Xに長い中空の略箱体で形成されている。
この本体部13は、ホイール周方向Xに沿う方向に流線形を呈している。つまり、本体部13は、ホイール周方向Xの中央部でホイール径方向Zの厚さが最も厚く、この中央部からホイール周方向Xの両端部のそれぞれに向かうほどホイール径方向Zの厚さが徐々に薄くなるようになだらかに湾曲している。
このような本体部13は、ウェル部11c(図1参照)の外周面11d(図1参照)と対向する上部25a(上板)と、外周面11dの反対側でこの上部25aと対向する底部25b(底板)と、を備えている。
そして、上部25a(上板)は、外周面11d(図1参照)側に凸となるように、円弧を描いて湾曲している。また、底部25b(底板)は、外周面11dとは反対側に凸となるように、円弧を描いて湾曲している。なお、本実施形態での上部25aと底部25bとは、それぞれの凸方向への曲率が互いに等しくなるように設定されている。
これらの上部25a及び底部25b同士は、本体部13のホイール周方向Xの両端部で互いに接続されてホイール幅方向Yに延びるR部25dを形成している。
また、本体部13は、このような上部25aと底部25bとをホイール幅方向Yの両端縁でそれぞれ接続する一対の側部25c(側板)を備えている。
また、本実施形態での本体部13は、ホイール周方向Xの両端に、吊下げ部材17を取り付けるための取付凹部15が形成されている。この取付凹部15のそれぞれは、ホイール幅方向Yの中央で、上部25a(上板)と底部25b(底板)とが互いに接合し合うように部分的に窪んで形成されている。この取付凹部15の中央部には、ボルト挿通孔15aが形成されている。
本実施形態での本体部13は、ボルト16aとナット16bとによって、吊下げ部材17に対して締結されている。具体的には、吊下げ部材17に形成されたボルト挿通孔17dと、取付凹部15に形成されたボルト挿通孔15aとに挿通されたボルト16aが、ナット16bに螺合することで、本体部13と吊下げ部材17とが接合されている。
なお、本体部13と吊下げ部材17との接合は、後記するように、このような締結に限定されるものではない。
次に、管体18(図1参照)について説明する。
図1に示すように、管体18は、本体部13におけるホイール幅方向Yの一側に形成されている。本実施形態での管体18は、車両用ホイール1の外側(ディスク12側)で、本体部13からホイール幅方向Yに突出するように形成されている。
図3に示すように、管体18は、側部25c(側板)におけるホイール周方向Xの中央であって、ホイール径方向Zの中央の高さからホイール幅方向Yに突出する円筒体で形成されている。
そして、管体18の内側に形成される連通孔18aは、図2に示すように、本体部13の内側に形成される副気室SCと、タイヤ空気室9とを連通させている。
以上のような、本実施形態での副気室部材10(ヘルムホルツレゾネータ)は、ブロー成形などによる合成樹脂成形品を想定しているが、金属からなるものでも構わない。
前記の合成樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、ポリアミド樹脂などの熱可塑性樹脂が挙げられるがこれに限定されるものではない。前記の金属としては、例えば、アルミニウム合金、マグネシウム合金、ステンレスなどが挙げられるがこれに限定されるものではない。
次に、吊下げ部材17(図1参照)について説明する。
図1に示すように、吊下げ部材17は、帯状体で形成されている。
吊下げ部材17は、帯状体の両端が、前記のように副気室部材10に取り付けられることで環状になっている。
吊下げ部材17は、ウェル部11cの外周面11dに対して所定の隙間G(図2及び図4参照)を開けて巻回する巻回部17a(図2及び図4参照)と、副気室部材10に向かってウェル部11cの外周面11dから遠ざかるように延出す延出部17b(図2及び図4参照)と、を有している。
なお、本実施形態での吊下げ部材17は、帯状体の厚さ方向に撓み難いように高い剛性を有しており、金属ベルト、硬質合成樹脂ベルトなどを想定している。また、図示しないが、吊下げ部材17は、長手方向に延びるビードを有するものが望ましい。
巻回部17aは、図1に示すように、周溝14に嵌り込んでいる。
具体的には、図2に示すように、巻回部17aは、周溝14の溝底で規定されるウェル部11cの外周面11dに対して所定の隙間Gを開けて周溝14に嵌り込んでいる。
図4に示すように、吊下げ部材17の巻回部17aは、ウェル部11cの外周面11d(周溝14の溝底)側に突出して外周面11dと部分的に接触する接触部17cを有している。
図5は、図4の矢示V部の部分拡大図である。
図5に示すように、本実施形態での接触部17cは、吊下げ部材17側から外周面11d(周溝14の溝底)に向けて突出する突起の頂点を想定している。具体的には、接触部17cは、吊下げ部材17にプレス成形などによって形成した円錐部の頂点を想定している。
この接触部17cとしては、外周面11d(周溝14の溝底)に点接触するものであれば角錐形状や半球形状の頂点であってもよい。
また、接触部17cは、図4に示すように、ホイール回転軸Axを通る水平基準線Bよりも上方に2つ以上配置される。ちなみに、本実施形態の接触部17cは、ホイール回転軸Axを中心とした12時の位置を挟んで、互いに90度未満の等角度で開く2つの位置に、好ましくは互いに45度で開く2つの位置にそれぞれ配置されている。しかしながら、接触部17cの数は、3つ以上とすることもでき、偶数又は奇数のいずれであっても構わない。接触部17cが奇数の場合は、そのうちの一つが12時の位置に配置され、残りの接触部17cが、12時の位置を挟んでその半分同士が振り分けられる。この際、各接触部17cは、12時の位置を中心にバランスするように所定の間隔をあけて配置される。
図4に示すように、吊下げ部材17の延出部17bは、ウェル部11cの外周面11dから遠ざかる先端が、前記のように副気室部材10に取り付けられている。
なお、副気室部材10に対する吊下げ部材17の取り付けは、前記の締結に限らず、リベットなどによるかしめ結合とすることもできる。また、副気室部材10と吊下げ部材17との接合は、接着、溶着などでも構わない。また、副気室部材10が合成樹脂製の場合には、吊下げ部材17の端部を副気室部材10にインサート成形する構成とすることもできる。
図6は、車両走行時における副気室部材10(ヘルムホルツレゾネータ)の動作説明図である。
図6に示すように、本実施形態での車両用ホイール1においては、吊下げ部材17の巻回部17aは、接触部17cによって、ウェル部11cの外周面11dと点接触することで所定の隙間Gを開けて配置される。これにより外周面11dに対する吊下げ部材17の動摩擦力及び静摩擦力は、顕著に低減される。
その一方で、副気室部材10は、延出部17bの先端に接続される。これにより副気室部材10は、吊下げ部材17によって、タイヤ空気室9内に配置されることとなる。
つまり、副気室部材10は、車両走行時のホイール回転時においても、少なくとも自身に掛る重力によって、ウェル部11cの外周面11dに対して動摩擦力及び静摩擦力が顕著に低減された吊下げ部材17を介してタイヤ8の接地面Iに近接配置されることとなる。これにより本実施形態での車両用ホイール1は、ホイール回転時においても、常に副気室部材10が加振入力位置に臨むこととなる。
この際、副気室部材10の連通孔18aは、ホイール側面視で、ホイール回転軸Axとタイヤ8の接地面Iの両端部のそれぞれとを結ぶ線でタイヤ空気室9内に区画された領域9a内に配置されることが望ましい。また、副気室部材10の連通孔18aは、ホイール側面視で、ホイール回転軸Axを通る鉛直線上に位置することが最も望ましい(符号Vは、鉛直方向)。これにより連通孔18aは、ホイール回転時においても、常に副気室部材10が加振入力位置に臨むこととなる。
また、本実施形態での車両用ホイール1は、副気室部材10(ヘルムホルツレゾネータ)が流線形状を呈しているので、回転時のタイヤ8内で副気室部材10周りに相対的に生じる気流SLに対する空気抵抗係数(CD値)を低減する。
この際、副気室部材10の流線形状は、ホイール径方向の内外それぞれへの揚力がバランスする形状が望ましい。これにより副気室部材10のホイール径方向の内外における位置が安定化するとともに、ウェル部11cの外周面11dに対する吊下げ部材17の動摩擦力及び静摩擦力がより低減される。なお、図6中、符号Drは、ホイール回転方向である。
以下に、本実施形態に係る車両用ホイール1の奏する効果について説明する。
本実施形態の車両用ホイール1は、一つの副気室部材10(ヘルムホルツレゾネータ)と、この副気室部材10をウェル部11cの外周面11dに対して摺動可能に吊り下げてタイヤ空気室9内に配置する吊下げ部材17と、を備えている。
このような車両用ホイール1によれば、吊下げ部材17によって吊り下げられた副気室部材10をタイヤ8の接地面I上に止めることで、「消音むら」なく気柱共鳴音を継続的に抑制することができる。
また、車両用ホイール1によれば、副気室部材10(ヘルムホルツレゾネータ)が一つなので、車両用ホイール1製造コストの削減、製造工程の簡素化を達成することができる。
また、本実施形態の車両用ホイール1においては、ウェル部11cの外周面11dに対する吊下げ部材17の接触部17cが、吊下げ部材17のうちの一部分であるので、外周面11dに対する吊下げ部材17の摩擦を低減することができる。
この車両用ホイール1は、少なくとも副気室部材10の自重によって副気室部材10が鉛直方向下側に移動しやすくなる。このような車両用ホイール1によれば、より確実に副気室部材10をタイヤ8の接地面I上に止めることができる。これにより車両用ホイール1は、「消音むら」なく気柱共鳴音を継続的に抑制することができる。
また、本実施形態の車両用ホイール1においては、ウェル部11cの外周面11dに対する吊下げ部材17の接触部17cが、円錐部の頂点で形成されている。
このような車両用ホイール1によれば、より確実にウェル部11cの外周面11dに対する吊下げ部材17の摩擦を低減することができる。このような車両用ホイール1によれば、より確実に副気室部材10をタイヤ8の接地面I上に止めることができる。これにより車両用ホイール1は、「消音むら」なく気柱共鳴音を継続的に抑制することができる。
また、車両用ホイール1は、副気室部材10が流線形状を呈することで、回転時のタイヤ8内での気流に対する空気抵抗係数(CD値)を低減することができる。これにより、車両用ホイール1は、副気室部材10がホイール回転方向Drに生起する気流によって下流側に押しやられることが抑制される。つまり、車両用ホイール1は、回転時のタイヤ8内でもより確実に副気室部材10をタイヤ8の接地面I上に止めることができる。これにより車両用ホイール1は、「消音むら」なく気柱共鳴音を継続的に抑制することができる。
また、車両用ホイール1は、副気室部材10(ヘルムホルツレゾネータ)の連通孔18aが、本体部13のホイール周方向Xの中央でホイール幅方向Yに延びている。
このような車両用ホイール1によれば、例えば、連通孔18aがホイール周方向Xの端部に形成されたものと比べて、連通孔18aを、より確実にタイヤ8の接地面I上に止めることができる。これにより車両用ホイール1は、「消音むら」なく気柱共鳴音を継続的に抑制することができる。
また、車両用ホイール1は、連通孔18aがホイール回転軸Axを通る鉛直線上に位置している。この車両用ホイール1によれば、連通孔18aを必ずタイヤ8の接地面I上に止めることができる。これにより車両用ホイール1は、「消音むら」なく気柱共鳴音を継続的に抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
前記実施形態では、帯状体の吊下げ部材17について説明したが、吊下げ部材17は、前記の巻回部17aと延出部17bとを形成することができればこれに限定されずに、高剛性の線材を使用することもできる。
また、前記実施形態では、吊下げ部材17を副気室部材10のホイール周方向Xの両端に接合するものについて説明したが、本発明は、吊下げ部材17を副気室部材10のホイール周方向Xの中央に接合することもできる。
また、前記実施形態では、ウェル部11cの外周面11dに対する吊下げ部材17の動摩擦力及び静摩擦力を低減するために、吊下げ部材17に接触部17cを配置する構成としたが、外周面11dと吊下げ部材17との間にベアリングを介在させる構成とすることもできる。
また、本発明は、外周面11dに対する吊下げ部材17の動摩擦力及び静摩擦力を低減するために、外周面11dにバフ処理などを施して表面粗さを低減することもできる。また、外周面11dには、動摩擦力及び静摩擦力を低減する樹脂コーティング(例えばフッ素樹脂コーティングなど)を施すこともできる。また、接触部17cや吊下げ部材17自体が低摩擦材料で形成される構成とすることもできる。
また、前記実施形態では、管体18が、車両用ホイール1の外側(ディスク12側)で、本体部13からホイール幅方向Yに突出するように形成されているが、本発明は、管体18が、車両用ホイール1の内側で、本体部13からホイール幅方向Yに突出する構成とすることもできる。また、管体18は、本体部13のホイール周方向Xの中央で、本体部13からホイール径方向Zの内側に突出する構成、又はホイール径方向Zの外側に突出する構成とすることもできる。
1 車両用ホイール
1a ホイール本体
8 タイヤ
9 タイヤ空気室
10 副気室部材
11 リム
11c ウェル部
11d ウェル部の外周面
12 ディスク
13 本体部
14 周溝
15 取付凹部
15a ボルト挿通孔
17 吊下げ部材
17a 巻回部
17b 延出部
17c 接触部
18 管体
18a 連通孔
25d R部
25a 上部
25b 底部
25c 側部
Ax ホイール回転軸
B 水平基準線
Dr ホイール回転方向
G 隙間
接地面
SC 副気室
SL 気流
鉛直方向
X ホイール周方向
Y ホイール幅方向
Z ホイール径方向

Claims (6)

  1. 一つのヘルムホルツレゾネータと、
    前記ヘルムホルツレゾネータをホイールに対して摺動可能に吊り下げてタイヤ空気室内に配置する吊下げ部材と、
    を備えることを特徴とする車両用ホイール。
  2. 前記吊下げ部材の前記ホイールとの接触部は、前記吊下げ部材のうちの一部分であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ホイール。
  3. 前記接触部は、前記吊下げ部材に形成された円錐部の頂点であることを特徴とする請求項2に記載の車両用ホイール。
  4. 前記ヘルムホルツレゾネータは、流線形状を呈していることを特徴とする請求項1に記載の車両用ホイール。
  5. 前記ヘルムホルツレゾネータの連通孔は、ホイール幅方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ホイール。
  6. 前記ヘルムホルツレゾネータの連通孔は、ホイール回転軸を通る鉛直線上に位置することを特徴とする請求項1に記載の車両用ホイール。
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