JP2019192155A - 画像処理装置、撮影装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】通過方向ごとの人の通過量に基づいて、人を検出する処理負荷を効率的に低減することができる画像処理装置、撮影装置、画像処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】撮影した画像から物体を検出する検出処理を行う。検出された物体を追尾して、追尾される物体が検知線を通過したこと及び通過方向を判定し、検知線を通過したと判定された物体の数を通過方向ごとに算出する。算出された結果に基づいて、画像において物体の検出処理を実行する検出領域を設定する。【選択図】図5
Description
本発明は、人数をカウントする画像処理技術に関するものである。
マーケティングの用途などへの活用を目的として、店舗等における通路を撮影装置によって撮影し、撮影した画像から通路を通過する人の数を通過方向ごとにカウントする技術が知られている。
特許文献1では、画像全体について所定の照合パターンを走査させながらマッチングすることで人の上半身を検出し、複数フレームの検出結果に基づいて人の軌跡を生成して通過ラインと比較することで、ラインを通過する人の数を計数する旨の記載がある。
しかしながら、通過方向ごとの人の通過量に極端に偏りがある場合であっても、特許文献1では、通過方向ごとの通過量の傾向を考慮せずに、画像全体の領域に対して人を検出する処理を行っているため、人を計数する処理のための人の検出負荷が大きかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、通過方向ごとの人の通過量に基づいて、人を検出する処理負荷を効率的に低減することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、画像から物体を検出する検出処理を行う検出手段と、前記検出手段により検出された物体を追尾する追尾手段と、前記追尾手段により追尾される物体が前記画像における検知線を通過したこと及び通過方向を判定する判定手段と、前記判定手段により前記検知線を通過したと判定された物体の数を前記通過方向ごとに算出する算出手段と、前記算出手段の結果に基づいて、前記画像において前記検出手段による検出処理を実行する検出領域を設定する設定手段とを有する。
本発明によれば、通過方向ごとの人の通過量に基づいて、人を検出する処理負荷を効率的に低減することができる。
(実施形態1)
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る実施形態について説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、図示された構成に限定されるものではない。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る実施形態について説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、図示された構成に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係るシステム構成を示す模式図である。画像処理装置100は、後述する画像処理を実行する装置である。なお、画像処理装置100は、例えば、後述する画像処理の機能を実現するためのプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータである。
表示装置101は、画像処理装置100に接続され、撮像装置102から配信される画像データに基づく画像や後述する画像処理により出力されるデータなどを表示するディスプレイ等を含む。
撮影装置102は、画像を撮影する装置であり、例えば、ネットワークを介して画像の画像データなどを送信できるネットワークカメラや監視カメラなどである。記録装置103は、撮影装置102から送信された画像データなどを記録する。
また、画像処理装置100、撮影装置102、および記録装置103は、ネットワーク104を介して互いに通信を行う。ネットワーク104は、例えばETHERNET(登録商標)等の通信規格を満足する複数のルータ、スイッチ、ケーブル等から構成される。本実施形態においては画像処理装置100、撮影装置102、記録装置103間の通信を行うことができるものであれば、その通信規格、規模、構成を問わない。例えば、ネットワーク104はインターネットや有線LAN(LOCAL AREA NETWORK)、無線LAN(WIRELESS LAN)、WAN(WIDE AREA NETWORK)等により構成されてもよい。
また、図1に示す本実施形態の構成では、撮影装置102により撮影された画像の画像データ(ライブ映像)や記録装置103にて記録された画像データ(過去に撮影した画像)などが画像処理装置100に送信される。
次に、図2を参照して、画像処理装置100および撮影装置102のハードウェア構成について説明する。図2は、画像処理装置100および撮影装置102のハードウェア構成を示す概略図である。
まず、画像処理装置100のハードウェア構成について説明する。CPU(CENTRAL PROCESSING UNIT)200は、画像処理装置100を制御する。
IF201は、ネットワーク104を介してTCP/IPやHTTP、ONVIF等のプロトコルに従って、撮影装置102との通信を行う。また、IF201は、撮影装置102が撮影した画像の画像データなどを受信したり、撮影装置102を制御するための各種のコマンドなどを送信したりする。
RAM(RANDOM ACCESS MEMORY)202は、CPU200が実行するコンピュータプログラムを一時的に記憶する。また、RAM202は、IF201を介して外部から取得したデータ(コマンドや画像データ)などを一時的に記憶する。また、RAM202は、CPU200が後述の画像処理を実行する際に用いるワークエリアを提供する。また、RAM202は、例えば、フレームメモリとして機能したり、バッファメモリとして機能したりする。
CPU200は、RAM202に格納されるコンピュータプログラムを実行する。なおCPU以外にも、DSP(DIGITAL SIGNAL PROCESSOR)等のプロセッサを用いてもよい。
HDD(HARD DISK DRIVE)203は、オペレーティングシステムのプログラムや画像データを記憶する。後述する図5および図7のフローチャートを実行するためのコンピュータプログラムやデータはHDD203に格納されており、CPU200による制御に従って、適宜、RAM202にロードされ、CPU200によって実行される。なおHDD以外にもフラッシュメモリ等の他の記憶媒体を用いてもよい。
なお、画像処理装置100の筐体は表示装置101と一体であってもよい。UI(USER INTERFACE)204は、キーボードやマウスなどの入力装置である。
なお、以降の説明では、CPU200が画像処理を実行する例について説明するが、CPU200の処理のうち少なくとも一部を専用のハードウェアによって行うようにしてもよい。例えば、表示装置101にGUI(GRAPHICAL USER INTERFACE)や画像データを表示する処理は、GPU(GRAPHICS PROCESSING UNIT)で実行してもよい。また、HDD203からプログラムコードを読み出してRAM202に展開する処理は、転送装置として機能するDMA(DIRECT MEMORY ACCESS)によって実行してもよい。
次に、撮影装置102のハードウェア構成について説明する。CPU210は撮影装置102を統括制御する中央処理装置である。
IF211は、ネットワーク104を介してTCP/IPやHTTP、ONVIF等のプロトコルに従って、画像処理装置100との通信を行う。IF211は、画像処理装置100へ画像の画像データなどを送信したり、撮影装置102を制御するための各種のコマンドなどを画像処理装置100から受信したりする。
RAM212は、CPU210が実行するコンピュータプログラムを一時的に記憶する。また、RAM212は、IF211を介して外部から取得したデータ(コマンドや撮像条件に関するパラメータなど)を一時的に記憶する。また、RAM212は、CPU210が処理を実行する際に用いるワークエリアを提供する。また、RAM212は、例えば、フレームメモリとして機能したり、バッファメモリとして機能したりする。
ROM213は、CPU210が撮影装置102を制御するためのプログラムなどを記憶する。なお、ROM213に加えてHDD203と同等な二次記憶装置を備えるようにしてもよい。
撮影デバイス214は、動画または静止画を撮影するビデオカメラ、赤外線カメラなどの撮影デバイスである。なお、撮影装置102の筐体と撮影デバイス214の筐体は一体でなくてもよい。
次に、図3(a)を参照して、本実施形態に係る画像処理装置100について説明する。図3(a)は、本実施形態に係る画像処理装置100の機能ブロック図である。なお、図3(a)に示す各機能ブロックは、ソフトウェアモジュールで実現してもよいし、ハードウェアモジュールで実現してもよい。また、ソフトウェアモジュールとハードウェアモジュールとを協働させて実現してもよい。なお、以降の説明においては、画像処理装置100が有する各機能は、画像処理装置100のCPU200により実行されるものとする。
本実施形態における画像処理装置100は、通信部300と、検出部301と、追尾部302と、保持部303と、判定部304と、算出部305と、設定部306と、出力制御部307と、操作受付部308と、記憶部309とを有する。
通信部300は、ネットワーク104を介して、撮影装置102が撮影した画像の画像データなどを受信したり、撮影装置102を制御するための各種のコマンドなどを撮影装置102へ送信したりする。
検出部301は、画像における検出領域を対象にして所定の物体(人や車など)を検出する検出処理を行う。本実施形態における検出部301は、照合パターン(辞書)を使用して、画像の検出領域を対象にして人体を検出する検出処理を行う。なお、検出領域は、検出部301が検出処理を行う対象とする画像内の領域であり、検出領域について照合パターンを走査する。
なお、画像から人体などの特定の物体を検出する場合において、人体が正面向きである場合と横向きである場合とで使用する照合パターンを使い分けることで検出精度の向上が期待できる。例えば、正面(背面)向きの人体の画像と照合させるための照合パターンと、横向きの人体の画像と照合させるための照合パターンとを保持し、撮影装置102の設置状況(通路の方向と撮影方向の関係)やユーザーの指定に基づいて使い分けることができる。
また、照合パターンは、斜め方向からや上方向からなど他の角度からのものを用意しておいてもよい。また、人体を検出する場合、全身の特徴を辞書化しておく必要はなく、上半身、下半身、頭部、顔、足などの人体の一部について照合パターンを用意してもよい。照合パターンは人体以外にも、車や動物など特定の移動体を検出するために用意しておけばよい。
なお、検出部301は、ユーザーが検出したい対象である物体を画像から検出する機能を有していればよく、既知の動体検出や肌色検出などでもよく、パターンマッチング処理に限定されるものではない。また、以降の説明では本実施形態における検出部301は、検出処理を行う対象を人体として説明するが、検出処理を行う対象として、例えば、人の顔、車、動物等であってもよい。
追尾部302は、検出部301により検出された人体を追尾する。本実施形態における追尾部302は、着目フレームよりも1つ以上前のフレームの画像から検出部301が検出した人体と同じ人体を検出部301が着目フレームの画像から検出した場合、それぞれのフレームにおける人体同士を対応づける。すなわち、時間的に近い複数のフレームについて画像間で物体を追尾する。
なお、追尾部302は、追尾する対象となる人体ごとにIDを付与する。例えば、追尾部302は、着目フレームよりも1つ以上前のフレームの画像から検出部301が検出した人体に対してID=1を付与したとする。そして、検出部301が着目フレームの画像からもこの人体を検出した場合、追尾部302は、この人体にもID=1を付与する。このように、複数のフレームの画像にわたって同じ人体が検出された場合には、それぞれの物体に同じIDを付与する。なお、記憶部309は、追尾部302が追尾する人体に対応するIDごとに、その人体の画像における位置と、画像が撮影された時刻とを含んだ軌跡情報を記憶する。なお、軌跡情報についての更に詳細な説明は図6を参照して後述する。
追尾部302が複数のフレームの画像にわたって同じ物体であると判断する方法として、例えば、検出された物体の移動ベクトルを用いて物体の移動予測位置と検出した物***置が一定距離内であれば同一物体であるとする。また、追尾部302が物体の色、形状、大きさ(画素数)等を用いて、複数のフレームの画像間で相関の高い物体を対応付けてもよい。このように、追尾部302は、複数のフレームの画像にわたって同じ物体であると判断し追尾する処理を実行できればよく、特定の方法に限定されるものではない。
保持部303は、追尾部302により追尾される人体が検知線を通過したか否かを判定するためのパラメータ、つまり、検知線を規定するパラメータの情報を保持する。例えば、出力制御部307により表示装置101に出力された画像に対して、ユーザーが指定した画像上における2点の位置座標の情報を操作受付部308が受け付ける。そして、保持部303は、その2点の位置座標の情報が検知線を規定するパラメータとして保持する。なお、本実施形態において、画像の左下の端点を原点とした(x、y)座標を位置座標の情報として定められるとし、2点の位置座標を結ぶ線が検知線となる。なお保持部303は、事前に予め登録されたパラメータを保持してもよく、このパラメータにより規定されるラインを画像内における検知線としてもよい。
判定部304は、追尾部302により追尾される人体が画像における検知線を通過したこと及びその通過方向を判定する。なお、本実施形態における判定部304は、記憶部309が記憶する人体ごとの軌跡情報と、検知線を規定するパラメータとに基づいて、人体が検知線を通過したこと及びその通過方向を判定する。なお、記憶部309は、判定部304により通過したことを判定された時刻と、通過した人体のIDと、通過方向とを含む通過情報を記憶する。
算出部305は、判定部304により検知線を通過したと判定された人体の数を通過方向ごとに算出する。算出部305により算出された通過方向ごとの人体の数は、記憶部309が記憶する。
設定部306は、算出部305の結果に基づいて、検出部301が検出処理を行う領域である検出領域を設定する。なお、本実施形態における設定部306は、通過方向ごとの人体の数が所定の条件を満たした場合、検知線を通過する人体の数が多い通過方向の入口側と出口側の領域を規定したとき、出口側の領域における検出領域の面積が小さくなるよう検出領域を設定する。
出力制御部307は、通信部300が受信した画像や本実施形態に係る画像処理の結果などを表示装置101に出力する。
操作受付部308は、UI204を介したユーザーにより行われた操作の情報を受け付ける。例えば、操作受付部308は、ユーザーにより画像内に指定されたラインの位置座標に関する情報を受け付ける。
記憶部309は、追尾部302により追尾される人体に関する情報や、判定部304により通過したことを判定された人体に関する情報などを記憶する。
次に、図3(b)を参照して、本実施形態に係る撮影装置102について説明する。図3(b)は、撮影装置102の機能ブロック図である。撮影装置102は、撮影部330と、画像処理部331と、制御部332と、通信部333とを有する。
撮影部330は、CCD(charge coupled device)センサやCMOS(complementary metal oxide semiconductor)センサ等の撮像素子により構成される。そして、撮影部330は、撮影装置102のレンズを通って結像された被写体像を光電変換して電気信号を生成する。
画像処理部331は、撮影部330において光電変換された電気信号をデジタル信号へ変換する処理や、圧縮符号化処理などを行い、画像データを生成する。
制御部332は、画像処理装置100から受信した撮影装置102を制御するコマンドに従い、撮影装置102を制御する。例えば、制御部332は、撮影装置102の画角を変更する制御を行う。
通信部333は、画像処理装置100との通信を行うインターフェースである。例えば、通信部333は、画像処理部331で生成された画像データを画像処理装置100に送信する。また、通信部333は、画像処理装置100が送信する撮影装置102を制御するコマンドを受信する。
次に、図4〜図6を参照して、本実施形態に係る画像処理について説明する。なお、以降の説明において、本実施形態に係る画像処理の対象となる物体は人体とする。例えば、検出部301は人体を検出する検出処理を行うとして説明する。
図4は、本実施形態に係る画像処理を説明するための模式図である。なお、図4(b)は図4(a)に映っている人体が検知線を通り過ぎてから撮影されている様子を示す模式図である。
図4において、画像400aおよび画像400bは通信部300が受信した画像である。なお画像400bは、画像400aが撮影装置102により撮影された時刻から所定時間経過したのちに撮影された画像である。領域401aおよび領域401bは、検出部301が人体の検出処理を行う対象となる検出領域である。なお、領域401aは、画像400における全体の領域であり、予め設定された検出領域である。また、領域401bは、画像400における一部分の領域である。領域401cは、検出部301により人体の検出処理が行われない領域である。
ライン403は、画像において通過する人体を検知するための検知線である。なお、画像400aや画像400bなど通信部300が受信する画像が示す全体の領域は、便宜的に、ライン403を基準にして領域Aと領域Bとで分かれるものとして説明する。枠405は、検出部301により検出された人体404の位置と大きさを示す枠である。
また説明の簡便化のため、領域Aを基準として、領域Aから領域Bの方向へ人体がライン403を通過した場合の通過方向を「IN方向」とする。対して、領域Bから領域Aへ人体がライン403を通過した場合の通過方向を「OUT方向」とする。なお矢印402は、IN方向を示す矢印である。
次に本実施形態における画像処理について図5に示すフローチャートを参照して説明する。図5(a)は、本実施形態に係る通過カウント処理の流れを示すフローチャートである。また、図5(b)は、本実施形態に係る検出領域の設定処理の流れを示すフローチャートである。
なお、本実施形態において、図5に示すフローチャートの処理は、画像処理装置100のHDD203に格納されたコンピュータプログラムをCPU200が実行することにより実現される図3の各機能ブロックにより実行されるものとして説明する。しかし、図5に示すフローチャートの処理の一部は、専用のハードウェアによって実行するようにしてもよい。
まず、図5(a)を参照して、本実施形態に係る通過カウント処理のフローチャートについて説明する。ステップS501において、通信部300は、ネットワーク104を介して、画像データを受信する。
次に、ステップS502において、検出部301は、画像における検出領域を対象にして人体を検出する検出処理を行う。なお設定部306の後述する処理が行われる前における初期の段階では、検出部301は、画像全体に予め設定された検出領域である領域401aを対象に検出処理を行うものとする。図4(a)において、検出部301は人体404を検出する。なお、出力制御部307は、検出された人体404の位置と大きさが分かるような枠を、人体404に外接するように画像に重畳させて表示装置101に表示させてもよい。
次に、ステップS503において、追尾部302は、検出部301により検出された人体を追尾する。図4(a)において、追尾部302は、人体404の追尾を行い、さらに人体404に対してID=1を付与するものとする。ここで図6(a)を参照して、追尾部302により追尾される人体の軌跡の情報である軌跡情報について説明する。
図6(a)は人体の軌跡情報を示すデータ構成図の一例である。図6(a)における軌跡情報を示すデータ構成は、追尾部302により付与されたID毎に、人体の軌跡情報として、検出部301により検出された時刻と、検出された画像における座標の位置とが含まれている。なお、図6(a)に示すデータ構成の例では、追尾部302によりID=1と付与された人体について、検出部301により検出された時刻と、その時刻における画像内での人体の位置が示されている。このような軌跡情報は、追尾部302により追尾されるID毎、すなわち、人体毎に存在し、それらの軌跡情報は記憶部309にて記憶される。なお、人体の位置は、画像における人体の位置を示す枠(例えば、枠405)の中心点の座標として説明する。
次に、ステップS504において、判定部304は、追尾部302により追尾される人体がパラメータにより規定される画像内に設定された検知線を通過したこと及びその通過方向を判定する。図4において、画像400aが撮影された時刻から画像400bが撮影された時刻までの過程で、人体404は領域Aから領域Bへ移動した場合、判定部304は、人体404が検知線をIN方向へ通過したと判定する。なお、判定部304により人体が検知線を通過した時刻と、その人体に付与されたIDと、通過方向とを含む情報である通過情報は記憶部309により記憶される。図6(b)は通過情報の一例を示すデータ構成図である。図6(b)が示すデータ構成には、判定部304により通過したことを判定された時刻と、通過した人体に付与されたIDと、通過した人体の通過方向が含まれている。
次に、図5(b)を参照して、検出領域を設定する処理について説明する。ステップS505において、算出部305は、判定部304により検知線を通過したと判定された人体の数を通過方向ごとに算出する。つまり、算出部305は、通過方向ごとの人体の通過量を算出する。なお本実施形態における算出部305は、記憶部309に記憶される通過情報に基づいて、通過方向ごとの人体の通過量を算出するものとする。
算出部305により算出された通過方向ごとの人体の数は、記憶部309が記憶する。なお、出力制御部307は、算出部305により算出された通過方向ごとの人体の数を画像に重畳させて表示装置101に出力するようにしてもよい。
次に、ステップS506において、検出領域設定の条件を満たしたか否かを判定する。本実施形態において、最新一定期間において、或る一方向を通過した人数が所定値以上かつもう一方向を通過した人数が所定値以下の条件を満たしたか否かを条件とする。なお以下の説明において、或る一方向を直前5秒間にて通過した人数が10人以上、かつ、もう一方向を直前5秒間にて通過した人数が1人以下であるか否かの条件を検出領域設定の条件とするが、これに限らない。例えば、最新の一定期間において、通過方向ごとの通過する人体の数の差分が所定値以上であるかの条件を検出領域設定の条件としてもよく、通過量に偏りがあるか否かを判定できる条件であればよい。また、検出領域設定の条件については、予め事前に登録された条件でもよいし、ユーザーにより適宜設定されるようにしてもよい。
ステップS506においてNoの場合、ステップS507の処理へ移行する。ステップS507にて、設定部306は、第一の領域を検出領域として設定する。なお、本実施形態において、第一の領域は画像全体の領域を示し、図4の場合、第一の領域は領域401aとなる。
ステップS506においてYesの場合、ステップS508の処理へ移行する。ステップS508にて、設定部306は、第二の領域を検出領域として設定する。第二の領域は、通過した人数が多い通過方向の入口側と出口側の領域を規定したとき、出口側での領域における検出領域の面積を小さくするように設定された領域である。例えば、図4において、IN方向を直前5秒間で通過した人数が10人以上、かつ、OUT方向を直前5秒間で通過した人数が1人以下である場合を想定する。このとき、設定部306は、通過した人数が多い方向であるIN方向の出口側である領域Bの検出領域の面積を減らすように検出領域を設定する。なおこのとき、本実施形態の設定部306は、領域Bを対象に、検知線の延伸方向に直交する方向において、検知線から所定長の距離406までは検出領域とし、検知線から距離406の長さ以上に離れた領域における検出領域の面積を削るようにする。この場合、設定部306は、領域401aから領域401cを削った領域401bを検出領域として設定する。設定部306が設定した検出領域の大きさ及び位置の情報は記憶部309にて記憶される。
このように、最新一定期間において通過方向ごとの通過量に偏りが生じている場合、通過量の偏りが継続すると推定することができる。そこで、通過量に偏りが生じている通過方向に基づいて、検出領域の大きさを変更する。具体的には、通過量が多い通過方向の入口側と出口側の領域を規定したとき、出口側での領域における検出処理を行う面積を小さくすることで、すでに検知線を通過したと判定された人に対して検出処理を行う負荷を低減することができる。
次に、ステップS509にて、出力制御部307は、ステップS507またはステップS508にて設定部306により設定された検出領域の位置を画像に重畳させて表示装置101に出力する。こうすることにより、人体の検出処理の対象となる検出領域の位置をユーザーは容易に把握することができる。
なお、ステップS508において、設定部306は、通過方向ごとの通過する人体の数に応じて、領域401cの面積を変化させるようにしてもよい。例えば、或る一方向を直前5秒間で通過した人数が10人以上、かつ、もう一方向を直前5秒間で通過した人数が1人以下であるという条件(S506)を満たしたうえで、通過した人数が多ければ多い程、領域401cの面積を大きくするようにしてもよい。
なお、本実施形態における設定部306は、検知線を通過する通過量に基づいて、検出領域の大きさを変更するようにしたが、これに限定されない。設定部306は、検知線を通過する通過量に基づいて、検出部301により検出処理が行われる頻度を変更するようにしてもよい。
例えば、検出部301は、初期の段階において、通信部300が受信する画像のうち毎フレームに対して、つまり1フレームに1回の頻度で検出処理を行う場合を想定する。このとき、ステップS507にて、つまり検知線を通過する通過量の偏りが少ない場合、設定部306は、領域Aおよび領域Bを対象に、毎フレームに対して検出処理が行われるよう設定する。
そして、ステップS508にて、つまり検知線を通過する通過量に偏りがある場合、通過した人数が多い通過方向の入口側と出口側の領域を規定したとき、設定部306は、出口側での領域では、5フレームに1回の頻度で検出処理が行われるよう設定する。例えば、図4において、IN方向を直前5秒間で通過した人数が10人以上、かつ、OUT方向を直前5秒間で通過した人数が1人以下である場合を想定する。このとき、設定部306は、領域Aでは検出処理の頻度を毎フレームに設定し、通過した人数が多い方向であるIN方向の出口側である領域Bにおいては、検出部301による検出処理の頻度を5フレームに1回に設定する。
なお、ステップS508にて、通過した人数が多い通過方向の入口側と出口側の領域を規定したとき、設定部306は、出口側での領域において、検知線からの距離に基づいて検出処理の頻度を変更するようにしてもよい。例えば、図4において、IN方向を直前5秒間で通過した人数が10人以上、かつ、OUT方向を直前5秒間で通過した人数が1人以下である場合を想定する。このとき設定部306は、IN方向の入口側の領域である領域Aでは検出処理の頻度を毎フレームに設定する。そして、設定部306は、IN方向の出口側の領域である領域Bを対象に、検知線と直交する方向において、検知線から距離406までは検出処理の頻度を毎フレームに設定し、距離406より離れた領域では5フレームに1回を検出処理の頻度として設定する。
以上のように、設定部306は、検知線を通過する通過量に基づいて、検出処理の頻度を変更するようにしてもよい。具体的には、設定部306は、通過量が多い通過方向の入口側と出口側の領域を規定したとき、出口側での領域において、検出部301により検出処理が行われる頻度を少なくするようにしてもよい。こうすることにより、通過量が少ない通過方向を通過する人に対する検出部301による検出の精度低下を抑制することができる。
なお、本実施形態において図5(a)に示す通過カウント処理および図5(b)に示す検出領域の設定処理は時間的に並行して実行されてもよいし、時間的に別々で実行されるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、通過方向ごとの人の通過量に基づいて、人を計数する処理のための人を検出する処理負荷を効率的に低減することができる。
(実施形態2)
実施形態1では、検知線を通過する人の通過量に基づいて、検出領域の大きさを変更する処理について説明したが、これに限らない。例えば、検知線を通過する人の通過量に基づいて、検出部301が検出処理の対象として画像から切り出す矩形領域の位置を変更するようにしてもよい。この場合における画像処理について、図5(a)、図7、および図8を参照して説明する。なお、以下の説明において、実施形態1と同一または同等の構成要素、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜、重複した説明は省略する。
実施形態1では、検知線を通過する人の通過量に基づいて、検出領域の大きさを変更する処理について説明したが、これに限らない。例えば、検知線を通過する人の通過量に基づいて、検出部301が検出処理の対象として画像から切り出す矩形領域の位置を変更するようにしてもよい。この場合における画像処理について、図5(a)、図7、および図8を参照して説明する。なお、以下の説明において、実施形態1と同一または同等の構成要素、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜、重複した説明は省略する。
図5(a)、図7および図8を参照して、実施形態2に係る画像処理について説明する。図7は、実施形態2に係る画像処理の流れを示すフローチャートである。図8は、実施形態2に係る画像処理を説明するための図である。
図5(a)に示す通過カウント処理におけるステップS501にて、通信部300は、ネットワーク104を介して、画像データを受信する。
ステップS502にて、検出部301は、画像における検出領域を対象にして人体を検出する検出処理を行う。なお、実施形態2に係る検出部301は、所定の大きさの矩形領域を画像内において水平および垂直方向に走査しつつ順次切り出していく。そして、検出部301は、切り出した矩形領域を対象にして、照合パターン(辞書)を使用し、人体の検出処理を行っていく。つまり、検出部301は、切り出した矩形領域を検出領域として、人体を検出する検出処理を行う。
図8において、検出部301は、矩形領域である領域801を画像内にて水平および垂直方向に走査させて、矩形領域を切り出していく。そして、検出部301は、切り出した矩形領域を検出領域として、人体を検出する検出処理を行う。
ステップS503およびステップS504の処理は、実施形態1と同様であるため説明を省略する。
次に図7を参照して、本実施形態に係る検出領域の設定処理のフローチャートについて説明する。なお図7に示すフローチャートの処理は、画像処理装置100のHDD203に格納されたコンピュータプログラムをCPU200が実行することにより実現される図3の各機能ブロックにより実行ものとして説明する。しかし、図7に示すフローチャートの処理の一部は、専用のハードウェアによって実行するようにしてもよい。
図7においてS505およびS506の処理は、実施形態1と同様であるため説明を省略する。
ステップS506においてNoの場合、ステップS707の処理へ移行する。ステップS707にて、実施形態2における設定部306は、画像全体の領域にて矩形領域の水平方向における走査の間隔を第一間隔に設定する。なお、本実施形態において第一間隔は、1つの矩形領域における水平方向の辺の長さであるとする。図8の場合、第一間隔は距離802aとなる。つまり、ステップS707の処理を経て、検出部301は、第一間隔である距離802aに従って矩形領域800を水平方向に走査させ、矩形領域を切り出していく。そして、検出部301は、切り出した矩形領域を検出領域として、人体を検出する検出処理を行う。つまり、この場合、検出部301は、画像全体の領域を検出領域として検出処理を行う。
ステップS506においてYesの場合、ステップS708の処理へ移行する。ステップS708にて、実施形態2における設定部306は、通過した人数が多い通過方向について入口側と出口側の領域を規定したとき、出口側での領域にて矩形領域の水平方向における走査の間隔を第二間隔に設定する。本実施形態の場合、第二間隔は、第一間隔より所定値大きい長さである。例えば、図8において、IN方向を直前5秒間で通過した人数が10人以上、かつ、OUT方向を直前5秒間で通過した人数が1人以下である場合を想定する。このとき、図8(b)に示すように、設定部306は、通過した人数が多いIN方向の出口側である領域Bにて水平方向における走査の間隔を第二間隔である距離802bに設定する。なお、第二間隔の距離802bの長さは、予め事前に登録された設定でもよいし、ユーザーにより適宜設定するようにしてもよい。以上のように、本実施形態の設定部306は、通過方向ごとの人体の数が所定の条件を満たした場合、検知線を通過する物体の数が多い通過方向の入口側と出口側の領域を規定したとき、出口側の領域にて水平方向における矩形領域を走査させる間隔を変更する。
最新一定期間における人体の通過方向ごとの通過量に偏りが生じている場合、通過量の偏りが継続すると推定することができる。そこで、通過量に偏りが生じている通過方向に基づいて、矩形領域を走査させる間隔を変化させる。そして通過量が多い通過方向に検知線を通過した人がいる領域においては、検出部301が切り出す矩形領域を走査させる間隔を大きくすることで、すでに通過したと判定された人に対して検出処理の負荷を低減することが可能になる。
次に、ステップS509にて、出力制御部307は、ステップS707またはステップS708にて設定部306が設定した矩形領域を走査させる間隔に基づき、検出部301の検出処理の対象である検出領域を画像に重畳させて表示装置101に出力する。こうすることにより、人体の検出処理の対象となる検出領域の位置をユーザーは容易に把握することができる。
なお、ステップS708にて、設定部306は、通過方向ごとの通過する人体の数に応じて、第二の間隔の長さを変化させるようにしてもよい。例えば、或る一方向を直前5秒間で通過した人数が10人以上、かつ、もう一方向を直前5秒間で通過した人数が1人以下であるという条件(S506)を満たしたうえで、通過した人数が多ければ多い程、第二の間隔の距離802bを長くするようにしてもよい。
また、ステップS708にて、本実施形態における設定部306は、通過した人数が多い通過方向の出口側の領域における矩形領域を走査させる間隔を大きくするとしたが、例えば次のような処理を行ってもよい。すなわち、ステップS708にて、設定部306は、図8(c)に示すように、検知線の延伸方向と直交する方向において、検知線から所定長の距離803までは、第一の間隔とし、検知線から距離803より離れた領域においては、第二の間隔としてもよい。なお、距離803の長さは、予め登録された設定でもいいし、ユーザーにより適宜設定されるようにしてもよい。
また、本実施形態において、設定部306は、検知線を通過する通過量に基づいて、画像において水平方向に矩形領域801を走査させる間隔を変更するようにしたが、垂直方向に矩形領域801を走査させる間隔を変更するようにしてもよい。また、設定部306は、検知線を通過する通過量に基づいて、水平方向および垂直方向に矩形領域801を走査させる間隔を変更するようにしてもよい。
なお、本実施形態において、図5(a)に示す通過カウント処理および図7に示す検出領域の設定処理は時間的に並行して実行されてもよいし、時間的に別々で実行されるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、通過方向ごとの人の通過量に基づいて、人を計数する処理のための人を検出する処理負荷を効率的に低減することができる。
(実施形態3)
上述した実施形態に係る画像処理は画像処理装置100が行うとして説明したが、これに限定されない。実施形態1または実施形態2に係る画像処理装置100の1以上の機能を、撮影装置102が有していてもよい。つまり、実施形態1または実施形態2に係る画像処理は、画像処理装置100のCPU200により実行されたが、撮影装置102のCPU210およびクライアント装置が有するCPUが協働することにより実現されてもよい。
上述した実施形態に係る画像処理は画像処理装置100が行うとして説明したが、これに限定されない。実施形態1または実施形態2に係る画像処理装置100の1以上の機能を、撮影装置102が有していてもよい。つまり、実施形態1または実施形態2に係る画像処理は、画像処理装置100のCPU200により実行されたが、撮影装置102のCPU210およびクライアント装置が有するCPUが協働することにより実現されてもよい。
例えば、図3に示す、検出部301と、追尾部302と、保持部303と、判定部304と、算出部305と、設定部306と、記憶部309は撮影装置102が有していてもよい。なおこのとき、出力制御部307と、操作受付部308は、クライアント装置900が有する。クライアント装置900は、画像処理装置100と同等のハードウェア構成を有するパーソナルコンピュータである。この場合について、図9を参照して更に詳細に説明する。なお、図1〜図8と同一または同等の構成要素、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜、重複した説明は省略する。
図9は、画像処理装置100の一部の機能を有する撮影装置102とクライアント装置900の機能ブロック図の一例である。撮影装置102とクライアント装置900は、ネットワーク104を介して通信が行われる。
撮影部330は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子を有し、撮影装置102のレンズを通って結像された被写体像を光電変換して電気信号を生成する。
画像処理部331は、撮影部330において生成された電気信号をデジタル信号へ変換する処理や、圧縮符号化処理などを行い、画像データを生成する。
画像処理部331にて生成された画像データは、通信部333と通信部901とを介して、出力制御部307へ送られ、出力制御部307により表示装置101に出力される。なお、クライアント装置900における通信部901は、撮影装置102から送られる画像データの受信や、撮影装置102を制御するための各種のコマンドなどを送信する。
クライアント装置900における操作受付部308は、マウスやキーボードなどの入力装置を介してユーザーによる操作を受け付ける。なお、操作受付部308が受け付けた情報は、通信部901と通信部333とを介して撮影装置102へ送られる。例えば、操作受付部308は、出力制御部307により表示装置101に出力された画像に対して、ユーザーが設定した検知線の位置に関する情報を受け付ける。そして操作受付部300が受け付けた検出領域の位置に関する情報は、通信部901と通信部333とを介して撮影装置102の保持部303へ送られる。
検出部301と、追尾部302と、保持部303と、判定部304と、算出部305と、設定部306と、記憶部309における機能は実施形態1または2において説明したものと同様であるため省略する。
設定部306により設定された検出領域の位置の情報は、通信部333および通信部901を介して、クライアント装置900の出力制御部307へ送られる。そして出力制御部307は、設定部306により設定された検出領域を画像に重畳させて表示装置101に出力する。
以上のように実施形態1または実施形態2に係る画像処理装置100の1以上の機能を、撮影装置102が有していてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを1つ以上のプロセッサが読出して実行する処理でも実現可能である。プログラムは、ネットワーク又は記憶媒体を介して、プロセッサを有するシステム又は装置に供給するようにしてもよい。また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを1つ以上のプロセッサが読出して実行する処理でも実現可能である。プログラムは、ネットワーク又は記憶媒体を介して、プロセッサを有するシステム又は装置に供給するようにしてもよい。また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
301 検出部
302 追尾部
304 判定部
305 算出部
306 設定部
302 追尾部
304 判定部
305 算出部
306 設定部
Claims (8)
- 画像から物体を検出する検出処理を行う検出手段と、
前記検出手段により検出された物体を追尾する追尾手段と、
前記追尾手段により追尾される物体が前記画像における検知線を通過したこと及び通過方向を判定する判定手段と、
前記判定手段により前記検知線を通過したと判定された物体の数を前記通過方向ごとに算出する算出手段と、
前記算出手段の結果に基づいて、前記画像において前記検出手段による検出処理を実行する検出領域を設定する設定手段とを有することを特徴とした画像処理装置。 - 前記設定手段は、前記算出手段により算出された前記通過方向ごとの物体の数が所定の条件を満たした場合、前記検知線を通過する物体の数がより多い通過方向の出口側の領域において、前記検出領域の面積が小さくなるように前記検出領域を設定することを特徴とした請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記設定手段は、一定期間において或る一方向を通過した人数が所定値以上、かつ、もう一方向を通過した人数が所定値以下の条件を満たした場合、前記検知線を通過する物体の数がより多い通過方向の出口側の領域において、前記検出領域の面積が小さくなるように前記検出領域を設定することを特徴とした請求項1または2に記載の画像処理装置。
- 前記検出手段は、所定の大きさの矩形領域を画像内において水平および垂直方向に走査しつつ順次切り出し、切り出した該矩形領域を検出領域として、物体を検出する検出手段であって、
前記設定手段は、前記算出手段により算出された前記通過方向ごとの物体の数が所定の条件を満たした場合、前記検知線を通過する物体の数がより多い通過方向の入口側と出口側の領域を規定したとき、出口側の領域における矩形領域を走査させる間隔を変更することを特徴とした請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記検出手段は、所定の大きさの矩形領域を画像内において水平および垂直方向に走査しつつ順次切り出し、切り出した該矩形領域を検出領域として、物体を検出する検出手段であって、
前記設定手段は、一定期間において或る一方向を通過した人数が所定値以上、かつ、もう一方向を通過した人数が所定値以下の条件を満たした場合、前記検知線を通過する物体の数がより多い通過方向の入口側と出口側の領域を規定したとき、出口側の領域における矩形領域を走査させる間隔を変更することを特徴とした請求項1または請求項4に記載の画像処理装置。 - 画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された画像から物体を検出する検出処理を行う検出手段と、
前記検出手段により検出された物体を追尾する追尾手段と、
前記追尾手段により追尾される物体が前記画像における検知線を通過したこと及び通過方向を判定する判定手段と、
前記判定手段により前記検知線を通過したと判定された物体の数を前記通過方向ごとに算出する算出手段と、
前記算出手段の結果に基づいて、前記画像において前記検出手段による検出処理を実行する検出領域を設定する設定手段とを有することを特徴とした撮影装置。 - 画像から物体を検出する検出処理を行う検出工程と、
前記検出工程により検出された物体を追尾する追尾工程と、
前記追尾工程により追尾される物体が前記画像における検知線を通過したこと及び通過方向を判定する判定工程と、
前記判定工程により前記検知線を通過したと判定された物体の数を前記通過方向ごとに算出する算出工程と、
前記算出工程の結果に基づいて、前記画像において前記検出工程による検出処理を実行する検出領域を設定する設定工程とを有することを特徴とした画像処理方法。 - 画像から物体を検出する検出処理を行う検出手段と、
前記検出手段により検出された物体を追尾する追尾手段と、
前記追尾手段により追尾される物体が前記画像における検知線を通過したこと及び通過方向を判定する判定手段と、
前記判定手段により前記検知線を通過したと判定された物体の数を前記通過方向ごとに算出する算出手段と、
前記算出手段の結果に基づいて、前記画像において前記検出手段による検出処理を実行する検出領域を設定する設定手段として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018087494A JP2019192155A (ja) | 2018-04-27 | 2018-04-27 | 画像処理装置、撮影装置、画像処理方法およびプログラム |
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JP2018087494A Pending JP2019192155A (ja) | 2018-04-27 | 2018-04-27 | 画像処理装置、撮影装置、画像処理方法およびプログラム |
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JP (1) | JP2019192155A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113762169A (zh) * | 2021-09-09 | 2021-12-07 | 北京市商汤科技开发有限公司 | 人流量统计方法及装置、电子设备和存储介质 |
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2018
- 2018-04-27 JP JP2018087494A patent/JP2019192155A/ja active Pending
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