JP2019191430A - 光学系及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像ぶれ補正が容易で且つ像ぶれ補正に際しても良好な光学性能を維持することができる光学系を得ること。【解決手段】複数のレンズ群と開口絞りを有する光学系において、レンズ群の全体または一部を、光軸近傍の1点を中心に回動させる防振群Aを有し、防振群Aの回動中心は、防振群Aの物体側面頂点から有限距離にあり、前記防振群Aより像側に位置するレンズ群の全体または一部を、光軸近傍の1点を中心に回動または光軸に対し略垂直方向に移動する防振群Bを有し、防振を行う光学配置において、前記防振群Aと前記開口絞りとの距離Da、前記防振群Bと像面との距離Db、光学全長Lを、各々適切に設定すること。【選択図】 図1

Description

本発明は、光学系及びそれを有する撮像装置に関し、例えば銀塩フィルム用カメラ、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、監視用カメラ、TVカメラ等の撮像装置に用いられる撮像光学系及びその撮像装置に関するものである。
近年、撮像装置に用いられる光学系では、ズーム比の高倍率化や、至近距離での撮影(マクロ撮影)における撮影倍率の高倍率化が要求されている。このような光学系では、撮影に際して手ブレ等によりレンズ全系が傾くと、撮影画像はその傾き角と撮影倍率や画角に応じて大きく変位し、大きな像ブレを起こす。
従来、この像ブレを補正する手段として、光学系のうちの1つのレンズ群を光軸上の点を中心として回動させた光学系が知られている(特許文献1)。また、像ブレを補正する手段として、光学系の複数のレンズ群を光軸上の点を中心として回動させた光学系が知られている(特許文献2)。
特許文献1では、バックフォーカスが長い広角レンズにおいて、最終レンズ群の中で最も像側の部分レンズ群を回動させて像ブレ補正角0.5°程度防振する光学系が開示されている。
特許文献2では、複数のレンズ群の重心位置又はその近傍の点を中心として前記複数のレンズ群を一体に回動させて像ブレ補正角0.5°防振する光学系が開示されている。
特開平8−220427号公報 特開2001−249276号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、像ブレ補正角を大きくしようとすると、防振収差を補正することが困難になる。
特許文献1では、開口絞り付近に配置された1つの防振群を回動させることによって、防振収差を補正できている。しかしながら、像ブレ補正角を大きくしようとすると、防振収差を補正する自由度が少ないために、特に防振非点収差や防振像面湾曲の補正が不十分となってしまう。
また、特許文献2では、開口絞り付近に配置された複数の防振群を回動させることによって、防振収差を補正できている。しかしながら、像ブレ補正角を大きくしようとすると、防振群が開口絞り付近にしかないために、特に防振非点収差や防振像面湾曲の補正が不十分となってしまう。
そこで、本発明の目的は、像ぶれ補正が容易で且つ像ぶれ補正に際しても良好な光学性能を維持することができる光学系を提供することを目的とする。
本発明の光学系は、複数のレンズ群と開口絞りを有する光学系において、
レンズ群の全体または一部を、光軸近傍の1点を中心に回動させる防振群Aを有し、防振群Aの回動中心は、防振群Aの物体側面頂点から有限距離にあり、
前記防振群Aより像側に位置するレンズ群の全体または一部を、光軸近傍の1点を中心に回動または光軸に対し略垂直方向に移動する防振群Bを有し、
防振を行う光学配置において、前記防振群Aと前記開口絞りとの距離をDa、前記防振群Bと像面との距離をDb、光学全長をLとするとき、
0.0≦|Da/L|<0.40
0.0≦|Db/L|<0.20
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、像ぶれ補正が容易で且つ像ぶれ補正に際しても良好な光学性能を維持することができる光学系を提供することができる。
図1は、本発明の数値実施例1のレンズ断面図である。 図2は、本発明の数値実施例1の縦収差図である。 図3は、本発明の数値実施例1の横収差図である。 図4は、本発明の数値実施例1の像ブレ補正時の横収差図である。 図5(A)、(B)、(C)は、本発明の数値実施例2の広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。 図6(A),(B),(C)は、本発明の数値実施例2の広角端、中間のズーム位置、望遠端における縦収差図である。 図7(A)、(B)、(C)は、本発明の数値実施例2の広角端、中間のズーム位置、望遠端における横収差図である。 図8(A)、(B)、(C)は、本発明の数値実施例2の像ブレ補正時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における横収差図である。 図9(A)、(B)、(C)は、本発明の数値実施例3の広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。 図10(A),(B),(C)は、本発明の数値実施例3の広角端、中間のズーム位置、望遠端における縦収差図である。 図11(A)、(B)、(C)は、本発明の数値実施例3の広角端、中間のズーム位置、望遠端における横収差図である。 図12(A)、(B)、(C)は、本発明の数値実施例3の像ブレ補正時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における横収差図である。 図13(A)、(B)、(C)は、本発明の数値実施例4の広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。 図14(A),(B),(C)は、本発明の数値実施例4の広角端、中間のズーム位置、望遠端における縦収差図である。 図15(A)、(B)、(C)は、本発明の数値実施例4の広角端、中間のズーム位置、望遠端における横収差図である。 図16(A)、(B)、(C)は、本発明の数値実施例4の像ブレ補正時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における横収差図である。 本発明の撮像装置の要部概略図 本発明の回動防振群の回動機構の説明図
[実施例に共通する説明]
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
各実施例の光学系は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、銀塩フィルム用カメラ等の撮像装置(光学装置)に用いられる撮像光学系として好適なものである。レンズ断面図において、左方が前方(物体側、拡大側)で、右方が後方(像側、縮小側)である。なお、各実施例の光学系をプロジェクターなどの投射レンズとして用いても良い。このときは左方がスクリーン側、右方が被投射画像側となる。
レンズ断面図において、iは物体側から像側への各レンズ群の順序を示し、Liは第iレンズ群である。SPは開放Fナンバー(Fno)光束を決定(制限)する開口絞りの作用をするFナンバー決定部材(以下「開口絞り」ともいう。)である。FPは、不要な軸外光束を遮光するフレアカット絞りである。GBは光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が、銀塩フィルム用カメラのときはフィルム面に相当する。
図17において、本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルカメラ(撮像装置)の実施形態について説明する。
図17において、20はデジタルカメラ本体、21は上述の各実施例のズームレンズによって構成された撮影光学系、22は撮影光学系21によって被写体像を受光するCCD等の撮像素子、23は撮像素子22が受光した被写体像を記録する記録手段である。24は不図示の表示素子に表示された被写体像を観察するためのファインダーである。上記表示素子は液晶パネル等によって構成され、撮像素子22上に形成された被写体像が表示される。このように本発明のズームレンズをデジタルカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置を実現することができる。
なお、本発明の光学系は、一眼レフカメラ・ミラーレスカメラ・TVカメラ・ビデオカメラ・銀塩フィルム用カメラ等にも適用できる。
図18は防振レンズ系の駆動方法の説明図である。図18に示すように、防振レンズ系ISの回動を実現する構成としては、レンズホルダーLHとこれに隣接する固定部材LBとの間に数点の球体SBを挟んだ構成が考えられる。固定部材LBに対して球体SBの転がりによりレンズホルダーLHを可動とすることができる。この際、球体SBに対する固定部材LBの受け面を球面形状とすれば回動させることができる。
なお、回動の回動中心は受け面の球面中心となる。ズーミングに際してはレンズホルダーLH、球体SB、固定部材LBが一体で光軸方向に移動すればよい。ただしこの場合、レンズホルダーLHから回動中心Laまでの距離はズーミングによらず固定としてもよい。このように簡易的な駆動機構により、所望の防振レンズ系のシフト成分及びチルト成分を発生させることができる。なお、各実施例による防振レンズ系の動き方としては、必ずしも球面形状に沿った回動に限定するものではない。球面形状から微小にずれた非球面形状、例えば放物面形状や楕円面形状としてもよい。
縦収差図において、左から順に、球面収差、非点収差、歪曲、倍率色収差を表している。球面収差を示す図において、実線のdはd線(587.6nm)、二点鎖線のgはg線(435.8nm)を表している。また、非点収差を示す図において、実線のΔSはd線のサジタル像面、破線のΔMはd線のメリディオナル像面を表している。また、歪曲収差を示す図は、d線における歪曲を表している。倍率色収差はd線に対するg線について表している。FnoはFナンバー、ωは近軸の半画角(度)を示す。歪曲収差図は、理想像高をY=f×tan(ω)とし、それからのずれ量を示す。
横収差図において、上から順に10割、5割、中心、反対側の5割、反対側の10割の像高におけるd線の収差図を示す。破線はサジタル像面、実線はメリディオナル像面を表している。レンズ断面図において矢印は広角端から望遠端へのズーミングに際しての各レンズ群の移動軌跡を示している。
次に各実施例の光学系について前述した特徴以外のレンズ構成について説明する。
[実施例1]
以下、図1乃至図4を参照して、本発明の実施例1について説明する。図1は、本発明の実施例1におけるレンズ断面図である。レンズ構成は、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の第2レンズ群L2、正の第3レンズ群L3、負の第4レンズ群L4からなる。第1レンズ群L1は、1枚の負レンズと1枚の正レンズからなり、広角化を図っている。第2レンズ群L2は5枚のレンズからなり、球面収差と軸上色収差の発生を低減している。
開口絞りSPは、開口絞りSPは、第2レンズ群L2の物体側に配置している。開口絞りSPをこのように配置することで、前玉径の小型化を図っている。なお、開口絞りSPは、第2レンズ群内や第2レンズ群の像側に配置してもよい。このレンズでは、第2レンズ群L2が防振群A,第4レンズ群L4が防振群Bである。
図2は、実施例1における前玉からの距離−10cmに合焦したときの縦収差図である。図3は、実施例1における前玉からの距離−10cmに合焦したときの横収差図である。図2、図3は、像ブレ補正を行っていない状態の収差図である。図4は、実施例1における前玉からの距離−10cmに合焦したときの像ブレ補正時の横収差図である。
[実施例2]
以下、図5乃至図8を参照して、本発明の実施例2について説明する。
図5(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例2の広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。レンズ構成は、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の第2レンズ群L2、正の第3レンズ群L3より構成されている。広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が狭まり、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が広がるように、各群が移動する。第1レンズ群L1は、2枚の負レンズと1枚の正レンズからなり、広角化を図っている。第2レンズ群L2は、5枚のレンズからなり、望遠端における球面収差と軸上色収差の発生を低減している。第3レンズ群L3は、低分散硝材を用いることで倍率色収差の抑制をしている。
開口絞りSPは、第2レンズ群L2内に配置している。開口絞りSPをこのように配置することで、前玉径の小型化とズーミングの高倍率化を両立させている。なお、開口絞りSPは、第2レンズ群L2の物体側に配置しても良い。この場合、広角端における第1レンズ群L1と開口絞りSPとの間隔を短縮できるため、前玉径の小型化の点で有利となる。また、開口絞りSPは、第2レンズ群L2の像側に配置してもよい。この場合、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間隔を短縮できるために、ズーミングの高倍率化に有利となる。このズームレンズでは、第2レンズ群L2が防振群A、第3レンズ群L3が防振群Bである。
図6(A)、(B)、(C)は、実施例2の広角端、中間のズーム位置、望遠端における無限遠に合焦したときの縦収差図である。図7(A)、(B)、(C)は、実施例2の広角端、中間のズーム位置、望遠端における無限遠に合焦したときの横収差図である。図6、図7は、像ブレ補正を行っていない状態の収差図である。図8(A)、(B)、(C)は、実施例2の広角端、中間のズーム位置、望遠端における無限遠に合焦したときの像ブレ補正時の横収差図である。
[実施例3]
以下、図9乃至図12を参照して、本発明の実施例3について説明する。図9(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例3の広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。レンズ構成は、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の第2レンズ群L2、正の第3レンズ群L3、負の第4レンズ群L4、正の第5レンズ群L5より構成されている。広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が広がり、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が狭まり、第3レンズ群と第4レンズ群の間隔が広がり、第4レンズ群と第5レンズ群の間隔が広がるように、各群が移動する。第1レンズ群L1は、2枚の正レンズと1枚の負レンズからなり、望遠端における球面収差と色収差の発生を低減している。
第2レンズ群L2は、3枚の負レンズと1枚の正レンズからなり、歪曲収差を発生させ、球面収差の発生を低減している。第3レンズ群L3は、3枚の正レンズと1枚の負レンズからなり、球面収差の発生を低減している。第4レンズ群L4は、1枚の負レンズからなり、ズーミングの高倍率化を図っている。第5レンズ群L5は、低分散硝材を用いることで望遠端での倍率色収差の発生を低減している。
開口絞りSPは、第3レンズ群L3の物体側に配置している。開口絞りSPをこのように配置することで、前玉径の小型化を図っている。なお、開口絞りSPは、第3レンズ群L3内に配置しても良い。この場合、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間隔を短縮できるため、ズーミングの高倍率化の点で有利となる。このズームレンズでは、第2レンズ群L2が防振群A、第5レンズ群L5が防振群Bである。
図10(A)、(B)、(C)は、実施例3の広角端、中間のズーム位置、望遠端における無限遠に合焦したときの縦収差図である。図11(A)、(B)、(C)は、実施例3の広角端、中間のズーム位置、望遠端における無限遠に合焦したときの横収差図である。図10、図11は、像ブレ補正を行っていない状態の収差図である。図12(A)、(B)、(C)は、実施例3の広角端、中間のズーム位置、望遠端における無限遠に合焦したときの像ブレ補正時の横収差図である。
[実施例4]
以下、図13乃至図16を参照して、本発明の実施例4について説明する。図13(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例4の広角端、中間のズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図である。レンズ構成は、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の第2レンズ群L2、正の第3レンズ群L3、正の第4レンズ群L4、負の第5レンズ群L5より構成されている。広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が広がり、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が狭まり、第3レンズ群と第4レンズ群の間隔が広がり、第4レンズ群と第5レンズ群の間隔が狭まるように、各群が移動する。
第1レンズ群L1は、1枚の正レンズと1枚の負レンズからなり、ズーミングの高倍率化を図っている。第2レンズ群L2は、2枚の負レンズと1枚の正レンズからなり、歪曲収差を発生させている。第3レンズ群L3は、物体側から順に、正レンズ、正レンズと負レンズとの接合レンズからなる正の部分群L3a、正レンズからなる正の部分群L3bからなり、球面収差の発生を低減している。第4レンズ群L4は、1枚の負レンズからなり、ズーミングの高倍率化をしている。第5レンズ群L5は、低分散硝材を用いることで望遠端での倍率色収差の発生を低減している。
開口絞りSPは、第3レンズ群L3の物体側に配置している。開口絞りSPをこのように配置することで、前玉径の小型化を図っている。なお、開口絞りSPは、第3レンズ群L3内に配置しても良い。この場合、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間隔を短縮できるため、ズーミングの高倍率化の点で有利となる。このズームレンズでは、第3レンズ群の部分群L3aが防振群A、第5レンズ群L5が防振群Bである。
図14(A)、(B)、(C)は、実施例4の広角端、中間のズーム位置、望遠端における無限遠に合焦したときの縦収差図である。図15(A)、(B)、(C)は、実施例4の広角端、中間のズーム位置、望遠端における無限遠に合焦したときの横収差図である。図14、図15は、像ブレ補正を行っていない状態の収差図である。図16(A)、(B)、(C)は、実施例4の広角端、中間のズーム位置、望遠端における無限遠に合焦したときの像ブレ補正時の横収差図である。
[レンズ構成の説明]
各実施例の光学系は、複数のレンズ群と開口絞りを有する。前記複数のレンズ群のうちの1つのレンズ群の全体または一部を、光軸近傍の1点を中心に回動させる防振群Aを有し、防振群Aの回動中心は、防振群Aの物体側面頂点から有限距離にある。そして、前記防振群Aより像側に位置するレンズ群の全体または一部を、光軸近傍の1点を中心に回動または光軸に対し略垂直方向に移動する防振群Bを有する。防振を行う光学配置において、前記防振群Aと前記開口絞りとの距離をDa、前記防振群Bと像面との距離をDb、光学全長をLとするとき、
0.0≦|Da/L|<0.40 ・・・(1)
0.0≦|Db/L|<0.20 ・・・(2)
なる条件式を満足する。
なお該当する光学系が単焦点レンズではなくズームレンズである場合、Da,Db,Lは、防振を行う同一ズームステートにおける値である。これは、例えば広角端から望遠端まで全ズームステートにおいて防振を行うズームレンズにおいて、望遠端でのDa,望遠端でのDb,望遠端でのLの値を上記条件式2つに当てはめると条件式を満たすような場合のことを意味する。加えて、前述のズームレンズにおいて、防振を行う全てのズームステートにて上記条件式を満たす必要はなく、特定のズームステートにて上記条件式を満たせばよい。また、開口絞りが防振群に含まれている場合、DaまたはDbの値は0と規定する。
回動防振群は、光軸上の点を中心として回動角を与えることで光軸に対して垂直方向の移動となるシフト成分と、光軸に対する傾きであるチルト成分の両方を設定することができる。シフト成分を与えることにより、像ブレ補正の効果が得られるが、防振収差が発生してしまう。シフト成分に加えてチルト成分を与えることにより、防振群がシフトした際に発生する防振収差を補正する効果が得られる。防振時に発生する収差としては、防振コマ収差、防振非点収差、防振像面湾曲、防振色収差等があり、シフト成分に対して適切なチルト成分を設定することで防振収差を補正することができる。
本発明の光学系における防振収差について説明する。開口絞り付近の防振群Aをシフトさせることによって像ブレ補正を行う。開口絞り付近の防振群Aをチルトさせることで、シフトにより発生した防振収差、特に防振コマ収差と防振色収差を補正している。さらに、像面に近い防振群Bをシフトやチルトさせることで、防振群Aで補正しきれなかった防振収差、特に防振非点収差、防振像面湾曲を補正している。
[条件式の説明]
次に前述の条件式の技術的意味について説明する。条件式(1)は、防振群Aによって防振コマ収差や防振色収差を補正するために、防振群Aと開口との距離とその光学配置における光学全長の比を適切に定めたものである。条件式(1)の上限値を超えて、防振群Aが開口絞りSPから離れると、防振群Aにより適切に防振コマ収差や防振色収差を補正することが困難になる。
条件式(2)は、防振群Bによって防振非点収差や防振像面湾曲を補正するために、防振群Bと像面との距離とその光学配置における光学全長の比を適切に定めたものである。条件式(2)の上限値を超えて、防振群Bが像面から離れると、防振群Bにより適切に防振非点収差や防振像面湾曲を補正することが困難になる。
なお、更に好ましくは、条件式(1)と(2)の数値範囲を以下のように設定するのが望ましい。
0.0≦|Da/L|<0.30 ・・・(1a)
0.0≦|Db/L|<0.19 ・・・(2a)
よりさらに好ましくは、条件式(3)乃至(5)の数値範囲を下記のように設定するのが望ましい。
0.0≦|Da/L|<0.25 ・・・(1b)
0.0≦|Db/L|<0.16 ・・・(2b)
本発明において、更に好ましくは以下の条件式の1つ以上を満足することが望ましい。防振群Aの焦点距離をfa、防振群Bの焦点距離をfb、全系の取り得る最大の焦点距離をft、防振群Aの最も物体側にある面頂点と防振群Aの回動中心との距離をRaとするとき、
0.01<|fa/ft|<5.0 ・・・(3)
0.8<|fb/fa|<10.0 ・・・(4)
0.1<|Ra/fa|<10.0 ・・・(5)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(3)は、防振角を大きくするために、防振群Aの焦点距離と全系の取り得る最大の焦点距離の比を適切に定めたものである。
条件式(3)の上限値を超えて、防振群Aの屈折力が弱くなると、防振敏感度が低くなるために、防振角を大きくすることが困難になる。条件式(3)の下限値を超えて、防振群Aの屈折力が強くなると、像ブレ補正時のシフト成分により防振収差が大きく発生し、チルト成分によって防振収差を補正することが困難になる。
条件式(4)は、防振群Aで補正しきれなかった防振収差を防振群Bで適切に補正するために、防振群Bの焦点距離と防振群Aの焦点距離の比を適切に定めたものである。条件式(4)の上限値を超えて、防振群Aに比べて防振群Bの屈折力が弱くなると、防振群Bの防振敏感度が低くなり、防振群Aにより発生した防振収差を防振群Bにより補正することが困難になる。条件式(4)の下限値を超えて、防振群Aに比べて防振群Bの屈折力が強くなると、防振群Bのシフト成分により発生する防振収差が大きくなり、防振群Aにより発生した棒芯収差を防振群Bにより補正することが困難になる。
条件式(5)は、防振群Aのチルト成分によって防振収差を補正するために、防振群Aの回動するときの回動中心位置を適切に定めたものである。条件式(5)の上限値を超えて、回動中心位置が防振群Aから遠すぎると、チルト成分が小さすぎるために、シフト成分にて発生した防振収差を補正することが困難になる。条件式(5)の下限値を超えて、回動中心位置が防振群Aに近づきすぎると、チルト成分が非常に大きな角度となり、チルト成分にて高次の防振収差が多く発生してするために、シフト成分によって発生した防振収差を補正することが困難になる。
なお、各実施例において更に好ましくは、条件式(3)乃至(5)の数値範囲を以下のように設定するのが望ましい。
0.03<|fa/ft|<3.0 ・・・(3a)
0.9<|fb/fa|<8.0 ・・・(4a)
0.3<|Ra/fa|<8.0 ・・・(5a)
よりさらに好ましくは、条件式(3)乃至(5)の数値範囲を下記のように設定するのが望ましい。
0.05<|fa/ft|<1.5 ・・・(3b)
1.0<|fb/fa|<7.0 ・・・(4b)
0.6<|Ra/fa|<6.0 ・・・(5b)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
以下に、実施例1乃至4に各々対応する数値データ1乃至4を示す。各数値データにおいて、iは物体側からの面の順番を示し、riは第i番目(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔、ndi、νdiはそれぞれd線を基準とした屈折率、アッベ数を示す。BFはバックフォーカスであり、レンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算したものである。レンズ全長はレンズ最前面からレンズ最終面までの距離にバックフォーカスBFを加えたものである。
また、非球面は面番号の後に、*の符号を付加して表している。非球面形状は、Xを光軸方向の面頂点からの変位量、hを光軸と垂直な方向の光軸からの高さ、rを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4、A6、A8、A10を各次数の非球面係数とするとき、
で表す。なお、各非球面係数における「e±XX」は「×10±XX」を意味している。また、表1に前述の各条件式に相当する数値を示す。
像ブレ補正時のレンズ系位置データにて、回動中心位置は補正レンズ系の最も物体側レンズ面頂点から回動中心までの距離を表し、プラス符号は補正レンズ系からみて像側を意味する。チルト角は像ブレ補正時の回動角度を表し、プラス符号は各実施例のレンズ断面図において反時計まわり方向を意味する。なお、像ブレ補正角は画面中心の補正角を表す。
(数値データ1)
単位mm

面データ
面番号 r d nd vd
1* -48.343 1.00 1.85135 40.1
2* 12.118 2.90
3 18.764 2.30 2.00272 19.3
4 42.613 (可変)
5(絞り) ∞ 0.57
6* 12.982 3.40 1.85135 40.1
7* 445.168 0.34
8 12.072 2.70 1.77250 49.6
9 104.420 0.60 1.85478 24.8
10 6.920 2.20
11* -22.931 0.60 1.69350 22.6
12 7.673 2.30 1.79455 27.4
13 -16.480 2.52
14 ∞ (可変)
15 44.150 3.50 1.59522 67.7
16 -35.430 (可変)
17 -15.166 1.00 1.77250 49.6
18 -29.035 0.05
19* 26.339 2.00 1.90200 25.1
20 46.346 3.39
21 ∞ 1.74 1.51633 64.1
22 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.25639e-005 A 6=-1.34035e-006 A 8= 1.34782e-008 A10=-5.14394e-011

第2面
K =-1.04953e+000 A 4= 8.23300e-005 A 6=-1.49407e-006 A 8= 1.30193e-008 A10=-3.90515e-010 A12= 1.20277e-011 A14=-1.47929e-013 A16= 6.14652e-016

第6面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.13981e-005 A 6=-1.62143e-008 A 8=-3.82097e-009 A10= 4.42583e-011

第7面
K = 0.00000e+000 A 4= 7.46855e-005 A 6=-8.85045e-008

第11面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.05858e-005 A 6=-1.45520e-007 A 8= 7.11751e-009

第19面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.44169e-006 A 6=-2.56914e-007

各種データ
ズーム比 1.00

焦点距離 14.17
Fナンバー 3.60
画角 21.30
像高 5.52
レンズ全長 51.25
BF -18.55

d 4 3.67
d14 3.71
d16 34.44
d22 -23.09

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -19.52
2 5 18.13
3 15 33.57
4 17 -123.45

防振レンズ群データ
回動中心位置
防振群A -14.755
防振群B ∞

防振量データ
広角
防振群A チルト角 -1.67
防振群B シフト量 0.80
像ブレ補正角 -3.0


(数値データ2)
単位mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 16.920 0.60 1.83481 42.7
2 5.021 3.57
3 -42.787 0.40 1.88202 37.2
4* 8.397 1.48
5 12.550 1.50 1.94595 18.0
6 121.126 (可変)
7(絞り) ∞ 0.29
8* 6.801 2.01 1.59201 67.0
9* -13.664 0.20
10 5.717 1.83 1.75455 52.4
11 -7.263 0.40 1.83733 36.6
12 4.720 0.62
13 26.078 0.40 1.85072 40.9
14 3.671 1.83 1.48749 70.2
15 -10.100 (可変)
16 90.663 2.12 1.49710 81.6
17* -12.671 (可変)
18 ∞ 1.20 1.51633 64.1
19 ∞ (可変)
像面 ∞

非球面データ
第4面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.82542e-004 A 6= 8.68538e-006 A 8=-9.80200e-007 A10= 3.21288e-008

第8面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.49848e-004 A 6=-1.24885e-005

第9面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.95706e-004 A 6=-9.53359e-006 A 8=-1.28437e-006 A10= 1.18888e-007

第17面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.96032e-004 A 6=-1.31419e-005 A 8= 2.64817e-007

各種データ
ズーム比 3.94
広角 中間 望遠
焦点距離 3.98 9.43 15.70
Fナンバー 2.88 5.43 8.34
画角 49.44 26.25 16.50
像高 4.65 4.65 4.65
レンズ全長 32.09 35.97 43.59
BF 4.65 3.31 2.08

d 6 7.77 2.40 0.79
d15 2.43 13.02 23.48
d17 3.57 2.22 1.00
d19 0.29 0.29 0.29

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -5.95
2 7 8.37
3 16 22.52

防振レンズ群データ
回動中心位置
防振群A -43.163
防振群B -15.279

防振量データ
広角 中間 望遠
防振群A チルト角 -0.06 -0.09 -0.15
防振群B チルト角 -0.23 -0.30 -0.30
像ブレ補正角 -1.0 -1.0 -1.5


(数値データ3)
単位mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 87.391 0.90 1.91082 35.3
2 47.779 4.96 1.49700 81.5
3 -523.457 0.10
4 42.494 4.21 1.49700 81.5
5 234.554 (可変)
6 82.381 0.80 1.83481 42.7
7 12.638 4.81
8* -22.914 0.60 1.69350 53.2
9 24.967 0.10
10 23.258 3.57 1.85478 24.8
11 -30.566 1.54
12 -13.759 0.60 1.63437 59.4
13 -49.225 (可変)
14(絞り) ∞ (可変)
15* 21.997 5.73 1.73609 47.6
16* -64.154 1.69
17 27.061 3.17 1.55332 71.7
18 -45.543 0.20
19 92.027 0.70 1.85478 24.8
20 14.893 1.99
21 25.166 2.90 1.49700 81.5
22 -30.498 (可変)
23 -99.611 0.65 1.61065 51.4
24 16.751 (可変)
25 30.913 3.85 1.70939 54.9
26 -44.781 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第8面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.66593e-005 A 6= 1.11562e-007 A 8=-1.10659e-009 A10= 3.04610e-011

第15面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.98146e-005 A 6=-5.21134e-009

第16面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.40341e-005 A 6=-4.81193e-008 A 8= 1.76073e-010

各種データ
ズーム比 15.70
広角 中間 望遠
焦点距離 9.02 26.97 141.50
Fナンバー 2.88 3.56 4.12
画角 35.67 15.84 3.19
像高 6.47 7.65 7.89
レンズ全長 99.90 112.46 142.97
BF 13.72 12.19 7.78

d 5 0.30 19.56 49.50
d13 21.81 7.62 0.70
d14 8.18 4.49 0.80
d22 0.94 9.08 15.42
d24 11.89 16.46 25.71
d26 13.72 12.19 7.78

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 81.32
2 6 -10.99
3 15 17.57
4 23 -23.43
5 25 26.34


防振レンズ群データ
回動中心位置
防振群A 57.296
防振群B ∞

防振量データ
広角 中間 望遠
防振群A チルト角 0.42 0.26 0.30
防振群B シフト量 0.10 0.02 0.12
像ブレ補正角 2.0 1.0 0.5


(数値データ4)
単位mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 26.170 0.85 1.94595 18.0
2 19.810 3.16 1.80420 46.5
3 54.693 (可変)
4 47.509 0.67 1.77250 49.6
5 9.581 5.39
6* -38.086 0.40 1.76802 49.2
7 22.678 0.10
8 21.707 1.20 1.95906 17.5
9 61.433 (可変)
10(絞り) ∞ (可変)
11* 14.683 2.90 1.76802 49.2
12 -62.030 0.58
13 12.558 1.77 1.83481 42.7
14 40.128 0.45 1.85478 24.8
15 8.807 6.29
16 26.185 3.22 1.51633 64.1
17 -14.533 (可変)
18 -16.302 0.40 1.88209 37.2
19* 655.647 0.70
20 21.069 3.43 1.52741 50.4
21 -14.022 (可変)
22 -130.468 0.65 1.90398 35.8
23 23.774 (可変)
像面 ∞

非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.03385e-005 A 6=-3.74407e-007 A 8= 7.35571e-009 A10=-9.34657e-011

第11面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.71533e-005 A 6=-1.53867e-007

第19面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.30590e-004 A 6= 1.09128e-007 A 8= 5.52495e-009 A10=-8.07922e-011

各種データ
ズーム比 4.71
広角 中間 望遠
焦点距離 9.06 21.43 42.68
Fナンバー 2.06 3.09 4.12
画角 35.55 19.65 10.47
像高 6.47 7.65 7.89
レンズ全長 62.00 66.66 77.00
BF 6.45 9.65 14.00

d 3 0.33 10.76 19.13
d 9 16.19 4.58 0.70
d10 2.66 1.73 0.80
d17 0.70 3.11 9.41
d21 3.52 4.68 0.80
d23 6.45 9.65 14.00

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 65.01
2 4 -10.16
3 11 14.40
4 18 78.20
5 22 -22.20

防振レンズ群データ
回動中心位置
防振群A -19.338
防振群B -14.986

防振量データ
広角 中間 望遠
防振群A チルト角 -0.60 -0.95 -0.80
防振群B チルト角 0.92 0.69 1.30
像ブレ補正角 -2.0 -1.5 -1.0
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群
SP 開口絞り FP フレアカット絞り

Claims (9)

  1. 複数のレンズ群と開口絞りを有する光学系において、
    レンズ群の全体または一部を、光軸近傍の1点を中心に回動させる防振群Aを有し、防振群Aの回動中心は、防振群Aの物体側面頂点から有限距離にあり、
    前記防振群Aより像側に位置するレンズ群の全体または一部を、光軸近傍の1点を中心に回動または光軸に対し垂直方向に移動する防振群Bを有し、
    防振を行う光学配置において、前記防振群Aと前記開口絞りとの距離をDa、前記防振群Bと像面との距離をDb、光学全長をLとするとき、
    0.0≦|Da/L|<0.40
    0.0≦|Db/L|<0.20
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  2. 前記防振群Aの焦点距離をfa、全系の取り得る最大の焦点距離をftとするとき、
    0.01<|fa/ft|<5.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 前記防振群Bの焦点距離をfbとするとき、
    0.8<|fb/fa|<10.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の光学系。
  4. 前記防振群Aの最も物体側にある面頂点と防振群Aの回動中心との距離をRaとするとき、
    0.1<|Ra/fa|<10.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光学系。
  5. 物体側から順に、負の第1レンズ群、正の第2レンズ群を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光学系。
  6. 物体側から順に、負の第1レンズ群、正の第2レンズ群、正の第3レンズ群を有することを特徴とする請求項5に記載の光学系。
  7. 物体側から順に、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、1つ以上の後群を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光学系。
  8. 物体側から順に、正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、正の第4レンズ群を有することを特徴とする請求項7に記載の光学系。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光学系と、前記光学系によって形成される像を受光する光電変換素子とを備えることを特徴とする撮像装置。

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CN111596446A (zh) * 2020-07-27 2020-08-28 常州市瑞泰光电有限公司 摄像光学镜头
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CN111897114A (zh) * 2020-07-31 2020-11-06 中国科学院西安光学精密机械研究所 一种具备快速像移补偿能力的连续变焦光学***

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