JP2019186856A - 画像処理装置、画像処理方法、記録システムおよび記録装置 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、記録システムおよび記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】直線データの線幅が解像度変換によって変更されることを抑制することが可能な画像処理装置および画像処理方法を提供すること。【解決手段】画像データにおける線分オブジェクトの線幅が、指定した線幅どおりに記録可能かどうかを判定して、指定した線幅どおりに記録できない線分オブジェクトがある場合には、そのオブジェクトに対して記録可能な解像度に解像度変換して記録を行う。【選択図】図6

Description

本発明は、入力された画像データの解像度変換を行って出力を行う画像処理装置とその画像処理方法、記録システム、記録装置に関する。
従来より画像データを記録装置で記録する場合には、出力解像度を設定することができる。画像データの解像度と記録装置の出力解像度とが異なる場合には、受信した画像データの解像度を記録装置の解像度に変換して記録が行われる。その際、例えば画像データを低解像度に変換して送信する場合、変換処理によって画像中の一部の画素が間引かれることで細い線が消失してしまうことがある。これは、画像データを単純に間引いて1/2に縮小する場合に、2ドットの線は1ドットの線になるが、1ドットの線は消失してしまうということである。
これに対して特許文献1では、解像度変換が行われた際に、線が消失しないようにするために、細線や微細ドットの描画されたラインと1ライン前のデータとの論理和を行うことで、線幅や微細ドットを拡張する方法が提案されている。
特開2017−028399号公報
しかし、画像データで指定した1ラインの幅に対して出力解像度が適さない場合に、線幅が太くなることもある。例えば画像データが0.125pt(ポイント=線幅の単位)の線分オブジェクトの場合、300dpiの解像度変換では0.25ptが描画可能最小サイズのため、消失を防ぐと0.25ptの線分になり指定よりも太い線になってしまう。
よって本発明は、線分オブジェクトの線幅が解像度変換によって変更されることを抑制することが可能な画像処理装置、画像処理方法、記録システムおよび記録装置を提供することを目的とする。
そのため本発明の画像処理装置は、記録装置で記録する画像データを前記記録装置に送信する画像処理装置であって、前記画像データを記録するにあたり選択された第1解像度を取得する画像解像度取得手段と、前記画像データ内に含まれる線分オブジェクトの線幅が所定の線幅未満の場合に前記所定の線幅未満の線分オブジェクトを前記第1解像度よりも高い第2解像度に変換し、前記所定の線幅未満の線分オブジェクト以外を前記第1解像度に変換する解像度変換手段と、前記解像度変換手段により前記第1解像度に変換された画像データと前記第2解像度に変換された線分オブジェクトとを前記記録装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、線分オブジェクトの線幅が解像度変換によって変更されることを抑制することが可能な画像処理装置および画像処理方法を実現することができる。
記録システムの構成を示した図である。 ホストPCと記録装置それぞれの機能を示すブロック図である。 (a)から(c)は従来の記録時における解像度変換処理を示した図である。 データ処理の流れを示した図である。 記録解像度設定を行う画面と解像度変換通知画面を示した図である。 ホストPCにおける送信の処理を示したフローチャートである。 記録装置における記録処理を示したフローチャートである。 解像度変換処理を行う前に通知する解像度変換通知画面である。 ホストPCにおける送信の処理を示したフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る記録システムの構成を示した図である。本実施形態の記録システムは、記録データの生成などを行うホストPC101(画像処理装置)と、ホストPC101からの指示に従って記録を実行する記録装置102とを含んで構成される。本実施形態では、記録装置102は、インクジェット方式の記録装置である。ホストPC101と記録装置102とは、接続ケーブル103を介して相互に通信可能であり、記録装置102は、ホストPC101から受信した記録データに基づいて、記録用紙等の記録媒体104にインクを吐出して記録を行う。
記録装置102において、記録ヘッド113(113a〜113d)は、それぞれ記録媒体Pの幅方向(搬送方向と交差する方向)に所定密度で、記録媒体Pの有効記録幅よりも長い範囲にわたってインク吐出口を配列した、いわゆるライン型の記録ヘッドである。記録ヘッド113a〜113dは、イエローインク(Y)、マゼンタインク(M)、シアンインク(C)、ブラックインク(K)をそれぞれ吐出する複数の吐出口を配列している。各吐出口は、インクを吐出するためのヒータを備えている。
ピックアップローラ114は、不図示の駆動機構によって回転駆動され、トレイ上に積載された記録媒体Pを1枚ずつ分離して記録装置102内に給送する。記録媒体Pの搬送機構は、記録媒体Pの搬送方向において、所定距離をおいて配置された搬送ローラ115A、115Bと、これらのローラに張りわたされたベルト116と、を備えている。搬送機構は、給送された記録媒体Pを記録ヘッド113a〜113dに対して相対的に搬送し、その搬送の間に記録ヘッド113a〜113dによって順に記録がなされた記録媒体Pを不図示の排紙トレイに排出する。
記録媒体Pの搬送路には、検知センサー112が配置され、記録媒体Pのページ先端を検出する。この検出タイミングに基づいて、記録ヘッド113a〜113dによる記録や、搬送の停止、再開を行う。
なお、本実施形態はインクジェット方式の記録ヘッドを用いる形態に関して説明するが、本発明は、熱転写等の他の方式の記録ヘッドを用いる場合にも適用可能であることは、以下の説明からも明らかである。また、インクジェット方式は、電気熱変換素子(ヒータ)を用いてインクに気泡を生じさせて吐出エネルギを発生する形態の他、ピエゾ素子によって吐出エネルギを発生する形態など他の方式を用いることができる。なお、本実施形態ではインクを吐出するためのエネルギを発生するヒータなどで記録素子が構成され、この記録素子によって記録媒体Pにドットが形成(記録)される。この点で、例えば、熱転写方式によってドットを形成する形態も記録素子によるドット記録であり、本発明を適用することができる。
図2は、ホストPC101と記録装置102それぞれの機能を示すブロック図である。ホストPC101は、例えば一般的なパーソナルコンピューターとすることができる。ホストPC101のCPU220は、オペレーティングシステム(OS)の制御の下で、RAM等の記憶領域に格納された後述される実行プログラムなどの各種プログラムを実行して本実施形態の動作を実行する。
ホストPC101では、ローカルバスであるPCIバスがホスト/PCIブリッジ221、PCIブリッジ228を介して階層的に構成され、全体としてシステムバスを構成している。ホストPC101内の各機能ブロックは、システムバスを介して相互にデータの送受信を行う。なお、システムバスには、L2・キャッシュと呼ぶ高速のメモリ(不図示)が接続されており、CPU220が常時アクセスするコードやデータを記憶している。メインメモリ222は、オペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム、プリンタドライバー等、実行プログラムを一時的に記憶する記憶領域である。また、メインメモリ222は、各プログラム実行のための作業用メモリ領域としても用いられる。メインメモリ222は、アプリケーションプログラムにより描画処理されたRGB画像データや、RGB画像データから色空間変換された、記録装置102の各記録ヘッドの各インク色に対応したインク色データ等も記憶する。本実施形態において、インク色データは、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各インク色に対応した2値の画像データである。
ROM229は、入力デバイス232やDVD−ROM231等の入出力機器を制御するBIOS(Basic Input Output System)プログラムや、電源投入時の初期化プログラムや自己診断プログラム等を格納する。ここで、入力デバイス232は、例えば、キーボードやポインティングデバイスである。ユーザは、入力デバイス232により、例えば、記録装置102での記録等を指示することができる。EEPROM230は、恒久的に利用する各種のパラメータを記憶させるための書き換え可能な不揮発性のメモリである。オペレーティングシステム(OS)、各種アプリケーションプログラム、図3にて後述する処理などを実行するプログラム、記録装置102に対応するプリンタドライバー等は、HDD227からメインメモリ222に読み出されてCPU220により実行される。
ホストPC101は、画像データに対して誤差拡散法等の2値化処理を行い、2値の記録データを作成し、通信インタフェース223を介して記録装置102に送信する。通信インタフェース223は、例えばUSB、ネットワーク等であり、PCIバスに接続されている。CRTC224は、ビデオコントローラであり、CPU220によりVRAM225に書き込まれた表示用ビットマップデータを読み取って、LCD等のディスプレイ226に転送する。ユーザは、ディスプレイ226を介して、例えば、記録指示した記録ジョブの処理経過や処理結果を認識することができる。
一方、記録装置102は、記録データを記憶するRAM202や、制御プログラムや吐出タイミング調整値等を記憶するROM203や、ホストPC101との通信を行うインタフェースとなる通信装置204、各記録ヘッドを駆動制御する記録ヘッド制御部205を含む。また、記録装置102は、記録媒体搬送のためのアクチュエータ等を駆動制御する駆動部206、各記録ヘッド内のメモリ208〜211に対する読み込み及び書き込み(R/W)を制御するメモリR/W回路207を含む。CPU201は、RAM202に格納された各種プログラムを実行して本実施形態の動作を実現する。記録装置102は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色それぞれのノズル列に対応するライン型記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドという)を搭載している。本実施形態においては、上記4色として説明するが、淡シアン等上記4色以外の色や特定の目的に応じた特色インク色を含んでも良い。各記録ヘッドは、キャリッジ等に着脱自在に取り付けられている。
図3(a)と(b)は、従来の画像処理装置における解像度変換処理を示した図である。図3(a)は、画像データ301内に0.125pt(0.044mm相当)で描画した線分オブジェクト302がある場合に、600dpiの画像データ303に変換して記録する場合の処理を示している。この時、記録装置の解像度が同じ600dpiだとすると、描画できる最小ドットサイズは約0.042mmなので小さい1ドット幅の線分に変換された画像データ303が同じ解像度の1ドット幅の画像データ304としてそのまま記録装置で記録処理が行われる。その結果、記録結果305は、元の画像データ301と同じ結果を得ることができる。
図3(b)は、画像データ301を300dpiの画像データ306に変換して記録する場合の処理を示している。300dpiで描画できる最小ドットサイズは約0.085mmなので0.125ptの線分は画像処理装置内で大きい1ドット幅の画像データ306に変換されるか、消失してしまう。消失しないように大きい1ドット幅の画像データ306に変換した場合、記録装置の解像度が600dpiだと画像データは小さい2ドット幅の線分を有する画像データ307に変換されて記録される。その結果、記録結果308は、元の画像データ301よりも太い0.25ptに相当する線分になる。
そこで本実施形態では、以下のような方法で解像度変換処理を行うことで、画像データの線幅が解像度変換によって変更されることを抑制する。以下、その方法について説明する。
図4(a)は、本実施形態で用いる画像データに対して一般的な解像度変換処理を行った場合のデータ処理の流れを示した図であり、図4(b)は、本実施形態において解像度変換処理を行う場合のデータ処理の流れを示した図である。画像データ401は、枠線データ402とその枠線で囲まれた中に文字列403とが配置されたデータとなっている。画像データ401の解像度は300dpiであり、記録装置の解像度は600dpiである。
ここで、コンピュータ内の画像編集アプリケーションで画像データを作成する場合、一般的に画像サイズは「ポイント(pt)」という単位で管理され、1ptは1/72インチ(約0.353mm)である。そして本実施形態の記録装置では、各解像度の最小記録幅を、300dpiでは0.25pt、600dpiでは0.125ptとしている。
図4(a)の枠線データ402は、ホストPC101上で作成された際、線幅が0.125ptで描画されている。文字列403は、最小記録幅より大きい任意のサイズで作成されている。この場合、通常と同様に記録を行うと枠線データ402が描画されている線幅0.125ptは、解像度300dpiの最小記録幅より小さい。そのため、記録では解像度300dpiにおける最小記録幅である0.25ptの枠線データ405に変換されて太い幅の線になってしまう。この場合、作成された画像データ401とは異なる出力結果404となってしまう。
そこで本実施形態では、画像データ401の記録が実施された場合、ホストPC101において記録装置側の解像度(記録装置解像度)を取得し、ホストPC101で選択された画像解像度と記録装置解像度との比較を行う。この比較により画像解像度が低解像度300dpiであった場合、画像データ401における0.25pt未満の枠線データ402とそれ以外の文字列データ403とを判別し、0.25pt未満の枠線データ402に対しては高解像度への解像度変換処理を行う。つまり、600dpiの解像度として線幅0.125ptでの記録が行われるようにする。
この解像度変換により、枠線データ402は高解像度(最小記録幅0.125pt)の枠線データに変換される。解像度変換がされた枠線データが含まれる画像データ407と、文字列データ403が含まれる解像度変換していない画像データ408とでは解像度が各々異なるため、同一のファイルにすることができない。そこで、解像度を変換した画像データ407をフォームオーバーレイファイル形式としてデータを作成し、解像度変換していない画像データ408とのオーバーレイ記録を行うことで解像度設定が異なるデータを記録する。
このように、画像データにおける線分オブジェクトの線幅が、指定した線幅どおりに記録可能かどうかを判定して、指定した線幅どおりに記録できないオブジェクトがある場合には、そのオブジェクトに対して記録可能な解像度に解像度変換して記録を行う。こうすることで、画像データ内の線分オブジェクトの線幅が解像度変換によって変更されることを抑制することができる。
図5(a)は、本実施形態における画像解像度の設定を行う画面の例を示した図であり、図5(b)は、解像度変換処理を行う前に通知する解像度変換通知画面である。記録設定画面501は、画像データのプレビュー表示 502と解像度選択表示503を備えている。プレビュー表示502は、記録する画像データ401を画面上に表示している。解像度選択表示503は、設定可能な解像度をプルダウンによって列挙しユーザが選択することができる。ホストPC101は、この列挙された解像度からユーザが選択した内容を基に記録データを作成し、記録装置102へ記録データを送信すると記録装置102で記録が実行される。
解像度選択表示503にて選択した解像度が記録装置解像度より低い場合、かつ図4の画像データ401に配置されている枠線データ402の線幅が、選択した解像度設定表示の最小記録幅より細かった場合に、図5(b)の解像度変換通知画面504を表示する。この画面では、画像データ401中にある線幅が変更される枠線データ505の位置をプレビュー表示506する。同時に警告表示部507に線幅が変更される枠線データ505が存在する旨を通知する警告文を表示する。また、本画面では線幅が変更される枠線データ505に対する解像度変換方法選択部508を設け、本画面が表示された際に任意の設定を選択することができるようになっている。
選択可能な解像度変換方法の例として「そのまま記録」509、「線のみきれいに記録」510を列挙する。「そのまま記録」509を選択した場合、画像処理装置101は解像度変換をせず記録装置102に送信する。記録装置102内では300dpiでの記録になるため線幅が変更された出力結果となる。また、「線のみきれいに記録」510を選択した場合は、解像度変換の処理を実行し、0.25pt未満の線分オブジェクト(枠線データ402)のみ600dpiに解像度変換を行い送信する。記録装置102内では文字データ403は300dpiの画質になるが、枠線データ402は高解像度になるため、線分オブジェクトについては画像データ401で指定した線幅の出力結果を得ることができる。
図6は、本実施形態のホストPCにおける送信の処理を示したフローチャートである。以下、このフローチャートを用いて本実施形態のホストPCにおける送信の処理を説明する。送信が開始されると、ステップS601で、記録時の解像度設定を確認する。この処理では、図5(a)の解像度選択表示503において選択され設定された解像度情報の取得(画像解像度取得)と、記録装置102の解像度情報の取得(記録装置解像度取得)とを行う。その後、ステップS602で、画像データ401を解析し、画像データ401中のオブジェクト配置を確認する。その後、ステップS603で、ステップS602で解析したデータから線分オブジェクト(枠線データ402)が存在するかどうかを判断(線分オブジェクト判断)する。線分オブジェクト(枠線データ402)が存在する場合、ステップS604に移行して、線分オブジェクト(枠線データ402)が存在しない場合には、ステップS611へ移行して通常と同様に記録装置102へ画像データ401を送信して処理を終了する。
ステップS604に移行した場合、ステップS601での取得結果に基づいて選択され設定された画像解像度と記録装置102の記録装置解像度との比較(解像度比較)により、記録装置102の方が高解像度であるかどうかを判断する。記録装置102の方が高解像度である場合、ステップS605へ移行し、それ以外の場合はステップS611へ移行して通常と同様に記録装置102へ画像データ401を送信して処理を終了する。ステップS605に移行した場合、画像データ401に配置されている線分オブジェクト(枠線データ402)の線幅を確認し、低解像度である画像解像度における最小記録幅より細い線幅(最小線幅)であるかどうかを判断(線幅比較)する。本実施形態では、低解像度(300dpi)である画像データの最小記録幅を0.25ptとしているため、0.25ptより細いかどうかを判断する。比較結果(判断結果)から線分オブジェクト(枠線データ402)の線幅が0.25ptより細い場合、ステップS606へ移行する。それ以外の場合は、ステップS611へ移行して通常と同様に記録装置102へ画像データ401を送信して処理を終了する。
ステップS606に移行した場合は、図5(b)の解像度変換通知画面504を表示する。画面には処理方法の選択肢を表示し、通知画面から画像データ401に対する変換方法が選択されるまで待機する。ユーザによる選択肢の選択が行われると、ステップS607で、表示した画面からどの選択が行われたかを判断する。ここで「線のみきれいに記録」510が選択された場合、ステップS608に移行する。それ以外の場合は、ステップS611へ移行して通常と同様に記録装置102へ画像データ401を送信して処理を終了する。ステップS608に移行した場合、ステップS602で特定した画像データ401中のオブジェクト配置における解像度変換対象データ(0.25pt未満の線分オブジェクト)をフォームデータに変換する。また、対象外データについてはオーバーレイデータとして扱う。
ステップS609で、ステップS608で変換したフォームデータに対して解像度変換を行う。本実施形態では解像度を600dpiへ変更する。その後、ステップS610で、解像度変換を行ったフォームデータと変換対象外のオーバーレイデータとを記録装置102へ送信して処理を終了する。
図7は、記録装置102における記録処理を示したフローチャートである。以下、このフローチャートを用いて本実施形態の記録処理を説明する。記録処理が開始されると、ステップS701で、ホストPC101から送信された記録データを受信する。その後、ステップS702で、受信した記録データがフォームオーバーレイ記録であるか通常記録であるかを判断する。フォームオーバーレイ記録である場合にはステップS703に移行して、フォームオーバーレイ記録でない場合には、ステップS704に移行する。ステップS703に移行した場合には、ホストPC101から送信されたフォームデータとオーバーレイデータとの合成を行う。そして、ステップS704で記録を実行して処理を終了する。
このように、画像データにおける線分オブジェクトの線幅が、指定した線幅どおりに記録可能かどうかを判定して、指定した線幅どおりに記録できない線分オブジェクトがある場合には、そのオブジェクトに対して記録可能な解像度に解像度変換して記録を行う。これによって、線分オブジェクトの線幅が解像度変換によって変更されることを抑制することが可能な画像処理装置および画像処理方法を実現することができた。
(その他の実施形態)
本発明におけるその他の実施形態を説明する。なお基本的な構成は前述した実施形態と同様であるので特徴的な構成についてのみ説明する。
図8は、本実施形態における解像度変換処理を行う前に通知する解像度変換通知画面である。本実施形態では、変換方法として「きれいに記録」が加えられており、「そのまま記録」、「きれいに記録」、「線のみきれいに記録」の3つから選択することができる。本実施形態の解像度変換通知画面は、解像度変換通知画面801、プレビュー表示802、警告表示部803、解像度変換方法選択部804を備えている。解像度変換方法選択部804において変換方法として「きれいに記録」805が選択された場合は、画像データ全体(枠線データと文字列データの両方)に対して解像度変換を行い、記録装置102と同じ解像度(600dpi)として記録を実行する。
図9は、本実施形態のホストPC101における送信の処理を示したフローチャートである。以下、このフローチャートを用いて本実施形態のホストPCにおける送信の処理を説明する。なお、ステップS901からステップS905まで、ステップS910からステップS912までは前述の実施形態(図6参照)と同様であるので説明を省略する。
ステップS905からステップS906に移行した場合は、図8の解像度変換通知画面801を表示する。画面には処理方法の選択肢を表示し、通知画面から画像データ802に対する変換方法が選択されるまで待機する。ユーザによる選択肢の選択が行われると、ステップS907で、「線のみきれいに記録」が選択されたか判断する。ここで「線のみきれいに記録」が選択された場合、ステップS910に移行する。それ以外の場合は、ステップS908へ移行する。ステップS908では、「きれいに記録」805が選択されたか判断する。「きれいに記録」805が選択されていれば、ステップS909に移行し、「きれいに記録」805が選択されていなければ、通常と同様に記録装置102へ画像データ802を送信して処理を終了する。ステップS909に移行した場合は、画像データ全体(枠線データおよび文字列データ)を選択された高解像度(600dpi)に変換する。その後、ステップS914で、変換した画像データを記録装置に送信して処理を終了する。
なお上記実施形態では、解像度選択表示503にて選択した解像度が記録装置解像度より低い場合に、線分オブジェクトの線幅が0.25pt未満かどうかを判定したが、記録装置解像度が600dpiであると予め想定して、線分オブジェクトの線幅が0.25pt未満の場合に一律600dpiのフォームオーバーレイファイルに変換するようにしても良い。
また上記実施形態では、ホストPC側で解像度変換を行う例について説明したが、記録装置側で画像データの線幅解析を行い、設定されている解像度で記録した場合に、線分オブジェクトの線幅が太くなってしまう場合に、線分オブジェクトに対して解像度変換を行ってから記録ヘッドに各インク色に対応したインク色データを送信するようにしても良い。
101 ホストPC
102 記録装置
303 記録ヘッド
401 画像データ
402 枠線データ

Claims (17)

  1. 記録装置で記録する画像データを前記記録装置に送信する画像処理装置であって、
    前記画像データを記録するにあたり選択された第1解像度を取得する画像解像度取得手段と、
    前記画像データ内に含まれる線分オブジェクトの線幅が所定の線幅未満の場合に前記所定の線幅未満の線分オブジェクトを前記第1解像度よりも高い第2解像度に変換し、前記所定の線幅未満の線分オブジェクト以外を前記第1解像度に変換する解像度変換手段と、
    前記解像度変換手段により前記第1解像度に変換された画像データと前記第2解像度に変換された線分オブジェクトとを前記記録装置に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記所定の線幅は、前記第1解像度で描画できる最小線幅であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2解像度は、前記画像データ内に含まれる線分オブジェクトの線幅を描画することができる解像度であることを特徴する請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記記録装置で記録可能な第3解像度を取得する記録装置解像度取得手段を更に有し、
    前記解像度変換手段は、前記第3解像度が前記第2解像度である場合に、前記所定の線幅未満の線分オブジェクトを前記第2解像度に変換することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記所定の線幅未満の線分オブジェクトを通知する通知手段と、該線分オブジェクトを前記第2解像度に変換するか否かを選択する選択手段とを更に有し、
    前記選択手段により前記所定の線幅未満の線分オブジェクトを前記第2解像度に変更することが選択された場合に、前記解像度変換手段は前記所定の線幅未満の線分オブジェクトを前記第2解像度に変換することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記解像度変換手段は、前記第2解像度に変換した線分オブジェクトをフォームオーバーレイ記録のフォームデータに変換し、前記第1解像度に変換した画像データをオーバーレイデータに変換することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 記録装置で記録する画像データを前記記録装置に送信する画像処理装置であって、
    前記画像データを記録するにあたり選択された第1解像度を取得する画像解像度取得手段と、
    前記画像データ内に含まれる線分オブジェクトの線幅が所定の線幅未満の場合に前記画像データを前記第1解像度よりも高い第2解像度に変換し、前記画像データ内に含まれる線分オブジェクトの線幅が前記所定の線幅以上の場合に前記画像データを前記第1解像度に変換する解像度変換手段と、
    前記解像度変換手段により変換された画像データを前記記録装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記所定の線幅は、前記第1解像度で描画できる最小線幅であることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記第2解像度は、前記画像データ内に含まれる線分オブジェクトの線幅を描画することができる解像度であることを特徴する請求項7または請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記記録装置で記録可能な第3解像度を取得する記録装置解像度取得手段を更に有し、
    前記解像度変換手段は、前記第3解像度が前記第2解像度である場合に、前記画像データを前記第2解像度に変換することを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記所定の線幅未満の線分オブジェクトを通知する通知手段と、前記画像データを前記第2解像度に変換するか否かを選択する選択手段とを更に有し、
    前記選択手段により前記画像データを前記第2解像度に変更することが選択された場合に、前記解像度変換手段は前記画像データを前記第2解像度に変換することを特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記所定の線幅未満の線分オブジェクトを通知する通知手段と、前記画像データを前記第2解像度に変換するか、前記所定の線幅未満の線分オブジェクトのみを前記第2解像度に変換するかを選択する選択手段とを更に有し、
    前記選択手段により前記画像データを前記第2解像度に変更することが選択された場合に、前記解像度変換手段は前記画像データを前記第2解像度に変換し、前記選択手段により前記所定の線幅未満の線分オブジェクトのみを前記第2解像度に変換することが選択された場合に、前記解像度変換手段は前記所定の線幅未満の線分オブジェクトのみを前記第2解像度に変換し、前記所定の線幅未満の線分オブジェクト以外の画像データを前記第1解像度に変換することを特徴とする請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記解像度変換手段は、前記選択手段により前記所定の線幅未満の線分オブジェクトのみを前記第2解像度に変換することが選択された場合に、前記第2解像度に変換した線分オブジェクトをフォームオーバーレイ記録のフォームデータに変換し、前記第1解像度に変換した画像データをオーバーレイデータに変換することを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 記録装置で記録する画像データを処理する画像処理方法であって、
    前記画像データを記録するにあたり選択された第1解像度を取得する画像解像度取得工程と、
    前記画像データ内に含まれる線分オブジェクトの線幅が所定の線幅未満の場合に前記所定の線幅未満の線分オブジェクトを前記第1解像度よりも高い第2解像度に変換し、前記所定の線幅未満の線分オブジェクト以外を前記第1解像度に変換する解像度変換工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  15. 記録装置で記録する画像データを処理する画像処理方法であって、
    前記画像データを記録するにあたり選択された第1解像度を取得する画像解像度取得工程と、
    前記画像データ内に含まれる線分オブジェクトの線幅が所定の線幅未満の場合に前記画像データを前記第1解像度よりも高い第2解像度に変換し、前記画像データ内に含まれる線分オブジェクトの線幅が前記所定の線幅以上の場合に前記画像データを前記第1解像度に変換する解像度変換工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  16. 記録媒体に記録を行う記録装置と、前記記録装置で記録する画像データを前記記録装置に送信する画像処理装置と、を備えた記録システムにおいて、
    前記画像処理装置は、
    前記画像データを記録するにあたり選択された第1解像度を取得する画像解像度取得手段と、
    前記画像データ内に含まれる線分オブジェクトの線幅が所定の線幅未満の場合に前記所定の線幅未満の線分オブジェクトを前記第1解像度よりも高い第2解像度に変換し、前記所定の線幅未満の線分オブジェクト以外を前記第1解像度に変換する解像度変換手段と、
    前記解像度変換手段により前記第1解像度に変換された画像データと前記第2解像度に変換された線分オブジェクトとを前記記録装置に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする記録システム。
  17. 記録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段で記録する画像データを前記記録手段に送信する送信手段と、を備えた記録装置において、
    前記画像データを記録するにあたり選択された第1解像度を取得する画像解像度取得手段と、
    前記画像データ内に含まれる線分オブジェクトの線幅が所定の線幅未満の場合に前記所定の線幅未満の線分オブジェクトを前記第1解像度よりも高い第2解像度に変換し、前記所定の線幅未満の線分オブジェクト以外を前記第1解像度に変換する解像度変換手段と、
    を備え、
    前記送信手段は、前記解像度変換手段により前記第1解像度に変換された画像データと前記第2解像度に変換された線分オブジェクトとを前記記録手段に送信することを特徴とする記録装置。
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