JP2019183781A - 車両用内燃機関 - Google Patents

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道人 白川
Michito Shirakawa
道人 白川
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Abstract

【課題】水などがインジェクタ装着穴へと流れ込むことを抑制するように改良された車両用内燃機関を提供する。【解決手段】直噴インジェクタ40は、ガスケット28およびインジェクタチューブ23に刺し通されている。直噴インジェクタ40の根本部に、つば状に出張った第一フランジ40aが設けられている。第一フランジ40aとガスケット28とが接する特定シール位置Sを、シリンダヘッドカバー30開口における第二フランジ32の上面よりも、高く配置する。これにより、直噴インジェクタ40が取り外されたとしても、ガスケット28がインジェクタチューブ23の周りに、水流入を防ぐ防壁を設けた状態をつくり出すことができる。この防壁によって、インジェクタホルダ26の周りに溜まった水がインジェクタチューブ23へと流れ込むことを抑制することができる。【選択図】図4

Description

本発明は、車両用内燃機関に関するものである。
従来、例えば特開2005−180277号公報に開示されているように、インジェクタがシリンダヘッドカバーおよびシリンダヘッドを貫通するように配設された内燃機関が知られている。この従来技術にかかる内燃機関では、インジェクタに設けたフランジとインジェクタホルダとの間にシール部材が設けられている。シール部材の搭載位置は、シリンダヘッドカバーよりも下側とされている。
特開2005−180277号公報 特開昭60−033338号公報
上記従来の技術において、インジェクタホルダとシリンダヘッドカバーとの間のオイルシールにより、インジェクタ装着穴の周辺が窪地となることがある。このような場合にシール面が低い位置にあると、窪地にたまった水などが直噴インジェクタを取り外したときにインジェクタ装着穴から燃焼室へと侵入する恐れがある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、水などがインジェクタ装着穴へと流れ込むことを抑制するように改良された車両用内燃機関を提供することを目的とする。
本発明にかかる車両用内燃機関は、
燃焼室を形成する燃焼室天井面と、前記燃焼室天井面の反対側の部位である上側部位から前記燃焼室天井面に達するように貫通して伸びるインジェクタ装着穴と、を有するシリンダヘッドと、
前記シリンダヘッドの前記上側部位において前記インジェクタ装着穴の周縁を囲むインジェクタホルダと、
前記インジェクタホルダの内周面に沿って取り付けられた環状の部材であるガスケットと、
前記シリンダヘッドの前記上側部位に取り付けられ、前記インジェクタホルダの少なくとも一部および前記ガスケットを露出させる開口を有するシリンダヘッドカバーと、
前記ガスケットおよび前記インジェクタ装着穴に刺し通され、ノズル先端が前記燃焼室天井面に連通し、根本部に第一フランジが設けられ、前記第一フランジの下面と前記ガスケットとが接する直噴インジェクタと、
を備え、
前記シリンダヘッドカバーの前記開口の縁に、前記開口の中心側へ出張る第二フランジが設けられ、
前記ガスケットと前記第一フランジの前記下面とが接する位置をシール位置とし、
内燃機関の車両設置状態における鉛直上方向を高さ方向としたときに、前記第二フランジにおける前記シール位置と隣接する部分の上面よりも、前記シール位置が高くなるように構築されている。
本発明によれば、第一フランジとガスケットとが接する特定シール位置を、シリンダヘッドカバー開口における第二フランジ上面よりも、高く配置することができる。これにより、直噴インジェクタが取り外されたとしても、ガスケットがインジェクタ装着穴の周りに壁を作った状態を作り出すことができる。この壁によって、インジェクタホルダの周りに溜まった水がインジェクタ装着穴へと流れ込むことを抑制することができる。
実施の形態にかかる車両用内燃機関の斜視図である。 実施の形態にかかる車両用内燃機関の断面図である。 実施の形態にかかる車両用内燃機関の断面図である。 実施の形態にかかる車両用内燃機関の拡大断面図である。 実施の形態に対する比較例にかかる車両用内燃機関の斜視図である。 実施の形態に対する比較例にかかる車両用内燃機関の断面図である。 実施の形態に対する比較例にかかる車両用内燃機関の断面図である。
図1は、実施の形態にかかる車両用内燃機関10の斜視図である。図2および図3は、実施の形態にかかる車両用内燃機関10の断面図である。図3は、図2における直噴インジェクタ40の周辺構造を拡大したものである。図4は、実施の形態にかかる車両用内燃機関10の拡大断面図である。図4は、図3における破線Qの部位を拡大したものである。車両用内燃機関10を、以下、単に「内燃機関10」とも称す。図1などに示す「基準面」および「高さ方向」は、内燃機関10を車両に設置した状態における内燃機関10の各部位の相対的な位置関係を表すための基準である。「基準面」は、平地では水平面と平行な仮想平面である。「高さ方向」は、平地においては鉛直上方向である。
図1に示すように、内燃機関10は、シリンダヘッド20と、インジェクタホルダ26と、ガスケット28と、シリンダヘッドカバー30と、直噴インジェクタ40と、を備えている。シリンダヘッドカバー30は、シリンダヘッド20の上側部位に取り付けられている。シリンダヘッドカバー30は、インジェクタホルダ26の少なくとも一部およびガスケット28を露出させる開口を有する。
図2および図3は、図1における構造で直噴インジェクタ40が取り付けられた後の断面構造を図示したものである。図1の構成に加えて、インジェクタチューブ23と、インジェクタクランプ27と、高圧デリバリ44と、点火プラグ42と、が追加的に図示されている。シリンダヘッド20は、燃焼室天井面22と、インジェクタチューブ23と、を有する。燃焼室天井面22は、燃焼室2を形成する。インジェクタチューブ23は、シリンダヘッド20に形成された「インジェクタ装着穴」に挿入されている。インジェクタ装着穴は、燃焼室天井面22の反対側の部位である上側部位から燃焼室天井面22に達するように、シリンダヘッド20を貫通して伸びている。
図4に示すように、インジェクタホルダ26は、シリンダヘッド20の上側部位においてインジェクタチューブ23の周縁を囲んでいる。ガスケット28は、インジェクタホルダ26の内周面に沿って取り付けられた環状の部材である。ゴム製のガスケット28は、インジェクタホルダ26に圧入されている。
インジェクタクランプ27は、図4に示すように、直噴インジェクタ40を保持している。実施の形態のように、直噴インジェクタ40の第一フランジ40aは、インジェクタクランプ27の下方に形成されることが好ましい。
図2および図3から把握される通り、直噴インジェクタ40は、ガスケット28およびインジェクタチューブ23に刺し通されている。直噴インジェクタ40のノズル先端が、燃焼室天井面22に連通している。直噴インジェクタ40の根本部に、つば状に出張った第一フランジ40aが設けられている。直噴インジェクタ40の上方には、直噴インジェクタ40に燃料を供給する高圧デリバリ44が設けられている。
図4に示すように、第一フランジ40aの下面とガスケット28の上端部28aとが接することでシール構造が構築される。図4には、「特定シール位置S」が図示されている。「特定シール位置S」は、ガスケット28の上端部28aと第一フランジ40aの下面とが接する位置のうちの最も低い部位である。シリンダヘッドカバー30の開口の縁が、開口の中心側へ出張る第二フランジ32を備えている。高さ方向において、図4の一点鎖線Cで示したように、第二フランジ32における特定シール位置Sと隣接する部分の上面よりも、特定シール位置Sのほうが高くなるように構築されている。
実施の形態によれば、第一フランジ40aとガスケット28とが接する特定シール位置Sを、シリンダヘッドカバー30開口における第二フランジ32の上面よりも、高く配置している。これにより、直噴インジェクタ40が取り外されたとしても、ガスケット28がインジェクタチューブ23の周りに、水流入を防ぐ防壁を設けた状態をつくり出すことができる。この防壁によって、インジェクタホルダ26の周りに溜まった水がインジェクタチューブ23へと流れ込むことを抑制することができる。
シリンダヘッド20およびシリンダヘッドカバー30を貫通して直噴インジェクタ40が搭載される構造では、エンジン上方から直噴インジェクタ40が挿入搭載される。車両走行中および車両の高圧洗浄中には、シリンダヘッドカバー30の第二フランジ32の上面あるいは直噴インジェクタ40の搭載部周辺に、水および砂塵が堆積することがある。
直噴インジェクタ40の付近に塩水および酸性水が堆積すると、樹脂と金属部との界面に腐食が起きる恐れがある。もし何らのシール対策が施されない場合には、インジェクタチューブ23に堆積した水および砂塵が、直噴インジェクタ40の交換時にインジェクタチューブ23を伝って燃焼室2の内部に侵入する恐れもある。
この点、実施の形態によれば、インジェクタホルダ26に設置したゴム製のガスケット28と、直噴インジェクタ40に設けた第一フランジ40aの下面とで、面シール構造を作り出すことができる。これにより、水および砂塵が燃焼室2に流れ込むことを防止できる。この面シール構造のシール合わせ面は、シリンダヘッドカバー30の第二フランジ32の上面よりも高い位置にくるように構築されている。これにより、直噴インジェクタ40の取り外しの際にも、水などが燃焼室2に侵入することを抑制できる。
なお、図4に示すように、面シール構造の位置が第二フランジ32の上面より高いかどうかは、高さ方向軸を基準に決定される。実施の形態では、直噴インジェクタ40の中心軸は、高さ方向軸に対してわずかに傾けられている。もし、直噴インジェクタ40の中心軸が高さ方向軸つまり平地における鉛直方向と平行とされる場合には、図4の構造よりもガスケット28の上端部28aをより一層上方に突き出すことで面シール構造の位置を第二フランジ32の上面より高くすればよい。
なお、図4に示すように、第一フランジ40aの下面とガスケット28は上端との間のシール構造の面圧は、矢印F1で示した燃圧反力および矢印F2で示したクランプ荷重によって担保される。
図5は、実施の形態に対する比較例にかかる車両用内燃機関110の斜視図である。図6および図7は、実施の形態に対する比較例にかかる車両用内燃機関110の断面図である。図7は、図6の破線Pの部位を拡大したものである。比較例のようなサイド噴射の直噴インジェクタ140を備える構造では、シリンダヘッドを垂直貫通するインジェクタ装着穴を設けないので、実施の形態で言及した課題が生じない。
2 燃焼室
10、110 内燃機関(車両用内燃機関)
20 シリンダヘッド
22 燃焼室天井面
23 インジェクタチューブ
26 インジェクタホルダ
27 インジェクタクランプ
28 ガスケット
28a 上端部
30 シリンダヘッドカバー
32 第二フランジ
40、140 直噴インジェクタ
40a 第一フランジ
42 点火プラグ
44 高圧デリバリ
S 特定シール位置

Claims (1)

  1. 燃焼室を形成する燃焼室天井面と、前記燃焼室天井面の反対側の部位である上側部位から前記燃焼室天井面に達するように貫通して伸びるインジェクタ装着穴と、を有するシリンダヘッドと、
    前記シリンダヘッドの前記上側部位において前記インジェクタ装着穴の周縁を囲むインジェクタホルダと、
    前記インジェクタホルダの内周面に沿って取り付けられた環状の部材であるガスケットと、
    前記シリンダヘッドの前記上側部位に取り付けられ、前記インジェクタホルダの少なくとも一部および前記ガスケットを露出させる開口を有するシリンダヘッドカバーと、
    前記ガスケットおよび前記インジェクタ装着穴に刺し通され、ノズル先端が前記燃焼室天井面に連通し、根本部に第一フランジが設けられ、前記第一フランジの下面と前記ガスケットとが接する直噴インジェクタと、
    を備え、
    前記シリンダヘッドカバーの前記開口の縁に、前記開口の中心側へ出張る第二フランジが設けられ、
    前記ガスケットと前記第一フランジの前記下面とが接する位置をシール位置とし、
    内燃機関の車両設置状態における鉛直上方向を高さ方向としたときに、前記第二フランジにおける前記シール位置と隣接する部分の上面よりも、前記シール位置が高くなるように構築された車両用内燃機関。
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