JP2019182185A - 乗物用シート - Google Patents

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鉱平 加藤
Kohei Kato
鉱平 加藤
敬介 真鍋
Keisuke Manabe
敬介 真鍋
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Abstract

【課題】シートのレッグ部分に取り扱い性の良いポケット部が備えられた乗物用シートを提供する。【解決手段】自動車用シートは、シートクッション2をフロアFに対して支持するレッグ4と、レッグ4のシート幅方向外側を覆う外レッグカバー6と、を備える。外レッグカバー6はアウターカバー20とインナーカバー30とが対向して組み付けられ間に物品Aを収容するポケット部Pが形成される。アウターカバー20の上部にはポケット部Pに物品Aの挿入が可能な上開口部6aが設けられ、アウターカバー20の下部にはポケット部Pに挿入され上開口部6aから取り出しにくい小さな物品をポケット部Pから排出することが可能な後下開口部21c1が設けられる。インナーカバー30には後下開口部21c1の下側縁部に連続して物品Aを載置して保持する下立板部34が形成される。【選択図】図8

Description

本発明は、乗物用シートに関する。
従来、シートのレッグ部分に物品収納用のポケット部を有するカバーが取付けられた乗物用シートが知られている。特許文献1に記載の乗物用シートは、シート本体の側部下方に取付けられたリクライニングカバーに物品収納用のポケット部を配設したものである。このリクライニングカバーは、リクライニング装置及びシートのレッグ部分を覆い隠すためのものであり、ポケット部は、リクライニングカバーのほぼ中央箇所に形成された断面コ字形でシート外方に向けて開口する凹状部として形成されている。
特開平7−52717号公報
特許文献1に記載の技術においては、ポケット部がリクライニングカバーのほぼ中央箇所を凹ませることによって形成されているので深さが浅くなりがちで中に収納した物品が転げ落ちやすいという問題があった。また、ポケット部を深くした場合ポケット部に入れられた筆記具や小銭等の小物を取出しにくいという問題があった。
かかる問題に鑑み本発明の課題は、シートのレッグ部分に取り扱い性の良いポケット部が備えられた乗物用シートを提供することにある。
本発明の第1発明は、乗物用シートであって、シートクッションをフロアに対して支持するレッグと、該レッグのシート幅方向外側を覆うレッグカバーと、を備え、該レッグカバーはシート幅方向外側のアウターカバーとシート幅方向内側のインナーカバーとが対向して組み付けられて前記アウターカバーと前記インナーカバーとの間に物品を収容するポケット部が形成されており、前記アウターカバーの上部には前記ポケット部に前記物品の挿入が可能なシート幅方向外側に向けて開口する上開口部が設けられ、前記アウターカバーの下部には前記ポケット部に挿入され前記上開口部から取り出しにくい小さな前記物品を前記ポケット部から排出することが可能なシート幅方向外側に向けて開口する下開口部が設けられ、前記インナーカバー又は前記アウターカバーには前記下開口部の下側縁部に連続して前記物品を載置して保持する前記ポケット部の底面部が形成されていることを特徴とする。
第1発明によれば、ポケット部は、アウターカバーとインナーカバーとが対向して組み付けられてその間に形成されており、アウターカバーの上部に上開口部が設けられているのでポケット部の深さを十分確保することが可能で中に収納した物品が転げ落ちるのを抑制できる。また、アウターカバーの下部には下開口部が設けられ、インナーカバー又はアウターカバーには下開口部の下側縁部に連続して物品を載置して保持するポケット部の底面部が形成されているので、上開口部から取り出しにくい筆記具や小銭等の小さな物品がポケット部に挿入されてもそれらをポケット部から容易に排出することができる。これらによって、シートのレッグ部分に取り扱い性の良いポケット部が備えられた乗物用シートを提供することができる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記底面部は、前記下開口部に向かって下り傾斜に形成されていることを特徴とする。
第2発明によれば、ポケット部の底面部は、下開口部に向かって下り傾斜に形成されているので、ポケット部に挿入され上開口部から取り出しにくい筆記具や小銭等の小さな物品を前記ポケット部から排出しやすい。
本発明の第3発明は、上記第1発明又は上記第2発明において、前記上開口部は、シート上下方向の開口長さが大きい大開口部と、該大開口部よりシート上下方向の開口長さが小さい小開口部と、を有し、前記大開口部と前記小開口部とがシート前後方向に並んで配置されていることを特徴とする。
第3発明によれば、地図や雑誌等の書籍をポケット部に収容する場合、大開口部において書籍の出し入れが容易となり、小開口部において書籍のシート幅方向への倒れを抑止できるのでポケット部の使用性が向上する。
本発明の第4発明は、上記第3発明において、前記小開口部が形成された前記アウターカバーに対向する前記インナーカバーの部分には、前記アウターカバーと反対の方向に向かって膨出する凹部が形成されていることを特徴とする。
第4発明によれば、ポケット部の小開口部が形成された部分には、インナーカバーに凹部が形成されてアウターカバーとインナーカバーのシート幅方向の間隔が広く形成されているので、その部分にペットボトル等の幅広の物品を収容しやすくなる。
本発明の一実施形態に係る自動車用シートを斜め前から見た斜視図である。 上記実施形態に係る自動車用シートのクッションフレーム及びレッグを斜め前から見た斜視図である。 上記実施形態に係る自動車用シートのレッグカバーの分解斜視図である。 上記実施形態に係る自動車用シートのレッグカバーが取付けられたクッションフレームの側面図である。 図4のV−V矢視線断面図である。 図4のVI−VI矢視線断面図である。 図4のVII−VII矢視線断面図である。 図4のVIII−VIII矢視線断面図である。 図4のIX−IX矢視線断面図である。 図4のX−X矢視線断面図である。 図4のXI−XI矢視線断面図である。
図1〜図11は、本発明の一実施形態を示す。本実施形態は、自動車用シートに本発明を適用した例である。各図中、矢印により自動車のフロアFに自動車用シート1を取付けた時の自動車用シート1及び自動車の各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1に示すように、本実施形態の自動車用シート1は、送迎バス用の二人席シートであって、着座部となるシートクッション2と、背もたれとなるシートバック3と、シートクッション2をフロアFに対して取付けるレッグ4と、レッグ4を覆うレッグカバー5と、を備えている。ここで、自動車用シート1が、特許請求の範囲の「乗物用シート」に相当する。
シートクッション2は、骨格をなすクッションフレーム10の上にクッション材であるクッションパッド2Pを載置して、その上から表皮材であるクッションカバー2Cで被覆して構成され、着座者の尻部及び大腿部を弾性的に支持するものである。シートバック3は、骨格をなすバックフレーム3Fの上にクッション材であるバックパッド3Pを載置して、その上から表皮材であるバックカバー3Cで被覆して構成され、着座者の背部を弾性的に支持するものである。
図2に示すように、クッションフレーム10は、左右方向に延びる前パイプ11と後パイプ12との間を、前後方向に延びる右フレーム13、中フレーム14、左フレーム15で連結して、上面視で略矩形枠状に形成されている。前パイプ11と後パイプ12との間において、右フレーム13と中フレーム14の間及び中フレーム14と左フレーム15の間の2か所に、前後方向に延びる複数のリブが形成されたクッションパン16が架け渡し状に配設されている。クッションパン16は、クッションパッド2Pを下方から支持する。
図2に示すように、クッションフレーム10の前パイプ11と後パイプ12の下面側には、中フレーム14近傍と左フレーム15近傍においてレッグ4が配設されている。レッグ4は、横断面が矩形状の角パイプを側面視で上方に開口した略U字状に折り曲げることにより形成されている。レッグ4は、上下方向に延びる前脚部4aと後脚部4bの下端部側が下脚部4cで連結されて形成されている。なお、左フレーム15近傍に配設されたレッグ4においては、左フレーム15の下面部と下脚部4cの上面部との間に後方に向かって傾く筋かい部4dが配設されている。前脚部4aの後面側の下部には、前下ブラケット4a1が取付けられている。前下ブラケット4a1の左側の面部には、後述するアウターカバー20の前クリップ座21a3に取付けられたクリップCが嵌め込まれるクリップ孔4a2が設けられている。前下ブラケット4a1の右側には、後述する内レッグカバー7が取付けられる前取付面部4a3が設けられている。前脚部4aの後面側の上部には、前上ブラケット4a4が取付けられている。前上ブラケット4a4の左側の面部には、後述するインナーカバー30の中クリップ座31bに取付けられたクリップCが嵌め込まれるクリップ孔4a5が設けられている。後脚部4bの前面側には、後ブラケット4b1が取付けられている。後ブラケット4b1の左側の面部には、後述するアウターカバー20の後クリップ座21d3に取付けられたクリップCが嵌め込まれるクリップ孔4b2が上下に2つ並んで設けられている。後ブラケット4b1の右側には、後述する内レッグカバー7が取付けられる後取付面部4b3が設けられている。下脚部4cの前部と後部には、レッグ4をフロアFに対して固定するためのボルトを通すボルト孔4c1が上下に貫通して設けられている。
図4〜図11に示すように、レッグカバー5は、レッグ4の左側(シートの外側)に取付けられる樹脂製の外レッグカバー6と、レッグ4の右側(シートの内側)に取付けられる樹脂製の内レッグカバー7と、を有する。ここで、外レッグカバー6が、特許請求の範囲の「レッグカバー」に相当する。
図3〜図11に示すように、外レッグカバー6は、左側(シートの外側)に配置されるアウターカバー20と、右側(シートの内側)に配置されるインナーカバー30と、が対向して組み付けられてアウターカバー20とインナーカバー30との間に物品を収容するポケット部Pが形成されている。
図3〜図11に示すように、アウターカバー20は、右方向(シート内側方向)に向けて開口するボックス状の形状に形成されている。アウターカバー20は、略平面状の基壁部21と、基壁部21の前端部から右方に向けて延びる前立壁部22と、基壁部21の後端部から右方に向けて延びる後立壁部23と、基壁部21の下端部から右方に向けて延びる下立壁部24と、を有する。基壁部21と前立壁部22、及び基壁部21と後立壁部23は、図10及び図11に示すように、滑らかに連続するように形成されている。基壁部21は、側面視で略矩形状の上端部側が切り欠かれた形状をしている。詳しくは、基壁部21は、前側から後側に向かって、前脚部4aの左側(シートの外側)を覆う前脚カバー部21a、上下方向の長さが短い前外部21b、前外部21bの後端部から上下方向の長さが徐々に長くなって途中から一定の長さになる後外部21c、後脚部4bの左側を覆う後脚カバー部21dを有する。前外部21bと後外部21cは、前後方向の長さが1:1.5程度で、上下方向の長さ(後外部21cにおいては後方の一定の長さの部分)が1:1.5程度に設定されている。前外部21bの下端部側には長軸方向を前後方向とする略矩形状の前下開口部21b1が設けられている。後外部21cの下端部側には長軸方向を前後方向とする略矩形状の後下開口部21c1が設けられている。前下開口部21b1と後下開口部21c1は、同一形状で、長軸を同一としてアウターカバー20の下端部からの高さが同一となるように配置されている。そして、前下開口部21b1と後下開口部21c1の間には、前下開口部21b1と後下開口部21c1を前後方向に分離する連結部21c2が設けられている。前下開口部21b1は、前後方向の長さが前外部21bの前後方向の長さにほぼ等しく、上下方向の長さが前外部21bの上下方向の長さの1/5程度である。後下開口部21c1は、前後方向の長さが後外部21cの上下方向の長さが一定の長さになる部分の前後方向の長さにほぼ等しく設定されている。ここで、前下開口部21b1と後下開口部21c1が、それぞれ、特許請求の範囲の「下開口部」に相当する。
前脚カバー部21aの後端縁部、前外部21bの上端縁部、後外部21cの上端縁部、後脚カバー部21dの前端縁部は、右方(シートの内側方向)に向かって湾曲するように曲げられてR形状に形成されている。これは、後述するポケット部Pに手を入れたときに手触りをよくするためのものである。また、前脚カバー部21aの後端縁部、前外部21bの上端縁部、後外部21cの上端縁部、後脚カバー部21dの前端縁部の右側面(シートの内側方向の面)には、端縁部に沿って延びる複数本のリブ21eが設けられている。このリブ21eは、前脚カバー部21aの後端縁部、前外部21bの上端縁部、後外部21cの上端縁部、後脚カバー部21dの前端縁部の剛性を確保するためのものである。
図4、図5、図10及び図11に示すように、前脚カバー部21aの右側の面(インナーカバー30側の面)には、アウターカバー20をインナーカバー30に連結するための円柱状の前係合突起21a1が、上下方向に並んで上部と中部と下部に配設されている。また、前脚カバー部21aの右側の面には、インナーカバー30が連結されたアウターカバー20を内レッグカバー7に取付けるときに上下前後の位置決めをするための板状の前係止片21a2が、上下方向に並んで上部と下部に配設されている。さらに、前脚カバー部21aの右側の面の上下方向中央部のやや下方には、インナーカバー30が連結されたアウターカバー20をレッグ4に取付けるためのクリップCを係止するための前クリップ座21a3が設けられている。
図4、図9〜図11に示すように、後脚カバー部21dの右側の面(インナーカバー30側の面)には、アウターカバー20をインナーカバー30に連結するための円柱状の後係合突起21d1が、上下方向に並んで上部と中部と下部に配設されている。また、後脚カバー部21dの右側の面には、インナーカバー30が連結されたアウターカバー20を内レッグカバー7に取付けるときに上下前後の位置決めをするための板状の後係止片21d2が、上下方向に並んで上部と下部に配設されている。さらに、後脚カバー部21dの右側の面の上下方向中央部の上方と下方には、インナーカバー30が連結されたアウターカバー20をレッグ4に取付けるためのクリップCを係止するための後クリップ座21d3が設けられている。
図4、図6〜図8に示すように、前外部21b及び後外部21cにおける前下開口部21b1と後下開口部21c1の下方には、アウターカバー20をインナーカバー30に連結するための下係合突起21fが、前後方向に並んで前部と中部と後部に配設されている。そして、下係合突起21fの間の部分には、後述するインナーカバー30の下立板部34の左端部(アウターカバー20側の端部)を係止する係止溝21gが設けられている。
図3〜図11に示すように、インナーカバー30は、左方向(シート外側方向)に向けて開口するボックス状の形状に形成されている。インナーカバー30は、平面状の基板部31と、基板部31の前端部から左方に向けて延びる前立板部32と、基板部31の後端部から左方に向けて延びる後立板部33と、基板部31の下端部から左下方に向けて傾いて延びる下立板部34と、を有する。基板部31は、側面視で略矩形状をしており、後側部分に右方向(シート内側方向)に膨出して形成された凹部31aを有する。凹部31aは、アウターカバー20に対してインナーカバー30が連結されたとき、アウターカバー20の後外部21cに対向してポケット部Pの左右方向の幅を広める働きをする。基板部31の前上部には、アウターカバー20が連結されたインナーカバー30をレッグ4に取付けるためのクリップCを係止するための中クリップ座31bが設けられている(図4参照)。基板部31の右側の面(シート内側の面)には、基板部31に対して垂直に立設されて上下又は前後に延びるリブ31cが複数本配設され剛性が高められている。前立板部32の左端部から前方向に延びる前フランジ部32aが設けられ、前フランジ部32aにはアウターカバー20の3つの前係合突起21a1に対応する位置に3つの前係合孔32a1が形成されている。また、前フランジ部32aの上下方向中央部には、アウターカバー20が連結されたインナーカバー30を内レッグカバー7に取付けるときに上下前後の位置決めをするための板状の前中係止片32a2が配設されている。後立板部33の左端部から後方向に延びる後フランジ部33aが設けられ、後フランジ部33aにはアウターカバー20の3つの後係合突起21d1に対応する位置に3つの後係合孔33a1が形成されている。また、後立板部33の後端部の上下方向中央部には、右方向(シート内側方向)に突出する後中係止片33a2が設けられている。後中係止片33a2は、アウターカバー20が連結されたインナーカバー30を内レッグカバー7に取付けるときに上下前後の位置決めをするためのものである。下立板部34の下側の面には、アウターカバー20の3つの下係合突起21fに対応する位置に3つの下係合孔34aが設けられている。ここで、下立板部34が、特許請求の範囲の「底板部」に相当する。
図3〜図11に示すように、インナーカバー30はアウターカバー20に対し、次のように連結されて一体化されている。アウターカバー20の3つの前係合突起21a1を、それぞれ、インナーカバー30の3つの前係合孔32a1に通す。同時に、アウターカバー20の3つの後係合突起21d1を、それぞれ、インナーカバー30の3つの後係合孔33a1に通す。さらに、同時に、アウターカバー20の3つの下係合突起21fを、それぞれ、インナーカバー30の3つの下係合孔34aに通して係止する。この状態で、3つの前係合突起21a1及び3つの後係合突起21d1のそれぞれに対し、右方から円環状の止着部材Sを嵌め込んで前脚カバー部21aに対して前フランジ部32aを、後脚カバー部21dに対して後フランジ部33aを、圧着する。これによって、インナーカバー30はアウターカバー20に対して間にポケット部Pを形成して組み付けられ外レッグカバー6が形成される。外レッグカバー6において、側面視で、インナーカバー30の上端縁部と、アウターカバー20における前外部21bの上端縁部と後外部21cの上端縁部と、の間の部分が、上開口部6aである。そして、上開口部6aにおける前外部21bに対応する部分が、特許請求の範囲の「大開口部」に相当し、上開口部6aにおける後外部21cに対応する部分が、特許請求の範囲の「小開口部」に相当する。
図5〜図11において二点鎖線で示すように、内レッグカバー7は、左方向(シート外側方向)に向けて開口するボックス状の形状に形成されている。内レッグカバー7は、略平面状の基面部7aと、基面部7aの前端部から左方に向けて延びる前面部7bと、基面部7aの後端部から左方に向けて延びる後面部7cと、を有する。基面部7aは、側面視でレッグ4の右側(シートの内側)を覆う略矩形状をしている。そして、基面部7aの左側の面(シート外側の面)には、レッグ4の前下ブラケット4a1の前取付面部4a3及び後ブラケット4b1の後取付面部4b3に対して固定するためのクリップCを係止するためのクリップ座(図示せず)が複数配設されている。アウターカバー20の2つの前係止片21a2と前中係止片32a2に対応する位置には、それぞれ、左端部に前係止片21a2が挿入される前係止孔7a1が設けられた左方向に突出する台状部7a2が形成されている。図示はしないが、アウターカバー20の2つの後係止片21d2と後中係止片33a2に対応する位置にも、前係止孔7a1が設けられた左方向に突出する台状部7a2と同等な構造が形成されている。
図3〜図11に基づいて、レッグ4に対して外レッグカバー6と内レッグカバー7を取付ける手順について説明する。まず、レッグ4の右側(シート内側)に内レッグカバー7を取付ける。このとき、レッグ4の前下ブラケット4a1の前取付面部4a3及び後ブラケット4b1の後取付面部4b3に対して、内レッグカバー7の複数のクリップ座に取付けられたクリップCを係止する。次に、内レッグカバー7の所定か所に配設された前係止孔7a1及び前係止孔7a1と同等な係止孔に対して、外レッグカバー6の2つの前係止片21a2と前中係止片32a2及び2つの後係止片21d2と後中係止片33a2を挿入し内レッグカバー7に対する外レッグカバー6の上下前後の位置決めをする。それと同時に、外レッグカバー6の前クリップ座21a3、中クリップ座31b、2つの後クリップ座21d3に取付けられたクリップCを、それぞれ、クリップ孔4a2、クリップ孔4a5、2つのクリップ孔4b2に係止して外レッグカバー6をレッグ4に取付ける。このとき、内レッグカバー7の前面部7bと後面部7cの左端部は、それぞれ、外レッグカバー6の前立壁部22と後立壁部23の右端部に当接してレッグ4を前後左右から隙間なく覆う。
以上のように構成される本実施形態は、以下のような作用効果を奏する。ポケット部Pは、アウターカバー20とインナーカバー30とが対向して組み付けられてその間に形成されており、アウターカバー20の上部に上開口部6aが設けられているのでポケット部Pの深さを十分確保することが可能で中に収納した本等の物品Aが転げ落ちるのを抑制できる。また、アウターカバー20の下部には前下開口部21b1及び後下開口部21c1が設けられ、インナーカバー30には前下開口部21b1及び後下開口部21c1の下側縁部に連続して物品Aを載置して保持するポケット部Pの底面部である下立板部34が形成されている。これによって、上開口部6aからポケット部Pの中に上開口部6aから取り出しにくい筆記具や小銭等の小さな物品が挿入されてもそれらをポケット部Pから容易に排出することができる。これらによって、レッグ4に取り扱い性の良いポケット部Pが備えられた自動車用シート1を提供することができる。
また、ポケット部Pの底面部である下立板部34は、前下開口部21b1及び後下開口部21c1に向かって下り傾斜に形成されているので、ポケット部Pに挿入された上開口部6aから取り出しにくい筆記具や小銭等の小さな物品をポケット部Pから排出しやすい。さらに、上開口部6aは、前外部21bに対応する部分である大開口部と、後外部21cに対応する部分に対応する部分である小開口部と、を有し、大開口部と小開口部とがシート前後方向に並んで配置されている。これによって、地図や雑誌等の書籍をポケット部Pに収容する場合、大開口部において書籍の出し入れが容易となり、小開口部において書籍のシート幅方向への倒れを抑止できるのでポケット部Pの使用性が向上する。加えて、小開口部が形成されたアウターカバー20の後外部21cに対向するインナーカバー30の部分には、アウターカバー20と反対の方向に向かって膨出する凹部31aが形成されている。これによって、小開口部が形成されたアウターカバー20の後外部21cは、アウターカバー20とインナーカバー30のシート幅方向の間隔が広く形成されているので、その部分にペットボトル等の幅広の物品を収容しやすくなる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、次のようなものが挙げられる。
1.上記実施形態においては、レッグ4の左側(シートの外側)を外レッグカバー6で覆い、レッグ4の右側(シートの内側)を内レッグカバー7で覆うように構成した。しかし、これに限らず、外レッグカバー6だけで内レッグカバー7を省略することもできる。
2.上記実施形態では、ポケット部Pの底面部である下立板部34をインナーカバー30に配設したが、これに限らず、アウターカバー20に配設してもよい。
3.上記実施形態では、下開口部を前下開口部21b1及び後下開口部21c1の2つに分けて間に連結部21c2を設ける構成としたが、これに限らず、前下開口部21b1と後下開口部21c1を一体化して1つの下開口部としてもよい。
4.上記実施形態では、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等の乗物に搭載のシートに適用しても良い。
1 自動車用シート(乗物用シート)
2 シートクッション
4 レッグ
5 レッグカバー
6 外レッグカバー(レッグカバー)
6a 上開口部
20 アウターカバー
21b 前外部
21b1 前下開口部(下開口部)
21c 後外部
21c1 後下開口部(下開口部)
30 インナーカバー
34 下立板部(底面部)
A 物品
F フロア
P ポケット部

Claims (4)

  1. 乗物用シートであって、
    シートクッションをフロアに対して支持するレッグと、該レッグのシート幅方向外側を覆うレッグカバーと、を備え、
    該レッグカバーはシート幅方向外側のアウターカバーとシート幅方向内側のインナーカバーとが対向して組み付けられて前記アウターカバーと前記インナーカバーとの間に物品を収容するポケット部が形成されており、
    前記アウターカバーの上部には前記ポケット部に前記物品の挿入が可能なシート幅方向外側に向けて開口する上開口部が設けられ、
    前記アウターカバーの下部には前記ポケット部に挿入され前記上開口部から取り出しにくい小さな前記物品を前記ポケット部から排出することが可能なシート幅方向外側に向けて開口する下開口部が設けられ、
    前記インナーカバー又は前記アウターカバーには前記下開口部の下側縁部に連続して前記物品を載置して保持する前記ポケット部の底面部が形成されている乗物用シート。
  2. 請求項1において、前記底面部は、前記下開口部に向かって下り傾斜に形成されている乗物用シート。
  3. 請求項1又は請求項2において、前記上開口部は、シート上下方向の開口長さが大きい大開口部と、該大開口部よりシート上下方向の開口長さが小さい小開口部と、を有し、前記大開口部と前記小開口部とがシート前後方向に並んで配置されている乗物用シート。
  4. 請求項3において、前記小開口部が形成された前記アウターカバーに対向する前記インナーカバーの部分には、前記アウターカバーと反対の方向に向かって膨出する凹部が形成されている乗物用シート。
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