JP2019180371A - 栽培装置 - Google Patents

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Koji Kono
浩二 河野
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Yukihito YAMAMURA
幸仁 山村
裕治 脇田
Yuji Wakita
裕治 脇田
俊章 提嶋
Toshiaki Sageshima
俊章 提嶋
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Kenji Nakamura
謙治 中村
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優育 永田
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英治 樋口
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Hiroshi Mukai
浩 向
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Abstract

【課題】設置スペースの有効活用を図りつつ栽培ユニットを容易に移送することができる栽培装置を提供する。【解決手段】栽培装置11は、植物の苗が定植される栽培ユニット22を載置可能な棚部21を少なくとも一つ有する棚構造体15〜18と、棚構造体における一つの棚部との間で栽培ユニットを受け渡し可能な第1位置P1と当該第1位置とは別の第2位置とに亘って栽培ユニットを移送可能な移送機構49とを備える。移送機構は、上方からの平面視において第1位置と第2位置を少なくとも経由するように空中に架設されたレール31と、レールに沿って空中を移動可能な移動体36と、移動体と共に空中を移動可能に設けられ且つ栽培ユニットを第1位置において棚部との間で受け渡し可能に構成された受け渡し機構部40と、を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、栽培ユニットの移送機構を備えた栽培装置に関する。
従来から、植物の苗が定植される栽培ユニットを移送する移送機構を備えた栽培装置が知られている(例えば特許文献1)。この栽培装置は、栽培容器が収納されたパレット等からなる栽培ユニットを載置可能な棚が水平方向及び垂直方向に多数設けられた複数列のラックと、隣り合うラック同士の間の通路に敷設されたレールに沿って直線的に走行して所定の棚との間で栽培ユニットを受け渡しするクレーン及びコンベア等からなる移送機構と、を備えている。
特開2001−78568号公報
ところが、上記の栽培装置の場合、移送機構を構成するクレーンは、隣り合うラック同士の間の通路に敷設したレールに沿って床面上を走行する台車を含んでいる。そのため、クレーンの台車を走行させるためのレールを栽培装置が設置される床面上に敷設することが必要となり、スペースの有効活用という点で改善の余地があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、設置スペースの有効活用を図りつつ栽培ユニットを容易に移送することができる栽培装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する栽培装置は、植物の苗が定植される栽培ユニットを載置可能な棚部を少なくとも一つ有する棚構造体と、前記棚構造体における一つの前記棚部との間で前記栽培ユニットを受け渡し可能な第1位置と当該第1位置とは別の第2位置とに亘って前記栽培ユニットを移送可能な移送機構とを備え、前記移送機構は、上方からの平面視において前記第1位置と前記第2位置を少なくとも経由するように空中に架設されたレールと、前記レールに沿って空中を移動可能な移動体と、前記移動体と共に空中を移動可能に設けられ且つ前記栽培ユニットを前記第1位置において前記棚部との間で受け渡し可能に構成された受け渡し機構部と、を有している。
この構成によれば、植物の苗が定植される栽培ユニットを、移送機構により、棚構造体の一つの棚部と対応する第1位置と当該第1位置とは別の第2位置との間で移送することができる。また、移送機構において、栽培ユニットの受け渡しを行う受け渡し機構部は、空中に架設されたレールに沿って移動する移動体と共に空中を移動するため、棚構造体が設置された床面上にレールの敷設スペースを確保する必要もない。したがって、栽培装置の設置スペースの有効活用を図りつつ栽培ユニットを容易に移送することができる。
上記栽培装置において、前記レールは、直線的に延びる直線レール部と、曲線的に延びる曲線レール部と、を含んでおり、前記移送機構は、前記移動体が前記直線レール部及び前記曲線レール部に沿って空中を移動することにより、前記受け渡し機構部が前記第1位置と前記第2位置との間で空間を移動して前記栽培ユニットを移送することが好ましい。
この構成によれば、延びる方向が互いに交差する複数の直線レール部が第1位置と第2位置との間に存在していても、それら複数の直線レール部を曲線レール部で繋ぐことで、移送方向の変換用にコンベア等の別の移送機構を介在させなくても、単一種類の移送機構により栽培ユニットを第1位置と第2位置との間で移送することができる。
上記栽培装置において、前記レールは、前記第1位置と前記第2位置とを経由する循環経路を形成していることが好ましい。
この構成によれば、第1位置において棚構造体の棚部から受け取った栽培ユニットを、第2位置において例えば定植処理や収穫処理等を行った後に、再び第1位置まで移送して棚構造体における元の棚部に受け渡すことができる。そのため、移送機構を循環経路のレールに沿って複数の移動体が走行する構成とした場合に、複数の栽培ユニットを一つずつ順繰りに所定の処理を介在させつつ第1位置と第2位置との間を移送させて栽培を継続させることができる。
上記栽培装置において、前記棚構造体は、上方からの平面視において前記レールを挟んで対向する第1棚構造体と第2棚構造体とを含み、前記受け渡し機構部は、第1態様の駆動により前記第1棚構造体の前記棚部との間で前記栽培ユニットの受け渡しを行い、前記第1態様とは駆動方向が逆方向となる第2態様の駆動により前記第2棚構造体の前記棚部との間で前記栽培ユニットの受け渡しを行うことが好ましい。
この構成によれば、移送機構における受け渡し機構部の構成を簡素化することができ、こうした機構の簡素化を通じた軽量化により、移動体にかかる重量負荷を低減することができる。
上記栽培装置において、前記受け渡し機構部は、前記移動体に吊り下げられたフレーム構造体と、前記フレーム構造体に対して正方向と逆方向への回転自在に支持された対をなすスプロケットと、対をなす前記スプロケットの間に当該スプロケットの回転時に周回移動するように掛装された無端状のチェーンと、前記栽培ユニットの一部に対して前記チェーンの周回移動時に係合可能に当該チェーンの周方向の一部に設けられた係合部と、を備えることが好ましい。
この構成によれば、受け渡し機構部は、移動体に吊り下げられたフレーム構造体においてチェーンを掛装したスプロケットの回転方向を切り替えることにより、第1棚構造体及び第2棚構造体において互いに対向する棚部の何れか一方との間での栽培ユニットの受け渡しを容易に切り替えることができる。
本発明によれば、栽培装置において設置スペースの有効活用を図りつつ栽培ユニットを容易に移送することができる。
栽培装置の一実施形態について、その全体概要を示す平面図。 図1における2−2線矢視の側面図。 栽培ユニットの一部を破断した斜視図。 移送機構の概略を示す斜視図。 受け渡し機構部が受け渡し位置に位置した状態を模式的に示す側面図。 係合部が栽培ユニットの一部に係合した状態を模式的に示す側面図。 栽培ユニットが受け渡し機構部に受け渡された状態を模式的に示す側面図。 変形例における受け渡し機構部が受け渡し位置に位置した状態を模式的に示す側面図。 変形例における受け渡し機構部が棚部の栽培ユニットに対して下方から支持可能に係合した状態を模式的に示す側面部。
以下、植物を栽培する栽培装置の一実施形態について図を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、栽培装置11は、周囲を側壁12によって囲まれた栽培室13内に設置されている。栽培室13は、上方からの平面視において、図1に示すX軸に沿う方向が長手方向となる矩形の形状をしている。栽培室13の床面14上には、複数列(本実施形態では一例として6列)の棚構造体15,16,17,18,19,20が、栽培室13の短手方向となるY軸の方向に沿って延びるように設けられている。
各棚構造体15〜20は、基本的に同一の構造をしており、それぞれ複数の棚部21を有している。すなわち、各棚構造体15〜20には、図1に示すように、植物の苗が定植される栽培ユニット22を載置可能な棚部21が、Y軸に沿う水平方向に複数連(本実施形態では一例として10連)ずつ並ぶように設けられると共に、図2に示すように、Z軸に沿う垂直方向に複数段(本実施形態では一例として14段)ずつ階層をなすように設けられている。図1に示すように、本実施形態の場合、一つの棚部21には2つの栽培ユニット22を横並びに載置可能であり、一つの棚構造体15〜20には合計280台の栽培ユニット22が載置可能とされている。
図2に示すように、各棚部21は、その棚部21に栽培ユニット22が載置されるとき及びその棚部21から栽培ユニット22が取り出されるときに栽培ユニット22の通過を許容するための開口部23を有している。開口部23は、各棚部21においてX軸に沿う方向の一方側に向けて開口するように設けられている。本実施形態の場合、Y軸に沿って延びる複数列の棚構造体15〜20のうち図1において左側から数えて奇数列の棚構造体15,17,19の各棚部21と、同じく左側から数えて偶数列の棚構造体16,18,20の各棚部21とは、互いに開口部23がX軸方向で対向するように設けられている。
図3に示すように、栽培ユニット22は、上方からの平面視で矩形状をなす浅い皿形態のトレイ24と、トレイ24内にセットされる少なくとも一つ(本実施形態では一例として8つ)の定植パネル25と、を含んで構成されている。定植パネル25は、水分を浸透及び拡散可能とする例えば発泡スチロール製のマットであり、植物の苗N(図5〜図9に図示)を定植可能とする複数の凹部26が形成されている。なお、図3においては、トレイ24の底面の一端部に形成された排出孔27を実線で表示するべく、一部の定植パネル25について、その図示を破断するなどして省略している。また、栽培ユニット22において、トレイ24の長手方向の両端部には、断面形状がフック形状をなす被係合部28が形成されている。
図1に示すように、栽培室13の床面14上において、複数列の棚構造体15〜20のうち一番左側に位置する棚構造体15と矩形環状をなす側壁12のうちでY軸に沿う左側の側壁部分との間には、定植装置29が設置されている。同様に、複数列の棚構造体15〜20のうち一番右側に位置する棚構造体20と矩形環状をなす側壁12のうちでY軸に沿う右側の側壁部分との間には、収穫装置30が設置されている。定植装置29は、苗床等で育苗期間を経た植物の苗Nをブロック状の苗床片(図示略)単位で定植パネル25の凹部26に定植する装置である。収穫装置30は、棚構造体15〜20の棚部21に載置された栽培ユニット22において収穫可能な大きさまで成長した植物を刈り取るなどして定植パネル25から収穫する装置である。
また、図2に示すように、栽培室13内の上部には、鋼材等からなるレール31が天井32に沿って水平方向に延びるように架設されている。レール31は、X軸に沿う方向で隣り合う棚構造体15〜20同士の上端部の間を連結する梁材33等を介して天井32の直下付近の空中に架設されている。図1に示すように、レール31は、上方からの平面視において、奇数列の棚構造体15,17,19と偶数列の棚構造体16,18,20との間のY軸に沿って延びる通路上の位置を第1位置P1とし、定植装置29と収穫装置30が各々設置された位置を第2位置P2としたとき、第1位置P1と第2位置P2とを経由する循環経路を形成している。
すなわち、レール31は、X軸又はY軸に沿って直線的に延びる直線レール部34と、X軸方向及びY軸方向の一方から他方に方向を変更するように曲線的に延びる曲線レール部35とを含んでいる。図1に示すように、直線レール部34は、奇数列の棚構造体15,17,19と偶数列の棚構造体16,18,20との間の第1位置P1及び定植装置29と収穫装置30が設置された第2位置P2を各々通ってY軸方向に延びるレール部分と、棚構造体15〜20の設置された領域の外側でX軸方向に延びるレール部分とを有する。そして、それら複数の直線レール部34においてX軸方向に延びるレール部分とY軸方向に延びるレール部分とが曲線レール部35により繋がれることにより、レール31は第1位置P1と第2位置P2とを経由する循環経路を形成している。
図4に示すように、レール31には、移動体36がレール31に沿って空中を移動可能に支持されている。すなわち、移動体36は、そのケーシング37の内部に複数対(本実施形態では一例として2対)の駆動ローラ38を有している。各駆動ローラ38は、ケーシング37においてレール31の側面と対向する面に形成された切り欠き口39を介してローラ周面の一部が露出し、対をなす駆動ローラ38の切り欠き口39から各々露出した部分同士でレール31を挟んでいる。そして、モータ等の図示略の駆動源からの駆動力に基づき駆動ローラ38が回転することにより、移動体36は、レール31に沿って空中を移動する。
移動体36の下方には、栽培室13内の第1位置P1において栽培ユニット22を所定の棚部21との間で受け渡し可能に構成された受け渡し機構部40が、移動体36と共に空中を移動可能となるように配置されている。移動体36には、垂直な面に沿う一対の垂直プレート41と、平行な態様の垂直プレート41同士を連結する複数本の水平シャフト42と、を含んで構成されたフレーム構造体43が、吊り下げ部材44を介して吊り下げられている。因みに、垂直プレート41は、その長手方向が水平方向となる矩形をなしており、その長手方向の長さ寸法は栽培ユニット22の長手方向の長さ寸法とほぼ同じである。
なお、吊り下げ部材44は、移動体36のケーシング37内に配置された図示略の昇降装置の駆動に伴い、図2に示すように、垂直方向における長さが伸縮するように構成されている。そのため、この吊り下げ部材44を介して移動体36に吊り下げられた受け渡し機構部40は、レール31に沿った移動体36の移動に伴い水平方向に移動する一方で、吊り下げ部材44の伸縮動作に伴い垂直方向に移動する。その結果、受け渡し機構部40は、複数列の棚構造体15〜20に複数連及び複数段に亘るように設けられた複数の棚部21のうち所望の棚部21の開口部23と対向する位置に移動可能である。
図4に示すように、フレーム構造体43の垂直プレート41における水平方向の両端部付近には、それぞれスプロケット45が水平シャフト42と平行な軸部46を中心に正方向と逆方向への回転自在に支持されている。そして、対をなすスプロケット45の間には、当該スプロケット45が図示略の駆動源からの駆動力に基づき回転したときに周回移動する無端状のチェーン47が掛装されている。また、チェーン47の周方向の一部(本実施形態では一例として2箇所)には、栽培ユニット22におけるフック形状の被係合部28に対してチェーン47の周回移動時に係合可能なシャフト状の係合部48が設けられている。
本実施形態では、上記の受け渡し機構部40が、移動体36に吊り下げられたフレーム構造体43と、フレーム構造体43に回転自在に支持された一対のスプロケット45と、対をなすスプロケット45の間に掛装された無端状のチェーン47と、そのチェーン47の周方向の一部に設けられた係合部48と、を含んで構成されている。そして、棚構造体15〜20における一つの棚部21との間で栽培ユニット22を受け渡し可能な第1位置P1と当該第1位置P1とは別の第2位置P2とに亘って栽培ユニット22を移送可能な移送機構49が、上記のレール31と、移動体36と、受け渡し機構部40と、を含んで構成されている。
次に、上記のように構成された栽培装置11の作用について、移送機構49により栽培ユニット22を移送する場合の作用に着目して以下説明する。なお、以下においては、図5において模式的に示す上中下3段の棚部21のうち、右側の偶数列の棚構造体16(18,20)における中段の棚部21との間で栽培ユニット22を受け渡しする場合を一例として説明する。
図5に示すように、移送機構49により栽培ユニット22を移送する場合において、棚構造体15〜20の棚部21との間で栽培ユニット22を受け渡しするときには、栽培ユニット22を受け渡しする所定の棚部21とX軸方向で対向する位置に、受け渡し機構部40を位置させる。すなわち、移送機構49において、移動体36をレール31に沿って空中を移動させると共に、吊り下げ部材44を伸縮させて受け渡し機構部40を昇降させることにより、受け渡し機構部40を所定の棚部21との間で栽培ユニット22を受け渡し可能となる第1位置P1に移動させる。
このとき、受け渡し機構部40は、第1位置P1とは別の位置(例えば第2位置P2)から第1位置P1まで、移動体36と共に空中を移動する。そのため、図2に二点鎖線で示すように、この場合の第1位置P1が設定される奇数列の棚構造体15,17,19と偶数列の棚構造体16,18,20との間の通路上に、例えばダンボール箱等の物品50が積み置きされていたり、排水用等の溝51が掘られていたりしても、受け渡し機構部40の移動に支障が生じることはない。
そして次に、図6に示すように、受け渡し機構部40におけるスプロケット45が図6において矢印で示す反時計方向に回転すると、チェーン47が周回移動する。そのため、チェーン47の周方向の一部に設けられた係合部48も同様にチェーン47の周回軌跡の外側を反時計方向に周回移動する。すると、受け渡し対象の栽培ユニット22における被係合部28に対して、チェーン47と一緒に反時計方向に周回移動してきた係合部48が係合する。そして、その状態から更に反時計方向にスプロケット45が回転を続けると、係合部48が被係合部28に係合した状態のままで栽培ユニット22を棚部21から引き出す方向に水平移動する。
すると、図7に示すように、それまで右側の偶数列の棚構造体16(18,20)における所定の棚部21に載置されていた栽培ユニット22が、その長手方向の両端部の被係合部28に対してチェーン47における一対の係合部48を下方から係合させた状態で、移送機構49の受け渡し機構部40に移し替えられる。そして、その状態から移動体36がレール31に沿って移動することにより、受け渡し機構部40は、第1位置P1とは別の位置である第2位置P2に移送されたり、例えば空き棚状態にある他の棚部21と対向する他の第1位置P1まで移送される。そして、第2位置P2では、定植装置29により植物の苗Nが定植されたり、収穫装置30により成長した植物が収穫されたりする一方、他の第1位置では、空き棚状態にある他の棚部21に対して受け渡し機構部40から栽培ユニット22が受け渡しされる。
なお、上記の場合とは逆に、例えば第2位置P2で定植装置29によって植物の苗Nが定植された栽培ユニット22を第1位置P1において空き棚状態にある棚部21に対して受け渡しする場合には、次のようにされる。すなわち、図7に示すように、栽培ユニット22を支持した状態にある受け渡し機構部40を、空き棚状態にある棚部21と対向する位置まで、移動体36の移動と吊り下げ部材44の昇降を通じて空中を移動させる。
そして、図7に示す状態から、今度は受け渡し機構部40におけるスプロケット45が図7において時計方向に回転させられる。すると、受け渡し機構部40に支持された状態にあった栽培ユニット22は、チェーン47が時計方向に周回移動するのに伴い、係合部48が時計方向に周回移動するため、その係合部48に被係合部28の部分が押されて、空き棚の棚部21に差し入れられる方向に水平移動する。そして、図7に示す状態から図5に示す状態となるまで、チェーン47が約半周分だけ時計方向に周回移動すると、図5に示すように、栽培ユニット22は、移送機構49の受け渡し機構部40から所定の棚部21に受け渡しされる。
また、図1及び図2において、左側の奇数列の棚構造体15(17,19)及び右側の偶数列の棚構造体16(18,20)のことを、レール31における第1位置P1を通る直線レール部34を挟んで対向する第1棚構造体及び第2棚構造体とも称する。そして、この場合において、移送機構49の受け渡し機構部40は、第1態様の駆動をすることにより、第1棚構造体と称する左側の奇数列の棚構造体15(17,19)の棚部21との間で栽培ユニット22の受け渡しが可能とされる。その一方で、第1態様とは駆動方向が逆方向となる第2態様の駆動をすることにより、第2棚構造体と称する右側の偶数列の棚構造体16(18,20)の棚部21との間で栽培ユニット22の受け渡しが可能とされる。
すなわち、図5に示す状態において、受け渡し機構部40が、第1態様の駆動として、スプロケット45を正方向の一例である時計方向に回転させると、チェーン47と係合部48も同様に時計方向に周回移動する。そして、係合部48が、その周回移動する途中に左側の第1棚構造体15(17,19)の中段の棚部21に載置されている栽培ユニット22の被係合部28に下方から係合し、その状態から更に時計方向にスプロケット45が回転を続けると、係合部48が被係合部28に係合した状態のままで栽培ユニット22を棚部21から引き出す。そして、棚部21から引き出された栽培ユニット22は受け渡し機構部40に移し替えられる。
その一方、図5に示す状態において、受け渡し機構部40が、第2態様の駆動として、スプロケット45を逆方向の一例である反時計方向に回転させると、チェーン47と係合部48も同様に反時計方向に周回移動する。そして、係合部48が、その周回移動する途中に右側の第2棚構造体16(18,20)の中段の棚部21に載置されている栽培ユニット22の被係合部28に下方から係合し、その状態から更に反時計方向にスプロケット45が回転を続けると、係合部48が被係合部28に係合した状態のままで栽培ユニット22を棚部21から引き出す。そして、棚部21から引き出された栽培ユニット22は受け渡し機構部40に移し替えられる。
このように移送機構49において棚部21との間で栽培ユニット22の受け渡しを行う受け渡し機構部40は、互いの駆動方向が逆になる第1態様の駆動と第2態様の駆動とに切り替えをするだけで、第1位置P1を挟んで対向する第1棚構造体及び第2棚構造体の何れの棚部21との間でも栽培ユニット22の受け渡しを容易に行うことが可能である。また、係合部48が周方向の一部に設けられたチェーン47を掛装したスプロケット45の回転方向を切り替えるという簡単な構造であるため、受け渡し機構部40の簡素化にも貢献している。
上記の実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)植物の苗Nが定植される栽培ユニット22を、移送機構49により、棚構造体15〜20の一つの棚部21と対応する第1位置P1と当該第1位置P1とは別の第2位置P2との間で移送することができる。また、移送機構49において、栽培ユニット22の受け渡しを行う受け渡し機構部40は、空中に架設されたレール31に沿って移動する移動体36と共に空中を移動するため、棚構造体15〜20が設置された床面14上にレール31の敷設スペースを確保する必要もない。したがって、栽培装置11の設置スペースの有効活用を図りつつ栽培ユニット22を容易に移送することができる。
(2)延びる方向が互いに交差する複数の直線レール部34が第1位置P1と第2位置P2との間に存在していても、それら複数の直線レール部34を曲線レール部35で繋ぐことで、移送方向の変換用にコンベア等の別の移送機構を介在させなくてもよい。そのため、単一種類の移送機構49により栽培ユニット22を第1位置P1と第2位置P2との間で移送することができる。
(3)第1位置P1において棚構造体15〜20の棚部21から受け取った栽培ユニット22を、第2位置P2において例えば定植処理や収穫処理等を行った後に、再び第1位置P1まで移送して棚構造体15〜20における元の棚部21に受け渡すことができる。そのため、移送機構49を循環経路のレール31に沿って複数の移動体36が走行する構成とした場合に、複数の栽培ユニット22を一つずつ順繰りに所定の処理を介在させつつ第1位置P1と第2位置P2との間を移送させて栽培を継続させることができる。
(4)移送機構49における受け渡し機構部40の構成を簡素化することができ、こうした機構の簡素化を通じた軽量化により、移動体36にかかる重量負荷を低減することができる。
(5)受け渡し機構部40は、移動体36に吊り下げられたフレーム構造体43においてチェーン47を掛装したスプロケット45の回転方向を切り替えることにより、レール31を挟んで対向する第1棚構造体及び第2棚構造体において互いに対向する棚部21の何れか一方との間での栽培ユニット22の受け渡しを容易に切り替えることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。また、以下の変更例は、適宜組み合わせてもよい。
・図8及び図9に示す変形例のように、移送機構49における受け渡し機構部40は、フレーム構造体43に対して断面横L字形状の支持部材52が図8に矢印で示す水平方向に進退移動可能に設けられていてもよい。すなわち、その支持部材52が図8に示す状態から図9に示すように所定の棚部21に載置されている栽培ユニット22を下方から支持可能となるように前進した後に後退することにより、棚部21との間で栽培ユニット22を受け渡しする構成であってもよい。
・図8及び図9に示す変形例において、受け渡し機構部40は、図9に示す矢印とは逆方向となる左方向に前進することで、左前方の別の棚部21との間で栽培ユニット22の受け渡しを行う別の支持部材52を更に備えてもよい。
・受け渡し機構部40において、チェーン47の周方向の一部に設けられる係合部48は一対に限らず1つだけでも3つ以上の複数でもよい。要するに、栽培ユニット22側の被係合部28に対してチェーン47の周回移動の途中に係合可能であれば、その数は任意である。
・係合部48の形状は、シャフト状に限らず、例えば爪形状など他の形状でもよい。
・栽培ユニット22に設けられる被係合部28は、フック形状に限らず、例えば穴形状であってもよい。要するに、受け渡し機構部40側の係合部48が周回移動の途中に係合可能であれば、その形状は任意である。
・実施形態の受け渡し機構部40は、第1態様の駆動となる正方向にだけ回転及び周回移動するスプロケット45及びチェーン47を含む第1駆動機構と、第2態様の駆動となる逆方向にだけ回転及び周回移動するスプロケット45及びチェーン47を含む第2駆動機構との組み合わせにより構成されてもよい。
・栽培室13内には、例えば開口部23がX軸方向の一方側を向いた棚部21を有する第1棚構造体と、開口部23がX軸方向の他方側を向いた棚部21を有する第2棚構造体とが、レール31を挟んで対向することなく、レール31の延びる方向に位置をずらせて設置された構成であってもよい。
・レール31は、栽培室13内において、第1位置P1と第2位置P2とを少なくとも経由する構成であれば、必ずしも循環経路を形成していなくてもよい。
・レール31は、第1位置P1と第2位置P2以外に、例えば洗浄ルーム等の第3位置も経由する構成であってもよい。
・棚構造体15〜20の設置数は6列に限らず任意であり、さらに、一つの棚構造体において有する棚部21の数は少なくとも一つあればよく、その数は任意である。
11…栽培装置、15,16,17,18,19,20…棚構造体、21…棚部、22…栽培ユニット、31…レール、34…直線レール部、35…曲線レール部、36…移動体、40…受け渡し機構部、43…フレーム構造体、45…スプロケット、47…チェーン、48…係合部、49…移送機構、N…苗、P1…第1位置、P2…第2位置。

Claims (5)

  1. 植物の苗が定植される栽培ユニットを載置可能な棚部を少なくとも一つ有する棚構造体と、
    前記棚構造体における一つの前記棚部との間で前記栽培ユニットを受け渡し可能な第1位置と当該第1位置とは別の第2位置とに亘って前記栽培ユニットを移送可能な移送機構とを備え、
    前記移送機構は、上方からの平面視において前記第1位置と前記第2位置を少なくとも経由するように空中に架設されたレールと、前記レールに沿って空中を移動可能な移動体と、前記移動体と共に空中を移動可能に設けられ且つ前記栽培ユニットを前記第1位置において前記棚部との間で受け渡し可能に構成された受け渡し機構部と、を有していることを特徴とする栽培装置。
  2. 前記レールは、直線的に延びる直線レール部と曲線的に延びる曲線レール部とを含んでおり、前記移送機構は、前記移動体が前記直線レール部及び前記曲線レール部に沿って空中を移動することにより、前記受け渡し機構部が前記第1位置と前記第2位置との間で空間を移動して前記栽培ユニットを移送することを特徴とする請求項1に記載の栽培装置。
  3. 前記レールは、前記第1位置と前記第2位置とを経由する循環経路を形成していることを特徴とする請求項2に記載の栽培装置。
  4. 前記棚構造体は、上方からの平面視において前記レールを挟んで対向する第1棚構造体と第2棚構造体とを含み、前記受け渡し機構部は、第1態様の駆動により前記第1棚構造体の前記棚部との間で前記栽培ユニットの受け渡しを行い、前記第1態様とは駆動方向が逆方向となる第2態様の駆動により、前記第2棚構造体の前記棚部との間で前記栽培ユニットの受け渡しを行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の栽培装置。
  5. 前記受け渡し機構部は、前記移動体に吊り下げられたフレーム構造体と、前記フレーム構造体に対して正方向と逆方向への回転自在に支持された対をなすスプロケットと、対をなす前記スプロケットの間に当該スプロケットの回転時に周回移動するように掛装された無端状のチェーンと、前記栽培ユニットの一部に対して前記チェーンの周回移動時に係合可能に当該チェーンの周方向の一部に設けられた係合部とを備えることを特徴とする請求項4に記載の栽培装置。
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