JP2019179651A - 照明装置の光特性の導出方法、照明装置の制御方法、プログラム、照明装置および照明コントローラ。 - Google Patents

照明装置の光特性の導出方法、照明装置の制御方法、プログラム、照明装置および照明コントローラ。 Download PDF

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Abstract

【課題】 照明装置の光の色温度を変える場合に、使用者に違和感を与えることを抑制する。【解決手段】照明装置10の光特性の導出方法であって、照明装置10の調光率を第1調光率に維持した状態で光の色温度を変え、異なる色温度ごとにおける光量を検出し、複数の色温度に対応するそれぞれの光量の情報を取得する。複数の色温度に対応するそれぞれの光量の情報に基づいて、第1調光率における色温度および光量の関係を示す第1関係式f1を生成する。照明装置10の調光率を第2調光率にした状態で1以上の色温度における光量を検出し、1以上の色温度に対応する1以上の光量の情報を取得する。1以上の色温度に対応する1以上の光量の情報と、第1関係式f1とに基づいて、照明装置10の調光率および光量の関係を示す第2関係式f2を生成する。第1関係式f1および第2関係式f2に基づいて、照明装置10の調光率、光量および色温度の関係を求める。【選択図】図7

Description

本発明は、光を照射する照明装置の光特性の導出方法、照明装置の制御方法、プログラム、照明装置および照明コントローラに関する。
従来、照明光の色温度を変えることができる照明装置が知られている。この種の照明装置の一例として、特許文献1には、発光色が異なる複数の発光素子を有する照明装置本体と、照明装置本体から照射された光を受光し、受光した光の光量に関する情報を照明装置本体に送信する光検出装置と、を備える照明装置が開示されている。この照明装置では、照明装置本体の光の色温度を変える場合に、その色温度に応じて光量の基準値を変更し、光検出装置で受光する光量が、変更した光量の基準値と一致するように各発光素子の光出力を制御している。
特開2007−265817号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている照明装置では、光の色温度を変える場合に、その色温度の変更にともなって照明装置から照射される光の光量も変わってしまう。そのため、照明装置が使われている建物内の明るさも変わり、照明装置を使用する使用者に違和感を与えることがある。
そこで、本発明は、照明装置の光の色温度を変える場合に、使用者に違和感を与えることを抑制することができる照明装置の制御方法および照明装置の光特性の導出方法等を提供することを目的とする。
本発明の照明装置の光特性の導出方法の一態様は、光を照射する照明装置の光特性の導出方法であって、前記照明装置の調光率を第1調光率に維持した状態で前記光の色温度を変え、異なる色温度ごとにおける光量を検出し、複数の色温度に対応するそれぞれの光量の情報を取得する工程と、前記複数の色温度に対応するそれぞれの光量の情報に基づいて、前記第1調光率における色温度および光量の関係を示す第1関係式を生成する工程と、前記照明装置の調光率を前記第1調光率と異なる第2調光率にした状態で1以上の色温度における光量を検出し、前記1以上の色温度に対応する1以上の光量の情報を取得する工程と、前記1以上の色温度に対応する1以上の光量の情報と、前記第1関係式とに基づいて、前記照明装置の調光率および光量の関係を示す第2関係式を生成する工程と、前記第1関係式および前記第2関係式に基づいて、前記照明装置の調光率、光量および色温度の関係を求める工程とを含む。
また、本発明の照明装置の制御方法の一態様は、照明装置の調光率を制御するための照明装置の制御方法であって、前記照明装置の光の色温度を変える場合に、上記照明装置の光特性の導出方法にて導出した前記照明装置の調光率、光量および色温度の関係を用いて、前記照明装置の調光率を制御する。
また、本発明のプログラムは、コンピュータにて実行されるプログラムであって、上記照明装置の制御方法を実行する。
また、本発明の照明装置は、1以上の発光素子を有する発光部と、上記プログラムを格納する記憶部と、前記照明装置が設置された建物内の光量を検出する光量検出部と、前記照明装置の光の色温度を変えるための調色指令を受信する通信部と、前記通信部を介して前記調色指令を受け付けた場合に、前記記憶部に格納された前記プログラムを用いて、前記発光部を調色制御および調光制御する制御部とを備える。
また、本発明の照明コントローラは、照明装置を制御する照明コントローラであって、上記プログラムを格納する記憶部と、前記照明装置が設置された建物内の光量を検出する光量検出部と、前記照明装置に通信接続され、かつ、前記照明装置と異なる外部機器から前記照明装置の光の色温度を変えるための調色指令を受信する通信部と、前記通信部を介して前記調色指令を受け付けた場合に、前記記憶部に格納された前記プログラムを用いて、前記照明装置を調色制御および調光制御する制御部とを備える。
照明装置の光の色温度を変える場合に、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
比較例1に係る照明装置を示す概略図である。 比較例1に係る照明装置から照射される光の色温度と光束数との関係を示す模式図である。 実施の形態1に係る照明装置を示す概略図である。 実施の形態1に係る照明装置の各構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る照明装置から照射される光の色温度と光量検出電圧との関係を示す図である。 実施の形態1に係る照明装置の調光率と光量検出電圧との関係を示す図である。 実施の形態1に係る照明装置の光特性の導出方法を示すフローチャートである。 図7のフローにおける第1関係式および第2関係式を示す図である。 実施の形態1に係る照明装置の制御方法を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る照明コントローラを備える照明システムを示す図である。 実施の形態2に係る照明システムの各構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る照明装置の光の色温度および調光率の変化を示す図である。 実施の形態2に係る照明装置の制御方法を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る照明装置から照射される光の色温度と光量検出電圧との関係を示す図である。 比較例2に係る照明装置の光の色温度および調光率の変化を示す図である。 実施の形態2の変形例1に係る照明装置から照射される光の色温度と光量検出電圧との関係を示す図である。 実施の形態2の変形例2に係る照明システムを示す概略図である。 その他の形態に係る照明装置の制御方法を示す図である。
(発明に至る経緯)
本発明に至る経緯について、図1および図2の比較例1を参照しながら説明する。
図1は、比較例1に係る照明装置110を示す概略図である。図2は、比較例1に係る照明装置110から照射される光の色温度と光束数との関係を示す模式図である。
比較例1の照明装置110は、発光色が異なる複数の発光素子を備える。この照明装置110は、設定器20から発信された調色指令を受け付けると、発光色が異なる各発光素子の光出力比率を変更することで色温度を変えるように構成されている。しかしながら、照明装置110から照射される光の色温度を変えると、建物内の明るさが変わってしまうことがある。例えば図2に示すように、調光率を50%に維持した状態で色温度を5000Kから2700Kに変えると、破線で示すような曲線に沿って光束数、すなわち光量が減少する。これにより、照明装置110が使われている建物内の明るさが、色温度を変更する前よりも暗くなり、照明装置110を使用する使用者に違和感を与えることがある。
そこで、本発明は、照明装置の色温度を変える場合に、使用者に違和感を与えることを抑制することができる照明装置の制御方法等を提供する。
以下、実施の形態に係る照明装置の制御方法等について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化する。
(実施の形態1)
[1−1.照明装置の構成]
まず、実施の形態1に係る照明装置10の構成について、図3および図4を参照しながら説明する。図3は、実施の形態1に係る照明装置10を示す概略図である。図4は、照明装置10の各構成を示すブロック図である。
照明装置10は、制御部15、記憶部16、発光部17、光量検出部12、通信部11を備えている。記憶部16、発光部17、光量検出部12および通信部11のそれぞれは、制御部15に接続されている(図4参照)。
照明装置10は、例えば、シーリングライトであり、建物の天井などに設置される。照明装置10は、開口19aを有する凹状の筐体19を備えている。筐体19の内部には、発光部17が設けられている。筐体19には、発光部17および開口19aを覆うようにグローブが設けられていてもよい。照明装置10は、棒状のLED(light emitting diode)ライトであってもよい。
発光部17は、例えば、色温度が異なる複数の発光素子を有している。発光部17は、各発光素子の光出力が調整されることで調光制御される。また、発光部17は、各発光素子の光出力比率が調整されることで調色制御される。複数の発光素子は、赤色、緑色または青色のそれぞれの光を発光する発光素子で構成されていてもよい。
光量検出部12は、照明装置10が設置された建物内における光量を検出するセンサである。本実施の形態でいう光量とは、例えば、照度、輝度または光束などの明るさの度合いを示す総称である。光量検出部12は、筐体19の外側に設けられている。具体的には光量検出部12は、建物の床に対向する位置に設けられている。
光量検出部12は、発光部17から出射され、建物内の床または壁等で反射され、照明装置10に返ってきた光を検出する。光量検出部12は、光電素子を有している。光量検出部12によって検出される光量は、光電素子が出力する光量検出電圧によって表される。例えば、建物内の光量が多いと電圧値が高くなり、光量が小さいと電圧値が低くなる。なお、光量検出部12は、外光によって照らされた光も検出するが、以下においては特段の説明がない限り、外光は無いものとして説明する。
通信部11は、筐体19の外側付近に設けられている。通信部11は、例えば赤外線センサであり、赤外線などの無線r1によって設定器20と通信する。通信部11は、設定器20から発信された、照明装置10の光の色温度を変えるための調色指令を受信する。
記憶部16は、RAM(Random Access Memory)およびROM(read only memory)などによって構成されている。記憶部16には、照明装置10を調光制御するためのプログラムが格納されている。また、記憶部16には、照明装置10の光特性を導出するためのプログラム、および、このプログラムによって導出された照明装置10の光特性が格納されている。なお、照明装置10の光特性については後述する。
制御部15は、CPU(central processing unit)を有している。制御部15および記憶部16は、筐体19の内部に設けられていてもよいし、外部に設けられていてもよい。
制御部15は、通信部11を介して受け取った調色指令に応じて、発光部17を調光制御および調色制御する。その際、制御部15は、記憶部16に格納されたプログラムを用いて、発光部17を調色制御および調光制御する。また、制御部15は、照明装置10の光特性を導出する指令を受け付けた場合に、記憶部16に格納されたプログラムを用いて、照明装置10の光特性を導出する。
[1−2.照明装置の光特性]
次に、上記構成を有する照明装置10の光特性について、図5および図6を参照しながら説明する。なおここでは、前述したプログラムを格納していない状態の照明装置10が有する固有の光特性について説明する。本実施の形態でいう光特性は、照明装置10の調光率、光量および色温度に関する特性を意味する。
図5は、照明装置10から照射される光の色温度と光量検出電圧との関係を示す図である。なお図5は、暗室の中で、照明装置10の調光率を所定の調光率に維持した状態で色温度を変え、異なる色温度ごとにおける光量を測定した結果を示している。
図5に示すように、光量検出部12の光量検出電圧は、各調光率および各色温度によって異なる値を示す。例えば、調光率100%の場合の測定結果は、色温度4500K付近で光量検出電圧が最も高くなるような、上に凸状の曲線となって表されている。調光率50%の場合の測定結果も上に凸状の曲線となっているが、調光率100%の場合に比べて曲線の曲率が小さくなっている。このように、色温度と光量検出電圧との関係を示す曲線は、調光率が小さくなるほど直線に近くなる。
図6は、照明装置10の調光率と光量検出電圧との関係を示す図である。図6は、図5に示す測定結果を、調光率を横軸にして表した図である。図6に示すように、光量検出電圧は、色温度ごとに異なる傾きを有する直線で表される。これらの直線は、調光率0%のときに同じ切片、すなわち同じ値となる。
このように、照明装置10では、調光率と光量検出電圧との関係を示す直線が、色温度ごとに異なる傾きを有している。この色温度ごとに異なる傾きは、発光素子自身の特性または発光素子の製造ばらつき等が原因で、各照明装置10間で異なって出ると考えられる。またこれらの関係は、照明装置10が配置される周囲の環境によっても異なると考えられる。
ここで、建物内に設置された照明装置10の固有の光特性を取得することができれば、取得した光特性に応じて照明装置10を精度よく調光制御および調色制御することができ、これにより、建物内の明るさを使用者が望む明るさにすることができると考えられる。そこで以下において、照明装置10の光特性を導出する方法について説明する。
[1−3.照明装置の光特性の導出方法および照明装置の制御方法]
図7〜図9を参照しながら、照明装置10の光特性の導出方法および照明装置10の制御方法について説明する。まず、照明装置10の光特性の導出方法について説明する。
図7は、照明装置10の光特性の導出方法を示すフローチャートである。図8は、図7のフローにおける第1関係式f1および第2関係式f2を示す図である。なお、図8の(a)は、色温度と光量検出電圧との関係を示す図であり、図8の(b)は、調光率と光量検出電圧との関係を示す図である。
照明装置10は、建物に設置された後、照明装置10の光特性を導出する導出指令を受け付ける。この導出指令は、例えば設定器20から発信され、通信部11を介して制御部15に入力される。制御部15は、この導出指令を受け付けると、図7に示すフローを自動演算により実行する。
まず、照明装置10の調光率を第1調光率に維持した状態で光の色温度を変え、異なる色温度ごとにおける光量を検出する。これにより、複数の色温度に対応するそれぞれの光量の情報を取得する(S11)。
第1調光率は、例えば、調光率75%以上100%以下の調光率から選択される一定の調光率である。本実施の形態の第1調光率は、照明装置10を使用する際の100%点灯状態と同じ状態になる調光率、すなわち調光率100%である。制御部15は、例えば図8の(a)に示すように、調光率を100%に維持した状態で、色温度を6500K、5000K、4000K、2700Kに変えて、それに応じた光量を検出する。検出する光量は、具体的には、光量検出部12によって検出される光量検出電圧である。これにより、複数の色温度に対応するそれぞれの光量の情報を取得することができる。なお、光量を検出する場合は、室内を暗くした状態で行われる。測定する色温度の数は、4つに限られず、3つ以上であればよい。
次に、ステップS11にて取得した、複数の色温度に対応するそれぞれの光量の情報に基づいて、第1調光率における色温度および光量の関係を示す第1関係式f1を生成する(S12)。第1関係式f1は、f1(x)=ax+bx+cで表される2次式または2次以上の多項式である。制御部15は、複数の色温度と、複数の色温度に対応するそれぞれの光量検出電圧とを多項近似することで第1関係式f1を生成する。
次に、照明装置10の調光率を第1調光率と異なる第2調光率にした状態で1以上の色温度における光量を検出する。そして、1以上の色温度に対応する1以上の光量の情報を取得する(S13)。
第2調光率における照明装置10の光出力は、第1調光率における照明装置10の光出力よりも小さい値である。第2調光率は、例えば調光率20%である。本実施の形態では、調光率を20%にした状態で、色温度5000Kにおける光量検出電圧を測定する。図8の(b)では、測定した光量検出電圧の値がVbとなっている。これにより、所定の色温度に対応する光量の情報を取得する。光量の情報を取得するための測定点は、1以上であればよい。ステップS13は、ステップS11よりも前またはステップS12よりも前に実行されてもよい。
次に、ステップS13にて取得した1以上の色温度に対応する1以上の光量の情報と、第1関係式f1とに基づいて、照明装置10の調光率および光量の関係を示す第2関係式f2を生成する(S14)。
第2関係式f2は、図8の(b)に示すようにf2(x)=Ax+Bで表される1次式であり、傾きA、切片Bの直線である。制御部15は、例えば色温度5000Kにおいて、第2調光率20%における光量検出電圧の値と、第1調光率100%における光量検出電圧の値とを直線で結ぶことで第2関係式f2を生成することができる。
次に、第1関係式f1および第2関係式f2に基づいて、照明装置10の調光率、光量および色温度の関係を求める(S15)。
ここで、第2関係式f2の切片Bは、調光率0%の場合、すなわち照明装置10が消灯している場合の光量検出電圧Bに等しい。制御部15は、この光量検出電圧Bを図8の(a)の縦軸に書き込み、切片B、傾き0の直線を引く。照明装置10の光特性である調光率、光量および色温度の関係は、例えば、図8の(a)における第1関係式f1と切片B、傾き0の直線との関係から求めることができる。例えば、色温度が5000Kで光量検出電圧をVbとする場合の調光率は、(Vb−B)/V5k×100(%)となる。ただし、V5kは、色温度が5000Kで調光率が100%の場合の光量検出電圧から切片Bの光量検出電圧を引いた値である。また、色温度が4000Kで光量検出電圧をVbとする場合の調光率は、(Vb−B)/V4k×100(%)となる。ただし、V4kは、色温度が4000Kで調光率が100%の場合の光量検出電圧から切片Bの光量検出電圧を引いた値である。
このステップS11〜S15によって、照明装置10の光特性である調光率、光量、色温度の関係を求めることができる。求めた照明装置10の光特性は、記憶部16に格納される。
次に、照明装置10の光特性を用いた照明装置10の制御方法について説明する。図9は、照明装置10の制御方法を示すフローチャートである。
まず、制御部15は、調色指令を受け付ける(S20)。この調色指令は、例えば、設定器20から発信され、通信部11を介して制御部15に入力される。
調色指令を受け付けた制御部15は、照明装置10の調色制御を行う。制御部15は、照明装置10の光の色温度を変える場合に、記憶部16に格納された照明装置10の光特性に基づいて、照明装置10の調光率を制御する。例えば、制御部15は、照明装置10の光の色温度を変える場合に、光量すなわち光量検出電圧が一定となるように、照明装置10の調光率を制御する。これにより、照明装置10の光の色温度を変える場合に、光量すなわち明るさの変化を抑制することができ、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
[1−4.効果等]
本実施の形態に係る照明装置10の光特性の導出方法は、光を照射する照明装置10の光特性の導出方法であって、照明装置10の調光率を第1調光率に維持した状態で光の色温度を変え、異なる色温度ごとにおける光量を検出し、複数の色温度に対応するそれぞれの光量の情報を取得する工程と、複数の色温度に対応するそれぞれの光量の情報に基づいて、第1調光率における色温度および光量の関係を示す第1関係式f1を生成する工程と、照明装置10の調光率を第1調光率と異なる第2調光率にした状態で1以上の色温度における光量を検出し、1以上の色温度に対応する1以上の光量の情報を取得する工程と、1以上の色温度に対応する1以上の光量の情報と、第1関係式f1とに基づいて、照明装置10の調光率および光量の関係を示す第2関係式f2を生成する工程と、第1関係式f1および第2関係式f2に基づいて、照明装置10の調光率、光量および色温度の関係を求める工程とを含む。
これによれば、照明装置10の調光率、光量および色温度に関する光特性を取得できるので、例えば、照明装置10の光の色温度を変える場合に、取得したこの光特性を用いて照明装置10を制御することができる。これにより、建物内が使用者の意図しない明るさに変わることを抑制し、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
また、第2調光率における照明装置の光出力は、第1調光率における照明装置の光出力よりも小さくてもよい。
これによれば、照明装置10の光特性を精度よく求めることができ、求めた光特性を用いて照明装置10の調色および調光を精度よく制御することができる。これにより、照明装置10の光の色温度を変える場合に、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
また、第1調光率は、照明装置10を使用する際の100%点灯状態と同じ状態になる調光率であってもよい。
これによれば、照明装置10の光特性を幅広く求めることができ、求めた光特性を用いて照明装置10の調色および調光を幅広く制御することができる。これにより、照明装置10の光の色温度を変える場合に、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
また、第1関係式f1は2次以上の多項式であり、第2関係式f2は1次式である。
これによれば、第1関係式f1および第2関係式f2を精度よく求めることができる。これにより、照明装置10の光の色温度を変える場合に、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
本実施の形態に係る照明装置10の制御方法は、照明装置10の調光率を制御するための照明装置10の制御方法であって、照明装置10の光の色温度を変える場合に、上記照明装置10の光特性の導出方法にて導出した照明装置10の調光率、光量および色温度の関係を用いて、照明装置10の調光率を制御する。
これによれば、例えば、照明装置10の光の色温度を変える場合に、照明装置10の調光率、光量および色温度に基づいて、照明装置10を制御することができる。これにより、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
また、本実施の形態に係るプログラムは、コンピュータにて実行されるプログラムであって、上記照明装置10の制御方法を実行する。
上記プログラムは、照明装置10の調光率を制御するためのプログラムであって、照明装置10の光の色温度を変える場合に、上記に示す照明装置10の調光率、光量および色温度の関係を用いて、照明装置10の調光率を制御するステップを有する。照明装置10の調光率、光量および色温度の関係は、上記に示す照明装置10の光特性を導出する方法によって導出される。
これによれば、照明装置10の制御を自動演算により実行することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置は、1以上の発光素子を有する発光部17と、上記プログラムを格納する記憶部16と、照明装置10が設置された建物内の光量を検出する光量検出部12と、照明装置10の光の色温度を変えるための調色指令を受信する通信部11と、通信部11を介して調色指令を受け付けた場合に、記憶部16に格納されたプログラムを用いて、発光部17を調色制御および調光制御する制御部とを備える。
これによれば、例えば、照明装置10の光の色温度を変える場合に、上記に示した照明装置10の調光率、光量および色温度に基づいて、照明装置10を制御することができる。これにより、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
(実施の形態2)
[2−1.照明コントローラを備える照明システムの構成]
次に、実施の形態2に係る照明コントローラ50を備える照明システム70の構成について、図10および図11を参照しながら説明する。実施の形態2では、光量検出部52が照明装置10Aではなく、照明コントローラ50に設けられている形態について説明する。
照明コントローラ50は、実施の形態1にて示した照明装置10の通信部11、光量検出部12、制御部15および記憶部16と同じ機能を有している。以下、実施の形態1の説明と重複する部分もあるが、実施の形態2として改めて説明する。
図10は、実施の形態2に係る照明コントローラ50を備える照明システム70を示す図である。図11は、照明システム70の各構成を示すブロック図である。
照明システム70は、複数の照明装置10Aと、照明コントローラ50とを備える。なお、図10では2台の照明装置10Aが示され、1台の照明コントローラ50が示されているが、この図は一例であり、実際は建物の天井などに100台以上の照明装置または5台以上の照明コントローラが設置されることがある。
照明装置10Aは、通信部11と制御部15と発光部17とを備える。通信部11は、照明コントローラ50の通信部51bと無線r2で通信可能となっている。
照明コントローラ50は、制御部55、記憶部56、光量検出部52および通信部51a、51bを備える。記憶部56、光量検出部52および通信部51a、51bのそれぞれは、制御部55に接続されている(図11参照)。
照明コントローラ50は、照明装置10Aを制御するための無線コントローラであり、建物の天井などに設置される。
光量検出部52は、照明装置10Aが設置された建物内における光量を検出するセンサである。光量検出部52は、照明コントローラ50の筐体の外側に設けられている。具体的には光量検出部52は、建物の床に対向する位置に設けられている。
光量検出部52は、照明装置10Aから出射され、建物内の床または壁等で反射され、天井側に返ってきた光を検出する。光量検出部52は、光電素子を有している。光量検出部52によって検出される光量は、光電素子が出力する光量検出電圧によって表される。
通信部51aは、例えば赤外線などの無線r1によって設定器20と通信する。通信部51aは、設定器20から発信された、照明装置10Aの光の色温度を変えるための調色指令を受信する。通信部51bは、無線r2によって、ペアリングされた各照明装置10Aと通信可能となっている。無線r2による通信方式としては、920MHz帯または2.4GHz帯の周波数を利用した特定小電力無線、Zigbee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、または、WiFi(登録商標)などの方式が用いられる。照明コントローラ50は、通信部51bを介して、照明装置10Aを調色制御および調光制御し、また、照明装置10Aに対して光特性を導出する指令を送信する。
記憶部56には、照明装置10Aを調光制御するためのプログラムが格納されている。また、記憶部56には、照明装置10Aの光特性を導出するためのプログラム、および、このプログラムによって導出された照明装置10Aの光特性が格納されている。
制御部55は、照明装置10Aの光特性を導出する導出指令を受け付けた場合に、記憶部56に格納されたプログラムを用いて、照明装置10Aの光特性を導出する。この導出指令は、例えば設定器20から発信され、通信部51aを介して制御部55に入力される。制御部55は、この導出指令を受け付けると、図7に示すフローを自動演算により実行する。制御部55は、必要に応じて通信部51bを介して照明装置10Aと通信を行う。
また、制御部55は、通信部51aを介して受け取った調色指令に応じて、照明装置10Aを調光制御および調色制御する。その際、制御部55は、記憶部56に格納されたプログラムおよび照明装置10Aの光特性を用いて、照明装置10Aを調色制御および調光制御する。
[2−2.照明装置の制御方法]
次に、実施の形態2における照明装置10Aの制御方法について説明する。この形態では、照明装置10Aの光の色温度を変える場合に、光量が一定となるように、照明装置10Aの調光率を制御する例について説明する。
ここで図12を参照しながら、照明装置10Aを制御する場合の概略イメージについて説明する。図12は、実施の形態2に係る照明装置10Aの光の色温度および調光率の変化を示す図である。
図12には、シーン1とシーン2との間のフェード期間において、色温度および調光率を変化する様子が示されている。具体的にはフェード期間において色温度を5000Kを2700Kに変化させ、それにともなって調光率を変化させている。この例では、フェード期間が3分間であり、この3分間を3つに区切り、1分間ごとに照明装置10Aの制御内容を決めている。さらにこの例では、上記1分間が、照明装置10Aを実際に制御する制御期間と、光量を検出するための検出期間とに分けられている。1分間を、制御期間と検出期間に分けているのは、通信デューティを規約内に納めるためである。そのため、1分間のうちの制御期間にて調色制御および調光制御が行われ、検出期間では調色制御および調光制御が行われていない様子となっている。
上記のような概略イメージを踏まえつつ、実施の形態の照明装置10Aの制御方法について説明する。なお、照明装置10Aの光特性の導出方法は、実施の形態1と同様であり説明を省略する。
図13は、実施の形態2の照明装置10Aの制御方法を示すフローチャートである。図14は、照明装置10Aから照射される光の色温度と光量検出電圧との関係を示す図である。
図14中の四角マークを通る破線の曲線は、比較例1である。この比較例1では、前述したように色温度を変えると明るさが変わってしまう例が示されている。
図14中の実線の矢印は、実施の形態2の照明装置10Aの制御方法である。この実施の形態2では、照明装置10Aの初期の調光率が50%であり、照明装置10Aの色温度を6000Kから3000Kに変化させる場合に、光量検出電圧Vaを一定に維持しながら調光率を制御する例が示されている。
まず、制御部55は、調色指令を受け付ける(S20)。この調色指令は、例えば、設定器20から発信され、通信部51を介して制御部55に入力される。
調色指令を受け付けた制御部55は、光量検出部52を用いて光量を検出する(S31)。なお、制御部55が、すでに光量を取得している場合はステップS31を改めて実行する必要はない。
次に制御部55は、前述した3分間のうちの1分後の目標とする色温度を算出する(S32)。1分後の目標とする色温度は、例えば、現在の色温度と3分後の色温度を3で割り算することで求められる。例えば図14に示す場合において、1分後の目標とする色温度は5000Kとなる。
次に制御部55は、S32にて算出した色温度と、記憶部56に記憶されている照明装置10Aの光特性とから、1分後の調光率を算出する(S33)。求める調光率は、図14を参照して、(Va−B)/V5k×100(%)という式から算出される。
次に制御部55は、算出した色温度と調光率に関する情報を、通信部51bを介して照明装置10Aに送信する(S34)。具体的に制御部55は、制御期間において、照明装置10Aが目標とする色温度および調光率に到達するように制御指令を送る。
次に制御部55は、照明装置10Aへの制御指令の送信を所定回数実行したか否かを判断する(S35)。上記例では、3回のうちの1回目であり、所定回数実行していないので(S35のN)、ステップS31に戻り、ステップS31〜S34を再び実行する。例えば、2分後の調光率は、(Va−B)/V4k×100(%)という式から算出され、3分後の調光率は、(Va−B)/V3k×100(%)という式から算出される。ステップS35において、制御指令の送信を所定回数実行すると(S35のY)、フェード期間における照明装置10Aの調色制御および調光制御を終える。
このように、照明装置10Aの光の色温度を変える場合に、光量が一定となるように、照明装置10Aの調光率を制御することで、建物内の使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
[2−3.効果等]
次に、本実施の形態における効果を説明するため、比較例2の照明装置の制御方法について図15を参照しながら説明する。
図15は、比較例2に係る照明装置の光の色温度および調光率の変化を示す図である。比較例2の照明装置は、明るさに対して基準値およびしきい値を設け、検出した明るさがしきい値を超えた場合に、明るさが基準値に戻るように調光制御する構成となっている。
図15にも、シーン1とシーン2との間のフェード期間において、色温度および調光率を変化する様子が示されている。具体的にはフェード期間において色温度を5000Kから2700Kに変化させている。しかしながら、比較例2の照明装置では、3分間のフェード期間のうち、1回目および2回目の検出期間にて明るさがしきい値を超えることがなく、3回目の検出期間にてようやくしきい値を超える。そのため、3回目の時点で調光制御を行うと、暗い状態から急激に明るくなり、使用者に違和感を与えることがある。
それに対し、本実施の形態では、照明装置10Aの光の色温度を変える場合に、光量が一定となるように、照明装置10Aの調光率を制御する。これにより、図12に示すように、明るさの変動が小さく、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
このように照明コントローラ50は、照明装置10Aの光の色温度を変える場合に、光量が一定となるように、照明装置10Aの調光率を制御してもよい。
これによれば、照明装置10Aの光の色温度を変える場合に、光量すなわち明るさの変化を抑制することができ、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
なお、上記の制御は、照明コントローラ50に限られず、照明装置10Aにて行ってもよい。すなわち照明装置10Aは、照明装置10Aの光の色温度を変える場合に、光量が一定となるように、照明装置10Aの調光率を制御してもよい。
本実施の形態に係る照明コントローラ50は、照明装置10Aを制御する照明コントローラ50であって、上記プログラムを格納する記憶部56と、照明装置10Aが設置された建物内の光量を検出する光量検出部52と、照明装置10Aに通信接続され、かつ、照明装置10Aと異なる外部機器(例えば設定器20)から照明装置10Aの光の色温度を変えるための調色指令を受信する通信部51aと、通信部51aを介して調色指令を受け付けた場合に、記憶部56に格納されたプログラムを用いて、照明装置10Aを調色制御および調光制御する制御部55とを備える。
これによれば、照明コントローラ50を用いて、照明装置10Aの光の色温度を変える場合に、上記に示した照明装置10Aの調光率、光量および色温度に基づいて、照明装置10Aを制御することができる。これにより、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
[2−4.実施の形態2の変形例1]
次に、実施の形態2の変形例1に係る照明装置10Aの制御方法について、図16を参照しながら説明する。この変形例1では、照明装置10Aの光の色温度を変える場合に、光量が一定の傾きで変化するように、照明装置10Aの調光率を制御する例について説明する。
図16は、変形例1に係る照明装置10Aから照射される光の色温度と光量検出電圧との関係を示す図である。
図16中の四角マークを通る破線の曲線は、比較例3であり、色温度を変化させるとともに、調光率を単純に変化させた例である。このように調光率を単純に変化させただけでは、建物内の明るさが使用者の意図しない曲線に沿って変わってしまい、使用者に違和感を与えることがある。
図16中の実線の矢印は、実施の形態2の変形例1である。この変形例1では、照明装置10Aの初期の調光率が100%であり、照明装置10Aの色温度を6000Kから3000Kに変化させ、かつ、光量検出電圧をVから0.7Vに徐々に変化させる例が示されている。すなわち色温度を変化させるのに比例して光量検出電圧を変化させている。
図16の実線の矢印のように、照明装置10Aの光の色温度を変える場合に、光量が一定の傾きで変化するように、照明装置10Aの調光率を制御することで、使用者が望む明るさにスムーズに移行することができる。
このように照明コントローラ50は、照明装置10Aの光の色温度を変える場合に、光量が一定の傾きで変化するように、照明装置10Aの調光率を制御してもよい。
これによれば、照明装置10Aの光の色温度を変える場合に、光量すなわち明るさをスムーズに変化させることができ、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
なお、上記の制御は、照明コントローラ50に限られず、照明装置10Aにて行ってもよい。すなわち照明装置10Aは、照明装置10Aの光の色温度を変える場合に、光量が一定の傾きで変化するように、照明装置10Aの調光率を制御してもよい。
[2−5.実施の形態2の変形例2]
次に、実施の形態2の変形例2に係る照明システム70Aについて説明する。変形例2に係る照明システム70Aは、複数の照明コントローラ50を管理する親機コントローラ60を備えている。
図17は、変形例2に係る照明システム70Aを示す概略図である。
照明システム70Aは、複数の照明装置10Aと、複数の照明コントローラ50とを備える。各照明コントローラ50は、照明コントローラ50の電波の届く範囲に位置する複数の照明装置10Aと無線r2で通信可能となっている。複数の照明コントローラ50のそれぞれは、親機コントローラ60に有線または無線で接続されている。親機コントローラ60は、無線で設定器20と通信可能である。
この照明システム70Aにおける照明コントローラ50は、プログラムを格納する記憶部56と、照明装置10Aが設置された建物内の光量を検出する光量検出部52と、照明装置10Aに通信接続され、かつ、照明装置10Aと異なる外部機器(例えば親機コントローラ60)から照明装置10Aの光の色温度を変えるための調色指令を受信する通信部51aと、通信部51aを介して調色指令を受け付けた場合に、記憶部56に格納されたプログラムを用いて、照明装置10Aを調色制御および調光制御する制御部55とを備えている。
これによれば、照明コントローラ50を用いて、照明装置10Aの光の色温度を変える場合に、上記に示した照明装置10Aの調光率、光量および色温度に基づいて、照明装置10Aを制御することができる。これにより、使用者に違和感を与えることを抑制することができる。
(その他の形態)
以上、照明装置の制御方法、照明装置の光特性の導出方法等について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
例えば、実施の形態1、2では、外光が無い場合を例に挙げて説明したが、それに限られず、外光がある場合にも適用することができる。例えば、図18に示すように、建物内に外光が入っている場合は、外光のぶんを実測による明るさとして加える。そして、建物内の明るさを目標とする明るさにする場合、すなわち目標検出電圧にする場合は、目標検出電圧から実測による明るさを引いた電圧差分値を照明装置10で制御すればよい。
10、10A 照明装置
11 通信部
12 光量検出部
15 制御部
16 記憶部
17 発光部
50 照明コントローラ
51a、51b 通信部
52 光量検出部
55 制御部
56 記憶部
60 親機コントローラ
70、70A 照明システム
f1 第1関係式
f2 第2関係式

Claims (10)

  1. 光を照射する照明装置の光特性の導出方法であって、
    前記照明装置の調光率を第1調光率に維持した状態で前記光の色温度を変え、異なる色温度ごとにおける光量を検出し、複数の色温度に対応するそれぞれの光量の情報を取得する工程と、
    前記複数の色温度に対応するそれぞれの光量の情報に基づいて、前記第1調光率における色温度および光量の関係を示す第1関係式を生成する工程と、
    前記照明装置の調光率を前記第1調光率と異なる第2調光率にした状態で1以上の色温度における光量を検出し、前記1以上の色温度に対応する1以上の光量の情報を取得する工程と、
    前記1以上の色温度に対応する1以上の光量の情報と、前記第1関係式とに基づいて、前記照明装置の調光率および光量の関係を示す第2関係式を生成する工程と、
    前記第1関係式および前記第2関係式に基づいて、前記照明装置の調光率、光量および色温度の関係を求める工程と
    を含む照明装置の光特性の導出方法。
  2. 前記第2調光率における前記照明装置の光出力は、前記第1調光率における前記照明装置の光出力よりも小さい
    請求項1に記載の照明装置の光特性の導出方法。
  3. 前記第1調光率は、前記照明装置を使用する際の100%点灯状態と同じ状態になる調光率である
    請求項2に記載の照明装置の光特性の導出方法。
  4. 前記第1関係式は2次以上の多項式であり、前記第2関係式は1次式である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置の光特性の導出方法。
  5. 照明装置の調光率を制御するための照明装置の制御方法であって、
    前記照明装置の光の色温度を変える場合に、請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置の光特性の導出方法にて導出した前記照明装置の調光率、光量および色温度の関係を用いて、前記照明装置の調光率を制御する
    照明装置の制御方法。
  6. 前記照明装置の光の色温度を変える場合に、前記光量が一定となるように、前記照明装置の調光率を制御する
    請求項5に記載の照明装置の制御方法。
  7. 前記照明装置の光の色温度を変える場合に、前記光量が一定の傾きで変化するように、前記照明装置の調光率を制御する
    請求項5に記載の照明装置の制御方法。
  8. コンピュータにて実行されるプログラムであって、
    請求項5〜7のいずれか1項に記載の照明装置の制御方法を実行する
    プログラム。
  9. 照明装置であって
    1以上の発光素子を有する発光部と、
    請求項8に記載のプログラムを格納する記憶部と、
    前記照明装置が設置された建物内の光量を検出する光量検出部と、
    前記照明装置の光の色温度を変えるための調色指令を受信する通信部と、
    前記通信部を介して前記調色指令を受け付けた場合に、前記記憶部に格納された前記プログラムを用いて、前記発光部を調色制御および調光制御する制御部と
    を備える照明装置。
  10. 照明装置を制御する照明コントローラであって
    請求項8に記載のプログラムを格納する記憶部と、
    前記照明装置が設置された建物内の光量を検出する光量検出部と、
    前記照明装置に通信接続され、かつ、前記照明装置と異なる外部機器から前記照明装置の光の色温度を変えるための調色指令を受信する通信部と、
    前記通信部を介して前記調色指令を受け付けた場合に、前記記憶部に格納された前記プログラムを用いて、前記照明装置を調色制御および調光制御する制御部と
    を備える照明コントローラ。
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