JP2019175042A - 取引処理システム、取引処理装置およびプログラム - Google Patents

取引処理システム、取引処理装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】振込人は受取人が振込金を認識したことを知ることができる取引処理システム、取引処理装置およびプログラムを提供する。【解決手段】振込取引の受取人に対して振込人から振込依頼があったことを認識させ、受取人が当該振込依頼を認識したことを示す通知を振込人が所持する通信端末に送信されたことを条件に振込の処理が実行される取引処理システム。【選択図】図1

Description

本発明は、金融機関における振込にかかる処理を実施する取引処理システム、取引処理装置およびプログラムに関するものである。
従来、金融機関は、インターネットバンキングなど、顧客の端末からインターネットを介して取引を行うことが可能なオンライン取引サービスを提供している。金融機関等に口座を有する口座所有者である顧客は、このインターネットバンキングを利用することで、金融機関等の指定の場所に行かずとも、振込手続等を行えるようになった。なお、金融機関の取引サービスに関して、インターネットバンキングの他にATM、窓口端末を介して振込手続等の各種取引サービスを利用することは周知である。振込手続のサービスの一つとして、振込人からの振込があった旨を、振込金を受け取る受取人に通知する技術が存在する(特許文献1)。
特開2007−219746号公報
特許文献1の記載から受取人に対して振込人から振込があった旨を通知する技術は公知である。これに対し、受取人が振込を把握した旨を振込人に対して通知することが所望される場面が想定される。例えば、遠隔地に住んでいる家族に金銭を渡すための振込みで、親が子供に生活費を振り込むような場合、振込人(親)は、振込が行われたことを受取人(子)が把握しているか否かを確認したい場合がある。例えば、子供が自分の口座の残高を覚えている場合は新たに振込があった場合に気付く可能性は高い一方で、子供が自分の口座の残高を覚えていない場合は残高が増えても新たに振込があったと気付かないと考えられる。親から新たに振込があったことを子供が気づかないと、子供は自分の口座の残高に新たに振り込まれた生活費が含まれていることを把握できず、それと意識せずにのちに必要となる生活費を使い込んでしまう可能性がある。子供が新たな振込があったことを把握したかどうかを親が確認するためには、親から子供に電話やメール等で連絡するか、子供が自ら親に対して連絡をしないかぎり、親は知ることが出来なかった。そして、親から子供に電話やメール等で連絡する場合は子供とすぐに連絡がとれないことも多々起こり得ることが想定され、その連絡がとれない間に子供が振り込んだ生活費を使ってしまうのではないかと心配になり、子供と連絡がとれるまで何度も連絡をすることとなり非常に効率が悪い。従って、振込の事実を受取人が認識したことを、振込人が効率よく知ることのできる仕組みが望まれる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、振込依頼情報に従い振込処理を行う取引処理装置と、第1の通信端末と、第2の通信端末とで構成される取引処理システムであって、前記振込依頼情報は、振込金額情報と、振込元口座情報と、振込先口座情報とを含み、前記取引処理装置は、前記振込依頼情報を受信する第1の受信部と、前記第1の受信部が受信した振込依頼情報を受けて振込依頼が発生したことを示す振込発生通知を生成する第1の生成部と、前記第1の生成部が生成した振込発生通知を前記第1の通信端末に送信する第1の送信部と、を備え、前記第1の通信端末は、前記振込発生通知を前記第1の送信部から受信する第2の受信部と、前記第2の受信部が受信した振込発生通知を表示する表示部と、前記表示部で表示された前記振込発生通知が認識されたことを示す認識通知を生成する第2の生成部と、前記第2の生成部が生成した前記認識通知を前記第1の受信部に送信する第2の送信部と、を備え、さらに前記取引処理装置は、前記第1の受信部での前記認識通知の受信と、前記第1の送信部から前記第2の通信端末への前記認識通知の送信とを条件に、前記振込依頼情報を参照して振込処理を実行する振込処理部と、を備える取引処理システムが提供される。
また、本発明の他の観点によれば振込依頼情報に従い振込処理を行う取引処理装置と、第1の通信端末と、第2の通信端末とで構成される取引処理システムであって、前記振込依頼情報は、振込金額情報と、振込元口座情報と、振込先口座情報とを含み、前記取引処理装置は、前記振込依頼情報を受信する第1の受信部と、前記第1の受信部が受信した振込依頼情報を受けて振込依頼が発生したことを示す振込発生通知を生成する第1の生成部と、前記第1の生成部が生成した振込発生通知を前記第1の通信端末に送信する第1の送信部と、を備え、前記第1の通信端末は、前記振込発生通知を前記第1の送信部から受信する第2の受信部と、前記第2の受信部が受信した振込発生通知を表示する表示部と、前記表示部で表示された前記振込発生通知が認識されたことを示す認識通知を生成する第2の生成部と、前記第2の生成部が生成した前記認識通知を前記第2の通信端末に送信し、前記認識通知を前記第2の通信端末に送信したことを示す送信完了情報を前記取引処理装置に送信する第2の送信部と、を備え、さらに前記取引処理装置は、前記第1の受信部で前記送信完了情報が受信されると振込処理を実行する振込処理部と、を備える取引処理システムが提供される。
また、本発明の他の観点によれば、振込依頼情報に従い振込処理を行う取引処理装置であって、前記振込依頼情報は、振込金額情報と、振込元口座情報と、振込先口座情報とを含み、前記振込依頼情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した振込依頼情報を受けて振込依頼が発生したことを示す振込発生通知を生成する生成部と、前記生成部が生成した振込発生通知を他の通信端末に送信する送信部と、さらに前記受信部での前記他の通信端末から前記振込依頼の発生が認識されたことを示す認識通知の受信と、前記送信部から前記他の通信端末と異なる通信端末への前記認識通知の送信とを条件に、前記振込依頼情報を参照して振込処理を実行する振込処理部と、を備える取引処理装置が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、振込依頼情報に従い振込処理を行う取引処理装置としてのコンピュータを、前記振込依頼情報は、振込金額情報と、振込元口座情報と、振込先口座情報とを含み、前記振込依頼情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した振込依頼情報を受けて振込依頼が発生したことを示す振込発生通知を生成する生成部と、前記生成部が生成した振込発生通知を他の通信端末に送信する送信部と、さらに前記受信部での前記他の通信端末から前記振込依頼の発生が認識されたことを示す認識通知の受信と、前記送信部から前記他の通信端末と異なる通信端末への前記認識通知の送信とを条件に、前記振込依頼情報を参照して振込処理を実行する振込処理部と、を備える取引処理装置として機能させるための取引処理プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、振込取引に関して振込が発生すると、取引処理装置が当該振込取引の受取人の所持する通信端末に対して振込依頼があったことを通知することで受取人は振込の事実を容易に認識でき、受取人が当該振込依頼を認識したことを示す認識通知を取引処理装置、または受取人の所持する通信端末が振込人の所持する通信端末に通知することを条件に受取人が振込人からの振込金を受け取ることが可能な仕組みとすることで、振込人は効率よく受取人が振込の事実を認識したことを知ることができるようになる。
本発明に係る取引処理システム1の概略的な構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信端末の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るホストコンピューターの構成を示す機能ブロック図である。 本発明に係る顧客情DBに格納される情報例を示す図である。 本発明に係る振込金保管口座に格納される情報例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る取引処理システム1の処理フロー1の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る振込人が振込操作をする場合の操作表示部の遷移画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る受取人が振込発生通知を受けた場合の操作表示部の遷移画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る取引処理システム1の処理フロー2の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信端末の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るホストコンピューターの構成を示す機能ブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[1.第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る取引処理システム1の構成を示す概略図である。図1に示す取引処理システム1は銀行システムであり、銀行に口座を開設する顧客に対し、金銭に関する各種の取引、例えば残高照会、入金、出金、振込や振替などに関するサービスを提供するものである。なお、以下の説明では銀行であることを前提として説明とするが、銀行以外の金融機関であっても同様の取引処理システムを適用可能である。
[1.1.取引処理システム1の構成例]
<各装置の構成>
図1に示すように、取引処理システム1は、インターネットバンキングサーバ10、通信端末20、ATM30、窓口端末40、ホストコンピューター50、ネットワーク60によって構成されている。インターネットバンキングサーバ10、ATM30、窓口端末40はLAN等の通信回線を介してホストコンピューター50に接続されている。上記の「ATM」は、「Automatic Teller Machine」の略称である。
インターネットバンキングサーバ10、ATM30は顧客が利用する無人チャネルである。インターネットバンキングサーバ10は、顧客が後述の通信端末20等の端末を操作し、ネットワーク60を介して接続(アクセス)されることで本人認証の実行、残高照会、振込等の取引や各種のサービスを通信端末20に提供するサーバ装置である。
通信端末20は、銀行に口座を開設している顧客が使用する端末装置である。かかる通信端末20の一例として、スマートフォン、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)やPDA(Personal Digital Assistants)などの移動体通信端末がある。このような移動体通信端末の他、パーソナルコンピューターなどの固定端末、さらには、タブレット端末やスレート端末などを採用することもできる。上述の通り、通信端末20を使用する顧客は端末上で動作するブラウザ等を通じて、インターネットバンキングに関するサービスの提供を受ける。通信端末20の詳細な構成は後述する。
ATM30は、金融機関の営業店等に設置され、顧客が操作して取引を行うものである。詳細には、ATM30は、預金通帳またはキャッシュカードを用いて、入金、出金、振込や残高照会などの取引を実行する装置である。このATM30は、現金自動預払機とも呼ばれる。なお、ATM30には、図示しない現金処理機が搭載されており、振込時には貨幣挿入口から挿入された貨幣を計数の上で所定の収納部へ収納したり、出金時には収納部に収納された貨幣を計数の上で貨幣取出口へ繰り出したりする機能を有する。
窓口端末40は、金融機関の営業店における行員が顧客に対応する有人チャネル(装置)である。この窓口端末40は営業店に設けられた窓口で顧客の取引依頼を受けた窓口の係員、いわゆるテラーによって使用される端末装置である。なお、窓口端末40には、図示しないテラー用の現金処理機が接続されており、現金処理機の収納部に収納される貨幣の金額または金種別の枚数を記憶管理しつつ、窓口端末40から受け付けた入金または出金の金額にしたがって貨幣を入出金する機能を有する。
ホストコンピューター50は、各チャネルから受信する取引依頼の情報に基づき、取引処理を行う処理装置である。ホストコンピューター50の詳細な構成は後述する。
ネットワーク60には、有線または無線を問わず、インターネット(Internet)、などの任意の種類の通信網を採用できる。通信端末20と、インターネットバンキングサーバ10、ホストコンピューター50との間を、インターネットなどの任意の種類の通信網を介して通信可能に接続される。
以上が第1の実施形態に係る取引処理システム1の構成の概要である。第1の実施形態に係る例としては、上述のインターネットバンキングに関するサービスやATM、窓口端末などのチャネルを利用した振込の取引を想定する。そのため、顧客には当該チャネルを利用して振込を行う振込人(振込元)と、該振込を受け取る受取人(振込先)が存在する。
[1.2.通信端末20の構成例]
<通信端末20の構成>
振込人と受取人はそれぞれ通信端末20を所持しているものとする。振込人が所持する通信端末を通信端末20a、受取人が所持する通信端末を通信端末20bとするが特に区別する必要のないときは通信端末20と記載する。図2を参照して通信端末20の詳細な構成について説明をする。図2は、通信端末20の構成を示した機能ブロック図である。図2に示したように、通信端末20は、制御部210、通信部220、操作表示部230、および記憶部240、通帳アプリケーション250を有する。
制御部210は、通信端末20に内蔵される、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などのハードウェアを用いて、通信端末20の動作を全般的に制御する。
通信部220は、例えばネットワーク60などを介して、他の装置との間で情報の送受信を行う。例えば、本実施形態の場合、通信部220は、制御部210の制御情報に従って生成された振込依頼情報をインターネットバンキングサーバ10へ送信する。送信された振込依頼情報はインターネットバンキングサーバ10からホストコンピューター50に転送される。
操作表示部230は、例えばタッチパネル型のディスプレイから構成される。この操作表示部230は、制御部210の制御情報に従って、例えば振込取引入力画面などの各種の表示画像を表示する。また、操作表示部230は、例えば表示画面に表示されている選択ボタンの選択など、顧客による各種の入力を受け付ける。
記憶部240は、制御部210の処理に関するデータ、制御部210の動作プログラムファイルなどの各種データを一時的あるいは永続的に記憶する機能を有する。また、例えば通帳アプリケーション250などの各種のソフトウェアや表示画像データ、その他各種のデータを記憶する。記憶部240は通帳アプリケーション250の起動に必要なログインIDとパスワードなどの認証情報を記憶する。また、記憶部240は、後述の認識通知のメールフォーマットを記憶してもよい。
通帳アプリケーション250は図2に示したように、アプリ認証部251、操作認識部252、認識通知生成部253、認識通知指示部254を有する。通帳アプリケーション250は、金融機関における顧客の口座残高を含む口座情報や取引履歴の管理や、インターネットバンキングの各種取引を行うための通帳アプリケーションであり、各通信端末20に実装される。
<通信端末20の構成の詳細>
次に、上述の通信端末20が有する構成のうち、通信部220、通帳アプリケーション250、アプリ認証部251、操作認識部252、認識通知生成部253、認識通知指示部254の各構成の詳細を説明する。
通信部220は、ネットワーク60などを介して他の装置との間でメール等の情報の送受信や通話を行う。また、通信部220は、ホストコンピューター50への振込依頼情報の送信を行う。また、通信部220は、ホストコンピューター50から送付される振込人から受取人に振込依頼が発生したことを示す振込発生通知の受信や、受信した振込発生通知の情報に基づいて通帳アプリケーション250で生成した認識通知の送信などを行う。例えば、通信部220は、通信端末20bがホストコンピューター50から振込発生通知を受信し、操作表示部230に表示された振込発生通知に対し受取人が所定の操作を行うことにより生成された認識通知を、認識通知指示部254の通知指示に基づいて通信部220がホストコンピューター50経由で通信端末20aに送信する。或いは、ホストコンピューター50を経由せずに、通信端末20bから通信端末20aへ直接認識通知の一部を認識通知指示部254の通知指示に基づいて通信部220が送信する。
通帳アプリケーション250は、通帳アプリケーション250に対する顧客の入力に基づいて、振込取引などの顧客の口座を用いた取引の実行を、ブラウザを使用せずにインターネットバンキングサーバ10へ依頼することが可能である。また、通帳アプリケーション250は顧客の入力に基づいてインターネットバンキングサーバ10から顧客の口座の取引履歴を取得し、そして、取得した取引履歴をアプリ内に記憶することが可能である。
アプリ認証部251は、制御部210による通帳アプリケーション250の起動時に、所定の認証方式で、顧客により入力されるログインIDとパスワードの認証情報を認証する。
操作認識部252は、操作表示部230の表示画面に対してタップ操作が行われた場合に、当該タップ操作を認識し受け付け、タップ操作に基づく情報が制御部210に渡される。制御部210はタップ操作に基づく情報に応じて、例えば通帳アプリケーション250の各種機能を起動させる。
認識通知生成部253は、受取人から振込人に対して、受取人が振り込みを認識したことを知らせるために認識通知を生成する。認識通知には、通信端末20bの操作により振込発生を認識したことを示す振込認識情報と、ホストコンピューター50に振込完了を依頼する振込完了依頼情報とが含まれる。振込完了依頼情報は振込認識情報を通信端末20aに送信したことを示す送信完了情報を含むものとする。
認識通知指示部254は、認識通知生成部253で生成した認識通知を通信部220に対し送信指示する。なお、通知実行指示には2つのパターンがあり、認識通知に含まれる振込認識情報を通信端末20aに送信し、振込完了依頼情報をホストコンピューター50に送信するパターンと、認識通知をホストコンピューター50のみに送信するパターンとがある。本実施例では、前者のパターンを行うものとして説明する。
[1.3.ホストコンピューター50の構成例]
<ホストコンピューター50の構成>
次にホストコンピューター50の構成例について説明をする。ホストコンピューター50の詳細な構成について図3を参照しながら説明をする。図3はホストコンピューター50の構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、ホストコンピューター50は、制御部510、通信部520、顧客情報照会部530、取引処理部540、振込発生通知生成部550、および記憶部560を有する。なお、図1に示した顧客情報DB70と振込金保管口座80の情報は記憶部560に記憶されるものとする。
制御部510は、ホストコンピューター50に内蔵されるCPU、RAMなどのハードウェアを用いて、ホストコンピューター50の動作を全般的に制御する。
通信部520は、例えばネットワーク60などを介して、他の装置との間で情報の送受信を行う。
顧客情報照会部530は、後述の顧客情報DB70を参照し、受信した取引依頼の情報との比較を行う。本実施形態の場合、受信した振込依頼情報と顧客情報DB70に格納される情報を比較し、指定された金額での振込が実行可能かを確認する。
取引処理部540は、受信した取引依頼の情報に基づいて取引処理をおこなう。本実施形態の場合、受信した振込依頼情報と、受取人から受信する認識通知の情報に基づいて振込処理をおこなう。
振込発生通知生成部550は、受信した取引依頼の情報が振込依頼の場合に、受信した振込依頼情報に基づき、振込依頼が発生したことを示す振込発生通知を生成する。振込発生通知には、振込人の情報や金額、取引ナンバー等、振込みの内容を特定できる情報が含まれる。
記憶部560は、制御部510の処理に関するデータ、制御部510の動作プログラムファイルなどの各種データを一時的あるいは永続的に記憶する機能を有する。また、記憶部560には、顧客情報DB70、振込金保管口座80の情報が記憶される。また、記憶部560は、振込人へ振込発生を認識したことを知らせる振込認識通知のメールフォーマットを記憶してもよい。
顧客情報DB70には顧客毎に口座番号、金融機関コード、支店番号、顧客氏名、暗証番号、口座残高、電話番号、メールアドレス、インターネットバンキングサービスや通帳アプリケーション250のログインIDやパスワード等の顧客情報が格納される。顧客情報DB70はインターネットバンキングサーバ10、ATM30、窓口端末40から依頼される取引に基づいて制御部510により該当顧客の残高等の情報が更新される。図4は本発明に係る顧客情報DB70に格納される情報例を示す図である。図4(1)と、図4(2)、図4(3)は顧客情報DB70を示す図であり、後述の振込処理において更新される顧客情報DB70の遷移状態をそれぞれ示している。例えば図4(1)は振込前の顧客情報DB70に格納される情報の一例であり、図4(2)と(3)は振込依頼のあったときに更新される顧客情報DB70の一例である。図4(2)は振込処理が完了する前における顧客情報DB70内の更新情報を示しており、図4(3)は振込処理完了後の顧客情報DB70内の更新情報を示している。なお、顧客情報DB70の一部の情報は、上述のインターネットバンキングサーバ10、ATM30、顧客端末40に実装される記憶媒体に格納されてもよい。例えば、インターネットバンキングサーバ10は、ログインIDやパスワードなどの顧客の認証に必要な情報を予め記憶媒体に格納しておいてもよい。
振込金保管口座80には取引処理部540により振込人の口座から移動された振込金が一時的に格納される。振込金保管口座80は顧客毎の口座に係わる振込の取引情報を資金移動情報としてホストコンピューター50による制御情報に基づき、管理される。図5は本発明に係る振込金保管口座80に格納される情報例を示す概念図である。図5は振込依頼があったときに格納される振込取引を一意に識別する取引ナンバー、受取人情報、振込金情報、振込人情報に関する情報を示している。
<ホストコンピューター50の構成の詳細>
次に、上述したホストコンピューター50が有する構成のうち、通信部520、顧客情報照会部530、取引処理部540、振込発生通知生成部550の各構成の動作の詳細を説明する。
通信部520は、振込人から受取人への振込取引を行う振込依頼情報を受信する。例えば、通信部520は、振込人が所持する通信端末20aからインターネットバンキングサーバ10を経由して振込人の口座番号情報、振込人名義情報、振込先口座番号情報、振込先名義情報、振込金情報等を含む振込依頼情報を受信する。その他、ATM30、窓口端末40を介した振込取引も同様に各チャネルより通信部520は振込依頼情報を受信する。
また、通信部520は、後述の振込発生通知生成部550で生成された振込発生通知を受取人の通信端末20bへ送信する。さらに、通信部520は、受取人が所持する通信端末20bから認識通知を受信する。さらに、通信部520は、例えばネットワーク60などを介して、他の装置との間でメール等の情報の送受信や通話を行う。
顧客情報照会部530は、例えば、受信した振込依頼情報に含まれる振込先口座番号情報、振込先名義情報が顧客情報DB70に格納されている情報と異なる場合、或いは振込金額が振込人の口座残高と比較したときに不足している場合に、通信部520を介して振込人が振込操作をするチャネルに振込エラーを示す情報を送信する。照会の結果、振込先口座番号情報、振込先名義情報が顧客情報DB70に格納されて情報と一致し、振込金額が振込人の口座残高以内の場合、顧客情報照会部530は取引処理部540に振込依頼情報を転送する。
取引処理部540は、振込人から受信する振込依頼情報と、受取人から受信する認識通知の情報に基づいて振込処理をおこなう。取引処理部540は、振込人から送信される振込依頼情報により振込人の口座から振込金保管口座80に振込金を移動させる振込金移動処理を行う。移動された振込金は後述の認識通知が行われるまで受取人の口座への入金が保留され、直ちに受取人が引き出し等行えないようになっている。
また、取引処理部540は、受取人から受信する認識通知に含まれる振込完了依頼情報に基づいて振込処理を行う。取引処理部540は通信部520を介して認識通知を受信すると、振込金保管口座80から受取人の口座へ振込金を移動させる振込完了処理を行う。取引処理部540は振込処理を行うと同時に、顧客情報DB70、振込金保管口座80に格納される情報を更新する。
振込発生通知生成部550は、通信端末20bから通信端末20aに認識通知を送信するのに必要な通信端末20aの通信先情報を含む振込発生通知を生成する。そのために、振込発生通知生成部550は振込依頼情報に含まれる振込人情報(振込人の口座番号情報、振込人名義情報)に基づき、顧客情報DB70を参照して振込人の通信先(電話番号、或いはメールアドレス)情報を取得する。さらに振込発生通知生成部550は受取人の通信先(例えばメールアドレス)を特定し、生成した振込発生通知を通信部520を介して通信端末20bに送信する。なお、振込発生通知には振込発生通知メッセージが含まれる。振込発生通知メッセージとは、振込人から受取人に対して振込があったことと、振込を完了させるためには振込人への通知が必要であることを知らせるメッセージである。受取人の通信端末20bに送信した振込発生通知の情報は顧客情報DB70に格納される。
以上が実施例1に係る取引処理システム1の通信端末20、ホストコンピューター50の詳細な構成である。
[1.4.1.取引処理システム1の動作例]
次に、第1の実施形態に係る取引処理システム1の動作例として、上述のインターネットバンキングのチャネルを利用した振込の取引について図6を参照しながら詳細に説明する。図6は取引処理システム1の主たる動作の処理フローの例を示す図である。取引処理システム1の動作例として、振込人が自身の所持する通信端末20aの通帳アプリケーション250を利用して受取人に振込を行う場合について説明をする。また、振込人、受取人に関しては、図4(1)に示される「沖太郎」を振込人、「沖花子」を受取人として説明をする。
まず、振込人の通信端末20aにおける操作により振込依頼情報が生成される(STEP100)。具体的には、振込人はアプリへのログイン後、通信端末20aの操作表示部230に表示されるメニュー画像233の中から振込メニューを選択し、表示される振込取引入力画像234中の振込先口座番号の入力項目、振込先名義の入力項目、振込金の入力項目、通知受取選択項目235に対して振込に必要な情報を入力する。
ここでSTEP100の詳細について図7を参照しながら説明する。図7は、振込人が振込操作をする場合における操作表示部230の遷移画面の一例を示す図である。まず、振込人は操作表示部230に表示される通帳アプリケーション250のアイコン231をタッチする(a−1)。アイコン231がタッチされると、操作認識部252が当該タッチ操作を受け付け、受け付けたアイコンタッチ操作に応じて制御部210の制御情報により通帳アプリケーション250が起動され、(a−2)に示すような本人認証画像232が表示される。
振込人が操作表示部230を介してログインIDとパスワードを入力すると、アプリ認証部251により記憶部240の認証情報が参照され、ログインの正当性が判断される。アプリ認証部251により顧客のログインの正当性が確認されると、(a−3)に示すような各種取引のメニュー画像233が操作表示部230に表示される。メニュー画像233には、振込人の口座番号や口座残高、通帳メニューや振込メニューが表示されている。詳細には、アプリ認証部251は、記憶部240に記憶される認証情報を参照して、顧客のログインの正当性を判断する。
ここで、表示される口座残高情報等は、通帳アプリケーション250の起動時に取得されるものとする。具体的には、通帳アプリケーション250は、あらかじめ記憶されたインターネットバンキングのURLにアクセスし、あらかじめ記憶された受取人のインターネットバンキングIDとパスワードの情報を用いて自動的にログインし、口座残高情報等を取得する。
振込人がメニューのなかから振込メニューを選択すると、操作表示部230に振込取引入力画像234が表示される(a−4)。当該振込取引入力画像234には、振込先口座番号の入力項目、振込先名義の入力項目、振込金の入力項目の他に、認識通知をどのような通知手段で受け取るかを選択する通知受取選択項目235がある。振込人はタップ操作により振込情報(振込先口座番号、振込先名義、振込金)と、通知受取選択項目235を選択することにより受取人からの通知を受ける方法である通知受取情報を選択する(a−5)。ここでは、振込先口座番号「8910111」、振込先名義「沖花子」、振込金額「50000円」、通知受取選択項目「メール」を入力したものとする。なお、図示しないが、振込先口座番号の他に、振込先の金融機関、支店等の通常振込に必要となる情報も入力させるものとする。また、振込先名義は振込人が入力するのではなく、口座情報に基づき取得された振込先名義が自動的に表示されるものとしてもよい。また、本実施例においては振込人と受取人の口座は同一の金融機関の口座であるものとする。
すべての項目に対して振込人が入力を終えると、(a−6)に示すような振込内容確認画像236が表示される。振込人が振込内容確認画像236の実行ボタン237をタッチすると、図6に戻り振込依頼情報がインターネットバンキングサーバ10を経由してホストコンピューター50へ送信される(STEP110)。
STEP110について、振込依頼情報がインターネットバンキングサーバ10を経由してホストコンピューター50へ送信されると、振込依頼情報の送信後、あるいは送信と同時に図7の(a−7)に示すような振込完了画像238が表示される。ここで振込依頼情報には、振込人の口座番号情報、振込人名義情報、振込先口座番号情報、振込先名義情報、振込金情報、通知受取情報が含まれる。
図6に戻って、インターネットバンキングサーバ10を経由してホストコンピューター50は振込依頼情報を受信する(STEP120)。顧客情報照会部530は受信した振込依頼情報について顧客情報DB70を参照し、振込依頼情報に含まれる情報の照会を行う(STEP130)。ここで、振込依頼情報に含まれる振込先の口座番号等が一致しない場合、あるいは振込人の口座残高が振込金に対して不足している場合は、顧客情報照会部530は振込人の通信端末20aにエラー情報を送信する。一方で、振込依頼情報と顧客情報DB70に格納される情報が一致し、振込金も振込人の口座残高以内であるとき、顧客情報照会部530は取引処理部540に振込依頼情報を転送する。
本実施例でいうと、顧客情報照会部530は、振込依頼情報に含まれる振込先口座番号「8910111」、振込先名義「沖花子」について顧客情報DB70に格納される情報と一致するか、振込金額「50000円」が振込人「沖太郎」の口座残高以内であるかを判定する。顧客情報DB70を示す図4(1)に示すとおり、振込先口座番号、振込先名義が一致し、振込金額も振込人「沖太郎」の口座残高以内である。よって、顧客情報照会部530は、振込依頼情報を取引処理部540に転送する。
次に、取引処理部540は転送された振込依頼情報に基づいて振込処理を行う(STEP140)。詳細には、取引処理部540は振込人の口座から振込金額分を振込金保管口座80に移動させる。そして、取引処理部540は振込処理を行うと同時に顧客情報DB70を更新する。本実施例でいうと、取引処理部540は振込金額「50000円」を振込人「沖太郎」の口座から振込金保管口座80に移動させるので、図4(2)に示すように振込人「沖太郎」の口座残高が100000円から50000円に更新され、振込金保管口座80に取引ナンバー、受取人情報、振込金額情報「50000円」、振込人情報が格納される。このとき取引処理部540は受取人の口座に、振り込みされる予定の金額として振込金保管口座80に格納した振込金額情報「50000円」等、振込人情報を紐付ける。これにより、受取人が自身の所持する通信端末20bの通帳アプリケーション250を起動して通帳メニューを開いた際に、未入金の振込があることを示す通帳画像を表示することができる。
次に、振込発生通知生成部550が受信した振込依頼情報から振込発生通知を生成する(STEP150)。具体的には、顧客情報DB70を参照して振込依頼情報の振込人の情報(振込人の口座番号情報、振込人名義情報)と通知受取情報に基づき、振込人の電話番号、或いはメールアドレスの通信先情報を取得する。本実施例の場合、振込人「沖太郎」の振込人名義と口座番号情報、そして振込人が入力した通知受取情報「メール」に基づき振込人「沖太郎」のメールアドレス「oki123@aaa.jp」を取得する。振込人が入力した通知受取情報が「電話」の場合は、振込人「沖太郎」の電話番号「090−5555−XXXX」を取得する。そして、振込発生通知生成部550は振込依頼情報から受取人「沖花子」の通知先「hanako456@aaa.jp」を特定し、生成した振込発生通知を通信部520を介して受取人「沖花子」の通信端末20bに送信する(STEP160)。振込発生通知には、振込発生通知メッセージの情報と振込人指定の受取方法に対応する通信先情報(ここでは振込人「沖太郎」のメールアドレス「oki123@aaa.jp」)が含まれる。
次に、ホストコンピューター50で生成された振込発生通知を受取人の通信端末20bが受信する(STEP170)。振込発生通知を受信し、メールの題名等から振込発生通知であることを制御部210が検出すると、操作表示部230にその旨の表示がなされるので、受取人はログインを経て通帳アプリケーション250を起動する。起動後、振込発生通知に含まれる振込発生通知メッセージが通信端末20bに表示される(STEP180)。振込発生通知メッセージ中に表示される振込人への通知を実行する実行ボタンが受取人により選択されると、振込発生通知の情報に基づいて認識通知が生成される(STEP190)。
ここでSTEP170、STEP180、STEP190の詳細について図8を参照しながら説明する。図8は、受取人がホストコンピューター50から振込発生通知を受けた場合の操作表示部230の遷移画面の一例を示す図である。通信端末20bが通信部220を介してホストコンピューター50から振込発生通知を受信すると、メールの題名等から振込発生通知を受信したことを示す情報239がアイコン231に表示される(b−1)。その後、受取人がアイコン231をタッチすると、操作認識部252が当該タッチ操作を受け付け、制御部210の制御情報により通帳アプリケーション250が起動され、本人認証画像232が操作表示部230に表示される(b−2)。
受取人は操作表示部230を介してログインIDとパスワードを入力すると、アプリ認証部251により記憶部240の認証情報が参照され、ログインの正当性が判断される。正当と判断された場合、受信した振込発生通知に含まれる振込発生通知メッセージ241が操作表示部230に表示される(b−3)。また、振込発生通知メッセージ内には振込人への通知を実行するボタン242と、振込人への通知を後で行い、通常の通帳アプリケーション250の取引のメニュー画像233を開くためのボタン243を含む。
受取人が振込発生通知内メッセージ241中の振込人への通知実行ボタン242を選択した場合には、受取人が振込発生通知を参照した上で通知の入力操作を行ったこととなるため、認識通知生成部253は、受取人が振込を認識した旨の認識通知を生成する。本実施例の場合、記憶部240に記憶されたメールフォーマットの宛先に振込人「沖太郎」のメールアドレス「oki123@aaa.jp」が設定され、題名に「振込認識のお知らせ」、本文に「受取人である沖花子様がお振込みを認識されましたので、振込を完了します。」などのメッセージが記載された認識通知のメールが生成される。
図6に戻って、生成された認識通知のメールは振込人である「沖太郎」が所持する通信端末20aへ送信される(STEP200)。ここで、当該振込人に送付される振込認識通知は振込発生を認識したことを示す振込認識情報である。振込人への振込認識通知のメールが送信されると、振込完了を依頼する振込完了依頼情報を含む振込認識通知をホストコンピューター50へ送信する。
このように振込認識情報は振込人に指定された方法で認識通知指示部254により直接振込人の端末20aに送信され、振込完了依頼情報は認識通知指示部254によりホストコンピューター50に送信される。なお、ホストコンピューター50に送信する振込認識通知には、振込み取引を特定するための取引ナンバーが含まれる。
メールの送信が実行されると図8の(b−4)に示すような送信完了画像246が操作表示部230に表示される。また、振込人が電話による受取通知を指定していた場合、認識通知生成部253は振込人の通信先情報(電話番号)を認識通知指示部254に転送し、認識通知指示部254は通信部220に振込人の通信端末20aへ発信するように指示をする。発信されると(b−5)に示すような発信画像247が操作表示部230に表示される。なお、メールの場合はメールの送信によって、認識通知が送信されたとみなされる。電話の場合は、発信先との接続が検出され、一定時間以上接続が継続されたことを以って認識通知が送信されたとみなされるものとする。
ホストコンピューター50は認識通知を受取人の通信端末20bから受信する(STEP210)。認識通知を受信すると、振込完了依頼情報に基づき振込金保管口座80に格納された振込取引を特定して受取人の口座に振込金を振り込み、振込処理が完了する(STEP220)。つまり、図4(3)に示すように振込金保管口座80に格納された振込金額「50000円」が受取人「沖花子」の口座に振り込まれ、受取人「沖花子」の口座残高が更新される。なお、受取人の通信端末20bからホストコンピューター50に送信する認識通知には、振込完了依頼情報に替えて、受取人が振込を認識した旨の振込認識情報を含めてもよい。その場合、ホストコンピューター50では、振込認識情報を受信したことに基づき、受取人の口座への入金を行い、振込取引を完了させる。または、送信完了情報に基づき、受取人の口座への入金を行い、振込取引を完了させる。
なお、振込人が入力した通知受取情報が「電話」の場合、振込発生通知には振込発生通知メッセージと振込人「沖太郎」の通信先情報として電話番号「090−5555−XXXX)が含まれる。振込発生通知を受信した受取人の通信端末20bにおいて振込人への通知実行が選択されると、前記電話番号に基づき振込人「沖太郎」の通信端末20aに電話発信(架電)される。発信と同時、或いは振込人と受取人が通話を開始して所定の時間経過後に認識通知がホストコンピューター50に送信され、以降は上記のSTEP210、STEP220と同じである。
[1.4.2.取引処理システム1の動作例2(変形例)]
上記の説明では、受取人の通信端末20bから振込人の通信端末20aへ振込認識情報を含む認識通知を送信したが、振込人の通信端末20aへの認識通知をホストコンピューター50から送信させるようにしてもよい。その場合は、受取人の通信端末20bからの認識通知はホストコンピューター50のみに送信される。それにより、ホストコンピューター50が受信した認識通知に基づいて振込人の通信端末20aへ認識通知を送信する。このため受取人の通信端末20bから振込人の通信端末20aへ直接行う通知等は発生しない。以下、この動作例2(変形例)について説明する。図9は取引処理システム1の動作例2を示す図である。なお取引処理システム1の動作例2としての使用場面は上述の動作例1と同様である。
まず、振込人の通信端末20における操作により振込依頼情報が生成される(STEP700)。以降のSTEP710からSTEP740までは動作例1のSTEP110からSTEP140と同様である。STEP750において、振込発生通知生成部550が受信した振込依頼情報から振込発生通知を生成する。動作例1では、顧客情報DB70を参照して振込依頼情報の振込人の情報と通知受取情報に基づき、振込人の通信先情報を取得したが、ここではこの処理を行わず、振込発生通知生成部550は振込依頼情報から受取人「沖花子」の通知先「hanako456@aaa.jp」を特定し、振込発生通知メッセージからなる振込発生通知が生成される。生成した振込発生通知が通信部520を介して受取人「沖花子」の通信端末20bに送信される(STEP760)。
次に、ホストコンピューター50で生成された振込発生通知を受取人の通信端末20bが受信する(STEP770)。振込発生通知を受信すると、受取人はログインを経て通帳アプリケーション250を起動する。起動後、振込発生通知に含まれる振込発生通知メッセージが通信端末20bに表示される(STEP780)。振込発生通知メッセージ中に表示される振込人への通知を実行する実行ボタンが受取人により選択されると、振込発生通知の情報に基づいて認識通知が生成される(STEP790)。認識通知には受取人が自身の所持する通信端末20bの操作により振込発生を認識したことを示す振込認識情報と、ホストコンピューター50に振込完了を依頼する振込完了依頼情報とが含まれる。生成された認識通知がホストコンピューター50へ送信される(STEP800)。
ホストコンピューター50は認識通知を受取人の通信端末20bから受信する(STEP810)。認識通知を受信すると、取引情報照会部530が顧客情報DB70を参照して、振込依頼情報の振込人の情報と通知受取情報に基づき振込人の通信先情報を取得する。ここでは、通知受取情報は「メール」であるので、振込人のメールアドレスを取得する。そして、記憶部560に記憶されたメールフォーマットに従って認識通知のメールが生成され、生成された認識通知のメールは振込人の通信端末20aへ送信される(STEP820)。なお、振込人が入力した通知受取情報が「電話」の場合、取引情報照会部530が取得した電話番号に対して、IVR(自動音声応答装置)等により自動発信が実行され、記憶部560に予め記憶される音声データを取得して受取人が振込を認識した旨のメッセージが音声出力される。認識通知を送信すると、振込完了依頼情報に基づき振込金保管口座80に格納された振込取引を特定して受取人の口座に振込金を振り込み、振込処理が完了する(STEP830)。なお、認識通知に振込認識情報と振込完了依頼情報の二つを含むとしたが、ホストコンピューター50に送信する情報は、振込認識情報が振込完了依頼情報を兼ねるものとしてもよい。その場合、ホストコンピューター50は、受信した振込認識情報に基づき、振込人への認識通知のメールを送信するとともに、該当する振込取引を完了させる。
[1.5.第1の実施形態のまとめ]
以上述べたように、本実施の形態によれば、振込人に対して受取人は振込の事実を認識したことを通知することを条件に振込金を受け取ることができる仕組みとすることで、振込人は効率よく受取人が振込の事実を認識したことを知ることができる。振込人は自分の行った振込を受取人が認識したことを把握することで安心感を得ることができる。また、受取人は振込人に振込の事実を認識したことを通知するまで振込金を受け取ることができないため、無意識の使い込みを防止することができる。
なお、上記の第1の実施形態においてはインターネットバンキングのチャネルを利用した振込の取引について説明をしたが、ATM30や窓口端末40のチャネルを利用した振込の取引の場合も上記同様の処理が行われる。例えば、ATM30を利用して振込を行う場合、ATM30は図示しない挿入口から振込人によって挿入されたキャッシュカードに記録された口座情報、例えば金融機関コード、支店番号及び口座番号等を読み取る。その上で、ATM30は、タッチパネルを介して入力された暗証番号等とともに、キャッシュカードから読み取られた口座情報をホストコンピューター50へ送信する。これを受けたホストコンピューター50によって、口座情報を検索キーとしてマスタ登録されている振込人の暗証番号が照会された上で暗証番号が一致するか否かが照合される。このとき、暗証番号が一致する場合には、ATM30の使用者が口座の利用者本人であると認証できる。この場合には、ATM30は、本人認証の成功後にタッチパネル上に表示されるメニュー画面を介して入力された振込取引の依頼をホストコンピューター50へ通知する。例えば、振込端末20aと同様に、振込取引のメニュー画面には振込先口座番号の入力項目、振込先名義の入力項目、振込金の入力項目の他に、通知受取選択項目が設けられる。ATM30がホストコンピューター50へ振込依頼情報を送信することで、第1の実施形態で説明したホストコンピューター50、受取人の通信端末20bの処理が実行される。
また、窓口端末40を利用して振込を行う場合、窓口端末40は顧客によって記入された伝票にしたがって振込取引の振込先口座番号、振込先名義、振込金額、通知受取情報の入力を受け付け、振込取引に関するオンライン処理をホストコンピューター50へ依頼することで、第1の実施形態で説明したホストコンピューター50、受取人の通信端末20bの処理が実行される。
また、予め口座ごとに通知受取情報の利用の有無や初期設定値をホストコンピューター50にて記憶しておき、通知受取情報の指定機能がない手段による振込が行われた場合に、当該設定値を用いて上述の処理を行うようにしてもよい。
また、振込人は必ずしも通信端末20を持っていなくともよく、上述のATM30や窓口端末40を用いた振込を行う場合は、メールや電話を受信できる通常の携帯電話等を持っているだけでもよい。
[2.第2の実施形態]
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なり、振込人自身が通知を受ける通知受取情報を選択しなくても振込人の位置情報や、振込時間情報、振込金情報等からホストコンピューター50が自動的に振込人への通知方法を判定する。例えば、振込人の所持する通信端末20aに位置情報を取得する位置情報取得手段が備えられ、位置情報を振込依頼情報に含めることにより、当該位置情報に基づき、ホストコンピューター50が受取人から振込人への通知方法を電話にするか、もしくはメールにするかを選択する。
[2.1.取引処理システム1の構成例]
<装置の追加構成>
第2の実施形態では第1の実施形態の構成に加えて、振込人の通信端末20aは、通信端末20aの位置情報を取得する位置情報取得部500、または時間情報を取得する時間情報取得部600と時計部700、または位置情報取得部500と時間情報取得部600と時計部700を備える。一方で、ホストコンピューター50は振込依頼情報に基づいて通知受取方法を判定する判定部800を備える。
最初に、通信端末20の上記の追加構成について説明をする。図10は本発明の第2の実施形態に係る通信端末20の構成を示す機能ブロック図である。図10に示すように、通信端末20は、制御部210、通信部220、操作表示部230、記憶部240、通帳アプリケーション250の他に、位置情報取得部500、時間情報取得部600と時計部700を有する。位置情報取得部500は、例えばGPS(Global Positioning System)などの測位衛星から測位信号を受信して、通信端末20の現在位置を測位する。なお、位置情報取得部500は、一種類の衛星から測位信号を受信することも可能であるし、または、複数の種類の衛星による測位信号を受信し、受信された信号を組み合わせて測位することも可能である。例えば、振込人が振込情報を入力し振込を実行したタイミングで位置情報取得部500が通信端末20の現在位置を測位した位置情報を含んだ振込依頼情報がインターネットバンキングサーバ10に送信される。
また、時間情報取得部600は、時計部700を参照してある所定の時間情報を取得する。例えば、振込人が振込依頼情報を入力し振込を実行したタイミングの振込時間を時間情報取得部600が時計部700を参照して振込時間情報として取得し、取得した振込時間情報を含んだ振込依頼情報がインターネットバンキングサーバ10に送信される。
なお、第2の実施形態では、振込人は通知を受ける方法を選択しないのでここでの振込依頼情報には通知受取情報は含まれないものとする。よって、第2の実施形態における振込依頼情報には振込人の口座番号情報、振込人名義情報、振込先口座番号情報、振込先名義情報、振込金情報、位置情報が含まれる。もしくは位置情報に代えて振込時間情報が含まれてもよい。または、位置情報と振込時間情報のその両方を含んでもよい。
次に、ホストコンピューター50の追加構成について説明をする。図11は本発明の第2の実施形態に係るホストコンピューター50の構成を示す機能ブロック図である。図11に示すように、ホストコンピューター50は、制御部510、通信部520、顧客情報照会部530、取引処理部540、振込発生通知生成部550、記憶部560の他に判定部800を有する。判定部800は通信部520を介して受信した振込依頼情報から振込人への通知方法を判定し、判定した通知方法を通知受取情報として振込発生通知生成部550に転送する。
[2.2.取引処理システム1の動作例]
次に、振込人の通信端末20aから送信される振込依頼情報に含まれる位置情報、振込時間情報、振込金情報から振込人への通知方法を判定するホストコンピューター50の判定部800の処理を中心に説明をする。具体的には、振込依頼情報に位置情報が含まれる場合、判定部800は図示しない地図データベースを参照し、振込人の通信端末20aが位置する場所を特定する。特定した場所が、例えば病院や駅、ビルなどの屋内であった場合に判定部800は振込人への通知方法を「メール」と判定し、通知受取情報として振込発生通知生成部550に転送する。また、振込依頼情報に振込時間情報が含まれる場合、判定部800は予め設定している時間帯情報を基準として受取方法を「メール」か「電話」のどちらかを判定する。例えば、基準となる時間帯情報が午後の10:00から午前6:00の間においては受取方法を「メール」とすることを設定していた場合、受信した振込時間情が当該時間帯内であれば振込人への通知方法を「メール」と判定し、通知受取情報として振込発生通知生成部550に転送する。当該時間帯外であれば振込人への通知方法を「電話」と判定して通知受取情報として振込発生通知生成部550に転送する。さらに、判定部800は振込依頼情報に含まれる振込金情報から振込人への通知方法を判断してもよく、例えば振込金額が予め設定している基準金額情報以上の額である場合は振込人への通知取方法を「電話」と判定し、通知受取情報として振込発生通知生成部550に転送する。
また、判定部800は振込人の位置情報、振込時間情報、振込金情報を総合して受取方法を判断してもよい。例えば、受信した振込依頼情報に含まれる位置情報から振込人の通信端末20が位置する場所が屋内であり、時間情報が午後の0:05であり、振込金額が基準金額情報以上の場合には、判定部800は振込人への通知方法を「電話」と判定し、通知受取情報として振込発生通知生成部550に転送する。これは、振込人が屋内に位置していたとしても振込時間情報からお昼休みである確率が高く、振込金額が基準金額情報より大きいため、振込人への通知が確実で、且つ振込人と通話できる時間があると判定部800が判断して振込人への通知方法を「電話」と判定する。
振込発生通知生成部550は、判定部800から転送される通知受取情報に基づいて振込発生通を生成する。生成した振込発生通知を通信部520を介して受取人の通信端末20bに送信する。
[2.3.第2の実施形態のまとめ]
以上述べたように、本実施の形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、振込人は通知の受取方法を選択しなくとも、または選択をし忘れていた場合であっても振込人は確実に受取人が振込金を認識したことを知ることができる。認識されたことを知ったうえで振込が実行されるため振込人は安心感を得ることができる。
[3.むすび]
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の実施形態においては受取人が通帳アプリケーション250上で振込発生通知に対する通知実行ボタンの選択操作を行うことにより認識通知の情報が生成され、生成された認識通知がホストコンピューター50経由で振込人が所持する通信端末20aに送信されるものとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、ボタン操作に代えて、URLリンクへのアクセス操作を利用してもよい。その場合、受取人の通信端末20bに送信する振込発生通知メールに所定のユニークなURLを含めておき、受取人の通信端末20bのメールアプリ上で振込発生通知メールに前述のユニークなURLをリンクとして表示させる。受取人による当該URLに対するアクセス操作が行われると、インターネットバンキングサーバ10は受取人が振込発生通知メールを参照して当該URLにアクセスしたことを検出し、ホストコンピューターに対して振込人や受取人のID、取引ナンバーとともに、当該受取人が振込発生メールを認識した旨の情報を通知する。それによりホストコンピューター50は認識通知を送信すべき振込人を特定し、当該振込人が所持する通信端末20aに認識通知を送信することができる。その場合、ホストコンピューター50は受信した振込依頼情報に基づいてユニークなURLを生成するURL生成部を備える。ホストコンピューター50は生成したURL情報と振込発生通知とをメールにより受取人の通信端末20bに送信することで通信端末20bにURLを表示させる。生成されるURLには受取人情報、振込金情報、振込人情報が含まれる。例えば上述の振込人「沖太郎」、受取人「沖花子」の場合、URL生成部は”https:://(インターネットバンキングサーバ10URL)/?=fid=1234567&uid=8910111&tno=9999&price=50000”(fidは振込人口座番号、uidは受取人口座番号、tnoは取引番号、priceは振込金)といった情報から構成されるURLを生成する。なお、“?”以降のパラメーター部分は暗号化して、URLに含めるようにしてもよい。ホストコンピューター50は検出したURLに含まれる振込人や取引ナンバーの情報から顧客情報DB70を参照して振込人の通信先情報を取得し、予め記憶されたメールフォーマットや音声データに従って認識通知を生成し、生成した認識通知を振込人の通信端末20aへ送信する。
なお、本実施例においては振込人と受取人の口座は同一の金融機関の口座であるものとしたが、異なる金融機関間の振込みであっても、ホストコンピューター50の処理を受取人側の金融機関のホストコンピューターで行うことによって実現可能である。
また、上記の実施形態のフローチャートに示されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的にまたは個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。
1 取引処理システム
10 インターネットバンキングサーバ
20 通信端末
30 ATM
40 窓口端末
50 ホストコンピューター
70 顧客情報データベース
80 振込金保管口座

Claims (13)

  1. 振込依頼情報に従い振込処理を行う取引処理装置と、第1の通信端末と、第2の通信端末とで構成される取引処理システムであって、
    前記振込依頼情報は、振込金額情報と、振込元口座情報と、振込先口座情報とを含み、
    前記取引処理装置は、
    前記振込依頼情報を受信する第1の受信部と、
    前記第1の受信部が受信した振込依頼情報を受けて振込依頼が発生したことを示す振込発生通知を生成する第1の生成部と、
    前記第1の生成部が生成した振込発生通知を前記第1の通信端末に送信する第1の送信部と、を備え、
    前記第1の通信端末は、
    前記振込発生通知を前記第1の送信部から受信する第2の受信部と、
    前記第2の受信部が受信した振込発生通知を表示する表示部と、
    前記表示部で表示された前記振込発生通知が認識されたことを示す認識通知を生成する第2の生成部と、
    前記第2の生成部が生成した前記認識通知を前記第1の受信部に送信する第2の送信部と、を備え、
    さらに前記取引処理装置は、
    前記第1の受信部での前記認識通知の受信と、前記第1の送信部から前記第2の通信端末への前記認識通知の送信とを条件に、前記振込依頼情報を参照して振込処理を実行する振込処理部と、
    を備える取引処理システム。
  2. 振込依頼情報に従い振込処理を行う取引処理装置と、第1の通信端末と、第2の通信端末とで構成される取引処理システムであって、
    前記振込依頼情報は、振込金額情報と、振込元口座情報と、振込先口座情報とを含み、
    前記取引処理装置は、
    前記振込依頼情報を受信する第1の受信部と、
    前記第1の受信部が受信した振込依頼情報を受けて振込依頼が発生したことを示す振込発生通知を生成する第1の生成部と、
    前記第1の生成部が生成した振込発生通知を前記第1の通信端末に送信する第1の送信部と、を備え、
    前記第1の通信端末は、
    前記振込発生通知を前記第1の送信部から受信する第2の受信部と、
    前記第2の受信部が受信した振込発生通知を表示する表示部と、
    前記表示部で表示された前記振込発生通知が認識されたことを示す認識通知を生成する第2の生成部と、
    前記第2の生成部が生成した前記認識通知を前記第2の通信端末に送信し、前記認識通知を前記第2の通信端末に送信したことを示す送信完了情報を前記取引処理装置に送信する第2の送信部と、を備え、
    さらに前記取引処理装置は、
    前記第1の受信部で前記送信完了情報が受信されると振込処理を実行する振込処理部と、
    を備える取引処理システム。
  3. 前記振込処理部は、前記振込元口座情報から移動された前記振込金額情報を一時的に保管する保管口座情報が格納されるデータベースを備え、前記振込依頼情報を受信すると前記振込元口座情報から前記保管口座情報へ振込金額を移動させ、前記第1の送信部から前記第2の通信端末に前記認識通知が送信されると、若しくは前記第1の受信部で前記送信完了情報が受信されると前記保管口座情報から前記振込先口座情報へ前記振込金額を移動させる請求項1〜2のいずれか一項に記載の取引処理システム。
  4. 前記データベースは、振込元および振込先として使用可能な口座情報と、前記振込発生通知もしくは前記認識通知の送信先として前記口座情報に対応付けられた通信端末の通信先情報とを保有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の取引処理システム。
  5. 前記第1の送信部は、前記振込発生通知の送信と同時に前記第1の通信端末に第2の通信端末の通信先の情報を送信し、
    前記第2の受信部は、前記振込発生通知の受信と同時に前記第1の送信部から前記第2の通信端末の通信先の情報を受信する、請求項4に記載の取引処理システム。
  6. 前記第2の通信端末は、
    前記振込依頼情報を生成する依頼情報生成部と、
    前記第2の通信端末の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記振込依頼情報と前記位置情報とを前記取引処理装置に送信する第3の送信部と、を備え、
    前記取引処理装置は、
    前記第2の通信端末から受信した前記位置情報から前記第2の通信端末が屋内、屋外に位置するかを特定する特定部と、
    前記特定部が前記第2の通信端末が屋内に位置していると特定した場合に、メールによる前記認識通知の送信を判定する判定部と、を備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の取引処理システム。
  7. 前記判定部は、前記特定部で前記第2の通信端末が屋外に位置していると特定した場合に、電話による前記認識通知の送信を判定する、請求項6に記載の取引処理システム。
  8. 前記第2の通信端末は、
    前記振込依頼情報を生成する依頼情報生成部と、
    前記振込依頼情報を生成した時刻情報を取得する時刻情報取得部と、
    前記時刻情報と前記振込依頼情報を前記取引処理装置に送信する第3の送信部と、を備え、
    前記判定部は、前記認識通知を前記第2の通信端末に送信する際にメールによる送信と判定する時間帯情報を保有し、前記第2の通信端末から受信した前記時刻情報と前記時間帯情報とを比較する、請求項6項に記載の取引処理システム。
  9. 前記振込依頼情報は振込金額情報を含み、
    前記判定部は、前記認識通知を前記第2の通信端末に送信する際に電話による送信と判定する基準金額情報を保有し、前記振込金額情報が前記基準金額情報より大きい場合に前記認識通知を電話で前記第2の通信端末に送信すると判定する、請求項6〜8のいずれか一項に記載の取引処理システム。
  10. 振込依頼情報に従い振込処理を行う取引処理装置であって、
    前記振込依頼情報は、振込金額情報と、振込元口座情報と、振込先口座情報とを含み、
    前記振込依頼情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した振込依頼情報を受けて振込依頼が発生したことを示す振込発生通知を生成する生成部と、
    前記生成部が生成した振込発生通知を他の通信端末に送信する送信部と、
    さらに前記受信部での前記他の通信端末から前記振込依頼の発生が認識されたことを示す認識通知の受信と、前記送信部から前記他の通信端末と異なる通信端末への前記認識通知の送信とを条件に、前記振込依頼情報を参照して振込処理を実行する振込処理部と、
    を備える取引処理装置。
  11. 振込依頼情報に従い振込処理を行う取引処理装置であって、
    前記振込依頼情報は、振込金額情報と、振込元口座情報と、振込先口座情報とを含み、
    前記振込依頼情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した振込依頼情報を受けて振込依頼が発生したことを示す振込発生通知を生成する生成部と、
    前記生成部が生成した振込発生通知を他の通信端末に送信する送信部と、
    さらに前記他の通信端末から前記他の通信端末と異なる通信端末へ前記認識通知が送信されたことを示す送信完了情報を前記受信部で受信すると振込処理を実行する振込処理部と、
    を備える取引処理装置。
  12. 振込依頼情報に従い振込処理を行う取引処理装置としてのコンピュータを、
    前記振込依頼情報は、振込金額情報と、振込元口座情報と、振込先口座情報とを含み、
    前記振込依頼情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した振込依頼情報を受けて振込依頼が発生したことを示す振込発生通知を生成する生成部と、
    前記生成部が生成した振込発生通知を他の通信端末に送信する送信部と、
    さらに前記受信部での前記他の通信端末から前記振込依頼の発生が認識されたことを示す認識通知の受信と、前記送信部から前記他の通信端末と異なる通信端末への前記認識通知の送信とを条件に、前記振込依頼情報を参照して振込処理を実行する振込処理部と、
    を備える取引処理装置として機能させるための取引処理プログラム。
  13. 振込依頼情報に従い振込処理を行う取引処理装置としてのコンピュータを、
    前記振込依頼情報は、振込金額情報と、振込元口座情報と、振込先口座情報とを含み、
    前記振込依頼情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した振込依頼情報を受けて振込依頼が発生したことを示す振込発生通知を生成する生成部と、
    前記生成部が生成した振込発生通知を他の通信端末に送信する送信部と、
    さらに前記他の通信端末から前記他の通信端末と異なる通信端末へ前記認識通知が送信されたことを示す送信完了情報を前記受信部で受信すると振込処理を実行する振込処理部と、
    を備える取引処理装置として機能させるための取引処理プログラム。
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