JP2019174903A - 監視システム及び監視方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】システムの健全性を容易に確保可能な監視システム及び監視方法を提供する。【解決手段】監視システムは、監視エリアを監視する監視カメラと、前記監視エリアへの進入物体を検知する進入物体検知センサと、前記進入物体検知センサの検知結果に基づいて、前記監視エリアのうちから前記進入物体の進入エリアを特定する進入エリア特定部と、前記監視カメラにより取得された前記進入エリアの画像に基づいて、前記進入物体の軌跡を特定する軌跡特定部と、前記監視エリア内に設けられた設備のうちから前記軌跡に対応する設備を特定する設備特定部と、前記監視カメラにより取得された前記軌跡に対応する前記設備の画像に基づいて、前記軌跡に対応する前記設備の異常の有無を判断する判断部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、監視システム及び監視方法に関する。
工場等の広大な敷地には、事故発生の防止等の観点から、侵入者又は設備異常等を監視するための監視システムが適用されている。
特許文献1には、工場等への侵入者を監視するために、監視カメラで取得された映像を用いて画像処理を行う技術が開示されている。特許文献2には、LNG(Liquefied Natural Gas)基地等での設備異常を監視するために、監視カメラで取得された画像を用いて画像処理を行う技術が開示されている。
特開2011−145839号公報 特開2001−76268号公報
しかしながら、特許文献1又は2に開示された技術では、それぞれ、侵入者又は設備異常を常時監視することができるものの、コンピュータ等のリソースに大きな負荷が掛かり、リソースへの負荷がリソースの処理能力の限界に達し易い。このため、特許文献1又は2に開示された技術では、侵入者又は設備異常を確実に発見することができない事態が生じ易く、システムの健全性を確保し難い面がある。また、リソースの処理能力を増強するには、多大な労力を必要とし、容易ではない。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、上述のような問題点を解決することを課題の一例とする。すなわち、本発明の課題の一例は、システムの健全性を容易に確保可能な監視システム及び監視方法を提供することである。
本発明の一つの観点に係る監視システムは、監視エリアを監視する監視カメラと、前記監視エリアへの進入物体を検知する進入物体検知センサと、前記進入物体検知センサの検知結果に基づいて、前記監視エリアのうちから前記進入物体の進入エリアを特定する進入エリア特定部と、前記監視カメラにより取得された前記進入エリアの画像に基づいて、前記進入物体の軌跡を特定する軌跡特定部と、前記監視エリア内に設けられた設備のうちから前記軌跡に対応する設備を特定する設備特定部と、前記監視カメラにより取得された前記軌跡に対応する前記設備の画像に基づいて、前記軌跡に対応する前記設備の異常の有無を判断する判断部と、を備える。
好適には、前記監視システムは、前記監視エリア内に設けられた前記設備から漏洩した漏洩対象を検知する漏洩対象検知センサと、前記漏洩対象検知センサの検知結果に基づいて、前記監視エリアのうちから前記漏洩対象の漏洩が発生した発生エリアを特定する発生エリア特定部と、を更に備え、前記判断部は、前記監視カメラにより取得された前記発生エリアの画像に基づいて、前記発生エリアにおける人物の存否を判断する。
好適には、前記監視システムにおいて、前記進入物体検知センサは、前記漏洩対象を検知することが可能なセンサであり、前記進入物体検知センサの検知結果に基づいて、前記発生エリアから拡散する前記漏洩対象の拡散エリアを特定する拡散エリア特定部を更に備え、前記判断部は、前記監視カメラにより取得された前記拡散エリアの画像に基づいて、前記拡散エリアにおける人物の存否を判断する。
好適には、前記監視システムにおいて、前記漏洩対象は、ガスであり、前記漏洩対象検知センサは、ガス検知器であり、前記進入物体検知センサは、前記ガスに吸収可能な波長の赤外線を放射するセンサである。
本発明の一つの観点に係る監視方法は、監視エリアへの進入物体を進入物体検知センサにより検知する進入物体検知ステップと、前記進入物体検知センサの検知結果に基づいて、前記監視エリアのうちから前記進入物体の進入エリアを特定する進入エリア特定ステップと、監視カメラにより取得された前記進入エリアの画像に基づいて、前記進入物体の軌跡を特定する軌跡特定ステップと、前記監視エリア内に設けられた設備のうちから前記軌跡に対応する設備を特定する設備特定ステップと、前記監視カメラにより取得された前記軌跡に対応する前記設備の画像に基づいて、前記軌跡に対応する前記設備の異常の有無を判断する第1判断ステップと、を備える。
好適には、前記監視方法は、前記監視エリア内に設けられた前記設備から漏洩した漏洩対象を漏洩対象検知センサにより検知する漏洩対象検知ステップと、前記漏洩対象検知センサの検知結果に基づいて、前記監視エリアのうちから前記漏洩対象の漏洩が発生した発生エリアを特定する発生エリア特定ステップと、前記監視カメラにより取得された前記発生エリアの画像に基づいて、前記発生エリアにおける人物の存否を判断する第2判断ステップと、を備える。
好適には、前記監視方法において、前記進入物体検知センサは、前記漏洩対象を検知することが可能なセンサであり、前記進入物体検知センサの検知結果に基づいて、前記発生エリアから拡散する前記漏洩対象の拡散エリアを特定する拡散エリア特定ステップと、前記監視カメラにより取得された前記拡散エリアの画像に基づいて、前記拡散エリアにおける人物の存否を判断する第3判断ステップと、を更に備える。
好適には、前記監視方法において、前記漏洩対象は、ガスであり、前記漏洩対象検知センサは、ガス検知器であり、前記進入物体検知センサは、前記ガスに吸収可能な波長の赤外線を放射するセンサである。
また、本発明の課題を解決するための手段は、次に示すようにも表現され得る。すなわち、本発明の一つの観点に係る監視方法は、監視エリアへの進入物体を進入物体検知センサにより検知する進入物体検知ステップと、前記進入物体検知センサの検知結果に基づいて、前記監視エリアのうちから前記進入物体の進入エリアを特定する進入エリア特定ステップと、前記進入エリアの画像を監視カメラにより取得する進入エリア画像取得ステップと、前記監視カメラにより取得された前記進入エリアの画像に基づいて、前記進入物体の軌跡を特定する軌跡特定ステップと、前記監視エリア内に設けられた設備のうちから前記軌跡に対応する設備を特定する設備特定ステップと、前記軌跡に対応する前記設備の画像を前記監視カメラにより取得する設備画像取得ステップと、前記監視カメラにより取得された前記軌跡に対応する前記設備の画像に基づいて、前記軌跡に対応する前記設備の異常の有無を判断する第1判断ステップと、を備える。
本発明の一つの観点に係る監視システム及び監視方法は、システムの健全性を容易に確保することができる。
本発明の実施形態1に係る監視システムが適用される敷地を模式的に示す図である。 ガバナステーションに適用された監視システムの構成を説明するための図である。 実施形態1に係る監視システムの機能的構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る監視処理の流れを示すフローチャート図である。 実施形態1に係る第1監視処理の流れを示すフローチャート図である。 実施形態1に係る第2監視処理の流れを示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[実施形態1:監視システムの構成]
図1は、本発明の実施形態1に係る監視システム1が適用される敷地Sを模式的に示す図である。図2は、ガバナステーションに適用された監視システム1の構成を説明するための図である。図3は、実施形態1に係る監視システム1の機能的構成を示すブロック図である。
監視システム1が適用される敷地Sは、工場、施設、基地、事業所、建設現場又は管理区域等の敷地である。好適には、敷地Sは、ガス製造基地より輸送されたガスを減圧するガバナステーション、又は、災害発生時等にガスの輸送を遮断するバルブステーション等の敷地である。ガスは、可燃性ガスであってよく、メタン等の成分を含む都市ガスであってよい。
図1及び図2には、監視システム1が適用される敷地Sの例として、ガバナステーションが示されている。この敷地Sには、敷地Sに設けられた各種設備を管理するための建屋である管理棟B1と、ガスを減圧するガバナGが設けられた建屋であるガバナ室B2と、災害発生時等にガスを大気中へ放出する放散塔Tとが設けられる。
ガバナG及び放散塔Tは、ガス管Pにより連結される。ガス管Pは、ガス製造基地からガバナステーションへガスを輸送すると共にガバナステーションから他の場所へガスを輸送するための導管の他、導管に連通する配管を含む。ガス管Pには、図2に示されるように、ガスの流れを規制するバルブVが設けられる。
ガバナ室B2には、ガバナGの上流側に配置されガスに含まれる不純物を除去するフィルタFと、ガバナGの下流側に配置されガバナGでの減圧により冷却されたガスを加熱するヒータHとが設けられる。
監視システム1は、人物、動物及び車両等の移動する物体が、敷地S及びその周辺へ進入したか否かを監視すると共に、監視エリアA内に設けられた設備の稼働状況等を監視するシステムである。監視システム1の監視エリアAは、敷地Sの内部及び敷地Sの周辺の領域である。監視エリアAは、管理棟B1及びガバナ室B2等の敷地Sに設けられた建屋の内部を含む。監視システム1により監視される設備は、少なくとも、ガス管P、ガバナG、バルブV、ヒータH及び放散塔Tを含む。なお、本実施形態では、監視エリアAに進入する上記物体を、単に「進入物体」とも称する。
監視システム1は、図2及び図3に示されるように、監視カメラ2と、進入物体検知センサ3と、漏洩対象検知センサ4と、報知装置5と、監視制御装置10とを備える。
監視カメラ2は、監視エリアAを監視するためのカメラである。監視カメラ2により取得される画像は、静止画像及び動画像を含む。監視カメラ2は、監視エリアAが隈なく監視できるよう、敷地Sに設けられた建屋内外に複数配置される。
進入物体検知センサ3は、監視エリアAへ進入する進入物体を検知するセンサである。進入物体検知センサ3は、赤外線を放射する反射型又は透過型の赤外線センサにて構成することができる。好適には、進入物体検知センサ3は、ガス管Pを流れるガスに吸収可能な波長を有する赤外線を放射する赤外線センサである。すなわち、進入物体検知センサ3は、進入物体に加えて、ガスを検知可能なセンサにて構成することができる。進入物体検知センサ3は、監視エリアAへの進入物体が漏れなく検知できるよう、敷地Sに設けられた建屋内外に複数配置される。
漏洩対象検知センサ4は、監視エリアA内に設けられた設備から漏洩した漏洩対象を検知するセンサである。漏洩対象は、例えば、ガス管Pから漏洩したガスである。漏洩対象がガスである場合、漏洩対象検知センサ4は、ガスの成分及びその濃度を検知するガス検知器にて構成することができる。漏洩対象検知センサ4は、ガス管Pを流れるガスに吸収可能な波長を有する赤外線を利用したガス検知器であってよい。漏洩対象検知センサ4は、監視エリアA内に設けられた設備のうち、ガスが漏洩し易い箇所にだけ配置されてよい。例えば、漏洩対象検知センサ4は、ガス管Pの継手、バルブ、圧力計Mの取り付け部等に配置されてよい。
報知装置5は、監視エリアAに存在する人物に警報等の情報を報知する装置である。報知装置5は、スピーカ及びディスプレイ等にて構成される。報知装置5は、監視エリアAに存在する人物に情報を確実に報知できるよう、敷地Sに設けられた建屋内外に複数配置される。
監視制御装置10は、監視システム1の各構成要素を統括的に制御する制御装置である。監視制御装置10は、管理棟B1内に設けられてよい。なお、監視制御装置10には、不図示のスピーカ及びディスプレイが接続され、管理棟B1のオペレータに対して監視状況をリアルタイムに報知することができる。
監視制御装置10は、図3に示されるように、受信部11と、送信部12と、制御部20とを備える。
受信部11は、監視カメラ2、進入物体検知センサ3及び漏洩対象検知センサ4のそれぞれと、有線又は無線で接続される。送信部12は、報知装置5と、有線又は無線で接続される。更に、送信部12は、ガス製造基地、ガバナステーション及びバルブステーションを含むガス供給網の全体を管理する指令センタCと、有線又は無線で接続される。
受信部11及び送信部12は、制御部20とそれぞれ接続され、制御部20による制御の下、各種情報の受信処理及び送信処理を行う。受信部11及び送信部12は、1つの通信モジュールにて構成されてよい。
制御部20は、プロセッサ及び記憶装置を含むと共に、監視制御装置10の各種機能が実装された各種ソフトウェアを含む制御ユニットである。
具体的には、制御部20は、進入物体検知センサ3の検知結果に基づいて、監視エリアAのうちから進入物体が進入したエリアである進入エリアを特定する進入エリア特定部21を備える。進入エリア特定部21は、進入物体を検知した進入物体検知センサ3の位置を含む所定領域を特定することによって、進入エリアを特定することができる。進入物体が移動することによって、一の進入物体検知センサ3に検知された後、他の進入物体検知センサ3に検知されると、進入エリアの位置も、一の進入物体検知センサ3の位置から、他の進入物体検知センサ3の位置に変化し得る。
更に、制御部20は、監視カメラ2により取得された進入エリアの画像に基づいて進入物体の軌跡を特定する軌跡特定部22を備える。進入物体の軌跡は、監視エリアAにおける進入物体の移動経路である。軌跡特定部22は、進入エリアの画像について時系列に沿って画像認識を行うことによって、進入物体の軌跡を特定することができる。
更に、制御部20は、監視エリアA内に設けられた設備のうちから進入物体の軌跡に対応する設備を特定する設備特定部23を備える。進入物体の軌跡に対応する設備は、監視エリアAにおける進入物体の軌跡上及びその近傍に存在する設備である。
更に、制御部20は、監視カメラ2により取得された、進入物体の軌跡に対応する設備の画像に基づいて、この設備の異常の有無を判断する判断部24を備える。すなわち、判断部24は、設備の画像に基づいて設備を点検し、設備の稼働状況を判断することができる。判断部24は、進入物体の軌跡に対応する設備のうち、安全上重要な設備の画像から優先的に画像認識を行うことによって、設備の異常の有無を判断することができる。或いは、判断部24は、進入物体の軌跡に対応する設備の画像について時系列に沿って画像認識を行うことによって、設備の異常の有無を判断してもよい。
更に、制御部20は、漏洩対象検知センサ4の検知結果に基づいて、監視エリアAのうちから漏洩対象の漏洩が発生したエリアである発生エリアを特定する発生エリア特定部25を備える。発生エリア特定部25は、漏洩対象を検知した漏洩対象検知センサ4の位置を含む所定領域を特定することによって、発生エリアを特定することができる。判断部24は、監視カメラ2により取得された発生エリアの画像について画像認識を行うことによって、発生エリアにおける人物の存否を判断することができる。
更に、制御部20は、進入物体検知センサ3の検知結果に基づいて、漏洩した漏洩対象のプロファイルを作成するプロファイル作成部26を備える。漏洩対象がガスである場合、発生したガスは、風向き及び風速等の影響を受けながら大気中に拡散し得る。漏洩対象のプロファイルは、漏洩対象が空間的にどのような濃度で分布し、その分布が時間的にどのように変化していくのかを示す情報である。すなわち、プロファイルは、現在の漏洩対象の拡散状況を計測した結果に加えて、今後の漏洩対象の拡散状況を予測した結果を含む。進入物体検知センサ3は、上述のように、進入物体に加えて、漏洩対象を検知可能なセンサにて構成することができ、漏洩対象の成分及びその濃度を検知することができる。
プロファイル作成部26は、進入物体検知センサ3の検知結果から漏洩対象の成分及びその濃度を取得することができ、漏洩対象を検知した進入物体検知センサ3の位置から、漏洩対象の位置情報を取得することができる。また、プロファイル作成部26は、風速計及び温度計等の計測結果から、監視エリアAの風向き、風速及び気温等の気候情報を取得することができる。そして、プロファイル作成部26は、取得された各情報に基づいて、漏洩対象のプロファイルを作成する。
更に、制御部20は、進入物体検知センサ3の検知結果に基づいて、監視エリアAにおける危険度を評価する危険度評価部27を備える。具体的には、危険度評価部27は、進入物体検知センサ3の検知結果に基づいて作成された漏洩対象のプロファイルを用いて、危険度を評価する。危険度は、漏洩対象が人体及び環境等へ悪影響を及ぼす度合を示す指標である。危険度は、漏洩対象の濃度範囲に応じて分類された複数のレベルによって表現されてよい。危険度評価部27の評価結果には、現在の監視エリアAにおける漏洩対象の危険度だけでなく、今後の危険度の推移が含まれ得る。判断部24は、監視エリアAにおいて危険度が許容範囲外であるエリアが有るか否かを判断することができる。許容範囲は、人体及び環境等への漏洩対象の影響を考慮して予め決定された範囲である。
更に、制御部20は、進入物体検知センサ3の検知結果に基づいて、発生エリアから漏洩対象が拡散するエリアである拡散エリアを特定する拡散エリア特定部28を備える。具体的には、拡散エリア特定部28は、進入物体検知センサ3の検知結果に基づいて危険度評価部27により評価された危険度に基づいて、漏洩対象の拡散エリアを特定する。例えば、拡散エリア特定部28は、監視エリアAのうち危険度が許容範囲外であると判断されたエリアを、漏洩対象の拡散エリアであると特定することができる。拡散エリア特定部28により特定された拡散エリアには、現在の拡散エリアだけでなく、今後の拡散エリアの推移が含まれ得る。判断部24は、監視カメラ2により取得された拡散エリアの画像について画像認識を行うことによって、拡散エリアにおける人物の存否を判断することができる。
[実施形態1:監視処理]
図4は、実施形態1に係る監視処理の流れを示すフローチャート図である。
本実施形態では、監視エリアAへの進入物体の進入を監視するために監視制御装置10によって行われる処理を「第1監視処理」とも称し、監視エリアAでの漏洩対象の漏洩を監視するために監視制御装置10によって行われる処理を「第2監視処理」とも称する。そして、本実施形態では、第1監視処理及び第2監視処理をまとめて、「監視処理」とも称する。
監視制御装置10は、図4のステップ401及びステップ402に示されるように、第1監視処理及び第2監視処理を並行して行うことができる。第1監視処理の詳細については、図5を用いて後述する。第2監視処理の詳細については、図6を用いて後述する。
図5は、実施形態1に係る第1監視処理の流れを示すフローチャート図である。
ステップ501において、監視制御装置10は、進入物体検知センサ3の検知結果に基づいて、監視エリアAへ進入する進入物体が検知されたか否かを判断する。監視制御装置10は、進入物体が検知されていない場合、本処理を終了する。一方、監視制御装置10は、進入物体が検知された場合、ステップ502へ移行する。
ステップ502において、監視制御装置10は、進入物体を検知した進入物体検知センサ3の位置を特定する。
ステップ503において、監視制御装置10は、特定された進入物体検知センサ3の位置に基づいて、進入エリアを特定する。
ステップ504において、監視制御装置10は、特定された進入エリアの画像を監視カメラ2から取得する。
ステップ505において、監視制御装置10は、取得された進入エリアの画像について画像認識を行い、進入物体の画像を抽出する。
ステップ506において、監視制御装置10は、抽出された進入物体の画像に基づいて、進入物体が侵入者であるか否かを判断する。具体的には、監視制御装置10は、抽出された進入物体の画像が、予め進入を許可された人物又は車両等の物体を示すか否かを判断することによって、進入物体が侵入者であるか否かを判断する。
監視制御装置10は、抽出された進入物体の画像が予め進入を許可された物体を示す場合、進入物体が侵入者でないと判断し、本処理を終了する。一方、監視制御装置10は、抽出された進入物体の画像が予め進入を許可された物体を示さない場合、更に画像認識を行う。そして、監視制御装置10は、抽出された進入物体の画像が、小動物等の設備に危害を加える可能性が低い物体を示す場合、進入物体が侵入者でないと判断し、本処理を終了する。また、監視制御装置10は、抽出された進入物体の画像が、人物又は車両等の設備に危害を加える可能性が高い物体である場合、進入物体が侵入者であると判断し、ステップ507へ移行する。
ステップ507において、監視制御装置10は、侵入者が発見されたことを指令センタCへ通知すると共に、報知装置5から警報を報知させる。
ステップ508において、監視制御装置10は、進入物体の画像を含む進入エリアの画像を監視カメラ2により取得し続けて、進入物体を追跡する。
ステップ509において、監視制御装置10は、取得された進入エリアの画像に基づいて、進入物体の軌跡を特定する。
ステップ510において、監視制御装置10は、特定された進入物体の軌跡に対応する設備を特定する。
ステップ511において、監視制御装置10は、特定された設備の画像を取得する。この際、監視制御装置10は、特定された設備の画像を、ステップ508により取得された画像を用いて取得してよい。或いは、監視制御装置10は、特定された設備の画像を新たに監視カメラ2から取得してもよい。
ステップ512において、監視制御装置10は、取得された設備の画像について画像認識を行い、特定された設備に異常が有るか否かを判断する。具体的には、監視制御装置10は、取得された設備の画像に、正常な設備の画像と有意差があるか否かを判断することによって、特定された設備に異常が有るか否かを判断することができる。この有意差とは、例えば、取得された設備の画像には漏洩対象が漏洩している画像が含まれるのに対し、正常な設備の画像には漏洩対象が漏洩している画像が含まれないこと等である。監視制御装置10は、特定された設備に異常が有る場合、ステップ514へ移行する。一方、監視制御装置10は、特定された設備に異常が無い場合、ステップ513へ移行する。
ステップ513において、監視制御装置10は、設備に異常が無いことを指令センタCへ通知する。その後、監視制御装置10は、本処理を終了する。
ステップ514において、監視制御装置10は、異常が有ると判断された設備及びその周辺の設備の稼動を停止する。
ステップ515において、監視制御装置10は、設備に異常が有ることを指令センタCへ通知する。その後、監視制御装置10は、本処理を終了する。
図6は、実施形態1に係る第2監視処理の流れを示すフローチャート図である。
ステップ601において、監視制御装置10は、漏洩対象検知センサ4の検知結果に基づいて、漏洩対象が検知されたか否かを判断する。監視制御装置10は、漏洩対象が検知されていない場合、本処理を終了する。一方、監視制御装置10は、漏洩対象が検知された場合、ステップ602へ移行する。
ステップ602において、監視制御装置10は、漏洩対象を検知した漏洩対象検知センサ4の位置を特定する。
ステップ603において、監視制御装置10は、特定された漏洩対象検知センサ4の位置に基づいて、発生エリアを特定する。
ステップ604において、監視制御装置10は、漏洩対象の漏洩が発生したと判断された設備及びその周辺の設備の稼動を停止する。
ステップ605において、監視制御装置10は、漏洩対象の漏洩が発生したことを指令センタCへ通知する。この際、監視制御装置10は、報知装置5から警報を報知させてもよい。
ステップ606において、監視制御装置10は、特定された発生エリアの画像を監視カメラ2から取得する。
ステップ607において、監視制御装置10は、取得された発生エリアの画像について画像認識を行い、発生エリアに人物が存在するか否かを判断する。監視制御装置10は、発生エリアに人物が存在しない場合、ステップ609へ移行する。一方、監視制御装置10は、発生エリアに人物が存在する場合、ステップ608へ移行する。
ステップ608において、監視制御装置10は、発生エリアに人物が存在することを指令センタCへ通知すると共に、報知装置5から警報を報知させる。この際、監視制御装置10は、発生エリア及びその近傍に配置された報知装置5にだけ警報を報知させることができる。
ステップ609において、監視制御装置10は、進入物体検知センサ3の検知結果を取得する。
ステップ610において、監視制御装置10は、取得された進入物体検知センサ3の検知結果に基づいて、漏洩対象のプロファイルを作成する。
ステップ611において、監視制御装置10は、作成されたプロファイルを用いて、監視エリアAにおける漏洩対象の危険度を評価する。
ステップ612において、監視制御装置10は、危険度が許容範囲外のエリアが有るか否かを判断する。監視制御装置10は、危険度が許容範囲外のエリアが有る場合、ステップ614へ移行する。一方、監視制御装置10は、危険度が許容範囲外のエリアが無い場合、すなわち、危険度が許容範囲以内である場合、ステップ613へ移行する。
ステップ613において、監視制御装置10は、漏洩対象の拡散が許容範囲以内であることを指令センタCへ通知する。その後、監視制御装置10は、本処理を終了する。
ステップ614において、監視制御装置10は、危険度の評価結果に基づいて、拡散エリアを特定する。
ステップ615において、監視制御装置10は、漏洩対象の拡散が許容範囲外であることを指令センタCへ通知する。
ステップ616において、監視制御装置10は、特定された拡散エリアの画像を監視カメラ2から取得する。
ステップ617において、監視制御装置10は、取得された拡散エリアの画像について画像認識を行い、拡散エリアに人物が存在するか否かを判断する。監視制御装置10は、拡散エリアに人物が存在しない場合、本処理を終了する。一方、監視制御装置10は、拡散エリアに人物が存在する場合、ステップ618へ移行する。
ステップ618において、監視制御装置10は、拡散エリアに人物が存在することを指令センタCへ通知すると共に、報知装置5から警報を報知させる。この際、監視制御装置10は、拡散エリア及びその近傍に配置された報知装置5にだけ警報を報知させることができる。その後、監視制御装置10は、本処理を終了する。
なお、監視制御装置10は、ステップ612において、危険度が許容範囲外のエリアが有るか否かを判断した後、ステップ613の処理と、ステップ614以降の処理との何れかを行うのではなく、危険度に応じて、これら以外の処理を行ってもよい。それにより、監視制御装置10は、危険度に応じた様々な処理を行うことができため、漏洩対象の拡散状況に対してより適切に対応することができる。
また、監視制御装置10は、ステップS604において、漏洩対象の漏洩が発生したと判断された設備及びその周辺の設備の稼動を停止する処理を行っているが、この処理は必須の処理ではなく、必要に応じて行われてよい。同様に、監視制御装置10は、図5のステップS514において、異常が有ると判断された設備及びその周辺の設備の稼動を停止する処理を行っているが、この処理は必須の処理ではなく、必要に応じて行われてよい。
[実施形態1:作用効果]
以上のように、監視システム1は、監視エリアAを監視する監視カメラ2と、監視エリアAへの進入物体を検知する進入物体検知センサ3とを備える。更に、監視システム1は、進入物体検知センサ3の検知結果に基づいて進入エリアを特定する進入エリア特定部21と、監視カメラ2により取得された進入エリアの画像に基づいて進入物体の軌跡を特定する軌跡特定部22とを備える。更に、監視システム1は、進入物体の軌跡に対応する設備を特定する設備特定部23と、監視カメラ2により取得されたこの設備の画像に基づいてこの設備の異常の有無を判断する判断部24とを備える。
このため、監視システム1は、進入物体検知センサ3によって進入物体が検知された場合にだけ、監視カメラ2により取得された画像について画像認識を行うことができる。それにより、監視システム1は、リソースに大きな負荷が掛かる画像認識を常時行わなくても、侵入者を確実に発見することができる。
更に、監視システム1は、侵入者の軌跡に対応する設備を優先的に、監視カメラ2により取得された画像について画像認識を行うことができる。それにより、監視システム1は、リソースに大きな負荷が掛かる画像認識を全設備の画像について常時行わなくても、設備の異常を確実に発見することができる。しかも、監視システム1は、侵入者の破壊行為等によって異常が発生し易い設備の画像から優先的に画像認識を行うことができ、設備の異常を迅速に発見することができる。
よって、実施形態1に係る監視システム1は、リソースへの負荷増大を抑制しつつ侵入者及び設備異常の監視を適切に行うことができるため、システムの健全性を容易に確保することができる。
また、監視システム1は、監視エリアA内に設けられた設備から漏洩した漏洩対象を検知する漏洩対象検知センサ4と、漏洩対象検知センサ4の検知結果に基づいて漏洩対象の漏洩が発生した発生エリアを特定する発生エリア特定部25とを備えることができる。そして、監視システム1は、判断部24が、監視カメラ2により取得された発生エリアの画像に基づいて、発生エリアにおける人物の存否を判断することができる。漏洩対象検知センサ4は、監視エリアA内に設けられた設備のうち、ガスが漏洩し易い箇所にだけ配置されてよい。
このため、監視システム1は、侵入者及び設備の監視だけでなく、設備から漏洩した漏洩対象の監視を同時に行うことができる。しかも、監視システム1は、ガスが漏洩し易い箇所にだけ漏洩対象検知センサ4を配置してよいため、その配置個数を低減することができる。そして、監視システム1は、発生エリアに人物が存在した場合には、警報を報知してこの人物の注意を喚起することができる。それにより、監視システム1は、侵入者、設備異常及び漏洩対象を監視して、適用対象である監視エリアAのセキュリティを強化することができると共に、人的被害を抑制することができる。よって、監視システム1は、システムの健全性を容易に高めることができる。
また、監視システム1は、進入物体検知センサ3が漏洩対象を検知可能なセンサであり、進入物体検知センサ3の検知結果に基づいて、発生エリアから拡散する漏洩対象の拡散エリアを特定する拡散エリア特定部28を備えことができる。そして、監視システム1は、判断部24が、監視カメラ2により取得された拡散エリアの画像に基づいて、拡散エリアにおける人物の存否を判断することができる。
このため、監視システム1は、進入物体を検知する進入物体検知センサ3を漏洩対象の検知にも活用することができるため、漏洩対象の拡散を検知する新たなリソースを設ける必要がない。そして、監視システム1は、拡散エリアに人物が存在した場合には、警報を報知してこの人物の注意を喚起することができる。特に、敷地Sの周辺に一般の住宅等が存在し、拡散エリアが敷地Sの周辺に及ぶ場合には、人的被害の発生が一層懸念される。監視システム1は、拡散エリアに存在する人物の注意を喚起することができるため、人的被害を更に抑制することができる。それにより、監視システム1は、リソースへの負荷増大を更に抑制しつつ、侵入者、設備異常及び漏洩対象の監視を更に適切に行うことができる。よって、監視システム1は、システムの健全性を容易に高めることができる。
[実施形態2]
実施形態2に係る監視システム1について説明する。実施形態2に係る監視システム1の説明において、実施形態1に係る監視システム1と同様の構成及び動作に係る説明については、重複する説明となるため省略する。
上述のように、実施形態1に係る監視システム1では、進入物体検知センサ3によって進入物体が検知された場合にだけ、監視カメラ2により取得された画像について画像認識を行うことができる。ここで、実施形態1に係る監視システム1では、少なくとも次の2つの態様で、進入エリアの画像を監視カメラ2から取得することができる。
すなわち、実施形態1に係る監視システム1において、監視制御装置10は、進入物体検知センサ3による進入物体の検知後に監視カメラ2の撮影を開始させ、監視カメラ2から進入エリアの画像を取得してもよい。或いは、実施形態1に係る監視システム1において、監視制御装置10は、進入物体検知センサ3による進入物体の検知前から監視カメラ2の撮影を開始させ、進入物体検知センサ3による進入物体の検知後に監視カメラ2から進入エリアの画像を取得してもよい。進入物体検知センサ3による進入物体の検知後に監視カメラ2の撮影を開始させると、リソースへの負荷増大は抑制される。進入物体検知センサ3による進入物体の検知前から監視カメラ2の撮影を開始させると、侵入者発見の確実性が高まる。
実施形態2に係る監視システム1では、監視制御装置10は、進入物体検知センサ3による進入物体の検知前から監視カメラ2の撮影を開始させる。そして、監視制御装置10は、監視カメラ2により取得された画像と、進入物体検知センサ3の検知結果とを比較することによって、進入エリアを特定する。そして、監視制御装置10は、進入エリアの画像について画像認識を行い、進入物体が侵入者であるか否かを判断してよい。それにより、実施形態2に係る監視システム1では、より確実に侵入者を発見することができるため、システムの健全性を高めることができる。
[実施形態3]
実施形態3に係る監視システム1について説明する。実施形態3に係る監視システム1の説明において、実施形態1及び2に係る監視システム1と同様の構成及び動作に係る説明については、重複する説明となるため省略する。
上述のように、実施形態1及び2に係る監視システム1では、設備の稼働状況及び漏洩対象の漏洩状況については、監視カメラ2により取得された画像及び漏洩対象検知センサ4の検知結果に基づいて判断することができる。
実施形態3に係る監視システム1では、監視カメラ2の取得画像並びに進入物体検知センサ3及び漏洩対象検知センサ4の各検知結果だけでなく、これらとは異なる他の計測装置の計測結果をも利用して、設備の稼働状況及び漏洩対象の漏洩状況を判断してよい。
例えば、実施形態3に係る監視システム1では、監視制御装置10が、フィルタFの上流側及び下流側に設けられた圧力計Mの計測結果に基づいて、フィルタFの差圧を算出する。そして、監視制御装置10は、算出された差圧が第1閾値より低い場合、フィルタFの開孔率が仕様を満たさない等の原因で、フィルタFに異常が有ると判断することができる。また、監視制御装置10は、算出された差圧が第2閾値より高い場合は、フィルタFに目詰まりが発生している等の原因で、フィルタFに異常が有ると判断することができる。フィルタFに目詰まりが発生している等の原因でフィルタFに異常が有る場合には、漏洩対象が漏洩する可能性が高くなる。実施形態3に係る監視制御装置10は、このフィルタFの画像についての画像認識、及び、漏洩対象検知センサ4による検知結果の分析等を追加的に行うことができる。更に、実施形態3に係る監視制御装置10は、進入物体検知センサ3による検知結果の分析等を追加的に行うことができる。
また、例えば、実施形態3に係る監視システム1では、ガバナGの上流側には流量計、ヒータHの加熱部には温度計、及び、ヒータHの電源には電力計が設けられ、これらの計測装置の計測結果が監視制御装置10に収集される。そして、監視制御装置10は、収集されたこれらの計測結果に基づいて、ガバナG及びヒータHの稼働状況及び漏洩対象の漏洩状況を判断してよい。例えば、ガバナGの流量計の計測結果から想定されるフィルタFの差圧と、圧力計Mの計測結果から算出されたフィルタFの差圧との間に矛盾が無く、ガバナG及びフィルタFに異常が認められないとする。また、ヒータHの電力計の計測結果が基準値より小さく、ヒータHの温度計の計測結果が適切であるとする。この場合、ガバナGの下流側であってヒータHの上流側にあるガス管Pから漏洩対象が漏洩している可能性が考えられる。そこで、監視制御装置10は、このガス管Pの画像についての画像認識、及び、漏洩対象検知センサ4による検知結果の分析等を追加的に行うことができる。更に、実施形態3に係る監視制御装置10は、進入物体検知センサ3による検知結果の分析等を追加的に行うことができる。
このように、実施形態3に係る監視システム1では、監視カメラ2、進入物体検知センサ3及び漏洩対象検知センサ4以外の計測装置の計測結果をも利用して、設備の稼働状況及び漏洩対象の漏洩状況を判断することができる。よって、実施形態3に係る監視システム1は、設備の稼働状況及び漏洩対象の漏洩状況をより適切に判断することができるため、システムの健全性を更に高めることができる。
[その他]
上述の実施形態において、監視システム1は、特許請求の範囲に記載された「監視システム」の一例に該当する。監視カメラ2は、特許請求の範囲に記載された「監視カメラ」の一例に該当する。進入物体検知センサ3は、特許請求の範囲に記載された「進入物体検知センサ」の一例に該当する。漏洩対象検知センサ4は、特許請求の範囲に記載された「漏洩対象検知センサ」の一例に該当する。進入エリア特定部21は、特許請求の範囲に記載された「進入エリア特定部」の一例に該当する。軌跡特定部22は、特許請求の範囲に記載された「軌跡特定部」の一例に該当する。設備特定部23は、特許請求の範囲に記載された「設備特定部」の一例に該当する。判断部24は、特許請求の範囲に記載された「判断部」の一例に該当する。発生エリア特定部25は、特許請求の範囲に記載された「発生エリア特定部」の一例に該当する。拡散エリア特定部28は、特許請求の範囲に記載された「拡散エリア特定部」の一例に該当する。
上述の実施形態は、変形例を含めて各実施形態同士で互いの技術を適用することができる。上述の実施形態は、本発明の内容を限定するものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない程度に変更を加えることができる。
上述の実施形態及び特許請求の範囲で使用される用語は、限定的でない用語として解釈されるべきである。例えば、「含む」という用語は、「含むものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「備える」という用語は、「備えるものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「有する」という用語は、「有するものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。
1 監視システム
2 監視カメラ
3 進入物体検知センサ
4 漏洩対象検知センサ
5 報知装置
10 監視制御装置
11 受信部
12 送信部
20 制御部
21 進入エリア特定部
22 軌跡特定部
23 設備特定部
24 判断部
25 発生エリア特定部
26 プロファイル作成部
27 危険度評価部
28 拡散エリア特定部
A 監視エリア
B1 管理棟
B2 ガバナ室
C 指令センタ
F フィルタ
G ガバナ
H ヒータ
M 圧力計
P ガス管
S 敷地
T 放散塔
V バルブ

Claims (8)

  1. 監視エリアを監視する監視カメラと、
    前記監視エリアへの進入物体を検知する進入物体検知センサと、
    前記進入物体検知センサの検知結果に基づいて、前記監視エリアのうちから前記進入物体の進入エリアを特定する進入エリア特定部と、
    前記監視カメラにより取得された前記進入エリアの画像に基づいて、前記進入物体の軌跡を特定する軌跡特定部と、
    前記監視エリア内に設けられた設備のうちから前記軌跡に対応する設備を特定する設備特定部と、
    前記監視カメラにより取得された前記軌跡に対応する前記設備の画像に基づいて、前記軌跡に対応する前記設備の異常の有無を判断する判断部と、
    を備える監視システム。
  2. 前記監視エリア内に設けられた前記設備から漏洩した漏洩対象を検知する漏洩対象検知センサと、
    前記漏洩対象検知センサの検知結果に基づいて、前記監視エリアのうちから前記漏洩対象の漏洩が発生した発生エリアを特定する発生エリア特定部と、
    を更に備え、
    前記判断部は、前記監視カメラにより取得された前記発生エリアの画像に基づいて、前記発生エリアにおける人物の存否を判断する、
    請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記進入物体検知センサは、前記漏洩対象を検知することが可能なセンサであり、
    前記進入物体検知センサの検知結果に基づいて、前記発生エリアから拡散する前記漏洩対象の拡散エリアを特定する拡散エリア特定部を更に備え、
    前記判断部は、前記監視カメラにより取得された前記拡散エリアの画像に基づいて、前記拡散エリアにおける人物の存否を判断する、
    請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記漏洩対象は、ガスであり、
    前記漏洩対象検知センサは、ガス検知器であり、
    前記進入物体検知センサは、前記ガスに吸収可能な波長の赤外線を放射するセンサである、
    請求項2又は3に記載の監視システム。
  5. 監視エリアへの進入物体を進入物体検知センサにより検知する進入物体検知ステップと、
    前記進入物体検知センサの検知結果に基づいて、前記監視エリアのうちから前記進入物体の進入エリアを特定する進入エリア特定ステップと、
    監視カメラにより取得された前記進入エリアの画像に基づいて、前記進入物体の軌跡を特定する軌跡特定ステップと、
    前記監視エリア内に設けられた設備のうちから前記軌跡に対応する設備を特定する設備特定ステップと、
    前記監視カメラにより取得された前記軌跡に対応する前記設備の画像に基づいて、前記軌跡に対応する前記設備の異常の有無を判断する第1判断ステップと、
    を備える監視方法。
  6. 前記監視エリア内に設けられた前記設備から漏洩した漏洩対象を漏洩対象検知センサにより検知する漏洩対象検知ステップと、
    前記漏洩対象検知センサの検知結果に基づいて、前記監視エリアのうちから前記漏洩対象の漏洩が発生した発生エリアを特定する発生エリア特定ステップと、
    前記監視カメラにより取得された前記発生エリアの画像に基づいて、前記発生エリアにおける人物の存否を判断する第2判断ステップと、
    を更に備える請求項5に記載の監視方法。
  7. 前記進入物体検知センサは、前記漏洩対象を検知することが可能なセンサであり、
    前記進入物体検知センサの検知結果に基づいて、前記発生エリアから拡散する前記漏洩対象の拡散エリアを特定する拡散エリア特定ステップと、
    前記監視カメラにより取得された前記拡散エリアの画像に基づいて、前記拡散エリアにおける人物の存否を判断する第3判断ステップと、
    を更に備える請求項6に記載の監視方法。
  8. 前記漏洩対象は、ガスであり、
    前記漏洩対象検知センサは、ガス検知器であり、
    前記進入物体検知センサは、前記ガスに吸収可能な波長の赤外線を放射するセンサである、
    請求項6又は7に記載の監視方法。
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