JP2019173630A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】「液落ち」現象を抑える構成を設けながらも、燃料タンクの挿入用開口部からポンプ側ユニットをスムーズに挿入できるようにして、燃料タンクに対する燃料供給装置の組付け性を高めるようにする。【解決手段】ポンプユニットは、吐出管部63から燃料排出チューブ66へと接続する管継手70を有する。この管継手70は、ポンプユニットを燃料タンクの挿入用開口部から燃料タンクの内部に挿入する場合に、挿入用開口部の端縁に対して接近した状態で通過する位置に設けられている。ここで、管継手70の下部面に設けられるリブには、ポンプユニットの挿入用開口部からの挿入に対応した挿入用リブ76が含まれている。【選択図】図10

Description

本発明は、燃料タンク内に貯留された燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置に関する。
一般の車両にあっては、エンジンである内燃機関を搭載すると共に、その燃料を貯留する燃料タンクを搭載している。燃料タンクの内部には内燃機関に燃料を圧送する燃料供給装置が配置されている。このような燃料供給装置は、燃料タンクと一体にされる蓋側ユニットと、燃料タンクの内底に着地されるように配置されるポンプ側ユニットと、これらポンプ側ユニットと蓋側ユニットとを連結する連結機構とを有する。ここでポンプ側ユニットは、燃料タンクと一体にされた蓋側ユニットに対して連結機構を介して支持され、燃料タンクの内底に着地させられている(例えば特許文献1参照)。
このような燃料供給装置を燃料タンクに組み付けるにあたっては、燃料タンクの上部に設けられた挿入用開口部から、ポンプ側ユニットおよび連結機構を内部に挿入させる。この際、ポンプ側ユニットにあっては、燃料タンクの内底に着地される着地姿勢から、挿入用開口部の開口面積に合わせて傾けられた挿入姿勢にて挿入されるようになっている。すなわち、このように着地姿勢から挿入姿勢に傾けるのは、内底に着地されるサブタンク(燃料貯留部位)が横長に延ばされた形状となっているため、この横長に延ばされた形状のサブタンクを傾けるようにして、挿入用開口部の開口面積内に収まるようにしている。
前記したポンプ側ユニットにあっては、燃料を吐出する燃料ポンプが設けられていると共に、エンジンに供給する燃料を調節するためのプレッシャレギュレータが設けられている。すなわち、燃料ポンプから吐出される燃料のうち、その供給する燃料から食み出される不要燃料についてを、サブタンクに向けて排出できるようにしている。そのため、燃料が吐出される吐出管には、分岐管を介して、調節により不要とされた燃料をサブタンクに向けて導く排出流路が設けられている。
ところで、吐出管に対して前記した排出流路の構成が設けられていると、特許文献1にも開示されているように、エンジン停止時に配管内から燃料が流れ出てしまう「液落ち」という現象が起きてしまうことがある。そのため、特許文献1にも開示されているとおり、排出流路の一部として水平視逆U字形の湾曲ホースを用いて、前記した「液落ち」現象を抑えるようにしていた。このような湾曲ホースは、前記した分岐管の端部に設けられたホース接続部に対して、湾曲ホースの一端を上から圧入させるようにして取り付けられるものとなっている。このようなホース接続部は、特許文献1にも開示されているとおり、サブタンクの平面領域から外側に最も食み出された位置に設ける必要がある。
国際公開第2017/141628号
一方、ホース接続部に湾曲ホースの一端を上から圧入させるにあたっては、湾曲ホースの圧入荷重を好ましく受け止めることできるように、ホース接続部の下側に受け台が配置されるものとなっている。これと同時に、ホース接続部の下部は、湾曲ホース圧入時の
圧入荷重が好ましく受け台に伝達されるように、接続部の剛性を高める受けリブが設けられている。
他方、前記したようにポンプ側ユニットを挿入姿勢にして燃料タンクの内部に挿入する場合、最も食み出された位置に設けられたホース接続部が、燃料タンク上部の挿入用開口部の端縁をかすめるように通過する。そのため、前記したようにホース接続部の下部に設けられた受けリブが通過する挿入用開口部の端縁に対して、引っかかってしまう惧れがある。このような引っかかりは、燃料供給装置の組付け性を損ねるものであるため、解消しておきたい。
本発明が解決しようとする課題は、燃料タンク内に貯留された燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置において、「液落ち」現象を抑える構成を設けながらも、燃料タンクの挿入用開口部からポンプ側ユニットをスムーズに挿入できるようにして、燃料タンクに対する燃料供給装置の組付け性を高めるようにすることにある。
本発明は前記した課題を解決するにあたって次の手段をとる。すなわち、第1の発明は、燃料タンクと一体にされる蓋側ユニットと、該燃料タンクの内底に着地されるように配置されるポンプ側ユニットと、これらポンプ側ユニットと蓋側ユニットとを連結する連結機構と、を有し、前記ポンプ側ユニットは、燃料ポンプからの吐出燃料を流す吐出流路と、該吐出燃料の一部を排出可能とする排出流路と、前記吐出流路から前記排出流路へと接続する接続部と、を有し、前記接続部は、前記ポンプ側ユニットを前記燃料タンクの挿入用開口部から該燃料タンクの内部に挿入する場合に、前記ポンプ側ユニットのうちで該挿入用開口部の端縁に対して接近した状態で通過する位置に設けられており、前記接続部の外面に設けられるリブには、前記燃料タンクの挿入用開口部から該燃料タンクの内部に挿入する前記ポンプ側ユニットの挿入に対応した挿入用リブが含まれている、燃料供給装置である。
この第1の発明によれば、ポンプ側ユニットは、吐出流路と、吐出燃料の一部を排出可能とする排出流路とを有する。なお、この「排出流路」とは、エンジンに供給する燃料を調節する際に、その供給範囲から食み出された不要燃料を排出させるための流路である。また、この「排出流路」には、前記したように、エンジン停止時に配管内から燃料が流れ出てしまう「液落ち」という現象を抑える構成が設けられているものであってもよい。
ここで、ポンプ側ユニットは、吐出流路から排出流路へと接続する接続部を有する。この接続部は、ポンプ側ユニットを燃料タンクの挿入用開口部から燃料タンクの内部に挿入する場合に、挿入用開口部の端縁に対して接近した状態で通過する位置に設けられている。この接続部は、燃料タンク内部に挿入時のポンプ側ユニットのなかで最も挿入用開口部の端縁に近づくことが可能な位置に配置されている。
ここで、接続部の外面に設けられるリブには、ポンプ側ユニットを燃料タンクの挿入用開口部から燃料タンクの内部に挿入する場合の、ポンプ側ユニットの挿入に対応した挿入用リブが含まれている。これによって、接続部が挿入用開口部の端縁に対して接近した状態で通過する場合に、接続部の外面に設けられた、挿入に対応した挿入用リブにより挿入用開口部の端縁に対して引っかかることなく通過することができる。したがって、この燃料供給装置によれば、燃料タンクの挿入用開口部からポンプ側ユニットをスムーズに挿入できるようにして、燃料タンクに対する燃料供給装置の組付け性を高めることができる。
第2の発明は、第1の発明に係る燃料供給装置において、前記接続部の外面に設けられるリブには、該接続部に前記流路を接続する際の作業荷重を受ける受けリブが含まれており、前記挿入用リブは、前記受けリブに対して交差方向に延びている、燃料供給装置である。
この第2の発明によれば、接続部の外面に設けられるリブには、接続部に流路を接続する際の作業荷重を受ける受けリブが含まれているので、例えば接続部に流路としての湾曲ホースの一端を上から圧入させるにあたって、この燃料排出チューブ等の圧入作業荷重が受け台に好ましく伝達されるように、接続部の剛性を高める受けリブが設けられている。ここで、挿入用リブは、この受けリブに対して交差方向に延びているので、接続部が挿入用開口部の端縁に対して接近した状態で通過する場合に、挿入用リブにより受けリブの引っかかりを抑止することができて、挿入用開口部の端縁に対してスムーズに接続部を通過させることができる。
第3の発明は、第2の発明に係る燃料供給装置において、前記受けリブは、平行に複数有し、前記挿入用リブは、前記複数の受けリブのそれぞれと交わっている、燃料供給装置である。この第3の発明によれば、受けリブは平行に複数有しているので、接続部の剛性をより高めることができる。
さらに、この第3の発明によれば、挿入用リブは複数の受けリブのそれぞれと交わっている。これによって、接続部が挿入用開口部の端縁に対して接近した状態で通過する場合にも、交わる挿入用リブにより、平行に複数有する受けリブの引っかかりを抑止することができる。つまり、挿入用開口部の端縁に対してスムーズに接続部を通過させることができる。
本発明の燃料供給装置によれば、「液落ち」現象を抑える構成を設けながらも、燃料タンクの挿入用開口部からポンプ側ユニットをスムーズに挿入できるようにして、燃料タンクに対する燃料供給装置の組付け性を高めるようにすることができる。
燃料供給装置を示す斜視図である。 図1の燃料供給装置の正面図である。 図1の燃料供給装置の背面図である。 図1の燃料供給装置の左側面図である。 図1の燃料供給装置の右側面図である。 ポンプユニットを一部破断して示す正面図である。 ポンプユニットを示す平面図である。 レギュレータケースの周辺部を示す斜視図である。 管継手により接続される箇所の内部を示す部分断面図である。 管継手の下面側を拡大して示す斜視図である。 管継手の下面を拡大して示す平面図である。 管継手の第1変形例として拡大して示す平面図である。 管継手の第2変形例として拡大して示す平面図である。 管継手の第3変形例として拡大して示す平面図である。 燃料タンクの内部に燃料供給装置を設置する際の燃料供給装置の挿入例を示す断面内部図である。
以下、本明細書において開示される技術を実施するための形態について、図面を用いながら説明する。すなわち、車両にあってはエンジンである内燃機関および燃料を貯留する燃料タンクを搭載している。この燃料タンクの内部には燃料供給装置が装置され、内燃機関に燃料を圧送可能にしている。なお、図1〜5は燃料供給装置10を図示している。図1は燃料供給装置10の斜視図であり、図2は燃料供給装置10の正面図であり、図3は燃料供給装置10の背面図であり、図4は燃料供給装置10の左側面図であり、図5は燃料供給装置10の右側面図である。なお、説明の都合上、図面に記載のとおりで「上下前後左右」を規定し、以下の説明に用いるものとする。
図2に示す符号90は燃料タンクであり、想像線で図示している。燃料タンク90は、樹脂の成形品である。燃料タンク90は、内圧に応じて膨張あるいは収縮の弾性変形が可能となっている。図示符号91が燃料タンク90の上壁部であり、図示符号92が燃料タンクの90の底壁部である。上壁部91には、挿入用開口部93が設けられている。挿入用開口部93は、上面視円形の孔形状をなしている。燃料供給装置10は、挿入用開口部93から燃料タンク90の内部に配置され、燃料タンク90の内部に貯留された不図示の液体燃料を内燃機関に送る。なお、上壁部91は、本明細書でいう「燃料タンクの外壁」に相当する。
(燃料供給装置10)
燃料供給装置10について説明する。図1などに示すように、燃料供給装置10は、概略、フランジユニット20、ポンプユニット50、連結機構40を有する。連結機構40は、フランジユニット20に対して相対的に上下方向に移動可能に取り付けられている。また、ポンプユニット50は、連結機構40に対して回動可能に連結されている。ちなみに、フランジユニット20が本明細書でいう「蓋側ユニット」に相当にする。また、ポンプユニット50が本明細書でいう「ポンプ側ユニット」に相当する。また、連結機構40が、ポンプユニット50とフランジユニット20とを連結するように、これらポンプユニット50とフランジユニット20との間に設けられる構成となっている。
(フランジユニット20)
図2に示すように、フランジユニット20は、上壁部91に一体に固定されるものである。フランジユニット20は、フランジ本体21および蒸発燃料用バルブ33を有する。フランジ本体21は、円形板状の蓋板部22(蓋部材)を主体として形成されている。フランジ本体21は樹脂製である。蓋板部22の下面には、短円筒状の嵌合筒部23が同心状に形成されている。蓋板部22の外周部には、嵌合筒部23よりも径方向外方へ張り出す円環板状のフランジ部24が形成されている。
蓋板部22には、有天筒状のバルブ収容部25が同心状に形成されている。バルブ収容部25の上端部には、径方向外方へ突出するエバポポート26が形成されている。蓋板部22には、燃料吐出ポート27が形成されている。燃料吐出ポート27は、蓋板部22を上下方向に貫通する直管状に形成されている。蓋板部22には、第1電気コネクタ部31及び第2電気コネクタ部32が設けられている。両電気コネクタ部31,32内には、所定の本数の金属製端子が配置されている。燃料吐出ポート27及び両電気コネクタ部31,32は、バルブ収容部25の周囲に配置されている。
図3に示すように、蓋板部22の下面の後側部には、スタンドオフ部35が形成されている。スタンドオフ部35は、上下方向にそれぞれ延在する筒状の中央筒部361と左右の両側筒部362とを有する。両側筒部362は、左右対称状に形成されている。中央筒部361及び両側筒部362とは、隣り合う壁部を共用している。両側筒部362の外側部には、左右の両湾曲壁部37が左右対称状に形成されている。中央筒部361及び両側筒部362の後側の壁部分と両湾曲壁部37とは、フランジ本体21の嵌合筒部23の後半部と連続状をなしている。両湾曲壁部37は、図3〜図5で分かるように、嵌合筒部23から下方に向かうにしたがって周方向の幅を収束した略三角形状に形成されている。
図1および図2に示すように、蒸発燃料用バルブ33は、フランジ本体21のバルブ収容部25に上部を収容した状態で取り付けられている。蒸発燃料用バルブ33としては、例えば、蒸発燃料制御バルブと満タン規制バルブとを備える統合バルブが用いられている。蒸発燃料制御バルブは、燃料タンク90の内圧が所定値よりも小さいと閉弁し、その内圧が所定値よりも大きくなると開弁する。また、満タン規制バルブは、燃料タンク90内の燃料が満タンでないときに開弁し、満タンに達すると閉弁する。
(連結機構40)
連結機構40は、図3に示すように、ジョイント部材41とコイルスプリング49とを有する。ジョイント部材41は、樹脂成形品であり、ベースとして形成されるジョイント本体42に対し、3つの柱状部位47,48が一体に設けられることにより形成される。ジョイント本体42は、図示前後方向となる厚み方向を平たくされたブロック形に成形されている。ジョイント本体42は、後に説明するポンプユニット50に対して回動可能に連結される。そのため、ジョイント本体42の下部には、前後方向に貫通された係合孔43が設けられている。
係合孔43は、ポンプユニット50側に設けられた円柱形の係合軸53が回転可能に嵌合される円形の孔となっている。この係合孔43の左側隣接範囲には、係合軸53を係合孔43に嵌合させるための係合構造44が設けられている。係合構造44は、係合孔43に嵌合させる前の係合軸53を差し込ませるための差込孔441を有する。また、差込孔441の上方には、差込孔441に差し込まれた係合軸53の抜けを規制する規制部442が設けられている。係合軸53は、このような係合構造44により、回転可能に係合孔43に嵌合させることができるようになっている。このような連結機構40は、ジョイント本体42の係合孔43に、ポンプユニット50側の係合軸53が回動可能に係合されると、ポンプユニット50は連結機構40に対して回動可能に支持される。すなわち、ポンプユニット50は、連結機構40に対して、図3に示す矢印Y1,Y2の上下方向で回動可能に連結されるものとなっている。つまり、回動中心となる係合軸53に対して、ポンプユニット50の左右両端を上下方向に回動させることとなる。
ジョイント本体42の上端には上端面451が形成されている。上端面451は、燃料タンク90に燃料供給装置10が設置された状態(フランジユニット20が上壁部91に一体に固定された状態)で、水平方向に延在される平面として形成されている。上端面451は、スタンドオフ部35の下端350が当接される面である。すなわち、燃料タンク90が収縮して上壁部91と底壁部92との間隔が所定間隔よりも狭くなってしまったとき、スタンドオフ部35の下端350がジョイント本体42の上端面451に当接する。これによってスタンドオフ部35とジョイント本体42とは、上壁部91と底壁部92との間隔を確保するように燃料タンク90の内部で突っ張る作用を奏して、それ以上の燃料タンク90の収縮を規制する。
また、ジョイント本体42の上端面451には、3つの柱状部位47,48が上方に柱状に延びるように設けられている。具体的には、上端面451の中央箇所から、スプリングガイド46が上方に延びるように設けられている。また、スプリングガイド46の左右等間隔の両側には、左側柱部47および右側柱部48が上端面451から上方に延びるように設けられている。スプリングガイド46は、コイルスプリング49の内部に差し込まれて、コイルスプリング49を所定位置で支持する。これに対し、左側柱部47および右側柱部48は、角柱状に形成され、前記した両側筒部362に対して抜き差し可能に差し込まれている。つまり、左側柱部47および右側柱部48は、連結機構40のフランジユニット20に対する上下相対移動をガイドする。
(ポンプユニット50)
図2に示すように、ポンプユニット50は、サブタンク51、センダゲージ55、ポンプケース60、燃料ポンプ69、レギュレータケース80、プレッシャレギュレータ100を有する。なお、図6は、ポンプユニット50を一部破断して示す正面図である。図7は、ポンプユニット50を示す平面図である。図8は、レギュレータケース80の周辺部を示す斜視図である。
(サブタンク51)
図6に示すように、サブタンク51は、サブタンク本体52と燃料フィルタ65(想像線)を有する。サブタンク本体52は、樹脂製であり、下面を開口する逆浅箱状に形成されている。サブタンク本体52は、平面視で左右方向を長くする長四角形状に形成されている。図7に示すように、サブタンク本体52の背面左寄りの位置には、後方へ突出する係合軸53が形成されている。係合軸53は、前記した係合孔43(図3参照)に回転可能に嵌合される円柱軸体である。この係合軸53の後端には、係合軸53の係合孔43からの抜けを規制する抜け止め用のツバ531が設けられている。図6にて想像線で図示する燃料フィルタ65は、濾材により形成されたフィルタ部材650を有してなる。この燃料フィルタ65は、上下方向に扁平でかつ左右方向を長手方向とする長四角形状に形成されている。
カバー部材78は、長四角形板状に形成されている。カバー部材78は、樹脂製であり、板厚方向すなわち上下方向に貫通する多数の開口を有する。カバー部材78は、サブタンク本体52にスナップフィットにより一体的に結合されている。サブタンク本体52とカバー部材78との周縁部の相互間には、フィルタ部材650の周縁部が挟持されている。カバー部材78は、フィルタ部材650の下面部を覆っている。カバー部材78の下面には、多数の半球状の突起部521が分散的に形成されている。
(センダゲージ55)
図示符号55は、タンク内の液面の位置を検出するセンダゲージ55である。このセンダゲージ55により、タンク内に残る燃料が検出可能となっている。図3に示すように、センダゲージ55は、ゲージ本体56、アーム58及びフロート59を備える。ゲージ本体56は、サブタンク本体52の立壁部54の後側面に取り付けられている。ゲージ本体56には、回動部57が水平軸回りに回動可能に設けられている。回動部57には、アーム58の基端部が取り付けられている。アーム58の自由端部となる先端部には、フロート59が取り付けられている。これに対し、立壁部54には、図示省略された3つの端子が設けられている。
これら3つの端子のそれぞれは、回動部57の回動位置を検出するためのものであり、電源端子、グランド端子、出力端子として構成される。これら3つの端子のそれぞれは、燃料タンク90内の燃料の残量すなわち液面の位置を検出するためのものである。これら3つの端子のそれぞれは、外部の制御処理装置へと第2ワイヤハーネス120を介して接続されている。
(ポンプケース60)
図6および図7に示すように、ポンプケース60は、左右方向に延在する中空円筒状に形成されたケース本体61を有する。ポンプケース60は樹脂製である。ケース本体61の一端側開口(左端側開口)には、その開口を閉鎖する端板部62が形成されている。端板部62の中央部には、端板部62を貫通する直管状の吐出管部63が形成されている。吐出管部63の先端部には、樹脂製のエルボ形の管継手70が溶着によって結合されている。また、吐出管部63の先端部寄りの位置には、上方へ突出する円筒状の接続管部77が形成されている。接続管部77内は、吐出管部63内と連通されている。
ケース本体61の軸方向の中央上端部には、相反方向へ延在する前後一対の弾性支持片641が前後対称状に形成されている。両弾性支持片641は、帯板状で、平面視で略S字状に形成されている。両弾性支持片641の先端部は、サブタンク本体52の両側部にスナップフィットにより一体的に結合されている(図7参照)。両弾性支持片641によって、ポンプケース60がサブタンク本体52上に水平状態いわゆる横置き状態で弾性的に支持されている。ケース本体61内には、燃料ポンプ69が燃料吐出口672を左方に向けた状態で収容されている。燃料吐出口672は、吐出管部63の基端部(右端部)に接続されている。
ケース本体61には、その右端開口面を閉鎖する樹脂製のキャップ642がスナップフィットにより一体的に結合されている。キャップ642には、エルボ管状の吸入管部643が形成されている。吸入管部643の一端部(下端部)は、燃料フィルタ65の接続管部77に接続されている。吸入管部643は、接続管部77にスナップフィットにより一体的に結合されている。また、吸入管部643の他端部(左端部)は、燃料ポンプ69の燃料吸入口671内に接続されている。
管継手70には、樹脂製の可撓性を有するチューブからなる燃料排出チューブ66の一端部の圧入により接続されている。燃料排出チューブ66の他端部には、ノズル部材67の圧入により接続されている。ノズル部材67は、燃料受け入れ筒部68の左後部上にスナップフィットにより一体的に結合されている(図8参照)。燃料排出チューブ66は、逆U字形に湾曲されている。なお、想像線で図示する燃料ポンプ69は、燃料を吸入しかつ加圧して吐出する。燃料ポンプ69は、図示省略する電動モータを有して構成される。そのため、燃料ポンプ69の左端部には、電力を供給可能とする電気コネクタ690が設けられている。この電気コネクタ690には、第1ワイヤハーネス110の端部コネクタ115が接続される。
(レギュレータケース80)
レギュレータケース80は、樹脂製であり、中空円筒型の容器形状に形成されている。レギュレータケース80は、軸方向に分割された第1ケース半体81及び第2ケース半体85を有する。両ケース半体81,85は、スナップフィットにより一体的に結合されている。レギュレータケース80内には、プレッシャレギュレータ100が収容されている。レギュレータケース80は、軸方向を水平状態とする横置き状態で配置されている。図6に示すように、プレッシャレギュレータ100の外形は、略円柱形状に形成されている。プレッシャレギュレータ100は、燃料ポンプ69から吐出された加圧燃料すなわちエンジンに供給される燃料の圧力を所定の圧力に調整するものである。
第1ケース半体81には、下方へ突出する円筒状の被接続筒部86、及び、上端部から接線方向外方へ突出する燃料吐出部87が形成されている。被接続筒部86及び燃料吐出部87は、第1ケース半体81内においてプレッシャレギュレータ100(詳しくは、燃料導入口)と連通されている。第2ケース半体85には、第1ケース半体81とは反対側の端部から下方へ突出する排出管部88が形成されている。排出管部88は、第2ケース半体85内においてプレッシャレギュレータ100(詳しくは、余剰燃料排出口)と連通されている。燃料吐出部87は、プレッシャレギュレータ100で調圧された燃料を吐出する。プレッシャレギュレータ100で余剰となった燃料は、排出管部88から排出される。
レギュレータケース80の被接続筒部86は、ポンプケース60の接続管部77に外嵌し、連結構造89が有するスナップフィット構造によって互いは一体的に結合されている。接続管部77と被接続筒部86との間には、両者間をシールするOリングが介在されている。また、燃料吐出部87は、左後方へ向けられている。また、排出管部88は、サブタンク本体52の燃料受け入れ筒部68内に向けられている。また、フランジ本体21の燃料吐出ポート27とレギュレータケース80の燃料吐出部87とは、吐出燃料配管130を介して接続される。吐出燃料配管130は、蛇腹状に形成され、可撓性を有する樹脂製のホースとなっている。
(ワイヤハーネス110,120)
フランジ本体21の第1電気コネクタ部31と燃料ポンプ69の電気コネクタ690とは、第1ワイヤハーネス110を介して電気的に接続される。なお、第1電気コネクタ部31に対しては第1ワイヤハーネス110の端部コネクタ310が差し込まれている。また、電気コネクタ690に対しては第1ワイヤハーネス110の端部コネクタ115が差し込まれている。フランジ本体21の第2電気コネクタ部32とセンダゲージ55のゲージ本体56とは、第2ワイヤハーネス120を介して電気的に接続される。なお、第2電気コネクタ部32に対しては第2ワイヤハーネス120の端部コネクタ320が差し込まれている。また、ゲージ本体56に対しては第2ワイヤハーネス120の端部が直接的に連結されている。このような第1ワイヤハーネス110および第2ワイヤハーネス120は、フランジ本体21に形成された第1配線フック部38、及び、レギュレータケース80の第1ケース半体81に形成された第2配線フック部82に掛装される。
(フランジユニット20に対する連結機構40の組み付け)
連結機構40のスプリングガイド46にはコイルスプリング49が嵌められ、コイルスプリング49と共にフランジ本体21の中央筒部361にスプリングガイド46は挿入される。また、連結機構40の両側柱部47,48がフランジ本体21の両側筒部362に挿入される。ここで両側筒部362と両側柱部47,48とは、スナップフィットを利用して軸方向に所定の範囲内で移動可能に抜け止めされている。なお、コイルスプリング49により、ジョイント本体42はフランジ本体21に対して離間方向へ付勢されたものとなっている。
(燃料供給装置10の設置)
ところで、燃料供給装置10を燃料タンク90の内部に組み付けるに際しては、先ず、フランジユニット20に連結機構40を懸吊し、連結機構40にポンプユニット50を懸吊した状態とする。ここでポンプユニット50は、連結機構40に対して図示矢印Y1方向(図3参照)に回動させた装置伸長状態にしておく。この装置伸長態で、燃料供給装置10のポンプユニット50および連結機構40を、燃料タンク90の挿入用開口部93から燃料タンク90の内部へと挿入させる。挿入したポンプユニット50および連結機構40を、そのまま燃料タンク90の底壁部92に向けて下降させていくと、燃料タンク90の底壁部92にポンプユニット50が当たることとなる。
燃料タンク90の底壁部92にポンプユニット50が当たると、ポンプユニット50は連結機構40に対して懸吊時とは反対方向の図示矢印Y2方向(図3参照)に回動させた装置載置状態にすることができる。つまり、燃料タンク90内の燃料供給装置10は、ポンプユニット50が装置載置状態となって底壁部92に載置されたままとなる。なお、コイルスプリング49の付勢力に抗してフランジユニット20を押し下げ、嵌合筒部23を挿入用開口部93の周縁に嵌合させる。ここにフランジ本体21のフランジ部24を燃料タンク90の上壁部91に固定金具等により固定し、燃料タンク90に対する燃料供給装置10の設置は完了したものとなる。なお、ジョイント部材41とポンプユニット50との間には、ポンプユニット50の水平状態以上の回動を制限する回動制限機構が設けられている。
ちなみに、燃料供給装置10のポンプユニット50は、コイルスプリング49の付勢力によって燃料タンク90の底壁部92に押し付けられた状態とされる。なお、燃料タンク90はタンク内圧の変化によって膨張変形および収縮変形する。つまり、燃料タンク90の上壁部91と底壁部92との間の間隔が変わることに追従して、連結機構40が、フランジユニット20に対して相対的に変位する。また、燃料タンク90が過剰に収縮しようとするときは、フランジ本体21のスタンドオフ部35とジョイント本体42とが、当接することにより突っ張り棒としての作用を奏することができる。
ここで、フランジユニット20の燃料吐出ポート27にはエンジンへとつながる配管接続がされ、エバポポート26にはキャニスタへとつながる配管接続がされる。なお、キャニスタは、燃料タンク90内で発生した蒸発燃料を吸着脱離可能な吸着材を有する。また、第1電気コネクタ部31には電力供給用の外部コネクタが接続され、第2電気コネクタ部32には検出受信用の外部コネクタが接続される。
(燃料供給装置10の作動)
このような燃料供給装置10は、次のように作動する。すなわち、燃料ポンプ69が駆動すると、燃料フィルタ65を通じて燃料貯留空間770内の燃料を燃料ポンプ69内に吸入し加圧していく。加圧された燃料は、燃料ポンプ69から吐出され、ポンプケース60の吐出管部63を介してレギュレータケース80内へと流れ込み、プレッシャレギュレータ100により調圧される。調圧された加圧燃料は、吐出燃料配管130を介してフランジユニット20の燃料吐出ポート27からエンジンへと供給される。
なお、プレッシャレギュレータ100の調圧によって余剰とされた燃料は、レギュレータケース80の排出管部88からサブタンク本体52の燃料受け入れ筒部68内に排出される。なお、燃料ポンプ69からポンプケース60の吐出管部63に吐出された加圧燃料の一部は、燃料排出チューブ66を介してサブタンク本体52の燃料受け入れ筒部68内に排出される。また、蒸発燃料用バルブ33の蒸発燃料制御バルブの開弁により、燃料タンク90内で発生した蒸発燃料がキャニスタに排出される。
(管継手70)
次に、管継手70について詳述する。図9は、管継手70により接続される箇所の内部を示す部分断面図である。図10は、管継手70の下面側を拡大して示す斜視図である。管継手70は、図9および図10にも示すような硬質樹脂製にて形成されている。吐出管部63も、管継手70と同様の硬質樹脂製にて形成されている。管継手70の一側開口端部701を有する水平延出部71は、吐出管部63の先端部631と溶着により結合されている。管継手70は、吐出管部63に対して燃料流路の向きを直交する交差方向に変えるエルボ形にて成形されている。
具体的には、管継手70は、水平方向に延ばされた吐出管部63に対して鉛直上方向上向きに延ばされた燃料排出チューブ66へと、燃料流路の向きを変えている。なお、吐出管部63が、本明細書でいう「燃料ポンプからの吐出燃料を流す吐出流路」に相当する。これに対して燃料排出チューブ66が、本明細書でいう「吐出燃料の一部を排出可能とする排出流路」に相当する。また、管継手70が、本明細書でいう「吐出流路から排出流路へと接続する接続部」に相当する。
管継手70の鉛直方向上向きとなる他側開口端部702には、燃料排出チューブ66の開口一端部661が圧入されている。この他側開口端部702は、直交交差方向に交差延出部72の端部として設定されている。この交差延出部72は、交差部73を介して水平延出部71に対して直交交差する方向に延出されている。つまり、吐出管部63の燃料は、管継手70を介して燃料排出チューブ66に流れることが可能にされている。燃料排出チューブ66は、可撓性を有する軟質樹脂製のチューブにてなる。
なお、この燃料排出チューブ66は、開口両端部661,662を下向きとするように逆U字形に湾曲されて、管継手70およびノズル部材67に圧入させることにより取り付けられている。この燃料排出チューブ66は、エンジンに供給する燃料を調節する際に、その供給範囲から食み出された不要燃料を排出させるための流路となっている。この「逆U字形の湾曲形状」は、前記したように、エンジン停止時に配管内から燃料が流れ出てしまう「液落ち」という現象を抑える構成の一部として設けられるものである。
図15は、燃料タンク90の内部に燃料供給装置10を設置する際の燃料供給装置10の挿入例を示す断面内部図である。つまり、図15では、燃料タンク90の挿入用開口部93から燃料供給装置10のポンプユニット50を燃料タンク90の内部に挿入する状態をタンク断面にして図示している。ここで図9にも示すように、管継手70は、サブタンク51の左端に位置する外縁511よりも左側に突出して設けられている。この「左側に突出した管継手70」も、前記したように、エンジン停止時に配管内から燃料が流れ出てしまう「液落ち」という現象を抑える構成の一部として設けられるものである。
加えて、ポンプユニット50の左右両端は、係合軸53を回動中心にして連結機構40に対して上下方向に回動する。そのため、管継手70は、ポンプユニット50のうちで、図15に示すように挿入用開口部93の端縁95に対して接近した状態で通過する位置に設けられている。なお、この管継手70にあっては、ポンプユニット50を燃料タンク90の挿入用開口部93から内部に挿入する際に、挿入用開口部93の端縁95に最も近づくように通過している。
ところで、管継手70の他側開口端部702に、燃料排出チューブ66の開口一端部661を圧入させるにあたっては、管継手70の下側に受け台(図示省略)が配置される。管継手70に対する燃料排出チューブ66の圧入荷重が大きいためである。これと同時に、管継手70の下部には、管継手70の剛性を高める受けリブ75が設けられている。燃料排出チューブ66圧入時の圧入荷重が管継手70から受け台に好ましく伝達されるようにである。なお、管継手70に対する燃料排出チューブ66の圧入荷重が、本明細書でいう「接続部に流路を接続する際の作業荷重」に相当する。ここで受けリブ75は、管継手70の流路となる燃料排出チューブ66を接続する際の圧入荷重を受けることを目的として形成される。
図11は、管継手70の下面を拡大して示す平面図である。管継手70の下部には、受けリブ75のほか挿入用リブ76が設けられている。挿入用リブ76は、ポンプユニット50を燃料タンク90の挿入用開口部91から燃料タンク90の内部に挿入する場合の、ポンプユニット50の挿入に対応して設けられるリブである。管継手70の外面に設けられた2種類の受けリブ75と挿入用リブ76とによって、管継手70の剛性は高められている。
図11に示す例では、管継手70の交差部73の下部には、前後方向(紙面左右方向)に延びる内側受けリブ751と外側受けリブ752とが設けられている。これら内側受けリブ751と外側受けリブ752とは、互いの間に適宜の間隔が設けられて平行となるように配置されている。これら受けリブ75(751,752)は、略2mmの厚みに設定されている。なお、この管継手70は、中心軸線Xで前後方向(紙面左右方向)に型割スライドされてなる樹脂成形品である。
これに対して挿入用リブ76は、中心軸線X上に延在されるように設けられる。この挿入用リブ76は、内外の受けリブ75(751,752)と同様の略2mmの厚みに設定されている。挿入用リブ76は、内側受けリブ751の中間部761と外側受けリブ752の中間部762とを連ねるようにして成形されている。そのため、挿入用リブ76は、内側受けリブ751および外側受けリブ752に対して直交する交差方向に延びるものとなっている。つまり、挿入用リブ76は、2つの内側受けリブ751と外側受けリブ752とのそれぞれと交わっている。このように設けられた挿入用リブ76は、サブタンク51の延在方向と一致する左右方向に延びていることとなる。つまり、挿入用リブ76は、ポンプユニット50を燃料タンク90の挿入用開口部93から内部に挿入する際の挿入方向に準ずるような方向に延びている(延在されている)こととなる。
加えて、挿入用リブ76は、型割スライドに対応した形状となっている。つまり、挿入用リブ76は、中心軸線Xで前後方向(紙面左右方向)に型割スライドした場合に、何ら問題なく成形できるようになっている。このように設けられた管継手70のリブ75,76の下面は、互いに連なる支持面730として設定される。この支持面730は、受け台(図示省略)からの支持が面接触することにより受けられる面として形成される。
水平延出部71には、管継手70の一部としてツバ部74が設けられている。このツバ部74は、一側開口端部701の近くでツバ形をなして形成されている。このツバ部74の下部は、下方に大きく突出された拡大部741として形成されている。この拡大部741の左側面は、前記した受け台(図示省略)が当接して受け台を位置決め可能な当接面743として設定されている。なお、ツバ部74の右側面には、このツバ部74の剛性を高めるリブ745が複数設けられている。
(実施の形態の作用効果)
前記した燃料供給装置10によれば、ポンプユニット50は、吐出管部63と、吐出燃料の一部を排出可能とする燃料排出チューブ66とを有する。ポンプユニット50は、吐出管部63から燃料排出チューブ66へと接続する管継手70を有する。この管継手70は、ポンプユニット50を燃料タンク90の挿入用開口部93から燃料タンク90の内部に挿入する場合に、挿入用開口部93の端縁95に対して接近した状態で通過する位置に設けられている。
ここで、管継手70下部面に設けられるリブには、ポンプユニット50の挿入用開口部93からの挿入に対応した挿入用リブ76が含まれている。これによって、管継手70が挿入用開口部93の端縁95に対して接近した状態で通過する場合に、管継手70の外面に設けられた、挿入に対応した挿入用リブ76により挿入用開口部93の端縁95に対して引っかかることなく通過することができる。したがって、この燃料供給装置10によれば、燃料タンク90の挿入用開口部93からポンプユニット50をスムーズに挿入できるようにして、燃料タンク90に対する燃料供給装置10の組付け性を高めることができる。
前記した燃料供給装置10によれば、管継手70の下部面に設けられるリブには、管継手70に燃料排出チューブ66を接続する際の圧入荷重を受ける受けリブ751,752が含まれているので、例えば管継手70に流路としての燃料排出チューブ66を上から圧入させるにあたって、この燃料排出チューブ66の圧入荷重が受け台に好ましく伝達されるように、管継手70の剛性を高める受けリブ751,752が設けられている。ここで、挿入用リブ76は、この受けリブ751,752に対して交差方向に延びているので、管継手70が挿入用開口部93の端縁95に対して接近した状態で通過する場合に、挿入用リブ76により受けリブ751,752の引っかかりを抑止することができて、挿入用開口部93の端縁95に対してスムーズに管継手70を通過させることができる。
前記した燃料供給装置10によれば、受けリブ751,752は平行に2つ有しているので、管継手70の剛性をより高めることができる。さらに、前記した燃料供給装置10によれば、挿入用リブ76は2つの受けリブ751,752のそれぞれと交わっている。これによって、管継手70が挿入用開口部93の端縁95に対して接近した状態で通過する場合にも、交わる挿入用リブ76により、平行に2つ有する受けリブ751,752の引っかかりを抑止することができる。つまり、挿入用開口部93の端縁95に対してスムーズに管継手70を通過させることができる。
(管継手の変形例)
前記したリブ75,76としては次のように形成されるものであってもよい。なお、図12〜図14にて図示される管継手70A〜70Cは、受けリブ75の構成が相違するのみとなっている。そのため、前記した管継手70と同一に構成される箇所については同一符号を付して説明を省略する。図12は第1変形例となる管継手70Aを示す平面図である。図12に示す管継手70Aは、前記管継手70と比較して、外側受けリブ752が省略されている点で相違する。図13は第2変形例となる管継手70Bを示す平面図である。図13に示す管継手70Bは、前記管継手70と比較して、内側受けリブ751が省略されている点で相違する。図14は第3変形例となる管継手70Cを示す平面図である。図14に示す管継手70Cは、前記管継手70と比較して、内側受けリブ751および外側受けリブ752を無くして、中間位置に中間受けリブ753を設けた点で相違する。なお、このように構成される管継手70A,70B,70Cにあっても、前記した管継手70と同様の作用効果を奏することができる。
(その他の変形例)
なお、本明細書でいう「燃料供給装置」にあっては、前記した実施の形態の例に限定されるものではなく、適宜に構成を置換したり、適宜に構成を加除したりするものであってもよい。たとえば、管継手70は、前記した「液落ち」という現象を抑える構成を設ける点で前記した構成(排出流路の一部として逆U字形の湾曲形状、サブタンク51の左端より左側に突出した管継手70など)がとられるものとなっていた。しかしながら、本明細書でいう「接続部」にあっては、吐出流路と排出流路とを接続する箇所に対し、さらにポンプユニット50を挿入用開口部93から内部に挿入する場合に、挿入用開口部93の端縁95に対して接近した状態で通過する位置に設けられていれば適用できるものである。
10 燃料供給装置
20 フランジユニット(蓋側ユニット)
26 エバポポート
27 燃料吐出ポート
33 蒸発燃料用バルブ
35 スタンドオフ部
40 連結機構
41 ジョイント部材
42 ジョイント本体
43 係合孔
44 係合構造
50 ポンプユニット(ポンプ側ユニット)
51 サブタンク
511 外縁
63 吐出管部(吐出流路)
66 燃料排出チューブ(排出流路)
661 開口一端部
662 開口他端部
67 ノズル部材
70 管継手(接続部)
701 一側開口端部
702 他側開口端部
71 水平延出部
72 交差延出部
73 交差部
730 支持面
74 ツバ部
741 拡大部
743 当接面
745 リブ
75 受けリブ
751 内側受けリブ
752 外側受けリブ
76 挿入用リブ
761,762 中間部
77 接続管部
770 燃料貯留空間
90 燃料タンク
93 開口部
95 開口部の端縁
130 吐出燃料配管
X 中心軸線

Claims (3)

  1. 燃料タンクと一体にされる蓋側ユニットと、該燃料タンクの内底に着地されるように配置されるポンプ側ユニットと、これらポンプ側ユニットと蓋側ユニットとを連結する連結機構と、を有し、
    前記ポンプ側ユニットは、燃料ポンプからの吐出燃料を流す吐出流路と、該吐出燃料の一部を排出可能とする排出流路と、前記吐出流路から前記排出流路へと接続する接続部と、を有し、
    前記接続部は、前記ポンプ側ユニットを前記燃料タンクの挿入用開口部から該燃料タンクの内部に挿入する場合に、前記ポンプ側ユニットのうちで該挿入用開口部の端縁に対して接近した状態で通過する位置に設けられており、
    前記接続部の外面に設けられるリブには、前記燃料タンクの挿入用開口部から該燃料タンクの内部に挿入する前記ポンプ側ユニットの挿入に対応した挿入用リブが含まれている、燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載の燃料供給装置において、
    前記接続部の外面に設けられるリブには、該接続部に前記流路を接続する際の作業荷重を受ける受けリブが含まれており、
    前記挿入用リブは、前記受けリブに対して交差方向に延びている、燃料供給装置。
  3. 請求項2に記載の燃料供給装置において、
    前記受けリブは、平行に複数有し、
    前記挿入用リブは、前記複数の受けリブのそれぞれと交わっている、燃料供給装置。
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