JP2019170196A - 麺線搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】麺線群の搬送経路を複数確保し、切り替え可能に搬送させるためのコンベアシステムを提供する。【解決手段】複数のコンベアを有する搬送形態において、麺線群を搬送する第一コンベア1と、当該第一コンベア1の出口端の下方に位置する第二コンベア3を当該搬送方向の前後に移動可能とし、当該第二コンベア3を前進状態と後退状態のそれぞれの位置に応じて、第二コンベア3から排出される麺線群が別のコンベアである第三コンベア5又は第四コンベア7に移載されるように構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、麺線群の搬送装置に関するものである。特に、即席麺の製造において切り出し後であってα化後の麺線群の搬送に適した麺線搬送装置に関するものである。
カップ麺や袋麺のような即席麺を製造する場合においては、麺線群を製造して、これを搬送することが必要になる。
通常麺線群は、以下のように製造される。すなわち、製麺工程は小麦粉、でん粉等に練水を加えて混練することによってドウを形成し、当該ドウを複合した後、得られる麺帯を複数の圧延ロール間を通過させることにより厚みを薄くする。そして、得られた薄膜状の麺帯を切刃ロールによって切り出すことによって麺線群に調製する。得られた麺線群は必要に応じて加工され各種麺製品となる。即席麺であると麺線群を蒸煮等してα化した後、カット・乾燥することによって即席麺を得ることができる。
このような即席麺の製造においては、麺線群を各ステップの工程に移るために連続的に麺線群を搬送することが必要となる。
通常、切出し後の麺線群はつながった状態の長い麺線群として、また、蒸煮等のα化した後においては、複数の麺線群が一纏りとなった複数の麺束として複数のコンベアを順次引っ張りながら搬送されるが、幅広のコンベアに複数の麺線群が搬送されるため、生産を開始した際の麺線群の先端部分については、その麺線群の先端部が乱れたり、先頭部分の位置が搬送方向に対して前後して揃っていない場合が多い(図9)。
このような場合において、当該麺線群の先端部をそのまま次工程(カット等)に移行すると、その後のカット工程等において、コンベアの進行方向と垂直の方向で同時にカットすることになり、ここで先端部が揃っていなかったり、先端部が団子状となっていたためカット後の麺線の重量のバラツキを生じることがあり問題となることが多かった。
また、麺線群が途中で切れたり、別の配合の麺線群への切り替えなどの場合も多く、このような不揃いの麺線群の先端部が発生する場合が多く、麺線群の先端部の不揃いの問題が残っていた。さらに、上記以外においても種々のトラブルから、麺線群の搬送を続けながら、一時的に生産ラインへの麺線群の供給をストップさせておく必要もある。
上記のような麺線群の先頭の不揃いやトラブル時の問題について言及する先願特許ない。関連するものとしては、例えば、麺線群の搬送に関して多段コンベアを利用した以下の先願特許が公開されている。
特開昭60−227647
そこで、本発明者らは上記の問題を解決するために、麺線群の先頭部分等を含む麺線群を別のコンベアにおける予備の搬送経路に誘導し麺線群が安定化した後、コンベアにおいて麺線流れに影響が出ない程度の低速動作で搬送経路を切り替え、その後麺線をカットする事で主の搬送経路のコンベアに乗り移らせる方法を検討した。
すなわち、麺線群の搬送経路を複数確保し、切り替え可能に搬送させるためのコンベアシステムを開発することを課題とした。
本発明者らの鋭意研究の結果、複数のコンベアを有する搬送形態において、麺線群を搬送する第一コンベアと、当該第一コンベアの出口端の下方に位置する第二コンベアを当該搬送方向の前後に移動可能とし、当該第二コンベアを前進状態と後退状態のそれぞれの位置に応じて、第二コンベアから排出される麺線群が別のコンベアに移載されるように構成する方法が有効であることを見出した。
すなわち、本願第一の発明は、
「麺線群を搬送させるためのコンベアシステムであって、
1)麺線群を第一方向に搬送するように配置された第一コンベアと、
2)当該第一コンベアの出口端の下方に位置し、前記第一方向の前後に移動可能に配置され、前記第一方向に麺線群を搬送する第二コンベアと、
3)当該第二コンベアが前方に移動した状態において当該第二コンベアの出口端の下方に位置するように配置され、麺線群を前記第一方向に搬送するように配置された第三コンベアと、
4)前記第二コンベアが後方に移動した状態において当該第二コンベアの出口端の下方に位置するように配置された第四コンベアと、
を備えた麺線群の搬送のためのコンベアシステム。」、である。
次に、本発明においては、第四コンベアが、前記第一方向とは異なる他の方向に麺線群を搬送することが好ましい。
すなわち、本願第二の発明は、
「前記第四コンベアが、前記第一方向とは異なる他の方向に麺線群を搬送するコンベアである請求項1に記載の麺線群の搬送のためのコンベアシステム。」、である。
次に、本発明のコンベアシステムにおいては、前記第二コンベアの出口端(コンベア端)の下方部に麺線カット装置を備えることが好ましい。これによって第二コンベアから排出される麺線群をカットすることができる。
すなわち、本願第三の発明は、
「前記第二コンベア装置の出口端の下部に麺線群のカット機構を備えた請求項1又は2に記載の麺線コンベアシステム。」、である。
次に、本発明の麺線コンベアシステムは、即席麺の製造ラインのように蒸煮等によってα化した後の麺線群をカット工程の前まで搬送する際に好適に利用することができる。
すなわち、本願第四の発明は、
「前記コンベアシステムが、製麺後の麺線群をα化した後において搬送する際に利用するコンベアシステムである請求項1〜3のいずれかに記載のコンベアシステム。」、である。
さらに、前記第四コンベアの搬送方向は、麺線群の生産ラインの搬送方向である第一方向と逆方向であることが好ましい。
すなわち、本願第五の発明は、
「前記第一方向とは異なる他の方向が前記第一方向の逆向きの方向である請求項1〜4のいずれかに記載の麺線コンベアシステム。」、である。
本発明の麺線コンベアシステムを利用することによって、麺線群の搬送経路を複数確保し、切り替え可能に搬送させることが可能となる。さらに、第四コンベアの搬送方向を調整すれば、麺線群の搬送方向を所定方向と他の方向にスムースに切り替え可能に搬送させることができる。このような本発明の構成を利用すことで、例えば、即席麺の生産ラインにおいて不要な麺線群等を生産ラインから適宜排除することができる。
本発明のコンベアシステムの第一実施態様の全体の側面図を示すものである。 本発明のコンベアシステムの第一実施態様の全体の側面図であって第二コンベアが前進状態に位置している状態を示すものである。 本発明のコンベアシステムの第一実施態様の全体の側面図であって第二コンベアが後退状態に位置している状態を示すものである。 本発明の第二コンベアと麺線群のカット装置を示した側面拡大図である。 カット装置の回転刃の位置関係を示した斜視模式図である。 本発明の第一実施態様の第二コンベアから麺線群を第四コンベアに搬送する場合の側面図である。 本発明の第一実施態様の第二コンベアとカット装置及び第三コンベアの位置関係を示す斜視図である。 本発明の第一実施態様において先端部を含む麺線群を搬送し、当該先端部を含む麺線群の一部を排除して生産ラインに麺線群を搬送する状態を示した模式図である。 先頭部を含む麺線群をコンベアにおいて搬送中の状態を示す斜視模式図である。
1 第一コンベア
3 第二コンベア
5 第三コンベア
7 第四コンベア
11 スプロケット
13 チェーン
15 スライド部
17 支持体
19 カット装置
21 カッターロール(回転ロール)
23 対応ロール(回転ロール)
25 カット刃(刃部)
MS 麺線群
以下に、本発明の実施態様について図面を参照しつつ説明する。但し、本発明はこれらの実施態様に限定されるものではない。図1は本発明のコンベアシステムの第一実施態様の全体の側面図を示すものである。図2は本発明のコンベアシステムの第一実施態様の全体の側面図であって第二コンベアが前進状態に位置し、麺線群を通常の生産ラインである主の搬送経路に搬送している状態を示したものである。図3は、図2において第二コンベアが後退状態に位置し、麺線群を生産ラインから除外するために予備搬送経路に搬送する場合の状態を示したものである。
・全体の構成
図1、図2及び図3に示すように本願第一の発明は、生産ラインの上流側から下流側に向って、麺線群MSを所定方向(第一方向)に搬送する第一コンベア1を備えている。当該第一コンベア1から排出される麺線群MSが移載され、麺線群MSを継続して搬送する第二コンベア3が設けられている。
第二コンベア3は前記第一方向の前後の所定範囲内をスライド移動が可能となるように構成されている。第二コンベア3がスライド移動して前方に位置している状態で第二コンベア3の出口端の下方に位置し、第二コンベア3の出口端より麺線群MSが移載される第三コンベア5を備えている。さらに、前記第二コンベア3がスライド移動して後方に位置している状態で第二コンベア3の出口端の下方に位置し、第二コンベア3の出口端より麺線群MSが移載される第四コンベア7を備えている。尚、各コンベアは所定の支持体により上記位置関係となるように配置されている。
さらに、第二コンベア3の出口端の下部に一対の回転ロールを有する麺線カット装置19が装着されており、第二コンベア3から排出される麺線群MSが第三コンベア5又は第四コンベア7に移載される際に当該カット装置の回転ロール間を麺線群MSが通過するように構成されている。
・麺線群
本発明は麺線群MSを搬送するためのコンベアシステムに関するものである。本発明にいう麺線群MSとは、一般的な製麺工程を経て調製される麺線群をいい、小麦粉や澱粉等の原料より調製されたドウを複合・圧延等の処理を経て、切刃ロールにより切り出された麺線群を搬送する際に適用できる。また、生麺の状態の麺線群、又は蒸煮(過熱蒸気処理を含む)や茹でることによってα化した後の麺線群、のいずれも適用することができるが、特にα化した後の麺線群の搬送の際に利用するのが好適である。
・第一コンベア
第一コンベア1は麺線群を所定方向(第一方向)に搬送する。第一コンベア1は入口端及び出口端のそれぞれ両端に左右一対のスプロケット11を有する無端状のコンベアである。両端の左右一対のスプロケットと当該スプロケットに巻き掛けられるチェーン13を備えた網状の無端コンベアベルトを有している。
前記スプロケットには別途駆動部が連結されており、当該コンベアの搬送を可能としている。尚、第一コンベア1はネットコンベアを開示しているが、ベルトコンベア等の他のコンベアも可能であることは勿論である。
尚、即席麺の製造過程であると、切出された麺線群が蒸しや茹で等の蒸煮処理を経てα化(糊化)された麺線群となった状態で当該第一コンベア1においてを搬送されることが多い。本発明はこのようなα化後の麺線群の搬送に好適に適用することができる。
・第二コンベア
第二コンベア3も第一コンベア1と同様に入口端及び出口端のそれぞれ両端に左右一対のスプロケットを有する無端状のコンベアである。両端の左右一対のスプロケットと当該スプロケットに巻き掛けられる両端がチェーンを備えた網状の無端コンベアベルトを有している。
当該第二コンベア3は、第一コンベア1の出口端(コンベア端)の下方に位置するように配置されており、第一コンベア1の出口端より移載される麺線群MSを受け入れて第一コンベア1と同じく第一方向に麺線群を搬送する。
通常、即席麺の製造ラインの場合であると、第二コンベア3においては、第一コンベア1より移載された麺線群を第一コンベア1による搬送速度よりも早い搬送速度で麺線群を搬送する。
このよう複数段のコンベア装置として、第二コンベア3の速度を早くするのは、ウエーブ(ちじれ)のかかった麺線群を延伸することによって、その後のカット工程において麺線群を定量的にカット等の処理を行うためである。すなわち、ウエーブの大きいままでカットすると重量が不安定になりやすいためである。
また、隣接する麺線同士が結着している場合もあるため、延伸することで当該結着を解消できるという目的も有する。
次に、当該第二コンベア3は、麺線群MSの第一方向の前後に移動可能となっている。すなわち、第二コンベア3は第一方向の前後にスライド移動可能とするスライド部15の上に載置・装着されており、当該スライド部15はスライド移動を可能せしめるレール部を有する支持体17の上に装着されている。
さらに、本発明の第一実施態様においては、第二コンベア3の出口端の下部には麺線群のカット装置19が装着されている。当該カット装置19は第二コンベア3と同様にスライド部15の上に載置・装着されており、第二コンベア3が第一方向の前後に移動すると同時にカット装置も一体で移動するようになっており、常に第二コンベア3の出口端の下部に位置するようになっている(図4)。
次に、第二コンベア3が前進状態に位置している場合が通常の生産状態となり、当該第二コンベア3の出口端の下方部に第三コンベア5が位置するようになっている。また、第二コンベア5が後退状態に位置している場合は、麺線群を予備搬送経路に移送し、不揃いの先端部を含む麺線群等の通常の生産状態から除外する麺線群を排出することを意図している。そしてこの状態においては、第二コンベア3の出口端の下方部に第四コンベア7が位置するようになっている。
・麺線カット装置
図4のように本発明の第一の実施態様においては、第二コンベア3の出口端の下部に麺線カット装置19が備えられている。当該麺線カット装置19は一対の円柱状の回転ロール(21、23)を保持し、当該一方の回転ロール21に刃部25を装着しており、必要に応じて当該刃部25によって麺線群をカットすることができるようになっている。円柱状の回転ロール21に装着された刃部25が麺線群MSを押し切りできるように、回転刃25の刃先の受け側としてもう一方の回転ロール(対応ロール)23が設けられている。
当該カット刃25が装着された側の回転ロール(カッターロール)21及び対応ロール23には駆動装置が連結されており回転を制御できるように構成されている。尚、カッターロール21及び対応ロール23のそれぞれが個別に回転を制御できるようにされている。次に、カッターロール21はカットが必要な時にのみ回転すればよく(図5(a))、カットが不要の場合には、カッターロール21が回転して、刃部25がロール間の麺線MSの移送を妨げないように退避された位置に保持されており、麺線群は、前記ロール間をスムースに通過するように構成されている(図5(b))。また、麺線群MSを通過させる状態の場合には、カッターロール21は回転を停止した状態で、対応ロール23は回転した状態を維持することが好ましい。このようにすることで、ロール間を通過する麺線群MSの垂下する方向への搬送を促すことができる。
図9に示すような麺線群MSの不揃いな先端部が生じたり、他の問題から特定の麺線群を生産ラインから排除したい場合には、図3に示すように第二コンベアが後退状態に位置しており、第二コンベアの出口端(コンベア端部)から排出された麺線群は、麺線群の状態が安定するまで搬送が継続され、回転ロール間を通過して後述する第四コンベア上に着地し、第一方向と逆方向に麺線群が搬送される(図6)。次いで、カット装置19の回転ロール間(21、23)においては必要に応じてカッターロール21が回転することによって麺線群MSがカットされ、カットされた不要な麺線群は第四コンベア7上を搬送され排除される。
具体的には、不揃いな先端部を含む麺線群MSを所定時間第四コンベア7で搬送した後、そのままの搬送を継続しつつ、第二コンベア3が低速移動を開始し、第二コンベア3の出口端が第三コンベア5の上方の所定位置となるように移動・停止してから麺線群MSがカットされ、カットされた不要な麺線群MSは第四コンベア7上を搬送され排除される(図2)。
一方、カット後の麺線群MSについては当該麺線群MSの先端部が揃った状態で、第三コンベア5に着地した後、第三コンベア上で当該麺線群MSの搬送が継続する。カットされることによって麺線群MSの先端部が揃った状態で搬送されれば、その後の工程(所定重量となるように麺線群をカットする工程等)においても重量のバラツキ等の問題が緩和される。
尚、上述の麺線カット機構(麺線カット装置)は一例であり、麺線をカットするために他の機構であってもよいことは勿論である。さらに、本発明のコンベアシステムにおいて麺線カット機構は必須ではなく、上述の麺線カットの工程について手動で実施してもよい。
・第三コンベア
第三コンベア5も第一コンベア1、第二コンベア3と同様に入口端及び出口端のそれぞれ両端に左右一対のスプロケット11を有する無端状のコンベアである。両端の左右一対のスプロケットと当該スプロケットに巻き掛けられる両端がチェーンを備えた網状の無端コンベアベルトを有している。
第二コンベア3が前進状態において、当該第二コンベア3の出口端さらに麺線カット装置19の下方に第三コンベア5が位置している。当該第三コンベア5は麺線群を第一方向に継続して搬送するためのコンベア装置である。
通常の生産状態においては、第二コンベア3の出口端から排出された麺線群MSは、麺線カット装置19の回転ロール間を通過して、垂下した状態で搬送され下方の第三コンベア5に着地して通常の生産ラインの搬送経路である第一方向に搬送が継続される。当該第三コンベア上を第一方向に搬送される麺線群は、第三コンベア5を経て一食ごとの所定重量にカットする工程等に移送される。
第三コンベア5の搬送速度は第二コンベア3よりも高速となっており、第二コンベア3において述べたように、ウエーブ(ちじれ)のかかった麺線群を延伸することによって、その後の工程におけるカット後の麺線重量を安定にしたり、隣接する麺線同士が結着を分離するように構成されている。
・第四コンベア
本発明の第一実施態様における第四コンベア7は、不要な麺線群を排出するためのコンベアである。第四コンベア7も第一コンベア1、第二コンベア3と同様に両端に入口端及び出口端のそれぞれ両端に左右一対のスプロケットを有する無端状のコンベアである。両端の左右一対のスプロケットと当該スプロケットに巻き掛けられる両端がチェーンを備えた網状の無端コンベアベルトを有している。
第四コンベア7は通常の生産ラインの搬送経路である第一方向とは逆方向に麺線群を搬送させるように構成されており、前述のように先端部分を含む不要な麺線群やその他の種々の事情から通常の生産工程から特定の麺線群を排除したい場合等に利用される。
第四コンベア7は、第二コンベア3がスライド移動して後退した位置にあるときに当該第二コンベア3の下方部に位置しており、当該位置において前述のように麺線群は麺線カット装置の回転ロールの間を通過して搬送される。
先端部を含む不要な麺線群が所定の長さ又は時間、搬送されることによって麺線群の状態が安定すると、カット装置19のカッターロール21が回転し麺線群のカットが実施される(図6)。
カットされた不要な麺線群は第四コンベア7によって予備の搬送経路を搬送されることにより、生産ラインから排除される。尚、図7は、前記第二コンベア3と、第四コンベア7の位置関係を示した斜視図である。
○麺線群の搬送の具体例
次に本発明の第一の実施態様のコンベアシステムを利用した麺線群の搬送状態の例について説明する。以下の説明においては、特に即席麺の製造工程において利用する場合を想定して説明する。
即席麺の製造工程においては、通常、即席麺の製造工程は、小麦粉及び水の混合によるドウの形成→圧延→麺線への切出し→蒸し又は茹で→引張り→カット→乾燥、の一連の工程を経て製造される。
本発明のコンベアシステムは上記の工程のうち、蒸し又は茹でた後の麺線群MSを搬送して引っ張り及びカット手前までの搬送経路に好適に利用することができる。本発明のコンベアシステムは種々の利用が可能であるが、以下の説明では麺線群の先端部(不揃い部)を含む麺線群の搬送形態について説明する。
本発明のコンベアシステムを利用して不要な先端部を含む麺線群MSをカットした後、通常の生産ラインにおける搬送経路において麺線群を搬送する状態は図8に示すようなステップで実現される。
図8(a)に示すように生産開始時における蒸煮された麺線群(不揃いの先端部分を含む)は第一方向に搬送され、第一コンベア1から第二コンベア3に移載され第一方向への搬送が行われる(図8(a))。麺線群の第一方向への搬送が進行し、第二コンベア3の端部より排出された麺線群がカット装置19のロール間を経由して垂下する(図8(b))。また、カッターロール21のカット刃25は麺線群がロール間を通過するのを妨げない位置に保持されている。
第二コンベア下には先端部の排出用の第四コンベア7が位置しており、当該第四コンベア上に麺線群が着地し、逆方向へ麺線群が搬送される(図8(c))。不揃いの先端部を含む麺線群が所定時間、第四コンベア7によって搬送され、麺線群の状態が安定した状態となったところで、第二コンベア3が低速移動を開始し、第二コンベア3の出口端が第三コンベア5の上方の所定位置となるように移動・停止してからカット装置19のカット刃25が回転し、麺線群をカットする(図8(d)(e))。
不揃いの先端部を含む麺線群MSがカットされた後、カットによって生じた先端部が揃えられた麺線群の搬送が継続して進行し、当該先端部は第三コンベア3に着地し、続いて第一方向への搬送が継続する。当該第三コンベア3における搬送を経て、次工程に移行し、例えば麺線群を一食分ごととなるように所定間隔でカットするカット工程等に移行し、生産ラインへの麺線群の供給が行われる。尚、先にカットされた不揃いの先端部を含む麺線群は第四コンベア7より排出される(図8(f)及び(g))。

Claims (5)

  1. 麺線群を搬送させるためのコンベアシステムであって、
    1)麺線群を第一方向に搬送するように配置された第一コンベアと、
    2)当該第一コンベアの出口端の下方に位置し、前記第一方向の前後に移動可能に配置され、前記第一方向に麺線群を搬送する第二コンベアと、
    3)当該第二コンベアが前方に移動した状態において当該第二コンベアの出口端の下方に位置するように配置され、麺線群を前記第一方向に搬送するように配置された第三コンベアと、
    4)前記第二コンベアが後方に移動した状態において当該第二コンベアの出口端の下方に位置するように配置された第四コンベアと、
    を備えた麺線群の搬送のためのコンベアシステム。
  2. 前記第四コンベアが、前記第一方向とは異なる他の方向に麺線群を搬送するコンベアである請求項1に記載の麺線群の搬送のためのコンベアシステム。
  3. 前記第二コンベア装置の出口端の下部に麺線群のカット機構を備えた請求項1又は2に記載の麺線コンベアシステム。
  4. 前記コンベアシステムが、製麺後の麺線群をα化した後において搬送する際に利用するコンベアシステムである請求項1〜3のいずれかに記載のコンベアシステム。
  5. 前記第一方向とは異なる他の方向が前記第一方向の逆向きの方向である請求項1〜4のいずれかに記載の麺線コンベアシステム。
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