JP2019167133A - おにぎり包装袋 - Google Patents

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昌樹 高瀬
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Abstract

【課題】奇麗な三角形のおにぎりを形成し易く、そのまま包装して衛生的に保管すると共に食す際にも使用できるおにぎり包装袋を提供すること。【解決手段】全体が可撓性のあるフィルムからなる袋体であって、米飯を挿入するための開口部10C,10Dと、挿入した米飯を収容するための収容部20と、を有し、収容部20の正対視は、開口部10C,10Dと反対側の底部が略直角となる略三角形状であり、収容部20よりも開口部10C,10D側には、折り曲げられて収容部20を封止するための蓋部22を有し、収容部20と蓋部22との間には、収容部20の略三角形状が蓋部22側に延伸するようにして、蓋部22で収容部20を封止した際に米飯が収容されない余剰部24が形成されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、おにぎりを調理して、そのまま包装できるおにぎり包装袋に関する。
従来より、食品の包装袋は存在する。特許文献1はその例であり、一方の主面と他方の主面とからなる薄い袋であり、正対視が四角形状をした包装袋である。四角形状の隣り合う二辺は閉じられ、他の隣り合う二辺は開口され、この開口部から食品を包装袋に入れることができる。
この包装袋は、外層紙の他に、吸水紙、及び、内部に空間を形成するための合成樹脂を有し、ハンバーガーからの水蒸気を吸収し易くしている。
また、包装袋はアルミニウム箔等の金属を用いていないため、ハンバーガー等の食品を包装したまま電子レンジで加熱することができる。
そして、包装した食品を食べる際は、閉じられている二辺側の包装袋を手で持ちながら、二辺の開口部から食品の一部を出して食べるようになっている。
実開平6−22274号公報
ところで、特許文献1の包装袋は食品を包装でき、また、包装したまま電子レンジで加熱でき、そして、そのまま食品を食べることができるが、調理は単に電子レンジで温めるだけであって、おにぎりを握るのに用いられるものではない。特に、特許文献1の包装袋は、外層紙の他に吸水紙や合成樹脂を有することから、ごわつく等の相当の硬さを有するため、米飯を入れて奇麗な三角形のおにぎりを形成することは出来ない。
本発明は以上の問題を解決するためのもので、奇麗な三角形のおにぎりを形成し易く、そのまま包装して衛生的に保管すると共に、食す際にも使用できるおにぎり包装袋を提供することを目的とする。
上記課題は、本発明によれば、全体が可撓性のあるフィルムからなる袋体であって、米飯を挿入するための開口部と、前記挿入した前記米飯を収容するための収容部と、を有し、前記収容部は、その主面の正対視が、前記開口部と反対側に略直角の角部を有する略三角形状であり、前記収容部よりも前記開口部側には、折り曲げられて前記収容部の内側空間を封止するための蓋部を有し、前記収容部と前記蓋部との間には、前記略三角形状が前記蓋部側に延伸するようにして、前記蓋部で前記収容部を封止した際に前記米飯が収容されない余剰部が形成されていることを特徴とするおにぎり包装袋により解決される。
上記構成によれば、米飯(米を炊いたもの)を挿入するための開口部と、挿入した米飯を収容するための収容部とを有する袋体であり、開口部から米飯を入れて、収容部にその米飯を貯められる。この点、この袋体は、全体が可撓性のあるフィルムであり、かつ、収容部の正対視は開口部と反対側に略直角の角部を有する略三角形状である。従って、フィルムの上から米飯を手で感じながら、おにぎりを握ることができ、その際、三角形状の収容部がガイドとなって、綺麗な三角形状のおにぎりを作れる。
また、収容部よりも開口部側には、折り曲げられて収容部の内側空間を封止するための蓋部を有する。このため、おにぎりを形成する際、収容部の内側空間を蓋封止して、米飯が外に飛び出ることを防止し、おにぎりを形成した後は保管することができる。また、食事の際は、袋体を手で把持して蓋部を開け、おにぎりの一部を袋体から露出させながら食し、おにぎりへ手を触れずに衛生的に食べることができる。
ここで、収容部と蓋部との間には、蓋部で収容部を封止した際に米飯が収容されない余剰部を有する。従って、三角形に整えて調理していく際、米飯は収容部からあふれても、開口部から直ぐに出てしまう事態を防止できる。また、余剰部は収容部の略三角形状が蓋部側に延伸して形成されているため、通常より大き目のおにぎりを作ることも出来る。
また、好ましくは、前記折り曲げられた前記蓋部の外面と前記収容部の外面とに跨がるようにして貼付されるシールが付属品として設けられており、前記シールはおにぎりの種類を記載可能な記載部を有することを特徴とする。
従って、折り曲げた蓋部の外面と収容部の外面とに跨がるようにシールを貼付して、蓋で収容部を封止した状態を維持することができる。しかも、このシールの記載部におにぎりの種類を記載して、食事の際に食べたいおにぎりを容易に選択することができる。
また、好ましくは、前記蓋部の周縁部周辺には、エンボスが形成されていることを特徴とする。従って、一方の主面と他方の主面とが静電気などで密着していても、エンボスを手掛かりにして離間させて、開口部を広げ易くなる。
また、好ましくは、前記収容部は表面が滑らかであって、前記余剰部、及び/又は、前記余剰部と前記蓋部との境界付近には、二本の互いに隣接するスリットが略平行に形成されていることを特徴とする。
従って、収容部の表面は滑らかなので、食べる際に、粘着力のある米飯を収容部の表面から剥がし易くなる。そして、収容部の表面が滑らかであっても、二本の互いに隣接する略平行なスリットに指を差し入れて袋体を確実に把持することができる。従って、収容部に米飯を入れる作業の際や、袋体を把持して食事をする際、滑り落ちを防止することができる。また、このようにスリットに指を差し入れても、スリットは基本的におにぎりが入っていない余剰部、及び/又は、余剰部と蓋部との境界付近に配置されているため、指がおにぎりに触れる事態を有効に防止でき、衛生的におにぎりを食べることができる。
以上、本発明によれば、奇麗な三角形のおにぎりを形成し易く、そのまま包装して衛生的に保管すると共に、食す際にも使用できるおにぎり包装袋を提供することができる。
本発明の実施形態のおにぎり包装袋の正面図。 図2(A)は図1の包装袋の平面図、図2(B)は図1の包装袋の底面図であり、図2(A)の一点鎖線で囲った図は該平面図の部分拡大図、図2(B)の一点鎖線で囲った図は該底面図の部分拡大図。 図1の包装袋の右側面図であり、一点鎖線で囲った図はその部分拡大図。 図1のB−B部分のA−A拡大断面図。 図1のC−C部分のD−D拡大断面図。 図1の包装袋の展開図。 図1の包装袋の使用方法を示す図であり、図7(A)は包装袋を把持して米飯を入れる際の図、図7(B)はお椀に包装袋をセットして米飯を入れる際の図。 図1の包装袋の図7に続く使用方法を示す図。 図1の包装袋の図8に続く使用方法を示す図。 図1の包装袋の図9に続く使用方法を示す図。 図1の包装袋の図10に続く使用方法を示す図。 本発明の実施形態の第1変形例に係るおにぎり包装袋の正面図。 図12の包装袋の背面図。 図14(A)は図12の包装袋の平面図、図14(B)は図12の包装袋の底面図であり、図14(A)の一点鎖線で囲った図は該平面図の部分拡大図、図14(B)の一点鎖線で囲った図は該底面図の部分拡大図。 図12の包装袋の右側面図であり、一点鎖線で囲った図はその部分拡大図。 図12のF−F部分のE−E拡大断面図。 図12のG−G部分のH−H拡大断面図。 図12の包装袋の展開図。 本発明の実施形態の第2変形例に係るおにぎり包装袋の正面図。 図19の包装袋の背面図。 図21(A)は図19の包装袋の平面図、図21(B)は図19の包装袋の底面図であり、図21(A)の一点鎖線で囲った図は該平面図の部分拡大図、図21(B)の一点鎖線で囲った図は該底面図の部分拡大図。 図19の包装袋の右側面図であり、一点鎖線で囲った図はその部分拡大図。 図19のJ−J部分のI−I拡大断面図。 図19のL−L部分のK−K拡大断面図。 図19の包装袋の展開図。 本発明の実施形態の第3変形例に係るおにぎり包装袋の正面図。 本発明の実施形態の第4変形例に係るおにぎり包装袋の正面図。 図27の包装袋の背面図。 図29(A)は図27の包装袋の平面図、図29(B)は図27の包装袋の底面図であり、図29(A)の一点鎖線で囲った図は該平面図の部分拡大図、図29(B)の一点鎖線で囲った図は該底面図の部分拡大図。 図27の包装袋の右側面図であり、一点鎖線で囲った図はその部分拡大図。 図27のN−N部分のM−M拡大断面図。 図27のP−P部分のO−O拡大断面図。 図29のQ−Q部分の拡大図。 図27の包装袋の展開図。 本発明の実施形態の第5変形例に係るおにぎり包装袋の正面図。 図35の包装袋の使用状態図。 本発明の実施形態の第6変形例に係るおにぎり包装袋の正面図。
以下、この発明の好適な実施形態を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。各図において付した同じ符号は同様の構成を有している。また、各図の一点鎖線、二点鎖線、及び三点鎖線は仮想線であって、おにぎり包装袋の形状ないし付された模様ではない。また、図2・3・14・15・21・22・29・30の矢印もおにぎり包装袋の形状ないし付された模様ではない。
図1〜図6は本発明の実施形態に係るおにぎり包装袋10である。尚、おにぎり包装袋(以下「包装袋」という)10の背面図は図1の正面図と対称、左側面図は図3の右側面図と同一である。
これらの図の包装袋10は、おにぎりを握り、持ち運びなどに保管し、そして食べるという調理、保管、食事という3つの場面で用いられる。従って、包装袋10は調理用具でもあり調理用具兼用包装袋とも言え、また、食器でもある。
包装袋10の表面は摩擦係数の低い合成樹脂で形成され、例えばポリエチレンや、ポリプロピレン、ナイロン、アルミを好適に用いることができる。これにより、滑らかな表面となって粘着力のある米飯の付着をできるだけ抑制し、おにぎりを握る際に綺麗に形を整えたり、食べる際に袋から露出させ易くしたりすることができる。また、図1〜図3に示すように、包装袋10は非常に薄く、高い可撓性のあるフィルムのみで形成されている。このように、薄く、かつ、高い可撓性を有するフィルムであるため、おにぎりを握る際の米飯の感触が手に伝達し易くなる。なお、包装袋10は透明または半透明にして中身の視認性を上げている。
この包装袋10は一方及び他方の主面12,14を有し、販売時の状態では、一方の主面12と他方の主面14とが面状に密接し、略厚みのないシート状となっている。図の包装袋10の厚みは0.1mmにも満たず、具体的には0.007〜0.03mmである。
包装袋10は図1に示されるように正対視が四角形状であり、本実施形態は後述する余分領域46を除き、略正方形とされている。そして、この略正方形の互いに隣り合う二辺10A,10Bが閉じられ、この二辺10A,10Bと対向する互いに隣り合う二辺10C,10Dは閉じられずに開口部とされている。これにより、包装袋10は連続する二辺10C,10Dが開口可能な袋体となり、この二辺(即ち、開口部)10C,10Dを開いて米飯を挿入したり(図7参照)、おにぎりを露出させたりすることができる。また、連続して閉じられた二辺10A,10B側は、米飯を収容するための収容部20となる。
一方の主面12と他方の主面14とを開いて展開した図6の状態では、包装袋10は、一枚の長方形のシートであり、このシートから図1の包装袋10が作られる。即ち、図6のシートを長手方向中央の仮想線CL1を基準にして、一方の主面12と他方の主面14とが面状に密接するように二つ折りにする。その後、図1に示すように、仮想線CL1に対応した折曲げ部(辺10Aとなる)と直交する方向に沿った二辺のうち、いずれか一方の辺(図1の場合は辺10B)に沿って、その辺に近傍する位置で熱圧着する。即ち、図1及び図4に示すHPの部分はこの熱圧着された接続部HPとなり、袋体が形成される。尚、辺10Bと接続部HPとの間には余分領域46が形成されるが、その面積は小さく、薄くて高い可撓性を有するため、おにぎりの調理や保管に支障を及ぼすものではない。
ここで、開口部10C,10Dを広げて一方の主面12と他方の主面14とを離間させた際、収容部20は標準的な大きさのおにぎりを収容可能な空間とされる。本実施形態の収容部20には130gの米飯を挿入できる。セブンイレブンの塩握りが約116g、ローソンの塩握りが約106g、ファミリーマートの塩握りが約109gであるため、収容部20の130gは、具材の量を加味した適当な通常量である。
このような収容部20の主面の正対視は、開口部10C,10Dと反対側の底部をなす二辺10A,10Bどうしの角度が略直角の角部36を有する三角形状となっている。従って、開口部10C,10Dから米飯を入れて、収容部20にその米飯を溜め、次いで、薄い袋体の上から手でおにぎりを握る際、この三角形状の収容部20がガイドとなって、綺麗な三角形状のおにぎりを形成することができる。
そして、収容部20よりも開口部10C,10D側には、折り曲げられて収容部20の内側空間を封止するための蓋部22を有する(図11参照)。販売時の蓋部22は、開口部10C,10Dと正対視における対角線(余分領域46を除く略正方形の対角線)CL2を三辺とする三角形状である。なお、収容部20を蓋封止する際の折り曲げ部は、図1の対角線CL2でも構わないが、対角線CL2よりも収容部20の底部側とするのが好ましい。
ここで、収容部20の正対視は、底部をなす二辺10A,10B、及び対角線CL2と並行な底部側の線LNを三辺とする三角形状であり、収容部20と蓋部22との間には余剰部24が形成されている。余剰部24は、基本的に、蓋部22で収容部20の内側空間を封止した際に米飯が収容されない部分であり、三角形状の収容部20が蓋部22側に延伸するようにして形成される。従って、おにぎりを三角形に整えて調理していく際、米飯が収容部20からあふれても、開口部10C,10Dから直ぐに出てしまう事態を防止できる。また、この余剰部24は収容部20の三角形状が蓋部22側に延伸して形成されているため、通常より大きなおにぎりを作ることも可能である。なお、図1では、収容部20と余剰部24との境界(即ち、線LNの部分)に該境界であることを示す目印を付けていないが、目印を付けるのがより好ましい。
図7〜図11は、図1の包装袋10の使用方法を示す図である。
先ず、おにぎりを作る際は、図7に示すように、包装袋10の収容部20に米を炊き上げた米飯RSを入れる。米飯RSを入れる作業は、図7(A)に示すように、包装袋10を片手HDで持って、もう一方の手で開口部10C,10Dを広げ、その後、開口部10C,10Dから米飯RSを入れて、収容部20に貯める。或いは、図7(B)に示すように、一膳分のお椀や小型のボール(以下、「食器」という)BLを利用しても構わない。即ち、食器BLの内側底部に、閉じられた二辺10A,10B(図1参照)が着くように包装袋10をセッティングする。この際、食器BLが子供や大人の女性の通常の一膳分の米飯を入れられるお椀であれば、収容部20を食器BLの内側空間に入れられると共に、余剰部24と蓋部22を食器BLの縁から外に出せるようになっている。また、大人の男性等の若干大き目のお椀であれば、収容部20と余剰部24を食器BLの内側空間に入れることができる。そして、米飯RSを食器BLの中の収容部20に入れる。これにより、包装袋10が滑り易くても、楽に包装袋10を保持して米飯を入れることができる。
次いで、図8に示すように、具材(図の場合は梅干し)UBを米飯の中に押し入れ、その後、余剰部24のうち、閉じた二辺10A,10Bに隣接する2箇所の隣接部24A,24B(図7も参照)を、米飯RSを隠すように互いに接近させる方向に曲げる。なお、この作業は、握る際に米飯を収容部20に押し込める上で好ましいが、必ずしも必要ではない。
次いで、図9に示すように、一方の主面12と他方の主面14の開口部10C,10Dどうしを概ね揃えて、蓋部22が収容部20の外面20Aに付くように折り曲げる。
次いで、図10に示すように、包装袋10に米飯を入れたまま、包装袋10の上からおにぎりを握って調理する。
そして、図11に示すように、折り曲げられた蓋部22の外面22Aと収容部20の外面20Aとに跨がるようにシールSHを貼付して固定する。シールSHは包装袋10を購入した際に付いている付属品であり、おにぎりの種類をマジックやボールペン等の筆記用具で記載可能な記載部25を有する。従って、使用者がシールSHにおにぎりの種類を記載しておけば、食事をする際におにぎりの種類を容易に確認することがでる。
〔第1変形例〕
次に、上記実施形態の第1変形例に係る包装袋30ついて、図12〜図18を用いて説明する。なお、本変形例の包装袋30の左側面図は図15の右側面図と同一である。
これらの図の包装袋30が図1〜図11の包装袋10と異なるのは、一方の主面12側の蓋部22に比べて他方の主面14側の蓋部28が小さい点である。即ち、一方の主面12の開口部10C,10Dは既に説明した通り、正対視が略正方形の互いに隣り合う二辺が開口部10C,10Dになっているが、他方の主面14の開口部26は閉じている辺10A,10Bを略半径とした円の1/4円弧状である。
このため、他方の主面14側の蓋部28を内側、一方の主面12側の蓋部22を外側にして蓋部22,28を折り曲げれば、収容部20の内側空間を有効に封止すると共に、蓋部22,28をスッキリ整えることができる。従って、他の物に蓋部22,28が引っ掛かってシールが剥がれ、蓋部22,28の封止状態が解除される事態を防止することができる。
〔第2変形例〕
次に、上記実施形態の第2変形例に係る包装袋40ついて図19〜図25を用いて説明する。なお、本変形例の包装袋40の左側面図は図22の右側面図と同一である。
これらの図の包装袋40は図12〜図18の包装袋30と比べて、一方の主面12側の蓋部22の形状が異なっているのみである。即ち、一方の主面12の開口部10Cと開口部10Dの境目付近(即ち、角部付近)が湾曲部33となっている。このような形態であっても、第1変形例と同様の効果を発揮することができる。
〔第3変形例〕
次に、上記実施形態の第3変形例に係る包装袋50ついて、図26を用いて説明する。
この図の包装袋50が図1〜図11の包装袋10と比べて異なる点は、蓋部22の周縁部周辺(開口部10C,10D付近)にエンボス35が形成されている点である。
エンボス35は蓋部22に形成された小さな凹凸の集合体であり、一方の主面12と他方の主面14とが静電気などで密着していても、エンボス35を手掛かりとして離間させ易くなり、開口部10C,10Dを広げ易くなる。
本変形例のエンボス35は、他方の主面14側の蓋部22にのみ形成され、一方の主面12側の蓋部22には形成されていない。これにより、収容部20の内側空間を蓋封止する際、エンボス35を隠すように蓋部22をR方向に折り曲げることができる。従って、シールを貼付した際(図11参照)、シールがエンボス35にかかることはなく、シールの剥がれを防止できる。
〔第4変形例〕
次に、上記実施形態の第4変形例に係る包装袋60ついて図27〜図34を用いて説明する。なお、本変形例の包装袋60の左側面図は図30の右側面図と対称である。
これらの図の包装袋60は、上記第2変形例に係る包装袋40に、上記第3変形例に係る包装袋50のエンボス35を付加した構成となっており、従って、上記第2変形例のように、シールが剥がれて蓋部22,28の封止状態が解除される事態を防止でき、また、上記第3変形例のように開口部を広げ易くなる。
また、本第4変形例のエンボス35は、他方の主面14側の蓋部28の周縁部周辺にのみ形成され、一方の主面12側の蓋部22には形成されていない。これにより、蓋部22より小さな蓋部28を内側にして蓋部22,28を折り曲げれば、エンボス35は隠れることになる。換言すれば、小さな蓋部28を内側にして蓋部22,28を折り曲げるように誘導されるので、使用者は意識しなくても、蓋封止した際にエンボス35を隠すことができる。従って、上述のようにエンボス35にシールがかかることがなく、シールの剥がれを防止できる。
〔第5変形例〕
次に、上記実施形態の第5変形例に係る包装袋70ついて、図35〜図36を用いて説明する。
これらの図の包装袋70は図1〜図11の包装袋10と比べて、スリット(切れ目)41が形成されている点のみが異なっている。即ち、他方の主面14には複数本のスリット42,43が形成されている。図の場合、他方の主面14には、二本の互いに隣接するスリット42,43が互いに平行に形成されている。スリット41の長さLは親指TMの先が挿入可能なサイズである。これにより、親指TMの先を二本のスリット42,43の間に差し入れて、親指TMと他方の主面14とを係止して、包装袋70の表面が滑らかであっても確実に把持することができる。図では、二本のスリット42,43に指先を潜らせているが、いずれか一方のスリット42又は43のみに指先を潜らせてもよい。
このスリット41は、対角線CL2と三角形の収容部20の開口部10C,10D側の一辺をなす仮想線LNとの間にある余剰部24、及び/又は、余剰部24と蓋部22との境界付近に形成されている。従って、スリット41に親指TMを差し入れても、収容部20に収容された米飯や調理後のおにぎりに、親指TMが触れる事態を有効に防止でき、衛生的におにぎりを食べることができる。図の複数本のスリット42,43は、仮想線LNから対角線CL2に向かう方向に並んで配置されている。
また、本実施形態のスリット41は、一方及び他方の主面12,14のいずれか一方(図では他方の主面14にのみ形成されている。このため、収容部20の内側空間を蓋部22で封止する際、図36の二点鎖線に示すように、蓋部22を他方の主面14側(スリット41側)に折り曲げれば、スリット41は蓋部22で隠れ、そして、一方の主面12にはスリットは存在しないため、おにぎりを衛生的に保管することができる。
図のスリット42,43の互いの長さLは略同じであるが、本発明はこれに限られず、互いの長さを異ならせてもよい。これにより、いずれか一方のスリット42又は43に指先を潜らせる場合、異なる大きさの指先に対応したスリットを構成することができる。なお、本発明のスリットは1本、或いは3本以上であっても構わない。この際、3本であると、米飯の量や手指の大きさに応じて、指先を潜らせるスリットの選択の幅を広げることができるし、埃の侵入を可及的に防止することができる。
〔第6変形例〕
次に、上記実施形態の第6変形例に係る包装袋80ついて、図37を用いて説明する。
この図の包装袋80は、上記第5変形例に係る包装袋70の蓋部22の周縁部周辺にエンボス35を形成したものである。従って、エンボス35を手掛かりとして開口部10C,10Dを広げ易くなる。
なお、エンボス35とスリット41は、一方及び他方の主面12,14のうち、いずれか一方(図の場合は同じ他方の主面14)にのみ形成されている。従って、上述のように蓋部22をスリット41側に折り曲げてスリット41を隠し、おにぎりを衛生的に保管でき、また、エンボス35のない蓋部22の外面(一方の主面12の外面)と収容部20の外面とに跨るように、図11のようにシールを貼付して、シールの剥がれを防止できる。
以上に述べた実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、上記の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、各実施形態の各構成はこれらを適宜組み合わせ、省略し、図示しない他の構成と組み合わせることができる。
例えば、図1の一方の主面12の開口部10C,10Dと他方の主面14の開口部10C,10Dとは、正対視した際に僅かに位置がずれるようにして、開口部10C,10Dを広げ易くしてもよい。
10,30,40,50,60,70,80・・・おにぎり包装袋、10C,10D・・・開口部、20・・・収容部、22・・・蓋部、24・・・余剰部、35・・・エンボス、SH・・・シール、41,42,43・・・スリット

Claims (4)

  1. 全体が可撓性のあるフィルムからなる袋体であって、
    米飯を挿入するための開口部と、
    前記挿入した前記米飯を収容するための収容部と、
    を有し、
    前記収容部は、その主面の正対視が、前記開口部と反対側に略直角の角部を有する略三角形状であり、
    前記収容部よりも前記開口部側には、折り曲げられて前記収容部の内側空間を封止するための蓋部を有し、
    前記収容部と前記蓋部との間には、前記略三角形状が前記蓋部側に延伸するようにして、前記蓋部で前記収容部を封止した際に前記米飯が収容されない余剰部が形成されている
    ことを特徴とするおにぎり包装袋。
  2. 前記折り曲げられた前記蓋部の外面と前記収容部の外面とに跨がるようにして貼付されるシールが付属品として設けられており、
    前記シールはおにぎりの種類を記載可能な記載部を有する
    ことを特徴とする請求書1に記載のおにぎり包装袋。
  3. 前記蓋部の周縁部周辺には、エンボスが形成されていることを特徴とする請求書1又は2に記載のおにぎり包装袋。
  4. 前記収容部は表面が滑らかであって、
    前記余剰部、及び/又は、前記余剰部と前記蓋部との境界付近には、二本の互いに隣接するスリットが略平行に形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のおにぎり包装袋。

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