JP2019164507A - Information management device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、情報管理装置に関する。 The present invention relates to an information management apparatus.
特許文献1および2には、患者間で医療情報を共有する技術が開示されている(特許文献1の段落〔0106〕〜〔0108〕等、特許文献2の段落〔0276〕〜〔0279〕等)。
患者が各種医療機関を利用して得た自己の医療情報は、たとえ個人を特定できないように氏名、住所等の個人情報を無くしたとしても、第三者に利用されることを望まない患者が存在する。 Patients who do not want to be used by third parties even if the personal information such as name and address is lost so that the patient's own medical information obtained by using various medical institutions cannot be identified. Exists.
その一方で、自己の医療情報を他の患者の治療に役立てるなど、第三者の利用に供することを望む献身的な患者が存在する。このような献身的な患者は、自己の医療情報を他の患者が参照できる場に提供することにより(例えば、データベースに記録する等)、患者間で複数の医療情報を共有し、相互利用を図っている。 On the other hand, there are devoted patients who want to use them for third parties, such as using their own medical information to treat other patients. Such dedicated patients can share their medical information among patients by providing them with a place where other patients can refer to their medical information (for example, recording it in a database). I am trying.
しかし、献身的な患者には、提供する自己の医療情報の件数が多い患者と(例えば100件以上)、少ない患者と(例えば1件)、が存在する。このため、自己の医療情報を提供し合う患者間の公平を失するという問題がある。 However, dedicated patients include patients with a large number of medical information to be provided (for example, 100 or more) and patients with a small number (for example, 1). For this reason, there is a problem of losing equity among patients who provide their own medical information.
本発明は、医療情報の共有利用に関し、患者間の公平を失することを抑制する情報管理装置を提供することを目的とする。 It is an object of the present invention to provide an information management apparatus that suppresses loss of impartiality between patients with respect to shared use of medical information.
請求項1に記載の情報管理装置は、医療情報を記録できる記録部と、該記録部に自己の医療情報を記録した複数の患者の内、該記録部に記録した自己の医療情報の数が予め定められた数以上である特定患者に対し、該記録部に記録された全ての患者の医療情報を提供する制御部と、を備えたものである。
The information management apparatus according to
請求項2に記載の情報管理装置は、医療情報を記録できる記録部と、該記録部に自己の医療情報を記録した複数の患者の内、該記録部に記録した自己の医療情報の数が予め定められた数以上である特定患者に対し、該記録部に記録した該自己の医療情報の数に応じて、該記録部に記録された医療情報の範囲を変えて提供する制御部と、を備えたものである。
The information management apparatus according to
請求項3に記載の情報管理装置は、請求項1または2に記載の情報管理装置において、該制御部は、該患者が自己の医療情報を該記録部に記録する際、該自己の医療情報における該患者の個人情報を隠す処理を行うものである。
The information management device according to
請求項3に記載の情報管理装置は、請求項1から3のいずれか1つに記載の情報管理装置において、該制御部は、各種医療機関に対し該記録部に記録された医療情報を提供し、該各種医療機関が作成した医療機関情報を該記録部に記録すると共に、該特定患者に対し該記録部に記録された該医療機関情報を提供するものである。
The information management device according to
請求項1に記載の情報管理装置によれば、特定患者以外にも医療情報提供する場合と比較して、医療情報の共有利用に関し、患者間の公平を失することを抑制できる。 According to the information management device of the first aspect, it is possible to suppress loss of impartiality between patients with respect to shared use of medical information, as compared to the case of providing medical information other than a specific patient.
請求項2に記載の情報管理装置によれば、特定患者が、予め定められた件数に対して、より多くの自己の医療情報を記録部に記録することを促すことができる。 According to the information management device of the second aspect, the specific patient can be prompted to record more medical information of the specific patient in the recording unit with respect to the predetermined number of cases.
請求項3に記載の情報管理装置によれば、患者の個人情報を隠す処理をしなかった場合と比較して、患者の個人情報が流出することを抑制できる。
According to the information management apparatus of
請求項4に記載の情報管理装置によれば、特定患者は、各種医療機関が作成した医療機関情報の提供を受けることできる。 According to the information management apparatus of the fourth aspect, the specific patient can receive provision of medical institution information created by various medical institutions.
以下、本発明を実施するための形態について、複数の実施形態を例示して説明する。 Hereinafter, a plurality of embodiments will be described as examples for implementing the present invention.
<第1実施形態>
まず、第1実施形態の情報管理装置1について説明する。
<First Embodiment>
First, the
〔全体構成〕
図1に示すように、情報管理装置1は、記録部の一例としての記憶装置3と、他の記録部の一例としての記憶装置4と、登録部の一例としての記憶装置5と、他の登録部の一例としての記憶装置6と、記憶装置3〜6のそれぞれと通信ケーブルを介して接続された制御部9と、を備えている。
〔overall structure〕
As shown in FIG. 1, the
記憶装置3〜6は、具体的には、情報を電子的に記録するメモリ、ハードディスク等の装置である。また、制御部9は、通信網7(WAN:Wide Area Network)に接続されており、通信網7を介して複数の通信端末8に接続されている。
Specifically, the
ここで、通信端末8とは、患者、各種医療機関などが保有するパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレットなどの機器であって、通信網7を介して情報管理装置1の制御部9との間で情報(電子情報)の送受信ができる機器のことである。
Here, the
なお、図1に示すように、情報管理装置1、通信網7および通信端末8により、情報管理システム2が構成される。
As shown in FIG. 1, the
〔制御部〕
情報管理装置1の制御部9は、記憶装置3〜6のそれぞれの情報の流れを制御する装置である。具体的には、制御部9は、図3に示すように、コンピュータ18を含んで構成されている。
(Control part)
The
コンピュータ18は、CPU(Central Processing Unit)18A、ROM(Read Only Memory)18B、RAM(Random Access Memory)18C、不揮発性メモリ18D、入出力インタフェース(I/O)18Eなどがバス18Fを介して接続されている。
The
CPU18Aは、制御部9の全体の動作を司るものである。ROM18Bは、制御部9の動作を制御する制御プログラム、記憶装置3〜6を動作させるための各種パラメータ(条件)等を予め記憶する記憶手段として機能するものである。
The
RAM18Cは、各種プログラムの実行時のワークエリア、情報の一時的な記憶等として用いられるものである。不揮発性メモリ18Dは、制御部9の電源スイッチが切られても保持しなければならない各種情報を記憶するものである。
The
I/O18Eには、制御部9に関する操作を行うための操作ボタン等(キーボードやマウス等)を含んで構成された操作部20と、制御部9に関する表示を行う液晶ディスプレイ等で構成された表示部22と、通信網7と、記憶装置3〜6等と、が接続されている。I/O18Eと記憶装置3〜6とは、前記したように通信ケーブルを介して接続されている。
The I /
以下、患者による通信端末8の操作と共に、制御部9の機能、並びに記憶装置3〜6の構成および機能について説明する。
Hereinafter, along with the operation of the
〔記憶装置6(他の登録部)〕
他の登録部の一例としての記憶装置6は、情報管理装置1を使用(利用)する患者の個人情報等を記録(記憶、登録)する装置である。
[Storage device 6 (other registration unit)]
The
情報管理装置1を使用する患者は、自己の通信端末8により、通信網7を介して情報管理装置1の制御部9に接続(アクセス)する。そうすると、制御部9は、患者の通信端末8のタッチパネル等の画面に、図5に示す初期画面300を表示させる。つまり、患者の通信端末8には、「初めての方」と表示されたアイコン301、「ログイン」と表示されたアイコン302等が表示される。
A patient who uses the
情報管理装置1に初めて接続した患者(以下、「初患者」と称す。)は、通信端末8に初期画面300が表示された状態においてアイコン301を押す。そうすると、初患者の通信端末8は、アイコン301を押した(選択した)情報を、通信網7を介して制御部9に送信する。当該情報を受信した制御部9は、初患者の通信端末8に、図6に示す登録画面310を表示させる。
A patient connected to the
ここで、「押す」とは、スマートフォン等のタッチパネルをタッチペンまたは指でタップすること、パーソナルコンピュータに接続されたマウスでクリックすること等を含む概念であり、患者自らの意思により選択することを意味する。 Here, “press” is a concept including tapping a touch panel such as a smartphone with a touch pen or a finger, clicking with a mouse connected to a personal computer, etc., and means selecting according to the patient's own intention To do.
なお、初患者の通信端末8に初期画面300が表示された状態において、初患者がアイコン302を押すと、制御部9は、初患者の通信端末8に、図7に示すログイン画面320を表示させる。この場合、初患者は、情報管理装置1から提供されたID(identification)およびパスワードを保有していないため、ログイン画面320の送信アイコン324を押して先に進む(図8に示すメニュー画面330を表示させる)ことができない。
When the initial patient presses the
このため、初患者は、ログイン画面320が表示された場合、戻るアイコン323を押して図5に示す初期画面300を表示させた後、アイコン301を押して登録画面310を表示せなければならない。
Therefore, when the
初患者は、図6に示す登録画面310が通信端末8に表示された状態において、「氏名」「郵便番号」「住所」「電話番号」および「メール」等の表示の横にそれぞれ表示された複数のテキストボックス311に対し、氏名、住所等の個人情報を入力する。なお、個人情報とは、生存する個人に関する情報であって、氏名、生年月日、住所、電話番号等の記述により特定の個人を識別できる情報をいう。また、テキストボックスは、文字を入力する枠のことであり、タッチパネル、キーボード等を用いて任意の文字を枠内に入力、削除等できる。
The first patient is displayed next to the display such as “name”, “zip code”, “address”, “phone number”, and “mail” in the state where the
初患者は、複数のテキストボックス311の全てに個人情報を入力した後、送信アイコン313を押す。そうすると、制御部9は、テキストボックス311に入力された全ての個人情報を記憶装置6に記録する。そして、制御部9は、記憶装置6に記録されたメールアドレス(登録画面310の「メール」横のテキストボックス311に入力されたメールアドレス)にIDおよびパスワードを送信する。さらに、制御部9は、初患者の通信端末8に、図7に示すログイン画面320を表示させる。
The first patient inputs personal information in all of the plurality of
初患者は、ログイン画面320において、制御部9から送信(提供、付与)された自己のIDおよびパスワードをテキストボックス321および322に入力した後、送信アイコン324を押すと、情報管理装置1にログインできる。
When the first patient inputs his / her ID and password transmitted (provided or granted) from the
このようにして、初患者は、情報管理装置1の使用が可能になる。つまり、情報管理装置1は、何人も使用できる装置ではなく、前記した操作(手順)により記憶装置6に個人情報を記録し、かつ、情報管理装置1の制御部9からIDおよびパスワードが提供された患者(以下、「使用患者」と称す。)のみが使用できる装置である。
In this way, the first patient can use the
なお、制御部9が使用患者に付与したIDおよびパスワードは、使用患者毎に異なっており、前記した個人情報と共に制御部9が記憶装置6に記録する。このため、使用患者は、自己のIDおよびパスワードを忘れた場合であっても、情報管理装置1の管理者に問い合わせる等の手段により、自己のIDおよびパスワードを再度入手することが可能である。
Note that the ID and password assigned to the patient in use by the
また、記憶装置6に記録された使用患者それぞれの個人情報、IDおよびパスワードは、使用患者本人(当該IDおよび当該パスワードを制御部9から提供された使用患者)および情報管理装置1の管理者のみが参照、変更等できる。換言すると、使用患者それぞれの個人情報、IDおよびパスワードは、記憶装置6に記録されていない第三者が参照、変更等できないのは当然のこと、使用患者であっても他の使用患者(当該IDおよび当該パスワードを制御部9から提供されていない使用患者)は参照、変更等できない。
In addition, personal information, ID, and password of each used patient recorded in the
次に、記憶装置6に記録された個人情報等の参照、変更について、説明する。
使用患者は、自己の通信端末8に図7に示すログイン画面320が表示された状態において、テキストボックス321に自己のIDを入力し、テキストボックス322に自己のパスワードを入力して、送信アイコン324を押す。そうすると、制御部9は、使用患者の通信端末8に、図8に示すメニュー画面330を表示させる。
Next, referring to and changing personal information recorded in the
In the state where the
その後、使用患者がアイコン333を押すと、制御部9は、記憶装置6に接続し、記憶装置6に記録された当該使用患者の個人情報等を読み込む。そして、制御部9は、当該使用患者の通信端末8に、図9に示す変更/参照画面340を表示させる。
Thereafter, when the patient in use presses the
つまり、図9に示すように、制御部9は、図6に示す登録画面310のそれぞれのテキストボックス311の中に、記憶装置6に接続して読み込んだ使用患者の個人情報を入力して通信端末8に表示させる。また、制御部9は、図6に示す登録画面310に、記憶装置6に接続して読み込んだ使用患者のIDおよびパスワードを追加したものを通信端末8に表示させる。
That is, as shown in FIG. 9, the
図9に示す変更/参照画面340が使用患者の通信端末8に表示された状態において、使用患者は、複数のテキストボックス311に入力された個人情報と、テキストボックス314に入力されたパスワードを変更できる。使用患者は、テキストボックス311の個人情報、および/またはテキストボックス314のパスワードを変更した後、送信アイコン313を押す。そうすると、制御部9は、記憶装置6に記録された当該使用患者の個人情報等に対し、テキストボックス311および314の情報(個人情報およびパスワード)を更新(上書き、オーバーライト)して記憶装置6に記録する。
In the state where the change /
なお、図9に示す変更/参照画面340が通信端末8に表示された状態において、使用患者が個人情報および/またはパスワードを変更しない場合は、使用患者が戻るアイコン312を押すことにより、図8に示すメニュー画面330を再表示させることができる。この場合は、制御部9は、変更/参照画面340のテキストボックス311の個人情報およびテキストボックス314のパスワードを記憶装置6に記録しない。
In the state where the change /
また、使用患者の通信端末8にメニュー画面330が表示された状態において(図8参照)、使用患者がアイコン334を押すと、ログアウトする。つまり、使用患者は、再度図7に示すログイン画面320からログインしないと、情報管理装置1を使用できない。
Further, when the
〔記憶装置4(他の記録部)〕
他の記録部としての記憶装置4は、使用患者がカルテ、治療記録、処方箋、投薬記録、レントゲン写真、人間ドッグでの検査結果、セカンドオピニオンなどの各種医療機関から得た医療情報を、使用患者毎に記録(記憶)する装置である。
[Storage device 4 (other recording unit)]
The
記憶装置4に記録された医療情報は、記憶装置4に自己の医療情報を記録した使用患者本人のみが使用できる。ここで、使用とは、記憶装置4への医療情報の記録(記憶、書き込み、アップロード、削除等)および参照(画面表示、読み込み、ダウンロード等)のことをいう。
The medical information recorded in the
記憶装置4は、具体的には、図2に示すように、複数の領域(記憶領域、メモリ領域)に分割されている。1つの領域は、1人の使用患者のみが割り当てられ、当該1人の使用患者のみが使用できる。
Specifically, the
つまり、使用患者aが領域11(領域A)、使用患者bが領域12(領域B)、使用患者cが領域13(領域C)を使用している場合、使用患者aは領域11のみを使用でき、他の領域は使用できない。同様に、使用患者bは領域12のみを使用できるが、他の領域は使用できず、使用患者cは領域13のみを使用できるが、他の領域は使用できない。
That is, when the patient a is using the region 11 (region A), the patient b is using the region 12 (region B), and the patient c is using the region 13 (region C), the patient a is using only the
次に、使用患者aが自己の医療情報を記憶装置4に記録する場合の操作について説明する。使用患者bおよびc等の他の使用患者も同様の操作で自己の医療情報を記憶装置4に記録できる。
Next, an operation when the patient a records his / her medical information in the
使用患者aは、通信端末8を用いて制御部9に接続してログインすると、使用患者aの通信端末8には、図8に示すメニュー画面330が表示される。その後、使用患者aがアイコン331を押すと、制御部9は、使用患者aの通信端末8に、図10に示す記録/参照画面350を表示させる。
When the patient a is connected to the
記録/参照画面350には、使用患者aが記憶装置4の領域11に新たに記録する自己の医療情報を入力(指定)するためのテキストボックス351、使用患者aが記憶装置4の領域11に記録済みの自己の医療情報を選択できるリストボックス352等が表示される。ここで、リストボックスとは、表示された複数の項目の中から1つの項目を選択するための枠のことである。
In the recording /
なお、図10に示す記録/参照画面350においては、使用患者aの3つの医療情報が表示されている。このことは、使用患者aが当該記録/参照画面350を表示させた際に、既に、使用患者aが記憶装置4に当該3つの医療情報を記録していたことを示している。
In the recording /
記録/参照画面350が使用患者aの通信端末8に表示された状態において、使用患者aが新たに自己の医療情報を記憶装置4の領域11に記録する場合は、テキストボックス351に、当該新たな自己の医療情報を入力する。
In a state where the recording /
テキストボックス351に入力する医療情報は、具体的には、ファイル名になる。例えば、使用患者aは、ファイル名が「20160722−カルテ−△△病院.PDF」である新たな自己の医療情報を記憶装置4の領域11に記録する場合、図10に示すテキストボックス351に、当該ファイル名を入力した後(図11参照)、送信アイコン354を押す。
Specifically, the medical information input to the
そうすると、使用患者aの通信端末8は、当該通信端末8のメモリ等に記録(記憶)されているファイル名が「20160722−カルテ−△△病院.PDF」である医療情報を、通信網7を介して制御部9に送信する。制御部9は、使用患者aの通信端末8から送信された当該医療情報を受信すると、記憶装置4に記録する。
Then, the
そして、制御部9は、図12に示すように、使用患者aの通信端末8に表示された記録/参照画面350を更新する。つまり、制御部9は、領域11に記録された全ての医療情報をリストボックス352に表示すると共に、テキストボックス351内のファイル名を消去する。なお、使用患者aは、継続して新たな自己の医療情報を記憶装置4の領域11に記録する場合は、前記した操作(図10〜図12を用いて説明した操作)を繰り返す。
And the
次に、使用患者aが記憶装置4に記録された自己の医療情報を参照する場合の操作について説明する。
図12に示す記録/参照画面350が使用患者aの通信端末8に表示された状態において、使用患者aは、ファイル名が「20160606−投薬記録.DOCX」である医療情報を参照したい場合、リストボックス352に表示された当該ファイル名を押す(選択する)。
Next, an operation when the patient a refers to his / her medical information recorded in the
When the record /
そうすると、図13に示すように、制御部9は、使用患者aが選択した医療情報が分かるように、リストボックス352内の当該ファイル名を白黒反転させて表示させる。その後、使用患者aが送信アイコン354を押すと、使用患者aの通信端末8において、選択されたファイル名が「20160606−投薬記録.DOCX」である医療情報が開き、使用患者aはその内容を参照することができる。なお、通信端末でファイルを開く技術は、周知慣用技術であるため、図示および詳細な説明は省略する。
Then, as shown in FIG. 13, the
ここで、医療情報のファイル名は任意に設定できるが、日付、概要、拡張子などの情報を表示するように統一するのが望ましい。例えば、前記したファイル名「20160606−投薬記録.DOCX」は、「20160606」が日付(2016年6月6日)であり、「投薬記録」がファイル内の情報の概要(短文表現)であり、「DOCX」が拡張子である。拡張子とは、ファイルの種類を特定するために、ファイル名につけられる文字列のことである。 Here, the file name of the medical information can be arbitrarily set, but it is desirable to unify the information such as date, summary, and extension. For example, in the above-mentioned file name “201660606 medication record.DOCX”, “201660606” is the date (June 6, 2016), “medicine record” is an outline of the information in the file (short expression), “DOCX” is an extension. An extension is a character string attached to a file name in order to specify the file type.
なお、記憶装置4への医療情報の記録は、使用患者の医療情報を作成した医療機関が当該使用患者の同意等を得た上で行うこともできる。この場合は、当該使用患者の意思表示(同意、指示)により記憶装置4に当該使用患者の医療情報が記録されるため、当該使用患者本人による記録と見なすことができる。
The medical information can be recorded in the
また、同様に、記憶装置4からの医療情報の参照は、使用患者が治療等を受けている医療機関が当該使用患者の同意等を得た上で行うこともできる。この場合は、当該使用患者の意思表示(同意、指示)により記憶装置4から当該使用患者の医療情報が参照されるため、当該使用患者本人による参照と見なすことができる。
Similarly, the medical information from the
前記した医療機関に対する使用患者の意思表示(医療機関が患者の同意などを得る手段)は、具体的には、医療機関の通信端末8において使用患者自らが自己のIDおよびパスワードを入力する、使用患者が所有するスマートフォン、携帯電話などの通信端末8を用いて、医療機関の通信端末8に対し、同意データを送信する等の手段により行う。
The use patient's intention display to the medical institution described above (means that the medical institution obtains the consent of the patient, etc.), specifically, the use patient himself / herself inputs his / her ID and password in the
〔記憶装置3(記録部)〕
記録部の一例としての記憶装置3は、記憶装置4に記録された医療情報を複写して記録(記憶)する装置である。後述するが、制御部9は、記憶装置3に記録された全ての使用患者の医療情報を、全ての特定患者に提供する。このため、記憶装置3は、特定患者に提供するための医療情報を記録するための装置であるといえる。
[Storage device 3 (recording unit)]
The
前記したように、使用患者aが記憶装置4の領域11を使用し、使用患者bが記憶装置4の領域12を使用し、使用患者cが記憶装置4の領域13を使用している場合を想定して、記憶装置3の機能を具体的に説明する。
As described above, the use patient a uses the
この場合、使用患者aは、自らの意思表示により、記憶装置4の領域11に記録されている自己の医療情報のみを記憶装置3に複写して記録できる。また、同様に、使用患者bは、自らの意思表示により、記憶装置4の自己の医療情報のみを記憶装置3に複写して記録できる。同様に、使用患者cは、記憶装置4の自己の医療情報のみを記憶装置3に複写して記録できる。つまり、記憶装置4に記憶されている使用患者の医療情報は、使用患者本人の意思のみに基づいて記憶装置3に複写して記録できる。
In this case, the use patient a can copy and record only his / her medical information recorded in the
言うまでも無いが、前記の場合、使用患者aは、記憶装置4の領域12の使用患者bの医療情報および領域13の使用患者cの医療情報を記憶装置3に複写して記録できない。同様に、使用患者bは記憶装置4の他の使用患者(使用患者a、c等)の医療情報を記憶装置3に複写して記録できず、使用患者cは記憶装置4の他の使用患者(使用患者a、b等)の医療情報を記憶装置3に複写して記録できない。
Needless to say, in this case, the patient a cannot copy and record the medical information of the patient b used in the
記憶装置4に記録された自己の医療情報の記憶装置3への記録は、使用患者の意思表示に基づいて制御部9が行う。
次に、使用患者aが自己の意思表示により記憶装置4に記録された自己の医療情報を記憶装置3に複写して記録する場合の操作について説明する。使用患者bおよびc等の他の使用患者も同様の操作で自己の医療情報を記憶装置3に記録できる。
The
Next, an operation when the patient a uses his / her medical information recorded in the
図8に示すメニュー画面330が使用患者aの通信端末8に表示された状態において、使用患者aがアイコン332を押すと、制御部9は、使用患者aの通信端末8に、図14に示す提供/参照画面360を表示させる。
In a state where the
提供/参照画面360には、使用患者aが記憶装置4の領域11に記録した自己の医療情報(図14においては4件)を参照または選択(指定)するためのリストボックス361と、使用患者aが記憶装置3に複写して記録済みの自己の医療情報(図14おいては無し)を参照または選択できるリストボックス363と、使用患者aが記憶装置3に複写して記録済みの自己の医療情報の数を表示する表示ボックス364(図14においては0件)等が表示される。
The provision /
ここで、表示ボックスとは、情報を表示する枠のことである。使用患者は、表示ボックス内に表示された情報を参照のみすることができ、当該情報の変更および削除ができない。 Here, the display box is a frame for displaying information. The patient in use can only refer to the information displayed in the display box, and cannot change or delete the information.
図14の提供/参照画面360は、使用患者aが記憶装置4に記録した4件の自己の医療情報の全てを記憶装置3に複写して記録していない場合に、使用患者aの通信端末8に表示される画面を示している。このことは、リストボックス363に医療情報のファイル名の表示が無いことと、表示ボックス364の数字が0(ゼロ)であることから使用患者aが把握(確認)できる。
The provision /
この場合において、使用患者aがリストボックス361に表示されたファイル名が「20160523−処方箋−●●●医院.PDF」である自己の医療情報を、記憶装置3に複写して記録する場合の操作について説明する。
In this case, an operation for copying and recording the medical information of the patient whose use a is displayed in the list box 361 to the
まず、使用患者aは、リストボックス361の当該ファイル名を押す(選択する)。そうすると、図15に示すように、制御部9は、リストボックス361内の当該ファイル名を白黒反転させて表示させる。このため、使用患者aは、当該ファイル名を押した(選択した)ことを把握できる。
First, the patient a presses (selects) the file name in the list box 361. Then, as shown in FIG. 15, the
その後、使用患者aが提供/参照画面360における送信アイコン368を押す。そうすると、使用患者aの通信端末8は、使用患者aが記憶装置4の自己の領域11に記録されたファイル名が「20160523−処方箋−●●●医院.PDF」である医療情報を記憶装置3に複写して記録する指示を出したという内容の指示情報を、通信網7を介して制御部9に送信する。
Thereafter, the use patient a presses the
制御部9は、当該指示情報を受信した後、記憶装置4の領域11から当該医療情報を読み込み、RAM18Cに記録する(図3参照)。そして、制御部9は、ROM18Bに記録されているテキスト変換プログラム(ソフトウエア)を用いて、RAM18Cに記録した当該医療情報のテキスト変換処理を行う。ここで、テキスト変換処理とは、スキャナ等で読み込んだ画像情報等を文字情報(文字データ)だけで構成された情報に変える処理のことである。
After receiving the instruction information, the
制御部9は、当該テキスト変換処理後の医療情報(以下、「テキスト化医療情報」と称す。)を、当該医療情報(ファイル名が「20160523−処方箋−●●●医院.PDF」である医療情報)に紐付けたテキスト化医療情報付き医療情報をRAM18Cに記録する。
The
ここで、紐付けは、公知の手段により行う。例えば、ファイル名が「20160523−処方箋−●●●医院.PDF」である医療情報をテキスト変換処理した後、ファイル名が「20160523−処方箋−●●●医院.TXT」であるテキスト化医療情報を制御部9が新たに作成し、これら2つのファイルを常に一体として取り扱っても良い。
Here, the tying is performed by a known means. For example, the text information of the medical information with the file name “20160523-Prescription- ●●● Clinic.PDF” is converted into text, and then the textual medical information with the file name “20146053-Prescription- ●●● Clinic.TXT” is converted. The
この場合、使用患者および特定患者は、ファイル名が「20160523−処方箋−●●●医院.PDF」である医療情報の1つのファイル名しか参照できず、ファイル名が「20160523−処方箋−●●●医院.TXT」であるテキスト化医療情報は、隠しファイルとして取り扱われる(使用患者および特定患者は、ファイル名を参照できない)。ここで、隠しファイルとは、パーソナルコンピュータ等でファイルを一覧表示した時、そのままでは表示されないファイルのことである。 In this case, the use patient and the specific patient can refer to only one file name of medical information whose file name is “20160523-Prescription- ●●● Clinic.PDF”, and the file name is “20160523-Prescription- ●●●. Text medical information “Clinic.TXT” is handled as a hidden file (the patient name and specific patient cannot refer to the file name). Here, the hidden file is a file that is not displayed as it is when a list of files is displayed on a personal computer or the like.
また、この場合、これら2つのファイルは常に一体として取り扱われるので、使用患者aが記憶装置3からファイル名が「20160523−処方箋−●●●医院.PDF」である医療情報を削除すると、ファイル名が「20160523−処方箋−●●●医院.TXT」であるテキスト化医療情報も自動的に削除される。
In this case, since these two files are always handled as one body, if the patient a deletes the medical information whose file name is “201660523-Prescription- ●●● Clinic.PDF” from the
なお、この場合、テキスト化医療情報付き医療情報は、ファイル名が「20160523−処方箋−●●●医院.PDF」である医療情報と、当該医療情報に紐付けされたファイル名が「20160523−処方箋−●●●医院.TXT」であるテキスト化医療情報の2つのファイルから構成される。 In this case, the medical information with textual medical information includes the medical information whose file name is “20160523-Prescription- ●●● Clinic.PDF”, and the file name linked to the medical information is “20160523-Prescription”. -● ● ● Clinic. TXT "is composed of two files of textual medical information.
また、紐付けは、上記以外の公知の手段を用いても良い。例えば、制御部9は、前記したテキスト化医療情報の内容を、ファイル名が「20160523−処方箋−●●●医院.PDF」に持たせて(付加させて)、1つのファイルとして取り扱っても良い。この場合、テキスト化医療情報付き医療情報は、ファイル名が「20160523−処方箋−●●●医院.PDF」である1つのファイルとなる。
Moreover, you may use a well-known means other than the above for a string. For example, the
制御部9は、RAM18Cに記録したテキスト化医療情報付き医療情報を、記憶装置3に記録した後、RAM18Cから当該医療情報に関係する情報を全て削除する。
The
制御部9が記憶装置4に記録された医療情報を記憶装置3に複写して記録するに当たり、当該医療情報を、テキスト化医療情報付き医療情報にする理由は、特定患者による医療情報の検索を容易にするためである。特定患者による医療情報の検索については後述する。
When the
なお、前記したように、制御部9がRAM18Cに一時的に記録した使用患者aの医療情報の加工(テキスト変換処理)を行う際、当該医療情報に記載された使用患者aの氏名等の個人情報を隠す処理を行うことが望ましい。ここで、個人情報を隠す処理とは、個人情報のマスク処理と、テキスト化医療情報中の当該個人情報の削除処理と、を併せて行うことである。マスク処理とは、スキャナ等で読み込んだ画像情報の特定部分(個人情報の記載)を消去する処理のことである。削除処理とは、文字情報から、該当する文字情報(個人情報に関する文字情報)を削除する処理のことである。
As described above, when the
制御部9は、記憶装置3に記録された全ての医療情報を特定患者に提供する。換言すると、特定患者は、記憶装置3に記録された全ての医療情報を参照できる。このため、記憶装置3に記録された医療情報に個人情報が含まれていると、特定患者は、当該個人情報も参照できることになる。つまり、記憶装置3に記録された医療情報から個人情報が流出する可能性がある。
The
このため、使用患者aの医療情報を記憶装置3に記録するに当たり、当該医療情報に記載された使用患者aの個人情報を隠す処理(マスク処理および削除処理)により参照等できなくすることにより、使用患者aの個人情報が記憶装置3から流出することを抑制できる。
For this reason, when recording the medical information of the used patient a in the
次に、医療情報のマスク処理および削除処理について説明する。
マスク処理は、制御部9のROM18Bに記録されているマスク処理プログラム(ソフトウエア)を用いて制御部9が行う。マスク処理は、公知の手段を用いて行われる。
Next, medical information mask processing and deletion processing will be described.
The mask processing is performed by the
例えば、予め、患者の医療情報が記載されるカルテ、処方箋などの定型フォームを医療機関毎に入手し、当該定型フォームにおいて患者の個人情報が記載される部分をマスク(黒塗り)したテンプレートを医療機関毎に準備する。そして、当該テンプレートを制御部9の不揮発性メモリ13Dに記録しておく。
For example, obtain a medical chart, prescription, or other fixed form in which the patient's medical information is written in advance for each medical institution, and then medically use a template (black) on the part where the patient's personal information is written in the fixed form Prepare for each institution. Then, the template is recorded in the nonvolatile memory 13D of the
制御部9は、使用患者aの医療情報をRAM18Cに記録すると、前記したように、まず、テキスト変換処理を行う。そうすると、制御部9は、使用患者aのテキスト化医療情報を作成するため、当該テキスト化医療情報から医療機関名(上記の例では「●●●医院」)の文字情報(キーワード)を抽出できる。
When the medical information of the patient a is used in the
そして、制御部9は、抽出した当該医療機関名(「●●●医院」)のテンプレートを不揮発性メモリ13Dから読み込む。次いで、制御部9は、読み込んだ当該テンプレートと、医療情報(ファイル名が「20160523−処方箋−●●●医院.PDF」である医療情報)と、を用いて、当該医療情報における使用患者の個人情報の部分をマスク(黒塗り)する。そして、制御部9は、当該マスク処理後の医療情報をRAM18Cに記録(上書き、オーバーライト)する。換言すると、RAM18Cに記録されているファイル名が「20160523−処方箋−●●●医院.PDF」である医療情報は、使用患者aの個人情報のみがマスクされた医療情報のみとなる。
Then, the
また、制御部9は、使用患者aのテキスト化医療情報から氏名、住所、メールアドレス等の使用患者aの個人情報を抽出し、当該個人情報を当該テキスト化医療情報から削除する削除処理を行う。
In addition, the
この削除処理は、他の方法を用いても良い。例えば、制御部9は、記憶装置6に記録された使用患者aの個人情報を読み込み、RAM18Cに記録する。その後、制御部9は、ROM18Bに記録されている情報比較プログラム(ソフトウエア)を用いて、RAM18Cに記録した当該使用患者aの個人情報と、RAM18Cに記録した使用患者aのテキスト化医療情報と、を比較する。当該比較により一致した情報が使用患者aの個人情報であるため、制御部9は、使用患者aのテキスト化医療情報から当該一致情報を削除する削除処理を行う。
Other methods may be used for this deletion process. For example, the
制御部9は、前記した削除処理を行った後、当該削除処理後のテキスト化医療情報を、RAM18Cに記録(上書き、オーバーライト)する。換言すると、RAM18Cに記録されているテキスト化医療情報は、使用患者aの個人情報のみが削除されたテキスト化医療情報のみとなる。
After performing the above-described deletion process, the
そして、制御部9は、RAM18Cに記録された使用患者aのマスク処理後の医療情報と、削除処理後のテキスト化医療情報と、を紐付け(関連付け)し、当該紐付けした両情報を記憶装置3に記録する。その後、制御部9は、RAM18Cに記録された両情報を削除する。
Then, the
以上、記載したように、制御部9は、RAM18Cに一時的に記録した使用患者の医療情報について、テキスト変換処理を行った後、マスク処理および削除処理を行い、これら3つの処理をした医療情報(マスク処理後の医療情報と、削除処理後のテキスト化医療情報を紐付けした医療情報)を記憶装置3に記録するのが望ましい。なお、前記では、個人情報を隠す処理として、マスク処理および削除処理を行ったものを示したが、マスク処理のみ行っても良い。
As described above, the
制御部9は、記憶装置4に記録された使用患者aの医療情報を、記憶装置3に複写して記録すると、使用患者aの通信端末8に表示されていた図15に示す提供/参照画面360を、図16に示す提供/参照画面360に更新する。
When the
つまり、図16に示すように、制御部9は、リストボックス361の中に表示された当該医療情報のファイル名の白黒反転を解除すると共に、当該医療情報のファイル名の先頭のチェックボックス362の色を白黒反転させる。
That is, as illustrated in FIG. 16, the
さらに、制御部9は、記憶装置3に複写して記録済みの使用患者aの医療情報をリストボックス363に表示すると共に、記憶装置3に複写して記録済みの医療情報の件数を表示ボックス364に表示させる。これらにより、使用患者aは、記憶装置4に記録された自己の複数の医療情報の内、記憶装置3に複写して記録済みの自己の医療情報のファイル名と合計件数を把握できる。
Further, the
前記した使用患者aの意思表示は、リストボックス361の中から複写して記録する自己の医療情報のファイル名を押す行為(ファイル名の選択)およびその後の送信アイコン368を押す行為のことである。
The intention display of the use patient a described above is an act of pushing the file name of the self-medical information to be copied and recorded from the list box 361 (selecting the file name) and the action of pushing the
使用患者aは、継続して記憶装置4の領域11に記録された自己の医療情報を、記憶装置3に記録する場合、前記した操作(図14〜図16を用いて説明した操作)を繰り返す。図17は、使用患者aが記憶装置4の領域11に記録された全て(4件)の医療情報を記憶装置3に記録した場合に使用患者aの通信端末8に表示される提供/参照画面360を示したものである。
When the patient a continuously records his / her medical information recorded in the
なお、使用患者aは、リストボックス361の中から医療情報のファイル名を押した後(図15参照)、参照アイコン366を押すことにより、当該ファイルを開いてその内容を自己の通信端末8に表示させることができる。つまり、使用患者aは、必要に応じて、送信アイコン368を押す前に(記憶装置3に複写して記録する前に)、リストボックス361において押した医療情報の内容を確認できる。
The patient a uses the medical information file name from the list box 361 (see FIG. 15), and then presses the
また、使用患者aは、記憶装置3に複写して記録した自己の医療情報を削除することができる。医療情報の削除について、図17〜19を用いて説明する。
The patient a can delete his / her medical information copied and recorded in the
図17に示す提供/参照画面360は、前記した通り、使用患者aが記憶装置4の領域11に記録した全て(4件)の自己の医療情報を記憶装置3に複写して記録した場合において、使用患者aの通信端末8に表示される画面である。
The provision /
この場合において、使用患者aは、リストボックス363内の1件の医療情報(ファイル名が「20160722−カルテ−△△病院.PDF」である医療情報)を押すと、制御部9は、リストボックス363内の当該医療情報のファイル名を白黒反転させる(図18参照)。
In this case, when the use patient a presses one piece of medical information in the list box 363 (medical information whose file name is “201660722-Δ-hospital.PDF”), the
その後、使用患者aが削除アイコン365を押すと、制御部9は、記憶装置3に複写して記録された使用患者aの4件の医療情報の中から当該1件の医療情報を削除すると共に、使用患者aの通信端末8の画面を更新する(図19参照)。
Thereafter, when the use patient a presses the
つまり、使用患者aの医療情報に関し、記憶装置3には、削除された当該1件の医療情報以外の3件の医療情報が記録される。このため、図19に示すように、使用患者aの通信端末8における提供/参照画面360のリストボックス363には、記憶装置3に記録された3件のファイル名が表示され、リストボックス361内の当該3件のチェックボックスのみがチェックされた表示となり、表示ボックス364には記憶装置3に複写して記録されている医療情報の件数として「3」が表示される。
That is, regarding the medical information of the patient a, three items of medical information other than the deleted one piece of medical information are recorded in the
なお、使用患者aは、図18に示す提供/参照画面360において、リストボックス363の複数の医療情報の中から任意の医療情報を押して(選択して)医療情報のファイル名を白黒反転させた後、参照アイコン366を押すと、その内容を確認できる。つまり、使用患者aは、削除アイコン365を押す(削除を実行する)前に、記憶装置3に複写して記録した複数の医療情報の中から削除することを目的として選択した医療情報の内容を確認することができる。
In addition, the use patient a presses (selects) any medical information from a plurality of pieces of medical information in the
また、図20は、使用患者bが記憶装置4の領域12に記録した自己の医療情報(100件)の中から40件を記憶装置3に複写して記録した場合に、使用患者bの通信端末8に表示される提供/参照画面360を示している。
FIG. 20 shows the communication of the patient b used when 40 cases are copied and recorded in the
リストボックス361および363は、枠の大きさが限られているため、すべての医療情報の表示ができない。このため、リストボックス361および363に表示できない多くの医療情報がある場合は、図20に示すように、リストボックス361および363の右端にスクロールバー370が表示される。
Since the
ここで、スクロールバーとは、枠部分に表示される棒状の表示であり、つまみを上下に動かすと表示がスクロールするものである。つまみとは、図20のスクロールバー370における黒色矩形の表示のことである。使用患者bは、このつまみを押しつつ上下に動かすことにより、記憶装置3または4に記録された所望の自己の医療情報を短時間で見つけることができる。
Here, the scroll bar is a bar-like display displayed in the frame portion, and the display scrolls when the knob is moved up and down. The knob is a black rectangular display on the
また、記憶装置4の医療情報の記憶装置3への記録は、使用患者の医療情報を過去に作成した医療機関が、当該医療機関の通信端末8を用いて、当該使用患者の同意等を得た上で行うことができる。この場合は、当該使用患者の意思表示(同意、指示)により、記憶装置4に記録された医療情報が記憶装置3に複写して記録されるため、当該使用患者本人による記録と見なすことができる。
In addition, the medical information stored in the
また、記憶装置4の医療情報の記憶装置3への記録は、使用患者の医療情報を新たに作成した医療機関が、当該医療機関の通信端末8を用いて、当該使用患者の同意等を得た上で、記憶装置4への記録と共にすることもできる。この場合は、使用患者の意思表示(同意、指示)により、当該医療機関が記憶装置4への新たな医療情報の記録と、記憶装置4に記録された当該新たな医療情報の記憶装置3への記録と、を行なうため、当該使用患者本人による記録および複写して記録と見なすことができる。
In addition, the medical information stored in the
前記した医療機関に対する使用患者の意思表示(医療機関が使用患者の同意等を得る手段)は、具体的には、医療機関の通信端末8において使用患者自らがIDとパスワードを入力する、使用患者が所有するスマートフォンまたは携帯電話などの通信端末8を用いて医療機関の通信端末8に同意データを送信する等の手段により行う。
The patient's intention display to the medical institution (means for the medical institution to obtain the consent of the patient to be used), specifically, the patient who uses the
〔記憶装置5(登録部)〕
制御部9は、記憶装置3に記録された全ての使用患者の医療情報を、全ての特定患者に提供する。登録部の一例としての記憶装置5は、この特定患者の情報を記録する装置である。
[Storage device 5 (registration unit)]
The
ここで、特定患者とは、記憶装置3に自己の医療情報を記録した使用患者の内、記憶装置3に記録した当該自己の医療情報の数(件数)が予め定められた数(件数)以上であるという登録条件を充足する使用患者のことである。
Here, the specific patient is equal to or greater than a predetermined number (number of cases) of the number of medical information recorded in the
記憶装置6に個人情報等が記録された使用患者の内、記憶装置3に自己の医療情報を記録した使用患者は、当該自己の医療情報を特定患者(他の患者)に提供する(自己の医療情報を特定患者の利用に供する)献身的な使用患者である。この献身的な使用患者の中でも、記憶装置3に記録した自己の医療情報の数が予め定められた数以上である使用患者が特定患者であるため、特定患者は、他の患者への献身度がより高い献身的な使用患者であると言える。
Among the used patients whose personal information is recorded in the
制御部9が予め定められた件数以上の自己の医療情報を記憶装置3に複写して記録した使用患者のみを特定患者として記憶装置5に記録する理由は、特定患者間の公平を失することを抑制するためである。
The reason why the
例えば、記憶装置4に100件の自己の医療情報を記録している使用患者dおよびeがいたとする。そして、使用患者dは当該100件の自己の医療情報の内の1件のみを記憶装置3に複写して記録し、使用患者eは当該100件の自己の医療情報の全てを記憶装置3に複写して記録したとする。
For example, it is assumed that there are in-use patients d and e that record 100 pieces of medical information on the
この場合、使用患者dおよびeの両者を特定患者として記憶装置5に記録した場合、特定患者dおよびeは、他の特定患者に提供する自己の医療情報の数が大きく相違する(他の特定患者への献身度が大きく相違する)にも拘わらず、記憶装置3に記録された全ての医療情報を参照できるという同一の利益を得る。これは、自己の医療情報を提供し合う特定患者間の公平を失することになる。
In this case, when both the use patients d and e are recorded in the
換言すると、使用患者dは、自己の医療情報を1件しか提供していないにも拘わらず、自己の医療情報を100件提供した使用患者eと同じ利益を得ることになるため、不公平であると言える。また、医療情報は、自己の病気に似た病気を治療する特定の患者(例えば、特定患者e)の複数の当該医療情報を、時間の経過と共に見ることにより、自己の病気の治療の参考にできる場合が多いと考えられる。このため、使用患者dのような提供する自己の医療情報が極端に少ない使用患者ばかりが特定患者になると、記憶装置3に記録された医療情報を参照する価値(意味)が減じることになる。
In other words, the use patient d has the same benefit as the use patient e who provided 100 pieces of his / her medical information even though he / she provided only one piece of his / her own medical information. It can be said that there is. In addition, medical information can be used as a reference for treatment of a person's illness by viewing a plurality of pieces of medical information of a specific patient (for example, a specific patient e) treating a disease similar to his / her own disease over time. There are many cases where this is possible. For this reason, when only the use patient with extremely few own medical information to provide such as the use patient d becomes a specific patient, the value (meaning) of referring to the medical information recorded in the
そこで、制御部9は、記憶装置3に複写して記録する自己の医療情報が予め定められた件数(例えば、30件)以上であるという登録条件を充足する使用患者のみを特定患者として記憶装置5に記録する。登録条件である予め定められた件数は、制御部9のROM18Bまたは不揮発性メモリ18Dに記録される(図3参照)。
Therefore, the
前記した登録条件の充足/不充足により変わる使用患者の利益(効果)は、記憶装置5に自己の情報が記録されて特定患者になるか否かであり、これは、記憶装置3に複写して記録された全ての医療情報を参照できるか否かである。
The benefit (effect) of the patient to be used that changes depending on whether the registration condition is satisfied or not is whether or not the information is recorded in the
このため、純粋に、自己の医療情報を他の患者の治療等の参考のために役立てることのみを考え、他の患者の医療情報の提供を求めない使用患者(以下、「純献身的患者」と称す。)は、件数に拘わらず(件数を気にすることなく)、記憶装置4に記録された自己の医療情報を、記憶装置3に複写して記録することができる。
For this reason, patients who use purely their own medical information for reference purposes such as treatment of other patients and do not require the provision of other patient's medical information (hereinafter referred to as “dedicated patients”) Can be copied and recorded in the
この場合、複写して記録した自己の医療情報が予め定められた件数を超えると、制御部9は、自動的に純献身的患者を特定患者として記憶装置5に記録する。しかし、純献身的患者は、記憶装置3の医療情報の提供(参照)を求めていないため、記憶装置3内の医療情報を参照しないという行為により、前記した利益を自らの意思で放棄できる。当然、純献身的患者は、記憶装置3の医療情報を参照しても構わない(この場合、純献身的患者ではなくなる)。
In this case, when the self-medical information copied and recorded exceeds a predetermined number, the
なお、制御部9は、特定患者が前記した登録条件を事後的に満たさなくなった場合、当該特定患者の情報を記憶装置5から削除する(記憶装置5の登録を抹消する)。具体的には、特定患者として記憶装置5に記録された使用患者が、その後、記憶装置3に記録された自己の医療情報を削除した場合であって、記憶装置3に記録された自己の医療情報の数が予め定められた件数(例えば、30件)よりも少ない件数(例えば、29件)になった場合である。
In addition, the
この場合、特定患者ではなくなった使用患者の当該29件の医療情報は、記憶装置3に記録されているため、全ての特定患者が参照できる。しかし、当該29件の医療情報の持ち主である当該使用患者は、記憶装置3に記録された当該29件の自己の医療情報のみ参照できるが、記憶装置3に記録されたその他の医療情報の参照はできない。換言すると、制御部9は、当該使用患者の通信端末8の提供/参照画面360に参照2アイコン369を表示させない。つまり、制御部9は、当該使用患者に対し、これまで提供していた記憶装置3に記録されているすべての医療情報の提供をしない(停止する)。
In this case, since the 29 pieces of medical information of the used patients that are no longer specific patients are recorded in the
なお、当該使用患者は、特定患者ではなくなったことに気が付き、その後、記憶装置4に記録された1件の自己の医療情報を記憶装置3に複写して記録し、記憶装置3に記録した自己の医療情報の数が30件になった場合、再度特定患者になることは言うまでも無い。
Note that the patient in use notices that he is no longer a specific patient, and then copies his own medical information recorded in the
前記した登録条件の説明では、予め定められた件数を30件に設定したが、これに限定するものではない。予め定められた件数は、制御部9の操作部20および表示部22を用いて情報管理装置1の管理者が任意に設定してROM18Bまたは不揮発性メモリ18Dに記憶でき、特定患者間の公平を失することがない範囲の数字であれば、20件であっても50件であっても100件であっても良い。
In the description of the registration conditions described above, the predetermined number of cases is set to 30. However, the present invention is not limited to this. The number of cases determined in advance can be arbitrarily set by the administrator of the
次に、記憶装置5の機能について、具体的に説明する。すなわち、使用患者aが記憶装置4の領域11を利用し、使用患者bが記憶装置4の領域12を使用し、使用患者cが記憶装置4の領域13を使用しているとする。
Next, the function of the
そして、使用患者aは、自己の医療情報を特定患者に提供することを希望し、記憶装置4の領域11内の自己の医療情報(4件)の中から1件の医療情報を記憶装置3に複写して記録しているとする(図16参照)。また、使用患者bは、自己の医療情報を特定患者に提供することを希望し、記憶装置4の領域12内の自己の医療情報(100件)の中から40件の医療情報を記憶装置3に複写して記録しているとする(図20参照)。また、使用患者cは自己の医療情報を特定患者に提供することを希望していないとする。
Then, the use patient a desires to provide his / her own medical information to a specific patient, and stores one piece of medical information from the own medical information (four cases) in the
この場合、使用患者cは、記憶装置5に記録されない。つまり、使用患者cは、自己の通信端末8を用いて、記憶装置4の領域13内の自己の医療情報のみにアクセスすることにより情報管理装置1を使用できる。言うまでも無いが、使用患者cは、記憶装置5に記録された特定患者ではないため、記憶装置3に記録された医療情報を参照できない。
In this case, the use patient c is not recorded in the
また、使用患者aは、記憶装置3に自己の医療情報を複写して記録しているが、記憶装置3に複写して記録した件数が予め定められた件数(例えば、30件)よりも少ない1件である。このため、制御部9は、使用患者cと同様、使用患者aを記憶装置5に記録しない。言うまでも無いが、使用患者aは、記憶装置5に記録された特定患者ではないため、記憶装置3に記録された医療情報の中で、自己の医療情報の1件のみを参照でき、他の使用患者の医療情報を参照できない(図16参照)。
In addition, the patient a is copying and recording his / her medical information in the
また、使用患者bは、記憶装置3に自己の医療情報を複写して記録し、かつ、記憶装置3に複写して記録した件数が予め定められた件数(例えば、30件)以上である40件である。このため、制御部9は、使用患者bの情報を記憶装置5に記録する。つまり、使用患者bは、特定患者であるため、記憶装置3に記録された全ての使用患者の全ての医療記録を参照できる。
In addition, the patient b uses and records his / her medical information in the
なお、記憶装置5に記録する特定患者の情報は、氏名、電話番号、患者番号など、使用患者を特定できる情報であれば、情報の種類は問わない。例えば、記憶装置5に記録する特定患者の情報は、記憶装置6に記録された使用患者の個人情報を複写して記録しても良い。
The information on the specific patient recorded in the
この場合、使用患者aおよびcは特定患者ではないため、その個人情報は、記憶装置6に記録されるが、記憶装置5に記録されない。使用患者bは特定患者であるため、その個人情報は、記憶装置6に記録され、かつ、記憶装置5に複写して記録される。
In this case, since the use patients a and c are not specific patients, their personal information is recorded in the
制御部9は、特定患者に対して、記憶装置3に記録された全ての医療情報を提供する。換言すると、特定患者は、制御部9により、記憶装置3に記録された全ての医療情報の参照(画面表示、読み込み、ダウンロード等)が可能になる。なお、特定患者は、記憶装置3に記録された個々の医療情報に対してコメントの追記など、新たな情報の追加はできない。
The
制御部9による特定患者への医療情報の提供は、特定患者の通信端末8を用いて行われる。制御部9による特定患者への医療情報の提供について、特定患者である使用患者b(以下、「特定患者b」と称す。)の通信端末8に表示される画面の一例を用いて具体的に説明する。
Provision of medical information to the specific patient by the
特定患者bは、情報管理装置1にログインし、自己の通信端末8表示させたメニュー画面330において(図8参照)、アイコン332を押す。そうすると、制御部9は、記憶装置5に接続し、特定患者bの情報が記憶装置5に記録されているか否かを確認する。そして、制御部9は、記憶装置5に特定患者bの情報を確認すると、図20に示すように、特定患者bの通信端末8の提供/参照画面360に、参照2アイコン369を表示させる。
The specific patient b logs in to the
なお、図16および図19に示すように、制御部9は、特定患者に該当しない使用患者の提供/参照画面360に、参照2アイコン369を表示させない。このため、特定患者に該当しない使用患者は、参照2アイコン369を押して、その先(後述する図21〜25の提供/参照2画面の表示)に進むことができない。
As illustrated in FIGS. 16 and 19, the
換言すると、図16および図19に示すように、特定患者に該当しない使用患者は、記憶装置3に記録された医療情報に関し、提供/参照画面360のリストボックス363に表示された自己の医療情報のみ参照および削除ができるが、他の医療情報の参照はできない。
In other words, as shown in FIG. 16 and FIG. 19, the used patient who does not correspond to the specific patient has his / her medical information displayed in the
特定患者bは、記憶装置3に記録された医療情報を参照する場合、自己の通信端末8の提供/参照画面360に表示された参照2アイコン369を押す(図20参照)。そうすると、制御部9は、特定患者bの通信端末8に、図21に示す提供/参照2画面380を表示させる。
When referring to the medical information recorded in the
特定患者bは、提供/参照2画面380を用いることにより、記憶装置3に記録された複数の医療情報の中から、所望の医療情報を検索(サーチ)して、自己の通信端末8に表示させることができる。
The specific patient b searches for desired medical information from among a plurality of medical information recorded in the
図21に示すように、提供/参照2画面380には、検索範囲を選択するためのチェックボックス381と、検索式を入力するためのテキストボックス382と、ヒット件数を表示するための表示ボックス383と、検索式によりヒットした医療情報を表示するためのリストボックス384と、参照可能件数を表示するための表示ボックス385等が表示される。
As shown in FIG. 21, the provision /
検索範囲は、特定患者がテキストボックス382に入力した検索式を用いて検索する医療情報の範囲を指定するものである。検索範囲は、チェックボックス381のチェックの有無により指定され、特定患者は、検索前に少なくとも1つのチェックボックス381にチェックを入れる。
The search range specifies a range of medical information to be searched using a search formula input by the specific patient in the
また、参照可能件数の表示ボックス385には、特定患者が指定した検索範囲に基づいて、特定患者が参照できる医療情報の最大件数が表示される。図21においては、検索範囲のチェックボックス381として、医療情報と、医療機関情報の2つがあり、その両方にチェックが入れられている。このため、検索範囲は、医療情報および医療機関情報であり、その合計件数である1457625件が表示ボックス385に表示される。
The maximum number of medical information that can be referred to by a specific patient is displayed in the
換言すると、特定患者bは、1457625件の医療情報および医療機関情報の全てを参照することができる。なお、医療機関情報は、各種医療機関(後述する登録医療機関)が作成し、記憶装置3に記録した医療情報のことであり、その詳細は後述する。
In other words, the specific patient b can refer to all 1475725 pieces of medical information and medical institution information. The medical institution information is medical information created by various medical institutions (registered medical institutions described later) and recorded in the
また、図22においては、医療情報のチェックボックス381にチェックが入れられており、医療機関情報のチェックボックス381のチェックが外されている。このため、検索範囲は、医療情報のみとなるため、その件数である1003750件が表示ボックス385に表示される。換言すると、特定患者bは、1003750件の医療情報の全てを参照することができる。
In FIG. 22, the medical
図示は省略するが、特定患者bが医療情報のチェックボックス381のチェックを外し、医療機関情報のチェックボックス381のチェックを入れた場合、検索範囲は、医療機関情報のみとなるため、その件数である453875(=1457625−1003750)が表示ボックス385に表示される。換言すると、この場合、特定患者bは、453875件の医療機関情報の全てを参照することができる。
Although illustration is omitted, when the specific patient b unchecks the
このように、特定患者は、検索範囲の指定(チェックボックスの選択)により、検索式を用いて所望の医療情報および/または医療機関情報をヒットさせる医療情報の範囲を指定することができる。なお、表示ボックス385に表示される件数は、特定患者がチェックボックス381にチェックを入れた時点の件数であり、この件数は、時々刻々と変化する。
As described above, the specific patient can designate a range of medical information that causes the desired medical information and / or medical institution information to be hit using a retrieval formula by designating a search range (selecting a check box). The number of cases displayed in the
テキストボックス382には、特定患者が所望の医療情報および/または医療機関情報を得るための検索式を入力する。図22に示す提供/参照2画面において、特定患者がテキストボックス382に「KW=(胃がん+胃ガン+胃癌)」の検索式を入力した後、送信アイコン388を押すと、制御部9は、記憶装置3に記録された医療情報の中から、当該検索式を充足する医療情報を検索する(図23参照)。
In the
ここで、「KW」とはキーワード(Key Word)のことであり、「+」は論理和のことである。つまり、「KW=(胃がん+胃ガン+胃癌)」という検索式は、記憶装置3に記録された医療情報の中から、「胃がん」、「胃ガン」および「胃癌」の少なくとも1つのキーワードが記載されている医療情報を検索する(ヒットさせる)ことを制御部9に命じることを意味している。
Here, “KW” is a keyword (Key Word), and “+” is a logical sum. That is, the search expression “KW = (stomach cancer + stomach cancer + stomach cancer)” has at least one keyword of “stomach cancer”, “stomach cancer”, and “stomach cancer” out of the medical information recorded in the
制御部9は、検索した結果である医療情報のヒット件数である22534件を、表示ボックス383に表示させる。また、制御部9は、ヒットした医療情報および医療機関情報のファイル名を、リストボックス384に表示させる。なお、制御部9は、リストボックス384にスクロールバー389を表示し、特定患者bによる所望の医療情報等の参照を容易にする(図23参照)。
The
特定患者bは、リストボックス384の中から参照したい医療情報を見つけたときは、当該医療情報を押す。そうすると、制御部9は、当該医療情報のファイル名を白黒反転させる(図24参照)。その後、特定患者bが参照アイコン386を押すと、制御部9は、当該医療情報のファイルを開いて、特定患者bの通信端末8に表示させる(図示省略)。
When the specific patient b finds medical information to be referred to from the
例えば、図24においては、特定患者bは「20000115−レントゲン−●●●医院(00036)PDF」という医療情報を選択しているので、特定患者bが参照アイコン386を押すと、特定患者bの通信端末8には、胃癌の使用患者(患者番号00036)のレントゲン写真が表示される。
For example, in FIG. 24, since the specific patient b has selected medical information “20030011-X-ray ●●●● clinic (00036) PDF”, when the specific patient b presses the
なお、図23および24等に示すように、リストボックス384に表示される医療情報のファイル名には、患者番号を示す5桁の数字が追加される。ここで、患者番号とは、記憶装置3に自己の医療情報を記録した全ての使用患者に付与される通し番号であり、1人の使用患者に1つの患者番号が付与される。患者番号は、記憶装置3に記録された医療情報を使用する特定患者が当該医療情報を使用し易くするために、制御部9が付与する。
As shown in FIGS. 23 and 24 and the like, a 5-digit number indicating a patient number is added to the medical information file name displayed in the
図23および24等に示すように、特定患者bは、リストボックス384に表示される22534件の全ての医療情報を参照できる。言うまでも無いが、特定患者bは、テキストボックス382の検索式を変更した後、送信アイコン388を押すと、前記した22534件以外の医療情報も参照できる。
As shown in FIGS. 23 and 24, the specific patient b can refer to all 22534 medical information displayed in the
例えば、特定患者bは、患者番号が00036である特定患者が自己の病気に似ているため、当該特定患者の医療情報に着目したいと考えたとする。この場合、特定患者bは、テキストボックス382の検索式を変更して、22534件の中から患者番号が00036である特定患者の医療情報のみをヒットさせることができる。
For example, it is assumed that the specific patient b wants to pay attention to the medical information of the specific patient because the specific patient with the patient number 00003 resembles his own disease. In this case, the specific patient b can change only the medical information of the specific patient whose patient number is 00003 from 22534 by changing the search formula in the
すなわち、この場合は、特定患者bは、テキストボックス382の検索式を、「KW=(胃がん+胃ガン+胃癌)」*PA=00036」に変更した後、送信アイコン388を押す。そうすると、制御部9は、当該検索式に基づく検索を実行し、特定患者bの通信端末8の提供/参照2画面380における表示ボックスに検索結果であるヒット件数(134件)と、リストボックス384にその医療情報のファイル名を表示させる(図25参照)。
That is, in this case, the specific patient b changes the search expression in the
ここで、「PA」はPatientの意味であり、「PA=00036」は患者番号00036を指定する意味である。また、「*」は論理積の意味である。このため、検索式「KW=(胃がん+胃ガン+胃癌)」*PA=00036」は、22534件の中から患者番号が00036である特定患者の医療情報(134件)のみを抽出することができる(図25参照)。 Here, “PA” means “Patient”, and “PA = 00036” means that the patient number 00003 is designated. “*” Means a logical product. For this reason, the search expression “KW = (stomach cancer + stomach cancer + stomach cancer)” * PA = 000036 can extract only the medical information (134 cases) of the specific patient whose patient number is 00003 from 22534 cases. Yes (see FIG. 25).
こうすることにより、特定患者bは、記憶装置3に記録された患者番号が00036である特定患者の医療情報を、時間経過と共に参照することができ、自己の治療の参考にすることができる。
By doing so, the specific patient b can refer to the medical information of the specific patient whose patient number is 00003 recorded in the
〔作用効果〕
第1実施形態の情報管理装置1は、原則的には、使用患者本人が各種医療機関から得た自己の医療情報を集中管理して使用できる。つまり、使用患者本人のみが自己の医療情報を情報管理装置1の記憶装置4に記録でき、かつ、使用患者本人のみが情報管理装置1の記憶装置4に記録した自己の医療情報を参照することができる(前記した使用患者c)。
[Function and effect]
In principle, the
換言すると、他の使用患者および各種医療機関を含む第三者への自己の医療情報の提供(開示)を望まない使用患者(自己の医療情報を秘匿したい使用患者)は、情報管理装置1の記憶装置4を用いてこのような原則的な使用のみを継続することができる。
In other words, use patients who do not want to provide (disclosure) their own medical information to other use patients and third parties including various medical institutions (use patients who want to conceal their own medical information) Only such principle use can be continued using the
その一方で、原則的な使用をする使用患者の中には、他の使用患者の治療等に役立てる目的で、自己の医療情報の提供を望む献身的な使用患者が存在する(前記した使用患者aおよびb)。第1実施形態の情報管理装置1は、このような献身的な使用患者に対し、自己の医療情報を記憶装置3に複写して記録(提供)することを可能とし、原則的な使用のみならず、献身的な使用も可能にする。
On the other hand, among the patients who use in principle, there are dedicated patients who want to provide their own medical information for the purpose of treating other patients. a and b). The
また、第1実施形態の情報管理装置1は、記憶装置4に記録した自己の医療情報の中から、予め定められた件数以上の自己の医療情報を記憶装置3に複写して記録した患者を特定患者として記憶装置5に記録(登録)し(前記した特定患者b)、特定患者に対して、記憶装置3に記録された全ての医療情報を提供するという利益を与える。つまり、特定患者は、記憶装置3に記録された他の使用患者の医療情報を自己の病気の治療方針の検討等で使用することができる。
In addition, the
別の見方をすれば、第1実施形態の情報管理装置1は、特定患者に対して前記した利益を与えるため、原則的な使用のみを行う使用患者に対して(前記した使用患者c)、特定患者になること(自己の医療情報を他の使用患者の利用に供すること)を促す効果があるとも言える。特定患者が増えれば、特定患者が自己の治療のための検討で使える医療情報が増えるため、特定患者の治療精度および治癒率の向上、並びに投薬量の減少になり、ひいては、医療費の低減に繋がると考えられる。
From another point of view, the
<第2実施形態>
第2実施形態の情報管理装置501について、以下に説明する。
なお、説明を分かりやすくするため、第1実施形態と同じ構成は、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
Second Embodiment
The information management apparatus 501 of the second embodiment will be described below.
In order to make the description easy to understand, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
第2実施形態の情報管理装置501と、第1実施形態の情報管理装置1の主な相違点は、図29に示すように、情報管理装置501に他の記録部としての記憶装置4が無いことである。情報管理装置501においては、情報管理装置1における記憶装置4に相当する構成として、通信端末8に設けられた記憶装置を用いる。換言すると、通信端末8に設けられた記憶装置は、第1実施形態の情報管理装置1における記憶装置4の1つの領域として機能する。
The main difference between the information management apparatus 501 of the second embodiment and the
なお、情報管理装置501の記憶装置3、5および6と、通信端末8に設けられた記憶装置と、の誤認混同を避けるため、通信端末8に設けられた記憶装置は、記憶部と表現する。通信端末8がスマートフォンまたはタブレット等の携帯端末の場合、記憶部は、当該携帯端末内部に設けられたメモリが該当する。また、通信端末8がパーソナルコンピュータの場合、記憶部は、当該パーソナルコンピュータの内部に設けられた内蔵ハードディスク若しくはメモリ、または外部に設けられた外付けハードディスク等が該当する。
In order to avoid misunderstanding between the
情報管理装置501の使用を希望する初患者は、自己の通信端末8により、通信網7を介して情報管理装置501の制御部9に接続する。そうすると、制御部9は、初患者の通信端末8のタッチパネル等の画面に、図5に示す初期画面300を表示させる。
The first patient who desires to use the information management apparatus 501 connects to the
情報管理装置501に初めて接続した初患者は、通信端末8に初期画面300が表示された状態においてアイコン301を押す。そうすると、初患者の通信端末8は、アイコン301を押した情報を、通信網7を介して制御部9に送信する。当該情報を受信した制御部9は、初患者の通信端末8に、図30に示す登録画面510を表示させる。登録画面510は、登録画面310と比較すると(図6参照)、登録画面310に対して、フォルダ514を入力するテキストボックス511が追加されている点のみ相違する。
The first patient connected to the information management apparatus 501 for the first time presses the
初患者は、図30に示す登録画面510が通信端末8に表示された状態において、氏名等の個人情報をテキストボックス311に入力し、自己の医療情報を記録する記録位置情報(自己の通信端末8の記憶部内のフォルダ名等)をテキストボックス511に入力する。
In the state where the registration screen 510 shown in FIG. 30 is displayed on the
そして、初患者は、テキストボックス311および511の全てに個人情報および記録位置情報を入力した後、登録画面510の送信アイコン313を押す。そうすると、制御部9は、テキストボックス311および511に入力された全ての情報を記憶装置6に記録する。そして、制御部9は、記憶装置6に記録されたメールアドレスを読み込み、当該メールアドレス宛にIDおよびパスワードを送信する。さらに、制御部9は、初患者の通信端末8に、図7に示すログイン画面320を表示させる。
The first patient inputs personal information and recording position information in all of the
初患者は、ログイン画面320において、制御部9から送信された自己のIDおよびパスワードをテキストボックス321および322に入力した後、送信アイコン324を押すと、情報管理装置501にログインできる。このようにして、初患者は、使用患者となり、情報管理装置501の使用が可能になる。
The first patient can log in to the information management apparatus 501 by pressing the
使用患者が情報管理装置501にログインすると、制御部9は、使用患者の通信端末8に、図31に示すメニュー画面530を表示させる。メニュー画面530は、情報管理装置1のメニュー画面330(図8参照)と比較すると、記録/参照アイコン331が無い点と、提供/参照アイコン532の機能のみ異なる。このため、提供/参照アイコン532の機能のみ説明し、他のアイコンの説明は省略する。
When the patient in use logs into the information management apparatus 501, the
図31に示すメニュー画面530が使用患者の通信端末8に表示された状態において、使用患者がアイコン532を押すと、制御部9は、使用患者の通信端末8に、図14に示す提供/参照画面360を表示させる。
In a state where the
提供/参照画面360には、使用患者が自己の通信端末8の記憶部に記録した自己の医療情報(図14においては4件)を参照または選択(指定)するためのリストボックス361と、使用患者が記憶装置3に複写して記録済みの自己の医療情報(図14おいては無し)を参照または選択できるリストボックス363と、使用患者が記憶装置3に複写して記録済みの自己の医療情報の数を表示する表示ボックス364(図14においては0件)等が表示される。
The provision /
つまり、情報管理装置1の提供/参照画面360においては、使用患者が使用する記憶装置6における自己の領域に記録された全ての自己の医療情報がリストボックス361に表示されていた。これに対し、情報管理装置501の提供/参照画面360は、自己の通信端末8の記憶部に記録された全ての自己の医療情報がリストボックス361に表示される。
That is, on the provision /
情報管理装置501の制御部9は、使用患者の通信端末8の記憶部に記録された全ての医療情報をリストボックス361に表示させる際、まず、記憶装置6に記録された当該使用患者の記録位置情報(図30において、テキストボックス511に入力されたフォルダ名等の情報)を読み込む。
When the
そして、制御部9は、当該記録位置情報に基づいて、当該使用患者の通信端末8の記憶部にアクセスし、当該記憶部の記録位置情報(記録位置情報がフォルダ名の場合、当該フォルダ名と同一名称のフォルダ)内の全ての医療情報のファイル名をリストボックス361に表示させる。その後の情報管理装置501の制御部9等の機能は、情報管理装置1と比較して、記憶装置3に複写して記録する医療情報の元になる使用患者の医療情報が、記憶装置4に記録されているか、通信端末8の記憶部に記録されているかの違いのみであり、他は情報管理装置1と同じであるため、詳細な説明を省略する。
Then, the
前記したように、情報管理装置501は、情報管理装置1における使用患者の医療情報を記録する記憶装置6を無くし、当該記憶装置6の機能をそれぞれの使用患者が所有する通信端末8の記憶部に持たせることにより、情報管理装置1と同じ効果を得ることができる。また、情報管理装置501は、当該効果のみならず、記憶装置4を要しないため、情報管理装置1よりもコストを安価にできるという効果も奏する。
As described above, the information management device 501 eliminates the
<第3実施形態>
第3実施形態の情報管理装置101について、以下に説明する。
なお、説明を分かりやすくするため、第1実施形態と同じ構成は、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
<Third Embodiment>
The information management apparatus 101 according to the third embodiment will be described below.
In order to make the description easy to understand, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
第3実施形態の情報管理装置101と、第1実施形態の情報管理装置1の主な相違点は、次の3つである。
すなわち、1つ目の相違点は、各種医療機関も登録部としての記憶装置5に記録(登録)できることである。
The main differences between the information management apparatus 101 of the third embodiment and the
That is, the first difference is that various medical institutions can also record (register) in the
2つ目の相違点は、記憶装置5に記録された各種医療機関(以下、「登録医療機関」と称す。)は、自らが作成した医療機関情報を、記憶装置3に記録できることである。
The second difference is that each medical institution (hereinafter referred to as “registered medical institution”) recorded in the
3つ目の相違点は、制御部9は、登録医療機関に対して記憶装置3に記録された全ての医療情報を提供すると共に、特定患者に対し、記憶装置3に記録された全ての医療機関情報を提供することである。
The third difference is that the
ここで、各種医療機関は、病院、薬局、製薬会社、医療技術の研究機関などの医療関係の業務を行う機関のみならず、フィットネスクラブ、針治療院、足つぼマッサージなどの健康を促進する機関も含まれる。 Here, various medical institutions are not only institutions that perform medical-related operations such as hospitals, pharmacies, pharmaceutical companies, and medical technology research institutions, but also institutions that promote health such as fitness clubs, acupuncture clinics, and foot massage. Is also included.
また、医療機関情報は、登録医療機関が作成した医療情報であって、患者等の医療情報、医科大学等の実験結果、病院等での臨床試験等の各種医療データに基づいて作成した報告書、論文、レポートなどの医療情報である。 Medical institution information is medical information created by a registered medical institution, and is a report created on the basis of various medical data such as medical information about patients, experiment results at medical universities, clinical trials at hospitals, etc. Medical information such as papers and reports.
各種医療機関は、情報管理装置101の記憶装置3に複写して記録された医療情報の参照を希望する場合、各種医療機関が所有する通信端末8により情報管理装置101に対して登録の申請をする。
When various medical institutions wish to refer to medical information copied and recorded in the
具体的には、各種医療機関(正確には、各種医療機関の担当者)は、各種医療機関が所有する通信端末8により通信網7を介して情報管理装置101の制御部9に接続する。そうすると、制御部9は、通信端末8に、図26に示す初期画面400を表示させる。
Specifically, various medical institutions (more precisely, persons in charge of various medical institutions) connect to the
各種医療機関は、通信端末8に初期画面400が表示された状態において、アイコン401を押す。そうすると、制御部9は、通信端末8に、図27に示す登録画面410を表示させる。
Various medical institutions press the icon 401 while the
その後、各種医療機関は、通信端末8に表示された登録画面410において、入力が必要な事項(名称、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス)を、それぞれのテキストボックス411に入力した後、送信アイコン413を押す。
After that, various medical institutions input necessary items (name, postal code, address, telephone number, mail address) on the
そうすると、通信端末8は、通信網7を介して当該入力情報を情報管理装置101の制御部9に送信する。情報管理装置101の制御部9は、通信端末8から送信された当該入力情報を記憶装置6に記録する。
Then, the
その後、情報管理装置101の管理者は、記憶装置6に記録された当該入力情報に基づいて、各種医療機関を審査する。情報管理装置101の管理者は、審査の結果、各種医療機関が予め定められた登録条件(例えば、組織規模、臨床試験数、学会での論文提出数等)を充足すると判断した場合、各種医療機関を情報管理装置101の記憶装置5に記録する。
Thereafter, the administrator of the information management apparatus 101 examines various medical institutions based on the input information recorded in the
具体的には、記憶装置6に記録された各種医療機関の入力情報を、記憶装置5に複写または移動させて記録する。そうすると、各種医療機関は、記憶装置5に記録された登録医療機関となる。その後、制御部9は、記憶装置5に記録された登録医療機関のメールアドレスを読み込み、当該メールアドレスにIDおよびパスワードを送信する。
Specifically, input information of various medical institutions recorded in the
なお、情報管理装置101の管理者は、前記審査において、各種医療機関が予め定められた登録条件を充足しないと判断した場合、記憶装置6に記録された各種医療機関のメールアドレス宛に登録しない旨の情報を送信する。その後、管理者は、当該各種医療機関の入力情報を記憶装置6から削除する。
If the administrator of the information management apparatus 101 determines that the various medical institutions do not satisfy the predetermined registration conditions in the examination, the administrator of the information management apparatus 101 does not register the mail addresses of the various medical institutions recorded in the
登録医療機関(正確には、登録医療機関の担当者)は、通信端末8を用いて情報管理装置101に接続し、図26に示す初期画面400を表示させる。その後、登録医療機関が初期画面400におけるアイコン402を押すと、制御部9は、通信端末8に、図28に示すログイン画面420を表示させる。
The registered medical institution (more precisely, the person in charge of the registered medical institution) connects to the information management apparatus 101 using the
登録医療機関は、このログイン画面420が通信端末8に表示されている状態において、テキストボックス421にIDを入力し、テキストボックス422にパスワードを入力した後、送信アイコン424を押すと、情報管理装置101にログインできる。つまり、登録医療機関は、情報管理装置101を使用できるようになる。
In a state where the
制御部9は、登録医療機関に対し、記憶装置3に記録された全ての医療情報を提供する。具体的には、制御部9は、ログイン後の登録医療機関の通信端末8に対し、図21〜25に示す提供/参照2画面380と同じ画面を表示させる。
The
これにより、登録医療機関は、記憶装置3に記録された全ての医療情報と、全ての医療機関情報と、を参照できる。そして、登録医療機関は、記憶装置3に記録された多くの医療情報および医療機関情報と、自ら保有する研究結果等の医療情報と、一般に公開されている医療情報等に基づいて、研究、分析等ができる。また、登録医療機関は、前記した研究、分析等の結果得られた知見、成果等の新しい医療情報を、医療機関情報として情報管理装置101の記憶装置3に記録できる。
Thereby, the registered medical institution can refer to all the medical information recorded in the
登録医療機関は、第1実施形態の情報管理装置1で説明した操作と同様の操作により、自ら作成した医療機関情報を記憶装置3に記録できる。つまり、登録医療機関は、まず、制御部9により自己に割り当てられた記憶装置4内の1つの領域に、自己の医療機関情報を記録する。そして、登録医療機関は、図14〜図16を用いて説明した操作と同じ操作により、登録医療機関の通信端末8を用いて記憶装置4に記録した自己の医療機関情報を記憶装置3に複写して記録できる。
The registered medical institution can record the medical institution information created by itself in the
第3実施形態の情報管理装置101によれば、特定患者は、登録医療機関が作成し、記憶装置3に記録した医療機関情報を参照できる。換言すると、第3実施形態の情報管理装置101によれば、自らの病気の治療の参考にするため、多くの医療機関情報を欲する使用患者は、自らの意思で特定患者の登録条件(予め定められた件数以上の自己の医療情報を記憶装置3に記録する)を充足する目的で、多くの自己の医療情報を提供しようとする。このため、使用患者に対し、特定患者になることを促すことができる。
According to the information management apparatus 101 of the third embodiment, the specific patient can refer to the medical institution information created by the registered medical institution and recorded in the
なお、特定患者は、制御部9が特定患者の通信端末8のみに表示させる提供/参照画面380(図21〜25参照)において、検索範囲の「医療機関情報」のチェックボックス381にチェックを入れることにより登録医療機関が記憶装置3に記録した医療機関情報を参照できる。
The specific patient checks the “medical institution information”
第3実施形態の情報管理装置101は、第1実施形態の情報管理装置1を基本構成として(図1参照)、当該基本構成に、登録医療機関が自らの通信端末8を用いて自ら作成した医療機関情報を記憶装置4に記録した後、記憶装置3に記録して提供する等の構成を付加したことを説明した。
The information management apparatus 101 according to the third embodiment has the
しかし、第3実施形態の情報管理装置は、この構成に限定する必要はなく、第2実施形態の情報管理装置501を基本構成とし(図29参照)、当該基本構成に、当該基本構成に、登録医療機関が自らの通信端末8を用いて自ら作成した医療機関情報を直接記憶装置3に記録して提供する等の構成を付加しても良い。
However, the information management device of the third embodiment is not necessarily limited to this configuration, and the information management device 501 of the second embodiment is a basic configuration (see FIG. 29), and the basic configuration is changed to the basic configuration. A configuration in which a registered medical institution records and provides medical institution information created by itself using its
この場合は、記憶装置4が無いため、登録医療機関は、自己の医療機関情報を記憶装置3に記録する際、記憶装置4を用いない操作で行う必要がある。すなわち、登録医療機関は、登録医療機関の通信端末8の記憶部に記録された自己の医療機関情報を、第2実施形態で図16を用いて説明した操作により、記憶装置4を介することなく、通信端末8から直接記憶装置3に記録する。
In this case, since there is no
<第4実施形態>
第4実施形態の情報管理装置102について、以下に説明する。
なお、説明を分かりやすくするため、第1実施形態と同じ構成は、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
<Fourth embodiment>
The information management apparatus 102 according to the fourth embodiment will be described below.
In order to make the description easy to understand, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
第4実施形態の情報管理装置102と、第1実施形態の情報管理装置1の主な相違点は、特定患者を複数の階級に分け(ランク分けし)、所属する階級に応じて特定患者が参照できる医療情報の範囲を変えた点である。
The main difference between the information management apparatus 102 of the fourth embodiment and the
具体的には、記憶装置4に記録された自己の医療情報を、記憶装置3に複写して記録した件数(以下、「複写件数」と称す。)に応じて、特定患者を複数の階級(ランク)に分ける。例えば、特定患者の条件(記憶装置3に記録した自己の医療情報の件数が予め定められた件数以上)を、複写件数10件以上とする。そして、複写件数が10件以上29件未満の特定患者をC階級、30件以上59件未満をB階級、60件以上をA階級とする。
Specifically, depending on the number of copies of the medical information recorded in the
そして、制御部9が特定患者に提供する記憶装置3に記録された医療情報は、例えば、次のように分ける。
A階級の特定患者に対しては、記憶装置3に記録された医療情報の全てを提供する。つまり、A階級の特定患者は、図21〜25の提供/参照画面380において、医療情報および医療機関情報のチェックボックスにチェックを入れることができる。
And the medical information recorded on the memory |
All of the medical information recorded in the
また、B階級の特定患者に対しては、記憶装置3に記録された医療情報の中で、特定患者の医療情報のみ提供する。つまり、B階級の特定患者は、図21〜25の提供/参照画面380において、医療情報のチェックボックスにはチェックを入れることができるが、医療機関情報のチェックボックスにチェックを入れることはできない。
Further, only the medical information of the specific patient is provided to the B-class specific patient among the medical information recorded in the
また、C階級の特定患者に対しては、記憶装置3に記録された医療情報の中で、予め定められた期間の特定患者の医療情報のみ提供する。つまり、C階級の特定患者は、図21〜25の提供/参照画面380において、医療情報のチェックボックスにはチェックを入れることができるが、医療機関情報のチェックボックスにチェックを入れることはできない。さらに、C階級の特定患者が参照できる医療情報は、予め定められた期間(例えば、2012年から2014年)のみである。
Further, only the medical information of the specific patient during a predetermined period is provided to the specific patient of the C class among the medical information recorded in the
上記のように特定患者を、他の特定患者に提供する医療情報の件数で階級分けし、所属する階級に応じて特定患者が参照できる医療情報の範囲を変えることにより、様々な効果を生み出すことができる。 As described above, specific patients are classified according to the number of medical information provided to other specific patients, and various effects are created by changing the range of medical information that can be referred to by specific patients according to the class to which they belong. Can do.
例えば、使用患者が特定患者になるための敷居を低くすることができる(上記では複写件数10件)。このため、使用患者は、C階級の特定患者になることが容易であり、特定患者の利益である記憶装置3の医療情報の参照を試すことができる。換言すると、使用患者は、とりあえず、C階級の特定患者になり、記憶装置3にどのような医療情報が記録されているか、参照して確認することができる。
For example, the threshold for the use patient to become a specific patient can be lowered (in the above, the number of copies is 10). For this reason, it is easy for a use patient to become a specific patient of a C class, and it can try referring to medical information in the
その結果、C階級の特定患者は、より多くの医療情報を参照したいと考えた場合、階級をBまたはAに上げるため、より多くの自己の医療情報を記憶装置3に記録しようとする。つまり、階級の低い特定患者に対し、多くの自己の医療情報の提供(記憶装置3への記録)を促すことができる。そうすると、特定患者が自己の病気の治療等の参考にするための医療情報が増えるため、特定患者の治療精度等が向上すると考えられる。
As a result, when a specific patient of class C wants to refer to more medical information, he / she tries to record more medical information of himself / herself in the
なお、他の特定患者に提供する自己の医療情報の件数に応じて階級を分けるのであれば、特定患者の階級は、前記したA〜Cの3階級に限定する必要はない。特定患者の階級は、2階級であっても10階級であっても100階級であっても良い。また、各階級の利益は、上位の階級(記憶装置3に記録する自己の医療情報の数が多い)の方が、下位の階級(記憶装置3に記録する自己の医療情報の数が少ない)よりも参照できる医療情報の範囲が広ければ、前記した利益以外でも良い。各特定患者の階級は、制御部9が各特定患者の情報を記録する記憶装置5に記録する。
In addition, if a class is divided according to the number of the own medical information provided to another specific patient, it is not necessary to limit the class of the specific patient to the above-described three classes A to C. The class of the specific patient may be the second class, the tenth class, or the 100th class. In addition, the profit of each class is that the higher class (the number of own medical information recorded in the storage device 3) is lower, and the lower class (the number of own medical information recorded in the storage device 3) is smaller. As long as the range of medical information that can be referred to is wider, the benefits other than those described above may be used. The class of each specific patient is recorded in the
第4実施形態の情報管理装置102は、第1実施形態の情報管理装置1を基本構成として(図1参照)、当該基本構成に、階級の構成を付加したものとして説明した。
The information management apparatus 102 of the fourth embodiment has been described on the assumption that the
しかし、第4実施形態の情報管理装置は、この構成に限定する必要はなく、第2実施形態の情報管理装置501を基本構成としても良く(図29参照)、第3実施形態の情報管理装置101を基本構成としても良い。 However, the information management apparatus of the fourth embodiment is not necessarily limited to this configuration, and the information management apparatus 501 of the second embodiment may be a basic configuration (see FIG. 29). The information management apparatus of the third embodiment 101 may be a basic configuration.
<第5実施形態>
第5実施形態の情報管理装置601について、以下に説明する。なお、説明を分かりやすくするため、第2実施形態の情報管理装置101と同じ構成は、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
<Fifth Embodiment>
An information management apparatus 601 according to the fifth embodiment will be described below. For easy understanding, the same components as those of the information management apparatus 101 of the second embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
情報管理装置601と、第2実施形態の情報管理装置101との主な相違点は、使用患者が自己の通信端末8の記憶部に記録されている自己の医療情報を、情報管理装置601の記憶装置3に記録するに当たり、制御部9が記録条件を判断する点である。以下、制御部9による記録条件の判断を中心に、情報管理装置601の構成について説明する。
The main difference between the information management apparatus 601 and the information management apparatus 101 of the second embodiment is that the patient in use records his / her medical information recorded in the storage unit of his / her
情報管理装置601の制御部9は、使用患者が自己の通信端末8の記憶部に記録した自己の医療情報を記憶装置3に記録する際、使用患者に対して、当該医療情報を得るに当たり使用患者が医療機関に支払った医療費に関する医療費情報を要求する。換言すると、使用患者は、自己の通信端末8の記憶部に自己の医療情報および医療費情報を記録した後、当該医療情報および当該医療費情報を、通信端末8を用いて情報管理装置601の制御部9に送信しなければならない。
The
ここで、医療費情報とは、医療機関が患者に発行した領収書、請求書などの医療費および医療機関名が記載された情報をいう。一般に、患者は、医療機関から医療行為を受けたその日に、その対価等として当該医療機関に医療費を支払う。このため、患者は、医療行為の記録であるカルテ、処方箋等の医療情報と、医療費の記録である領収書等の医療費情報を、医療機関から同日に受け取る。 Here, the medical cost information refers to information in which a medical cost such as a receipt or a bill issued by a medical institution to a patient and the name of the medical institution are described. In general, a patient pays medical expenses to the medical institution as a consideration or the like on the day of receiving medical practice from the medical institution. For this reason, the patient receives medical information such as medical records and prescriptions, which are records of medical practices, and medical cost information such as receipts, which are records of medical expenses, from the medical institution on the same day.
以下、使用患者が医療機関の治療を受けた際、当該医療機関からカルテおよび処方箋(医療情報)と、医療費が記載された領収書(医療費情報)と、を紙で受け取った場合を例示して具体的に説明する。この場合、使用患者は、まず、当該紙を写真に撮るまたはスキャナで読み取るなどの手段により画像情報に変え、当該画像情報を自己の通信端末8の記憶部に記録する。
The following is an example of receiving a medical record and prescription (medical information) and a receipt (medical cost information) with medical expenses from the medical institution when the patient is treated by a medical institution. This will be described in detail. In this case, the patient to be used first converts the image information into image information by means such as taking a picture of the paper or reading it with a scanner, and records the image information in the storage unit of the
使用患者の通信端末8がスマートフォン、タブレット等の携帯端末の場合は、携帯端末に付属するカメラ機能を用いることにより、紙に記載された医療情報および医療費情報を写真等の画像情報に変換し、記憶部に記録することが容易にできる。
When the
その後、使用患者は、通信端末8を用いて情報管理装置601にログインし、図32に示す提供/参照画面360を通信端末8に表示させる。このとき、提供/参照画面360のリストボックス362には、使用患者の通信端末8の記憶部に記録された医療情報である2つの画像情報のファイル名と、医療費情報である1つの画像情報のファイル名が表示される。
Thereafter, the patient in use logs in to the information management apparatus 601 using the
そして、この提供/参照画面360において、使用患者は、リストボックス362に表示された2つの医療情報および1つの医療費情報を押すと、図33に示すようにリストボックス362内の3つの画像情報のファイル名は白黒反転する。その後、使用患者が送信アイコン368を押すと、通信端末8は、通信網7を介して2つの医療情報および1つの医療費情報を制御部9に送信する。
Then, on the providing / referencing
制御部9は、受信した2つの医療情報および1つの医療費情報を、RAM18Cに記録する(図3参照)。そして、制御部9は、ROM18Bに記録されているテキスト変換プログラム(ソフトウエア)を用いて、RAM18Cに記録された2つの医療情報および1つの医療費情報をテキスト変換する。このテキスト変換された2つの医療情報および1つの医療費情報は、制御部9がRAM18Cに記録する。
The
そして、制御部9は、ROM18Bに記録されている情報比較プログラム(ソフトウエア)を用いて、テキスト変換された医療費情報と、テキスト変換された医療情報とを比較し、両方で一致する(共通する)情報を一致情報として抽出する。この抽出した複数の一致情報の中に、医療機関名が1つだけ存在していた場合、制御部9は、RAM18Cに記録された2つの医療情報を記録装置3に記録する(図34参照)。つまり、前記した記録条件は、制御部9が抽出した複数の一致情報の中に、医療機関名が1つだけ存在していることである。
Then, the
抽出した一致情報の中に医療機関名が存在していなかった場合、例えば、テキスト変換した2つの医療情報からは「●●●医院」という医療機関名を抽出したが、1つの医療費情報からは「●●●医院」という医療機関名を抽出できなかった場合、制御部9は、記録条件を充足しないと判断し、2つの医療情報を記録装置3に記録しない。つまり、図35に示すように、特定患者の通信端末8にエラー表示をすると共に、RAM18Cに記録された2つの医療情報および1つの医療費情報を削除する。
If the name of the medical institution does not exist in the extracted matching information, for example, the name of the medical institution “●●● Clinic” is extracted from the two pieces of medical information converted to text. If the medical institution name “●●● clinic” cannot be extracted, the
前記した構成により、記憶装置3に記録される医療情報が悪意の使用患者(善意の使用患者を装う者)による偽の医療情報で汚染されることを抑制できる。つまり、記憶装置3の医療情報を参照して自己の病気等の治療の参考にする特定患者は、悪意の使用患者が捏造した偽の医療情報により、誤った医療行為を選択することを抑制でき、ひいては、医療費が無駄に増大することを抑制できる。
With the above-described configuration, it is possible to prevent the medical information recorded in the
なお、制御部9は、抽出した一致情報の中から医療機関名を抽出する際、医療機関名のみならず他の情報(例えば、日付)も抽出するのが望ましい。つまり、制御部9は、一致情報の中に医療機関名が1つだけ存在し、かつ、日付が1つだけ存在していた場合に限り、使用患者が自己の通信端末8で送信した記憶部内の自己の医療情報を記録装置3に記録するのが望ましい。
Note that when the medical institution name is extracted from the extracted matching information, the
このように、記録条件として用いる一致情報は、できれば複数用いる方が良い。なぜなら、偽の医療情報であるか否かを判断するための一致情報は、多ければ多いほど、より高い確度で、記憶装置3に記録される医療情報が悪意の患者による偽の医療情報で汚染されることを抑制できるからである。
In this way, it is better to use a plurality of coincidence information if possible as recording conditions. This is because the more matching information for determining whether or not it is fake medical information, the more accurate the medical information recorded in the
ただし、記録条件として用いる一致情報は、多ければ多いほど、前記した効果を得られるが、制御部9による誤判断(誤認識、エラー)が増加するという逆の効果もある。このため、医療情報の判断に用いる一致情報の数は、前記した確度の向上と、誤認識の削減とのバランスを考慮して決定する必要がある。
However, the more matching information used as a recording condition, the more the above-mentioned effect can be obtained. However, there is an adverse effect that misjudgments (erroneous recognition, errors) by the
なお、前記した例では、記録条件として用いる一致情報として、医療機関名と、日付を用いたものを示したが、これらは一例であって、他の一致情報(例えば、病名等)を用いても良い。 In the above example, the matching information used as the recording condition is shown using the name of the medical institution and the date. However, these are examples, and other matching information (for example, disease name, etc.) is used. Also good.
また、制御部9は、前記した記録条件に対し、使用患者の通信端末8から送信された自己の医療情報の受信時間と、使用患者が当該医療情報を得るに当たり医療機関に支払った医療費に関する医療費情報の受信時間と、の差が予め定められた時間内である場合に限り、使用患者の通信端末から送信された自己の医療情報を記憶装置3に記録するという他の記録条件を付しても良い。
The
具体的には、前記した他の記録条件は、制御部9による医療情報の受信時間と、医療費情報の受信時間と、の差を予め定められた時間(例えば15分)以内にすることである。このような他の記録条件を付すことにより、悪意の患者が医療情報または医療費情報を捏造する時間を確保することが困難になる。つまり、記憶装置3に記録される医療情報が悪意の患者による偽の医療情報で汚染されることを抑制できる。
Specifically, the other recording condition described above is that the difference between the reception time of the medical information by the
なお、前記した予め定められた時間は、制御部9の操作部20および表示部22を用いて情報管理装置601の管理者が任意に設定してROM18Bまたは不揮発性メモリ18Dに記録できる。前記した予め定められた時間は、悪意の患者が医療情報及び医療費情報の少なくとも一方の捏造が困難になる時間であれば、20分であっても10分であっても良い。
The predetermined time can be arbitrarily set by the administrator of the information management apparatus 601 using the
また、前記した他の記録条件は、情報管理装置601が管理する医療情報の汚染を抑制できるという効果があるものの、使用患者の大部分を占める善意の使用患者による情報管理装置601の利便性を悪化させるという負の側面がある。 In addition, although the other recording conditions described above have an effect of suppressing contamination of medical information managed by the information management apparatus 601, the convenience of the information management apparatus 601 by a bona fide use patient who occupies most of the use patient is improved. There is a negative aspect of making it worse.
このため、情報管理装置601の制御部9は、使用患者が自己の医療情報を記憶装置3に記録した回数に応じて、使用患者毎に、前記した他の記録条件における予め定められた時間を増加または消滅させるのが望ましい。
For this reason, the
具体的には、前記した他の記録条件を下記のように緩和する。すなわち、自己の医療情報を記憶装置3に記録した回数(以下、「記録回数」と称す。)が5回以下の使用患者は、制御部9による医療情報の受信時間と、医療費情報の受信時間と、の差(以下、「時間差」と称す。)を15分以内にする。記録回数が6回以上10回以下の使用患者は、時間差を60分以内にする。記録回数が11回以上20回以下の使用患者は、時間差を120分以内にする。記録回数が予め定められた回数以上(21回以上)の使用患者は、時間差を無くすなどである。
Specifically, the other recording conditions described above are relaxed as follows. That is, a patient who uses his / her medical information in the storage device 3 (hereinafter referred to as “recording frequency”) 5 times or less receives the medical information reception time and the medical cost information received by the
また、前記した他の記録条件を下記のように緩和しても良い。すなわち、自己の医療情報を記憶装置3に記録した件数(以下、「記録件数」と称す。)が10件以下の使用患者は、時間差を15分以内にする。記録件数が11件以上50件以下の使用患者は、時間差を60分以内にする。記録回数が51件以上100件以下の使用患者は、時間差を120分以内にする。記録件数が予め定められた件数以上(101件以上)の使用患者は、時間差を無くすなどである。 Further, the other recording conditions described above may be relaxed as follows. In other words, a patient who uses 10 or less records of his / her medical information in the storage device 3 (hereinafter referred to as “number of records”) sets the time difference within 15 minutes. Use patients whose number of records is 11 or more and 50 or less, make the time difference within 60 minutes. Use patients whose number of recordings is 51 or more and 100 or less should make the time difference within 120 minutes. For patients who use more than a predetermined number of records (101 or more), the time difference is eliminated.
なお、前記した記録回数および記録件数は、制御部9の操作部20および表示部22を用いて、情報管理装置601の管理者が任意に設定してROM18Bまたは不揮発性メモリ18Dに記憶できる。前記した記録回数および記録件数と、当該記録件数および記録回数を達成した場合の効果は、情報管理装置の使用者である使用患者が善意の使用患者であることの確度が高くなるほど前記した負の側面が緩和または無くなるように設定されていれば良い。
The number of recordings and the number of records described above can be arbitrarily set by the administrator of the information management apparatus 601 using the
第5実施形態の情報管理装置601は、第2実施形態の情報管理装置101を基本構成として(図29参照)、当該基本構成に、制御部9による記録条件の判断の構成を付加したものとして説明した。
The information management apparatus 601 of the fifth embodiment is based on the basic configuration of the information management apparatus 101 of the second embodiment (see FIG. 29), and the configuration for determining the recording conditions by the
しかし、第5実施形態の情報管理装置は、この構成に限定する必要はなく、第1実施形態の情報管理装置1を基本構成としても良い(図1参照)。
However, the information management apparatus of the fifth embodiment is not limited to this configuration, and the
第5実施形態の情報管理装置が第1実施形態の情報管理装置1を基本構成とする場合、使用患者は、自己の通信端末8の記憶部に記録された自己の医療情報を記憶装置4に記録した後(第1実施形態における図10〜12の説明参照)、記憶装置4に記録した自己の医療情報の中から選択した自己の医療情報を記憶装置3に記録する(第1実施形態における図14〜16の説明参照)。
When the information management apparatus of the fifth embodiment has the basic configuration of the
つまり、使用患者の医療情報は、情報管理装置の記憶装置に2度記録される。このため、制御部9は、前記した記録条件の充足/不充足の判断を、記憶装置4に医療情報が記録されるときと、記憶装置4の医療情報が記憶装置3に複写して記録されるときの2度判断することができる。このように、前記した記録条件の充足/不充足の判断を2度行うことにより、当該判断が1度の場合と比較して、特定患者に提供される記憶装置3の医療情報が悪意の患者による偽の医療情報で汚染されることを抑制できる。
That is, the medical information of the patient in use is recorded twice in the storage device of the information management device. For this reason, the
ただし、同一の前記した判断を2度行うことは、非効率とも考えられる。このため、前記した判断は、記憶装置4への記録、または記憶装置3に複写して記録のいずれかの記録時に一度だけ行うのが望ましい。ここで、いずれか一方を選ぶとすれば、後者(記憶装置3に複写して記録)にするのが望ましい。なぜなら、記憶装置4は、患者本人のみが使用するため、記憶装置4に偽の医療情報を記録した場合、不利益を被るのは患者本人のみだからである。
However, making the same determination twice is also considered inefficient. For this reason, it is desirable to make the above-described determination only once when recording to the
当該理由および効率を考慮すると、第5実施形態の情報管理装置が第1実施形態の情報管理装置1を基本構成とする場合、前記した制御部9が行う判断は、記憶装置4に記録した自己の医療情報の中から選択した自己の医療情報を記憶装置3に記録する(第1実施形態における図14〜16の説明参照)ときのみ行うのが望ましい。
Considering the reason and efficiency, when the information management apparatus of the fifth embodiment is based on the
前記した実施形態は、説明のために例示したものであって、本発明としてはそれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能である。 The above-described embodiments are illustrated for explanation, and the present invention is not limited to them. Those skilled in the art will recognize from the claims, the detailed description of the invention, and the drawings. Modifications and additions are possible without departing from the technical idea of the present invention.
例えば、前記した第1実施形態においては、記憶装置3〜6のそれぞれが通信ケーブルを介して制御部9に接続された情報管理装置1を示したが、これに限るものではない。例えば、記憶装置3〜6は、図4に示すように、それぞれがサーバとしての機能を備え、それぞれが通信網7を介して制御部9と接続されていてもよい。
For example, in the first embodiment described above, the
また、前記した第1実施形態においては、記録部、他の記録部、登録部および他の登録部がそれぞれ1台ずつの記憶装置3〜6で構成された情報管理装置1を示したが、これに限るものではない。記録部、他の記録部、登録部および他の登録部は、1台の記憶装置で構成されていても良い。例えば、1台の記憶装置のメモリ領域を4つに分割し、それぞれの記憶領域に記録部、他の記録部、登録部および他の登録部の機能を持たせても良い。この場合、1台の記憶装置における他の記録部の機能を持たせたメモリ領域は、図2に示したように、さらに複数のメモリ領域(領域A、B、C・・・)に分割される。
In the first embodiment described above, the
また、前記した実施形態において、特定患者ではない使用患者は、提供/参照画面360が表示されている状態で、記憶装置3に記録された医療情報の内、リストボックス363に自己の医療情報を表示させるものを示したが、これに限るものではない。この場合、特定患者ではない使用患者のリストボックス363に何も表示させなくてもよい。換言すると、制御部9は、特定患者ではない使用患者に対して、記憶装置3に記録されているすべての医療情報を参照できなくしてもよい。例えば、図19に示す提供/参照画面360において、制御部9は、リストボックス363に何も表示しない。
Further, in the above-described embodiment, a patient who is not a specific patient displays his / her medical information in the
この場合であっても、使用患者は、当該提供/参照画面360のリストボックス361のチェックボックス362を参照することにより、記憶装置4または自己の通信端末8の記憶部に記録された自己の医療情報の中で、どの医療情報を記憶装置3に記録したかを把握できる。
Even in this case, the use patient refers to the
そして、当該使用患者は、記憶装置3に記録した自己の医療情報を削除する場合、チェックボックス362が黒色にチェックされたファイル名を選択し(このとき、当該ファイル名は白黒反転する)、削除アイコン365を押すと、当該ファイル名の自己の医療情報が記憶装置3から削除される。このとき、チェックボックス361の当該ファイル名のチェックボックス362は白色になり、チェックが外れる。
When the patient in use deletes his / her medical information recorded in the
1 情報管理装置
2 情報管理システム
3 記憶装置(記録部の一例)
4 記憶装置(他の記録部の一例)
5 記憶装置(登録部の一例)
6 制御部
7 通信網
8 通信端末
DESCRIPTION OF
4 Storage device (an example of another recording unit)
5. Storage device (an example of a registration unit)
6
請求項1に記載の情報管理装置は、医療情報を記録できる記録部と、患者の通信端末から送信された該患者の医療情報と、該患者が該医療情報を得るに当たり医療機関に支払った医療費を含む医療費情報と、を受信し、該医療情報中の医療機関名及び日付と、該医療費情報中の医療機関名及び日付と、が一致した場合に、該記録部に該医療情報を記録する制御部であって、該記録部に自己の医療情報を記録した複数の患者の内、該記録部に記録した自己の医療情報の数が予め定められた数以上である特定患者に対し、該記録部に記録された全ての患者の医療情報を提供する該制御部と、を備えたものである。
The information management device according to
請求項2に記載の情報管理装置は、医療情報を記録できる記録部と、患者の通信端末から送信された該患者の医療情報と、該患者が該医療情報を得るに当たり医療機関に支払った医療費を含む医療費情報と、を受信し、該医療情報中の医療機関名及び日付と、該医療費情報中の医療機関名及び日付と、が一致した場合に、該記録部に該医療情報を記録する制御部であって、該記録部に自己の医療情報を記録した複数の患者の内、該記録部に記録した自己の医療情報の数が予め定められた数以上である特定患者に対し、該記録部に記録した該自己の医療情報の数に応じて、該記録部に記録された医療情報の範囲を変えて提供する該制御部と、を備えたものである。
The information management device according to
請求項4に記載の情報管理装置は、請求項1から3のいずれか1つに記載の情報管理装置において、該制御部は、各種医療機関に対し該記録部に記録された医療情報を提供し、該各種医療機関が作成した医療機関情報を該記録部に記録すると共に、該特定患者に対し該記録部に記録された該医療機関情報を提供するものである。
The information management device according to
請求項1に記載の情報管理装置によれば、特定患者以外にも医療情報提供する場合と比較して、医療情報の共有利用に関し、患者間の公平を失することを抑制できる。
また、請求項1に記載の情報管理装置によれば、記録部に記録される医療情報が、偽の医療情報で汚染されることを抑制できる。
According to the information management device of the first aspect, it is possible to suppress loss of impartiality between patients with respect to shared use of medical information, as compared to the case of providing medical information other than a specific patient.
Moreover, according to the information management apparatus of
請求項2に記載の情報管理装置によれば、特定患者が、予め定められた件数に対して、より多くの自己の医療情報を記録部に記録することを促すことができる。
また、請求項2に記載の情報管理装置によれば、記録部に記録される医療情報が、偽の医療情報で汚染されることを抑制できる。
According to the information management device of the second aspect, the specific patient can be prompted to record more medical information of the specific patient in the recording unit with respect to the predetermined number of cases.
Moreover, according to the information management apparatus of
例えば、図24においては、特定患者bは「20000105−レントゲン−●●●医院(00036)PDF」という医療情報を選択しているので、特定患者bが参照アイコン386を押すと、特定患者bの通信端末8には、胃癌の使用患者(患者番号00036)のレントゲン写真が表示される。
For example, in FIG. 24, the specific patient b has selected the medical information “200001 0 5-X-ray— ●●● Clinic (00036) PDF”, so when the specific patient b presses the
ここで、「PA」はPatientの意味であり、「PA=00036」は患者番号00036を指定する意味である。また、「*」は論理積の意味である。このため、検索式「KW=(胃がん+胃ガン+胃癌)*PA=00036」は、22534件の中から患者番号が00036である特定患者の医療情報(134件)のみを抽出することができる(図25参照)。
Here, “PA” means “Patient”, and “PA = 00036” means that the patient number 00003 is designated. “*” Means a logical product. For this reason, the search expression “KW = (stomach cancer + stomach cancer + gastric cancer) * PA = 000036” can extract only the medical information (134 cases) of the specific patient whose patient number is 00003 from 22534 cases. (See FIG. 25).
前記したように、情報管理装置501は、情報管理装置1における使用患者の医療情報を記録する記憶装置4を無くし、当該記憶装置4の機能をそれぞれの使用患者が所有する通信端末8の記憶部に持たせることにより、情報管理装置1と同じ効果を得ることができる。また、情報管理装置501は、当該効果のみならず、記憶装置4を要しないため、情報管理装置1よりもコストを安価にできるという効果も奏する。
As described above, the information management device 501 eliminates the
しかし、第3実施形態の情報管理装置101は、この構成に限定する必要はなく、第2実施形態の情報管理装置501を基本構成とし(図29参照)、当該基本構成に、登録医療機関が自らの通信端末8を用いて自ら作成した医療機関情報を直接記憶装置3に記録して提供する等の構成を付加しても良い。
However, the information management apparatus 101 of the third embodiment need not be limited to this configuration, the information management apparatus 501 of the second embodiment and the basic configuration (see FIG. 29), to the basic configuration, registration medical institution You may add the structure of recording and providing the medical institution information created by oneself using the
Claims (4)
該記録部に自己の医療情報を記録した複数の患者の内、該記録部に記録した自己の医療情報の数が予め定められた数以上である特定患者に対し、該記録部に記録された全ての患者の医療情報を提供する制御部と、
を備えた情報管理装置。 A recording unit capable of recording medical information;
Among a plurality of patients whose own medical information is recorded in the recording unit, the number of the own medical information recorded in the recording unit is recorded in the recording unit for a specific patient whose number is equal to or more than a predetermined number. A controller that provides medical information for all patients;
An information management device comprising:
該記録部に自己の医療情報を記録した複数の患者の内、該記録部に記録した自己の医療情報の数が予め定められた数以上である特定患者に対し、該記録部に記録した該自己の医療情報の数に応じて、該記録部に記録された医療情報の範囲を変えて提供する制御部と、
を備えた情報管理装置。 A recording unit capable of recording medical information;
Among the plurality of patients whose own medical information is recorded in the recording unit, the specific patient whose number of his / her medical information recorded in the recording unit is greater than or equal to a predetermined number is recorded in the recording unit. A control unit that changes and provides a range of medical information recorded in the recording unit according to the number of medical information of its own;
An information management device comprising:
The control unit provides medical information recorded in the recording unit to various medical institutions, records medical institution information created by the various medical institutions in the recording unit, and provides the recording unit to the specific patient. The information management apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein the medical institution information recorded in the information is provided.
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