JP2019162835A - 中空構造体及び貫通冶具 - Google Patents

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Abstract

【課題】反りにくい中空構造体の提供。【解決手段】内部に複数のセルSが並設され、厚み方向に立設されてセルSを区画する側壁部23と、前記側壁部23の上端縁及び下端縁に設けられた上壁部21及びスキン層30からなる閉塞壁を備えてなり、閉塞壁にセルSの内外を連通させる連通孔15が設けられた中空構造体10であって、連通孔15には、閉塞壁がセルSの内方に向かって曲げられてなる複数の曲がり部15aが形成されている中空構造体10。【選択図】図1

Description

本発明は、内部に複数のセルが並設され、セルの内外を連通させる連通孔が形成された中空構造体、及び中空構造体に連通孔を形成するための貫通冶具に関する。
中空構造体は軽量でありながら適度な強度を備えているため、各種車両の構成部材や建材等に使用する場合がある。また、こうした中空構造体に何らかの機能を付加して、その汎用性を向上させようとする試みが行われている。特許文献1には、内部に複数のセルが立設された中空構造体の上面に複数の連通孔を形成し、吸音性能を向上させた中空構造体に係る発明が記載されている。
特開2017−65026号公報
特許文献1に記載される中空構造体では、連通孔は、複数のセルを閉塞する閉塞壁に対して、上方から断面円形状で先鋭状の針状部材を貫通させることによって形成されている。針状部材は閉塞壁を貫通する際、その先端で中空構造体の閉塞壁を突き破り、閉塞壁を押し広げながら徐々にセル内方へ進んでいく。これにより、閉塞壁には所定の大きさの連通孔が形成される。
ところで、こうして連通孔が形成された中空構造体では、上方への反りが発生しやすくなる。これは、針状部材が閉塞壁を押し広げようとする際に横方向への応力が掛かり、閉塞壁には、その応力を逃がそうとする力が働くためであると考えられる。中空構造体の上方への反りが発生すると、その反りを解消して平坦にするための工程が別途必要となる。
本発明は、従来のこうした問題を解決するためになされたものであり、その目的は、反りにくい中空構造体を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、内部に複数のセルが並設され、厚み方向に立設されて前記セルを区画する側壁部と、前記側壁部の上端縁及び下端縁に設けられた閉塞壁を備えてなり、前記閉塞壁に前記セルの内外を連通させる連通孔が設けられた中空構造体であって、前記連通孔には、前記閉塞壁が前記セルの内方に向かって曲げられてなる複数の曲がり部が形成されている。
上記の構成によれば、中空構造体の連通孔には、セルの内方に向かって曲げられた曲がり部が複数形成されている。つまり、セルの内方に向かって曲げられた閉塞壁は、複数の曲がり部に分割された形状に形成されている。そのため、中空構造体の上方の閉塞壁に連通孔を形成する際に、閉塞壁に対して押し広げようとする際に掛かった横方向への応力が、分割された曲がり部によって逃がされ、蓄積されにくい。これにより、中空構造体の上方への反りが抑制される。反りにくい中空構造体が得られる。
上記の構成において、前記連通孔は、互いに交差して延びる複数の線状部分のうち、隣り合う前記線状部分の間に形成された切片が、それぞれ前記セルの内方に向かって曲げられて形成されており、前記曲がり部は、前記切片で構成されていることが好ましい。
上記課題を解決するため、本発明は、内部に複数のセルが並設され、厚み方向に立設されて前記セルを区画する側壁部と、前記側壁部の上端縁及び下端縁に設けられた閉塞壁を備えてなる中空構造体の前記閉塞壁に、前記セルの内外を連通させる連通孔を形成するための貫通冶具であって、側面に先鋭状の突条部が長手方向に延びる長尺状に形成されている。
上記の発明によれば、貫通冶具は、側面に形成された先鋭状の突条部によって、閉塞壁を切断しながら連通孔を形成することができる。そのため、貫通冶具が閉塞壁を通過する際に、閉塞壁に対して押し広げようとする際に掛かった横方向への応力が、貫通冶具が閉塞壁を切断していくことにより逃がされる。閉塞壁に横方向への応力が蓄積されにくく、応力を逃がそうとする力が働きにくい。これにより、中空構造体の上方への反りが抑制され、反りにくい中空構造体が得られる。
本発明によれば、反りにくい中空構造体が得られる。
(a)は中空構造体の斜視図、(b)は(a)におけるβ−β線断面図、(c)は(a)におけるγ−γ線断面図。 (a)は連通孔の斜視図、(b)は(a)におけるσ−σ線断面図。 (a)は中空構造体のコア層を構成するシート材の斜視図、(b)は同シート材の折り畳み途中の状態を示す斜視図、(c)は同シート材を折り畳んだ状態を示す斜視図。 (a)〜(c)は、連通孔形成工程における中空構造体の断面図。 (a)は貫通冶具の拡大部、(b)は貫通冶具の先端部の断面図。 (a)〜(g)は連通孔の変更例について説明する図。
以下、本発明を具体化した中空構造体を図1及び図2に従って説明する。
図1(a)に示すように、本実施形態の中空構造体は、内部に複数のセルSが並設されたコア層20と、コア層20の上面20aに接合されたシート状のスキン層30と、コア層20の下面20bに接合されたシート状のスキン層40とで構成されている。本実施形態のコア層20及びスキン層30、40は、熱可塑性樹脂製とされている。
コア層20を構成する熱可塑性樹脂は、従来周知の熱可塑性樹脂であればよく、例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、アクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン共重合体樹脂、アクリル樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂等が挙げられる。本実施形態のコア層20はポリプロピレン樹脂製とされている。また、スキン層30、40を構成する熱可塑性樹脂も、従来周知の熱可塑性樹脂であればよい。スキン層30、40を構成する熱可塑性樹脂は、コア層20と同じ材質の熱可塑性樹脂であることが好ましく、本実施形態のスキン層30、40はポリプロピレン樹脂製とされている。
中空構造体10におけるスキン層30側の表面には、セルSの内外を連通させる複数の連通孔15が貫設形成されている。隣り合う連通孔15の間隔は、隣り合うセルSの中心同士の間隔とほぼ同一となっており、その結果、各セルSには連通孔15が1箇所ずつ貫設形成されている。
図1(b)及び図1(c)に示すように、コア層20は、所定形状に成形された1枚の熱可塑性樹脂製のシート材を折り畳んで形成されている。そして、コア層20は、上壁部21と、下壁部22と、上壁部21及び下壁部22の間に立設されてセルSを六角柱形状に区画する側壁部23とで構成されている。セルSの大きさは、特に限定されないが、例えば、セルSの断面形状である正六角形の最も長い対角線の長さが、5〜20mm程度であることが好ましい。また、中空構造体10の厚み方向におけるセルSの高さが、例えば、10〜30mm程度であることが好ましい。
図1(b)及び図1(c)に示すように、コア層20の内部に区画形成されるセルSには、構成の異なる第1セルS1及び第2セルS2が存在する。図1(b)に示すように、第1セルS1においては、側壁部23の上部に2層構造の上壁部21が設けられている。この2層構造の上壁部21の各層は互いに接合されている。また、第1セルS1においては、側壁部23の下部に1層構造の下壁部22が設けられている。一方、図1(c)に示すように、第2セルS2においては、側壁部23の上部に1層構造の上壁部21が設けられている。また、第2セルS2においては、側壁部23の下部に2層構造の下壁部22が設けられている。この2層構造の下壁部22の各層は互いに接合されている。また、図1(b)及び図1(c)に示すように、隣接する第1セルS1同士の間、及び隣接する第2セルS2同士の間は、それぞれ2層構造の側壁部23によって区画されている。
図1(a)に示すように、第1セルS1はX方向に沿って列を成すように並設されていて、上面視した場合に、隣り合う2つの第1セルS1が六角形の1辺を共有している。同様に、第2セルS2はX方向に沿って列を成すように並設されていて、上面視した場合に、隣り合う2つの第2セルS2が六角形の1辺を共有している。第1セルS1の列及び第2セルS2の列は、X方向に直交するY方向において交互に配列されている。そして、これら第1セルS1及び第2セルS2により、コア層20は、全体としてハニカム構造をなしている。
図1(a)〜図1(c)に示すように、上記のように構成されたコア層20の上面20aにはスキン層30が接合されている。また、コア層20の下面20bには、スキン層40が接合されている。この実施形態では、コア層20における側壁部23の上端縁には、コア層20の上壁部21及びスキン層30が設けられてセルSが閉塞されている。したがって、コア層20の上壁部21とスキン層30とで、セルSの上部を閉塞する閉塞壁を構成する。同様に、コア層20における側壁部23の下端縁には、コア層20の下壁部22及びスキン層40が設けられてセルSが閉塞されている。したがって、コア層20の下壁部22とスキン層40とで、セルSの下部を閉塞する閉塞壁を構成する。なお、図1(b)及び図1(c)では、図示されている3つのセルSのうち、最も左側のセルSに代表して符号を付しているが、他のセルSについても同様である。また、図1(b)、図1(c)及び図4以外の図では、上壁部21及び下壁部22をすべて1層構造として示している。
図1(b)及び図1(c)に示すように、複数の連通孔15は、中空構造体10におけるスキン層30側に貫設形成されている。図1(b)に示すように、第1セルS1において連通孔15は、上面側のスキン層30及び2層構造の上壁部21を貫通するように設けられている。また、図1(c)に示すように、第2セルS2において連通孔15は、上面側のスキン層30及び1層構造の上壁部21を貫通するように設けられている。すなわち、連通孔15は、各セルSの閉塞壁のうち、セルSの上部を閉塞する閉塞壁を貫通するように設けられている。
図2(a)に示すように、連通孔15は、閉塞壁(スキン層30及び上壁部21)が切断されてなる曲がり部15aが下方へ曲げられた形状に形成されており、連通孔15が形成されていない部分におけるスキン層30の上面に対して窪むような形状をなしている。連通孔15の開口部15bは、上面視略正方形状をなしている。各連通孔15の大きさは特に限定されないが、例えば、開口部15bにおける対角線の長さが、0.5〜2.0mm程度であることが好ましい。
図2(a)及び図2(b)に示すように、曲がり部15aは、上面視略正方形状の開口部15bが2つの対角線で分割された形状である略直角三角形状に形成されており、開口部15bを構成する4つの辺のそれぞれに設けられている。つまり、開口部15bは、略正方形状を対角線で分割して形成される4つの切片を下方に曲げることにより形成された形状をなし、下方に曲げられた切片が曲がり部15aとなっている。下方に曲げられた曲がり部15aは、閉塞壁に対して略直交するように下方へ延びている。そのため、連通孔15を上面視したとき、連通孔15は上面視略正方形状の開口形状をなしている。
図2(b)に示すように、隣り合う曲がり部15aは、開口部15b近傍で互いに接合された形状をなし、曲がり部15aの先端15cは、上側の閉塞壁の下方にまで延びて、セルSの内部空間に位置している。
次に、中空構造体10を製造する方法を、図3〜図5に従って説明する。
中空構造体10を製造する方法は、折り畳み工程と、スキン層接合工程と、連通孔形成工程とからなる。折り畳み工程は、所定の凹凸形状に真空形成されたシート材を折り畳み成形してコア層20を形成する工程である。スキン層接合工程は、コア層20の上面20a及び下面20bにスキン層30、40を接合して中間体50を形成する工程である。連通孔形成工程は、中間体50におけるスキン層30側の面に、セルSの内外を連通させるように連通孔15を形成する工程である。
まず、折り畳み工程について図3に従って説明する。
図3(a)に示すように、第1シート材100は、塑性を有する1枚の熱可塑性樹脂製(ポリプロピレン樹脂製)のシートを所定の形状に成形することにより形成されている。第1シート材100には、帯状をなす平面領域110及び膨出領域120が、第1シート材100の長手方向(X方向)に交互に配置されている。膨出領域120には、上面と一対の側面とからなる断面下向溝状をなす第1膨出部121が膨出領域120の延びる方向(Y方向)の全体にわたって形成されている。なお、第1膨出部121の上面と側面とのなす角は90度であることが好ましく、その結果として、第1膨出部121の断面形状は下向コ字状となる。また、第1膨出部121の幅(上面の短手方向の長さ)は平面領域110の幅と等しく、かつ第1膨出部121の膨出高さ(側面の短手方向の長さ)の2倍の長さとなるように設定されている。
また、膨出領域120には、その断面形状が正六角形を最も長い対角線で二分して得られる台形状をなす複数の第2膨出部122が、第1膨出部121に直交するように形成されている。第2膨出部122の膨出高さは第1膨出部121の膨出高さと等しくなるように設定されている。また、隣り合う第2膨出部122間の間隔は、第2膨出部122の上面の幅と等しくなっている。
なお、こうした第1膨出部121及び第2膨出部122は、塑性を利用してシートを部分的に上方に膨出させることにより形成されている。また、第1シート材100は、真空成形法や圧縮成形法等の周知の成形方法によって1枚のシートから成形することができる。
図3(a)及び図3(b)に示すように、上述のように構成された第1シート材100を、境界線P、Qに沿って折り畳むことでコア層20が形成される。具体的には、第1シート材100を、平面領域110と膨出領域120との境界線Pにて谷折りするとともに、第1膨出部121の上面と側面との境界線Qにて山折りしてX方向に圧縮する。そして、図3(b)及び図3(c)に示すように、第1膨出部121の上面と側面とが折り重なるとともに、第2膨出部122の端面と平面領域110とが折り重なることによって、一つの膨出領域120に対して一つのY方向に延びる角柱状の区画体130が形成される。こうした区画体130がX方向に連続して形成されていくことにより中空板状のコア層20が形成される。なお、この実施形態では、第1シート材100を折り畳むために圧縮する方向が、セルSが並設される方向(X方向)である。
上記のように第1シート材100を圧縮するとき、第1膨出部121の上面と側面とによってコア層20の上壁部21が形成されるとともに、第2膨出部122の端面と平面領域110とによってコア層20の下壁部22が形成される。なお、図3(c)に示すように、上壁部21における第1膨出部121の上面と側面とが折り重なって2層構造を形成する部分、及び下壁部22における第2膨出部122の端面と平面領域110とが折り重なって2層構造を形成する部分がそれぞれ重ね合わせ部131となる。
また、第2膨出部122が折り畳まれて区画形成される六角柱形状の領域が第2セルS2となるとともに、隣り合う一対の区画体130間に区画形成される六角柱形状の領域が第1セルS1となる。本実施形態では、第2膨出部122の上面及び側面が第2セルS2の側壁部23を構成するとともに、第2膨出部122の側面と、膨出領域120における第2膨出部122間に位置する平面部分とが第1セルS1の側壁部23を構成する。そして、第2膨出部122の上面同士の当接部位、及び膨出領域120における上記平面部分同士の当接部位が2層構造をなす側壁部23となる。また、第1セルS1では、一対の重ね合わせ部131によってその上部が区画され、第2セルS2では、一対の重ね合わせ部131によってその下部が区画されている。なお、こうした折り畳み工程を実施するに際して、第1シート材100を加熱処理して軟化させた状態としておくことが好ましい。
次に、スキン層接合工程について説明する。
折り畳み工程によって得られたコア層20の上面20a及び下面20bには、それぞれ熱可塑性樹脂製の第2シート材が熱溶着により接合されることにより中間体50が形成される。コア層20に接合される第2シート材は、コア層20を形成する第1シート材100より厚く形成されている。
コア層20の上面20aに接合された第2シート材はスキン層30となり、コア層20の上壁部21とともに側壁部23の上端縁に接合されてセルSの上部を閉塞する閉塞壁となる。コア層20の下面20bに接合された第2シート材は、スキン層40となり、コア層20の下壁部22とともに側壁部23の下端縁に接合されてセルSの下部を閉塞する閉塞壁となる。コア層20の上面20aにスキン層30が接合され、コア層20の下面20bにスキン層40が接合されたものが中間体50である。
なお、第2シート材(スキン層30、40)をコア層20に熱溶着する際には、第1セルS1における2層構造の上壁部21(重ね合せ部131)が互いに熱溶着される。同様に、第2セルS2における2層構造の下壁部22(重ね合せ部131)が互いに熱溶着される。
次に、連通孔形成工程について図4及び図5に従って説明する。
折り畳み工程及びスキン層接合工程によって中空板状に形成された中間体50は、その後、貫通冶具60を用いた連通孔形成工程に供される。
先ず、貫通冶具60について説明する。図5(a)に示すように、貫通冶具60はその先端部が先端側ほど細く形成されていて、全体として先端が尖った長尺状の針形状をなしている。図5(b)に示すように、貫通冶具60は、基端部61では、断面略正方形状に形成されており、先端部62では、略正方形状の断面がその対角線部分を残すように切り欠かれた形状とされている。これにより、先端部62では、断面略四角形の対角線上に板状の突条部62aが、貫通冶具60の長手方向に延びるように形成された形状とされている。突条部62aは外方へ行くほど薄くなるように形成されている。突条部62aでは、その断面形状において、突条部62aの外方先端部分62bの形状が鋭角、つまり、図5(b)における角度θが鋭角に形成されている。
図4(a)〜図4(c)に示すように、貫通冶具60は、セルSが並設された方向であるX方向(図4において左右方向)に複数配列されている。X方向に隣り合う各貫通冶具60の間隔は、X方向に隣り合うセルSの中心同士の間隔とほぼ同一とされている。
連通孔形成工程では、先ず、図4(a)に示すように、各貫通冶具60の下方側に、中間体50を配置して固定する。そして、図4(b)に示すように、各貫通冶具60を下降移動させ、スキン層30及びコア層20の上壁部21(閉塞壁)を貫通させる。このとき、各貫通冶具60の先端が尖っているため、閉塞壁に各貫通冶具60の先端が突き刺さる。また、貫通冶具60の先端部62に形成された突条部62aでは、外方先端部分62bの形状が鋭角とされているため、外方先端部分62bによって、閉塞壁が切断される。その後、さらに、各貫通冶具60が下降移動するに従って、先端部62に形成された突条部62aの外方先端部分62bによって閉塞壁が切断されつつ、基端部61によって、切断された部分がセルSの内方へ向かって曲げられて曲がり部15aが形成される。
各貫通冶具60が閉塞壁を貫通した後、図4(c)に示すように、各貫通冶具60を上昇移動させて中空構造体10から各貫通冶具60を抜き取る。この一連の連通孔形成工程により、中空構造体10の上面側における各セルSの閉塞壁(スキン層30及びコア層20の上壁部21)に、連通孔15が形成される。また、各貫通冶具60をセルSの外側から内側に向かって閉塞壁を貫通させることで、閉塞壁が切断されつつ、閉塞壁に対して略直交するように下方へ延びる曲がり部15aが形成される。曲がり部15aの先端15cは、上側の閉塞壁の下方にまで延びて、セルSの内部空間に位置し、閉塞壁には、上面視略正方形状をなす開口部15bを有する連通孔15が形成される。このようにして、連通孔15が貫設形成された中空構造体10が得られる。
次に、上記実施形態の中空構造体の作用をその効果とともに説明する。
(1)上記実施形態では、中空構造体10の各セルSの閉塞壁(スキン層30及びコア層20の上壁部21)に、セルSの内外を連通させる連通孔15が貫設形成されている。連通孔15には、セルSの内方に向かって曲げられた曲がり部15aが複数形成されている。つまり、貫通冶具60によってセルの内方に向かって曲げられた閉塞壁は、複数の曲がり部15aに分割された形状とされている。
中空構造体に連通孔を形成する場合、例えば、断面円形状の針状部材を閉塞壁に対して貫通させることが考えられる。針状部材は、その先端で中空構造体の閉塞壁を突き破り、その外周面で閉塞壁を押し広げながら徐々にセル内方へ進んでいく。こうして連通孔が形成された中空構造体では、閉塞壁に対して押し広げようとする際に掛かった横方向への応力が蓄積され、その応力を逃がそうとして、中空構造体に上方への反りが発生しやすくなる。
この点、上記実施形態の中空構造体10に形成された連通孔15では、閉塞壁がセルSの内方へ曲げられた部分は、複数の曲がり部15aに分割された形状とされている。そのため、連通孔15を形成する際には、分割された曲がり部15aによって、閉塞壁を押し広げようとする際に掛かった横方向への応力が蓄積されにくい。中空構造体10の上方への反りが抑制され、反りにくい中空構造体10が得られる。
(2)上記実施形態の中空構造体10の製造方法では、貫通冶具60を使用して連通孔15を形成する。貫通冶具60は、基端部61では、断面略正方形状に形成されており、先端部62では、略正方形状の断面がその対角線部分を残すように切り欠かれた形状とされている。先端部62は、断面略四角形の対角線上に板状の突条部62aが、貫通冶具60の長手方向に延びるように形成された形状とされており、突条部62aの外方先端部分62bの形状が鋭角に形成されている。
連通孔15を形成する際には、貫通冶具60の先端部62を閉塞壁に突き刺して下方移動させると、突条部62aの外方先端部分62bによって閉塞壁が切断される。切断された閉塞壁は貫通冶具60の基端部61によってセルSの内方へ向かって曲げられて曲がり部15aとなる。閉塞壁が切断されつつ、曲がり部15aが形成されることにより、閉塞壁には、上面視略正方形状をなす開口部15bを有する連通孔15が形成される。
上記実施形態の中空構造体10は、こうした貫通冶具60を使用して連通孔15を形成しているため、閉塞壁が切断されつつセルSの内方へ曲げられていく。そのため、連通孔15を形成する際に、貫通冶具60が閉塞壁を押し広げようとする際に掛かった横方向への応力は、切断されて形成された曲がり部15aの作用によって蓄積されにくい。中空構造体10の上方への反りが抑制され、反りにくい中空構造体10が得られる。
(3)上記実施形態では、貫通冶具60が先鋭状に形成されており、先端部62に複数の突条部62aが形成されている一方、基端部61は断面略四角形状に形成されている。そのため、閉塞壁に連通孔15を形成する際、先に閉塞壁を切断し、その後に切断されてできた切片を押しながら曲がり部15aを形成することができる。閉塞壁を押し広げようとする力が蓄積されにくい。
(4)貫通冶具60における突条部62aの外方先端部分62bの形状は鋭角に形成されている。そのため、閉塞壁を切断しやすい。
(5)連通孔15の曲がり部15aは、上面視略正方形状の開口部15bが2つの対角線で分割された形状である略直角三角形状に形成されており、開口部15bを構成する4つの辺のそれぞれに設けられている。つまり、開口部15bは、略正方形状を対角線で分割して形成される4つの切片を下方に曲げることにより形成され、下方に曲げられた切片が曲がり部15aとなっている。そのため、4つの曲がり部15aはほぼ同一形状で同一の大きさとされており、連通孔15は点対称の形状とされている。連通孔15の一部に過度の力がかかりにくく、連通孔15に変形が起こりにくい。中空構造体10の変形が抑制される。
(6)連通孔15の曲がり部15aは、閉塞壁に対して略直交するように下方へ延びている。そのため、連通孔15を上面視したとき、連通孔15は上面視略正方形状の開口形状をなしている。連通孔15の開口面積を広く確保することができる。
(7)中空構造体10の一方の面に連通孔15を形成するにあたって、例えば、パンチングで連通孔15を形成したり、ドリルで切削しながら連通孔15を形成したりすることも考えられる。しかし、パンチングやドリルで連通孔15を形成した場合、パンチングで抜き取られた破片やドリルによる切削カスがセルSの内部に異物として入り込むことがある。そして、一旦、セルSの内部に入り込んだ異物を取り除くことは困難である。この点、上記実施形態では、貫通冶具60を貫通させることにより連通孔15を形成するので、破片や切削カスが生じにくく、セルSの内部に異物として入り込むことが抑制できる。
(8)上記実施形態では、中空構造体10の各セルSの閉塞壁にセルSの内外を連通させる連通孔15が複数貫設形成されている。そのため、連通孔15を介して各セルSの内部空間に音圧が入り、その内部空間において音圧を効果的に低減できる。すなわち、中空構造体10の各セルSは、いわゆる「ヘルムホルツ共鳴器」として機能する。中空構造体10の吸音性能を向上させることができ、特に低音域における吸音性能を向上させることができる。吸音用の中空構造体10として、多数の連通孔15を形成すれば、吸音パネルに好適に適用することができる。
(9)コア層20を形成する第1シート材100は、コア層20に接合される第2シート材より薄く形成されている。つまり、コア層20を形成する第1シート材100は、スキン層30、40より薄く形成されている。そのため、連通孔形成工程で、貫通冶具60がコア層20の側壁部23の位置で閉塞壁を切断した場合であっても、コア層20の厚みが薄いことで切断しやすい。
上記実施形態は、次のように変更できる。なお、上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて適用することができる。
・ 上記実施形態では、連通孔15に形成された曲がり部15aは、閉塞壁に対して略直交する方向に延びている。曲がり部15aと閉塞壁のなす角度はこれに限定されない。曲がり部15aは、略直交するほど急に曲がっていなくてもよい。例えば、曲がり部15aが閉塞壁に対して20゜〜80゜程度で曲げられている場合、連通孔15を上面視したとき、連通孔15の開口部15bから曲がり部15aが視認できる。この場合、図6(a)〜図6(c)に示すように、連通孔15は上面視略正方形状の開口形状ではなく、上面視十字形状となる。なお、中空構造体10の吸音性能を考慮した場合には、曲がり部15aと閉塞壁のなす角度は、45〜80゜程度であることが好ましい。
・ 上記実施形態では、連通孔15の開口部15bは、上面視略四角形状としたが、開口部15bの形状は特に限定されない。図6(d)及び図6(e)に示すように、多角形状であってもよく、図6(f)に示すように、上面視長方形と上面視正方形とが組み合わされたような形状であってもよい。連通孔形成工程で使用する貫通冶具60は、形成する連通孔15の形状に合わせたものを使用すればよい。例えば、図6(d)のように上面視八角形状の場合、貫通冶具60としては、先端部62に八角形の対角線部分を残すように切り欠かれた形状とし、その対角線上に板状の突条部62aが形成された形状とすればよい。
・ 連通孔15は各セルSに1箇所ずつ形成されているものでなくてもよい。各セルSの複数箇所形成されていてもよく、形成されていないセルSが混在していてもよい。また、中空構造体10の上下両面に連通孔15が形成されていてもよい。
・ 連通孔15は、各セルSの略中央部分に形成されているものでなくてもよい。例えば、各セルSにおける側壁部23寄りに形成されていてもよく、側壁部23の位置に形成されていてもよい。
・ コア層20を形成する第1シート材100は、コア層20に接合される第2シート材より薄く形成されていなくてもよい。つまり、コア層20を形成する第1シート材100は、スキン層30、40と同じ厚みとされていてもよく、スキン層30、40より厚く形成されていてもよい。
・ 貫通冶具60としては、多角形状の対角線に延びるような突条部62aが形成されているものでなくてもよい。例えば、貫通冶具60の先端部62が平板状で、かつ長軸状に形成され、平板状の両端部に長手方向に延びる先鋭状の突条部62aが形成されているものであってもよい。この場合、先端部62が先鋭板状とされていれば、先鋭板状の部分を閉塞壁に突き刺し、先鋭状の突条部62aで閉塞壁を切断しながら曲がり部15aを形成することができる。こうした形状の貫通冶具60を使用した場合、図6(g)に示すような、上面視が細長い形状の連通孔15が形成される。図6(g)に示すような形状の連通孔15では、連通孔15の上面視形状が横方向と縦方向で異なる。こうした形状の連通孔15では、例えば、上面視真円形状の連通孔15より複数の周波数を吸音することができる。中空構造体10の吸音性能が向上し、吸音パネルとして好適に適用することができる。
・ 上記実施形態の貫通冶具60は、突条部62aの外方先端部分62bの形状が鋭角となっており、突条部62aの先端部分の角度θが鋭角に形成されている。しかし、突条部62aの先端部分は鋭角でなくてもよい。先鋭状であれば、直角であっても、鈍角であってもよい。
・ 貫通冶具60の形状は適宜変更することができる。側面に先鋭状の突条部62aが形成された先鋭状の貫通冶具60であれば、複数の曲がり部15aを形成することができる。例えば、断面が真円形状であり、その側面に先鋭状の突条部62aが形成されたものであってもよい。また、断面形状が左右対称でなくてもよく、断面形状が不定形状であってもよい。側面に長手方向に延びる先鋭状の突条部62aが1乃至複数箇所形成されていればよい。
・ 貫通冶具60の側面に形成された先鋭状の突条部62aの長手方向の長さは特に限定されない。例えば、貫通冶具60の先端部に僅かに形成されていてもよい。この場合であっても、先鋭状の先端部を閉塞壁に突き刺す際に僅かに形成された突条部62aによって閉塞壁が切断される。貫通冶具60をセルSの内部空間に向かって押し進めると、閉塞壁の切断された部分が裂けるように広げられて、複数の曲がり部15aを有する連通孔15が形成される。
・ 連通孔15は、不規則に形成されていてもよい。また、連通孔15が、セルSの並設方向に沿って形成されていなくてもよい。或いは、中空構造体10の面方向の一部の領域に、連通孔15が局在していてもよい。
・ 複数の連通孔15は、すべて同一形状でなくてもよい。異なる形状の連通孔15が混在していてもよい。
・ コア層20及びスキン層30、40の材料は、合成樹脂材料でなくてもよい。例えば、紙製、布製、金属製であってもよい。
・ コア層20、スキン層30、及びスキン層40を構成する熱可塑性樹脂に対して、例えば、難燃性の樹脂を添加して難燃性を高めるなどのように、機能性の樹脂を添加してもよい。中空構造体10に異なる機能を付与することができ、中空構造体10の汎用性が向上する。
・ コア層20は、一枚の第1シート材100を折り畳み成形して形成するのに限らず、複数枚の第1シート材を用いて形成してもよい。例えば、帯状の第1シート材を所定間隔毎に屈曲させ、これら複数の第1シート材を並設することでコア層を形成してもよい。この変更例の場合、各第1シート材において屈曲させた部分がセルの側壁部を構成することになる。
・ スキン層30、40を熱溶着でコア層20に接合するのに限らず、例えば、接着剤等でスキン層30、40をコア層20に貼り付けて接合してもよい。また、コア層20とスキン層30、40との間に例えば熱可塑性樹脂製の接着層を介在させ、この接着層の接着力により、スキン層30、40をコア層20に接合してもよい。
・ スキン層30及びスキン層40の少なくともいずれか一方を省略してもよい。この場合、省略されたスキン層30、40では、コア層20の上壁部21或いは下壁部22に連通孔15を貫設することができる。
・ スキン層30及びスキン層40の少なくともいずれかの外面に他のシート材を接合してもよい。この外面側のシート材は合成樹脂製でなくてもよく、例えば金属シート(金属箔、鋼板)、紙、布などであってもよく、不織布シート、織物シート、編物シートであってもよい。また、印刷を施した樹脂シートやメラミン等の樹脂シートであってもよい。ただし、他のシート材を接合した後に連通孔15を形成できるように、他のシート材として、貫通冶具60が貫通できる程度の強度の材料、厚み等のものを採用することが好ましい。さらに、スキン層30やスキン層40そのものを、金属シート(金属箔、鋼板)、紙、布などで構成してもよい。
例えば、他のシート材として鋼板を接合したり、スキン層30、40を鋼板としたりしたような場合であっても、貫通冶具60の側面に先鋭状の突条部62aが形成されているため、連通孔15を容易に形成することができる。
また、他のシート材として不織布シートを接合したり、スキン層30、40を不織布シートとしたりしたような場合には、連通孔15を容易に形成することができるだけでなく、先鋭状の突条部62aで切断されて形成された連通孔15では、開口形状を好適に維持することができる。例えば、断面円形状で先鋭状の従来の針状部材で連通孔15を貫設するような場合には、不織布を構成する繊維がずれるようにして連通孔15が形成される。そして、針状部材を抜くと、不織布を構成する繊維が移動して、形成された連通孔15に覆い被さるようになってしまう場合がある。この点、本実施形態の貫通冶具60では、閉塞壁が切断されるため、不織布を構成する繊維が切断され、連通孔15が塞がることが抑制される。
・ セルSの形状は特に六角柱形状に限定されるものではない。例えば、円柱形状でもよいし、四角柱形状、八角柱形状などの多角柱形状であってもよい。また、セルSの形状は、例えば、錐台形状や錐台形状の頂面同士を突き合わせたような形状であってもよい。すなわち、全体として柱形状をなしているのであればどのような形状であってもよい。さらに、コア層20内において異なる形状のセルが混在していてもよいし、セルとセルとの間に空間(隙間)が生じていてもよい。なお、セルとセルとの間に空間が生じている場合、セルの内外を連通するように連通孔を形成するのに加えて、セルとセルとの隙間が中空構造体の外部に連通するように連通孔を形成してもよい。
・ コア層20は、第1シート材100を折り畳み成形したものに限らない。例えば、特許第4368399号に記載されるようなシート材を折り畳み成形したものであってもよい。
上記実施形態及び変更例から導き出せる技術思想を以下に追記する。
(イ)少なくともいずれかの面に連通孔が形成された中空構造体の製造方法であって、側面に鋭角な突条部が長手方向に延びる長尺状に形成された貫通冶具を使用して連通孔を形成する。
(ロ)塑性を有する1枚のシートから所定の凹凸形状を有するように成形されたシート材を折り畳んでコア層を形成する折り畳み工程と、コア層の上下両面にスキン層を接合して中間体を形成するスキン層接合工程と、中間体の一方の面に連通孔を形成する連通孔形成工程を備え、連通孔形成工程では、側面に鋭角な突条部が長手方向に延びる長尺状に形成された貫通冶具を使用して連通孔を形成する。
S…セル、S1…第1セル、S2…第2セル、10…中空構造体、15…連通孔、15a…曲がり部、20…コア層、21…上壁部、22…下壁部、23…側壁部、30…スキン層、40…スキン層、60…貫通冶具。

Claims (3)

  1. 内部に複数のセルが並設され、厚み方向に立設されて前記セルを区画する側壁部と、前記側壁部の上端縁及び下端縁に設けられた閉塞壁を備えてなり、前記閉塞壁に前記セルの内外を連通させる連通孔が設けられた中空構造体であって、
    前記連通孔には、前記閉塞壁が前記セルの内方に向かって曲げられてなる複数の曲がり部が形成されている中空構造体。
  2. 前記連通孔は、互いに交差して延びる複数の線状部分のうち、隣り合う前記線状部分の間に形成された切片が、それぞれ前記セルの内方に向かって曲げられて形成されており、前記曲がり部は、前記切片で構成されている請求項1に記載の中空構造体。
  3. 内部に複数のセルが並設され、厚み方向に立設されて前記セルを区画する側壁部と、前記側壁部の上端縁及び下端縁に設けられた閉塞壁を備えてなる中空構造体の前記閉塞壁に、前記セルの内外を連通させる連通孔を形成するための貫通冶具であって、
    側面に先鋭状の突条部が長手方向に延びる長尺状に形成されている貫通冶具。


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