JP2019159581A - 表示処理装置、表示処理方法、及び表示処理プログラム - Google Patents

表示処理装置、表示処理方法、及び表示処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】介護者又は看護者等が在床者の状態を、視線の移動が少なく、素早く確認可能とする。【解決手段】在床者の状態を表示する表示処理装置であって、在床者の現在の状態を示すオブジェクトを、在床者の現在の状態に対応する色で表示画面に表示し、在床者の過去の状態を示すマーカを、過去の状態に対応する色で、現在の状態を示すオブジェクトに重ねて表示する。これにより、一つのオブジェクトを見るだけで、一目で、在床者の現在の状態と過去の状態の両方を認識することができるため、少ない視線の移動で素早く在床者の状態を確認することができる。また、在床者の現在の状態をオブジェクトの色で示し、在床者の過去の状態をマーカの色で示しているため、在床者の現在の状態及び過去の状態の両方を、直感的に認識可能とすることができる。【選択図】図9

Description

本発明は、表示処理装置、表示処理方法、及び表示処理プログラムに関する。
特許文献1(特開2008−289676号公報)において、患者の状態を正確に把握可能な患者異常通知システムが開示されている。この患者異常通知システムの場合、初期画面で患者の部屋番号の一覧を表示する。操作者により、希望する部屋番号の表示領域が操作されると、その部屋で治療を受けている患者の氏名及び識別番号を表示する。さらに、操作者により、希望する患者の氏名等の表示領域が操作されると、その患者の詳細情報を表示する。
患者の詳細情報としては、患者の現在の姿勢(状態)と共に、生体情報(バイタルサイン)又はカメラ画像が表示される。患者の現在の姿勢としては、立位、座位及び歩行中等の起床中の姿勢の他、背臥位、腹臥位、右臥位及び左臥位等の就寝中の姿勢が表示される。カメラ画像としては、病室内の患者を撮像した画像が、生体情報としては、患者の血圧、脈拍及び体温等が表示される。
しかし、特許文献1に開示されている患者異常通知システムは、初期画面では患者の部屋番号及び識別番号等が表示されるだけであるため、情報量が少なく、初期画面に基づいて患者の状態を知る、という観点で改善の余地がある。
また、例えば介護施設又は病院等では、介護者又は看護者が所定時間勤務した後、後任となる介護者又は看護者に患者の様子等を伝達して業務の引き継ぎを行う。この業務の引き継ぎには、後任となる介護者又は看護者に、現在の患者の状態を示す情報を見せながら説明が行われることもある。しかし、特許文献1に開示されている患者異常通知システムは、複数回の操作を経て段階的かつ患者毎に、患者の状態を示す情報が表示されるため、患者の状態を示す情報が表示されるまでに時間を要しており、業務の引き継ぎのための説明を必要とする患者が多数存在する場合、説明が長時間化することが懸念される。すなわち、短時間で業務の引き継ぎを行う、という観点で改善の余地がある。
さらに、特許文献1に開示されている患者異常通知システムは、上述のように初期画面で表示される情報量が少なく、また、複数回の操作を経て表示される患者の状態を示す情報は、患者毎に別々に表示される。このため、業務の引き継ぎ中において、各患者の状態の変化を認識する、という観点で改善の余地がある。
患者や在床者(在床者については後述)の状態を監視するシステムにおいては、上述の看護の引き継ぎを迅速に行い、また、業務の引き継ぎ中においても、各患者(在床者)の状態の認識を素早く行うためにも、各患者の状態を、視線の移動が少なく、素早く確認可能であることが好ましい。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、介護者又は看護者等が在床者の状態を、視線の移動が少なく、素早く確認可能な表示処理装置、表示処理方法、及び表示処理プログラムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、在床者の状態を表示する表示処理装置であって、在床者の現在の状態を示すオブジェクトを、在床者の現在の状態に対応する色で表示画面に表示し、在床者の過去の状態を示すマーカを、過去の状態に対応する色で、現在の状態を示すオブジェクトに重ねて表示する。
本発明によれば、介護者又は看護者等が在床者の状態を、視線の移動が少なく、素早く確認できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態の表示システムのシステム構成図である。 図2は、実施の形態の表示システムの他の例のシステム構成図である。 図3は、実施の形態の表示システムに設けられている演算装置のブロック図である。 図4は、演算装置のCPUが表示制御プログラムを実行することで実現される各機能の機能ブロック図である。 図5は、演算装置のHDDに記憶されている各種情報を説明するための図である。 図6は、実施の形態の表示システムにおける在床者の状態の一覧画面及び詳細情報の表示動作の流れを示すフローチャートである。 図7は、在床者の一覧画面の表示例を示す図である。 図8は、一覧画面に表示されるアイコンを示す図である。 図9は、各在床者のオブジェクトに表示される、在床者の過去の状態を示すマーカを説明するための図である。 図10は、オブジェクト上に表示するマーカの、いくつかの表示位置を説明するための図である。 図11は、オブジェクト上に表示するマーカの外周部の色を、オブジェクトの背景色に対して目立つ色とした例を説明するための図である。 図12は、「緊急度順」の表示形態の一覧画面を示す図である。 図13は、縦画面に対して一覧画面を表示した状態を示す図である。 図14は、詳細情報の表示画面を示す図である。 図15は、詳細情報の表示画面の他の例を示す図である。 図16は、詳細情報の表示画面のさらに他の例を示す図である。 図17は、縦画面に対して詳細情報を表示した状態を示す図である。 図18は、縦画面に対して表示された詳細情報の他の表示例を示す図である。 図19は、詳細情報の表示画面におけるアイコンの表示形態の他の例を説明するための図である。
以下、一例として説明する表示システムに基づいて、表示処理装置、表示処理方法、及び表示処理プログラムの説明をする。
(表示システムの構成)
図1は、実施の形態の表示システムのシステム構成図である。この図1に示すように、実施の形態の表示システムは、演算装置1、センサ2及び表示装置3を有している。センサ2は、例えば在床者が就寝しているベッドの4つの足に取り付けられた各検出素子で検出される各荷重検出出力に基づいて、在床者の現在の状態(例えば、ベッド上の在床者の位置及び姿勢等)を検出し、この状態情報(図5の符号41)を演算装置1に送信する。本明細書においては、看護されている患者、老人等の見守りが必要な者、及び監視を必要とする者等を総称して、「在床者」と表現する。
なお、この例では、センサ2側でベッド上の在床者の位置及び姿勢を検出することとしたが、各検出素子で検出された各荷重検出出力を演算装置1に送信し、演算装置1側で、各荷重検出出力を用いてベッド上の在床者の位置及び姿勢等を示す状態情報を算出してもよい。
また、以下、センサ2で検出された荷重検出出力に基づいて、ベッド上の在床者の位置及び姿勢を検出することとして説明を進めるが、図2に示すように在床者の部屋を、撮像装置4で撮像して、この撮像画像に基づいて、撮像装置4側又は演算装置1側で、在床者の位置及び姿勢等の在床者の現状を検出してもよい。
(演算装置のハードウェア構成)
図3に、演算装置1のハードウェア構成を示す。この図3に示すように、演算装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、入出力インタフェース(入出力I/F)15、通信部16及びスピーカ部20を、バスライン17を介して相互に接続することで構成されている。
入出力I/F15には、上述のセンサ2(又は撮像装置4)及び表示装置3の他、演算装置1の操作者が、入力操作を行うキーボード装置及びマウス装置等の操作部18、及び、在床者の体温、血圧、脈拍及び呼吸数等の生体情報を検出するバイタルセンサ19が接続されている。HDD14には、表示制御プログラムが記憶されている。詳しくは後述するが、CPU11は、HDD14に記憶されている表示制御プログラムを実行することで、各在床者の一覧情報及び詳細情報の表示制御等を行う。
(演算装置の表示制御プログラムに基づく機能)
図4に、CPU11が表示制御プログラムを実行することで実現される各機能の機能ブロック図を示す。この図4に示すように、CPU11は、表示制御プログラムを実行することで、取得部25、生体情報取得部26、記憶制御部27、比較部28、表示制御部29、判別部30、報知制御部31及び操作検出部32として機能する。
なお、この例では、取得部25〜操作検出部32をソフトウェアで実現することとしたが、取得部25〜操作検出部32のうち、一部又は全部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアで実現してもよい。
また、表示制御プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリ等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、表示制御プログラムは、インターネット等のネットワーク経由でインストールするかたちで提供してもよい。また、表示制御プログラムは、機器内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
CPU11は、取得部25として機能することで、図1に示すセンサ2で検出された在床者の現在の状態を示す現状検出信号を取得する。また、CPU11は、生体情報取得部26として機能することで、バイタルセンサ19から供給される生体情報を取得する。また、CPU11は、記憶制御部27として機能することで、例えばHDD14、RAM13等の記憶部に対して情報の書き込み及び読み出しを行う。
また、CPU11は、比較部28として機能することで、前回取得した現状検出信号と今回取得した現状検出信号とを比較する。また、CPU11は、表示制御部29として機能することで、表示装置3の表示画面に対して各在床者の一覧情報及び詳細情報等を表示制御する。また、CPU11は、判別部30として機能することで、比較部28からの、前回取得した現状検出信号と今回取得した現状検出信号との比較結果に基づいて、在床者の状態の変化を判別する。また、CPU11は、報知制御部31として機能することで、在床者に緊急を要する場合に所定の報知制御を行う。さらに、CPU11は、操作検出部32として機能することで、所望の在床者を指定して行う詳細情報の表示操作等の操作者の操作を検出する。
(記憶部に記憶されている各種情報)
図5は、HDD14又はRAM13等の記憶部に記憶されている各種情報を示す図である。演算装置1は、記憶部に、上述の表示制御プログラムと共に、状態情報41、生体情報42、ユーザ情報43、緊急度情報44及び表示設定情報45等が記憶される。状態情報41は、所定の時間毎に取得部25でセンサ2(又は撮像装置4)から取得される、在床者の現在の状態を示す情報である。時間軸に沿った状態情報41の変化は、在床者の状態の変化を示すものとなる。
生体情報42は、バイタルセンサ19から取得した生体情報である。時間軸に沿った生体情報42の変化は、在床者の容態の変化を示すものとなる。ユーザ情報は、各在床者の氏名及び識別番号(ID)等の個人情報である。緊急度情報44は、判別部30で判別される在床者の現在の状態に応じた緊急度(正常、注意、警告)を示す情報である。状態情報41〜及び緊急度情報44は、それぞれ在床者毎に関連付けされて記憶されている。表示設定情報45は、例えば在床者の氏名の50音順に一覧を表示し、又は、緊急度が高い順に在床者の一覧を表示する等のように、デフォルトで設定又は予め指定されて設定されている表示形態を示す情報である。
(各在床者の状態の一覧画面及び詳細情報の表示動作)
図6のフローチャートに、実施の形態の表示システムにおける在床者の状態の一覧画面及び詳細情報の表示動作の流れを示す。演算装置1のCPU11が、HDD14に記憶されている表示制御プログラムに基づいて、ステップS1から順に各処理を実行する。ステップS1では、図4に示す取得部25が、センサ2(又は撮像装置4)からの在床者の現状を示す状態情報41を取得すると共に、生体情報取得部26が、バイタルセンサ19からの生体情報42を取得する。
ステップS2では、記憶制御部27が、取得部25で取得された状態情報41及び生体情報取得部26で取得された生体情報42を、HDD14等の記憶部に記憶制御する。ステップS3では、判別部30が、状態情報41に基づいて、各在床者のベッド上の位置及び姿勢等の、各在床者の現在の状態を判別する。表示制御部29は、判別された各在床者の現在の状態に基づいて一覧画面を生成する。表示制御部29は、生成された一覧画面を表示装置3の表示画面に表示制御する。
ここでは、在床者の状態として、在床者がベッドから落ちる可能性について、ベッドから落ちる可能性がない「正常」、ベッドから落ちる可能性がある「注意」、ベッドから落ちる可能性が高い「警告」という3段階で判別する。
図7に、各在床者の状態を同時に表示する一覧画面の表示例を示す。この図7に示すように、表示制御部29は、各在床者の状態をオブジェクトとし、在床者の氏名、及び、在床者の位置(又は姿勢)を示す情報を表示する。更にオブジェクトにおいては、現在の状態及び過去の状態を示す情報が重ねて表示される。
図7の例は、表示制御部29が、計20人の各在床者のオブジェクトを5行4列の一覧画面で表示した例である。表示制御部29は、各オブジェクトに対して、在床者の現在の状態をアイコン、及びオブジェクトの背景色で現在の状態を表示し、文字で指名及びIDを表示する。また、オブジェクト内に過去の状態、例えば10分前の状態を表示する。
図8に、在床者の現在の状態に応じて用いられるアイコンの一例を示す。図8に示すように、在床者の体動がなく、在床者のベッド上の位置が中央の場合は、背景が白で、ベッドの中央に人間が寝ている絵柄で「安静」の文字が表示されたアイコンが用いられる。また、在床者がベッドから起き上がった状態である場合、背景が白で、ベッドから人間が起床している絵柄で「起き上がり」の文字が表示されたアイコンが用いられる。また、在床者がベッドに腰掛けている状態である場合、背景が白で、ベッドに人間が腰かけている絵柄で「端座位」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
在床者の状態が「正常」の場合、上述のように「白」の背景が用いられるが、在床者の状態が「注意」の場合、「黄色(左斜線で示す)の背景が用いられる。すなわち、在床者の体動がなく安静にしている場合でも、在床者のベッド上の位置が左端の場合、背景が黄色で、ベッドの左端に人間が寝ている絵柄で「左端 安静」の文字が表示されたアイコンが用いられる。同様に、在床者の体動がなく安静にしている場合でも、在床者のベッド上の位置が右端の場合、背景が黄色で、ベッドの右端に人間が寝ている絵柄で「右端 安静」の文字が表示されたアイコンが用いられる。また、在床者のベッド上の位置が中央であっても体動がある場合、背景が黄色で、ベッドの中央に人間が体動ありで寝ている絵柄で「中央 体動あり」の文字が表示されたアイコンが用いられる。また、在床者がベッドから離れている場合(ベッドに寝ていない場合)、背景が白色で長方形の枠内に「離床」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
次に、在床者の状態が「警告」の場合、「赤(黒の塗りつぶしで示す)」の背景が用いられる。すなわち、在床者のベッド上の位置が左端であり、且つ体動がある場合、背景が赤色で、ベッドの左端に人間が体動ありで寝ている絵柄で「左端 体動あり」の文字が表示されたアイコンが用いられる。同様に、在床者のベッド上の位置が右端であり、且つ体動がある場合、背景が赤色で、ベッドの右端に人間が体動ありで寝ている絵柄で「右端 体動あり」の文字が表示されたアイコンが用いられる。
なお、センサ2(又は撮像装置4)と演算装置1との通信が切断している場合、灰色(右斜線で示す)の背景が用いられ、コネクタが斜めに切断された絵柄で、「切断」の文字が表示されたアイコンが用いられる。また、在床者が例えば一時帰宅中のように、不在の場合、白の背景が用いられ、「不在」の文字のアイコンが用いられる。
図7の表示について、具体的に説明する。図7の左上の表示例は、IDが「101−01」で、氏名が「山田A太朗」の在床者の表示例である。この「山田A太朗」は、現在、体動がなくベッドの中央に位置しており、現在の状態は「正常」である。このため、表示制御部29は、オブジェクトの背景として「白」を用い、ベッドの中央に人間が寝ている絵柄で「安静」の文字が表示されたアイコンを表示する。この表示を見た看護者は、「白」の背景により、現在の状態は「正常」であることを認識する。また、ベッドの中央に人間が寝ている絵柄で「安静」の文字が表示されたアイコンにより、在床者は、体動がなくベッドの中央に位置していることを認識する。
また、図7において、「山田A太朗」の右隣の表示例は、IDが「101−02」で、氏名が「山田B太朗」の在床者の表示例である。この「山田B太朗」は、現在、体動がありベッドの中央に位置している状態であり、現在の状態は「注意」である。このため、表示制御部29は、オブジェクトの背景として「黄色(左斜線)」を用い、ベッドの中央に人間が体動ありで寝ている絵柄で「中央 体動あり」の文字が表示されたアイコンを表示する。この表示を見た看護者は、「黄色」の背景により、現在の状態が「注意」であることを認識する。また、看護者は、ベッドの中央に人間が体動ありで寝ているアイコンにより、在床者がベッドから落ちる可能性があるので注意が必要であることを認識する。
また、図7において、「山田B太朗」の二つ右隣の表示例は、IDが「101−04」で、氏名が「山田D太朗」の在床者の表示例である。この「山田D太朗」の場合、通信が切断していて、センサ2(又は撮像装置4)からの状態情報41が取得できない場合の表示例である。表示制御部45は、取得部25で状態情報41が取得されない場合、灰色(右斜線で示す)の背景で、コネクタが斜めに切断された絵柄、かつ、「切断」の文字が表示されたアイコンを表示する。
また、図7において、「山田B太朗」の下の表示例は、IDが「101−06」の「海田B太朗」の表示例である。この「海田B太朗」の表示例は、「海田B太朗」が、現在、体動がありベッドの左端に位置している状態であり、ベッドから落ちる危険性がある場合の表示例である。この場合、「警告」を行う必要があるため、表示制御部29は、オブジェクトの背景として赤色(図では黒の塗りつぶし)を用いることで看護者等の注意を喚起すると共に、ベッドの左端に人間が体動ありで寝ている絵柄で、「左端 体動あり」との文字が付されたアイコンを表示する。さらに、表示制御部29は、図1に示すスピーカ部20を介して所定の警告音又はメッセージを出力制御する。これにより看護者は、ベッドから落ちる危険性があることを認識し、「海田B太朗」の部屋に出向き、ベッドの右端から中央に就寝位置を戻す等のベッドからの落下を防止するための措置を行う。
(一覧画面の更新処理)
図6のフローチャートの説明に戻る。このような各在床者の現在の状態を示す一覧画面が表示されると、ステップS4に処理が進む。取得部25は、各在床者のセンサ2(又は撮像装置4)からの状態情報41及びバイタルセンサ19からの生体情報42を、所定時間置き又はランダムに取得する。ステップS4では、取得部25が、新たな状態情報41を取得したか否かを判別する。新たな状態情報41が取得されない場合、ステップS1に処理が戻り、新たな状態情報41(及び新たな生体情報42)を取得する。
これに対して、新たな状態情報41が取得された場合、ステップS5に処理が進む。ステップS5では、記憶制御部27が、取得された新たな状態情報41及び生体情報42を記憶部に記憶制御する。なお、この際、記憶制御部27は、過去の状態情報41及び生体情報42に続く新たな状態情報41及び生体情報42として記憶部に記憶制御する。
なお、過去の状態情報41及び生体情報42と、新たな状態情報41及び生体情報42とは、記憶部上の記憶位置が物理的に連続する必要はなく、過去の状態情報41及び生体情報42と、これに続く新たな状態情報41及び生体情報42であることを判別可能なように記憶すればよい。
また、各記憶部には、「現在の状態情報41及び生体情報42」及び一つ前の「現在の状態情報41及び生体情報42」を記憶すればよい。すなわち、記憶部に記憶する過去の情報は、所定の複数個を記憶してもよいが、少なくとも一つ前の情報だけ記憶すればよい。一つ前の情報だけ記憶する場合は、新たな情報が取得された際に、それまで一つ前の情報として記憶されていた情報に対して、新たな情報を上書きすればよい。これにより、記憶部には、在床者毎に新たな情報及び一つ前の情報の2つが常時記憶されることとなり、所定の複数の情報を記憶する場合に、記憶部の記憶領域が無駄に使用される不都合を防止できる。
このように記憶部に新旧の状態情報41(及び生体情報42)が記憶されると、ステップS5において、比較部28が、新旧の状態情報41を比較し、在床者の状態の変化を検出する。ステップS6では、比較部28が、新旧の状態情報41を比較することで、在床者の状態の変化の有無を判別する。在床者の状態が変化していた場合、ステップS7に処理が進み、在床者の状態が変化していない場合、以下に説明する表示更新処理を行うことなく、ステップS8に処理が進む。
ステップS7では、表示制御部29が、状態に変化のあった在床者のオブジェクトの表示形態を変更制御する。具体的には、体動がなくベッドの中央に位置していた「山田A太朗」が、体動がなくベッドの左端に位置するように変化した場合、「山田A太朗」の状態は、「正常」から「注意」へと変化するため、表示制御部29は、オブジェクトの背景を白色から黄色に変更すると共に、ベッドの中央に人間が寝ている絵柄のアイコンから、ベッドの左端に人間が寝ている絵柄のアイコンに変更する。これにより、看護者は、「山田A太朗」の状態を、注意しながら見守ることとなる。
さらに、ベッドの左端に位置していることで注意を持って見守られていた「山田A太朗」に体動が検出された場合、ベッドから落ちる危険があり「警告」が必要となるため、表示制御部29は、オブジェクトの背景を黄色から赤色に変更すると共に、ベッドの左端に人間が寝ている絵柄のアイコンから、ベッドの左端に人間が体動ありで寝ている絵柄のアイコンに変更する。これにより、看護者は、「山田A太朗」の部屋に出向き、ベッドの左端から中央に就寝位置を戻す等のベッドからの落下を防止するための措置を行う。
このような一覧画面の更新処理をまとめると、演算装置1は、所定の時間毎にセンサ2からの状態情報41(及び生体情報42)を取得して、記憶部に蓄積して記憶する。演算装置1は、新たに状態情報41が取得されると、一つ前に取得された状態情報41と比較し、在床者の状態の変化(差異)が検出された場合は、一覧画面に表示している、その在床者のオブジェクトの背景及びアイコンを変更表示する。これにより、看護者に対して、一目で在床者の現在の状態を知らせることができる。
(現在及び過去の状態の同時表示機能)
ここで、表示制御部29は、一覧画面の各在床者のオブジェクトに対して、各在床者の現在及び過去の両方の状態を同時に表示するようになっている。すなわち、取得部25は、一例として10分間隔で状態情報41及び生体情報42を取得するようになっている。記憶制御部27は、状態情報41及び生体情報42が取得され度に、記憶部に記憶制御する。これにより、記憶部には、現在及び過去の状態情報41及び生体情報42が記憶される。各在床者のオブジェクトにおいて、過去の状態情報に対応する色のマーカを含めて表示する。
図9は、図7に示した各在床者のオブジェクトのうち、IDが「101−14」の「下田B太朗」のオブジェクト、及び、IDが「101−15」の「下田C太朗」のオブジェクトを抜き出して示した例である。「下田B太朗」の例において、「太朗」の文字の下に表示されている横長の楕円形状のマーカ51が、過去(10分前)の状態を示すマーカ51である。この「下田B太朗」の例の場合、赤色(図9では黒の塗りつぶし)のマーカ51となっている。看護者は、この赤色のマーカ51により、「下田B太朗」の10分前の状態は、「警告」であったことを認識する。しかし、現在は、オブジェクトの背景が黄色(図9では左斜線の背景)であるため、「下田B太朗」の状態は、「警告」から「注意」へ移行したと、看護者は認識する。
同様に、図9に示す、「下田C太朗」の例において、「太朗」の文字の下が、横長の楕円形状のマーカ51の表示領域となっている。すなわち、表示制御部29は、在床者の氏名の下の領域(又は上の領域でもよい)で、かつ、長手方向が氏名の文字配列方向に一致するように、楕円形状のマーカ51を表示する。
図9の例では、氏名の文字配列方向が横方向であるため、表示制御部29は、各在床者のオブジェクトを上下方向よりも左右方向に長くなるように表示すると共に、前記マーカ51を、前記オブジェクトの左右方向の少なくとも一端の上下方向、又は、前記オブジェクトの上下方向の少なくとも一端の左右方向にマーカ51を表示する。
「下田C太朗」の例の場合、現在、赤色(図9では黒の塗りつぶし)の背景となっていり、マーカ51も赤色のマーカとなっている。看護者は、赤色のマーカ51により、「下田C太朗」の10分前の状態は、「警告」であり、オブジェクトの背景の色により、現在も引き続き、「警告」であると、看護者は認識する。この場合、看護者は、早急に「下田C太朗」の部屋に出向き、ベッドからの落下を防止するための措置を行う必要がある。
このように各在床者のオブジェクトの背景の色で、在床者の現在の状態を表示し、マーカ51の色で、在床者の過去の状態を表示することで、看護者は、その在床者の現在の状態と過去の状態の両方を一目で認識することができる。さらに、各在床者の状態は、正常、注意、警告の種類に応じて色分けされている。このため、看護者に対して、より迅速かつ明確に各在床者の現在の状態と過去の状態の両方を知らせることができる。
(マーカの表示形態の第1の変形例)
図10に、マーカ51の表示形態の第1の変形例を示す。図10(a)は、表示制御部29が、長方形状のオブジェクトの各短手辺に沿って2本の線上のマーカ52を表示する例である。図10(b)は、表示制御部29が、長方形状のオブジェクトの下側の長手辺に沿って線上のマーカ53を表示する例である。図10(c)は、表示制御部29が、長方形状のオブジェクトの上側の長手辺に沿って線上のマーカ54を表示する例である。図10(d)は、表示制御部29が、長方形状のオブジェクトの右上に、IDに隣接して、四角形状のマーカ55を表示する例である。いずれの場合も、表示制御部29は、過去の状態(正常、注意、警告)に応じた色で、マーカ52〜55を表示する。これにより、上述と同じ効果を得ることができる。
(マーカの表示形態の第2の変形例)
また、図11に、マーカ51の表示形態の第2の変形例を示す。この図11は、マーカ51の外周部(=縁)を、背景に対して目立つ色で表示した例である。すなわち、背景の色とマーカ51の色が同じ色となると、マーカ51を認識しづらくなる。このため、表示制御部29は、現在、表示している背景の色に対して、目立つ色で縁取ったマーカ56をオブジェクトに含めて表示する。具体的には、図11に示す「山田B太朗」の例は、黄色の背景に黄色のマーカ56が表示されている例であるが、この際、表示制御部29は、黄色のマーカ56の外周部を白色として表示する。
同様に、図11に示す「海田B太朗」の例は、赤色の背景に赤色のマーカ56が表示されている例であるが、この際、表示制御部29は、赤色のマーカ56の外周部を白色として表示する。このようにマーカの外周部を目立つ色で表示することで、在床者の過去の状態を認識し易くすることができる。
(警告のアイコンの表示形態)
次に、表示制御部29は、図7に示す一覧画面を表示する際、在床者の現在の状態が「正常」の場合、例えば「山田A太朗」のオブジェクトで示すように、オブジェクトの背景を白色とし、これに合わせて、アイコンの背景及びアイコンの人間の画像も白色で表示する。また、在床者の現在の状態が「注意」の場合、例えば「下田B太朗」のオブジェクトで示すように、オブジェクトの背景を黄色とし、これに合わせて、アイコンの背景及びアイコンの人間の画像も黄色で表示する。すなわち、表示制御部29は、在床者の現在の状態が「正常」及び「注意」の場合は、オブジェクトの背景と同じ色でアイコンの背景及びアイコンの人間の画像を表示する。
これに対して、在床者の現在の状態が「警告」の場合、例えば「海田B太朗」のオブジェクトで示すように、オブジェクトの背景を赤色とし、これに合わせて、アイコンの背景も赤色で表示するが、アイコンの人間の画像は、アイコンの赤色の背景に対して目立つ色、例えば白色で表示する。これにより、在床者の現在の状態が「警告」の場合、アイコンの表示を、より目立たせることができ、より迅速な対応を促すことができる。
(一覧の表示形態の変更動作)
次に、一覧画面の表示形態の変更について、説明する。実施の形態の表示システムの場合、一覧画面の表示形態を選択的に変更可能となっている。一例ではあるが、実施の形態の表示システムの表示制御部29は、「在床者の氏名の50音順」、「緊急度順」、「設定画面で指定した順」及び「カテゴリ順(介護者が指定する介護者の特性順)」のうち、看護者等により選択された表示形態で一覧画面を表示する。
一例として、図12に「緊急度順」の表示形態の一覧画面を示す。この場合、表示制御部29は、オブジェクトの背景が赤色の「警告」の在床者のオブジェクトを1行目最上段及び2行目最上段に表示する。換言すると、表示制御部29は、赤色の背景で示す「警告」の在床者のオブジェクトは、一覧画面の左上(及び左上に近接する位置)に表示する。横書き表示の場合、一覧画面の左上の表示位置は、人間が視認し易い位置である。この人間が視認し易い位置に、緊急度の高い在床者のオブジェクトを表示することで、危険度が高い在床者を、より注意して見守ることができる。
また、「緊急度順」の表示形態の一覧画面の場合、表示制御部29は、「警告」の在床者のオブジェクトを表示した行の下の行に、次に危険度が高い「注意」の在床者のオブジェクトを表示する。図12の例の場合、「警告」の在床者が2名存在したため、表示制御部29は、これらの在床者のオブジェクトを1列目最上段及び2列目最上段に表示し、1列目の2行目、3行目及び2列目2行目、3行目に「注意」の在床者のオブジェクトを表示する。
また、「緊急度順」の表示形態の一覧画面の場合、表示制御部29は、既述したように表示した「警告」及び「注意」の在床者のオブジェクトの表示領域以外の表示領域に、「正常」の在床者のオブジェクトを表示する。なお、表示制御部29は、「切断」している在床者(この例の場合「山田D太朗」)のオブジェクトは、一覧画面の右下に表示する。
なお、この例では、一覧画面の表示形態は、看護者等が選択設定することとしたが、表示制御部29は、最初50音順で一覧画面を表示し、各在床者の現在の状態に応じて、「緊急度順」の表示形態に自動的に変更して一覧画面を行ってもよい。
また、図12に示す一覧画面の表示例は、表示画面が横画面の場合の表示例であるが、例えばタブレット端末装置のように縦画面表示を行う場合、表示制御部29は、1列目の5行目の「海田C太朗」の下に、3列目の「川田A太朗」から「下田A太朗」の各オブジェクトを表示し、2列目で5行目の「川田D太朗」の下に、4列目の「山田C太朗」から「山田D太朗」の各オブジェクトを表示する。
図13は、表示制御部29がタブレット端末装置に対して在床者の現在の状態の一覧画面を表示した例である。表示制御部29は、図7に示すような横画面から図13に示す縦画面に表示形態を変更する場合、図7に示す左半分の10名の在床者のオブジェクトを表示し、この10名のオブジェクトに続けて、図7に示す右半分の10名の在床者のオブジェクトを表示する。また、表示制御部29は、横画面の左上に表示していた在床者のオブジェクト(この例の場合は、「山田A太朗のオブジェクト」)を、縦画面でも左上の表示位置に表示する。これにより、図7に示す左半分の10名の在床者のオブジェクトの表示位置を、横画面及び縦画面で同じとすることができ、視認性を向上させることができる。
(詳細情報の表示動作)
図6のフローチャートの説明に戻る。このような一覧画面の表示及び更新を行うと、ステップS8に処理が進み、操作検出部32が、詳細情報の表示操作の有無を判別する。具体的には、看護者等は、各在床者のオブジェクトの一覧画面のうち、所望の在床者のオブジェクトを選択操作することで、詳細情報の表示を指定する。ステップS8では、操作検出部32が、この指定操作の有無を判別する。操作検出部32により、詳細情報の表示操作が検出されない場合(ステップS8:No)、処理はステップS3に戻り、一覧画面の表示が継続される。
これに対して、操作検出部32により、詳細情報の表示操作が検出された場合(ステップS8:Yes)、表示制御部29は、ステップS9において、看護者等により指定された在床者の詳細情報を表示する。一例ではあるが、表示制御部29は、詳細情報の表示画面を表示してから経過した時間をカウントし(ステップS10)、例えば60秒等の一定時間が経過した際に(タイムアウト)、ステップS3に処理を戻し、各在床者の一覧画面を表示する。また、操作検出部32で、表示されている詳細情報を閉じる操作が検出された場合、表示制御部29は、表示していた詳細情報を終了し、上述の一覧画面を表示する。
図14に、詳細情報の表示画面の一例を示す。この図14に示すように、表示制御部29は在床者を特定する在床者特定情報の一例である在床者の氏名及びID、現在及び所定期間における在床者の状態情報である現在及び過去の状態を示すアイコン、及び在床時間は、この詳細情報における在床者の直近状態であり、確認頻度が高いため、画面の左半分の上側(第1の表示領域の一例)に表示する。また、表示制御部29は、状態情報41の取得期間よりも長い第2期間における在床者の生体情報42を、画面の右半分(生体情報表示領域の一例)に表示する。
また、表示制御部29は、直近状態の表示領域(第1の表示領域)と生体情報42の表示領域とは、左右方向に同じ幅で表示する。また、表示制御部29は、上下方向よりも左右方向が長い状態の表示装置3の表示画面に表示を行うとき(横向きの表示)、直近状態の表示領域と生体情報42の表示領域とを左右方向に並べて表示する。
これに対して、図17を用いて後述するが、上下方向が左右方向よりも長い状態の表示装置3の表示画面に表示を行うとき(縦向きの表示)、表示制御部29は、直近状態の表示領域の下に、生体情報の表示領域を並べて表示する。これにより、例えばタブレット端末装置のように横画面から縦画面に変更された場合でも、横画面時の左上のオブジェクトが、縦置き時の左上のオブジェクトとして表示されるため、視認性が向上する。
また、表示制御部29は、在床者の状態に変化が生じた際に、この変化に応じた「警告」等のアイコンを画面の左半分の上側の領域に表示する。表示制御部29は、この詳細画面に対して、「正常」、「注意」又は「警告」のアイコンを表示する場合も、一覧画面に表示したアイコンと同じ表示形態のアイコンを表示する。
このように、図5に示したHDD14等の記憶部に記憶されている現在の状態情報41と所定期間(例えば終日又は勤務時間帯等)における生体情報42とを並列表示することで、現在の状態を確認しつつ、前任者の勤務時間帯における在床者の状態を後任者と確認することができる。また、表示画面の左上から右へ視線を移すことで情報の確認を行うことができ、前任者から後任者へ業務を迅速かつ容易に引継ぎ可能とすることができる。
このような詳細情報の表示画面をさらに詳細に説明する。図14は、現在、体動がなくベッドの中央に位置している「山田A太朗」の詳細情報の表示画面である。この図14に示すように、表示制御部29は、在床者の直近の状態について、詳細情報の表示画面における左側画面に上から表示し、設定項目をその下に表示する。また、在床者の生体情報を画面右半分に表示する。直近の状態の表示領域における一番上に、表示制御部29は、一覧画面で表示した在床者のオブジェクトを表示する。アイコンと氏名の並び順は、一覧画面のオブジェクトと同じである。一覧画面のオブジェクトの表示形態と、詳細画面の直近の状態に表示された現在の状態の表示形態とを同じとすることで、視認性を向上させることができる。また、表示制御部29は、アラーム履歴として、在床者の過去の状態を記憶部に記憶されている新旧の状態情報の比較結果に基づいて、より具体的な時間とそのときのアイコン(例えば10分前の状態を示すアイコン)を表示する。
設定項目として、表示制御部29は、一覧画面での設定項目等の選択画面を表示する。例えば、在床者が不在の場合にオブジェクトに表示を行うか否か、警告又は注意のいずれでアラームするか等の設定が可能となっている。
生体情報として、表示制御部29は、過去10時間の在床者の状態を上段に、過去60秒間の活動状況を中段に、参考体重及びBMI(Body Mass Index)の情報を下段に表示する。また、表示制御部29は、は、上段のグラフを表示する際、睡眠状態、覚醒状態、離床状態及び切断状態を色で区別して表示する。
図15は、現在、ベッドの中央に位置しているが体動が検出されている「山田B太朗」の詳細情報の表示画面である。この「山田B太朗」の場合、体動が検出されているため、状態が「注意」の在床者となる。そのため、表示制御部29は、直近の状態を表示する表示領域における一番上に、黄色の背景のオブジェクトを表示する。
図16は、現在、ベッドの右端に位置しており体動が検出されている「下田C太朗」の詳細情報の表示画面である。この「下田C太朗」の場合、ベッドの右端に位置しているうえ、体動が検出されているため、状態が「警告」の在床者となる。そのため、表示制御部29は、直近の状態を表示する表示領域における一番上に、赤色の背景のオブジェクトを表示する。
図17は、表示制御部29がタブレット端末装置(縦画面)に、「山田A太朗」の詳細情報として、直近の状態、設定項目及び生体情報を表示した例である。直近の状態、設定項目及び生体情報の表示順序は、看護者が指定することで変更可能となっている。図18は、表示制御部29が、看護者等の指定に応じて、直近の状態、生体情報及び設定項目の表示順序で縦画面に対して表示した例を示している。
図15や図16に示すように、詳細画面の直近の状態の表示領域における一番上に示された在床者の現在の状態表示について、この状態表示の背景全体の色を、在床者の現在の状態に応じて変化させてもよいし、また図19に示すように、アイコンの色のみを、在床者の現在の状態に応じて変化させてもよい。
図19は、一覧画面のオブジェクトのアイコンが、過去には在床者がベッドの中央で安静にしていたが、現在、ベッドの中央で体動が見られる場合の詳細画面を示している。この場合、この在床者の状態は「注意」である。この場合、表示制御部29は、オブジェクトの背景は白色のままで、ベッドの中央に人間が体動ありで寝ているアイコンを表示すると共に、アイコンの色を黄色で表示する。
これにより、表示制御部29は、在床者の現在の状態が「正常」の場合は、白色でアイコンを表示し、在床者の現在の状態が「注意」又は「警告」に変化した際に、オブジェクトの背景は白色のままで、アイコンの色を黄色又は赤に変更して表示する。このように、詳細画面においては、在床者の現在の状態を表示する表示領域の位置が決まっているので、オブジェクトの背景色は白色のままとし、在床者の現在の状態に応じてアイコンの色を変更して表示するようにしても、看護者に対して、一目で在床者の現在の状態を知らせることができる。
(詳細情報の表示中のアラームに対応した動作)
次に、このような詳細情報の表示中に、他の在床者の状態が「警告」となった場合について、説明する。表示制御部29は、他の在床者の状態が「警告」となった場合、詳細情報の表示を終了して一覧画面に表示を戻す。そして、表示制御部29は、この一覧画面において、状態が「警告」となった在床者のオブジェクトを点滅させて表示する。そして、オブジェクトの点滅表示を所定時間行った後に、状態が「警告」となった在床者の詳細情報の表示画面を表示する。さらに、表示制御部29は、このような詳細情報と共に、状態が「警告」となった在床者を示すポップアップ表示(詳細情報とは独立した表示領域で行う在床者の氏名及び現在の状態等の表示)を行う。これにより、使い勝手が良く、緊急性を考慮した表示システムを提供できる。
なお、この例では、表示中の詳細情報の表示は終了させることとしたが、表示中の詳細情報と共に(表示中の詳細情報に重ねて又は並べて)、状態が「警告」となった在床者の詳細情報を表示してもよい。
(実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、実施の形態の表示システムは、各在床者のオブジェクトの一覧画面において、各在床者の現在の状態と共に、過去の状態を同時に表示する。これにより、一つのオブジェクトを見るだけで、一目で、在床者の現在の状態と過去の状態の両方を認識することができるため、少ない視線の移動で素早く在床者の状態を確認することができる。
また、在床者の現在の状態をオブジェクトの背景の色で示し、在床者の過去の状態をマーカ51の色で示しているため、在床者の現在の状態及び過去の状態の両方を、直感的に認識可能とすることができる。
最後に、上述の各実施の形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。上述の新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。また、実施の形態及び実施の形態の変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 演算装置
2 センサ
3 表示装置
4 撮像装置
11 CPU
14 HDD
19 バイタルセンサ
25 取得部
26 生体情報取得部
27 記憶制御部
28 比較部
29 表示制御部
30 判別部
31 報知制御部
32 操作検出部
41 状態情報
42 生体情報
43 ユーザ情報
44 緊急度情報
45 表示設定情報
特開2008−289676号公報

Claims (13)

  1. 在床者の状態を表示する表示処理装置であって、
    前記在床者の現在の状態を示すオブジェクトを、前記在床者の現在の状態に対応する色で表示画面に表示し、
    前記在床者の過去の状態を示すマーカを、前記過去の状態に対応する色で、前記現在の状態を示すオブジェクトに重ねて表示する
    表示処理装置。
  2. 前記オブジェクトに表示される前記在床者の氏名の直下に、前記在床者の氏名の文字配列方向に沿って前記マーカを表示すること
    を特徴とする請求項1に記載の表示処理装置。
  3. 前記オブジェクトの左右方向の長さは上下方向よりも長く、
    前記オブジェクトの左右の位置のうち、少なくとも一方の位置の上の位置又は下の位置に前記マーカを表示し、又は、前記オブジェクトの上下の位置のうち、少なくとも一方の位置の左の位置又は右の位置に前記マーカを表示すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示処理装置。
  4. 前記オブジェクトの色と同じ色の前記マーカを表示する場合、前記オブジェクトの色に対して目立つ色の縁取りをしたマーカを表示すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の表示処理装置。
  5. 複数の前記在床者の各オブジェクトを一覧表示する一覧表示機能を有し、
    前記一覧表示では、前記表示画面の上下及び左右に複数ずつ、複数の前記在床者のオブジェクトを表示し、前記表示画面の上下間の距離よりも左右間の距離の方が長い状態で前記オブジェクトの表示を行う場合、複数の前記オブジェクトを前記表示画面の左右間に偶数列に表示すること
    を特徴とする請求項1から請求項4のうち、いずれか一項に記載の表示処理装置。
  6. 前記在床者の詳細情報を表示する詳細表示機能を有し、
    前記詳細表示では、在床者を特定する在床者特定情報、現在及び所定期間における前記在床者の状態情報を、表示部の左半分の上側の表示領域である第1の表示領域に表示し、前記所定期間よりも長い第2期間における前記在床者の生体情報を、前記表示部の右半分の表示領域である生体情報表示領域に表示すること
    を特徴とする請求項1から請求項5のうち、いずれか一項に記載の表示処理装置。
  7. 前記詳細表示では、前記第1の表示領域に対して、オブジェクト上に表示するアイコンと同じ表示形態のアイコンを表示すること
    を特徴とする請求項6に記載の表示処理装置。
  8. 前記詳細表示では、左右方向にそれぞれ同じ幅とした前記第1の表示領域及び前記生体情報表示領域を前記表示画面に表示し、
    前記表示画面の上下間の距離よりも左右間の距離の方が長い状態で表示する際、前記第1の表示領域及び前記生体情報表示領域を左右に並べて表示し、
    前記表示画面の上下間の距離が左右間の距離よりも長い状態で表示する際、前記第1の表示領域の下に続けて前記生体情報表示領域を表示すること
    を特徴とする請求項6又は請求項7に記載の表示処理装置。
  9. 前記詳細表示では、確認頻度が高い情報を前記第1の表示領域の上側に表示すること
    を特徴とする請求項6から請求項8のうち、いずれか一項に記載の表示処理装置。
  10. 第一の在床者に関する前記詳細表示を表示中に、第二の在床者の状態が警告となった場合、前記詳細情報の表示を終了して前記第二の在床者のオブジェクトを点滅表示すること
    を特徴とする請求項6から請求項9のうち、いずれか一項に記載の表示処理装置。
  11. 前記詳細情報を終了すると、複数の前記在床者の各オブジェクトを一覧表示すること
    を特徴とする請求項6から請求項10のうち、いずれか一項に記載の表示処理装置。
  12. 在床者の状態を表示する表示処理方法であって、
    前記在床者の現在の状態を示すオブジェクトを、前記現在の状態に対応する色で表示画面に表示するオブジェクト表示ステップと、
    前記在床者の過去の状態を示すマーカを、前記過去の状態に対応する色で、前記現在の状態を示すオブジェクトに重ねて表示するマーカ表示ステップと、
    を有する表示処理方法。
  13. コンピュータに在床者の状態を表示する表示処理を実行させるプログラムであって、
    前記在床者の現在の状態を示すオブジェクトを、前記在床者の現在の状態に対応する色で表示画面に表示するオブジェクト表示ステップと、
    前記在床者の過去の状態を示すマーカを、前記過去の状態に対応する色で、前記現在の状態を示すオブジェクトに重ねて表示するマーカ表示ステップと、
    を有する表示処理プログラム。
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