JP2019159485A - タッチスクリーンを利用した接触メディア - Google Patents
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Abstract
【課題】マルチタッチを認識できる静電容量方式のタッチスクリーンに用いる接触メディアであって、手軽にオンデマンド印刷が可能な接触メディアを提供することができる。【解決手段】基材上の少なくとも一方に特性情報別に予め決められた位置に複数の導電性物質領域が形成されており、かつ、少なくとも接触メディアのひとつの面が、一層以上のインク受理層を有する接触メディア。【選択図】なし
Description
本発明はタッチスクリーンを利用した接触メディアに関する。特に、水性顔料インク及び染料インク共に良好なインクジェット記録特性を有する接触メディアに関するものである。
従来、情報を接触メディアに記録して電子的に読み出す方式には、接触メディアのひとつの面に特性情報別に予め決められた位置に複数の導電性物質領域を形成し、マルチタッチを認識できる静電容量方式のタッチスクリーンで、この複数の導電性物質領域の位置を認識し、この位置情報を用いて特性情報とする方式がある。
この方式の接触メディア認識システムは、特許文献1をはじめとしていくつかの提案がなされている。
この接触メディア認識システムに用いる接触メディアは、カードに代表される形状であり、2つの面を持つものが一般的である。カード状の接触メディアは複数のシート状の基材を貼り合わせた構成が多く、一般に2枚のシートの貼り合わせで形成される。最終的に形成後の接触メディアは2つの面を有する。表面、裏面と呼んで識別することが多い。
接触メディアの基材は、PET等のプラスチック、紙、木質系素材、これらを積層させた複合素材、金属、ガラス、セラミック、布帛、皮革、またはそれらの組み合わせ等である。基材には非導電性の面があり、非導電性の面に特性情報別に予め決められた位置に複数の導電性物質領域が形成される。
接触メディアの導電性物質領域は、スクリーン印刷技術を用いて導電性のインキを印刷することで形成される場合が多い。接触メディアの導電性物質領域は、金属箔を基材に貼って形成する方法も知られている。接触メディアの導電性物質領域は、特性情報別に予め決められた位置に形成されるが、この導電性物質領域、多くは導電性のインキ、は一般に有色であるため、このままでは、特性情報を持たせた位置がわかってしまう。このため、この導電性物質領域を形成した面には、もうひとつの基材を貼り合わせ、この導電性物質領域を見え難くすることが多い。
最終的に形成後の接触メディアはふたつの面を有し、これらふたつの面、表面と裏面、には印刷が施されることが一般的である。従来、この印刷にはオフセット印刷が用いられてきた。オフセット印刷を用いるため、大量に効率的に接触メディアが生産できる。
しかし、各々の接触メディアに、必要に応じて異なる印刷(オンデマンド印刷)を施すことはオフセット印刷では難しかった。また、接触メディアは、その多くは掌に収まる程度のサイズが使用されることが多いが、「必要に応じた」状況は往々にして上記のようなカードサイズに切断された後に求められ、更に印刷前の接触メディアをカードサイズで入手した需要者は往々にして可変情報の印刷を行うことを欲するため、印刷装置を手許に置くことを含め、オフセット印刷を一層困難にしている。
本発明の目的は、マルチタッチを認識できる静電容量方式のタッチスクリーンに用いる接触メディアであって、手軽にオンデマンド印刷が可能な接触メディアを提供することにある。
マルチタッチを認識できる静電容量方式のタッチスクリーンに用いる接触メディアであって、少なくとも接触メディアのひとつの面が、特性情報別に予め決められた位置に複数の導電性物質領域が形成されており、かつ、少なくとも接触メディアのひとつの面が、一層以上のインク受理層を有することを特徴とする接触メディアである。
本発明により、マルチタッチを認識できる静電容量方式のタッチスクリーンに用いる接触メディアであって、手軽にオンデマンド印刷が可能な接触メディアを提供することができる。
本発明の接触メディアを説明する。
本発明の接触メディアは、マルチタッチを認識できる静電容量方式のタッチスクリーンに用いる接触メディアであって、少なくとも接触メディアのひとつの面が、特性情報別に予め決められた位置に複数の導電性物質領域が形成されており、かつ、少なくとも接触メディアのひとつの面が、一層以上のインク受理層を有することを特徴とする。
本発明の接触メディアは、マルチタッチを認識できる静電容量方式のタッチスクリーンに用いる接触メディアであって、少なくとも接触メディアのひとつの面が、特性情報別に予め決められた位置に複数の導電性物質領域が形成されており、かつ、少なくとも接触メディアのひとつの面が、一層以上のインク受理層を有することを特徴とする。
本発明の接触メディアには、少なくともそのひとつの面に、特性情報別に予め決められた位置に複数の導電性物質領域を形成してなる。本発明において、「特性情報別に予め決められた位置」とは、接触メディアのひとつの面に形成させた複数の導電性物質領域と、接触メディアのひとつの面に可視化された特性情報、例えば文字、記号及び画像を含む情報、好ましくは印刷情報とが、特性情報別にそれぞれ対応するこという。
本発明の接触メディアにおいて、少なくともそのひとつの面には複数の導電性物質領域が形成されており、かつ、少なくともひとつの面に一層以上のインク受理層を有していれば良いが、上述したように、複数の導電性物質領域が形成された面が接触メディアの表面及び/または裏面から視認できるのは意匠的に好ましくないのであれば、少なくとも複数の導電性物質領域形成面は不透明な別の基材等で被覆することが好ましい。
一方、本発明に係るインク受理層は、接触メディアにおいてインクを受理し得る面、好ましくは接触メディアの最表面、に形成されていることが好ましい。したがって、本発明に係る複数の導電性物質領域形成面とインク受理層形成面は基材を挟んで反対側に形成するか、ひとつの基材に複数の導電性物質領域を形成させ、もうひとつの基材にインク受理層を形成させ、この2枚の基材のインク受理層形成面の反対面と複数の導電性物質領域形成面とで接着させてなることが好ましい。
また、後者の派生として、ひとつの基材上に複数の導電性物質領域を形成させた後、その上に不透明基材を貼り合わせ、一層以上のインク受理層を設けるか、複数の導電性物質領域形成面に不透明層と一層以上のインク受理層を設けるか、複数の導電性物質領域形成面上に設ける一層以上のインク受理層のうち少なくとも一層を不透明層とするか、も含まれる。
本発明において、接触メディアの導電性物質領域は、スクリーン印刷技術を用いて導電性のインキを印刷することや、予め決められた位置に良導電性の金属箔を導電性物質領域様に基材に貼ることで形成できる。
一方、本発明に係るインク受理層は、従来公知のインク受理層を利用することができる。従来公知のインク受理層には、主成分がインク受容性の樹脂からなる系と、シリカやアルミナ等の主成分が無機微細粒子からなる系があるが、本発明の接触カードにはそのどちらも利用可能である。特に後者においては、インク受容性を損なわずインク受理層の層強度を発現させる必要最少量の高分子接着剤を併用しても良く、インク定着性等を向上させるために、アクリルアミド・ジアリルアミン共重合物等のカチオン性水溶性樹脂やポリ水酸化アルミニウム等の水溶性多価金属塩を含有させることが好ましい。
以上述べたとおり、接触メディアを本発明の層構成とすることにより、必要に応じて異なる印刷を施す(オンデマンド印刷)ことが容易になり、予め決められた位置に複数の導電性物質領域が形成させておけば、接触メディアをカードサイズに切断した後であっても、複数の導電性物質領域に対応する可変情報印刷を手軽に行うことが可能になる。
Claims (1)
- マルチタッチを認識できる静電容量方式のタッチスクリーンに用いる接触メディアであって、少なくとも接触メディアのひとつの面が、特性情報別に予め決められた位置に複数の導電性物質領域が形成されており、かつ、少なくとも接触メディアのひとつの面が、一層以上のインク受理層を有することを特徴とする接触メディア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018042118A JP2019159485A (ja) | 2018-03-08 | 2018-03-08 | タッチスクリーンを利用した接触メディア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018042118A JP2019159485A (ja) | 2018-03-08 | 2018-03-08 | タッチスクリーンを利用した接触メディア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019159485A true JP2019159485A (ja) | 2019-09-19 |
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ID=67996214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018042118A Pending JP2019159485A (ja) | 2018-03-08 | 2018-03-08 | タッチスクリーンを利用した接触メディア |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019159485A (ja) |
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2018
- 2018-03-08 JP JP2018042118A patent/JP2019159485A/ja active Pending
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