JP2019159254A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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嘉子 小川
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善行 福田
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山田  正明
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Yuji Ishikura
裕司 石倉
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Abstract

【課題】現像領域への現像剤搬送量が経時的に減少したことを検出して、現像領域への現像剤搬送量を改善し、ベタ画像の濃度不良等の不具合を抑制することを課題とする。【解決手段】現像剤担持体141と、前記現像剤担持体の表面に対して間隙DGを設けて対向配置される現像剤規制部材146とを有する現像装置において、前記現像剤規制部材の電位を測定する電位測定手段150を有することを特徴とし、これにより前記課題を解決するものである。【選択図】図7

Description

本発明は、現像装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、現像剤担持体と、前記現像剤担持体の表面に対して間隙を設けて対向配置される現像剤規制部材とを有する現像装置が知られている。
例えば、特許文献1には、現像剤規制部材として機能する丸棒部材を、現像剤担持体との間に所定の間隙(ドクタギャップ)を設けて回転可能に配置した現像装置が開示されている。この現像装置は、丸棒部材を磁性部材で構成することで、丸棒部材とこれに近接して配置される現像剤担持体の内部磁極とが協働して強い磁場を形成し、ドクタギャップを通過する現像剤の磁気的拘束力が高まるとされている。
ところが、従来の現像装置は、現像剤担持体上に担持されて搬送される現像剤がドクタギャップを通過して現像領域まで搬送される現像剤搬送量が経時的に減少し、ベタ画像の濃度不良などの不具合を引き起こすという課題があった。
上述した課題を解決するため、本発明は、現像剤担持体と、前記現像剤担持体の表面に対して間隙を設けて対向配置される現像剤規制部材とを有する現像装置において、前記現像剤規制部材の電位を測定する電位測定手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、現像剤担持体上に担持されて搬送される現像剤がドクタギャップを通過して現像領域まで搬送される現像剤搬送量が経時的に減少したことを検出することが可能となるので、現像剤搬送量を改善し、ベタ画像の濃度不良等の不具合を抑制することが可能となる。
実施形態に係るプリンタの概略構成図。 同プリンタにおけるYトナー像を生成するための作像装置を示す概略構成図。 同プリンタにおける現像装置の外観を示す斜視図。 同現像装置の現像剤収容部内が視認できるように上部ケーシングを取り外した状態の斜視図。 同現像装置を現像スリーブ回転軸に対して直交する方向に切断したときの断面図。 同現像装置の概略構成とともに、現像スリーブ表面上における法線方向磁束密度(絶対値)の分布を二点鎖線で示した説明図。 初期時におけるドクタギャップ近傍の現像剤の様子を示す説明図。 経時におけるドクタギャップ近傍の現像剤の様子を示す説明図。 丸棒ドクタの電位測定結果の経時変化を示すグラフ。 丸棒ドクタの電位測定結果と現像領域への現像剤搬送量との関係を示すグラフ。 初期時の現像剤と使用後の現像剤とを用い、丸棒ドクタに印加する電圧を変更したときの現像領域への現像剤搬送量の変化を示すグラフ。
以下、本発明を、画像形成装置である電子写真方式のプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)に適用した一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタの概略構成図である。なお、Y、C、M、Kは、それぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の色用の部材であることを示すものである。
このプリンタは、プロセスカートリッジとしての4色分の作像装置10Y,10C,10M,10Kが、装置本体1側に形成された図示しない画像形成ステーションに着脱自在になっている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY、M、C、Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。このプリンタは、更に、レーザー光を照射可能な露光手段としての光学ユニット20、中間転写ユニット30、給紙ユニット40、定着ユニット50等を備えている。
作像装置10Y,10C,10M,10Kの構造は互いに同一であり、それぞれ潜像担持体としての感光体ドラム12Y,12C,12M,12K、これに作用するプロセス手段として、各感光体ドラムを帯電する帯電装置13Y,13C,13M,13K、感光体ドラムに残留したトナー等を除去するクリーニング装置15Y,15C,15M,15Kが一体的にそれぞれ構成されており、これに各感光体ドラムに形成された潜像を現像する現像装置14Y,14C,14M,14Kが連結する構成になっている。
中間転写ユニット30は、中間転写体としての中間転写ベルト31、中間転写ベルト31を回転可能に支持する複数(ここでは3つ)のローラ32,33,34、各感光体ドラム12に形成されたトナー像を中間転写ベルト31にそれぞれ転写する一次転写ローラ35、及び中間転写ベルト31上に転写されたトナー像を更に記録材としての記録紙Pに転写する二次転写ローラ36を備えている。給紙ユニット40は、給紙カセット41又は手差し給紙トレイ42から記録紙Pを二次転写領域に搬送する給紙ローラ43、レジストローラ44等を備えている。定着ユニット50は、定着ローラ51及び加圧ローラ52を備え、記録紙P上のトナー像に熱と圧を加えることで定着を行う周知の構成が採られている。
また、装置本体1の上部には、後述するトナー補給口145への補給トナーがそれぞれ収納されたトナーボトル60Y,60C,60M,60Kが各作像装置10Y,10C,10M,10Kと個別に装置本体1から着脱可能に装着されている。
このような構成においては、まず、1色目、イエローの作像装置10Yにおいて、感光体ドラム12Yが帯電装置13Yによって一様に帯電された後、潜像形成手段としての光学ユニット20から照射されたレーザー光によって潜像が現像装置14Yによって現像されてトナー像が形成される。感光体ドラム12Y上に形成されたYトナー像は、一次転写ローラ35Yの作用によって中間転写ベルト31上に転写される。一次転写が終了した感光体ドラム12Yはクリーニング装置15Yによってクリーニングされ、次の画像形成に備える。クリーニング装置15Yによって回収された残留トナーは、作像装置10Yの取出方向(感光体ドラムの回転軸方向)に設置された廃トナー回収ボトル16に貯蔵される。廃トナー回収ボトル16は、貯蔵量が満杯になると交換できるように画像形成装置本体1に対して着脱自在とされている。
同様の画像形成工程がC、M、K用の各作像装置10C,10M,10Kにおいても行われて各色のトナー像が形成され、先に形成されたトナー像に順次重ねて転写される。一方、給紙カセット41又は手差し給紙トレイ42から二次転写領域に搬送された記録紙Pには、二次転写ローラ36の作用によって中間転写ベルト31上に形成されたトナー像が転写される。トナー像を転写された記録紙Pは定着ユニット50に搬送され、この定着ユニット50の定着ローラ51と加圧ローラ52のニップ部にてトナー像が定着され、排紙ローラ55によって装置上部の排紙トレイ56に排紙される。
次に作像装置の具体的な構成について説明する。
各作像装置10Y,10C,10M,10Kの構成は、使用するトナーの色が異なる以外は、同一構成であるので、以下、イエローの作像装置10Yを例に挙げて説明する。
図2は、Yトナー像を生成するための作像装置10Yを示す概略構成図である。
作像装置10Yに設けられた帯電装置13Yは、帯電ローラ131と、帯電ローラ131の表面を清掃するクリーニングローラ132とを備えている。クリーニング装置15Yは、感光体ドラム表面に接触するクリーニングブラシ151及びクリーニングブレード152と、クリーニングブラシ151及びクリーニングブレード152で掻き取ったトナーを廃トナー回収ボトル16へ向かって搬送するトナー回収コイル153とを備えている。
現像装置14Yは、磁性キャリアおよびトナーからなる二成分現像剤(以下、単に「現像剤」という。)を担持して感光体ドラム12Yと対向する現像領域に図2において反時計回りに回転移動することで搬送する現像剤担持体の中空部材を構成する非磁性の現像スリーブ141を備えている。現像スリーブ141の内部には、周方向に複数の磁極を備えた磁界発生手段としてのマグネットローラ147が固定配置されている。現像スリーブ141及びマグネットローラ147によって現像剤担持体が構成されている。
また、現像スリーブ141と対向配置され、現像スリーブ141の表面に担持された現像剤の層厚を規制するためのドクタギャップDGを現像スリーブ141の表面との間に形成するための現像剤規制部材としての丸棒ドクタ146も備えている。現像装置14Y内に収納されている磁性キャリアとトナー補給口145から供給される補給トナーとを撹拌しながら感光体ドラム12Yの軸線方向に往復搬送させるための攪拌搬送部材としての2本の搬送スクリュー142,143も備えている。これらの部材は、現像ケース144に収納支持されている。
丸棒ドクタ146は、ドクタギャップDGを現像剤が通過する方向(現像スリーブ表面移動方向)に対して直交する方向であって該現像剤担持体の表面に沿う方向(現像スリーブ回転軸方向)に長尺な棒状部材であって、断面が円形状の部材である。丸棒ドクタ146は、内部が中空である円筒状のものでも、中空部分がない円柱状のものでもよい。なお、本実施形態では、断面円形状の棒状部材を用いているが、断面が楕円形状のように真円から離れた形状のものでもよいし、断面正多角形状のものであってもよい。
丸棒ドクタ146のように棒状部材の現像剤規制部材は、一般的な平板状の現像剤規制部材(ドクタブレード)と比較して撓みやすい。例えば、現像装置の動作時にドクタギャップDGを通過する現像スリーブ141上の現像剤の圧力を受けて、丸棒ドクタ146はドクタギャップDGを広げるように撓む場合がある。また、丸棒ドクタ146の自重によって丸棒ドクタ146が撓む場合もある。また、上述した実施形態における丸棒ドクタ146は、磁性部材で形成されているため、丸棒ドクタ146にはマグネットローラ147のN2極(規制極)と引き合う磁力が作用し、これにより丸棒ドクタ146が撓む場合もある。そのため、丸棒ドクタ146には、このような力に抗して撓むのを抑制できる程度の剛性が必要になる。
一方、丸棒ドクタ146は、図6に示すように、感光体ドラム12と現像スリーブ141との間の狭い空間内に配置されるため、丸棒ドクタ146の径が大きいと、感光体ドラム12と干渉したり、光学ユニット20からのレーザー光を遮ってしまったりする不具合が発生する。そのため、丸棒ドクタ146の直径は、撓むのを抑制できる剛性を確保しつつ、この不具合を抑制することを考慮すると、例えば、4mm以上7mm以下の範囲内が好適である。
また、本実施形態のトナーとしては、600dpi以上の微小ドットを再現するために、体積平均粒径が3μm以上8μm以下のものを使用するのが好ましい。体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比率(Dv/Dn)は1.00〜1.40の範囲にあることが好ましい。この比率(Dv/Dn)が1.00に近いほど、粒径分布がシャープであることを示す。このような小粒径で粒径分布が狭いトナーであれば、トナーの帯電量分布を均一しやすく、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができ、しかも静電転写方式では転写率を高くすることができる。
また、本実施形態の磁性キャリアとしては、重量平均粒径が20μm以上65μm以下のものを使用することができる。重量平均粒径が20μm未満である場合は、粒子の均一性が低下し、キャリア付着が発生しやすくなる。一方、重量平均粒径が65μmを越える場合には、画像細部の再現性が低下し、精細な画像が得られにくい。なお、キャリアの重量平均粒子径は、マイクロトラック粒度分析計(日機装社製)のSRAタイプを用いて、0.7μm以上125μm以下のレンジ設定で測定することができる。このとき、分散液の溶媒にはメタノールを使用し、屈折率1.33、キャリアおよび芯材の屈折率は2.42に設定する。
また、本実施形態の磁性キャリアは、1×106/4π[A/m](1k[Oe])磁場中における磁化の強さが40[A・m2/kg]以上90[A・m2/kg]以下であることが好ましい。これにより、キャリア粒子間の保持力が適正に保たれるので、磁性キャリア又は現像剤中でトナーが分散しやすくなる。1×106/4π[A/m]磁場中における磁化の強さが40[A・m2/kg]未満である場合は、キャリア付着が発生しやすくなる。一方、1×106/4π[A/m]磁場中における磁化の強さが90[A・m2/kg]を超える場合には、現像時に形成する現像剤の穂立ち(磁気ブラシ)が硬くなり、画像細部の再現性が低下し、精細な画像が得られにくい。
なお、磁化の強さは、以下のようにして測定することができる。
B−HトレーサーBHU−60(理研電子社製)を使用し、円筒セル(内径7mm、高さ10mm)にキャリア1.0gを詰めて装置にセットする。磁場を徐々に大きくし3×106/4π[A/m](3k[Oe])磁場まで変化させ、次に徐々に小さくして0[A/m]にした後、反対向きの磁場を徐々に大きくし3×106/4π[A/m](3k[Oe])とする。さらに、徐々に磁場を小さくして0[A/m]にした後、最初と同じ方向に磁場をかける。このようにして、B−Hカーブを図示し、その図より1×106/4π[A/m](1k[Oe])の磁場における磁化の強さを算出する。
また、本実施形態の磁性キャリアは、磁性部材の芯材に対して樹脂コート膜を有するものであって、その樹脂コート膜が、アクリル等の熱可塑性樹脂とメラミン樹脂とを架橋させた樹脂成分に帯電調整剤を含有させたものである。磁性キャリアを用いることにより、衝撃を吸収して削れを抑制し、強い接着力により大粒子を保持できる効果と、コート膜への衝撃阻止およびスペント物のクリーニングという効果とをバランス良く得ることができる。したがって、磁性キャリアの長寿命すなわち膜削れとスペント化を防止できる。
次に、現像装置の構成及び動作について更に説明する。
図3は、現像装置の外観を示す斜視図である。
図4は、現像装置の現像剤収容部内が視認できるように上部ケーシングを取り外した状態の斜視図である。
図5は、本実施形態におけるイエローの現像装置14Yを、現像スリーブ回転軸に対して直交する方向に切断したときの断面図である。
図6は、本実施形態におけるイエローの現像装置14Yの概略構成とともに、現像スリーブ141の表面上における法線方向磁束密度(絶対値)の分布を二点鎖線で示した説明図である。
本実施形態における現像装置のマグネットローラ147は、樹脂に磁性粉を混合してなる円柱状の部材に対し、その周面に着磁処理を施して複数の磁極を形成したものである。本実施形態のマグネットローラ147の径は18mmである。本実施形態において、マグネットローラ147に形成する磁極は、感光体ドラム12Yに対向する現像極S1から図中反時計周り(現像スリーブ141による現像剤搬送方向)に沿って順に、現像極S1(以下「S1極」という。)、搬送極N1(以下、「N1極」という。)、剤切れ上流極S2(以下「S2極」という。)、剤切れ・汲み上げ極S3(以下「S3極」という。)、規制極N2(以下「N2極」という。)で構成されている。
なお、本実施形態のマグネットローラ147は、全体が一体成形されたものであるが、磁極ごとに別成形された磁石部材を軸の周囲に配置して形成してもよい。本実施形態のように一体成形タイプのマグネットローラ147としては、エチレンエチルアクリレートやナイロン(登録商標)などの樹脂に磁性粉を分散したものが望ましい。この磁性粉としては、ストロンチウムフェライトやNdFeB、SmFeNなどの希土類磁石が好ましい。
一方、現像スリーブ141は、非磁性の中空部材であり、その材質としては、加工性やコスト、耐久性から、アルミニウムやステンレスなどが好ましい。更に好ましくは、現像スリーブ141の外周面にランダムな楕円形状の打痕を多数形成するなどして、現像スリーブ141の外周面に多数の楕円形状の凹みをランダムに設けるのがよい。この構成によれば、現像スリーブ141の表面の凹みをピッチの粗いものとすることで、現像剤が現像スリーブ141の回転に追従できずにスリップしてしまう事態を抑制でき、一つ一つの凹みを根とした太い穂立ちを形成できる上、凹みの磨耗もしにくいものとなるので、長期にわたって画像ムラの生じることのない安定した良好な画像を得ることができる。このような凹みは、好ましくは、現像スリーブの素管表面に比較的形状の大きいカットワイヤ(金属ワイヤを短尺に切断したもの)よりなるメディアを従来のブラスト工法のように衝突させることによって形成する。現像剤を搬送しやすくするために、現像スリーブの表面に溝や不規則な凹凸(サンドブラストやビーズブラストなど)を形成することは、一般に行われている。特に、カラー画像形成装置では、画像品質面の優位性から、表面をブラスト加工して凹凸を形成した現像スリーブが主流となっている。このような溝加工やブラスト加工等の荒らし加工は、高速で回転する現像スリーブの表面で現像剤がスリップして停滞することにより生じる画像濃度の低下の発生を防止するために行われる。
現像ケース144によって、現像装置14Yの内部には、現像剤収容部が形成される。現像剤収容部は、現像スリーブ141の下方に位置して現像スリーブ軸方向へ延びた供給室149Aと、この供給室149Aに隣接して現像スリーブ軸方向へ延びた攪拌室149Bとに仕切られている。供給室149Aと攪拌室149Bには、それぞれ、搬送スクリュー142,143が設けられている。搬送スクリュー143により供給室149Aの下流端(図中奥側)まで搬送された現像剤は攪拌室149Bへと移送され、攪拌室内の搬送スクリュー142により攪拌室149Bの下流端(図中手前側)に向けて搬送される。そして、攪拌室149Bの下流端まで搬送された現像剤は供給室149Aへと移送され、供給室内の搬送スクリュー143により供給室149Aの下流端に向けて搬送される。このように現像剤は現像剤収容部内を循環搬送される。
現像により消費された分のトナーを補充するための補給用トナーは、トナー補給口145から攪拌室149B内の現像剤に対して供給される。供給室149A内の現像剤は、その搬送中にマグネットローラ147の磁気力(N3極による磁気力)により現像スリーブ141上に汲み上げられる。その後、現像スリーブ141上に汲み上げられた現像剤は、丸棒ドクタ146により規制された後、感光体ドラム12Yと対向する現像領域を通過し、再び現像剤収容部内に戻る。
本実施形態において、S3極による磁力(磁気力)で供給室149A内から汲み上げられて現像スリーブ141上に吸着した現像剤は、現像スリーブ141の回転に伴って図中反時計回りに搬送される。丸棒ドクタ146により所定の量に規制された現像剤は、現像領域でS1極による磁気力で穂立ちし、穂立ちした現像剤から感光体ドラム12Yの表面上の静電潜像に現像電界によってトナーを供給して、現像処理を行う。現像後の現像剤は、N1極、S2極の磁気力によって現像スリーブ141上に保持されながら現像スリーブ141の回転に伴って搬送される。その後、S2極とS3極との間に生じる反発磁気力(剥離力)および遠心力の作用を受けて、現像スリーブ141上から離脱(剤離れ)し、現像剤収容部内の供給室149Aに落下する。
なお、磁気力については、下記の式により計算を行っている。
Fr=G×(Hr×(∂Hr/∂r)+Hr×(∂Hθ/∂r))
Fθ=G×(1/r×Hr×(∂Hr/∂θ)+1/r×(Hr×∂Hθ/∂θ))
ここで、「Fr」は磁気力の現像スリーブ表面法線方向成分を示し、「Fθ」は磁気力の現像スリーブ表面接線方向成分(以下「法線方向磁気力」という。)を示し、「Hr」は磁束密度の現像スリーブ表面法線方向成分(以下「接線方向磁気力」という。)を示し、「Hθ」は磁束密度の現像スリーブ表面接線方向成分を示す。なお、「r」は計算半径であり、「G」は定数(7.8×10−15)である。以下の説明において、法線方向磁気力Frが正の値を示す場合は、磁性キャリアが現像スリーブ141から離れる向きに磁気力が作用し、法線方向磁気力Frが負の値を示す場合は、磁性キャリアが現像スリーブ141に吸引される向きに磁気力が作用するものとする。また、以下の説明において、単に「上流」及び「下流」という場合は、現像スリーブ141による現像剤搬送方向についての「上流」及び「下流」をいうものとする。
本実施形態における丸棒ドクタ146は、磁性部材で形成されたものである。そのため、現像スリーブ141内部のマグネットローラ147のN2極(規制極)と丸棒ドクタ146との間の磁束密度が高められ、ドクタギャップDGの法線方向磁束密度は、図6に示すように高いものとなる。これにより、ドクタギャップDGを通過する現像剤量(すなわち現像領域への現像剤搬送量)は減少する。これは、ドクタギャップDGの法線方向磁束密度が高まると、現像スリーブ141上の現像剤は、ドクタギャップDGを通過する際に穂立ちした状態になり、現像剤密度が疎の状態になるためだと考えられる。また、ドクタギャップDGを通過する現像剤の磁気的拘束力が高まる結果、ドクタギャップDGを通過する際の現像剤の搬送抵抗が高まって、ドクタギャップDGを通過する現像剤量が減少するとも考えられる。
ドクタギャップDGを通過する現像剤の密度を減らすことができれば、目標とする通過量(現像領域への現像剤搬送量)に対してドクタギャップDGをより広く設定することが可能になる。ドクタギャップDGが広くなればなるほど、ドクタギャップDGの誤差に対する通過量(現像領域への現像剤搬送量)の変動が小さくなる。よって、磁性部材で形成した丸棒ドクタ146を用いることにより、ドクタギャップDGの誤差に対する現像領域への現像剤搬送量の変動を小さく抑えることができる。また、ドクタギャップDGが広くなればなるほど、ドクタギャップDGに異物が詰まりにくくなるので、ドクタギャップDGに異物が詰まることに起因した白スジ画像などの画質劣化を抑制できる。
次に、本発明の特徴部分である、現像領域への現像剤搬送量の推定について説明する。
図7は、初期時におけるドクタギャップDG近傍の現像剤の様子を示す説明図である。
図8は、経時におけるドクタギャップDG近傍の現像剤の様子を示す説明図である。
図7及び図8において、黒塗りの丸で示す現像剤は、現像スリーブ141が回転して現像スリーブ141上の現像剤を搬送してもその場に留まる滞留現像剤G’であり、中抜きの丸で示す現像剤は、現像スリーブ141が回転に伴って搬送される現像剤Gである。
初期時においては、図7に示すように、ドクタギャップDG近傍に存在する滞留現像剤G’の量が比較的少ない。そのため、現像スリーブ141の回転に伴って搬送される現像剤Gは、滞留現像剤G’の影響をあまり受けることなく、ドクタギャップDGを通過することができる。したがって、初期時における現像領域への現像剤搬送量は、比較的多いものとなる。
一方、経時においては、図8に示すように、ドクタギャップDG近傍に存在する滞留現像剤G’の量が初期時と比べて多くなる。そのため、現像スリーブ141の回転に伴って搬送される現像剤Gは、滞留現像剤G’の影響を受け、滞留現像剤G’の邪魔により、ドクタギャップDGの通過が阻害される。その結果、経時における現像領域への現像剤搬送量は、初期時よりも少ないものとなる。なお、経時に滞留現像剤G’の量が多くなるのは、主に、経時的な使用によって現像剤の流量性が低下することに起因するものと考えられる。このようにして現像領域への現像剤搬送量が減少すると、現像領域へ供給されるトナー量が不足して、ベタ画像の濃度不良が生じるなどの不具合が引き起こされる。
ここで、稼働中の現像装置では、現像領域への現像剤搬送量を直接的に測定することは難しい。また、この現像剤搬送量と高い相関があるドクタギャップDG近傍の滞留現像剤G’の量を測定することができれば、その測定結果から現像領域への現像剤搬送量を推定することも可能であるが、この滞留現像剤G’の量を直接的に測定することも難しい。
本発明者らは、研究の結果、滞留現像剤G’の量と当該滞留現像剤G’に蓄電される電荷量との間には、高い相関があることを見いだした。したがって、滞留現像剤G’に蓄電される電荷量を測定できれば、現像領域への現像剤搬送量を推定することが可能となる。
そこで、本実施形態における現像装置14は、丸棒ドクタ146の電位を測定する電位測定手段としての表面電位センサ150を備えている。滞留現像剤G’は、丸棒ドクタ146に接触する領域に存在するため、滞留現像剤G’に蓄電される電荷量が高まるほど丸棒ドクタ146の電位も高まる。特に、本実施形態の丸棒ドクタ146は、金属製であり、導電性部材で構成されているため、滞留現像剤G’に蓄電される電荷量が丸棒ドクタ146に流れ込みやすく、滞留現像剤G’に蓄電される電荷量に応じて丸棒ドクタ146の電位が変化しやすい。なお、本実施形態の丸棒ドクタ146は、滞留現像剤G’に蓄電される電荷量に応じて電位を変化させることができるものであれば、必ずしも導電性部材で構成されている必要はない。
本実施形態は、滞留現像剤G’に蓄電される電荷量と相関のある丸棒ドクタ146の電位を表面電位センサ150によって測定し、その測定結果から、現像領域への現像剤搬送量を推定するものである。
なお、現像領域への現像剤搬送量を推定できることで、現像領域への現像剤搬送量の低下と相関のある対象パラメータを推定することも可能である。例えば、現像領域への現像剤搬送量の低下を引き起こす現像剤の流動性悪化(現像剤の劣化)の度合いを推定することも可能である。
図9は、丸棒ドクタ146の電位測定結果の経時変化を示すグラフである。
このグラフは、256mm/sのプロセス線速で白紙の印字動作を1時間継続する実験を行い、表面電位センサ150によって丸棒ドクタ146の電位の測定結果をプロットしたものであり、横軸に時間をとり、縦軸に測定結果(丸棒ドクタ146の電位)をとったものである。なお、この丸棒ドクタ146の電位測定時において、丸棒ドクタ146は電気的にフロート状態となるように構成した。具体的には、導電性部材からなる丸棒ドクタ146を保持する保持部材のすべてを絶縁性部材とすることで、丸棒ドクタ146は電気的にフロート状態となるように構成されている。ただし、丸棒ドクタ146の電荷の一部は、現像剤を介して現像スリーブ141へと流出するものと考えられる。
図9のグラフに示すように、丸棒ドクタ146の電位は、経時使用によって上昇していることがわかる。
図10は、丸棒ドクタ146の電位測定結果と現像領域への現像剤搬送量との関係を示すグラフである。
このグラフは、上述した実験において、所定のタイミングで現像領域へ搬送される現像剤搬送量を計測し、その計測結果を、対応するタイミングで測定した丸棒ドクタ146の電位と関係づけてプロットしたものであり、横軸に丸棒ドクタ146の電位測定結果をとり、縦軸に現像領域への現像剤搬送量の計測結果をとったものである。
図10のグラフに示すように、丸棒ドクタ146の電位測定結果と現像領域への現像剤搬送量の計測結果とは、線形関係にあることが判明した。この関係を事前に把握することで、稼働中の現像装置14において、表面電位センサ150による丸棒ドクタ146の電位測定結果から、現像領域への現像剤搬送量を算出(推定)することができる。
本実施形態においては、このようにして表面電位センサ150による丸棒ドクタ146の電位測定結果から現像領域への現像剤搬送量の低下を把握することができる。そこで、本実施形態では、表面電位センサ150の測定結果に基づいて、現像領域への現像剤搬送量の調整を行い、経時における現像領域への現像剤搬送量の低下を抑制し、初期から経時にかけて現像領域へ安定した量の現像剤が搬送されるようにする。
本実施形態において、現像領域への現像剤搬送量の調整を行う現像剤搬送量調整手段は、例えば、現像処理を行うときに丸棒ドクタ146に印加する電圧を変更することにより、現像領域への現像剤搬送量の調整を行うものが挙げられる。
本実施形態において、丸棒ドクタ146には、図7及び図8に示すように、電圧印加手段としてのドクタ電源161が接続されている。ドクタ電源161は、丸棒ドクタ146へ電圧を印加するか印加しないかを切り替える電圧切替手段としての機能を有する。また、本実施形態のドクタ電源161は、丸棒ドクタ146へ印加する電圧を制御部160によって可変制御によって変更することができる。
図11は、初期時の現像剤と使用後の現像剤(使用によって劣化した現像剤)とを用い、丸棒ドクタ146に印加する電圧を変更したときの現像領域への現像剤搬送量の変化を示すグラフである。
具体的には、図11の実線は、図10に示したグラフにおける初期時の現像剤(図10の一番左にプロットされたもの)を用いたものであり、表面電位センサ150による丸棒ドクタ146の電位測定結果が14Vであるときに対応する。また、図11の破線は、図10に示したグラフにおける使用後の現像剤(図10の中央にプロットされたもの)を用いたものであり、表面電位センサ150による丸棒ドクタ146の電位測定結果が17Vであるときに対応する。
図11に示すグラフのとおり、初期時の現像剤及び使用後の現像剤のいずれにおいても、丸棒ドクタ146へ印加する電圧を変更することにより、現像領域への現像剤搬送量が変動することがわかる。したがって、丸棒ドクタ146への印加電圧を変更することで、現像領域への現像剤搬送量の調整を行うことができる。
例えば、図11に示すグラフの例において、表面電位センサ150による丸棒ドクタ146の電位測定結果が14Vであるとき(初期時)には、図11中符号aで示すプロットのとおり、ドクタ電源161によって丸棒ドクタ146へ印加する電圧を20Vに設定することで、現像領域への現像剤搬送量を目標値とすることができる。一方、表面電位センサ150による丸棒ドクタ146の電位測定結果が17Vになったとき(使用後)には、図11中符号bで示すプロットのとおり、ドクタ電源161によって丸棒ドクタ146へ印加する電圧を3V程度に設定することで、現像領域への現像剤搬送量を目標値とすることができる。
このようにして、制御部160は、表面電位センサ150による丸棒ドクタ146の電位測定結果に応じて、ドクタ電源161による丸棒ドクタ146へ印加する電圧を可変制御することにより、現像領域への現像剤搬送量を調整し、現像領域へ搬送される現像剤搬送量の安定化を図ることができる。
本実施形態においては、現像剤規制部材が、ドクタギャップDGを現像剤が通過する方向(現像スリーブ表面移動方向)に対して直交する方向であって現像スリーブの表面に沿う方向(現像スリーブ回転軸方向)に長尺な棒状部材であって、断面が円形状の部材である丸棒ドクタ146である例であるが、これに限られない。例えば、一般的な平板状の現像剤規制部材であるドクタブレードであってもよい。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
[第1態様]
第1態様は、現像剤担持体(例えば現像スリーブ141)と、前記現像剤担持体の表面に対して間隙を設けて対向配置される現像剤規制部材(例えば丸棒ドクタ146)とを有する現像装置14において、前記現像剤規制部材の電位を測定する電位測定手段(例えば表面電位センサ150)を有することを特徴とする。
一般に、現像剤規制部材と現像剤担持体との間隙(ドクタギャップ)近傍には、経時使用によって現像剤の流動性が悪化するなどの原因で、滞留する現像剤が発生する。このような滞留現像剤は、経時使用によって徐々に増えていく。滞留現像剤が増えると、滞留現像剤の邪魔によって、現像剤担持体に担持された現像剤がドクタギャップを通過しにくくなり、現像領域まで搬送される現像剤搬送量が減少していく。この現像剤搬送量が減少すると、現像領域へ供給されるトナー量が不足してベタ画像の濃度不良が生じるなどの不具合が引き起こされる。
稼働中の現像装置において、現像領域まで搬送される現像剤搬送量を直接的に測定することは難しい。また、ドクタギャップ近傍の滞留現像剤の量は、この現像剤搬送量と高い相関があるが、この滞留現像剤の量を直接的に測定することも難しい。本発明者らは、研究の結果、滞留現像剤の量と当該滞留現像剤に蓄電される電荷量との間に高い相関があることを見いだし、滞留現像剤に蓄電される電荷量を測定できれば、現像領域まで搬送される現像剤搬送量を推定できることが判明した。
本態様においては、電位測定手段により、現像剤規制部材の電位を測定することができる。滞留現像剤は、通常、現像剤規制部材に接触する領域で滞留するため、滞留現像剤に蓄電される電荷量が高まるほど現像剤規制部材の電位も高まる。したがって、電位測定手段により測定される現像剤規制部材の電位量から、滞留現像剤に蓄電される電荷量を推定することができる。よって、本態様によれば、電位測定手段により測定される現像剤規制部材の電位量から、現像領域まで搬送される現像剤搬送量を推定することが可能となり、現像剤搬送量を改善し、ベタ画像の濃度不良等の不具合を抑制することが可能となる。
[第2態様]
第2態様は、第1態様において、前記現像剤規制部材は導電性部材(例えば金属など)で構成されていることを特徴とする。
滞留現像剤は、一般に、現像剤規制部材に接触する領域に存在するため、導電性部材から構成される現像剤規制部材であれば、滞留現像剤に蓄電される電荷量に応じて現像剤規制部材の電位が変化しやすい。よって、電位測定手段による現像剤規制部材の電位測定結果から、現像領域まで搬送される現像剤搬送量を推定する精度が高められる。
[第3態様]
第3態様は、第1又は第2態様において、現像剤として、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いることを特徴とする。
これによれば、二成分現像剤を用いる現像装置における現像領域への現像剤搬送量を推定することが可能となり、現像剤搬送量を改善し、ベタ画像の濃度不良等の不具合を抑制することが可能となる。
[第4態様]
第4態様は、第1乃至第3態様のいずれかにおいて、前記現像剤規制部材は磁性部材で形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、ドクタギャップでの磁束密度が高められ、ドクタギャップDGを通過する現像剤の密度を低下させることができ、目標とする現像領域への現像剤搬送量に対してドクタギャップをより広く設定することが可能になる。ドクタギャップが広くなればなるほど、ドクタギャップの誤差に対する現像領域への現像剤搬送量の変動が小さくなる。よって、磁性部材で形成される現像剤規制部材を用いることにより、ドクタギャップの誤差に対する現像領域への現像剤搬送量の変動を小さく抑えることができる。また、ドクタギャップが広くなればなるほど、ドクタギャップに異物が詰まりにくくなるので、ドクタギャップに異物が詰まることに起因した白スジ画像などの画質劣化を抑制できる。
[第5態様]
第5態様は、第1乃至第4態様のいずれかにおいて、前記現像剤規制部材は、少なくとも前記電位測定手段により該現像剤規制部材の電位を測定するときには、電気的にフロート状態であることを特徴とする。
これによれば、現像剤規制部材の電荷が現像剤規制部材から流出しにくくなるため、滞留現像剤に蓄電される電荷量に応じて変化した現像剤規制部材の電位が維持でき、滞留現像剤に蓄電される電荷量と現像剤規制部材の電位との間のより高い相関が得られる。したがって、電位測定手段による現像剤規制部材の電位測定結果から、現像領域まで搬送される現像剤搬送量を推定する精度が高められる。
[第6態様]
第6態様は、第5態様において、前記現像剤規制部材に電圧を印加する電圧印加手段(例えばドクタ電源161)と、現像処理を行うときには前記電圧印加手段により電圧を印加し、前記電位測定手段により該現像剤規制部材の電位を測定するときには前記電圧印加手段により電圧を印加しないようにする電圧切替手段(例えばドクタ電源161)とを有することを特徴とする。
これによれば、現像剤規制部材に電圧を印加する電圧印加手段を設けても、電位測定手段による現像剤規制部材の電位測定の際には、電圧印加手段により電圧を印加しないことで、現像剤規制部材を電気的にフロート状態にすることができる。
[第7態様]
第7態様は、潜像担持体(例えば感光体ドラム12)上に形成される潜像を現像装置により現像して得られる画像を記録材(例えば記録紙P)上に転写して画像形成する画像形成装置(例えばプリンタ)において、前記現像装置として、第1乃至第4態様のいずれかに係る現像装置14を用いることを特徴とする。
本態様によれば、電位測定手段により測定される現像剤規制部材の電位量から、現像領域まで搬送される現像剤搬送量を推定することができるので、現像剤搬送量を改善し、ベタ画像の濃度不良等の不具合を抑制することが可能となる。
[第8態様]
第8態様は、第7態様において、前記電位測定手段の測定結果に基づいて、前記現像剤担持体上に担持されて搬送される現像剤が前記間隙を通過して前記潜像担持体と対向する現像領域まで搬送される現像剤搬送量の調整を行う現像剤搬送量調整手段(例えば制御部160)を有することを特徴とする。
これによれば、電位測定手段により測定される現像剤規制部材の電位量から推定される現像領域への現像剤搬送量に応じて、現像領域への現像剤搬送量を改善し、ベタ画像の濃度不良等の不具合を抑制することができる。
[第9態様]
第9態様は、第8態様において、前記現像装置として、第5態様に係る現像装置を用い、前記現像剤搬送量調整手段は、前記現像処理を行うときの前記電圧印加手段による印加電圧を変更することにより、前記調整を行うことを特徴とする。
これによれば、現像領域への現像剤搬送量を簡易な構成で調整することができる。
10 :作像装置
12 :感光体ドラム
13 :帯電装置
14 :現像装置
15 :クリーニング装置
20 :光学ユニット
30 :中間転写ユニット
31 :中間転写ベルト
35 :一次転写ローラ
36 :二次転写ローラ
40 :給紙ユニット
50 :定着ユニット
60 :トナーボトル
141 :現像スリーブ
146 :丸棒ドクタ
147 :マグネットローラ
150 :表面電位センサ
160 :制御部
161 :ドクタ電源
DG :ドクタギャップ
G :現像剤
G' :滞留現像剤
特開平8−211745号公報

Claims (9)

  1. 現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の表面に対して間隙を設けて対向配置される現像剤規制部材とを有する現像装置において、
    前記現像剤規制部材の電位を測定する電位測定手段を有することを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において、
    前記現像剤規制部材は導電性部材で構成されていることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現像装置において、
    現像剤として、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を用いることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の現像装置において、
    前記現像剤規制部材は磁性部材で形成されていることを特徴とする現像装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の現像装置において、
    前記現像剤規制部材は、少なくとも前記電位測定手段により該現像剤規制部材の電位を測定するときには、電気的にフロート状態であることを特徴とする現像装置。
  6. 請求項5に記載の現像装置において、
    前記現像剤規制部材に電圧を印加する電圧印加手段と、
    現像処理を行うときには前記電圧印加手段により電圧を印加し、前記電位測定手段により該現像剤規制部材の電位を測定するときには前記電圧印加手段により電圧を印加しないようにする電圧切替手段とを有することを特徴とする現像装置。
  7. 潜像担持体上に形成される潜像を現像装置により現像して得られる画像を記録材上に転写して画像形成する画像形成装置において、
    前記現像装置として、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    前記電位測定手段の測定結果に基づいて、前記現像剤担持体上に担持されて搬送される現像剤が前記間隙を通過して前記潜像担持体と対向する現像領域まで搬送される現像剤搬送量の調整を行う現像剤搬送量調整手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置において、
    前記現像装置として、請求項5に記載の現像装置を用い、
    前記現像剤搬送量調整手段は、前記現像処理を行うときの前記電圧印加手段による印加電圧を変更することにより、前記調整を行うことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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