JP2019154002A - 制御装置およびその制御方法、投写装置および投写システム - Google Patents
制御装置およびその制御方法、投写装置および投写システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019154002A JP2019154002A JP2018039643A JP2018039643A JP2019154002A JP 2019154002 A JP2019154002 A JP 2019154002A JP 2018039643 A JP2018039643 A JP 2018039643A JP 2018039643 A JP2018039643 A JP 2018039643A JP 2019154002 A JP2019154002 A JP 2019154002A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- projection
- temperature
- control
- predetermined condition
- projector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B21/00—Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
- G03B21/14—Details
- G03B21/26—Projecting separately subsidiary matter simultaneously with main image
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B21/00—Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
- G03B21/14—Details
- G03B21/145—Housing details, e.g. position adjustments thereof
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B21/00—Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
- G03B21/14—Details
- G03B21/16—Cooling; Preventing overheating
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B21/00—Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
- G03B21/14—Details
- G03B21/18—Fire preventing or extinguishing
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/12—Picture reproducers
- H04N9/31—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
- H04N9/3141—Constructional details thereof
- H04N9/3144—Cooling systems
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/12—Picture reproducers
- H04N9/31—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
- H04N9/3141—Constructional details thereof
- H04N9/3147—Multi-projection systems
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/12—Picture reproducers
- H04N9/31—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
- H04N9/3179—Video signal processing therefor
- H04N9/3185—Geometric adjustment, e.g. keystone or convergence
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/12—Picture reproducers
- H04N9/31—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
- H04N9/3191—Testing thereof
- H04N9/3194—Testing thereof including sensor feedback
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Geometry (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
Abstract
【課題】実行に適していない状態で投写装置の投写領域に関する制御が実行されることを抑制可能な制御装置およびその制御方法、投写装置および投写システムを提供する。【解決手段】複数の投写装置それぞれの投写領域を制御可能な制御装置である。制御装置は、複数の投写装置それぞれの温度が所定の条件を満たすか否かを判定し、少なくとも1つの投写装置の温度が所定の条件を満たさないと判定された場合には、投写領域の制御に関する所定の通知を実行する。【選択図】図5
Description
本発明は制御装置およびその制御方法、投写装置および投写システムに関し、特には投写領域の制御技術に関する。
複数台の投写装置(プロジェクタ)を用いた投写方法として、スタック投写とマルチスクリーン投写が知られている。スタック投写は、投写領域を合致させるか、ごく短距離(1画素ピッチ未満)ずらす投写方法である。投写画像の輝度やダイナミックレンジを拡大させたり、投写画像の解像度を向上させたりする目的で用いられる。また、マルチスクリーン投写は、投写領域を並べて配置する投写方法である。マルチスクリーン投写は、投写画像の解像度や明るさを下げずに投写領域を拡大する目的で用いられる。
スタック投写やマルチスクリーン投写を行う場合、個々のプロジェクタの投写位置を高精度に調整する必要がある。そのため、複数のプロジェクタに通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ(PC)で投写位置調整ソフトウェアを実行し、個々のプロジェクタの投写位置を調整する投写位置調整システムが知られている。
プロジェクタには、光源を始めとした熱源が含まれる。そのため、光源を起動する前の冷間状態(プロジェクタ全体の温度が外気温と同等の状態)から、光源を起動することによって、プロジェクタの温度が時間的に変動する。プロジェクタの温度の変動によって、プロジェクタの各部材の熱膨張により投写位置が安定しない場合がある。そのため、温度に起因する投写位置の変化をリアルタイムに調整する技術が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1の技術では、複数のプロジェクタを用いる場合、熱平衡状態の投写位置が適切な位置となるように個々のプロジェクタを予め設置しておく必要がある。そのため、複数のプロジェクタの設置位置を決定する際には効果が無く、個々のプロジェクタが熱平衡状態になるのを待ってから、適切な投写位置となるように設置位置を決定する必要がある。
そのため、プロジェクタが熱平衡状態になっていない時点でユーザがプロジェクタの設置位置を決定すると、リアルタイム調整機能が働いても、熱平衡状態における投写位置が適切な位置からずれてしまい、設置時の投写位置調整が無駄になるという問題があった。
本発明はこのような従来技術の課題を少なくとも軽減し、実行に適していない状態で投写装置の投写領域に関する制御が実行されることを抑制可能な制御装置およびその制御方法、投写装置および投写システムを提供することを目的とする。
上述の目的は、複数の投写装置それぞれの投写領域を制御可能な制御装置であって、複数の投写装置それぞれの投写領域を制御する制御手段と、複数の投写装置それぞれの温度が所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段と、判定手段が、複数の投写装置のうち少なくとも1つの投写装置の温度が所定の条件を満たさないと判定した場合、投写領域の制御に関する所定の通知を実行する通知手段と、を有することを特徴とする制御装置によって達成される。
本発明によれば、実行に適していない状態で投写装置の投写領域に関する制御が実行されることを抑制可能な制御装置およびその制御方法、投写装置および投写システムを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の例示的な実施形態を詳細に説明する。なお、本発明は説明する実施形態に限定されない。また、実施形態で説明される構成要素の全てが本発明に必須とは限らない。実施形態における個々の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実現することができる。また、1つの機能ブロックは複数のハードウェアで実現されてもよい。また、1つのハードウェアが複数の機能ブロックを実現してもよい。また、1つ以上の機能ブロックは、1つ以上のプログラマブルプロセッサ(CPU、MPUなど)がメモリに読み込まれたコンピュータプログラムを実行することにより実現されてもよい。1つ以上の機能ブロックをハードウェアで実現する場合、ディスクリート回路や、FPGA、ASICといった集積回路によって実現することができる。
なお、以下の実施形態では、スタンドアロンタイプの投写装置(プロジェクタ)に本発明を適用した構成について説明する。しかし、プロジェクタと接続し、プロジェクタを制御可能な電子機器が、以下の実施形態と同様の方法でプロジェクタを制御することも可能である。例えば、電子機器は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、デジタル(ビデオ)カメラといった一般的な電子機器である。
●<第1実施形態>
[投写システムの構成]
図1は、本発明の実施形態に係る投写システムの一例を表す模式図である。投写システム10は、光学像のダイナミックレンジの拡大、輝度の向上、もしくは3D表示のために、複数の投写装置(以下、プロジェクタ)の投写面上での投写領域を合致させるスタック投写を行う。なお、図1では最小数(2台)のプロジェクタ100aおよび100bを有し、それぞれの投写領域A,Bを合致させる投写システムを示しているが、3台以上のプロジェクタを有してもよい。
[投写システムの構成]
図1は、本発明の実施形態に係る投写システムの一例を表す模式図である。投写システム10は、光学像のダイナミックレンジの拡大、輝度の向上、もしくは3D表示のために、複数の投写装置(以下、プロジェクタ)の投写面上での投写領域を合致させるスタック投写を行う。なお、図1では最小数(2台)のプロジェクタ100aおよび100bを有し、それぞれの投写領域A,Bを合致させる投写システムを示しているが、3台以上のプロジェクタを有してもよい。
投写システム10に含まれる全てのプロジェクタは、パーソナルコンピュータ(PC)200と相互に通信可能に接続される。PC200は、1つ以上のプロセッサにより自動位置合わせ(自動調整)アプリケーションを実行することにより、接続されたプロジェクタの投写制御装置として機能する。なお、複数のプロジェクタと投写制御装置との間の通信は、有線通信であっても無線通信であってもよく、また通信プロトコルにも特に制限はない。本実施形態では一例として、TCP/IPを通信プロトコルとして用いるローカルエリアネットワーク(LAN)で装置間の通信が行われるものとする。また、PC200から予め定められたコマンドをプロジェクタ100aおよび100bに送信することにより、プロジェクタ100aおよび100bの動作を制御することができる。プロジェクタ100aおよび100bはPC200から受信したコマンドに応じた動作を行い、動作の結果をPC200に送信する。
映像分配器30は、PC200が出力する映像信号をプロジェクタ100aおよび100bに分配する。映像分配器30は接続されている全てのプロジェクタに同一の映像信号を出力する。ここでは観賞用の投写を行う前の調整時の構成を示しており、観賞用に個々のプロジェクタが投写する映像は再生装置などから個々のプロジェクタに別途供給される。なお、PC200からプロジェクタ100aおよび100bに映像信号を直接供給してもよい。なお、映像信号は、一般的に用いられているディスプレイインタフェースの規格に準じて伝送することができる。使用可能な規格の例としては、HDMI(登録商標)、DVI、VGAなどがある。
投写システム10はさらに、例えばデジタルカメラである撮像装置40を有する。撮像装置40は投写面に正対する位置に、投写面の全体を撮影範囲として含むように接地されているものとする。撮像装置40は直接、あるいはLANを通じて、PC200と通信可能に接続される。PC200は、撮像装置40に予め定められたコマンドを送信することにより、撮像装置40の動作を制御することができる。例えば撮像装置40はPC200からの要求に応じて撮影を行い、得られた画像データをPC200に送信することができる。
また、本明細書において用いる用語を以下の様に定義する。
「投写領域」 プロジェクタ100が投写する光学像が投写面上に占める領域
「投写画像」 投写領域に投写されている光学像
「投写用画像」 信号源(例えばPC200)が出力する映像信号または画像データが表す画像
「マルチ投写」 複数の投写装置を用いた投写
「スタック投写」 投写領域が合致、もしくは投写画像が完全に重畳するマルチ投写
「マルチスクリーン投写」 隣接する投写領域の一部が重複するように投写領域を並べたマルチ投写
「プロジェクタ(投写装置)」 光源からの光を投写用画像に基づいて変調して投写面に投写または投写面上で走査することによって投写画像を投写面上に形成する装置
「投写領域」 プロジェクタ100が投写する光学像が投写面上に占める領域
「投写画像」 投写領域に投写されている光学像
「投写用画像」 信号源(例えばPC200)が出力する映像信号または画像データが表す画像
「マルチ投写」 複数の投写装置を用いた投写
「スタック投写」 投写領域が合致、もしくは投写画像が完全に重畳するマルチ投写
「マルチスクリーン投写」 隣接する投写領域の一部が重複するように投写領域を並べたマルチ投写
「プロジェクタ(投写装置)」 光源からの光を投写用画像に基づいて変調して投写面に投写または投写面上で走査することによって投写画像を投写面上に形成する装置
[プロジェクタ100の構成]
図2は、投写システム10に含まれるプロジェクタ100およびPC200の機能構成例を示すブロック図である。プロジェクタ100は、CPU101、RAM102、ROM103、投写部104、投写制御部105、VRAM106、操作部107、ネットワークIF108、画像処理部109、映像入力部110、温度取得部111を有する。これらの機能ブロックはシステムバス112によって通信可能に接続されている。
図2は、投写システム10に含まれるプロジェクタ100およびPC200の機能構成例を示すブロック図である。プロジェクタ100は、CPU101、RAM102、ROM103、投写部104、投写制御部105、VRAM106、操作部107、ネットワークIF108、画像処理部109、映像入力部110、温度取得部111を有する。これらの機能ブロックはシステムバス112によって通信可能に接続されている。
CPU101は、プログラマブルプロセッサの一例であり、例えばROM103に記憶されているプログラムをRAM102に読み込んで実行することにより、プロジェクタ100の動作を実現する。
RAM102は、CPU101がプログラムを実行する際のワークメモリとして用いられる。RAM102には、プログラムやプログラムの実行に用いる変数などが記憶される。また、RAM102は、他の用途(例えばデータバッファとして)に用いられてもよい。
RAM102は、CPU101がプログラムを実行する際のワークメモリとして用いられる。RAM102には、プログラムやプログラムの実行に用いる変数などが記憶される。また、RAM102は、他の用途(例えばデータバッファとして)に用いられてもよい。
ROM103は書き換え可能であってよい。ROM103は、CPU101が実行するプログラム、メニュー画面などの表示に用いるためのGUIデータ、キーストーン補正や位置合わせ処理などで用いられるテストパターンのデータ、各種の設定値などが記憶される。
投写部104は、光源、投写光学系などを有し、投写制御部105から供給される投写用画像に基づいて光学像を投写する。本実施形態では液晶パネルを光学変調素子として用い、光源からの光の反射率もしくは透過率を投写用画像に従って制御することにより、投写用画像に基づく光学像を生成し、投写光学系によって投写面に投写する。
投写制御部105は、画像処理部109から供給される投写用画像のデータを投写部104に供給する。
VRAM106はPC200から受信した投写用画像のデータを格納するビデオメモリである。
VRAM106はPC200から受信した投写用画像のデータを格納するビデオメモリである。
操作部107は、キー、ボタン、スイッチ、タッチパネルなどの入力デバイスを有し、ユーザからプロジェクタ100への指示を受け付ける。CPU101は操作部107の操作を監視しており、操作部107の操作を検出すると、検出した操作に応じた処理を実行する。なお、プロジェクタ100がリモートコントローラを有する場合、操作部107はリモートコントローラから受信した操作信号をCPU101に通知する。
ネットワークIF108はプロジェクタ100を通信ネットワークに接続するインタフェースであり、サポートする通信ネットワークの規格に準拠した構成を有する。本実施形態においてプロジェクタ100は、ネットワークIF108を通じて、PC200と共通のローカルネットワークに接続される。したがって、プロジェクタ100とPC200との通信はネットワークIF108を通じて実行される。
画像処理部109は、映像入力部110に供給され、VRAM106に格納された映像信号に対して様々な画像処理を必要に応じて適用し、投写制御部105に供給する。画像処理部109は例えば画像処理用のマイクロプロセッサであってよい。あるいは、画像処理部109に相当する機能を、CPU101がROM103に記憶されたプログラムを実行することによって実現してもよい。
画像処理部109が適用可能な画像処理には、フレーム間引き処理、フレーム補間処理、解像度変換処理、メニュー画面などのOSDを重複させる処理、キーストーン補正処理、エッジブレンディング処理などが含まれるが、これらに限定されない。
画像処理部109が適用可能な画像処理には、フレーム間引き処理、フレーム補間処理、解像度変換処理、メニュー画面などのOSDを重複させる処理、キーストーン補正処理、エッジブレンディング処理などが含まれるが、これらに限定されない。
映像入力部110は、外部装置(本実施形態ではPC200)が出力する映像信号を直接または間接的に受信するインタフェースであり、サポートする映像信号に応じた構成を有する。映像入力部110は例えば、コンポジット端子、S映像端子、D端子、コンポーネント端子、アナログRGB端子、DVI−I端子、DVI−D端子、HDMI(登録商標)端子の1つ以上を含む。映像入力部110はまた、アナログ映像信号を受信した場合、デジタル映像信号に変換してVRAM106に格納する。
温度取得部111は、投写部104(特に光源)の近傍、吸気ファンなど、プロジェクタの1以上の個所における温度を検出するように配置された温度センサである。温度取得部111の種類に特に制限は無く、温度(摂氏または華氏)を直接出力するものでも、温度に応じた値のデータや信号を出力するものであってもよい。また、温度に応じて特性(例えば電気抵抗)が変化するものであってもよい。CPU101は、システムバス112を通じて各場所の温度取得部111の出力値(温度情報)を取得することができる。
なお、本実施形態では例えばROM103に、温度取得部111の出力値と、飽和内部温度(熱平衡状態における内部温度)との関係を示す固有温度情報が記憶されているものとする。固有温度情報は例えば製造時に計測し、ROM103に登録しておくことができる。内部温度は、例えば光源近傍に配置した温度取得部111の出力値とすることができる。また、環境温度は、吸気ファンの近傍に配置した温度取得部111の出力値(吸気温度)とすることができる。なお、これらは単なる例であり、他の場所に設けられた温度取得部111の出力値を用いてもよい。そして、内部温度の時間変化が閾値未満となり、熱平衡状態と見なせる状態になった際の内部温度と吸気温度とを対応付けて固有温度情報として登録するおくことができる。複数の環境温度について固有温度情報を登録する。なお、固有温度情報は複数の離散的な環境温度について計測、登録してもよいし、環境温度を変数とする飽和内部温度の関数として登録してもよい。また、プロジェクタが複数の光源駆動モード(フルパワーモード、省電力モードなど)を有する場合、駆動モードによって飽和内部温度が異なるため、駆動モードごとに固有温度情報を登録しておく。
なお、プロジェクタのCPU101は、実使用時に固有温度情報を計測し、ROM103に追加登録してもよい。また、定期的に固有温度情報の計測および登録を行ってもよい。また、固有温度情報のうち、計測もしくは登録日時からの経過日数が閾値を超えるものについては削除するようにしてもよい。固有温度情報は例えばプロジェクタ100がPC200と通信接続を確立する際に、プロジェクタ100の情報の一部としてPC200に送信することができる。PC200は、プロジェクタ100の識別情報(例えばMACアドレス)と関連づけて固有温度情報を例えばHDD204に登録しておくことができる。また、PC200から固有温度情報取得コマンドをプロジェクタ100に送信することにより、固有温度情報を取得してもよい。
なお、光源の点灯もしくは起動開始から熱平衡状態になるまでの時間と、環境温度(吸気温度)との関係を固有温度情報として用いてもよい。これは、プロジェクタが有する熱源のうち、光源の発する熱量が支配的であることに基づく。この場合、内部温度と吸気温度が等しい状態で光源が起動されてから、内部温度の時間変化が閾値未満となり、熱平衡状態と見なせる状態になるまでの時間を計測し、吸気温度と関連づけることにより固有温度情報を生成することができる。
そして、CPU101は、温度取得コマンドを受信すると、環境温度(吸気温度)と、直近に光源の起動を開始してからの経過時間とをPC200に応答する。なお、内部温度も併せて応答してもよい。
[PC200の構成]
次に、PC200の機能構成について説明する。PC200は外部ディスプレイが接続可能な汎用コンピュータであってよく、したがって汎用コンピュータに準じた機能構成を有する。PC200は、CPU201、RAM202、ROM203、HDD204、操作部210、表示部205、ネットワークIF206、映像出力部207、通信部208、RTC209を有する。また、これの機能ブロックは内部バス211によって通信可能に接続されている。
次に、PC200の機能構成について説明する。PC200は外部ディスプレイが接続可能な汎用コンピュータであってよく、したがって汎用コンピュータに準じた機能構成を有する。PC200は、CPU201、RAM202、ROM203、HDD204、操作部210、表示部205、ネットワークIF206、映像出力部207、通信部208、RTC209を有する。また、これの機能ブロックは内部バス211によって通信可能に接続されている。
CPU201は、プログラマブルプロセッサの一例であり、例えばROM203に記憶されているプログラム(OSやアプリケーションプログラム)をRAM202に読み込んで実行することにより、PC200の動作を実現する。後述する投写領域の自動位置合わせ処理は、CPU201が自動位置合わせアプリケーションを実行することによって実現される。
RAM202は、CPU201がプログラムを実行する際のワークメモリとして用いられる。RAM202には、プログラムやプログラムの実行に用いる変数などが記憶される。また、RAM202は、他の用途(例えばデータバッファとして)に用いられてもよい。
ROM203は書き換え可能であってよい。ROM203は、CPU201が実行するプログラム、メニュー画面などの表示に用いるためのGUIデータ、各種の設定値などが記憶される。なお、ROM203に記憶されるプログラムは初期化時に実行されるブートプログラムである。OSやアプリケーションプログラムといった容量の大きいプログラムはROM203よりも大容量の記憶装置であるHDD(ハードディスクドライブ)204に記憶されている。ブートプログラムを実行すると、CPU201に、HDD204からOSをRAM202に読み出し、実行する。HDD204にはOSおよびアプリケーションプログラムのほか、ユーザデータなどが保存される。なお、HDD204は大容量記憶装置の一例であり、SSDなど他の種類の記憶装置であってもよい。
操作部210は、キーボード、ポインティングデバイス(マウスなど)、タッチパネル、スイッチなどの入力デバイスを有し、ユーザからPC200への指示を受け付ける。なお、キーボードはソフトウェアキーボードであってもよい。CPU201は操作部210の操作を監視しており、操作部210の操作を検出すると、検出した操作に応じた処理を実行する。
表示部205は例えば液晶パネルや有機ELパネルである。表示部205は、OSやアプリケーションプログラムが提供する画面の表示を行う。なお、表示部205は外部装置であってもよい。また、表示部205はタッチディスプレイであってもよい。
ネットワークIF206はPC200を通信ネットワークに接続するインタフェースであり、サポートする通信ネットワークの規格に準拠した構成を有する。本実施形態においてPC200は、ネットワークIF206を通じて、プロジェクタ100と共通のローカルネットワークに接続される。したがって、PC200とプロジェクタ100との通信はネットワークIF206を通じて実行される。
映像出力部207は、外部装置(本実施形態ではプロジェクタ100または映像分配器30)に映像信号を送信するインタフェースであり、サポートする映像信号に応じた構成を有する。映像出力部207は例えば、コンポジット端子、S映像端子、D端子、コンポーネント端子、アナログRGB端子、DVI−I端子、DVI−D端子、HDMI(登録商標)端子の1つ以上を含む。
RTC(Real Time Clock)209は、所謂内蔵時計である。一般的にRTC209は電池駆動され、PC200の電源がOFFの状態でも動作を継続する。PC200で動作するアプリケーションは、RTC209から現在時刻の情報を得ることができる。
なお、本実施形態では、プロジェクタ100の投写領域の調整機能を有する自動位置合わせアプリケーションプログラムのUI画面を表示部205に表示するものとするが、映像出力部207に接続された外部機器にUI画面を表示させてもよい。
通信部208は外部機器と例えばシリアル通信を行うための通信インタフェースであり、代表的にはUSBインタフェースであるが、RS−232Cなど他の規格に準じた構成を有しても良い。本実施形態では撮像装置40が通信部208に接続されるものとするが、撮像装置40とPC200との通信方法に特に制限はなく、両者がサポートしている任意の規格に準拠した通信を行うことができる。
[映像分配器30]
本実施形態において投写制御装置であるPC200は、観賞用画像をマルチ投写する前の個々のプロジェクタの位置合わせを実行する。したがって、PC200から個々のプロジェクタに送信される映像信号はテスト用の映像信号(テストパターン)である。観賞用に投写する映像信号は、個々のプロジェクタに別途供給される。本実施形態では映像分配器30は同一の映像信号を接続されている全てのプロジェクタに並列出力するものとする。
<自動位置合わせアプリケーションのGUI例>
本実施形態において投写制御装置であるPC200は、観賞用画像をマルチ投写する前の個々のプロジェクタの位置合わせを実行する。したがって、PC200から個々のプロジェクタに送信される映像信号はテスト用の映像信号(テストパターン)である。観賞用に投写する映像信号は、個々のプロジェクタに別途供給される。本実施形態では映像分配器30は同一の映像信号を接続されている全てのプロジェクタに並列出力するものとする。
<自動位置合わせアプリケーションのGUI例>
図3は、CPU201が自動位置合わせアプリケーションプログラムを実行することにより表示部205に表示されるユーザインタフェースであるGUI画面300の例を示す図である。ユーザはPCの操作部210を通じてGUI画面300を操作する。なお、図3は、GUI画面300においてタブ311が選択され、スタック投写用の項目が表示されている状態を示している。タブ312が選択されると、マルチスクリーン投写用の項目が表示される。
リストビュー302はPC200とネットワーク接続されたプロジェクタ100の情報を選択可能に一覧表示する領域である。本実施形態では、プロジェクタ名およびIPアドレスを、リストビュー302に一覧表示する。これらの情報はCPU201からプロジェクタ100のそれぞれに対して情報取得コマンドを送信することにより、プロジェクタ100から取得することができる。
検索ボタン301の操作を検出すると、PC200のCPU201はネットワークIF206を介して、プロジェクタ名およびIPアドレスを要求する所定のコマンドをネットワーク上にブロードキャストする。所定のコマンドは例えばUDPのブロードキャストパケットを用いてブロードキャストすることができるが、他のプロトコルに準拠した方法で実現してもよい。ネットワークに接続されている個々のプロジェクタ100のCPU101は、ネットワークIF108を介してコマンドを受信すると、自身のプロジェクタ名およびIPアドレスを含んだデータを、PC200に対して送信する。PC200のCPU201はコマンドに応答して送信されたデータを受信し、データに含まれる情報を抽出してリストビュー302に一覧表示する。
リストビュー305は、リストビュー302に一覧表示されたプロジェクタのうち、自動位置合わせの対象として選択されたプロジェクタを一覧表示する領域である。例えば、ユーザがリストビュー302に一覧表示されている要素の1つ以上について、リストビュー305へドラッグアンドドロップする操作が検出されると、CPU201は、操作の対象とされた要素をリストビュー305に追加する。あるいは、CPU201は、追加ボタン303の操作を検出した際にリストビュー302で選択状態のプロジェクタをリストビュー305に追加する。また、CPU201は、削除ボタン304の操作を検出した際にリストビュー305で選択状態のプロジェクタをリストビュー305から削除する。リストビュー305に表示されているプロジェクタの情報は、CPU201がRAM202上で管理する。
「テストパターン表示」ボタン306の操作が検出されると、CPU201はリストビュー305に表示されているプロジェクタ100のそれぞれに対し、ネットワークIF206を通じてテストパターンの表示を指示するコマンドを送信する。ボタン306の操作に応じて表示させるテストパターンは、各プロジェクタ100の表示領域の大きさや位置が確認できればどのようなものであってもよい。例えば、プロジェクタごとに異なる色とした、全面単一色の投写用画像をテストパターンとして用いることができる。
特に、多数のプロジェクタが選択されている場合には、リストビュー305の表示だけでは所望のプロジェクタが選択できているか容易には判断できない。そのため、選択されている個々のプロジェクタからテストパターンを投写させることにより、自動位置合わせを実行する前に、位置合わせの対象とするプロジェクタが正しく選択されていることを確認することができる。
テストパターンはPC200から個々のプロジェクタ100にテストパターンの表示を指示するコマンドに関連づけて送信してもよいし、プロジェクタ100のCPU101が生成してもよい。
一方、個々のプロジェクタ100でテストパターンを生成する場合、CPU101が例えばROM103に記憶されている自身の情報に基づいて、上述したテストパターンを表す画像データを生成する。なお、予め上述したテストパターンをROM103に記憶しておいてもよい。
図3に戻り、リストビュー307は、現在PC200に接続されている撮像装置の1つを選択可能に一覧表示する。ここで選択された撮像装置が自動位置合わせに用いられる。本実施形態では撮像装置40だけが接続されているため、撮像装置40が選択された状態(ハイライトされた状態)で表示される。複数の撮像装置が接続されている場合、ユーザはリストビュー307に一覧表示されている撮像装置の1つを選択することができる。
CPU201はリストビュー307で選択された撮像装置と、通信部208を通じて、PC200から撮像装置を遠隔制御するための通信を確立させる。これにより、選択された撮像装置から各種の情報を取得したり、撮影を指示したり、撮影で得られた画像データを取得したり、撮影条件を設定(変更)したりすることが可能になる。CPU201はまた、撮像装置から取得した情報をRAM202に格納する。
「カメラ詳細設定」ボタン308の操作が検出されると、CPU201は、リストビュー307で選択されている撮像装置の撮影条件を遠隔的に設定するためのGUI画面を表示部205に表示する。GUI画面を通じてユーザは、絞り値、撮影感度、シャッタスピードボタン、撮影解像度(画素数)などを選択することができる。値が選択されると、CPU201は、選択された項目と値とを含んだコマンドを、通信部208を通じて撮像装置に送信し、撮像装置の撮影条件を変更する。
「テスト撮影」ボタン309の操作が検出されると、CPU201はリストビュー307で選択されている撮像装置によるテスト撮影処理を開始する。テスト撮影は例えばライブビュー表示用の動画撮影と同じであってよい。撮影された動画は、画像表示領域310にリアルタイムで表示される。ユーザは撮像装置40の画角内に自動位置合わせの対象とするプロジェクタの投写範囲が全て収まっているかどうかや、撮像装置40の撮影条件やホワイトバランスなどのパラメータが正しく設定されているかを確認できる。
次に、スタック投写用の設定項目に関して説明する。313、314、315は自動位置合わせモードを排他的に選択するためのラジオボタンである。本実施形態では、スタック投写用の自動位置合わせモードとして「4点指定調整」、「自動形状決定」、「基準プロジェクタに合わせる」から1つを選択できる。
「4点指定調整」は予め定められた4点に個々の投写領域の頂点を合わせるようなキーストーン補正量を自動で決定するモードである。例えばCPU201は4点調整領域317上に、投写領域の左上、右上、左下、右下の頂点にそれぞれ対応する調整点318、319、320、321を移動可能に表示する。ユーザは例えばドラッグアンドドロップ操作や、選択操作とカーソル操作との組み合わせなどにより、個々の調整マーカを移動させることにより、投写領域の各頂点の座標を指定することができる。4点指定調整は、例えば、投写面が枠付きのスクリーンである場合のように、投写目標位置が明確な場合に有用である。なお、座標を調整可能な点の数は4点より少なくてもよいし、頂点以外の座標を含む5点以上としてもよい。
「自動形状決定」は、個々の投写画像が矩形になるようなキーストーン補正量を自動で決定するモードである。このモードでは、位置合わせの目標となる4点を投写領域の撮影画像に基づいてCPU201が決定する。そして、CPU201は、決定した4点に個々の投写領域の頂点を合わせるようなキーストーン補正量を決定する。そのため、ユーザによる4点の指定操作は不要である。自動形状決定は、投写の目標位置が明確でないような場合(例えば広い壁面に対する投写)において有用である。
「4点指定調整」および「自動形状決定」は、ユーザやCPU201によって予め定められた投写領域に、全てのプロジェクタの投写領域の合致させるキーストーン補正量を自動で決定する処理である。これに対し、「基準プロジェクタに合わせる」は、1つのプロジェクタを基準プロジェクタとして、基準プロジェクタの投写領域に他のプロジェクタの投写領域を合致させるようなキーストーン補正量を自動で決定するモードである。このモードの自動位置合わせが実行されるのは、基準プロジェクタの投写領域の位置が、指定された位置に調整されている場合である。基準プロジェクタ以外のプロジェクタの投写領域を基準プロジェクタの投写領域に合致させるためのキーストーン補正量を自動的に決定する。
「基準プロジェクタに合わせる」のラジオボタン315の選択操作を検出すると、CPU201はリストビュー305に表示されているプロジェクタの情報を、リストビュー316にコピーする。基準プロジェクタの選択は自動的に行ってもよいし、ユーザが選択できるようにしてもよい。例えば、リストビュー316の先頭にリストされたプロジェクタを基準プロジェクタとし、リスト内の順序をユーザがドラッグアンドドロップ操作などによって変更可能に構成することができるが、他の任意の構成を採用しうる。また、CPU201がRAM202で管理するリストを参照し、キーストーン補正量が最も少ないプロジェクタを基準プロジェクタに自動設定することもできる。
「自動調整開始」ボタン322の操作が検出されると、CPU201は選択されているラジオボタンに応じた自動位置合わせ処理を開始する。
<自動位置合わせ処理>
図4は、本実施形態においてPC200のCPU201が実行する自動位置合わせ処理に関するフローチャートである。自動位置合わせ処理は、GUI画面300における自動調整開始ボタン322の操作が検出されたことに応じて開始される。この処理は例えば、CPU201が自動位置合わせアプリケーションや、自動位置合わせアプリケーションが利用するOSの機能を実行することにより実現される。ここでは、自動位置合わせの対象がプロジェクタ100a,100bであり、4点指定調整による自動位置合わせが実行される場合について説明する。また、プロジェクタ100a,100bの固有温度情報は既に取得され、PC200のHDD204に登録されているものとする。
図4は、本実施形態においてPC200のCPU201が実行する自動位置合わせ処理に関するフローチャートである。自動位置合わせ処理は、GUI画面300における自動調整開始ボタン322の操作が検出されたことに応じて開始される。この処理は例えば、CPU201が自動位置合わせアプリケーションや、自動位置合わせアプリケーションが利用するOSの機能を実行することにより実現される。ここでは、自動位置合わせの対象がプロジェクタ100a,100bであり、4点指定調整による自動位置合わせが実行される場合について説明する。また、プロジェクタ100a,100bの固有温度情報は既に取得され、PC200のHDD204に登録されているものとする。
S401でCPU201は、自動位置合わせを行うプロジェクタ(ここではプロジェクタ100a、100b)に、ネットワークIF206を介して温度取得コマンドを送信する。コマンドを受信した各プロジェクタのCPU101は、個々の温度取得部111の出力値(温度情報)を応答する。ここで、PC200と特定のプロジェクタとの通信はTCPに基づいて実行するものとするが、他のプロトコルを用いてもよい。なお、プロジェクタのCPU101は、温度取得コマンドを受信したことに応じて温度情報を取得して応答してもよいし、直近に取得して例えばRAM102に保持している温度情報を用いて応答してもよい。また、個々の温度情報を、どの部分の温度であるかを示す情報と関連づけて応答してもよい。CPU201は、温度取得コマンドを送信したプロジェクタの全てから温度情報が取得できたら、温度情報を例えばRAM202に格納し、処理をS402に進める。
S402でCPU201は、位置合わせを行うプロジェクタそれぞれについて、HDD204に登録されている固有温度情報と、S401で取得した温度情報とから、熱平衡状態であるか否かを判定する。図5(a)は、プロジェクタの固有温度情報の一例を示す図である。先に説明したように、固有温度情報は吸気温度(環境温度)と、飽和内部温度(熱平衡状態における内部温度(光源近傍の温度))との関係を、異なる複数の吸気温度について示す情報である。ここでは理解および説明を容易にするため、固有温度情報を連続的なグラフの型式で示しているが、実際には複数の離散的な値もしくは関数の型式で登録されている。
CPU201は、S401で取得した温度情報のうち、吸気温度を用いて固有温度情報を参照し、対応する飽和内部温度を取得する。ここで、取得した吸気温度に対応する固有温度情報が無い場合、近傍の吸気温度に関する複数の固有温度情報を補間して、取得した吸気温度に対応する飽和内部温度を求めてもよい。そして、CPU201は、固有温度情報に基づいて得られる飽和内部温度と、S401で取得した温度情報のうち、内部温度とを比較する。CPU201は、あるプロジェクタについて、S401で取得した内部温度と、吸気温度と固有温度情報とに基づいて得られた飽和内部温度とが一致しているか、差が十分小さい(差の絶対値が閾値未満)であれば、そのプロジェクタが熱平衡状態であると判定する。
なお、プロジェクタが複数の光源駆動モードを有する場合、プロジェクタ100のCPU101は温度情報とともに現在の光源駆動モードに関する情報も併せて応答するようにする。そして、PC200のCPU201は、そのプロジェクタについて、光源駆動モードに対応する固有温度情報を用いて飽和内部温度を取得し、熱平衡状態であるか否かを判定する。
なお、固有温度情報として、環境温度(吸気温度)と、直近に光源の起動を開始してからの経過時間との組み合わせを用いる場合、CPU201は、S402で、S401で取得した吸気温度において熱平衡状態になるまでの経過時間を固有温度情報から求める。そして、CPU201は固有温度情報に基づいて求めた経過時間と、S401で取得した経過時間と比較する。S401で取得した経過時間が、固有温度情報に基づいて求めた経過時間以上であれば、CPU201はプロジェクタが熱平衡状態であると判定する。
なお、CPU201は、取得した温度情報が示すプロジェクタの温度が、予め定められた飽和温度範囲に含まれる場合に、当該プロジェクタが熱平衡状態であると判定することも可能である。この場合、CPU201は、取得した温度情報が示すプロジェクタの温度が、予め定められた飽和温度範囲に含まれない場合に、当該プロジェクタが熱平衡状態でないと判定する。
なお、CPU201は、取得した温度情報が示すプロジェクタの温度が、予め定められた飽和温度範囲に含まれる場合に、当該プロジェクタが熱平衡状態であると判定することも可能である。この場合、CPU201は、取得した温度情報が示すプロジェクタの温度が、予め定められた飽和温度範囲に含まれない場合に、当該プロジェクタが熱平衡状態でないと判定する。
S402においてCPU201は、位置合わせを行うプロジェクタが全て熱平衡状態であると判定された場合のみS406に処理を進める。言い換えれば、CPU201は、熱平衡状態であると判定されなかったプロジェクタが1つでもあれば処理をS403に進める。CPU201は、熱平衡状態であると判定されたプロジェクタについては処理をS406に進め、熱平衡状態であると判定されなかったプロジェクタについては処理をS403に進めるようにしてもよい。
S403でCPU201は、熱平衡状態になっていないプロジェクタそれぞれについて、熱平衡状態になるまでに要する予測時間を求める。例えば、CPU201は、図5(b)に示すような、光源の起動開始からプロジェクタ内部が熱平衡状態になるまでの内部温度変化に関する情報(内部温度情報)と、S401で取得した内部温度とから、熱平衡状態になるまでの予測時間を求める。内部温度情報は、プロジェクタ100の例えば製造時に、複数の環境温度(吸気温度)について計測し、ROM103に登録しておくことができる。そして、PC200がプロジェクタ100との通信を確立したのち、プロジェクタ100から取得して例えばHDD204に格納しておくことができる。
例えば、プロジェクタ100から取得した内部温度がT1であった場合、CPU201は、図5(b)に示す内部温度情報を参照して、直近の光源の起動開始からの経過時間t1を特定する。そして、CPU201は、熱平衡状態T∞になる経過時間tendと、t1との差tend−t1を、熱平衡状態になるまでの予測時間として求めることができる。
上述したように、内部温度の推移は、光源を起動した時点の内部温度T0、すなわち環境温度(吸気温度)に依存する。そのため、CPU201は、S401でプロジェクタから取得した吸気温度に対応する内部温度情報を用いて予測時間を求める。取得した環境温度に対応する内部温度情報が登録されていない場合、近い環境温度についての複数の内部温度情報から補間して生成した内部温度情報を用いることができる。
また、本実施形態では現在の内部温度と内部温度情報とに基づいて、熱平衡状態になるまでの予測時間を求めた。しかし、直近に光源の起動を開始してからの経過時間をプロジェクタから取得し、予め登録されている、光源を起動してから熱平衡状態になるまでに要する時間との差を予測時間として求めてもよい。光源を起動してから熱平衡状態になるまでに要する時間についても、例えば製造時に異なる環境温度(吸気温度)について計測してROM103に登録しておくことができる。
熱平衡状態になるまでの予測時間を求めると、S404でCPU201は、例えば図6(a)に示すような警告ダイアログを表示部205に表示する。警告ダイアログには、プロジェクタの状態が自動位置合わせに適さないことであることを通知するメッセージ701を表示する。また、警告ダイアログには、どの程度待てば自動位置合わせに適した状態になるのかの目安時間を知らせるメッセージ702も含める。目安時間はS403で求めた予測時間である。なお、熱平衡状態になっていないと判定されたプロジェクタが複数存在する場合、個々のプロジェクタについて求めた予測時間のうち、最も長い予測時間を目安時間として表示する。なお、どのプロジェクタが自動位置合わせに適した状態でないのかの情報を警告ダイアログに含めてもよい。さらに、警告ダイアログには、自動位置合わせの継続を指示するための「はい」ボタン703と、中断を指示するための「いいえ」ボタン704を含める。
このように、本実施形態では、自動位置合わせを行う複数のプロジェクタのうち、熱平衡状態になっていないプロジェクタが存在すると判定された場合には、自動位置合わせを実行する前に、自動位置合わせを行うのに適した状態でないことをユーザに報知する。そのため、自動位置合わせに適さない状態であることを認識せずに自動位置合わせを実行した結果、自動位置合わせをしたにもかかわらず投写位置がずれるという問題を抑制することができる。さらに、自動位置合わせに適した状態になるまでに要する時間の目安をユーザに提示するため、警告ダイアログが表示されなくなるまで自動位置合わせの実行と中断を繰り返し実行する手間が省け、待ち時間を有効に利用することができる。
S405でCPU201は、警告ダイアログの「はい」ボタン703、「いいえ」ボタン704の何れかの操作を検出したか否かを判定する。処理中断指示(「いいえ」ボタン704の操作)が検出されたと判定された場合、CPU201は自動位置合わせ処理を終了し、再び図3に示したGUI画面300を表示部205に表示する。
S405で「はい」ボタンの操作が検出された場合、CPU201は処理をS406に進める。また、「はい」ボタン703、「いいえ」ボタン704の何れの操作も検出しなければ、CPU201はS405を繰り返し実行する。
S406でCPU201は、位置合わせを行う複数のプロジェクタのうち1台にテストパターンを投写させる。具体的には、CPU201は例えば表示部205にテストパターンを表示させ、その画像を映像出力部207を通じて映像分配器30に供給することにより、プロジェクタにテストパターンを表示させることができる。なお、特定の1台だけにテストパターンを表示させるため、CPU201は、画像を映像分配器30に供給する前に、テストパターンを表示させないプロジェクタに対してネットワークIF206を介して制御コマンドを送信し、映像表示を行わない状態に設定する。なお、制御コマンドは例えばTCPなどのプロトコルを用いて送信することが可能である。
S407でCPU201は、通信部208を介して撮像装置40を制御し、投写領域を含む投写面を撮影させる。なお、撮像装置40による撮影範囲はテスト撮影によって予め調整しておく。撮像装置40は、撮影した画像のデータをPC200に送信する。CPU201は、受信した画像データをRAM202に格納する。
S408でCPU201は、S407で取得した画像データに基づいて、テストパターンを表示させたプロジェクタについての射影変換行列を算出する。射影変換行列は、カメラ座標系からプロジェクタのパネル座標系への射影変換を行うための行列である。CPU201は、S407で取得した画像データから、S406で投写したテストパターンの特徴点を複数検出する。そして、CPU201は、カメラ座標系における特徴点の位置と、パネル座標系における特徴点の位置とに基づいて射影変換行列を算出する。
S409でCPU201は、位置合わせを行う全てのプロジェクタについて射影変換行列を算出したか否かを判定し、算出したと判定されればS410に処理を進める。CPU201は、射影変換行列が未算出のプロジェクタがあれば、その1つについてS406〜S408までの処理を実行する。
S410でCPU201は、位置合わせを行うプロジェクタのそれぞれについて、キーストンパラメータを算出する。キーストンパラメータは、投写領域を幾何変形させるためのパラメータである。CPU201は、投写領域を撮影した画像データから、投写領域の頂点座標を検出し、投写領域の頂点が、図3の4点調整領域317の調整点318、319、320、321で指定された位置となるようなキーストンパラメータを算出する。キーストンパラメータは、検出した投写領域の頂点座標と、S408で算出した射影変換行列と、調整点318、319、320、321で指定された座標とから算出することができる。
S411でCPU201は、S410で算出したキーストンパラメータを含んだ制御コマンドを、ネットワークIF206を介して対象のプロジェクタに送信する。制御コマンドを受信したプロジェクタのCPU101は、制御コマンドに含まれるキーストンパラメータに基づいてキーストン調整処理を実行する。これにより、個々のプロジェクタの投写領域が、調整点318、319、320、321で指定された座標に位置合わせされる。以上で、自動位置合わせ処理が終了する。
(変形例)
なお、S402における、プロジェクタが熱平衡状態であるか否かの判定は、他の方法で判定してもよい。例えば、PC200(CPU201)からプロジェクタ100の温度情報を周期的に取得するか、内部温度のログデータを取得して、直近の内部温度の時間変化の大きさが閾値未満であればそのプロジェクタが熱平衡状態であると判定してもよい。あるいは、直近の内部温度の時間変化の大きさが閾値以上であればそのプロジェクタが熱平衡状態でないと判定してもよい。また、内部温度の時間変化をPC200(CPU201)が求める代わりに、プロジェクタ100(CPU101)が求めるようにしてもよい。この場合、PC200は、プロジェクタ100から直近の内部温度の時間変化の大きさを取得し、その大きさが閾値未満であれば、プロジェクタ100が熱平衡状態であると判定することができる。
なお、S402における、プロジェクタが熱平衡状態であるか否かの判定は、他の方法で判定してもよい。例えば、PC200(CPU201)からプロジェクタ100の温度情報を周期的に取得するか、内部温度のログデータを取得して、直近の内部温度の時間変化の大きさが閾値未満であればそのプロジェクタが熱平衡状態であると判定してもよい。あるいは、直近の内部温度の時間変化の大きさが閾値以上であればそのプロジェクタが熱平衡状態でないと判定してもよい。また、内部温度の時間変化をPC200(CPU201)が求める代わりに、プロジェクタ100(CPU101)が求めるようにしてもよい。この場合、PC200は、プロジェクタ100から直近の内部温度の時間変化の大きさを取得し、その大きさが閾値未満であれば、プロジェクタ100が熱平衡状態であると判定することができる。
これらの手法でも、時間変化の大きさと、熱平衡状態になるまでの必要な時間との関係を、異なる複数の環境温度について予め情報を登録しておけば、S403において予測時間を求めることができる。
また、個々のプロジェクタについて、熱平衡状態であるか否かの判定(S402)と、熱平衡状態になっていないプロジェクタが熱平衡状態になるまでの予測時間を求める処理(S403)を、PC200で行うものとして説明した。しかし、同様の処理を例えばPC200から温度取得コマンドを受信した際に各プロジェクタが行ってもよい。この場合、温度取得コマンドに対する応答に、熱平衡状態であるか否かの情報と、熱平衡状態になっていない場合には熱平衡状態になるまでの予測時間を含めることができる。
このように、本実施形態によれば、複数のプロジェクタの投写領域の自動位置合わせを実行する際、熱平衡状態になっていないと判定されるプロジェクタが存在するか否かを確認するようにした。そして、熱平衡状態になっていないと判定されるプロジェクタが存在する場合には、自動位置合わせを実行するのに適した状態でないことを、自動位置合わせを実行する前にユーザに報知するようにした。これにより、ユーザが、自動位置合わせを実行するのに適していない状態であるのを知らずに自動位置合わせを実行してしまうことを抑制することができる。
さらに、熱平衡状態になっていないと判定されるプロジェクタが存在する場合には、自動位置合わせを行うのに適した状態になるまでの予想時間を求め、ユーザに報知するようにした。そのため、予想時間が経過するまでの間、ユーザは他の処理を行うことができ、時間を有効に使用することができるため、使い勝手がよい。
●<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、位置合わせを行うプロジェクタの中に、熱平衡状態になっていないと判定されるプロジェクタが存在する場合、自動位置合わせの実行を予約できるようにしたものである。投写システムの構成および自動位置合わせアプリケーションのGUI画面は第1実施形態と共通であってよい。したがって、本実施形態においても図1〜図3を用いて説明する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、位置合わせを行うプロジェクタの中に、熱平衡状態になっていないと判定されるプロジェクタが存在する場合、自動位置合わせの実行を予約できるようにしたものである。投写システムの構成および自動位置合わせアプリケーションのGUI画面は第1実施形態と共通であってよい。したがって、本実施形態においても図1〜図3を用いて説明する。
まず、本実施形態におけるプロジェクタが行う温度モニタ処理について、図7(a)のフローチャートを用いて説明する。温度モニタ処理は、例えば投写開始時(光源起動時)にCPU101が実行を開始する。
S801でCPU101は、システムバス112を介して、温度取得部111から現在の温度情報を取得する。取得した温度情報は、例えば時刻情報(例えば直近に光源の起動を開始してからの経過時間)と関連づけてRAM102に温度ログとして蓄積してもよい。
S802でCPU101は、プロジェクタ内部が熱平衡状態であるか否かを判定し、熱平衡状態であると判定されなければ、プロジェクタ内部が熱平衡状態になるまでの予測時間を求め、RAM102に格納する。この処理は、第1実施形態におけるS402とS403でPC200のCPU201が行うものと同様であってよい。なお、プロジェクタ内部が熱平衡状態であると判定された場合、予測時間は0秒とする。
本実施形態でも、第1実施形態と同様、直近に光源の起動を開始してからの経過時間や、内部温度の時間変化の大きさなどを用いて、熱平衡状態であるか否かを判定したり、予測時間を算出したりしてもよい。例えば、CPU101は、予めROM103に記憶されている温度上昇カーブの計算式に、RAM102に生成した温度ログのデータをフィッティングさせ、図5(b)に示すような温度上昇カーブを算出することができる。そして、CPU101は、現在の経過時間t1に対し、熱平衡状態になるまでに要する予測時間をtend−t1と決定することができる。
S803でCPU101は所定時間待機したのち、S801からの処理を繰り返す。このように、本実施形態において、プロジェクタ100は周期的に温度情報の取得と、熱平衡状態になるまでの予測時間の取得(もしくは熱平衡状態であるとの判定)とを実行し、RAM102に格納する。
次に、図7(b)のフローチャートを用いて、本実施形態におけるPC200の自動位置合わせ処理について説明する。図7(b)において、第1実施形態と同じ処理を行う工程については図4と同じ参照数字を付してある。本実施形態でも、図3のGUI画面300の自動調整開始ボタン322の操作を検出したことに応じて、CPU201は、図7(b)のフローチャートに示す自動位置合わせ処理を開始する。また、CPU201は、プロジェクタ100a、100bの位置合わせを行うものとする。
S821でCPU201は、ネットワークIF206を介してプロジェクタ100a、100bに、熱平衡状態になるまでの予測時間を要求する制御コマンドを送信し、各プロジェクタから予測時間を取得する。このとき、各プロジェクタのCPU101は、S802で取得した予測時間(既に熱平衡状態と判定される場合には0秒)を、PC200に応答する。
S822でCPU201は、位置合わせを行うプロジェクタの全てが熱平衡状態であるか判定する。そして、CPU201は、全てのプロジェクタが熱平衡状態であると判定されればS406に、判定されなければ(熱平衡状態になっていないプロジェクタが1つでもあれば)処理をS823に進める。具体的にはCPU201は、取得した予測時間が全て0秒であれば、位置合わせを行う全てのプロジェクタが熱平衡状態であると判定することができる。
S823でCPU201は、図6(b)に示すような予約ダイアログを表示部205に表示させる。予約ダイアログには、プロジェクタの状態が自動位置合わせに適していないこと、プロジェクタの状態が自動位置合わせに適した状態になると予測される時刻以降を指定して自動位置合わせの実行を予約可能であることを通知するメッセージ901が表示される。さらに、予約ダイアログには、予約時刻を設定するためのスピンボタン902を表示する。スピンボタン902には、S821で取得した予測時間のうち最も長い時間をRTC209から取得した現在時刻に加えた時刻(すなわち、最も早い予約可能時刻)を、予約時刻の初期値として表示する。最も早い予約可能時間は、自動位置合わせを行うプロジェクタの全てが自動位置合わせの実行に適した状態になると予測される、最も早い時刻である(以後、予測時刻ともいう)。予約時刻はスピンボタン902の操作によって変更可能であるが、初期値として表示される予約時刻より早い時刻には変更できない。予約ダイアログには、予約の実行および中断を指示するための「はい」ボタン903、「いいえ」ボタン904も表示する。
このように、本実施形態でも第1実施形態と同様に、自動位置合わせを行うプロジェクタの中に、自動位置合わせの実行に適さない状態のプロジェクタが存在すると判定された場合、ユーザに報知するようにした。さらに、本実施形態では、自動位置合わせを行うプロジェクタの全てが自動位置合わせの実行に適した状態になると予測される時刻以降で、容易にユーザが自動位置合わせの実行を予約できるようにした。そのため、自動位置合わせを行うプロジェクタの全てが自動位置合わせの実行に適した状態になる予測時刻をユーザが忘れたとしても、自動位置合わせが適切に実行される。また、予測時刻以降で予定時刻を設定可能としたので、ユーザの都合のよい時刻を設定することができる。
S824でCPU201は、予約ダイアログの「はい」ボタン903、「いいえ」ボタン904の何れかの操作を検出したか否かを判定する。処理中断指示(「いいえ」ボタン904の操作)が検出されたと判定された場合、CPU201は自動位置合わせ処理を終了し、再び図3に示したGUI画面300を表示部205に表示する。
S824で「はい」ボタン903の操作が検出された場合、CPU201は処理をS826に進め、指定された予約時刻を取得してRAM202に格納する。また、「はい」ボタン903、「いいえ」ボタン904の何れの操作も検出しなければ、CPU201はS824を繰り返し実行する。
S826でCPU201は、RTCから現在時刻を取得し、RAM202に格納した予約時刻になったか否かを判定する。CPU201は、予約時刻になったと判定されなければS826を繰り返し実行し、予約時刻になったと判定されると処理をS406に進める。S406、S407の処理は第1実施形態で説明した通りである。
S829でCPU201は、自動位置合わせを行う全てのプロジェクタについて、投写領域の撮影を行ったか否かを判定する。CPU201は、撮影が完了していると判定されればS830に処理を進め、判定されなければ撮影が済んでいないプロジェクタの1つについてS406、S407の処理を行う。
S830でCPU201は、プロジェクタの投写領域を撮影した画像を評価して、位置合わせが必要か否かを判定する。同一の撮像装置40で撮影しているため、画像内の投写領域の位置のずれを比較することで、プロジェクタの投写位置がどの程度ずれているかを知ることができる。例えば、CPU201は、位置合わせを行う全てのプロジェクタについて、投写領域の各頂点の座標の最大ずれ量を求め、全ての頂点について最大ずれ量が予め定められた閾値以下であれば位置合わせ不要と判定して自動位置合わせ処理を終了する。一方、最大ずれ量が閾値より大きい頂点があれば、CPU201は自動位置合わせが必要と判定し、処理をS831に進める。S831は、射影変換行列を算出するプロジェクタの数をのぞき、S409と同じ処理である。また、S410およびS411の処理は第1実施形態で説明した通りである。
なお、本実施形態ではS406以降の実体的な自動位置合わせ処理の内容を、第1実施形態と一部異ならせた場合を説明した。しかし、S406以降、第1実施形態と全く同じ処理を実行するようにしてもよい。
このように、本実施形態では、自動位置合わせを実行するのに適していない状態をユーザに報知するのに加え、自動位置合わせを実行するのに適していない状態では、適した状態になると予測される時刻以降を指定して自動位置合わせの予約ができるようにした。そのため、第1実施形態の効果に加え、ユーザが予測時刻に立ち会わなくても自動位置合わせが適切に実行され、さらに使い勝手が向上する。
●<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、位置合わせを行うプロジェクタが1台である場合に関する。プロジェクタ100およびPC200の構成は第1実施形態と共通であってよい。また、自動位置合わせアプリケーションのGUI画面も第1実施形態と同じであってよい。したがって、本実施形態においても図2および図3を用いて説明する。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、位置合わせを行うプロジェクタが1台である場合に関する。プロジェクタ100およびPC200の構成は第1実施形態と共通であってよい。また、自動位置合わせアプリケーションのGUI画面も第1実施形態と同じであってよい。したがって、本実施形態においても図2および図3を用いて説明する。
図8は本実施形態における投写システムの概要を図1と同様に示した模式図である。本実施形態では、1台のプロジェクタ100の投写領域をスクリーン50の枠に合わせるようにPC200が自動位置合わせを行う。
本実施形態では、ユーザがラジオボタン313の「4点指定調整」モードを選択し、4点調整領域317上の調整点318、319、320、321を例えばドラッグアンドドロップ操作により、スクリーン50の枠の対応する頂点に合わせるように移動させる。
本実施形においても、プロジェクタ100のCPU101は、図7(a)に示した温度モニタ処理を実行する。
PC200のCPU201が実行する自動位置合わせ処理も図7(b)に示した第2実施形態の処理と基本的には同じであるが、S823の動作が一部異なる。第2実施形態では、位置合わせを行う全てのプロジェクタが熱平衡状態となる予測時刻よりも早い時刻を予約時刻に設定できないように構成した。一方、本実施形態では、位置合わせを行うプロジェクタが1台の場合には、そのプロジェクタが熱平衡状態になると予測される時刻よりも前の時刻を指定して自動位置合わせの実行を予約できるようにする。
PC200のCPU201が実行する自動位置合わせ処理も図7(b)に示した第2実施形態の処理と基本的には同じであるが、S823の動作が一部異なる。第2実施形態では、位置合わせを行う全てのプロジェクタが熱平衡状態となる予測時刻よりも早い時刻を予約時刻に設定できないように構成した。一方、本実施形態では、位置合わせを行うプロジェクタが1台の場合には、そのプロジェクタが熱平衡状態になると予測される時刻よりも前の時刻を指定して自動位置合わせの実行を予約できるようにする。
複数のプロジェクタでスタック投写やマルチスクリーン投写をする場合には、プロジェクタ間の投写位置のずれが目立ちやすく、また投写画像の鮮鋭感が著しく低下する。一方、プロジェクタが1台の場合、投写位置のずれは目立ちにくく、かつ、投写位置がずれても投写画像の鮮鋭感は低下しない。そのため、ある程度の位置ずれを許容しつつ、自動位置合わせを実行することを優先させることを可能とする。例えばユーザは、プロジェクタが熱平衡状態になる予測時刻より前に位置合わせを完了させなければならない場合、許容できる範囲でできるだけ遅い時刻を設定して実行予約を行うことができる。
したがって、本実施形態においてCPU201は、図9のフローチャートに示すように、予約ダイアログを表示する際に予約時刻の制限の有無を設定するための予約時刻処理を実行する。S911でCPU201は、自動位置合わせを行うプロジェクタが複数であるか否か判定し、複数と判定されればS912へ、判定されなければS913へ処理を進める。ここでCPU201は、リストビュー305に表示されているプロジェクタの数が複数であれば、自動位置合わせを行うプロジェクタが複数であると判定することができる。
S912でCPU201は、自動位置合わせを行う全てのプロジェクタが熱平衡状態になる予測時刻より前の予約は不可とする。例えばCPU201は、時刻を戻すスピンボタン902の操作が検出されても、予測時刻より早い時刻にはならないように制御する。
一方、S913でCPU201は、自動位置合わせを行う全てのプロジェクタが熱平衡状態になる予測時刻より前の予約を許可する。例えばCPU201は、時刻を戻すスピンボタン902の操作が検出された場合、現在時刻より早い時刻にはならないように制御する。
本実施形態によれば、自動位置合わせを行うプロジェクタが1台であれば、熱平衡状態になる予測時刻よりも前の時刻を指定して自動位置合わせの実行を予約できるようにした。そのため、自動位置合わせ後に投写位置がずれることの影響が少ない場合には、ユーザの意図を優先して自動位置合わせを実行することができる。なお、第1実施形態において警告ダイアログから継続指示があった場合には直ちに自動位置合わせが実行されるのに対し、本実施形態では予約時刻になった時点で自動位置合わせが実行される。そのため、熱平衡状態により近い状態で自動位置合わせが実行される。本実施形態は第2実施形態の一部として実施することもできる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1以上のプロセッサがプログラムを実行することでも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1以上のプロセッサがプログラムを実行することでも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100a、100b…投写装置(プロジェクタ)、200…PC、101、201…CPU、102、202…RAM、103、203…ROM、40…撮像装置
Claims (21)
- 複数の投写装置それぞれの投写領域を制御可能な制御装置であって、
前記複数の投写装置それぞれの投写領域を制御する制御手段と、
前記複数の投写装置それぞれの温度が所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段が、前記複数の投写装置のうち少なくとも1つの投写装置の温度が前記所定の条件を満たさないと判定した場合、前記投写領域の制御に関する所定の通知を実行する通知手段と、
を有することを特徴とする制御装置。 - 前記判定手段は、前記複数の投写装置それぞれの光源が起動してからの経過時間に基づいて、前記複数の投写装置それぞれの温度が前記所定の条件を満たすか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
- 前記判定手段は、前記複数の投写装置それぞれの温度センサの出力値に基づいて、前記複数の投写装置それぞれの温度が前記所定の条件を満たすか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
- 前記判定手段は、前記複数の投写装置それぞれの温度の時間変化が所定の閾値未満であるか否かを判定し、
前記通知手段は、前記判定手段が、前記複数の投写装置のうち少なくとも1つの投写装置の温度の時間変化が所定の閾値以上である場合に、前記所定の通知を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記判定手段は、前記複数の投写装置それぞれの温度が所定の範囲に含まれるか否かを判定し、
前記通知手段は、前記判定手段が、前記複数の投写装置のうち少なくとも1つの投写装置の温度が前記所定の範囲に含まれない場合に、前記所定の通知を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記判定手段によって前記所定の条件を満たさないと判定された投写装置の温度が前記所定の条件を満たす予測時刻を取得する取得手段をさらに有し、
前記通知手段は、前記予測時刻に関する情報をユーザに通知することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記取得手段は、前記判定手段によって前記所定の条件を満たさないと判定された前記投写装置が有する温度センサの出力値に基づいて、前記予測時刻を取得することを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
- 前記取得手段は、前記判定手段によって前記所定の条件を満たさないと判定された前記投写装置の光源が起動してからの経過時間に基づいて、前記予測時刻を取得することを特徴とする請求項6または7に記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記複数の投写装置それぞれの投写領域が、所定の領域に位置するように、前記複数の投写装置それぞれの投写領域を制御する位置合わせ制御を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記判定手段によって前記所定の条件を満たさないと判定された投写装置の温度が、前記所定の条件を満たす予測時刻を取得する取得手段と、
前記位置合わせ制御の実行を開始する時刻をユーザが入力する入力手段と、
をさらに有し、
前記通知手段は、前記予測時刻に関する情報をユーザに通知し、
前記制御手段は、前記入力手段によって入力された前記時刻に前記位置合わせ制御の実行を開始することを特徴とする請求項9に記載の制御装置。 - 前記通知手段は、前記判定手段が、前記複数の投写装置のうち少なくとも1つの投写装置の温度が前記所定の条件を満たさないと判定した場合、当該投写装置に前記位置合わせ制御を実行することが適切でないことを示す情報を通知することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の制御装置。
- 通信可能に接続された1つ以上の投写装置それぞれの投写領域を制御可能な制御装置であって、
前記1つ以上の投写装置のうち、選択された投写装置それぞれの投写領域を制御する制御手段と、
前記選択された投写装置それぞれの温度が所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段が、前記選択された投写装置のうち少なくとも1つの投写装置の温度が前記所定の条件を満たさないと判定した場合、前記投写領域の制御に関する情報を通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする制御装置。 - 前記選択された投写装置それぞれの投写領域の制御の実行を開始する時刻をユーザが入力するための入力手段と、
前記判定手段が、前記選択された投写装置のうち少なくとも1つの投写装置の温度が前記所定の条件を満たさないと判定した場合、当該投写装置の温度が前記所定の条件を満たす予測時刻を取得する取得手段と、
を備え、
前記通知手段は、前記選択された投写装置のうち少なくとも1つの投写装置の温度が前記所定の条件を満たさないと判定した場合、当該投写装置の前記予測時刻に関する情報を取得することを特徴とする請求項12に記載の制御装置。 - 前記制御手段は、前記選択された投写装置が複数の場合、前記予測時刻よりより前の時刻の指定を受け付けず、前記選択された投写装置が1つである場合、前記予測時刻より前の時刻の指定を受け付けることを特徴とする請求項13に記載の制御装置。
- 請求項1から14のいずれか1項に記載の制御装置と、該制御装置に通信可能に接続された1つ以上の投写装置とを有することを特徴とする投写システム。
- 画像を投写領域に投写する投写装置であって、
前記投写領域の形状または位置を制御する制御手段と、
前記投写装置の温度が所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段が、前記投写装置の温度が前記所定の条件を満たさないと判定した場合、前記投写領域の制御に関する所定の通知を実行する通知手段と、
を有することを特徴とする投写装置。 - 複数の投写装置それぞれの投写領域を制御可能な制御装置の制御方法であって、
制御手段が、前記複数の投写装置それぞれの投写領域を制御する制御工程と、
判定手段が、前記複数の投写装置それぞれの温度が所定の条件を満たすか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程において、前記複数の投写装置のうち少なくとも1つの投写装置の温度が前記所定の条件を満たさないと判定された場合に、通知手段が、前記投写領域の制御に関する所定の通知を実行する通知工程と、
を有することを特徴とする制御装置の制御方法。 - 通信可能に接続された1つ以上の投写装置それぞれの投写領域を制御可能な制御装置の制御方法であって、
制御手段が、前記1つ以上の投写装置のうち、選択された投写装置それぞれの投写領域を制御する制御工程と、
判定手段が、前記選択された投写装置それぞれの温度が所定の条件を満たすか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程において、前記選択された投写装置のうち少なくとも1つの投写装置の温度が前記所定の条件を満たさないと判定された場合に、通知手段が、前記投写領域の制御に関する情報を通知する通知工程と、
を有することを特徴とする制御装置の制御方法。 - 画像を投写領域に投写する投写装置の制御方法であって、
制御手段が、前記投写領域の形状または位置を制御する制御工程と、
判定手段が、前記投写装置の温度が所定の条件を満たすか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程において、前記投写装置の温度が前記所定の条件を満たさないと判定された場合に、通知手段が、前記投写領域の制御に関する所定の通知を実行する通知工程と、
を有することを特徴とする投写装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の制御装置が有する各手段として機能させるためのプログラム。
- 請求項20に記載のプログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018039643A JP2019154002A (ja) | 2018-03-06 | 2018-03-06 | 制御装置およびその制御方法、投写装置および投写システム |
US16/288,446 US10642142B2 (en) | 2018-03-06 | 2019-02-28 | Control apparatus, control method for same, projection device, and projection system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018039643A JP2019154002A (ja) | 2018-03-06 | 2018-03-06 | 制御装置およびその制御方法、投写装置および投写システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019154002A true JP2019154002A (ja) | 2019-09-12 |
Family
ID=67843326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018039643A Pending JP2019154002A (ja) | 2018-03-06 | 2018-03-06 | 制御装置およびその制御方法、投写装置および投写システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10642142B2 (ja) |
JP (1) | JP2019154002A (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080143969A1 (en) * | 2006-12-15 | 2008-06-19 | Richard Aufranc | Dynamic superposition system and method for multi-projection display |
JP2011151640A (ja) | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Seiko Epson Corp | 投写位置補正装置、プロジェクター及び投写位置補正データ生成方法 |
JP5641820B2 (ja) * | 2010-08-25 | 2014-12-17 | キヤノン株式会社 | 投射型表示システム及び投射型表示装置 |
JP2013182142A (ja) * | 2012-03-02 | 2013-09-12 | Mitsubishi Electric Corp | マルチ画面表示装置 |
JP5982948B2 (ja) | 2012-03-29 | 2016-08-31 | セイコーエプソン株式会社 | 投射型表示装置、表示システム及び表示方法 |
JP6060528B2 (ja) * | 2012-06-04 | 2017-01-18 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法 |
JP2017138472A (ja) | 2016-02-03 | 2017-08-10 | 株式会社リコー | 画像供給装置、プログラム、投影システムおよび画像供給方法 |
US10872434B2 (en) * | 2016-03-24 | 2020-12-22 | Sony Corporation | Image processing apparatus and method |
-
2018
- 2018-03-06 JP JP2018039643A patent/JP2019154002A/ja active Pending
-
2019
- 2019-02-28 US US16/288,446 patent/US10642142B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US10642142B2 (en) | 2020-05-05 |
US20190278164A1 (en) | 2019-09-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10373589B2 (en) | Display system, display device, controller, method of controlling display device, and program | |
JP5849560B2 (ja) | 表示装置、プロジェクター、及び、表示方法 | |
JP6064319B2 (ja) | プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法 | |
US20170142379A1 (en) | Image projection system, projector, and control method for image projection system | |
JP6429545B2 (ja) | 制御装置、制御方法 | |
JP6307852B2 (ja) | 画像表示装置、及び、画像表示装置の制御方法 | |
JP5768639B2 (ja) | ポインタ制御装置、プロジェクタ及びプログラム | |
US10416813B2 (en) | Display system, display device, information processing device, and information processing method | |
EP2824936B1 (en) | Projector, projector control method, and recording medium storing projector control program | |
JP2020178248A (ja) | 投影制御装置、投影制御方法、投影システム、プログラム、記憶媒体 | |
JP6280005B2 (ja) | 情報処理装置、画像投影装置および情報処理方法 | |
JP6269801B2 (ja) | プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法 | |
US20150279336A1 (en) | Bidirectional display method and bidirectional display device | |
JP2019154002A (ja) | 制御装置およびその制御方法、投写装置および投写システム | |
JP2017169086A (ja) | 表示装置、表示装置の制御方法及びプログラム | |
JP2020013196A (ja) | 画像投影装置、画像投影装置の制御方法、プログラム | |
JP6728849B2 (ja) | 表示装置及び表示装置の制御方法 | |
JP2016105541A (ja) | プロジェクター及びプロジェクターの制御方法 | |
JP2018132769A (ja) | 画像表示装置、及び、画像表示装置の制御方法 | |
CN107924272B (zh) | 信息处理装置、信息处理方法和程序 | |
JP6750268B2 (ja) | 表示装置及び表示装置の制御方法 | |
JP2017102461A (ja) | 表示装置、及び、表示制御方法 | |
US20190346754A1 (en) | Control apparatus controlling projection apparatuses, control method, and storage medium | |
JP2015181047A (ja) | ポインタ制御装置、プロジェクタ及びプログラム | |
JP6642032B2 (ja) | プロジェクター及びプロジェクターの制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20210103 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210113 |