JP2019148897A - 行動パターン探索システム、および行動パターン探索方法 - Google Patents

行動パターン探索システム、および行動パターン探索方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特定の特徴を持つ顧客に共通して生起する行動パターンの変化の中で、KPI向上につながるものを発見する。【解決手段】顧客の購買履歴情報と前記顧客の属性情報とに基づいて生成された顧客の状態の傾向を示す状態遷移モデルと、顧客の行動パターンの変化により起こると予想される特徴的な購買行動を示す変容結果情報とに基づいて、変容結果情報を満たす顧客である変容候補者を分類する候補者モデル生成部と、変容候補者として分類された顧客のうち特徴的な状態遷移をする顧客の状態遷移パスの中から所定の方法により顧客の状態をグループ化した状態グループをまたぐ遷移がある顧客を選択し、選択した当該顧客の状態遷移パスを含む分析結果を出力する行動変容探索部と、を備える。【選択図】 図9

Description

本発明は、行動パターン探索システム、および行動パターン探索方法に関する。
従来のマーケティング分野における課題として、KPI(Key Performance Indicator)を向上させるために、各顧客に適切な施策を打つことが挙げられる。この課題に対し、従来技術では、各顧客の購買行動をモデル化することが試みられている。例えば、特許文献1では、過去の購買行動に基づいて、各顧客が各商品を購入する可能性を表すスコアを計算したり、顧客全体の購買傾向の変化がモデル化されている。
特開2015−95120号公報
上述したような従来の課題に対しては、例えば、特許文献1に記載の技術を用いて、特定の特徴を持つ顧客に共通して生起する行動パターンの変化で、KPI向上につながるものを発見するというアプローチも考えられる。もしそのような行動パターンの変化を発見できれば、より多くの顧客をその変化に誘導することで、KPIを向上させることができるためである。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、顧客ごとに購買行動分析を行うため、必ずしも、特定の特徴を持つ顧客に共通して生起する行動パターンの変化の中で、KPI向上につながるものを発見することができなかった。
本発明は、特定の特徴を持つ顧客に共通して生起する行動パターンの変化の中で、KPI向上につながるものを発見することが可能な行動パターン探索システム、および行動パターン探索方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる行動パターン探索システムは、顧客の購買履歴情報と前記顧客の属性情報とに基づいて生成された前記顧客の状態の傾向を示す状態遷移モデルと、前記顧客の行動パターンの変化により起こると予想される特徴的な購買行動を示す変容結果情報とに基づいて、前記変容結果情報を満たす顧客である変容候補者を分類する候補者モデル生成部と、前記変容候補者として分類された前記顧客のうち特徴的な状態遷移をする顧客の状態遷移パスの中から所定の方法により前記顧客の状態をグループ化した状態グループをまたぐ遷移がある顧客を選択し、選択した当該顧客の状態遷移パスを含む分析結果を出力する行動変容探索部と、を備えることを特徴とする行動パターン探索システムとして構成される。
また、本発明は、上記行動パターン探索システムで行われる行動パターン探索方法としても把握される。
本発明によれば、特定の特徴を持つ顧客に共通して生起する行動パターンの変化の中で、KPI向上につながるものを発見することができる。
実施例1のシステム構成図 購買履歴情報の例 顧客属性情報の例 変容結果情報の例 分析結果の例 顧客全体の状態遷移モデルの例 分析部の出力の例 画面表示部の表示の例 分析部の処理フロー図 実施例2のシステム構成図 変容結果情報生成部のフロー図 ステップS204の処理の例
以下に添付図面を参照して、行動パターン探索システム、および行動パターン探索方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下では、本システムが複数のサーバや端末により構成されている前提で説明しているが、これらが1つの装置として構成されていてもよい。
実施例1では、購買履歴情報と、顧客属性情報と、変容結果情報をもとに、行動パターンの変化を発見する方式について説明する。図1は、本実施例における行動パターン探索システム1000の構成例を示す図である。図1に示すように、本システムは、クライアント端末100と、DB(Data Base)サーバ200と、分析サーバ300とを有して構成される。これらの装置はネットワークN1およびN2を介して相互に情報を送受信することができる。ネットワークN1およびN2は、物理的には、インターネット等の一般的な通信回線網から構成される。
クライアント端末100は、本システムを利用する分析者が使用する端末である。図1に示すように、クライアント端末100は、分析の開始信号およびDBサーバ200へのアクセス情報を通信部120に送信するプログラムである起動部110と、分析サーバ300と通信するためのプログラムである通信部120と、分析結果を表示する画面表示部130とを有する。
クライアント端末100は、ハードウェアとしては、PC(Personal Computer)等の一般的なコンピュータにより構成され、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、外部記憶装置、通信I/F(インタフェース)、出力装置、入力装置等の各部を備えている。クライアント端末100を構成するこれらの各部は、内部バス等の内部通信線により電気的に接続されている。
CPUは、外部記憶装置に記憶されている各種プログラムを読み出してメモリにロードして実行することにより、クライアント端末100の各種機能を実現する。メモリは、例えば、データの読書き可能なRAM(Random Access Memory)から構成され、CPUにより上記各種プログラムがロードされる。外部記憶装置は、例えば、ROM(Read Only Memory)等の記憶媒体、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置から構成され、クライアント端末100の処理に必要な各種プログラムを記憶する。
なお、上記各種プログラムは、通信I/Fを介してネットワークから外部記憶装置にダウンロードされ、メモリ上にロードされて、CPUにより実行されるようにしてもよい。また、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等の可搬性を有するコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に対して情報を読み書きする読書装置を介して、当該記憶媒体からメモリ上に直接ロードされCPUにより実行されるようにしてもよい。さらには、上記各種プログラムを、コンピュータにインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで上記記憶媒体に記録して提供したり、配布してもよい。さらには、上記各種プログラムを、通信ネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供したり、配布してもよい。クライアント端末100が行う具体的な処理については後述する。続いて、DBサーバ200について説明する。
DBサーバ200は、本システムで利用する各種データを蓄積するサーバである。図1に示すように、DBサーバ200には、図2に示す購買履歴情報210、図3に示す顧客属性情報220、図4に示す変容結果情報230がデータベースに格納されている。
図2は、購買履歴情報210の例を示す図である。購買履歴情報210は、各顧客がいつどのような商品を購入したかを表すテーブルである。図2に示すように、購買履歴情報210は、顧客を識別するための顧客IDと、当該顧客が商品を購入した日付を示す購入日と、当該顧客が購入日に購入した商品を識別するための商品IDと、当該商品IDにより識別される商品の分類を示す商品カテゴリと、当該商品が購入された数を示す個数と、当該商品が購入された金額とが対応付けて記憶されている。
図2では、例えば、顧客IDが「4」の顧客は、2017年9月15日に、商品IDが「11」の飲料商品を5個購入し、その代金は600円であったことを示している。
図3は、顧客属性情報220の例を示す図である。顧客属性情報220は、各顧客の属性を表すテーブルである。当該属性は、顧客の行動パターンの変化の有無を判定するための付随的な情報である。また、顧客の行動パターンとは、顧客の状態遷移のパターンである。顧客の状態遷移については、図6を用いて後述する。以下では、当該属性として「クーポン利用回数累計」を例示しているが、分析する条件等に応じて様々な情報を定めることができる。図3に示すように、顧客属性情報220は、顧客が商品を購入した日付を示す購入日と、当該顧客を識別するための顧客IDと、当該顧客の年齢と、当該顧客がクーポンを利用した回数の累計値を示すクーポン利用回数累計とが対応付けて記憶されている。
図3では、例えば、顧客IDが「4」の顧客は、年齢が40歳であり、2017年8月25日にクーポンを利用せずに商品を購入し、2017年9月1日にクーポンを利用して商品を購入したことを示している(クーポン利用回数累計「1」)。さらに、2017年9月8日にクーポンを利用せずに商品を購入し、2017年9月15日にクーポンを利用して商品を購入したことを示している(クーポン利用回数累計「2」)。
購買履歴情報210および顧客属性情報220は、本システムを活用する分析者が、分析開始以前に、別の方法で取得し、DBサーバ200に予め格納しておく。例えば、EC(Electronic Commerce)サイトでは、レコメンドなどのために、購買履歴情報および顧客属性情報が既に収集されていることが一般的であり、このような状況では、本分析のために新たに購買履歴情報210および顧客属性情報220を収集する必要はない。
図4は、変容結果情報230の例を示す図である。変容結果情報230は、顧客の行動パターンの変化により起こると予想される、特徴的な購買行動のリストである。図4に示すように、変容結果情報230は、顧客の行動変容の結果を識別するための変容結果IDと、当該変容結果IDにより識別される顧客の行動変容時に購入した商品の集合を示す商品集合と、当該商品集合の商品の購入数を示す個数の下限および上限と、当該商品集合を購入した期間を示す購入期間とが対応付けて記憶されている。
図4では、例えば、変容結果IDが「1」である変容結果は、商品IDが「11」または「12」の商品を2017年8月1日から2017年8月31日までの期間には購入せず、次の2017年9月1日から2017年9月30日までの期間で商品IDが「11」または「12」の商品を5個以上購入するという顧客の行動パターンの変化であることを示している。このように、変容結果情報230には、変容結果ID1つと、顧客の特徴的な購買行動1つが対応している。
本実施例では、変容結果情報230は、本システムを活用する分析者が、分析開始以前に予め手動で設定し、DBサーバ200に格納しておく。例えば、図2のように、商品がカテゴリごとに分類されている場合には、商品カテゴリごとに、そのカテゴリの商品が1ヶ月にどれだけ買われたら変容結果と見なせるのか、という個数を推測し、その情報を設定しておく。続いて、分析サーバ300について説明する。
分析サーバ300は、本システムにおいて顧客の行動パターンを探索する処理を行うサーバである。図1に示すように、分析サーバ300は、クライアント端末100と通信を行うプログラムであるクライアント通信部310と、DBサーバ200と通信を行うプログラムであるDBサーバ通信部320と、制御部330と、データ取得部340と、分析部350と、画面生成部360とを有して構成されている。
制御部330は下記のような制御プログラムである。まず、制御部330は、クライアント通信部310からの入力情報を受け取る。入力情報とは、起動部110から通信部120、クライアント通信部310を経由して送信された、分析の開始信号およびDBサーバ002へのアクセス情報である。
そして、制御部330は、開始信号を受信したことを契機に、プログラムであるデータ取得部340を起動する。その際、制御部330は、DBサーバ200へのアクセス情報(例えば、ログインIDおよびログインパスワード)をデータ取得部340に送信する。データ取得部340は、制御部330から送信されたDBサーバ200へのアクセス情報をもとに、DBサーバ200から、購買履歴情報210、顧客属性情報220、変容結果情報230を取得し、取得したデータを分析サーバ300のメモリに記憶する。また、データ取得部340は、実行終了時には、終了信号とデータの格納場所を制御部330に送信する。
制御部330は、データ取得部340から終了信号を受信したことを契機に、分析部350のプログラムを起動する。その際、制御部330は、データの格納場所を分析部350に送信する。分析部350は、制御部330から送信されたデータの格納場所に格納されている購買履歴情報210、顧客属性情報220、変容結果情報230を入力とし、図5に示すような分析結果を出力するプログラムである。具体的には、変容結果情報230の変容結果IDで識別される各変容結果情報に対して、特徴的な行動パターンの変化が発見されたかを示す発見有無情報を出力する。
図5の上段は、このような発見有無情報を記憶する発見有無情報テーブルの例を示す図である。図5の上段に示すように、発見有無情報テーブル510は、顧客の行動変容の結果を識別するための変容結果IDと、後述する分析の結果、当該変容結果IDにより識別される顧客の行動パターンの変化が発見されたことを示す有無情報(YESまたはNO)とが対応付けて記憶されている。図5の上段では、変容結果IDが「1」で識別される顧客の変容行動の結果として、顧客の行動パターンの変化があったと分析されたことを示している。
また、分析部350は、特徴的な行動パターンの変化が発見された各変容結果情報に対して、図5の下側の表に示すような行動パターンの変化の詳細を示す行動パターン変化テーブル520を出力する。行動パターンの変化の詳細の具体的な内容については後述する。
また、分析部350は、図6に示すような状態遷移モデルを出力する。状態遷移モデルの詳細は後述する。
また、分析部350は、全体モデル生成部351と、候補者モデル生成部352と、行動変容探索部353を有して構成される。
全体モデル生成部351は、購買履歴情報210と顧客属性情報220をもとに、顧客全体の状態遷移モデル(図6)を出力し、出力した状態遷移モデルを、分析サーバ300のメモリに記憶する。顧客全体の状態遷移モデルとは、顧客の状態遷移の全体傾向を示した有向グラフである。頂点は、顧客の状態を表し、頂点間の有向枝は、頂点間の移動のしやすさを示す。
ここで、顧客の状態とは、顧客の購買行動や属性を判定するための条件の集合を示す。各顧客は常に状態遷移モデルの中の1つの状態に対応するため、いずれか1つの頂点に対応する。例えば、図6に示すように、各頂点は、週あたり飲料購買数が0で、クーポン利用回数累計が1回以上(頂点C)、というような顧客の状態に対応し、各頂点は、移動のしやすさに基づき有向枝で結ばれる。本例では、顧客の状態を示す頂点として、週あたり飲料購買数およびクーポン利用回数累計を示しているが、顧客の行動パターンに応じて、様々な情報を頂点とすることができる。このように、すべての顧客は、この双方の条件に基づき、いずれか1つの頂点に対応する。
全体モデル生成部351が出力する状態遷移モデルにおいて、各顧客が各時刻でどの状態に対応するのかは、購買履歴情報210、および顧客属性情報220から判定できる。また、全体モデル生成部351は、状態遷移モデルの各状態が優良状態であるかどうかを表す優良フラグ、および各状態の状態グループ番号を出力する。以上の出力は、図7に示すような2つのリストでまとめることができる。なお、状態遷移モデルは、図6では有向グラフで表現したが、図7では頂点と枝のリストの構造で同じものを記載している。
例えば、図7上段の各頂点の状態を示す頂点状態テーブル710に示すように、頂点を識別するための頂点IDと、当該頂点の状態と、上記優良フラグと、上記状態グループとが対応付けて記憶されている。この例では、図6に示した状態遷移モデルの各頂点A〜Eに対応する状態が記憶され、頂点AとBとが状態グループ「1」を形成し、頂点C〜Eが状態グループ「2」を形成し、頂点Eが優良状態と分析されたことを示している。さらに、図7下段の状態遷移前後の各頂点の対応関係を示す状態遷移対応関係テーブル720に示すように、遷移前の状態と遷移後の状態とが対応付けて記憶されている。この例では、図6に示した状態遷移モデルの頂点Aが頂点Bに遷移し、頂点Cが頂点Dに遷移し、頂点Dと頂点Eとは、相互に遷移していることを示している。
候補者モデル生成部352は、全体モデル生成部351で作成した状態遷移モデル上の、変容候補者集合の特徴的な遷移パスの集合を出力する。処理の詳細は後述の処理フローの説明内で述べる。
行動変容探索部353は、図5に示した分析結果を出力し、その分析結果を分析サーバ300のメモリに記憶する。また、行動変容探索部353は、分析部350の実行終了時には、終了信号とデータの格納場所を制御部330に送信する。
制御部330は、分析部350から終了信号を受信したことを契機に、画面生成部360のプログラムを起動する。その際、制御部330は、分析部の出力結果の格納場所と、変容結果情報の格納場所を画面生成部360に送信する。
画面生成部360は、図4のような変容結果情報230と、分析結果として出力された図5のような行動パターンの変化の情報(発見有無情報テーブル510および行動パターン変化テーブル520)と、図7のような状態遷移モデル(頂点状態テーブル710および状態遷移対応関係テーブル720)をもとに、図8のような変容結果についての分析結果を表示する分析結果画面を出力するためのデータを生成するプログラムである。この画面は、例えば、分析者やマーケティングの施策を決定したい人が、分析結果を確認するために用いられる。
DBサーバ200および分析サーバ300は、それぞれ、ハードウェアとしては、サーバ等の一般的なコンピュータにより構成され、CPU、メモリ、外部記憶装置、通信I/F、出力装置、入力装置等の各部を備えている。これらのサーバを構成する各部は、内部バス等の内部通信線により電気的に接続されている。
CPUは、外部記憶装置に記憶されている各種プログラムを読み出してメモリにロードして実行することにより、これらのサーバの各種機能を実現する。メモリは、例えば、データの読書き可能なRAMから構成され、CPUにより上記各種プログラムがロードされる。外部記憶装置は、例えば、ROM等の記憶媒体、HDDやSSD等の記憶装置から構成され、これらのサーバの処理に必要な各種プログラムを記憶する。
なお、上記各種プログラムは、通信I/Fを介してネットワークから外部記憶装置にダウンロードされ、メモリ上にロードされて、CPUにより実行されるようにしてもよい。また、CDやDVD等の可搬性を有するコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に対して情報を読み書きする読書装置を介して、当該記憶媒体からメモリ上に直接ロードされCPUにより実行されるようにしてもよい。さらには、上記各種プログラムを、コンピュータにインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで上記記憶媒体に記録して提供したり、配布してもよい。さらには、上記各種プログラムを、通信ネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供したり、配布してもよい。これらのサーバが行う具体的な処理については後述する。
以下、分析結果画面の出力イメージである図8について述べる。画面生成部360は、分析者により、分析結果画面において変容結果IDが選択されると、その変容結果IDに対応する変容結果情報および、分析部350による対応する分析結果を表示する。各変容結果IDに対応する変容結果情報は、変容結果情報230から取得できる。また、画面生成部360は、各変容結果IDに対応する分析部350の分析結果を、図7のような状態遷移モデル上に、図6のような行動パターンの変化の情報を描画した状態遷移モデルとして表示する。具体的には、画面生成部360は、行動変容探索部353の出力である遷移パスを描画した状態遷移モデルとして表示する。また、画面生成部360は、遷移パス上における状態グループをまたぐ遷移の直前と直後の状態、および行動パターンの変化の結果である、KPI向上に寄与する状態には、それぞれフラグを表示する。また、画面生成部360は、行動パターンの変化を経験した顧客のリストを表示する。さらに、画面生成部360は、状態遷移モデル上で同じ状態グループの頂点は同じ色で表示する。生成された画面表示用のデータは制御部330による制御のもと、画面生成部360が、クライアント通信部310、通信部120を経て画面表示部130に表示する。
図9は、本実施における分析部350が行う分析処理の処理手順を示すフローチャートである。分析処理では、S101からS103までの各ステップを、全体モデル生成部351が実行し、S104からS105までの各ステップを、候補者モデル生成部352が実行し、S106からS107までの各ステップを、行動変容探索部353が実行する。以下、図9の各ステップの詳細を述べる。
まず、ステップS101では、全体モデル生成部351は、購買履歴情報210と顧客属性情報220をもとに、図6に示すような、顧客の状態遷移の全体傾向を示した有向グラフである状態遷移モデルを作成する。状態遷移モデルは、例えば、一般的によく知られている隠れマルコフモデルを用いて作成することができる。状態遷移モデルの作成方法の一例を下記に示す。
まず、全体モデル生成部351は、購買履歴情報210と顧客属性情報220から各顧客についての値を計算できる指標である変数を選択する。例えば、全体モデル生成部351は、顧客属性情報220に記載のクーポン利用回数累計という変数と、購買履歴情報210から計算できる週あたり飲料購買数という変数を選択する。次に、全体モデル生成部351は、選択した各変数の値域を区間に分割し、各区間の組に対応するような頂点を定める。例えば、図6の例では、上記2つの変数をもとに、週あたり飲料購買数が3以上で、クーポン利用回数累計が1以上、などの状態に対応する5つの頂点を定めている。そして、全体モデル生成部351は、購買履歴情報210と顧客属性情報220から、各状態間の遷移確率を計算し、遷移確率が一定値以上であるものに有向枝を引く。
ステップS102では、全体モデル生成部351は、状態遷移モデルの頂点を、遷移しやすいもの同士のグループに分割する。具体的には、全体モデル生成部351は、同じ状態グループの中では枝が密になり、異なる状態グループ間では枝が疎になるようなグルーピングを行う。この操作により得られるグループのことを状態グループと定義する。なお、上記のようにグラフの頂点を分割するアルゴリズムは、グラフ分割・コミュニティ検出などの文脈で様々な手法が提案されており、いずれを用いてもよい。一例として、頂点集合を連結成分ごとにグルーピングする方法がある。この方法によるグルーピングで、図6の状態遷移モデルをグルーピングすると、頂点AとBが同じ状態グループになり、頂点CとDとEが同じ状態グループになる。
ステップS103では、全体モデル生成部351は、S101で作成した状態遷移モデルの状態の中から優良状態の集合を決定する。具体的には、各状態について、優良度合いを表す指標を計算して、その値が閾値以上である状態を優良状態と定める。優良度合いを表す指標としてはいくつか考えられるが、いずれの指標を用いてもよい。例えば、各状態に対して、最新の時刻においてその状態にいる顧客の直近一週間の売上の平均値を、優良度合いを表す指標とする。ステップS103までの出力は、S101で作成した状態遷移モデル、およびS102で決定した、状態遷移モデル601の各頂点がどの状態グループに属するのかの対応関係、およびS103で決定した、各頂点が優良状態か否かを表すフラグである。全体モデル生成部351は、これらの情報を出力し、図7に示すような2つのリスト(頂点状態テーブル710および状態遷移対応関係テーブル720)に記憶させる。
ステップS104からS107までは、変容結果情報230に記載の変容結果IDごとに実行される。
ステップS104では、候補者モデル生成部352は、購買履歴情報210および変容結果情報230をもとに、変容結果情報230を満たすような顧客のリストを作成する。このリストを変容候補者集合と呼ぶ。例えば、候補者モデル生成部352は、図2の購買履歴情報210の顧客ID「4」を読み取り、当該ID「4」である顧客が、図4の変容結果ID「1」の条件を満たしているか否かを判定し、当該条件を満たしているので、当該顧客を変容候補者として分類し、変容候補者集合に所属させる。
次に、ステップS105を実行するために、候補者モデル生成部352は、状態遷移パスを定義する。まず、状態遷移モデルにおいて、候補者モデル生成部352は、時刻tで顧客pに対応する頂点をv(p,t)とする。また、候補者モデル生成部352は、分析期間に沿って時刻tを増やしてくことで、頂点v(p,t)の列を定める。候補者モデル生成部352は、この頂点の列を、顧客pに対応する状態遷移パスと定義しP(p)とする。例えば、候補者モデル生成部352は、図2の購買履歴情報210と図3の顧客属性情報220とを参照し、顧客ID「4」である顧客は図6の状態遷移モデル上では頂点A→B→D→Eという遷移をしていると判断し、P(4)=(A,B,D,E)と定義する。
ステップS105では、候補者モデル生成部352は、状態遷移モデルの頂点の列Q=(v1,v2,…,vn)の中で、以下の条件を満たすものを求める。
条件1:終点vnが、ステップS103で決定した優良状態の集合に含まれる。
条件2:ステップS104で抽出した変容候補者の中で、一定人数k人以上の顧客がQに沿って遷移した。ただし、顧客pがQに沿って遷移したとは、Qが状態遷移パスP(p)の部分列として含まれることを言う。
条件3:上記の2つの条件を満たすパスの中で極大である。すなわち、任意の頂点v0に対して、(v0,v1,v2…,vn)は上記の条件1を満たさない。
候補者モデル生成部352は、上記の3つの条件を満たす頂点の列Qを、変容候補者集合の特徴的な状態遷移パスとする。例えば、ステップS104の例において、顧客IDが4である顧客は、変容結果ID1の分析において変容候補者集合に属しており、P(4)=(A,B,D,E)であったので、閾値をk=1と設定した場合、Q=(A,B,D,E)は、条件2を満たす。また、頂点Eは図7において優良状態であるため、条件1を満たす。さらに、Qは条件1と条件2を満たすパスの中で極大であるため、条件3も満たす。よって、候補者モデル生成部352は、Qを変容候補者集合の特徴的な状態遷移パスであると判断する。また、候補者モデル生成部352は、出力する各パスQに対して、変容候補者の中でQに沿って遷移した人のリストを計算しておく。このように、ステップS105では、優良状態になるパスの中で、図4に示した変容結果情報230を満たすパスを特徴的な遷移パスとして求め、求めたパスに沿って遷移した人をリストアップしてその人数を計算する。
ステップS106では、行動変容探索部353は、S105で抽出した変容候補者集合の特徴的な状態遷移パスを特定し、特定した当該特徴的な状態遷移パスの中で、状態グループをまたぐ遷移が1回だけ起きているものを選択する。具体的には、行動変容探索部353は、S105で抽出した各パスQに対して以下の処理を行う。まず、行動変容探索部353は、Qの頂点列(v1,v2,…,vn)に対応する状態グループの列(g1,g2,…,gn)を求める。そして、行動変容探索部353は、状態グループの列が(a,…,a,b,…,b)のように、途中で一回のみ変化しているか否かを判定し、途中で一回のみ変化していると判定した場合にはパスQを選択し、そうでない場合にはパスQは選択しない。例えば、図7によると、S105で抽出したA→B→D→Eというパスに対応する状態グループ列は(1,1,2,2)であり、状態グループ1から状態グループ2に遷移が一回あるが、それ以外の状態グループをまたぐ遷移(例えば、状態グループ2から状態グループ1に戻るような遷移)はないため、上記の処理で選択される。さらに、上記の処理でパスが2つ以上選択された場合、最も有効そうな1つのパスのみを選択する。例えば、行動変容探索部353は、S105で計算した、そのパスに沿って遷移した人のリストの要素数が最大であるもののみを選択する。
なお、ステップS105では、上記状態グループをまたぐ遷移パスが1つである前提で説明しているが、上記状態グループをまたぐ遷移パスが複数存在する場合には、候補者モデル生成部352は、日付や購入日などを参照し、それらの遷移パスのうち、最新のパスを、上記状態グループをまたぐ遷移パスとして選択する。
ステップS107では、行動変容探索部353は、S106までの分析結果をそれまでの分析結果に追記して更新する。ステップS106で、いずれのパスも選択されなかった場合、行動変容探索部353は、図5における変容結果IDが「2」であるもののように、行動パターンの変化が発見されなかった旨を表すフラグを出力する。一方、パスが選択された場合、行動変容探索部353は、図5における変容結果IDが「1」であるもののように、行動パターンの変化が発見された旨を表すフラグを出力する。その場合には、行動変容探索部353は、さらに図5の下側に示す形式の結果を追記し、遷移パスにはS106で選択したパスを記載する。また、行動変容探索部353は、行動パターンの変化の直前の状態には、状態グループをまたぐ直前の状態の頂点IDを記録し、行動パターンの変化の直後の状態には、状態グループをまたいだ直後の状態の頂点IDを記録する。
また、行動変容探索部353は、行動パターンの変化の結果である、KPI向上に寄与する状態には、S105で発見した遷移パスの最終状態の頂点IDを記録する。行動パターンの変化を経験した顧客のリストには、変容候補者のうちで、S106で選択したパスをたどった人を示す顧客IDのリストを記録する。
このように、本実施例では、候補者モデル生成部352が、顧客の購買履歴情報210と顧客の属性情報220とに基づいて生成された顧客の状態の傾向を示す状態遷移モデルと、顧客の行動パターンの変化により起こると予想される特徴的な購買行動を示す変容結果情報230とに基づいて、変容結果情報230を満たす顧客である変容候補者を分類し、行動変容探索部353が、変容候補者として分類された顧客のうち特徴的な状態遷移をする顧客の状態遷移パスの中から所定の方法により顧客の状態をグループ化した状態グループをまたぐ遷移がある顧客を選択し、選択した当該顧客の状態遷移パスを含む分析結果を出力するので、特定の特徴を持つ顧客に共通して生起する行動パターンの変化の中で、KPI向上につながるものを発見することができる。
また、行動変容探索部353が、上記状態グループをまたぐ遷移が複数回ある顧客については、上記遷移の中で最新の状態遷移パスを特定し、特定した最新の状態遷移パスを特徴的な前記顧客の状態遷移パスとして分析結果に含めて出力するので、状態グループをまたぐ遷移が何度も発見された場合であっても、当該顧客の最新の状態遷移に基づいた分析が可能となる。
実施例2では、購買履歴情報と、顧客属性情報をもとに、行動パターンの変化を発見する方式について説明する。実施例1では変容結果情報を分析者が作成していたのに対して、実施例2では購買履歴情報をもとに、変容結果情報を自動で生成する点が異なる。
図10は、本実施例におけるシステム構成図である。図10において、DBサーバ700は、変容結果情報230が記憶されていない点で、実施例1におけるDBサーバ200とは異なっている。また、分析サーバ800は、変容結果情報生成部370が保持されていない点で、実施例1における分析サーバ300とは異なっている。以下では、主に実施例1との違いについて説明し、特に説明する場合を除き、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
変容結果情報生成部370は、購買履歴情報210を入力として、変容結果情報230を生成するプログラムである。データ取得部340が制御部330によって起動されるまでのフローは実施例1と同じである。データ取得部340は、DBサーバ700から、購買履歴情報210、顧客属性情報220を取得し、これらのデータを分析サーバ800のメモリに記憶する。また、データ取得部340は、実行終了時には、終了信号とデータの格納場所を制御部330に送信する。
制御部330は、データ取得部340から終了信号を受信したことを契機に、変容結果情報生成部370のプログラムを起動する。変容結果情報生成部370は、図2のような購買履歴情報210をもとに、変容結果情報を生成する。変容結果情報の生成方法の例については後述する。変容結果情報生成部370は、生成した変容結果情報を、分析サーバ800のメモリに格納する。変容結果情報生成部370は、実行終了時には、終了信号とデータの格納場所を制御部330に送信する。制御部330は、変容結果情報生成部370から終了信号を受信したことを契機に、分析部350のプログラムを起動する。以降の処理は実施例1と同様である。
図11は、変容結果情報生成部370が行う変容結果情報生成処理の処理手順を示すフローチャートである。以下、図11の各ステップの詳細を述べる。
まず、ステップS201では、変容結果情報生成部370は、変容結果情報を定めるための分析期間と比較期間を設定する。例えば、分析期間を直近1ヶ月とし、比較期間をその前の1ヶ月とする。なお、分析期間、比較期間、および以下のステップで用いるパラメータa,b,c,d,eは、固定値ではなく起動部110の実行時に分析者が引数として与える例も考えられる。以降のステップでは、変容結果情報生成部370は、比較期間と比較した際の分析期間における特徴的な購買行動を特定し、変容結果情報として格納する。
ステップS202では、変容結果情報生成部370は、顧客ごとの、分析期間および比較期間のKPIをそれぞれ計算する。例えば、購買履歴情報210の金額列の和を顧客ごとに計算する。
ステップS203では、変容結果情報生成部370は、比較期間に対する分析期間のKPI増加量が多い順にa人抽出する。
ステップS204では、変容結果情報生成部370は、ステップS203で抽出したリストの各顧客に対して、比較期間を基準とした際の、分析期間に購入した商品と個数のペアのリストを作成する。作成のイメージを図12に示す。
図12は、変容結果情報生成部370が生成した購買に関するKPIの増加量を算出するためのリストであるKPI増加量リストの例を示す図である。図12に示すように、KPI増加量リストは、ステップS203で出力された顧客の数(連番)と、分析期間における購買商品およびその個数と、比較期間における購買商品およびその個数と、購買商品ごとの分析期間の個数と比較期間の個数との差とが対応付けて記憶されている。図12では、例えば、連番「1」の顧客は、比較期間では商品「A」を2個購入したが、分析期間では商品「A」を5個購入し、その差は3個の増加であることを示している。同様に、連番「1」の顧客は、比較期間では商品「B」を4個購入したが、分析期間では商品「B」を2個購入し、その差は2個の減少であることを示している。同様に、連番「2」の顧客は、比較期間では商品「A」を購入していないが、分析期間では商品「A」を4個購入し、その差は4個の増加であることを示している。
ステップS205では、ステップS204で作成したリストをもとに、変容結果情報を決定する。例えば、b人以上のリストに、商品cをd個以上購入したという情報が含まれる、という条件を満たすような(b,c,d)のペアの中でdが大きいものをe個取得する。
ステップS206では、変容結果情報生成部370は、ステップS205の結果を、図4のような変容結果情報の形式に変換し、分析サーバ003のメモリに記憶する。例えば、各(b,c,d)のペアに対して、変容結果情報の商品集合としては、ステップS205で取得した商品cとし、個数(以上)はステップS205で取得した個数dとし、個数(以下)をNULLとする。また、購入期間はステップS201で計算した分析期間とする。以降、実施例1と同様の処理が実行され、実施例2の場合も同様に、候補者モデル生成部352は、日付や購入日などを参照し、上記状態グループをまたぐ遷移パスが複数存在する場合には、それらの遷移パスの中で最新のパスを、上記状態グループをまたぐ遷移パスとして選択する。
このように、本実施例では、変容結果情報生成部370が、所定期間(例えば、分析期間や比較期間)において顧客の行動パターンにより得られる購買数の増減に基づいて、変容結果情報を生成するので、分析者が変容結果情報を生成する手間を削減することができる。
また、行動変容探索部は、変容結果情報生成部370により生成された変容結果情報を用いて分類された変容候補者のうち、状態グループをまたぐ遷移が複数回ある顧客については、遷移の中で最新の状態遷移パスを特定し、特定した最新の状態遷移パスを特徴的な顧客の状態遷移パスとして分析結果に含めて出力するので、変容結果情報を自動的に生成した場合においても、複数回発見された状態グループをまたぐ遷移の顧客について、最新の状態遷移に基づいた分析が可能となる。
001クライアント端末
002DBサーバ
003分析サーバ
110起動部
120通信部
130画面表示部
210購買履歴情報
220顧客属性情報
230変容結果情報
310クライアント通信部
320DBサーバ通信部
330制御部
340データ取得部
350分析部
351分析モデル生成部
352候補者モデル生成部
353行動変容探索部
360画面生成部
370変容結果情報生成部

Claims (8)

  1. 顧客の購買履歴情報と前記顧客の属性情報とに基づいて生成された前記顧客の状態の傾向を示す状態遷移モデルと、前記顧客の行動パターンの変化により起こると予想される特徴的な購買行動を示す変容結果情報とに基づいて、前記変容結果情報を満たす顧客である変容候補者を分類する候補者モデル生成部と、
    前記変容候補者として分類された前記顧客のうち特徴的な状態遷移をする顧客の状態遷移パスの中から所定の方法により前記顧客の状態をグループ化した状態グループをまたぐ遷移がある顧客を選択し、選択した当該顧客の状態遷移パスを含む分析結果を出力する行動変容探索部と、
    を備えることを特徴とする行動パターン探索システム。
  2. 請求項1に記載の行動パターン探索システムであって、
    前記行動変容探索部は、前記状態グループをまたぐ遷移が複数回ある顧客については、前記遷移の中で最新の状態遷移パスを特定し、特定した前記最新の状態遷移パスを特徴的な前記顧客の状態遷移パスとして前記分析結果に含めて出力する、
    ことを特徴とする行動パターン探索システム。
  3. 請求項1に記載の行動パターン探索システムであって、
    所定期間において前記顧客の行動パターンにより得られる購買数の増減に基づいて、前記変容結果情報を生成する変容結果情報生成部、
    を備えることを特徴とする行動パターン探索システム。
  4. 請求項3に記載の行動パターン探索システムであって、
    前記行動変容探索部は、前記変容結果情報生成部により生成された前記変容結果情報を用いて分類された前記変容候補者のうち、前記状態グループをまたぐ遷移が複数回ある顧客については、前記遷移の中で最新の状態遷移パスを特定し、特定した前記最新の状態遷移パスを特徴的な前記顧客の状態遷移パスとして前記分析結果に含めて出力する、
    ことを特徴とする行動パターン探索システム。
  5. 候補者モデル生成部が、顧客の購買履歴情報と前記顧客の属性情報とに基づいて生成された前記顧客の状態の傾向を示す状態遷移モデルと、前記顧客の行動パターンの変化により起こると予想される特徴的な購買行動を示す変容結果情報とに基づいて、前記変容結果情報を満たす顧客である変容候補者を分類し、
    行動変容探索部が、前記変容候補者として分類された前記顧客のうち特徴的な状態遷移をする顧客の状態遷移パスの中から所定の方法により前記顧客の状態をグループ化した状態グループをまたぐ遷移がある顧客を選択し、選択した当該顧客の状態遷移パスを含む分析結果を出力する、
    を備えることを特徴とする行動パターン探索方法。
  6. 請求項5に記載の行動パターン探索方法であって、
    前記行動変容探索部は、前記状態グループをまたぐ遷移が複数回ある顧客については、前記遷移の中で最新の状態遷移パスを特定し、特定した前記最新の状態遷移パスを特徴的な前記顧客の状態遷移パスとして前記分析結果に含めて出力する、
    ことを特徴とする行動パターン探索方法。
  7. 請求項5に記載の行動パターン探索方法であって、
    変容結果情報生成部が、所定期間において前記顧客の行動パターンにより得られる購買数の増減に基づいて、前記変容結果情報を生成する、
    ことを特徴とする行動パターン探索方法。
  8. 請求項7に記載の行動パターン探索方法であって、
    前記行動変容探索部が、前記変容結果情報生成部により生成された前記変容結果情報を用いて分類された前記変容候補者のうち、前記状態グループをまたぐ遷移が複数回ある顧客については、前記遷移の中で最新の状態遷移パスを特定し、特定した前記最新の状態遷移パスを特徴的な前記顧客の状態遷移パスとして前記分析結果に含めて出力する、
    ことを特徴とする行動パターン探索方法。
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