JP2019148713A - 粉体残量検知装置、画像形成装置、粉体残量検知方法 - Google Patents

粉体残量検知装置、画像形成装置、粉体残量検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容器内の粉体の残量を精度よく検知する。【解決手段】画像形成出力される描画情報に基づいて現像剤などの粉体によって現像を行い画像形成出力を実行する画像形成装置において前記粉体の残量を検知するために、前記粉体が収容された粉体収容部の内部空間において当該粉体の分布を変化させ、前記粉体収容部の位置変化を示す変化値を検知し、前記粉体収容部の一端に配置され、前記粉体収容部の外部へ前記粉体を供給する経路における異常の有無を、前記変化値検知部の近傍に前記粉体が移動している間に検知された前記変化値に基づいて検知し、前記粉体が前記変化値を検知する変化値検知部の近傍に移動された状態における前記変化値に基づいて前記残量を検知する。【選択図】図9

Description

本発明は、粉体残量検知装置、画像形成装置、粉体残量検知方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、粉体が充填された容器を回転駆動させて感光体上の静電潜像を現像する現像器に対しトナーなどの粉体を供給している。そして、容器内にある粉体の残量の検知を行い、検知結果をユーザに通知することによって、十分な量の粉体が充填された容器との交換を促している。
容器内にある粉体の残量を検知するために、粉体の供給後に容器全体の重量を検知し、検知した重量に基づいて容器内にある粉体の残量を算出する技術がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、容器を支持するばねなどの弾性体の変位量を可変抵抗やフォトセンサで測定し、測定した変位量に基づいて粉体の残量を検知する。
特許文献1では、容器を回転駆動させて現像器に対して粉体の供給を行うため、容器内にある粉体の分布態様が変化する。このような場合、特許文献1の技術では、粉体の分布態様の変化により弾性体の変位量と容器内にある粉体の残量との関係が一定ではないため、容器内にある粉体の残量を精度よく検知することができない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、容器内の粉体の残量を精度よく検知することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、粉体が収容された粉体収容部の内部空間において当該粉体の分布を変化させる粉体移動部と、前記粉体移動部を駆動させる駆動部と、前記粉体収容部の位置変化を示す変化値を検知する変化値検知部と、前記粉体収容部の一端に配置され、前記粉体収容部の外部へ前記粉体を供給する経路における異常の有無を、前記変化値に基づいて検知する異常検知部と、前記変化値に基づいて、前記粉体収容部に収容された前記粉体の残量を検知する粉体残量検知部と、を含み、前記駆動部は、前記変化値検知部の近傍に前記粉体を移動させるように前記粉体移動部を駆動させ、前記異常検知部は、前記変化値検知部の近傍に前記粉体が移動している間に検知された前記変化値に基づいて前記経路における異常の有無を検知し、前記粉体残量検知部は、前記粉体が前記変化値検知部の近傍に移動された状態における前記変化値に基づいて前記残量を検知することを特徴とする。
本発明によれば、容器内の粉体の残量を精度よく検知することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概要構成図。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の概要構成図。 本発明の実施形態に係るトナーボトルの構成を示す図。 本発明の実施形態に係るトナーボトルの構成を示す図。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示すハードウェアブロック図。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を示す機能ブロック図。 本発明の実施形態に係るトナー残量を検知する機能の構成を示す機能ブロック図。 本発明の実施形態に係るトナー残量を検知する機能の構成を示す機能ブロック図。 本発明の実施形態に係るトナーの分布態様を示す図。 本発明の実施形態に係るトナーの分布態様を示す図。 本発明の実施形態に係るトナーの分布態様を示す図。 本発明の実施形態に係るトナー残量を検知する際の誤差を説明する図。 本発明の実施形態に係るひずみセンサ出力とトナーボトルの回転時間との関係を説明する図。 本発明の実施形態に係るトナー残量を検知する処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施形態に係るトナー残量を検知する際の誤差を説明する図。 本発明の実施形態に係るトナー残量を検知する処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施形態に係るトナーボトルの他の構成を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。本実施形態においては、電子写真方式で画像形成出力を実行する画像形成装置において、感光体上に形成された静電潜像を現像する現像器に、粉体の現像剤であるトナーを供給するトナーボトル内におけるトナーの残量を検知する粉体残量検知方法について説明する。また、本実施形態では、画像形成装置1として、モノクロ機を例に挙げて説明を行うが、本発明は、C(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(キープレート)の各色のトナーを用いてカラー印刷を行う画像形成装置についても同様に適用することができる。
図1および図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す図である。画像形成装置1は、給紙テーブル105、画像形成部であるプリントエンジン106、および、原稿を読み取るスキャナユニット102、ディスプレイパネル104を含む。給紙テーブル105には、紙やOHPフィルム等の印刷媒体Pが収納されている。印刷媒体Pは呼出ローラ62によって給紙された後、プリントエンジン106へ搬送される。
プリントエンジン106は、像担持体、潜像担持体としての感光体10、書込装置47、帯電装置11、現像装置12、転写装置13、クリーニング装置14、および、定着装置22を含む画像形成部として機能する。帯電装置11は、回転駆動する感光体10の表面を一様に帯電する。書込装置47は、感光体10にレーザー光を照射して、感光体10の表面に静電潜像を形成する。
現像装置12は、現像ローラ81によって感光体10の表面にトナーを付着させ、感光体10の表面に形成された静電潜像を可視像化する。転写装置13は、転写ベルト17を備えており、この転写ベルト17は、転写位置Bで感光体10の周面に押し当てられている。
レジストローラ21を通過した印刷媒体Pは、転写位置Bへ送り込まれる。転写装置13によって感光体10上のトナー像が転写位置Bへ送り込まれた印刷媒体Pに転写されて、印刷媒体Pの表面にトナー像が担持される。クリーニング装置14は、転写後の感光体10の表面に残留したトナーを除去し、除電ランプ9によって感光体10上の残留電位を除去する。
定着装置22は、加熱ローラ30と加圧ローラ32とを有し、トナー像が担持された印刷媒体Pに熱および圧力を加え、印刷媒体Pにトナー像を定着する。その後、印刷媒体Pは、排紙ローラ35により排紙トレイ107上に排出され、そこにスタックされる。
一方、印刷媒体Pの両面に画像を形成する場合、排出分岐爪34によって印刷媒体Pは、反転路43に搬送される。その後、搬送ローラ66を逆回転させることによって、印刷媒体Pは、再搬送路44を介してレジストローラ21に搬送される。そして、印刷媒体Pのトナー像が担持されていない面にも、これまで説明したようにトナー像が転写される。
画像形成装置1においては、感光体10、帯電装置11、現像装置12、および、クリーニング装置14は、図1に示すようにプロセスカートリッジ80として一体に構成されている。現像装置12は、現像ローラ81、トナーを含む現像剤の層の厚みを制御するためのドクターブレード6、現像剤を撹拌搬送するスクリュー82、83を含む。クリーニング装置14は、クリーニングブレード8を含む。除電ランプ9は、クリーニングブレード8で感光体表面を清掃したあとに感光体10上の残留電位を除去する。
プロセスカートリッジ80は、画像形成装置1の前後方向に渡されたレール91に従って装置手前側にスライドさせることによって、開口部80aから取り外すことができる。
また、画像形成装置1は、プロセスカートリッジ80に供給するためのトナーが充填されたトナーボトル201を含む。トナーボトル201は、開口部20aから引き出すことによって画像形成装置1から取り外すことができ、トナーが充填された交換用のトナーボトルを開口部20aから挿入することによって交換することができる。
次に、図3および図4を参照して、本実施形態に係る粉体収容部であるトナーボトル201の構成について説明する。図3に示すように、トナーボトル201は、突起部211、供給口212を含む。突起部211は、トナーボトル201の長手方向における螺旋状に設けられている。突起部211の突出方向はトナーボトル201の内壁面、すなわち、トナーが充填されている側である。つまり突起部211は、トナーボトル201の内壁面を長手方向における螺旋状に突出させて形成されている。なお、突起部211が形成されている位置に対応するトナーボトル201の外壁面は突起部211の形状に合わせて内側に凹んでいる。
また、図4に示すように、トナーボトル201の長手方向の一端側の外周には、ギア203が形成されている。トナー供給部202にトナーボトル201を装着すると、トナー供給部202に設けられた駆動モータ250とトナーボトル201が組み合わる状態になる。この状態において、ボトル駆動部121を駆動させると、駆動モータ250が回転し、駆動モータ250の回転に応じてトナーボトル201が長手方向の軸を中心として回転する。
トナーボトル201を回転させると、突起部211によってトナーは撹拌されながら、突起部211に沿ってトナーボトル201の内部を移動する。すでに説明したとおり、突起部211はトナーボトル201の長手方向において螺旋状に形成されているので、トナーもトナーボトル201の内側を螺旋状に移動する。
したがって、突起部211は、トナーボトル201の内部空間においてトナーの分布が変化するようにトナーを移動させる粉体移動部として機能する。トナーが供給口212に向かって移動するトナーボトル201の回転方向を供給方向とし、トナーが供給口212から離れるように移動するトナーボトル201の回転方向を逆方向として、以後の説明を行う。
トナーボトル201内を供給方向へと移動したトナーは、供給口212の内部を通過するように設けられた搬送ノズル222内の搬送スクリュー225によって現像装置12へ送られる。このようにしてトナーボトル201から現像装置12へとトナーが供給される。
ひずみセンサ204は、供給口212と対向するトナーボトル201の長手方向の一端において、トナーボトル201を支持する支持部に設けられている。本実施形態では、ひずみセンサ204の出力値に基づいてトナーボトル201の重量を計測し、計測したトナーボトル201の重量に基づいてトナーボトル201内におけるトナー残量を検知する。
なお、ひずみセンサ204は、ダイアフロムからなるボトル支え205に、ピエゾ素子などの抵抗がブリッジ回路を形成して配置されることよって構成されてもよい。このような構成からなるひずみセンサ204は、ボトル支え205の位置が変化することでピエゾ素子に応力が加わって抵抗値が変化し、ブリッジ回路における中点電位変動を検知して、トナーボトル201内の重量の変化を検知することができる。
次に本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成について図5を参照して説明する。図5に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)51、RAM(Random Access Memory)52、ROM(Read Only Memory)53、HDD(Hard Disk Drive)54、および、I/F55がバス58を介して接続されている。また、I/F55には、LCD(Liquid Crystal Display)56および操作部57が接続されている。
CPU51は演算手段であり、画像形成装置1全体の動作を制御する。RAM52は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU51が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM53は、読み出し専用の不揮発性の記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD54は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラムなどが格納される。
I/F55は、バス58と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD56は、ユーザが画像形成装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部57は、キーボードやマウスなど、ユーザが画像形成装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM53に格納されたプログラムや、HDD54もしくは光学ディスクなどの記憶媒体からRAM52にロードされたプログラムに従ってCPU51が演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像形成装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成について、図6を参照して説明する。図6に示すように、画像形成装置1は、コントローラ100、ADF(Auto Document Feeder:原稿自動搬送装置)101、スキャナユニット102、排紙トレイ103、ディスプレイパネル104、給紙テーブル105、プリントエンジン106、排紙トレイ107、および、ネットワークI/F108を有する。
また、コントローラ100は、主制御部110、エンジン制御部120、画像処理部130、操作表示制御部140および入出力制御部150を含む。図6に示すように、画像形成装置1は、スキャナユニット102、プリントエンジン106を有する複合機として構成されている。なお、図6においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。
ディスプレイパネル104は、画像形成装置1の状態を視覚的に表示する表示部であるとともに、タッチパネルとしてユーザが画像形成装置1を直接操作し、もしくは、画像形成装置1に対して情報を入力する際の入力部でもある。すなわち、ディスプレイパネル104は、ユーザによる操作を受けるための画像を表示する機能を含む。ディスプレイパネル104は、図5に示すLCD56および操作部57によって実現される。したがって、ディスプレイパネル104は操作表示部として機能する。
ネットワークI/F108は、画像形成装置1がネットワークを介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。ネットワークI/F108は、TCP/IPプロトコルによる通信が可能である。また、ネットワークI/F108は、画像形成装置1がファクシミリとして機能する際に、ファクシミリ送信を実行するためのインタフェースとしても機能する。そのため、ネットワークI/F108は、電話回線にも接続されている。ネットワークI/F108は、図5に示すI/F55によって実現される。
コントローラ100は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM53や不揮発性メモリ、ならびに、HDD54や光学ディスクなどの不揮発性の記憶媒体に格納されたプログラムが、RAM52などの揮発性メモリ(以下、メモリ)にロードされ、CPU51がそのプログラムに従って演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ100が構成される。コントローラ100は、画像形成装置1全体を制御する制御部として機能する。
主制御部110は、コントローラ100に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ100の各部に命令を与える。エンジン制御部120は、プリントエンジン106やスキャナユニット102などを制御する、もしくは、駆動する駆動手段としての役割を担う。画像処理部130は、主制御部110の制御に従い、印刷出力すべき画像情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、画像形成部であるプリントエンジン106が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。
また、画像処理部130は、スキャナユニット102から入力される撮像データを処理し、画像データを生成する。この画像データとは、スキャナ動作の結果物として画像形成装置1の記憶領域に格納され、もしくは、ネットワークI/F108を介して他の情報処理端末や記憶装置に送信される情報である。
操作表示制御部140は、ディスプレイパネル104に情報表示を行い、もしくは、ディスプレイパネル104を介して入力された情報を主制御部110に通知する。入出力制御部150は、ネットワークI/F108を介して入力される情報を主制御部110に入力する。また、主制御部110は、入出力制御部150を制御し、ネットワークI/F108およびネットワークを介してネットワークに接続された他の機器にアクセスする。
操作表示制御部140は、ソフトキーをディスプレイパネル104に表示するための情報である配置情報をHDD54から参照し、ディスプレイパネル104を介して入力された情報とともに主制御部110に通知する。
画像形成装置1がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部150がネットワークI/F108を介して印刷ジョブを受信する。入出力制御部150は、受信した印刷ジョブを主制御部110に転送する。主制御部110は、印刷ジョブを受信すると、画像処理部130を制御して印刷ジョブに含まれる文書情報もしくは画像情報に基づいて描画情報(描画データ)を生成させる。
画像処理部130によって描画情報が生成されると、エンジン制御部120は、プリントエンジン106を制御し、上記生成された描画情報に基づき、給紙テーブル105から搬送される用紙に対して画像形成を実行させる。すなわち、画像処理部130、エンジン制御部120およびプリントエンジン106が画像形成出力部として機能する。プリントエンジン106によって画像形成が施された文書は排紙トレイ107に排紙される。
画像形成装置1がスキャナとして動作する場合は、ユーザによるディスプレイパネル104の操作もしくはネットワークI/F108を介して他の端末から入力されるスキャン実行指示に応じて、操作表示制御部140もしくは入出力制御部150が主制御部110にスキャン実行信号を転送する。主制御部110は、受信したスキャン実行信号に基づき、エンジン制御部120を制御する。
エンジン制御部120は、ADF101を駆動し、ADF101にセットされた撮像対象原稿をスキャナユニット102に搬送する。また、エンジン制御部120は、スキャナユニット102を駆動し、ADF101から搬送される原稿を撮像する。また、ADF101に原稿がセットされておらず、スキャナユニット102に直接原稿がセットされた場合、スキャナユニット102は、エンジン制御部120の制御に従い、セットされた原稿を撮像する。すなわち、スキャナユニット102が撮像部として動作するとともに、エンジン制御部120が、読取制御部として機能する。
撮像動作においては、スキャナユニット102に含まれるCIS(Contact Image Sensor)やCCD(charge−coupled device)などの撮像素子が原稿を光学的に走査し、光学情報に基づいて生成された撮像情報が生成される。エンジン制御部120は、スキャナユニット102が生成した撮像情報を画像処理部130に転送する。画像処理部130は、主制御部110の制御に従い、エンジン制御部120から受信した撮像情報に基づき画像情報を生成する。
画像処理部130が生成した画像情報は主制御部110が取得し、主制御部110がHDD54などの画像形成装置1に装着された記憶媒体に保存する。すなわち、スキャナユニット102、エンジン制御部120および画像処理部130が連動して、画像入力部として機能する。画像処理部130によって生成された画像情報は、ユーザの指示に応じてそのままHDD54等に格納されもしくは入出力制御部150およびネットワークI/F108を介して外部の装置に送信される。
また、画像形成装置1が複写機として動作する場合は、エンジン制御部120がスキャナユニット102から受信した撮像情報もしくは画像処理部130が生成した画像情報に基づき、画像処理部130が描画情報を生成する。その描画情報に基づいてプリンタ動作の場合と同様に、エンジン制御部120がプリントエンジン106を駆動する。なお、描画情報と撮像情報との情報形式が同一である場合は、撮像情報をそのまま描画情報として用いることも可能である。
このような構成において、画像形成装置1は、ひずみセンサ204の出力値に基づいてトナーボトル201内のトナー残量を検知する。次に本実施形態において、トナーボトル201内のトナー残量を検知する機能について図7および図8を参照して説明する。
図7は、本実施形態に係るトナーボトル201内のトナー残量を検知する機能を示す機能ブロック図である。図7に示すように、本実施形態においては、主制御部110およびエンジン制御部120が協働して、トナーボトル201内のトナー残量を検知する。
図7に示すように、主制御部110は、時間計測部111、回転制御部112、トナー残量検知部113を含む。また、エンジン制御部120は、ボトル駆動部121を含む。時間計測部111は、画像形成装置1の動作状況に応じて、所定のタイミングからの経過時間を測定する。
回転制御部112は、ボトル駆動部121に駆動モータ250を動作させるための命令情報を送信する。ボトル駆動部121は、駆動モータ250を駆動させることによって、トナーボトル201を回転駆動させる。トナー残量検知部113は、主制御部110に入力される画像形成装置1の動作に関する情報に基づいてトナーボトル201内のトナーの残量を検知する粉体残量検知部である。
以下、トナー残量検知部113の内部構成について、図8を参照して説明する。トナー残量検知部113は、ひずみ値検知部1131、トナー残量予測部1132、トナー残量算出部1133、異常検知部1134を含む。
ひずみ値検知部1131は、トナーボトル201を支持するボトル支え205の位置がトナーボトル201の重量に応じて上下方向に、すなわち、図4の矢印Vが示す方向に変化することによってひずみセンサ204が出力する値(以後、「ひずみ値」とする)を検知する。したがって、ひずみ値検知部1131は、トナーボトル201の位置変化を示す変化値であるひずみ値を検知する変化値検知部として機能する。
トナー残量予測部1132は、画像形成装置1において画像形成出力される描画情報の画素数に基づいてトナーボトル201内のトナー残量の予測値を算出する粉体残量予測部として機能する。トナー残量算出部1133は、ひずみ値とトナー残量との関係を示すデータテーブルもしくは、ひずみ値とトナー残量との関係を表す数式を有し、ひずみ値に基づいてトナーボトル201内のトナー残量を算出する。
異常検知部1134は、トナーボトル201の回転駆動によってトナーが移動する際のひずみ値の変化に基づいて、トナーボトル201から現像装置12にトナーが供給される間にトナーが通過する経路において異常が発生しているか否かを検知する。すなわち、異常検知部1134は、トナーが移動する際のひずみ値の変化に基づいて、供給口212から搬送ノズル222、そして搬送スクリュー225によって現像装置12に至るまでの間におけるトナー詰まりの有無などを検知する。
このような構成において、本実施形態においては、トナーボトル201を回転駆動させることによってトナーボトル201内のトナー分布を制御した上で、トナー残量を検知する。図9から図11は、本実施形態に係るトナーボトル201内のトナーの分布態様を示す図である。図9から図11においては、トナーボトル201内のトナーを網掛けされた領域で示している。
図9に示すトナーボトル201内では、ひずみセンサ204付近に集中してトナーが分布している。図10に示すトナーボトル201内では、供給口212付近に集中してトナーが分布している。図11に示すトナーボトル201内では、トナーボトル201の長手方向中央付近にトナーが集中して分布している。
トナーボトル201内のトナーは、供給口212を通過して現像装置12に供給される。そのため、トナーボトル201からプロセスカートリッジ80にトナーが供給された直後のトナーボトル201内においては、図10に示すように供給口212付近に集中してトナーが分布する。これは、トナーボトル201が回転駆動することによって、突起部211に沿ってトナーが供給口212の方向に移動するためである。
図12は、図9および図10に示したそれぞれのトナー分布におけるひずみ値に基づいてトナー残量を検知する際の誤差について説明する図である。図12においては、図9のトナー分布におけるひずみセンサ204の出力特性について曲線Aで示し、図10のトナー分布におけるひずみセンサ204の出力特性について曲線Bで示している。
図12では、トナーボトル201内のトナー残量が少ない場合にひずみセンサ204で検知したひずみ値を領域P1において示している。図9のトナー分布では、トナーボトル201内のトナー残量に関わらず、トナー残量に応じてひずみ値が検知されるため、曲線Aはリニアな曲線となる。
一方で、図10のトナー分布では、トナー残量が少ない場合には、実際のトナー残量に対応するひずみ値と異なるひずみセンサ204の出力値が検知されるため、曲線Bはリニアな曲線とはならない。このように、図10のトナー分布の状態のままでは、トナーボトル201内のトナー残量を、精度よく検知することができない。
そこで、本実施形態では、トナーボトル201内のトナー残量を検知する際に、図9に示すように、ひずみセンサ204付近にトナーが分布するように、トナーを移動させてからトナー残量を検知する。トナーボトル201を逆方向に回転駆動させることによって、供給口212付近に集中して分布しているトナーをひずみセンサ204付近に移動させることができる。
次に、図13を参照して、トナーボトル201の回転駆動によってトナーが移動する際のひずみ値の変化について説明する。図13は、本実施形態に係るひずみセンサ204が出力するひずみ値とトナーボトル201の回転時間との関係を説明する図である。
ひずみセンサ期待値Hは、前回検知したトナー残量と画像形成出力された画像の画素数に基づいて算出されたトナーの消費量とに基づいて算出されたひずみ値を縦軸(Y軸)、トナーボトル201の回転時間(t)を横軸(X軸)としてプロットしたものである。なお、「t=A」のときに、トナーがひずみセンサ204まで移動し、ひずみ値が安定する。
ひずみセンサ期待値範囲J1およびJ2は、画像形成出力された画像の濃度および画像形成装置1の動作状況に基づいて定めたひずみセンサ期待値Hからの上限値および下限値を、それぞれ、ひずみ値を縦軸(Y軸)、トナーボトル201の回転時間(t)を横軸(X軸)としてプロットしたものである。
異常検知部1134は、「t=P2」、「t=P3」、「t=P4」、「t=P5」のタイミングでひずみ値を取得する。そして、異常検知部1134は、取得したひずみ値がひずみセンサ期待値範囲J1からひずみセンサ期待値範囲J2の範囲内に該当しない場合には、トナーボトル201から現像装置12にトナーが供給される間にトナーが通過する経路における異常の発生を検知する。
次に、図14を参照して、本実施形態に係るトナーボトル201内のトナー残量を検知する処理の流れについて説明する。図14は、本実施形態に係るトナーボトル201内のトナー残量を検知する処理の流れを示すフローチャートである。
なお、トナーボトル201から現像装置12へのトナーが供給されたとき、大量の画像形成出力の実行後、ユーザがディスプレイパネル104からトナー残量検知を行うための操作を行ったとき、あらかじめ定められた任意の周期、などをトリガーとして本処理が開始される。
まず、異常検知部1134は、画像形成出力された画像の画素数に関する情報を主制御部110から取得し、前回検知したトナーボトル201内のトナー残量と取得した画像数に関する情報とに基づいて、図13に示すようにひずみセンサ期待値H、ひずみセンサ期待値範囲J1およびひずみセンサ期待値範囲J2を算出する(S1401)。
次に、回転制御部112は、ボトル駆動部121に対して、トナーボトル201を逆回転させるように駆動モータ250を駆動させる命令情報を送信し、ボトル駆動部121は、命令情報に従って駆動モータ250を駆動させる(S1402)。
時間計測部111は、駆動モータ250の駆動が開始されるタイミングから経過した時間の計測を開始する(S1403)。時間計測部111は、駆動モータ250が駆動されることによってトナーボトル201が回転駆動し、トナーが移動する時間を計測する。
トナーボトル201が回転駆動しはじめると、ひずみ値検知部1131は、ひずみセンサ204によって検知されたひずみ値Mnを取得する(S1404)。異常検知部1134は、S1404で取得したひずみ値Mnがひずみセンサ期待値範囲J1からひずみセンサ期待値範囲J2の範囲内に該当するか否かを判定する(S1405)。
S1404で取得したひずみ値Mnがひずみセンサ期待値範囲J1からひずみセンサ期待値範囲J2の範囲内に該当する場合(S1405/Yes)、トナー残量検知部113は、ひずみ値検知部1131がN回にわたってひずみ値Mnを取得したか否かを判定し(S1406)、ひずみ値MnがN回取得されていない場合(S1406/No)には、S1404から再度処理を実行する。
S1404で取得したひずみ値Mnがひずみセンサ期待値範囲J1からひずみセンサ期待値範囲J2の範囲内に該当しない場合(S1405/No)、異常検知部1134は、トナーボトル201から現像装置12にトナーが供給される間にトナーが通過する経路における異常の発生を検知する(S1407)。
異常検知部1134によって異常が検知されると、主制御部110は、トナーボトル201から現像装置12にトナーが供給される間にトナーが通過する経路における異常を検知したことを画像形成装置1のユーザに対して通知し(S1408)、S1409の処理ステップに進む。
回転制御部112は、時間計測部111による計測時間が所定の時間t1を経過する(S1409/Yes)と、ボトル駆動部121に対して駆動モータ250の駆動を停止させる命令情報を送信する。ボトル駆動部121は、回転制御部112からの命令情報に従って駆動モータ250を停止させる(S1410)。
なお、時間t1は、トナーがひずみセンサ204付近に移動するために必要な時間であって、トナー残量に応じた値を示すデータテーブルが予め時間計測部111に保持されている。S1403において、時間計測部111は、前回のトナー残量の値に基づいて、トナーボトル201内をトナーが移動する時間に相当する所定の時間t1を決定して時間計測を行う。
駆動モータ250が停止すると、ひずみ値検知部1131は、ひずみセンサ204によって検知されたひずみ値S1を取得する(S1411)。トナー残量算出部1133は、S1411で取得したひずみ値S1に基づいてトナーボトル201内のトナー残量を算出する(S1412)。
トナー残量算出部1133は、ひずみ値とトナー残量との関係を示すデータテーブルを有している。そのため、S1412の処理においてトナー残量算出部1133は、S1411で取得したひずみ値S1に対応したトナー残量をデータテーブルから抽出する。
トナー残量算出部1133によってトナー残量が算出されると、時間計測部111は、時間計測を終了し(S1413)、主制御部110は本処理を終了する。なお、主制御部110は、S1412で算出されたトナーボトル201内のトナー残量が所定の量よりも少なくなっている場合、ディスプレイパネル104を介してユーザに通知するための画面を表示させる処理を実行してもよい。
以上説明したように、本実施形態においてはトナーボトル201内のトナー残量を精度よく検知するために、トナーをひずみセンサ204付近に移動させてからひずみ値を取得し、トナー残量を算出する。また、トナー残量の検知とともに、トナーボトル201から現像装置12へのトナーの供給経路における異常を検知する。
従来の画像形成装置では、トナー残量の検知後にトナーの供給経路における異常の有無を検知していた。そのため、本実施形態では、異常発生時における画像形成装置1を利用するための待機時間を少なくすることができる。
このように、本実施形態においては、トナーボトル201内のトナーをひずみセンサ204の付近に集中して分布させたのちにひずみ値を検知することによって、トナーボトル201内のトナー残量を検知する。しかし、図15に示すように、画像形成装置1の動作状況によっては、ひずみセンサ204が検知するひずみ値に誤差が生じることがある。
他の画像形成装置においては、描画情報の画素数に基づいてトナー残量を算出しているものがある。図15において、符号Dにて示すグラフは、描画情報の画素数に基づいて予測された画像形成装置1のトナー残量、符号Eにて示すグラフは、描画情報の画素数に基づいて予測された画像形成装置1のトナー残量の最小値、符号Fにて示すグラフは、描画情報の画素数に基づいて予測された画像形成装置1のトナー残量の最大値、それぞれについて、印刷枚数の増加に伴う変化の傾向を示す。
画像形成装置1においては、印刷の濃度や印刷枚数によっては、同じ描画情報を用いて印刷を行った場合であってもトナーの消費量が変動する。そこで、本実施形態においては、ひずみ値に基づいて算出されたトナー残量が画像形成装置1において印刷される描画情報の画素数に基づいて予測されたトナー残量の最大値から最小値までの範囲(以後、「予測範囲」と記載する)内であるか否かを判定する。このようにすることによって、ひずみセンサ204が検知したひずみ値が異常値であるか否かを判定し、より精度を高めてトナーボトル201内のトナー残量を検知する。
以後、図16を参照して、ひずみ値に基づいて算出されたトナー残量と、画像形成装置1において印刷される描画情報の画素数に基づいて決定されたトナー残量の予測範囲Gとを比較してトナーボトル201内のトナー残量を検知する処理の流れについて説明する。図16において、図14と同じ処理を行う箇所については、同じ符号を付し、重複する説明を省略する。すなわち、図16に示すフローチャートのS1401からS1410までの処理は、図14において既に同じ符号を用いて説明した処理と同様である。
すなわち、トナーボトル201が、所定の時間t1に相当するまで逆方向に回転駆動されたのち、ボトル駆動部121によって駆動モータ250が停止される(S1401〜S1410)。続いて、ひずみ値検知部1131が、ひずみセンサ204によってひずみ値S2を取得する(S1601)。
トナー残量算出部1133は、ひずみ値S2に基づいてトナー残量を算出する(S1602)。トナー残量検知部113は、トナー残量予測部1132において画像形成装置1が印刷済みの描画情報の画素数、印刷枚数、印刷濃度などの情報に基づいて決定されたトナー残量の予測範囲GにS1602で算出したトナー残量の値が該当するか否かを判定する(S1603)。
S1602で算出したトナー残量の値がS1601までに印刷出力された描画情報の画素数に基づいて決定されたトナー残量の予測範囲G内である場合(S1603/Yes)、トナー残量検知部113は、トナー残量予測部1132において決定されたトナー残量をS1602で算出したトナー残量の値に置き換え(S1611)、置き換えた値をトナー残量として検知する。このようにすることで、トナー残量予測部1132において、精度を高めたトナー残量の予測を行うことができるようになる。
S1602で算出したトナー残量の値がS1601までに印刷出力された描画情報の画素数に基づいて決定されたトナー残量の予測範囲G内にない場合(S1603/No)、ひずみ値検知部1131は、ひずみセンサ204によってひずみ値S3を検知し(S1604)、トナー残量算出部1133は、ひずみ値S3に基づいてトナー残量を算出する(S1605)。
S1605で算出したトナー残量の値がS1601までに印刷出力された描画情報の画素数に基づいて決定されたトナー残量の予測範囲G内である場合(S1606/Yes)、トナー残量検知部113は、トナー残量予測部1132において決定されたトナー残量をS1605で算出したトナー残量の値に置き換え(S1611)、置き換えた値をトナー残量として検知する。
S1605で算出したトナー残量の値がS1601までに印刷出力された描画情報の画素数に基づいて決定されたトナー残量の予測範囲G内にない場合(S1606/No)、回転制御部112は、トナーボトル201を供給方向に回転する制御を行う。
具体的に、回転制御部112は、トナーボトル201を所定の時間t2のあいだ、供給方向に回転させる命令情報をボトル駆動部121に送信し、ボトル駆動部121は所定の時間t2のあいだトナーボトル201が逆回転するように駆動モータ250を駆動させる(S1607)。
所定の時間t2については、S1605で算出したトナー残量の値と、描画情報の画素数に基づいて決定されたトナー残量の予測範囲Gに基づいて、トナーボトル201内をトナーが移動する時間に相当する時間を時間t5として用いてもよい。
所定の時間t2のあいだ、トナーボトル201を供給方向に回転させ、駆動モータ250が停止すると、ひずみ値検知部1131は、ひずみセンサ204によってひずみ値S4を取得する(S1608)。
トナー残量算出部1133は、ひずみ値S4に基づいてトナー残量を算出する(S1609)。S1609で算出したトナー残量の値がS1601までに印刷出力された描画情報の画素数に基づいて決定されたトナー残量の予測範囲G内である場合(S1610/Yes)、トナー残量検知部113は、トナー残量予測部1132において決定されたトナー残量をS1609で算出したトナー残量の値に置き換える補正を行い(S1611)、トナー残量を検知する。
なお、S1611の処理において、トナー残量検知部113は、S1609で算出したトナー残量の値をトナー残量予測部1132において決定されたトナー残量の値に置き換えることなく、トナー残量補正値として保存してもよい。また、S1611の処理を実行せずに、ひずみセンサ204の異常検知のみを行う構成であってもよい。
S1609で算出したトナー残量の値がS1601までに印刷出力された描画情報の画素数に基づいて決定されたトナー残量の予測範囲G内にない場合(S1610/No)、主制御部110は、ひずみセンサ204に異常が生じていると判定し、異常が発生していることを示すエラー通知を行う(S1612)。このとき、主制御部110は、センサ異常検知部として機能する。また、主制御部110は、ディスプレイパネル104に通知画面を表示するなどしてエラー通知を行ってもよい。
S1611またはS1612の処理が実行されると、時間計測部111は、時間の計測を終了し(S1613)、主制御部110は、本処理を終了する。なお、トナー残量予測部1132が、トナー残量に応じて任意の範囲を設定するためのデータテーブルを有する場合、前回のトナー残量の値によってトナー残量の予測範囲Gを任意の値の範囲に設定する構成であってもよい。
また、トナー残量検知部113は、トナー残量が所定の値よりも少なくなった場合、トナー残量予測部1132が予測する予測範囲Gにおける中間値をトナー残量として用いてもよい。さらに、主制御部110は、S1612でエラー通知を行った後、トナー残量予測部1132によって決定される値をトナー残量として用いてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置においては、トナーボトル内のトナーの分布を一定の状態に制御してトナー残量を検知する粉体残量検知装置を搭載し、トナー残量を検知する。このようにすることで、トナーボトル内のトナー残量を精度よく検知することができ、さらには、トナー残量を検知するためのセンサに異常が発生しているか否かを検知することも可能である。
なお、本実施形態に係るトナーボトル201は、内壁面に突起部211を有するトナーボトルを例に説明を行ったが、図17に示すように、突起部211の代わりとして内部にスクリュー機構213を有するトナーボトル201に対しても本発明を適用することができる。
スクリュー機構213は、トナー供給部202に装着されると、駆動モータ250と係合し、駆動モータ250の駆動に従って回転駆動する。そして、トナーボトル201の内部空間にあるトナーは、スクリュー機構213の回転駆動によって、トナーの分布が変化する。したがって、スクリュー機構213は、トナーボトル201を回転駆動させることなく、トナーボトル201内のトナーを移動させることによって分布状態を変化させる粉体移動部として機能する。
1 画像形成装置
6 ドクターブレード
8 クリーニングブレード
9 除電ランプ
10 感光体
11 帯電装置
12 現像装置
13 転写装置
14 クリーニング装置
17 転写ベルト
20a 開口部
21 レジストローラ
22 定着装置
30 加熱ローラ
32 加圧ローラ
34 排出分岐爪
35 排紙ローラ
43 反転路
44 再搬送路
47 書込み装置
51 CPU
52 RAM
53 ROM
54 HDD
55 I/F
56 LCD
57 操作部
58 バス
62 呼出ローラ
66 搬送ローラ
80 プロセスカートリッジ
80a 開口部
81 現像ローラ
82、83 スクリュー
91 レール
100 コントローラ
102 スキャナユニット
103 排紙トレイ
104 ディスプレイパネル
105 給紙テーブル
106 プリントエンジン
107 排紙トレイ
108 ネットワークI/F
110 主制御部
111 時間計測部
112 回転制御部
113 トナー残量検知部
120 エンジン制御部
121 ボトル駆動部
130 画像処理部
140 操作表示制御部
150 入出力制御部
201 トナーボトル
202 トナー供給部
203 ギア
204 ひずみセンサ
205 ボトル支え
211 突起部
212 供給口
213 スクリュー機構
250 駆動モータ
1131 ひずみ値検知部
1132 トナー残量予測部
1133 トナー残量算出部
1134 異常検知部
特開2004−286793号公報

Claims (9)

  1. 粉体が収容された粉体収容部の内部空間において当該粉体の分布を変化させる粉体移動部と、
    前記粉体移動部を駆動させる駆動部と、
    前記粉体収容部の位置変化を示す変化値を検知する変化値検知部と、
    前記粉体収容部の一端に配置され、前記粉体収容部の外部へ前記粉体を供給する経路における異常の有無を、前記変化値に基づいて検知する異常検知部と、
    前記変化値に基づいて、前記粉体収容部に収容された前記粉体の残量を検知する粉体残量検知部と、
    を含み、
    前記駆動部は、
    前記変化値検知部の近傍に前記粉体を移動させるように前記粉体移動部を駆動させ、
    前記異常検知部は、
    前記変化値検知部の近傍に前記粉体が移動している間に検知された前記変化値に基づいて前記経路における異常の有無を検知し、
    前記粉体残量検知部は、
    前記粉体が前記変化値検知部の近傍に移動された状態における前記変化値に基づいて前記残量を検知する
    ことを特徴とする粉体残量検知装置。
  2. 前記異常検知部は、
    前記変化値が、前記粉体収容部に収容された前記粉体の量に基づいて定められた所定の範囲であるか否かによって前記経路における異常の有無を検知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の粉体残量検知装置。
  3. 画像形成出力される描画情報に基づいて粉体である現像剤によって現像を行い画像形成出力を実行する画像形成装置であって、
    前記粉体が収容された粉体収容部の内部空間において当該粉体の分布を変化させる粉体移動部と、
    前記粉体移動部を駆動させる駆動部と、
    前記粉体収容部の位置変化を示す変化値を検知する変化値検知部と、
    前記粉体収容部の一端に配置され、前記粉体収容部の外部へ前記粉体を供給する経路における異常の有無を、前記変化値に基づいて検知する異常検知部と、
    前記変化値に基づいて前記粉体収容部に収容された前記粉体の残量を検知する粉体残量検知部と、
    を含み、
    前記駆動部は、
    前記変化値検知部の近傍に前記粉体を移動させるように前記粉体移動部を駆動させ、
    前記異常検知部は、
    前記変化値検知部の近傍に前記粉体が移動している間に検知された前記変化値に基づいて前記経路における異常の有無を検知し、
    前記粉体残量検知部は、前記粉体が前記変化値検知部の近傍に移動された状態における前記変化値に基づいて前記残量を検知することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記異常検知部は、
    前記描画情報の画素数および前記画像形成装置の動作状況に基づいて所定の範囲を定め、前記粉体が前記変化値検知部に移動している間に検知された前記変化値が前記所定の範囲であるか否かによって前記経路における異常の有無を検知する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記描画情報の画素数および前記画像形成装置の動作状況に基づいて前記残量の予測値を算出する粉体残量予測部と、
    前記予測値の最大および最小の範囲である予測範囲および前記変化値に基づいて前記変化値検知部に異常が発生していることを検知するセンサ異常検知部と、
    を含む請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記粉体残量検知部は、
    前記予測範囲内の前記変化値が検知された場合に、当該変化値によって前記予測値を補正して前記残量を検知することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記センサ異常検知部は、
    前記予測範囲外の前記変化値が所定の回数にわたって検知された場合に前記変化値検知部に異常が発生していると判定することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記異常検知部は、
    前記画像形成出力の実行後に前記経路おける異常の有無を検知することを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 画像形成出力される描画情報に基づいて現像剤などの粉体によって現像を行い画像形成出力を実行する画像形成装置において前記粉体の残量を検知する粉体残量検知方法であって、
    前記粉体が収容された粉体収容部の内部空間において当該粉体の分布を変化させ、
    前記粉体収容部の位置変化を示す変化値を検知し、
    前記粉体収容部の一端に配置され、前記粉体収容部の外部へ前記粉体を供給する経路における異常の有無を、前記変化値を検知する変化値検知部の近傍に前記粉体が移動している間に検知された前記変化値に基づいて検知し、
    前記粉体が前記変化値を検知する変化値検知部の近傍に移動された状態における前記変化値に基づいて前記残量を検知することを特徴とする粉体残量検知方法。
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