JP2019146912A - 洗濯機 - Google Patents

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啓太 丹羽
Keita Niwa
啓太 丹羽
琢磨 小室
Takuma Komuro
琢磨 小室
恭雄 池田
Yasuo Ikeda
恭雄 池田
久野 功二
Koji Kuno
功二 久野
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Abstract

【課題】水槽の内壁や回転槽の外壁を清潔にすることができる洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機は、外箱と、外箱内に設けられた底部を有する円筒状の水槽と、水槽内部に回転可能に設けられた回転槽と、を備える。水槽は、当該水槽の内面を当該水槽の径方向の外側へ向かって窪ませて形成されるとともに底部から上方に向かって延びる窪み部と、窪み部を覆うカバー部材と、を含んで構成された循環流路を有している。循環流路は、循環流路の内部と外部とを連通する流入口及び吐出口を有し、前記水槽に水を貯留した状態で前記回転が回転することに伴って前記流入口から前記循環流路に流入した水を前記吐出口から吐出させることが可能である。吐出口は、回転槽の上端よりも下側に設けられている。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
近年、洗濯機の分野においては、清潔志向の高まりから、汚れを落とすだけではなく、目に見えない細菌などまできれいに洗濯したいというニーズが高まっており、例えば水槽及び回転槽の洗浄機能を備えたものが登場している。このような洗濯機として、例えば水槽の内壁に水流をかく乱する部材を設けたものがある。これによれば、洗濯運転の際に、回転槽の回転によって水槽内の水に乱れが生じ、その水の乱れによって回転槽の外壁や水槽の内壁に付着した洗剤かす等のカビの元となる物質を除去することができる。
しかしながら、洗剤かす等は、水に浮き易いことから水面付近にたまり易い。一方で、洗濯運転における水位は、洗濯物の量によって変化するため、洗濯運転ごとに変化する可能性がある。そのため、高い水位で洗濯運転が行われて、洗剤かす等がその高い水位の水面付近における回転槽の外壁や水槽の内壁に付着してしまった場合、その後、しばらくその高い水位で洗濯運転が行われないと、洗濯運転の水が、回転槽の外壁や水槽の内壁に付着した洗剤かす等まで届かないことになる。すると、回転槽の外壁や水槽の内壁に付着した洗剤かす等が除去されずに残ってしまう。そして、回転槽の外壁や水槽の内壁に付着した洗剤かす等が乾燥してこびりついてしまうと、更に除去が難くなり、衛生的でない。
特開2004−305476号公報
本発明が解決しようとする課題は、水槽の内壁や回転槽の外壁を清潔にすることができる洗濯機を提供することにある。
実施形態の洗濯機は、外箱と、前記外箱内に設けられた底部を有する円筒状の水槽と、前期水槽内部に回転可能に設けられた回転槽を備え、前記水槽は、当該水槽の内周面を当該水槽の径方向の外側へ向かって窪ませて形成されるとともに前記底部から上方に向かって延びる窪み部と、前記窪み部を覆うカバー部材と、を含んで構成された循環流路を有し、前記循環流路は、前記循環流路の内部と外部を連通する流入口、及び吐出口を有し、前記吐出口を前記回転槽の上端より下側に設ける。
第1実施形態による縦型洗濯乾燥機の概略構成を示す縦断面図 第1実施形態による循環流路の概略構造を示す縦断面図 第1実施形態による外箱と水槽とを示す水平断面図 第1実施形態による外箱と水槽の窪み部付近の水平断面図 第1実施形態における水槽の概略構成を示す展開図 第1実施形態における洗濯運転の制御内容を示すフローチャート 第2実施形態における水槽の概略構成を示す展開図 第3実施形態における水槽の概略構成を示す展開図 第4実施形態における水槽の概略構成を示す展開図 第4実施形態における吐出口と部材カバーの概略構造を示す縦断面図 第4実施形態における吐出口と部材カバーの概略構造を示す縦断面図 第5実施形態における水槽の概略構成を示す展開図 第6実施形態における水槽の概略構成を示す展開図 第6実施形態における水槽の概略構成を示す展開図 第7実施形態における水槽の概略構成を示す展開図 第8実施形態における水槽の概略構成を示す展開図 第8実施形態における循環流路の概略構造を示す縦断面図
以下、複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
第1実施形態による縦型洗濯乾燥機について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る洗濯機10の縦断側面図である。洗濯機10は、外箱11、トップカバー12、水槽13、回転槽14、モータ15、注水装置16、排水装置17、及び制御装置18を備えている。外箱11は、例えばステンレス鋼板等によって矩形の中空箱状に形成されており、洗濯機10の外郭を構成している。
トップカバー12は、外箱11の上部に設けられている。トップカバー12は、洗濯物出入口121と蓋122とを備えている。蓋122は、洗濯物出入口121を開閉可能に設けられている。ユーザは、蓋122を開いた状態で洗濯物出入口121を通して洗濯物を回転槽14内に投入し、回転槽14から取り出す。
水槽13は、上方が開口した有底円筒状に形成されており、内部に水を貯留することができる。水槽13は、例えばプラスティックなどの合成樹脂を用いて形成されている。
回転槽14は、洗濯物を収容可能な有底円筒状に形成されており、水槽13の内部において回転可能に設けられている。回転槽14は、洗濯物を洗う洗い行程、及び洗濯物をすすぐすすぎ行程における洗濯槽として機能する。また、回転槽14は、洗濯物を脱水する脱水行程における脱水槽としても機能する。
モータ15は、水槽13の下部の中央部にあって水槽13の底面外側に設けられている。モータ15は、回転槽14に接続されており、回転槽14を正方向及び逆方向に回転させる。
注水装置16は、例えば水道などの外部の水源から供給される水を、水槽13内に注水するための装置である。注水装置16は、外箱11内にあって、例えば、水槽13の左右一方寄りの上部に設けられている。注水装置16は、注水弁161、注水ケース162、及び注水ホース163を備えている。注水弁161は、電磁駆動式の開閉弁であり、図示しない水道などの外部の水源に接続されている。注水弁161は、外部の水源から、注水装置16を介して水槽13内に至る注水経路を開閉する。
排水装置17は、水槽13内に貯留された水を、洗濯機10の機外へ排出するための装置である。排水装置17は、排水弁171と排水管172とを含んで構成されている。排水管172は、水槽13の底部に設けられており、水槽13の内部と外部とを接続している。排水弁171は、電磁駆動式の開閉弁である。排水弁171は、排水管172の途中部分に設けられており、水槽13と外部とを接続する排水経路を開閉する。
水槽13は、図1から図5に示すように窪み部30とカバー部材31を有している。窪み部30は、水槽13の内周面を水槽13の径方向の外側に向かって溝状に窪ませるように形成されている。窪み部30は、上下方向に延びている。窪み部30の上下方向の長さは、図2又は図5に示す水槽13の円周部の展開図のように、水槽13の底から水槽13の上端までの高さの5分の4程度である。窪み部30の下端は、水槽13の底面と同じ高さである。窪み部30の上端は、洗濯運転で設定可能な最高水位より高い。
図2等に示すように、カバー部材31は、窪み部30を覆うことで循環流路32を形成する。本実施形態において、カバー部材31は、水槽13に取り付けることで窪み部30を覆っている。カバー部材31は、図5に示すように、流入口40と吐出口50を有している。流入口40は、カバー部材31の下部に設けられている。吐出口50はカバー部材31の上部に設けられている。吐出口50は流入口40より上部に設けられている。
ここで、図5においては、水槽13に対する回転槽14の上端の位置を二点鎖線Hで示している。吐出口50は、回転槽14の上端の位置Hよりも低い位置に設けられている。また、窪み部30の深さを窪み部深さDと称する。窪み部深さDは、図2に示すように、窪み部30が、水槽13の円筒形状の内周面から水槽13の径方向の外側へ向かって窪んでいる深さ寸法である。
カバー部材31の厚さは、窪み部深さDよりも薄く形成されている。本実施形態において、カバー部材31の材質は、水槽13と同様に例えばプラスティックなどの樹脂で形成されている。なお、カバー部材31の材質は、上記したものに限られず、例えば金属など水槽13とは別の材質で形成してもよい。また、樹脂で形成されたカバー部材31の一部に、金属などの別の材質を用いてもよい。
図3は、洗濯機10を水平面で切断した場合の外箱11及び水槽13を示している。窪み部30は、外箱11の角部Cへ向かって突出するように形成されている。この場合、角部Cは、外箱11を平面視した場合における矩形状の4つの各頂点部分を意味する。すなわち、窪み部30は、外箱11の角部Cと水槽13の径方向の中心Pと結んだ線L1上に設けられている。換言すれば、窪み部30は、外箱11の対向する角部Cを結ぶ対角線L1上に設けられている。また、窪み部30は、注水ホース162の下など、汚れやすい部分の近くに配置してもよい。
図1に示すように、制御装置18はトップカバー12の前方裏側に設けられており、モータ15や注水弁161、排水弁171などを制御することで、図6に示すように、洗濯工程、すすぎ工程、脱水工程、及び乾燥工程の一連の工程を行う。また、本実施形態において、制御装置18は、すすぎ工程と脱水工程との間に槽洗浄工程を行う。なお、槽洗浄工程のタイミングや回数は、上述したものに限られず、洗い工程の後に行っても良い。
しかしながら、一連の工程に乾燥工程が含まれる場合には、乾燥工程の前に槽洗浄工程を行うことが好ましい。これは、次のような理由によるものである。すなわち、水槽13や回転槽14に付着した汚れが乾燥工程によって乾燥されると、その汚れは、水槽13や回転槽14により強固に付着して剥がれ難くなってしまう。そこで、本実施形態では、乾燥工程の前に槽洗浄工程を行う。これにより、水槽13や回転槽14に付着した汚れが乾燥工程によって乾燥して、水槽13や回転槽14により強固に付着して剥がれ難くなってしまうことを抑制することができる。その結果、本実施形態によれば、水槽13や回転槽14に付着した汚れがまだ湿っている状態つまり汚れが落ちやすい状態で槽洗浄工程を実行するため、槽洗浄工程の効果をより効率良く発揮させることができる。
槽洗浄工程において、制御装置18は、水槽13内にすすぎ水等の水をためた状態で回転槽14を回転させる。これにより、水槽13内の水がかき回わされる。なお、本実施形態においては、槽洗浄工程でかき回される水つまり槽洗浄工程時に水槽13内に貯留されている水を、洗浄用水と称する。なお、洗浄用水は、例えばすすぎ工程で使用されるすすぎ水や洗濯工程で使用される洗濯水であっても良いし、例えば水道水に槽洗浄工程用の洗剤やオゾン、除菌剤等の機能性物質を溶解させた水であっても良い。
ここで、一般的な洗濯機に用いられる水槽は、有底円筒状であり、円筒内壁面に循環流路がなく、なめらかな面をしている。水槽内に洗浄用水を貯留した状態で回転槽が回転することで、水槽の内壁に沿って回転槽の回転方向と同じ向きに回転する回転水流が生じる。このとき、回転槽及び回転水流の回転方向は、洗濯機を上面から見て時計回りとしている。この回転水流によって、水槽の内壁や回転槽の外壁などが洗浄される。
槽洗浄工程における回転槽の回転速度は、洗濯工程時の最大回転速度以上であり、脱水工程時の最大回転速度以下に設定されている。槽洗浄工程における回転水流には遠心力が作用している。遠心力が作用した回転水流は、水槽の内壁に押し付けられ、水槽の内壁に沿って持ち上げられる。これにより、槽洗浄工程開始前の水面すなわち回転槽の回転していないときの水面より高い部分に、洗浄用水を届かせることが可能となる。回転槽の回転速度が増大するほど、洗浄用水が到達する高さも高くなる。したがって、槽洗浄工程時に洗浄用水が到達する高さつまり洗浄用水を持ち上げる高さは、回転槽の回転速度を調整することによって、 洗濯運転時に設定可能な最高水位以上の高さにすることも可能である。
ここで、回転槽の回転によって持ち上げられた洗浄用水は、水槽の上部に行くにつれて持ち上げられる水量が少なくなり、最終的に、水槽の内壁に沿って回転する水膜となる。この場合、水膜となった洗浄用水は、高い位置になるほど持ち上げられる水量が少なくなって薄い水膜になる。ここで、水槽と回転槽との間には隙間がある。この場合、洗浄用水の水膜がこの水槽と回転槽との隙間よりも薄くなると、回転槽の外壁に洗浄用水が当たり難くなる。したがって、洗浄用水の水膜が薄くなりやすい水槽の上部では、水槽の上部付近の回転槽の外壁に洗浄用水が当たる機会が少なくなり易い。
これに対し、本願の洗濯機10は循環流路32を備えている。これによれば、循環流路32は、槽洗浄工程時の洗浄用水を流入口40から取り込む。取り込まれた洗浄用水は、循環流路32の内壁にそって持ち上げられる。持ち上げられた洗浄用水は、循環流路の吐出口50まで到達し、さらに後続の洗浄用水によって押し出され、吐出口50から吐出する。
吐出口50は水槽13の底面から上端までの4分の3程度の高さに設けられており、さらに回転槽14側へ向いている。このため、洗浄用水は、吐出口50から回転槽14側に向かって吐出して回転槽14の外壁に当り、回転槽14の外壁を洗浄する。このように、本実施形態の洗濯機10は、回転水流だけでは洗浄用水の当たる機会の少ない回転槽14の上部の外壁に対して、効果的に洗浄用水を当てることができ、その結果、回転槽14の外壁に付着した洗剤かすなどを効果的に洗浄することができる。
ここで、近年の洗濯機は、コンパクト化と大容量化を両立させるために、外箱のサイズを抑えつつ、水槽及び回転槽のサイズを大きくする傾向にあるため、水槽と外箱との隙間が小さくなり易い。この場合、水槽13から径方向の外側へ突出する窪み部30を水槽13に設けると、水槽13が例えば脱水工程等の振動で揺れた場合に、窪み部30が外箱11に接触し易くなるという問題がある。この場合、窪み部30が外箱11に接触することを防ぐためには、水槽13と外箱11との隙間を大きくする、つまり、水槽13を小さくするか、又は外箱11を大きくすることが考えられる。しかしながら、水槽13を小さくするか、又は外箱11を大きくすることは、大容量化やコンパクト化といったユーザニーズに反する。
これに対し、本実施形態において、窪み部30は、外箱11の角部Cと水槽13の径方向の中心Pとを結んだ線L1上に設けられている。外箱11は矩形であり、窪み部30は円形であるため、外箱11の角部C付近では水槽13との隙間が外箱11の直線部と水槽13との隙間と比べ、広い。その外箱11の角部C付近と水槽13との隙間部分に窪み部30を設ける。これにより、水槽13を小さくし又は外箱11を大きくすることなく、窪み部30と外箱11との距離を極力大きく確保することで、水槽13が振動した場合であっても窪み部30が外箱11に接触することを抑制することができる。その結果、洗濯機10は、コンパクト化及び大容量化に反することなく、窪み部30を備えることができる。
図4に示すように、流入口40が設けられている位置において、窪み部30と水槽13の円周部との接続部分、すなわち、窪み部30と水槽13の円周部との境界部分を接続部A、Bとする。また、接続部Aを角の頂点とし、窪み部30と接続部Aでの水槽13の円周部との接線T1とがなす角度を角度αとする。そして、接続部Bを角の頂点とし、窪み部30と接続点Bでの水槽13の円周部との接線T2とがなす角度を角度βとする。この場合、槽洗浄工程における回転水流が流れる方向を基準とすると、角度αと角度βとのうち、回転水流の流れ方向に対して手前側つまり上流側に位置する角度βは、回転水流の流れ方向に対して奥側つまり下流側に位置する角度αよりも大きい。これにより、回転水流による洗浄用水を、流入口40から循環流路32内へスムーズに呼び込むことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図7を参照しながら説明する。本実施形態の構成は、窪み部30、カバー部材31、流入口40及び、吐出口50以外、第1実施形態と同様とする。水槽13は、図7に示すように、2つの窪み部30と、窪み部30と同数のカバー部材31と、を有しており、循環流路32が2つある構成である。
本実施形態において、水槽13は、窪み部30及びカバー部材31をそれぞれ2つずつ有するので、循環流路32を2つ有している。循環流路32はそれぞれ1つずつ流入口40及び吐出口50を有している。したがって、水槽13全体としては、2つの吐出口50を有している。本実施形態では、2つある窪み部30の上端の位置が異なっている。2つの窪み部30のうち、上端の位置が低い方の窪み部30を窪み部301と称し、上端の位置が高い方の窪み部30を窪み部302と称する。この場合、窪み部301の上端の位置は、水槽13の底面から上端までの高さの5分の3程度である。また、窪み部30のうち上端の高さが高い方の窪み部302は、第1実施形態と同様に水槽13の底面から上端までの高さの5分の4程度の位置に設けられている。
ここで、窪み部301に対応するカバー部材31をカバー部材311と称し、窪み部302に対応するカバー部材31をカバー部材312と称する。また、窪み部301とカバー部材311で構成される循環流路32を循環流路321と称し、窪み部302とカバー部材311で構成される循環流路32を循環流路322と称する。吐出口50の形状は第1実施形態と同様とする。吐出口50において、カバー部材311に設けられたものを吐出口501と称し、カバー部材312に設けられたものを吐出口502と称する。吐出口501は、吐出口502に比べ低い位置に設けられている。
ここで、洗剤かすなどは、水に浮きやすく、洗濯を行った水位の水面付近に多くつきやすい。しかし、洗濯を行う水位は洗濯毎に同じとは限らない。例えば、回転槽14の上端付近まで水面が及ばないような低い水位で洗濯を行った場合、水面位置も低くなる。洗濯を行う水面位置が低くなると洗剤かすなども水面位置に追従し、低い位置に付着する。そうなると、回転槽14の上端付近の吐出口502から吐出した洗浄用水は、洗剤かす等が付着している低い位置に直接あたり難く、あまり効果的な槽洗浄を行うことができない。
そこで、本実施形態では、水槽13は、異なる高さ位置に設けられた少なくとも2つの吐出口501、502を有している。この場合、吐出口501と吐出口502の高さ位置が異なるので、槽洗浄工程において、吐出口501、502から吐出した洗浄用水は、回転槽14の外壁に対してそれぞれ異なる箇所に当たる。これにより、吐出口502より低い位置に設けられた吐出口501があれば低い水位で洗濯を行った場合でも吐出口502だけで槽洗浄を行うより洗剤かすなどを洗浄することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について図8を参照しながら説明する。本実施形態の構成は、カバー部材31、流入口40及び、吐出口50以外、第1実施形態と同様とする。本実施形態において、カバー部材31は、それぞれ高さが異なる2つの吐出口50を有している。この場合、2つの吐出口50のうち低い位置にある吐出口50を吐出口503と称し、高い位置にある吐出口50を吐出口504と称する。以上説明した実施形態においても第2実施形態と同様の効果を有する。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について図9〜図11を参照しながら説明する。本実施形態の構成は、窪み部30、カバー部材31、流入口40及び、吐出口50以外、第1実施形態と同様とする。水槽13は、図9に示すように2つの窪み部30と、窪み部30と同数のカバー部材31と、を有しており、循環流路32が2つある構成である。
本実施形態において、水槽13は、窪み部30、カバー部材31を2つ有するので循環流路32を2つ有している。循環流路32は、それぞれ1つずつ流入口40及び吐出口50を有している。本実施形態では、窪み部30の上端は、水槽13の底面から上端までの4分の3程度の位置に設けられている。この場合、水槽13は、2つの吐出口50を有している。これら2つの吐出口50を、吐出口505、506と称する。
吐出口505、506は、水槽13の底面から上端までの3分の2程度の高さに設けられている。本実施形態における吐出口505は、図10に示すカバー部材31の縦断側面図のように、水平にカバー部材31を貫いている。吐出口506は、図11に示すカバー部材31の縦断側面図のように、斜めにカバー部材31を貫いている。吐出口506は、循環流路32側から回転槽14側にかけて上向きである。
この実施形態においても、第2実施形態と同様の効果を有する。
更に、吐出口505、506は、回転槽14側からみた高さ位置が同じであっても向きが異なる。すなわち、吐出口505は、循環流路32側から水槽13側へ水平方向を向いているが、吐出口506は、循環流路32側から水槽13側へ斜め上方を向いている。このため、吐出口506は、吐出口505と同じ高さ位置に設けられていても、吐出口505よりも高い位置に向けて洗浄用水を吐出することができる。
つまり、本実施形態の吐出口506は、窪み部30及びカバー部材31の上端、換言すれば循環流路32の上端よりも高い位置に向けて、洗浄用水を吐出することができる。したがって、吐出口506を有する循環流路32の上下方向の長さ寸法を抑えつつ、つまり窪み部30の高さを低く抑えつつ、循環流路32の上端を超えた高い位置に洗浄用水を当てることができる。そして、このように、窪み部30の上下方向の寸法を極力小さくして窪み部30が占めるスペースを抑えることで、外箱11内のスペースを節約することができる。その結果、窪み部30を設けることによる洗濯機10全体の大型化を抑制することができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について図12を参照しながら説明する。本実施形態の構成は、窪み部30、カバー部材31、流入口40及び、吐出口50以外、第1実施形態と同様とする。水槽13は図12に示すように2つの窪み部30と窪み部30と同数のカバー部材31を有しており、循環流路32が2つある。さらに、それぞれのカバー部材31に2つの吐出口が設けられている。したがって、本実施形態の場合、水槽13は、合計4つの吐出口を有する。
本実施形態において、水槽13は、窪み部30、カバー部材31を2つ有するので循環流路32を2つ有している。循環流路32はそれぞれ流入口40を1つ、吐出口502つを有しており、水槽13は、4つの吐出口50を有する。4つの吐出口50のうち、位置の低いものから順に吐出口507、508、509、510と称する。
上述したように、洗剤かすは、水面付近にたまりやすい。そして、洗濯を行うときの水面の位置は、おおよそ水量によって決定する。この場合、仮に洗濯機10が洗濯物の重量によって20L、30L、40L、50Lと使用水量を決定するものであれば、水面位置はおおよそ4箇所になる。使用水量が20Lのときの水面位置をL20とし、30Lのときの水面位置をL30とし、40Lのときの水面位置をL40とし、50Lのときの水面位置をL50とする。それら4つの水面位置では洗剤かすがたまりやすくなる。
一方、本実施形態では、水槽13は、水面高さL20、L30、L40、及びL50ごとに対応した吐出口50を有している。すなわち、洗濯工程時に設定可能な水位がL20、L30、L40、及びL50の4段階である場合、水槽13は、最低の設定水位L20と、回転槽14の上端位置Hとの間であって、隣接する2つの設定水位間に少なくとも1つの吐出口50を有している。
本実施形態の場合、吐出口507は、最低の設定水位L20と設定水位L30との間の高さ位置に設けられている。吐出口508は、設定水位L30と設定水位L40との間の高さ位置に設けられている。吐出口509は、設定水位L40と設定水位L50との間の高さ位置に設けられている。そして、吐出口509は、設定水位L40と回転槽14の上端位置Hとの間の高さ位置に設けられている。これによれば、どの水量で洗濯工程が行われた場合であっても、その水量の水面の高さ近くの回転槽14の外壁に洗浄用水をあてることができるため、水面付近に付着した汚れを効率良く洗浄することができる。
(第6実施形態)
第6実施形態について図13を参照しながら説明する。本実施形態の構成は、カバー部材31、流入口40及び、吐出口50以外、第1実施形態と同様とする。本実施形態において、吐出口50は、図13に示すように、カバー部材31の上端に設けられた半円状の切り欠きによって構成されている。これにより、水槽13は、第1実施形態とは異なる形状の吐出口511を有する。
これによれば、カバー部材31の上端に吐出口511があるので、循環流路32を上ってきた洗浄用水の勢いを損ねにくい。よって、吐出口50を吐出口511のような形状にすることで、洗浄用水を勢いよく吐出させることができる。したがって、回転槽14の外壁に洗浄用水を強くあてることができ、その結果、洗剤かすなどを更に効率良く
洗い落とすことができる。
そのほかに吐出口50の形状として上げられるものに、図14に示す吐出口512,513、514のような形状がある。縦方向に細い形状の吐出口512であれば、縦に広い範囲に洗浄用水を吐出することができる。吐出口が集まっている吐出口513であれば、洗浄用水をシャワーのように吐出することができる。大きく開いた吐出口514であれば、多量の洗浄用水で洗い流すように洗浄を行うことができる。また、これらの吐出口50をカバー部材31に複数設けて利用してもよい。
(第7実施形態)
第7実施形態について図15を参照しながら説明する。本実施形態の構成は、窪み部30、カバー部材31、流入口40及び、吐出口50以外、第1実施形態と同様とする。水槽13は、図15に示すように2つの窪み部30と、窪み部30と同数のカバー部材31を有している。したがって、水槽13は、循環流路32を2つ有している。さらに、それぞれのカバー部材31に2つの吐出口50が設けられている。したがって、水槽13は、合計4つの吐出口50を有する。
本実施形態において、水槽13は、窪み部30、カバー部材31を2つ有するので循環流路32を2つ有している。循環流路32は、それぞれ流入口40を1つ、吐出口502つを有している。4つの吐出口50のうち、位置の低いものから順に吐出口515、516、517、518と称する。各吐出口50の開口面積は、高い位置にあるものほど小さくなっている。つまり、開口面積の大きい順番に吐出口515、516、517、518となる。
吐出口50の開口面積が大きいほど、吐出する水の勢いは弱い。逆に、吐出口50の開口面積が小さいほど、吐出する水の勢いは強くなる。本実施形態においては吐出する水の勢いの強さは、強い順番に吐出口518、517、516、515となる。これは吐出口50のある位置を高い順番に並べたものと同じである。つまり、本実施形態では吐出口50のある位置の高いものほど吐出する水の勢いが強くなるようになっている。
本実施形態のように高い位置にある吐出口50の開口面積ほど小さくすることで、洗剤かすなどを落とす機会が少ない回転槽14の高い位置の外壁を低い位置に比べ、強力に洗浄することができる。また、吐出口515、516、517、518を設ける位置を第5実施形態のように洗濯を行うときの水面の位置にあわせてもよい。
(第8実施形態)
第8実施形態について図16、17を参照しながら説明する。本実施形態の構成は、窪み部30、カバー部材31、流入口40及び、吐出口50以外、第1実施形態と同様とする。本実施形態において、図16に示すように窪み部30、カバー部材31の幅は水槽13の上方にいくにつれて細くなっている。また、図17に示すように窪み部30の窪み部深さDが回転槽14の上方に行くにしたがって浅くなっている。つまり、本実施形態の循環流路32は、回転槽の上方に行くにしたがって、水平方向に切断したときの循環流路32の断面積が小さくなっている。
循環流路32の水平方向の断面積が上方にいくにつれて小さくなると、槽洗浄工程において、洗浄用水が循環流路32を上っていくと循環水路32が狭くなっていくので洗浄用水が集中し、水圧が高まる。そして水圧が高まると、勢いよく洗浄用水を吐出することができ、回転槽14を強力に洗浄することができる。
また、循環流路32の水平方向の断面積を小さくする場合は、窪み部の幅か窪み部深さDのどちらかだけを変えてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれる内容と同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
図面中、10は洗濯機、11は外箱、12はトップカバー、121は洗濯物出入口、122は蓋、13は水槽、14は回転槽、15はモータ、16は注水機構、161は注水弁、162は注水ケース、163は注水ホース、17は排水機構、171は排水弁、172は排水管、18は制御装置、30、301、302は窪み部、31、311、312はカバー部材、32、321、322は循環流路、40は流入口、50、501〜518は吐出口、を示す。

Claims (8)

  1. 外箱と、
    前記外箱内に設けられた底部を有する円筒状の水槽と、
    前記水槽内部に回転可能に設けられた回転槽と、
    を備え、
    前記水槽は、当該水槽の内面を当該水槽の径方向の外側へ向かって窪ませて形成されるとともに前記底部から上方に向かって延びる窪み部と、前記窪み部を覆うカバー部材と、を含んで構成された循環流路を有し、
    前記循環流路は、前記循環流路の内部と外部とを連通する流入口及び吐出口を有し、前記水槽に水を貯留した状態で前記回転が回転することに伴って前記流入口から前記循環流路に流入した水を前記吐出口から吐出させることが可能であり、
    前記吐出口は、前記回転槽の上端よりも下側に設けられている洗濯機。
  2. 前記水槽は、少なくとも2つの前記吐出口を有し、
    各前記吐出口の少なくとも1つの前記吐出口は、他の前記吐出口と高さまたは向きのうち少なくとも一方が異なる、
    請求項1に記載の洗濯機
  3. 前記回転槽の回転速度を変化させることで前記吐出口から吐出される水の勢い又は前記回転槽に対して前記吐出口から吐出された水が当たる位置を変更可能である、
    請求項1に記載の洗濯機
  4. 前記水槽は、少なくとも2つの前記吐出口を有し、
    各前記吐出口のうち少なくとも1つの前記吐出口は、他の前記吐出口と異なる形状である、
    請求項1に記載の洗濯機。
  5. 前記循環流路を水平方向に切断した場合の断面積は、上方ほど小さく設定されている、
    請求項1に記載の洗濯機。
  6. 前記流入口において、前記窪み部と前記水槽の円筒部との接続部で成す角が90度以上である、
    請求項1に記載の洗濯機。
  7. 前記外箱は、矩形の容器状に形成されており、
    前記窪み部は、前記外箱の角部と前記水槽の中心とを結ぶ線上に設けられている、
    請求項1に記載の洗濯機。
  8. 各前記吐出口は、上方に設けられた前記吐出口ほど開口面積が小さく設定されている、
    請求項3に記載の洗濯機。
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